2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/09(火) 19:07:34.57 ID:V97SCMNxO
息をする。
(これは究極。なぜなら1時間以内にしていたらもちろん死亡だし、していなければリアルで死んでいるからだ)
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/09(火) 19:09:43.04 ID:vZ94Br2N0
つまんねえ
しね
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/09(火) 19:10:35.92 ID:tWdycVWe0
【前回までのあらすじ】
復活した魔族の弱点はロック!
世界最後のロッカーであるブーンたちはバンドを結成し政府指揮下で魔族と闘うことになった。
しかし<虚人>と呼ばれる、魔族以外の敵がいることがわかった。
一体これからどうなる。
( ゚∀゚)アヒャヒャヒャヒャ
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/09(火) 19:10:56.15 ID:vZ94Br2N0
つまんねえからカスみてえなまとめしかつかねえんだよwwwwwwwwwwwww
うひゃはやhyひゃひひひゃひゃひゃはあああああああああ
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/09(火) 19:12:07.91 ID:vZ94Br2N0
ざまああwwww
せっかくの連載作品なのに不人気wwwww
ざまああwwwww
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/09(火) 19:12:14.25 ID:BweLSJ70O
支援
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/09(火) 19:12:57.66 ID:tWdycVWe0
(私は誰だろう)
(ここは何処だろう)
(なんでこんなに、心が空っぽなんだろう)
(誰か教えて)
(私がここに存在する理由)
(一番怖いのは、嘘?真実?)
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/09(火) 19:13:13.34 ID:vZ94Br2N0
おまえの作文が総合や某スレで話題になったことなんか一度もねえわwwww
ふひゅひゅひゅっへへえへへへえへへええwwwwwww
空気空気くうううきいいいいいいwwwwwwww
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/09(火) 19:14:17.86 ID:vZ94Br2N0
くやしかったらwwww
あらチーの人気に勝ってみろやwwwwwwww
むりむりむりむりいいいいいwwwwww
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/09(火) 19:14:45.01 ID:tWdycVWe0
「だーかーらー!」
( ^ω^)音楽が世界を救うようです
第八話「初陣」
「俺は父ちゃんのドレイじゃないっつーの!」
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/09(火) 19:16:01.47 ID:vZ94Br2N0
連載終了したらお前の作文なんか覚えてる人いないねwww
断言wwww超断言wwwww
お前の作品はなああwwwwwww
忘れられし作品wwwwww
ロストストーリーなんだよwwwwwwww
うひゃははははあやひゃはああはひゃひゃはやははwwwwwwwww
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/09(火) 19:17:16.79 ID:alqetIBW0
支援
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/09(火) 19:17:40.73 ID:y0Vmqbm0I
しーえん!
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/09(火) 19:17:43.50 ID:vZ94Br2N0
糞空気作者あばよwwwwwww
お前もいずれ叩かれる痛みを知るんだwwwwwww
俺が一番知ってるから叩くwwwwwwww
叩かれる痛みをしれ知れ知れ死ね死ねwwwwww
うひゃはやはy
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/09(火) 19:17:57.91 ID:tWdycVWe0
爪;'ー`)y‐「ねえわかる!?俺の熱くたぎったソウルが!」
(・(エ)・)「そりゃあ、わからなくはないですけど」
▼・ェ・▼「魔王様の言いつけであるのなら守らなくては」
ここは魔族のアジトの一室である。
クマのような魔族と犬のような魔族を従えた、長髪の魔族がいた。
長髪の魔族は、肌の色以外はかなり人間に近い姿であった。
爪'ー`)y‐「魔王魔王って、そんなに魔王が大事かよ!」
▼・ェ・▼「そりゃねぇーボスですしねー」
爪;'ー`)y‐「俺だって魔王に匹敵するパワーを持ってんだぜ!なにせ俺はやつの息子だ!」
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/09(火) 19:21:25.66 ID:tWdycVWe0
▼・ェ・▼「ですが王子一人で人間と闘うのは流石に、その」
(・(エ)・)「アホでは…」
▼・ェ・▼「オブラートに包むとそうなります」
爪;'ー`)y‐「包めれてないぞ!」
▼・ェ・▼「包み違えました」
爪'ー`)y‐「へっへっへ、なぁに、俺に策がある。任せておけ」
(;・(エ)・)「嫌な予感しかしないんですけど」
▼;・ェ・▼「王子の策って、どうせ僕らを囮にして〜とかでしょ?」
爪;'ー`)y‐「えぇ〜当てるんじゃねぇよ」
▼;・ェ・▼「当たってんじゃねぇよ…」
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/09(火) 19:21:40.57 ID:l2gnZIz0O
おー今日は夕方投下じゃないのか、ありがたい
これから読むよ支援
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/09(火) 19:25:52.01 ID:tWdycVWe0
爪'ー`)y‐「でも俺たちでやつら―――“神器を操る四人”を倒せば大出世だぞ!」
▼・ェ・▼「あなたは何もしなくてもいずれは魔王ですよ」
(・(エ)・)「そうそう。時間は夢を裏切らない」
▼・ェ・▼「夢は時間を裏切らないんです」
爪;'ー`)y‐「どうして急に槇原敬之を…」
爪'ー`)y‐「確かに俺はいずれは魔王だ。でもな、親の七光りってのは気にくわねえ。
だからでっけえ功績を上げるのさ。おまえらも手伝え!」
▼;・ェ・▼(;・(エ)・)「えぇ〜」
(;・(エ)・)「じゃあもっと強そうな魔族を誘ってくださいよ」
▼;・ェ・▼「どうして僕らなんですかぁ」
人望ないんだねぇ
支援
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/09(火) 19:28:44.91 ID:tWdycVWe0
爪'ー`)y‐「馬鹿やろう!」
(・(エ)・)「わっ」▼・ェ・▼
爪'ー`)y‐「おまえら以外に友達がいたら、俺もそっちに頼んでるさ…」
爪'ー`)y‐ ((エ)・(・ェ・▼
(・(エ)・)「……ああ」
▼・ェ・▼「……そう、ですか…………」
・
・
・
・
・
( *^ω^)「ぶはー!仕事のあとのビールはうまいお!」
( *・∀・)「今日の魔族は数が多くてだるかったぜー」
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/09(火) 19:30:18.21 ID:XpKOIOLqO
しえ
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/09(火) 19:31:18.04 ID:tWdycVWe0
(#<●><●>)
本部のソファーにだらしなく乗り上げ、酒盛りをしているのは、
今や世界の命運を託されたロックバンドだった。
(゚、゚*トソン「デミタスちゃーん!お酒追加ー!」
( ・∀・)「つまみも頼むぜー!」
(´・_ゝ・`)「うむ。わかった」
(;<●><●>)「長官!どうしてパシリにされてるんですか!」
(´・_ゝ・`)「む、そういえばそうか」
(#<●><●>)「おまえらー!職場に酒を持ち込むんじゃないわよ!」
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/09(火) 19:31:44.48 ID:l2gnZIz0O
そんな理由…
王子に友達はいないのか
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/09(火) 19:34:22.86 ID:tWdycVWe0
( ・∀・)「少しくらいいいじゃねえか。毎日命賭けて魔族と闘ってんだからよ」
(^、^トソン「僕なんて<治癒>で街の人を助けたら天使扱いされちゃったっ」
( ・∀・)(堕天してんだろうけどな…)
( ゚∀゚)「ぽーにょぽーにょぽにょ刺身盛り〜モグモグ」
( *^ω^)「ウィスキーもイケるお」
( <●><●>)「長官のせいだ……長官が甘やかすから……長官が叱らないから……」
(´・_ゝ・`)「すまないな。そういうのは苦手でね」
長官が駄目なのかこいつらが駄目なのか
どっちもか
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/09(火) 19:37:46.10 ID:tWdycVWe0
(#<●><●>)「奥さんに言いつけてやりますよ!」
(´・_ゝ・`)「それだけは勘弁してくれ。殺される。
そうだ、忘れない内に虚人に関してのリポートを伝えておくよ」
(;<●><●>)「こんなタイミングで!?」
( ゚〜゚)モシャモシャ
(´・_ゝ・`)「食べるのをやめて少し話を聞いてくれ」
( ゚∀゚)「アヒャ?」
( ・∀・)「あんだよ」
( ^ω^)「ブーンのギターを修理してくれる店が見つかったのかお!?」
(´・_ゝ・`)「あ……うん、それも含めて報告だ」
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/09(火) 19:44:05.41 ID:tWdycVWe0
デミタス長官は、何枚かの資料を見ながら、内容を要約していった。
(´・_ゝ・`)「<虚人>に関しての報告だ。
まず理論的な部分だが、どうやら以前と違って、彼らはある日ある瞬間に突然生まれるらしい。
時空に圧力が加わった瞬間、歪んだ超平面が重なることによってある特異点が生まれる。
その特異点こそが<虚人>だ。以前よりわかりやすい説明になったかな?」
( ゚∀゚)「マジ日本語でおk」
( ・∀・)「アヒャおまえ、最近きてんじゃん!」
(´・_ゝ・`)「つまりあのー、別の時空にいるはずの存在が、この時空に現れてしまったってことだ。
うーんこの説明は正解じゃないんだが、イメージとしては大体そんな感じだ」
( ^ω^)「わかったのはそれだけかお?」
(´・_ゝ・`)「理論より重要な報告もあるよ。虚人の目撃証言だ」
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/09(火) 19:48:35.74 ID:tWdycVWe0
(゚、゚;トソン「黒頭巾みたいなのがまだいるの?ぶぇぇぇ」
その場にいた全員が苦虫を噛み潰したような表情になる。
黒頭巾と戦い、全滅しかけた嫌な思い出がよみがえった。
(´・_ゝ・`)「そんなに嫌な顔をするな。もう虚人とは闘わなくていいんだ」
( ・∀・)「本当か?」
(´・_ゝ・`)「ああ。虚人には物理的攻撃が訊くことがわかった。
実証は無く理論上の話になるがな。続けていいか?」
( ^ω^)「どうぞどうぞ」
一度咳払いをしてからデミタスは続けた。
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/09(火) 19:55:11.16 ID:tWdycVWe0
(´・_ゝ・`)「君たちの敵はあくまで魔族だ。
だがまあ、驚異的な存在には違いない。一応、頭に入れておいてくれ。
まずは最も最初に発見された虚人。
通称は<黒頭巾ちゃん>。
从 ー 从
身長はおよそ140〜150センチ。
見た目は女性でいつも雨のときに現れる。
実は先日、軍隊で狩りを行ったんだが、一個小隊を丸々全滅させられた。
タイプは<攻撃型>。
視認できないほどのスピードと、素手による強烈な手刀、引っ掻きが攻撃方法だ。
気まぐれな性格なのか、攻撃できるときでも攻撃しない場合がある。
また動かない相手には消極的になる。
戦闘能力でいえば、見つかっている虚人の中でトップだ。
wktk
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/09(火) 19:55:56.74 ID:ynQhjjxM0
何と言われようと頑張れ
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/09(火) 19:59:55.48 ID:tWdycVWe0
次に発見された虚人も見た目はただの女性だった。
通称は<貞子さん>。
川д川
黒頭巾の仕業だとされている事件の半分はおそらくこいつだ。
見た目は白いワンピースを着た女だが、中身はモンスターそのものだ。
タイプは<追跡型>。
決して真っ向からは来ないのがいやらしいな。
包丁のような凶器を手に持っている。
また黒頭巾とは異なる移動法を持ち、こいつ相手に逃げるのは至難の業であるとされる。
何人もの民間人、軍隊がやられている。
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/09(火) 20:05:46.09 ID:tWdycVWe0
つい最近発見された虚人もいる。
実は噂そのものは黒頭巾よりも前にあったらしいのだが、犠牲者の数が少なかったからか、
大きくは広まっていなかった。だから発見が遅れた。
通称<サイレント>。
( − )
見た目は大男だ。身長はゆうに2メートルを超えるらしい。
体から常に“黒いもや”が出ている。
そのもやに飲まれると、音や光などを失うらしい。
つまり急に真っ暗でなにも聞こえない空間に取り込まれるイメージだ。
ずっとその状態でいると死に至るらしい。
研究チームでは、彼が発する“闇”はエネルギーを吸い取るブラックホールに
近い性質があるのじゃないかと言われている。
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/09(火) 20:07:01.73 ID:nvCwjKp80
貞子さんこえぇ
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/09(火) 20:14:40.98 ID:tWdycVWe0
とまあ、現在見つかっている虚人は以上の三人だ」
(´・_ゝ・`)「どうです。ワクワクしてくるでしょう?」
( <●><●>)「長官はどうしてそう、絶妙なネタを振ってくるのですか…」
(´・_ゝ・`)「家だと無視されるから職場でいっとこうと思って」
川 ゚ -゚) ――あなたのネタはわからないわ
ハソ ゚−゚リ ――お父さん気持ち悪い
(´・_ゝ・`)「虚人はまだいるかもしれない。
今のところラッキーなのは、虚人たちは知能が高くないということだ。
対策を練れば何とかなるだろう」
( *^ω^)「ウィ〜」 ヒック(゚、゚*トソン ( ・∀・)「つまみがねーぞー」 ( ゚∀゚)「zzz…」
(´・_ゝ・`)「うーん」
( <●><●>)「長官のせいだ……長官がナメられまくってるからだ……」
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/09(火) 20:14:53.65 ID:AE1EMqvJ0
支援ぬ
連日頑張ってるね、支援
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/09(火) 20:20:44.67 ID:tWdycVWe0
(´・_ゝ・`)「まあいい。今のうちにうんと夢を見させておこう」
( <●><●>)「やはり軍部は?」
(´・_ゝ・`)「虚人に関しては諦めている。今の技術ではやつらを倒せない。被害を抑えるので精一杯だ。
つまり古代兵器の力が必要になる」
( <●><●>)「今のところ覚醒しているのはトソンだけ……。
間に合いますかね」
(´・_ゝ・`)「間に合わせねば、滅びが始まるだけだ」
ひとときの夢に酔うことが、どれだけ平和なことなのか。
これから激戦化していく戦いの中で、彼らは悟ることになる。
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/09(火) 20:23:02.48 ID:tWdycVWe0
ちなみに、
爪;'ー`)y‐「だから向こうがペット可愛いですねって言って油断して
近寄ってきたところをズドンとやればいいじゃねえか!!」
▼;・ェ・▼「人間よりでかいペット連れて歩いてたらまず通報されますよ!!」
(;・(エ)・)「僕とかまずマタギが出てきますよ!」
爪;'ー`)y‐「ペット役ぐらいやれよてめぇーらぁー!!」
▼;・ェ・);・(エ))「んな無茶なー!!」
王子、初陣ならず!!
第九話「初陣」 終われ
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/09(火) 20:24:45.72 ID:tWdycVWe0
第八話と第九話間違えてた!;;
こういうのって連鎖しちゃうときあるから次回も間違えるかも…。
支援ありがとございましたー
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/09(火) 20:25:37.80 ID:zxHqHpFbO
>(;・(エ)・)「僕とかまずマタギが出てきますよ!」
wwwww
乙! 面白い。
次もwktk
終わりか。乙んこ
良ければ
>>36の元ネタが何だったのか教えてくれ
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/09(火) 20:33:09.71 ID:tWdycVWe0
>>44 >>40の言うとおり「ピューと吹くジャガーさん」
ジャンプの漫画だけどもう終わったんかな
ジャガーなら最近完結した。ってまぁスレには関係ない話か
改めて乙。
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/09(火) 21:01:00.76 ID:HcrwzRL60
くそつまんね
よく投下する気になったね
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/09(火) 21:01:44.17 ID:oSJ8SIQYO
乙
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/09(火) 21:02:19.24 ID:3UhfSCPG0
やっぱ、あらチー最高
ほかは全部うんこうんこー
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/09(火) 21:09:33.16 ID:nvCwjKp80
おっつー
デミタスは本当に偉い人なんですかと問いたくなるなw
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/09(火) 21:25:22.73 ID:lQyDWj7VO
おもしろかったです
おっつー!
読む
乙
期待してます
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/09(火) 23:36:21.19 ID:MZDo2fxl0
おちゅ
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/10(水) 00:56:16.74 ID:c/iPLqWB0
せっかくだしもう一話やっとこう
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/10(水) 01:00:40.39 ID:c/iPLqWB0
(´・_ゝ・`)「そうそうブーン、ギターの修理に関してなんだがね」
( *^ω^)「いい店が見つかったのかお!?」
(´・_ゝ・`)「評判のいい店があるから、場所を教えよう。
ワカッテマス、送ってあげなさい」
( <●><●>)「へーへーわかりましたよ。でもこんな遅くに行っても大丈夫なんですか?」
(´・_ゝ・`)「大丈夫だ。問題ない。というかその店は夜じゃないとやってないんだ」
( <●><●>)「夜じゃないとやってない店…?楽器屋ですよね?」
(´・_ゝ・`)「ああ。普通のな」
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/10(水) 01:02:39.24 ID:JW3thkPf0
おお。しえ
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/10(水) 01:03:14.10 ID:c/iPLqWB0
( ^ω^)音楽が世界を救うようです
第十話「月人」
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/10(水) 01:04:41.59 ID:5OrKfrXlO
がんばるねえ
支援
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/10(水) 01:06:02.73 ID:82xNssROO
やった!
支援
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/10(水) 01:06:55.99 ID:c/iPLqWB0
車で二時間ほど行ったところに、寂れた楽器屋があった。
近くには山と海しか無い。
時刻はもう遅く、空には月が煌々と張り付いている。
( <●><●>)「ボロい店ね…。でもこんな時間に営業する根性は認めましょう」
( ^ω^)「すんげぇ上から目線。さあ入るお」
二人が入口のドアを開けようとしたそのときだった。
近くの茂みで何かが動いた音がした。
二人は即座に身構えた。
魔族の襲撃ならば最悪、虚人ならもっと最悪。
そこに居たのは、
( ^ω^)「―――あ」
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/10(水) 01:09:41.95 ID:c/iPLqWB0
ξ゚听)ξ
( ^ω^ )
月の光を浴びた色白の女が、ぼうっとそこに佇んでいた。
彼女はブーンを興味深げに観察しているようだった。
( *^ω^)(か、かぁえぇ〜〜〜〜)
( <●><●>)(魔族ではないか…よかった)
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/10(水) 01:11:43.05 ID:c/iPLqWB0
ξ゚听)ξ「ねえ」
( ゚ω゚)「は、はい!」
ξ゚听)ξ「どうしてそんなに大きいの?」
( ゚ω゚)「何がでしょうか!」
ξ゚听)ξ「お腹」
( ^ω^)「お腹?」
ξ゚听)ξ「お腹。ここ」
彼女は自分の腹の部分を指さした。
ブーンはむっとした顔をしている。
_,、_
( ^ω^)「デブだからじゃないの」
ξ゚听)ξ「デブってなに?」
( ;^ω^)「おっおっ????」
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/10(水) 01:16:17.63 ID:82xNssROO
ツンキター
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/10(水) 01:16:49.67 ID:c/iPLqWB0
嫌味で言っているようではなさそうだった。
きょとんとする顔すら、整いすぎて人間離れしている。
ξ゚听)ξ「ねえ」
「ツンデレ、お客さんをからかうのはやめなさい」
後ろからしわがれた声が聞こえた。
振り返ると、開いた店の入口から、腰の曲がった老人が顔を出していた。
/ ,' 3「すまねえなお客さん。その子はわしの娘じゃ」
( ^ω^)「いいえ、かまいませんお義父さん」
/ ,' 3「はっはっはよくわからんが殺すぞ若造」
(;<●><●>)「話が悪い方にとんとん拍子で…っ!」
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/10(水) 01:24:37.13 ID:c/iPLqWB0
ξ゚听)ξ「お父さん、近くを散歩してきたいです」
/ ,' 3「この前一緒に歩いたところより、遠くへ行っちゃ駄目じゃぞ」
ξ゚听)ξ「わかったです」
ツンデレと呼ばれた女は、とたとたと小走りで離れていった。
よく見ると彼女は靴を履いておらず、スカートの下からつま先まですらりと素足が伸びている。
( <●><●>)「娘なのに敬語?」
/ ,' 3「礼儀正しいじゃろ?」
( <●><●>)「こんな時間に散歩?」
/ ,' 3「乙なもんじゃろ?」
( <●><●>)「あんた何歳であの子生んだのさ」
/ ,' 3「わしは生涯絶倫じゃ」
ワカッテマスのジト目が老人にからみつく。
老人は涼しい顔で受け流し続けた。
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/10(水) 01:25:49.88 ID:82xNssROO
ξ゚听)ξかわえー
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/10(水) 01:31:25.23 ID:c/iPLqWB0
( ^ω^)「やはりこう、人間の価値というかすばらしさは遺伝するのですねお義父さん。
おっと申し遅れました。わたくしブーンと申します」
/ ,' 3「荒巻じゃクソガキ」
(#^ω^)ビキビキ
( <●><●>)「荒巻さん、今日はギターの修繕の依頼に来たんですよ。
今お店開いてました?」
/ ,' 3「もちろん。ここは夜九時から午前三時までの営業じゃ」
( <●><●>)「調べたところ、昔は違ったらしいじゃないですか。何故です?」
荒巻の顔が険しくなった。
/ ,' 3「お嬢ちゃん、過ぎた口は災いを招くらしいぞ。知っておるか?」
( <●><●>)「そうらしいですね。もうやめましょうか。私も、興味本位ですから」
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/10(水) 01:37:10.15 ID:c/iPLqWB0
二人の間に張り詰めていた緊張の糸が途切れ、穏やかな空気になった。
ブーンは状況についていけていない。
/ ,' 3「拾い子じゃ」
ぼそっと言った荒巻の一言に、ワカッテマスの丸い目がさらに大きく開く。
( <●><●>)「…なんかすみません」
/ ,' 3「いい。邪心からではないじゃろうしな」
初対面の二人だったが、お互いの性格をよく把握できたようで、もう何も隔たりは無かった。
( ^ω^)「…?」
ブーンだけはやはり置いてけぼりだった。
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/10(水) 01:39:21.37 ID:IuPQb8AHO
支援!
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/10(水) 01:43:23.20 ID:82xNssROO
しえしえ
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/10(水) 01:44:09.80 ID:c/iPLqWB0
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部屋の中は天井と通路以外、ほとんどが楽器で埋め尽くされていた。
ギター、ベース、ドラムから、ピアノ、トランペット、EtcEtc…。
こんな辺境の地にあるのがわからないほど品揃えはよかった。
/ ,' 3「元々わしはトーキョーで店を開いておったんじゃが、都会が嫌になってな」
( ^ω^)「だからってこんなド田舎にこなくても…」
/ ,' 3「本当にいい楽器だけを集めたら、それでも買いにくるやつがいた。
そのこともわしは嬉しくてなあ。例えば、おまえの親父とかな」
( ^ω^)「ふーん、ん?」
/ ,' 3「はっはっは」
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/10(水) 01:49:09.00 ID:c/iPLqWB0
( ;゚ω゚)「俺の父ちゃんがここに!?なんでわかるんだお!」
/ ,' 3「だってこのギターわしの店のだし…」
( ;^ω^)「あ、そうか…何一つおかしくねえ!
そうかー父ちゃんがここに…」
/ ,' 3「元気にしてるか?」
( ^ω^)「ううん死んだ」
/ ,' 3「マジか悪いな」
( <●><●>)「かっるぅー」
しーえん
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/10(水) 01:53:11.85 ID:82xNssROO
軽いwww
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/10(水) 01:55:35.16 ID:c/iPLqWB0
/ ,' 3「あいつが大事にしてたギター、こんなにしちまって。
ライブでハッスルしちまったか?」
( ^ω^)「話せば長くなるから話さん」
/ ,' 3「その思い切りはわし好き」
( ^ω^)「娘くれ」
/ ,' 3「死ね」
( <●><●>)「営業時間が夜限定になったのって、あの子が関係してるんですか?」
一瞬の間が空いた。
/ ,' 3「関係ないな」
ワカッテマスには引っかかることがあった。
奇妙なのは、彼女自身それが何かわからなかったことだ。
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/10(水) 01:59:10.84 ID:c/iPLqWB0
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ξ゚听)ξ「あっ、デブ」
外に出ると、波打ち際を走り回るツンがいた。
潮の匂い、月の光、真っ白な少女はやはり現実感が無い。
_,、_
( ^ω^)「ブーンだお!」
( <●><●>)「ワカッテマスよ」
ξ゚听)ξ「初めましてです」
( *^ω^)「初めましてだお」
( <●><●>)「初めまして」
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/10(水) 02:02:16.09 ID:c/iPLqWB0
ξ゚听)ξ「ブーンはどこから来たの?」
( ^ω^)「トーキョーの近くの田舎だお」
ξ゚听)ξ「トーキョーってどんな場所?」
( ^ω^)「お店がいっぱいあって人もいっぱいいて都会で楽しくて興奮するお!」
ξ*゚听)ξ「へー…」
( ^ω^)「トーキョーに行きたいのかお?」
ξ゚听)ξ「…わかんない」
( ^ω^)「おっ?」
ξ゚听)ξ「私、どこに行ったらいいのですか?」
_,、_
( ;^ω^)「て、哲学!!」
( <●><●>)「ねー眠いから早く帰りましょー」
車に寄りかかった姿勢のワカッテマスが、いかにも怠そうな声でブーンに呼びかける。
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/10(水) 02:04:31.51 ID:c/iPLqWB0
( ^ω^)「今行くお!」
ξ゚听)ξ「お」
( ^ω^)「おっ?」
ξ゚听)ξ「お?」
( ^ω^)「おー!」
ξ゚听)ξ「おー」
( *^ω^)「また来るお」
ξ゚听)ξ「うん。いらっしゃって」
名残惜しそうに何度も後ろを振り返ってから、ブーンは車に乗り込んだ。
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/10(水) 02:10:12.06 ID:82xNssROO
ツンかわいい支援
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/10(水) 02:13:52.75 ID:c/iPLqWB0
( <●><●>)「ギターはどれくらいで直るって?」
( ^ω^)「一ヶ月はかかるらしいお」
( <●><●>)「費用は国が出してくれるらしいわ。よかったわね」
( *^ω^)「ツンデレちゃん可愛かったお!
今度あの子にラブレター出してみるお」
( <●><●>)(今時ラブレターかよ)
車を運転しながら、ワカッテマスはツンデレのことを考えていた。
月の光を受けて妖しく浮かび上がる、カタコトの少女は、どこから来てどこへ行くのか。
これはブーンが世界を救うお話。
これはブーンがツンを殺すまでのお話。
第十話「月人」 終…
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/10(水) 02:15:01.46 ID:c/iPLqWB0
あとあの兄弟出せば重要人物は全員出るかな?
こんな時間までありがとうでした。おやすみ!
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/10(水) 02:16:48.84 ID:82xNssROO
ツンを殺す……!?
乙!
殺す…だと…
乙、次もgkbrしながら待ってる
乙っ!!
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/10(水) 04:55:27.72 ID:gfL8ZrTD0
たらたらした話だな
バシッと書けやハゲ
おー、二本立てか。
読むぜ読むぜ、あひゃ
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/10(水) 08:46:48.45 ID:y8T/LBL+O
あれ、もう一話投下してたのか
これから読む
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/10(水) 09:05:47.66 ID:JicIgbO/0
ごみくずスレ
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/10(水) 09:58:29.74 ID:bU/xKFd4O
つぎもたのしみにしています
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
乙