1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
代行
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/19(金) 01:39:54.17 ID:KemDJPxM0
じゃあ味噌バター
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/19(金) 01:40:20.11 ID:xeQgwmGt0
とんこつで
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/19(金) 01:41:01.94 ID:3mzl13VSO
雪だるま「ぼく、きみがすきだったおんなのこをしってるよ」
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/19(金) 01:41:14.13 ID:qqWTOM4P0
座椅子「私はあなたを見ていました・・・///」
バス停「・・・!///」
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/19(金) 01:42:43.18 ID:VEDhId890
黒電話「意気地なしだね、君は」
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/19(金) 01:44:32.85 ID:Q9GhOfWQO
枕「また今夜も僕を濡らすのかい…?」
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/19(金) 01:48:55.15 ID:Bk6GJlJCO
ポスト「早く出さないと今日の配達終わっちゃうよ?」
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/19(金) 01:50:43.12 ID:O+EPyC6TO
男「…………え?」
男はその日、バイト帰りに突然降ってきた雨にうんざりしながらいつものバス停まで走ってきた。
いつも、大体同じ時間。同じバスに乗る。
バス停「今日はこないねぇ…あの子」
屋根のついたバス停で、やっと雨をしのぐことが出来た男はどうにもならないとはわかっているものの、肩の雫をはらったり、濡れた足をさすったりしていた。
>>1 立ててくれてありがとう
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/19(金) 01:56:39.29 ID:B3lMrR2VO
単発スレじゃなかったのか。
景気づけに支援してやろう。
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/19(金) 02:00:13.48 ID:O+EPyC6TO
いい加減諦めた男は鞄の中から煙草を取り出し、火をつける。
平日、この路線を利用する客は少なく、男意外にここでバスを待っている人は少ない。
『あの子』を除いては。
男「……うへぇ……風呂入りてぇ……」
夏ももう終わり、まだ半袖でも過ごせるとは言え、こう雨に打たれると気持ちが悪い上に、蒸したベタつきが鬱陶しい。
男は煙をとぼとぼと口から漏らしながら小さく呟いた。
ろくなものの入っていない鞄を、雨に濡れない待合のベンチに置いて、時刻表やら、どうでもいい広告、点字のならんだ柱に背をつけた。
バス停「お疲れ様だねぇ」
男「?」
男は確かに聞こえる声に驚き、もたれた体を起こし周りを見渡す。
バス停「最近、よく来るねぇ。バイトの日数、増やしてるのかい?頑張ってるねぇ」
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/19(金) 02:09:20.12 ID:O+EPyC6TO
男は確かにバイト帰りだった。
確かに日数を増やしていた。
男「………………」
男は火をつけた煙草を持ったまま、口につけることすら忘れていた。
赤く燃えて、先から黒と灰色の棒が伸びる。力尽きてポトッと落ちる。
緩やかに吹く風にさーっと流されて消える。
バス停「煙草、勿体無いよ?」
そう忠告されて、やっと気がつき、指の間に目をやるが、もう風前の灯火、1本のほとんどを駄目にしてしまった。
値上がりしても変わらず同じ銘柄を吸い続けていた男は少し悔やんだ。
男「あー…………あぁ…」
たかが煙草(されど煙草なのだけれども)を駄目にした程度にしては、酷く男は落胆していた。
雨は更に勢いを増す。
今日は本降りだった。
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/19(金) 02:11:43.34 ID:AIUzw8FNO
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/19(金) 02:14:28.58 ID:a9ndM6rY0
最初に男の描写をもすこしいれてくれんと、どんな男かさっぱりわからん
じじぃか、少年かすらわからん
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/19(金) 02:19:19.76 ID:O+EPyC6TO
男はだらだらと生きていた。
それなりに学生生活を過ごし、それなりの大学に進学したが、
なんだかんだと学ばされる高校と、学びに対する意識を持たなければならない大学の気風に着いていくことがどうにも出来ず。
なんとなく辞めてしまった。
親との折り合いも悪くなり、ほぼ家出、ほとんど勘当のような一人暮らしを始めた。
最低限生活するための賃金、最低限付き合いをするためだけの資金。
稼ぐためだけのバイト。
毎日毎日、バスに乗って、冴えない家と稼ぎ先を往復するばかり。
淡々と過ぎてもうすぐ1年以上になる。
情けなくなる。
どうにかしたいと、心のどこかで思っている。
ただ、楽な方に思考と考察が到達して『明日から』『また今度』『いつか』『まあいいか』『いやでも、』『どうするの?』『わからない』『とりあえず』『明日から』
何をするにもこの悪循環。
新しい煙草に火をつけて
深く煙を吸い込みながら、そんな事を考える。
バス停「……………あ、来たよ!!『あの子』!!」
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/19(金) 02:29:07.25 ID:O+EPyC6TO
男は、どこからか解らないその声に困惑しながらも、すぐに目をあちらこちらに向ける。
ビニール傘に雨を跳ねさせ、少し前屈みになりながらこちらに向かってくる1人の女性。
女性はバス停の屋根の下に入ると、垂れる水滴に当たらぬように傘をそっと下ろし、軽く降って閉じる。
女性「凄い雨ですね〜」
こちらに話しかけてくる。
ショートカットのボブヘアー、大きな目、長い睫。割とナチュラルメイク。ふわっと膨らむ頬に優しいチークが栄える。
彼女とは話すようになってからすこし経つ。
利用客の少ないこのバス停を定期的に利用する男と同じく、彼女もまたその1人で、頻繁に会う。
男がバイトを終えたこの時間帯に利用するあたり、容姿からみても年はあまり変わらないような気がする。
綺麗より可愛いが似合うこの女性との少しの時間は男の些細な楽しみの1つだった。
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/19(金) 02:40:30.33 ID:O+EPyC6TO
何かを期待してはいけない。男は頭の中では理解しているつもりだった。
本数のあまり多くないバスを待つまでの間、彼女に会えるのは変化の無い男の日常にささやかな光明を指した。
バイト先が今の場所になり、バスを利用し始めてから幾日経ち始めた頃から
なんとなくよく会う人だとは思っていた。
可愛らしい容姿に気がいかないと言えば嘘になるが、特に何かあるわけでもなかった。
いつだったか、あまりにも頻繁に会うものだからたまたま目があった時に、思わずそらしはするものの、よくわからない会釈をしたのが、始まりだった。
最初は互いにぎこちなさがあった。彼女も喫煙者だと言うこともあり、
ライターの貸し借りをしたり、今日のように雨が降っている時に「降ってきましたね」とかたわいもない会話を始めたことから
いつのまにか打ち解けていっていた。
それでも素性を互いに話すようなことはなく、話の流れで彼女が男のバイト先を知っているぐらいで、
後は何も知らない。
このバス停だけの関係。
男は彼女の事を勝手に頭の中で『バス停の彼女』と名付け、それ以上もそれ以下もない、それに位置づけていた。
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/19(金) 02:51:32.72 ID:O+EPyC6TO
『バス停の彼女』は、塗れた傘を立てかけて鞄の中から煙草を取り出す。
男はその仕草を見ると直ぐにポケットからライターを出して、彼女に渡した。
いつもの事だった。
女「あれ?ライター変わったんですか?」
男「え?ああ、コンビニで見つけて、可愛くないですか?それ。」
レジの横に置いてあるような安物のライターだが、形が妙で、
すぐにガスがなくなってしまいそうな薄いカードの様な形。
煙草の箱にちょうどしまえる大きさだ。
黒塗りの基盤に白い猫のシルエットのシールが張ってある。
大層な言い方だが、一目惚れだった。
女「えーっ。可愛いじゃないですか。どこのコンビニですか?」
説明してわかるものだろうかとも思ったが、彼女が自分のバイト先を知っているのであれば検討位は着くだろうと思い話してみた。
女「あ、わかりますわかります!私よく行くんですよ!!そこ。」
男「えっ?そうなんですか…」
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/19(金) 03:06:04.59 ID:KGvjvXy5O
しえん
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/19(金) 03:30:30.18 ID:fCW9c/MV0
ほ
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/19(金) 04:31:21.85 ID:KGvjvXy5O
ほ
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/19(金) 06:15:47.03 ID:62DE5kMvO
ほす
黄猿で再生中
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/19(金) 06:47:54.72 ID:vglR61eMP
良スレの匂いだ
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/19(金) 06:50:28.49 ID:A/RVEuP3O
なんか知らんがノッポさんが浮かんだ
ほっほっ
しゅっしゅっ
ぬるぽ!?
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/19(金) 11:59:51.30 ID:WUsC29aOO
>>27 やらせはせん
やらせはせんよ!
日輪の力を借りて!
今!必殺の!!
ガッ
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/19(金) 12:45:53.75 ID:vQU2bd81O
そしてスレは動きだす…
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/19(金) 14:29:53.26 ID:WUsC29aOO
よしこさんや
続きはまだですかのぅ
あ
ぬるぽ
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/19(金) 17:17:05.20 ID:B3lMrR2VO
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
婆さん続きはまだですかな?