ただただ好きなコピペを貼る

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14以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
ある男と女が車の事故を起こした。双方の車は完全に
大破していたものの、二人は無傷だった。
なんとか車から這い出ると、女は「男の人だったのね、
なんてステキ!ねえ車を見て。もう車はダメみたいだけど、
あたしたちは幸運にもケガはないみたい。きっと神様が
あたしたちをめぐり合わせてくれたのよ。今後も会って、二人で残りの人生を
楽しみなさいって!そういうことなのよ!」
男は喜び、「そうだとも!まったくそのとおりだ!」
女は自分の車の助手席付近から何かを取り出しながら、
男にこう言った。
「ねえ、もうひとつ奇跡が起きてるの。あたしの車は
もうめちゃくちゃなんだけど、このワインは平気みたい。
これって、アレじゃない?神様がお祝いをしなさいってことなのよ!」
女はワインを男に手渡すと、男はうなずき、キャップを
開けて半分飲み干し、女に返した。女はワインを受け取ると
すぐにキャップを閉めて男に再度渡した。
男「どうした?きみはやらないのか?」
女「ああ...。お巡りさんもうすぐくるわよ。」
15以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/27(水) 03:14:19.10 ID:eKzvsiH0O
「おい、まだかよ?」
俺は、女房の背中に向かって言った。どうして女という奴は支度に時間が掛かるのだろう。
「もうすぐ済むわ。そんなに急ぐことないでしょ。…ほら翔ちゃん、バタバタしないの!」
確かに女房の言うとおりだが、せっかちは俺の性分だから仕方がない。
「いきなりでお義父さんとお義母さんビックリしないかしら?」
「なあに、孫の顔を見た途端ニコニコ顔になるさ」
俺は傍らで静かに横になっている息子を眺めて言った。
「お待たせ。いいわよ。…あら?」
「ん、どうした?」
「あなた、ここ、ここ」女房が俺の首元を指差すので、触ってみた。
「あっ、忘れてた」
「あなたったら、せっかちな上にそそっかしいんだから。こっち向いて」「あなた…愛してるわ」女房は俺の首周りを整えながら、独り言のように言った。
「何だよ、いきなり」
「いいじゃない、夫婦なんだから」
女房は下を向いたままだったが、照れているようだ。
「そうか…、俺も愛してるよ」
こんなにはっきり言ったのは何年ぶりだろう。少し気恥ずかしかったが、気分は悪くない。俺は、女房の手を握った。
「じゃ、行くか」
「ええ」

バタン