【的外れは金子】毎日新聞抗議活動2ch本部349【当て外れた500億】

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33以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
熱血!与良政談:国民は大まじめなのに=与良正男 ttp://mainichi.jp/select/opinion/yora/

 昨年9月、民主党政権が誕生した時、私はテレビ局のあるスタッフに、こんな話をした。
 「民主党議員はお利口さんで、そつがない優等生タイプが多いから、自民党政権時代のように国際会議の後に
酩酊(めいてい)して記者会見したり、大きなばんそうこうをはってテレビカメラの前に現れたりする大臣はいないと思うよ」

 テレビ局はそうした「失態映像」を内心、期待しているところがある。「そんなことはもう望まないで、
これからは政策の分かりやすい解説とかを重視した方がいいのでは」とアドバイスしたつもりだった。
 不明を恥じる。いたのだ、民主党にも。もちろん、「国会答弁は二つ覚えておけばいい」発言で、
法相を辞任した柳田稔氏のことだ。

 「国会軽視だ」と大まじめに批判するのも、ばかばかしくなってくるようなお粗末さ。当然、その様子は連日、繰り返しテレビで
流された。私も何度も見たが、地元支援者を前に柳田氏は「自虐ギャグ」風に笑いを取ろうとしていたのは明らかだろう。
でも聴衆は沸かない。むしろ、「これはとんでもない発言ではないか」と気づいて凍り付くような雰囲気がテレビから伝わってきた。
そこがポイントだ。

 政治家が人々に尊敬されず、嘲笑(ちょうしょう)される存在になったのは、いつごろからだったろう。
そして、私のこれまでの経験でいえば、政権が厳しく批判されるどころか、お笑いの対象になり始めた時は、
その政権が末期に近づいている時でもある。

 さらに今回の場合は、そのお笑いも超えて、「この政権に任せて大丈夫か」と一段と不安になった人の方が
多かったのではなかったか。だからこそ、菅政権の罪は重大なのである。

 先々週末は長野県、先週末は福岡県、23日は東京都目黒区で、講演会行脚をしてきた。
最近の日中関係や暴走する北朝鮮、巨額な借金を抱えたままの財政、議論が進まない社会保障制度改革、
明かりが見えぬ地方経済など集まった人たちが口々に語るのは「日本はどうなってしまうのか」という切実な思いだった。

 こうした不安に応える与野党の議論をみんなが期待しているのに、国会を見ていると失言、追及、撤回、陳謝の繰り返し。
一体、国会議員は何をしているのかという声もたくさん聞いた。有権者の方が大まじめに考えていると私はつくづく思った。
(論説副委員長) 2010年11月25日