1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
始まるよ
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/30(土) 13:47:00.38 ID:dBQGzIUaO
終わり
ほう
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/30(土) 13:51:35.64 ID:JbuIzizV0
律「また澪が変なSS書き出したぞ」
唯「澪ちゃんはメンヘルさんだもんね」
紬「自分の世界に入って書き出しちゃうのよねえ」
梓「キモいです。日々っていうよりビビンバって感じなんですけど」
サンジュは歌詞もキモイけど
キモイSSまで書き始めたか・・・キモッ
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/30(土) 14:03:03.32 ID:BohPTFa2O
宇宙から見た地球には国境線がなかった、というのは有名な宇宙飛行士の言葉。
これは家族にも当てはまらないだろうか。
いわゆる血のつながりなど、実は非常に脆くて曖昧なものだ。
家族内の人間関係を鳥瞰図にしてみると、つくづくそう感じる。
血のつながりを示す矢印など、宇宙から見たらまるで意味をなさないに違いないから。
これは私と血のつながりのない、同い年の妹の観察記録。
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/30(土) 14:08:28.47 ID:JbuIzizV0
梓「いきなり入り込んでてキモいです」
律「血のつながりのない、同い年の妹だってよ」
唯「そんなのあるのかな」
紬「弟の奥さんが同い年とかだとありえるわね」
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/30(土) 14:09:32.90 ID:BohPTFa2O
「じゃあ、そろそろ出発するわね」
ママの声が聞こえた。でも私は返事を返さない。返事なんか絶対に返してやらない。
一人娘を置いて一ヶ月も海外旅行に出かける親に、どうして返事を返す必要があるだろう。
「なんだ、澪はまだむくれてるのか」
これはパパの声。
むくれてる、という言い方が気に入らない。まるで幼稚園児のように扱われている気がするから。
むくれてるんじゃない。腹を立てているんだ。
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/30(土) 14:12:55.02 ID:JbuIzizV0
唯「鳥瞰図ってなあに?」
紬「飛んでる鳥の視点ね、建物の設計図何かで使うんだけど」
律「人間関係をその鳥瞰図にできるのか」
梓「できっこないです、難しい言葉を使いたかっただけですよ」
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/30(土) 14:17:19.22 ID:BohPTFa2O
「仕方ないでしょう。澪は学校があるんだから」
確かに学校はある。ただし一カ月も先の話だ。旅行が終わるのとほぼ同じ時期だ。
今は八月のはじめ。夏休み真っ盛り。どうして学校を心配する必要がある。
「駄々をこねるのは、もうお止しなさい。いい歳して」
ママの声には、いくぶんか苛立ちが込められていた。私がふくれっ面をしてるのが気に入らないんだ。
だから私は、ますます腹を立てる。親の望むようになんか、絶対に振る舞ってやらない。
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/30(土) 14:23:45.24 ID:BohPTFa2O
「火には気をつけてね。戸締まりはしっかりね。お土産たくさん買ってくるから」
そうして二人は、逃げるようにして出て行った。
私は床の木目を睨みつけて、地団駄を踏んで大騒ぎしたい衝動をこらえる。
ここで暴れたら、いよいよ幼い子供に成り下がってしまう。
その代わり、足音が完全に聞こえなくなったのを確認してから冷蔵庫の扉を開ける。
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/30(土) 14:34:30.63 ID:BohPTFa2O
自炊しろということなのだろう。冷蔵庫には食材がたくさん詰まっていた。肉、魚、色とりどりの野菜。
私はそれらを全部無視して、パパが残していった缶ビールを一本取り出す。
ふたを開け、一息で四分の一ほど喉に流し込む。
泡立つ液体の苦味が口中に広がる。白い炎のような感覚が食道を焼く。
平日の昼間から女子高生がビールを飲むなんて、正気の沙汰じゃない。良心が疼く。
構うもんか。親が勝手に振る舞うなら、私だって勝手なことをしてやる。
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/30(土) 14:44:39.21 ID:BohPTFa2O
親なんて、みんな、大バカだ。
ビールで火照った頭をふらつかせながら、私は毒づいた。
親なんて誰もかれもバカだ、エゴの塊だ。勝手に子供を作っておいて、面倒になったらポイと放り出す。
平沢家を思う。私の両親も相当な俗物だが、唯の親はそれ以下だ。下の下だ。
あれだけの不幸があったというのに、たった一人の娘を放り出すなんて。
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/30(土) 14:56:16.85 ID:BohPTFa2O
思えば唯の家には、いつも親がいなかった。
勉強会の日も、クリスマスパーティーにも。
仕事だか旅行だか、詳しい事情は知らない。ともかく彼らなりの事情があるのだろう。
しかし、果たして娘を一人ぼっちにするほどの事情なのだろうか。
夏休みが終わったら、唯は軽音部を辞めることになった。彼女の放課後は、孤独なものになるのだ。
親なんか、みんな、大バカだ。
私はもう一度毒づくと、アルコールの眠りに飲まれていった。
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/30(土) 14:59:20.73 ID:JbuIzizV0
唯「憂死んじゃったんだね……」
律「ひでえな」
紬「あんまりよ、澪ちゃん」
梓「誰かを殺して感動誘うとか、そんなの偽物です、糞です」
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/30(土) 15:02:31.93 ID:Hl38rNcgP
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/30(土) 15:03:48.50 ID:BohPTFa2O
ひどく嫌な夢を見た。アルコールがもたらすねっとりした悪夢だ。
目を覚ますと、外はすでに夏の夕闇に覆われていた。ずいぶんと長い昼寝だ。
慣れないアルコールのせいで、胃が鉛でも詰め込まれたように重かった。頭がガンガンと何かに警鐘を鳴らしている。
ふらふらと立ち上がり、電灯のスイッチを入れた時。
テーブルの上の携帯電話が鳴った。
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/30(土) 15:12:19.11 ID:BohPTFa2O
電話は唯からだった。
『もしー、澪ちゃーん?』
唯の明るい声が、頭をいくぶんかまともにしてくれた。
「ああ、どうかした?」
私の声はすっかり干からびていた。グラスに水をつぎ、勢いよく飲む。また少し、頭がましになった。
『どうしてメールに返事してくれなかったの?何通も送ったのに』
「ごめん、寝てた」
『長いお昼寝だったね〜』
唯の明るい笑い声が耳をくすぐる。それは雲ひとつない空を連想させる。
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/30(土) 15:18:06.49 ID:BohPTFa2O
「それで、要件は何?」
『あのね、実は澪ちゃんにお願いがあって』
「宿題なら写させてやらないぞ」
私は予防線を張っておく。
『もー、違うよ〜。……実はね、うちに泊まりに来てほしいな、なんて』
「私に?」
電話の向こうで、唯がうなずくのがわかった。
>>15 最後のあずにゃんの台詞には甚だ同意するけどね
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/30(土) 15:34:04.31 ID:BohPTFa2O
『知ってると思うけど、私のうち親いないし、憂とはもうずっと口きいてないし。話し相手がほしいな〜、なんて』
憂ちゃんと口をきいてない、と唯は言った。そうじゃない。口をきけないんだ。
「なんで私なんだ?梓や律のがいいんじゃないか?」
『いやぁ〜、どうしても澪ちゃんがいいなぁ、なんて。澪ちゃん頼りになるし』
「まったく。……いいよ、今から行くよ」
『ほんとに?ありがと〜。これで寂しくないよぉ〜』
唯の声は、少しはしゃぎすぎていた。そこには演技の響きがあった。
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/30(土) 15:34:49.51 ID:S8FX4i7iO
まとめられてから読むから頑張って投下して
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/30(土) 15:40:44.48 ID:BohPTFa2O
「最近はどう?家事には慣れた?」
『んー、まあまあってとこかな。簡単なお料理なら作れるようになったし、洗濯機の使い方覚えたし』
「なんか不安だなー。私が見てやるよ」
『助かります!』
ことによると、面倒な家事を丸ごと押し付けられるかもしれない。
しかし、それでも構わなかった。
あの悪気のない笑顔のためなら手伝う価値はあると思うし、この家で一人ですごすよりはましだったから。
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/30(土) 15:51:02.62 ID:BohPTFa2O
電話を切ってすぐに、大きなボストンバッグを引っ張り出し、外泊の準備をする。
服や下着を数週間分は詰め込んだ。すぐに帰る気は毛頭なかった。
親の望むように、留守番ロボットになるなんてごめんだ。
歯ブラシや櫛といった身のまわりのものをまとめてバッグに放り込んでから、食料の準備。
冷蔵庫の肉や野菜を、大きな袋に丁寧に入れる。
慌ててたくさん詰め込むことはない。足りなくなったら、取りに帰ればいい。
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/30(土) 16:02:50.58 ID:BohPTFa2O
気がついたら、バッグも袋も手に食い込むほど重くなっていた。
歩いて行ける距離の友人の家に泊まるには、いささか多すぎる荷物かもしれない。
のろのろと夜道を歩いていると、だんだん自分がばかばかしく思えてきた。
私は悪の道を行く孤高の家出少女のはずだ。何が悲しくて、年老いたロバのように夜道を歩かなければならないんだ。
しかも、大切なものを家に置いてきた。
愛用のベース。
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/30(土) 16:10:57.22 ID:BohPTFa2O
「おー、澪ちゃんいらっしゃい」
玄関で唯が出迎えてくれた。息を切らす私に驚いた顔をする。
「おぉ、すごい荷物だね〜。まあともかく上がって上がって」
平沢家はいいにおいがする。シナモンの香り、古い本の香り、線香の香り。
「考えてみたら、澪ちゃんがうちに来るの久しぶりだね〜。何週間ぶりかな」
最後に来たのは、四週間以上も前のことだ。
そしてその時は、線香の香りなどなかった。
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/30(土) 16:16:39.64 ID:BohPTFa2O
「ういー、澪ちゃん来たよ〜」
唯が妹……薄い青色の額縁の中で微笑む妹……に声をかけた。
「こんにちは、お久しぶり。いや、もうこんばんはかな」
私も唯にならって声をかける。もちろん返事は返ってこないが。
憂ちゃんは笑っている。それだけで十分だ。
「最近の憂は、どうも無愛想でね〜。まったく、姉として恥ずかしいよ」
唯がおどけて言う。それで私も苦笑してしまった。
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/30(土) 16:18:50.56 ID:BohPTFa2O
ちーと休み入れます
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/30(土) 16:22:15.65 ID:BQXtkKXm0
見てる
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/30(土) 16:41:17.88 ID:JbuIzizV0
唯「うう、うい〜うい〜」
紬「唯ちゃん、泣かないで」
唯「だって、だってぇ〜」
律「くそっ、澪のやつ……いくらSSだからってよ」
梓「ご両親まで悪者にされてるです、子供を亡くした親の気持なんか分かりもしないくせに」
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/30(土) 16:43:51.47 ID:JbuIzizV0
憂「あれ?お姉ちゃん泣いてるの?」
唯「あっ!うい〜!」ギュ!
憂「えっ、なあに?どうしたの?」
唯「うい〜」
律「憂ちゃん、実は澪のやつがこんなもの書いてさあ」
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/30(土) 16:45:58.26 ID:FlfFn/PXP
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/30(土) 16:49:43.50 ID:JbuIzizV0
憂「ああそれで……」
唯「うい、死んじゃ嫌だよぉ」ギュウ
憂「大丈夫だよお姉ちゃん、これはお話だから。私はお姉ちゃんを置いて居なくなったりしないよ」
唯「ほんと?」
憂「うん、ほんとだよ。だからもう泣かないで、よしよし」ナデナデ
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/30(土) 16:51:22.64 ID:JbuIzizV0
律「よしっもう澪はほっといてさ、皆でなんか食べに行こうぜ」
紬「さんせーい」
梓「それがいいです」
唯「はーい、私ショートケーキ食べた〜い」
憂「お姉ちゃんご機嫌なおったね、よかった」
律「じゃあいこいこ」
紬「さよなら」
梓「自分に浸って人でなしのSS書き続ければいいです、こんなとこオナラかましてやるです」
ブ〜ッ
唯「あずにゃんくさい……」
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/30(土) 16:54:09.04 ID:NygqRy9aO
なにこのほのぼの
続けて
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/30(土) 17:05:36.66 ID:BohPTFa2O
「さて、改めまして、平沢家にようこそ」
唯がにこやかに言った。
「えー、遠路はるばる、ようこそおいでください……って澪ちゃん、なんか顔色悪いよ?」
「いや、気にしないでくれ」
さすがに昼間から飲酒していたとは言えない。例えおおらかな唯の前でも。
「きっと旅の疲れだね!さあ、お夕食にしましょう!」
まだ喉のあたりに粘つくような吐き気が残っていたが、私は唯の提案に従うことにした。
「今夜は平沢唯特製の野菜炒めだよ!」
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/30(土) 17:17:29.14 ID:xaR2HtW3O
ふむ
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/30(土) 17:17:39.55 ID:BohPTFa2O
唯の料理はなかなかによく出来ていた。
見た目は若干変だったが、味は悪くない。
「ごめんねー、せっかく来てくれたのに。もう少し立派なの作ればよかったよ」
「ううん、嬉しいよ。唯がこんなに料理できるなんて知らなかった」
文句なんかあるはずがなかった。
本来、砂を噛むように味気ない孤独な夕食になるはずだったから。
「けっこう頑張ったんだよ〜。お料理の本買ったり、りっちゃんからコツを教わったり」
「頑張りすぎて、他のこと忘れるなよー」
「ぶー!バカにしたー!」
膨れる唯を見て、思わず吹き出してしまった。
C
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/30(土) 17:35:47.88 ID:BohPTFa2O
「澪ちゃん、お水をどうぞ」
「うん、ありがとう」
唯が差し出してくれたグラスの水を、一息で飲み干す。冷たい水は気分をいくらかまともにしてくれた。
当分、酒はやらないことにしよう。
「さて、お客様。ご入浴は夜二時までとなっております。ご利用はお早めにお願いします」
「ここは旅館か!」
適当にツッコミを返しておく。
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/30(土) 17:36:19.82 ID:VQXkbqOTO
ID:JbuIzizV0ほんと律厨って他キャラディスる事しか考えてないよな
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/30(土) 17:45:12.17 ID:BohPTFa2O
唯が食器を洗うのを手伝う。
他人の家の食器を洗うというのはなかなかに奇妙な体験だった。
きっと私の中で、食事と家庭が緊密に結びついているからだろう。
「ゆっくり休んでてよかったのに〜」
「唯の手つきが危なっかしいからだよ」
唯はしょっちゅうお皿やお茶碗を落っことしそうになった。見ていてヒヤヒヤしてしまう。
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/30(土) 17:50:20.92 ID:lmasma7v0
憂澪かと思ったら死んでた
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/30(土) 17:55:09.54 ID:BohPTFa2O
それから三十分。
「澪ちゃんのおかげで、早く終わったよ〜。どうもありがとうね」
唯が私の手を握って言う。
雫に濡れた同級生の手は、小さくて冷たくて、ちょっと気持ちいい。
「いや、気にしなくていいよ。こっちこそ泊めてくれて、あ、ありがとう……」
私は洗い終わった食器を見ながら言った。
何故か照れくさくて、唯の顔がまともに見れない。
「あの、唯……?」
「ぷにぷに〜。澪ちゃんの手ヒヤヒヤでぷにぷに〜」
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/30(土) 18:05:21.86 ID:BohPTFa2O
それから、二人でたくさんおしゃべりした。
軽音部の合宿のこと、春に入部した梓のこと。
だが、楽しい時間はいつも駆け足ですぎていく。気がついたら日付が変わっていた。
「そろそろお風呂入って寝よっか。澪ちゃん、お先にどうぞ」
「ありがとう」
唯の笑顔は、いつもまぶしい。
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/30(土) 18:05:52.81 ID:/q8xAU7+0
澪のSSをみんなでプギャーしてるSSだと思ったら別人か
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/30(土) 18:12:11.79 ID:BohPTFa2O
平沢家の湯船につかりながら、私は今日一日の出来事を思い返す。
両親に腹を立てたこと、慣れないビールを飲んだこと、唯の家に転がり込んだこと。
なんだか、ひどく時間の進みが遅くなった気がした。
時間はゆっくりになったり、駆け足になったりする。これはとても奇妙な感覚だ。
話は変わるが、平沢家のお風呂は清潔だった。
唯は一人でもしっかりやってるらしい。ちょっとだけ安心した。
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/30(土) 18:19:39.85 ID:BohPTFa2O
「唯ー、お風呂出たよ」
櫛で髪をとかしながら、声をかける。だが返事は返ってこない。
「唯?」
パジャマ姿で脱衣場を出る。
同級生は居間にぺたりと座っていた。
妹の写真を、しっかりと抱きしめながら。
「みお……ちゃん」
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/30(土) 18:23:37.35 ID:bIJEEu+i0
自演かと思ったがどうなんだか
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/30(土) 18:24:14.88 ID:BohPTFa2O
「お風呂、出た」
私は壁の一点を睨みつけながら言った。何も気づいてないふりをして。
そう、私は何も見ていない。唯の目が赤くなっていたことなんて、気づいてない。
「……ありがとう。じゃ、私も入ろうかな」
唯はきっと、まぶしい笑みを浮かべているだろう。この上なく寂しい、空虚な笑みを。
同級生が横を通り過ぎる瞬間、確かに鼻をすする音が聞こえた。
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/30(土) 18:26:32.24 ID:BohPTFa2O
また休息入れます
仮眠とって晩飯食わな
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/30(土) 18:28:19.16 ID:alMFHKSWO
自演だったら素晴らしい
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/30(土) 18:37:42.82 ID:V5+hH11CO
ID:JbuIzizV0を支援すればいいのかな?
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/30(土) 19:05:11.06 ID:Mopu+CgGO
自演だったら寒いだろ
えたか
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/30(土) 19:32:05.91 ID:yg/GqD6J0
唯澪と律梓はセット
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/30(土) 19:43:02.90 ID:+rjfcuuU0
むぎぼっち
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/30(土) 19:44:58.94 ID:xaR2HtW3O
憂はムギに憧れてる
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/30(土) 19:47:43.30 ID:rzJLZnQRO
唯澪はわかるが律梓はいつになってもわからない
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/30(土) 20:15:57.13 ID:BohPTFa2O
その晩。
私は唯のベッドで、眠れぬ夜を過ごしていた。
すぐ下で、ベッドの持ち主が布団にくるまっている。
唯の髪は、後ろから見るとポワッと膨らんでいて、ちょっと可愛い。
「ねえ、澪ちゃん」
「ん?」
「起きてたんだね」
「ああ」
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/30(土) 20:42:08.61 ID:BohPTFa2O
唯の背中が、心なしか小さく見える。
「私ね、澪ちゃんに謝らなきゃいけないことがあるの」
「私に?」
「うん」
唯が寝返りを打つのがわかった。子犬を思わせる黒い瞳が、私を見上げている。
「私ね、おうちに帰ってから話し相手がいなくて寂しかったの。お父さんもお母さんもお仕事だし、憂はちっとも相手してくれないし」
夏だというのに、唯は毛布をしっかりと抱きしめていた。
「だから、澪ちゃんが電話してきた時、嬉しかった。ああ、仲間ができたんだ、って。ひどいよね」
ごめんね。唯が小さな声で謝る。
「バカ、気にするわけないだろ」
/ ̄\
l(itノヽヽl
ノリ(l|^ q^ノi <うーい、ゆいのおむつ、きたないきたない!!
⊂__つ
(ヽ ゚゚ ノ
∪∪
/ ̄\
l(itノヽヽl
ノリ(l|" q"ノi <ビ―――――――――――!!いじめた!!
⊂__つ
(ヽ ゚゚ ノ
∪∪
/ ̄\ ぺチャぺチャ
l(itノヽヽl
ノリ(l|^ q^ノi <わーい!!あいす!!おいちいれす
つ●⊂
(ヽ ゚゚ ノ
∪∪
/ ̄\ ブブブー!!
l(itノヽヽl
ノリ(l|^ q^ノi <ゆいの あいすから めだるでたー!!
|~~~~ iつ
|_____」
(_(_ i
● | | 1
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/30(土) 21:00:50.59 ID:BohPTFa2O
ふと、枕について考える。
私が今、頭を預けているこの枕。毎晩湿っていたのだろうか。
「澪ちゃんは優しいね。私、澪ちゃんみたいなお姉ちゃんがほしかったな」
唯はまだ毛布を抱きしめていた。必要以上に力を込めて。
毛布の代わりになりたい。力強く抱き返してやりたい。
ふと、そんな衝動に襲われる。
「……私も、なりたい。唯のお姉ちゃんになりたい。唯みたいな妹がほしい」
shien
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/30(土) 21:18:08.66 ID:BohPTFa2O
「……えへへ、私みたいな妹を持ったら大変だよ〜」
「いや。私、ずっと手のかかる弟か妹がほしかったんだ。律の奴がいつも弟を自慢してきたから」
これは嘘だ。律は聡の自慢などしていない。
「それに私、昔から唯のこと可愛いと思ってた。手のかかるところも、少し抜けたところも、全部」
これは本当。だから赤面してしまう。
「……唯、私の妹になってくれないか?」
どうやらアルコールは、完全には抜けていなかったらしい。
私は自分でも信じられないほど大胆になっていた。
「……ありがとう。とっても嬉しい。これからよろしくね」
そうして私たちは、姉妹になった。
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/30(土) 21:29:30.40 ID:9inwF1eP0
ほう……
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/30(土) 21:38:19.54 ID:sUu76sef0
しえん!
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/30(土) 21:41:16.23 ID:BohPTFa2O
……
目が覚めてすぐ、小さな混乱に襲われる。
自分が唯の部屋で寝ていたことを確認するまで、数秒かかった。
昨日おこった出来事を思い出す。途端に顔が熱くなる。
ベッドの下に目をやると、唯……私の妹……はまだ小さな寝息を立てていた。
時計を見る。七時半。そろそろ起きてもいい時間だ。
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/30(土) 21:51:42.09 ID:BohPTFa2O
「唯、起きろ」
妹の肩を揺する。唯は柔らかくて、暖かい。
不思議だ。手は冷たいのに。
「ぅん……あ〜、澪ちゃん。おはよー」
唯はハムスターを思わせる大あくびをする。思わず顔をほころばせてしまった。
「唯、違うだろ」
「ほえ?何が?」
「お姉ちゃん、だろ」
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/30(土) 22:00:14.69 ID:BohPTFa2O
途端に唯が顔を赤らめる。目を伏せて、そっぽを向いてしまう。
「どうした?」
「いや……なんか気恥ずかしいというか、なんていうか……その……」
何故だろう。唯を少しいじめてみたくなってきた。
「言い出しっぺはお前だろ?ほら、呼んでみろよ。お姉ちゃん、って」
「うぅ……」
「ほら、照れるな照れるな」
「……おね……ちゃ……」
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/30(土) 22:06:41.87 ID:BohPTFa2O
「んー?よく聞こえなかったよ?」
どうやら一晩寝ても、まだアルコールが抜けきっていないらしい。
いつものいじられキャラの私は、どこへ行ってしまったのだろうか。
「……も、もう!姉たんのイジワル!」
唯が絶叫する。
姉たん?
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/30(土) 22:11:59.61 ID:BohPTFa2O
気がついたら、ベッドの上を転げ回って悶絶していた。
顔から火が吹き出そうだ。心臓が大暴れしているのがわかる。
完全な自滅だった。慣れないことはするもんじゃない。
「み、澪ちゃん?」
「……唯、お願い。お願いだから普通にお姉ちゃんって呼んで……」
「だから、すぐにはムリだよ〜」
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/30(土) 22:22:04.03 ID:9inwF1eP0
ふおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/30(土) 22:23:49.50 ID:zgA27TUTO
やぱ唯は妹が合ってるね
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/30(土) 22:36:50.38 ID:9inwF1eP0
憂がおねえちゃんおねえちゃん言ってるから姉なだけで、姉らしいポイントは殆どない
憂がいなくなりゃそりゃ姉じゃなくなるわ
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/30(土) 22:41:00.24 ID:BohPTFa2O
まだ朝だというのに、どっと疲れた気がする。
八月の晴れた朝。すがすがしい一日の始まり。
平沢家のダイニングを、朝食の香りが満たす。
「どうぞ」
唯が差し出してくれた目玉焼きは、黄身が崩れて悲惨な有り様だった。
「私、いつもフライパンでポイってやるの失敗しちゃうんだ〜」
「ホットケーキじゃないんだから……」
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/30(土) 22:51:37.16 ID:BohPTFa2O
見た目は少々悪いが、私の妹が作る目玉焼きはおいしかった。
「ん〜、誰かと食べる朝ご飯って久しぶり〜」
「食べながら話すのは行儀が悪いぞ。ほら、口の脇にジャムついてる」
唯はパンにジャムを塗りすぎるんだ。
ティッシュで拭ってやると、猫のように目を細める。
「澪ちゃん、やさしー!」
「だから、お姉ちゃんって呼んでくれよ」
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/30(土) 22:53:00.99 ID:BohPTFa2O
また離れます
たびたびすまんです
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/30(土) 23:04:32.66 ID:/q8xAU7+0
死守
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/30(土) 23:34:17.47 ID:uJ4ZYYcrO
お
頼むから、頼むから早く続きを
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/30(土) 23:49:23.27 ID:0dCfhgH6P
いいぜ
保守だ
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 00:16:05.85 ID:GsnMmzgJO
保守
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 00:47:52.85 ID:kb+sAv1TO
ほ
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 00:48:56.75 ID:Q96Tw1HH0
まだー?
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 01:01:49.66 ID:zWXtjWja0
明日の朝までか……
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 01:47:12.54 ID:GsnMmzgJO
ほ
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 02:18:37.76 ID:tTVO2ePoO
待たせてすみませんでした
再開します
ほう
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 02:25:13.34 ID:Q96Tw1HH0
さあ続けろ
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 02:25:51.43 ID:tTVO2ePoO
昨日と同じように、二人で食器を洗う。
「鼻歌なんか歌ってると、お皿落っことすぞ」
「いやぁ〜、澪ちゃんといっしょなら家事も楽しいなあ、なんて〜」
「お姉ちゃん、だろ」
「あうぅ……」
唯は心から楽しそう。
本当にわかってるんだろうか。
夏が終わったら、軽音部に別れを告げなきゃいけないこと。
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 02:31:54.46 ID:tTVO2ePoO
「はぁ〜、終わったぁ〜」
居間の床に大の字になって、大きく伸びをする妹。
とても一人暮らしの重荷を背負わされた女の子には見えない。
「さて、宿題でもするか」
「うえぇー、夏休みなんだよ、遊ぼーよー」
「姉として、妹がだらけるのは許せないからな」
「澪ちゃん、厳しいっす!」
だからお姉ちゃんって呼んでくれよ。
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 02:33:28.29 ID:DEk/W//BO
んむ
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 02:39:27.37 ID:tTVO2ePoO
唯の部屋で、二人だけの勉強会。
「これが受け身の文章なのはわかったな?で、これが……ってうおぉーい!寝るな!」
「ほえ?」
こうしてテーブルを囲んでいると、去年の一学期を思い出す。
唯が追試になって、退部に追い込まれそうになって。
……まさか本当に、退部に追い込まれるなんてね。何も悪いことしてないのに。
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 02:45:38.53 ID:tTVO2ePoO
「おーい、澪ちゃーん?」
「ん?」
どうやら感情が表に出てしまったらしい。
唯が心配そうに顔を覗き込んでいた。
「寝不足なの?」
「……いや、大丈夫だよ。それより私のことお姉ちゃんって呼んでよ」
「だって〜、澪ちゃんは澪ちゃんなんだもん……」
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 02:55:50.75 ID:tTVO2ePoO
「ふわぁ〜。今日はもうおしまーい!」
「まったく……」
結局宿題は、予定の半分も進まなかった。
でも何だかんだで、唯は飲み込みがいい。
このペースでも、案外あっさり片付くかもしれない。
「そろそろお昼にしよっか。パスタでも茹でるよ」
「じゃあ、私も手伝うよ」
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 03:15:32.35 ID:tTVO2ePoO
すまん、家族の中がやばい
翌朝書きます
本当ごめん
これかませより悪質だぞ…
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 03:18:08.16 ID:Q96Tw1HH0
妹ができたのか
仕方ない、保守だ
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 04:23:53.48 ID:Q96Tw1HH0
ほ
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 05:29:09.40 ID:SxIF6bD2O
も
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 05:38:49.65 ID:6BQoEtjE0
せ
っ
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 07:00:40.33 ID:bpdJVCkVO
く
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 07:25:12.91 ID:A7rq6WV7O
す
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 07:31:04.42 ID:nwnc8lTiP
唯澪書くのに憂が邪魔だから殺したのか
107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 08:00:31.92 ID:P/BRrgydO
そんなことより誰も突っ込まないけど家族がヤバいってなんなんだよ…
108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 08:58:58.94 ID:32CRmB5bO
家族の中がやばいってイミフ
どういうことなんだろうか
家族皆で「かごめかごめ」やってたら真ん中の人がやばいことになったのか
家族の全ての女が何者かに中田氏されてやばいのか
実は在日で「中」という名前の家族が狂ってしまってやばいのか
家族皆の体中をやばい触手に犯されてしまっているのか
109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 08:59:19.67 ID:tTVO2ePoO
鍋の中でゆっくりと柔らかくなってゆくパスタを見つめる唯。すごく楽しそう。
子供っぽいけど、可愛らしい。……ちょっとだけ。
「考えてみたら、パスタなんて久しぶりだよ」
「そお〜?私はしょっちゅう食べてるけど。最後に食べたのは二日前かな?」
「……おい、間隔短かすぎないか?」
ふと、嫌な想像が脳裏をよぎる。
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 09:05:13.34 ID:tTVO2ePoO
ひょっとしたら、こいつ。
「唯、昨日のお昼は?」
「んーと、そうめんだったよ?」
「朝は?」
「やっぱりそうめんだったな〜」
嫌な予感が的中してゆく手応えがある。
「……二日前の夕飯は?」
「野菜炒めだったよ」
やっぱり。
きてた
支援
112 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 09:23:24.70 ID:DOyyPXtS0
あずにゃんがおならする神SSはどうしたの?
こんな小学生の書いてる文はいらないよ
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 09:29:35.40 ID:tTVO2ePoO
スランプった
次からは書きためてから依頼します
本当ごめん…
114 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 09:40:10.37 ID:nxqj0i8D0
えええええ!!
なんですと
115 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 09:42:19.27 ID:GsnMmzgJO
バカヤロウ!
116 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 11:40:43.49 ID:cXJXCBPY0
エピローグ
律「ふう食ったなあ」
紬「あのパフェおいしかったねー」
梓「あのお店いいですね、また行きたいです」
唯「あうう、食べ過ぎた……」
憂「お姉ちゃん、だいじょうぶ?」
唯「お腹苦しい」
憂「もう、ケーキ五つも食べるから」
唯「だって美味しかったんだもん」
憂「美味しいからって目一杯食べてたらからだに悪いんだよ」
紬「ふふ憂ちゃん、お母さんみたい」
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 11:50:12.69 ID:cXJXCBPY0
梓「あっ!SS投げ出しやがってますよ」
律「マジか?」
紬「ほんとだ、家族の中がやばい、スランプった、だって」
梓「こんなSS書くからバチが当たったんです、自業自得です」
律「ああそうかもなー」
梓「憂を死なせたのもひどいですけど、投げ出すのはもっと最低です」
紬「そうよねえ」
118 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 11:52:46.80 ID:DOyyPXtS0
おお始まったか!!
支援
119 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 11:53:20.62 ID:cXJXCBPY0
梓「最後まで書ききって、唯先輩だけでも幸せにしてくれればとか思ってたのに」
唯「でもあずにゃん、私は憂がいないと幸せになんかならないよ」
梓「そうでした……すいません、とにかくですね」
憂「梓ちゃん、もういいよ」
梓「そう、憂がそう言うんなら…いいけど」
律「憂ちゃんは優しいなー」
唯「さすが私の妹だよ、私さ憂が妹でほんとによかったよ」
憂「私もお姉ちゃんの妹でよかったよ」
紬「あったかね〜」
120 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 11:59:50.90 ID:cXJXCBPY0
律「じゃあ中途半端で終わらすのもアレだし、私達で終わらすかぁ」
紬「うん、そうしよう」
梓「それがいいですよ、このままじゃ気持ちわるいです」
律「じゃあ次期部長が音頭取れよ」
梓「いいんですか?」
唯「あずにゃん、がんば〜」
梓「では、せーの!」
律「お」
紬「し」
唯「ま」
憂「い」
梓「!!」 ブッ〜
唯「あずにゃん……くさい…」
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 12:23:31.44 ID:DOyyPXtS0
GJ!よかったよ!
やっぱりあずにゃんは性格悪かったり汚れてるほうが輝くなあ
122 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 13:47:32.63 ID:gajKzEFBO
晒し上げ
おもろいからセットでまとめてもらえ
123 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 13:50:33.03 ID:HQhDdW8uO
おつ
唯憂は至高
125 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 16:12:32.02 ID:VvOXVYGS0
話が成立しててワロタ
乙
126 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 16:20:14.22 ID:tTVO2ePoO
乙
いいオチだ
127 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 16:23:03.51 ID:JAFqdV+g0
これ、まとめられたら本編の方書いてた書き手はまとめサイト恨むだろうなw
128 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 16:24:42.41 ID:hjEojwC70
まとめると糞スレでおk?
129 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 16:38:18.53 ID:JAFqdV+g0
ID:JbuIzizV0、ID:cXJXCBPY0の横やりが入らず完結まで書いていればそれなりに良スレになりえたかもしれないのに残念だ
130 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 17:48:39.44 ID:/lFketX40
これは…乙でいいのか…?
SSディスるのは勝手だが
プライベートまで侮蔑すんなよ…
つかあずにゃん好き的にも気分悪いわ
132 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 18:16:03.42 ID:i5pO4KMp0
投下速度遅すぎるしプライベートは自分で垂れ流したんだろ
黙ってさっさと投下してればこういう事にはならなかったはず
133 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 19:18:45.09 ID:kSAeOuyJP
糞みたいな横槍は入るし完結させないしとかどういうことだよ
134 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 19:22:44.00 ID:DOyyPXtS0
まぁ横槍のほうが正論だったわけで
135 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 19:29:15.40 ID:JAFqdV+g0
>>134 正論かどうかはこの際どうでもいいが、悪趣味ではあるな
136 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
あ、悪趣味ってのは横槍の方がって事な