ツンデレにこれって間接キスだよなって言ったら575.5
◆ツンデレって何?
「普段はツンツン、二人っきりの時は急にしおらしくなってデレデレといちゃつく」ようなタイプのキャラクターのこと。
◆このスレでよく使われる人物設定
男:デフォルトネームは別府タカシ。ツンデレに色々したりされたりする。
アッパー:デフォルトネームは椎水かなみ。感情表現豊かな基本形。
ダウナー:デフォルトネームはちなみ。ローテンションで「……」を多用して喋る。
お嬢:デフォルトネームは神野りな。お嬢様口調。というかお嬢様。
老成:デフォはまつり。「纏」と書く。わしは〜じゃのう等、古風かつジジ臭い言い回しをする。
尊大:デフォはみこと。「尊」と書く。自信に満ちあふれたような、偉ぶった言い回しをする。
関西:デフォはいずみ。関西弁で喋る。
ボクっ娘:ボクっ娘ツンデレ。一人称「ボク」。デフォルトネームは決まっていない。
勝気:気の強い男勝りツンデレ。デフォルトネームは決まってい(ry
無表情:無表情ツンデレ。デフォルトネームは決まっ(ry
中華:中華系ツンデレ。「〜〜アル」といった言い回しをする。デフォルトネームは決(ry
幽霊:幽霊ツンデレ。憑依したりする。アッパーだったりダウナーだったりする。デフォルトネームは(ry
山田:クラスメイトとして使われることが多い。いわゆる友人A。なぜかVIPPER口調で描かれがち。
友子:クラスメイトとして使われる事が多い友人B。好奇心が強かったり世話好きだったりいろいろ。
※名前の由来などについてはまとめサイト参照
・上記の名前や設定はあくまでデフォルト。
・投下許可は求めなくていいですが、長編SSについては、投下前に宣言をしていただけると他のSSとのごちゃ混ぜ防止になるのでスレに優しいです。
・書き上がってから一斉投下してね。 書きながら投下はイクナイ。
・感想レスは励みになるので大歓迎。
・投下のタイミングは自分で見計らおう。投下直前にはリロードを心がけよう。
・もしスルーされても泣かないこと。
・投下後に殊更に感想を求めたり、レスが付かないからって自虐したりすると、ツンデレに嫌われます。
・みんなも多少のことは大目に見てスルーしよう。
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 13:04:37.25 ID:+gXv7LcjO
やっと復活か
1乙
乙乙〜
さて。今スレは落とさないように盛り上げないとな。
お題
つ・ツンデレを放置し過ぎたら、怒って無視されるようになってしまいました
・我慢の限界に来たツンデレ
・ツンデレの我がままを男がいつも素直に聞いてくれていたら
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 14:12:37.25 ID:XGXGSDbbO
ツンデレ乙
>>1乙
とは言え移転だったから仕方ない部分もある
一おツンデレ
新鯖でまだ不安定なのかね。
ほす
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 17:31:02.59 ID:ktgUY2WE0
いちおつ
・太もも太いツンデレ
・眉毛太いツンデレ
・いざ褒められると固まってなにも返せなくなるツンデレ
風香かわいいよ風香
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 18:43:48.38 ID:L0pblnutO
>>13 ちっこいツンデレ可愛い
にしても、この男イケメンである
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 18:46:07.43 ID:ae+8+cjH0
>>13 GJ!
ちょっとリビングでツンデレに膝枕してくる!
つ寝ているツンデレに悪戯したらどうなるの?
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 20:08:36.93 ID:FXFMKrMyO
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 20:39:35.43 ID:L0pblnutO
・ツンデレに一昨日の晩ご飯何食べた?って聞いたら
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 21:22:45.90 ID:W53rL0kM0
hoo
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 21:38:55.60 ID:KSXQyoUx0
帰ってくるまでスレが生きてて良かった。
お題
つ・ツンデレを待たせちゃったけど、ギリギリで間に合った男
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 22:18:02.43 ID:KSXQyoUx0
今週で12月か。
そろそろツンデレとクリスマスのスケジュールを立てないとな。
早めにこっちから言わないと、もう24日なんて用事入れちゃったわよって怒られるから
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 22:48:37.81 ID:YWIScnKEO
自分は毎年空いてるからいつでも大丈夫!
早くツンデレさん誘いに来て〜orz
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 23:43:22.37 ID:KSXQyoUx0
お題
つ・男との始めての○○で失敗してしまったツンデレ
・辛い過去を背負ったツンデレ
・両親との仲がちょっと上手く行っていないツンデレ
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 00:22:44.20 ID:pbYYE8C/0
馬に餌をやる機会があったんだけど、ふと乗馬が一番似合うツンデレさんは誰か気になった
尊さんかお嬢かなやっぱ
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 00:53:12.83 ID:tDjZkWcxO
まつりんはむしろ籠じゃまいか
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 01:07:37.08 ID:4lobhz8U0
お嬢は大人しい白馬
尊さんは障害とか競技用の乗馬が似合いそう
和装で流鏑馬なんかをするのはまつりんで
まあ、尊さんとまつりんの境目は微妙だな
どっちも和装が似合うだけに
みこちんは武道やってそうなイメージがあるけど
まつりんは巫女さんやお姫様的な感じで運動はダメそうなイメージ
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 02:04:39.15 ID:tH09SmmG0
おやすみお嬢
添い寝しつつ30分お嬢
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 02:08:27.84 ID:AFCkht1J0
お嬢なら俺の横で寝てるよ
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 02:21:25.59 ID:+xCCPkOTO
混ぜるな危険?W
・お嬢+勝気
・アッパー+僕っ子
・ダウナー+関西
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 03:15:47.18 ID:18Ad1kl7O
ID
今日一限から授業あるのにぜんぜん眠れないお…
ラブひなが無料公開か。
つ・ラブちな
つ・ちなみ荘
つ・ちなみ僧
つ・ツンデレ旅館の管理人になった男
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 05:44:25.97 ID:hDG+Sf+q0
素子
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 06:18:44.49 ID:h+TJcycq0
月曜日がにくいー。
おはようございます
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 07:34:36.11 ID:NasbbhEz0
おはようです。
あと少しでツンデレが迎えに来る!
来る...よね?
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 07:52:16.22 ID:4lobhz8U0
さて、仕事行かなきゃ……
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 09:49:56.84 ID:a4UlZlZc0
h
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 10:11:44.65 ID:E/MaMVyVO
>>38 俺んとこはいいんちょが迎えに来てくれたぜ
ほす
まだ鯖は不安定なのかな?
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 13:12:31.64 ID:HWIy6YYh0
何か変だねー。
お題
・病み上がりでイマイチ調子の出ないツンデレ
お題
・たびたび姿が見えなくなる男
・たびたび男の姿を見失うツンデレ
・スニーキングミッションが得意な男
・カロリーメイトが好物な男
眠いし寒いからかなみんと昼寝する
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 16:04:43.14 ID:2bQRbeutO
お題
・おにぎりちなみん
・Lチキちなみん
・食パンちなみん
・フライパンちなみん
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 16:51:00.13 ID:HWIy6YYh0
夕方のほ
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 17:23:40.49 ID:bS+IH8ARO
・アニメ声なツンデレ
・ハスキーボイスなツンデレ
ツンデレさんのCVは誰なの?っと
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 18:15:01.03 ID:tesEeaSn0
朝は迎えに来なかったなぁ。寝坊かな?
明日は定期試験。きっと夜になったらツンデレがテス勉しようって来るよね。よね。
つ・ツンデレと夜のテス勉したらどうなるの
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 19:03:42.44 ID:U+IihGFP0
ほし
ちなみんに、ちなみんが可愛過ぎて生きるのが辛いって言ったらどうなるの?
じゃあ…こうしたら…もっと死にたくなる…?…ほら、死ね…死ね…
とか言って正面から身体を押し付けてくる
何がとは言わないけど「ゴリッ」っていって「いてっ」って漏らしちゃってちなみんが不機嫌になる
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 20:26:23.62 ID:bS+IH8ARO
>>53 そんなことされたら逆に抱きしめ殺したくなる
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 20:28:24.76 ID:QeIlSUq80
>>53 俺の理性が死んだって言って襲いかかr……婦警さんアッー!
ツンデレを可愛がるのもいいけど
たまにはツンデレに可愛がられたい
誰もいない
20分ちなm・・・
・・・ごめん、ちなみんは俺のそばにいたわ
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 22:44:53.41 ID:mrqYHcgY0
やっと帰って来れた
お題
つ・男が遅くてもいつも起きて待ってるツンデレに無理して起きてる必要ないよって言ったら
そういえば今日いい肉の日か
お嬢のいい肉の塊むにむに
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 23:15:51.91 ID:08nCSJGVO
ならば俺はいいんちょの上半身にある程よく育った2つの肉の塊をむにむに
ちなみんとボクっ娘のアレが無いからって、
いくらなんでも足し合わせれば少しはあるだろ・・・
あ、ゼロとゼロ足してもゼロだったね^^
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 23:35:53.45 ID:9CLy7RqGO
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 00:02:59.34 ID:J8P44ZPu0
お題
つ・ツンデレがほけーっとした顔で上を向いていたのでどうしたのか聞いたら
・何でもすぐに鵜呑みにしちゃうツンデレ
・ツンデレが作ってくれたご飯にちょっと文句を言ったら
そしてID
>>65 そんなツンデレさんのほっぺをグリグリしてみたい
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 00:14:38.88 ID:bHPWs4eE0
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 00:35:10.26 ID:J8P44ZPu0
>>65 当て馬さん可愛いw
で、ちょっとドジっ娘で無意識に男の気を引いちゃって、さらにツンデレをヤキモキさせる訳ですね
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 00:36:41.83 ID:bHPWs4eE0
友子がある日突然デレデレになって・・・
>>65 当て馬の子は可愛いw
タカシはかわいくねーよwww
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 00:58:06.77 ID:d5drsfPyO
ただいまID
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 01:44:46.48 ID:Nadm19BL0
友「山田のかっこよさには誰も気づいてないわね…」
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 02:51:06.75 ID:J8P44ZPu0
お題
つ・他の子に男のカッコ良さを悟られまいと頑張って悪い評判を流すツンデレ
こういうのは大抵裏目に出るよな
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 03:13:11.13 ID:F5jzmV2Y0
お嬢は俺の嫁
>>65 こんな可愛い子が当て馬とかwwww
タカシはきっとショタ系でまとめれば「かわいー♪」と年上のお姉さま方にモテモテなんじゃね?
で、ツンデレはそれ見て軟弱者!と言いつつ「私もタカくんぎゅってしたいなあ…」って思ってるとなおよし!
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 06:16:56.69 ID:oVbESddD0
北のほうは雪っぽいな
お題
・雪ん子ツンデレ
ついでに1時間みこちん
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 07:12:23.98 ID:maypT/rq0
敬語妹におはようのほ
寒い
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 07:51:13.84 ID:maypT/rq0
そして行って来ます
平日は一日に会える時間がほんの少ししかない
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 09:23:29.51 ID:e1y5zM9o0
おしごとー
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 10:38:54.44 ID:jtEuvzr10
おはようございます
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 11:45:40.19 ID:Nadm19BL0
タカシと山田の組み合わせかわいい
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 12:33:47.67 ID:yTxZuswHO
地震が苦手なツンデレ
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 12:39:31.85 ID:Nadm19BL0
ちなみ、地震の時胸を抑えなくても揺れないよ
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 14:59:39.06 ID:ELADtMk90
おやつのほしゅ
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 16:09:01.75 ID:kYXvvCD+O
今年もあとひと月か…
・ツンデレにもう(今年も)終わりだなって言ったら
ソファーで縮こまって寝てるちなみん可愛い
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 18:19:21.02 ID:a1F6BghaO
・男の飼い猫とツンデレさんによる、男の膝の上争奪仁義なき戦い勃発
飼い猫 on ツンデレさん on 男
でおk
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 19:46:51.34 ID:kYXvvCD+O
とりあえず21分かなみ
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 20:11:48.40 ID:qe8dCuDw0
ただいまのほ
阻止はやいw
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 21:44:21.67 ID:jTFitK130
ほっほ〜
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 22:01:19.97 ID:2Nu1dC4i0
今年も終わりか
ツンデレとMHP3やりたい
ツンデレを狩りたい
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 22:45:38.21 ID:FoVi0qj/0
帰宅即投下行きます
7レスほど
101 :
1/7:2010/11/30(火) 22:46:49.17 ID:FoVi0qj/0
・ツンデレにいつになったら直接キスするのって言ったら
[かなみはさ。もう別府君とキスはしたの?]
『ごふっ!?』
いきなりの友子の質問に、あたしは飲んでいたシェークを思わず噴き出しそうになった。
ゴホゴホとしばらくむせていると、友子が呆れたような口調で言う。
[なーによ。キスの話題くらいで動揺しないでよね。ほんっと、ウブなんだから]
『うっさいっ!! 急に変な事聞くからでしょ? ていうか、何で今、そんな事聞くのよ?』
[あれ? 聞こえなかったの? さっきまで隣のテーブルにいた女の子達さ。彼氏とキス
したのどーので騒いでたじゃん]
あたしはちらりと空席になったテーブルを目にやった。そういえば、さっきまでどっか
の高校の女どもが、あたしらの会話も聞こえないくらいの大声で騒いでたっけ。全く、最
近のガキはマナーも知らないから困る。もっとも、あたしも高校生なんだけど。
『で、それで何であたしとタカシがキスするかどうかに繋がんのよ? しかも、それって
あたしらが席に座った時くらいに騒いでた話じゃん。何で今更よ』
[だって、ネタ貰った子達が隣に座ってる間って何か嫌じゃん。いかにも盗み聞きしてま
したって感じでさ。でも、かなみも覚えてるって事は、ちゃんと意識してたんだ]
『席に着いてすぐん時に、横であれだけ騒がれてたら嫌でも聞こえるでしょーが。別に、
友子に言われなきゃ、思い出しもしなかったわよ』
不機嫌そうに吐き捨てるように言うも、友子はジーッと興味深げにあたしを見据えて言った。
[で? したの? あんたってば、別府君との事全然しゃべんないからさ。どーなってん
のかなーって思って]
『だってそんなの友子に関係ないじゃん。それに、アイツとは別にただの気安い幼馴染っ
てだけで、付き合ってるとかそんなんじゃないし』
すると友子は、目をスッと細め、訝しげな表情になって聞いて来る。
[てことは、まだしてないと? 全く、付き合い長いのに恋人らしい事の一つもしてない
なんて。一体、いつになったらするのよ?]
『いつになったらって、何であたしがあんな奴とキスしなきゃいけないのよっ!!』
思わず叫んでから、あたしは口を押さえた。いかん。これではさっきのバカ女子高生と
同レベルになってしまう。声のトーンを落とすよう心がけて、あたしは言葉を続けた。
102 :
2/7:2010/11/30(火) 22:47:38.32 ID:FoVi0qj/0
『だ……大体キスとか以前に、タカシなんてただの幼馴染なだけだってのに。別に全然と
きめかないし……そういう雰囲気の付き合いじゃないもん』
[フーン。でもさ。かなみって他にいるの? 気になる男子とかさ。見た感じいないよね?]
首を傾げる友子に、私はフン、と鼻を鳴らした。
『別にいなくたっていーじゃない。人生長いんだし。焦って彼氏作ってもいい事ないもん』
[そんな事言ってると、すぐおばさんになるわよ。大体、今時気軽にエッチだってしちゃ
う子も多いのにさ。むしろアンタみたいなのって天然記念物じゃない?]
バカにするような言い方をされ、カチンと来てあたしはムキになった。
『うるさいっ!! いいじゃないのよ。ちょっとキスとかに理想を求めたって。大体友子
はどうなのよ? 後輩の山田君だっけ? よく引きずり回してんの。彼とはさ?』
逆襲のつもりで突っ込んでみたものの、友子は笑顔を見せて言った。
[あたしと山田? さーてねー♪。フフン。知りたかったら、別府君とのキス報告持って
きな。そしたら、教えてあげる]
『グッ……』
余裕たっぷりの態度に、あたしは歯軋りした。どうやら、この手の事に掛けては――い
や、その他の方面でもだが――あたしは友子には敵わないと、悟らざるを得ないのだった。
『お邪魔しまーす』
家に帰る前に、あたしは大抵タカシの家に寄る。ここで学校でのストレスを吐き出した
り、一緒に宿題やったりしてから帰るのがほぼ習慣づいているのだ。
『タカシー? いる?』
一応、部屋をノックする。まあ、これだけ週に何度も女の子が遊びに来るとなると、さ
すがに中で変な事とかしてないだろうけど。ただ、いきなり開けて着替えてたりしたら、
それはそれで困るしね。
『あれ? 返事ないな。おーい』
もう一度ノックするが、やはり返事が無い。
『おっかしいな。今日は寄り道メールはなかったはずなのに……』
むしろ自分が、友子とマック寄るメールを送って、返事も来てた。だからいるはずなのに。
『ま、いっか。開けちゃえ。トイレかも知れないし』
103 :
3/7:2010/11/30(火) 22:48:37.62 ID:FoVi0qj/0
今から行くメールも送っといた方が良かったかなと思いつつ、あたしはドアを開けた。
『タカシー? いる?』
まずは顔を覗かせて声を掛け、それから滑り込むように部屋に入る。と、ベッドに上半
身を預け、スヤスヤと眠りこけているアイツの姿が目に入った。床に雑誌が落ちていると
ころを見ると、読んでいるうちに寝てしまったらしい。
『フツー、これから女の子が遊びに来るって言うのに寝るか? 全く……』
すぐ傍に立って、つま先で小突く。それでも起きる気配がないので、あたしは屈み込ん
でタカシの寝顔を見つめた。
――キス……か……
確かにあたしはタカシと告白した事も、付き合おうという話もした事はない。小学校か
らの延長で、一緒に遊ぶ事に馴れ過ぎているせいなんだろう。中学に入ってからは、学校
では大っぴらに仲良くする事はなくなったものの、プライベートの時間では変わる事はなかった。
――幼馴染から一歩進めるんだったら、やっぱりその……そういう事って、必要よね……
視線が唇に吸い込まれる。無防備なタカシを前に、あたしの心が動揺した。
――今しちゃうの? バレないうちに? でも、そんな寝込みを襲うなんてのは良くない
わよね。もし、あたしが寝てる時にタカシにされたら、やっぱり怒るもの…… やるなら、
ちゃんとしてって意味でだけど……
自分の心を抑えようと言い聞かせるが、誘惑は消えてはくれなかった。
――で、でも練習程度なら…… 唇でちょっと、ほんのちょっとだけ…… ううん。触ら
なくても、真似事だけ。それだったら、うん。
いざって時に、困らないようにと、あたしは自分を納得させる。触れなければいいのだと。
――こんな……感じ……かな?
タカシの両肩を押さえ、顔を近づけずに傾ける。
――うーん。もうちょっと近付けた方が…… あ、あくまで練習って事で……ね。
体がフワフワするような感じで、カッカと火照り、心臓だけがやたらとドキドキする。
私は目をつぶり、恐る恐る顔を近づけた。その時だった。
「ん……」
タカシの呻くような声に私は驚いてビクッと体を震わせ、動きを止めた。するとタカシ
がゆっくりと目を開ける。
104 :
4/7:2010/11/30(火) 22:49:20.01 ID:FoVi0qj/0
『うわっ!?』
思わずあたしは後ろに跳び退った。その瞬間、背中にテーブルがガン、と当たる。
『あいった!! いったあ〜っ』
涙目で背中を手で擦ると、タカシが体の姿勢を変えてあたしを見た。
「あれ…… かなみ、来てたんだ?」
眠そうな目であたしを見つめるタカシに、あたしはキッとタカシを睨み付けた。
『来てたんだ、じゃないわよ!! これから女の子が家に遊びに来るっていうのに寝てるっ
てどういう事?』
「いや。悪い。ちゃんと待ってたんだけどさ。今日体育、持久走だったじゃん。それでも
うクタクタでさ。雑誌読んでたらいつの間にか寝てたみたいで」
あたしは呆れてため息をつく。これが慣れと言うものなんだろう。全く、緊張感の欠片もない。
――さっきまで、あたしが何しようとしてたかも知らないで……
思い返すと体がちょっと熱くなる。ホント、危ない所だった。もし、顔を近づけている
最中に目を開けたとしたら、どうなっていたのだろう?
『どーでもいいけど。雑魚寝して風邪引いても、同情なんてしてあげないからね』
あたしはバッグを手元に引き寄せ、中からペットの水を引っ張り出すと一口飲む。気持
ちを落ち着かせるためだったが、実際少しは効果があった。それなのに、次のタカシの一
言で、その効用も一気に吹き飛んでしまった。
「ところでかなみさ。さっき俺に何かしようとしてなかったか?」
『へっ!?』
思わず目を丸くしてタカシを見つめ、小さく叫ぶ。タカシは考え込むような顔で首を捻
りながら言葉を続ける。
「いや。目を開けた時、結構近くにいたろ? それで何かびっくりしてたみたいだからさ。
何かあったのかと思って」
どうやらタカシは、あたしがキスの真似事をしてた事までは気付いていないらしい。し
かし、変に考えを巡らせると、いずれそこにぶち当たってしまうかも知れない。今、ここ
で上手い言い訳を考え付かなければと、あたしは脳みそをフル回転させた。
『えっと……その、ア、アンタがあんまりにも平和そうな顔で寝てるから、ちょっと悪戯
しようかと思ったのよ』
「マジかよ? 何か落書きとかしてねーだろうな?」
105 :
5/7:2010/11/30(火) 22:50:09.78 ID:FoVi0qj/0
咄嗟にタカシは、手でおでこや頬を擦る。どうやら本気で信じてくれたようだ。
『大丈夫よ。未遂だし、それに落書きしようとした訳じゃないし』
「未遂ってホントだろうな? じゃあ、何しようとしてたんだよ?」
ここで友子なら、ニッコリ笑って内緒、とかでもごまかせるんだろうなと、内心チラリ
と思う。しかし、そんな演技力のないあたしは、何か適当に考え出さなければならなかった。
『えーと……その…… 鼻よ。そう。一本、鼻毛が出てるから、思いっきり引き抜いて起
こしてやろうとしただけ。全く、みっともないんだから』
「えっ? マジで?」
タカシは慌てて、人差し指で鼻の穴を触って確認する。適当に言っただけの事なので、
本当に確かめられては困るあたしは、慌てて言った。
『だーっ!! もう、後にしなさいよ!! 汚いわね』
タカシは最後にひと擦りすると、ティッシュを取って手を拭う。
「いや。ゴメン。にしても、汚いって思うなら、よく人の鼻毛抜こうとか思うよな」
『うっく…… あ、あたしがそういうの我慢ならないって知ってんでしょ? 耳の穴とか、
爪なんかも。汚らしいのって見てらんないのよ』
これはホントの事だ。タカシは結構ズボラで、耳掃除もよくサボるし外から帰って来て
も手を洗わないから爪が汚いままだったりする。だから、しょっちゅうあたしが注意して
るのだが、今日に限ってはごまかしの理由になって有難かった。
「まあ、そうだけどさ。いーや。ちょっと待ってろ。手入れしちまうから」
タカシは体を勉強机の方に伸ばすと、引き出しから鼻毛処理用のはさみを取り出し、卓
上用の小さな鏡を覗き込んで、鼻毛をカットする。
「ほれ。これでいいだろ?」
道具を机の上に置くと、あたしの方を向いて確認する。あたしは、タカシの前でかがん
で顔を近づけると、一応確認する仕草をする。
『うーん。まあ……いっかな。あと、ちょっとついでだから耳の中も見せて』
そう言うと、返事も待たずにタカシの頭を掴んで半ば無理矢理に首を横に曲げさせて耳
の穴を覗き込む。
「ちょ、ちょっと待てって。イテテッ!!」
タカシの制止も構わず、遠慮無しに耳穴の汚れをチェックすると、今度は反対側に曲げ
て、逆もチェックする。
106 :
6/7:2010/11/30(火) 22:50:50.86 ID:FoVi0qj/0
『うーん…… まあ、いいかな……』
これでもし汚れていたら、問答無用で引き倒して膝の上に頭を乗せ、耳掃除をしてやる
ところだ。ふと、その行為を考えて自問自答する。
――でも、そういうのって……普通、恋人同士になってからやるものよね……?
タカシがズボラなのと、あたしの潔癖な所が相まって、何だかんだであたしがタカシの
世話を焼く事が多いけど、男女のあり方としては友達の領域は超えている事に、今更なが
らに考えてしまう。
「あのさ。首、痛いから離してくれよ。問題ないんだろ?」
『え? あっ……ゴメン』
あたしは慌ててタカシの首から手を離した。
「全く、乱暴なんだからよ。首の筋違えたらどうしてくれんだよ」
首を左右に曲げつつ、手で筋肉をほぐしながら、タカシは文句を言った。あたしも負け
ずにやり返す。
『そんなの、アンタが不潔なのが悪いんでしょ? 女の子を部屋に出迎えるんだから、身
だしなみくらい普段から整えとけっての』
「そりゃ確かにそうだけどさ。でも、ほぼ毎日だぜ? それに俺が掃除してもやり方が汚
いって難癖つけて来るしさ。いくらなんでも限界あんだろ」
『何よ。あたしに問題あるって言うわけ?』
言い返しつつ、ちょっと不安にも思う。やっぱり、ずっとこんな調子で接してるから、
あたしに対しては感覚が鈍くなっちゃっているんだろうか?
「いや。問題あるとまでは言わないよ。俺の為にやってくれてるんだし。ただ、もうちょっ
と優しくやってくれれば嬉しいかなとは思うけど」
『でっ……出来るかそんな事っ!!』
思わず怒鳴ってしまう。優しくってどんな風に? した事がないから想像も出来ない。
「ハァ…… だよな。いや、まあ……かなみにそれを求めても無理だって分かってはいるけどさ」
ため息をつき、諦め口調のタカシに腹を立て、あたしはついつい言ってしまった。
『な…… あたしだってやろうと思えばそれくらい出来るわよっ!! バカにすんなっ!!』
売り言葉に買い言葉だったとはいえ、タカシの顔に浮かんだ意外そうな表情に、自分の
言葉を後悔して咄嗟に口を押さえた。それから顔を背け、慌てて言葉を続ける。
『でっ……でもその……アンタには、してあげないわよ。そんな事……する必要がないし……』
107 :
7/7:2010/11/30(火) 22:51:48.37 ID:FoVi0qj/0
何だか、急に意識してしまう。タカシにいつもやってあげてる事を、もっと優しくして
あげたら、果たしてどうなるんだろう? もう少しいい雰囲気になれるのだろうか?
「へぇ。でも、かなみの優しいトコって、ちょっと見てみたいかも」
タカシも同じことを考えたのだろうか? 諦めずに食い付いて来た。あたしは急に恥ず
かしくなって、首を振る。
『無理無理無理!! 他の人にはともかく……タカシになんて……嫌だもん……』
こんな風に意識してしまうのは、絶対に友子のせいだ。昼間、あんな事を言うから。先
に踏み出したいあたしがいる一方で、まだまだ臆病で先に進めないあたしの方が強かった。
「ちょっとお試し程度ってのは……無理か? な? 頼む」
しかし、タカシは諦めなかった。もしかして、優しいあたしにちょっと憧れを持ってい
たとか? そうでなくても優しい彼女が欲しいとか思っているのかも知れない。あたしの
性格がキツイだけに。そうだとすると、それはちょっとマズイ。
『う…… な、何でそんなに必死なのよ? バカじゃないの?』
するとタカシは、ちょっと照れ臭そうに視線を逸らした。
「いや、まあ……バカって言われりゃごもっともだけどさ。けど、さっきも言ったじゃん。
優しいかなみもみたいって。ま、何つーか、ちょっとした憧れだな。無理ならいいぞ。うん」
あたしは、そんなタカシをジッと見つめて考える。今はまだ、あたしを対象に考えてく
れてるかもしれない。だけど、優しい女の子に憧れてるなら、かいがいしく世話してくれ
る女の子が現れたら、コロッとそっちに行ってしまうかもしれない。
『……分かった。ちょっとだけなら、やってあげる』
続く。
前中後編の3回シリーズの予定です
「こっ、これはただの鱗なんだから、勘違いしないでよねっ!」
って逆鱗くれる飛竜か
胸熱
ってくだらないことを書いてる間に大きな投下が来てるじゃないか
>>107 イイヨー、おじさん続きも期待しちゃうよー
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 23:07:57.97 ID:JciMAHCzO
ぐっじょおおおおおおおおおおおおおおおおおおぶ
111 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 23:21:38.97 ID:qkp9twOF0
>>107 うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
GJ!!
112 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 23:27:00.81 ID:OqaW4CHgO
wktk&GJ
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 23:36:19.59 ID:6RDMSuUeO
GJ!!!!
続きになるな〜
114 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 00:02:07.53 ID:5aSPZMUs0
とりあえず、中編投下しちゃいます。
今度は6レスです
115 :
・ツンデレにいつになったら直接キスするのって言ったら 〜中編〜 1/6:2010/12/01(水) 00:03:06.42 ID:5aSPZMUs0
決意して、頷く。するとタカシは、顔を上げてあたしを見つめ、聞き返した。
「……マジで?」
そうなると、急にあたしは恥ずかしさがぶり返す。しかし、言った以上はもはや引き返
せない。ちょっとだ。ほんのちょっとだけだから。そう心に言い聞かせて、あたしは頷いた。
『い……言っとくけど、何かアンタにバカにされたような気がするから、ちょっと見せ付
けてやるってだけの話なんだから。何か、このままだと負けた気がして悔しいし』
咄嗟の言い訳で、少し心を落ち着かせる。ちょっと毒を吐かないと、混乱したまま変な
ことになってしまいそうだった。
「ま、何でもいいや。かなみの優しい態度が見れるってんなら」
タカシは何だか、嬉しそうだった。そんな様子を見ると、私はちょっと疑問に思ってしまう。
――あたしってば、そんなにタカシに辛く当たってたかな? 身だしなみを整えてあげた
りするのって、それだって一応は、優しいと思うんだけどな……
しかし、受け止める側が優しいと感じなければどうしようもない。私は緊張しつつ、タ
カシを見て言った。
『……で、何すればいいの? 今日は耳も綺麗だし……昔みたいに、髪にフケも付いてな
いし。爪でも切るの?』
しかし、足を見た感じだと爪も伸びてないようだった。そもそも、一昨日くらいに足の
爪に汚れが入り込んでるの見て、切ったような記憶がある。
「いや。えーっと、そうだな……」
タカシは、ちょっと考え込んだ。何だか、不思議といつもと感じが違う。ちょっと照れ
臭そうに見えた。
「あの、さ。今日、持久走だったっつったろ? だから、その……足が疲れてるからさ。
ふくらはぎとか、揉んでくれないかな?」
『えっ……?』
思わず、タカシを見上げる。いつの間にかタカシはベッドの上に座り、私の前で足をぶ
らつかせていた。
『脚を……マッサージ、するの?』
聞き返すと、タカシは頷いた。
「ああ。別に、大したことじゃないだろ? つか、お前俺の足ツボとか強引に押したりし
てるじゃん。勉強で休憩しようとしたりしたら、サボんなとかって」
116 :
2/6:2010/12/01(水) 00:03:48.71 ID:5aSPZMUs0
『あ、あれはその……罰だもん。別に、マッサージしてあげようとか思ってしてる訳じゃないし』
「でも、いつの間にか上手くなってるよな。俺の足ばっか揉んでたから」
ちょっと面白そうに言うタカシに、私は照れ臭くなって言い返す。
『そんなの、タカシが一番痛がるところばっか押してたから、自然に身に付いちゃっただ
けだもん。覚えようとして覚えた訳じゃないし。偶然よ、偶然』
そうは言いながらも、内心ではあたしは、タカシの足ツボマッサージに掛けては、何気
に右に出る者はいないと自負していた。まあ、タカシがしてくれって言う時はしてあげな
いんだけど。でも、向こうもそれを心得ているせいか、ワザと攻撃する隙を見せるように
なって、最近ではちょっと馴れ合い気味にもなって来ている。
「ま、そんな訳だからさ。俺の疲労のツボを心得てるかなみに、たまには優しく足をマッ
サージして貰いたい訳よ。どうだ?」
何だか、変にドキドキしつつ、私はタカシを見つめた。返事をする前に、頭で少し考える。
――どうだってそんなの…… ここまで来て、断れる訳無いし……
選択肢が無いことを確認して、私は頷いた。
『分かったわよ。たまには優しくして、あたしが女の子らしいってトコも見せないとね。
でも、高くつくわよ』
「うげ。出来ればお返しは程々でお願いしたいけどなあ」
冗談っぽいタカシの言葉に、ちょっと緊張が緩むのを感じた。無意識なんだろうけれど、
こういう時にサラリとあたしを落ち着かせる態度を取れるのって、何か感心してしまう。
『それじゃ、始めるわよ? その……揉んで欲しいところがあったら、言ってね?』
優しく、というのを意識して、自分なりに親切そうな言葉を付け加えてみせる。すると
タカシが何だか嬉しそうな笑顔を見せた。
「お? 何か今の、それっぽい感じでいいな」
『う、うっさい!! ちゃんと意識してんだから、その……当たり前でしょっ!!』
褒められたのがくすぐったく感じてしまい、ついいつもの調子で文句を言ってしまう。
それからハッと気付いてタカシの顔を見るが、この程度では全然何とも思っていないのか、
表情が変わることは無かった。
ズボンの裾を捲り、ふくらはぎをむき出しにする。別にこの程度くらいなら何てことな
い筈なのに、今日は何かかなり緊張しつつ、あたしは擦るようにタカシの脚を揉み始めた。
「あつっ…… たあ〜っ……やっぱ疲れてんなあ」
117 :
3/6:2010/12/01(水) 00:04:30.58 ID:5aSPZMUs0
痛気持ちいいという感覚だろうか? 痛みに顔をしかめつつも、タカシは何だかくつろ
いだ様子だ。
『確かに張ってるわね。つか、今日一体何キロ走ったのよ?』
「五キロだけどさ。ノルマ以下のタイムだともう一周追加とか言われたもんだからよ。か
なり真面目に走ったから、いや、疲れた疲れた」
『普段、いー加減に授業受けてるから、いざって時に疲れんのよ。この辺……どぉ? 気
持ち良い?』
「あー…… そこ、良い感じ。指先じゃなくてさ。手の平全体で揉み解してくんない?」
『はいはい。こんな感じね』
タカシに言われたようにやると、タカシは満足の吐息を漏らす。今のタカシは、完全に
あたしに身を委ねきっている。今度は逆の脚も、同じように揉み解しながら、あたしは考える。
――こんなのって……普通なら、凄く仲の良い恋人同士とかにならないと、しないわよね……
彼氏の部屋に上がって、マッサージして……
タカシの顔をチラリと見上げる。気持ち良さそうに目をつぶっているその顔は、完全に
安心し切っていた。
――コイツは、どう思ってるんだろう……? 年頃の女の子に――幼馴染とはいえ、他人
の女の子に、いろいろと世話して貰っていることを?
当たり前のように思っているのだろうか? 少しはドキドキとかしないのだろうか?
でも、翻って自分の事を考えてみる。今日、友子に変な事を言われたせいで、改めて男と
してコイツを意識してしまっているけど、昨日までは何の抵抗も無くやっていた事だ。
――この顔見ても……やっぱり……あたしの事なんて、意識してないわよね。多分、妹と
かお姉ちゃんとか、そんな感覚なんだ。
『ね? 足裏も、揉む?』
「ああ、頼む。あと足首も。かかとの上んとことか」
『この辺?』
回しながら揉むと、タカシは頷く。
「ああ、そこそこ。お前、やっぱ上手だよな」
『そりゃーね。いつもしてあげてる人だからね。ま、気持ちよくするんじゃなくって、勉
強サボった罰なんだけど』
冗談っぽさを交えつつも、ちょっとキツめの口調で言うと、タカシは笑って返す。
118 :
4/6:2010/12/01(水) 00:05:13.46 ID:5aSPZMUs0
「なるほど。俺にしてみりゃ、災い転じて福となすってか。いつもの足ツボはめっちゃ痛
いけど、今日のはおかげ様ですげー気持ち良いからな」
『全く、アンタのせいで無駄なスキルが一個付いちゃったわよ。しかも、他の人に応用出来ないし』
「でも、俺にとっては無駄じゃないけどな。これからも使ってくれると嬉しいし」
サラッとお願いされて、あたしはカッと体が火照るのを感じた。
『冗談言わないでよね。そうほいほいと頼られたら困るもの。もうやんないわよ。そう……
と、特別にやってあげる気にならなければね!!』
嬉しさもあったが、当たり前と感じられては悔しいので、あたしはキッパリと断る。そ
れから、最後に一言条件を付け加えておいた。こうしておけば、少しはあたしがマッサー
ジをした時は、ありがたみを感じてくれるかも知れない。
「ま、そうだな。ああ、ありがとう。もう大丈夫だよ。すっげー気持ち良かった。かなみ
もやろうと思えば優しく出来るんだな」
『あったり前でしょ。ただ、アンタなんかに優しい態度取ったりしたら調子に乗るに決まっ
てるもの。だから、優しくしてあげないだけよ』
憎まれ口を叩きつつ、あたしはちょっと物足りなさを覚えつつ、タカシの脚から手を離
し、捲り上げた裾を下ろす。本当は、太ももも揉んであげないと効果ないんだろうなとか
何とか思いつつ顔を上げると、タカシが何だが複雑な表情であたしを見つめていた。
『何? どうかしたの?』
反射的に聞く。するとタカシはハッと顔を上げて、それから首を左右に振った。
「ああ、ゴメン。いや、何でもねーよ。ちょっとボーッとしてただけだから」
タカシはそれでごまかそうとした。しかし、あたしは何故か奇妙に引っ掛かるものがあっ
た。何故だか、すごく聞いておきたい。いや、聞かなければならないような、そんな気が
したのだ。
『何でもないって事はないでしょ? あたしの顔見てんだから、関係あるんじゃないの?
だったら、言いなさいよね』
立ち上がると、そのままタカシの隣に腰を下ろした。それから、タカシの顔をジッと見
つめる。絶対に言い逃れは許さないという、強い視線で。
「いや、その…… 関係ないって事はないけどさ。今は言ってもしょうがないって言うか……
多分、かなみは教えてくれないだろうから」
119 :
5/6:2010/12/01(水) 00:05:56.38 ID:5aSPZMUs0
タカシは、力のない、自信なさげな声で言った。今の言葉からだと、あたしについて知
りたいことがあるみたいだ。確かにストレートに聞かれても答えないだろうけど、そうやっ
て内に封じ込めてしまうと、却って気になってしまう。
『何よ。聞きもしないうちに勝手にあたしの返事まで決め付けないでよね。アンタに分か
るほど、あたしの心は単純じゃないのよ』
強気にあたしは言い放つと、自然にベッドの上に置かれたタカシの手に手を重ねて強く
握る。その行為に思わず驚いた顔でタカシはあたしを見つめた。しかしすぐに、視線を逸
らしてしまう。
「……いや、いいよ。だって、かなみに限ってじゃなくても、普通に女の子に聞くのは失
礼な事だし。言ったところでどっちみち怒るだけだぜ」
『だから勝手にあたしの行動を決め付けんなって言ったでしょ!! 大体、タカシがあた
しに失礼な事をしたのなんて山のようにあったんだから、今更一つくらい増えたって変わ
んないでしょうが。珍しくウジウジしちゃってさ。そんなの似合わないわよ』
非難をしつつ、同時にあたしはハッパを掛ける。前向きで快活なタカシが自信無げな態
度を取るのは珍しい事だったけど、それでも今までにも無かった訳じゃない。その時はこ
うやって言ってやると、大概タカシは覚悟を決められた。そして、今回もそうだった。
「分かった。じゃあ、まあ返事は期待しないで聞くけどさ。質問そのものに怒るのは無し
な。お前が言えって言ったんだから」
『そんなの、保証出来ないわよ。ホントに頭に来るような質問だったら、怒らないで我慢
するなんて無理だし』
「何だよ。そりゃ、ズルイぞ。言わせるだけ言わせといて怒るなんてさ」
渋い顔で文句を言うタカシに、あたしも口を尖らせて言い返す。
『だってしょうがないじゃない。そんなの、聞いてみなきゃ分かんないんだから。それよ
り、いちいち条件付ける方がよっぽど男らしくないわよ。ビビッてないで、男らしくキッ
パリと言っちゃいなさい』
するとタカシは、諦めた様子でため息をついた。
「分かったよ。大人しく、言えばいいんだろ」
そして、タカシは一度言葉を切ってあたしを見つめる。あたしも、ジッとタカシを見つ
めて待つ。するとタカシは、視線を逸らし、ちょっと自信なげに声のトーンを落として言った。
120 :
6/6:2010/12/01(水) 00:06:40.07 ID:5aSPZMUs0
「その…… かなみはさ。こう……何つーの? 優しく世話してあげたい奴っているのか
なって、ふとそう思ったんだよ。それだけ」
その問いに、あたしはドキリと心臓が一つ、大きく跳ねるのを感じた。
――嘘…… 気にしてるの? タカシが……あたしの好きな人が誰かって…… もしかし
てこれって……嫉妬、とか……?
タカシの顔をジッと見つめて、その真意が何処にあるのかを窺おうとしたが、タカシは
気まずそうな表情をするばかりで、心の奥底までは覗けそうになかった。元から本心は顔
に出すタイプではないだけに、引き出すにはこっちからもう一押し、二押しくらいは必要
かも知れない。
「あの……立ち入った質問して悪かったな。ホントはかなみに追求されなければ、言う気
はなかったんだ。だから、別に答えなくて良いし、どっちかっつったら、無かった事にし
てくれれば、それでいいぞ」
何とかこの場を収めようと、タカシは一生懸命、自分に対してフォローしようとしてい
た。しかし、あたしは首を振ってタカシの言葉を退けた。
『無理よ。無かった事なんて。だってもう、聞いちゃったもの』
タカシはちょっと驚いた顔をしてあたしを見た。
「いや。でも、かなみだって迷惑だろ? こんな質問されてもさ。それとも、やっぱ怒っ
たのか? そういう事なら謝るからさ」
ちょっと必死な態度で、タカシはあたしを言い包めようとする。しかし、あたしは首を
振ってそれを否定した。
『別に……その、怒ってなんかいないわよ。それより、そこまで言っといて、アンタはそ
れでいいの?』
あたしの質問に、今度こそタカシは本当に驚いた顔であたしを見つめた。
「へ……どういう意味だよ?」
『だから、さっきの質問。あたしに、優しくしてあげたい人がいるかどうか、知りたいん
じゃないの?』
逆にこっちから追求してやる。するとタカシは、困ったような顔で視線を逸らす。
「いや、そりゃ知りたいけど…… でも、無理してって訳じゃないし」
『いいわよ。あたしは別に』
出来るだけ、素っ気無い風を装いつつ、あたしは答えた。
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 00:07:51.48 ID:5aSPZMUs0
以上、後編に続きます
1レス目、ミスって題名が入らなかったので名前欄に入れざるを得なかった
残りは深夜か明日にでも
122 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 00:26:34.83 ID:LL9tNnx0O
GJ
123 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 00:32:54.64 ID:MXzznFVr0
>>121 superGJ!!!
頼む深夜の内に下さい。本当マジお願いします。
124 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 01:15:21.02 ID:ER8PKbxwO
続きwktk
おやすみ
126 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 02:51:11.37 ID:lQhdBJ5nO
お休みID
127 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 03:19:56.56 ID:5aSPZMUs0
128 :
・ツンデレにいつになったら直接キスするのって言ったら 〜後編〜 1/7:2010/12/01(水) 03:20:42.34 ID:5aSPZMUs0
「へ……?」
ポカンとした顔で、再びタカシはこっちを向いた。あたしはそんなタカシを強気に睨み
付けて言葉を続ける。
『だから、答えてあげるって言ってんの。言わせるだけ言わせといて、あたしだけ答えな
いなんてフェアじゃないし』
視線を逸らしつつも、何とか言葉だけはハッキリと言う事が出来た。タカシの真意を知
るためには、こっちから押さなくちゃいけないと、そう決心はしたものの、実行にはかな
り勇気が要ることだと、あたしはあらためて自覚していた。
「いや。フェアとか、そんな事は気にしなくていいよ。答えたくないのに無理に答えて、
後悔されても困るしさ」
あたしとは正反対に、弱気な態度を見せるタカシにいい加減苛立って、あたしはつい口
調が厳しくなった。
『だからあたしはいいっつってんでしょーが!! それとも何? 今更になって、聞くの
嫌になったとか?』
するとタカシは、また驚いたようにあたしを見つめ、それから躊躇いがちに視線を伏せた。
「い、いや。そりゃその……気になる訳だから、聞きたいけど」
いい加減、押し問答で時間を浪費する訳には行かない。覚悟を決めてあたしは言った。
『なら、いいじゃない。言っとくけど、あたしにだって、その……優しくしてあげたい人
だったら、その……い、いるわ』
自信を持って答えようと決めたのに、肝心な所でどもってしまった。しかし、幸いだっ
たのは、タカシにとってはそれどころではなかった事だ。
「……そ、そっか。そりゃ、そうだよな。かなみだって、年頃の女の子なんだし…… ど
んな奴なんだろうな? かなみが優しくしてあげたい奴って……」
果たしてタカシは、あたしにタカシとは別にそういう男の子がいると思って、そんな事
を言っているのだろうか? それとも、自分も含めて誰なのかを知りたくて、カマを掛け
ているのだろうか? いずれにしても、今の段階では、これ以上の事はヒントすら与える
気はなかった。
『さあね。教えてあげない。だって、タカシが聞いたのは、あたしに優しくしたい人がい
るかどうかってだけだもん。どんな人だとか、そんな事まで答える必要はないわよ』
キッパリとそう言い切ると、タカシはちょっと寂しそうに軽く笑った。
129 :
2/7:2010/12/01(水) 03:21:26.54 ID:5aSPZMUs0
「ハハ…… まあ、そうだよな。元々、いるかどうかって事だけでも、答える必要なんて
ないのに教えてくれたんだもんな……」
自分に言い聞かせるかのように、タカシは言った。知りたい自分を抑えようとして、何
とかこの話を決着させようとしているのかも知れない。しかし、今のあたしは、これで話
を終わらせる気は無かった。
『……でも、知りたいんでしょ? どんな人なのかって。違う?』
逆にこっちから押すと、タカシはあたしの顔を見て、すぐに視線を逸らし、またチラリ
とこっちを見る。どうも、タカシもきっと、あたしが何を考えているのか分からないのだろう。
「でも、知りたいって言っても、教えてくれる訳じゃないんだろ? 今、そう言ったばか
りじゃん」
あたしは、自分の言葉を思い出しながら、頷く。
『確かに、必要ないとは言ったけど。でも、このままじゃダメだけど、場合によっては、
考えてあげてもいいわよ』
「場合によってはって?」
『タカシが、あたしの質問に答えてくれたら。そうしたら、また一つ、そっちに貸しが出
来るわけだもん』
タカシは、少しの間あたしの顔を窺うように見ていたが、思ったよりは意外とあっさり
と頷いた。
「いいぜ。かなみにとりあえず一つは教えて貰ったからな。男として、答えない訳には行
かないだろ」
何となく、吹っ切れたような迷いのない言葉だった。タカシも、覚悟を決めたのかも知
れないなと、何となくあたしは思った。
『じゃあ聞くわね。アンタは、その……優しく世話して欲しいなって、実際にそんな風に
思った女の子はいるの? それとも、ただ、漠然と憧れてたの? あたしも……それ、知りたい』
まっすぐに見つめて聞くと、タカシはちょっとの間だけ、考え込むように視線を逸らし
て黙り込んだ。しかし、すぐに視線をあたしに戻すと、頷いて答える。
「ああ。いるよ。優しくして欲しいなって思ってる子がさ」
ズキン、と心臓が痛みを覚えた。胸が息苦しくなる。果たしてそれは、あたしなのか?
それとも、別の誰かなのだろうか? とにかくそれが知りたい。知らないままだと、胸が
切なくて苦しいままになってしまう。
130 :
3/7:2010/12/01(水) 03:22:10.01 ID:5aSPZMUs0
「かなみは、俺がそう思ってる子が誰だか、気になる?」
そう聞かれて、何だか急に悔しくなった。さっきまでは、あたしが話の主導権を握って
いたはずなのに。一度タカシが覚悟を決めたら、それはあっさり奪われてしまった。
『そりゃ、気にならないって言ったら嘘になるわよ。だけど、アンタだって知りたいんで
しょ? あたしが優しくしたい人が、どんな人なのか』
タカシは、ちょっと恥ずかしそうに視線を上に向けて、頷く。
「そりゃ……まあな。知りたいよ。うん」
タカシの手の上に重ねた手に力が入り、あたしはつい、無意識のうちにタカシの手の甲
に爪を立ててしまった。
『だったら……もう、回りくどいのはやめ。もう……言っちゃおうよ。あたし達、幼馴染
なんだもん。だから、その……隠し事は無しにしてさ。誰にしたいのか、して欲しいのか。
同時に……言お?』
「えっ!? ど、同時にって……」
タカシが動揺して聞き返した。その気持ちは良く分かる。言っているあたしだって、物
凄く大胆な事だと思っているんだから。だけど、どのみちもう、このままこの話を終わり
になんて出来ないんだから、あたしはもう、行く所まで行くしかないと覚悟していた。
『い……いいでしょ? 同時だったら、どっちが先とかも無いんだし。待ったなしの平等っ
て事で。それとも、アンタは言う勇気が無い訳?』
強気な口調で押してはいるが、実はあたし自信必死だった。ちょっとでも弱い所を見せ
れば、こんな勇気は脆くも崩れ去ってしまうだろう。もう、勢いで押し切るしかない。
「い……いやその…… かなみが言うんだったら、俺が言わない訳には行かないだろ?
だったら、その……言ってやるさ。だけど、後悔すんなよ?」
『後悔なんて、後の事は知らないわよ。こっちだって、言った以上覚悟は出来てるし』
そう。あたしに覚悟は出来ていた。もし、タカシが他の女の子に優しくして欲しいんだっ
たら、もうあたしはしない。出来る訳が無い。他に好きな子がいると知ってしまえば、
大好きな人だからこそ、傍にいるのが辛くなってしまうだろうから。そんな思いを引き摺
るくらいだったら、今決着を付けた方がいい。
「じゃあ、どうすんだ。せーので言うのか? 何かそれもちょっとマヌケな感じしないか?」
タカシの問い掛けに、あたしは首を捻る。確かに言われてみればそんな感じもする。と
はいえ、他にいい案も無く、めんどくさくなってあたしは頷いた。
131 :
4/7:2010/12/01(水) 03:22:54.74 ID:5aSPZMUs0
『いーわよ。もうどうだって。何だったら、お互いもう一回質問し合う。それでせーので
答えるとか。そうすれば仕切り直しって感じでいいでしょ?』
タカシもちょっと考えてから頷いた。
「まあ、そうだな。それにどうせ、俺らしか聞いてる奴はいないんだし」
タカシが姿勢を直し、ベッドに座ったまま、上半身をあたしの方に向ける。あたしもそ
れにならって、体をタカシの方に向けた。さっきまで重ねていた手をどけて、ベッドの上に置く。
『それじゃあ……ちゃんと、フルネームで答えるのよ。タカシが優しくして欲しい女の子
の名前を』
真剣な表情で頷いてから、タカシもあたしを真っ直ぐに見て言った。
「……かなみもな。一番優しくしてあげたい男の名前を言ってくれ」
あたしも、タカシを見つめて頷く。
『それじゃあ……せーの、でね。合図は言い出しっぺのあたしがするから。覚悟はいい?』
「ああ。それでいいよ」
いよいよだ。もしタカシがあたしの名前を呼ばなかったら、その時は……頑張って、笑っ
て応援しよう。幼馴染として。友達として。
『それじゃあ、行くわよ。せーのっ!!』
掛け声と同時に、あたしは一番大切な人を思い浮かべて、その名前を思いの丈を込めて
叫んだ。
『別府タカシッ!!』
「椎水かなみっ!!」
叫んだはずの自分の言葉は、まるで聞こえなかった。タカシの呼ぶあたしの名前。それ
だけが頭の中で何度もリフレインする。今のは幻聴ではないと、確かめるかのように。そ
の時、タカシの声がおもむろに、割って入ってきた。
「……良かっ……たぁ……」
その声に、ハッと現実感を取り戻して、あたしはタカシの顔を見つめた。いや。ずっと
見つめていたのだが、叫んでからずっと、認識出来ていなかったその顔を、やっとまとも
に捉える事が出来た。
「正直、他の奴だったら……どうしようかと思ったぜ」
132 :
5/7:2010/12/01(水) 03:23:37.41 ID:5aSPZMUs0
タカシのその言葉が、あれが真実だったと告げていた。その途端、胸の奥から急激にこ
み上げてくるものを感じ、それは瞬く間に目から涙となって零れ落ちた。
『あたし……もっ……』
目をしばたかせて、涙を堪えようとするが、もちろんその程度では全然抑える事など出
来なかった。
「お、おい。かなみっ……」
タカシが、ティッシュを何枚か取って、それで頬を伝う涙を拭う。大人しくされるがま
まになりながら、初めてあたしは、タカシの前で自分の不安を吐露していた。
『だって……あたし……いつもキツイ事ばっか言って……全然優しくないから……だから、
もしかしたら、他の優しい女の子の方がいいのかもって……』
「バカ言うなよ」
その一言で、タカシがあたしの不安を全否定した。両手であたしの肩を抑え、顔をすぐ
傍まで近づけて、真剣な顔で言葉を続ける。
「……かなみは、いつだって優しいだろ。あんなに、俺の事を気に掛けてくれる子なんて、
他にいないって。ただ、その……やり方が、ちょっと乱暴だからさ。たまには優しくして
くれるのもいいなって、そういう憧れはあったけどさ。でも、かなみじゃなきゃ、ダメだから」
あたしじゃなきゃダメだというその言葉に胸を打たれ、あたしはまた涙を溢れさせた。
『あた……あたしも……タカシしかいないの……タカシ以外……したくない……』
そう言った途端、タカシが両肩を持ったまま、力強く自分の方に引き寄せた。そのまま
あたしはタカシの胸に顔を埋めてしまう。その背を、しっかりとタカシが抱き締めた。そ
して、耳元で囁くように小さな声で言う。
「いつもはさ。何ていうかその……一緒にいるのが当たり前みたくなってたからさ。だか
らその……照れ臭くて言えないけど、今だから言うよ。好きだ。愛してる」
その言葉に、あたしの全身がゾクッと痺れる。ついに、タカシに言って貰えたのだ。だ
けどあたしは、手で僅かにタカシから体を引き剥がすと、顔を上げてイヤイヤするように
首を振った。
『……口先だけじゃ、ヤダ。態度でも……示してよ……』
133 :
6/7:2010/12/01(水) 03:24:18.56 ID:5aSPZMUs0
そう言って、目を閉じる。まさか友子にバカにされたその日に、こんな瞬間が訪れるな
んて。でも、お陰でタカシを男として意識しちゃったせいで、こんな事になったのだから、
感謝すべきなのかも知れない。そんな事を思っていると、唐突に唇に、何かが触れた。柔
らかいものが、クッと優しく押し付けられる。思わず目を開けると、視界は全て、タカシ
だった。恥ずかしくて慌てて目を閉じたが、程なく唇は離れてしまう。
「えっと……その……態度でって言われたから…… こんな感じでいいのかなって……」
初めてのキスは、ふわふわとするような、そんな感覚としか言えなかった。嬉しかった
けど、同時に何か物足りない。もっとしたい。もっとギュッとして、もっと絡ませたい。
気持ちの昂りを抑えられないあたしは、上目遣いにタカシを睨み付けて首を振った。
『……こんな、ものなんだ。タカシの気持ちって』
「……え?」
タカシの表情に、驚きと戸惑いの色が走る。しかし、あたしはタカシに余計な考えをす
る隙を与えず、すかさず続けた。
『あたしなら……これくらいするわ』
両手でタカシの頭を抱え、グッと引き寄せてあたしはタカシの唇に吸い付いた。口を僅
かに開き、絡めるように吸ってから、舌でタカシの唇をなぞる。すると、迎え入れるよう
に、タカシの唇が僅かに開く。あたしは夢中で、その隙間に舌を入れた。
『はんっ……んっ……ふぁっ……んん……んっ……』
あたしの舌に、タカシの舌が絡み付いて迎えてくれる。上手なキスではなかったけど、
あたしは夢中でタカシの舌に絡め、口を吸い、そしてタカシもそれに応えて逆にあたしの
口にも舌を入れて来たりした。
『んんっ!! ん……クチュ……ちゅぶっ……』
たっぷりと、キスし過ぎて口が痛くなるんじゃないかと思うくらいにまで堪能してから、
ようやくあたしは口を離した。そして、タカシを睨み付けて言った。
『ハア……ハァ…… どう? アンタなんて大したことないって…… あたしの気持ちに
比べれば全然でしょ?』
いささか放心気味だったタカシは、小さく頷いた。
「ああ。負けたよ。かなみには……」
そう言って、今度はあたしの肩を抱き、グイッと引き寄せた。
「けど、俺だって……その、さ。大好きだって事には、変わりないから」
134 :
7/7:2010/12/01(水) 03:27:07.61 ID:5aSPZMUs0
『あたしも、好き。大好き』
胸に顔を埋め、精一杯の思いを込めてタカシに告げる。そして同時に、心の片隅では、
友子にどうやってバカにされた仕返しをしてやろうかと、考えていた。幼馴染から進めな
かったタカシとの仲を、こんなにしてしまった原因として、最大限の感謝を込めて、キッ
チリと果たさないとね。
終わり
最近、ツンデレとのガチキスSSを書いていないなあと思ったら、前スレ
>>81が変な妄想を落としてくれた
>>134 ラストのキスシーンがエロすぎる件について
GJ
137 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 06:00:18.77 ID:GHU/dthRO
138 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 06:17:25.71 ID:lVCeCoSB0
139 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 07:30:49.89 ID:9z4aR3Zt0
お題
つ・男との賭けが微妙な結果に終わってしまったツンデレ
・今年最後の大一番に望むツンデレ
・ツンデレのデレポイントが今日から半減してしまうようです
140 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 07:56:00.75 ID:LL9tNnx0O
141 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 07:58:51.88 ID:MXzznFVr0
142 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 08:37:09.23 ID:7sqaa/KOi
143 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 09:24:50.60 ID:ZTpqgRMd0
しごとー
144 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 10:51:21.97 ID:cWivqQxYO
>>134 てめー俺は今定期テスト中なんだよ
そんな時にこんなもん見せられたら2828が止まらなくてテストに集中出来ないジャマイカ
ただでさえ成績悪いのにこれ以上点数落ちたらいいんちょに叱られるだろうが
まぁつまり何が言いたいかというとアブソリュートGJ
145 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 12:25:48.29 ID:6SXdhuL7O
ほっほー
146 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 13:03:13.09 ID:WJuQghET0
ちなみん
147 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 14:21:31.11 ID:Yuy5yOHR0
148 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 14:46:57.07 ID:jgWLQEg20
>>134 まったくもって素晴らしい。
>>144 俺もちょうど試験だ。お互い頑張ろうぜ。
ってことで尊さんに勉強教えてもらってくる。
落ちてるの?
150 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 17:06:59.34 ID:gUfK59F20
生きてはいるようだが
鯖落ちしてたと思ったら復活してた
なんか不安定だな。ツンデレさんみたいに
まあ、ツンデレさんは俺に恋に落ちてるんですけどね(キリッ
あぶない
流行語大賞発表か
つ・ツンツンツンの女房
つ・ツンツンデレの女房
つ・ツンデレデレの女房
つ・デレデレデレの女房
155 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 19:17:11.19 ID:1nGRNXKkO
・いいツンデレですねぇ
・脱ツンデレ
・ツンデレなう
つ・ツンデレ会
つ・食べるツンデ(ry
157 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 19:21:31.74 ID:q+fl2x4XO
・そんなツンデレで大丈夫か?
158 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 19:57:25.32 ID:Nh24thMw0
>>155 脱ツンデレって
「私はツンデレをやめるぞーッ!」
と叫んだあと男の胸に飛び込んで顔真っ赤にして上目づかいでボソボソと小声で
「撫で撫でして」と言う状態を指すんだろうね
真っ先にツンデレが脱ぐと思った俺は楽しいアルカトラズ行
160 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 20:58:14.90 ID:1nGRNXKkO
生真面目なツンデレに説教されたい
プリプリ怒って可愛いなとニヤニヤして、さらに怒られたい
161 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 21:57:48.05 ID:P82CVS0dO
つまり18分かなみだな
くそう。5分以内に阻止できなかった悔しさ
163 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 22:49:52.26 ID:YNzZrzJY0
お題
つ・輝いているツンデレ
・金持ちのお嬢を見返してやろうと男が起業したら、あっという間にお嬢の実家を抜いてしまいました
かつみんとおやすみしてくる
165 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 23:05:35.56 ID:7Krl68La0
起業か・・・
月刊お姉ちゃん創刊したら全国の俺達が買ってくれてひと儲けできるかな
月刊お姉ちゃんは全国の悩めるお姉ちゃん向けの趣味の本だぞww
168 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 00:01:49.70 ID:YNzZrzJY0
169 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 00:17:04.84 ID:SNnrMQsX0
>>167 冬っていい季節だよね・・・温め合う的に
ツンデレさんの生足を見る機会が増える夏の否定は許さない。
171 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 00:34:05.12 ID:lQQsGhW0O
春のポカポカ陽気の下うつらうつらしてるボクッ娘を愛でるのが俺のジャスティス
で秋の夜長にツンデレいいんちょと読書会or勉強会ですね。
つまり春夏秋冬ツンデレ日和です。
173 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 00:47:44.12 ID:63LAO+qhO
ID
まつりんと
春は桜の花びらを見ながら茶をすすり
夏は風鈴の音を聞きながらかき氷を食い
秋は落ち葉を集めて焼き芋を食い
冬はこたつに入りながらみかんをもぐもぐ
至福の時
175 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 01:42:55.12 ID:XfO3CA2o0
友「あー、あたしも寒いなー、薄着で来ちゃったし誰か暖めてくれないかなー(チラッ」
山田「ホッカイロあげるお」
つ・ツンデレさんとお酒
つ・酔い潰してツンデレさんとムフフなことを考えた男
つ・ツンデレさんはお酒に強く逆に男が意識がなくなってしまいました
つ・酔いつぶれた男を前にツンデレさんはどーするの?
178 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 02:04:26.23 ID:dA1ODCbHO
なんというフラグクラッシャーww
179 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 03:29:33.46 ID:63LAO+qhO
トイレほ
友「山田ァーーー!!」
181 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 06:02:23.39 ID:A0746qRH0
さむいー
みこちんあっためてー
182 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 07:32:19.43 ID:cpuq5VAh0
おはようございます
183 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 07:49:47.98 ID:+9C1EmVt0
お題
つ・ツンデレに今年の抱負は達成出来た?って聞いたら
・絶対に笑ってはいけないツンデレ
184 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 08:28:51.65 ID:hWYnAl4TO
笑ったら気になるアイツにスパンキングされるのか…
ゴクリ…
タ「やっぱ可愛いなお前」なでなで
ち「んっ・・・♪ ・・・別になでなでされてもうれしくなんk」
デデーン
『ちなみ、アウトー』
186 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 09:31:21.67 ID:OEuWZIe40
しごとー
1時間かなみんと言ってみる
188 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 11:23:40.00 ID:4pDsQcAIO
素子
189 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 12:12:40.23 ID:pJ7miNM00
友ちゃんのほっぺぷにぷに
190 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 13:13:57.65 ID:OEuWZIe40
ごごのほ
191 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 14:13:36.57 ID:b8twITjY0
ほしゅ
絶対にデレてはいけない執事喫茶
友子プロデュースの男の猛攻にツンデレズは耐えることができるのだろうか。
デレてしまったら恥ずかしい写真が公開されていく…
男の甘過ぎる攻撃&恥ずかしい写真に、ツンデレズはどうなってしまうのか
20XX年大晦日
見たいなー
193 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 15:20:01.21 ID:j3PuxEua0
山田に抱っこされたい
194 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 16:47:37.91 ID:OEuWZIe40
友ちゃんに抱きつきたい
山「もうあったまった?」
友「まだ全然寒い」
イチャイチャ開始から1時間後の会話
手暖めなさいよ、手ブレしちゃうじゃない
って山田に手を握らせる友ちゃんやばいかわいい
197 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 18:51:18.51 ID:JdgYQS6N0
さぁ、これ程の友ちゃん人気なんだ。
誰か友ちゃんで脳汁を動画汁
198 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 18:52:28.74 ID:JdgYQS6N0
↑×動画
○投下
友ちゃんがくっ付いてて文字が打てない
出ろ〜 脳汁 出ろ〜
おいおい
201 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 20:43:55.23 ID:UrCznP41Q
お題
・パイはパイでも全く膨らんでないパイな〜んだ?
・パンはパンでも性的な意味でしか食べられないパンな〜んだ?
・ヒント:ちな
202 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 20:46:10.59 ID:BRP2cayF0
梓のおっぱい!!!!!!!
203 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 21:28:20.63 ID:hWYnAl4TO
204 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 21:44:40.67 ID:5/WF1EvW0
お題
・自室で「はぁ、今日も男にひどいこと言っちゃったなあ…」などと
ひとりごちているツンデレの盗撮映像がウィキリークスで流出
・その映像を見てしまった男
205 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 21:50:06.94 ID:x9dI+8+F0
お題
つ・ツンデレが男のマル秘映像の入ったDVDを手に入れたら
・ツンデレのマル秘映像を男が入手した事をツンデレが知ったら
206 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 22:51:46.80 ID:x9dI+8+F0
お題
つ・最近人気が出始めた男がちょっと遠い所に行ってしまった感じがして寂しいツンデレ
ツンデレに焦らしプレイですね
アホ毛をいじくりたい
210 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 00:13:32.60 ID:LnmPMg6C0
212 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 01:01:33.29 ID:LnmPMg6C0
お題
つ隙を見せたツンデレ
さて寝るか
214 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 02:07:11.17 ID:aeqNOY7VO
ID
215 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 03:11:21.88 ID:LnmPMg6C0
いかん
もう寝ないと明日も妹に叩き起こされる
217 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 06:02:27.53 ID:122397Df0
雨がー
眠いです
219 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 07:52:01.61 ID:VOhIjUUf0
お題
つ・大荒れのツンデレ
・ツンデレが珍しく遅刻したようです
220 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 09:22:24.28 ID:g6Bx41P20
しごとー
221 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 09:45:45.25 ID:2kuRdqIOO
↑
みことー に見えたW
222 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 11:21:24.52 ID:bEUIMNn10
山田…こっち見てよ
ちっちっちなちな
224 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 13:05:31.48 ID:aeqNOY7VO
眠い…
(*^ω^)<べ、別に友ちゃんのことなんか何とも思ってないお。ただの友達だお
226 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 16:00:32.53 ID:oEqptuxCO
むしろ山田はデレデレであってほしい。
お題
・地球外ツンデレ生命体
すごい発見だが肩透かしを食らった気分だ
228 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 17:27:04.99 ID:g6Bx41P20
>>227 宇宙人なツンデレか・・・、それもいいな。
落ちたか?
ツンデレにキャトられたら何をされるのか・・・
231 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 21:02:26.34 ID:yq0o9L3Z0
ほしゅ
宇宙からほしゅ
233 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 22:02:23.43 ID:/hEHoU49O
・遠い星から来たツンデレ
・不慮の事故で死んだ男と合体したツンデレ
・悪のデレデレ怪獣と戦うツンデレ
・ちゃぶ台挟んで語り合うツンデレと男
・愚鈍な男とツインテールなツンデレ
234 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 22:02:48.62 ID:l5snVSaO0
お題
つ・自分は宇宙人だと言い張るツンデレ
236 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 22:44:21.41 ID:/hEHoU49O
友ちゃん可愛すぎGJ
237 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 23:27:32.73 ID:Hz+S9NFO0
お題
・クリスマスに胸をばいんばいんと躍らせるお嬢
・「おどらすなー!」とすかさずツッコむ貧乳のボクっ娘
・ツンデレと一緒にイルミネーションを観に行ったら
・ツンデレが体中にイルミネーションを巻きつけて家に遊びに来た
238 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/03(金) 23:47:02.28 ID:7u4Jf1my0
>>233・愚鈍な男とツインテールなツンデレ
つまりツンデレさんは食べられると
なぜかエビの味がするんですね
ツンデレさんを食べるとか・・・・
深夜だからいいが昼間にそんなこと言ったら婦警さんに捕まるぞ
242 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/04(土) 00:50:38.67 ID:yENhrD2o0
>>240 かわええ
大学生ぐらいかな
山田と一緒の大学に合格して、同期から仲の良さをからかわれる所まで妄想した
落ちたかな?
244 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/04(土) 02:49:41.54 ID:kz4U4MIeO
チェック
あいでー
246 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/04(土) 04:27:45.77 ID:T909TfbE0
247 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/04(土) 05:01:35.01 ID:SIdqaCH10
ほ
248 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/04(土) 07:27:23.80 ID:cIkQVVwP0
おはようございます
朝起きたらお嬢が腕枕してて動けない
250 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/04(土) 09:48:34.62 ID:LI7yl1th0
目が覚めたらお嬢の胸枕の上で起きるのが辛い
251 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/04(土) 10:13:44.17 ID:PxvCBhXh0
>>240 25歳くらいのOLさんを想像したのは、俺がおっさんだからだろう
252 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/04(土) 11:55:26.45 ID:kz4U4MIeO
ツンデレをナデナデしたい
253 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/04(土) 11:58:34.29 ID:PxvCBhXh0
>>235 ・ツンデレに寒いんだから早く暖めなさいよねって言われたら
『はっくしゅっ!!』
「大丈夫、友ちゃん。ほら、ティッシュ」
『見て分かんない? 大丈夫な訳ないじゃない。ズビビッ!! ビーッ!! 全く、今日
は何だってこんな寒いって言うのよ〜…… はい、ゴミ』
「はいはい。まあ、今日は今年一番の寒さらしいからね。天気予報で言ってたし」
『全く、張り込みには最悪の季節だわ。ええい、もう!! 早く来ないかしら』
「今日は諦めて帰った方がいいんじゃない? 風邪、引くよ」
『そーいう訳には行かないの。今日は何たってあの、堅物の生徒会長様が男とデートだっ
ていうのに、こんなスクープ逃す訳には行かないでしょ? 山田だっていい加減、あたし
の性格くらい知ってるくせに』
「そりゃあね。だけど、友ちゃんが風邪を引いちゃったら、元も子もないしさ」
『大丈夫。あたしは風邪引かない!! 何たって、バカだから』
「何でそんな、自信たっぷりに自分を卑下出来るかな?」
『だってホントの事だもん。でも、自覚してるからいーのよ。そんな事より、アンタも男
なら、目の前で女の子が寒がってたらする事くらいあるでしょ?』
「すること……ねぇ。暖かい飲み物でも買って来ようか?」
『それはもういい。さっき午後ティーのホット飲んだばかりだから。お腹が水分でガバガ
バになっちゃう』
「そうなんだ…… じゃあ、こういうのはどうかな?」
バサッ……
『えっ……!? ちょっと、アンタ。何やってんのよ?』
「何って、僕のコートを掛けてあげたんだって。これで少しは寒さが凌げるでしょ?」
『そりゃそうだけど、でもアンタがそんな薄着じゃ風邪引いちゃうじゃない』
「大丈夫だよ。僕は男だし、このくらいの寒さは我慢出来るからさ」
『強がってんじゃないわよ。アンタ、あたしと違って頭良いし、それに体だって丈夫じゃ
ないじゃない。すぐ風邪引いちゃうわよ?』
「かもね。でも、友ちゃんが寒がってる姿見てるよりはマシだから」
254 :
2/2:2010/12/04(土) 11:59:31.59 ID:PxvCBhXh0
『あたしはマシじゃないのよっ!! 大体、雑用係のアンタが倒れたらどうすんのよ?
あたしの仕事にも支障が出るでしょうが。だからこれは却下。もう一回コート着なさい』
『(まあ、これはこれで嬉しかったけど…… でも、ホントに、あたしのせいで山田に風邪
引かれちゃったら、どうすれば償えるのか分かんないし……)』
「しょうがないな。でも、これもダメならどうすれば友ちゃんを暖められるのか、僕には
分かんないんだけど」
『もう一つあるでしょ? あたしだけじゃなくて、山田も、二人一緒に暖まる方法が!!』
「え…… そんな上手い方法なんて……あったっけ?」
『あるわよ。大体アンタ、無駄に頭は回るんだから、ホントは気付いてるくせに。とぼけ
ないでよね』
「えー…… いや、でも…… それっていいのかな?」
『あたしがいいって言ってんだからいいの!! ほら、何してんのよ。寒いんだから早く
暖めなさいってば』
「う……了解。じゃあ、失礼して……」
ギュッ……
『ふ……ふぇっ……!?』
「ど……どう? 暖まった?」
『……まだ不十分かも。でもいい感じだから、アンタはあたしを暖める事に集中してなさ
いよね。あたしはスクープ取るのに集中してるから』
「承知致しました。お姫様」
『そ……そういうあたしに似合わない事は言うな!! このバカ!!』
しかし、照れながらもしっかりとスクープは逃さない友ちゃんの姿勢に、僕は感動を覚
えずにはいられないのであった。by山田
終わり
最近、こういう短めのSSが少ないので、今月は強化月間突入
255 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/04(土) 13:34:14.07 ID:f5PCb8C60
友ちゃんかわいいよ友ちゃん
258 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/04(土) 16:43:42.15 ID:dpR8aDfQ0
お題
つ・男が楽しそうにやってる事を羨ましそうに眺めているツンデレにお前もやってみたらって勧めてみたら
259 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/04(土) 18:06:57.75 ID:fzBSsK41O
28分30秒ボクッ娘
ぷ
261 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/04(土) 18:30:51.14 ID:f5PCb8C60
つ・ツンデレとテストの点で勝負して、負けた方は勝った方のいう事をなんでも聞くというかけをしたら
264 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/04(土) 18:43:15.19 ID:wGfcgvsI0
>>262 すっげーーーーーーーーーーかわいい!!!!!!!!!!
梓のアホ毛をもふもふしたい!!!!!!
265 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/04(土) 19:02:54.33 ID:dpR8aDfQ0
>>262 GJ!!
ボクっ娘にそんな風にバカにされたいwwww
あぶあぶ
ボクっ娘のほっぺた引っ張りたい
268 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/04(土) 21:18:01.90 ID:dpR8aDfQ0
お題
つ・金の力を持ってしても男を手に入れたいツンデレ
・金や権力には惑わされないツンデレ
269 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/04(土) 22:29:04.39 ID:k2dnmvD0O
みことさんほ
ツンデレさんと寝てくる
10分ダウナーさん
272 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/04(土) 23:42:55.10 ID:oJTcvAfF0
そしー!
ID
ツツツーン
274 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/05(日) 00:34:44.80 ID:sIzs98Ng0
おやすみのほ
275 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/05(日) 01:25:37.45 ID:sSpZMFfvO
お休み。みことさん
こんばんわ。みことさん
みことといえば、最近のビリビリはデレ倒しでとても萌えますな
278 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/05(日) 02:55:11.87 ID:5Zf2L7ZJ0
友ちゃんがまだ離してくれない
279 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/05(日) 03:00:01.63 ID:kL8Oa1Oi0 BE:1192406663-S★(129989369)
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真の勇者のさすがの攻撃
MP249使ってへっぽこの呪文を唱えた。
★ミ (スレのダメージ 0)
このスレは1回目のダメージを受けた (150/1000)
ぼうそうがはじまった!! さらにこのスレは2回目のダメージを受けた (300/1000)
追加攻撃!! さらにこのスレは3回目のダメージを受けた (320/1000)
280 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/05(日) 03:01:02.69 ID:HZuDRzyV0 BE:927376872-S★(189994592)
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真の勇者のさすがの攻撃
MP278使ってへっぽこの呪文を唱えた。
★ミ (スレのダメージ 320)
このスレは4回目のダメージを受けた (470/1000)
ぼうそうがはじまった!! さらにこのスレは5回目のダメージを受けた (620/1000)
追加攻撃!! さらにこのスレは6回目のダメージを受けた (640/1000)
281 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/05(日) 03:01:10.15 ID:RDYk/btH0 BE:3438720498-S★(19987979)
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真の勇者のさすがの攻撃
MP436使ってへっぽこの呪文を唱えた。
★ミ (スレのダメージ 640)
このスレは7回目のダメージを受けた (790/1000)
追加攻撃!! さらにこのスレは8回目のダメージを受けた (810/1000)
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真の勇者のさすがの攻撃
MP439使ってへっぽこの呪文を唱えた。
★ミ (スレのダメージ 810)
このスレは9回目のダメージを受けた (960/1000)
追加攻撃!! さらにこのスレは10回目のダメージを受けた (980/1000)
283 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
!vip2:stop:
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真の勇者のさすがの攻撃
MP319使ってへっぽこの呪文を唱えた。
★ミ (スレのダメージ 980)
このスレは11回目のダメージを受けた (1130/1000)
ぼうそうがはじまった!! さらにこのスレは12回目のダメージを受けた (1280/1000)
追加攻撃!! さらにこのスレは13回目のダメージを受けた (1300/1000)
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