SDから昔かいた小説出てきた

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39以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 20:35:40.58 ID:baiQHf1L0
 少しでも変な動きがあれば研究員達は子供をここに泊めたりはしなかっただろう。研究員でなくても治安部隊が許可を下ろさない。
 すべては黒幕の思惑通りに進んでいると言っていいだろう。
 日本の様に治安が良くないのは知識が知っているというより体が知っていると言った方がいいくらい治安が悪いことは自覚している。
ここに来てのハメの外しは安全の裏返しというものが存在しない限り不可能だろう。
 今回のバックは大物だと言っていたことから、国のトップがテロリストに後ろ盾していると推測して良いだろう。
40以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 20:36:27.02 ID:baiQHf1L0

 彼はこの時を以て本気で世界をぶっ壊したいと思った。

 良く小説やドラマで復讐というテーマを見る。二時間サスペンスなら人を殺しても捕まっていない相手を、殺された遺族や想い人が犯人に復讐する、という内容だ。
 彼は「そんなことあるわけない」と思う人だった。「復讐の為に人生棒に振るうなんて僕には出来ない」と考えている奴だ。「最近の警察を舐めてはいけないよ。人を殺したら絶対に足が付く」なんて思ってる奴だ。
 そんな彼が自分の身がどうなってもいいから目の前の状況を変えたい、と思うとは考えてもいなかっただろうが、そんな考えても見なかった、という事さえ忘れ、ただ、復讐心が募る。











うわー育ちの悪さと語録の少なさが滲み出る・・・ラノベだな・・・
41以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 20:37:07.37 ID:baiQHf1L0
 怒りを覚え、憤りを感じ、殺意を決した。
 この時、彼は心の底から、胃の下の内臓から、背中から込み上げる、今まで感じたことの無い感覚に襲われていた。
 そんな体中の毛穴が開き、体中の毛が逆立つ感覚を覚えている時にトイレのドアが開かれた。
 絶対に落としてはいけない繊細なガラスで出来た遺産とも言える物を運んでる最中に、
本当に落としてしまった時のような、今までに味わったことの無い驚愕と過失の感覚に強烈に心と体が襲われる。
心臓が一瞬、本当に止まった。
42以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 20:37:47.85 ID:baiQHf1L0
 某国民的アニメ作成会社のキャラクターの毛が逆立つシーンを一瞬味わった感覚に近い。
体に電気ではない電撃が走る感覚を長時間感じる。といっても、時間にするとものの数秒である。一瞬の関電ではない。痺れが続く感覚。
 一瞬で人生でもなかなかお目にかかることが出来ない、感じることのない感覚を彼は感じていた。この感覚は言葉では伝えきれないな。





ジブリのことかー!
43以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 20:38:19.28 ID:Mm+DIed70
表現がくどすぎます
44以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 20:38:39.59 ID:baiQHf1L0
 簡易トイレだが海外なので洋式である。その便器に座ったまま目の前にいる人に英語で答えようとするが出来ない。
 鍵をかけると外から中に誰かいると使用中の表示でばれるので鍵はかけていなかった。
そして目の前に立ってるのは武装した『ブルーアース』の構成員ではなくて彼女だった。
 これが彼女との出会い。
 全く、傍から見たらなんと間抜けな場面だろう。
 彼女は「早く逃げて」と日本語で話しかけてきた。いや、ただ流れのままに音を口から事務的に発しただけだ。
 その時、彼らの耳に音が聞こえてきた。飛行機のエンジンの音。彼は流れのままに外に出る。考えるとか、そんなことを状況がさせてくれない。
 艦上戦闘機。空母から発進できる戦闘機だ。機体が見えて戦闘機のエンジンの音が聞こえる。つまり戦闘機は音速を超えて飛行はしていない。
45以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 20:40:09.28 ID:baiQHf1L0
 その直後だった。
 発電所がまるでハリウッド映画の爆発シーンを見ているような光景に包まれた。
 スローモーションで発電所が赤い炎と黒い煙に徐々に徐々に包まれていく。
 瞬間、彼は襲われた。
 頭が急に鉛を入れたように重くなり、視界が外側から暗くなる。重力に引っ張られるように倒れ込んだ。
鉛のように頭が重い。もっと早く逃げろと教えてくれ、なんて思考さえもさせてくれなかった。
 頭に直接なにか入ってくる。言葉ではそれでしか表現出来ない感覚。化学式満載の英語論文やサイエンスの文字だけの参考書や冊子を直接頭に叩き込まれる感覚。
プログラミング言語のリファレンス本やコマンドプロンプトの画面を直接頭に叩き込まれる感覚。見えないものを「感じて見る」感覚を頭に直接叩き込まれる。
 膨大な知識に意識が頭が混乱する。状況を判断出来ない。目の前では爆発が起きている。自分は踞っている。








SFミステリー小説を書いたつもりらしい。
46以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 20:40:53.30 ID:baiQHf1L0
 彼女は逃げたのだろうか。
 彼女は逃げたのだろうか。
 彼女は逃げたのだろうか。
 そう思考すると、先程感じた感覚はいつの間にか消えていた。体と顔を同時に上げる。
 炎と煙が目の前まで迫っていた。彼女は彼の横に並んで立って見えない発電所を見ている。彼は横目で彼女を確認する。

 二人は炎と煙に巻かれた。

 その時、横目で見ていたのにも関わらず彼女の全体が見えたのは、彼の視覚が広がっていたからだ。

 これが彼女との出会い。

 忘れられない彼女の横顔である。













女の子書いたおぼえマジでない。
47以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 20:42:05.45 ID:baiQHf1L0

 第三章 

 ホロコーストは、第二次世界大戦中にヒトラー率いるナチ政権のドイツ、列びにナチ政権の占領地域において、ユダヤ人などに対して組織的かつ意図的に行われた大量殺戮を指す。
 その真意本質は能力者の根絶やしにある。大量虐殺は目眩ましである。そして能力者は研究対象でもある。しかし、それはお前の世界においての話であり、今現在の世界では説明した通りの大量殺戮だ。
 世界で最初に能力者の存在に気づき、研究を始めたナチスドイツ。しかし、お前がすべての能力者の存在を隠し、ただの大量殺戮に仕立て上げただけだ。いや、本質もユダヤ人の根絶になっている。もっとも「ただの」なんて言い方は良くないな。






短編のあらすじだけを書いたような内容であ10分で終わるかな?
ここから3章になってる、語り手が変わっているみたい。
48以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 20:43:31.49 ID:baiQHf1L0
 
 俺が行ったのは、ナチスドイツによる能力者の発見と研究、大日本帝国軍が太平洋戦争で大敗すると言う事をなかった事にしただけだ。
 過去を変えても未来は簡単には変わらなかったのは……いや、違うな、過程が違うだけで結果が同じだった……いや、それだけの言葉では片付かない。
運命にはあがらえない逆らえない。たったそれだけだ。それだけ、だ。現実には過去は変わってる。
それだけでいい。安易にバタフライ効果なるカオス理論の思考実験を信じただけに過ぎない。 






知識で小説を書くという手法だったみたい。もともと理系だし文学部卒じゃなくて思いっきり機械工学部卒
49以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 20:44:14.85 ID:baiQHf1L0

     凸

 能力者は常識を超える能力を使えるが、細かな世界でものを見るとすべて粒子操作になる。
 電撃使いもいれば水使いもいる。大気使いもいれば金属使いもいる。
 電撃使いは『電子』を操ることで。水使いはH20つまり『水素』と『酸素』を操ることで。
大気使いは厳密には空気の七〇%を占める『窒素』を操ることで。金属使いは『鉄』、『金』などを操ることで、各々、能力を発揮している。
 しかし、能力者達はミクロの世界を把握して原子を操っているわけではない。
 電気使いなら、『電気』というそのもの、固有名詞なる存在自体を把握して自ら操る。水使いは『水』を把握して操る。
つまり水素原子と酸素原子を把握しているわけではなく、感覚的に水そのものを操っている。




頭でっかちなオレは能力を理論的に説明したかったようだ。
50以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 20:44:35.00 ID:qKfjlWk4O
濡れ場がなければ読まない
51以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 20:44:55.90 ID:baiQHf1L0
 能力者は原子を自分の能力で出来る範囲、操ることが出来る。中には分子だけや、電撃使いは電子を制御操作する例外も存在する。
能力は磨けば磨くほど大量の粒子操作や脳を使った演算処理の量も増える。毎日地道に練習すれば慣れていくのと同じ要領である。
 簡単に説明すると、電子の制御出来る量が増える。すると電気の電圧や電流が増え、電力がアップする。
もちろん物質の電子の運動量なども制御できるので物を温めたり冷したり、生活にはとっても便利な能力である。電気使いは。
52以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 20:45:40.26 ID:baiQHf1L0
 金属系は『鉄』などの原子を操り、高温の液体状態にしたり、常温に戻し、個体に戻す事も可能。原子の運動量も制御可能イコール電子の運動量も制御してる解釈になる。
 これは原子の構成物質に電子が含まれるわけであって、電子だけを意識して操っているわけではなく、原子そのもの『鉄』その物を意識して操っている。つまり、『鉄』以外の原子を構成する電子は操ることは出来ない。
 ただ、大量の鉄がいつでもどこでも手にはいるわけないし、ましてや『金』なんて操る者は、操る対象が稀で能力を使う機会なんてものはあるのだろうか?
 能力者が操れる粒子は一種類というわけではない。水使いは『水素』と『酸素』を操れる。もちろんH20だけを操れる能力者もいるだろう。金属使いだっていろいろな種類の金属を操れれるような者は合金だって生成する。
 能力者の操れる量というのは能力者の脳に依存する。つまりたくさん情報を把握して処理できる脳が必要。





人が話したシーンって兵隊さんだけじゃないか・・・?
53以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 20:46:13.06 ID:b6g+C7uU0
美琴くるー?
54以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 20:46:22.19 ID:baiQHf1L0
 その点で自分は優秀な能力者のようで、自然界に大量に存在する原子ならほとんどコントロール可能のようである。
大体、単体原子で構成されるのは金属ばかりであり、ほとんどの化合物は水素や酸素、窒素、炭素原子といった組み合わせが多い。
扱いには簡単に慣れてしまった。ただ、最初は重たい原子、金属の原子は操作が全く出来なかった。
その内に放射性元素まで扱いが可能になるのか。けど、そんな原子を見つけてくるのが大変である。
55以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 20:47:29.38 ID:baiQHf1L0
 しかし、如何なる者でも、限界はある、はずだ。
 電撃使いが雷ほど電圧を持った電撃を自ら作り上げるとしたら何が必要か? 電子だ。電気は電子の流れである。そして流れ着く先である。
 十億ボルト、十万アンペアの雷が都合よく敵に向かうのか? 雷に匹敵する量の電子を制御出来るのか?
 無理だ。
 大気中にビッシリと原子、基、窒素原子や酸素原子があるわけではない。したがって把握して制御処理する空間の広さは地上にいるとして半球円数十キロ強と仮定。
もともと自由電子以外は制御出来ない。雷が発生しそうな積乱雲でも真上に無い限り、雷並の電力を集めて放出するのは不可能と考えるのが定石




>>53
オレも思ったw電撃使いとか御坂さんやないかw
56以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 20:48:09.96 ID:baiQHf1L0
 そしてなにより、電子は負の帯電をしているわけだから正の帯電が多い場所へ向かって流れる。
従って敵は正の帯電を負わなければならない。能力者ならそれくらい出来ると思う……だが……漫画キャラ、アニメキャラ、ちくしょうめ。能力者といえ、
千分の一秒以下で十億ボルト十万アンペアを放出する電力の塊、雷を制御操作なんて神業にも程がありすきる。いくら能力者といえど神にはなれない。

 しかし、あることを、あるものを犠牲にすれば出来なくはない……
57以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 20:49:05.25 ID:baiQHf1L0

     凹

 ドイツだけが能力者の研究していた時は世界中の諜報機関すら能力者の存在に気付かず、
しかも敗戦のおかけでドイツでも記録が消えていたのに、お前がこの時に来たおかげで世界中の諜報機関が能力者の情報を独自に得ている。
日本なんか大戦当時からドイツと同盟関係ある国だから多くの研究結果や能力者まで飼い慣らしている、
とまで言われている。誰が言っているのか知らないが、ドイツは二次大戦中に能力者の存在に気づいてはいない。
 






ここらへんからオレでも良く解らん辻褄あってない気がする。
58以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 20:49:45.69 ID:baiQHf1L0

 第四章

 東京は摩天楼で埋め尽くされる。地上は摩天楼のおかげで直射日光は当たらない。
ただし、ビルの照り返した光は直射日光より紫外線が多い気がするのはなぜだろう。
 上空は規制や規則の多い空港搭乗口と同じ、広いはずの空が見えないほど、いや、見えない狭さが広がる。
 旅客機、ぺリコプター、戦闘機、輸送機、航空法、様々な要因が重なり合い、空は広いように見えて狭い。
空は誰のものでもあり誰のものでもない。領空は国のものであり土地上空は土地所有者の物になる。矛盾だ。そんな世の中だ。
 太平洋戦争並びに第二次世界大戦が終結して六五年たった。今や日本、中国、アメリカ、ヨーロッパ諸国で大きな関係が築かれている。






ここから4章になってる。また語り手が変わってるみたい
59以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 20:50:34.83 ID:baiQHf1L0
 社会の表では、国際連合で、同盟で、条約で、ただの紙切れ一枚で平和が保たれる。
裏では機密機関、諜報機関による情報戦、軍事拡張、新兵器、新システムの開発、他国牽制と経済、技術発展を繰り返す。
 人口二〇〇〇万人、世界一の人口を誇る大都市東京。
 過去は変わっても東京の未来の姿は殆ど変わらなかった。
新宿駅は毎日五〇〇万人以上が利用し、歌舞伎町も夜の街に、秋葉原には萌えや電化製品、電子部品を求め、オタクや外国人が集まる。
 南雲はこの国で育った。彼の先祖は国にとって英雄だ。そして彼女もそんな曽祖父を誇りに思う軍人だった。
60以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 20:51:59.28 ID:baiQHf1L0
 彼女は、ある東南アジアの国で二人の少年と少女、彼と彼女を保護した。
一人は身寄りなしの少年、もう一人は全く詳細不明の少女を保護者として引き取った。
彼はパスポートや身元がわかる者がたくさん残っていたため、帰国準備に苦労はしなかったが、彼女の方は全く詳細不明のため手を焼いた。
 南雲は一言で言えばエリートだ。家柄というものか、国立の大学を卒業後、軍の研究所に入った。
国家が行う研究は専ら兵器開発。彼女はまだ研究所に入りたてだが、高校時代から能力を買われ、研究に協力していた。少年の、彼の親とは面識もあった。





ここらへんからちょっと非現実的すぎるかな、南雲さんは女の人で美人の研究員って位置。多分巨乳
61以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 20:52:39.73 ID:baiQHf1L0
 兵器開発とはいえ、やることといえばデータ整理。大量のデータに踞っているだけだ。
 そんな経験も三年目に突入する頃、彼女は軍のデータベースに忍び込んだ。
ある程度権限を持った研究所のパソコンからの侵入である。軍の機密には触れているけど、中身までは見れない、という痒い位置にあるこの研究所。
手が届きそうで届かない場所からなら機密に踏み込めると思ったのだろう。軽い気持ちでハッキングをかけた。
 彼女は知ってしまった。
62以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 20:53:28.77 ID:baiQHf1L0
 今だからこそ知るべきものであるが、違う時だったら絶対に知ってはいけないものだった。いや、知ることすら出来ないものかもしれない。
 データベース内で一番避けられていて、それでも重要性は高そうでいて、一番異質なタイトルだった。
『          』
 どう見ても戦中の計画だと人目でわかるような計画名であり、なぜ今でも機密になっているのか、他の機密から逸脱しているのか、内容は恐るべきものだった。
 能力者量産の計画だった。





最初から空欄、登場人物の名前が一番厄介だった覚えがある
63以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 20:54:15.09 ID:baiQHf1L0
 まず、『能力者』という時点に現実性を疑うが、軍の機密事項に戦中の計画が残っていることと、
重要で逸脱な情報であることを考慮すれば自然と信じられてしまう。
いくら国の機密とはいえ、ダミーの可能性にしてはダミーにすらなっていない内容であり、
ダミーにすらなっていない内容だからこそ信じるしかない状態を作っている。
 内容は極めてシンプルなものだった。
 能力者の血中には常人には考えられないほどの不純物が混ざっており、
その不純物が当時の研究では、なんなのかすらわからなかった、
ことなど書かれていた。その不純物の量産と血中に投入などが実験の内容であり、
その被験者の中には南雲の曽祖父の名前があった。
64以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 20:54:55.76 ID:baiQHf1L0
 それから三年がたった。
 三年前のあの日からあの計画が頭から離れなかったが、三年もたてば状況は変化する。
大学では研究に没頭し、そして卒業後は例の研究所に所属、データの海に溺れる仕事が楽しいと感じんるのは他人には理解出来ないだろう。
 そんな彼女にとって至福な時間を過ごしている時に山口さん、つまり彼の両親の傍ら、
山口椋子さんに東京本部の総合情報処理センターに呼ばれた。理由は簡単。仕事を手伝ってくれ、だ。
65以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 20:55:36.25 ID:baiQHf1L0
 詳しい内容はこう、「空軍から送られてきた戦闘機の空対地ミサイルの制御プログラムのバグなんだけど……」そうして軍の機密コンピューターに正規法で忍び込む。そこで新たな発見をする。
 ――あの計画の『 』の文字すら見あたらない。
 あるはずの計画がない。
 いや、もう削除されたのか? それとも計画が終了したのか? 考えても答えはでない。正規法で制御プログラムのバグの項にアクセスする。
 現在の機密コンピュータに情報が保存されている項は少ない。
殆どは公開されているし、公開が出来ないのは最先端技術のである、グレードダウンしたものは一般民間企業に売却もするし、逆に民間技術を国が買うこともある。
66以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 20:56:28.29 ID:baiQHf1L0
 機密の情報にも種類があり、計画と軍の最新兵器の機密情報は別れており、例の計画と軍の制御プログラムとでは種類が違うからかもしれない。
 しかし、制御プログラムのバグ修復は、他国軍との機密演習計画の一つであり、例の計画と同類であることには変りない。
 機密にアクセスする場合、まず、国の機密計画ゾーンから次に機密情報へアクセスするという過程が必要であり、計画名がぽつぽつと並んだ項から、
軍の個別機密情報へ移動するわけであるため、例の計画の文字もあるはずだ。なのにない。椋子さんに聞くことは出来ないし、頭の中は疑問が過ぎる。
67以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 20:57:26.13 ID:baiQHf1L0
「この地域における両国の空対地ミサイルの演習で、現地の軍の演習場所の座標計算でエラーが出るんだって、
この時間帯だと他の空母の戦闘機は出払ってたり、整備に回るらしくて。だからこの機体しか使えないから見てくれって。
ついでに専属パイロットは部隊でもエースらしくて、その人に演習は参加させるから」
 いろいろ言いたいことはあったが事情は詮索しても上の人から説明など一切ないのだと割り切り、椋子さんに制御プログラムについて聞いてみる。
「AGMを装備してもコンピュータが認識しないみたい。あと、演習場所には地対空ミサイルでAGMを迎撃するSAMを配置するみたい。両方模擬弾だけど」
 あちらは大丈夫なのですか? と聞いてみると、
「もし、迎撃出来なくても起爆することはないし、迎撃用のSAMは別の所から射出するから問題ないそうよ、目標はただの小屋らしいし」
 座標計算にバグがあるみたいですが、そちらは?
「んー、システム更新パッチに不備があったのかなぁ? 軍人さん自らシステムに手は出さないでしょうし、
更新は私たち研究員が立ちあって私たちがするわけだし? 今回は誘導ではなくて、ロックオンさせて射出でいいわよね」





会話が初めて登場したぞ!
68以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 20:59:04.98 ID:baiQHf1L0
 認識については?
「模擬弾だと認識しないから本物で認識させればいいでしょ? 仮にも演習だし、味が出ると言うことで」
 原因は先月の更新パッチあると言う事で調べることになった。椋子さんは「そのとき調度現地に発電所の建設で出張してるから、
なにかあればすっ飛んでいくよ」などと言ってた。その言葉をもっと早く思い出していれば……。
 バグは見つからなかった。別に座標入力と誤差修正させるよりそのままロックオンさせて射出でいいことになった。
日本主体の演習ではなくてあちらの国の支援だ。特にこちらに問題はない。あの機体だけ不具合が出たのは謎だが。あとであの機体だけシステムデリートすればいい。
 そして、機密演習と発電所完成が迫った二日前。







ここらへん高校生にしてはがんばってるなぁって感じるわ。わざわざ軍事系の参考書読んだ覚えがある。
69以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 20:59:45.43 ID:baiQHf1L0
 南雲所属の研究所から軍機密データベースにアクセスしていた。
 単に戦闘機のプログラムの経過が気になっただけだった。
 この研究所からは正規ルートで侵入出来ないが、大回りをすればそんなに難しくはない。
 そこで、またも、驚愕に目を凝らす。
『          』
 戦中の計画とわかるような、そのまんまの計画名が書かれてあった。
 何故? という思考、感想、感覚しか生まれてこない。
 憶測や推測、仮定などはいくらでもできる。答えは見つかるはずがない。
 正規にデータデースアクセスでは知られないようになっているのか?
 不正アクセスだから? やはりダミーの情報なのか? それにしても不自然すぎる。
 この研究所からのアクセスだから? でもこの研究所からでは正規アクセスは出来ない。
それだけの権限はない。本部のデータベースコンピューターを自ら操作すればいし、本部の権限つきコンピュータからアクセスるすればいい。
70以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 21:00:26.57 ID:baiQHf1L0
 どうなっている?
 それしか己の情報では解釈出来ない。
 とりあえず、例の計画を三年ぶりに見てみる。
 三年前に見たこともないものがそこにはあった。
「覚醒の時と時間」「四世代における」「危機と覚醒」「衝撃と効力」「――高校」
 意味がわからない。
 視覚には情報は広がるが、断片的な情報しか脳が処理しない。頭に入らない。
 理解しようと整理する。
 四世代目に置いて血の覚醒と能力の覚醒、爆発的な能力の覚醒を促すために危機的状況を作り出すこと、らしい。
 四世代……南雲も曾祖父から四世代目である。つまり南雲は能力者予備軍で危機的状況下に無理やりに負われ、能力を覚醒させられるわけなのか?
 視覚からまたも衝撃の情報が脳に伝達される。
 ミサイルの在庫の情報操作の内容。ミサイル制御プログラムの改ざんによる実弾の使用数と在庫数の誤差修正。












ここらへんオレも全く覚えてない設定が次々と出てきてオレにもワケワカメ
71以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 21:01:07.15 ID:baiQHf1L0
 攻撃目標のバクにおけるミサイル射出情報の改ざん。模擬弾の認識不可を起こす内容。
 南雲は実験名簿を再び確認する。名簿に記されている人物の苗字が浮き上がって目に吸い込まれる。
そして何かに気づいたように、すぐ発電所建設における派遣研究員の名簿を研究員のデータベースにアクセスして照らし合わせる。
「嘘でっ……しょ……?」
 南雲の声が書かれたのはこれが初めてであるが、それは画面を見ながら独言をブツブツ言う作者ではあるまい。黙っているのが普通であるが為、驚きに声が出ただけである。
 発電所建設派遣研究員の名簿に書かれている人物と例の実験に記載されていた元大日本帝国軍の軍人が祖父であることに気づいた。
全員が全員、子孫が軍人で自分は研究員という構造ではないが、四世代もたてば子孫は増えるのが定石である。
 もちろん山口多聞、つまり椋子さんと刀夜さんの祖父の名前、つまり、彼の曽祖父の名前があった。ほかにも研究員の祖父の名前がある。彼らも息子、娘を現地まで連れていっている。
72以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 21:02:17.82 ID:baiQHf1L0
 そして、攻撃目標にあの発電所が記されていた。
 南雲は理解した。お前たちも理解しただろう?
 分からない奴がいるだろうから説明するが、実弾ミサイルを使用したらミサイルの在庫数と使用数が変動する。
それをコンピュータが管理しているので実弾使用がバレてしまう。
そこで模擬弾は認識しないけど、実弾で模擬弾を認識させて、使用の誤差修正をさせるわけである。
また、発射した場所の情報もバグを利用して改ざん。演習に使用したとデータ証拠まで作れてしまう。
すべてはデータ上の情報が正しいと判断される時代だ。
もちろん機体には本物のミサイルと模擬弾二つ装着されていて、パイロットや装備員は催眠術で操られ、演習しかしてない記憶しか持ち合わせない。
 そこではないな、わかっている、ちょっとボケたつもりだ、許せ。
 本当に言いたいことは発電所攻撃における利益だな
。つまり四世代目の覚醒の為に、そこにいるであろう四世代目への攻撃、危機的状況を意図的に作り出す計画と言えば理解出来なかった奴も理解したか?








なんか( ´Α`)ウゼー(´Α` )
73以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 21:02:58.35 ID:baiQHf1L0
 南雲はすぐに現地に向かおうとした。すぐに行ける距離じゃない。
 飛行機のチケットの手配と有給の手配。これではセレモニーに間に合うかどうかである。
成田からの直行便でさへ約七時間の空の旅で、空港から発電所建設現場まで離れている。
 空港のタクシー乗り場からでも異様な雰囲気は伝わっていた。
タクシーの運転手に、「今建設中で今日完成セレモニーがある発電所までお願い」と伝えると
「今からあそこに向かうのかい? テロリストが楯籠りを始めたってラジオで――」
「――急いで! 発電所までが怖いなら行けるとこまで行って、お願い早く!」
運転手の言葉を遮って心情を伝える。日本語が完璧に伝わることが嬉しい。
 現場に到着したときには地元の軍が発電所建設現場周辺に待機していた。
ただし、発電所からかなり離れてはいた。荒地にぽつんと立っている発電所、下には原油が眠っている。油田兼発電所である。
 南雲が近づいて軍の身分証を見せて現場司令官に繋ぐ。
74以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 21:03:44.33 ID:baiQHf1L0
「彼らは自爆も覚悟だそうだ、我々は退避しろとの連絡があった、直ちに撤退する。あとは現場にいる我々より椅子に座って頭を抱えている連中に任せてあなたも避難を」
 出来る訳ないでしょう! なんて叫んでいた南雲であったが司令としては迷惑極まりない言動である。最後の慈悲で司令は南雲をその場に置いて行った。ものの五分で一個大隊が退散していく様はなんとも言い難い光景だった。
 そのあとで発電所は爆発した。
 戦闘機のエンジン音も機体も視覚と聴覚で確認できた。地理的に演習場はこの先だ。
 大きな陰謀の影を覗き、大きな影の力に無力である私。
 日本での報道はテロリストによる自爆テロだと報道された。政治的要求も不明なままだそうだ。日本人の研究員と親族含め二七名が犠牲になったと報道されている。
 爆発の後に南雲は携帯を開いてみる。一通のメールが届いていた。



 差出人 山口 椋子

 件名 Re:

 本文 [主人公の名前] をよろしくお願いします
75以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 21:05:43.34 ID:baiQHf1L0

 最終章

 もしもある瞬間における全ての物質の力学的状態と力を知ることができ、
かつもしもそれらのデータを解析できるだけの能力の知性が存在するとすれば、
この知性にとっては、不確実なことは何もなくなり、その目には未来も(過去同様に)全て見えているであろう。
――『確率の解析的理論』

 ラプラスは自著において上記のような主張をした。
 能力を限界まで高めた時、一定の空間の情報をすべて解析することに成功すると、未来が見えた。
まるで漫画やアニメに登場する未来が見える目を持つ主人公になった気分に襲われた。
いつしか、地球全体の瞬間における状態を把握できるようになった。
 世界の状態をすべて把握すると、四次元的な空間にいるような錯覚に襲われる。
違う本当に四次元的空間を感じることが出来る。時間を遡ってみたり、時間を進んでみたり。
 ただし、脳に直接過去や未来の情報が視覚的に聴覚的に感じるだけ。遡る時間と戻れる時間は二七時間と一四分四七秒。
 そして、いつしか、四次元的空間を物理的に移動可能になった。タイムパラドックスは起きなかった。起こそうとしても世界がそれを拒んだ。
 そして、彼は世界を変えるために二七時間の時間遡行を二一一〇〇回繰り返した。

 世界を変えるために過去を変えた。

 大日本帝国、大東亜戦争に事実的に勝利、講話に持ち込む。







これでラストです。SFミステリーでこの後タイムスリップまで起して伏線をばらまきまくり
全て回収するということを野郎としていたみたいだ。
76以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 21:06:29.09 ID:baiQHf1L0
読んでる人とかいるのw?
あと流し読み程度というか
人いるwww?
77以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 21:08:16.65 ID:baiQHf1L0
えっとコレ約8年前くらいに書いたものだね
2002年だね、年バレるね。
78以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 21:10:59.07 ID:baiQHf1L0
多分物理かなんかの本を読んでて
思考実験について独学で勉強してて
その時ラプラス悪魔っていう思考実験があって
それは空間情報がすべて分かれば
未来も過去も見えるはずっていう理論なんだけど
それを利用したタイムトラベルSFミステリーを書いたつもり
79以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 21:13:48.12 ID:baiQHf1L0
最初は、200ページくらいかいて賞に応募しようかと思ったけど
そんな時間なくて勉強してて、合間に短編で大まかに流れを
書くというとこで、コレを書いたんだと思う。結局封印されてるね
昔のPCからのデータ移動したときに使ったSDから出てきて
せっかくだしVIPに晒せば1人くらい読んでくれるだろうと。
80以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 21:15:39.96 ID:baiQHf1L0
今は書く気は余り無いし、理系で文とか全くわからんし、内容がすげー中二だし
81以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 21:16:49.91 ID:baiQHf1L0
たしか大まかなあらすじを今から思い出しながら書いてみる
82以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 21:21:26.83 ID:qKfjlWk4O
つまんなかった
83以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 21:25:09.49 ID:psPHj9A1O
パソコン規制携帯から
84以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 21:27:40.81 ID:psPHj9A1O
第二次世界大戦中のナチスドイツのヒトラーが行ったユダヤ人大量虐殺
ホロコーストは実は目隠しであり本当に殺したかった種族がいるという設定

あるヨーロッパというか東欧中東あたりで一人の少年が勉強を始める
近くに遺跡があって研究者や科学者たちが少年に勉学を教えたり本を授けた

少年は勉強が日課になり、毎日遅くまで勉学に励んだ。
ある時彼が一つの定理を理論をたて、証明する
それが、能力者誕生のきっかけとなり、
少年はその村で研究を始める
85以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 21:31:00.30 ID:3TKowK0J0
テンポ悪いし面白くないな
86以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 21:38:28.42 ID:psPHj9A1O
その後村での研究が世界転覆がどうのこうのって話が盛ってしまい
ホロコーストも含め一緒に抹殺、だが、研究成果は海をわたり日本へ
この過程は考えてない。つか思い出せない。

日本は戦中でどんなモノにもすがりたい一心でその研究を続ける
なんでか知らんが4世代目に、研究実験が覚醒。
主人公ら軍人の4世代目の子供たち能力に目覚める

この間には能力に目覚めた奴らとのバトル展開がある予定だった

やがて能力暴走や究極の地球全体の情報を把握
主人公過去を変えるために力を使いタイムスリップしようとするが
そこで主人公のタイムトリック発生。

おじいさんになった主人公が現れる
つまり、タイムスリップして現代まで生きたおじいちゃん主人公
ここで今までの黒幕とかいろいろな伏線をすべて
この爺のせいにする見たいな流れ

この後は考えてないはず、思い出せない。
87以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 21:40:45.28 ID:psPHj9A1O
これ以外で話考えたことないし
ただの自己満だが
読んでくれたならありがとう
88以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
実は完結してほしいと思う
誰かこれを元に完成させて