1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
立ちますように
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/20(土) 19:08:48.37 ID:Xa8aLoewO
こんにちは。平沢唯です。
今日は休日!みんなとボーリングに行きました。
今はその帰りです。
唯「ボーリング楽しかったね〜」
紬「そうね〜」
律「梓と澪、子供用のボール使ってたなあ〜」
澪「わ、悪かったな!」
梓「ボーリングの玉重たいんですもん!」
唯「照れてる二人共かわいい〜」
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/20(土) 19:11:04.99 ID:dYh/SsInO
三番煎じ
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/20(土) 19:12:42.37 ID:Xa8aLoewO
紬「唯ちゃんボーリング上手だったわね〜」
唯「えへへ〜」
律「唯があんなにボーリング上手いなんてびっくりしたぞ!それに比べて澪は……」
澪「わ、私はガーター無しだったら唯に負けないぐらい上手だぞ!」
梓「ガ、ガーター無し……」
律「澪はおこちゃまだな!」
澪「うるさい!」ゴチン
律「あでっ!」
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/20(土) 19:16:56.88 ID:Xa8aLoewO
澪「こ、今度は負けないからなみんな!」
唯「私も負けないよ〜」
梓「私もです!」
律「ん……あれ?」
紬「りっちゃんどうしたの?」
律「いや、ここの交差点ってどっかで見た事ある気が……」
梓「一回来た事あるのを忘れてるんじゃないですか?」
律「いやいや……確かどっかで見た事ある気がするよ」
気持ち悪いから製作速報でやってください
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/20(土) 19:21:26.74 ID:Xa8aLoewO
唯「ねぇねぇ〜あそこにお花が沢山添えられてるよ〜」
紬「本当ね〜アレは菊の花ね」
律「あっ!」
澪「私の耳元で大声出さないでくれ……」
律「思い出した!ほら、ここ事故があった交差点だよ!」
梓「事故……ですか?」
律「ほら、一ヶ月前ぐらいにニュースでやってたじゃん!不思議な交通事故って」
唯「あ、それ知ってる!」
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/20(土) 19:44:54.64 ID:Xa8aLoewO
梓「不思議な交通事故?」
唯「これ本当に不思議なんだよ〜」
律「ああ、何たって空中から現れた人が死んだらしいからな」
紬「空中から……?」
律「急に空中から人現れたもんだから……不幸にもトラックがそこを通り掛かり死んだらしい」
唯「しかも六人も空中から現れたらしいんだよ〜」
紬「六人も空中から急に現れるなんて不思議ね」
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/20(土) 19:46:17.89 ID:DaLZFomJO
そういや、各けいおんSSのキャラが一同に介するSSあったな
ミニマムあずにゃんやゲロ澪やヤンデレ憂とか
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/20(土) 19:48:44.32 ID:VAtCpxy/O
ぱられるわーるどとらべる!
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/20(土) 19:48:51.04 ID:OLVk+g0FO
何番煎じだよ
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/20(土) 19:49:34.16 ID:Xa8aLoewO
律「だろ?目撃者もいっぱいいるらしいぞ」
梓「ここは人通り多いですからね」
唯「空中から突然現れるなんてエイリアンかな?鳥人間かなあ?」
律「う〜ん。とにかく不思議だよな〜」
紬「あら?澪ちゃん?」
澪「見えない聞こえない見えない聞こえない」ガクガク
唯「おーい!澪ちゃん大丈夫〜?」
梓「大丈夫ですか?」
澪「エ、エイリアン怖い……」
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/20(土) 19:54:39.16 ID:Xa8aLoewO
律「アハハごめんごめんほら、立てるか?」
澪「うぅ……」
紬「まあ!澪ちゃんの足元見て!」
梓「わぁ〜!綺麗な石ですね!」
唯「いちにいさん……六個あるよ」
紬「綺麗だわ〜ちょっとだけ光ってない?」
唯「本当だ。光ってるーっ!」
澪「あの……そろそろ私の足元で座るのやめてくれないか?は、恥ずかしい」
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/20(土) 20:03:02.39 ID:Xa8aLoewO
梓「あ!す、すみません!」
律「ムギー私にもその石見せてくれ」
紬「いいわよ〜」
澪「私も!」
唯「六個あるんだから欲張らないの〜」
梓「そう言う唯先輩は二つ持っるじゃないですか」
唯「憂の分だよ〜」
律「本当、この石ちょっと光ってるな」
澪「綺麗……」
紬「宝石ではなさそうね〜」
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/20(土) 20:08:03.93 ID:Xa8aLoewO
唯「ちょうど六個あるしみんな一個ずつ持って帰ろうよ!軽音部の証にさ!」
律「あ、それいいな!」
梓「でも、誰かが落としたのかも……綺麗な石ですし」
澪「う、うん……警察に届けた方がいいかも」
律「大丈夫だって〜ただの石だぞ?それに警察に届けても追い返されるだけだって」
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/20(土) 20:14:31.87 ID:Xa8aLoewO
澪「う〜ん……」
紬「澪ちゃん梓ちゃん。この石はね。きっと今日みんなとボーリング行った記念に神様が私達に贈り物をくれた……そう私は思うの」
梓「神様が……」
澪「贈り物を私達に……」
唯「ムギちゃんファンタジーだね〜」
紬「うふふ〜」
澪「そ、それなら。この石貰おうかな」
梓「私も……貰います」
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/20(土) 20:20:59.63 ID:Xa8aLoewO
律「じゃあ、この石は今日から私達の石な!」
唯「やったぁー!」
紬「大切に保管するわ〜」
梓「あ、もう一つ余ってますよね?それはどうするんですか?」
唯「憂の分だよ〜さっき言ったじゃ〜ん」
梓「そっかぁ憂の分か」
律「んじゃ早く帰ろうぜー今日は疲れたー!」
澪「疲れたようには見えないけどな」
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/20(土) 20:26:21.26 ID:Xa8aLoewO
・・・・・・
唯「憂、ただいまー!」
憂「あ!おかえりお姉ちゃん!ご飯もう出来てるよー」
唯「今日のご飯なにかなあ?」
憂「今日はカレーパエリアだよ!」
唯「カレーパエリア!初めて食べる!」
憂「レシピ本に作り方が載ってあったんだぁ。頑張って作ってみた!」
唯「美味しそー!食べたい!」
憂「今から用意するからリビングで待っててね」
唯「はぁ〜い」
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/20(土) 20:32:24.47 ID:Xa8aLoewO
唯「カレーパエリア楽しみだなぁ〜」
憂「お姉ちゃん。どのくらいがいいー?」
唯「大盛り!」
憂「じゃあ沢山ついであげるー!」
唯「ありがとーっ!楽しみだなあ〜」
憂「持って来たよ〜」
唯「美味しそーっ!早く食べよっ!」
憂「うん!いただきまーす」
唯「いっただきまーす!」
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/20(土) 20:37:45.36 ID:Xa8aLoewO
唯「んーっ!美味しーっ!」
憂「えへ〜ありがと〜」
唯「私が今まで食べたカレーパエリアの中で1番美味しい!」
憂「カレーパエリア食べた事ないんじゃなかったの?」
唯「あ、そうだった〜でも本当に美味しいよ!」
憂「私も食べてみようかな……美味しい!」
唯「でしょー?」
憂「うん!美味しく作れてよかった〜」
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/20(土) 20:45:06.80 ID:Xa8aLoewO
唯「あ、そう言えばね〜憂に渡す物があるんだ〜」
憂「私に渡す物?」
唯「じゃじゃーん!」
憂「これは石?」
唯「綺麗な石でしょ?」
憂「うん、綺麗〜」
唯「それ、憂にあげる!私も同じ石持ってるからペアロックだね!」
憂「ペアロック?何だか結婚式みたいだね〜」
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/20(土) 20:57:04.46 ID:Xa8aLoewO
唯「ちゃーんちゃかちゃーんちゃーんちゃかちゃーん♪」
憂「?」
唯「結婚式だよ憂!石渡すよ!」
憂「う、うん!」
唯「どーぞー」
憂「ありがとうございまーす」
唯「大事にしてね〜。あ、早くパエリア食べてお風呂入ろーっと」
憂「結婚式は指輪を渡した後にちゅうするんだよ〜」
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/20(土) 21:00:59.13 ID:Xa8aLoewO
唯「ちゅう?」
憂「うん!」ギュー
唯「どうして目を粒ってるのお?」
憂「な、何でもないよ……」
唯「そっかぁ〜ごちそうさまでしたー!」
憂「え、もう食べたのー?」
唯「うん!お風呂入ってくるね〜」
憂「うん……あれ?お姉ちゃんのポケット、キラキラしてる」
唯「わっ!本当だ!」
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/20(土) 21:06:54.62 ID:Y9Iybm/w0
どう考えてもオチが……
まぁいいか。続けてくれ
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/20(土) 21:07:06.69 ID:Xa8aLoewO
憂「何でお姉ちゃんのポケット光ってるの?」
唯「えーとぉ。きっとこの石のせいだと思う!」
憂「す、凄い光ってるね!」
唯「憂のも凄く光ってるよ!」
憂「ほ、本当だ!何でかな?」
唯「まさか……爆発したりして!」
憂「大変!早くお外にポイッしなきゃ!」
唯「それだとお婆ちゃんの家が爆発するよ!」
憂「ど、どうしよう?」
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/20(土) 21:18:26.46 ID:Xa8aLoewO
石が突然、強い光りを出して私はびっくりしました。
爆発するんじゃないかって怖かったです。きっと憂も怖かったと思います。
唯「トイレに流そうよ!」
憂「ダメ!お水がブワーッってなるよ!」
石が更に強い光りを出しました。
私と憂はあまりの眩しさに目を閉じてしまいました。
光りが消え、目を開けたとき私達は知らない場所にいました。
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/20(土) 21:19:06.43 ID:T/78pEWp0
オチはやはり想像通りではないんだろうな
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/20(土) 21:24:40.44 ID:Xa8aLoewO
唯「う、憂……さっきまで家にいたよね?」
憂「うん……ここ何処?」
知らない場所は何だか錆の匂いがしました。
洋服があっちこっちに散らばってて壁はトタンに覆われてました。
とにかく汚い所でした。
?『おい、お前ら地面に座り両手を頭にやれ』
知らない声が聞こえました。
でも、何処かで聞いた事のある声でした。
あれ?矛盾してる?
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/20(土) 21:35:20.78 ID:Xa8aLoewO
?『聞こえてるんだろ?早く両手を頭にやれ。おっと振り向くなよ』
唯「は、はひっ!」
憂「お姉ちゃん……怖いよ」
?『早く!』
唯「うう……」ピトッ
憂「…………」ピタッ
?『デコじゃねぇ頭だよ頭』
唯「は、はい!」ピタッ
?『ったく、物音が聞こえたと思って見にくれば泥棒だ。ここには何にもないのにお前らも馬鹿だよな』
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/20(土) 21:39:44.07 ID:Xa8aLoewO
唯「あ、あの!」
?『喋るんじゃねぇ。今から三秒数える。三で振り向け下手なマネをするんじゃねぇぞ』
唯「は、はい……」
?『一』
憂「………」ゴクッ
?『二』
唯「………」
?『三!』
唯「…………ほえ?」
憂「お姉ちゃん?」
唯『はぁぁ?』
どうせなら、他の作品のSS世界にも行ってくれないかな
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/20(土) 21:46:56.10 ID:Xa8aLoewO
唯「わ、私だ!」
唯『いや……何で俺と同じ顔の奴がここにいるんだよ』
憂「お姉ちゃんが二人……」
唯『憂までいるし……お前らどこから来た?』
唯「わ、わからないよ!」
唯『わからない分けないだろ?馬鹿かよお前』
唯「ひ、酷い!」
唯『もう一度聞くどこから来た?』
唯「…………」
憂『唯、何言い争ってるんだって……何だコイツら』
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/20(土) 21:51:00.68 ID:Xa8aLoewO
唯『あ?知らねーよ』
憂『喧嘩腰で物を言うのやめろよタコ』
唯『あ?もう一度言ってみろカス』
憂『タコ』
唯『オッケ表出ろ!今すぐにな!』
憂「何か仲悪そうだね」
唯「う、うん……」
憂『コイツらは放って置いていいのかよ?頭でちゃーんと考えてから次の言葉を喋ろ』
唯『チッ……んでお前ら何でここにいる?』
唯「し、知らないよ!」
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/20(土) 21:56:09.12 ID:Xa8aLoewO
憂『知らねー分けねぇだろ。変装してんのかな?』
唯『いや、俺らに変装したとて何も得しねぇだろ』
唯「う、ういー……」
憂「だ、大丈夫だよ。大丈夫だから」
憂『なあ、コイツら並行世界の奴らなんじゃね?』
唯『まさか、向こうの住人がこの世界に来れるかよ』
唯「並行世界……?」
憂「パラレルワールドだよお姉ちゃん」
唯「なるほどー!」
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/20(土) 22:00:22.32 ID:Xa8aLoewO
唯『お前ら今、お姉ちゃんって言ったか?』
憂「は、はい……」
憂『コイツら胸あるじゃん。まさか女か?』
唯『お前ら女なのか?』
唯「う、うん……」
憂「……女です」
唯『まさか本当に並行世界から来たのか?』
憂『そうとしか考えらんねぇだろタコ』
唯『おい!兄には口を慎めよ憂』
憂『お前こそ弟には口を慎め。美術品を扱うように扱えカス』
顔はそっくりだが、男なのか……ふーん
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/20(土) 22:05:06.16 ID:Xa8aLoewO
唯「兄……?」
憂「弟……?」
唯『つーかお前らどうしてここにいるんだよ。そろそろ喋れよ』
唯「だから知らないよお!」
憂「あ、あの!石が急に光り出したんです」
唯『い、石?』
憂『まさか……チケットじゃね?』
唯『なるほどな。だからコイツらはここに来たのか……でも、コイツらチケット何て何処で手に入れたんだよ』
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/20(土) 22:08:44.68 ID:Xa8aLoewO
憂『知らねーよ』
唯『とりあえず。お前らチケット出せよ』
唯「チケット?」
唯『さっきの俺達の話を聞いてなかったのか?石の事だよ石』
唯「うん……」
憂「どうぞ……」
唯『確かにチケットだな。どう見ても並行世界に行く為のチケットだ』
憂『あーぁマジでコイツら並行世界の住人かよ』
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/20(土) 22:13:09.53 ID:Xa8aLoewO
唯「あの!チケットって何ですか?」
唯『教えるの面倒臭い』
憂『チケットってのはな。並行世界に行く為の通行許可証みたいなもんだ』
憂「通行許可証?」
憂『んーそうだな。お前らの世界には電車はあるか?ワープ装置は?』
憂「電車はあります。ワープ装置はありません」
憂『そうか。この石はな並行世界に行く為の切符みたいなもんだ』
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/20(土) 22:29:47.18 ID:Xa8aLoewO
憂「並行世界に行く?」
憂『うーん。お前らの世界には旅行って娯楽はあるか?』
憂「あ、あります」
憂『俺らの世界にも旅行はある。だがなちょっと……いやかなり違う所へ旅行しに行くんだ』
唯「何が違うの?」
憂『並行世界に旅行しに行くんだよ。このチケットを使ってな』
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/20(土) 22:33:41.69 ID:Xa8aLoewO
憂「並行世界に旅行……この石を使って旅行!?」
憂『ああ、何処かの国へ旅行しに行くんじゃなくて並行世界へ旅行しに行くんだ』
唯「な、なにそれー凄い!」
唯『っつても俺らみたいなスラム街にいる野郎共には出来ないけどな』
唯「何でぇ?」
唯『並行世界旅行はお偉方や金持ちにしか出来ない。金が馬鹿みたいに掛かるからな』
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/20(土) 22:39:49.60 ID:Xa8aLoewO
憂『並行世界に行かなくても別にいいんだげどな』
唯『まあ、この前コイツ並行世界に行きてぇ……って言ってたんだけどな』
憂『そんな事、言ってねぇぞカス』
憂「ま、まあまあ」
唯「じゃあ。この石があれば元の世界に戻れるの?」
唯『ああ、早く帰れ』
唯「うう……それじゃあ。バイバイ!」
憂「さ、さようなら」
憂『帰れないだろ』
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/20(土) 22:44:59.35 ID:Xa8aLoewO
唯「か、帰れないの!?」
憂『だってほら、石に輝きがない。期限切れてる』
憂「期限?」
憂『電車の切符にも切符があるだろ?』
憂「……はい」
憂『その期限が切れると切符使えなくなるだろ?このチケットはもう期限が切れてるんだ。だから帰れない』
唯「え……えぇ!?」
憂『残念だったなお前ら』
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/20(土) 22:50:19.67 ID:Xa8aLoewO
憂「ざ、残念だったって……帰れる方法はないんですか?」
唯『ムギならいけるんじゃないか?』
憂『あ、ムギがいたか』
唯「ムギちゃんが何とかしてくれるの?」
唯『多分な』
唯「あ、あぁ!そう言えばみんなもこの石拾ったんだった!」
唯『はぁ!?』
唯「みんなもこの世界に来てるのかなあ?」
唯『みんなって何人だ!?』
唯「えーと、四人!」
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/20(土) 22:56:07.82 ID:Xa8aLoewO
憂『四人って何人チケットを拾ってんだよ!つーか拾うなよ!』
唯『お前ら面倒臭い奴らだな』
唯「ご、ごめんなさい」
憂『で、誰が石を拾ったんだ?名前を言ってくれ、並行世界の唯だ知ってる奴らかもしれない』
唯「えっと。あずにゃん!」
憂「あだ名じゃ分からないんじゃないかな?」
唯「あっ……!」
唯『お前の頭ん中はめでたい事になってるな』
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/20(土) 22:56:46.38 ID:+UxEFnjEO
よしっ!つまらん!
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/20(土) 22:59:13.31 ID:8dpym1SnO
途中からこんがらがってきた
そしてリズムが悪い
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/20(土) 23:02:59.74 ID:Xa8aLoewO
唯「むっ!普段そう呼んでるから仕方ないでしょ!」
憂『お前、いちいち茶化すなよ』
唯『しゅみませ〜ん』
憂『で名前は?』
唯「えっと、中野梓、琴吹紬、田井中律、秋山澪」
憂『全員知ってるな。俺は探しに行くからお前はコイツらが何処にも行かないように見張っておいてくれ』
唯『面倒臭いな……』
憂『んじゃ探しに行ってくる』
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/20(土) 23:11:42.63 ID:Xa8aLoewO
唯『はぁ、お前ら何処にも行くなよ』
唯「わかってるよ〜」
憂「あの、この部屋。もう少しお掃除した方がいいと思います」
唯『別に寝れれば事足りるだろ。掃除する必要がない』
唯「何でこんな所に住んでるの?お父さんとお母さんは?お仕事」
唯『父親と母親は俺達を捨てたよ』
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/20(土) 23:17:19.22 ID:Xa8aLoewO
唯「捨てた?お父さんとお母さんはそんな事しないよ!」
唯『お前らの世界はな。俺らの世界はセックスして出来た子供は捨てられるんだよ』
唯「…………」カァァ
唯『何でか分かるか?普通にセックスして出来た子供じゃダメだからだ』
憂「ダ、ダメ?」
唯『ああ、天才が生まれる確率は低いし変な病気を持ってる事もある』
並行世界っていうより未来な件
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/20(土) 23:26:24.92 ID:Xa8aLoewO
唯「天才が生まれる確率?」
唯『ああ、この世界の女はより出来が良い子供を残す為に精子バンクに行き高い金を出して高い能力を持った男の精子を買う。そして受精させ子供を作る』
憂「…………」カァァ
唯『俺らみたいな普通にセックスして出来た子供じゃ母親共は将来、子供に養なってもらうには不満なんだ。だから捨てる』
唯「そんな……」
唯『この世界では当たり前の事だけどな』
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/20(土) 23:35:36.64 ID:Xa8aLoewO
憂「ひ、酷いよ……」
憂『確かに酷いよな。それより連れて来たぞ』
紬「唯ちゃん……」
梓「唯先輩!憂!」
唯「み、みんな!……澪ちゃんは?」
律「ちょっと分けあって気絶してる……」
憂『襲われたんだけどな。あ、コイツらにはこの世界の事教えておいたから』
唯『おい、襲われたって誰に?』
憂『アイツらだよ』
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/20(土) 23:43:11.44 ID:Xa8aLoewO
唯『アイツらって立花達か?』
憂『そうだよ。澪のチケットが盗まれたらしい』
唯「りっちゃん。澪ちゃんは大丈夫なの?」
律「だ、大丈夫……」
唯『くそっ、アイツらまた盗みをやったのか……』
憂『アイツら人の物を自分の物と思って盗みやがる。死ねばいいのに』
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/20(土) 23:50:00.13 ID:Xa8aLoewO
唯『と言うか死ね』
紬「あ、あの。立花って人の下の名前はわかりますか?」
憂『確か姫子だったと思う』
唯「姫子……姫子ちゃん!?」
唯『知ってるのか?』
唯「知ってるも何も私の隣の席に座ってる子だよ!」
梓『やっぱり並行世界ってパネェな。何処かしらで必ず繋がりがある。マジパネェ』
梓「わ、私?」
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/20(土) 23:57:06.32 ID:Xa8aLoewO
梓『あ、君らの事を憂から聞いたよ。マジで来てんだヤベェ』
憂『澪の世話をやってろっつたろ?』
梓『アイツ、もう大丈夫なんじゃね?つーかあのまま寝かせとおけばオッケーだよ』
唯『連れて来てるなら連れて来たって言えよ』
梓『まあまあ、んでコイツらどうすんの?』
憂『何とかして元の世界に帰すよ』
梓『やっぱムギに頼むじゃう感じ?』
唯『それしか方法はないだろ』
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/21(日) 00:08:45.47 ID:9SJAk9jPO
紬「こっちの私ってそんなに凄いのかな?」
律「多分……」
梓『ムギはすげーよ。なんつーか発明家?とにかくすげー奴だよ』
唯「澪ちゃんとりっちゃんは?」
梓『律はアホ。澪はホモ』
律「ア、アホ……」
梓「澪先輩がホモ……」
唯『そろそろお前ら寝ろよ。俺達は俺達で話したい事があるからさ』
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/21(日) 00:14:59.42 ID:9SJAk9jPO
梓「今から帰れないんですか?」
憂『ムギが寝てるから無理だな』
律「な、何とか起こして帰れないのか?」
梓『だから無理だって』
唯『とりあえずお前らは寝ろ』
唯「わ、わかった……」
紬「あの、この部屋で寝るの?」
憂『そうだ』
澪「だ、誰かーっ!」
憂『どうやら起きたみたいだな。連れて来る』
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/21(日) 00:29:20.56 ID:9SJAk9jPO
・・・・・・
澪「ううっ……ぐすっ」
紬「澪ちゃん大丈夫よ。必ず帰れるから大丈夫」
澪「ぐすっ……うん」
律「汚い部屋だな……うわ、このホットドック腐ってるよ」
憂「何処で寝ればいいか困るね」
梓「うん……」
唯「きゃっ!ベットの下に蛆虫がいる……」
紬「…………」
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
一時間ぐらい休憩します