ストパンの世界に俺をいれてイチャイチャしようずwwwwwwwwwwwwww
っていうスレ
お知らせ
★壁殴り代行休業しました★
|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| 妄想を垂れ流すも良し、
||冬季休業中| 初SSにチャレンジするも良し
||_____| そこのキミも書いてみようぜ!
| ::|
_| ::|_
まとめWiki
http://www16.atwiki.jp/vip_witches/
>>一乙
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/14(日) 22:05:06.05 ID:4thUlU8vO
いちょつ
スレたて規制うざすぎわろた
>>1乙 5分後から投下
一乙
試作品さんの次いってみよーかな
いちもつ
10 :
試作品:2010/11/14(日) 22:08:14.65 ID:H1sTQVFLO
>>1乙です
すいません。先ほど帰ってきましたので、流星さんの次に投下させてもらいます
11 :
流星:2010/11/14(日) 22:10:09.92 ID:dlHawfKD0
………
……
…
俺は夕飯を食べ終わり、食器を片付けた。
食後の紅茶を持って席に戻る。
隣に座っていたのはウルスラだった。
俺「‥‥」
ウルスラ「‥‥」
俺「‥‥何読んでるんだ? 」
ウルスラ「解説書」
俺「‥‥なんの?」
ウルスラ「銃」
俺「おもしろいのか? それ」
ウルスラ「あなたに言われたくない」
俺「‥‥」
ウルスラ「‥‥」
12 :
流星:2010/11/14(日) 22:15:47.14 ID:dlHawfKD0
俺会話下手だな。こういう奴とどうやって会話すればいいんだろう。
キャサリン「リュウセイも面白くなさそうな本読んでるから似たもの同士ねー」
もっともだ。
俺は着火の魔法の簡略化の作業を続けることにした。
もうすこし、もう少しで掴めそうなんだが‥‥
キャサリン「さっきからパッチンパッチンなにしてるね? 癖?」
俺「魔法の練習だよ」
キャサリン「練習熱心ねー!」
俺「お前も訓練頑張れよ」
キャサリン「がんばってるねー」
俺「じゃあもっと頑張れ」
1乙
しかしWikiのカウンターの勢い凄いな
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/14(日) 22:17:33.57 ID:H1sTQVFLO
支援ダナ
15 :
流星:2010/11/14(日) 22:20:30.64 ID:dlHawfKD0
キャサリン「耳が痛いねーハルカ」
ハルカ「こっちにふるんですか!?」
俺「まあ、二人共まだまだだしな」
キャサリン「ハルカはメガネかければしっかりしてるのにねー」
智子「まだ掛けたくないの?」
ハルカ「は、はい‥‥」
智子「もう‥‥いじっぱりね」
ため息を吐き、代わりに紅茶を流し込む智子。
17 :
流星:2010/11/14(日) 22:27:43.87 ID:dlHawfKD0
ハルカ「だって‥‥あんな姿見せられないです」
あんな姿‥‥一体どんな姿なんだろうか‥‥よっぽどすごいメガネなんだろうな。
例えば、ごってごてに装飾がついてたり、なんかすごい金ピカだったり‥‥それともゴーグルみたいな奴だったり?
俺「そんなにひどいの?」
ハルカ「はい、とっても」
知識欲が駆り立てられる。
智子「せっかくの才能がもったいないわ‥‥」
キャサリン「ハルカは別の才能があるからいいねー」
ビューリング「うちのエースも型無しだからな」
何のことかと思ったら夜間飛行の方か。夜間飛行とは言っても実際に空をとぶわけではない。
まあ飛ぶことには変わりないのだが。
智子「あんたたちねぇ‥‥! 」
ハルカ「今日も撃墜させていただきます」
ハルカは自分のコップの中に舌をいれ、先端部分でチロチロと水面をなめた。
なんというか、官能的だ。
智子「‥‥!」
エルマ「わー! 刀を抜かないでください!! 」
18 :
前1:2010/11/14(日) 22:28:21.99 ID:6Evq9grYO
支援
今日は多いな
0時以降起きてたら書く
19 :
流星:2010/11/14(日) 22:30:28.90 ID:dlHawfKD0
しかしあのBGMで寝るのは苦痛だ。しかもほぼ毎日。他の皆はしっかり眠れているのだろうか。
‥‥そういえばウルスラは耳栓をしてたな。
俺「ウルスラ。今日耳栓かしてくれないか」
ダメもとで聞いてみる。
ウルスラ「無理。わたしが使うから」
撃沈。
俺「そうか‥‥あの音楽は俺には毒だ」
キャサリン「毒も過ぎれば薬になるねー。ネタにすればいいね」
ネタって‥‥こいつは‥‥
俺「おまえ‥‥恥ずかしいとかいう感情はないのか」
キャサリン「何の事ね?」
首を45度傾け満面の笑みを浮かべるキャサリン。
その表情の裏からにじみ出る黒さが透けて見えるようだ。
20 :
流星:2010/11/14(日) 22:35:18.47 ID:dlHawfKD0
そんなキャサリンの顔を見てビューリングはクスッと笑うと、俺の方を向いた。
ビューリング「あきらめろリュウセイ。ここは、こういう隊だ」
俺「そうらしいな。どうもまともなのはお前だけ‥‥いや、お前もぜんぜんまともじゃなかったな」
ビューリング「おまえもな」
俺「そうかもな」
エルマ「あ、あは、あははは‥‥はぁ」
エルマの乾いた笑い声がだんだんため息に変わっていった。
まあ、この中なら超まともだろうな、エルマは。
そして夜、宣言通りハルカは出撃し、智子は墜落した。4回目辺りで俺も意識がなくなった。慣れたものだ。
21 :
流星:2010/11/14(日) 22:40:08.59 ID:dlHawfKD0
………
……
…
ネウロイが出現した。
そんな目覚ましで起こされた。最悪の目覚めだ。陽はまだ出ていない。
俺「おい、この隊ってのは早朝専用部隊なのか」
智子「そんなわけないでしょ!」
キャサリン「まだねむいねー‥‥」
ウルスラ「眠い」
ハルカ「寝たりないですー」
ビューリング「さっさと撃退して寝させてもらうぞ」
エルマ「そうですね‥‥ふわぁ」
22 :
流星:2010/11/14(日) 22:45:30.54 ID:dlHawfKD0
廊下を走りながら目覚ましがわりに言葉を交わす。
まったく‥‥ネウロイってのはつくづく空気の読めない奴ららしい。
いや、一番手薄なときにやってくるというのは頭のイイ行動でもあるな。
やつらも学習するのか?
そんなことを思いつつ格納庫に付く。
智子「雪女! 出撃するわ!」
ハッキネン「許可する」
こんな略式でいいのか? 口には出さずそんなことを思いつつ箒を呼び出す。
23 :
流星:2010/11/14(日) 22:50:19.17 ID:dlHawfKD0
いらん子中隊は暁の空へと飛び立った。
観測班の報告によると敵はラロス級20。さっさと終わらせて寝させてもらいたい。
智子「いくわよ! リュウセイよろしく! 」
智子の号令と共に全員に緊張が走る。
その緊張を忘れないうちに俺は詠唱の準備に入った。
智子から聞いた俺の編隊の中での役目。それは超遠距離から開幕の一発をぶち込むこと。
混戦になると俺は圧倒的に不利になる。その前に安全な位置で詠唱を完了し、攻撃を叩き込む。
俺「神よ‥‥。この声が聞こえるならば、その力を今一度我に分け与えよ。」
右手を掲げ詠唱を始める。まだ敵は遠い。たぶん‥‥間に合う。
俺「その光は裁き。裁く罪は力。その大いなる慈悲の光で、彼者を罪から救い給え。」
キャサリン「リュウセイまだねー! もう近くなってきたよ!」
智子「だめよキャサリン。集中させないと。」
前にも言ったとおり呪文とは聴覚を利用した一種の催眠なので、他の声が交じると効果が薄くなる。
発動そのものは出来るのだが、練度が下がるので威力も下がる。
俺「我々の叡智の結晶を汚す罪人に、裁きの光を与えよ!」
天にかざした右手を振り下ろす。
俺「『ホワイトハンマー』!」
24 :
流星:2010/11/14(日) 22:55:31.62 ID:dlHawfKD0
瞬間、ずいぶんと近くなったネウロイの上空から極太の光の柱が降り注ぐ。
その光はネウロイの編隊の前方に降り注ぎ、その編隊の出鼻をくじいた。
ハルカ「ひゃあ!」
キャサリン「わお! まぶしーねー!」
急に降り注いできた光に動揺したのか、編隊はまさに蜘蛛の子を散らすようにバラバラになった。
智子「いくわよ!」
少しの間その光に見とれていた智子が怒号を発する。
その声に意識を戻された隊員たちは、作戦通り二手に分かれ各個撃破へ向かった。
俺「‥‥ふぅ。だいたい6機ぐらいか。」
いつの間にか光は降り注ぐのをやめ、先程まで確かにそこにあったネウロイ達は、文字通り消えてなくなった。
3人ずつの戦乙女がネウロイを撃破していく。相変わらず智子とビューリングはすごい。
エルマとウルスラもその二人には劣るが、あの二人と比べるのが酷だろう。
問題は残り二人。キャサリンとハルカ。
まだキャサリンは戦っている、といえるレベルなのだが、ハルカは‥‥
>>16 やっぱり今日はやめとくから行ってくれ。
明日の1930時以降にする。
26 :
流星:2010/11/14(日) 22:59:16.93 ID:dlHawfKD0
智子が一体のラロスに目標を定め上空から突進をかける。
僚機であるハルカはネウロイの下の方で逃げ回っていた。
銃をぶっぱなす智子。弾が何発か当たるが装甲を傷つけるだけで致命傷にはなっていない。
そのまま智子はネウロイのそばを通りすぎてしまった。
てっきり近づいて斬りかかるものだと思っていたのだが、俺の予想は外れた。
と、智子はあいている左手を伸ばし、下にいたハルカに何か叫んだ。
ハルカは一瞬戸惑ったものの、左手を伸ばし急降下する智子へ向かって急上昇する。
そうして彼女達が交わるとき、双方の左手が相手の手首をがっちりとつかみ、彼女たちのベクトルが180度回転する。
つないでいた手を離すと、智子が急上昇、ハルカが急降下の形になった。
すぐさま智子はトリガーを引き、ありったけの弾をぶち込む。程なくしてネウロイは爆散。
智子はハルカにグッと親指を見せると、次の目標へ飛翔していった。
俺「さすが、というべきか」
とりあえずハルカは絶対に智子のいる方へ行き、
ハルカの分は智子がカバーするのでプラマイ0‥‥いや、プラスになっているだろう。
智子はそれほどまでに強い。
27 :
流星:2010/11/14(日) 23:05:13.28 ID:dlHawfKD0
そんなことを思いつつ上空へ行き、次の魔法の準備をする。
先程のような大きな魔法ではなく、小さな魔法で援護する。と思っていたのだが。
俺「ま、たまにはね」
混乱によって迷子にでもなっているようなネウロイを二体見つける。
気づかれていない相手なら‥‥そうだな、電撃のごとく攻撃するか。
左手を魔術書にかざす。
俺「天が知る裁きの力。その一端を我が足に宿せ。その速さは光、その音は轟。すべてを貫く槍となれ! 『ブルーランス』!」
乗っている箒が青く輝きだし、何かが弾けるような音が始まる。
俺「地が知る豪炎の力。その一端を我が手に宿せ。その鋭さは刃、その力は獄。すべてを消し去る剣となれ! 『レッドブレイド』!」
天にかざした右手にどこからともなく炎が集まり、見る見るうちに剣の形を取る。
29 :
流星:2010/11/14(日) 23:10:12.91 ID:dlHawfKD0
俺「力を振るうことを、許せ!」
下に見える二体のネウロイをもう一度確認した後、先に出した足を踏み込み、進行方向を下に取る。
途端、俺はものすごいスピードで急降下しはじめた。その箒は雷鎚のごとくネウロイへ特攻する。
ものすごい音を発しながら急降下する物体に気づいたらしいネウロイが、
回避行動をとろうとした瞬間、その胴体を青い槍が貫いた。
空気を切り裂く爆音と共に爆散する一体のネウロイ。がその槍に先程まで乗っていた炎の姿はない。
俺「逃がすかァ!!」
もう一体のネウロイが逃げようとしたところに炎の剣を持った俺が降ってくる。
まるでバターにナイフを入れるように切り裂かれるネウロイ。
文字通り見事に一刀両断されたネウロイは数瞬後爆発した。
そのまま炎の剣の持ち主は地面へと落ちていく。仕事を終えた剣は空気に溶けていった。
落ちるというのも案外気持ちいいものだ。将来こういうスポーツでも流行るかもしれない。
先程まで青い槍だったものが落ちる俺の足に張り付く。
俺は魔法力を込めると、箒から七色の塵が噴射され、俺は重力の鎖から開放された。
30 :
流星:2010/11/14(日) 23:11:05.10 ID:dlHawfKD0
ちょうど他のネウロイたちも全滅したようだ。
皆が集まっている。
智子「またあんたはスゴいことするのね」
ハルカ「びっくりしましたよー。なんかすごい音が聞こえたと思ったらリュウセイ少尉が箒から飛び降りてるんですもん」
キャサリン「こんな時に雷が落ちたかと思ったねー!」
俺「まあ、雷みたいなもんだしな」
ウルスラ「すごかった」
エルマ「そのまま落ちたらどうしようかと思ってましたよ」
31 :
流星:2010/11/14(日) 23:12:06.97 ID:dlHawfKD0
ビューリング「ほんと、めちゃくちゃだな」
俺「あんまりほめんなよ」
ビューリング「‥‥あまり無茶をするな」
いつもより感情の入った顔だ。
たしかにビューリングの言うことも、もっともだった。もし、飛び降りた時点で箒が墜落して壊れていたら‥‥
俺「‥‥すまなかった。もうすこし考慮してからやるべきだったな」
ビューリング「ライターがなくなったら困るからな」
俺は苦笑いを浮かべ、ああ、これでこそビューリングだな、と思った。
智子「さ、帰って寝ましょう、つかれたわ」
ハルカ「はい、一緒に寝ましょう、ね? 」
朝日が昇り始めたスオムスの空に甘美な悲鳴が響いた。
一区切りです
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/14(日) 23:15:43.06 ID:6Evq9grYO
乙
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/14(日) 23:17:11.44 ID:ZnfftIruO
オッスオッス
乙鰈
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/14(日) 23:21:20.82 ID:pRdFCbxi0
おつ〜
今日は結構新しいのがでたな
明日昼すぎに私中尉投下することにしまする
37 :
試作品:2010/11/14(日) 23:22:39.05 ID:H1sTQVFLO
乙乙
すぐにですまないけど後続が居るんで早速投下していきます
前スレ
>>964から
さっきの投下の続きです
乙
こういう中二、嫌いじゃない
wikiのスタゲさんのページ全七話になっとるw
今日中は無理ぽいかな、がんばれがんばれ
40 :
-Prototype-試作品-7話 私が守る:2010/11/14(日) 23:25:40.10 ID:H1sTQVFLO
バルクホルンは己の目を疑った
バルクホルン(ありえない)
バルクホルン(この傷だぞ?)
バルクホルン(こんな重傷で……、何故立てる?)
バルクホルン「何故……立つんだ?」
俺「まだ・・・戦える……」
バルクホルン「!」
バルクホルン「無理だ!ストライカーも銃も破壊されて……、大体おまえは、そんな怪我で―――」
俺「『それ』があれば、まだ戦える・・・」スッ
バルクホルン「え……?」
そう言って俺はバルクホルンのすぐ後ろを指差す。そこには―――
バルクホルン「! これは・・・」
バルクホルンは再び己の目を疑った
『それ』は本来こんな場所にあるはずの無い。然るべき場所にて厳重に管理されているべきモノだった
バルクホルン「バスター・・・、ライフル……!」
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/14(日) 23:27:04.37 ID:WgYVRyDk0
1000も追いつけねえよ・・・
私怨
43 :
-Prototype-試作品-7話:2010/11/14(日) 23:31:39.84 ID:H1sTQVFLO
俺「ストライカーが無くても・・・くっ。こいつなら使える」
俺「あの程度のネウロイなら……こいつで一撃だ・・・。狙撃出来る場所まで移動して―――」
バルクホルン「駄目だ!だからと言って、おまえを戦わせる訳にはいかない!!」
バルクホルン「言っただろ!?命を粗末にするなって!」
バルクホルン「その体で戦うなんて、自殺行為だ!」
俺「……命なんて安いもんだ」
俺「特に俺のはな」
バルクホルン「! おまえ・・・!!」
俺「って、言ってたんだろうな。以前の俺ならな」
バルクホルン「俺・・・?」
俺「安心してくれ、命をかなぐり捨てるつもりなんざ無い。傷だってホント大丈夫だ。問題ない」
俺「それに……、俺は簡単には死なねえように出来ているんだよ」
バルクホルン「だが、その傷では・・・」
俺「ああ。今の俺だけで、アレを倒す事は不可能だ」
俺「だが・・・2人なら出来る」
wikiに自分の書いたSS載せるのってどうすれば良いんだろ……。
45 :
-Prototype-試作品-7話:2010/11/14(日) 23:33:50.23 ID:H1sTQVFLO
バルクホルン「!」
俺「協力してくれないか?バルクホルン」
俺「そりゃ、少し前までこっちから拒絶していた俺が、こんな事言うのもおかしいとは思うさ」
バルクホルン「・・・・・」
俺「だけど……、俺を信じてくれ!俺とあんたなら勝てる!!絶対に!」
バルクホルン「…………わかった。おまえを信じる」
バルクホルン「だが、約束しろ」
俺「約束?」
バルクホルン「ああ、自分が死ぬような無茶は絶対にしない事。それと……」
俺「それと?」
バルクホルン「1人で勝手に死んだりしない事だ」
バルクホルン「もし先に勝手に死んだりしたら……」
バルクホルン「地獄の果てまで追いかけて行って、その面を思いっきりひっぱたいてやるから覚悟しておけ」
俺「ははっ、そりゃ末恐ろしい。地獄の拷問よりも、あんたにはり倒される方がキツそうだ」
俺「それじゃあ・・・、絶対に死ねねーな」
おはようの支援
今晩投下予定だったけど予約状況はどうかな?
47 :
-Prototype-試作品-7話:2010/11/14(日) 23:37:35.82 ID:H1sTQVFLO
<移動中>
俺「幸い奴は高速移動するような奴じゃない。離れた所の建物に……」
バルクホルン「わかった」
俺「悪いな。重いだろ?バスターライフルって糞重いのに、俺まで運ぶなんてな」
バルクホルン「なんて事は無い。怪我人は大人しく運ばれていろ」
俺「ああ、そうだな…………」
俺(………………)
俺(…………いてえ)
俺(いてえ!)
俺(滅茶苦茶いてええええええええええエエエええぇっ!!!)
俺(ぐっ・・・うう痛い……!くそ……!!)
俺(あの野郎の『お仕置き』とは違う。本物の重傷か・・・)
俺(ははっ……、俺・・・、本当に死ぬかもな……)
俺(……でも、せめて)
俺(せめてアレを倒すまでは……!)
48 :
スタゲ:2010/11/14(日) 23:38:23.49 ID:6IAsV+Ol0
>>44 既存のSSページの左上の『編集』→『このページをコピーして新規ページを作成』→俺好みに編集→保存
リンクを張る時は[[ページ名]]でOK
>>38,42
本日中に第四話投下する予定だったんですが無理でした。
オマケにどう見ても三万字超えるので分割も決定しました。
四話と五話が連続なので五話まで全部書いてからでないと投下できませぬ…
49 :
-Prototype-試作品-7話:2010/11/14(日) 23:41:57.00 ID:H1sTQVFLO
――――――――――建物の屋上・狙撃ポイント――――――――――
俺「じゃあ、手筈通りにな」
バルクホルン「……ああ!」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜回想〜〜〜〜〜〜〜〜〜
俺「屋上についたら、俺がまず魔法力のチャージを開始する」
バルクホルン「事前にチャージを済ませておくことは出来ないのか?」
俺「出来るっちゃあ出来る。だが、それはネウロイを引き寄せる行為だ」
俺「狙われた時に建物の中だと、建物ごと破壊されちまう」
俺「それに屋上なら、奴が逃げたとしてもすぐに狙えるしな」
バルクホルン「私が撃つという手は?」
俺「無理だな。普通のウィッチじゃ、一発のチャージに10分はかかる」
俺「時間の掛かり過ぎだ。ネウロイに釘付けにされる」
バルクホルン「おまえがチャージをして、私が撃つという方法は?」
俺「それも無理だ。チャージしたウィッチと、トリガーを引くウィッチが同じじゃないと上手く作用しちゃくれない。魔導共振何とかが、どうたらこうたらってな」
俺「色々不便なんだよ。こいつもな」
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/14(日) 23:42:10.04 ID:Yy5SipCIO
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/14(日) 23:43:22.47 ID:oQPun/W20
じゃぁ
>>16と前1の間に隙間があったら俺行っていいかな?
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/14(日) 23:43:41.38 ID:Fj3HHuRv0
>>44 ここで簡単wiki編集講座☆
1.SS一覧に追加しよう
まずは、SS一覧のページで「このページを編集」を選び一番下に俺の名前を書こう。
編集を終了して、俺の名前が書いてあれば成功だ!
2.読むページを作ろう
完成SSの人のページを開き、「このページをコピーして新規ページを作成」を選び
入力欄を消して、自分のSSをコピペしよう。
文字を青くするとわかりやすいぞ!
そして、編集を終了したら表示されたページのURLをメモしておこう。
このページをコピーして新規ページを作成、を選ばないと元が消えるから注意だ!
3.一覧から読めるようにしよう
手順1のページで「このページを編集」を選び、俺の名前の横に、読む、と書く。
その横にさきほどメモしたURLを貼り付けよう。
ただ貼り付けるんじゃなくて、かっこがいるぞ?
上の人と同じようにすればできるはずだ!
これで最低限は大丈夫。
みんなも是非やってみよう!
54 :
-Prototype-試作品-7話 時々思う。俺のを読んでいる人はいるのかどうかと:2010/11/14(日) 23:46:06.37 ID:H1sTQVFLO
バルクホルン「俺が撃つしかないという事か……」
俺「そういう事。だが、魔力変換の固有魔法を持つ俺でも、チャージには2〜3分掛かる」
バルクホルン「……いつもそんなに掛かっていたか?」
俺「いや、いつもは10秒くらいでパパッとやっちまうんだけどさ。今俺、γ-グリフェプタン持って無いし」
バルクホルン「がんま……?何だそれは」
俺(やっべぇ)
俺「と、とにかく!チャージには2〜3分掛かる。だから…………」
バルクホルン「分かっている……。守って見せるさ!!」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜回想終了〜〜〜〜〜〜〜〜〜
俺「ああ、そこに置いてくれ」
バルクホルン「わかった」
ドスンッ!!
俺「方角よし、角度…………よし!」
俺「これなら大丈夫そうだな」
俺「………………」
γ-グリフェプタンwww三馬鹿www
副作用がひどいぞー
>>54 いつも楽しみにして読んでるぞ
正直俺の方が読まれていても楽しまれてるのか自信が無いくらいだ
読んでますよー!
59 :
-Prototype-試作品-7話 >>57>>58ありがとう:2010/11/14(日) 23:53:23.24 ID:H1sTQVFLO
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
助手「ついでに『取っておき』も積んでおきました。いざという時はどうぞ〜」
俺「何だそりゃ?」
助手「ふふっ、内緒です」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
俺「『取っておき』か……。帰ったら、あいつに礼を言わないとな……」
俺「ぅっ・・・ぐぁっ……ぅ」イテエ
俺「そ、それじゃ、準備はいいか?」
バルクホルン「勿論だ。いつでも始めてくれ」
俺「よっしゃぁ!」
俺「頼むから、気付いてくれるなよ……?」
俺「魔導変換・・・開始!!」
―――――魔導変換開始―――――
―――――変換終了まで、あと180秒―――――
俺も読んでんぞ!
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/14(日) 23:56:22.95 ID:pRdFCbxi0
俺もいるぞ!
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/14(日) 23:56:26.90 ID:oQPun/W20
というか投下されたのは全部読んでるよ!
63 :
-Prototype-試作品-7話 >>56さすがです:2010/11/14(日) 23:56:45.37 ID:H1sTQVFLO
ネウロイ「――――――――――」
ネウロイ「―― ――― ―― ―――」
ネウロイ「――――――――――」
ヒューーン
バルクホルン「くっ…、早速気付かれたようだぞ!」
バルクホルン「大丈夫か俺?」
俺「分かっている!こっちでも見えやがった!」
俺(糞…!もう少し待っててくれてもいいじゃねぇかよ!)
バルクホルン「俺、来るぞ!・・・?」
バルクホルン(震えているのか……?)
俺(糞!怖え!マジ怖え!)
俺(来るんじゃねぇよ・・・)
俺「来るんじゃねぇよおおぉっっ!!クソヤロオオオオオオオオオオオォッ!!!」
――――――――――変換終了まで、あと140秒――――――――――
64 :
-Prototype-試作品-7話 全俺が泣いた:2010/11/14(日) 23:59:31.82 ID:H1sTQVFLO
ネウロイがビームをしばしば撃ちながら、遠方より徐々に接近してくる
ビシュゥン!
何発かが建物を掠め、そのうちの一発が俺へ―――
俺「っ!!」
バルクホルン「させるかぁ!!」
パキーン!
すかさずバルクホルンが間に割って入り、シールドでビームを弾いた
ビシュゥン! ビシュゥン! ビシュゥン!
もはやネウロイは、完全に俺へと狙いを定めていた。前方を旋回しながら、ビームで俺を狙う
バルクホルン「やらせるかぁ!!」
その度にバルクホルンが間に入り、ビームを弾く
バルクホルン「ハァ・・・、ハァ・・・、ハァ・・・」
しかし、バルクホルンのシールドは徐々に劣化を始め、本人の顔にも疲労の色が出始める
ストライカーユニットを履いていなくては、必然の結果だった
――――――――――変換終了まで、あと80秒――――――――――
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 00:00:11.10 ID:RCnfn2nG0
支援支援
66 :
-Prototype-試作品-7話 全俺が泣いた:2010/11/15(月) 00:04:24.51 ID:bhWDP2vsO
バルクホルン(やらせるか・・・)ハァ…、ハァ…
バルクホルン(絶対に……!やらせはしない!!)ハァ…、ハァ…
バルクホルン(みんなの為、クリスの為、そして……あいつの為!!)
ビシュゥン!
パキーン!
バルクホルン(まだ倒れる訳にはいかないっ!!)
バルクホルン(それに、あいつにはまだ、聞きたいことや言いたいことが山ほど・・・!)
ビシュゥン!
ビシュゥン!
ビシュゥン!
バルクホルン(く・・・!)
バルクホルン(!? しまっ―――)
ビシュゥン!
バルクホルン「きゃああああっ!!」ドガッ!
俺「!!!バルクホルンッ!!?」
――――――――――変換終了まで、あと60秒――――――――――
いつも支援もらって内容にも触れられてる奴が贅沢言ってんじゃぬえ!
俺をばかにしてんのかー!うわぁぁん!
読んでるなら支援って書いてほしいなー とは思う
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 00:07:55.15 ID:RCnfn2nG0
ちょっとでも感想を書いてもらえると嬉しいよな!
70 :
-Prototype-試作品-7話:2010/11/15(月) 00:08:49.23 ID:bhWDP2vsO
シールドの耐久力を越え、バルクホルンが弾き飛ばされた。ネウロイは依然健在。俺の前に、逃れられない『死』が舞い降りた
俺「魔導変換率は66%、変換完了までは、あと60秒……」
俺「ここまでなのか……?」
《そうだ、ここまでだ》
《だが……逃げれば助かる》
《 逃 げ ろ 》
《 逃 げ ち ま え 》
《おまえはいつだって、自分の命が一番大事だろ?死ぬのは怖いだろ?》
《今までだって、自分の命の為だけに生きてきたんだろうが》
俺(けど、俺が守らなくちゃ……)
《ハアアアアアアアアァ?守る?バッカじゃねーの?》
《おまえに誰かを守る事なんて出来やしねぇよ》
《今だって、そこの女に守られてたじゃねーか》
《ヒューマニズムにでも目覚めちまったのか? えぇ?》
《 出 来 損 な い の 『 試 作 品 ( プ ロ ト タ イ プ ) 』 さ ん よ ぉ ! 》
>>67 大丈夫だ俺も内容に触れられた事無いから
無いから…
俺もほとんど触れられてないねー支援すらないこともあるし
でも、いいんだ
いいんだ…
73 :
-Prototype-試作品-7話 すまん。贅沢を言っていたようだ:2010/11/15(月) 00:15:06.71 ID:bhWDP2vsO
《おまえには誰も救えない》
《おまえは逃げる事しか出来ない》
《ただの 臆 病 者 だろうが》
俺(…………。知っているさ、自分が弱虫で、出来ないで、どうしようもない程の臆病者だって事くらい)
俺「ホント、何やってるんだろうな・・・・・俺は」
《分かっているなら逃げろ!臆病者!怖いだろ!?怖くて仕方がないんだろぉ!?》
《ニゲロッ!》
《 ニ ゲ ロ ッ ! 》
俺「…………けどな」
《あ・・・・・?》
俺「ここで……、ここで逃げちまったら・・・」
俺「俺はずっとこのままだ……。いつまで経っても前へと進めねえ」
俺「あいつらとも…………、バルクホルン達とも向き合えねえ」
俺「だからさ・・・・・」
俺「絶対に・・・・・っ!もう絶っ対に逃げ出したりしねーぞ!コノヤロオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォッッ!!!!!」
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 00:17:12.32 ID:7sycS69i0
基本みてるときはほとんどに支援しているんだがな・・・
内容は疑問点とかがあっても、読んでいくうちに解消されてたりするから俺はあんまり触れることはないな・・・
しえーん!
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 00:18:30.63 ID:RCnfn2nG0
>>74 ごめんよ・・・空気読まずに突っ込みいれてごめんよ・・・
77 :
マーチ:2010/11/15(月) 00:18:38.91 ID:H2/n+hpZ0
いきなりですがごめんなさい。
いま連載させてもらっていたドムジェン物が
正直妄想が沸かなくて書き進められなくなりました。
そのかわりといってはなんですが、
お詫びに前スレで言われていた宮藤少佐モノ
の短編を書き上げたので、
前1さんのあとに投下したいと思います。
本当に申し訳ありません。
78 :
-Prototype-試作品-7話 >>73四行目、出来ない→出来損ないです:2010/11/15(月) 00:19:39.85 ID:bhWDP2vsO
《あーああ。おまえ、死んだぜ?》
ネウロイ「――――――――――」
ビシュゥン!
動けない。―――いや、動かない!動いてたまるか!
赤い閃光が死に神となって、俺に迫り来る
俺「―――!」
そしてそれが俺を貫こうとするその瞬間―――
バルクホルン「はああああああっ!!」
パキーン!
すんでのところでバルクホルンが立ち上がり、再びシールドを張った
俺「バルクホルン!?」
バルクホルン「おまえの覚悟は聞かせて貰った!」
バルクホルン「そんな覚悟を聞かされて、いつまでも―――」
バルクホルン「いつまでも倒れ伏している事など、私には出来ない!!!」
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 00:20:55.58 ID:RCnfn2nG0
>>77 mjd・・・
アレ面白かったぜ
次回も期待してる
宮藤少佐かぶった・・・
宮藤少佐の元ネタってなんぞ?
82 :
-Prototype-試作品-7話 >>77 なん…だと…:2010/11/15(月) 00:26:12.09 ID:bhWDP2vsO
ネウロイ「――――――――――」
ビシュゥーーーーーン!
ネウロイが再びビームを放つ。今までの短い単発のビームではない。一定時間の
連続発射だ
バルクホルンだがバルクホルンは、そのビームをも受け止める。受け止め続ける
俺「お、おい!大丈夫か!」
ビームを受け止め続けながらも、バルクホルンが応えた
バルクホルン「俺!おまえには、1つ言い忘れていたな!」
俺「え?」
バルクホルン「おまえは、自分〈俺中尉〉の事を信じろと言ったな!」
バルクホルン「だから、私はおまえを信じる!!」
バルクホルン「だが、同じように―――」
バルクホルン「おまえも私を信じろ!!」
俺「!!!」
バルクホルン「ネウロイなんかにやらせるか・・・!やらせはしない!!」
バルクホルン「私が・・・私がおまえを守る!!!」
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 00:27:01.73 ID:Bh1sv6h/O
俺も詰まってるわ
話の流れはできてるのに
俺の俺が俺の予想以上に俺の言う事聞かなくて困ってる
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 00:27:45.76 ID:RCnfn2nG0
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 00:28:04.89 ID:7sycS69i0
>>76 いやいや別にないように触れるのはいいことだと思うぞ〜
正直参考になるし
支援
俺は俺が信じるお前を信じるよ
86 :
-Prototype-試作品-7話:2010/11/15(月) 00:32:08.56 ID:bhWDP2vsO
俺「はっ!分かったよ……!」
俺「俺もおまえを信じる!本当に……信じている!!!」
俺(ったく、また弱気になっちまってたな……俺は)
俺(今の俺の傍には、バルクホルンがいるじゃねえか……)
俺(今の俺は・・・1人じゃないっ!!!)
バルクホルン「ああ、信じてくれ!おまえも私を信じる!」
俺「もちろんだ!俺の命―――」
バルクホルン「そうだ!私の命―――」
俺・バルクホルン「「あんた(おまえ)に、預けるっ!!!」」
俺(早く!もっと早く!!あと少しだ…!)
バルクホルン(まだだ!まだ終わらない!絶対に守ってみせる!!)
お互いがお互いを信じ、命を預ける―――
そこには確かな『絆』があった
―――――変換終了まで、あと―――――
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 00:33:32.67 ID:RCnfn2nG0
やべぇ
洋画調で脳内再生率パネェ
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 00:35:01.20 ID:Bh1sv6h/O
>>85 読んでる読んでないはまあいいとして
仕込んである小ネタに反応してもらえるのは嬉しいよな
89 :
-Prototype-試作品-7話:2010/11/15(月) 00:39:19.71 ID:bhWDP2vsO
0秒――――――――――
――――――――――変換終了、変換率100%――――――――――
ネウロイ「――――――――――」
危険を察知したのか、ネウロイが急に建物から離れようとする
だが―――
俺「TIME UP(時間切れ)だ、クソヤロー」
――――――――――フルブラストショット・ターゲット、ロックオン――――――――――
バルクホルン「貴様はもう、遅すぎた・・・!」
ギュイーン・・・・・・!
俺「地獄に堕ちて・・・後悔しやがれええええええええええええエエエえええええええぇぇぇっっ!!!」
バルクホルン「地獄に堕ちて・・・後悔しろおおおおおおおおおオオオおおおおおおおぉぉぉっっ!!!」
ズゴゴオオオオオオオオオオオオオオォーーーッ!!!!!
90 :
-Prototype-試作品-7話:2010/11/15(月) 00:45:12.91 ID:bhWDP2vsO
先端にある2つの並んだ銃口から、夥しい魔力のビームが発射された
バキィンッ!パシュゥーーン……
それは逃げようとしていたネウロイを一撃でコアごと消滅させ、ローマの上空に青い閃光を走らせた
俺「や、やった……?」
バルクホルン「やったぞ!作戦成功だ!」
バルクホルンがいつになく興奮して嬉々とはしゃぐ。無理もない、無謀かと思われた作戦を成功させたのだから
俺「作戦・・・成功?」
バルクホルン「そうだ!勝ったんだ!私たちは!」
バルクホルン「おまえと私で!ネウロイを倒したんだ!!」
俺「そうか……。俺でも、誰かを守れたんだな……」
バルクホルン「そうだ、おまえが守ったんだぞ?」
俺「良かった・・・」
バルクホルン「ほら」スッ
そう言って、バルクホルンは手を差し伸べた
俺「……え?」
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 00:46:24.59 ID:RCnfn2nG0
壁破壊タイムか・・・
92 :
-Prototype-試作品-7話:2010/11/15(月) 00:51:16.66 ID:bhWDP2vsO
バルクホルン「握手だ握手。流石のおまえも、握手くらいは知っているだろう?」
俺「あ、ああ。勿論」
俺はそう言って、差し出されたバルクホルンの手を握ろうとする
2人の手が触れようとする
バルクホルン「おまえが居たから勝てたんだ。俺、本当にありが―――」
しかし―――
ドサッ・・・
バルクホルン「えっ・・・?」
俺の手が、バルクホルンの手を握る事はなかった
俺の手はバルクホルンの手を僅かに掠め、そのまま通り過ぎた
そして俺は―――そのまま体ごと、地べたに倒れ伏した―――
支援
94 :
-Prototype-試作品-7話:2010/11/15(月) 00:55:31.40 ID:bhWDP2vsO
俺(アレ・・・おかしいな……?)
俺(手を握ろうとしたのに、何で俺、倒れてんだ……?)
俺(体が……動かねエ・・・)
俺(感覚が……、だん・・・だん、無くなってきて……)
その時俺は、誰かに抱え上げられた
誰かは必死に俺の名前を叫び続ける
薄れ行く意識の中で、最後にバルクホルンの顔が見えた気がした
俺(あ・・・、あんたでもそんな顔するんだな……)
俺(珍しいものが見れた……。ラッキー、か……)
俺(いや、違うか……。泣かせちまったのか……)
俺(泣いてくれているのか……。俺の為、に……)
俺「あ、りが…とぅ・・・・・」ガクッ
バルクホルン「俺!?」
バルクホルン「イ、イヤ……………!」
バルクホルン「イヤアアアアアあああアアアアアアアアアアアッ!!!!!」
俺(俺でも……、誰かを・・・、ま、もれ、たんだ…………)
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 00:56:45.14 ID:RCnfn2nG0
メディ――――ック!!!
96 :
-Prototype-試作品-7話:2010/11/15(月) 00:58:56.15 ID:bhWDP2vsO
――――――――――――――――――――――――――――――
(どこだ・・・?ここは)
(どうなっちまったんだ俺…………)
(死んじまったのか……?)
(何も……見えない)
(何も……聞こえない)
(そうか……。これが・・・『死』か・・・)
(ははっ、散々自分の命に執着していた癖に、自分以外の人間の為にくたばっちまうなんてな……)
(なかなか皮肉が効いてるじゃねーか・・・)
(でも……、守れたんだよな)
(俺は、俺の手で、誰かの事を……)
(そうだ……)
(守れたんだ……)
(だからもう、悔いは……)
異世界の俺といいこの俺といい怪我が続きますな
かく言う俺の俺も怪我するけどw
主人公に大怪我はつきものさ!
と、
>>84 どうもです、画像は見たことあったけど二次創作なのね
フミカ姐さんがまた何か発表したのかと…
100 :
-Prototype-試作品-7話:2010/11/15(月) 01:03:54.03 ID:bhWDP2vsO
(……あるな)
(ありまくるな!)
(ようやく俺は、あいつらと一緒に戦おうと決めたのに……!)
(それに俺はまだ……何も知らない!自分の事も!あいつらの事も!)
(ようやく俺にも誰かを守る事が出来たんだ!1回で満足してたまるかよ!)
(それに……、約束したじゃないか!)
(あいつと・・・)
(バルクホルンと!)
?「俺!!死ぬなあぁっ!」
―――――誰かの声が聞こえた―――――
(そうだ、俺はまだ生きている・・・!)
(生きているんだああああああああああああああアアアあああああああっっ!!!)
――――――――――――――――――――
―――――――――――――――
――――――――――
―――――
―――
―
101 :
-Prototype-試作品-7話:2010/11/15(月) 01:07:22.22 ID:bhWDP2vsO
俺「っ!?」
不意に俺は目を覚ました
空気が肌に触れる感触。体に伝わる自分自身の重み。そして見た事のあるような天井が目に入った
俺「俺……生きて・・・?いてっ!」
全身に走る鈍い痛み。体が鉛のように重い
だが、その感触こそが、自分がまだ生きている事の証明となった。どうやら自分は、ベッドに寝かされているようだった
俺(どうやら、まだ死んではいないようだな……。にしても)
俺「ここは……、確か・・・」
状況を確認する為に、体を少し起こす―――
ガバッ!
俺「うわっ!?」
急に視界が真っ暗になる。目に、もとい顔全体に何かが押し付けられ、息が苦しい
後頭部にまでも腕が回されており、頭の上にも手が置かれている
力強く抱きしめられている
自分が誰かに頭を抱きしめられ、顔が胸に埋もれていると把握するのには、少し時間がかかった
支援なんだよ!
一方俺の書いている俺は自分で顔面を強打した。
支援
自分のは書いてて怪我なんてする場面がない事に気づいた
104 :
-Prototype-試作品-7話:2010/11/15(月) 01:10:33.55 ID:bhWDP2vsO
俺(や、柔らか・・・)
俺(っじゃなくて!く、苦し・・・息が……)
俺「―――!―――!」グラグラ
軋む体を何とか動かして、抱きしめている相手に意志を伝える
すぐに相手は理解し、放してくれた
俺「プハッ!ハァ……ハァ……」
呼吸を整えて、相手が誰かを見る。そこにいたのは―――
バルクホルン「………………」
俺「バ、バルクホルン……?」
バルクホルンだった。しかし彼女は俺の呼びかけには応えず―――
ギュッ
俺「あっ……!」
すぐにまた、バルクホルンは俺に抱きついて来た
今度は両腕を背中に回され、ギュッと、体全体を押し付けるように抱きしめられた
俺「バ、バルクホルン……?///」
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 01:11:29.89 ID:x83HcQytP
俺も風邪は引かせたけど怪我はさせてないなそういえば
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 01:13:15.18 ID:7sycS69i0
怪我させて入院した
今第2部かいてるけど、そのせいで戦闘制限がかかることになった
第二部じゃもっと怪我させてしまうつもり
支援
107 :
-Prototype-試作品-7話:2010/11/15(月) 01:15:00.33 ID:bhWDP2vsO
バルクホルンはそのまま更に力を込めて、体を押し付けるように抱きしめてくる
俺「イデデデデデデデッ!!痛いぞバルクホルン…」
しかしバルクホルンは離れず、更に体を密着させてくる
俺「バ、バルクホルン……。だから痛い―――」
バルクホルン「・・・良かった」
俺「―――え?」
バルクホルン「死んでしまわないで……、目を覚ましてくれて……、本当に良かった・・・」
俺「………………」
俺は軋む右腕を何とか動かして、バルクホルンの背中に手を回して力無く抱き返す
俺「…………ごめん」
バルクホルン「全くだ……!本当に・・・、全く・・・」
バルクホルン「心配をさせて……、全く・・・」
俺(本当に、心配させちまったな・・・)
108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 01:16:10.31 ID:otbm22W2O
109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 01:16:50.03 ID:040O3IVh0
壁はどォしたァ!!
110 :
-Prototype-試作品-7話 もうちょい:2010/11/15(月) 01:17:27.52 ID:bhWDP2vsO
俺「俺は……、どのくらい」
バルクホルン「3日だ。丸々3日おまえは、生と死の境目をさまよっていたんだ」
俺「そうか、3日か……」
バルクホルン「……すまない」
俺「え?」
バルクホルン「ただでさえ重傷だったのにも関わらず、大量に魔力を消費する武器を使用したんだ」
バルクホルン「おまえが助かったのは奇跡だ。普通なら絶対助からなかった」
俺「………………」
バルクホルン「そんな状態のおまえを、私は結局戦わせてしまった。そしてこの有り様だ」
俺「おい、何を言って……」
俺(有り様って……)
バルクホルン「私は上官―――いや、軍人失格だ。私のせいで、おまえは―――」
俺「そいっ!」カオツネリッ
バルクホルン「ひゃっ、にゃ、にゃにを……」
111 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 01:20:36.65 ID:I4R369lx0
そういや俺も毎回俺瀕死にさせてるなwww
112 :
-Prototype-試作品-7話 もうちょい:2010/11/15(月) 01:23:09.38 ID:bhWDP2vsO
俺「ったく、さっきから何言ってんだよあんたは……」
バルクホルン「ふぇ?」ムギュー
俺「後ろ向きの考えに身を任せてはいけないんじゃあなかったのか?」テヲハナス
バルクホルン「あ・・・」
俺「だいたい、あんたみたいな人が軍人失格なら、俺なんか人間失格だっつーの」
俺「バカがバカやって、勝手にぶっ倒れただけ。そんくらいに思っていてくれよ」
バルクホルン「何を言って―――」
俺「それに、あんたも俺もこうして生きている。それでいいじゃねーかよ」
バルクホルン「良くはない。今回は奇跡的に助かっただけだ。おまえは死ぬ所だったんだぞ?」
俺「奇跡なんかじゃねーさ」
バルクホルン「え……?」
俺「これは、必然の結果だよ」
俺「俺はそう簡単には死なないように出来ているって言ったろ?」
俺「それと、約束したからな。勝手に死んだりしないってさ」
バルクホルン「約束か……」
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 01:24:43.89 ID:Zm20XaVK0
支援
そういや俺のは乗っけから怪我して出撃だったな
114 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 01:25:22.08 ID:vAW5+La60
戦闘シーンが最終話までない予定だわ
支援
115 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 01:25:51.20 ID:RCnfn2nG0
さる・・・ではないよな
支援
戦闘シーンはしない主義なんだ・・・(逃避
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 01:27:39.43 ID:kV+0su/HO
支援
118 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 01:29:32.05 ID:RCnfn2nG0
むしろ戦闘シーンと男バッカリな俺
ヒロイン一話目に登場すらしてねぇ
支援ぬ
120 :
-Prototype-試作品-7話 もうちょい:2010/11/15(月) 01:31:53.09 ID:bhWDP2vsO
俺「だから、あんたがそんな顔をするのはやめてくれ」
俺「あんたがそんな顔していると、その……なんだ」
俺「モヤモヤするっていうか……、息が詰まるというか……、胸が苦しいと言うか……」
バルクホルン「……俺?」
俺「と、とにかく!あんたには笑っていて欲しいんだよ!」
俺(何を言っているんだ俺はー!)
バルクホルン「……………///」
俺「それと、あんたには礼を言わなけりゃな」
俺「・・・あんたのおかげで、俺はまだ生きているんだからな」
バルクホルン「何を言っているんだ。2人だったからこそ、ネウロイを倒して今こうして―――」
俺「違うよ。その後の話だ」
俺「何なのかは良く分からなかったが……、幻みたいなものを見たんだよ」
バルクホルン「幻?」
俺「ああ」
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 01:34:48.99 ID:RCnfn2nG0
,'⌒,ー、 _ ,,.. X
〈∨⌒ /\__,,.. -‐ '' " _,,. ‐''´
〈\ _,,r'" 〉 // // . ‐''"
,ゝ `</ / 〉 / ∧_,. r ''"
- - - -_,,.. ‐''" _,.〉 / / . {'⌒) ∠二二> - - - - - - -
_,.. ‐''" _,,,.. -{(⌒)、 r'`ー''‐‐^‐'ヾ{} +
'-‐ '' " _,,. ‐''"`ー‐ヘj^‐' ;; ‐ -‐ _- さぁ壁破壊に出撃だ
- ‐_+ ;'" ,;'' ,'' ,;゙ ‐- ー_- ‐
______,''___,;;"_;;__,,___________
///////////////////////
122 :
-Prototype-試作品-7話 もうちょい:2010/11/15(月) 01:39:02.90 ID:bhWDP2vsO
俺「そこで俺は死んじゃうのかなーって思ってたらさ、あんたが俺を呼ぶ声が聞こえたんだよ」
俺「そのおかげで俺は踏みとどまれた。まだ生きている。そう思うんだけどな」
バルクホルン「確かにおまえは、目覚める直前に苦しんでいたが…。私は呼びかけただけだぞ?」
俺「じゃあ、あんたの声が届いたんだよ、きっとさ。その呼びかけのおかげで俺は目覚める事が出来たんだと思う」
バルクホルン「……そうか」
俺「そうだよ」
――――――――――――――――――――
バルクホルン「それじゃあ、今日はもう寝ろ。まだ夜中の2時だ」
バルクホルン「言いたい事や聞きたい事はまだ山ほどあるが、今日はもう休め」
俺「ああ、わかった。……あんたは?」
バルクホルン「交代で容態を診ているんだ。私はもうしばらく、ここにいるから安心しろ」
俺「ああ、おやすみ」
バルクホルン「待て、寝る前に……俺」
俺「・・・なんだ?」
バルクホルン「助けてくれて、ありがとう」ニコッ
飛びっきりの笑顔で、彼女はそう言った
続く
123 :
試作品:2010/11/15(月) 01:43:05.97 ID:bhWDP2vsO
はい、7話終了です。最後の方遅かったのは、間違って書きだめを消してしまい、即興で思い出して書いてたからです
よりによって予約が多いときにこんな長々とすまん!もうじき本当の2時になっちまうし
支援してくれた人や読んでくれた人ありがとう
途中ヘタレてすまんね
124 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 01:44:17.60 ID:RCnfn2nG0
乙
しかしwikiのヒロイン別索引見るとやっぱりお姉ちゃんすごい人気だな
乙!
乙
128 :
試作品:2010/11/15(月) 01:47:42.64 ID:bhWDP2vsO
あ、言い忘れてたけど、wikiに今までの1〜6話をあげときました
暇な時にでも良ければ読んでやって下さい
そして次の方、お待たせしました
129 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 01:51:21.48 ID:RCnfn2nG0
さて、次は誰だい?
>>123 俺なんか古風にメモ帳に書いてるぜ
打ち込みにえらい時間が掛かるのが難点だが
132 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 01:59:17.99 ID:RCnfn2nG0
133 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 01:59:34.94 ID:x83HcQytP
メモ帳って普通じゃね…?って思ったけど手書きのことか!?
手書きなら尊敬ってレベルじゃねーぞ!
>>132 いいんでない?
135 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 02:01:37.34 ID:RCnfn2nG0
136 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 02:03:36.70 ID:otbm22W2O
アフリカ物久々だな
137 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 02:05:29.24 ID:RCnfn2nG0
―――1943年 アフリカ、アレキサンドリア港
俺「―――暑い・・・」
ここアフリカは例え一年の半分を過ぎた今でも強烈な日差しが照りつける。
数ヶ月の航海の末ようやく船から降りたばかりの俺にはなおさらキツかった。
アレキサンドリア―――現在のアフリカにおける最前線たるカイロまで最も近く且つ大きな港湾都市。
扶桑からはるばるリベリオン経由で地球を半周以上してようやくたどり着いた。
俺「ネウロイさえいなきゃインド洋周りで来れるんだけどなぁ・・・
それにしても何だってこんな地の果てに・・・
さて、そろそろ行かないとな」
丁度荷揚げされたばかりの九四式六輪自動貨車、扶桑皇国陸軍制式採用の輸送トラックに乗り込む。
俺「どっこいしょっと。
んーと、カイロは・・・どっちだ?」
困ったことに道が分からない。とりあえず聞いてみることにしよう。
俺「あー、すいませーん!」
とりあえず手近に居たブリタニア兵に声をかける。
138 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 02:07:11.94 ID:bhWDP2vsO
支援ダナ
139 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 02:10:28.60 ID:RCnfn2nG0
ブリ兵「なんですかー!?」
こちらに気がついてブリタニア軍の皿型ヘルメットを直しつつ近づいてきた。
俺「あ、どうも。ちょっとカイロの方まで行きたいんですけど道を教えてもらえませんかね?」
ブリ兵「カイロですか、ここからしばらく南下していくんですが・・・
あのー・・・もし良かったら乗せてもらえません?道案内はしますよ」
俺「ええ、いいですよ」
ブリ兵「助かったぁー。いや、どうもここまで上官を送ってきたら車を乗り逃げされちゃいましてね。
いやー、参った参った。
あ、そうだ。僕ガードナーっていいます。ブリタニア陸軍、上等兵であります!」
そう言ってトラックの助手席に乗り込みながらガードナーはいたずらっぽく敬礼してみせた。
まだ年端も行かぬ青年だ。俺と大して年齢も変わらないだろう。
俺「俺中尉です、扶桑皇国陸軍ですね」
ガードナー「はー、中尉さんでいらっしゃいましたか。
これはとんだ失礼を」
俺「気にしないでくださいよ。道を聞いたのは俺ですから」
140 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 02:15:10.75 ID:RCnfn2nG0
ガードナー「えーと、カイロはここを真っ直ぐ言った道を暫く南ですね。
それにしても扶桑からよくこんな所まで・・・大変ですねぇ」
俺「いえ、任務ですからねー」
俺はトラックを発進させてアレクサンドリアの大通りに出た。流石最前線手前の補給拠点だけあって大量の軍用車が往来している。
埃っぽい空気が開け放った窓から入ってきて俺の喉が刺激された。
たまらず首にまいたスカーフを引っ張り上げて口元を覆い隠した。
ガードナー「そう言えばカイロには何の御用で?」
俺「ゴホッ、実はあそこの―――第31統合戦闘飛行隊、でしたっけ?―――そこの陸戦部隊に配属になっちゃいましてねぇ。
正直どうしたものか・・・」
ガードナー「はぁー、凄いじゃないですか。JFS配属なんて相当なエリートさんなんですねぇ・・・」
俺「いやいや、自分なんて・・・」
気がつけばいつの間にか市街地を抜けて荒野の中を走る一本道に出ていた。
本当に何も無い荒野が目の前に広がる。唯一眼に入るのは申し訳程度の潅木と散らばる戦車や野砲の残骸位だろうか。
数カ月前までここも最前線だったのだ。それを押し返したのはやはりウィッチ達のお陰だろう。
ぼんやりとそんな事を思いつつ、ガードナーの話をBGMに俺は砂漠をひた走った。
141 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 02:16:09.90 ID:otbm22W2O
支援
支援
143 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 02:17:26.38 ID:RCnfn2nG0
―――同時刻、カイロ郊外第31統合戦闘飛行隊仮設基地
加東「扶桑から補充兵ぃ?」
いきなりの報せに驚いて圭子はそのままそっくりオウム返しに聞き返してしまった。
氷野「はい。なんでもまた陸戦ウィッチだそうです」
加東「ああもう・・・足りないのは航空歩兵だっていうのに・・・はぁ・・・」
現状を顧みずに厄介者ばかり押し付けて来る司令部には全く嫌気がさす。
また悩みの種が増えるのかと思うと今から頭痛がするようだ。
加東「で、どんなのが来るのかしら?」
氷野「自分もよくわからないのですが、なんでも第4陸軍技術研究所からだそうで。
陸上ユニットの開発研究所ですな」
加東「なんか変なの送ってくるんじゃないでしょうねー・・・
まったく・・・
で、いつ来るの?」
氷野「今日ですな」
加東「―――それを先に言いなさい!!」
支援
145 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 02:18:14.36 ID:otbm22W2O
しえん
昼間の賢者を超越した聖者と思ったが違ったか
ていうかアフリカってことはまたマルちゃんなのか!そうなのか!クソッ!
147 :
>>146マルちゃんではない 安心したまえ:2010/11/15(月) 02:20:24.46 ID:RCnfn2nG0
そう叫ぶとスカーフと愛用のライカIIをつかんで怒涛の如く天幕を飛び出していった。
氷野「あ、加東大尉!もう一つ・・・
―――行っちまったか」
ふぅ、と溜息を付いて氷野は略帽をかぶり直した。
まぁ大丈夫かね、と思いつつ早速補充兵の受け入れ態勢を整える為に整備詰所に戻ることにした。
一方圭子は脱兎の如く天幕間を走っていた。
新しいウィッチが来るとなったらまた一悶着あるだろう、到着までに片付けなきゃならないことは山ほどある。
加東「ああもう、この忙しい時にっ!!」
目当ての天幕を正面に捉えると一気にそこまで走った。
出入口の両脇に立つカールスラントとブリタニアの歩哨二人が敬礼した。
圭子も軽い敬礼で返礼した。
出入口で一旦足を止め、そして声をかけた。
加東「失礼します。第32統合戦闘飛行隊隊長加東大尉です」
???「ああ、入りたまえ」
答えを聞くが早いが圭子はテント内に押し入った。
まさか・・・パットン!(ry
安心した!
モンティかもしれんしな!
150 :
>>148-149 ロンメルさん忘れるとか何事:2010/11/15(月) 02:26:49.81 ID:RCnfn2nG0
そこには三人の男たちが座っていた。
砂漠のネズミ、バーナード・ロー・モントゴメリー。
闘将、ジョージ・スミス・パットン。
砂漠の狐、エルヴィン・ヨハネス・オイゲン・ロンメル。
アフリカ戦線を支える人類連合軍屈指の名将三人だ。
モンティ「なんだね、加東大尉?」
加東「はい、実は本日扶桑から補充ウィッチがひとり赴任することになりました。
陸戦ウィッチだそうです」
パットン「ほお、また『儂の』エンジェルちゃん達が増えるのかね?」
モンティ「何を言っているパットン、ここは機甲戦術の発祥の地であるブリタニアの私が・・・」
ロンメル「いいや、ここアフリカで最も戦果を挙げている我輩が相応しいだろう」
パットン「何だと、どう考えてもてめぇらにウィッチなんぞ預けられるわけが―――」
モンティ「ふん、君よりは随分マシだな」
パットン「言うなモンティ!
こうなったら指揮権を掛けて決っ―――」
151 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 02:28:44.30 ID:otbm22W2O
支援
152 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 02:32:42.16 ID:RCnfn2nG0
パン!パン!
加東「はいはい、そこまでにしてくださいね閣下達。
この間北野軍曹に怒られたばっかりでしょう?
今度の魔女も統合陸戦部隊としてお三方協力して指揮してもらいますからね!」
モンティ「う、うむ・・・」
パットン「分かった・・・」
ロンメル「仕方があるまい・・・」
しぶしぶ自分の席に戻る将軍たち。
全くこのオッサン達は・・・と呆れながらも続ける圭子。
加東「はい、それで新しい魔女が来るにあたって新しい武装やら弾薬が必要になるかもしれません。
その時は閣下達に一仕事してもらいます」
パットン「任せろ!儂がリベリオンから取っておきの武装を調達してやる!」
モンティ「フン、リベリオンのガラクタなぞ使い物にならん。
ここはブリタニアの傑作兵器をだな―――」
ロンメル「変態兵器量産国家が何を言う。兵器といえばカールスラントを於いて他に無いだろう」
153 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 02:40:27.70 ID:RCnfn2nG0
加東(コイツらさっき言われたことがわかってないのかしら・・・?)
圭子がしびれを切らしかけていたその時、
ヴゥ――――――――――――――――――!!
『警報!警報!セクター32に大型陸戦ネウロイ出現!全航空機動歩兵はスクランブル!陸上装甲歩兵も集結せよ!』
こんな時に・・・!
加東「とにかく頼みましたよ、将軍閣下!」
そのセリフだけ今にも取っ組み合いを始めそうな三将軍に投げつけると滑走路に向かって再び走りだした。
たまに戦線内部でもはぐれネウロイが出るから油断ならない。
もっとも一機程度なら陸上ウィッチを出すまでも無いだろう。
真美のボヨールド40mm機関砲でカタがつくはず。
とにかく自分は指揮官として出撃なければならないので急いでユニット格納テントに向かった。
154 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 02:43:17.09 ID:YcyvB/fHO
ところでカイロに部隊がいるということはスフィンクス作戦後なのかな?
155 :
>>154 作戦発動直前 兵力をカイロ付近に集結させてるとこ、という設定:2010/11/15(月) 02:46:51.95 ID:RCnfn2nG0
―――アレクサンドリア〜カイロ間街道上、セクター32
地平線から砂煙を上げて一台のトラックがひた走ってくる。
先程の九四式六輪自動貨車だ。
俺「ウワァァァ!!!!」
ガードナー「ギャァァァ!!!!」
なぜ俺達が今悲鳴を上げているのかといえば―――やはり背後にネウロイが追っかけてくるからだろう。
ガードナーと他愛もない話をしつつカイロを目指していたら、偶然大型ネウロイが現れてしまった。
俺「どうすんだよー!!!これー!!!」
ガードナー「とにかく逃げましょう!!」
俺「くっそぉぉぉぉ!!!」
ガァァァァァァァ!!!!
とにかくアクセルを全開にしてなんとか振り切ろうとする。
キシャァァァァッァ!!!!
その間にもネウロイが迫ってきた。
156 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 02:50:07.51 ID:RCnfn2nG0
キュゥゥウ、ドン!!
俺「うわー!当たる当たる!!」
ガードナー「避けてくれー!!」
キキィィィ!!!
なんとか避けようと左右に蛇行するが今度はトラックが横転しそうで危ない。
俺「このままじゃやられちまう―――!!!」
ガードナー《こちらセクター32、通行中の輸送車輌!
我ネウロイと遭遇せり!誰か助けてくれー!!》
ガードナーが無線機に怒鳴りこむ。
《・・・ガ・・・ガガ・・・・》
ガードナー「ああ、応答なしだ!!くそっ」
ガツン!
俺「俺たちもうダメだー!!!」
《・・・・・ザザッ・・・諦めるのはまだ早いわよ》
俺・ガードナー「・・・っえ?」
157 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 02:51:05.98 ID:otbm22W2O
しえんぬ
158 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 02:52:29.83 ID:RCnfn2nG0
ヒュンッ、ドォン!
頭上を砲弾が通過して追ってきたネウロイの鼻っ柱にブチ当った。
キシャァァァァ!!
ネウロイが怯んで足が止まる。
ガードナーがふと前方を見ると小さな黒点が空に浮かんでいるのを確認できた。
ガードナー「あ、あれは・・・ウィッチだ!
ウィッチが来てくれたぞ!!」
ヴォォォォォ―――!!!
頼もしき航空機動歩兵達が轟音を立てて頭上を通過して行った。
加東「真美、やっちゃって!」
稲垣「了解です!」
加東《ここは私達で抑えるわ!
とりあえずあそこに見えるワジ(涸れ谷)に逃げこんで!》
俺《了解しました!》
159 :
10レス無いから飛ばしていくか:2010/11/15(月) 03:00:22.44 ID:RCnfn2nG0
ドウッドウッドウッドウッ!
真美の操るボヨールド40mm機関砲がAP弾をネウロイの胴部に叩き込む。
ギャァァァァァァ!!!
確実に当たってはいるのだが装甲が厚くて削る速度が追いつかない。
加東「くっ・・・固いわね・・・
陸戦部隊はまだなの?!」
マイルズ《こちらマイルズ隊。今向かっているわ。
でももうしばらくは掛かるかも・・・》
加東「マズイわ・・・このままだと・・・」
ちらりとさっきのトラックの方を見やる。
なんとかワジに逃げ込めたようだ。
ヴァァァァァァァァダラララララララララララララ!!!
マルセイユとライーサも先程から急降下で一撃離脱を繰り返すが、MG34の7.92mm弾では殆ど効果がない。
マルセイユ「ケイ!このままじゃジリ貧だ!マイルズ達はまだなのか?」
加東「まだ掛かるわ・・・なんとか持たせないとカイロに被害が及ぶわ」
160 :
10レス無いから飛ばしていくか:2010/11/15(月) 03:01:23.75 ID:RCnfn2nG0
マルセイユ「それはマズイな・・・ついこの間も市街地まで攻められたばかりだ。
なんとか―――」
一方、トラックのそばではなんとか避難した俺とガードナーが息を整えていた。
俺「はぁはぁはぁ・・・ 助かったぁー」
ガードナー「いやぁ、どうなるかと思いましたねぇ」
ヴアアアアアアアアドウドウドウドウドウバララララララララララ!!!
激しい銃撃と機動音が聞こえる。
俺「だめだ・・・航空ウィッチじゃ火力が足りない・・・
ガードナーさん、ちょっと手伝ってください!」
ガードナー「ええっ?
僕達に出来ることなんか――――」
俺「いいからっ!
そっちをお願いします」
そう言って九四式貨車の荷台カバーを外した。
ガードナー「こ、これは――――!」
161 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 03:02:22.49 ID:otbm22W2O
支援
162 :
10レス無いから飛ばしていくか:2010/11/15(月) 03:03:21.97 ID:RCnfn2nG0
ガードナー「ストライカーユニット・・・!」
輸送用クレイドルにパッキングされいたのは紛れもなく一対の歩行脚だった。
俺「ええ、五式中歩行脚。通称チリ車。
扶桑が命運を掛けて開発した対ネウロイ用決戦陸戦型ストライカー」
ガードナー「しかしストライカーだけあっても―――」
俺「―――言ってませんでしたね。
俺、ウィッチ適性があるんですよ」
ガードナー「き、君がかい!?」
俺「まぁ見ててくださいよ」
トラックの荷台に素早く飛び乗ると靴を脱ぎ捨てストライカーに飛び込んだ。
ヒュゥゥゥン
そのまま歩いて荷台から飛び降りた。
俺「魔道エンジン始動!」
ドルンッ!
ガードナー「君は―――本当にウィッチなのか・・・」
しえんぬ
164 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 03:04:48.80 ID:RCnfn2nG0
俺「はい、これでもね。
いよっと」
そう言うと俺は荷台からバカデカい砲を持ち上げた。
ガードナー「まさかそれを持っていくのかい?」
俺はその砲を肩に担いで答えた。
俺「あいにくこれしか無いんですよね、武装が。
と、言うわけでちょっくら行ってきますからガードナーさんはここで待っててください」
ガードナー「そ、そうは言っても・・・」
俺「大丈夫ですよ、それじゃ」
そう言って愛用の戦車眼鏡を略帽の上から下ろして装着した。
俺「チリ車、発進する!」
ガチャン、キュラキュラキュラキュラキュラキュラ
足首部分が折れて履帯が接地すると同時に動き出した。
俺「さぁ、いっちょぶちかましちゃろうか!」
支援
166 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 03:06:11.13 ID:RCnfn2nG0
ライーサ「ダメよ、ティナ!
硬すぎて全然ダメージを与えられない!」
マルセイユ「脚の関節を狙え!
マイルズ達が到着するまで少しでも時間を稼ぐんだ!!」
稲垣「こっちももう残弾僅少です!」
加東「くっ・・・キツイわね・・・」
俺《・・・ッザザ・・・大丈夫ですか!?》
インカムから若い男の声が飛び込んできた。
さっきのトラックの運転手か。
加東《ええ、問題ないわ。
それより貴方達も巻き込まれないように――――》
俺《俺も加勢します!》
加東《そんな無茶な!》
何を言っているんだ、と振り返ってケイは自分の目を疑った。
167 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 03:06:52.32 ID:RCnfn2nG0
持ち前の固有魔法である超視力を発現した目に飛び込んできた姿に驚愕した。
(あ、アレは・・・ウィッチ?)
そう、そこに佇んでいるのはひとりの陸戦ウィッチだった。
扶桑陸軍の土地色・草色・枯草色の三色迷彩で塗装された陸戦ユニットを履いて、長大な砲を担いでいる。
問題は―――その装着者だった。
加東《お、男のウィッチぃ?!》
俺《ええ、そうです。
そんな事より、今はネウロイを!》
加東《え、ええ。そうね。
私達があのデカブツに集中攻撃を仕掛けるわその間に―――》
俺《コイツをブチ込んでやりますよ!》
ガコン
そう言って俺は88mmを装填した。
加東《頼んだわよ!
―――聞いた、みんな?》
168 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 03:07:24.22 ID:otbm22W2O
しえん
169 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 03:07:38.81 ID:RCnfn2nG0
マルセイユ《ああ、しっかりな。
それじゃぁ―――行くぞ、ライーサ!》
ライーサ《了解!》
ヴァァァァァァァァ
マルセイユ・ライーサ小隊の二機がロールを加えて背面降下に入った。
ギュァァァァァァァァダラララララララララララララ!!
急降下からブレイクした二機が軌道を交差させMG34で交互に銃撃を加える。
加東「マミ、今よ!」
稲垣「はいっ!」
ブアアアアアアアアアアア
真美がダイブして低空軌道でネウロイ真正面に回りこんだ。
だがマルセイユ達に気を取られたネウロイは気がついてない。
稲垣「食らえっ!」
ドウドウドウドウドウ!正面から一気に残り弾薬を全て叩き込み―――
キシャァァアァァァ!!! ネウロイが怯んで動きが止まった。
170 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 03:08:19.38 ID:RCnfn2nG0
俺「よしっ、目標停止!
目標は15mサイズで・・・10シュトリヒ、距離1500か」
チキチキチキチキ
照準器を回して距離表示を合わせる。
俺「目標、敵ネウロイど真ん中。
弾種徹甲っ!
撃てぇ――――!!!」
ドォォォォン!!
バカン!
俺「命中!装甲貫徹、目標撃破!」
狙い違わず命中した88mm徹甲弾はアレだけ硬かったネウロイをあっさりと粉砕した。
加東「うひゃー、すごいわねぇ・・・88mmは。
あんなに硬いネウロイが一発よ・・・」
半ば呆れたようにケイが撃破を確認した。
俺《皆さん大丈夫ですか?》
171 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 03:10:01.60 ID:RCnfn2nG0
加東《え、ええ・・・お陰さまで。それで、あなたは・・・》
俺《申し遅れました、本日から第31統合戦闘飛行隊に配属になりました俺中尉であります!》
そう言うと彼は88mm砲を肩に担いで敬礼してみせた。
加東《え、ええ――――!!!
あなたが扶桑から来た補充兵なの!!》
俺《そうなりますね》
加東《そ、そうなの・・・
あ、私は加東圭子大尉。第31統合戦闘飛行隊の隊長よ》
俺《はっ、よろしくお願い致します!》
加東《・・・基地の方向は分かるわね?
先に帰還しているからゆっくり来てちょうだい》
俺《はっ、了解しました!》
加東《それじゃみんな、帰るわよ》
全《了解!》
ヴァァァァァァァァ――――
172 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 03:10:14.47 ID:gAtuqoZy0
支援
173 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 03:11:25.51 ID:RCnfn2nG0
今日はここまで
未だにヒロイン未登場
次回から本気出す
設定とかもあるけどまだ出すには早い
174 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 03:11:56.63 ID:gAtuqoZy0
乙
乙〜!
やっぱりアフリカ物は最高だ
乙ー
177 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 03:16:25.27 ID:GsBTox/W0
ピッタリさるったwwww
ヘタしたらヒロイン主人公そっちのけでおっさん無双になるかも
178 :
マーチ:2010/11/15(月) 03:27:01.57 ID:H2/n+hpZ0
乙
前1さんは寝てるみたいだし、
投下させてもらいます。
179 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 03:27:57.31 ID:GsBTox/W0
ktkr
wktk
180 :
宮藤少佐で小ネタ:2010/11/15(月) 03:29:00.69 ID:H2/n+hpZ0
欧州がネウロイから、再び人間の手に渡ってから数年後。
各地で散発的に発生するはぐれネウロイに対処するために
国連は各国の軍を統合し、各地にその基地を設置していた。
このお話は、そんな基地のうちの一つの、ある昼下がりの出来事である。
?「ふゃ〜しやわせ〜」
基地の食堂の片隅で、
一人の女の子がお握りをかじりながらとろけた表情でまったりとしていた。
彼女の容姿を簡単に表すと、背はそれほど高くなく、
肩まで伸びた茶色の髪が途中でテリア犬の耳の様に外側にはねている、
慎ましいながらも確かにその存在をアピールしている胸は新規に採用された
国連軍の医療士官の物でつつまれ、肩に少佐の階級章がついている。
ダメなほうの宮藤少佐クルー!?
182 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 03:31:34.54 ID:H2/n+hpZ0
看護婦1「でね―――なのよ。」
看護婦2「へぇ〜〜そうなんだ、 ん?ねぇあれ宮藤小佐じゃない?」
看護婦1「あ、ほんとだ。お〜い小佐〜」
小佐と呼ばれた少女
「ふみゃ〜やっぱりお米は扶桑のが一番・・・あれ?あなたたちはこれからお昼?」
看護婦2「はい、小佐もですか?」
少佐「え〜と、その私はちょっと休憩中……かな〜」
気づいてる者もいるだろうが、彼女はあの「伝説の魔女」、宮藤芳佳その人である。
ヴェネチアをネウロイから奪還し、ロマーニャを守った彼女は、
その時に全ての魔法力を使いきり、一度はウィッチでなくなっていたのだが、
数年たったころ一族の血のおかげか奇跡的にも再び魔法力が回復し、
空を飛ぶことは出来ないが治癒魔法が使えるぐらいにはなっていた。
183 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 03:33:53.47 ID:GsBTox/W0
マーチー、少佐少佐!
184 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 03:34:45.61 ID:H2/n+hpZ0
そうして彼女は国連からの要請と自らの意志によって、
世界中の人をケガや病から救うべく、軍に復帰し、この基地に配属されていたのだった。
看護婦2「あれ、でもいつもだったら今の時間、書類整理の仕事してましたよね?」
芳佳「ぎくっ!」
看護婦1「あ、もしかして少佐、サボり?」
芳佳は普段、その治療魔法によって重症患者を主に担当しているが、
同時にその知識と経験を買われてこの基地の医療ウィッチたちのリーダーとしても働いている。
すると当然ながらいろいろと書類仕事が増えるのだが、
実は彼女、事務関係がとてつもなく苦手なのであった。
そのためよく執務室を抜け出してはこうしてサボっているのが目撃されていたりする。
185 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 03:37:43.46 ID:otbm22W2O
支援
186 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 03:38:15.79 ID:H2/n+hpZ0
芳佳「そ、そんなことないよ?ちゃんと仕事はそれなりに終わらせてきたもの!」
?「ほほう、あの程度でそれなりとは、ずいぶんといいきりましたな少佐どの?」
芳佳「ヒッ!?」
慌てて言い訳をする芳佳の肩をひとりの男性が掴む。
看護婦2「あ、俺主計中尉、こんにちは」
その男性、名前を『俺』といい、事務、補給関連の仕事をする人間である。
ちなみに出身は扶桑で、実は芳佳の幼馴染であり、
かつては501統合戦闘航空団でミーナの従兵のひとりとして
彼女の書類仕事を手伝っていたこともある。
そんな経緯と当時の上官である坂本の紹介、
また、芳佳が501時代から始まり、
軍隊からはなれていた間にふたりに結ばれた関係もあって
現在は芳佳の事務仕事のサポート役としてこの基地で働いているのだった。
187 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 03:40:59.59 ID:H2/n+hpZ0
俺中尉「ええ、こんにちは、今日もお勤めご苦労様です。
さて少佐、来週に迫った国連事務総長の視察があるにもかかわらず、
やるべき仕事をほっぽり出してこんなところでいけしゃあしゃあと
おにぎりをかじっているのはどういうことなんですかね?」
芳佳「あ、あはは、俺君……その、ね?ほら、ちょっとお腹が空いちゃって!」
俺中尉「30分前に昼食を食べたばかりでしょうが、
そんなに食べてばかりだとまた体重計の前で悩むことになりますよ?
ああ、ほらこんなところにおべんとくっつけちゃってみっともない。」
そう言って彼は芳佳の頬についた米粒をとって口に運んだ。
188 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 03:43:52.26 ID:H2/n+hpZ0
看護婦1・2『うわぁ……///』
目の前で繰り広げられるラブコメに看護婦のふたりが呆然とする。
芳佳「!! ちょ、ちょっと俺君!?人が見てる前でなにしてるの////」
俺中尉「なにって……見れば分かるでしょう?ほら動かないでください。」
暴れる芳佳を片手で押さえつけながら俺は米粒を口に運ぶ作業をやめない。
芳佳「うぅ〜///ね、もうついてないでしょう?部屋に戻るから手を離して、ね?」
俺中尉「いやまだここについてます……うん、これでいいでしょう。
では少佐、行きましょうか。」
芳佳「え”っ!?俺君もついてくるの?」
俺中尉「あたりまえでしょう。また逃げられたらかないませんからね。
それではおふたりともお騒がせしてすみません。午後の仕事、頑張ってくださいね?
ほら少佐、さっさと立ってキリキリ歩く!!」
芳佳「ふえ〜ん;;俺君がいぢめる〜」
俺中尉「人聞きの悪いこと口走らないでください。だいたいあなたはですね……」
そうやってふたりは言い合いをしながら食堂をあとにしたのだった。
189 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 03:45:48.42 ID:otbm22W2O
しえん
支援
191 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 03:46:54.07 ID:H2/n+hpZ0
〜芳佳の執務室〜
芳佳たちが部屋に戻ると、机の上に大量の書類の束が置かれているのが目に入った。
芳佳「あ、あれ?さっき終わらせたときより増えてない?」
俺中尉「ええ、私が持ってきましたからね。」
芳佳「な、なんてことを!俺君はそんなに私をいぢめたいの?」
俺中尉「失礼な、これでも最低限です。
あなたのサインがどうしても必要とかなものだけを選んであるんですよ?
その証拠にほら。」
芳佳「?……うわぁ……」
俺が指差す先を見てみると、応接用の机の上に、自分のものの三倍はあろうかという紙束が見えた。
192 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 03:50:02.36 ID:H2/n+hpZ0
俺中尉「納得しましたか?」
芳佳「あ、あははは……うん、わかった。」
俺中尉「ああ、それと少佐「あ、ちょっと待って!」……なんですか?」
芳佳「ほら、いまはふたりっきりなんだし。
私たちは恋人同士……なんだから少佐じゃなくて芳佳って呼んで欲しいな?
あと敬語もなしでね。」
俺中尉「……わかった。芳佳。これでいいかな?」
芳佳「うん、それでよし。でさっき言おうとしてたことってなに?」
俺中尉「ああ、いま芳佳の机に並んでるやつ、
今日までに終わらせなきゃいけないやつだから。」
芳佳「うえ”っ、今日まで!?」
俺中尉「他の部署に回さなきゃならないから正確には夕方までにだけどな。
じゃ、時間もないし、はじめようか。」
おおっとただの部下と上官かと思いきやいきなり壁パン展開入りましたー
支援
194 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 03:53:08.66 ID:H2/n+hpZ0
芳佳「とほほ〜〜……ねぇ、俺君。」
俺中尉「どうした?早くしないと間に合わなくなるぞ?」
芳佳「それなんだけどね?せっかく頑張るんだからなにか御褒美がほしいなぁ〜。
そしたらきっと時間までに終わらせられるから、ね?」
上目がちに見上げながら小首をかしげて御褒美をねだる芳佳。
俺中尉「……はぁ、わかった。ちょっとこっち向いて。」
そう言って俺は芳佳の顎を手で持ち上げて上を向かせると、
芳佳の柔らかい唇にキスをする。
芳佳「ん……んぅ……はぁ」
俺中尉「ふぅ……時間どうり終わったら、この続きをしてあげる。それでどう?」
芳佳「////……うん、いいよ。じゃあ、頑張るね!」
満面の笑みを浮かべて芳佳は頷き、書類との戦いに臨むのであった。
195 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 03:57:21.60 ID:RCnfn2nG0
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196 :
さるってしまった:2010/11/15(月) 04:00:55.90 ID:H2/n+hpZ0
本編はここまで、
ここから投下するおまけはちょっとキャラが壊れてるので注意してください。
<夕方>
芳佳「おわった〜〜!!」
俺中尉「おお、えらいえらい。正直無理かと思ってたけどよくやったな。」
芳佳の頭をなでてやりながら俺が褒めてやる。
そんな彼も自分の担当していた書類は全部終わらしていた。
197 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 04:01:13.84 ID:RCnfn2nG0
支援支援
どうせifルートだ、ちょっとくらいキャラが崩壊していても誰もとがめないさ!
支援
199 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 04:04:58.57 ID:H2/n+hpZ0
芳佳「ふふ〜、私だってやるときはやるんだよ?
それより、御褒美、忘れないでよね?」
俺中尉「ああ、これを各部署に届けたら部屋に向かうよ。」
芳佳「うん、待ってるね。」
器用に大量の紙束を抱えながら出口へ向かう俺は、途中である思い付きをし、
振り返ってうしろで机からお菓子を取り出していた芳佳に声を掛けた
俺中尉「ああ、それと御褒美に関してなんだが……」
芳佳「?」パリ、ポリ
俺中尉「芳佳よりずっと沢山の書類を同じ時間で片付けたんだから、
俺にもご褒美をもらう権利があるよな?」
芳佳「う、うんそうだね。そのとおりだとおもう。」
俺中尉「(ニヤリ……)よし、じゃぁ、今夜は寝かさないから覚悟しておくように。」
芳佳「ふぇ!?////」
たしかにそういうことをしてくれるのはわかっていたが、
なにやら様子がおかしいことに気づいて芳佳が声をあげる。
壁ーーー!早く来てくれーーーー!
201 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 04:12:44.92 ID:TePNQ6I60
もうマーチの人はエロだけ書いてりゃいいんじゃないかな
202 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 04:12:46.25 ID:H2/n+hpZ0
俺中尉「いつもみたいに一回だけじゃすまさないぞ?
当然いつもよりも激しくするし、気絶してもやめないから。」
芳佳「え、いや、そんなことされたら私壊れちゃ……」
俺中尉「じゃぁまた後でな、芳佳、楽しみにしてろよ?」
最後まで言い切る前に彼は書類束を抱えて部屋を出て行ってしまった。
芳佳「……どうしよう……わたし、明日仕事出れるかな?……」
不安げにそういう芳佳。
芳佳「でも……////」
そういいながらも今夜自分の身に降りかかるだろうことを想像すると、
下半身がキュンと熱くなっていくのを感じた。
「それも……いいかも///」
声にだしてしまったことに赤面しつつ、彼女は俺が戻ってくる間、
火照ってしまった体を慰めるために自身の部屋に急ぐのだった。
―――――――
翌日
腰痛に悩まされながら自身に治療魔法を掛けつつもどこかつやつやとした
芳佳が部下の医療ウィッチに目撃されたとかされていないとか
おわり
203 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 04:14:10.11 ID:otbm22W2O
工エエェェ(´д`)ェェエエ工
乙
でも孕ませたマーチさんならきっとこの後も書いてくれるにきまってるんだい!
205 :
マーチ:2010/11/15(月) 04:15:45.29 ID:H2/n+hpZ0
イチャ描写に苦しむとエロに逃げるのは自分の悪いくせでして……
ふつうにイチャがかける人はうらやましい。
こんな駄文でしたが、読んでくれた人、支援してくれた人ありがとうございました。
どんどんエロに走ってもいいのよ
乙!
この次ってだれか待機してる人いたっけ
208 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 04:18:23.77 ID:RCnfn2nG0
気絶とかぱねぇなおい・・・
誰も居ないなら今のうちに駄文の続きを投下してしまおう
211 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 04:22:50.19 ID:RCnfn2nG0
GOGO!
前々or前前々361から
俺「ミーナ?」
シャーリー「中佐!?」
ミーナ「ごめんなさい、お邪魔しちゃったわね」タタタタタッ
俺「あ、ミーナ待て!」タタタッ
シャーリー「あ・・・いっちゃったか・・・」
俺「おい、ミーナ!開けてくれ」
ミーナ「…かえって!俺さんはあのままシャーリーさんとイチャイチャしてればいいじゃない!」
俺「ちが・・・ミーナ!」ドンドン
ミーナ「もう、ほおっておいて!」
俺「・・・」
坂本「俺少佐、何があったか知らないが少し一人にしておいてやろう」
俺「・・・はい」
213 :
俺教官:2010/11/15(月) 04:30:31.60 ID:qgJuGtH20
数時間後
芳佳「ミーナさーん、ご飯もってきましたよ〜」
ミーナ「宮藤さん・・・そこにおいておいてくれるかしら」
芳佳「あ、はい。それよりミーナさん大丈夫ですか?目が真っ赤ですけど」
ミーナ「ええ、大丈夫よ」
芳佳「無理はしないでくださいね!それじゃー私は戻りますね!」
ミーナ「ありがとう。宮藤さん」
モゾモゾ
娘「ミーナお姉ちゃん!(抱」
ミーナ「あら?アリーセちゃんいつの間に来てたのかしら」
娘「芳佳お姉ちゃんと一緒にきたんだよ。お姉ちゃん大丈夫?」
ミーナ「大丈夫よ。心配してくれてありがとう」
娘「ねー、ママの事おしえてー。パパは教えてくれないの」
ミーナ「んーそうね・・・カクカクシカジカ」
娘「Zzz・・・」
ミーナ「・・・あら。少し喋りすぎたかしら・・・起こすわけにもいかないし、仕方ないわね。でも、本当そっくりね・・・イライラする位に・・・この子もあの子と一緒に死んでしまえばよかったのに・・・」
214 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 04:31:36.92 ID:otbm22W2O
支援
215 :
俺教官:2010/11/15(月) 04:32:29.87 ID:qgJuGtH20
食堂
坂本「で、お前はミーナの事をどう思ってるんだ」グビグビ
俺「それは・・・」ゴクゴク
坂本「バルクホルンやハルトマンから過去の話は聞いている。一時期お互いに傷を舐めあっていたんだろう?俺少佐は妻を亡くし、ミーナは恋人を亡くして。それに今のミーナの気持ちもしっているのだろう?」ゴキュゴキュ
俺「・・・ええ」イッキイッキ
坂本「で、ミーナのことは好きなんだろう?」
俺「ええ、好きですよ。いや今ではそれ以上ですか」
坂本「そうか・・・ならなぜ?」
俺「やっぱりまだ妻の事が、近日中に必ず決着は付けるつもりですよ・・・」
坂本「振り切れるのか?」
俺「そろそろ逃げるのはやめにします」
216 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 04:32:57.42 ID:RCnfn2nG0
おうおう、そうなるんだ
217 :
俺教官:2010/11/15(月) 04:35:27.70 ID:qgJuGtH20
数日後
ミーナ「・・・(ボー」
坂本「ミ―ナ。聞いているか?」
ミーナ「え、何かしら。ちょっとボーっとしていたみたい・・・」
坂本「まったく。しかしミーナ、大丈夫か?目の下のクマが酷いが・・・」
ミーナ「大丈夫よ。ちょっと寝不足なだけよ」
坂本「ふむ・・・」
ミーナ「私は部屋に戻って書類と格闘してくるわ。美緒、後のことはよろしくお願いするわね」
坂本「ミーナこそ、ほどほどにな」
ミーナ「・・・」フラフラ バタッ
坂本「ミーナ!?」
218 :
俺教官:2010/11/15(月) 04:39:38.91 ID:qgJuGtH20
ミーナ「・・・ここは?」
坂本「ミーナ、覚えてないのか。あの後倒れたんだ。過労と寝不足らしい」
俺「大丈夫か?」
バルクホルン「しかし、ミーナらしくないな。これを期にミーナも休暇を消費したらどうだ」
ミーナ「ごめんなさい。忙しいときなのに・・・」
坂本「今までミーナに頼りきりだったからな・・・」
エーリカ「にゃははー、たまにはゆっくりすればいいよ〜」
坂本「俺、ミーナのことは頼んだぞ」
俺「わかりました」
バタン
俺「・・・」
ミーナ「・・・」
219 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 04:40:44.70 ID:otbm22W2O
wkwk
220 :
俺教官:2010/11/15(月) 04:45:18.95 ID:qgJuGtH20
ミーナ「そういえば俺さん、シャーリーさんとは順調なのかしら?」
俺「順調もなにも俺とシャーリーはそんなんじゃ・・・」
ミーナ「だって、俺さんはシャーリーさんと・・・昨日の朝だって俺さんの部屋からシャーリーさんが出てくるのを見たし、夕方もシャーリーさんとキスしていたじゃない」
俺「昨日の夕方のは不意打ちだ。それにミーナが思ってるようなことはしてないぞ」
ミーナ「でも、ずっと私を無視していたじゃない」
俺「こっちに来てから一度も無視なんてした覚えはないよ」
ミーナ「何度も何度も俺さんの事を呼んだのに無視してシャーリーさんばっかり・・・ボソボソボソ」
俺「ミーナ?だから違」
ミーナ「嘘!本当は聞こえてたんでしょう?でもシャーリーさんと一緒に居たいから私を無視していたんでしょう?そうよ。そうにちがいないわ・・・」
俺「そんな事はないよ」
ミーナ「嘘をつかなくていいのよ?シャーリーさんと居ると楽しいんでしょう?アリーセちゃんもとっても懐いているし・・・(ギュッ」
俺「ミーナ、離れるんだ」
ミーナ「俺さんはまた私を拒絶するの?あの時もそうだったように今回もそうなの・・・?もうあの子もいないのに・・・」
俺「違う!俺は・・・ミーナのことが・・・」
221 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 04:47:18.28 ID:GsBTox/W0
dkdk
222 :
俺教官:2010/11/15(月) 04:56:28.87 ID:qgJuGtH20
ミーナ「俺さん。もういいの。私決めたの・・・んっ・・・ちゅ・・・」
俺「んっ・・・」
ミーナ「どんな手段を使おうが、無理やり俺さんを私のものにするって(ニッコリ」
俺「な、何言ってるんだ!落ち着けミーナ、やめてくれ」
ミーナ「やめないわ。あの子の事もシャーリーさんの事も忘れさせてあげる・・・私じゃなきゃダメにしてあげる。逃げようなんておもっちゃだめよ?でないとアリーセちゃんがどうなってもしらないんだから・・・」
俺「なんだと!?」
ミーナ「いったでしょう?どんな手段でも使うって」
俺「ミーナ・・・本気なのか?」
ミーナ「ええ、本気よ?」
俺「そうか・・・ならミーナ。ミーナの好きにするといい」
ミーナ「アリーセちゃんの事がそんなに心配かしら。ふふ、俺さん・・・ちゅ・・・」
俺「・・・」
223 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 05:01:03.54 ID:RCnfn2nG0
ヤンデレはしないっていったじゃないですかーァ!
224 :
俺教官:2010/11/15(月) 05:02:37.85 ID:qgJuGtH20
気が付いたらこうなってた。そして続き書いてあったメモ帳どこいったし・・・
225 :
俺教官:2010/11/15(月) 05:06:58.66 ID:qgJuGtH20
食堂:食後
坂本「ミーナ、大丈夫なのか?」
ミーナ「ええ、おかげさまでだいぶ楽になったわ」
坂本「はっはっはっ、俺少佐に任せて正解だったな」
芳佳「俺さんどうしたんですか?」
俺「ん?俺がどうかしたか?」
芳佳「んー。気のせいですねきっと!」
シャーリー「しかし、ミーナ中佐が倒れた時はどうなるかとおもったよなー、俺」
俺「ああ。そうだな」
ミーナ「・・・・・・俺さん、書類整理の手伝いの続きをお願いしてもいいかしら?」
俺「あ、ああ」
ミーナ「さぁ、いきましょ」
俺「引っ張るな引っ張るな・・・」
坂本「はっはっはっ、がんばってこいよ!」
226 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 05:08:53.94 ID:otbm22W2O
支援
227 :
俺教官:2010/11/15(月) 05:17:00.06 ID:qgJuGtH20
ミーナ「んっ・・・俺さん、誰の許可を得てシャーリーさんと話なんてしたんですか?」
俺「いや・・・それは」
ミーナ「・・・やっぱりまだし足りないのかしら?」
俺「ちがっ・・・」
ミーナ「やっぱり3回ぽっちじゃダメだったみたいね・・・さあ俺さん、さっきの続きをしましょ・・・はやく他の子達のことは忘れて?私だけを見て?」
俺「・・・」
ここで終了。
どう収集つくのか全く分からなくなってきた
228 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 05:18:10.90 ID:RCnfn2nG0
ミーナさんェ・・・
229 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 05:20:05.53 ID:otbm22W2O
乙ェ…
230 :
俺教官:2010/11/15(月) 05:23:40.70 ID:qgJuGtH20
支援ありがとうェ・・・
先に書いてあるエピローグ(5年後)とかじゃ綺麗なミーナさんになってるからきっと大丈夫だと信じたい
231 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 05:26:28.82 ID:OvoG9Yf0O
乙あぁっす!
232 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 06:17:51.37 ID:otbm22W2O
ほ
漏れ「ネウロイに勝つ方法を見つけた」
ミーナ「詳しく話してくれるかしら」
漏れ「まず服を脱ぎます」
坂本「ん?」
漏れ「次に服を着ます」
エイラ「着るのかよ」
漏れ「そして敵と接触します」
エーリカ「最初の二つ意味ないじゃん…」
漏れ「適当に仲間で喧嘩します」
漏れ「ポイントは、芝居だけどリアルにやること」
シャーリー「ふむ」
漏れ「この間、ネウロイは直立不動です」
ルッキーニ「ほんとにー?」
漏れ「ほぼ確実に」
漏れ「で、そこにサーニャが全弾一斉射撃」
リーネ「隙を突くんですね」
漏れ「穴が開いた所でまた喧嘩。勝手に動くなとか」
サーニャ「喧嘩…」
234 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 06:28:27.11 ID:RCnfn2nG0
ネウロイさんの空気読みスキルを逆転だと・・・
非道な・・・
漏れ「すると、ネウロイはまた動かない」
宮藤「ほんとですか?」
漏れ「これは80%の確率だが」
ペリーヌ「それでもかなり高いですわね」
漏れ「そしてリーネがコアを潰す」
漏れ「たったこれだけだ」
ミーナ「…」
漏れ「難しいか?」
ミーナ「いえ、有史以来、人類至上最高と言える作戦よ」
ミーナ「ただ、芝居と言えど皆の仲に亀裂が入るかもしれないわね…」
漏れ「そりゃありえるな…」
坂本「はっはっはっ!皆は堅い絆で結ばれている!そんなことぐらい、なんともならんさ!!」
236 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 06:33:11.72 ID:OvoG9Yf0O
あぁ〜え?なになにもっかい言って?
ペリーヌ「少佐…!」
漏れ「言うねぇもっさん!」
皆「さーかーもと!さーかーもと!」
皆「うおーもっさああああん!ほああああああ!!!」
坂本「や、やめろ!照れるではないか!」
宮藤「えへへ、すいません」
ミーナ「では、私は台本を書いてくるわ」
ゲルト「ん、私も手伝おう」
エーリカ「あー、私もー」
ゲルト「お前が手伝うとロクな事にならん!見てるだけだぞ!」
エーリカ「うー、トゥルーデのけちー!」
ミーナ「あらあらうふふ」
1951年12月31日
ネウロイは完全に消滅し、人類の勝利に終わった。
しかし1960年代となると、人類同士の戦いが始まる。
冷戦と呼ばれる時代もこの時始まったのである…。
〜死亡直前に書かれたと思われる、宮藤一郎のメモより〜
空が変な色だ…
シャーリーたんが迎えに来たのか…?
酷く間があいてしまったが……まあいい
投下しますがいいですかー?
240 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 07:23:58.09 ID:bbSiM4hH0
GOGOGO!
少ししか支援できないが来い!
カモン
242 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 07:26:12.80 ID:RCnfn2nG0
ラージャ
開幕
ルーデル「なぁ、アーデルあの子、あの子をもって帰って良いか!?」
アーデルハイト「駄目ですよ」
ルーデル「頼む、頼む……!」
アーデルハイト「駄目です」
ルーデル「クソッ、この怒り、憤り、憤慨を全てネウロイに叩きつけてやる!」
アーデルハイト「あ、ちょっ、まってくださいよ!」
かくして彼女はユンカースに飛び乗り、慌ててアーデルハイトが追いかけ彼女たちは空に飛び立った。
これはネウロイの大爆撃直後の会話であり、後々彼女たちが人外列伝での語りぐさになる台詞である。
(嘘です……多分)
244 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 07:27:25.17 ID:MTjxvJk90
wikiの更新止まったままか
245 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 07:29:23.10 ID:otbm22W2O
ほんとだ
4つ前、俺「ストライクウィッチーズぅ?」
>>394より
特に変わったことも無く、撃墜や戦闘を繰り返し、数ヵ月後……
俺「あー……書類、書類、書類、書類、書類……だるいー」
ミーナ「ちゃんと手を動かしてください、書類が終わりませんよ」
俺「ネウロイより、最近は書類が怖いよ……」
ミーナ「はい、コレで終わりです」
俺「ハイ、は・ん・こ……よし!終わり!」
ミーナ「今日は新人が来るそうですよ」
俺「へー……新人ねぇ……」
ミーナ「資料をどうぞ」
手渡された書類を覗くと、リネット・ビショップ階級は軍曹、固有魔法は射撃弾道安定。
……あれ?撃墜数0?
俺「珍しい、新人じゃないか、一体どういう風の吹き回しだ?」
ミーナ「多分、政治の問題ね」
俺「ああ……なるほどね」
ミーナ「……解ってると思いますが、変なことしないでくださいね、この前の美緒みたいに……」
俺「あれ?何時の間に美緒、なんて呼ぶくらいにステディな関係になったの?」
ミーナ「ゲホッ、ゲホゲホ……誰がですか!誰が!」
俺「冗談だよ……けど満更でもなさそうな」
247 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 07:40:02.52 ID:otbm22W2O
しえん
次の瞬間、ペンの鋭い先端が目の前に突き出ていた。
私は貝のように黙ることにした、今日はミーナさんが、ヤケにコチラを笑顔で見ている気がして。
非常に、非常に……背筋が寒かった。
こういう日は、ペリーヌに頼んでお茶会をするに限る。
だが紅茶に砂糖を入れようとすると、睨みつけてくるのはヤメテ欲しい。
俺「別に良いじゃないか、砂糖を入れても」
ペリーヌ「ハァ……まあ、今更どうこうとは言いませんわ、アナタも賢い人間ですから理由ぐらい知ってるでしょうし」
そうなのだ、ガリアでは紅茶とは、ゆっくりとお菓子と食べるものであり。
砂糖を入れてガバガバ飲むのは、ブリタニアの低賃金労働者方式なのだ。
そのみっともなさを知っているので、諌めようとアレコレ手を尽くそうとしたものの。
結局、諦めて折れてくれたようである。
俺「甘党だからな、たとえ甘い洋菓子でも甘い紅茶で食う」
ペリーヌ「抹茶には、砂糖をいれませんのにね」
俺「和菓子は洋菓子より甘いからな、特に砂糖を固めたお菓子を食べた後に飲む緑茶は、とても良いものだぞ?」
ペリーヌ「はぁ……よくわかりませんわ」
俺「今度煉り切りをご馳走してやろう」
ペリーヌ「あら、有り難く承っておきますわ」
249 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 07:43:40.87 ID:OvoG9Yf0O
支援
さて、紅茶を飲み干し、ペリーヌに一言礼を告げた後、椅子から立ち上がり、そろそろ新人が来るであろう自室に戻る。
廊下にも何か寒さ対策をするべきだろうか、足元が少し寒い。
部屋に入り、ボーっと虚空を眺めていると、ドアをノックしミーナと気弱そうな髪を後ろに纏めた女の子が入ってくる。
ミーナ「ミーナです、新人を連れてきました」
リーネ「リネット・ビショップ軍曹です、あの、よろしくお願いします」
俺「ああ宜しく、それと聞くがうまい飯は好きか?」
リーネ「は……?えっ、はぁ、好きですが……」
俺「よし、晩ご飯は俺が今日は作ろう、基地の案内と機械の操作とかはミーナ宜しく」
ミーナ(呼び捨てちゃ駄目でしょ!)
俺(細かいこと気にすんなよ……どうせもっさんと同衾の癖に)
ミーナ「ゲッホ、ゲフッゴホッ、どうしてそれを……」
リーネ「あの大丈夫ですか?」
俺「それじゃあ行ってらっしゃいミーナ中佐」
ミーナ「……後で少し相談がありますからね……?」
ミーナ中佐が、引きつった笑顔を浮かべたときは用心せい。
最悪むーざんむーざんされます。
俺(……暇だ)
251 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 07:51:27.79 ID:otbm22W2O
支援支援
そう言えば、今日は軍港等に扶桑からの船が着ているそうだ、何か物資でも探せるだろうか。
この星と元の場所では、歴史の流れ上の理由から、微妙に違った物が生まれる時がある。
故に珍しい珍品を見ることもあるらしい、という訳で私は近くの軍港にやってきたのだった。
俺「……」
なんだろうこれは……口にするもおぞましく、見るには耐え難きソレ。
うなぎゼリー、正式名称:うなぎのゼリー寄せ。
見た目はグロく、ゲル状の半透明の液の中に、ブツ切りのうなぎが浮かんでいる。
味は曰く悪くはないらしい、おすすめはチリビネガーをぶっ掛けてね!とのこと。
俺「材料だけ買って、帰って蒲焼にでもするか……」
俺「然しアレだな、結構交通網は確りしてるんだなこの国は、まあ流石鉄道発祥の国ってだけは、あ……」
ふと、町の食堂に眼を向けると、三人の少女が食事を取ろうとしていたのがみえた。
菅野「メニューを教えてくれ」
店員「卵にベーコン、卵・ソーセージ・ベーコン、卵・スパム、卵・ベーコン・スパム、卵・ベーコン・ソーセージ・スパム」
店員「スパム・ベーコン・ソーセージ・スパム、スパム・卵・スパム・スパム・ベーコン・スパム」
店員「スパム・スパム・スパム・卵・スパム、スパム・スパム・バイド・スパム・豆、スパム・スパム・スパム・スパム」
店員「伊勢エビのグラタントリュフと卵添えのスパム載せです」
クルピンスキー「スパムがないのはどれです?」
店員「なら、スパム・卵・ソーセージ・スパムですね、少なめです」
クルピンスキー「全く、少しもないのは?」
菅野「卵・ベーコン・スパム・ソーセージを」
クルピンスキー「入ってるじゃないか」
菅野「スパム・卵・ソーセージ・スパムよりは少ない、というか好き嫌いすんなクルクル」
クルクル「じゃあ、卵・ベーコン・スパム・ソーセージをスパム抜きで」
店員「うえぇえぇ…!」
クルクル「スパムは本当にだめなんだよ……性質的に」
ニパ「スパム、スパム、スパム、スパム、スパム、スパム、スパム、スパム(ry 素晴らしいスパ(ry」
店員「うるさい!黙れ!」
店員「卵・ベーコン・スパム・ソーセージの、スパム抜きはないです」
クルクル「嘘だろ!?」
店員「卵・ベーコン・スパム・ソーセージは?!」
クルクル「嫌いだってば!」
菅野「落ち着け、しょうが無いオレが食ってやる」
菅野「好きなんだ、スパム・スパム・スパム……スパム・豆・スパム・スパム・スパムを」
ニパ(スパム・スパム・スパム・スパム・スパム・スパム……)
店員「豆はない」
菅野「じゃあ替りにスパムを」
店員「つまり、スパム・スパム・スパム・スパム……」
菅野「そうそう」
ニパと愉快なヴァイキング「スパム・スパム・スパム・スパム・スパム・スパム・スパム!」
店員「うるさい!静かにぃいいい!」
下原「ゴホン、かわいいお嬢さん、彼女の腸はスパムでいっぱい」
下原「卵・スパム・ベーコン・スパム・トマト・スパム」
店員「うるさい!」
アレクサンドラ「この馬鹿共、何やってんのよ、早く帰るわよ!」
下原「ムラムラしてきちゃった……」
私は直ぐ様何も見なかったことにして、その場を離れる必要性があった。
それも可及的速やかに。
分かりやすく言うならば、アナタ彼女たちの知り合い?(笑)とか言われたくない、という事である。
255 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 08:08:21.12 ID:RCnfn2nG0
風呂上がってきたらパイソンズwwwww
クソワロタwwwwwwwwww
256 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 08:08:34.03 ID:otbm22W2O
www
257 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 08:10:02.20 ID:RCnfn2nG0
この世界じゃヒルターネタもできないし殺人ジョークも無理かなぁ・・・
パイソンズ大ピンチ
そのままロンドン市街を練り歩き、途中花売りから金貨一枚で造花を買い、胸ポケットにさす。
俺「……帰るか」
このまま街にいてもする事はない、遠くからの喧騒を聞き流しつつ、歩いて基地にまで帰る。
飛んでもいいが風情がない、たまには寒く風吹く、街並みを眺めながら帰るのもいい。
右腕に抱えたうなぎの重さ、そして密かに買った造花たまにはこんな休日も悪くない。
俺「ただいまー」
ミーナ「おかえりなさい……何ですか、ソレ」
俺「お土産」
ミーナ「あら素敵な造花ですこと……けど誤魔化されませんよ?」
俺「あ、やっぱり?」
あの後こってり絞られた俺は、ふと訓練場の方に目を向ける。
海の上に的を置いて、今日来たばかりのリーネが、射撃の試験をしている。
……射撃の腕は良いようだが……あの自信のなさは何なんだろうか……?
それだけが非常に不安に思われる、一体どうしたものだろうか。
そして私はできるだけ早く、正座用の座布団を拵えなければ……死んでしまう……
259 :
未知による未知のための遭遇:2010/11/15(月) 08:21:53.39 ID:mJUo+lOCP
その直後、ネウロイの襲撃が報告された。
相手は超大型機1、中型機4機の計5機で、大型を囲むように中型機が動き。
大型機は悠々と爆撃し、中型機は主に迎撃の役割を果たしている、と思われる。
俺「ふむ、緊急連絡だ、と言っても今回の作戦の振り分けはこうだ」
俺「まず、シャーリー、ハルトマン、バルクホルン、ルッキーニ、坂本が一撃離脱戦法で攻撃を逸らし、坂本がリネットに指示して遠距離から攻撃してもらう」
俺「その他の隊員は今回の作戦が失敗した際、もしくは緊急に別のネウロイが波状で来た際、出撃してもらう」
ミーナ(……大丈夫かしら……)
リーネ「は、はい!頑張りますっ!」
俺「まあ、ソコまで気張らなくてもいい、最悪今日は暇な俺がまとめて吹き飛ばす」
リーネ「……」
俺「まぁ、気楽にやってくれて構わんよ、誰だって出来ること、出来ないことがある、出来ないなら上司の判断ミスだ」
リーネ「……はい!」
俺「うん、よし、良い返事だ」
坂本「誰だって初めは新人なんだ、落ち着いて行動すればいい」
ルッキーニ「にしし、楽しくやろうよー!シャーリーほどじゃないけど大きなおねぇちゃん!」
シャーリー「気楽にやろうぜー新人!」
ハルトマン「そうだよー、取り敢えずリラックス、リラックスー」
リーネ「は、はい!」
バルクホルン「フラウ、貴様は気を抜きすぎだ!」
シャーリー「ソレぐらい、いいじゃないか堅物ー」
バルクホルン「リベリアン貴様はソレだから……!」
坂本「ハッハッハッ!」
ミーナ(……本当に大丈夫かしら……)
260 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 08:26:44.86 ID:otbm22W2O
支援
261 :
未知による未知のための遭遇:2010/11/15(月) 08:29:15.39 ID:mJUo+lOCP
その後、滑走路から5人が飛び立ったのを見届けた後、アンコールに乗り込み3秒でエンジン始動。
4秒目で超速で移動し、5秒目でバルクホルンを戦闘に、両脇をハルトマンとシャーリー。
そしてその二人の後ろに、ぴったりとくっつく、リーネとルッキーニに付いていく。
最初リーネは驚いて少し列が崩れたが、偏光ガラスを開けて手を振ってみると、安心したのか前を向いてまた付いてき始めた。
そして20分ほど飛行し、ネウロイのレーダーが映る場所にまで飛行する。
俺(……コイツらの読み込みの速さ半端ねぇ、がまあ、良いか)
俺《残り数分でネウロイが見えてくる、と思われる》
バルクホルン《?見えてくるとはどういう事だ》
俺《コチラは出発前から既にレーダーに敵影を見つけれど、目視できず》
バルクホルン《……相変わらず呆れたレーダー技術だ》
シャーリー《所で、一体何処でその技術を身につけたんだ?》
俺《ソレは機密事項です》
シャーリー《チェッ》
坂本《然し本当に何処の出なのやら……》
俺《リーネは取り敢えず、問題があったらインカムですぐに伝えてくれ、出来うる限りすぐに対処する》
リーネ《は、はい!》
ルッキーニ《見えてきたよ!》
俺《あいわかった、リーネ以外は散開し、最高速を維持したまま一撃離脱戦法を取れ!》
俺《リーネは俺の機体に隣接し、坂本の指示する場所を狙って撃て》
全員《了解!》
あぁっす
263 :
未知による未知のための遭遇:2010/11/15(月) 08:37:15.38 ID:mJUo+lOCP
リーネと俺以外が全員散開し、前方のHo229型の大型に付きそう、He219型中型機へ攻撃を加え。
それぞれに攻撃が分散し、尚且つ狙いが逸れるように高速で一撃離脱する。
四方八方からの攻撃を受け、ネウロイが雄叫びを上げるも、伊達では無いというのだろうか。
攻撃を受けてもびくともせず、逆にレーザー光線で反撃、だが流石エース達ということか、皆スレスレを避けて回避。
もしくはバリアを張って回避している。
坂本《リーネ!中型機は羽と羽の間にコアがある!》
リーネ《は、はい!》
俺《まて、先に深呼吸三回しろ》
リーネ《え!?あ、はい!》
隣で銃器のスコープから目を離し、呼吸を三回整えるようにゆっくりとさせる。
そして他の事を脳から追い出させ、戦闘に集中させる。
リーネは先ず、バルクホルンの狙っている中型機を狙う。
一撃目、羽と羽の間に当たるも、装甲が剥げるだけでコアが露出せず。
続けて二撃目、三撃目、を続けて撃ち、胴部分と羽に当たりネウロイが悲鳴を上げる。
ソコをバルクホルンが帰ってきつつ、MGを連射しコアを露出させ、ソレをリーネが打ち抜き撃破。
バルクホルン《一機撃墜を確認!》
ルッキーニ《うぇぇ……早くこっちも撃ってー!》
リーネ《は、はい!》
俺《……!》
今の予約状況は?
265 :
未知による未知のための遭遇:2010/11/15(月) 08:44:14.87 ID:mJUo+lOCP
>>264 俺以外今はいない……筈!
俺《坂本、コアの位置はわかるか?》
坂本《前方の、先端部分付近ですがかなり装甲が厚く、復元速度も早いです》
俺《……よし、俺とリーネ以外は一撃離脱戦法で装甲を崩せ》
俺《俺はリーネを連れて、こいつの向かう先から狙撃する、各自散開し被弾を避けつつ交戦せよ》
全員《了解!》
俺「乗れ!」
リーネ「え!?」
俺「R-9プロトの二人乗り式なら入るだろ……」
リーネ「お、お邪魔します?」
シャーリー《あ、ずるいー!後で私も乗せてくれよー!》
俺《わかった、わかったよ!》
シャーリー《頼んだぜー》
リーネ「あの、ストライカーは……」
俺「履きっぱなしで構わん」
リーネ「はぁ……」
乗り込んだのを確認し、毎秒1kmで前進し、相手が1分後に通過する地点に到達。
リーネは目をぱちくりしたまま、何が起こったのか分からず、されるがまま空中に下ろされた。
俺「よし」
リーネ「こ、こんな遠くにまであっという間に……」
俺《前方12時距離40000だ構えろ》
リーネ《は、はい!》
ならいこうかな
268 :
未知による未知のための遭遇:2010/11/15(月) 08:51:06.68 ID:mJUo+lOCP
>>267 ワクワクするっきゃない!
遠くに小さく、だが徐々に大きくなりつつあるネウロイの姿。
……当たるかな?一応準備しておくべきか……まあ逃したら逃したあとで考えよう。
俺《有効射程まで残り10秒、リーネよく狙えよ》
リーネ《はいっ!》
バルクホルン《クソッ硬い!まだ装甲は全部剥げていない!》
俺《……構わん、取り敢えずやるだけやってみろ》
リーネ《行きます!》
インカム越しに聞こえる深呼吸の音、そして銃を構え、水平射撃姿勢を保ち。
大きな射撃音と共に、鉄が風切り音を上げ、真っ直ぐにネウロイに吸い込まれていき。
着弾音とともに赤く輝く、多面体のコアが出現、そしてそれはもう一発の射撃音がしたと思うと。
甲高い金属同士を叩きつける甲高い音を響かせ、炸裂し、ネウロイは白い雪へと変わっていった。
俺《……任務完了、コレより全機帰投する》
ハルトマン《ヒュー、やるじゃん新人さん》
バルクホルン《新人にしてはやるじゃないか、だがな……》
シャーリー《まったく、また説教か堅物ー》
バルクホルン《なっ》
ルッキーニ《こういうの新人いじめ、って言うんだよね!ダメだよートゥルーデー》
バルクホルン《貴様らー!》
坂本《ハッハッハッ元気だなぁ!》
リーネ《……》
俺《今日のハイライトはリーネ軍曹だ、帰ったら飛びっきりの飯で歓迎するぜ》
リーネ《……はい!》
俺《RTB、全機帰投する》
全員《了解!》
269 :
未知による未知のための遭遇:2010/11/15(月) 08:56:12.35 ID:mJUo+lOCP
全員を先導するように基地に向けて飛行、空中で旋回しネウロイの巣の方を向き。
内部でどのようにネウロイが生産されているのか、不思議に思いつつ全員の着陸を確認し自身も着陸。
急いで食堂に向かい、うなぎに目打ちをしエラに刃を入れ、優しく背中まで引きぬく。
身を開き、骨と内臓をリサイクルシステムに投下、血を洗い流し、キッチンペーパーで軽く水抜き。
坂本「おや……今日は蒲焼ですか」
俺「ええ、新人の撃墜祝です」
坂本「……普段から思うんですが、材料は何処から調達してるんです?」
俺「まあ、些細な事ですよ」
坂本「ふむ……まぁ、貴方の場合そうなんでしょうね」
俺「ええそうですとも」
一人一尾手際よく捌き、三つに切って串を刺し、タレにつけて七輪で焼く。
じっくり火にかざし、タレが七輪に落ちて香ばしい匂いを立てる。
早くご飯でこの蒲焼を掻きこみたいものだ……
270 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 08:57:33.48 ID:GsBTox/W0
飯の旨そうな作家は偉大だってばっちゃが言ってた
今日はポッキーの日だというので、上司の俺元帥が皆にポッキーと、板チョコを配っているのだそうだ。
俺「チョコは古来から滋養強壮剤として、幅広く愛飲されてきました」
俺「本来はカカオを発酵させ、栄養価を高め、焙煎し、粉砕したものにコーンミールや、唐辛子を入れて飲んでいました」
俺「コレは元来、アメリカ先住民の飲み物であり、メキシコからコロンブスによって紹介されたと言われています」
俺「やがてスペインからヨーロッパに伝わり、やがて苦味を打ち消すため、ミルクやバニラをいれたのが」
俺「今日ホットチョコレート、いわゆるココアと呼ばれる飲み物になりました」
俺「そして近代ヨーロッパ、オランダのバンホーテンさんがより飲みやすく改良し」
俺「現代的な、チョコレイト・バーを作ることを可能にしたそうです」
俺「後に、イギリスのジョセフさんが固形化に成功し、近代のチョコを形作ります」
俺「コレが大体のチョコの歴史です」
ミーナ「長々と説明ありがとうございます、そしてはっきり言ってどうでも良い知識ですね」
俺「少しへこむわ!」
部屋に充満するチョコの甘ったるい匂い。
先程まで、あったクラッカーは既に食べ終え、残ったのは食べカスと皿のみ。
サーニャ「あーん……」
エイラ「あ……あー……」
此処はエイラとサーニャの自室であり、机の上には湯煎で溶かしたチョコがあった。
サーニャの人差し指の第二関節まで、チョコがどっぷりと浸かっている。
対するエイラは口を開けて、少し頬を赤く染めてサーニャの方を向いている。
徐々に指先がエイラの口に近づき、そっとなぞるように、エイラの舌にサーニャの指が当たる。
少しエイラが顔を歪めたのを見て、こそぐようになぞる。
少し背筋がゾクゾクした……気がした。
エイラ(な、なんか変な感じ……)
272 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 09:04:12.47 ID:GsBTox/W0
そういえば古来からの媚薬でもあるね・・・チョコは
ああっっすぅ
指先を一度引きぬき、銀糸が細く伸びたのを見届け、また指にチョコを漬ける。
次は歯茎をなぞるように、優しくチョコを塗りつける。
指で歯をなぞっていくと何となくエイラの舌が、ビクビクとおっかなげに動いているのがわかって、可愛らしかった。
サーニャ「……」
エイラ「ふぇっ!?」
何となく、エイラの舌を指で引っ張ってみる、ピンク色の柔らかいソレは可愛らしく。
思わず舌を離して、顎を持ち上げ残り少ないチョコを口に含み、口移しをしたくなるには十分だった。
エイラ「……キョッ、キョウダケダカンナー!?」
サーニャ(…少し欲求不満なのかしら?)
何となく、もう一度エイラの顎を指先で持ち上げ、真っ赤に染まった愛しい端正な顔を見つめる。
エイラは何が何だか分からず、目をぱちくりしていたが。
取り敢えず今日はもう一度だけ、甘くないキスを口直しに貰っておくことにした。
274 :
未知による未知のための遭遇:2010/11/15(月) 09:10:07.78 ID:mJUo+lOCP
次回予告
扶桑から送られてきた、謎のイケメン(?)新人
名前は宮藤芳佳。
三日目にしてリーネを性的な意味で撃墜し、ペリーヌも一週間で性的な意味で撃墜。
続いてミーナさんに迫る魔の手、さかもっさんはミーナさんを守りきれるのか?
次回、ミーナは私のものだ。
>>267 次の方どうぞー
275 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 09:10:59.93 ID:GsBTox/W0
お伝え
さすがは我が扶桑の淫獣
276 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 09:14:03.44 ID:lrCdMRlAO
原作の距離感が良いのに
エイラーニャをこういう、露骨な百合にしてしまうのって萎えるわ
277 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 09:14:37.05 ID:OvoG9Yf0O
あぁっす!チョコボーイ食べられちゃうの?みんなに食べられちゃうの?あぁ〜す
278 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 09:15:07.55 ID:GsBTox/W0
>>276 ジャァジブンデカイテモイイノヨ
乙
用意する
280 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 09:21:27.64 ID:otbm22W2O
乙
前スレ…何番で終わったかな…
前回のあらすじ
俺実は魔人なんすよ
俺の義妹可愛い
ーーーーーーーー
深夜…上空
エイラ「・・ちょっと聞きたいんダガなんで俺がここにいるんダヨ?」
俺「いや・・俺は一応ナイトウィッチだぞ?」
サーニャ「エイラ・・俺さんは優秀な人だよ・・?」
エイラ「そうだケドナ・・仕方ないから頼りにしといてやるヨ!」
俺「まあ、今回俺は護衛役だから索敵はしないけどな
二人の命は“黒百合の騎士”たる俺が護りますのでご安心を」
エイラ「あー・・聞いたことあるゾ
ダイナモ作戦の時に一部のウィッチがお前をそう呼んだトカ」
俺「自分で言っといてあれだが忘れたい通り名だよ・・・」
283 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 09:26:53.54 ID:GsBTox/W0
白百合と黒百合か
>>283 義理でも兄妹ですからね
対にしたかった
サーニャ「ふふ・・私は白百合ですよ?」
エイラ・俺「「それは良い意味だから良い筈?」ダロ?」
サーニャ「そうですか
・・少し残念です」
俺「残念なのか・・?まあ、元気出せ」ナデナデ
サーニャ「あ・・はい・・・//」
エイラ「気安くサーニャに触るナー!」
エイラ(でも義兄だから良いんじゃないノカ?)
――――――――
たまに思う
今日みたいのなら良いが休日は俺ので圧迫してしまってるんじゃないかと
――――――――
数時間後…上空
俺「今日はネウロイは来ないみたいだな・・」
(マスター!)
(上です!)
俺「なに!?どうして気付かなかった!リーゼ!ロッテ!」
(あのネウロイおかしいです!)
(同じネウロイにも探知出来ないようにしてるなんて…)
上を見上げる…大型のネウロイが何かを無数にばら撒いている…
俺「あれは・・小型か!
だがコアは大型にだけみたいだな
サーニャ!応援を呼べ!
エイラはサーニャの護衛を!」
大剣で応戦するが二人を護り戦うのは昼間のように容易ではない
数が多いのもあるが誘爆型のせいで視界が悪くコアの無い小型は見え難い
286 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 09:37:34.67 ID:GsBTox/W0
ここは荒野のウェスタン(ry
どうせ妄想スレだ気にすんな
サーニャ「駄目!繋がらなきゃあ!」
エイラ「サーニャ!あっゥ!」
俺「サーニャ!エイラ!くそっ!」
二人の所へ一直線に突っ込み二人を抱えて近くの小島へ運ぶ
二人とも気絶しているが重傷では無い…出血が少し多いが…急いで止血する
これで暫くは大丈夫だ
小型は相手してもキリが無い…なら一気に大型の所に行こう…なに、痛いのは我慢できるさ
((はあ…死なないで下さいよ?…無敵じゃ無いんですから))
俺「わかってる、死んだら二人を基地まで運べないしな」
(…良き戦いを、マスター)
俺「さあ・・行こう。時間が無いから一撃で仕留めるぞ・・」
>>286 そうか…わかったよ兄弟
大型に向かって一直線に飛ぶ…小型が邪魔だったが大剣で振り払った
大型のネウロイを割断しコアを断つ
…おかしい上手く行き過ぎている
小型はもっと大型の前に展開していないとおかしい…
…まさか!
振り返ればやはり二人の所に向かっている
次々と消えてはいるが消える前に一撃お見舞いしようってか…
させるわけにはいかないんだよ!
大剣をしまい込み全速力で二人の元へ駆け付け前に立ち銃を構える
だが近付くのを諦めたようで遠くからレーザーを発射しようとしている
銃を捨てすぐに二人の前でシールドを張りレーザーを防ぐ
しかしシールドが負荷に耐え切れずひび割れた所から細く彼に突き刺さる
289 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 09:47:34.15 ID:otbm22W2O
しえん
俺「がぁぁ!ぐっ…」
このままではシールドが完全に壊れる…そう思った時に攻撃が止んだ
攻撃してきたネウロイもやっと消え去ったようだ…出来ればもっと早く消えて欲しかった
…二人を抱えて急いで基地に帰ろう
(また無茶して…)
(そんなんだから部下に過保護なボスとか呼ばれるんですよ)
俺「いま冗談にツッコミいれられるほど余裕が無い…静かにしてくれ
あー・・ヴィルケ?
・・聞こえますか?」
ミーナ《聞こえてます、どうぞ》
俺「繋がったか・・こちら俺・・ジャミングにより通信妨害されていた
先程ネウロイと交戦、これを撃破
しかし負傷者が出たので宮藤軍曹、救護班を格納庫に待機させて欲しいのだが、どうぞ」
ミーナ《なんですって!?了解しました!すぐに待機させておきます!》ブチッ!
俺「しかし二人も抱えて運ぶと中々おm・・」
(喋らないでくださいマスター!死にますよ?)
(はい、死んじゃいますよ?)
俺「はい・・・」ゲホッ
ーーーーーーーー
早朝…格納庫
宮藤「あ!俺さん達が来ました!」
ミーナ「救護班!簡易寝台の用意は出来てる!」
救護班長「大丈夫です!準備万端です!」
ミーナ「みんなまだ眠いと思うけど頑張ってね」
俺「緊急停止!!緊急射出!!」ガーッ!スタッ
俺「二人をお願いします!」
宮藤「はい!任せてください!」
ミーナ「・・滑走路が目茶苦茶ね」
宮藤「あれ・・見た目ほど出血してない・・」
(マスターどんだけあの二人好きなんですか…)
(早く治療しないと!)
俺「妹の友達が優先に決まってんだろ・・少し遅れたくらいで死にはしないって
・・うっ!」ズルズル
(無理矢理連れていきます!)
(私達に抵抗する力も無いのに強がって…)
救護班長「あ!特務大佐!
宮藤軍曹が怒ってましたよ?
怪我してらっしゃるんでしたら言っていただかないと・・
特務大佐!?酷い怪我じゃないですか!!
誰かタンカ持ってきてくださらない!!」
思っていたより傷は深かったらしい
俺が意識を取り戻したのは3日後だった…
Next-Stage
1話終了したし一旦終わるか
また昼くらいに空いてたら来る
支援ありがとう
294 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 10:03:51.77 ID:RCnfn2nG0
乙
295 :
未知による未知のための遭遇:2010/11/15(月) 10:05:32.24 ID:mJUo+lOCP
296 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 10:06:12.66 ID:RCnfn2nG0
297 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 10:20:29.82 ID:otbm22W2O
乙
298 :
流星:2010/11/15(月) 10:30:28.33 ID:DNGmJ7ah0
だれもいない様なら出来損ないのラノベ文章投下する
GO!
300 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 10:39:34.74 ID:I4R369lx0
アナルワイプさん!!
301 :
流星:2010/11/15(月) 10:40:06.31 ID:DNGmJ7ah0
>>31から
………
……
…
エルマ「あれ? リュウセイ少尉、バケツなんて持ってどうしたんですか? 」
バカみたいに寒い中、水をバケツに汲みハンガーへ戻る際エルマが声をかけてきた。
俺「メンテ」
エルマ「メンテ? なんのです? 」
俺「箒」
エルマ「ああ! なるほど! 」
なるほど、ウルスラのまねをすると会話がさっさと終わるんだな。
めんどくさい時は真似させてもらおう。
302 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 10:44:09.64 ID:mJUo+lOCP
303 :
流星:2010/11/15(月) 10:45:11.52 ID:DNGmJ7ah0
エルマ「あのー‥‥」
俺「ん?」
エルマ「見学させてもらっていいですか?」
俺「‥‥別にいいけど」
エルマ「ありがとうございます!」
エルマはそういうと俺の持っているバケツを持った。
俺「別にいいって」
エルマ「いえ、なにかお手伝いしたいと思って」
そういうと笑顔を向けてくるエルマ。
屈託の無い笑顔というのはこういうのを言うのだろうか。
304 :
流星:2010/11/15(月) 10:50:08.83 ID:DNGmJ7ah0
俺「まあ、いいけども‥‥」
とりとめもない会話をしながら格納庫まで来た。
今は特に誰もいない様だ。
魔術書を開き箒を呼び出す。
俺「おいで、アポロ」
箒"アポロブルーム"を取り出すと俺はまず柄を拭く。
そのためにまず、水の中に雑巾を突っ込む。
しびれるような痛みが手先を襲う。だがこれも相棒のためだ。
雑巾にたっぷりしみこんだ水を搾り出す。
十分に絞ったところで柄を掃除する。
傷付けない程度に力を込め、汚れた部分を重点的にこする。
とは言っても、ほぼ毎週のように掃除しているので、見てわかるような汚れはない。
もうずっと使ってるのでどこが汚れやすいかなどは目をつぶっててもわかる。
‥‥もう何年になるんだろうか。
支援
306 :
流星:2010/11/15(月) 10:55:39.96 ID:DNGmJ7ah0
エルマ「ずいぶん年季の入ったほうきなんですね」
俺「‥‥ああ、俺もいつから使ってるのかわからない」
エルマ「そんな小さい頃からウィッチなんですか?」
俺「まあな」
嘘ではない。小さい頃からこの魔術書とは一緒なんだから。
話をしながら、なんども冷水の中に手を突っ込んでいたら両手が真っ赤になってしまった。
この色の度合い分、箒も綺麗になっているんだから安いものだ。
エルマ「あ、暖房いれておきましたよ」
みると、すぐそばにストーブが設置されている。
俺「気が利く奴は好きだ」
エルマ「えぇ!? い、いや、そんな、部隊内で恋愛なんて、あ、でも、あの二人だって‥‥」
途端に俺の手ほど真っ赤になるエルマ。こいつはどうも素直すぎる。
俺「‥‥そういう意味じゃないぞ」
エルマ「あ! あははは、そうですよね‥‥す、すみません」
もし今、耳と尻尾が生えていればしゅんとしただろう。不覚にもかわいいと思った。
そもそもウィッチは魔法力の影響でかわいい、綺麗な子が多いと聞く。
事実今まで会ってきたウィッチは例外なくかわいい、もしくは綺麗な子ばかりだった。
無論この隊もそうであることに変わりない。
閑話休題。こういうイメージを欠かさないことが魔法をうまく使うコツなのだが。
妄想癖って事だよな‥‥。そんなことを思うと俺の耳と尻尾もしゅんとしそうだ。
設置されたストーブに手をかざし、温める。水に入れた時とは違う痛みが手を襲う。
だがこちらの痛みは先ほどとは違い、心地いい。ジリジリと暖まっていくにつれ手の色も変わっていく。
エルマ「そのペンダント、綺麗ですね」
エルマは俺の首から下がるペンダントを見てそういった。
俺「うん? ああ、そうか?」
エルマ「ええ、デザインが好みです」
俺「そうか」
エルマ「それは誰かからもらったんですか?」
‥‥まあ、話してもいいか。隠すことでもないし。
俺「これは、姉さんからもらったんだ」
エルマ「へー、お姉さんがいるんですね」
俺「いや、"いた"んだ」
首をかしげるエルマ。数秒考えやっとその言葉の意味に気づいたらしい。
エルマ「あ、あの、ごめんなさい」
俺「別に謝ることじゃない」
落ち込んだ顔をしたので、代わりに俺が作り笑いをしてやる。
俺「姉さんもウィッチだった。エースとは言わないけど、それなりに出来る人だって聞いたよ」
エルマ「もしかして、ネウロイに‥‥」
恐る恐るという感じにエルマは問う。
俺は無言でうなづいた。
309 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 11:05:49.18 ID:otbm22W2O
支援ぬ
310 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 11:10:55.48 ID:WlasZS55O
支援砲撃
311 :
流星:2010/11/15(月) 11:12:42.30 ID:DNGmJ7ah0
俺「オストマルクでな‥‥」
エルマは助けを乞うような、同情するような目でこちらをみている。
‥‥こうして不安にさせるのはよくないな。
俺「こいつは小さい頃に買ってもらったんだ。あなたを守ってくれますようにってな」
俺はネックレスを外し、エルマに差し出した。
エルマ「え?」
エルマはまさに鳩が豆鉄砲を食らったような顔をしている。
俺「お前が持ってろ」
エルマ「な、何を言ってるんですか! お姉さんの形見なんじゃ!」
俺「俺にはコイツがいるから」
そう言うと俺は箒を指さした。
312 :
流星:2010/11/15(月) 11:15:28.74 ID:DNGmJ7ah0
エルマ「もしかしてこの箒も?」
俺「元は姉さんのものだ」
エルマ「そうなんですか‥‥で、でもでも! それとこれとは話は別です! 」
首が取れそうなほどブンブンと首を振るエルマ。
俺「おまえ見てて不安だからな。貸してやるよ」
エルマ「う‥‥痛いところを‥‥」
俺「おまえがもっと安心出来るぐらい強くなったら、返してくれれば良い」
エルマ「わ、わかりました‥‥」
まだ納得はしていないようだが、一応俺の願いを了承したらしい。
俺「せっかくだ、かけてやるよ」
そういうと立ち上がってエルマの近くへ行く。
313 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 11:16:56.64 ID:RCnfn2nG0
ほう・・・
エルマさん√かい?
エルマ「え、いやいや! 自分でつけられますって! 」
俺「人にやってもらったほうが楽だろ」
エルマ「ま、まあそうですけど‥‥」
俺「遠慮すんな」
すこし考えていたようだが、決心を固めたのか、エルマは目と口を一文字にして胸を張った。
こうして近くでみるとやはり可愛さが際立つ。雪のような白い肌が綺麗だ。
エルマ「ど、どうぞ! 」
何もそんなに硬くならなくても‥‥俺は苦笑しながら首に手を回す。
キャサリン「わお! お二人さんそういう関係ねー!!」
唐突に素っ頓狂な声が格納庫に響く。見ると入り口にキャサリンがいた。
目の前でカチコチになっていたエルマは、その声にびっくりして3cmほど飛び上がった。
315 :
流星:2010/11/15(月) 11:26:15.33 ID:DNGmJ7ah0
俺はため息を吐いた。ここに来てからというものため息が出ない日はない。
俺「エルマ、動くなよ」
エルマ「ででででも!」
俺「落ち着け」
ふたたびエルマの首に手を回しペンダントを付ける。
俺「俺を守れるぐらい、強くなれよ」
顔を離すとエルマは顔を真っ赤にしていた。
キャサリン「いったいいつからそういう関係ねー! 私でも全然わからなかったよー」
キャサリンはいつのまにか俺達の近くまで来てストーブに当たっている。
新しいおもちゃでも買ってもらった子供のように、その大きな瞳を輝かせながら嬉々としている。
俺「そりゃあわからないだろうな。最初からそういう関係じゃないんだから」
キャサリン「照れなくてもいいねー!だれにもいわないね!」
こいつは話を聞かない人種なのか? 一応俺と同じリベリオン出身のはずなのだが。
俺「おいエルマからも何か言ってやれよ。このままだと俺とお前恋人同士になるぞ」
エルマ「こ、こ、こいび‥‥///」
さっきの俺の手よりも真っ赤になっているエルマと、素晴らしい笑顔を浮かべるキャサリンを見て、今日何回目かのため息をついた。
316 :
流星:2010/11/15(月) 11:31:42.47 ID:DNGmJ7ah0
………
……
…
キャサリンのちょっかいをかわしながら、箒の手入れを終える。
エルマはいつの間にかどこかへ行ってしまっていた。
キャサリン「そうだリュウセイ。その魔法ってのはなんでもできるって聞いたね」
俺「誰に」
キャサリン「トモコとはなしてたねー!」
ああ‥‥あのときか。
俺「なんでもできるって言ったって、将来的にはだぞ」
キャサリン「ワープとかできる?」
俺「ワープ‥‥なににつかうんだ」
キャサリン「単純に便利と思ったねー!」
なるほど、武装を転移させたりすれば空中の補給とかもできるようになるかもしれない。
それどころかネウロイの体内に直接爆弾でもワープさせれば一撃で倒せたりするんじゃないか?
317 :
流星:2010/11/15(月) 11:35:12.46 ID:DNGmJ7ah0
俺「ふむ‥‥いままで考えたこともなかったから今すぐは使えないが、研究してみる価値はあるな」
キャサリン「もしできたら、わざわざ食堂に行かなくてもご飯食べれるねー!!」
俺「‥‥」
さすがというべきか。それとも俺がリベリオン人としては変な性格なんだろうか。
俺「まあちょっと研究してみる」
キャサリン「手伝うねー!」
俺「おまえに手伝えることなんか何も無いと思うぞ」
キャサリン「肩もみぐらいならできるね」
俺「いらん」
キャサリン「じゃああっちの世話でもするね」
あっちとはもちろん下のことだろう。
318 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 11:37:18.29 ID:RCnfn2nG0
オヘアさんマジビッチwww
319 :
流星:2010/11/15(月) 11:41:18.73 ID:DNGmJ7ah0
俺「自分を売るようなこと言うなよ。お前は娼婦か」
キャサリン「リュウセイはやさしいねー。いや、キザったらしいね!」
俺「悪かったな」
捨て台詞を残すと箒をしまい、魔術書を抱え、俺は部屋に向かって歩き出した。
キャサリン「どこいくねー」
俺「集中したいから部屋に戻るんだよ。今ならだれもいないだろ」
がんばってねー、きたいしてるねーという声を背にうけながら俺はその場を後にした。
………
……
…
案の定部屋には誰も居なかった。
自分のベッドに腰掛け、併設された机の引き出しからメモ帳を取り出し机の上に置く。
魔術書を適当にめくり、空間転移魔法に必要そうな魔法をメモする。
俺「分解、そして生成がいいのかな‥‥それとも移動させる魔法の応用か?」
独り言をつぶやきながらメモを増やしていく。
プランとしては3種類。
1.物質を限界まで分解し、それを少しずつ移動させ転移させる。
2.空間そのものを別次元とつなげ、そこを通すことにより転移を起こす。
3.直接3次元座標を書き換える。
このうち2番はあまり現実的ではない。別次元に送る魔法なんて思いつかないから。
3番も座標移動魔法という物があることは知っているし、試したこともあるが、
尋常でない魔法力を使用するうえに、『取り寄せる』事は不可能、さらに正確性も皆無なため却下。
俺「と、すると‥‥」
1.物質を限界まで分解し、それを少しずつ移動させ転移させる。
正直これも現実的ではない。移動させる魔法だけなら簡単な部類だが、問題は分解結合魔法。
分解させるためには、その物質の分子から理解しなければいけないし、
移動させて結合させるとなると、移動先で分子から組み立てるために、
どこにどんな分子を置くかまで考えなくてはならない。
321 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 11:46:35.25 ID:otbm22W2O
支援
322 :
流星:2010/11/15(月) 11:50:15.55 ID:DNGmJ7ah0
俺「うーん、これはちょっと無理かなあ‥‥」
魔法数だけなら少なそうだが、いかんせん分子を全て記憶となると、
爆弾や銃なんてもってのほかであり、せいぜいひとつの部品、弾あたりが限界だろう。
箒に関しては隠蔽魔法と物質透過魔法で持ち運んでいるに過ぎない。
物質透過魔法なんてこの箒や本ぐらい使い込んでないと出来やしない。
というか箒なら小さい頃からずっと研究してきているため転移もできなくないかも。
実際に戦闘中に使う魔法は火や氷、電気など自然現象で代用できるものばかり。
これらなら分子構造を理解する必要もないのだが‥‥
というのも、自然現象はいわゆる"火種"と"材料"さえ揃えば勝手に大きくなる。
燃えやすい空気の中に小さな火を送り込めば爆発する。そういう事だ。
俺「まあ、食べ物のひとつでもワープできるようにすれば何かの足しにはなるか‥‥」
俺はパンでももらいに行こうと食堂へ向かった。
オヘアがこんなにも日を浴びてるだと…?
平成2010年春は近いな!
324 :
流星:2010/11/15(月) 12:00:11.76 ID:DNGmJ7ah0
………
……
…
食堂へ行くと智子とハルカが紅茶を飲んでいた。
ハルカはこちらに気づくと笑顔で手を降っている。
俺はそれに手を上げて答えるとカウンターへ向かった。
パンが欲しい旨を伝えると、ロールパンを2個もらう。
持参した紙袋に詰めると、カップをひとつ手に取りハルカ達の席へと向かった。
ハルカ「おなかすいたんですか?」
智子「まあこの時間は小腹が空くわよね」
夕日も落ちてきて、光が銀化粧をオレンジ色に染め上げている時間だ。
俺「これは魔法の実験用だ」
ハルカ「合成でもするんですか? 多分大きなパンにしかなりませんよ?」
こいつは何を言っているんだろう。
325 :
流星:2010/11/15(月) 12:05:11.90 ID:DNGmJ7ah0
智子「どんな実験なの?」
俺「ワープ魔法ってやつ。空中で補給ができたら楽だと思わないか?」
智子はすこし考えた後納得したように笑顔を浮かべた。一方ハルカは眉間にシワを寄せなんともいえない顔をしている。
そんなハルカを無視して話を続ける。
俺「将来的には銃弾とかワープさせられれば弾切れのない銃とかもできるなー、
とか思ってるんだが。まあこの例は現実的じゃないけど」
智子「でもネウロイの上に爆弾でもワープさせたら強そうね」
俺「ま、そういうこと。で、とりあえずは食料あたりで試してみようかなってワケ。
あ、ハルカありがとう」
話してる間にハルカは理解することを諦め、俺の持ってきたカップに紅茶を淹れてくれた。
智子「なんだか難しそうね」
俺「実際難しいよ。というか実用レベルまで持ってくのに年単位の研究が必要かもしれない」
智子「年!? ちょっとちょっと冗談じゃないわよそれ」
俺「まあなぁ。他の魔法も並行して研究するだろうから、その副産物として何かヒントが得られることを祈るよ」
ハルカ「とりあえずなんかすごい魔法があって、それを覚えるのにスンゴイ時間がかかるってことですね?」
苦笑いを浮かべ、カップに新しい紅茶を注ぐ二人だった。
326 :
流星:2010/11/15(月) 12:06:04.99 ID:DNGmJ7ah0
一区切り ほんとキャラが掴みきれないわ
乙
328 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 12:14:55.16 ID:otbm22W2O
乙
329 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 12:17:02.82 ID:nOpOwI6DO
ビューリングさんが無事ならそれでいい
…第ニ話いくかい?
331 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 12:19:04.75 ID:RCnfn2nG0
いっちゃえよ
んじゃ誰か来るまで
>>292から
――――――――
昼…医務室
俺「ん・・?ここは医務室か・・」
光が眩しい…待て、今はあれから何日目だ?
俺「リーゼ、ロッテ・・今はあれから何日目だ?」
(3日目です)
(本当に死にかけてたんですからね…)
3日目か…生きてて良かった
救護班長「あ、起きましたか特務大佐!」ゴンッ
俺「いきなり医学書で殴らないで欲しいんだが・・地味に痛い」
救護班長「地味に痛いで済むんですか・・
あのですね・・そこの二人は特務大佐の後で治療しても大差なかったんですよ?
重傷な貴方が後回しって・・死にたかったんですか?」
よく見たら隣のベッドに二人で寝ている…迷惑掛けてしまったんだろうな…
俺「怪我したまま気が付いたら苦しいだろ?
無意識に俺の命より二人の方が大事だって判断したんだろ」
救護班長「この部隊ってそんな人ばかりで嫌になるわ・・
あまり無理しないでくださいよ?」
((そうですよ!))
俺「前向きに善処する
ところで杖を貸してくれないか?
ストライカーの故障具合だけ見に行きたいんだ」
救護班長「・・・はぁ
すぐに戻ってきてくださいよ?」
俺「寛大な気遣い感謝する」テケテケ
ーーーーーーーー
昼…格納庫
俺「あー・・配線がショートしてるな・・しかも冷却装置も壊れてる・・
すぐに休暇をなんとか貰って買いに行かないと」
整備員「何が必要なんだ?
あんま触っちゃいけねーと思って整備出来無くてな」
俺「あ、はい一応機密扱いでして・・このメモに書いたのが必要なんだ」
整備員「全部は無いな・・すまない」
俺「いやいや、無いものは仕方ないだろ?
手間取らせてすまんな・・感謝してる」
整備員「はは!俺は何もしてないぜ?
・・何か手伝えることがあったら呼んでくれ!」バッ
俺「?何を急いでるんだ?」ダンッ!
俺「?麻酔・・弾?」バタン
ーーーーーーーー
少し戻って医務室
宮藤「エイラさん、サーニャちゃん、御飯が出来ましたよ
あれ?俺さんがいない・・」
救護班長「彼ならストライカーの故障具合を見に行きましたよ?」
宮藤「・・リーネちゃん、狙撃訓練しようか?麻酔弾で」ビキビキ
リーネ「芳佳ちゃん・・そこまでしなくても普通に言えば戻るんじゃ・・」
宮藤「・・怪我人は寝てないと駄目だと思わない?」
リーネ「思うけど・・」
宮藤「そうだよね!じゃ、行こ?」
ーーーーーーーー
時間を進めて…食堂
エイラ「それで大尉が医務室に連れて帰ってきたって事ダナ?」ビキビキ
サーニャ「どうしようエイラ・・私非力だから坂本少佐から木刀借りた方が良いかな?」
ゲルト「宮藤の頼みだからな!何かあったら言うんだぞ?宮藤!」
ペリーヌ「どうしてもとおっしゃるならトネールを使って差し上げますことよ?」
ミーナ「あの・・みなさん?気持ちはわかるけど落ち着いて?
特にサーニャさんとエイラさん・・」
もっさん「そうだな・・俺も入り難そうにしてるしな
お、逃げた」アイツマスイダンキカナイノカ?
支援
宮藤「バルクホルンさん、連れて来て下さい!」
ゲルト「任せろ宮藤!」
俺「これは殺される・・リーゼ?ロッテ?引っ張るなら前ダロ?」
((私達的に前に引っ張ってますが?))
俺「・・救護班長助けて貰えないか?」
救護班長「女性の怒りを体験してみた方が良いんじゃない?
タメになるわよ?特務大佐」スタスタ
逃げる術を失った俺はバルクホルンに襟首掴まれて連行されて行った
どうなるんだよ…俺…傷口トネールとか死ぬぞ?
――――――――
昼…食堂
エイラ「俺・・言うことがあるヨナ?」
俺「護れなくてスマン」
サーニャ「そんな答えは聞いてませんよ?
他には?」
エイラもだが義妹よ…怖いぞ…木刀は捨ててきてくれ
俺「指示ミスった・・先に二人を逃がしながら応援を呼んでもらうべきだった」
友「そんな答えは求められてないぞ?ボス、いや俺」
俺「なんでお前がここにいるんだ!?
・・帰って部隊の指揮をとれよ!」
友「お前のせいだろ・・記憶違いかぁ?
色ボケしてんじゃねぇぞゴラ!
気持ちはわかるがな・・死んだら終わりだぞ!」
俺「色ボケしてねぇよ!
いつも単騎だからミスっただけだ!
心配掛けた・・スマン」
友「初めからそれをみんなに言えよ・・
確かに今回はお前のミスもあるがな、責任を全部一人で背負うな
つか早く全員に謝れ・・ここのウィッチはネウロイより怖い・・」
俺「俺の悪い癖だな・・
そうだな、このままだと良くて半殺しにされる」
友「俺は部隊に戻る・・
土産を格納庫に置いて行くから完治したら見ろ」スッ
全員「・・消えた!?」
何故坂本まで驚く
扶桑の技の一つだぞ?
俺「いや・・それはおいといて・・・
みんな、迷惑掛けてすまなかった」
エイラ「おい、違うダロ」
俺「・・心配してくれたのか?」
全員「・・・はぁ」ゴハンタベヨ
エイラ「私とサーニャが起きたら服はお前の血で染まってるし!
タンカに運ばれたお前の様子を見に行ったら面会謝絶だったシナ!」ビキビキ
サーニャ「面会謝絶中無理言って寝泊まりしてたんですからね!」
エイラ「しかも事の顛末を聞いたゾ・・先に自分の治療シロヨ!」
エイラーニャ「「自分の身体はちゃんと気遣って下さい!」エ!」ドンッ
ミーナ「あの・・二人とも?
傷口にパンチは・・・」
俺「・・・」ビクビク
再び強制医務室送りに逢う俺だった…
幸なのか不幸なのか…わからん
ーーーーーーーー
夜…医務室
俺「・・腹減ったな」
エイラ「我慢シロ」
サーニャ「我慢してください」
俺「もう良いから部屋戻れよ・・もしかしたら罪悪感とかあるのかもしれんが休めるときに休むのも仕事だぞ?」
エイラ「・・サーニャは今寝てるから大丈夫ダ」
俺「寝るのはやいな・・今起きてただろ」
俺はベッドから起き上がりサーニャを自分のいたベッドに寝かせる
エイラ「隣のベッドに寝かせれば良いダロ・・俺はどうするんダヨ?」
俺「隣のベッドまで運ぶのは面倒なんだよ・・
俺が隣のベッドに行けば良い
お前も寝ろ・・時間を言えば起こしてやるから」
エイラ「大丈夫ダ、帰ってから寝るしナ
それよりなんか俺の話聞かせろヨ」
俺「別に話すことなんて無い・・だいたいは噂通りな奴だ」
お湯を沸かしインスタントコーヒーを作る
液体でもなんでも腹にいれとかないと薬が飲めん
エイラ「少し接してみて初めて仲間想いな奴だと知ったがナー」
俺「俺は護ろうと思うものしか護らんよ
誰だってそうなんだから仲間想いもなにもない」
エイラ「だからって命は粗末にするナヨ
私も・・サーニャも誰も喜ばないゾ?」
俺「・・それでも命を賭けて大切な人達を平和な世界に送りたいのさ
憎まれても怨まれても信念は貫く
何かあったらお前が支えてやれ」ナデナデ
エイラ「あ、頭を撫でるナ!
オマエが無茶な事しようとしたらサーニャにばらすからナ!」
344 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 13:15:47.83 ID:otbm22W2O
しえん
俺「・・エイラ、俺はな・・オラーシャのウラル山脈の西一帯を護れなかったわけじゃなく護ら無かったんだ
あの頃の俺は今より薄情でひと暴れしたら次の戦場に行く事しか考えてなかったからな・・
・・もう俺の話は良いだろサーニャの寝顔でも見ながら時間潰してろ」
エイラ「なっ!馬鹿!何言ってんダヨ!
・・何してんダヨ?俺?」
俺「そんな顔赤くさせて動揺することか?
なに、ねずみを捕まえるだけ・・さ!」
ドアに忍び寄り一気に開く
…思ったより居たな…つか全員じゃねぇか
俺「・・そんな事してる暇あるならさっさと治療しろ宮藤
お前等も後で覚えとけ・・」
もっさん「まあ待て俺、なにも盗み聞きの為だけに全員で来たわけではない
また質問会だ
宮藤に治療させてる間に色々聞きたい」
盗み聞きしていたのは否定しないんだな…
まあ聞く機会を度々逃してんもんな…
俺「答えられる範囲でなら」
俺「あいつ・・余計なことを・・・
俺が誰かは答えられんが別に俺が偽物というわけじゃない
そして覚えはないと言われても俺は行けと確実に言われているし書類もある」
もっさん「・・お前の目的はなんなんだ」
俺「・・大切な人達を護るために戦う・・それだけだ
ついでに特務としてウィッチの護衛を任されてるだけだ」
もっさん「ふむ・・まあ危害を加えないうちは良いだろう
だが何かあった場合真っ先にお前を疑うことになるだろう事は忘れるな
そしてお前は仲間に頼るということを覚えておけ
私達は護衛対象でも仲間だ」
俺「・・考えとこう」
宮藤「治療終わりました!」
もっさん「うむ、ご苦労宮藤
私からは以上だ後はこいつらの雑談にでも付き合ってやれ」
俺「・・ここ医務室だよな?
五月蝿くしても良いのかよ・・」
シャーリー「細かいこと気にすんなよ俺!」バンバン
俺「いてぇ!叩くなよ!」
…それから少しだけみんなと話しをしていた
しかし後ろの二人の視線が痛いのはなんでだ?
つかサーニャ起きたのかよ
エイラ「・・そろそろ夜間哨戒の時間ダナ」
サーニャ「・・そうね、エイラ・・行こっか」
俺「もうそんな時間か二人とも気をつけて行けよ?
え?なんで引っ張んだよ?お前もナイトウィッチダロって?
いや、俺のストライカー壊れてるぞ!?」
エーリカ「・・いやー俺もここに馴染んだようで良かったねー
流石“黒百合の騎士”様!」
ゲルト「それは褒めているのか?ハルトマン」
一旦ここまで
支援ありがとう
また空いてたら来るよ
電波きた
芳佳「た、大変です!!ペリーヌさんの部屋の前にこんな紙が!!」
手紙【今宵、クロステルマン家の家宝『白銀のレイピア』を頂きに参上する
全てはガリア国民のために
怪盗 俺】
ペリーヌ「これは巷で噂の義賊、怪盗俺!?」
って感じの
需要あんのかな?ペリーヌ的な意味で……
352 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 14:13:59.30 ID:RCnfn2nG0
義賊って事はペリーヌ馬金持ち扱い・・・
353 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 14:28:07.88 ID:WlasZS55O
ペリーヌドンだけ不幸になりゃいいんだ……
ガリアの復興という使命に捕まったペリーヌを盗む俺さんマジカッケーっす
355 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 14:29:48.37 ID:nOpOwI6DO
最近ようやくペリーヌの良さがわかってきた
噛めば噛むほど味がでるスルメのような(トネール
357 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 14:31:02.46 ID:7T16WydRO
怪盗とペリーヌの話、ちょっと真剣に書いてくる
期待せずに待っててね
>>350 ぶっ飛んでたな
補足しとく
もっさん「お前の友人から少し情報を貰って調べたんだがお前はここに配属される前に戦死ということになっていた
軍も配属させた覚えはないと言っている
お前は誰なんだ?」
俺「あいつ・・余計なことを・・・
俺が誰かは答えられんが別に俺が偽物というわけじゃない
そして覚えはないと言われても俺は行けと確実に言われているし書類もある」
もっさん「・・お前の目的はなんなんだ」
俺「・・大切な人達を護るために戦う・・それだけだ
ついでに特務としてウィッチの護衛を任されてるだけだ」
ちょっと補足がながかったな
まあwikiで修正しとく
361 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 15:13:21.08 ID:7sycS69i0
おまえらが最近ほんとレベル高くて投下しにくいぜ・・・
362 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 15:20:27.68 ID:nOpOwI6DO
どいつもこいつもクオリティ高い上に
1話が30000字超えて分割なんて化け物じみた文章量書く人間までいるしな
363 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 15:20:36.78 ID:WlasZS55O
気にせず落とせばいいじゃない!
俺は最近考えるのをやめて突っ走ることにした
364 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 15:22:02.22 ID:7sycS69i0
じゃあ空いてるなら駄文投下していいかな・・・?
365 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 15:22:03.74 ID:RCnfn2nG0
俺も誰も望んでいないであろう無駄に軍ヲタ炸裂な退屈な妄想を垂れ流してるがやめようと思ったことなど一度もないぞ
366 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 15:30:38.25 ID:nOpOwI6DO
>>364 来いよベネット
遠慮なんか捨ててかかってこい
367 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 15:32:50.85 ID:WlasZS55O
仕事中唯一の楽しみなんだ
じゃんじゃんやってくれ
368 :
つなぎな私中尉:2010/11/15(月) 15:34:52.93 ID:7sycS69i0
反応がないので勝手に投下してやる!
だれか投下待ちいたらいってくれー
前回
501基地に極秘任務をうけてきた私だが、その内容は戦闘兵器アーレスの運用目的であった
が私は独断でその兵器について調べ、ある欠陥があることを発見する
そこで私はその兵器を破壊しようとし、あくまで忠実に従ったふりをして敵をおびき出そうとする
自分だけでやろうとしたが、501のみんなが手を貸してくれることになり、そしてついに期日がやってきた
たぶん前々スレの938からだったと思いまする
369 :
つなぎな私中尉:2010/11/15(月) 15:36:21.99 ID:7sycS69i0
芳佳「・・・・これでこの空域にはだれもいませんよね?」
エイラ「ふあぁぁぁ〜。ミタイダナ。まったく夜間哨戒のウィッチを全て警告して帰らせて、近くを通る民間戦があるなら遠ざけろッテ・・・。」
サーニャ「エイラったら大きなあくび。ふふふ。」
エイラ「サーニャ眠くないか?」
サーニャ「大丈夫よエイラ。」
シャーリー「それにしてもここで待機か・・・。なんかひまだな〜。」プカプカ
ルッキーニ「そういえば〜私がこれ終わったらたくさん料理つくってくれるっていってたよ!」クルクル
シャーリー「おお!本当か!なら楽しみだな〜。」クルクル
リーネ「みなさんもう少し緊張感もちましょうよ〜。少佐がいってたようにアレースはかなり強いみたいなんですから。」
芳佳「らしいね〜。ウォーロックより強いっておどろきだよ〜。」
シャーリー「たしかに強いかもな。だけど、紙面の上ならな。所詮計算上だ。そんなものに私たちが負けると思うか?」
ペリーヌ「ふふ、負けはしませんわ。私たちは世界を守る翼ですもの。勝たなければなりませんわ。」
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370 :
つなぎな私中尉。>>367仕事おつかれだ:2010/11/15(月) 15:39:35.02 ID:7sycS69i0
艦内
ザザッ
?『501基地のウィッチたちを全員捕らえました。今は縛り付けてハンガーに見張りをつけて放置しています。』
男『よくやった。そのままお守りをしておけ。」
男「安金で雇った男たちで心配したが、杞憂だったか。アレースを起動させろ。巣に攻撃を仕掛けるぞ。」
副官「はっ了解しました。対ネウロイ殲滅戦闘兵器アレースを起動させます。」
私「男大佐。ただいま帰還しました。いつでも偵察任務実行可能です。」
男「きたか。お前はデータをとり、生きてここに戻って来い。途中で死んでも知らんがデータは守れ。」
私「・・・了解しました。」カチ
・・・・・・・・・・
371 :
つなぎな私中尉。:2010/11/15(月) 15:45:02.82 ID:7sycS69i0
研究者『アレース正常に起動。全システムオールグリーン。コアも安定しています。発進準備完了。』
男「くくく。あのネウロイどもを叩き潰せると思うと胸が高鳴るな。あれをつぶして、各地に安く作った戦闘兵器をばらまいてそこを荒らす。
そこで巣さえも殲滅したアレースが出撃し、それを破壊。それで我々に金がまわりだす。人々はなにも知らずに喜ぶ。おいしい話だ。」
男「バ〜イ、死んだも同然の平和!ウェルカム、戦いのとき!」
副官「まったくもってです。準備が整いましたがどういたしますか?」
男『アレースの運用を行う。ヴェネツィア上空のネウロイの巣に対し攻撃をしかけ、各機100体撃墜したところで引き上げさせる。
巣の近くまでたどり着かせ戦闘モードに入らせる。邪魔するものは全て破壊しろ。どうせ我々のことなどわかりやせん。』
男『発進だ。』
研究者『発進します。』
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
372 :
つなぎな私中尉。:2010/11/15(月) 15:51:22.33 ID:7sycS69i0
もっさん「ミーナ!アレースが発進したぞ!あれは・・・たしかにウォーロックに似ている・・・。」
ミーナ「もうあんな遠くにいるわ。すごい加速ね・・・。とりあえず早く行くわよ。」
もっさん「了解だ。全員ストライカーユニットで突入。甲板についてからストライカーユニットを脱いで突入だ。」
バルクホルン「ふっ、私や宮藤のためにはやく駆けつけないとな。」
エーリカ「トゥルーデおいてくよ〜。」
バルクホルン「ま、まて!」
もっさん「どういうことだ?見張りが立っていると思ったが・・・。(あいつがやったのか・・・。)」
エーリカ「全員グッスリ寝てるね・・・。」
バルクホルン「楽になってよかったわけだ。いこう。」
艦内
ミーナ「・・・。この扉の奥に人がたくさんいるわ・・・。」
もっさん「そうか。ならいくか。」カチャ ダダダダダダダ
ドガァァァァァン
373 :
つなぎな私中尉。:2010/11/15(月) 15:53:23.59 ID:7sycS69i0
男「くっ!なにごとだ!こ、小娘ども!」
バルクホルン「首謀者は貴様かッ!喰らえ!」ヒュッ
男「ぐううう!」ドゴッ ゴロゴロゴロ・・・
ミーナ「全員動かないでね?動けば蜂の巣よ。」ニコ
もっさん「まったく・・・こんな狭いところで大層なことをやっていることに驚きだ・・・。まぁこまかいことはいいんだが。」
副官「き、貴様ら、格納庫にとらえられていたのではなかったのか!?」
コンコン
私「失礼。あの男たちは今頃整備兵たちにかわいがられてるわ。軍隊でも雇うべきだったわね。」フゥ
ミーナ「(かわいがられている・・・?)男大佐、といったかしら?研究者たちもきれいな太陽をもう一度拝みたかったら研究資料を全部出しなさい。」カチャ
エーリカ「なんというか・・・あっけないかんじだね〜。」
バルクホルン「このくらいで勘弁してやるか。ふう・・・ストレス発散になったな。」
男「」ドサッ
374 :
つなぎな私中尉。最近このスレにかなり張り付いてる気がする・・・。:2010/11/15(月) 15:55:25.18 ID:7sycS69i0
副官「ふ、ふん。こんなことをしてもアレースはとまらんぞ!今頃巣に向かって突撃しているところだ。」
私「あんな兵器破壊するわ。決定的な欠陥があるにもかかわらず、試用することが許せないもの。」
副官「貴様は元から裏切るつもりだったか・・・。しかしここの機械を壊したところで、本体には自律機能が搭載されている。無駄だぞ。」
もっさん「とりあえずここを壊して、資料を燃やして、みんなを助けに行くぞ!わっはっは!」ダダダダダダダダダダダダダ
ボカンッ ドカンッ ベコンッ ドカァァン
バルクホルン「しょ、少佐!それぐらいで十分ですよ!」
もっさん「む、そうか。さて駆けつけるぞ。」
エーリカ「全員縛り付けたしね。ふあぁぁぁ〜ねむいや。」
375 :
つなぎな私中尉。:2010/11/15(月) 15:58:52.10 ID:7sycS69i0
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上空・・・海上にて・・・
シャーリー「ん?あの光は・・・。くるぞ!全機戦闘態勢をとれ!みんながくるまで食い止めるだけでいい!」カチャ
全員「了解!」カチャ
黒いものたちが突然停止する
芳佳「うぉ、ウォーロックに似てますね。色は違うけど・・・。攻撃してこないのかな・・・?」
少し勘違いをしているが、今研究設備が破壊されたので自律型に切り替えているところである
そして完了したのか、やつらの機械的な目が赤く光る・・・
エイラ「くるゾ!」
シャーリー「戦闘開始!ブレイク!」
シャーリーの一声がかかると同時にアレース三機も戦闘モードに切り替わる
つまり、そこにいる7人のウィッチが撃墜ターゲットにされた
376 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 16:00:25.05 ID:WlasZS55O
しえーん
おれもいろんな作品が楽しみでずっと張り付いてるわ
もちろんアンタの作品も楽しみにしてんだぜ
377 :
つなぎな私中尉。>>376本当感謝。:2010/11/15(月) 16:02:19.44 ID:7sycS69i0
アレース三機はウォーロックに型が似ているものの、外見的には武装が違うのが目につく
肩に1とかかれたやつには、ネウロイに似た赤くなった部分があり、おそらくビームを放つ砲門であろう
しかし全身にその砲門があり、推測するだけでもまさにハリネズミであろう
肩に2とかかれた、二番機とするが、砲門は至って少ないが、こいつにはなにか・・・腕にフリーガーハマーのようなものがはえていた
三番機は、少し小柄ではあって、腕が少し剣みたいに細い・・・その他は大差がないが・・・
アレース1「・・・。」プシュゥゥゥゥ ビシュゥゥゥゥン
エイラ「うえっ!光線が多イゾ!」ヒョイヒョイ
シャーリー「くっ!ひっさびさにこんなビームをみたぞ!」ヒュゥン ヒュン
リーネ「そこっ!」ドォン
ドゴォォン
アレース1「・・・。」
芳佳「効いてないの・・・?くっ!やぁぁぁ!」ダダダダダダダ
ウィッチ特有の空戦が本格的にはじまる、相手はネウロイに似たものだが
アレースの硬度はとてつもなく、一応今の武装では効くみたいだが・・・すぐに再生してしまう・・・
378 :
つなぎな私中尉。:2010/11/15(月) 16:03:28.13 ID:7sycS69i0
ペリーヌ「敵二番機、きますわよ!あと弾丸の消費は抑えるように!」パパパパ
ルッキーニ「うわぁ!なんがうってきたよ!」
サーニャ「あれは・・・フリーガーハマーと同じ・・・。」
エイラ「私が撃ちおとス!」ガガガガガ
ドォン ドォン ドォン
エイラ「ミタカ!この私にかかればこんなもんだ!」フン
ルッキーニ「タロットは微妙にあたらないけどね〜。」
エイラ「ナンダトー!」
芳佳「さっきから三番機が動いてませんね。あっ!」
アレース3「・・・。」カシャ バシュゥゥゥン
シャーリー「くっ!巣のほうに行ったか・・・。でも、二機ならなんとかなりそうだな。」
379 :
つなぎな私中尉。なるべくみんなを戦闘で目立たせるようにしてみた。:2010/11/15(月) 16:05:07.59 ID:7sycS69i0
サーニャ「・・・!みんなが来ます!」
サーニャがみんなが来たのを感知する
リーネ『今、1番機、2番機と交戦中!3番機は巣のほうへ行きました!アレースはウォーロックと似ていますが、硬度やビームの強さ
機動力、再生力が違います!』
ミーナ『みんな待たせてごめんね。アレースについてはほとんど来る途中に聞いてるわ。』
もっさん「だが、倒せないことはない。・・・3番機がどっかにいったのは助かったかもな。あいつが一番厄介だそうだ。』
芳佳『くっ!どういうことですか?なにもしてきませんでしたが・・・。』
私『3番機の武装は、ネウロイのエネルギー、というのかしらね、あれを剣のような細い腕に纏わせることができるのよ・・・。
あいつには1番機2番機にはない機動力と近接戦闘力があるの。』
もっさん『だからある意味キケンなんだ。・・・私、行くぞ。3番機を落とせるのは私たちだけだ。』
私『わかりました。・・・みなさんご武運を。』
バルクホルン『1、2番機は任せてくれ。責任をもっておとすさ。』
エーリカ『にゃはは〜はやく終わらせてご飯食べたいな〜。私と少佐〜いってらっしゃ〜い。』
380 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 16:08:14.54 ID:7T16WydRO
ふははッ読むのに夢中で自分の作品が一向に進まないぜ!
やめられないとまらない支援
381 :
つなぎな私中尉。>>380支援感謝。進まないときはあるよな。:2010/11/15(月) 16:10:27.47 ID:7sycS69i0
ミーナ『撃墜目標は、対ネウロイ殲滅戦闘兵器:アレース!数は三機!私たちは二手に別れ1,2番を落とします。坂本少佐と私中尉は3番を撃墜!』
『ストライクウィッチーズッ!全機戦闘開始ッッ!!』
全員『了解!!』
382 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 16:10:28.46 ID:bhWDP2vsO
支援射撃
俺も全然進まねーぜ
距離感の調節が難しい
383 :
つなぎな私中尉。>>382支援感謝。:2010/11/15(月) 16:15:56.27 ID:7sycS69i0
坂本と私は他のみんなを信じて3番を急いで追う
みんなが私たちに目で合図を送ってくる、ここは任せろ、と
ありがとう、みんな
そしてえさにしてごめんなさい、私のわがままに付き合ってもらって本当にすみません
帰ったら土下座でもしなきゃな・・・
坂本「ふふふっ、おまえとこうして戦うのも懐かしいな。」
私「そうですね・・・。少佐はなにもかわってませんね・・・。相変わらずお強いです。私一人じゃ確かにどうしようもなかったですね。」
坂本「ふっ、私だけじゃなくみんなも強いんだ。もちろんおまえもな。お前が言ってこなければ私たちは捕まったままだっただろうな。」
私「ふふっ、坂本さんなら縄をくいちぎるんじゃないですか?・・・坂本さん、手を。」スッ
坂本「私が見ない間におまえはずいぶん変わったな。」ポン
私「アレースの中じゃやつの装甲が一番硬い。それに近接能力高く、ビームも少しだけは可能。・・・坂本さんの盾には私がなります。
心配しないでくださいね。」
坂本「信じているぞ。なぁにお前の固有魔法があれば負けることなんてないさ。・・・・見えたぞ!」
私「いくぞ・・・。真っ二つにして、海の藻屑にしてやる。」
坂本「お前は戦闘になると口調が変わるのは変わってないんだな・・・。」
俺なんか設定の段階で躓いてる支援。
385 :
つなぎな私中尉。>>384まぁぼちぼちがんばれ〜:2010/11/15(月) 16:21:04.49 ID:7sycS69i0
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
場面は戻り・・・
アレース2「・・・。」ドドドドドドドドド゙シュン ビシュゥゥゥン
ペリーヌ「九発も!?このっ!トネールッ!」バチバチバチ
ドガァァァァン
芳佳『ペリーヌさぁぁぁぁん!!・・・って大丈夫みたいですね。』
ペリーヌ『もう少し心配なさい!しかし・・・邪魔くさい上に、機動力もあって硬度も高いとなると・・・厄介ですわ・・・。』
サーニャ「私のハマーも機動力が高くて当たりません・・・。」
ミーナ『まず、一機落とすわよ。攻撃をかく乱しながら、2番機を!コアは中心部よ。』
バルクホルン『了解だ。(帰れば妹の手料理!早く!)うおおぉぉぉぉぉぉぉ!』ガガガガガガガガガガ
アレース2「・・・!」ドガガガガガ ボガァン
アレース1「・・・。」シュン ビシュゥゥゥゥゥン
エーリカ『うわ!かばうように1番がビーム撃ってきた!連携みたいなのもするみたいだよ!』
エイラ『ヤッカイダナー。』
支援
387 :
つなぎな私中尉。先生・・・文才が・・・ほしいです・・・。支援感謝:2010/11/15(月) 16:26:16.78 ID:7sycS69i0
芳佳「一点集中でくる!バルクホルンさん!シールド!くっ、あぁぁ!」バシッ
バルクホルン「み、宮藤!」
シャーリー「おちろぉぉぉッ!」タタタタタタタタタタ
アレース1「・・・!」ドガガガガ カシャ ビシュンビシュン
アレース2「・・・。」ドシュ ドシュ
次に1番機の影にかくれながら、シャーリーにむけて二番機のロケット弾が放たれる
ルッキーニ「シャーリー!危ないよ!」ガガガガガ ボガァン ボガァン
シャーリー「サンキュールッキーニ!」
しかしルッキーニが正確な射撃でロケット弾を撃ち落とす
388 :
つなぎな私中尉。:2010/11/15(月) 16:31:38.60 ID:7sycS69i0
リーネ『今!サーニャさん!お願いします!』
サーニャ『うん!』ドシュドシュドシュドシュン
リーネ『・・・もらいました。』カシャドン! カシャドン! カシャドン!........
サーニャのフリーガーハマーから出たロケット弾はアレース1番機,2番機を引き離し、大きな音を立て爆発する
それを避けるために動いたアレース2の機動は、一人のスナイパーに捕らえられていた
リーネが放った弾丸は吸い寄せられるように、えぐるように、二発ずつ両腕に向けてぶち込まれる
両腕が爆散したアレース2番機は衝撃に体勢を崩し、少しだけひるむ
そのひるみを猟犬は見逃さなかった
エーリカ「それだけ撃ち込まれれば、さすがになにもできないよね〜。」
『いくよっ!シュトルムッッ!!』
コアが露出した黒い男に、大きな激しく渦巻く風がとてつもない風切り音をたて、撃ち込まれる
大きな音をたて装甲を削り、まさにかまいたち、コアという一点をかみちぎるように破壊した
アレース二番機は目に光がなくなり、ガラクタのように廃棄音をたてて、木っ端微塵になり雪と化した・・・
エーリカ『はぁ・・・はぁ・・・みたかっ!硬かったよ〜。』
389 :
つなぎな私中尉。:2010/11/15(月) 16:37:03.40 ID:7sycS69i0
エイラ『ハルトマン中尉!まだ1番機がいるゾ!』
アレース1「・・・ピピピ。」キュィィィンドシュン ドシュゥゥン
芳佳「はああぁぁぁぁ!」ダダダダダダ
アレース1「・・・!・・・!!」ガガガ カチャ キチキチキチ
エイラ『・・・?!なにかくるゾ!みんな下がれ!ミヤフジも下がれ!サーニャはなれるゾ!』
エイラの未来予知がなにか不安を掴み取る
今までと違う何か、おそらく特殊な攻撃だろうと
その予知はもちろん的中した
390 :
つなぎな私中尉。:2010/11/15(月) 16:42:06.96 ID:7sycS69i0
アレース1番の機体両腕が赤く宝石のように強く光り・・・海に向けてとてつもないビームをはなった
遅いビームで、最初は全員理解できなかったが、恐ろしく強いビームだと理解したときには海の中から巨大な水柱がはしったときであった
その水柱は空高く上がり、あたり一体を覆い隠し、そこから離れられなかったリーネ、ペリーヌ、ルッキーニ、エーリカを飲み込んだ
そして水の柱がまた滝のように海に戻っていくなかで、アレースは悠々と柱の中にそびえていた
ミーナ『みんな!大丈夫!?』
リーネ「ぷぁ!大丈夫です!でもストライカーユニットが・・・。」
エーリカ「うぁ〜、全身びしょびしょだよ・・・。インカムも壊れてるね、これは。」
ルッキーニ「うえぇぇ〜、海しょっぱい〜。」
ペリーヌ「これじゃ飛べませんわ・・・。しかし、なんという威力ですの・・・。」
サーニャ『たぶん対ネウロイ用のものでしょう・・・。ネウロイは水が苦手ですから・・・。』
バルクホルン『さっきの水流は魔女じゃなければ確実に死んでいただろうな。あのビーム自体は遅かったから避けれるだろうが・・・。』
ミーナ『残ったもので叩きます。向こうには二人しかいないのですぐにかけつけるわよ。』
シャーリー『さっさとやっつけちゃおうぜ〜。』
391 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 16:47:26.43 ID:uyHffxfeO
えーサルったのでいったんこれでとめます
次からアレース一番機、三番機を破壊しにかかります
駄文を読んでくれた方、支援してくれた方、ありがとう
また空いてるときにでも投下するさ
392 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 16:52:20.35 ID:/kpS9Ip/O
乙
少し投下しようかな
393 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 16:54:01.11 ID:WlasZS55O
乙!
次も楽しみにしてる
394 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 17:00:37.40 ID:7sycS69i0
395 :
鎖俺:2010/11/15(月) 17:09:36.88 ID:/kpS9Ip/O
ミーナ「みんな、紹介するわ」
ミーナ「この前言ってた…」
俺「俺少尉です」
俺「よろしくね」
芳佳「本当に男の人だ!」
リーネ「はじめてみた…」
ゲルト「ふん…弱そうな上に可愛くもないな」
シャーリー「顔はなかなかじゃないか」
シャーリー「歳はいくつだ?」
俺「18」
俺「他に聞きたいことあります?」
授業中に妄想してたらふと、魔法があれば大気圏再突入も平気だろうかなど
397 :
鎖俺:2010/11/15(月) 17:17:07.57 ID:/kpS9Ip/O
ルッキ「ムシ好き?」
俺「虫はダメだめ。怖い」
ルッキ「かっちょいいのに〜」
エーリカ「固有魔法は〜?」
俺「今度見せてあげるから楽しみにしてて」
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ーーーーーーーーーーーー
ミーナ「この位にしましょう」
ミーナ「宮藤さん、俺さんを部屋へ案内してあげて」
芳佳「はい!」
リーネ「あ、私も行くね」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーー
398 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 17:34:36.20 ID:tUeJauR9O
鎖・・・俺の厨2力がアルクエイドのラストアークを彷彿とさせる
399 :
鎖俺:2010/11/15(月) 17:38:04.70 ID:/kpS9Ip/O
芳佳「ここが俺さんの部屋になります」
俺「ありがとう」
俺「ええっと…なんだっけ?」
芳佳「宮藤芳佳です。芳佳でかまわないですよ」
リーネ「私もリーネで」
俺「ありがとう芳佳、リーネ」
芳佳「はい」ニコ
リーネ「何かあったら声をかけてください」
俺「うん」
400 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 17:38:55.15 ID:WlasZS55O
厨ニ心にきゅんきゅくるな
401 :
鎖俺:2010/11/15(月) 17:46:49.68 ID:/kpS9Ip/O
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バタッ
ゴロン
俺「ふぅ〜」
俺「ベッド最高!」
俺「一生ゴロゴロしてたいな〜」
俺「働きたくないし〜」
ゴロゴロ ゴロゴロ
俺「やっぱ除隊しようかな〜」
俺「もうネウロイとかどうでもいいかもぉ〜」
俺「幸せ」
俺「Zzz」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーー
ーーーーーー
402 :
鎖俺:2010/11/15(月) 17:55:36.13 ID:/kpS9Ip/O
コンコン
芳佳「俺さ〜ん」
コンコン
俺「Zzz」
芳佳「ご飯ですよ〜」
俺「Zz…ん…」
俺「ご飯?」
芳佳「はい」
俺「そこ置いといてよ」
芳佳「え…でも…」
俺「置いといて」
芳佳「みんなで食べた方が美味しいですよぉ」
俺「かわんないよ」
俺「じゃ俺まだ眠いからぁ…Zzz」
芳佳「はい…」シュン
403 :
鎖俺:2010/11/15(月) 18:00:43.36 ID:/kpS9Ip/O
―食堂―
ミーナ「あら?俺さんは?」
芳佳「それが…」
坂本「どうした?宮藤」
芳佳「部屋の前にご飯置いといてくれって…」
芳佳「私何かしちゃったのかな…」
芳佳「ううっ…ぐすっ…」
リーネ「芳佳ちゃん!」
ゲルト「あいつよくも宮藤をッ!!」
ゲルト「私が連れてくるッ!!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
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1930〜2100に投下します。
さすが妹思いのお姉ちゃん!
406 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 18:03:47.28 ID:yBpepJVoO
みんな文量すげえな
1話だけで俺の卒論より多く書いてる奴もいるんじゃまいか?
407 :
鎖俺:2010/11/15(月) 18:07:40.01 ID:/kpS9Ip/O
ゲルト「おいッ!俺ッ!」
俺「ご飯まだ?」
ゲルト「貴様ッ!!」ヒョコ
バゴォォオッ
ゲルト「ちょっと来いッ!」
ガシッ!
俺「あ、ドアが!…ッ!」
俺「イタイイタイイタイ!」
俺「腕がちぎれる!」
ゲルト「うるさいッ!」
ゲルト「宮藤に謝れッ!」
―食堂―
芳佳「ううっ…ひぐっ…」
リーネ「大丈夫だよ。芳佳ちゃんは何もしてないよ」ナデナデ
408 :
鎖俺:2010/11/15(月) 18:13:57.29 ID:/kpS9Ip/O
芳佳「ほ…んと…?…ひぐっ」
リーネ「うん」ナデナデ
ゲルト「連れてきたぞッ!」
ポイッ
俺「おっと…」
俺「……」チラッ
見渡す。全員こっちを睨んでいる。
芳佳「ううっ…ひぐっ…」
坂本「そこに直れ」
俺「はい…」
ゲルト「おい、早く宮藤に謝らないか」
俺「あの…その…」
俺「ごめんね」
409 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 18:16:59.65 ID:3pgARE03O
今までとは違う意味でイライラする俺だな。
支援
支援
411 :
鎖俺:2010/11/15(月) 18:28:30.32 ID:/kpS9Ip/O
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坂本「お前は明日からその腐った根性を叩き直してやる」
ミーナ「そうね。すべて美緒に任せるわ」
ミーナ「普段の生活からすべて管理してちょうだい」
坂本「ああ!」
俺「えぇ〜」
坂本「なんだ!」
俺「な、なんでもない…」
ゲルト「ふん、さあ宮藤のご飯を食べるぞ」
ゲルト「こんなやつのせいで冷めてしまっては敵わん」
412 :
鎖俺:2010/11/15(月) 18:34:52.31 ID:/kpS9Ip/O
カチャカチャ モグモグ
ゲルト「今日も旨いぞ!宮藤」
リーネ「うん!おいしいよ、芳佳ちゃん!」
芳佳「ありがとう」ニコニコ
俺「納豆…」
俺「ねぇ、これあげるよ」ヒョイ
ペリーヌ「要りませんわ!ご自分で食べたらどうですの!」
俺「嫌いなんだよ納豆…」
坂本「好き嫌いするなッ!」
俺「うっ…」
413 :
鎖俺:2010/11/15(月) 18:42:43.01 ID:/kpS9Ip/O
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーー
―部屋―
俺「ううっ、寒い」
俺「ドア直してほしいな…」
俺「あぁ、布団最高〜」
俺「Zzz」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーー
―早朝―
坂本「起きろッ!」
ガバッ
俺「寒い!無理!」
バッ
坂本「訓練だッ!この…ッ」ググッ
坂本「布団を放せぇ…ッ!」
俺「い…やだ…ッ!」グッ
坂本「このッ!」バチィン
しえん
415 :
鎖俺:2010/11/15(月) 18:49:14.86 ID:/kpS9Ip/O
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーー
ブンッ ブンッ
坂本「いちッ!にィ!」
俺(イテテ…叩き起こさなくてもいいじゃん…)
坂本「シャキッとしろッ!」
俺「あの…休憩した…い」
坂本「駄目だッ!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーー
俺「朝からキツイな…」
俺「うっ…吐きそ」
416 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 18:50:05.42 ID:3pgARE03O
このままだとぼっちの次にひどいキャラになりそうw
支援ぬ
支援w
419 :
鎖俺:2010/11/15(月) 18:58:35.24 ID:/kpS9Ip/O
―食堂―
俺「あ、みんなおはよう」
ゲルト「ふん」
エイラ「こっちみんナ」
俺(…俺なんかしたの?)
リーネ「どうぞ」
ゴトッ
俺「ありが…」
俺「行っちゃった…」
パクパク・・・
俺(ああ!訓練のあとのご飯うまい…)
坂本「よし!みんな食べ終わったら訓練だ」
俺「みんな頑張ってね」
坂本「お前もだッ!」
俺「俺さっきやりました!」
>俺(…俺なんかしたの?)
何言ってんだwww
421 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 19:02:24.32 ID:WlasZS55O
お前はなにを言っているんだ
422 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 19:03:56.63 ID:7T16WydRO
ぼっち懐かしいな
最後は戦死したんだっけか?
こっちも凄いことになりそう
423 :
鎖俺:2010/11/15(月) 19:06:36.33 ID:/kpS9Ip/O
坂本「あれは自主トレだ」
俺「え…」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーー
坂本「22!」
俺「死ぬぅ…」フン
坂本「23!」
俺「無理〜」フン
坂本「24!」
俺「くっ」バタ
坂本「休むなッ!男だろッ!」
坂本「宮藤達を見てみろ!まだ顔色一つ変えてないぞ!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーー
424 :
鎖俺:2010/11/15(月) 19:12:46.51 ID:/kpS9Ip/O
―敷地のどこか―
俺「もうやだ…」
俺「ううっ…」
???「男の子が何泣いてんのさ」
俺「うん?」
???「や!」
俺「誰だっけ?」
エーリカ「エーリカだよ」
エーリカ「名前位覚えてよ」
俺「ごめん…ぐすっ」
エーリカ「ほら、泣かないの」ナデナデ
エーリカ「元気だしなよ」ナデナデ
俺「うん…」
天使がいた!支援
426 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 19:15:14.11 ID:3pgARE03O
まあ確かに近いベクトルの人間ではあるが
支援
天使すぎる
EMT!EMT!
429 :
鎖俺:2010/11/15(月) 19:19:09.63 ID:/kpS9Ip/O
エーリカ「それからもう一度宮藤に謝って来なよ」
俺「なんで?」
エーリカ「はぁ…」
エーリカ「昨日俺が宮藤泣かしちゃったからみんな怒ってるんだよ…」
俺「何か悪いことしたっけ?」
エーリカ「したんだよッ!」
エーリカ「かくかくしかじか」
俺「それは悪いことしたな…」
俺「謝っておくよ」
エーリカ「ちゃんと謝るんだよ?」
エーリカ「このままだとみんなに嫌われちゃうからね?」
俺「うん」
あまりにも天使
431 :
鎖俺:2010/11/15(月) 19:22:59.86 ID:/kpS9Ip/O
飯だからここまで
432 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 19:25:49.18 ID:3pgARE03O
乙。
乙ー
乙
何だこの静けさは
436 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 19:29:34.67 ID:WlasZS55O
乙
じゃあ10時頃投下するわ
1930超えたし予告どうり投下しようかな
待ってました
よし、行くんだ
441 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 19:50:42.22 ID:otbm22W2O
あれ?
ちょっぴりグロいけどおk?
443 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 19:57:00.36 ID:rU5/zW5a0
うわめんどくせ
いいから行けよ……
446 :
空挺兵:2010/11/15(月) 19:59:12.92 ID:xkQjQgOb0
ちと後で聞くことある
二.悪夢
昭和十六年八月十四日
蝉の音を破って平和な村に銃声と悲鳴が響く。
俺は、その銃声に向かって走り始めた。。
もう、何も考えることができなかった。もう結果は見えていた。それでも俺は
俺「マタギかもな・・・いやそうだ・・・そうに決まっている」
しばらく走っているとぼ地面にひざを崩し座り込んでいる人影が見えた。
どうして座っているかは解らない。ただ、体調を崩してとかではないことは明らかだ。
俺はもう如何する事も出来ない。唯々走り続けた。
そして、座り込んでいる少女の横に立った時、俺はもう現実を認めるしかない事を悟る。
おkおk
gogo
448 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 19:59:30.99 ID:3pgARE03O
>>442 程度による。
グロいと思うならちょっと表現をぼかしてくれると助かる。
>>442 ここは投下した奴が正義だよ、嫌なら読まないだろうし
450 :
空挺兵:2010/11/15(月) 20:06:21.38 ID:xkQjQgOb0
>>446から前
>>502続き
食事中の方は見ない事推奨。
完全にグロ消すには時間かかる。
地面に飛び散った鮮血、原形を残していない顔、大腿部から千切れた足、散らかった臓器
田の水は赤く染まっていた。
それらが壊れかけたこじつけを木っ端微塵に打ち砕く。
俺「嘘だろ・・・・嘘だよな・・・・?」
「・・・・・・・・・現実だよ・・・・」
そう言って少女は散弾銃と薬莢を指差した。
451 :
空挺兵:2010/11/15(月) 20:11:05.00 ID:xkQjQgOb0
俺「嘘だ!あんなの迷信の筈だ!」
詭弁だった。もう認めるしかなかった。
「私も嘘だと信じたいよ・・・けどもう認めるしかないよ・・・・」
蝉の声がまるでラヂオのノイズのように聞こえる。
視界がグニャリと歪んで、目の前が真っ白になっていく・・・・
ヒロインって名前付けちゃ駄目なのかな?
第一オリジナルの作っていいの?
ここはバーリ・トゥードだ
何でもありだよ
基本的にはストパンのキャラとだが
どうなんだろうか
454 :
空挺兵:2010/11/15(月) 20:12:52.91 ID:xkQjQgOb0
昭和二〇年三月十二日
俺「うぁぁ!」
気付いたら寝台の上に横になっていた。電灯がぼんやりと部屋を照らしている。
しかし妙に体がだるい。しかも頭も痛い。これが流感って奴か?
そして腕がちょっと軟らかい物に当たっているのに気付く。
俺(とりあえず起きないと・・・・)
重い体を起こし周囲を一瞥する。
周囲を白いついたてが覆っている。って事は此処は医務室というわけだ。
455 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 20:13:52.98 ID:EngN+CVn0
ストパンのキャラが出てくるなら別に何してもいいと思う
456 :
空挺兵:2010/11/15(月) 20:14:48.66 ID:xkQjQgOb0
うーむ・・・・じゃあ時間を要すかもな。
前例あったら助かるんだが・・・
>>456 自分が前書いてて今ちょっと中断してるやつは主人公オリジナル女でヒロインもオリジナル女
ちゃんと501が全員出てくる上でだけどね
オリキャラでてる奴もいるんだしいいんじゃねえの
まぁ正直501があんまり活躍しないなら別スレ立てた方が良いけどな。
460 :
空挺兵:2010/11/15(月) 20:20:06.62 ID:xkQjQgOb0
そして自分の寝台に目を遣る。
俺「・・・・ん?誰だ?」
黒髪の少女が寝台に頭を載せている。
さっきの軟らかい感触はこいつの頬というわけだ。
にしても誰だ?俺はそろーっと顔を覗き込んだ。
何処か見覚えのある顔・・・・誰だったか・・・・
そう考えつつじーっと覗き込んでいると、少女が目を開けた。
501は殆どでてこないなぁ・・・後の繋げ方しだいで何とかなるけど
461 :
空挺兵:2010/11/15(月) 20:26:41.27 ID:xkQjQgOb0
そう考えつつじーっと覗き込んでいると、少女が目を開けた。
?「うん〜?おめざめですかぁ〜?」
それはこっちの台詞だ。
俺「驚かしてすいません。」
?「あの・・・調子はどうですか?」
そう言って顔をあげる彼女。その途端ピンと来た。
俺「雨野・・・か・・・?」
雨野「・・・・・・・・・俺・・・・・・」
それは、陸軍の制服に袖を通したかつての幼馴染だった。
一応この人元ネタあり。
462 :
空挺兵:2010/11/15(月) 20:33:18.80 ID:xkQjQgOb0
俺「お前此処で何やってる?何で陸軍の軍服を?」
雨野「基地警備だよ。俺とこんなとこで再会するなんて・・・・」
ねうろい?あ・・・なんでここに運ばれたか思い出してきた・・・・
雨野「危ないところだったんだよ?五〇一の増援なかったら今頃遺灰だよ?」
そう言ってあきれた顔をする。そういえば何で俺はあそこで倒れたんだろう?
俺「結局ネウロイは?」
雨野「見なかった?俺がコア破壊して全員消したんだよ?だから基地司令から表彰されるらしいよ。」
俺「でもお前等なんて何度も倒してるんだろ?俺は偶然だぞ?ってか何で俺、瀕死だったんだ?」
なんとなく501やその他もろもろとの繋げ方思いついた希ガス。
463 :
空挺兵:2010/11/15(月) 20:40:03.51 ID:xkQjQgOb0
知らなかったの?って顔をされた。
雨野「ネウロイの瘴気だよ。・・・・瘴気ってのは・・・・まぁ毒瓦斯みたいなもの。
貴方が一番浴びてた。治癒魔法使えるウィッチが五〇一に居て、その人が症状を抑えてくれた。」
俺「何で出撃前に言わなかったんんだよぉ・・・・」
殺す気かよ小隊長・・・・・
雨野「まぁ休業だからゆっくり休んでね。」ゴホンゴホン
俺「風邪でも引いたのか?まさかマラリヤ・・・・」
雨野「んな分けない此処は北半球だよ・・・あ・・・」
食事喇叭が鳴る。
464 :
空挺兵:2010/11/15(月) 20:45:18.17 ID:xkQjQgOb0
雨野「食事だ・・・もう行くね。あとこれ預かっておくね。治ったら返すね。」
拳銃嚢を見せられる。壊されないかな・・・・?
俺「解ったよ。ってか弾は?」
雨野「弾倉の6発は使われてたし弾薬嚢にも入ってなかったよ?もしかしたら誰か持ち去ったのかも。
弾の種類は?」
俺「32口径セミリムド」
雨野「32口径かぁ・・・・結構使ってる人多いよ・・・あっ・・・もうそろそろ・・・・」
俺「あぁ・・・・有難うな・・・じゃあ」
弾薬探しは難航しそうだ・・・。しかし、こんな所で再会とは・・・
465 :
空挺兵:2010/11/15(月) 20:49:59.27 ID:xkQjQgOb0
俺「さて・・・病人は病人らしく横になろう・・・」
そして俺はまた布団を被った。
ふと窓に目をやると、誰が植えたのであろうか、桜が見えた。
夜闇の中、部屋の電灯に照らされ、ぼうっと浮き上がっている
俺(もう春か・・・・早いなぁ・・・・)
支援なんだよ!
それと今の予約状況を教えてほしいんだよ!
とりあえず投下に自信のないヤツはチョコさん読め
あれが受け入れられんだぞ
468 :
ナトリウム:2010/11/15(月) 20:56:00.96 ID:20m9D4Tr0
支援だってばよ!
ただいま執筆中
469 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 20:57:03.18 ID:otbm22W2O
470 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 21:00:28.48 ID:bhWDP2vsO
こんなにスッカスカなら昨日無理やり長々とやらずに今日やりゃ良かったな
支援
あれ?おわり?
472 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 21:08:02.10 ID:nkfOmnrnP
まぁ結果論というやつだな
こういう日もあるから、あまり混んでるときは無理せず推敲でもしてるのがいいってことだな
最近過疎り気味だよね、一週間前がおかしかったのかな?
474 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 21:09:49.80 ID:nkfOmnrnP
二日で一スレ消費するペースは変わってないがな……
いないようなら22:00までつなぎ投下するんだが
投下しまくって書き溜めが無くなってきたのさ
投下はしたいけど予約に抵抗あるのもあって中々タイミングが合わんのよね
みんな書きだめしてるんじゃない?
>>477 俺のクソ作品も予約でやってたし、気にしなくてOKだと思うよ
480 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 21:17:44.62 ID:7sycS69i0
全員レベルたけぇな
今はだれかいかないのか?
481 :
パシリな俺:2010/11/15(月) 21:20:06.31 ID:vOY7IPKN0
じゃあちょっとだけおとしていい?
482 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 21:20:54.16 ID:bhWDP2vsO
20分経過
さるではないし、終わったのかね
483 :
流星:2010/11/15(月) 21:21:27.88 ID:DNGmJ7ah0
居ないみたいだから投下 しようと思ったけど……
484 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 21:21:54.56 ID:otbm22W2O
終わったんなら終了宣言くらいして欲しいな。
485 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 21:22:58.49 ID:otbm22W2O
486 :
流星:2010/11/15(月) 21:25:30.64 ID:DNGmJ7ah0
ええい構うか! 投下するぞ!!
かまわんやれ!
488 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 21:29:01.65 ID:bhWDP2vsO
ぶ〜つかりながら近づけ〜追い越されたなら追い越せ!全力全開だけがプライド〜さ(ハッハァ!)
489 :
流星:2010/11/15(月) 21:29:37.17 ID:DNGmJ7ah0
>>325から
………
……
…
朝、私はまずタバコを吸いに行く。
本日はネウロイの襲撃という目覚ましもなく、綺麗な朝日が登っていた。
昨日もまた部屋には悲鳴が響いていた。いや、悲鳴といっていいかは疑問だが。
まったく、エースが聞いて呆れる。‥‥もし、わたしがターゲットにされてたらと思うと‥‥
背筋を走る寒気はこの気温のせいではないだろう。
外へ出る。スオムスは寒い。
まだ昇り始めたばかりの太陽の光が地面に降り積もった雪に反射して眩しい。
そんな刺すような光をこらえながらわたしは持ってきたタバコを咥え――
ビューリング「ちっ‥‥」
ライターが切れてるのをすっかり忘れていた。こんなことなら昨日のうちに買いに行くんだった。
こんな時間に街に行っても買えないだろうし‥‥我慢するか。
支援する
491 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 21:30:16.63 ID:bhWDP2vsO
誤爆恥ずかしい すまん
22時まで後30分切ってるし律儀に5分間隔守らないで、一気に投下していいと思うよ。
どうせ00分になったらさる解除されるんだしさ。
493 :
流星:2010/11/15(月) 21:35:11.70 ID:DNGmJ7ah0
ずいぶんと長くなった髪を翻し、背に光を受けながらその場を立ち去ろうとする。
と、視界の隅に見慣れない人影が写った。
目を引いたのはその頭にある大きなリボンだ。
頭よりも一回り程小さい可愛らしい赤いリボンを付けた少女。
よくみるとそのリボンは彼女のかぶる――いや、乗せているといったほうがあっているだろうか。
ともかくその頭にある帽子についているようだ。
そしてその服装。やわらかなピンク色で、
まるで大きな花をそのままスカートにでもしたような、ふわふわの服だった。
その少女はどこかへと急いでいるようで、こちらに気づかぬまま去っていってしまった。
‥‥はて、先程の少女は誰だったのだろうか。なんだか気になる。
あんなわかりやすい目印をつけた奴など、この基地にいたのか?
記憶をたどってみるがコレといって思いだせない。
こういう場合一番目立つものをブラフであると読む。つまり、あのリボンと服を今日たまたま着用していたと考えてみる。
背丈はわたしより少し小さい程度。髪は黒で長め。
服装は‥‥ここまで考えて急に馬鹿らしくなった。
別に彼女が誰だろうと関係の無いことだ。
私に今一番必要なのは、火だ。
とはいっても部屋に戻ったところで火はない。彼が起きていれば別だが。
494 :
流星:2010/11/15(月) 21:38:30.25 ID:DNGmJ7ah0
俺「おはよう。部屋に戻ってくるなんて珍しいな」
ビューリング「ああ、寝不足だったんでな。おまえこそ珍しいじゃないか」
俺「そうか?」
幸運なことに彼は起きていた。
日頃の行いがいいとは思っていないが、ここは素直に感謝でもしておこう。
ビューリング「火、くれないか」
俺「おう、いいぞ」
そういうと彼は指を鳴らした。
すると、彼の指の先に以前と同じように火が生まれた。
ビューリング「もう出来るようになったのか」
俺「まあな」
一朝一夕じゃ無理、とは言っていなかったものの、そう簡単にできるとは。
感心しつつ、満足気な顔の彼のベッドに腰掛け、タバコを咥える。
支援ダナ
496 :
流星:2010/11/15(月) 21:42:08.51 ID:DNGmJ7ah0
無事に朝の一服を終えると、彼はまた魔術書を読み始めていた。
俺「寝るんじゃないのか」
魔術書から目を離さず語りかけられる。
ビューリング「今から寝たら朝飯を食いっぱぐれるだろう」
俺「まあ、そうだが」
窓から入ってくる光が鋭い。そろそろ皆起き始める時間だ。
見ると、今しがた起きたような智子が、また世界の終わりのような顔をしている。
その隣で寝る悪魔はしあわせそうな寝顔だった。
キャサリン「ありゃ、ビューリングがいるなんて珍しいね」
今起きたキャサリンがこちらを向いていう。
ビューリング「火が欲しかったんでな」
ふーんとでも言ったかどうかと同時に大きなあくびをするキャサリン。
同時に伸びをし、彼女の胸が窮屈そうに服を押す。
497 :
流星:2010/11/15(月) 21:45:26.48 ID:DNGmJ7ah0
キャサリン「昨日もケモノがうるさかったせいで寝たりないねー」
ビューリング「まったくだ」
苦笑しながらその問いに応える。
智子「ケ、ケモノ‥‥」
こちらの言葉を聞いてより一層絶望する智子。
その智子の隣からクスクスと笑い声が聞こえた。かと思えばまたも智子がやけに高い声を上げる。
まったく‥‥朝っぱらからまた始めるのか。別に否定はしないが、疲れないのだろうか。
いつの間にかウルスラも起きているようだ。目をこすりながらメガネを探している。
エルマも大あくびを何回もかみ殺していた。
俺「そろそろ本格的に耳栓の魔法でも考えるか‥‥」
ビューリング「ぜひ、私にも使ってほしいね」
俺「考えておくよ」
ビューリング「期待しておこう」
悪魔に智子の鉄拳が炸裂していた。
支援
しえん
500 :
流星:2010/11/15(月) 21:48:26.04 ID:DNGmJ7ah0
………
……
…
一日で影が一番小さくなる頃、俺は街へ繰り出していた。
ここはスラッセンという街らしい。
少し前、俺がここに来る前の戦いで奪還したというこの街は未だ復興を続けていた。
まだまだ瓦礫が多く、街とは呼べない悲惨なものだったが、それとは対照的に町の住人は明るい笑顔を振りまいていた。
俺がこの街へ来た理由。それは物資の調達。
パンを転移させる実験はいいのだが、形成ができないため、もらうパンはことごとく塵になる。
そのたびにわざわざ食堂から拝借するのは、気が引ける。
というわけで、大量のパンを買った。復興中の街から食料を買いあさるのもどうかと思ったが、
その分金は出したんだから許して欲しい。
俺「さーて‥‥久々に酒でも買うか」
こちらに来てからというもの、酒なんて一滴も飲んでない。
俺は最高の薬を探して街を歩きだした。
501 :
流星:2010/11/15(月) 21:51:28.18 ID:DNGmJ7ah0
………
……
…
街から返ってくる頃にはもう夕方だった。
買ってきたものを部屋に置きに戻る。
部屋で出迎えてくれたのはエルマだった
エルマ「おかえりなさい」
俺「ただいま」
エルマ「何を買ってきたんですか?」
俺「実験材料‥‥とでもいうか。あと酒」
エルマ「お酒飲むんですね」
俺「まあ、な」
最近は寝不足だ。何も考えずぐっすり眠るのには酒が一番だと俺は思っている。
俺は酒を机の上に、大量のパンの入った袋を床に置くと、さっそくパンをひとつ取り出し魔法の実験を始める。
そんな様子をエルマはずっと見ていた。
502 :
流星:2010/11/15(月) 21:55:06.86 ID:DNGmJ7ah0
俺「暇なのか?」
中途半端に崩れ去ったパンをかじりながら俺はエルマに問いかける。
エルマ「ええ、まあ‥‥後興味があったので」
別の崩れ去ったパンをかじりながらエルマは答えた。
俺「興味ねえ‥‥やっぱり珍しいからか」
エルマ「いままで生きてきて一人目ですね」
俺「だろうな」
新しいパンを準備しつつ俺は受け答えをする。
エルマ「そろそろ夕飯ですよ?」
渡したパンを食べ終わったエルマは手をはたいた。
確かにエルマの言うとおりだ。もうあと数時間もしないうちに夕食だろう。
俺「そうだな」
そう答えると今だしたパンを再び袋に入れる。
俺「それに今日は、コイツもあるしな」
酒の入った瓶を弾く。甲高い音が小さく鳴る。この音が変わるのが楽しみだ。
503 :
流星:2010/11/15(月) 21:56:26.78 ID:DNGmJ7ah0
つなぎ終了
元気があればなんでもできる。
この道を行けばどうなることか……支援だバカヤロー!
乙かれー
乙ー!
508 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 22:06:15.22 ID:vj6Lge5O0
10分で終えるので投下おk?
前何時書いたのか覚えてないけどかなり昔。
多分分からないところが結構あとに出て来るから
覚えてない人知らない人はwikiの1と2を見てみてくれ
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--1941年ガリア東方国境付近--
開けた草原に地平線を見ながら、後方に響き続ける戦場音楽を背中に、俺整備兵軍曹は戦場を駆けていた。
先日皇帝より発表された、カールスラント本土の放棄と全臣民のガリアへの撤退作戦は、国軍並びに皇帝親衛隊の甚大な被害を代償として成功を収めていた。
しかし俺軍曹の所属部隊であるJG52飛行隊は、全軍の殿軍として未だ戦争の渦中にあった。
彼の整備した戦闘脚を履いて、ウィッチたちは今や最前線と化した首都でネウロイを叩き続けている。
「動け!動け!動け!!俺たちが一秒でも早く安全区域に到達するのが最大の支援行動だぞっ!!」
俺の前方では青白い顔の基地指令官が怒鳴っている。本来なら真っ先に退避してしかるべき彼が何故ここで俺たちと共に泥にまみれているのか。
彼は基地放棄の命令と同時に-ネウロイの空爆により痩せ細った-基地の機動力の全てを、傷病者と市民に提供する決定をしていた。
機材の放棄は明らかな軍規違反であったが、あのバルクホルン中尉ですらも、その決定には何も口を挟まなかった。何故なら誰もが理解していたからだ。
カールスラント国軍は、臣民を守るために存在しているのだ、と。
510 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 22:07:03.18 ID:vj6Lge5O0
すまん予約あったのかorz
511 :
前1:2010/11/15(月) 22:07:43.01 ID:/kpS9Ip/O
0時以降に
512 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 22:07:51.05 ID:Bh1sv6h/O
新連載が次々と来るな
素晴らしい
でも最近見ない人もいて寂しい
勇敢な基地指令に率いられた俺たちは、非戦闘兵科が多数派の軍集団としては、驚異的な速度で進軍していた。
友軍の支配地域まであと50km、多少の無理をすれば今日中に辿り着ける筈だった。
「あっつあつのフランクフルトだな。やっぱり……」
隣を歩いていた少尉がポツリと言った。配属されたばかりの新米ウィッチの彼女は、
機体の不足により一度も出撃することなく敗走に巻き込まれていた。その言葉に後方から口々に声が響く。
「ごっついステーキも捨てがたいですぜ」
「それにビールがつきゃ最高ですな!」
整備員たちが、各々に好物を叫んだ。肉に酒。カールスラントの一般的な食卓の姿だ。
ここ数日の行軍の中では一度もありつけていないものでもある。
「しかしガリアだぜ……。『まず前菜でございます』ってちんまいのから来るかもな」
ひょうきん者で通っている主計中尉が落ちをつけた。こんな話の最後は決まっているのだ。
少なくとも、カールスラントでは。皆が声を揃えて叫ぶ。
「「「クソったれのガリア野郎!」」」
漏れ「きのこうめぇ」
チョコ「あぁっす」
氷野「ホモはちょっと…」
漏れ「あ?菌類のきのかだよばか!」
氷野「! 失礼しました!!」
サーニャ「きのこのエイラ…これは使えるわ」
見事にレス見てなかったしいたけ食べてくる
516 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 22:17:30.82 ID:bhWDP2vsO
支援爆撃
部隊に笑いの輪が広がった。厳格で知られたはずの基地指令まで腹を抱えていた。
それがたとえばればれの下手な演技だとしても、野戦指揮官として最も必要な要素だった。
部隊の士気は良好だった。
ちくしょうこの人はいいウィッチになるんだろうな。自身の発言の効果に、
満足気に微笑む少尉を横目に俺は思った。
でも、俺はまずはシャワーかな。全身にまとわりつく汗で濡れた軍服の不快感に、俺は思った。
「しっかし、何故こうも照り付けますかね?」
俺の発言に、少尉が答えた。
「普段の行いがよっぽど悪い奴がいるんじゃないの〜?」
彼女は、そう言って俺に向かって振り向いてにひひっと笑った。
汗で濡れた金髪が揺れて、甘い芳香が俺の鼻腔をくすぐった。へえ、こんななりでも少尉も女の子なんだな。
彼女は短く切り揃えられた髪と、起伏の乏しい身体からか、ベテランのウィッチたちから『坊や』とあだ名されていた。
「なんだか馬鹿にされてる気がする……」
支援QUANTUM BURST
519 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 22:21:02.90 ID:vj6Lge5O0
支援私怨紫煙
いやぁさるった。
そう言って睨む少尉に俺は言葉を返した。
「変な言いがかりを付けた。お返しです」
なんだと〜!否定しろよ!と可愛らしく怒鳴る少尉の様子に再び部隊に笑いが広がった。
自身の行動が笑われていることに気づいた少尉は、こほんと咳払いを入れると強引に話題を戻した。
「コホンッ。いや〜ほんとにあついねえ」
しかし、その赤くなった耳から彼女が照れていることは瞭然だった。
この彼女の天真爛漫さが、部隊の士気の源に鳴っていることは、部隊の共通の認識だった。
自身に向けられる生温かい視線に、少尉は居心地が悪そうに空を見上げた。
唐突に、少尉の目が驚愕に見開かれた。
「敵機直上っ!!!!退避!退避っ!!!」
少尉のその言葉を聞いて、雑談に興じていた部隊は弾かれたように行動を開始した。
後方兵科とはいえ、二年近くもの間最前線にいた部隊だ。行動の早さは、戦闘兵科に負けるものではなかった。
しかし、その始動が、あまりに遅きに過ぎた。あるいはネウロイの戦術が優れていたのだろう。
522 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 22:29:51.02 ID:YcyvB/fHO
Supporting Fire!!
「爆撃型三機!太陽の中から来ます!」
「総員物陰に隠れろ!!」
「負傷者を見捨てるなっ!」
将官連中に混じり部隊に退避の指揮を取る少尉は、未だに退避行動を取っていなかった。
将校が場を去るのは最後でなければならない。その心意気は立派だが、今は大間違いだ。俺は思った。
俺はとっさに少尉の手を掴むと近くの岩の陰に飛び込んだ。
俺が少尉に覆いかぶさると同時にずんと大地が揺れた。
轟音。
衝撃。
巨大な手に上空に引っ張り上げられているかのような風圧に、俺は必死に地面を掴んだ。
軍司令部には0.5t爆弾に相等すると判定されている光弾が、敵一機につき二発ずつ投下されたのであった。
爆風が粉塵を巻き上げる。いや粉塵だけでは無かった、俺は仰向けに空を見上げる少尉のその瞳に、
厳格な司令官の顔が映るのを見た。
少尉が何かを叫んでいる声が聞こえた。暴れる少尉の体を必死に押さえつける。
再び爆音。爆風が盾とした岩を回りこみ、猛烈に吹きつけてきた。
不規則に変化した風は、俺の体を岩へと叩きつけた。
少尉の頭を抱きとめていた手が岩に挟まれ、鋭い痛みが走った。
524 :
流星:2010/11/15(月) 22:37:27.47 ID:DNGmJ7ah0
しえん
525 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 22:37:42.18 ID:nkfOmnrnP
イイね
三度目の爆音は、先の二つの音が小人の足音に聞こえるほどに大きく響いた。
二機のネウロイが落とした4つの光弾がほぼ同時に着弾したのだ。
山ほどもある巨人がすぐ真横で足踏みをしているようだった。
身を揺さぶる振動に、肌を削りとるかのような旋風。
それら全てから身を守るには、岩はあまりに頼りないものだった。
しかし今の俺にはそれだけが頼れる全てだった。体ごと叩きつけるように身を寄せる。
自分が上に、少尉を下にだ。顔面から岩にぶつかり、口の中に血の味が広がる。
衝撃に朦朧とした意識の中で、少尉に必死で覆いかぶさる。
ただ彼女の体温だけを感じられていた。
「もうっ!どいてよ〜。動けないだろ! ねえってばっ! 俺っ!」
腕の中でもがく彼女の声に、俺は吹き荒れていた風が収まっていることに気付いた。
ネウロイは遠くに飛び去ったらしい。反復攻撃をしない? 妙だな。
重しがどいた彼女は、弾かれたように飛び起き、岩陰から駈け出した。
「みんなっ!!だいじょう……」
少尉の目が、驚愕に見開かれ、そして絶望に沈んだのを俺は見た。
岩陰から出た俺は見た。そこには何もなかった。
厳格かつ勇敢だった基地司令も、陽気な兵どもも、ひょうきん者の主計中尉も、
本来ならあって然るべき呻き声すらも、そこには何もなかった。
いや、違う。地面を染める一面の赤色、それがそこにある唯一のものだった。
むせ返るような血の香りが、周囲を漂っていた。少尉が膝から崩れ落ちる。
俺はそれに近寄ることは出来なかった。
全てを吐き出し、泣く姿は、彼女の一番見て欲しくない場面だろうと、思ったからだ。
少尉の口から言葉にならない呻きが漏れた。
「……っ…うぇ……ケハッ……うぅ……」
その声を、聞いて俺は動き出した。
「はっ!俺軍曹、生存者を確認して参ります!」
しばらく一人にしてやろうと俺は思った。駆け出す。
少尉の横を抜ける瞬間、ツンとした刺激臭が鼻を突いて、胃からこみ上げてくるものを俺は抑えつけた。
俺は小高い丘にのぼり拓けた草原を見回したが、やはり俺と少尉以外に動くものは見当たらなかった。
舞い上がっていた粉塵が雪のように降り、広がった赤を白く覆っていく。
俺は大きく声を上げて生存者を呼ぶがやはり答えるものはいなかった。
死の静寂に包まれた平野を、俺は戦友の欠片を決して踏まないように気をつけて歩いた。
少尉のすすり泣く声が心を貫く。そして俺は、基地司令官を含む全員の戦死を確認した。
再び少尉のもとに戻った俺は、彼女に声を掛けた。俺が近づいても彼女は四つん這いのまま顔を上げなかった。
支援!
「少尉殿。私たち以外の全員の戦死を確認いたしました。最上級者は貴女です。しっかりして下さい!」
そう言って、俺は少尉の肩を揺さぶるが、彼女は放心したような表情のまま何も言わなかった。
俺は後々までこの時の行動を後悔することになる。このとき彼女に必要なものは、立ち直る時間を与えることではなく、
そっと抱きしめる事のできる人間の存在だったのだ。
しかし、それを弁護することも出来る。爆撃の衝撃と、それに伴う部隊の全滅。こ
のあまりにも残酷な現実に対して、彼は軍務に忠実であることで、彼女は自身の感情を切ることで対処しただけなのだから。
「うぇ……、俺?」
そう言って俺を見上げる少尉だったが、やはりその瞳に光は無く、
自身の発した言葉すらも理解しているとは思えなかった。
あまりにも遅いが、俺は自身の失敗に気付いた。
胸の内ポケットから取り出したハンカチで、少尉の口元を拭う。そして、彼女の体を抱きしめた。
「少尉殿。すいませんでした。貴女を一人にするべきではなかった」
口に出したのは謝罪の言葉。心の中では、彼はなんども自身有罪の判決を下し続けていた。
くそっ俺は何をしていた。彼女の体は小さく震え続けていた。
前線に来て間もない少尉がこんな現実に耐えられるわけ無いだろうに。少尉はまだ12才なんだぞ。
支援なんだよ!
「何をしても貴女は許さないかも知れない。だから俺は俺が出来る全てをします。
俺が何者からも貴女を守ると。必ず安全な地域まで送り届けると。
少尉を、いや、エーリカ・ハルトマンを守ると。もう決めてしまいました」
その誓いの言葉は、決してエーリカには届いていなかっただろう。
一度エーリカを守り、そしてその心を守れなかった男の、虚しい誓いに過ぎなかった。
しかし、俺は自分に誓ったのだ。何があってもエーリカを守ると。これは男の誓いだった。
俺は自分の背中に小さな力を感じた。本当に小さな力だが、それは確かに彼の体を抱き返す力だった。
そしてその力は万倍にもなって、俺の力となった。
「行きましょう。少尉殿。しっかり捕まっていて下さい」
俺は銃を捨ててそのベルトだけを抜き取った。エーリカを背中に背負いそれでしっかりと固定した。
軽い。あまりにも軽かった。その事実に俺の心に痛みが走る。俺が守れなかったものを実感する。
しかし、しっかりと地面を踏みしめて歩き出す。
首に回された手が弱々しくも握る力に。
まだ守れるものがそこにある。そう確信していた
支援
明日の夜、誰もいないようなら前スレの
>>526の続き投下したいと思います
--1945年ローマ--
夢を見ているんだ。そのことをエーリカは気付いていた。
あの日の夢。JG52のみんなと別れ、再開した日の夢。いつもの夢。
------------------------------------------------------------------------
私は病院で目を覚ます。体を起こすと、ベットの脇に立って花瓶に花を指していた俺が、
慌てて医者を呼ぶのだ。
飛び込むように入室してきた医者に、私はここが病院な事に気づき、
俺にどうして自分がここにいるのかを尋ねるのだ。
自分は行軍していた途中だったはずだと。俺は医者と二三言言葉を交わすと、私に説明をする。
曰く、JG52は飛行隊を残して全滅した。残っているのは私と俺だけだと。
混乱する頭の中で私は、気絶した私を俺がここまで運んだのだと推測し、短く礼を言った。
俺は、礼を言う必要なんて無いんです、と返した。
とても悲しそうに言っていたのが印象に残っている。
頭の中では嘘だと、冗談だと否定しようとする私。
しかし、俺の張り詰めた表情は、それが嘘ではないと、明確に私に告げていた。
再び口を開く前に、JG52のウィッチたちが病室に飛び込んでくる。
生きていて良かった。
そう口々に言う偉大な先輩たちに、自身の記憶には無い、部隊の全滅を実感する。みんな死んでしまったんだ。
そう、ここでそれを実感したんだった。
そして、そっと抱きしめるトルゥーデの腕の中で私は泣き、いつの間にか俺は居なくなっているんだ。
そう、いつもの夢のはずだ。ここで私は目を覚ますんだ。だからこんなものは知らない。
だって見ていないはずじゃないか。私は気絶していたんだもの。
引きちぎられたみんな。そして、俺の誓いの言葉。
男の背中に私は背負われていた。男はずっとしゃべり続けていた。故郷の話。
馬鹿な友達としたいたずらの失敗談。有名な笑い話。
その言葉は決して器用なものじゃなかったけれども、私のそのままでは凍りついてしまいそうな
私の心のなかに小さく火を灯し続けていた。
それは彼が一昼夜を歩き通し、味方の前線に倒れこむまでずっと続いていたんだ。
そうだ、私は奇妙なほど空虚な心のなかで、その背中から確かに優しさと暖かさを感じていたんだった。
--------------------------------------------------------------------
--------------------------------------------------------------------
夢と現の境の中でエーリカは、自身の体を揺らす振動に気付く。
規則的なその揺れに、エーリカは自分が誰かに背負われていることに気付いた。
優しい背中。急速に目が覚めた。
それに気づき、背負っていた人物はその歩みを止めぬままエーリカに声を掛けた。
「目が覚めたか……フラウ。基地に帰った途端に、ミーナから店でお前が酔いつぶれていると聞くとはな。
まったく、カールスラント軍人としてあるまじき醜態だ」
「……トルゥーデ」
その人物、バルクホルンの小言を遮りエーリカは言った。目を刺す夕日に、そっと目を細めた。
「トゥルーデ。俺は?」
その短い質問に、バルクホルンは完全に黙った。まったく普段の彼女らしからぬ姿だった。
いや初めから態度がおかしかったのだ。
町で酔いつぶれるような真似をすれば彼女はもっと烈火のごとく怒るはずで、優しく背負うはずなど無い。
まして遮ることなど許すはずがなかった。しかし、彼女は今沈黙していた。
やっべぇ。俺に大怪我負わせてお見舞いイベント!ての考えてたんだが、宮藤がいたら怪我なんて簡単に治っちゃうじゃん
どなうしよう
支援なんだよ…しんみり…。
「俺はどうしたんだよ。トルゥーデ?」
エーリカはもう一度バルクホルンに問いた。バルクホルンは頭を小さく振ると答えた。
「ああ……、あいつか。先ほど店から出た後な。何故だか私を追いかけて来てな。
言ったんだ。これが傑作でな。私のことを好きだと言うんだ。愛してるとも言っていたな」
バルクホルンの肩が小さく震えた。
「だから私は言ってやったよ。『私は貴様が嫌いだ』とな。あのような軽薄な男、虫酸が走る。
だいたい戦場で愛だの恋だの、カールスラント軍人としてありえぬことだ」
バルクホルンの独白に、エーリカは何も言うことが出来なかった。
彼女の小さな企みが、事態を大きく、誰も予想しなかった方向へと動かしたのが分かった。
言いたいことも、言うべきだろうことも山のようにあった。
しかし、大きく肩を震わせる背中と、すすり上げる声とに何も言うことが出来なかった。
エーリカにはバルクホルンの気持ちが分からなかった。何故彼女はそのようなことを言ってしまったのか。
決して本心ではないはずなのに。
しかし、バルクホルンの判断の一因に、彼女の言葉を聞いてエーリカの胸に湧き上がった小さく暗い喜びがあることに、
気付いていたから。エーリカは何も言えなかったのだ。
無言のままバルクホルンは歩く。基地までの距離はかなりあるはずだが、彼女はそこまで歩くつもりのようだった。
日がすっかりと沈み、基地の光が見えてきた。
凄いな…
それに比べて俺の作品は…
支援ぬ…
その背中越しにエーリカは言った。
「ほんっと……素直じゃないよねトルゥーデは」
反論を予想していたエーリカだが、それに反してバルクホルンは無言だった。
しばらくの静寂はしかし、エーリカにとって辛いものではなかった。
優しく広い背中。そっか、二人は似ているんだ。
エーリカは思いを言葉に乗せる。
「ねぇ、トゥルーデ。私、トゥルーデのこと大好きだよ」
今度は、沈黙を予想するエーリカだったが、それは再び裏切られた。
「……私もだ。フラウ」
その言語に込められた思いの全ては、エーリカには分からない。
いや、それどころか、先程の自分の言葉に乗せた思いも彼女は理解しきってはいなかった。
しかし確かに、その言葉は暖かさとなってお互いの心に届いたはずだ。エーリカはそう思っている。
厚い雲の隙間から、月明かりが彼女たちを照らした。
背中から射す月光が正面に影を作り出す。重なる二つの影を見てエーリカは満足気に微笑んだ。
続く
541 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 23:08:29.75 ID:7sycS69i0
>>536 血が足りなくなるくらいまで怪我すればいいんでね?
さすがに芳佳も治癒魔法で血を増やすことはできないと思うし
>>539 俺のよりいいと思うから大丈夫
それにしても最近はみんなレベル高い
>>536 ( ^ω^)治らないぐらいの重傷負わせればいいと思うよ。
543 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 23:10:58.07 ID:DNGmJ7ah0
せっかく原因不明の病気にしたのに宮藤に看病させなかった俺
バルクホルンに振られた俺は、失意のどん底にあった。何故振られたのか、答えのでないを自問を続ける俺のもとに、一通の手紙が届いた。
そうだ!奴が来るのだ!アフリカの彼方より!奴が来る!
次回俺とバルクホルンの物語4話「俺をかけて勝負といこうか『坊や』」
乙…なのか?
終わっりー
一話のノリでイチャイチャする話を書くはずが回を追うごとに暗くなっていく
プロット無しが無謀なのか
どうしてこうなった
奴に何とかしてもらうしかないな
乙乙
>>541血か、なるほど
>>542 すでに普通の人間なら絶対助からなかったってレベルの重傷おわせちゃったwww
完全には治りきらないとかにするかな…、ありがとう
乙!
奴って誰だ…
またマルちゃんか!
まず、たくさんの支援に感謝を
次に、厚かましくお願いするのなら
感想言ってくれると今後の展開を考え易い
551 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 23:16:34.33 ID:de2wo/ebO
乙です
しかしなんだ今回のエーリカの過去話みたら
エーリカを応援したくなった
次回はマルセイユが出席か
乙です。
こんなしんみりした雰囲気の後に投稿とか…。もう少ししたら投稿していきます。
乙
そう言えば、エーリカ√って意外と少ないよね
554 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 23:21:56.42 ID:7sycS69i0
おつ
>>553 察しがよかったりするから、自分がひいたり、誰かとくっつけようとしたりするからなぁ・・・
俺の今ひまつぶしに書いてるやつはエーリカ√だよ
>>541 お前の作品だって面白いからな!
楽しみにしてるんだぞ
>>550 乙
正直に言うと言うこと無いくらい素晴らしいです…
参考にならない意見だったな、うんスマン
556 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 23:22:46.50 ID:icTugxxpO
>>551 確かにこんなに天使だと無下にする俺はあまりにも鬼畜
>>551 全然気にしなくていいのよ。支援感謝です
前スレ
>>791<<序章>>の続き
〜俺と巨乳と時々うじゅじゅ〜
<<第1話:11+1>>
ガチャッ
坂本「ミーナ、失礼するぞ。」
ミーナ「あら、丁度良いところに来たわね、美緒。」
坂本「聞くところによると…今日、ここに新しいウィッチが来るらしいじゃないか。」
ミーナ「ええ、そのことについて話そうと思ってたの。それにしても上層部も、こういう連絡は早くに知らせて欲しいものだわ…。……はい、これがそうよ。一緒に見ましょうか。」
坂本「む、新しく来るウィッチの資料か。どれどれ…。」
「「性別:男…。」」
559 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 23:27:49.17 ID:7sycS69i0
>>555 おまえの作品だって面白いぞ!
俺も毎回楽しみにしてるしな
今の予約状況はどうだ?
560 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 23:28:50.58 ID:DNGmJ7ah0
あとは前1だけかな
>>553 人工ウィッチ、三角(芳佳メイン)、俺TUEE、魔法使いってところか。
一応選ばれてる方なんだけどね。
562 :
パシリな俺:2010/11/15(月) 23:31:56.12 ID:vOY7IPKN0
じゃあ前1のあとに起きてたら行こう…
ミーナ「珍しいわね…男性のウィッチなんて…。」
坂本「ああ。…前は陸上部隊だったのか。それにしてもこの若さで大佐…撃墜数は………ッ…317!?なんだこの数字は!?」
317「すごいわね…ハルトマン中尉にも並ぶ撃墜数よ……。でも彼の名前は初めて聞くわ……どうしてかしら…。」
美緒「陸上部隊は最近、航空団よりも大きく取りあげられることは無いと聞く…。決して陸が楽と言う訳ではないが…陸から空へと激戦区が変わったからな。そのせいかもしれんな…。」
ミーナ「不安ね…。」
坂本「どうしてだ?この撃墜数なら…。」
ミーナ「この記述を見る限りじゃ飛行経験がまったく無いようだわ。どうやら空陸ともに適性はあるみたいだけど…。」
坂本「む…。」
ミーナ「…はあ、飛行経験も無い人を寄こすなんて。上は何を考えているのかしら……。」
坂本「…はっはっはっ!面白いじゃないか!男のウィッチを1から鍛えることが出来そうだ。こんな機会めったにないぞ!」
564 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 23:32:50.02 ID:RCnfn2nG0
陸上で300越えとかヴィットマン超える化物じゃねぇかwwww
565 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 23:32:53.48 ID:d7KskLDHO
なんでこれいつまでもVIPでやってるの?パー速に移ったりしないの?
ふう、変態イベント書ききった。眠いぜ
明日の朝とかに・・・ねむねむ
567 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 23:34:10.27 ID:OKGEaMwC0
>>565 こういうのはえてしてそっちに行ってしまうと廃れるから。
途中ミーナの名前がw
ミーナ「もう、他人事みたいに…。それに『大佐』よ?彼が命令しようものなら私達は彼に従うのよ?」
坂本「うむ…。だが…そう悲観的になっては駄目だぞ、ミーナ。話の分かる男であることを願おうじゃないか。」
ミーナ「そうね…。っと、そろそろ着く頃かしら。皆さんを滑走路に呼びましょうか。」
ミーナ(これ以上問題児が増えたら大変だわ…。お願いだから変な人じゃありませんように!良識のある人でありますように!)
後に、このミーナの願いは叶う。良識はある。変な人でもない。
しかし彼は…変態だった。
変態だー!
571 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 23:37:17.64 ID:EngN+CVn0
>>565 そっち行ったら過疎って終わるじゃん
今までも何回かこんなやり取りあったよ
572 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 23:37:21.06 ID:d7KskLDHO
>>567 廃れるも何も今までもそういうルールでやってきたんだから従えよ。
573 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 23:38:44.47 ID:naadbcqUP
過疎って終わるならそれまでなんだろ
VIPでやるからこそこの勢いを保っていられるのだ
水を差すのはやめたまえ
【輸送機内】
俺「ついに着くのか…。」
操縦士「俺大佐、見えました。あれがストライクウィッチーズの基地です。」
俺「どれどれ…。」
俺は驚いた。その基地のお城のような外見に。
俺「すごいな…。」
それと同時に、これからここで過ごすことが出来るという喜びに、ここでこれからを過ごす期待感に、俺は打ちひしがれていた。
俺「上層部もたまには良い仕事くれるんだな…。」
操縦士「俺大佐、そろそろ着陸します。お気をつけ下さい。」
俺「ほ…おーけーおーけー。ここまで安全運転ありがとう。これあげますよ。」
操縦士「…これは?」
俺「なあに、はした金さ。…その写真…妹さんだろ?」
操縦士「え、ああ、これですか。いえ…これは…その、恋人でして…。」
俺「えっ」
操縦士「えっ」
576 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 23:41:36.04 ID:RCnfn2nG0
ここは荒野のウエスタン(ry
577 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/15(月) 23:42:20.20 ID:EngN+CVn0
操縦士ロリコンかよwwww
俺「でも外見…身長とか…。」
操縦士「ああ、彼女、普通より小さいんですよ。一緒に歩いてると妹に間違われることが結構ありますね。」ふふっ
俺「…うらやましいな畜生。(壁殴りてぇ)」
操縦士「そ、そうですか?」
俺「こんなロリロリ体型を抱くのか。」
操縦士「え、いや、まだそんなことは。」
俺「くそっ、でも将来的には抱くんでしょ?ぺったんこペロペロするんでしょ?髪ナデナデするんでしょ?小さなお口塞いじゃうんでしょ?股ズリするんでしょ?突っ込むんでしょ?どくんどくんするんでしょおぉぉ?」
操縦士「え、あ、その///」
操縦士「あ、あ、着陸しますよ!」
ガタンッ
俺「おっとっと。」
俺の嫁達逃げてー!
支援
そうだ俺はこんな話が書きたいんだ
操縦士「……あの、それでこのお金は…?(なんなんだ…この人…)」
俺「ま、彼女さんのために使ってあげて。服なりなんなり。貯めて結婚式の費用にするのもいいかもね。」
操縦士「…いいのですか?」
俺「いいよん。この年であんまりお金持ってても使い道ないし…。お金なら余ってるし(キリッ」
操縦士「あ、ありがとうございます!(本当に何なんだこの人…)」
俺「じゃ、気をつけて帰ってね。あと…彼女は大事にするんだぜ。お幸せに。」
操縦士「はい!俺大佐の活躍期待しています!」
俺「はいよっ。」
俺は輸送機の扉を開け、助手席からブリタニアの地へと降り立った。
ここだけ見るとイケメンだなw
【滑走路】
リーネ「あっ、芳佳ちゃん見て、輸送機が来たよ!」
宮藤「本当だ!どんな人が来るんだろう…楽しみだね、リーネちゃん!(わくわく)」
ルッキーニ「うにゃっ!見てみてシャーリー!来たよ来たよっ!」
シャーリー「おお!どんなやつが乗ってるのかなぁー。」
ルッキーニ「おっきいのがいーなー。」
エイラ「見ろサーニャ!来たゾ!」
サーニャ「もう見てる…。エイラ、どんな人が来るか占ったりしたの…?」
エイラ「いーヤ、どんな奴が来るのカ、たまにはドキドキするのもイイシナ。」
エーリカ「うるさくない人だといいなー。あと規則とかにとらわれない人がいいなー。誰とは言わないけどねーっ。」
バルクホルン「ハルトマン…それは私のことを言っているのか…?私は、お前のようなダラダラ生活をビシッと正してくれるような人物がいい。」
エーリカ「うげー、トゥルーデが2人に増えたら私死んじゃうよー。」
ペリーヌ「少佐、新しく配属されるウィッチはどんな方ですの?」
坂本「ん?気になるか?」
ペリーヌ「ええ、もちろんですわ。少佐や中佐は大体の事は分かっていると思って…。」
坂本「はっはっはっ!そう焦るなペリーヌ。あとものの数十秒の辛抱だ。どんな奴が来るのか、楽しみにしているといい。」
ミーナ(美緒は『みんなには秘密にして驚かせよう』と言ったけど…良かったのかしら……。)
坂本「ん?どうかしたか、ミーナ。」
ミーナ「ううん、何でもないわ。」
それぞれが様々な思いを抱きながら、輸送機はゆっくりと滑走路に着陸した。
しばしの静寂。
扉の開く音で皆の視線は音の方向へと集中する。
そして…
一人のウィッチが滑走路へと降り立った。
宮藤「わわっ!?」
リーネ「はわわっ。」
ルッキーニ「うにゃっ!?」
シャーリー「おおっ!?」
エイラ「ナ、ナンダッテー!?」
サーニャ「あ…。」
エーリカ「へぇー。」
バルクホルン「なにっ!?」
ペリーヌ「えぇっ!?」
坂本「わっはっはっは!」
ミーナ「あらまあ。」
他に降りて来る者はいない。おそらくその人物がやって来たウィッチなのだろう。
しかし彼女達は驚いた。
なにせそのウィッチは男だったからである…。
俺「俺大佐、ただいま到着しました。あなた方がストライクウィッチーズですね。至らぬ点もあるとは思いますが、これからどうぞよろしくお願いします!」
【ブリーフィングルーム】
リーネ「まさか男の人だなんて…。どうやって接すればいいのかわからないよぉ…。」
ルッキーニ「うじゅじゅー、おっぱいじゃなかった…。でも虫好きかな?」
エイラ「ナンテコッタ…。男…。サーニャを守らナイト…。」
エーリカ「いや、なかなかのイケメンだったね。これで規則規則言わなければ文句無しだねー。にっしっしー。」
ミーナ「みんな、静かに!…俺大佐、どうぞ入ってきて頂戴。」
坂本「うむ。では俺大佐、紹介を頼みます。」
俺「はい。(ウィッチって本当に美女ばかりだな…。しかもこの部隊は様々なニーズにお答え出来るな…。)」
俺「えー、先ほど紹介した通り、名前は俺と言います。ミーナさんも坂本さんも、皆さんも、『俺大佐』なんて呼ばなくてもいいですよ。『俺』で構わないです。一応階級は大佐ですが、そんなことは気にしないで気軽に話しかけてくださいねっ。あ、ちなみに年齢は18です。」
589 :
前1:2010/11/16(火) 00:12:17.96 ID:oQ4Ht4HSO
ゆっくりやってくれ
俺「前の所属は第0721陸上部隊。つまり空ではなく陸で戦っていました。あと一つ言っておかないと…。実は俺は飛行経験がありません。上の勝手な判断でここに飛ばされてしまって…。」
一同「ざわざわ」
俺「すぐに実戦で戦えないために迷惑をかけます。なるべく早く皆さんと飛べるように努力します。これからよろしく。」
ミーナ「俺大s…俺さん、紹介ありがとう。(こんな真面目そうで誠実そうな人初めて…問題児の『も』の字も似合わないわ…。お姉さん感激して涙が出ちゃう…。)」
ミーナ「皆さんも簡単に自己紹介して。」
宮藤「宮藤芳佳って言います!軍曹です。」
リーネ「あ、あ、私はリネット・ビショップです。階級は曹長です…。」
ペリーヌ「階級は中尉。名前はペリーn
〜自己紹介省きます〜
ミーナ「私と小佐はもう自己紹介は済ませてあるから…。」
坂本「うむ。よしみんな、質問はあるか。」
宮藤「はい!俺さんはどこの国出身なんですか?」
俺「うーん、それがね…。親が移動の多い人だったから…生まれてから少しの時間の間にも何カ国か跨いでね。詳しくは分からないんだ。まあ…形だけならロマーニャなのかな。(芳佳ちゃんか…。なでなでしたくなる感じの子だな…。)」
ルッキーニ「ロマーニャならあたしとおんなじだよ!」
俺「本当に?(なんだこの天真爛漫笑顔。やべぇ超かわいい。)」
シャーリー「はいはーい。あたしもしっつもーん。」
俺「どうぞ。(おぉ…すごいおっぱおだ…。)」
シャーリー「俺ってもしかしてバイク乗ってる?」
俺「ああ…。ん、待てよ、シャーロットって……もしかして…ボンネビル・ソルトフラッツで180マイルにも近い数字を叩き出した…。」
シャーリー「うっひょー!やっぱり!前記録保持者、俺だな!?それに陸上ストライカーで120マイルを出したんだろ?それとあたしのことはシャーリーでいいぞ。」
俺「おお…こんなとこで世界最速に出会えるなんて…。なんたる幸運。」
シャーリー「なあなあ、あとでお互いのバイク見せ合おう!バイク持ってきてるんだろう?」
俺「ああ。いいよ、世界最速の所持するバイクを見られるなら何だってしちゃうよ。」
バルクホルン「俺大佐、質問するがいいか?」
俺「ああ。あ、大佐いらないよ。(っ!…わかるぞ、君はシスコンだな!)」
バルクホルン「いや、しかしだな…。」
俺「階級とか気にしなくていいよ、ゲルるん!」
一同「「「「「「「「「「「えっ」」」」」」」」」」」
俺「(やべ、やっちまった…。)」
支援
ゲルるん…モンスターファーム思い出しちまった
>>550 予想厨であれなんだけどひょっとしてもっさん√?
wikiの俺設定読んでたら気になって……
エーリカ「…うくく……あははははは!トゥルーデのことゲルるんだって!ぷっ…くくく…俺って面白いんだねー。」
バルクホルン「…。う、く……じゃ、じゃあ俺…。」
俺「うんうん。」
バルクホルン「飛行経験がないと言ったが…それは本当なのか?」
俺「あ、ああ…。」
バルクホルン「嘘であって欲しかった…。ここは最前線だ、養成所ではない。まったく…上層部は何を考えている…。」
俺「そのことは本当にすまないと思っている。早く期待にそえるようになるためにも努力は惜しまない。よろしく、お姉ちゃん。」
バルクホルン「お、お姉ちゃん…!?な、なにを…。」
エーリカ「うっくくくく。」
エイラ「私も質問スルゾ。俺は年の割には階級が高いみたいダケドナ、撃墜数はどれぐらいナンダ?」
俺「うーん、あんまり数えてないけど正式な数字は317らしい。(いい形のおっぱおだ。俺には分かるぞ。)」
エイラ「ナニ!?」
俺「まあ報告してないのもあるし…アバウトだね。あ、でも小さいのがほとんどで、空のネウロイみたいな大きいやつはほとんど…。」
サーニャ「でも凄い…。」
バルクホルン「ああ、誇っていいことだ。どこの馬の骨かもわからない奴が来たかと思ったが…陸での実力はあったようだな。少し安心した。空に配属されたということは適性はあるのだろう。早く飛べるようになるんだぞ。」
俺「んー、そうだね。ありがとう、さーにゃん、ゲルるん。」
サーニャ「え…。」
バルクホルン「…。」
エイラ「お、お前、サーニャをソンナ風にヨブナー!」
エーリカ「えー、いいじゃん、私も呼んでるし。」
エイラ「ダメダダメダ!サーニャが男に毒されチマウ!男はミンナ獣ナンダゾー!」
サーニャ「エイラ…俺さんに失礼よ…。」
俺「いやいや、エイラさんすみません。わかりました。普通に呼びます。(まあ俺が獣なのは合ってるぜ…。あぁ、さーにゃんの黒タイツで足コキされてぇ…。)」
シャーリー「バルクホルンはゲルるんのままでいいな。」
ルッキーニ「うんうんー!ゲルるんゲルるん!にひひー。」
バルクホルン「き、貴様ら…。」
俺「ははは。バルクホルンさん、でいいかな。」
バルクホルン「ああ…。」
ペリーヌ「真面目なんだかよくわからない殿方ですわね…。」
ミーナ「質問はこれぐらいでいいかしら。じゃあ俺さん、とりあえず部屋に案内を…」
俺「あ、大丈夫ですよ?」
ミーナ「え?」
俺「もう大体基地の中を見てきましたから。」
坂本「でも…俺がこの部屋に入るまで、暇な時間は3分もなかったはずだぞ?」
俺「基地の設計図を見せてもらったんです。自分は設計図や見取り図を見るだけで大体わかる人間でして…。」
宮藤「それが固有魔法なんですか?」
俺「いや…少し違うなぁ…。まあとにかく、自分の部屋は把握したので、一人でも大丈夫です。皆さんの部屋は順次覚えていくということで…。」
598 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 00:42:00.67 ID:6dt6WIPjO
し
ミーナ「わかりました。では俺さん、荷物をまとめて格納庫に来て下さいね。固有魔法のことなど聞きたいこともありますし。それと早速だけどストライカーを履いてみて貰うわ。(設計図を見ただけなのに『基地の中を見てきた…?』)」
俺「え、いきなりですか?」
ミーナ「ええ。もしかしたらすんなりと使えるかもしれませんし。それに俺さんも早く履いてみたいでしょう?」
俺「まあたしかに…。わかりました。」
ミーナ「では皆さん、解散よ。時間になったら格納庫に来て下さいね。」
――――――――――――――――――――――
【廊下】
俺「ふぅ…いきなりかー。上手く使えたらいいんだけど…。まあ大丈夫だろう。」
(いやぁ、それにしても可愛い女の子ばかりだった…。)
支援
俺「う゛ぃるるん(ミーナさん)のお尻は素晴らしいな。服の上からでもわかる。あんなお尻で尻コキしてみてぇ…。美緒たんの眼帯なんだろう。魔眼かな…?…ああ、魔眼にぶっかけてぇ…。」
(こんなところで生活できるとは…何という役得。)
俺「フランカたんの笑顔は今まで見た笑顔の中でもTOP5に入る笑顔だな。…おいしいソーセージだよっとか言って息子に興味もたせてみてぇ…。」
「シャーリーちゃんのおっぱい凄いなあれは。国宝レベルだ。挟んでほしい。あとフランカたん並みに良い笑顔をするな…。ああ、バイクレースしたいな。」
(しかし、こんなに可愛い女の子達ばかりに戦わせてはいられない。)
俺「さーにゃんの黒タイツ最高だな。ああ…あの小さな手でタイツ使った手コキしてもらいたい…。えいらたんはさーにゃんラブなのか。えいらたんとさーにゃんのレズプレイか…ふぅ…3Pしてぇ。」
(自分も早く戦えるようにならなくては。)
意外なほど真面目な奴だ
変態すぎワロタ
紳士すぎるな!
605 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 00:53:13.62 ID:tr0tXCHq0
だめだこいつはやくなんとかしないと
さるさんくらった。もうちょいで終わるからしばし待たれよ。
図々しくてすみません。待ってる人すみません。
607 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 00:58:49.21 ID:Su65SZtJP
608 :
ふっかつ:2010/11/16(火) 01:00:33.29 ID:zgefW8PYO
俺「エーリカちゃんは空のウルトラエースだっけか。すげぇなぁ…。しかし一家に一人置きたくなるような可愛さだな、まさに天使。EMTEMT!ペロペロ。」
俺「…ゲルるん。彼女と恋人とかになったら面白そうだなぁ…。『そ、そ、そんなに溜まっているなら、わ、わ、私がヌいてや、やるぞ!』とか言いそう。いいな…ふぅ…。」
(そのためには努力だな。)
俺「芳ちゃんはいいお嫁さんになりそうなタイプだ。わかる。直感でわかる。うはぁ…あのズボンの素材気持ち良さそう。脇あたりからちっぱいに向けて、あの素材に突っ込んでみたい。」
「…リーネちゃんは…あの歳であの体か…末恐ろしいな。なんだあの肉付き。全身気持ちよさそう。お〇ん〇んぷにぷに押し付けたい。ほっぺたぷにぷにしたい。あわよくば全身ぷにぷにしたい。」
なんだいつもの俺たちじゃん…
俺「ペリーヌたんはいい感じのツンツン具合だ。でもああいうタイプは好きな人できると凄いんだよなぁ…。『わ、わたくしが認めた殿方なんですから…もっとしっかりして下さいまし!』なんてね。
俺「『そ、その…今日の夜ならいいですわよ…?』とかさ。ふぅ…。ペリーヌちゃんペロペロ。」
(出来れば陸上ストライカーの時みたいに最初から上手く使いたいけれど…。)
「おれ〜〜〜!」タッタッタッ
俺「っと、また妄想と現実が入れ替わってたか。これ直さないと女の子の前で言いそうで怖いな…。……ん?いま誰かに呼ばれたような?」
ルッキーニ「おれー!」
シャーリー「おーい。」
俺「お、フランカちゃんとシャーリーちゃんか。どうしたの?」
ルッキーニ「うにゃ、フランカって呼ぶ人ひっさしぶりだよ!ねぇねぇ、俺ってシャーリーみたいにバイク乗ってバビューンってしてギュギューンって速いんでしょー?」
シャーリー「いやぁ、こいつがあたしと俺のバイクレースが見たいんだってさ。」
611 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 01:06:57.95 ID:tr0tXCHq0
最近の俺はかっこよすぎたからな、いい清涼剤じゃないか
俺の俺はかっこよくないけど……
俺「ああ、なるほど。今日は無理だと思うけど、いつか暇があればやってもいいよ?シャーリーちゃんはいいの?」
シャーリー「ああ、いいぞ!(ちゃん…)」
ルッキーニ「にひひー、約束だからねーおれー。」
俺「ああ。」
ルッキーニ「うじゅじゅ〜、ありがとー!じゃーねーっ!」タッタッタッ
俺「元気で明るい子だね。」
シャーリー「まあ元気すぎるような気もするけどな。っと、そういえば俺はバイクレース出来るのか?最高速度なんかの記録は持ってたみたいだけど…。」
俺「ああ、家系がそういう家系だから…。だから小さい頃から色んな国に連れまわされたし、影響で小さいころから乗ってたりしたしね。」
シャーリー「そっか。いやぁー、まさか同業者が来るなんて、これからの楽しみが増えた感じだよ。」
俺「俺もまさかシャーリーちゃんに会えるとは…。」
シャーリー「ちゃん……。」
俺「あ、嫌だった?」
613 :
もうすぐ終わる:2010/11/16(火) 01:13:08.06 ID:zgefW8PYO
シャーリー「ん?いや、別にいーぞ。…そうそう、陸上ストライカーで120マイルなんてどうやって出すんだ?せいぜい20マイルちょっとが限界なんじゃないのか?陸のストライカーユニットって。6倍だなんて…。」
俺「あー、それは…まあ固有魔法の関係とストライカーの関係だな。まあ後で見せるよ。ヒントはレールだな。」
シャーリー「レール?ストライカーがレールの上を走るのか?」
俺「まあそんな感じ。というかほとんど答え。っとここが俺の部屋か…。」
シャーリー「ん、じゃあ格納庫でまた会おうな。」
俺「ああ、またねシャーリーちゃん。」
ああ……最速と勝負する約束できるなんて…感激だ…。というか俺の記録を抜いたのがあんな巨乳美少女ちゃんだったとは…。
抜いた…。
ぬいた…。
ヌいた…。あぁぁっす。
っと、それより荷物まとめてさっさと格納庫に行かなきゃな。
こんな気持ち久しぶりだ。上手く使いこなせるかワクワクするな。
その前に一発ヌいてくか…。いや…これから疲れるかもしれないしやめとくか…。
シャーリーちゃん…。
ふぅ…。
<<彼はまだ知らない。彼の飛行の才能が飛び抜けていることに。>>
第2話に続く→
チョコの影響がwww
616 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 01:18:13.85 ID:KMjdDRUr0
Www乙
おつかれさまぁぁっす
618 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 01:19:24.50 ID:oVmRmDEmO
乙
おつ!
〜俺と巨乳と時々うじゅじゅ〜
1話しゅーりょーです。
こんなオ〇ニー文章見てくれてありがとうございました。
2話では俺が死にかけます。いつか序章に書いたネウ子ちゃんのコアにぶっかける妄想も現実にしてみたいです。
待機中の人遅くなってすみませんでした。ありがとうございました。
621 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 01:23:38.74 ID:IfDEM5Wy0
楽しみにしてるよ
乙
楽しみにしてるぞ
623 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 01:29:25.84 ID:lqrhsgZV0
1300追いついたおれをほめろ
624 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 01:30:08.88 ID:oQ4Ht4HSO
乙
>>620 オ○ニーしすぎで主人公がテクノブレイクするなんて(´;ω;`)ウッ…
>>623 _人人人人人人人人人_
> おめでとう <
 ̄YYYYYYYYY ̄
ヘ(^o^)ヘ
|∧
/
_人人人人人人人人人_
> おめでとう <
 ̄YYYYYYYYY ̄
ヘ(^o^)ヘ
|
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|∧
/
629 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 01:45:07.99 ID:lqrhsgZV0
なんで赤くなんだよ・・・・
全部読んでるよ
630 :
前1:2010/11/16(火) 01:46:52.85 ID:oQ4Ht4HSO
前スレ
>>660から
―基地―
テクテク・・・
リフ「今日は何しようかなぁ」
リフ「トビウオ達は任務でいないし」
リフ「喉は寝てるし」
リフ「ひまだー」
リフ「ん?…お!」
アタシ「どこかにいい男いないかしら」
リフ「ここにいますよマドモワゼル」キリッ
アタシ「あら!」
リフ「お茶でもどうですか?」
リフ逃げて
632 :
前1:2010/11/16(火) 01:55:26.47 ID:oQ4Ht4HSO
アタシ(来たわ!若いツバメが!)
アタシ「ええ」ニコッ
リフ(おお!素敵な笑顔だ)
リフ「さあ、行きましょう」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーー
―食堂―
アタシ「ズズッ」
カタッ
リフ(可憐だ…)
リフ(あとで喉に自慢してやろ)
アタシ(アタシ見つめられてる!見つめられてるわ!)
リフって書いてあってもスクライドのビフくんが思い浮かぶ。
カットバックドロップターン連想する奴はいないか
俺はカットバックドロップターンだ
l
637 :
前1:2010/11/16(火) 02:05:10.94 ID:oQ4Ht4HSO
アタシ(よし、ここで…)
アタシ「どうかしましたか?」ニコッ
リフ「あ///」
リフ「いえ!あなたの美しさに見とれてしまいました!」
アタシ「ふふ。ありがとう」ニッコリ
アタシ(予想通りだわ!なら次は…)
リフ(天使の笑顔だ!///)
ズズッ
ピチャッ
アタシ「きゃ!」
アタシ「服に溢しちゃったわ…」ピラッ
リフ(ヤバいヤバい!見える見える!///)
638 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 02:07:13.06 ID:+tKlj+TN0
支援!
リフは犠牲になるのか・・・
みんなアタシの犠牲になっていくのよ…
支援ー!
640 :
前1:2010/11/16(火) 02:13:01.38 ID:oQ4Ht4HSO
アタシ(顔赤くしちゃってカワイイわね!もう!)
アタシ(今夜はこの子よ!)
アタシ「着替えないといけないわ」
アタシ「部屋に行きましょう///」
ギュッ
リフ「え///(手を!?)」
アタシ「さあ」
リフ「は、はい!///」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーー
―廊下―
リフ(俺にも春が来た!)
リフ(女性の手ってあたたかいな///)
リフ(それにこの状況!)ゴクッ
641 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 02:14:30.66 ID:KMjdDRUr0
もうリフはそっちに堕ちちゃえwww
642 :
前1:2010/11/16(火) 02:21:01.66 ID:oQ4Ht4HSO
リフ(すまんな喉。俺は先に行ってるぜ)
アタシ「ここよ///」
ガチャ
リフ(ドキドキ///)
アタシ(ふふふ…)ジュル
バタン
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーー
―その頃―
ブロロロロロ
アイス「救難要請があった基地はあそこか」
ナックル「ネウロイに襲われてるぞ!」
槍『こちらストライクウィッチーズ』
槍『救援に来た』
民間人『早く助けてくれ!』
643 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 02:22:26.07 ID:KMjdDRUr0
お、来たな
644 :
前1:2010/11/16(火) 02:28:38.07 ID:oQ4Ht4HSO
トビウオ『ああ!任せな!』
ドシュシュシュシュ!
ドォオン ドォオン ドォオン
ナックル「いつの間に」
アイス「俺達も行くぞ」
ブォオオオオ
槍『すぐに助ける』
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーー
ドカッ バキッ
ナックル「はああああ!」
アイス「氷の槍」
ドガガガガガガガガガ
トビウオ「おらっ!」
ダダダダダダダダダダ
645 :
前1:2010/11/16(火) 02:38:30.65 ID:oQ4Ht4HSO
ドガァン ドガァン
槍「ふぅ」
ビッ ビッ
槍「おおっと」
ヒュンヒュン
シャキン!
パリィン
槍「数だけは多いな」
パリィン パリィン
ナックル「おい!向こうからデカイのが五機来るぞ!」
アイス「ちっ、早くこいつらを何とかしないと!」
トビウオ「くそっ!」
ナックル「近づいてきた!」
槍「大型は任せてくれ!お前らはこいつらを!」
646 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 02:39:37.97 ID:KMjdDRUr0
支援
647 :
前1:2010/11/16(火) 02:44:57.94 ID:oQ4Ht4HSO
ナックル「馬鹿か!幾らなんでも無茶だ!」
槍「大丈夫だ!」
ブゥーーーーーーーン
槍(この位か)
ブゥゥゥン
槍「天槍 ―ヒンメル・ランツェ―」
ヒュン
ドガガガガガガガ
ズドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン
「「―パリィン―」」
槍「はぁ…はぁ…」
擬音だけなのに何故だろう・・・情景がこうも容易に想像し得るのは
>>463 よもや亡国病の二つ名を持つアレでは有るまいな
亡国病って響きはカッコイイよなぁ…
650 :
前1:2010/11/16(火) 02:50:14.20 ID:oQ4Ht4HSO
槍「ちょっと本気だし過ぎたかな…」
ナックル「嘘だろ…」
アイス「すごい!大型ネウロイが縦一列に串刺しだなんて…」
トビウオ「まじかよ…」
槍『そっちはどうだ?』
アイス『もうすぐ片付きます』
トビウオ「おらあああああ」ダダダダダダダ
パリィン
トビウオ『終わったぜ!』
槍『よし、一旦降りよう』
651 :
前1:2010/11/16(火) 02:59:10.47 ID:oQ4Ht4HSO
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーー
ブロロロロロ
民間人達『わー!わー!』
タッ
ブウゥゥ・・・
槍「ストライクウィッチーズの槍です」スッ
ガシッ
民間人代表「助かった。感謝してもしきれない」
槍「いえ、そんな」
槍「では我々は帰ります」
民間人代表「もう帰るのか。ゆっくりしていけば…」
槍「他の地域にも助けを必要としている人達がいるので」
民間人代表「そうだな。頑張ってくれ」
652 :
前1:2010/11/16(火) 03:05:32.48 ID:oQ4Ht4HSO
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーー
―基地・アタシの部屋―
アタシ「イイコトしましょうか///」
パサッ
ハラッ
リフ「え!ちょっ///」
アタシ「照れてるの?カワイイわね」
リフ「まだ心の準備が///」
アタシ「こっちの準備はOKみたいよ」
アタシ「こんなにしちゃって」サワッ
リフ「ひゃん///」
653 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 03:05:43.91 ID:lqrhsgZV0
かかってこいよ」
654 :
前1:2010/11/16(火) 03:11:37.42 ID:oQ4Ht4HSO
アタシ「さあ…アタシの服…脱がして…」ハァハァ
リフ「わ、わかった///」
リフ(ドキドキ///)
ハラリ
ポロン
リフ「ん?」
パオーン!
リフ「」
アタシ「やだ///」
アタシ「そんなにソコ…見つめないで///」
アタシ「そんなに見つめられたらアタシ…///」
ギンッ!
リフ「ぎゃあああああああッ!」
655 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 03:12:36.76 ID:iwtAZO7e0
ご対面wwww
656 :
前1:2010/11/16(火) 03:18:01.92 ID:oQ4Ht4HSO
ダッ
ガチャガチャ!ガチャガチャ!
リフ「くそっ!開かねぇ!」
ガチャガチャ
アタシ「どうしたの?」
リフ「近づくなああああ!」
アタシ「怯えた顔も良いわぁ」
アタシ「ゾクゾクしちゃうわ」
ガシッ
リフ「は、離せ!」
アタシ「ふふ…」
アタシ「逃げられると思うなよ小僧」
657 :
前1:2010/11/16(火) 03:24:44.01 ID:oQ4Ht4HSO
ポイッ ボスッ
リフ「うっ」
アタシ「さあ、四つん這いになってお尻をこっちに向けて」
リフ「ふ、ふざけるな!」
アタシ「やれ」ギロッ
リフ「は、はい…」ビクビク
アタシ「大丈夫よぉ」
アタシ「痛いのは最初だけ」
アタシ「すぐに気持ちよくなるわよ」
アタシ「そしてアタシじゃないと満足できなくなるわぁ」
658 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 03:25:42.87 ID:m+2FnB3P0
しかも掘られる方なのか・・・・
やばいこんな時間にベッドシーン後の台詞思いついて
慌ててPC立ち上げてテキスト打ち込んでる
冷静に考えるとなんかやたら凹む
660 :
前1:2010/11/16(火) 03:32:13.06 ID:oQ4Ht4HSO
リフ(ああ…終わるんだ…)
リフ(俺の中の何かが…)
リフ(喉…代わってくれよ…)
リフ(ナイト…助けてくれ…)
リフ(あぁ…バルクホルン…またお前と弟の取り合いできるかな…)
リフ(男とエーリカ、メガネとペリーヌ、キ84とシャーリー、大魔人にサーニャ…幸せになってくれよ…)
リフ(少佐とミーナ…ミーナは早く男つくれよ…)
リフ(999の奴らとももう一度会いたかったな…)
リフ(エイラ…あいつを連れ帰れなくてすまない…)
661 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 03:32:49.95 ID:IfDEM5Wy0
リフもついに男になるのかなぁ?
662 :
前1:2010/11/16(火) 03:39:01.59 ID:oQ4Ht4HSO
リフ(サンダーヘッド…お前には世話になったな…)
リフ(ああ…みんなに会いたいぜ…)
リフ(俺は今日…別の世界に旅立ちます…)
リフ(いいぜ!来いよ!俺はもう逃げない!)
リフ(すべてを…)
リフ(受け入れるッ!!)
ガチャ
???「らああああッ」
???「何しとんじゃあああああああ!」
663 :
前1:2010/11/16(火) 03:44:49.76 ID:oQ4Ht4HSO
リフ「?」
アタシ「ちょっと助手!?」
バチコーーーーン
アタシ「ぐはぁ」
助手「君!大丈夫ですか!?」
リフ「あ、ああ…危なかった」
助手「よかった」
アタシ「何すんじゃボケェェェ!」
助手「ここは俺に任せて逃げて!」
リフ「あ、ああ!」
アタシ「逃がすかあああ!」
助手「させるかぁッ!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーー
ーーーーーー
664 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 03:47:33.29 ID:/bQ+dps80
助手△
665 :
前1:2010/11/16(火) 03:52:53.58 ID:oQ4Ht4HSO
リフ「はぁ…はぁ…」
リフ「危なかった…」
喉「おーい!」
リフ「ん?」
喉「飯食いに行こうぜ」
リフ「喉!?」
ガバッ
喉「おい、抱き着くな。きもちわりぃ」
リフ「はは!ははは!」
喉「なんだお前」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーー
―食堂―
ナイト「おう!おまえら」
リフ「ナイト!」
ダキッ
ナイト「な、なんだ?」
666 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 03:55:18.61 ID:Su65SZtJP
リフ……
667 :
前1:2010/11/16(火) 03:59:40.21 ID:oQ4Ht4HSO
ナイト「離れろ」
リフ「俺は無事だ!無事だったんだ!」
リフ「こんなに嬉しいことはない!」
ナイト「だ、大丈夫か?こいつ…」
喉「さぁ…?」
リフ「はははははー」
ナイト「飯を食おうか」
喉「そうだな」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーー
カチャカチャ
ナイト「モグモグ」
喉「パクパク」
リフ「ゴクゴク」
668 :
前1:2010/11/16(火) 04:06:00.89 ID:oQ4Ht4HSO
???「おい、お前ら」
リフ「あん?」パクパク
ナイト「何か用か?」
???「ああ」
???「お前ら、この世界の人間じゃないだろう?」
ナイト・リフ・喉「!」
リフ(ミーナやコナー位しか知らないはず…)
ナイト「へぇー。面白いことを言うな」
ナイト「なぜそう思うんだ?」
???「お前達は他のやつらと匂いが違う」
669 :
前1:2010/11/16(火) 04:13:03.20 ID:oQ4Ht4HSO
???「それに、俺もまたこの世界の人間じゃないからな」
喉「お前何者だッ!」
???「ああ、俺か?」
???「俺は異世界のウィッチ」
ナイト「お前も飛ばされて来たのか?」
異世界「違う。俺は時空を越える事ができるんだ」
異世界「ちなみに俺はお前達のいた世界の人間でもない」
異世界「この力で色んな世界を渡りあるいてるんだ」
670 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 04:14:30.30 ID:m+2FnB3P0
また増えたwww
671 :
前1:2010/11/16(火) 04:20:15.07 ID:oQ4Ht4HSO
異世界「前々からお前らが気になっててな」
異世界「今日はただ挨拶しとこうと思っただけだ」
ナイト「そうか」
異世界「お前らを元の世界に帰してやることができるぜ」
ナイト「なに!」
異世界「もうすぐ時空の扉が開く」
異世界「その時、帰りたければ声をかけてくれ」
ナイト「ああ」
異世界「じゃあな」
672 :
前1:2010/11/16(火) 04:30:07.32 ID:oQ4Ht4HSO
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーー
リフ「なんだあいつ」
喉「信じるのか?」
ナイト「まだ俺達の目的を果たしていないし」
ナイト「この世界をネウロイから取り戻すという目的も出来た」
ナイト「帰る時の事はそれからだ」
ナイト「まあ、俺達は帰る時の手段がないから信じたいな」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーー
673 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 04:31:02.24 ID:m+2FnB3P0
あっさり帰れるのかいwww
674 :
前1:2010/11/16(火) 04:32:15.50 ID:oQ4Ht4HSO
ここまで
675 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 04:33:44.96 ID:m+2FnB3P0
乙
よくイチャイチャとバトルの同時進行書けるな
676 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 04:45:51.56 ID:lqrhsgZV0
乙DEATH
677 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 05:19:32.84 ID:XZl5bi7ZO
乙!
678 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 05:43:44.68 ID:TELkxJoiO
寝て起きてスレ確認したら俺の俺が新しく登場してるとかマジ嬉しい
乙
679 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 06:09:36.91 ID:5G921+7OP
前1さん乙
ふと、キャラと俺を結ぶ際こういうのもありなんじゃね?
という構成を考えてみるテスト
ペリーヌの場合
自分の国をネウロイに侵され、皆と仲良くしたい、と内心は思いつつも
子供の頃からの環境のせいで、ついつい周りにつんどんけんになってしまう
だが、ある時『俺』が新しく配属され、最初は冷たくあたってしまうものの
『俺』の返しで、ライバル心を燃やし事あるごとに突っかかるようになってしまう
ある時、ふと見せる『俺』の優しさや包容力に、何となく見惚れてしまい
それ以降、気がつくと『俺』を目で追うようになってしまう
『私には坂本少佐が居るのに……』
と心が揺れ動くも、重大な事件が起きてなりふり構わず『俺』に付きっきりに
此処でペリーヌが、ああ私はこの人が好きなんだな、という気持ちに気が付き
『俺』に告白し『俺』も其れに応え、二人の中は急速に狭まっていく……って誰か書いてくれねぇかなぁ!
680 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 06:11:45.74 ID:+HWTLFOs0
そこまで考えたんなら頑張れよ!
頑張れよ!
誰もいない
投下するなら今の内
前回までのあらすじ
海岸で倒れていたらもっさんに助けられて基地に世話になることに
前スレ
>>447から
683 :
現在記憶喪失中:2010/11/16(火) 07:53:18.30 ID:/paTNUgnO
ー翌日ー
ー朝ー501隊基地 ミーナの部屋ー
ミーナ.oO(何故だろう、彼のことを考えると胸が苦しくなる)
ミーナ.oO(でも、違う。違うはず。これはきっと……)
ミーナ.oO(それに……)
ミーナ.oO(でも……)
ミーナ.oO(わからない……でも彼のことを考えると、私は……)
ミーナ.oO(私は……)
コンコン
ミーナ「……誰かしら? こんな早朝に」
ミーナ「待って、今開けるわ」
ガチャ
俺「……」
ミーナ「あ……俺、さん」ドキ
俺「早朝に申し訳ありません。実は頼みがあるんです」
ミーナ「……頼み? 何かしら」
俺「……」
ミーナ「遠慮しないでいいのよ、……言ってみて」
俺「……弾きたい」
ミーナ「……」
俺「ピアノが弾きたい……」
ミーナ「……!」
ー
685 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 07:56:21.68 ID:XZl5bi7ZO
支援
ー音楽堂ー
俺「ここは……」
ミーナ「私も最近になって聞いたの。詳しくは知らないけど、昔の音楽室みたいね。……基地からは少し離れてるし、案内する必要はないかと思ったんだけど」
俺「ピアノが……」
ミーナ「ちゃんと音が出るかはわからないけど……」
俺「……」
ポロン……ポロン……
俺「……大丈夫そうですね」
ミーナ「……本当ね。なんでかしら? 長く放置されていたと思っていたけれど、もしかしたら誰かがこっそり使っていたのかもしれないわ」
俺「だとしたら、その誰かには感謝しなければいけませんね」ニコ
俺「本当はサーニャさんにも来て頂きたいのですが……」チラ
ミーナ「彼女なら、昨日は夜更けまで働いていたから……」
俺「そうですね。仕方ありません」
俺「……」
ポロンポロンポロン
ミーナ「……その曲は」
俺「なんでしょうね。でも、頭の中に自然に浮かんきます」
俺「良かったら、聴いてください……」
ポロンポロンポロン
ミーナ「……」
ー
ーエイラ・サーニャの部屋ー
エイラ「……!」ガバッ
エイラ「これは……」
エイラ.oO(サーニャのピアノ?) チラ
サーニャ「……」スースー
エイラ「……違うカ」
エイラ「誰だよ……朝っぱらカラ……サーニャが起きちゃうダロー」ブツブツ
……ポロンポロンポロン
エイラ「……」
エイラ.oO(でも良い音楽ダナ……)
エイラ.oO(どっかで聴いたことあるヨウナ……)
ー
ー音楽堂ー
ミーナ.oO(そんなはず……そんなはずない!)
ミーナ.oO(でも、でも、でも!)
ポロンポロンポロン
ミーナ「……」
ミーナ「……ラララーラララーラララー」
俺「……!」
俺.oO(この歌は……! ミーナさん……)
ミーナ「ラララーラララーラララー」
ミーナ.oO(今だけは、今だけで良い……)
ミーナ.oO(ただ歌を歌っていたい……歌うことだけを考えたい)
ミーナ.oO(彼の弾くこの音にのせて)
ミーナ.oO(彼と一緒に)
ラララーラララーラララー
ー
ー坂本の部屋ー
ラララーラララーラララー
坂本「この歌は……この曲は……」
坂本.oO(ミーナ……)
ー
ー音楽堂ー
ラララーラララー……
ミーナ「……」
俺「……」
ポロンポロン……
俺「終わりです」
家出る前の支援
692 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 08:04:47.83 ID:AGnwEuO/0
支援
ミーナ「……」
俺「……ミーナさん」
ミーナ「……!」ビク
俺「とても素敵です」ニコ
ミーナ「……あ」
俺「ミーナさん……?」
ミーナ「あ……や、やだ! なんで……」ポロポロ
ミーナ「ご、ごめん、なさい……! こんな、こんなのって……! 私、私……!」ポロポロ
俺「……」
俺「……」ダキ
ミーナ「……!」
俺「いいんです」
俺「いいんです、ミーナさん」
ミーナ「……! ……!」
ミーナ「う、……うぇぇ……うぇぇぇぇぇん……」ギュッ
俺「……」
俺.oO(ミーナさん……)
坂本「……」コソ
ー
ー音楽堂前ー
坂本.oO(ミーナ……)
坂本.oO(俺はやはり……しかしミーナ、お前にはわかっているはずだ)
坂本.oO(そんなことはありえない……)
坂本.oO(俺、お前は一体……)
タッタッタ
リーネ「はぁ、はぁ、はぁ」
坂本「リーネ? どうしたんだ、こんな朝に」
リーネ「は、はい。あ、あの。朝ごはん、俺さんの教えてくれた料理……俺さんに頼らないで、私一人で作ってみたんです。 そ、それで、あの……」
リーネ「俺さんに、一番に味見してもらいたくて……//」カアア
リーネ「音楽が聴こえてきて、なんだかここに俺さんがいるような気がして……」モジモジ
坂本「……そうか」
坂本「それなら今し方、覗いて見てきたばかりだが……」
坂本「……」チラ
リーネ.oO(俺さん、食べてくれるかな……//) カアア
坂本.oO(……)
坂本.oO(リーネ、すまんな)
坂本「あれはミーナと……サーニャが弾いていたようだ。俺はここにはいない」
リーネ「……え、そ、そう……ですか……」ショボン
坂本「なに、時期に皆起きてくる。その時に食べてもらえばいい」ニコ
リーネ「は、はい。……そうですよね//」カアア
エーリカ「……」コソ
ー
坂本.oO(私は一体どうしたら……)
坂本.oO(いや、待て。このままで何の問題がある?)
坂本.oO(問題、か……)
坂本.oO(……)
坂本.oO(何も起こらなければいいが……)
ー
698 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 08:12:42.41 ID:AGnwEuO/0
支援
ここまで
支援してくれた人感謝です
700 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 08:15:17.77 ID:AGnwEuO/0
乙だなー
リアル俺なのにピアノとか裏山
ピアノを俺も引けたらミーナさんと・・・
702 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 08:28:30.15 ID:V6RYFG5/O
乙!
703 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 08:29:56.67 ID:AGnwEuO/0
メカヲタな俺はシャーリー√まっしぐら
704 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 08:30:09.41 ID:XZl5bi7ZO
乙!
もっさんと幼馴染み設定なのにサーにゃルートっぽいどうしようあひゃひゃ
嫉妬して暴走するもっさんを書けばいいんじゃね?
707 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 08:35:03.87 ID:AYHAAq2QO
乙
エーリカw
最近は修羅場展開ですら楽しめるようになってきた
708 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 08:36:37.53 ID:AGnwEuO/0
>>706 もうヤンデレはミーナさんだけでいいよ・・・
709 :
ネウ俺:2010/11/16(火) 08:38:00.82 ID:pJscc02L0
>>706 いかんマニアックなプレイが頭に浮かんじまった
pcから張ろうと思う
710 :
ネウ俺:2010/11/16(火) 08:44:52.89 ID:FQ1+LLmp0
前々
>>474から
シャーリー「へえ、坂本少佐の幼馴染か。」
俺「ああ、ちっさいころからの付き合いだよ。」
バルクホルン「しかし、あの時は男と名乗ったじゃないか。」
俺「あー。いやあ、こっちに来てることを美緒にばれないようにしたかったからね。」
芳佳「はあ〜。さ、坂本さんの、こここ、恋人だったり。」
坂本「バカなことを言うんじゃない宮藤。」
芳佳「はは、そうですよね。」
俺(ちょっと残念だな)
バルクホルン「しかし、ここは最前線だ。命の保障は出来ないぞ。」
俺「ああ、大丈夫だ。」
シャーリー「へえ、なかなか肝が据わってるな。」
坂本「なに、そいつは素はもっと弱い奴だぞ。」
俺「お、おい美緒。」
711 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 08:46:17.51 ID:XZl5bi7ZO
支援
712 :
ネウ俺:2010/11/16(火) 08:46:52.84 ID:FQ1+LLmp0
坂本「小さいころなんかなあ。」
俺「黙ってくださいおねがいします。」
芳佳「えー!どうだったんですか?教えてくださいよー。」
ペリーヌ「ぐぬぬ、少佐と小さいころからだなんて……きいい。」
───
芳佳「ここが俺さんの部屋です。」
俺「なかなか広いな。(ちょっと離れてはいるが)」
バルクホルン「変な気は起こさないように。」
俺「心配するな。」
坂本「それであと、風呂はすまんがみんなが入った後になる。」
俺「ああ、わかった。」
713 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 08:47:05.01 ID:AGnwEuO/0
支援
714 :
ネウ俺:2010/11/16(火) 08:48:18.75 ID:FQ1+LLmp0
──
カコーン
ザバア
俺「ふう……まともな風呂なんて、久しぶりだな。」ユッタリ
ガラッ
俺「ん……。」
ふと、扉が開く音がして誰かが入ってきた。
白い体の……女。
一瞬見てしまったが、すぐに目をそらす。
俺「こほん。」
坂本「いい湯だろ?」
俺「えっとだな……なにしてんだ?」
坂本「風呂に入ってるんだが?」ザバア
俺「いや……。」
坂本「なんだ?恥ずかしがってるのか?」
俺「むしろお前は恥ずかしがらないのか。」
715 :
ネウ俺:2010/11/16(火) 08:49:05.94 ID:FQ1+LLmp0
坂本「気にする間柄でもないだろう。」フフン
俺「ん……それも……そうか(?)」
坂本(……なんだ。反応が薄いな……ちょっと……がっかりだな。)
俺「ふう…………。」
坂本「うむ。」
俺「…………って気にするわあああ!!」ザバアア
坂本「おい、いきなり立ち上がるなよ。」
俺「いやいや、落ち着いていられるか!」
坂本「もっとつかっていけよ。それと前、隠さないのか///?」
俺「……あ。」
美緒の目の前に、ぷらんぷらんと。
坂本「いや、べつに見せても……ああ///それにやっぱり、成長……してるな。///」
俺「…………。」ブクブク
何も言わず、再び湯船につかった。
結局そのまま、二人仲良く風呂を楽しんでしまった。
716 :
ネウ俺:2010/11/16(火) 08:52:15.53 ID:FQ1+LLmp0
俺「いい湯だった。」
坂本「だろう?うちの自慢なんだ。」
ミーナ「あ、美緒。ちょっと話が。」
坂本「ん?ちょっといってくる。」
俺「ああ。」
──
ミーナ「一体どういうつもりなの?ここは危険なところなのよ?」
坂本「それもそうなんだが。」
ミーナには俺が例の人型であることを伝えていなかった。きっとただではすまないだろうから。
ミーナ「もし……彼を失うことになんてなったら……。」
坂本「……大丈夫だ。」
ミーナ「美緒!」
坂本「わたしだってあいつを危険な目にあわせたくは無い。」
ミーナ「……せっかく……生きてたって分かったのに……。」
坂本「だが、あいつの望みでもあるからな。」
ミーナ「美緒……。」
717 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 08:53:02.89 ID:XZl5bi7ZO
猫支援
718 :
ネウ俺:2010/11/16(火) 08:53:13.46 ID:FQ1+LLmp0
──翌日
(オッキロヨオッキロヨミナオキロ〜)
俺「ふああ。朝か。さすが軍隊、はやいなあ。」ネムー
俺「あれ、そういや食堂どこだっけ……っ!!。」
突如、激しい頭痛に襲われる。
コアを体内に持っているがための、副作用だ。
俺「く……あ、ああ。……。」
頭を抱え込み、耐える。
しばらくして頭痛が治まってくる。
俺「……っはあ……。最近は収まっていたんだが……。」
コンコン
俺「ん、はい。」
芳佳「おはようございます。案内に来ました。」
俺「ああ、助かるよ。」
さるをよける
720 :
ネウ俺:2010/11/16(火) 08:54:17.29 ID:FQ1+LLmp0
──食堂
俺「うむ、うまい。」モグモグ
納豆なんて久しぶりだ。
エーリカ「うえ……。」
エイラ「よくソンナの食べられるナー。」
俺「ん、食べられないのか?」
ペリーヌ「無理ですわ……。」
バルクホルン「……。」
俺「ん、どうしたバルクホルン大尉?」
バルクホルン「いや……。なんでお前はこんなとこにわざわざ来たのかとな。」
ミーナ「そうねえ、こんな危険なところに。」
俺「まあ……。色々と、ね。」
バルクホルン「言っておくが……我々はお前の安全は保障できないぞ。」
俺「ああ、分かっている。」
バルクホルン「もし楽観的な考えを持っているのなら……今からでも帰ることだな。」
シャーリー「そんな厳しいこといわなくてもいーじゃないか。」
721 :
ネウ俺:2010/11/16(火) 08:55:34.49 ID:FQ1+LLmp0
そのとき
<ウーー>
ミーナ「!!敵襲!?」
バルクホルン「ほら見ろ。こうやって、いつ敵が来るかも分からないんだ。」
坂本「とにかく、出撃だ。」
エーリカ「いくよー。」タタタタ
ハンガーへ走っていくウィッチたちを見送る。
サーニャ「ねむい……。」
サーニャが起きてきたようだ。ナイトウィッチの性質上、活動時間はかなりずれているはずだが。
俺「起きたのか?」
サーニャ「ん……はい。敵ですか?」ネムー
俺「ああ、みんな行ったよ。」
サーニャ「俺さんは、どうするんですか?」
俺「んーまあ、様子を見るよ。出る必要が無ければ出ない。」
722 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 08:56:25.22 ID:yuDtXMLI0
えっちな話が読みたい
723 :
ネウ俺:2010/11/16(火) 08:56:40.07 ID:FQ1+LLmp0
サーニャ「ん。じゃあ、ちょっと一緒に……。」
サーニャが近寄ってくる。少し寝ぼけているのだろうか。
俺「ん?……うおっと!」
トスン
そして、ひざの上に乗ってきた。密着してきている。
俺「うわ……。」
エイラ「アレー。どこだサーニャ?……っ!!」
いいタイミングだ。
エイラ「さ、ささささ。サーニャから離レロー!!!」
俺「離れろって言っても……うわ!」
エイラが実力行使に出てきた。
サーニャ「ん……どうしたの?エイラ。」ネムネム
エイラ「起きろサーニャ!!」
サーニャ「ん……いいじゃない。」ネムー
エイラ「アアアア!」
はっはっは。困ってるなあ。
さてと。
俺(コア起動。探索モード、敵位置……確認)
脅威としては敵はたいした事無い様だ。
これならば、出る必要も無いだろう。
俺(さて、頼んだぞ美緒。)
エイラ「離レローーーー!!!」グイグイ
──
シャーリー「待機待機、部品でもいじくるかあ。」
バルクホルン「休みじゃないんだぞリベリアン。」
バルクホルン「しかし、あの俺って奴はいったいなにものだ。」
シャーリー「何者って、少佐の幼馴染だろ?」
バルクホルン「それは分かっているが、わざわざ最前線に来る意味が……。」
さるよけ
726 :
ネウ俺:2010/11/16(火) 09:00:33.68 ID:FQ1+LLmp0
<ウー>
バルクホルン「!?なんだ!?」
『基地東方より敵来襲!』
シャーリー「少佐たちと逆方向!?」
バルクホルン「囮ってことか?出るぞ!」
──
エイラ「ナンダ!?敵か!!」
俺「みたいだな。」
エイラ「ク……行ッテクル!!」タタタ
俺「おう……。」
サーニャ「スヤ……。」
相変わらずサーニャは俺のひざの上で眠っている。
俺「寝てる場合じゃないですよ、眠り姫。」ナデ
サーニャ「ん……。」
頭をなでつつ、周囲の敵情報を集める。
727 :
ネウ俺:2010/11/16(火) 09:05:36.81 ID:FQ1+LLmp0
俺(さっきのは囮……いやこれは……っ。)
本当に寝てる場合じゃなかった。
──
バルクホルン「ミーナ!逆方向からネウロイが来た!迎撃に向かう。」
ミーナ『分かったわ!人員は?』
バルクホルン「私とシャーリーと……あ、エイラが来た。」
ミーナ『増援をよこしたいとこだけど……こっちも。』
バルクホルン「大丈夫だ、行くぞ!」ブロロロ
ミーナ『ロマーニャへの侵攻を食い止めて!』
──
俺(俺が収集した情報を……奴らも有効活用し始めたか。)
俺(おそらく奴らの目標はロマーニャではなく……。)
俺(この基地だ)
728 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 09:10:14.85 ID:XZl5bi7ZO
支援
729 :
ネウ俺:2010/11/16(火) 09:10:58.98 ID:FQ1+LLmp0
──
バルクホルン「あれだな。」ブロロロ
エイラ「大型……アンナノ見落トシタノカ?」
バルクホルン「行くぞ!」ブロロロ
──
俺(だとすると、二体目も囮。そしてこの基地はがら空きになったわけだ。)
俺(ネウロイさん、あんたの作戦は完璧だ。俺のデータを元に、しっかり作戦を練っている。)
<ウーーー>
三体目を知らせる警報がなる。
俺「だがな……。そのデータには、俺は含まれてないんだぜ?」
すっと立ち上が……ろうとしたがサーニャが居たのだった。
俺「あ……サーニャ?あのさ。」
サーニャ「すう……ん、なんですか?」
俺「ちょっと出てくるからさ、ひざから。」
サーニャ「むー。分かりました。」フワア
サーニャが眠そうに立ち上がってくれた。
俺「ああ、悪いね。じゃ、おやすみ。」タタ
730 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 09:17:45.45 ID:XZl5bi7ZO
しえん
731 :
ネウ俺:2010/11/16(火) 09:18:33.91 ID:FQ1+LLmp0
──
俺「戦闘モード起動。」
体が戦闘服で覆われ、ネウロイのような外見になる。
俺「敵は南より接近。大型なれども超高速、なるほど本命にふさわしい。」キイイン
すぐに上空に上がる。
刀を手に持つ。
俺「惜しかったなネウロイ。」
前方からつっこんでくる。
俺「次からは……俺も数に入れておけ。」
刀を振りかぶる。
敵はそのままつっこむ。
俺「ネウロイ最強の俺をなあ……!!でやあっ!!」ザンッ
振り下ろし、敵を斬る。
手ごたえあり。
俺「コアを破壊、敵を排除。」
732 :
ネウ俺:2010/11/16(火) 09:23:08.52 ID:FQ1+LLmp0
──
バルクホルン「くそ、別のネウロイが現れるとは!」ブロロロ
ネウロイ襲来の知らせを受け、直ちに基地に向かっていた。
バルクホルン「基地が狙いだったということか……!?」ブロロロ
基地が見えるところまで来たが、知らされていた大型ネウロイはもういなかった。
代わりに
バルクホルン「……!あいつ!!」
あの人型が居た。
バルクホルン「こちらバルクホルン、基地近くに人型ネウロイを確認した、排除する。」ブロロロ
──
俺「ち……見つかったか。戻るに戻れないな。」キイイン
見つかる前に基地に戻りたかったが、見つかってしまっては戻るわけにも行かない。
俺「さてどうするか。」
バルクホルン「このおお!」ババババ
俺(説得……できるか!?)キイン
『こちらに攻撃する意思はない。』
バルクホルン「ネウロイは敵だ!」ババババ
733 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 09:24:53.57 ID:XZl5bi7ZO
支援
734 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 09:26:58.24 ID:Y3siXKKoO
サーニャはパンツ一枚で、俺の膝の上で寝ていたんやろな
はっ!
736 :
ネウ俺:2010/11/16(火) 09:31:30.90 ID:FQ1+LLmp0
予想はしていたが、説得は無理そうだ。
ならば。
『ち……悪いが攻撃させてもらうぞ。』
俺(まずはけん制……。)
ビームを放つ。
バルクホルン「く。」カキン
シールドでビームを防ぐ、そこに。
『動きが止まっているぞ!』キイイン
刀を振り上げ接近する。
バルクホルン「な!速い!!」
速度の優位を生かし、一旦上に急上昇して回り込む。
ザシュッ
大尉のストライカーだけを斬る。
バルクホルン「ぬうああ!!」
『退け!』
バルクホルン「くそおお!」
737 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 09:31:38.03 ID:pRf5rakf0
パンツ・・・?
738 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 09:32:24.27 ID:vn8qSx4N0
寝るときは下着だ!
739 :
ネウ俺:2010/11/16(火) 09:40:08.31 ID:FQ1+LLmp0
一基は残したから飛べるには飛べるだろう。
そのまま帰ってくれればいいのだが……。
バルクホルン「てやあ!」ババババ
そういうわけにもいかない。
『帰ればいいものを……!』
相手の動きは悪くなっている。
再びとりつくのは難しいことではなかった。
ザシュッ
もう一基のストライカーもビームで破壊し、さらに両手の武器も刀で破壊した。
バルクホルン「うわあ!!」
今度こそ本当に推力を失った。
『おっと、落ちるぞ。』ガシッ
バルクホルン「んな!」
このままだと落ちるので、大尉を抱きかかえる。
俗に言うお姫様抱っこである。
そこはお姉ちゃん必殺の間合い
首もってぷちゅっと
741 :
ネウ俺:2010/11/16(火) 09:45:11.78 ID:FQ1+LLmp0
バルクホルン「離せ!!」
『離すと落ちるぞ。おとなくしていろ。』
そのまま高度を下げていく。
しばらくして、基地に降り立つ。
『ほら着いたぞ。』
バルクホルン「き、きさま!」
『おっと。』
大尉が殴りかかってきたので上昇して避ける。
バルクホルン「く……この屈辱は!」
『やめておけ、無駄な戦闘は。』キイン
さるよけ
743 :
ネウ俺:2010/11/16(火) 09:52:13.88 ID:FQ1+LLmp0
──
俺「さて……こっそり。」
見つからないように基地に降り立つ。
俺「通常モード、コア休止。」
いつもの服に形を変える。
俺「他のネウロイも倒したみたいだし、みんなもうすぐ帰ってくるな。」テクテク
前方にバルクホルン大尉を確認する。
俺「どうした?大尉。」
バルクホルン「く……屈辱だ。」
俺「(ほんと、カールスラント軍人ってのは)何があったんだ?」
バルクホルン「例の……あ、お前は知らないのか。」
俺「人型ネウロイならしってるよ。」
バルクホルン「なんだ知ってるのか。ああ、そいつだ。そいつと交戦して……このザマさ。」
俺「怪我も無かったんだし、いいじゃないか。」
バルクホルン「お前は何も分かっていない!これは、軍人にとって屈辱以上の何物でもない!私は絶対に奴を倒す!」
俺(あー……面倒だ。)
744 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 09:53:10.86 ID:XZl5bi7ZO
支援
さるよけ
746 :
ネウ俺:2010/11/16(火) 09:54:34.29 ID:FQ1+LLmp0
俺「倒す必要、あるのか?どうも敵とは思えんよ?」
バルクホルン「ネウロイである以上、いつまたこちらに攻撃してくるかも分からん。」
俺「いくらネウロイだからって。」
バルクホルン「本土を焼かれたものの苦しみ、分かるまい。」
俺「あ……そうだったな。」
そうだ。
彼女のような人たちにとって、俺のような存在、かつて俺のような思考はまさに敵だ。
バルクホルン「あ、すまない。気を悪くしたか?」
俺「いや、そういうわけじゃ。」
バルクホルン「そうか。だがお前と私では背負うものが違うんだ。当然お前とも考え方は違ってくる。」
俺「ああ。」
バルクホルン「じゃあ、私は戻る。」
──
俺(森を見ようとあがいて木を見ず、それが以前の俺。今はやっと木を見れるようになった。だが、まだ森が見えてこない。)
俺(抱え込むなとは言われたが、ほんと、どうしたもんだか。)
芳佳「あ!俺さーん!」
俺「ん?なんだ?」
芳佳「ちょっとこっちきてください!」
食堂に何人か居るようだ。
宮藤にハルトマン……シャーリーとルッキーニにリーネ……。
よく分からないが、なんだか嫌な予感がする。
エーリカ「ニシシ、いいからいいから。」
だめだ、これは本格的に嫌な予感しかしない。
シャーリー「まあそう逃げようとするなって。」ガシッ
……つかまってしまった。
俺「な、なんだ?」
つまりずっと厨二でいくのは耐えられなかったって訳さHAHAHA!
749 :
ネウ俺:2010/11/16(火) 09:57:18.02 ID:FQ1+LLmp0
芳佳「前から思ってたんですが……。」
エーリカ「こういうの、似合いそうだなーって。」クイ
ハルトマンが出してきたのは。
俺「なんだその……白い、ワンピースは。」
シャーリー「こんなこともあろうかと用意しておいた。」
俺「じゃなくてだな、それをどうしようと。」
エーリカ「だから、着てもらおうかと。」
俺「……俺に?」
芳佳「はい♪」
逃げよう
シャーリー「おっと、逃がさないぞ?」
捕まってたんだった。
俺「いやだめだ、それ肩も出てるし……すごい悲劇になる。」
シャーリー「んーそんなことないだろ?」
エーリカ「ほらほら、男なら潔く。」
750 :
ネウ俺:2010/11/16(火) 09:58:19.20 ID:FQ1+LLmp0
俺「男だからいやなんだろ!」
シャーリー「ならば実力行使だ!」ガバッ
エーリカ「オーケー!」
リーネ「うわあ。」
──
シャーリー「おお、これは。」
芳佳「やっぱり……すごいです。」
エーリカ「似合うなー。」
俺「お、お前らな……///」プルプル
なんとも頼りない格好だ。
芳佳「かわいいです!」ダキッ
俺「うわ、やめろ!」
ギャーギャー
751 :
ネウ俺:2010/11/16(火) 10:00:11.67 ID:FQ1+LLmp0
──
バルクホルン「あいつめ、絶対に……ん?」
なにやら食堂のほうが騒がしい。
バルクホルン「まったく、またハルトマンたちは……。」
呆れながら食堂に入ると……。
俺「!!?」
芳佳「あ、バルクホルンさん!」
宮藤が、少女に抱きついていた。
色白だし……ワンピースが似合う、これはいい妹だ。
バルクホルン「……って、誰だその子は?」
宮藤「誰って……。」
シャーリー「分からないか?」
バルクホルン「んー?……。」
じーっとその子の顔を見る。
しかしかわいいな。
バルクホルン「……え、まさか。」
俺「う……わ。」
752 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 10:05:50.22 ID:XZl5bi7ZO
しえん
753 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 10:07:30.87 ID:tr0tXCHq0
今日夜開いてたら投下したいお
754 :
ネウ俺:2010/11/16(火) 10:07:40.14 ID:FQ1+LLmp0
バルクホルン「お、俺か。」
エーリカ「正解!」
バルクホルン「……おお。」
俺「ちょ、やめさせてくれ!軍規に厳しいお前ならこんなことは!」
バルクホルン「え?あ、いや……。」
芳佳「もお、そんなこといって。」ギュウ
俺「」
シャーリー「他にこんなのもあるぞ。」パサッ
俺「な……!」
芳佳「いいですねえ!」
これ以上ここにいてはいけない!
幸い宮藤の注意もシャーリーに向いている。
俺「逃げる!」ダッ
宮藤を振りほどき、走り出す。
ネウロイ→人間にもどるときに人体構成要素が変換されるから
それを自由に操ることで男→女の変換も可能になるんだろうな
芳佳「あ!俺さん!」
シャーリー「うお!」
よし、振り切れる。このまま部屋まで逃げ切ればこちらの勝ちだ。
後ろから声が聞こえてくるが無視して廊下に出る。
こんな部屋に居られるか!俺は自分の部屋に帰るぞ!
俺「よし……ここまでくれば大丈夫だ。」タタタ
つい油断してしまった。
坂本「今日の戦闘は。」
ミーナ「そうねえ。」
そして、前から美緒とミーナ中佐が来ているのに気付くのに遅れ……。
俺「うわ!」
直前でブレーキをかけ止まろうとするが、バランスを崩してしまう。
坂本「おっと。」ドサ
そして、美緒に受け止められる。
坂本「大丈夫か?……ん?」
757 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 10:19:51.31 ID:XZl5bi7ZO
wkwk
758 :
ネウ俺:2010/11/16(火) 10:22:06.84 ID:FQ1+LLmp0
俺「ああ……う。」
坂本「……俺?」
ミーナ「あらまあ。」
俺「これは……だな。」
坂本「…………似合ってるぞ。」キリッ
ミーナ「まっ。」
恥ずかしい。
エーリカ「あ!いた!」
シャーリー「追えー!」
俺「やば!」
坂本「なんだ、賑やかだな。」
美緒の腕を振り切って逃げる。
エーリカ「待てー!」
逃げ切るためには……こうなったら自分の部屋に戻っても見つかるのは時間の問題。
ほとぼりが冷めるまでどこかに隠れるのが得策か。
759 :
ネウ俺:2010/11/16(火) 10:26:43.61 ID:FQ1+LLmp0
こんなことに使うのもためらわれたが背に腹は変えられない、コアを起動し周囲の情報を集める。
俺「ハルトマン…シャーリー…宮藤…なぜかバルクホルン大尉も。」
追ってきてる人の位置を確認する。
俺「この先にシャーリー。回り込んだか……後ろにハルトマン。これは。」
万事休す……いや。
前方に部屋がある。何の部屋かは分からないが、しばらく逃げ込んでいよう。
ガチャ、バタン
俺「ふう、たすか……あ。」
逃げ込んだ部屋。
そこは。
エイラ「ン?」
サーニャ「……ん。」ネム
エイラーニャの部屋でしたか。
俺「…………。」
これは、出るべきか。
760 :
ネウ俺:2010/11/16(火) 10:32:04.09 ID:FQ1+LLmp0
と迷っていたら。
ガチャ
俺「!?」
とっさに開いたドアの陰に隠れる。
これでドアを開けた主からは見えない。
エーリカ「ねーねー。俺見なかったー?」
やばい。
エイラ……頼む。
俺「……。」
エイラ「…………。」
エイラがこっちを見ている。
あれは……全てを悟った目だ。
エイラ「サ、サア?」
よくやった!
エーリカ「そっか。わかった。」バタン
タタタタ
761 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 10:33:50.19 ID:XZl5bi7ZO
支援
762 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 10:35:10.53 ID:vn8qSx4N0
支援
763 :
ネウ俺:2010/11/16(火) 10:37:18.69 ID:FQ1+LLmp0
俺「……はああ。」
エイラ「……デ、ナンダソレ?」
俺「いや、もう何がなんだか。」
とりあえずエイラに近づいていく。
エイラ「……お前。」
俺「ん?」
エイラ「似合ウナ。」
俺「……さいですか。」
サーニャ「あれ?」
サーニャが目を覚ましたようだ。
今までサーニャの前では、(いやそれに限らないが)かっこいい頼りがいのある男だったので、今のこの状態はなかなか……。
俺「お、おはよう。」
サーニャ「……わぁ……。」
こっちを見ている。
764 :
ネウ俺:2010/11/16(火) 10:40:44.65 ID:FQ1+LLmp0
サーニャ「……あれ、俺さん?」
俺「そ、そうですよ。」
サーニャ「……うわあ。」
なんでちょっとうれしそうなんだサーニャさん。
サーニャ「そ、その。」
俺「な、なにかな。」
いつもよりよそよそしいぞサーニャさん。
サーニャ「もっと……近くに来てください。」
エイラ「サーニャ!?」
俺「あ、ああ。」
仰せのとおりに。
サーニャ「どうぞ。」
促されベッドに座る。
サーニャ「じーー。」
エイラ「ムー。」
さるをよける
766 :
ネウ俺:2010/11/16(火) 10:45:07.14 ID:FQ1+LLmp0
なんともいえない雰囲気。だが突然。
サーニャ「……!」ガバッ
サーニャが体を引っ張ってきた!
俺「え!?」
そしてそのまま添い寝の形になり、シーツを二人でかぶる。
俺「な!?」
サーニャ「あの、静かに……。」
息がかかる。
ガチャ
バルクホルン「俺はいるかー!?」
エイラ「ウルサイ。」
バルクホルン大尉が入ってきた。なるほど、これを察知したのか。
目の前にはサーニャの顔。
体が密着している。
サーニャ「……///」
顔を赤らめるサーニャさん。
しかしお姉ちゃんレーダーにかかれば
さるよけ
769 :
ネウ俺:2010/11/16(火) 10:50:01.02 ID:FQ1+LLmp0
バルクホルン「っと、サーニャは寝てるのか。すまないな。」
エイラ「デテケ。」
バルクホルン「なんだ、いないのか。」バタン
オカシイナ、タシカニコッチカラニオイガ
…………。
俺「……///」
サーニャ「///」
こんなに近くに居るの、初めてじゃないだろうか。
暗くてはっきりとはサーニャの顔も見えないが、それでも吐息が感じられる。
いいにおいがする。
肌はさわり心地がよく、やわらかい。
俺がサーニャの肌に触れているように、サーニャも俺の肌に触れている。
そんな距離。そんな密着。
このまま寝てしまいそうな、安心感……。
770 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 10:50:21.94 ID:vn8qSx4N0
しえーん
771 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 10:51:33.55 ID:XZl5bi7ZO
壁用意しておくか
772 :
ネウ俺:2010/11/16(火) 10:54:24.33 ID:FQ1+LLmp0
エイラ「イツマデそうやっテンダー!!」ガバア
俺「うわ!」
サーニャ「あ!」
ぶち破られた。
エイラ「…………ウ。」
こっちを見つめ……なんだか赤くなるエイラさん。
エイラ「……。」ドキドキ
視線は……サーニャ、と俺。定まってはいない。
俺「エ、エイラ?」
サーニャ「俺さん。」ニコ
俺「え、なんだ?」
サーニャ「エイラは、俺さんに見とれてるんですよ。」
エイラ「ナ、ナナ!!」
俺「え?まっさかー。」
このヘタレ攻めが俺にねえ。ないない。
さるよけ
774 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 10:58:18.85 ID:tr0tXCHq0
ふう、危ないところだったぜ(壁が)
775 :
ネウ俺:2010/11/16(火) 10:59:27.75 ID:FQ1+LLmp0
サーニャ「ふふ。」
エイラ「ナ、ナイカラナ!!」
サーニャ「あ、私は夜間哨戒に行かないと……残念です。」
心底残念な表情だ。
俺「ああ、大変だな。」
サーニャ「あの……。」
俺「なんだ?」
サーニャ「私が帰ってくる明日の朝まで、ここにいてくれませんか?」
俺「ここに?」
サーニャ「はい。せっかくなのに……もっと見たいです。」
俺「う……。」
ほんとに残念な表情をなさる。
サーニャ「それに、俺さんの部屋に戻っても、みんな待ち伏せしてますよ?」
ちょっとあくどい顔だ。
776 :
ネウ俺:2010/11/16(火) 11:01:14.45 ID:FQ1+LLmp0
俺「そ、それは。」
サーニャ「だから、今日はここで……ね?」
俺「……分かった。」
エイラ「ムー、俺と一緒カヨ。マア……(チラ)嫌じゃ、ナイケド。」
サーニャ「ふふ、じゃ、行って来ます。」サッ
俺エイラ「「行ってらっしゃい。」」
バタン
俺「……というわけで。」
エイラ「今日ダケダカンナー。」
そんなこんなで俺はこの部屋で寝ることになったのである。
777 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 11:01:23.15 ID:XZl5bi7ZO
サーニャあああああぁぁあぁぁ
778 :
ネウ俺:2010/11/16(火) 11:02:49.50 ID:FQ1+LLmp0
──夜中
ふと、目が覚めた。
とはいっても、ほとんど頭は寝てるが。
俺「ん。」
気配を感じて目を開けると……。
エイラ「ソー……。」ドキドキ
エイラが俺の足の方を見ていた。
そういえば俺はいまいましいワンピースだった。
あそこからだと、結構足とか色々見えるだろう。
俺「…………。」
って。
エイラ「そーー。」
手を伸ばし始めた。
俺「……どした?」
エイラ「ビクビク!!!??」
すごい驚き方だ。
779 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 11:04:04.20 ID:du8rYA0W0
エイラーwwwww
支援
780 :
ネウ俺:2010/11/16(火) 11:04:45.91 ID:FQ1+LLmp0
俺「何してんの?」
エイラ「イ、イヤ!何でもナイゾ!!ウン。決して見ようトカ覗こうトカ考えてナイカンナー!」
なんという。
俺「……そうか。おやすみ。」スウ
エイラ「ア、アア。オヤスミ」
でも眠かったんだ。どうでもいいや、おやすみ。
再び俺は眠りに就いた。
エイラ「……。」ゴソ
オ、オオ……
サ、サワロウカ
781 :
ネウ俺:2010/11/16(火) 11:06:14.97 ID:FQ1+LLmp0
ガチャ
エイラ「!!?」
サーニャ「ふわあ……。」ネムー
エイラ「ココココレハ!」アタフタ
サーニャ「……。」ドサッ
ダキ
ギュウ
俺「ん……。」ギュ
スウ
エイラ「……オオォ。」
タラー、イカンイカンシカシ。
アア…
次の日、エイラはやたらと眠そうにしていた。
俺は俺で、なんか幸せな夢を見た気がする。
782 :
ネウ俺:2010/11/16(火) 11:07:51.78 ID:FQ1+LLmp0
ここまで
長々と失礼いやはや
783 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 11:09:26.68 ID:0IauQYKh0
乙
程よい甘さだったな
784 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 11:10:06.85 ID:XZl5bi7ZO
乙
このエイラーニャはいいな
785 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 11:13:02.69 ID:vn8qSx4N0
おつ
786 :
悪運な俺:2010/11/16(火) 11:20:42.28 ID:ngw17LHkO
乙乙
女装はハードルが高いゼ
精神的に…
甘い雰囲気ごちそうさまデシタ
次行って良いかな?
787 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 11:21:19.77 ID:0IauQYKh0
いけいけ
788 :
悪運な俺:2010/11/16(火) 11:22:19.01 ID:C1Gwfazp0
多分前スレ
>>362から続き
アラスジ
人類の反抗作戦『オペレーションマルス』を不明機の乱入という自体が発生したがこれを
ネウロイの力を借りた俺が撃破し、無事ヴェネツィア上空のネウロイの巣を殲滅
俺とバルクホルンは負傷こそしたものの無事に生還、ロマーニャを開放した
その数日後、俺は先に回復し夜でも付きっ切りで看病してくれて眠ってしまったバルクホルンの
寝顔を見ながら6年前の事を思い出し始めていた
〜1939年〜 カールスラント領内
俺「どーなってんだ…」
昨日までフカフカとは言えないが使い慣れた愛用のベットで寝ていたはずの俺は
気がついたら外の草むらで寝ていた、何が起こったか分からないと思うが
俺も何が起こったか分からねぇ…
俺「ここは町?村?というか若干寒い…」
来ていた服装が冬服だったのが幸いで、ここはずいぶん寒く、冬を感じさせてくれるほどだ
周りの家は木造と石造を合わせたのか何となく時代を感じさせる造りの町並みを思わせる
俺はその町の中、そこそこの数の道行く人達に紛れ途方に暮れて歩いていた
俺「町の人にここ何処だって聞いてもカイザーベルクだなんて言うし…そんな町日本には無いだろう…」
両手両膝を地面についてうな垂れたい気持ちを抑えて現状整理しつつどうしようかと思いながら
少し寒い風に晒されながら町を彷徨っていると泣き声らしき声が聞こえる
俺「…?」
声の出所を探り家々を見渡すと、家と家の間の小さな隙間の入り口に立っている青いワンピースを着た
少女が立って泣いている
俺(う〜ん…助けたいのは山々だが今の俺に何か出来るだろうか…いや、話を聞いてから考えよう)
少しだけその様子を伺いながらも、俺は青いワンピースを着た泣いている少女の所まで近づいて
なるべく怪しまれないように話しかける
俺「お譲さん、どうかしましたか?」
少女「う…ぅぅ?」
俺(…やばい、めっちゃ怪しまれてる)
泣き止みはしたが俺の顔と服装を良く分からない物を見る目で少女は見ている
俺「あ、怪しいものじゃないよ!君が泣いていたからどうかしたのかなって思ってさ!お腹でも痛いの?」
少女「ぅ〜…ん〜ん」ブンブン
少女はまだ俺を疑っているような目をしているが俺の問いに首を横に振って否定する
少女「はぐれたの…」
俺「ありゃ…家族とはぐれたのか…ここで待っててって言われたの?」
俺の問いに少女は再び首を横に振って否定する
俺「なら一緒に探してあげよう、俺の名前は『俺』って言うんだ、君は?」
少女「…クリスティアーネ・バルクホルン」
俺「おぉぅ…横文字…」
6〜7歳くらいの青いワンピースを着た少女はフルネームで自分の名前を教えてくれた
俺「何処ではぐれたかは分からないんだよね?」
クリス「うん…」コクン
首を縦に振りながら肯定される
俺(ん〜…そうなると警察なんてあれば良いんだけど、何処にあるか分からないしなぁ、ここは地道に行くか)
俺「はぐれたご家族の名前と特徴を教えてくれる?」
クリス「ゲルトルート・バルクホルン 私のお姉ちゃんで髪は後ろで二つ縛ってるの!」
姉の話題になって急に元気に声を上げてクリスは自分の後ろ髪を両手で縛ってどんな形か教えてくれる
俺「げる…?名前がゲルトルートさんか…」
クリス「変?」
俺「いや、変ではないでしょ、俺が言いなれて無いだけだよ」ナデナデ
クリス「んぅ〜」
初対面の男に撫でられるクリスはちょっとだけ縮こまりながらも抵抗はしない
俺「早速探そう、といっても手段は単純明快!」
クリス「たんじゅんめいかい?」
俺「簡単って事さ、ゲルトルートさーん居ませんかー!」
昼を過ぎた町中で突然あげられた俺の声にクリスはビックリして耳を塞ぐ
俺「っとビックリさせちゃったか、歩きながらこうやって声を出してればきっと見つかるさ行こうか」
少女の手を取って俺は声を出しながらクリスの歩調に合わせてゆっくりと進みながら町を歩き回った
こんなところをお姉ちゃんに見つかったら・・・
カールスラント領内カイザーベルク 夕方
俺「ゲルトさーん…ルートさーん…」ハァハァ
クリス「ゲルトルートだよお兄ちゃん」
俺「そ、そうだな…悪い悪い…ちょっと休憩して良いか?」
日が沈みかけ、夕焼けの色に町並みが染まる頃まで叫んでいた俺はクリスが答える前に噴水らしき場所の淵を壁にして座り込む
俺「まさかここまで見つからないとはなぁ…」
クリス「ごめんね…」
俺「いやいや、俺が勝手に手伝ってるんだから君は謝らなくて良いんだよ」グゥ〜
クリス「?」
俺「あ〜…そういや朝から何も食べてないから腹も減ったなぁ…」
クリス「朝ご飯は食べなきゃダメだよ?」
俺(それはそうなんだけど、日本の通貨でご飯は売ってくれないだろうし…その理由を言ったところで理解は得られないと思い適当に誤魔化すか…)
俺「妖怪・ムイチモンはご飯が食べられないんデスヨ それが普通ナノサ」
クリス「ムイチモンー? それってネウロイより怖いの?」
俺「ネウロイって何?」
クリス「黒くてでっかくてね、人が住んでいる町を壊す悪いやつ!お姉ちゃんが言ってたの!」
俺(何かの童話か何かなのかな?)
俺はクリスの言葉に少しだけ疑問を感じながら、クリスに向けて右手を横に振って否定する
俺「ムイチモンはネウロイみたいに怖い妖怪じゃないよ、ご飯さえ食べられれば幸せな妖怪さ…」
クリス「ふ〜ん…じゃあお兄ちゃんちょっと待っててね!」
俺「あ、おいまたはぐれる…ぅ」グゥ〜
クリスが走って何処かへ行ってしまうのを俺は空腹になる腹に負けてその場で動けず
少女を見つめるしか無かった
俺「それにしても…」
街中の噴水を壁に座る男というのは日本ではまず職務質問レベルに怪しいが、ここでもどうやら怪しいらしい
複数の通行人がこちらをチラチラと見ながら歩き去ってゆく
唯一こちらを気にしないのは生ごみなのかご飯なのか分からない餌にありつく複数に群がりながら食事中の野良犬くらいだ
俺「どーなっちまうのかなぁ…」
俺はそんな独り言を呟きながらクリスの帰りを地べたに座りながら待っていた
795 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 11:39:52.08 ID:XZl5bi7ZO
支援
クリス「はい、お兄ちゃん」
俺「戻ってきたか…これは?」
程なくしてクリスは無事に戻ってきて俺の目の前に手を差し出す
その手のひらには白い紙状の物で包まれた多分飴が入っている
クリス「お小遣いで買ってきたの、お兄ちゃん頑張ってくれたから!」
俺「…そっか、ありがとう一個もらうよ」ナデナデ
6〜7歳の少女のほうが財布の中身が多い事に若干へこみながらもクリスの優しさに感謝しつつ
有難く飴を頂く
俺「飴食べたら元気でるからまたお姉ちゃん探そうか」モゴモゴ
クリス「うん!」
元気に返答してくれる少女の声に尻を叩かれるように俺はだらしなく地面に座っていた体を起こして少女の手を取る
「クリス!」
俺「ん?」
クリスと手を繋いだ俺はそのまま声の主を探すように背後を振り返る
そこには大層な軍服を上だけ着て下半身は水着なのか下着なのか分からない物を履き
クリスの言ったように後ろ髪を二つでしばり肩で息をした俺より少しだけ小さな少女が立っていた
クリス「お姉ちゃん!」
クリスは姉を見つけると俺の手を離して姉に走りより抱きつく
俺「ゲルトルートさん?よかった、これでこの子も無事に帰れ…」
バルクホルン「貴様ぁ!よくも私の妹を誘拐してくれたな!」
俺の言葉は全く聞こえていないのか会話が成立しないどころか犯罪者扱いされ始める
俺「ちょ、ちょっと待った!?俺はこの子がはぐれたから貴方を探しに…」
バルクホルン「よくもそんな嘘を付けたものだ…!この外道が!」カツカツカツ
息を荒げていたバルクホルンはそのまま俺に近づいて、使い魔の象徴である垂れた犬耳を出現させる
俺「犬耳!?それは反k ぶるぁああああああぁぁぁあああああああああああぁあお!?」
俺の言葉は続かず、ただ悲鳴が宙を舞っている俺から聞こえる
ぁぁ…人間って本当に空を飛べるんだね…あ、2階にいる奥さんと目が合った、こんばんわ奥さん頭上から挨拶失礼しますよ
少女に犬耳は反則だよなぁ、そのインパクトで俺は空を飛んでいるのだろうか?
あ、落ちる…ご飯中の野良犬の群れに落ちるな…おいそこの犬、周りの犬は皆逃げたぞ、お前もずっと見てないで退けr
ドガッシャアアアアアアアアアア
バルクホルンに全力で体を殴られた俺は2階建ての家の高さを悠々と超えるほど飛ばされ、野良犬があさっていたゴミ捨て場らしきものにダイブ
した後も勢いは止まらずごろごろと更に後方まで転げていった
798 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 11:45:16.24 ID:XZl5bi7ZO
やっぱり
バルクホルン宅一室 夜
俺「んん〜…暖かい…」
バルクホルン「起きたか?」
眠りから覚めるように朦朧とした意識を続けようとするがかけられた声と見慣れぬ天井に俺は無理やり意識を覚醒させて当たりを見渡す為に
眠っていたベットから体を起こそうとする
俺「いだだだだだ!?」
バルクホルン「無理はするな体は負傷しているんだ、もっとも私の責任だが…」
俺「貴方は確か…」
バルクホルン「クリスティアーネの姉、ゲルトルート・バルクホルンだ 先ほどはすまない 妹の為に私を探してくれたのに勘違いをしてしまって…」
俺「いや、怪しい奴に見えるのはごもっともだ…ここは?」
「ここは私達の家よ」
バルクホルンの背後から妙齢の女性の声が聞こえる
ゲルト母「私はこの子の母親です、すみませんねこの子が貴方を吹き飛ばしてしまって」ゲルトオオオオオオオオ…
俺「いや…あんなに吹き飛ぶとは思いませんでしたが…」
クリス「あ、お兄ちゃん起きた?」
部屋のドアが開かれてクリスが俺の目の前に駆け寄る
俺「ああ、無事に帰れてよかったな」ナデナデ
ゲルト母「感謝しなさいクリス、トゥルーデも謝る」ゲルト、ゲルト、ゲ-----ルトオオオオオオオオ…
母に言われ、少しだけ薄暗い部屋の中でその娘の2人は俺に対して感謝と謝罪をしてくれる
俺「あの…」
ゲルト母「なんでしょう?」ゲルト?ゲルト!ゲルトオオオオオオオオオオオ…
俺「さっきから聞こえる声は何でしょう…?」
クリス「あれおとーさんだよ」
俺「おとーさん?」
ゲルト母「空軍から休暇で久し振りに戻った娘が倒れた男を連れ込んだって言って取り乱してるの…まったくあの人は…」ゲルト!ゲルトオオオオオオオオオ…ウオオオオオオオオ!
母の声を聞いてバルクホルンは何かに呆れるようにため息をつく
ゲルト母「トゥルーデも良い年なんだから好きな男の子位作ってもおかしくは無いのよ?まさかトゥルーデが男の子を家に連れ込むとは思ってなかったけど…」
クリス「自分よりおっきな人を担いで家に連れてくるのはお姉ちゃん位しか居ないと思うよ?」ゲルトオオオオオ、ゲルト、ゲーーーーーーールトオオオオ
バルクホルン「母上!?私はまだ男など作りません!」
母の言葉にバルクホルンは少し焦りながら反論する
俺(担がれて来たのか…俺って…)
801 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 11:53:30.02 ID:vn8qSx4N0
支援
ゲルト母「そんな事言わないの、幸せは掴めるうちに掴まないと同じ幸せを手に入れるにはとても苦労するわよ?
それじゃあ私は父さんを黙らせてくるわね…そろそろ止めてもらわないと寝れなくなっちゃうから…」ゲエエエエエエルトオオオオオオオオオ…ウオオオオオオオオ…オオオ…
クリス「私も行くね〜またねお兄ちゃん」
俺「はいよ、またな」
ゲルト母「看病よろしくね、トゥルーデ」
バルクホルン「はい、母上」
ゲルトオオオオオ!
スコシハシズカニシナサイ,ナミダヲフク!
ダッテ、ゲルト、ゲルト…ゲエエエエエルトオオオオオオオオ!
ショウガナイワネ,クリス,フライパンモッテキテ
ハーイ
ゲルト母とクリスが部屋を出て、必死な口論が部屋の外から出て来てその後鈍い音がしたが気にしないで置こう
バルクホルン「お前、名はなんと言うんだ?」
俺「『俺』だ」
バルクホルン「変な名前だな…」
俺「ほっといてくれ…トゥルーデって君の事?」
バルクホルン「私の愛称だ、母上はこちらのほうが響きが良いと言うが、少し照れるのだ」
俺「そっか…」
二人きりになった部屋でバルクホルンは俺のベットの隣に座り体を起こそうとした拍子にずれたシーツを掛け直してくれる
バルクホルン「お前、無一文だってな」
俺「う…どこでそれを」
バルクホルン「妹から聞いた、何処から来たんだ?見慣れない服装もしているが」
俺「昨日までは日本に居たんだけど、気がついたらこの町の山にいた」
バルクホルン「ニホン?それは何処の国だ?」
俺「日本を知らないのか…小さな島国で四季があって…」
バルクホルン「知らないも何も、この世界にニホンなんて国は無いぞ?」
俺「はい?」
俺はバルクホルンの言葉に対し理解出来ないという表情をしながら素っ頓狂な声を上げる
バルクホルン「私は軍人だからな、世界の国が何処にあるかは大体把握しているがニホンという国は存在しない」
俺「え、えぇーっと…侍とかスシとかスキヤキで有名な…」
バルクホルン「スシ?スキヤキ?それらは知らないが侍なら扶桑で有名だな」
俺「扶桑…?」
バルクホルン「ああ、扶桑の戦艦の出来が素晴らしくて有名だ 今は扶桑最大級の艦『大和』という船を作っているらしいが…」
バルクホルンの言葉に俺は少しだけ慌てる
俺「ちょ、ちょっと待って、大和って水の上に浮いている戦艦だよな?空飛んだりしないよな?」
バルクホルン「当たり前だ、戦艦は空を飛ばん、飛ぶのはウィッチだけだ」
俺「ウィッチ? いやそれは良いとして…なあ」
バルクホルン「なんだ?」
俺は首だけ動かしてバルクホルンを見据えて質問する
俺「今は…西暦何年でここは何処なんだ?」
バルクホルン「おかしな事を聞く奴だな、今は1939年の1月 ここはカールスラント国内のカイザーベルクという町だ」
俺「冗談だろう…」
ベットに向けていた視線を天井に戻して俺は呟く
バルクホルン「良く分からんが行く宛があるのか?」
俺「無いな…」
バルクホルン「ならば仕事を紹介しよう、せめてもの礼だ」
俺「ああ…」
自分の故郷が存在しない事、2010年に居たはずが1939年の過去に戻ってしまった事、カールスラントという自分でも知らない土地に居る事に
追いつけずバルクホルンの言葉に俺は力なく答え、現実逃避をするようにそのまま眠りに付いた
805 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 12:07:03.79 ID:ncNkYmSmO
カイザーベルクってミニ四駆にそんなのがあったような……
1939年 2月 帝政カールスラント空軍防衛飛行基地本部 廊下
俺「…なーんかモルモットな気分だ」
現実逃避の眠りも空しく、俺は再びこの世界で目を覚まし
療養の為バルクホルン宅にて世話になっていたが、歩けるくらいにまで回復した俺はバルクホルンの推薦で整備士になれるよう手配してくれたのだが
カールスラントとは違うどこぞの国のやからという事で色々体を調べられた結果
俺にはウィッチなる資格があるらしくバルクホルンに連れられて、カールスラントの偉い基地で更に体を調べられ
俺は次の調査室を目指して重い足取りで歩いていた
俺「ウィッチにしては珍しいって言われたけど、ウィッチって何だ?ってうわ!?」
そんな独り言を呟きながら歩いていると大量に本を持った人にぶつかった
俺「ごめんなさい、大丈夫ですか?」
「…」
ぶつかった相手は何も喋らない
バルクホルンと同じく空軍の上着を着て、違う所といえば白衣を着て
さらさらとした髪とメガネを掛けたずいぶんと小さな女性は落とした大量の本を拾い上げている
俺「手伝います…」
俺の声にやはり返答はない、怒ってるのだろうか…
会話も無いまま全ての本を拾い上げて彼女に渡す
俺「あのー…運ぶの手伝います?」
大量の本を持って少し辛そうな少女に話しかける
「いい…ありがとう」
俺「そうですか…」
その少女の後姿をただ見るだけで突っ立ってた俺だが影のほうに本が落ちていることに気がつきそれを拾い上げる
俺「あちゃー…一個忘れてたか、何々…『カールスラント式!空戦指南書百貨』?」
俺は少し気になって表紙を覗いてみるが、何となく胡散臭い本だと思い、もう見えない本の持ち主を追いかける事もせず
次に体を調べられる時にでも本を預けようと思い、その本を持ったまま次の検査の部屋へと向かった
808 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 12:11:56.93 ID:0IauQYKh0
ウーシュ!ウーシュ!
俺は長時間の調査の後、基地の外で待っていたバルクホルンと共にカイザーベルクへと戻って来た
バルクホルン宅
クリス「お帰り!お兄ちゃん!」
ゲルト母「おかえりなさい、どうでした俺さん?」
俺「良く分からないです…色々と体を調べられただけでしたので…整備士ってこんな検査が必要なんですかね」
バルクホルン「お前が男では珍しいウィッチとしての素質があるからだ、我慢しろ」
俺「ウィッチねぇ…散々話してもらったけどイマイチピンとこないや」
クリス「お兄ちゃんウィッチなの?」
俺「まだ分からないや、でも働けるようになったら何かお返ししないとな 何が良い?」ナデナデ
クリス「えーっとね、えーっと…」
俺の問いに慌ててクリスは考え出し、その様子を見てゲルト母は少しだけ笑う
ゲルト母「そんな事考えなくて良いのよ?俺さんさえ良ければこのまま家に居ても良いんですよ?
家のお手伝いすごく助かりますし、クリスの面倒を良く見てもらってますし
なんならトゥルーデと結婚してそのまま家族になってしまえば…」
俺・バルクホルン「っ!?」
ゲルト母の言葉に俺とバルクホルンは目を見開いて驚く
ちょっと迷子の幼女探してくる
俺「そ、そんな本人の承諾を無しにそれは…」
ゲルト母「あら、トゥルーデじゃ不満なの?なんならクリスでも…」
俺「不満とかじゃないです!真っ直ぐな性格で、献身的で、家族思いで美人で…ゲルトルートさんは俺には勿体無いですよ」
俺とゲルト母とのやり取りにバルクホルンは目を見開いたまま顔を赤くして二人を見ていた
ゲルト母「それでもこの子ったら他の男性を寄せ付けないからねぇ…貰い手が無いんじゃないかって時々心配になるんですよ」
バルクホルン「母上!私はまだ結婚は早すぎます!私はまだ12…いやもう少しで13ですが…早すぎだと思いませんか?」
ゲルト母「そうねぇ…でもこのままだと心配で心配で…」
バルクホルン「う…」
ゲルト母の顔は本当に不安な顔で右手で自分の右頬に当てて娘であるバルクホルンを見つめる
俺「…その、もし貰い手が無かったら 俺がゲルトルートさんと結婚しますから!」
バルクホルン「なぁ!?」
俺のはっきりと放たれたその言葉にバルクホルンは冷静さを忘れ、変な声になって驚く
ゲルト母「あら!それじゃあ安心だわ トゥルーデをお願いね俺さん」
不安そうなゲルト母の表情は一転して和らいだ表情に変わり両手のひらを胸の前で重ねている
クリス「お兄ちゃんが本物のお兄ちゃんになるの?」
ゲルト母「結婚してくれればそうなるわね〜」
クリス「本当!よろしくねお兄ちゃん!」
ゲルト母「気が早いわよ?うふふ…」
俺とバルクホルンの本人二人を差し置いてゲルト母とクリスは喜びに満ちていた
バルクホルン「わ、私はまだ結婚するって決めていない!」
クリス「え〜…どうしても?」
バルクホルン「うぅ…クリスの頼みなら…いや」ブンブン
クリスはバルクホルンを見上げて反抗の声を上げるのを振り払うかのように首を振る
バルクホルン「そうだな、ネウロイの1体くらい一人で倒せるようになったら考えよう!話はそれからだ」
ゲルト母「ウィッチの素質が俺さんにはあるんですものね…頑張って娘をお嫁さんにしてくださいね俺さん」
クリス「がんばってね!おに〜ちゃん!」
俺「あ、あはははは…頑張りマス」
まだ自覚の無いネウロイという敵を一人で1体倒す、ハードルが高そうだなと感じつつ俺は後頭部に右手を当てながら
その応援に何とか答えた
ゲーーーーーーーーーールトオオオオオオオオオオオオオオ…ウオオオオオオオオオオオオン…
今日のゲルト父は帰ってきて早々取り乱し、それをなだめつつ俺はゲルト父のお酌に遅くまで付き合わされたとかなんとか
814 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 12:22:54.04 ID:V6RYFG5/O
とーちゃん……
815 :
悪運な俺:2010/11/16(火) 12:24:34.56 ID:C1Gwfazp0
今回はここで終わりデス
12、3ってルッキーニと同じ年齢じゃねってちょっと思ったけどキニシナイ
お姉ちゃんだもの…
多数の支援感謝です〜
それでは失礼しました〜
816 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 12:27:22.09 ID:du8rYA0W0
817 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 12:27:59.43 ID:tr0tXCHq0
乙乙
818 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 12:30:22.22 ID:ncNkYmSmO
819 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 12:43:59.21 ID:XZl5bi7ZO
乙
おつつ
いないようならできそこないの昼ドラ感覚で投下する
821 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 12:49:10.88 ID:0IauQYKh0
さぁこい
822 :
流星:2010/11/16(火) 12:52:43.69 ID:vn8qSx4N0
>>502から
………
……
…
エルマと一緒に食堂へ行くと、もうすでにみんな集まっていた。
開いてる席に座る。
キャサリン「わお! やっぱり二人はそういう関係ねー」
さっそく予想通りの事を口走るキャサリン。
ハルカ「え! そうなんですか?」
俺「勝手に言ってろ」
溜息と共に説明を投げ出す。
エルマ「あ、あの、わたしたちはそういうんじゃないですよ! 」
キャサリン「隠すこと無いねー」
ウルスラ「おめでとう」
エルマ「だ、だからー」
823 :
流星:2010/11/16(火) 12:54:30.05 ID:vn8qSx4N0
ハルカ「おふたりともおめでとうございます! 私たちに続いて二組目ですね!!」
智子「誰がわたしたちよ!」
智子の鉄拳がハルカの顔面にめり込んだ、ような気がするぐらいの威力で殴った。
その後には、すごくしあわせそうな顔があった。
こういう愛の形もあるんだな、と思いつつぼんやり眺めていると視界を煙が遮った。
ビューリング「ほどほどにな」
露骨にいやな顔をしてやる。
俺「なんだヤキモチか」
ビューリング「おまえがそう思うんならそうなんだろう、お前の中ではな」
俺「じゃあそう取らせてもらうよ」
適当にあしらいつつ、雑談に花を咲かせた。
824 :
流星:2010/11/16(火) 12:56:13.91 ID:vn8qSx4N0
………
……
…
キャサリン「あれ! もう食べないねー?」
俺の目の前の皿を見て、キャサリンは言った。
やはり食前にパンを食べたのは失敗だった。それほど多い量ではないと思っていたが‥‥
俺「ああ、もういいや。食いたきゃ食っていいぞ」
キャサリン「じゃあ遠慮なくもらうねー!」
そう言うや否やさっそく俺の皿を奪い、口の中に流し込み始める。
ホントよく食うやつだ。これだけ食えば肉でも付きそうだが、幸いその肉はすべて胸に行っているようである。
みるとエルマも夕食を残していた。悪いことしたな‥‥
あの酒でも分けてやろう。エルマが酒を飲めるかどうかは知らないが。
俺の皿を綺麗にしたキャサリンは案の定、エルマの皿も掃除しようと交渉に入っていた。
825 :
流星:2010/11/16(火) 12:58:13.41 ID:vn8qSx4N0
………
……
…
俺「あ〜、やっぱりうまいな‥‥」
食後の雑談を早めに切り上げ、俺は一人部屋に戻ると早速瓶を開けた。
これは俺の持論だが、酒は瓶をラッパのようにして飲むのが一番うまい。
熱い液体が舌へ乗り、喉を突破し、胃へと落ちて行く。
この感覚がたまらない。やはり酒は度が強いのに限る。
窓から外を見る。月明かりに照らされた雪がきれいな光を発している。
ここに来てから約一週間が過ぎた。
相変わらずスオムスが寒いことにはかわりないが、この隊はあまり寒くない。
どうも俺はこの隊と相性がいいようだ。
あまり会話を交わすほうだとも思っていないが、この隊に来てから話すことが増えた。
友情、とまではいかないがいい関係を築けていると思う。
ウルスラはちょっとわからないけど。
826 :
流星:2010/11/16(火) 12:59:29.06 ID:vn8qSx4N0
智子「あら? リュウセイ。もう寝るの?」
俺「よく見ろ。晩酌中だ」
智子「へぇ、お酒飲むのね」
俺「少ない趣味のうちの一つだ」
部屋に智子が入ってきた。いつもうるさい二番機は居ないらしい。
俺「そういう智子こそ、どうしたんだよ」
智子「ちょっと疲れただけよ」
俺「ふーん‥‥飲むか?」
俺はなんとなく酒を進めてみた。
うるさい場で飲むのはあまり好きではないが、二人や三人で静かに飲むのは好きだ。
827 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 13:01:07.62 ID:tr0tXCHq0
オヘアさん可愛い!
828 :
流星:2010/11/16(火) 13:05:15.50 ID:vn8qSx4N0
智子「そうね、少しもらおうかしら」
俺「ほら」
右手の瓶を智子に差し出す。
智子「あ、コップとかはないのね」
俺「俺は気にしないから」
智子「そ、そう」
一瞬考えたような顔をしたが、そのまま瓶を煽る。
グビと一回音がなった途端、その大きな目がさらに大きく開かれ瓶を口から離す。
なんとか口の中のものを飲み込んでから智子は口を開いた。
智子「な、なによこれ!」
俺「なにって、俺のお気に入りの酒だけど」
智子は何かを必死に探すように瓶についた紙の文字を目で追う。
ある一点で目が止まる。‥‥いや、止まっているかは疑問だが。
智子「な、ななじゅうど‥‥」
俺「普通だろ?」
それはバーボンだった。
智子「あ、あははは‥‥」
智子は笑い声と一緒に後ろに倒れた。
俺「お、おい、智子? 智子!」
830 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 13:12:22.74 ID:XZl5bi7ZO
眠い……支援
………
……
…
とりあえず智子を彼女のベッドへ運んだ。
そうか‥‥智子はあまり酒が強くないんだな。
俺はそう納得すると自分のベッドに戻――
智子「ろこ、いくろ?」
――りかけたところを俺の知らない言語を話す酔っぱらいに捕まった。
智子「ちょっろこっちにきらさい!!」
俺「うわっ!」
智子は俺の服を引っ張ると、自分のベッドに引き込んだ。
ものすごい力で引っ張られたため俺は抵抗もできずに引きずりこまれてしまった。
濡れ場
なんとか口の中のものを飲み込んでから智子は口を開いた。
智子「な、なによこれ!」
俺「どう見ても精子です。 本当にありがとうございました。」
833 :
流星:2010/11/16(火) 13:20:22.67 ID:vn8qSx4N0
彼女の顔は真っ赤で、目もいつものしゅっとした目ではなく、とろんとしいる。
これ以上無いぐらい酔っている、と書いてあるような顔だ。
そんな顔を俺に近づけると酒臭い息を吐きながら喋る。
智子「あらしは、のーまるよね!」
俺「は、はぁ? 」
智子「ろーまるかってきいてんのよ!」
いつの間にか掴まれた胸ぐらをブンブンと揺らされる。
俺「の、ノーマルなんじゃないか!」
俺は必死に答えた。ノーマルという単語は理解できたので、たぶんそういう意味なんだろう。
智子「そう! のーまるよ! こんなふうに!」
834 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 13:21:29.43 ID:0IauQYKh0
いやいやいや
どう考えてもがち(ry
835 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 13:23:09.50 ID:V6RYFG5/O
どうみてもアブノーマルですが
836 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 13:23:52.57 ID:tr0tXCHq0
アナルワイプさん……
837 :
流星:2010/11/16(火) 13:25:19.72 ID:vn8qSx4N0
そういうと彼女はいきなり俺の唇をふさいできた。
無論、その綺麗な朱色をした唇で。
なんだ、なにが起きてるんだ。
俺の理解が追いつく前に口の中に何かが入り込んでくる。
入り込んできた何かは、俺の口の中を何かを探すように這い回る。
ぴちゃぴちゃと甘美な音を鳴らしながら俺の舌を見つけると絡みついてきた。
智子「んー‥‥ぅうん‥‥」
その間にも智子は何度も何度も、まるで鳥の雛のように俺の唇を貪る。
いつのまにか両手で首を、足で腰をがっちり捕まえられていた。
すこしもがいてみたがそれこそ微塵も動けない。
舌を絡めるのをやめたと思ったら、今度は俺の舌を吸ってきた。
吸い方も絶妙で、痛みを伴わず、気持ちいいという感情が生まれるには十分だった。
水をすする音が部屋に響く。俺も酒のせいか、だいぶ気分が高まってくる。
智子は一度口を離した。水面から顔を上げたように荒い息遣いをしている。
その息からは酒の匂いがした。
再び彼女は俺の唇を襲う。
‥‥やられっぱなしは好きじゃない。
俺はなんとか動かせる腰を前へ付きだした。
何かがあたったことに動揺した彼女はその手を弱める。
その隙に俺は腕を折り曲げ、その胸へと手を伸ばす。
838 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 13:27:56.25 ID:q8j0C/tiO
壁が必要ない濡れ場って貴重だな(ガチレズ的な意味で
とりま、支援
840 :
流星:2010/11/16(火) 13:30:23.38 ID:vn8qSx4N0
智子「んん!」
智子はなにか言いたそうだったが口がふさがっているため何も言えなかった。
その大きすぎず小さすぎずという胸を俺は揉みしだく。
少し力をいれるごとに彼女は何かを言いたそうな声を漏らす。
服の上からとはいえ、やはりなにか来るものがあるのだろうか。
彼女はその顔をますます紅く染め、唇のむさぼり方もだんだん荒々しくなっていく。
かく言う俺も顔を赤くして息も荒くなっていることだろう。
もちろん"アレ"も自分の出番はいまかいまかと主張している。
その間にも俺は彼女の服の中へ右手を滑り込ませ、その柔らかい乳房を撫で回す。
荒々しかった息がさらに荒れる。
そのうちに俺の指が突起を見つける。分かりやすいぐらいに硬くなったそれをつまんでやる。
同時に俺は左手を毎夜開発されているであろう下の方へ伸ばす。何かの液体に触った。
とりあえずその液体の出所を愛撫してやる。
智子「んん! あぁ、ぁぁああああ!!」
唐突に智子の調子が先ほどよりもさらに荒々しくなる。まさかもう‥‥?
瞬間彼女は電流でも浴びたように体を跳ねさせる。
841 :
流星:2010/11/16(火) 13:35:16.86 ID:vn8qSx4N0
俺「そんなによかった?」
智子「‥‥うん」
彼女は潤んだ瞳でこちらを見ていた。その表情は切なく、いとおしかった。
と、彼女は急に起き上がり俺の上へまたがった。
智子「つづきよ!」
続きというと‥‥どこまで行くのだろうか。
俺「おい、本気か?」
智子「わらしは、のーまるなのよ‥‥とうぜんでしょ」
彼女は俺のベルトを外しズボンを下ろした。もちろんそこにはテントがあるわけだが。
最後の一枚を剥ぐとソレが顔を出す。
生唾を鳴らし、まじまじとソレを見つめる智子。どうも反応を見るに、見るのは初めてらしい。
俺「どうするか、わかる?」
智子「し、しってるあよ!」
そう言うと首を落とし、ソレに口づけた。
先程まで俺の唇を貪っていた舌が、今度はソレを貪り出す。
最初こそたどたどしい物だったがすぐに勢いを取り戻す。
俺の口の中でも元気に動きまわっていた舌が、こちらでも元気に動き回る。
ソレの先端をなめたかと思うと、回りをぐるっと一周させたり、こいつほんとに初めてなのか? と疑ってしまうほどうまかった。
842 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 13:36:49.31 ID:XZl5bi7ZO
……ふぅ
843 :
流星:2010/11/16(火) 13:40:11.74 ID:vn8qSx4N0
子どもが舐めるキャンディーのように、舌を巧みに使いソレを舐め回す智子。
それに飽きたのか今度は口全体を使ってしゃぶり始めた。
首を上下に揺らし、上から下へ、下から上へとソレに唾液を擦り付けていく。
智子「‥‥うむ‥‥ぁん‥‥んっんっ‥‥じゅる」
先ほどまでとは違った水の音が部屋に響く。
皆が居ないところではあるが、寝ているスペースでこんなことをしていると考えると妙な背徳感がある。
しかし、ほんとに今日初めて口にしたとは思えないウマさで攻められる。
このままでは‥‥まずい。
俺「なぁ‥‥智子」
智子「んぐ‥‥んっ‥‥なに?」
その長い髪を耳に引っ掛けつつ見上げる動作は、俺の何かをくすぐる。
俺「そろそろ、いいだろ?」
844 :
流星:2010/11/16(火) 13:45:13.69 ID:vn8qSx4N0
俺が何を言いたいのか理解したらしい智子がソレを口から離し、
コクンとうなづくと体を起こす。
と、すぐに体を倒してきた。
俺「智子?」
智子「んー‥‥のーまう‥‥」
どうやら、酒が予想以上に回っていたらしい。
智子は意識を無くし、ゆっくりと呼吸を始めた。
俺「はぁ‥‥智子に酒は飲ますもんじゃないな」
俺はため息を吐きつつ、服を整えた。
掛け布団もしっかり掛けてやる。
俺「おやすみ」
そのきれいな黒髪を一回撫でて俺はベッドに戻る。
このこと、本人が覚えてたらめんどうだな‥‥
しかし今、一番の問題は
結局お預けを食らったコイツをどうするか、であった。
845 :
流星:2010/11/16(火) 13:45:54.59 ID:vn8qSx4N0
誰も得しない濡れ場編 完
というわけで一区切り
846 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 13:46:55.04 ID:V6RYFG5/O
干<手こずっているようだな尻を貸そう
847 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 13:47:07.69 ID:0IauQYKh0
乙
智ちゃんにぶっ飛ばされた彼女はお星様になったんだね
小惑星イトカワ的な意味で
848 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 13:47:25.54 ID:tr0tXCHq0
乙乙
俺得すぎるだろ、素晴らしい
そんな事いったら俺のなんてどうなるんだよwww
乙!
乙
851 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 13:52:21.58 ID:+tKlj+TN0
今帰ってきたらこんなことになってるとは・・・
乙
852 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 14:14:54.66 ID:0IauQYKh0
漢語録とか読んでると妄想が広がりすぎてヤバイ
シーンとセリフは思いつくけどそこまでもってく文章力がない
853 :
つなぎな私中尉:2010/11/16(火) 14:15:12.26 ID:+tKlj+TN0
空いてるならつなぎに投下してもいいかな?
854 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 14:16:47.38 ID:0IauQYKh0
>>853 ステンバーイ・・・・ステンバーイ・・・・ゴッ!
855 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 14:22:07.94 ID:tT1jSadG0
ああっす!いっていいよ!
856 :
つなぎな私中尉:2010/11/16(火) 14:23:12.10 ID:+tKlj+TN0
>>854 たしかに漢語録読んでると妄想が広がるよな
前回
>>390から
アレースもついに起動し、ストライクウィッチーズとの本格戦闘にはいる
アレース2番機を破壊するも1番機により隙つかれ、何人かが海に落とされた
まぁ前回の説明たってこのスレにあるから特にいいよね
857 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 14:23:15.10 ID:tr0tXCHq0
ゴウッ!!
858 :
つなぎな私中尉:2010/11/16(火) 14:26:46.19 ID:+tKlj+TN0
私と少佐はネウロイの巣に接近する前に3番機を捉えた
青く輝く海に、二人のウィッチと大きい図体に細い腕の機械の影が映り、波にかき消され、また映る
二人のウィッチは白く鈍らな光を放つ刀を抜き、機械のほうは腕が赤く染まり両腕に刀を宿す
正直いって、こんなやつとは戦ったことがないし、私の刀が通じるかさえわからない
でも・・・なぜか心に迷いや不安はなく、ただ限りなく澄んでいたのは事実である
〈やつとの間合いに注意してください。機動力がありますから刀にも魔法力を満たして折れないようにも注意を。〉
坂本〈わかっているさ。やつのコアは中心部。全力でいくぞ。〉
〈了解。無理をするなよ。〉
坂本〈ふっ、おまえもな。〉
アレース3「・・・。」ブォン シュゥォォォォン
私「はあぁぁぁぁ!」ヒュィン シャキン
刀と刀が激しく交じり合う
どちらかが消えるまでの戦闘が開始された
859 :
つなぎな私中尉:2010/11/16(火) 14:31:56.46 ID:+tKlj+TN0
・・・3番は両腕の剣で受け止め、私と目を合わせる
〈防いだ、ということはどうやら刀は有効武器なようだ。二人で仕掛ける。〉
坂本〈わかった。〉
簡単な話をして、私は3番から離れた
紫電改に魔法力を注ぎ急速に距離をとる
その間に坂本が刀を握り締めかかるが、うけとめもせず、わずかにジェットを吹かし横に移動し避けた
しかし坂本は一瞬にして一閃の構えを取る
隙をぬい、私が一気に迫り、スピードをのせた一撃を放つもあえなく受け止められるが
さらに私の脇をぬって坂本が前にでて横に一閃し、わずかに装甲を剥ぐ
私は下に下降、坂本は上に上昇し二人で刀を構え襲い掛かる
俊敏に強襲するもアレース3番機は消えるように一瞬で機動し死の線を潜り抜ける
しかし追いすがり、刀を硬い音と共に何度も交錯させる
860 :
つなぎな私中尉。:2010/11/16(火) 14:37:23.61 ID:+tKlj+TN0
私が斬って、坂本が斬る。坂本が斬って、私がやつの裏にまわりかかる。私が斬って、坂本が隙を縫い斬る。
常人なら到底反応しきれない速さで行動するも、3番は両腕の剣でさばいていく
斬っても再生が速すぎて致命的なダメージは与えられない
魔法力を紫電改にも刀にも送り込む
私と坂本は高速戦闘で短期決戦を心に決めていたのだ
しかし刀の激しい音がむなしく空に響くだけである・・・
-------------------------------------------
アレース1「・・・。」ビシュウゥゥン ビシュゥゥン
エイラ「よっと。」ヒョイヒョイ ガガガガガガ
バルクホルン「さすがエイラだ。あれをなんなくかわしているな。」
ミーナ『なら・・・。エイラさん、アレースの攻撃を少しだけひきつけられるかしら?』
エイラ『大丈夫ダゾ!』
ミーナ『エイラさんが一手に引き受けたとき、サーニャさん、アレースに一発を。そこの装甲が減ったところに私とシャーリーさんで
さらにこじ開けます。最後にバルクホルン大尉。あなたがコアを破壊してください。』
『了解!』
861 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 14:37:26.87 ID:tT1jSadG0
支援ああっす!
862 :
つなぎな私中尉。:2010/11/16(火) 14:43:36.55 ID:+tKlj+TN0
サーニャ「エイラ!がんばって!」カシャ
エイラ「(サ、サーニャの黄色い声援!)今日のエイラ・イルマタル・ユーティライネンは一味チガウゾッ!」カシャ ガガガガガガガガガ
シャーリー「あはは!なんだそりゃ!」
・・・いくつもあるうちの戦略から選んだのは穿間突撃であった
各自の弾数も残り少ないと思われる
硬い装甲に一気にあけ、そこに最後に決定打をうちこむ
言うのは単純であるが、速い機動の相手にはやはり難しい
しかしなぜであろうか、全員の心には根拠のない確信が宿っていたのだ
エイラ『いくゾ!』ガガガガガガガ
アレース1「・・・・!」キュィィィィィン ビシュゥゥゥン
さっきからやたらに攻撃していたウィッチが気になっていたのか、それとも危険とみなしたのか
一つに赤光をまとめエイラに向けてはなった
エイラ『そんなモノ私にアタルカ!サーニャ!』
サーニャ『うん!』ドシュン
863 :
つなぎな私中尉。支援かんしゃあぁっす!:2010/11/16(火) 14:48:43.49 ID:+tKlj+TN0
一発だけ1番機に向かって放つ
それに気づいたアレースは迎撃しようとするが、エイラの狙った弾丸により砲門が砕かれビームが撃てなくなる
そのときにちょうど爆音を立て一発が装甲を大きく弾き飛ばした
シャーリー『いまだ!』タタタタタタタ
ミーナ『トゥルーデ!任せたわよ!』ガガガガガガガ
はがれた装甲を目掛けさらに穴をあけようと、水のように弾を流し込んでいく
そして・・・
ミーナ『コアがみえた!トゥルーデ!』
バルクホルン『了解!おちろぉぉぉぉぉぉぉぉッ!』ガガガガガガガガガガガガガガガガ
とてつもない量を、機械の中を弾丸で一杯に満たすように、コアを目掛けてぶち込んでいく
アレース1「・・・!!」ピシュゥゥン
しかしアレース1が危険を察知し、バルクホルンに向かってビームを放つ
864 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 14:53:06.92 ID:du8rYA0W0
支援
865 :
つなぎな私中尉。:2010/11/16(火) 14:54:26.60 ID:+tKlj+TN0
だが・・・それに怖気づくようなウィッチではなかった
バルクホルンは光線の軌道を読みながら、少しだけ身を回転させ紙一重
紙一重の肉薄でビームを避ける
たいていのウィッチならシールドを出したであろう瞬間を、彼女はそれに魔法力を一切回さず、コアを破壊することだけに集中したのだ
――一度きりのチャンスを逃さぬために
そしてコアに見事あて、ぼろぼろになるまで砕き散らす
その砕けたコアからアレースの全身は白くなっていき、先ほどと同じように雪の結晶となって虚空を散り舞った・・・
バルクホルン「フッ。私たちの勝ちだな。」
866 :
つなぎな私中尉。:2010/11/16(火) 14:59:19.21 ID:+tKlj+TN0
宮藤「すごいです、バルクホルンさん!」
エーリカ「さっすがトゥルーデ!はやく私をひきあげてー!」チャプチャプ
ルッキーニ「でも泳ぐのたのしいよー!」ジャブジャブ
ペリーヌ「幸いここから陸までそう遠くありませんわ。別に泳いでいってもよろしいのでわ?」
リーネ「それは・・・ちょっと・・・。」
エーリカ「だよね〜。めんどくさいじゃん。」
宮藤「でも坂本さんと私さんを救援に行かなくちゃならないんじゃ?」
エーリカ「あの二人なら心配ないよ〜。それに私たちがいっても邪魔になるだけだよ。刀なんかないし。」
ミーナ『私は二人を見に行きます。みなさんは海に落ちた人を陸まで運んでください。そして私が救援を必要と思ったなら
こちらに救援にきてください。いいですね?』
全員「『了解!』」
867 :
つなぎな私中尉。支援感謝:2010/11/16(火) 15:00:01.84 ID:+tKlj+TN0
----------------------------------------------------------
相変わらず金属の音が空に高らかに響いている
私「はぁ・・・はぁ・・・!てやぁぁ!(やつの動きが速い・・・っ!)」シャキン カキィン
アレース3「・・・!」キィンキィン
もっさん〈このままじゃジリ貧だ。〉
〈みたいだな。・・・ビームでの攻撃が来る。こっちに!〉
私は少佐の前にシールドをはり、針のような光線を防ぎつつ思考を読み取る
〈私がやつと一人でやる。なんとかして隙を作るからそこを狙って斬ってくれ。〉
もっさん〈むちゃくちゃだな・・・。だが退く気もないか・・・。わかった信じよう。〉
私「いくぞ!うおおおおぉおぉぉ!」ガキィィン キィン
アレース3「・・・。」キィンキィン プシュー
私「撃たせるか!」
868 :
つなぎな私中尉。:2010/11/16(火) 15:00:58.46 ID:+tKlj+TN0
私はシールドを前面にはりだし、紫電改をふかせ3番機に体当たりをかます
ビームは全て跳ね返され、アレースは体勢を崩す
そこを狙って刀で敵の左腕を力をこめ切り落とす
しかしすぐ再生にかかり、さらに右腕をもって私を赤き刃のもとに切り伏せようとしてくるが
・・・私の行動の方が速かった
私はストライカーユニットの片足だけに魔法力を注ぎ込み、まるで蹴りをはなつようにアレースの腹部に叩き込んだのだ
私「おらあぁぁぁぁッ!」ドゴォォォオ ドガァァアン
もちろん紫電改の片脚は爆散し、アレースはひるむ
白くきれいな脚がむきだしになってでてきて、少しばかり落ちていく
〈じゃ、頼んだよ。〉
坂本「無茶しおって!だが、お前の尊い犠牲は無駄にせん!烈・風・斬ッッ!!」
坂本の烈風丸から、青白く光った閃光の一閃が放たれる
恐ろしくとがれた刃の化身は、黒い男に向かって迷うことなく飛んでいく
支援
870 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 15:06:02.45 ID:AYHAAq2QO
ギャーやっと2話が書き終ったー!
でも俺のキャラが恋愛してくれねえぇぇえ
だってオカマなんだもん!無理に決まってんだろがあぁああ
エイラ−ニャのサポート話になっちまった……このスレで需要あるのかコレって感じ…
こうなりゃ支援しかのねぇ!
871 :
つなぎな私中尉。:2010/11/16(火) 15:08:05.77 ID:+tKlj+TN0
確実にやった
と思っていたが、白い期待はすぐ黒に塗りつぶされる
やつの刀、右腕が赤黒く光り、大きくその迫り来る斬撃に向かって振ると、切っ先から真っ赤に染まった烈風斬と酷似したものが放たれたのだ
そして蒼と紅の斬撃が交錯したと思った瞬間、魔力の爆発が起きる・・・
坂本「くっ!相殺されただと?」
アレース3「・・・。」シュゥイン ドシュゥ カン
坂本「くっ!」キン
〈まさかやつが同じようなものを使うとは・・・。〉
坂本〈悠長に構えていられないぞ。・・・どうする?〉
〈・・・・。あれは連発して使えないようだな・・・。使えたらなら、何発も放っているはずだ。とすると・・・。美緒、私に一度だけチャンスをくれ。〉
坂本〈いいだろう!今度は私が隙を作る。〉
〈私が一撃を叩き込む。あの斬撃に関しては・・・私がどうにかする。〉
坂本〈ふっ、わかった。信じているぞ。・・・おまえならできるとな。〉
そんなこと言われたらあぁっす!の僕はどうするんですかぁっす
支援
しえん
そういやああっすはシリアス展開になってたっけ
874 :
つなぎな私中尉。支援感謝!>>870オカマの性か・・・。:2010/11/16(火) 15:13:49.70 ID:+tKlj+TN0
・・・カチャ・・・ガガガガガガ!
アレース3「・・・・!」ズダダダダ ヒュン
坂本「ミーナ!向こうは終わったのか!」
ミーナ「当然よ!さっきのも見てたわ。こいつは厄介ね・・・。みんなももうすぐ来るわ」
アレース3「・・・。」シュゥィン ドシュゥ
私「くっ!ミーナ、あぶない!」カキィィン
ミーナに襲い掛かろうとしたアレースの一撃を私が、なんとか片翼だけ羽ばたかせ、かばうことができた
ミーナ「さっきのと機動力がけたちがいね・・・。っ!私さんストライカーユニットが!」
私「気にするな!自ら翼をもいだだけだ。しかし出力が足りない・・・。・・・・。ミーナ、私を高いところに運んでくれ。」
ミーナ「わ、わかったわ。」
私「美緒!頼んだぞ!」
坂本「ふふ、胸が熱くなるな。いくぞ!」
875 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 15:14:12.04 ID:tr0tXCHq0
しおえんぬ
876 :
つなぎな私中尉。支援感謝だ!:2010/11/16(火) 15:19:29.63 ID:+tKlj+TN0
また金属の高い音が鳴り出す
私はそれが戦闘中は心地よい
かといって私は戦闘狂ではないけど・・・
しかたない、あれをつかうか・・・
ミーナ「この辺でいいかしら?」
私「ああ。ありがとう、やつを認識できるな。あと一つ頼みたいんだが、シャーリーがルッキーニにやってるように私にやってくれないか?」
ミーナ「えぇ!?あの放り投げるのを?できるかしら・・・。」
私「私と美緒とミーナ三人で思考を共有する。美緒が一回だけやつに隙を作る。その瞬間に私と共に降下してあいつに向けて放り投げてくれ。」
ミーナ「ならタイミングはわかりそうね・・・。さっきの斬撃はどうするの?」
私「私がどうにかできなければ私が真っ二つになるだけだ。頭から股にかけてな。」
ミーナ「なっ!そんな不確実なこと許可できません!」
私「ふふっ、絶対できるさ。私にはわかる。斬られるのはあの戦闘機械だとな。保障しよう。絶対できる。」
ミーナ「一体どこからそんな自信が・・・。わかりました、あなたを信じます・・・。」
私「いい度胸だ。〈美緒、頼んだ。〉」
>>873 俺のあぁっすはウィッチーズチャンネルの方です
うんこでごめんなさい
支援
878 :
つなぎな私中尉。ウィッチーズチャンネルの方も毎回期待してるぜ。:2010/11/16(火) 15:25:14.63 ID:+tKlj+TN0
坂本〈部下に頼られたんだ。ふふっ、かっこいいところをみせないとな。〉
その眼下では何度も影が交錯するのが見える
あんな格闘戦をするネウロイなどいなかったから、不謹慎だが少し新鮮だ。
その証拠に美緒も少し笑っているように見える・・・私の勘違いじゃなければ・・・。
坂本「はぁぁぁ!」カキッィン
アレース3「・・・!?」キキ
坂本「感謝するぞ!この機械を作った人間に!そしてすまない!お前を壊す!」
坂本はそういうと一気に力をこめ、アレースを押し返し、弾き飛ばす
そしてわずかにとった時間に鞘を背中からとり、刀を鞘に収めて、腰に携える
そう、居合いの構えである・・・
短い時間だが、坂本の精神は水面のように静かにおさまってゆく・・・あらゆる音が消え、この世界には自分と相手しかいなくなる錯覚を覚える
アレースが斬りかかる
それに対し・・・常人では見切れない神速の居合いを戦闘機械に向けて放つ
坂本「――さらばだ。」シャキン ズバッ
恐ろしく鋭い刃の軌跡は、アレースのとてつもない硬さの刀と装甲を通り過ぎ、次の瞬間にはアレスの右腕が肩からまるごと吹き飛ばした
しえん
880 :
つなぎな私中尉。あと3レスくらいだ。もう少しだけ頼む。:2010/11/16(火) 15:31:31.94 ID:+tKlj+TN0
上空
私「今だ。やつに目掛けてたのむ!」
ミーナ「ええ!うまくできなかったらごめんなさいね!」ヒュゥン
ミーナ「それっ!」ブン
私が弾丸のようにまっすぐスピードをのせて投げ出される
空を駆け下りていくうちの風の気持ちよさに心地よくなる
敵はもう私に気づいている
そして刃も先ほどと同じように赤色に染め、今か今かと構えて間合いに入るのを待っている
しかし私は逃げるつもりは毛頭ない
あの人の前で強くなった私をみてもらいたい
戦う意思とあの人に追いつくという意志とともに
881 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 15:32:08.68 ID:Y3siXKKoO
スレが立ってからまだ2日も経ってないのに、もうこんなに埋まってるのかよwww
882 :
つなぎな私中尉。あと3レスくらいだ。もう少しだけ頼む。:2010/11/16(火) 15:37:15.37 ID:+tKlj+TN0
アレース3「・・・!」キュィィィィン バシュゥゥゥ
アレースも迎撃姿勢をとり、左腕を大きく振り、先ほどの恐ろしい赤き斬撃を飛ばしてくる
私は静かに目を閉じ刀に残った魔法力を全部ぶち込む
ああ、そういえば長い間扶桑の春の美しい桜をみてないな・・・。
また帰ってみてみたいものだ。
これを終わらせれば見にいけるだろうか?
ふぅ・・・さて、終わらそうか。
883 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 15:40:40.50 ID:q8j0C/tiO
これでも埋まるペース落ちてる方だな
884 :
つなぎな私中尉。:2010/11/16(火) 15:43:36.56 ID:+tKlj+TN0
全ての力を持って、敵を塵に変える
その名は・・・
「秘剣・桜花!!はあぁぁぁぁぁぁぁ!」キィィン
空間が歪んだ気がするほどの魔法力が刀からあふれ出る
勢いよく振り下ろした一閃はこちらに向かってくる赤いビームの一閃と激しく衝突するが、赤き斬撃を真っ二つにした
アレースはもう逃げれない、超速で迫る私の間合いである
「終わりだぁぁぁぁぁ!」
刀を突きの形に構え、突撃する
黒き者もなんとか剣でふさごうとするが、無駄であった
一人と一機は轟轟とした爆音と共に、衝突する
・・・私の鋭き刃は相手の剣もろとも、装甲、そしてコアをも貫いた
また轟音をたて爆発が起こる
あたりは爆散したアレースの結晶で包まれ、視界がさえぎられる
私「成敗完了。・・・ああ、もう飛べないや・・・。」
885 :
つなぎな私中尉。本当にここまでありがとう。実はまだあるんだけど、戦闘はこれで終了です:2010/11/16(火) 15:50:35.94 ID:+tKlj+TN0
しかし、私の声は坂本とミーナに聞こえない
坂本「おい!私!どこだ!」
辺りいったいが白い吹雪に見舞われなにも見えない
もちろんその中で私の姿を視認することはかなわず、見つけられない・・・
ミーナ「美緒、私ので探すわ。・・・・・・・・・・・・。」フォン
もっさん「頼む。それなら見つけられるはず。」
ミーナ「見つけた・・・!あそこ!海に向かって真っ逆さまよ!」
私「(敵をやっつけたんだ・・・。よかった、みんなを守れた・・・。ん、美緒が前に見える。ああ、でも眠たいや・・・。・・・・。)」
坂本「私!おい!・・・ん?」
ミーナ「・・・寝てるみたいね。ふふっ、かわいい寝顔じゃない。全機基地へ帰還してください。」
坂本「まったく、無茶しおって。ふふふっ、今日は許してやるか。さぁもどろう、ミーナ。」
乙!
で良いのかな?
887 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 15:55:19.39 ID:tr0tXCHq0
乙乙
888 :
つなぎな私中尉。正直戦闘が長ったらしくてすまんかた。もう少しむにゅむにゅしといた方がよかったな。:2010/11/16(火) 15:55:43.94 ID:+tKlj+TN0
もっさん『さぁて帰ったらとりあえず、あの男たちの所業を上層部にまで言わないとな。』
ミーナ『そうね。あんな人間は減らないものね・・・。これを私さんは一人でやろうとしてたなんて、驚きだわ・・・。』
もっさん『こいつは昔から一人でなんでも背負い込む癖があってな・・・。それも変わっていなかったな。』
シャーリー『本当におどろきだよな〜。まぁ最後には私たちを頼ってきてくれてよかった、かな。』
バルクホルン『仲間の頼みなら断るはずもないのに、なぜこうも言うのが遅れたのか・・・。』
サーニャ『きっと、みなさんを巻き込みたくなかったんだと思います。でも最後には一人じゃ無理だと気づいたんではないでしょうか。』
エイラ『素直じゃないやつダナ〜。』
シャーリー『エイラがそれをいえるのか〜。』ニヤニヤ
エイラ『ナ、ナンダヨ。』
ミーナ『まぁでもたぶんそうでしょうね。ふふっ、こんなかわいい寝顔をしているのに、難しいことばかり考えていたなんて、おかしい話ね。』
もっさん「ふっ、確かにな。』
私「すー・・・すー・・・。」スヤスヤ
889 :
つなぎな私中尉。:2010/11/16(火) 16:00:18.33 ID:+tKlj+TN0
えーと長い間占拠しちまってすまん
本当にありがとうございました
これ起きてからの話もあるんだが、これで帰還ということになっております
だれか次投下待ちいるかな?
いないんならもう最後まで一気に投下しちまおうと思うが・・・
多分大丈夫だ、行ってしまってくれ
891 :
つなぎな私中尉。じゃあ一気に投下する。すまない。:2010/11/16(火) 16:02:58.18 ID:+tKlj+TN0
---------------------------------
夕方
部屋にて
私「・・・ん・・・。ハッ!」ガバッ
私「・・・・。無事みたいね・・・。」
コンコン ガチャ
もっさん「お!やっとおきたか。大丈夫か?」
芳佳「私さん大丈夫ですか?なにか途中で寝ちゃってましたけど・・・。」
私「二人とも、大丈夫だよ。でもすみません、運んでもらっちゃって。・・・あいつらはどうなりました?」
もっさん「あいつらは軍法会議にかけられるらしい。心配しなくても大丈夫だぞ。」
私「そうですか・・・。ありがとうございます。」
もっさん「それはあとで、みんなに言うといい。それより最後に使った技はなんだ?たしか・・・」
私「桜花ですね。あれは、残ってる魔力を全部使って刀に全てこめて、敵を一刀両断する技です。一発しか撃てませんけど。」
892 :
つなぎな私中尉。:2010/11/16(火) 16:04:35.63 ID:+tKlj+TN0
もっさん「すごい威力じゃないか。驚いたぞ!」
芳佳「へぇ〜、なんかすごい技ですね・・・。でも魔力が回復すればまた使えるんですよね?」
私「大丈夫よ。・・・今夕方ね。そうだ、みんなにご飯作る約束してたんだった!」
もっさん「ん?そういえば、整備兵たちもなにか騒がしかったな・・・。おまえまさか・・・。」
私「えっ、もしかして整備兵さんたちにご飯作る約束とかだめだったかな?」
芳佳「えっ、そうなんですか?じゃあ私も手伝います!」
もっさん「わっはっは!まぁ今日くらいはいいだろう!楽しみにしてるぞ!」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ハンガー・・・全員集合?・・・にて
私「えーと、まず皆様に申し上げておきます。今回は本当にすみませんでした!」
私は思いっきり、冷たい地面に頭をこすりつけるほど、土下座をする
ざわざわと少し声が上がるが私は続けて言う
私「今回の事件に関しては、私の最悪な判断が招いてしまった結果であります。それに対しみなさんが力を貸してくれたことには
本当に感謝しています。ここに謝罪と感謝を申し上げます。」
893 :
つなぎな私中尉。正直最初から最後までgdgdだったな・・・。:2010/11/16(火) 16:05:53.32 ID:+tKlj+TN0
もっさん「私も謝ろう。扶桑のものが本当に迷惑をかけてしまった。しかし私中尉を責めないでやってほしい。こいつが私に密告してこなければ
今頃、多大な被害がでていただろう。」
私「い、いえ別に坂本さんが悪いわけではなくてですね・・・。本当はもっと早くに言うべきでしたね・・・。すみません。」
ミーナ「ふふっ、あの男たちに関しては、処分待ちだけど、たぶん生半可な罰じゃすまないでしょうね。
研究書類も全部燃やしたし、機械も全部破壊したし、痕はほとんど残らないでしょうね。」
シャーリー「ま、そんなことはおいといて!はやくご飯たべようぜ!もう待ちきれないぞ!」
ルッキーニ「あたしも〜!とりあえず全部うまくいったんだし、もういいじゃん!はやくたべよ〜よ〜。」
バルクホルン「おまえたちな・・・。」
ペリーヌ「あなたたちはもう少し我慢というものを身に着けるべきですわ・・・。」
ミーナ「まぁその辺にして終わりましょう。おいしい料理も冷めてしまうわ。」
私「えと、わかりました。今回は色々とおわびに整備兵さんたちにもふるまうことにしました!お口に合うかわかりませんがぜひ楽しんでください!」
整備兵たちから歓声があがり、なにか色々と楽しそうに笑っている
もっさん「わっはっは!まぁ今日は無礼講だ!明日もネウロイは来ないと予報が出ているしな。」
ミーナ「じゃあ、食べましょうか。まぁとりあえず・・・えっと美緒?扶桑では始まる前になんていうんだったかしら。」
もっさん「ふふっ、扶桑流にいくか!では、皆かんぱい!」
894 :
つなぎな私中尉。:2010/11/16(火) 16:07:15.88 ID:+tKlj+TN0
乾杯という大きな声がハンガー内にこだまする
料理に関しては、たくさんつくってバイキング形式にしてみたが、もしかしたら足りないかもしれないとひっそりと感じながら
料理がうまくできたかは緊張していた・・・
しかしそれは杞憂で整備班長がうまいうまいとばくばく食べていたので、これはうまくいったもんだと思っていた
ミーナさんとエーリカは整備班長や他の整備兵と楽しく話しながら食べているし、美緒とペリーヌはなんかはしゃいでいたし
シャーリーとバルクホルンはなにか・・・言い合いしながら食べていたがなぜか楽しそうだし、エイラはサーニャに料理を取ってあげて一緒に楽しそうにしてるし
ルッキーニ・芳佳・リーネは整備兵たちと同じ食卓について雑談している
まぁおおむね成功だな・・・・
と私は一人でくるくるとそれを胸中で何度も回すように繰り返しうれしがりながら、自分の部屋に酒瓶を置き忘れたのでとりにいくことにした
------------------------------
895 :
つなぎな私中尉。たぶんこの俺を覚えてるやつはいないと思うが。:2010/11/16(火) 16:08:26.23 ID:+tKlj+TN0
廊下・・・
?「あれ・・・なんで誰もいないんだ・・・・?」
一人の見慣れない男を見つけた、いやみたことはある・・・
風貌はいたって普通だが・・・少し警戒しながら近づいて話しかけた
私「申し訳ありませんがどちらさまですか?」
???「あ、すまない。ここに配属してたんだが、大怪我して入院してたから、休養をもらっていたものなんだ。実は今日無理やり退院させてもらってね。
約4週間ぶりに帰ってきたってわけさ。それよりあんたこそだれだ・・・・?」
私「申し遅れました。扶桑の私中尉といいます。えっと皆さんは今ハンガーで食事してますよ。どうもみたことがないと思っていたらあなたが抜けて
私がはいったようですからタイミングが合わなかったんですね・・・。」
???「ははは!今みんなはハンガーか。私中尉に関してはそういえば聞いていたよ。少佐の昔馴染みが入って、楽しくしてる、と
見舞いに来てくれたときにね。それと・・・俺は、俺中尉だ。」
私「同じ階級か〜。じゃあ、案内するよ。あ、その前に酒をとりにいにいきたいんで、いいかな?」
俺「俺も酒は大好きだな。ぜんぜんいいよ。」
〜〜〜〜〜〜
896 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 16:09:14.34 ID:AYHAAq2QO
今日予約あったっけ?
ないなら2000頃投下したいが…
そしてチョコって複数いたんだな。想像したら……ああっすぅ〜
支援
897 :
つなぎな私中尉。:2010/11/16(火) 16:10:31.25 ID:+tKlj+TN0
私の部屋
俺「・・・きたねぇ・・・。エーリカほどとはいかないけども、きたねぇ。少しは片付けないのか?」
私「どうせ片付けても、なぜかこうなっちゃうし・・・。あったあったここだ。」
俺「(かわいいのにこれか・・・。ズボンやパジャマも脱ぎっぱなし・・・。しかもビンも結構おちてるな・・・。)じゃあいくか・・・。」
私「ふう・・・。・・・私はさ、ちょっとひと段落終わったんで、またどっかいっちゃうんだよね。」
俺「?ここをでるのか?」
私「そうよ。ちょっとやらかしちゃってね。それで証言させられるために一旦呼び戻されるとおもうから。」
俺「その様子だとまだみんなには言ってないみたいだな・・・。なぜそれを俺にいうんだ?」
私「ふふっ、なんででしょうね。”―――”さん。」
俺「・・・なぜ・・・その名を?つれてきたのも確かめるためか。」
私「ちょっとね。あなたのことは一部で有名になってるわよ。オペレーション・タラニスの一件でね。」
俺「やっぱりか・・・。結構隠蔽したと思ったんだが、少し派手にしすぎたか・・・。」
私「ふふっ、まぁそれほど広まってないから大丈夫よ。えっととりあえず、ハンガーに行こう!私だけいないのも悪いし・・・。あなたもね。」
俺「私がそんなこと聞いてくるから、なにかするんじゃないかと思った・・・。」
私「はぁ・・・そんなわけないじゃない・・・。それと、まだあなた戦う気なの?」
俺「あたりまえだろ。まだ俺は青春の18歳だぞ?」
私「え、18だったの?」
俺「えっ?」
私「いえ、なんでもないわ。少し私の目がおかしかったようね・・・。」
俺「そ、そうだな。少し・・・疲れてるだけさ・・・。」
898 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 16:11:16.37 ID:tr0tXCHq0
899 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 16:12:49.72 ID:+tKlj+TN0
なぜかこの男は・・・私と気が合う気がした
今思ってもよくわからないけど・・・私が聞いた話とは全然ちがうな・・・
さて、そろそろハンガーにいこう
501には全然名残おしくて、まだいたいけど、美緒に少しでも追いつくためにがんばらないとな・・・
誇れるようになったらまた戻ってくるか
うん、そうしよう
私「ねぇ、俺。一旦ここ離れるけど、みんなを怪我させたらただじゃおかないわよ。」
俺「当たり前だ。でも・・・私も戻ってきたらいい話だ。」
私「はぁ・・・戻ってこれるかわからないから、言ってるんでしょ?」
俺「この輪にいたいなら戻ってこれるさ。それだけの話だ。」
私「ふふっ、簡単にいうわね。」
>>896 確か今日の夜あいてたらとかするって言ってた奴がいたような…
901 :
つなぎな私中尉:2010/11/16(火) 16:18:26.84 ID:+tKlj+TN0
たしかにこの男の言うとおりだ。
一旦向こうに戻ってそれから考えよう、これからのことを。
まだ扶桑でやることもあるかもしれないし、なにかいいことがあるかもしれない。
別に離れていたって大丈夫だ。
自信を持って言える。
私にはみんなとの絆がある。
それが断ち切れない限り、どこかで縁はある。
私「さぁて、のみまくりますか!」
続く?終わり?
はい、これでつなぎな私中尉は終わり?とさせていただきます
正直女キャラって難しいかった・・・
支援してくれた人、読んでくれた人、本当にありがとう
ながかったと思うが・・・すまん!
902 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 16:20:56.22 ID:AYHAAq2QO
>>900 そうなのか。ならその人が名乗り出たら優先ということで様子見しとく
空いてたら行くよ。でもまだ推敲終わってないから投下できるか……
903 :
898:2010/11/16(火) 16:23:49.58 ID:tr0tXCHq0
今度こそ乙!
みんな夜なのか?
905 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 16:32:46.24 ID:+HWTLFOs0
乙!
いやあ面白かったぜ!
今日の夜は混むぞー
906 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 16:33:45.74 ID:AYHAAq2QO
乙でした
つなぎな私中尉ってこの俺中尉が帰って来る間の物語という意味なのかな?
確か前に作者がいろんな意味でつなぎと言ってた気が…
てことは次は俺と私の物語が始まるということか!楽しみだ
907 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 16:34:31.95 ID:tr0tXCHq0
乙乙、この俺は氷でいいのか?
乙っした
19時くらいは開いてるのかな?その時間には帰れそうだし、予約させてもらいます
910 :
私中尉:2010/11/16(火) 16:40:41.53 ID:WsoPd3/tO
携帯ですまない
さるっちまった、つなぎ、というのは上の方のいう通りなんだぜ
読んでくれた方本当にありがとう
考えているのは
@氷男の続編、いちゃと戦闘比はまだ何対何か考えてない
A私中尉の続き
B新しく、働きたい無職俺
のうちのどれかなんだ
私と俺を混ぜるのも可能だとは思うが・・・
希望あれば助かる
軽く投下しとくか?
912 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 16:45:10.86 ID:+HWTLFOs0
>>910 個人的には1希望
お姉ちゃん√で1番好きだった
最近俺が冗談じゃなくほんとに魔人になってきた…
確か
>>348から
夜〜深夜…格納庫
俺「・・友の野郎・・よりによってこのストライカーを置いて行くか」
友が土産として置いて行ったものは新しいストライカーと一つの武器だった
俺「てっきりこの武器だけだと思っていたぞ・・」
エイラ「大きい銃ダナ・・」
サーニャ「俺さんの武器って大きいのばかりですね・・・」
俺「対人戦なら普通の武器を使うって・・・
こいつは“フェンリル”といって2年程かけて作った魔銃なんだ
自動追尾、複数弾、単発弾とまあ自由な戦い方の出来るスグレモノだ」
俺はストライカーの方へと向き直る
あいつの事だ…改良して壊れた前のストライカーより性能は高いだろう
俺「久しぶりだな・・“ゲイル”・・先の大戦以来か」
宮藤博士の残した設計書を参考に彼の助手だった俺の友が独自に開発したストライカーだ
今となっては原型すらも留めていない…もはや別物の漆黒のストライカーと言っても過言ではないだろう
改めて名付ければ“ブラックゲイル”だろうな
サーニャ「この機体・・前のと違ってパーソナルマークが入っています」
エイラ「ほんとダナ・・交差させた剣の交差部分の下の位置に杯が置かれてる絵ダナ・・・」
916 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 16:51:25.68 ID:GSJ6lwfcO
無職中尉希望
俺「そうだな
しかし幾らストライカーがあっても試運転させないと駄目だ・・
夜間哨戒は無理だぞ」
エイラ「そんなに頻繁にネウロイがでるわけじゃないダロ?
別に良いじゃなイカ」
俺「距離600に小型ネウロイ少数3時間後にロマーニャに到着予定
といった感じだ
後は半球に反応が無いから倒したらもう戻って来い」
エイラ「・・でも前のは探知出来なかったじゃなイカ
大丈夫なのカ?」
俺「確かにそればっかりは俺も探知出来ないしな・・
よし、これを二人に渡す、危なくなったら使え」
サーニャ「これは・・拳銃ですか?」
エイラ「これが何の役に立つんダヨ」
918 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 16:53:08.08 ID:WsoPd3/tO
>>907その通りです
このスレが終わるまでに一番多かった希望を投下するよ!
支援する!
俺「これは特殊な信号弾だ
詳しく説明している暇は無いが撃てば俺に居場所が知らせるものだ
信号を確認したら他のウィッチに出撃させる
・・はやいに越したことはない、ネウロイを叩き潰して来い」
どこか不満そうな二人を見送り格納庫から外に出て手持ちの機械に目をやる
信号弾による位置の伝達に使うものだ
細かく伝わるわけじゃ無いが大体の場所は把握できる
無いよりはマシなものだ
俺「リーゼ、ロッテさっきから静かだがどうした?」
(空気を読んでました…わけではなくて)
(少しでもマスターが力の制御が上手くいくように奮闘中です
予定通りに行けばこんなの無駄な事ですけどね)
アッヒェンバッハ 支援
俺「そうか、ありがとう
でも無駄な事じゃないぞ?
その時が来る迄は出来るだけ制御出来た方が楽だからな
・・しかし軍は俺を死亡扱いにしてたか・・・想定内だというのがなんか悲しいねぇ
まあいいか、元々これが終わったら本来の俺の戸籍に戻す予定だったし」
(…少しの間作業に集中します
信号弾による警報または通信が入り次第起こすのでマスターは少し休んでください
そのほうが作業しやすいです)
俺「・・わかったちゃんと起こせよ?
後、二人が帰ってきても起こせ」
(はい、良き眠りをマスター)
格納庫へと戻り部屋に入るそこには見慣れない本が置いてあった
俺「これも友の置いていったものか?」
何気なく本を開く…しかし中は白紙だった
メモ帳か何かだろうと思い直し元の場所に戻し横になった
二人が帰ってきたのは早朝だった…
仕事熱心だな、うん
俺はリーゼに叩き起こされ(腹パン)二人を迎える
俺「お帰り二人とも怪我はなさそうだな
今日の夜は俺が一人で行くから二人は休んどけ」
エイラ「アア、ただいマ
・・一人で行くのは危険ダゾ?」
俺「サーニャが一人で飛ぶときだってあるんだろ?
なら大丈夫だろ
ほら、サーニャを部屋に連れて帰れ・・完全に寝てるけどな」
エイラ「ムリダナ、わたしじゃ運べナイ・・」
俺「俺はお前達の部屋まで行きたくない
だから俺の部屋に一旦起きるまで寝かせとくが良いか?」
エイラ「サーニャに変なことするナヨ!」
俺「じゃあお前もサーニャと一緒に寝てろよ・・面倒臭い
俺は自主訓練に行くから」
二人の首根っこを掴み階段を昇り部屋に入ってベッドの上に置く
エイラがなんか言ってるがどうでも良い事だったので聞き流した
俺は重りの入ったバッグを背負い基地の周りを走り出した
――――――――
2時間後…格納庫前
俺「ふぅ・・朝の訓練終了っと
次は…ストライカーの試運転だな
朝食がてら少し休んでから行うとしよう」
シャーリー「よー俺ー!朝から訓練かー!」
俺「おはようシャーリー、いま朝の訓練が終わったところだ
これから軽く朝食を取ってストライカーの試運転の予定だ」
シャーリー「ああ、新しいストライカーが来たんだって聞いたよ
なあ、壊れたやつわたしにくれよー」
俺「あれはテスト機だから無理だしもう友が持って帰ったよ」
シャーリー「そうかー・・残念だ
ところでいつも食堂に来ないけど何食べてたりするのさ?」
俺「何食べてるかって?
携帯食料とドライフルーツを少々」
シャーリー「ドライフルーツはともかくあんなマズイ携帯食料をよく毎日食べてられるな・・
遠征とかじゃないんだから食堂でご飯食べないか?」
俺「俺は味覚が無いから手早くて済む携帯食料とかで充分なんだよ
なんだその顔は?」
シャーリー「いや・・味覚が無いのは辛いだろーなと思っただけさ」
俺「別に・・味覚が無いのは自業自得だから仕方ないさ」
シャーリー「何があったかは知らないけどさ
仕方ない事は無いだろ?
おっと・・少し話し込んじゃったな、わたしも朝食取りに行くんだった
たまには来いよー!」
そう言ってシャーリーは木の上で寝ていたルッキーニを呼び起こして二人で食堂へ行ったのだろう
そういや携帯食料部屋だったなー…
予定繰り上げでストライカーの試運転を先にするか…
――――――――
格納庫内発着所
俺「ストライカー各部、異常無し
出力チェック、現状異常無し
現在時刻0830時・・試運転を開始する
先ずは通常巡航モードから」
ストライカーに魔力を送り込み加速し上空へ飛ぶ
初速も加速度も悪く無い
技術飛行も試してから着陸する
俺「次は高速巡航モード
0840時・・開始する」
通常巡航に比べ初速も加速度も高いが技術飛行には向いてない
再度着陸し最後の試運転を開始する
俺「最後に格闘モード
0850時…開始する」
初速も加速度も他二つより低いが小回りが効き高度な技術飛行を他二つに比べ行い易い
着陸しストライカーを脱ぐ
俺「短いが試運転程度だしこれくらいで良いか
長時間運用による障害の有無は実戦で確認かな
テストして疲れて飛べないということが万が一にもあっては困るしな」
整備班長「朝から精がでますね特務大佐
吸います?」
そう言って煙草を差し出してくる
こいつは…整備班長だったかな
俺「貰っておこうかな安物の煙草の方が俺にはあってる」
整備班長「安物ですいませんね・・」
火を借りて煙草に点火する
俺「気を悪くさせたならすまない
高い煙草なんて椅子に踏ん反り返ってる馬鹿が吸うもんさ」
整備班長「ははっ違いない
しかし女性を部屋に連れ込むとは特務大佐も中々」
盛大に噎せた
何時から見てた…
俺「げほっ!げほっ!か、勘違いするなよ!?別にやましい事なんか無いんだからな!?」
整備班長「知ってますよ
しかし良いんですか?見られて困るようなものが一つくらい有るのでは?」
俺「その考えは無かった・・部屋に戻らないと」
煙草を灰皿に捨て部屋に走る
――――――――
格納庫内自室前
俺「正直気付いた時には手遅れとかよくあるよな・・・」
扉を開き中に入るとエイラが本を読んでいた
幸いサーニャは寝ているようだ
…ちょっと涎垂れてんぞ妹よ
俺「人のアルバムを勝手に読むなよエイラ・・・」
妹の涎をティッシュで拭ってごみ箱に捨てる
ベッドに零されると色々困る
エイラ「ちょっと魔がさしてナ
小さい頃のサーニャの写真ばかりダナ」
こいつは本当にサーニャが好きだな…
俺「俺の写真は一緒に住んでた頃に一緒に撮ったのが数枚しか無いからな
もっとも俺が頼んで家のは捨ててもらったからサーニャは見たこと無いがな
いや、元家か」
俺はベッドの上のエイラの横に腰掛ける
しえんぬ
エイラ「わ、わざわざよ、よ、横に座らなくても良いダロ!」
俺「こら、サーニャが起きちゃうだろ大声出すな
どこに座ろうが一緒だろ
大声出さなくて済むここが良いと思っただけだ
まあ何故義兄か話してやろうかな」
エイラ「し、仕方ないから聞いてヤル」
俺「・・じゃあ聞いてもらおうかな
俺はサーニャの両親と昔から仲の良かった夫婦の子供だった
ある日俺の家族がいる所にネウロイが襲ってきてな
親は死亡、俺は両腕を無くした
その時この今は両腕の二人に助けられた
その後サーニャの両親が俺を引き取ってくれた
それから一年してサーニャが産まれたんだ
それから4年間サーニャと過ごしたがある日俺は軍に連れていかれた・・
でもサーニャの両親は悪くないんだ、軍が無理矢理連れていったからな
軍に行った後、色々実験とかされたわけだ普通の奴なら耐えられないような酷いなやつをな
それで・・」
エイラ「もうヤメロ!そんな話聞きたくナイ!」
隣を見ればエイラは泣いていた
いや、泣くような話はしてないはずだろ
俺「少し余計な事を話し過ぎたな
でも泣くような事は話してないだろ・・・」
エイラの頭を撫でる…今回は怒られなかった
俺「そういえば昔はよく泣いてるサーニャを膝の上に乗せて頭を撫でたもんだ
流石にその歳になると恥ずかしいだろうし乗せたりしないがな」
エイラ「わ、わたしはそんなに子供じゃないダロ・・
デ、デモノセタイナラ…」
俺「すまん、最後の方が聞こえなかった
なんだ?」
エイラ「な、なんでもないゾ・・・
そ、それよりもう大丈夫ダカラ・・」
俺「?そうか
あまり泣かないでくれよ?
正直泣かれると辛いからな・・」
俺はエイラの頭から手を離す
931 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 17:31:41.75 ID:+tKlj+TN0
支援!
ウウ―――!ウ―ウ―!
ミーナ《ネウロイです!探知不可のステルスタイプで目視で確認!
ウィッチは全員出撃!その他の人員は避難命令を発令します!》
(マスター、私達にも感知出来ないタイプです)
(…一つ思い出したことがあります
846文書による実験を覚えてますか?)
俺「・・そういうことか!
成功させやがったのか!?」
インカムを手に取り他のウィッチに呼び掛ける
俺「ストライクウィッチーズ総員に通達!おまえ達は基地に待機!特務大佐が命じる!総員基地に待機!
理由は後で話す!」
ミーナ《・・基地上空に待機でもよろしいかしら?》
俺「希望するやつだけならな!
エイラ!お前はここにサーニャと居ろ!
夜間哨戒の後なんだから上空には上がるな!」
走り出そうとするとエイラに抱き着かれた
緊急事態だぞ!
エイラ「理由はわからないケド・・無理スンナヨ
ちゃんと帰ってコイヨ、絶対ダゾ!」
俺「わかったから離れろ!
必ず帰ってくる!」
悪いと思ったがエイラを引き離し部屋を出てストライカーの所へ急ぐ
エイラ「・・ハッ!わたしは一体何をしてるンダ!//
抱き着くトカ何考えてンダヨ!」ドキドキ
――――――――
格納庫内発着所
俺「“エンゲージ”!
ゲイル!高速巡航モードで発進!接敵時に格闘モードに変更!わかったか!」
・―All-right.Boss
・―Striker-"Gale"-Ignition
俺「お前の声も久しぶりだな!
行くぞ相棒!」
ストライカーに魔力を送り飛ぶ
…でもいくら張り切ってるからっていきなり音速は無いだろ相棒
数分で敵の前に着き無線を切る
友…顔が軽く痛いんだが
俺「お前は・・改造ネウロイか?」
《そうだ、私の任務はあの基地の破壊…ウィッチの殲滅、そしてお前を殺す事だ》
やっぱり成功させやがったのか!あの馬鹿共!
俺「・・前のもお前の仲間だな
正直死にかけたよ
でも今日は生きて帰るって約束したから死ぬわけにはいかんのだよ
俺が魔人と呼ばれる本当の理由、知ってるか?」
935 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 17:44:45.35 ID:+HWTLFOs0
しえーん
936 :
ナトリウム:2010/11/16(火) 17:45:40.77 ID:60km1pvH0
しえん マーン
《知らん、貴様が交わした約束なんて破らせて貰う…死ね!》
大型ネウロイから小型が大量に湧き出てくる
以前のと似たような奴か
俺「残念だが俺は前より強いぞ?
“フェンリル”一発で小型を喰いちぎれ!」
俺はトリガーを引く
銃口から巨大な光が発射され細かく分離し小型のネウロイを次々と消していく
しかし大型から次々と出現しきりがない
俺「おもしれェ久々に骨のある奴じゃねェかァ!
おいリーゼェ!ロッテェ!お前らもそう思うだろォ!」
(マスター、戦闘に集中してください)
(あれを使えとは言えませんが今回は基地も近く得策ではあります)
俺「チッ!あれつまんねェんだよォ
しかも代償デカイしよォ
でもまァ仕方ねえかァ
妹達護りてェんだよなァ・・・」
(マスター…ごめんなさい)
(出来ることなら私達も使わせたくは無いです…)
俺「わーかッてるに決まッてんだろォ!
死ぬわけじャねェ!一発魔人の必殺技ぶち込んでやるぞォ!」
正気に戻り“フェンリル”を構え魔力を練り込み最高で最悪な固有魔法の一つを放つ
俺「魔人の拒絶の力をぶち込む!喰らって死んどけ!
“リジェクション”!!」
先程とは比べものにならない膨大な光量を真上に撃ち出す
光が流星群のように大量に降り注ぎ全てのネウロイを飲み込み拒絶するように消し去る
戦闘が終わり無線を繋げる
俺「状況終了、帰還する」
――――――――
昼前…格納庫内
俺はストライカーを脱ぎ点検する
異常無しか流石だな
サーニャ「俺さん・・お帰りなさい・・」
俺「ただいま、サーニャ
エイラもただいま・・ちゃんと生きて帰ってきたぞ」
エイラ「お、おかえり・・
なんか気恥ずかシイナ・・」
サーニャ「俺さん・・アイスコーヒーです
喉・・渇いてますよね?」
俺「ああ、ありがとう」ゴクゴク
あれ…なんか眠くなってきた…そうか…力を使ったからか
なんとか力を振り絞り部屋に入りベッドに横になる
あ…なんか良い匂い
そのまま俺は意識を落とした
エイラ「サーニャ・・あのコーヒーなにか入ってたノカ?」
サーニャ「わたしは知らないわエイラ・・疲れが溜まってたんじゃ無いの?
わたしはまた寝るけど・・エイラも寝る?」
エイラ「そうダナ・・わたしも寝るゾ」
――――――――
夕方…自室
最近二人の様子が変です
何が変ってよく思い出すとほとんど俺の隣にいないか?
それでさ、今も物理的に両隣にいるわけだ
…身体が動かせない
嫌なわけじゃなくむしろ心地好いのだが俺にそんな幸せがあって良いのか…
ちょっ!こら!胸押し付けるな!
…たまには良いような気がしてきた
二人の頭を撫でる
幸せそうに寝て…
怒られるのは俺一人で良いか
ゆっくり二人から離れ身嗜みを整え部屋を出る
俺「まあ俺の責任なんで二人には何の罪も無いぞ坂本」
もっさん「お前は二人とは仲が良いしな・・今回だけは見逃しといてやる
それでだ、先程の戦闘について話してくれるのだな?」
俺「ああ、確証が得られた
二人には俺から話すとして他のみんなを集めてくれ」
941 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 18:13:30.07 ID:zWjazWMTO
しえん
――――――――
ブリーフィングルーム
俺「さて、どこから話そうか」
ミーナ「核心からと言いたいけれど先に戦闘中に無線を切った理由から聞いていいかしら?」
俺「聞かれて困ることがあったかもしれないからだ
特に何かあったわけではないがな」
(マスターって息をするように簡単に嘘つきますよね…)
(リーゼ…マスターだってつきたくは無いんですよ?)
もっさん「それが本当かどうかを問い詰めても仕方ない・・次にいこう
あの最後に撃ったのはなんだ?
正直に言うとあれを見た時寒気を感じた」
俺「・・俺の固有魔法の一つとでも思ってくれて良い
それがなにであろうと対象を消滅させるものだ」
もっさん「ほう・・しかし反動も大きそうだな
どうなんだ?」
俺「・・・気にするな
必要なときしか使わないからな
よし、あのネウロイはなんなのか・・核心を話そう」
もっさん「待て、まだ質問には答えてないぞ」
俺「教える気は無い
ただ軽々しく使えるほど小さいわけじゃないくらいは言っておこう
話し戻してあのステルスタイプのネウロイだがな
あれは改造ネウロイだ
人工ネウロイとも呼んでいい
どこの馬鹿が造ったかもわかってるが教えられない
知ってしまえば人間同士の戦争は免れないかもしれないからだ・・
納得してくれ・・・」
ミーナ「わかりました・・
納得は出来ませんが今は話してくれそうに無いですしね」
俺「・・対処法を教える
全員が出撃しないこと
知性が人間近く高いので撃破しても気を抜かないこと
哨戒を増やすこと
必ず三人以上で対応する事
見分ける方法はこの基地に向かって来るかどうかだ
幸い量産できるものではないから遭遇することは多くは無いのが救いだな」
ミーナ「・・勝率はどのくらいかしら?」
俺「色んな組み合わせから平均的に考えて8割だな」
もっさん「それはお前があの固有魔法を使っての勝率か?」
俺「いや、使わないで高く見積もった勝率だ」
後少シデ力モ制御出来ルシナ
俺「多分・・必要な事は話したな
俺は少し出掛ける・・
最後に・・今日一日はここにいない二人も含めてみんなで楽しんでおけ」
ミーナ「・・貴方は何処に行く気かしら?」
俺「なに、知り合いと舞踏会に行くだけさ・・明後日には帰る」
ルッキーニ「俺・・なんか怖いよ・・・」
子供は察しが良いな…もしかしたらわかりやすいくらいに表情に出てるのかもな…
俺「怖がらせてごめんなルッキーニ・・
これ、前にあげられなかったお菓子だ
部屋にまだあるから欲しかったら取っていくんだ」
チョコを渡し頭を撫でる
…色ボケしてるかもしれんな俺…
俺「・・行ってくる」
次回予告
俺「各国の大総統、夜分遅くに申し訳ない」
大総統と会話する俺
友2「そうか・・フランカは元気にしてるか」
勝手に借りた他の俺
俺「Operation-Guillotineを行おう、諸君」
ついに少しだけ俺の正体や部隊が明かされる?
長々とすみません
支援ありがとう
946 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 18:35:21.63 ID:oQ4Ht4HSO
乙
乙
次回期待
なんでここまで話しが大きくなってしまったんだろうな・・・
なんとか最後にはまとめるけどさ・・・
949 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 18:43:03.94 ID:ncNkYmSmO
え?もしかして喉?
乙
続き気になるー
19時頃に予約してた者だけど、少し早いが投下していいかな?
>>949 キャラ崩壊させてないか心配だがな…
つか勝手に借りちゃってるけどな
>>950 GO!GO!
952 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 18:49:22.57 ID:02NYwu4k0
行け
953 :
怪盗:2010/11/16(火) 18:51:20.33 ID:tpFwwZi0O
よーし、誰得ペリーヌ√はっじまっるよ〜
ガリア パ・ド・カレー
ペリーヌ『ふぅ・・・』
ネウロイからの母国の奪回、自らの本懐をなしえた彼女は、復興に向けて活気づく人々を見て、己の汗を拭った
リーネ『御苦労さま、ペリーヌさん』
そう言って飲み物を差し出してきたのは、友人であり、戦友でもあるリーネだった、ストライクウィッチーズが解散した後も彼女はガリアの復興に協力してくれている
ペリーヌ『ありがとう、リーネさん』 ニコッ
水を受け取りながら、彼女は二つの意味を込めた感謝の言葉を述べた
リーネには本当に感謝している、ウィッチーズにいた頃はガリア奪回のために己に余裕が持てず、芳佳共々彼女には強く当たってしまうことも多々あった、しかし
ペリーヌ(そんな私に、ここまで協力してくださって・・・全く、頭が上がりませんわ)
ペリーヌ(そんなリーネさんのためにも、一刻も早くガリアを復興させなくてはなりません!!)
ペリーヌ『さぁ休んでいる暇なぞありませんわ!!行きますわよ!ペリーヌ!クロステルマン家の誇りにかけて!!!』
そう決意をあらわにする彼女に、リーネや街の人々は本当の貴族のあり方
真の『ノブレス・オブ・リージュ』を見た
954 :
怪盗:2010/11/16(火) 18:54:41.55 ID:tpFwwZi0O
夕刻 パ・ド・カレー郊外
リーネ『復興作業、順調に進んでますね、ペリーヌさん』
ペリーヌ『ええ、本当に』
本日の復興作業を終え、家路を辿る二人
ペリーヌ『これも皆さんの努力の結果ですわ』
リーネ『ふふっ』(1番頑張ってるのはペリーヌさんなのに)
リーネ(そんな事、口にも出さないんだから)
そんな二人のすぐ目の前、大量の物資を運ぶ少年が目に入る、ガリア復興財団の人間だろう
ペリーヌ『また補給物資ですの?ありがたいですが最近あまりにも多すぎますわ、一体誰が?』
財団員『あぁ最近の補給物資は全て、同じ方から匿名でいただいております総額は1億を超えるとか・・・』
ペリーヌ『一体、どこの誰が?』
財団員『あくまで噂に過ぎませんが、怪盗紳士をご存じですか?』
ペリーヌ誰得だと?
956 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 18:57:43.10 ID:WsoPd3/tO
魔神さん乙
支援
957 :
怪盗:2010/11/16(火) 18:57:41.87 ID:tpFwwZi0O
ペリーヌ『ええ、パリを中心に活動する怪盗で、なんでも不可思議な術を使うと聞いておりますわ・・・つい先日もマリー・アントワネットの首飾りが盗まれたとか・・・』
リーネ『かっこいいですよね〜!!予告状を出して、どんな厳重な警備もくぐり抜けてしまうんですから!!』
ペリーヌ『リーネさん、やっている事はコソ泥ですわよ』
リーネ『あ、ごめんなさい』
ペリーヌ『で、その怪盗紳士と補給物資に関係がおありなんですの?』
財団員『ええ、実はその匿名の方の寄付が行われるのは決まって怪盗紳士が出没した後なんです、それも盗まれた美術品とほぼ同価格の物資が送られます』
リーネ『やっぱり義賊って噂は本当だったんですね〜!!』
ペリーヌ『補給物資はありがたい話ですが、そのような汚れた金でガリアの復興を行っていると考えると、おぞましいものですわね』
財団員『しかし、それが事実であれ、我々にとっては正直ありがたい話です、貴族の方々の多くは復興支援とは形だけで自分の財産を守ろうとする人々が多いですから』
リーネ『そんな人ばっかりじゃありません!!現にぺリー・・・』
ペリーヌがリーネの口を遮る
ペリーヌ『確かに、悲しい事ですがそれが現状です』
ペリーヌ『しかし、我々は誇りを失ってはならないと、私は思っております』
そう気丈に振る舞うペリーヌの姿が、リーネにはどこか疲れた様に見えていた
958 :
怪盗:2010/11/16(火) 19:01:03.41 ID:tpFwwZi0O
夕刻 ペリーヌ自宅
リーネ『た、大変!!』
リーネが慌てているのには理由があった
ペリーヌ『まさか私宛に届くとわ、思いもよりませんでしたわ』
ペリーヌ宛てに届いた手紙
そんなリーネとは裏腹に落ち着き払っているペリーヌ
差出人は有名人
リーネ『なんでそんなに冷静なんですか〜!!』 アタフタ
その内容は
ペリーヌ『だって慌てても、明日にはいらっしゃいますもの』
【予告状
明日の宵、クロステルマン家に伝わる家宝『白銀のレイピア』を頂きに参上する
全てはガリア国民のために
怪盗紳士 】
ペリーヌ『怪盗紳士様が』
リーネ『とりあえず警察〜!!』
959 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 19:01:14.84 ID:02NYwu4k0
wktk
960 :
怪盗:2010/11/16(火) 19:06:17.47 ID:tpFwwZi0O
翌日 ペリーヌ自宅
警察『全く、怪盗紳士の奴救国の英雄、クロステルマン嬢の家宝まで狙うとは!』
ペリーヌ『正直、そこまで価値のあるものでは無いのですが』
警察『奴も所詮コソ泥という事なのでしょう、我々が必ず守り抜きますのでどうかご安心を!!』
ペリーヌ『いえ、彼方がたは自宅の周辺の警備をお願いします』
ペリーヌ『あのレイピアは私の誇りですわ、私の手で守り抜いてみせます』
警察『し、しかし』
ペリーヌ『私はペリーヌ・クロステルマン、誇り高き青の1番ですわ!!』
ペリーヌ『コソ泥ごときに遅れを取る私ではございません』
警察『は、はい』
961 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 19:09:11.31 ID:ncNkYmSmO
支援
962 :
怪盗:2010/11/16(火) 19:10:58.26 ID:tpFwwZi0O
同日 夜 ペリーヌ自室
家宝のレイピアを手に持ち、ペリーヌは物思う
ペリーヌ『このレイピアは、他の家宝を全て手放し、ガリア復興支援に当てた私がどうしても手放せなかった物』
ペリーヌ『私が、クロステルマン家としての、貴族としての最後の証』
ペリーヌ『これが、盗まれれば、私は・・・』
ペリーヌ『もうこんなに・・・頑張らなくても・・・いいのかな?』
そう呟いた瞬間、開け放たれる窓
部屋に吹き込む風
怪盗『こんばんは、青の1番、あんたの誇りを頂きにきた』
顔には仮面
服は黒衣
足にストライカーユニットは履いた怪盗は、呆然とする彼女に、手を差し伸べた
それは救いか?
甘い誘惑か?
答えは、彼女にしか解からない
963 :
怪盗:2010/11/16(火) 19:16:01.08 ID:tpFwwZi0O
同時刻 ペリーヌ自宅周辺
警察『現れたぞ、怪盗紳士だ!!』
警察『あの野郎、またストライカーユニットで飛んできやがった!!』
警察『なんでもありか!?』
警察『いいから、早くクロステルマン嬢の部屋へ!!』
リーネ『ストライカーで飛んでる・・・・』
ブンブン
リーネ『いけない!ちゃんと作戦通りに動かなきゃ』
さる
965 :
怪盗:2010/11/16(火) 19:21:03.76 ID:tpFwwZi0O
ペリーヌ 自室
ペリーヌ『紳士とおっしゃる割には、ずいぶん品の無い登場の仕方をなさいますのね』
怪盗『驚いた、ずいぶん落ち着いているんだな、流石は救国の英雄ってところだ』
ペリーヌ『そんなことより、少し彼方とお話がしたいのですが、エスコートしてくださる?』
怪盗『またまた驚きだ、今度はデートのお誘いかよ』
バタバタ バタバタ
ペリーヌ『警察の方がいらっしゃいますわ』
怪盗『では喜んで、エスコートさせて頂くといたします』
ペリーヌは怪盗の手を取り、体を預ける
初めて抱きかかえられた男性は、少しいい匂いのするパリの大怪盗だった
支援
967 :
怪盗:2010/11/16(火) 19:26:05.46 ID:tpFwwZi0O
ペリーヌ自宅 上空
どこまで飛んだだろうか?もう警察は見当たらない
ペリーヌ『この辺りで結構ですわ』
小高い丘の、木の上に座るペリーヌ、怪盗は彼女の目線に高度を合わせている
怪盗『で、目的は?まさか本当にデート目的じゃあないだろう?』
ペリーヌ『当然ですわ、彼方、さっき私の誇りを頂くとおっしゃいましたわよね』
怪盗『ああ、白銀のレイピア、そいつは偉大なる救国の英雄を縛る鎖だ』
怪盗『あなたは、そのレイピアがあるせいでガリア復興の重圧を負わされているんだ』
怪盗『その、小さな体に、一体どれだけの苦しみを背負う気だ!?』
怪盗『だから、今日ここで、俺があなたの誇りという名の苦しみを盗む!!』
怪盗『だから、レイピアを渡しな』
再び手を差し出す怪盗
968 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 19:31:15.24 ID:zWjazWMTO
やだ、かっこいい
969 :
怪盗:2010/11/16(火) 19:31:18.65 ID:tpFwwZi0O
ペリーヌ『・・・』 わなわな
正直に言えば、嬉しかった自分の苦しみを理解してくれている人がいる事が
しかし、それよりも腹が立った、自分の生き方を否定されたようで
ペリーヌ『・・・』 ピコン
そう、この茨の道を歩む事は自分で決断した事
悩む事はあれど、後悔した事など一度も無い
この、誇りこそが、ペリーヌ・クロステルマンを作るものなのだから
ペリーヌ『馬鹿に・・・するなぁぁぁぁぁ――――――!!』
空気が震える
ペリーヌ『トネェ―――――ルッ!!!!』
雷鳴が走る
怪盗『やべっ!!』
怪盗とは思えない程の回避機動をとり、雷撃をかわす、しかし完璧には避けきれなかったようで、仮面が弾かれる
970 :
怪盗:2010/11/16(火) 19:36:00.39 ID:tpFwwZi0O
ペリーヌ『!?あなたは!!!!』
俺『・・・ちっ、顔を合わせるのは2回目ですね、ペリーヌさん』
ペリーヌ『昨日のガリア復興財団の!!』
俺『今回の行動は余計なお世話だったって事か・・・』
俺『あーあ残念、あんた苦しんでるように見えたんだけどな』
俺『警察の方も集まってきたようだし、そろそろ失礼するかな』
ペリーヌの放った雷撃で居場所が知れたのか、回りを警察が取り囲んでいる
ペリーヌ『この数ですわよ、逃げ切れるんですの?』
俺『なぁーに、あんたの魔法を、少し借りるさ』
俺『こうかな?トネール!!』
ペリーヌは信じられなかった、なんせ己の固有魔法である雷撃を、只のコソ泥である彼が使用した事が、冷静に考えれば、ストライカーで空を懸駆ける事自体おかしいのではあるが
ペリーヌ『そんな!!』
俺『お、これ結構便利だな』
ペリーヌ『なぜ、あなたが・・・』
971 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 19:36:05.39 ID:oQ4Ht4HSO
支援
972 :
怪盗:2010/11/16(火) 19:41:04.13 ID:tpFwwZi0O
俺『安心しな、ちょっとあんたの魔法を盗んだだけだから』
俺『ちゃんと返してあるからさ』
俺『そんじゃ、また会えたらいいな』
そう言って飛び去ろうとする怪盗に、ペリーヌは答える
ペリーヌ『そうですわね、次に会う時は、パリかしら?』
ペリーヌ『だってあなた、明日にはバスティーユの塀の中ですもの』
俺『は?』
バンッ!!
銃声が響く
怪盗のストライカーが吹き飛ぶ
俺『狙撃された!?どこから!?』
ペリーヌ『お見事ですわ、リーネさん』
そう言いながら、青の1番は美しいブロンドの髪を払った
973 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 19:44:37.21 ID:AYHAAq2QO
2000に予約したんだが諸事情で投下が遅くなりそうだから
>>898さん先に行ってくれないか?
俺はその後9時頃に変更したい。他に待ちがいるなら明日でもいいです
974 :
怪盗:2010/11/16(火) 19:46:05.19 ID:tpFwwZi0O
翌日 ペリーヌ自宅
リーネ『す、すごい報道陣ですよ〜ペリーヌさん』
ペリーヌ『全く、騒々しいったら無いですわね』
当然である、あの怪盗紳士を、あの青の1番が捕まえたのだから、どこもかしこも大騒ぎだ
ペリーヌ『行動はともかく、優しい方でしたわね』
ペリーヌは男性に初めて抱きかかえられた感触を思い出しながら、報道陣にこう語ったという
975 :
sage:2010/11/16(火) 19:53:32.70 ID:+HWTLFOs0
俺待望のペリーヌ√…!!かっこいいぞ!もっとやれ!
976 :
ナトリウム:2010/11/16(火) 19:53:36.18 ID:60km1pvH0
支援
今日の物理のテストお陀仏です
977 :
898:2010/11/16(火) 19:55:57.61 ID:zWjazWMTO
>>973 なん…だと…
まだ外にいるから早くても8時半くらいになっちゃうんだぜ
978 :
怪盗:2010/11/16(火) 20:00:15.22 ID:tpFwwZi0O
すいません、さるってました
パリ バスティーユ監獄
俺『懲役150年とかwwwもう死ぬじゃんwww』
看守『おい、お前に自由ガリア空軍大将が面会だ、出ろ!!』
俺『はぁ?軍のお偉い様がなんの用だよ』
看守『無駄口を叩くな!!早くしろ!!』
俺『はいはい』
979 :
怪盗:2010/11/16(火) 20:05:01.69 ID:tpFwwZi0O
獄長室
大将『君がパリの大怪盗、怪盗紳士かね?またずいぶんと若いな』
俺『はぁ、何の用でしょう?』
大将『率直に言おう、君に取引を持ちかけにきた』
大将『勝手に調べさてもらったが、君には尋常じゃない量の魔力がある、その力を世界のために借りたいんだ』
俺『ウィッチになれって?』
大将『ネウロイ一機撃墜の度に、懲役を5年減らそう』
大将『君が義賊としてガリアの国を助けてくれていた事は周知の事実だ』
大将『今度は世界を助けてみないかね?』
大将『悪い話では無いと思うが』
俺『まぁ、自由になれるなら・・・ね』
大将『では行き先は・・・』
俺『もちろん、最前線だよな?』
980 :
怪盗:2010/11/16(火) 20:07:22.66 ID:tpFwwZi0O
次回予告
再結成されたウィッチーズに新しく組み込まれたのは懲役150年の犯罪者
そんな彼を不審に思う物も多く
文句をつけるのはもはや定番のあの大尉
怪盗はウィチーズの信頼を手にする事ができるのか?
俺『まずは、あんたらの信用を頂くよ』
KAKKEEEEEEEEEEEE
いいねえ
983 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 20:11:30.82 ID:gj+fQdVxP
なにこれイケメンすぎる
984 :
怪盗:2010/11/16(火) 20:13:08.17 ID:tpFwwZi0O
以上です、駄文のうえ途中でさるってgdってしまい、すいませんでした
今回のテーマはペリーヌを救ってくれる人です
前作と違って恋愛成分薄目?なのかな?
支援してくれた方、読んでいただいた方、本当にありがとうございます
続きは木曜日の同じ時間帯に空いてたら投下させていただきます
985 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 20:13:08.50 ID:oQ4Ht4HSO
乙
2030まで投下する
986 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 20:13:29.85 ID:+HWTLFOs0
やばい超楽しみで吐きそう
987 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 20:15:25.76 ID:+tKlj+TN0
おつ〜
これも期待するぜ
乙!
カッコ良すぎるぜ!
989 :
鎖俺:2010/11/16(火) 20:16:33.34 ID:oQ4Ht4HSO
>>429から
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
トントン
芳佳「はい?」
俺「あの、俺だけど…」
芳佳「!」
芳佳「……」
俺「……」
芳佳「何か用ですか」
俺「うん…昨日の事…」
俺「もう一度謝りたいんだ…」
芳佳「……」
俺「……」
ガチャ
芳佳「…どうぞ」
ぎゃー!25000字書いた書き溜め消すところだった…
くわばらくわばら
>>984 面白かった!というか怪盗とペリーヌだけで〆ると思ってたのに連作とはwktkするしかないじゃないか!
991 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 20:17:22.20 ID:AYHAAq2QO
乙です
>>977 大丈夫。俺より早い。というか迷惑かけてゴメン
先にお願いします。どうしても9時すぎる俺
992 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 20:18:45.30 ID:Su65SZtJP
次スレ立てられ無かったべ
うへへ
996 :
鎖俺:2010/11/16(火) 20:24:52.59 ID:oQ4Ht4HSO
俺「昨日は本当にごめんなさい」
俺「俺が悪かったです」
俺「もう二度としません」
芳佳「顔をあげてください」
芳佳「その…私も勝手に泣いちゃったりして」
芳佳「すみませんでした」
俺「いや!いや!悪いのは俺です!謝らないで!」
芳佳「いえ!私が!」
俺「俺が!」
芳佳「私!」
俺「俺!」
芳佳・俺「……」
芳佳・俺「ははっ!はははは!」
997 :
鎖俺:2010/11/16(火) 20:27:12.86 ID:oQ4Ht4HSO
つづく
998 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 20:28:05.45 ID:+HWTLFOs0
乙
次スレで待つ。
999 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 20:28:36.39 ID:02NYwu4k0
1000 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/16(火) 20:29:42.68 ID:AYHAAq2QO
>>910の無職俺を見て
〜職安〜
職員「貴方の希望する職業を教えてください」
無職俺「えーと、ちまちました作業が苦手なんで体を動かせるトコがいいです。あ、でも働き過ぎず休憩が取りやすいトコで。
もちろん給料、保険等がしっかりしてて、なおかつやり甲斐のある会社がいいなー。
そして1番重要なのが可愛い女の子がたくさんいること…かな」
職員「しばらくお待ち下さい」
無職俺(まあ、そんな会社あるわけ無いよな)
職員「ありました」
無職俺「あるの!マジで!?どこだよその色物会社は……」
無職俺「ストライクウィッチーズ?」
体を動かす→戦争なので。
休憩→おやつの時間あり。
給料保険→兵士なのでいっぱい貰えます。
やり甲斐→ネウロイから市民を守る誇れる職場。
女の子→ニーズに合わせた11人の娘が貴方を待っています!
ていうのを妄想した…だからBがいいです
そこに氷男と私中尉が出ればもっといいです
1001 :
1001:
16歳♀暇だから全レスします☆ こちらスネーク 1990年生まれ集まれ〜☆ 安価でお絵描き
中学生 遊戯王 新ジャンル VIPで本格的にRPG作ろうぜ XBOX360
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が カレシと別れそう・・・ 初心者 鬱病♀だけど 彼氏/彼女いないVIPPERちょっとこぃ♪ き
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こ さみしい・・・誰かかまって 425はどこも変えてなかった ピカ厨 自 す
う 時代の流れ デブきめぇんだよ 捨てアド晒してメル友 メンヘラ 殺 た
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き 今のVIPが嫌ならVIPから出てけww A雑 大阪VIPPER集まれ!!☆ ま
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>>1 そっヵ、残念やわ(´・ω・`)
お 付き合ってくだしあ>< 今から元カノに痛メする
>>3 ウチは高校生だぉ☆
>>9 うはwwこれがVIPクオリティw
∩∩ V I P は ぼ く ら の 時 代 だ !! V∩
>>2 自重しろwwwww Be
ハ (7ヌ) (/ /
>>7 ブラウザゲーやらないか?
ル / / ∧_∧ || モリタポ
ヒ / / ∧_∧ ∧_∧ _( ゚ω゚ ) ∧_∧ || 埼
>>5 2chって有料なんですか?
\ \( ゚ω゚ )―--( ゚ω゚ ) ̄ ⌒ヽ( ゚ω゚ ) // 玉
>>6 え?俺マジ貧乏なんだけど
\ /⌒ ⌒ ̄ヽ ゆとり /~⌒ ⌒ / O
>>8 お母さんに何て言えば
| |ー、 / ̄| //`i構って女/ F 安価で絵描くお
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年 | | | | / \ | | ム
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