「好きな人が出来たんだ」
高校最後の夏。
澪は突然、そう言った。
私の大好きな大好きな笑顔で。
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 13:40:11.74 ID:cCD1Q6A/0
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 13:41:17.71 ID:bqDWlvn80
キキィィィィィィ!!ドーーンwwwwww
澪とはただの幼馴染で小学校(幼稚園からだったかも知れないけど)からの腐れ縁。
そして親友。
私たちの間には、何の隔たりもなかった。
何でも話したし、ずっと一緒に居た。
ただ一つ、私が澪に隠していることがあるとすれば、
私が澪を、友達としてではなく、一人の人間として好きだということ。
いつからだったのだろう。
もう随分と前。
たぶん、思い出せないほど昔から。
それくらいずっと、私は澪が好きだった。
書かなくてもいいよ
書くなら製作でやれよゲロ低脳
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 13:44:58.50 ID:c82fncIBO
わーーー!!!律君がトラックにはねられたでやんすーーー!!!
急いで救急車を呼ぶでやんすーーー!!!
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 13:45:04.61 ID:zfzM1dbc0
それでもこの気持ちは、
澪に伝えてはいけないことはわかっていた。
私たちは女同士なのだから。
同性が同性を好きになるなんて普通、ありえない。
何より、私の気持ちを伝えたことで澪に嫌われることが怖かった。
だから私は、澪の「好きな人が出来たんだ」という言葉に、
そっか、良かったなと言って笑った。
大丈夫、こういう時のために、笑顔の練習をしてきたんだから。
上手く笑えているはず。
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 13:46:46.96 ID:JFA1vo1j0
りっちゃん…
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 13:47:44.97 ID:zfzM1dbc0
「で、でも律……まだ私が一方的に好きなだけで……」
「心配すんなって!澪は可愛いし、澪みたいな子から告られたらどんな男でも
一発OKでしょ!」
「そんなこと……」
「あるの!」
“親友”の私が言うんだから。
澪は可愛い。
女の私でも見惚れてしまうくらい。
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 13:51:56.31 ID:zfzM1dbc0
「澪はもっと自信持ったほうがいいぜ?ていうか女子高じゃなかったら絶対すぐに
彼氏出来てただろうし」
「……律」
「あー、澪の好きな奴かー。そいつすっげー幸せもんだな、こんな可愛い奴に好かれるなんてさ」
どうしてだろう。
言葉が止まらない。
澪が困惑したように私を見ているのに。
どうでもいいようなことばかり喉の奥から競り上がって、
縫い付けたような笑顔と共に溢れていく。
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 13:53:20.49 ID:2bj6dW26P
りっちゃん…
には俺がいる
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 13:55:49.81 ID:BoA0W1S/0
すまんな律
澪が俺に惚れてしまった
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 13:59:13.34 ID:zfzM1dbc0
これじゃあだめだ。
だって、わかってたのに。
澪がいつか、私以外の誰かを好きになること。
私は受け入れなきゃいけないのに。
「律、あのさ」
「それで」
「え?」
「それで、澪はどうしたいんだよ?やっぱり告っちゃうのか?」
「告っ……」
途端、澪の顔が真っ赤になった。
相変わらず初なんだな、こいつは。
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 14:03:22.40 ID:qGrsCsX7O
律涙目にさせる為に澪に彼氏持たせるの多いが
はっきり言ってキモイ
「告、白なんて……まだ早いよ……」
「相手は?相手はどんな奴?」
「えっと……夏休み入る前、駅で会った人。たぶん、大学生だと思う。一度も話したこと
ないし、名前も住所とかも全く知らない」
一目惚れ、って奴か。
美人な澪が惚れるほどなんだから、きっとよほどのイケメンなんだろうな。
いっそ、私も澪の好きな人に惚れられればいいのに。
「じゃあせめて何か話しかけなきゃ」
「む、むむむむ無理!」
澪がぶるぶると大きく首を振る。
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 14:11:40.88 ID:zfzM1dbc0
その瞳には、涙が溜まっていた。
よっぽど恥ずかしいのか。
「だって、いきなり話しかけたら変な子だって思われるかも知れないし……」
「まあそりゃそうだけどさ……でも何とかしないとずっと見とくだけになっちゃうぞ?」
「いいよ別に、それでも……」
そう言って俯く澪。
私は溜息を吐いた。
これが澪のことを諦められるチャンスかも知れない。
わかっているのに、“見とくだけでいい”なんて言っちゃってる澪に、少しだけ
安堵して、期待してしまっている自分がいる。
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 14:26:59.32 ID:zfzM1dbc0
「見てるだけで、幸せだから」
俯いたまま、澪は呟くように言った。
何かが壊れた音がした気がした。
私の淡い期待なのか、それとも安堵の気持ちなのか。
「そ、か」
「うん……」
それっきり、沈黙が続く。
澪も私も、何も言わない。
さっきとは逆に、何の言葉も出てこなかった。
沈黙は苦手だ。
特に澪との間に出来る沈黙は。
何でもいい、何か話したい。
そう思って口を開こうとした私と同時に、澪が口を開いた。
私は今紡ごうとした言葉を飲み込んだ。
「ごめん、律何か言おうとした?」
りっちゃん……
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 14:33:58.19 ID:zfzM1dbc0
「ううん、何でもない」
首を振る。
私は内心、澪が私と同時に何か言おうとしてくれてほっとしていた。
もし今、澪が何も言わなかったらきっと私は、隠していた気持ちを曝け出してしまっていた
気がする。
「澪は?澪も何か言おうとしてただろ?」
「あ、うん……あの、律がよければ、なんだけど」
「なに?」
「律に私の好きな人、見て欲しい、っていうか……その、どんな人かとか、そういうの、
私も知らないんだけど……、でも、律と一緒なら、話しかけられる気がするし」
「要するに、結局澪はその人と話したいわけで、私に手伝って欲しいと?」
「……まあそんな感じ」
しどろもどろになっていた澪に助け舟を出してやると、
澪は赤い顔で頷いた。
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 14:37:04.31 ID:ZWnOwm+I0
スレタイの意味が気になる
支援
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 14:45:35.13 ID:zfzM1dbc0
――――― ――
澪が帰った後の部屋で、私は一人、ベッドに寝転がり溢れそうになる色々な
気持ちを必死に抑えていた。
それでも時々、堪えきれなくなった気持ちが涙になって流れてしまう。
「私はこんなに女の子じゃねーっつーの」
自虐的に笑い、そう呟いてみるけど、それでも涙は止まってくれなかった。
ベッドにはまだ、澪の匂いが残っていた。
――――― ――
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 14:50:36.67 ID:zfzM1dbc0
次の日の朝早くに、私は目が覚めた。
昨日澪が言っていた待ち合わせ時間までまだ充分時間がある。
澪の好きな人が駅に現れる時間は大抵朝の10時頃らしい。
だから、澪は10時前に駅に来て欲しいと言っていた。
家が近いんだから一緒に駅まで行けばいいのに、と思っていたけど、
自分の心の準備が出来るから、駅で待ち合わせと言ってくれた澪に感謝している。
「うわ、酷い顔……」
顔を洗おうと洗面所の前に立つと、鏡に自分の顔が映った。
それを見て、私は思わず呟く。
昨日泣きすぎたせいかも知れない。
目が腫れていた。
23 :
◆59JcttAZqc :2010/11/27(土) 15:00:37.03 ID:zfzM1dbc0
早く起きて正解だったな。
私は台所で氷を袋に入れながら苦笑する。
澪は敏感だから。
きっと私が泣いてたことを察知して「どうしたんだ」と聞いてくるに決まってる。
澪の所為で泣いてたの、なんて言える訳もない。
目の上に氷袋を当てる。
目蓋の裏で、昨日の澪の顔が浮かび上がってくる。
「重症だな、これは」
ははっと乾いた笑いを漏らす。
今日一日、自分が“いつもの私”を演じられるか不安だった。
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 15:02:53.33 ID:zfzM1dbc0
えぇよ続けてくれ
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 15:19:36.10 ID:zfzM1dbc0
.
約束の時間になる。
私はもうすっかり溶けてしまって水になっていた氷袋を目から外すと、
もう一度鏡の前に立った。
「……よし」
気合を入れなおす。
目の腫れはだいぶ引いている。
後は私が笑顔になればいいだけ。
口の端をぐっと吊り上げる。
不自然に見えてしまわないだろうか。引き攣ってないだろうか。
うん、大丈夫。
これでいつもどおりの私だ。
私は大きく深呼吸すると、家を出た。
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 15:31:55.61 ID:zfzM1dbc0
駅前は、さすが休日とだけあって人でいっぱいだった。
なのに、その中から澪を探し出すなんて、私にとっては容易だった。
澪は、まるでデートで着ていくような服装で立っていた。
いや、澪にとっては、それくらいの気持ちなんだろうけど。
私が声を掛ける前に、澪も私に気付いたらしい。
「律!」
澪は私の名前を呼びながら、私に駆け寄ってきた。
「随分お洒落だな?」とからかってみると、澪は「からかうな」と赤い顔をして
私の頭を殴ってきた。
「それで、いたの?」
「え、誰が?」
「だから澪の好きな人」
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 15:37:56.05 ID:zfzM1dbc0
澪は本気で忘れていたらしく「あぁ!」と言った。
そして、慌てたように「まだかな!?」と辺りを見回した。
「忘れてたのかよ?」
「ううん、覚えてた!えっと、あの人、大体この時間帯が多いけどたまに違うときも
あるから、とりあえずどこかに座って待ってみない?」
「探偵みたいだな……」
「いいからいいから」
呆れつつ、私は澪に手を引かれて改札口がよく見えるベンチに座らされた。
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 15:53:03.83 ID:zfzM1dbc0
今電車が来たばかりなのか、改札口は電車から降りてきた人でごった返している。
澪も私みたいに、あの人混みの中から好きな人、見つけられるのかな。
そう思ってそっと隣に座る澪を盗み見ると、澪はいやに真剣な顔で
改札口のほうを見ていた。
そんなふうにして見なくても。
よっぽどその人の事が見たいのか。
「澪、いた?」
「へ?あ、ううん、まだ」
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 16:04:48.84 ID:zfzM1dbc0
私が声を掛けると、澪は肩を震わせ私のほうを向いた。
それから首を振ると、「今日は来ないのかも」と苦笑した。
「んじゃあ帰るか?」
半ばほっとしつつ、私が訊ねると澪は「あ!」と声を上げた。
改札口のほうを指差すと、「いた!」と叫ぶ。
「へ?どこ……」
私に尋ねる間も与えないまま、澪は私の手を引くとベンチから立ち上がり走り出した。
改札の横にある自販機で切符を購入すると、私を引っ張ったまま、
澪は改札を通り抜けた。
「ちょ、澪待てって……!どこ行くんだよ!?」
「あの人が改札通ったから思わず着いて来てしまった」
何そのとってつけたような理由。
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 16:07:09.19 ID:zfzM1dbc0
少し出掛けてきます。
夜には再開すると思います。すいません。
夜に再開するなら最初から夜にやれ
どうせ彼氏云々は律とデートするための狂言とかそんな展開だろ
澪と彼氏を付き合わせて、律が報われない展開にするのか?
まぁ「気になるから保守」とかいう奴は現れるだろな
文章もキモイし
もっとさ、テンポ良くやれよ
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 16:31:44.90 ID:BoA0W1S/0
保守
前も似たような感じなスレみたな同じ奴か?
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 16:37:37.64 ID:HQigtC/xO
展開気に入らないなら閉じればいいんじゃね?
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 17:01:51.59 ID:LH+kBZVJ0
まあ頑張ってくれ
高校最後の冬に澪が男と付き合ったりするのは
成人してからじゃなきゃやだ!とか言ってるんだが
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 17:54:48.74 ID:Dprg0N2v0
しかしもう改札を抜けてしまったわけで、戻るわけにもいかない。
計ったように、電車がホームに滑り込んでくる。
電車のドアが開かれた瞬間、澪は電車に飛び込んだ。
当然ながら、手を掴まれている私も。
ドアが音を立てて閉まり電車が動き出すと、漸く澪は大きく息を吐き出して私の手を
離した。
「なあ澪、お前の好きな人ってどこ?本当にこの電車なのか?」
「うん、見えたし。ただ、律の身長じゃここからはあの人見えないかも」
「チビで悪かったなチビで」
「チビとは言ってない」
澄ました顔で言う澪にむっとしながらも、私は背伸びをしてみた。
そういえば、どんな外見なのか聞いてないな。
私が思うイケメンさんは結構いるが、澪の男の好みがわからないからどの人なのか
わからない。
まあいいや、見えなくて。
見えたら見えたできっと、別のいらつきに襲われる。
「どこに行くんだろうな、そいつ」
「さあ。でも着いて行ったらわかるじゃん」
「着いてくつもりなの?どこまで?」
「行けるとこまで」
昨日の今日で、なぜ澪がこんなに積極的になったのかわからない。
ただ、その表情はきらきらとしていて、止めたいとは思わなかった。
寧ろ、ずっと澪のそんな顔を見ていたいと、そう思った。
ほう
「あ、律、降りよう」
電車が走り始めて一個目の駅に止まったとき、
人の波に押されるようにして私たちは電車を降りた。
「そんで、次はどこに行くの?」
「あ、こっちだ」
澪は南出口と書かれた改札口目指して歩き出した。
私はもう、無理に澪の好きな人を探そうとはしなかった。
「あの店に入った」
改札を出ると、夏の日差しが私たちを照りつける中、
澪は駅前に立つビルを指した。
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 19:07:33.74 ID:f0o9jzREO
ほ
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 19:08:32.76 ID:9m6gJ5hGO
ふむ
もう書かないの?
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 21:58:42.53 ID:YSejemzV0
おいどうした
リブートテストマジ簡便
こりゃこないな
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 22:56:30.13 ID:+D9W+GHs0
そりゃないぜとっつぁ〜ん
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 22:59:22.11 ID:187bOXJK0
おーい
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 23:18:36.17 ID:+D9W+GHs0
うぉ茶
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 23:45:04.41 ID:glj0Z2GX0
澪「さぁ行こう」
澪の魅力に気づいたのは、けいおん!が最終回をむかえたあとでした
さあさあ
つまりあれか。澪が律と一緒にいたくてついた嘘か
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 00:52:36.10 ID:Ne1MdIEq0
保守
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 03:20:26.59 ID:+M49YP4ZO
ほす
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 03:31:51.71 ID:wZ+JZnZ1P
なんだあ?俺に保守しろっての?
いいぜ
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 04:10:30.12 ID:IN25v8Iw0
ほ!
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 04:55:35.01 ID:nmUT8JmOO
最後は律澪になると信じてる
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 05:55:38.61 ID:M0IR6FQoO
保守っとくぜ?
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 09:02:08.02 ID:wZ+JZnZ1P
あい
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 10:40:37.60 ID:Ne1MdIEq0
保守
65 :
チン・プー ◆PUTIN.CgG. :2010/11/28(日) 11:05:18.53 ID:XjKd3oJr0
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 11:09:15.68 ID:bFFKGhBv0
>>65 チンプーの絵をまとめているところを教えてくれよ
68 :
チン・プー ◆PUTIN.CgG. :2010/11/28(日) 11:32:36.96 ID:XjKd3oJr0
ああチン・プーってあの自分の服さらしてたスレの人か
70 :
チン・プー ◆PUTIN.CgG. :2010/11/28(日) 11:47:47.40 ID:XjKd3oJr0
取り合えず澪ちゃんとチュッチュする男は俺じゃないとこのスレは認められないなぁ〜
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 12:15:11.22 ID:wZ+JZnZ1P
作者失踪
寝るか
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 12:15:34.38 ID:JcCr0V5R0
だいたいわかったが、
願わくばおれが予想したないようであるように。。。
頼むぞ
>>1!
そのビルの一階に、可愛らしい雑貨屋さんがあった。
澪はそこに向かってどんどん足を進めていく。
男一人があんな女の子女の子した雑貨屋に入るか、普通。
私ならそんな男になんて絶対惚れない。
それでも、私の惚れている女の子はその男に惚れてるわけで。
あぁ、もう。
こんなことを考えていたらまた泣きたくなってきた。
「いらっしゃいませー」
クーラーの利いた店内に入ると、澪は嬉しそうに奥のほうへと進んでいく。
私は澪を追いかけながら店の中を見回してみた。
店内は、外から見た以上には広く感じたけど、それでも端が見えないくらいは
広くない。
店内に男の姿はあったが、カップルか家族連れだった。
少なくとも、一人で来ている男はいないようだった。
74 :
チン・プー ◆PUTIN.CgG. :2010/11/28(日) 12:43:28.47 ID:XjKd3oJr0
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 12:47:59.05 ID:HvDSHAZEO
Ranetki Girlsでも聴いてろよ
一つの期待の混じった可能性が私の頭を過った。
「律、ちょっと来て」
それを振り払おうとしたとき、澪が店の奥で私を呼んだ。
「なに?」と返事をして澪のいる場所まで行くと、澪は得意げな表情で「はい」と
何かを渡してきた。
「何これ」
「もうすぐ秋だし、こういうのも必要だろ」
「誰が」
「律が」
澪に渡されたのは、毛糸の帽子だった。
そこに、造花だろうか、何の花かはわからないけど、薄紅色の花がついていた。
私は「いらない」と言うと、その帽子を元の場所に戻そうとした。
大体、もうすぐ秋とは言っても今ここでこの帽子を買う必要は無いし、
帽子の形だって私の趣味じゃない。どちらかといえば澪の趣味。
「だめ」
しかし、澪は私から帽子を取るとそれをレジに持って行こうとした。
あぁ、なんだ。
澪が買うつもりだったのか。
てっきり、澪は女の子らしい小物も服も持っていない私に無理矢理買わそうとしているのかと
思った。
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 13:01:58.39 ID:wZ+JZnZ1P
支援
澪は、レジから帽子の入った紙袋を大事そうに抱えて私の居る場所に戻ってくると、
満足げに大きく息を吐いた。
「澪、お前はそれが買いたかったわけ?」
「うん、まあ」
「なら好きな人云々も嘘?」
さっきからずっともやもやしたままの私の疑問。そして、期待とかそんなものが、
私の口から滑り出た。
もしかして、と思ってしまう自分を止められなかった。
これが買いたかったから、嘘をついた。
それでもいい。
だって、それはそれで私と一緒に居たかったんだなって思えるから。
「ううん、それも本当」
しかし澪は、あっさりと私の期待を打ち砕いた。
「私にあんな恥ずかしい嘘、吐けると思うのか?」と。
私は「そうだよな」と小さく笑った。
澪が「好きな人が出来た」と言うなんて、いくら親友の私にでも、
きっと相当の勇気が必要だったはず。
それもあんな幸せそうな表情で。
はやくはやくううう
「あ、あの人出てったし、私たちも出よう」
澪は私の気も知らないまま、窓の外に視線を移して言った。
私は「おう」と小さな声で頷いた。
再び外に出ると、太陽は真上に登っていた。
もう正午らしい。
「それでどこ行ったんだよ?」
自分でも声が不機嫌になっているのに気付き、私は慌てて咳払いして誤魔化そうとした。
澪は私のほうを向かずに、「ちょっと待って」と辺りを見回す。
それから、「お腹減ったしまず何か食べようか」と傍にあったバーガーショップに視線を
向けた。
「いいの?澪のご執心相手がどっか行っちゃうかもよ?」
「またすぐ見付かるよ、たぶん」
澪は大して重要じゃなさそうに言って、駅前のお昼時で込み合っているバーガーショップに
入っていく。
私は一応、見たくも無いし見たことも無い澪の相手を探してみたけど、ここから
見える範囲じゃ澪に相応しい男なんていなかった。
それに、本当に今日、好きな人を私に見せるためにここに来たのかって思うくらい、
自由奔放な澪。
だからヘンな期待しちゃうんじゃん、バカ。
心の中で、私は澪に悪態を吐いた。
――――― ――
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 14:11:40.87 ID:KIQvJyZ5O
いいよーいいよー
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 14:17:19.23 ID:zcClFuCE0
スレタイが・・・りっちゃん
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 15:06:32.07 ID:wZ+JZnZ1P
風呂入ってきたら…
ローソン行ってくる
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 15:13:08.64 ID:pAcNFdBkO
これで律澪にすれば
>>1は叩かれたらやめて支援されたら続ける典型的な構ってちゃん作者
あれか。
澪が大学卒業後に交通事故で死ぬやつがあったが、それの作者か?
あの時も澪が付き合ってる云々あったし
律を悲しませるなよ
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 16:02:54.14 ID:Ne1MdIEq0
保守
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 17:02:37.72 ID:2Mipf1li0
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 17:30:25.77 ID:wZ+JZnZ1P
このまま落ちるコースか
つまんないから落ちてもいいよ
落ちていいと思うが、保守する奴が出て来るだろう
ほ
ほ
>>1ですが、受験や親とのゴタゴタのため、しばらく書けそうにないので落としてくださって
構いません。いつになるかはわかりませんが、受かった暁には続きを投下できたらと
思ってます。
勝手ですいません、保守してくださった方はありがとうございました。
え
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 20:53:13.57 ID:Pt4sEHK60
百合豚は糞を食って死ね
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 21:25:46.89 ID:XvLSONjGO
唯梓万歳!
103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 22:23:13.22 ID:JoLZZ9ER0
りつみお
あ
wwwwwwwwいい加減落としてあげな
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 00:06:17.23 ID:Tp80jdBm0
そうだな
107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 01:23:48.09 ID:eYb+nj150
そうしよう
108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 01:49:21.99 ID:CUBNbvJPP
落とすか
109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 03:23:20.81 ID:eYb+nj150
落とせ
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
計画性なさすぎだろ
中学受験か高校受験か知らんが(大学受験生はありえないよな…?)落ちるぞ