1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
唯「きっと簡単なことしかやらないよ」
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/23(火) 05:17:34.07 ID:CbtkIQyZO
梓「唯先輩!邪魔です!」
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/23(火) 05:18:52.37 ID:O+3HKm+f0
律「糞スレ立てんなハゲ」
4 :
ぽっぽ焼き ◆pOPPOVB9oU :2010/11/23(火) 05:20:55.91 ID:aNwSRWQr0
澪「誰がハゲだ!」バキッ
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/23(火) 05:22:32.17 ID:xNycQ19t0
和「たとえば?」
唯「えっ……、え〜と…」
唯「あ!あれだよあれ!あかぺら?とかってやつ!!」
和「アカペラ……?」
唯「うん!」
和「確かに、楽器は使わないから、軽いといえば軽い音楽なのかもね」
唯「でしょでしょ?歌うくらいなら私にもできますよ」フンス
和「自慢するところじゃないから」
歌うことを自慢できるクズ唯はとんでもない人間
〜〜〜〜ほうかご!〜〜〜〜
唯「ということで、音楽室の前に来てみたわけだけど」
シーン
唯「やってないのかな?でも平日の放課後は毎日やってるって……」
ガチャ
律「あ」
唯「あ」
律「……えーっと」
唯「あ、あの……その。ここって」
律「?……けいおん部だよ」
唯「ああ、やっぱり。私、入部届けを出した平沢です」
律「ああ平沢さんね。入って入って」
唯「今日はまだ練習じゃないんですか?」
律「あぁ、今はお茶とお菓子で休憩中なんだ……っていうか、平沢さん一年だよね?私も他の部員も一年生だけなんだし、敬語とか使わなくっても良いよ」
唯「あぁ、うん、ありがとう!……えっと」
律「自己紹介遅くなっちゃったね。私は田井中律っていうんだ。貴方は平沢唯さん、だったよね」
唯「うん」
律「おっし。みんなー、新入部員の平沢さん連れてきたぞー!」
ガラ
紬「いらっしゃい」ニコ
澪「い、いらっしゃい……」
律「さささ、座って座って平沢さん」
唯「あ、うんありがとう……でもその、言いにくいんですけど……練習はしないんですか?」
律「いや、それがさぁ。ムギの淹れるお茶と持ってくるお菓子があんまり美味しいもんだから、ついつい」
唯「むぎ?」
コトン
紬「こんにちは平沢さん。私は琴吹紬って言います。ムギって呼んでね」
澪「わ!私は……秋山、澪……。その、私も……澪、でいいから」
律「なんだよ澪、そんなギクシャクしちゃってさぁ。あ、私のことも律、って呼んでくれればいいから」
澪「えっとね……部長は律なんだけど、見てのとおりあっけらかんとした奴だから……。部活も今みたいに、ちょっと休憩がメインみたいになってるけど」
律「いやー実は、まだ各々のパート決めもままならない状態でさ。でもちゃんと発声は毎日やってるんだぜ?」
紬「それに、暖かい飲み物で喉を温めておくのはいいことだと思いますよ?お腹すいてると声量もでないし」
唯(……パート、発声、喉、声量……。やっぱり、アカペラなのかな?)
唯(で、でも今さら『結局この部はなにをやるところなんですか?』とか聞けないしなぁ……)
律「?どうかした、平沢さん」
唯「えっ?!い、いやなにも……」
唯(……でもいちおう入部しちゃったわけだし、聞かないわけにはいかないよなぁ……)
唯「あ!あの!」
ガタ
唯「皆さんごめんなさい!私、けいおん部ってどういうところなのかよくわからずに入部届け出しちゃって……!実は何をやる部活なのかすらよくわからないんです!!」
唯「軽い音楽っていうくだいだから、楽器とか使わないアカペラくらいかなぁって想ってたんですけど……」
律「……」
澪「……」
紬「……」
唯(……うわぁ、やっぱりこんなこと言ったら怒るよなぁ……?)
澪「……ぷっ」
律「あっはははははははっ!!」
唯「えっ……?……あ、あれ?」
紬「大丈夫よ平沢さん、正解だから」
唯「えっ」
律「そうそう。確かに私らより一年前までは、普通の軽音楽部だったみたいなんだけどね」
澪「あ、軽音楽部っていうのは、いわゆるギターとかドラムとかでロックなんかを演る部活のことだよ」
紬「でも、そういう軽音楽をやっていた先輩は、今年でみんな卒業しちゃったみたいなの。廃部にしてまた新しくアカペラ部を作るのは手間だからって、アカペラをやりたがってたりっちゃんがこの部を引き継いだのよ」
唯「そ、そうだったんだ……」
律「そういうこと!でさ、アカペラの部活だと思ってウチに来たんなら……、アカペラはやっぱり好きなの?」
唯「えーと……すいません、わかんないです。でも」
唯「でも、歌を歌うのは大好きです!!」
律「……よっしゃ!入部決まりだなっ!!」
そうして、私はけいおん部に入部した。
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/23(火) 06:02:15.07 ID:xNycQ19t0
唯「あ、あとね!」
唯「私のことも、唯って呼んでね!」
律「おう、唯」グ
澪「……唯」
紬「唯ちゃん」
唯(……なんだか、楽しそうな部活だなぁ)
律「さて唯、それじゃまずは発声練習だ!」
唯「え?!いきなり私も入っちゃっていいの?」
澪「大丈夫だよ。簡単にできるからさ」
紬「じゃあみんな、ちっちゃく円つくって」
唯「あ、うん」
合唱部
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/23(火) 06:05:00.15 ID:CJ7lZr9RO
ふむ
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/23(火) 06:06:27.21 ID:9c2Mc2q1P
輪姦部
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/23(火) 06:07:35.62 ID:xNycQ19t0
律「唯は私たちのやってることを真似てみてくれりゃいいから。……『あ・え・い・う・え・お・あ・お』っ!!!」
澪&紬「『あ・え・い・う・え・お・あ・お』っ!!!」
唯「あ、『あ・え・い・う・え・お・あ・お』っ!!」
澪「『か・け・き・く・け・こ・か・こ』っ!!!」
〜〜〜〜(中略)〜〜〜〜
皆「『わ・え・い・う・え・を・わ・を』っ!!!」
澪「ふぅ」
律「どうだった唯?疲れた?」
唯「う、うん……。おっきい声を出そうとすると、自然とお腹に力が入るでしょ。だからもう、は行のあたりからふっきんが痛くて」
紬「あら唯ちゃん、教えてないのに腹式呼吸はおおむねできるみたいね」
律「なかなかの逸材が入った、かな……?」
唯「?」
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/23(火) 06:20:58.46 ID:xNycQ19t0
澪「ちなみに今のは、基本的な滑舌をよくするための訓練と、腹式呼吸のトレーニングを兼ねたウォームアップみたいなもんなんだ」
紬「やっぱり声量はあればあるだけいいからね。腹式呼吸がしっかりできるようになれば、いい歌を歌えるようになるのよ」
唯「そうなんだ」
律「その点、唯はなかなかでかい声出てたし、いい感じだよ」
唯「えへへ、なんだか照れるなぁ」
律「体力的にはまだ大丈夫か?」
唯「うん、まだぜんぜん」
律「よーし。じゃ、ハモリ練行くか。ムギ、頼む」
紬「は〜い。じゃあ私が伴奏やって。声聞いてた感じだと唯ちゃんが上、りっちゃんが下、澪ちゃんが真ん中ね」
律「あいよー」
澪「わかった」
唯「……??」
19 :
>>18伴奏じゃなくて鍵盤、のがいいな:2010/11/23(火) 06:27:26.41 ID:xNycQ19t0
唯「あ、あの……今のはどういった業界用語でございましょうか」
律「あー悪い悪い。今からこの三人で、ハモリの練習をするんだけど」
澪「三人とも別々の音を出すんだけど、そのうち誰が高めの音を出して、誰が低めで誰が真ん中くらいの音を出すのか、ってことだよ」
唯「ほぁ」
律(……わかってんのか、これ?)
紬「と、とにかくやってみましょうか。最初は私が唯ちゃんの代わりにトップに入るわ」
澪「あ、ああ。そうだな」
律「とりあえず唯はそっちで聴いててよ。なんかダメ出しとかあったら頼むな。声出してる当人はイマイチ違いがわかりにくいんだ」
唯「あ、うん……」
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/23(火) 08:47:06.29 ID:+tMJN63aO
まだか
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/23(火) 08:50:28.25 ID:Ssku9TDNO
唯「インヒューマン・ランペイジって最高にハイになるアルバムよね」
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/23(火) 11:47:02.17 ID:B40t/8eYO
総書記系男子
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/23(火) 11:47:06.22 ID:falw+5Gh0
期待
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/23(火) 11:50:30.09 ID:+tCswySAO
なかなか本格的でワロタ
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
ほうほう