1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
澪「やっばーい」
澪「どうしようどうしようどうしようっ♪!?」
澪「失くしたー」
澪「いやぁー、失くしたわぁ、ベースと8000円失くしたぁー」
律「随分とリアルな数字だな」
澪「だってそんな8億円とかリアリティに欠けるっていうか・・・うわ、あった。あったわぁ」
律「あ?」
澪「よく考えたら私今8億円の上に立ってたーこんな非日常的な状況すらもいとも簡単に実現してしまう私の美貌がにくいー」
律「はいはい」
紬「そのお金、子供銀行って書いてあるわよ」
律「唯はほんっとうに天然だよなー」
紬「そうねー、あの天然さはやばいわよね」
律「だな、激ヤバだな」
澪「え?今なんて?」
律「おう、澪。いやー、唯ってすっげー天然だと思わないか?ドジっ子ってやつ?」アハハ
澪「・・・は?」
紬「間違えて当時通ってた小学校に行っちゃったり、逆立ちで授業受けたり・・・ドジなところがほっとけないって感じよね」
澪「ふ、ふーん」
律「澪も同じドジっ子としてやっぱり意識したりすんの?」
澪「・・・っはぁー!?いいいいやいやいあいやいや全然ぜんっぜん全然意識なんてしてしてないしぃー!?」シュバババババ
律「おっ!おっはよー」ヒラヒラ
唯「あーりっちゃん、おはよー」
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 01:47:13.47 ID:53JJ6+Hu0
紬「あら唯ちゃん、どうしてランドセル?」
唯「あっ、間違っちゃったよぅ〜」
ペチャッ
唯「・・・?」
ペチャッ
唯「・・・?」チラッ
澪「はしゃぐな」ペッ
ペチャッ
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 01:47:51.88 ID:2NAy6ZYq0
. , ⌒ '⌒ヽ
/ .::::::::::::::::::::::.、
. /.::::::::::::/ヽ:::::::::.、
ー=彡:::::::::::/ __ _\::::::≧ へぇー
ー=≦:::::rv' (dd |::::ニ=- このスレ2年位前流行ったよね
ー=ニ::::::::ト _′ |辷シ 流行ってたよね
. ´⌒八 ` / `ヽ.
/\ _ ヘ ハ 2年位前に見たわ
. ´ \ | |i
. / ヽ | || _
/ ヽ | || ((__))
/ 、 ー' 「| |: : : : :|
. /\ }/ L!_ __l : : : n
. \ / | / フYYリノ
>イ | __ -┴'′
\ | 「
. \ \ |
. 丶、 \ |
`ゝ ヽ ∠|
. L〕j i l | _ -=ニニ|
|`ー'|ノイ-―=ニニニニニ
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 01:49:10.49 ID:lmMpnb2D0
花は恥らうもの 鳥はさえずるもの
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 01:51:23.65 ID:53JJ6+Hu0
律「おーすっ」
律「って、ありゃ・・・まだ誰も来てなかったか」
律「暇だなぁ・・・」
梓「どんな絶望の淵であろうと甘い微笑みを絶やさない天使よ(お疲れ様です)」
律「お、梓か」
梓「君はその瑠璃色の輝きを見たか(あれ?律先輩だけですか?)」
律「おう」
梓「荒廃した街に降り注ぐ一筋の希望の光よ(ムギ先輩のお茶が飲みたいなー)」
律「まぁ、それはもうちょっと待てよ。あとでみんなちゃんと来るから」
梓「ひび割れた心に鮮やかなアネモネを、凍えた指先にその温かさを(今日はお茶したい気分だったんだけど・・・ちぇー)」
律「へぇ、珍しいな?」
梓「気まぐれなピエロにひと時の安らぎを(むー、茶化さないでください)」
律「なぁ、梓。お前のその喋り方はもういいんだけどさ」
梓「緩やかに流れる時空<とき>の狭間で君が見た夢とは・・・(なんですか?)」
律「普通に会話が成立している私が怖い」
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 01:53:52.76 ID:in3Qj9VUO
かこかわ!
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 01:58:05.82 ID:53JJ6+Hu0
紬「澪ちゃんはいいなー」
澪「え?そ、そんなことないぞ。どうした?急に」
唯「わかるよ!だって澪ちゃんは可愛いし、勉強できるし、ベース弾けるし。モテるしねー」
澪「いや私なんてたいしたことないぞー?あはは、まぁ確かにモテるけど、どうしてモテるのか全くわからないよ。もうホント、私の取り柄なんてモテるってところくらい」
唯紬「へ、へー」ピクッ
紬「やだ澪ちゃんったら。澪ちゃんには他にもいいところがたくさんあるわよ?むしろモテることくらいしか取り柄がないのは私の方かも」
澪唯「ぐっ・・・」
澪「いやいやそんなことないよ。私なんてベースは下手だわ頭は悪いわ恥ずかしがり屋だわ引っ込み思案だわ
黒髪ツヤツヤロングだわベースボーカル担当だわホントもうモテることを除けばゴミ並だからさ」
唯紬「むむ・・・」
紬「澪ちゃんこそ冗談はやめて?私の方こそ、家は金持ちだわ、キーボード弾けるわ、お上品だわ。嫌味じゃないところと言ったら
この柔らかい笑顔と人柄とそして私が淹れる紅茶くらいのものよ。本当にモテなくなったら私ってカスだわ。カス吹紬だわ」
唯「ぐぬぬ・・・」
唯「あぁぁっとぉぉ!!!やばい私ミスりそう、ミスるマジミスるー・・・あー、滑ったーやっぱ手が滑ったー。
先日別の高校の人から届いた告白メールの画面を開いた状態でケータイを落としてしまったぁー」シュババッババ
澪「おい!今のわざとだろ!何『見て!』と言わんばかりに指さしてアピールしてるんだよ!!」
唯「わざとじゃないですぅー、ミスったんですー」
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 01:58:57.16 ID:HQigtC/xO
あれ澪がエスポワールから脱出する話じゃないの?
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 02:00:31.89 ID:VVWNUjXQ0
なんだこれ
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 02:04:00.90 ID:53JJ6+Hu0
澪「何を言っt」
紬「っひょぉぉぉぉぉっぉお↑↑」
澪唯「?」クルッ
紬「なんか股間からチンチン生えて来たぁぁぁぁ、やっべぇ、男にモテるとかそういう次元じゃないじゃん、むしろ私が男みたいな」
澪「・・・」
紬「え、なんでぇー↑?っていうかこれ私の勝ちじゃない!?私ダントツ一番じゃない!?っひょぉぉー!」ドピュドピュッ
唯「・・・」
澪唯「すげぇけど、なんかビッチャビチャで汚ねぇ」
唯「あとくせぇ」
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 02:13:51.01 ID:53JJ6+Hu0
律「お、今日はみんなお弁当なのか」
唯「うん、いいでしょー憂が作ってくれたんだぁ」ニコニコ
紬「唯ちゃんは可愛いわね」ウフフ
澪「・・・」カチンッ
唯「えへへ、そんなことないよぉ///」
ピチャッ・・・!
唯「・・・!?」チラッ
澪「さえずるな」ペッ
ピチャッ・・・!
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 02:21:41.07 ID:53JJ6+Hu0
律「ほ、ほらほら。喧嘩してないで御飯食べようぜ?」
唯「うん、それはそうなんだけど・・・」
紬「りっちゃんこそ、スティックしまったら?邪魔でしょ?」
律「・・・へ?あ、あぁ!!?本当だっ、はは。つい間違えちまったぜ」
紬「そ、そう?」
律「おう、ごめんごめん。頭の中でビート刻みながら弁当広げてたらいつの間にか箸じゃなくてスティック出してたぜ」
唯「えっ」
律「なんていうのかな、グルーヴっていうのかな。それが止まらなくなる時があるんだよな、私には」
澪「こいつもアレか」モグモグ
そうだなアレだな
>>9 そっちの方が面白そうだ
最初騙されてグスグス泣くけど追い詰められたら覚醒するのがカイジに似てるww
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 03:47:15.44 ID:Dncdlr/J0
なんだこれwww
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 04:38:03.77 ID:hquCbTdWO
ドリューバリモアかわいいから誰か紹介してください
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 06:57:16.84 ID:/WBOQQsBO
謎にテンポがいいな
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 07:14:39.79 ID:e+vYFKvJO
良いんじゃないですか
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 09:46:36.57 ID:xDwU+kSSO
終わりか
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 10:10:02.07 ID:TT6preWP0
日笠の毒舌を聞くためだけに録画してる
書かないなら俺が使うぞ
窓の外を、初冬の風が吹き荒れる。
それは鋭利な刃物のように、グラウンドを走る運動部員たちの無防備な肌を刻む。
11月の暮れ。軽音部の部室で平沢唯は眠っていた。
首に巻かれたままのピンクのマフラーが、小さな寝息に合わせて微かに揺れる。
時々、手足をピクリと震わせる。指先が虚空をなぞる。
悪夢を見ているのだ。
やがて戸がそっと開き、友人の秋山澪が入ってくる。古い木が軋む穏やかな音が、唯の目を覚ました。
「お待たせ」
「あぁ、澪ちゃん。寝るつもりじゃなかったんだよ」
口の端の涎を人差し指で拭いながら、唯はしまらない笑みを浮かべる。
だが澪は知っている。彼女が悪夢に捕らわれていたことを。
手をこすり合わせる仕草が、それを雄弁に語っていた。
「いや、構わないよ。準備はできたか?」
「ばっちり。りっちゃんとムギちゃんは?」
「あいつらは来ないよ」
窓がガタガタと唸る。風が強くなってきたらしい。
「また夢を見てたのか?」
「うん。悪い夢」
「大丈夫だよ。今日で全部終わるから」
澪は唯の小さな手をそっと握る。
冷え切った友人の手を、少しでも温めてやりたかったから。
「澪ちゃんの手は、大きいね」
「あまり嬉しくないよ」
「手が大きいと、大好きな人を包んであげられるじゃん」
澪は空いたもう片方の手で、唯を抱き寄せる。
風がまた少し強くなった。
二人は身を寄せ合いながら、校舎を後にする。
空は雲一つない青空だ。見つめていると、吸い込まれそうになる種類の青。
「文章は進んでる?」
「うん、少しずつだけどね」
「今日も文章について、話してくれるよね」
「バスに乗ってからな」
グラウンドには、もう一人の人間もいない。表を歩いているのは唯と澪の二人だけだ。
聞こえるものは、風の唸り声だけ。
やがて二人は、校門前のバス停で足を止める。
「みんなどこ行っちゃったのかな」
「心配するな。いずれ帰ってくるよ」
「心配してないよ。澪ちゃんがいてくれるから」
「ありがとう」
そのバス停には、バス停としてあるべき名前がなかった。
ずっと昔に錆びて消えてしまったのだ。
半ば千切れかけた時刻表は、何年も前の日付のものだ。
それは見捨てられたバス停なのだ。人からも、バスからも。
「唯、言い忘れてた」
「なあに?」
「誕生日、おめでとう」
やがて一台のバスがやってくる。
滑るようにやってきたそれは、巨大なナメクジを連想させる。
それは音もなく停車し、アコーディオンのような戸を音もなく開く。
「乗ろうか」
「うん」
車内は煙草臭く、座席は虫食いだらけだった。
それでも、二人はこのバスが気に入った。少なくとも風は吹き込んでこないから。
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 12:41:00.20 ID:1eVtlbKrO
バスは来た時と同じように音もなく戸を閉め、音もなく発車する。
ガタガタと揺れる煙草臭い車内は、唯に鯨の体内を連想させる。
澪にそう言うと、可笑しそうな顔をされてしまった。
「見た目はナメクジ、中身は鯨。よくあることだな」
「わかりやすく説明してよ」
「例えば、イチゴ味のかき氷。上から覗くと濃い赤色をしてるんだ。
唯はシロップがたくさんかけられていることを確信して、スプーンですくう。
けど、実際はそんなことはない。氷は薄いピンク色で、味もいつものかき氷なんだ。わかる?」
唯は首を横に振る。そして悲しい気持ちになった。
もっと澪を理解したいのに、それが叶わないから。
お、違うのがきてる読むお
バスの運転手の顔は見えない。彼は一言も口をきこうとしない。
窓の外を、見慣れた風景が後ろに飛んでゆく。人の姿はまるで見られない。
風に連れ去られてしまったかのように。
「澪ちゃんって、怖いものが苦手なんだよね」
「ああ」
「一番怖いものって、なあに?」
澪はちょっと考えてから、こう答えた。
「完全な孤独かな。世界に一人置き去りにされること。孤独はどんなお化けよりも恐ろしいよ」
「……そっか」
「だから、今はちっとも怖くない。バスの運転手さんもいるし、何より唯がいてくれるから」
運転手は、相変わらず無言だった。
講義出てくる
残ってればいいが
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 12:55:03.81 ID:gb5GsL190
てら
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 14:30:19.52 ID:A+7TgPDi0
まだかなー
「さて、文章について話そうか」
バスの外の風景が、見慣れぬ田園地帯に変わった頃。
澪が先に切り出した。
「うん、じゃあ最初の質問。澪ちゃんは、文章を書くことを何に例える?」
「井戸の水を汲むことかな。井戸水と文章は似てるんだ。
一度うまくいけば、あとは簡単に事が運ぶ点がね」
「それは詞も同じなの?」
「ああ。私の経験から言わせてもらえば」
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 14:53:16.42 ID:53JJ6+Hu0
まさか残ってるとは
寝落ちてた
でも自分もうでかけなきゃだから今SS書いてる人このままスレ使っていいよ
帰って来て残ってたらなんか書く、そんじゃ
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 15:22:30.68 ID:1eVtlbKrO
窓の外には、枯れた田園が広がっている。
奥行きを欠いた、空虚な光景だ。
未舗装の道を走っているのか、たまに車体が大きく揺れる。
にも関わらず、音はいっさいしない。風の音すらしなかった。
聞こえるのは、二人の息づかいと心音だけだ。
「今日の話は終わり?」
「ああ、続きはまた今度。もうすぐ降りるからね」
澪が支度をしている間、唯は井戸について考えていた。
どれだけの井戸水があれば、この田園地帯を潤すことができるのだろうか。
修正
音はいっさい立たない。外を吹き荒れているであろう風の音すら耳に届かなかった。
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 15:30:22.82 ID:A+7TgPDi0
うい
そうか保守がてら投下すればいいのに
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 17:03:23.91 ID:CcicZK610
お、
>>1戻ってきたと思ったらまたいなくなったのか
ID:1eVtlbKrOお疲れさま
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 17:28:23.93 ID:9Uaw5jKbO
もう投下なしか?
残念だ
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 17:32:32.11 ID:1eVtlbKrO
なんかくだんないの書きたい
唯の誕生日にあわせた
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 17:36:55.66 ID:HQigtC/xO
39から無理矢理唯誕に持ってけばいいじゃない
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 17:40:14.51 ID:x6627JzeO
唯「やっべースカート脱げそうだわ、っべー」
唯「やっべーな憂の前でスカート上げたら姉としての威厳がっべーよな」
って感じのやって
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 17:56:36.85 ID:fbhcCi360
梓「先輩まじ最強っすよねー!先輩に敵うやつなんているんすかー!?」
唯「いねぇだろ…」
梓「そうっすよねー!!」
唯「(後輩を怖がらせるのも先輩の役目だし、しょーがねぇ)」ザッ
唯「あースラム街で暮らしてぇなー冗談抜きで。スラム街で暮らしてぇ マジで」
梓「ひょー!!先輩スラム街とか超かっけぇっす!!冗談抜きとかマジすげぇ!!」
うろおぼえ
脱がせる人=憂
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
挨拶するか微妙な人=和