邪気眼使いたちよ・・・【砂漠の古城】へようこそ・・・
君たちにはちょっとした宝探しをしてもらおう……
場所は…………そう……あの城だ…
【砂にまみれた古汚い城】
【軍事機関<サイコアーク>の軍事基地】
探してもらうものは……合成獣の詳細が記された軍事機関の資料……
【合成獣<レプレトス>】
【二ヶ月前の能力者掃討作戦にて確認された軍事機関の兵器】
【鳥の頭と翼にライオンの胴体を持つキマイラ】
<レプレトス>の詳細が分かればこちらも対処法を建てる事が出来るのでね…
もってこれさえすれば…………報酬ははずむよ?…………
【カノッサからの声は脳の中へと沈んでいく】
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 22:06:19.09 ID:SY3GrZwr0
・・・
/⌒ヽ⌒ヽ,
/ ⌒\
/ ⌒ヽ,
( ヽ,
/⌒\ ,,- ‐ー ‐ - ,,,,. ゝ
/ ヽ〆`" ミ (
/ / ',. \ ヽ おまえココ鳩山なんじゃねえか?
/ ./ ;. ,,;,, ヽ )
,,-‐‐-┴--‐、 / ', ,,.'''" `ヽ 彡
/ 、゙ヽ、 ‐‐-'' i ' , ,,,,, ,r''( ・)ヽ 彡
/´ .., ヽ,,._) ミ 〃 ゙゙゙゙'' ′. `"´丿 ヾ.
/ ヽ,r' ',. ( ,r'(・)~,.' `'''''" .i
l ヽ」. ', 彡 `"´ ノ ; ヽ. ,' i
i −'´ll ', 〆、ミ ー- ''" ( ,、_ ,.ツ ヽ ,' i
ト──┤ '{ ⌒ ,' U ,,___,. ,' }
i !. \ i、. \ ' ,,.‐''"ニ i´ ,' ノ
|. i i \ ヽ ,,,,.ノ ! ./
| ヘ \,,,ノi \ ', i /
i ゝ、_ ∧ 、 ‐ - t ,,λ
. ヽ ``ー、,___/ .| \ ` ‐---ー"/./ \-─- ,,
\ ヽ/ | \ / /\ / `,,
ヽ / | \ / / \
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 22:16:30.94 ID:jkt6r75u0
……分かっちゃいたけど、やっぱ砂っぽいわね。
【そこに訪れる、ひとつの人影】
【ベージュ色のぶかぶかとしたローブで、身体全体を隠していて】
【しかし、多少くぐもって聞こえるその声と、ローブを着たシルエット――小柄なそれ――で、その性別を判断することは可能だろう】
宝探しなんて、興味は無いけれど……。
そうね、そのキメラについては興味津々だわ。
――それにしても……誰もいないのかしら?
【その人影は、砂の城の入り口付近で立ち止まり】
【きょとりきょとりと、あたりを見渡す――】
//IDがたびたび変わります
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 22:25:13.54 ID:TgiELT950
宝、宝か……
【直射日光を遮る為か、黒い布を幾重も身に付けた男】
【僅かに覗ける口元には、笑みが張り付いていた】
いいねぇ、どれだけか解らんが金にはなりそうだ
欲しがってるヤツがいたら適当に売るとして、まずは確保に向かうとしますかね……
【のそり、のそりと歩いて古城へと向かう】
【不思議なことに、砂地に足跡はできなかった】
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 22:25:47.94 ID:8upJqs3v0
「ようやく見えてきた…」
砂漠を歩く一つの影
その影の招待は一人の少女
ブレザータイプの制服を着ている
もっとも、そのブレザーは脱いで肩にかけ、カッターシャツの状態である
「合成獣…見てみたいな〜」
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 22:26:08.07 ID:NlV7HDSUO
ほぅ、流石『創造主』の異名を持つ
>>1 カタストロフィー
汝には『終末ノ終焉』など、児戯にすらもならぬか……
>>5 【古城の入り口、誰かがいる】
【それは、ベージュ色のぶかぶかとしたローブを、着ていて】
【その人影が、ちらりとそちらを向く】
【そして】
あーあ、一人でお城探検なんか、怖くて出来ないわ。
誰か、一緒に入ってくれるような親切な人はいないかしらー?
【なんて】
【大声で、独り言を言っている】
【非常にわざとらしいが、スルーすることもきっと、可能なのだろう】
//ID変わりまくりますがいいですか?
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 22:37:10.27 ID:TgiELT950
>>8 【チラリ、そちらの方を見、】
……?ガキ、いやこの声は女か……
足手纏いは御免だ……
【ブツブツと小声で呟きその場を去ろうとするも、その足がピタリと止まる】
……いやいや、俺は何を言っているんだ
レディーファースト、相手が女ならレディーファースト……
【薄く笑いながらブツブツ呟き、その後音も無くスーッと
>>8に近づく】
やあ、お嬢さん、お困りですかね?
【布を幾重にも顔に巻いているため口から上は見えないが、】
【口元だけは爽やかな笑みを見せながら
>>8に話しかける】
>>9 あーあ、夜のお城なんて怖いわ、どうしようもなく怖いわ……。
【変わらず、人影はそんな独り言を呟き続ける】
【声は、なぜだかくぐもっていて。それでも、少女の声だということは、十二分に分かる】
……あら?
【そうして、その人影は声をかけられると】
【わざとらしく、首をかしげて見せて、くるりと振り返り】
ええ、困っているわ。夜のお城なんか、怖くてコワくて一人じゃ入れないの。
誰か一緒に入ってくれる心優しい人がいたら、なんて思ってるんだけど……。
【ぶかぶかのローブは、本当にぶかぶか】
【彼女の体の一部分でさえ、見えることは無く】
【そっと、右手を口元にやりつつ、ちょこんと首をかしげる――】
【言外に、「あなた、一緒に入ってくれる?」と、聞いている】
入り口は・・・あ〜此処か・・・
【全身を黒ので覆っている痩身の男が呟く】
しかしなんだね・・・砂場で遊ぶのは子供の特権だろうに・・・
【フラフラと古城に向かって歩く】
カツカツカツ―――――――
古城の廊下の一つから小気味良い足音が聞こえてくる
足音の主は相当な時間ここに居るのだろうか、上着とそれの上腕部分に巻かれた
機関の腕章が砂に塗されている
「……やっべ…………迷った……」
秋も深まり涼しくなった今、空調などなくとも砂漠の気温は相当に低いはずだ。
だが足音の主の額には汗が溜まっている。足音の主…機関員の中年の男は
自分の組織の施設で迷ったらしい。ちなみにこの言葉は男が古城に入って18回目である
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 22:48:30.20 ID:TgiELT950
>>10 ま、安心してくれ。俺ぁ困ってるお嬢さんがいたら助けてやりなさいって言われて育ってきたからね
エスコートさせていただきますよ、と言っても、俺もここに来るのは初めてですがね
【クックッ、と笑いながら右手を腰の前にあて、恭しく一礼する】
さて、早速中に入りますかね?
他にお連れさんでも居るのならば、ここで一緒に待ってあげてもいいんですがね?
【ぶらぶらと手持無沙汰に腕を揺らしながら、その場に立つ】
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 22:51:04.61 ID:8upJqs3v0
>>12 「入ったはいいけど迷っちゃった…やばいかも」
たったっと足音を響かせ、廊下を走る少女
突き当たりで
>>12に軽くぶつかってしまう
「いたっ…あ、ごめんなさい」
>>12を見上げる
>>13 そう……、ありがとう、助かるわ。
【彼女は、そういって。ぺこりと頭を下げる】
【その声は、どことなく感情が読みにくいが――感謝していることが本当なのは、分かるだろうか?】
いえ、連れはいないわ。私一人なの。
だから……そうね、入りましょう?
【さくり、彼女はゆっくりと、1歩踏み出し】
【左手で、古城を示す】
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 22:54:56.68 ID:6r02tf1PO
宝か…トレジャーハンターの腕がなるぜ!
【探検家の帽子をかぶった男】
【城に入っていく】
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 22:55:19.80 ID:Ku8bV5C40
「むぅ・・・・・」
【腕を組み古城を見上げる】
「報酬目当てで来たのはいいが・・・どこに資料があるのか・・・まあいい」
【古城に入り込む】
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 22:58:46.23 ID:TgiELT950
>>15 【礼に対し、男は明るい笑顔(口元だけだが)で答える】
ククッ、まっ!旅は道連れ世は情け、情けは人の為ならず、ってね
話し相手がいないのも寂しいと思ってたんだ……おっと、連れはいないのか
ああ、ゆっくり行こうぜ、ゆっくりね
【
>>15に追随するようにゆっくりと歩き出し、】
レディーファースト……『弾避け』を期待させてもらうぜ……
【誰にも聞かれないような小声で、ボソリと呟いた】
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 22:59:08.15 ID:Ku8bV5C40
「どこにあるんだ・・・・」
【歩きながら辺りを見回す】
「む!・・・これは・・・血?」
【床に広がった赤いものを見る】
さてね・・・どうしたもんか・・・のんびり中を歩くというのも有りだが・・・
【少し腕組みをして考える】
要は対象さえ持って帰ればいいんだから誘き出すのが早いよなぁ・・・
【ぐっと力を溜める姿勢を取り】
どすこーい!!
【城壁を思い切り殴りつけ振動させた】
>>14 「っつか幹部だからって寒冷地に飛ばされてた俺をこんなとこに呼ぶなよクソ…
日がな一日トランプしてワイン飲んでの生活に慣れてきたときによぉマジで
俺ももう四十なんだから腰とかキてることくらい上だってわかるでしょうよ」
延々と愚痴を言いながら早足で歩く。迷ったと呟き愚痴をこぼす、やはりこれも
18回目だ
「…っと、気をつけなよ。廊下は走っちゃ駄目ってガッコで先生に言われただろ?」
ムスッとした表情を浮かべ角を曲がろうと体の向きを変えた瞬間少女にぶつかる
つい少女の肩を軽く掴んでしまった手はそのまま少女の肩にある
表情は先ほどとは打って変わって優しげだ
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 23:02:02.94 ID:Ku8bV5C40
これは・・・誰かここで殺されたのか・・・
【その場で唖然とする】
どうやら今回も戦わないといけないようだねぇ・・・
【腰にある刀に手をかける】
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 23:05:03.20 ID:Ku8bV5C40
・・・・?揺れ?
【突然の出来事に辺りを確認する】
・・・・気のせいか、先に進もう。時間が惜しい
【辺りを警戒しつつ奥に進む】
>>18 あら、それを正しい意味で使ってる人……、初めてだと思うくらいには久しぶりに見たわ。
それって、何で違う意味になっちゃったのかしら。
メメントモリと同じ。意味の変えられた言葉達、かわいそうね、そう考えると。
【彼女は、その言葉の一つに反応を示す】
【だからと言って何があるわけでもない、ただ、それだけの反応】
【ただの世間話のようなものだろう、無理に返す必要は無いか】
(――……そうね)
(一人で行ったら何かが居たとして、それは私だけを狙う)
(もう一人居れば――、狙いは分散する。生き残る確率がグっとあがるわ)
(……こいつ、強いのかしら)
【――、似た物同士と。言えるだろうか?】
【互いが互いを"肉壁"と。認識している】
【そして彼女は、さくりさくりと砂を踏み、歩く】
【その音はやがて、かつかつ、という。硬い音に変わって行くだろう】
【そんなに早くない歩調、大きくない歩幅】
【ゆっくりゆっくりと進んで行こうとするのは、何かを警戒しているのか】
>>23 あいつ…随分警戒して…ただ者じゃねぇな…
トレジャーハンターの俺が言うんだ、間違いねぇ…
【物陰から
>>23を見つめ呟く】
・・・藪から蛇作戦は失敗かなぁ・・・
【少し考えて】
地道に探すか・・・
【どこらか明かりを灯し鼻歌まじりに古城へ侵入していく】
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 23:10:49.68 ID:Ku8bV5C40
だれもいないのかこの基地は・・・・
【不自然に思いながら部屋をくまなく調べる】
・・・外で声が聞こえたような・・・
【再度外に警戒心を向ける】
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 23:12:32.97 ID:TgiELT950
>>24 ま、何事も変わるモンなんですよ、風景も人も、言葉も例外でなくね
【軽口で返すが、口元の笑みは無くなり、若干唇が紫色がかった】
……「情けは人のためならず」、だよな……?
……後半は、聞こえてたワケじゃあねぇよな……?
【ボソリボソリ、青い顔で呟く】
っとと、中にも砂が入り込んでるかと思ったが……意外と綺麗じゃあないか
定期的に清掃でもされてんのかね、ハハッ
【そして誤魔化すように、大声で話を変えた】
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 23:15:29.77 ID:Ku8bV5C40
・・・・出て来い!さもなくば・・・斬り捨てる!
【愛刀『悪食』を片手に叫ぶ】
そこにいるのは分かっている!
>>25 【再度叫ぶ】
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 23:16:39.03 ID:8upJqs3v0
>>21 「ここはガッコじゃないもん」
ぷいっとそっぽを向く少女
「あ、そうだ。キメラ?ってどこにいるの?それと…さっきから何回かこの建物が震えたりしてない…?」
肩に置かれた手を一瞥するが、特に気にする素振りを見せず、問いかける少女
>>30 よう、まぁ落ち着けよ
戦うんなら、血なまぐさいことじゃなく競争しねぇか?
どっちが先に宝を見つけられるか
【刀に動じず笑いかける】
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 23:20:39.94 ID:Ku8bV5C40
>>32 ・・・すまないな、てっきり基地の人間が隠れていると思ってな・・。
【刀をしまう】
私は報酬さえもらえればいいんだ。競争か・・・いいだろう
【調べ終わった部屋を出て行き、さらに奥に行く】
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 23:22:22.79 ID:0xwcf9vM0
青年は目覚めるとともに床の冷たい感触に遭遇した
「あれ?ここどこ?・・・僕って誰だっけ?」
分かったのは自分が床にたおれていることだけだった
困ったな、記憶が無い
とりあえず、青年は誰かを探そうと歩き出した
>>28 そうね……、言霊たちが怒ったり、しないのかしら。
しないんでしょうね、氾濫してるんだもの……。
【かつ、こつ、かつ】
【定期的に鳴り響く足音は、軽く】
【少女は、何も答えない】
【――まるで、無視しているかのよう】
【何の反応も示さず、歩き続け】
……そういえばそうね。
これくらい綺麗なら……、戦いになったとしても、足は取られないかしら?
【かつ、かつ、かつ、かつ】
【相手が大声を出した後、急に歩みを速める】
【それはあまりにも急で、反応できないかもしれない】
【そうして、相手から少し距離を取ったところで、少女は右足を軸にしてくるりと回る】
【ぶかぶかのローブがふわりと舞い上がり、彼女の細い足と、ローファーが見える】
ねぇ、あなたはどんな能力なの? "知りたいわ"。
【そうして、相手に振り返る】
【その瞬間に、少女は、深く深く被っていたフードを、ぱさりを首の後ろへと落とす】
【二つに結われた、さらりとした黒髪。視線を引く、金色の冠】
【そして、鼻から上は露出するように加工された、ガスマスク】
【星空のように黒く煌く瞳が
>>28を貫き、そうして、甘い甘い劇薬のような声色で、尋ねた】
>>33 へっ、まぁ俺が負けるわけないけどな
【続けて奥に進む】
>>31 「何のためにガッコに行くかって考えた事あるかいお嬢さん」
離した手の人差し指以外を折り曲げ少女の胸の前に人差し指を向ける
「なんだ……?最近の不良は年上にタメ口どころかキメラ探しまですんのか
俺が寒いところに行ってる間に随分時勢が変わったもんだ……」
溜息を一つ。勿論呆れたというよりふざけたニュアンスで
「さぁな、知らないよ。つか俺もそれ探してんだよ
おじさん方向音痴だから昼からいるんだけどなぁ……全然見つかんないよ」
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 23:28:15.15 ID:Ku8bV5C40
・・・・いったん外に出て・・・・周りを探してみるか・・・
【城の入り口まで走る】
(
>>36が資料を手に入れたなら・・・八つ裂きにしてやるしかないか。)
【城の外に出る】
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 23:30:05.01 ID:TgiELT950
>>35 ははっ、言霊とか信じてるのか。意外とロマンチスト?
ま、ロマンを求めてなきゃこんなトコには来ないか……
【ケラケラと笑い声を上げて歩く】
【自分の顔色が優れないのを諭されまいとするかのように】
あん?戦い?おいおい、古城の番人でもいるってか?勘弁してくれよー、ククッ
【相手の物騒な言葉に笑い声と共に返事をし、】
……あ?『能力』?テメ、もしかしたら……!
【男の言葉が途中で止まる】
【話相手が顔を見せたからだ】
【ガスマスクの所為で口元は見えないが、それでも、】
上玉……
【ポツリ、呆けたように呟く】
【直後、男は首を振り】
い、いや、能力なんて何のことだか……
お、俺は、ただ観光に来てるだけで……
【ヘラヘラと笑いながら、あまりにも苦しい言い訳で茶を濁そうとする】
>>38 ん?あいつ…外に?
何でだ?まあいい、俺は俺の信じた道を行く!
【さらに城の奥へ進む】
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 23:32:23.28 ID:Ku8bV5C40
む・・・どこから探したらいいのやら・・・・
【城の周りを見渡し考え込む】
基地の人間はいないのか・・・?さっきの奴のような人間は
何人かいるようだが・・・
【妙な気分になる】
「すいませーん、誰かいませんかー」
声は闇の中に消えていっただけだった
闇の中を歩いてると、何かにつまづいた
「うわ、びっくりした!・・・何これ、リュックサック?」
中には、懐中電灯とコンパスと・・・白い紙が入っていた
「これ、ただの紙じゃないな・・・なんか、能力の香りがするような・・・」
【能力者に渡せば何か起こるだろう】そんな声が脳に語りかけてきた
「何、さっきの声?ってか、能力者?能力?ってなんだろう・・・あ、能力って自分で言ったんだっけ」
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 23:35:04.59 ID:UmqNon6O0
今日はまた随分とさわがしいですねえ
実験動物たちもこんなにざわついてしまって・・・
まあ誰であろうとここまでたどり着けるとはとても思えませんが・・・ね
【白衣を着た男が目線を天井からディスプレイに移す】
さて、実験に戻りま・・・おや?もう死んでしまいましたか
使えないですねえ・・・
【男がキーボードを操作すると哀れな実験動物の遺体はさらに深くに落ちていった】
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 23:36:00.22 ID:8upJqs3v0
>>37 男の動作をじっと見つめる少女
「それは…強くなるためじゃない?」
首を傾げる
「おじさん、“能力”持ってないの?壁とか吹き飛ばしちゃえばいいじゃん」
「建物が崩れるの怖いから私はしないけど、ね」
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 23:38:36.86 ID:Ku8bV5C40
・・・・あ、ここから入れるようだな。
【城の周りを迂回して見つけたドアをあける】
!!・・・・ひどい臭いだな・・・・また血の海か?
【床に広がる血を見ながら顔をゆがめる】
誰かー!誰かいないのか!
【念のため人の確認】
うそ・・・また行き止まりじゃん・・・
【男はかなりイライラした様子で呟く】
地図が!間違ってたら!!お前の仕事は!!!無意味じゃねーかっ!!!!
【尋常でない音量で叫ぶ】
もういい・・・壁なんて壊してしまえば一直線なんだよ・・・
【壁に穴を空けて進む】
>>46 シンニュウシャハッケン シンニュウシャハッケン
【金色のボディの警戒ロボット】
コウゲキヲカイシシマス
【キャタピラで移動 棍棒で殴ろうとする】
>>39 ……あら、言霊は"存在するわ"。
【相手の笑い声、それに対して、はっきりと、何の迷いも無く――そう答える】
【口元は見えないが、瞳が。哂っている】
【今日は満月――だが、ここにある1対の月は、三日月】
居るかもしれないわ。
居ないって言う確証は無いもの……、用心しておくに越したことは無いでしょう?
私が夜のお城に入るのがコワかったのだって、そいつらのせいなんだから。
あなたが居れば大丈夫、コワくないわ。私ね、一人が苦手なの。
【にこっと笑い、それからつらつらとまくし立てる】
【あなたが居れば大丈夫、というのは。先ほどの思考どおり"肉壁"ということ】
【ただ、彼女はそれをおくびにも出さない。いかにも"一人が怖かった"風に、話す】
(――ロリコン?)
【ポツリと零された呟き】
【それに、そんな思考を抱く。ただし、口にはしない。思う、だけだ】
あら……、無能力者? "本当に?"
【きょとんと丸められた瞳】
【同時に、再び使われる"甘い甘い劇薬の声"】
【見た目は15か16、それほどの幼さの残る少女、なのだが――】
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 23:43:24.50 ID:Ku8bV5C40
・・・・!・・・死体・・・
【血の海をたどった先に死体を見つける】
ひどい・・・だれがこんなひどいことを・・・
【速やかに部屋を出る】
>>47 うお・・・危ねっ!!
【ひょいっと避けて蹴り上げる】
こういうのが出てくるってことは方向は合ってるのか・・・?
いやーしかし古城にロボットってのは中々・・・
【距離を取って観察する】
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 23:46:41.56 ID:Ku8bV5C40
・・・・壁が壊れたような音がしたな・・・
【近くで大きな崩壊音が聞こえたので警戒】
・・・・行ってみるか。
【音のする方へ走る】
>>45【誰かー!誰かいないのか!】
という声が聞こえた
人が居るのか、と思いながら声のほうへ急ぐと
変な匂いが青年の鼻に飛び込んできた
「この匂いは・・・なんだっけ、そうだ、血だ
動物の体内に流れているやつ」
自分のことは分からなかったが、血というのは大抵負傷したときに出るもののはずだ
「うわ、なにこれ、死体じゃん・・・死体が声を出したわけじゃないよね」
辺りを見渡しても、誰もいなかった
もう部屋を出て行ってしまったようだ
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 23:48:57.18 ID:Ku8bV5C40
・・・・・・・
【音のする方向に走ると
>>50がいたので隠れた】
誰かに襲われているのか?しばらく見ておこう・・・
【陰から
>>50を見守る】
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 23:49:14.49 ID:TgiELT950
>>48 は、はは……ロマンチストでなく、リアリストか
頼ってもらってるみたいだが、俺は力も弱いし……へへ、へ……
【乾いた笑いを零す】
あ、ああ……能力者、なんて言われてもサッパリで……
お、俺は『狂気の―――!?……い、いや、なんでも、ねぇ……
【男は頭を振り、そして口元を手で覆う】
クソッ……なんなんだこの女……
俺ぁ思ったことを口に出しやすいが……それでも『うっかり』で『正体』を話しかけたコトなんてねーぞ……!?
【ブツブツ、ボソボソ】
【意識的にか無意識にか、口元を覆いながらも男の言葉は止まらない】
>>50 テントウ テントウ アンカーデオキアガリマス
【天井にアンカーを打ち込み起き上がる】
ジバクシマス 5 4 3 2 1
【白く発光しだす】
【十分避けられる範囲であろう】
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 23:50:22.31 ID:yekYLlXu0
あっついな・・・
全く、あの人も随分と人遣いが荒い事だ
【砂漠にも関わらず黒いスーツを着た男がボリボリと頭を掻く】
まぁ、とっとと終わらせて帰りますかね
なんだよ邪気眼って
>>55 えー・・・自爆オチかよ・・・
【ぼけーっとロボットを眺めながら呟き】
【ひょいっと
>>53の方に盾のルーンを刻んだ石を投げる】
ちょっとアレ欲しかったのにー!!
【と叫んだ】
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 23:53:35.52 ID:UmqNon6O0
どうにも騒がしいと思ったら、何ですかこの侵入者の数は・・・
困りますねえ
こんなに能力が干渉しあったら実験に支障をきたすじゃないですか・・・
【口調は穏やかなようだがその声色は怒りに満たされている】
困りますねえ困りますねえ・・・
【顎に手をあて何かに取り付かれたかのように室内を歩き回る】
・・・邪魔でしたら、排除してしまうというのも手、ですか
せっかくですから失敗作のデータの蒐集も兼ねてしまいましょうそうしましょう・・
【キーボードを叩く、しばらくして何か機械が作動する音が響いた】
ウィーン ウィーン グワシ グワシ
シンニュウシャ ヲ ハッケン シダイ コウゲキ シマス
【金色の警戒ロボットが通路を移動中】
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 23:57:22.45 ID:yekYLlXu0
>>60 おっとっと危ない危ない
見つかるところだった
・・・にしても、ロボット、ねぇ
>>60 「人に会えたと思ったら、ロボットかよ・・・しかもなんか攻撃とか言ってるし」
「ま、このまま隠れてやり過ごそうっと
僕が戦えるわけないしね」
しかし足元の石を蹴ってしまい、音がひびいた
「あ、しまった・・・」
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 23:59:22.97 ID:Ku8bV5C40
・・・・
>>58なぜコチラに石を投げ・・・!
【いきなり目の前に何か盾のような物が現れ驚く】
・・・・バレていたのか?・・・・!
【ロボが自爆しようとしていてまた驚く】
>>58の奴め・・・こんなものがなくても・・・あとで礼を言おう・・
【
>>58の方を向き様子を伺う】
>>61 ウィーン
【気づかなかったようだ】
>>62 フシン ナ オト ヲ タンチ
【振り向く】
シンニュウシャ ハッケン シンニュウシャ ハッケン
【腹部から暴徒鎮圧用ゴム弾が発射される】
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 00:02:39.24 ID:Y3cCVnaW0
>>61 八つの目が天井から男を見つめている
10メートルを超えるであろう巨大な蜘蛛が
いままさに照準を定め口から粘着糸を吐き出した
【背後からの死角をついた攻撃、弾丸のような速さで糸が迫る】
>>54 そうかしら?
私だって、考えることはあるのよ。白馬の王子様、絶対、永遠、運命。
ねぇ、人って。頼れる人が居れば、普段の何倍も力を発揮出来たりするのよ?
【彼女の挙げた、例】
【どれもこれも、繋ぎ方次第で恋愛へと繋がる】
【これに、何かしらの意味はあるのだろうか? それはきっと、彼女にしか分からなくて】
【それから、ちょこんと首を傾げつつ、そんなことを言う】
【哂う瞳は、
>>54を変わらず見つめていて―― 逸らされることが、無い】
そうなの……、それは、残念――。
……あら?
【鼻から上だけ、その僅かな部位だけで分かるような残念そうな表情】
【それから、相手の口に仕掛けた言葉に。首をかしげて】
――――狂気が。"何かしら"?
【夜空が、哂う】
【――念のために書いて置けば、彼女の言葉に特別な力は無い】
【ただ、ただ。"尋ねているだけ"だ】
>>63 あー服焦げた・・・やっぱ通常現象に関してはガードが甘いなぁ・・・
【ぽいっとローブを捨てる】
【
>>63を見る】
やーごめんごめん俺のせいで通りがかりに事故死ってのは見たくなかったんでね
【ヘラヘラと話しかけた】
>>64 「うわ!」
距離があったためなんとか避けることに成功した
だが、部屋の隅にいるため、もう逃げることはできない
「・・・クソ、やるしかないか、こいよ」
>>65 「・・・やれやれ」
男は今自分に襲い掛かろうとしている事には目もくれず一つ、大きく溜息をついた
刹那
「そりゃまぁ障害はつきもの・・・か」
そう呟いた
クモと吐き出された粘液は漆黒の炎に焼き尽くされ跡形もなくなっていた
>>68 エゲツナイコンボウ フリマワシマス
【右腕のえげつない棍棒を振り回しながら近づいていく】
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 00:10:11.38 ID:Vry6iLKF0
>>67・・・あまり周りに迷惑がかかるようなことは謹んでくれ・・・
まあ礼は言っておく。
【
>>67に近づく】
君は、報酬が目的で来たのか?
【念のため確認する】
>>70 「えげつないって自分で言っちゃってるし・・・でも、動きは単調だし、まるで止まってるみたいに遅いな」
(相手の近くこそが、盲点になる)
そんな言葉が、脳によぎる
「・・・よっと」
青年は素早い動きでロボットに近づき
「どっせい!」
鋭い蹴りを決めた
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 00:13:34.87 ID:Y3cCVnaW0
>>69 蜘蛛はそれを見て何を思うのか、そもそも思うほどの知能があるのか
誰にもわからないまま次の行動に移る
5本同時の粘着糸発射
【直線ではなく弧を描き5本が5本別の軌道を描き襲い掛かる】
それと同時に蜘蛛は捕食対象に対し背を向ける
>>72 ?!?!?!?!
【大きく蹴り飛ばされ 壁に激突】
…………キドウシマス
【頭部のランプが赤く光り】
エゲツナイコンボウ ハッシャシマス
【右腕のえげつない棍棒が
>>72に向かって飛んでいく】
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 00:14:50.29 ID:/biNA6uv0
>>66 ク、ククッ……俺は残念ながら、絶対と運命は信じてないんでね……
ま、他は信じるがね……
【やや疲れたような調子で答える】
【向けられる視線。男は、壁に向けて苦しげな視線を逸らす】
能力なんてねぇよ……俺は……
クソッ、どうにも今日は調子が悪いみてぇだな、今日に限って口が軽いみてぇだ……
【
>>66の顔を一瞬だけ見て、また目を逸らす】
……ちょっと待ってろ。ったく、なんで今日はこんなに調子が……ブツブツ……
【目を逸らししばらく、男は天井を仰ぎ見る】
【 男の口元が笑みの形を取り戻す】
【否、取り戻したのではない。今までとは全く異質な笑みへと変わっていた】
ク、ククッ、クククククッ……
いやいや、お待たせした。すまないね、美しきお嬢様?
さあさあ、こんな場所でこれ以上時間を失うのもつまらぬだろう?先に進もうじゃあないか……
【今までと違う、どこか演技がかった声色】
狂気、狂気が……ハハッ!
狂気なんてありふれたものさ。どこにでもある。細かいことに気が付くのはいいが、
それに囚われては先に進むことなどできんよ?
【誤魔化す、と言った体でなく、】
【本当に何事もなかったかのように、男はつらつらと返事をした】
>>71 報酬と言えばまぁ報酬なのかな・・・
仲介屋からの仕事をこなさないと面倒な事になるんでね・・・
【敵意無く話し始める】
原初のルーンくらいで一生『機関』の中は御免だし・・・
【ボソッと呟く】
そんで君は何でこんなトコにいるの?
【床にルーンを刻みながら聞く】
>>74 「おっと、危ないね」
棍棒を真上に蹴りあげ、落ちてきたそれをキャッチする
「武器ゲット、と さて、まだ攻撃手段があるのかな?」
青年は棍棒を構えて、ロボットの次の動きを待った
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 00:19:27.80 ID:Vry6iLKF0
>>76 そろそろ貯金が無くなってきてね・・・報酬をもらって、
またしばらくブラブラしようかなと思ってね。
【しみじみと語る】
・・・・何を書いているんだい?
【
>>76に尋ねる】
>>77 ウィーン ウィーン
【攻撃手段を無くしうろたえている】
ジバクシマス ジバクシマス
【金色のボディが発光しだす】
>>79 「自爆?嘘だろ?」
戦闘が始まる前に床に置いたリュックを持ち、急いで部屋を出る
どうやらロボットは追ってこないようだ
「・・・可哀そうなロボットだな・・・ゴメンな」
>>75 これらは、ほとんど存在しない。絶対も、運命も、永遠も、王子様も。
だからこそ、物語を作るときにこれらが必要になる――。
だって、物語にはいつもありえないことが、起こるでしょう?
【視線を逸らされようと、彼女は気にしない】
【ただただ、見つめ続けるだけだ】
そう、それは残念ね……。
まあ……、何も無いことを祈りましょう?
深夜に二人きりでのお城探検、ステキな体験よ、きっとね。
【くすくすと、哂う声が聞こえる】
【天井を見る男を、見つめ続け】
【変わった笑みに、ぴくりと眉を顰める】
(――、……?)
お待たせはされてないわ、私から振った話題だもの……。
でも、そうね。秋の夜長と言えど、夜には限りがある――、進みましょうか。
【その表情はすぐに失せ、相手の言葉を肯定する】
【左足を、横に向け。しかしまだ、身体は前】
――そうね、狂気なんてどこにでもあるわ。
嫉妬、欲望、怒り、哀しみ、喜び、それら全てに狂気は含まれる、全てが狂気になり得る。
そういえば――、今日は満月。ルナティック――きちがい――とも、言うわね?
【そっと顎を引き、相手の言葉を再び肯定した】
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 00:24:12.64 ID:gCCqJG0d0
>>73 五本の糸それぞれをなぞる様に男が指を滑らせると先程と同じように糸は燃焼した
「・・・襲ってこないなら追う必要もない、か」
「さて、ここには俺以外も沢山いるみたいだが・・・なるたけ戦闘は避けたいもんだ」
>>78 いいな・・・報酬は丸々自分のか・・・
俺なんて20%ももらえればいいほうだぜ・・・
【ため息をつきながら言う】
ん・・・?ルーンって知ってるかな端的に言うとそれ自体が意味を持つ文字なんだけど
俺のはちょっと『特別』なんだよね
【トンと書き終わった文字を足で叩く】
ちなみにコレはただの『探索』だよ。いろんな意味でね
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 00:29:36.02 ID:Y3cCVnaW0
>>82 果たしてその行動が退却の意思を持ってのものだったのか
否、その証拠に蜘蛛は逃げるでもなくただ背を向けその場を離れる様子はない
ただその腹部を不気味に動かすだけでそれ以外変わったことをしている様子はないが・・・
>>84 「・・・ふむ、なにやら怪しい動きをしてやがるが・・・・まぁ、ここは退却かな」
そう言って男は逃げ出した
「さっきのロボットに見つかる可能性もあるが・・・致し方ないか」
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 00:32:36.40 ID:/biNA6uv0
>>81 いやいや、事実は小説より奇なり、人の考え得る物など所詮は現実の写し身、
湾曲されることあれど、物語は現実があるからこそ存在するのですよ
【クックッ、クックッ……低い声で笑いながら言葉を紡ぐ】
美しきお嬢様のエスコート……ああ、今夜は素晴らしい
物語であれば倒される為に存在する暴漢が現れるほどに、素晴らしい夜だ
もっとも、物語は物語、現実とは違いますが
【先程とは全く違う見解を述べながら、ケラケラと高い声を上げて笑う】
ええ、ええ。この美しき夜。美しきものは儚い。故に少しのことで壊れてしまう
そんな脆い夜、少しでも多くの語を刻みたいものです
【クスクス、クスクス上品に笑う】
ええ、全ては狂気に還る。例えどのような物で覆い隠そうとも、ね
ああ、そういえば今宵は満月でしたか。いや、この中に入ってから外を見ていないから、
ついつい忘れてしまっていたようだ!
【支離滅裂に言葉を話し、とにかく笑い声を上げ、そして同じ笑いは長続きしない】
【先ほどまでとは全く違う印象を与える男は、今度はゲラゲラと下品な笑い声をあげはじめる】
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 00:33:28.32 ID:Vry6iLKF0
>>83 探索・・・千厘眼のようなものか?
(そういえば以前戦った魔術師が使ってたな、ルーンとやらを)
【関心しながら床のルーンを見る】
レプレトス カイホウシマス レプレトス カイホウシマス
【古城全体に電子音が響き渡る】
キッシャァアアアアアアロォオオオオオ!!!!!!!
【地獄のイカヅチが落ちたかのように雄叫びが古城に響き渡る】
>>85 「さっきのロボットっていうのが僕が倒したのと同じなら・・・もう大丈夫ですよ」
目が覚めてから初めて人に会ったが、青年は冷静に話しかけた
「それにしてもお強いんですね。あ、敵意はないですよ」
そう言って降伏を意味するように、両手を挙げた
>>89 「おぉう、無事だったか少年
それより向こうでなんか化け物g
>>88 ・・・・やれやれ、また面倒が増えたみたいだ」
>>87 まー似てるんだけどアレは未来視の延長かな・・・って講義は要らんな・・・
(さて・・・障害になるかどうかで取るべき行動は変わるな・・・)
【床に気を取られてる隙にスッとポケットからルーン石を取り出す】
ルーン使いは結構いるからなぁ・・・『衝撃』・『風』――遠当ッ!!
【避けられるかどうかのラインで攻撃をしてみる】
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 00:41:51.35 ID:Y3cCVnaW0
>>85 逃がさない
何重にも張り巡らされた不可視といえるほどに細い糸が次の行動を許さない
蜘蛛は口からの直接攻撃を無意味と考え攻撃方法を変えたのだった
口とは対極、尻にある出糸突起から出る糸、粘着性はないが細さに対する強度は並ではない
それが幾重にも幾重にも折り重なり罠を作っていたのだった
【動きのとれない捕食対象に巨大蜘蛛が襲い掛かる】
>>90 「・・・僕、この雄叫びどこかで聞いたことあります」
「確か、名前は、レプレト―――
>>92って、あれ?動けない?」
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 00:46:25.28 ID:Vry6iLKF0
>>91 ・・・食え・・・『悪食』・・
【愛刀で攻撃を斬りつけ吸い取る】
・・・・護ってくれたり襲ってきたり、忙しい奴だな、君は
【刀を鞘にしまう】
>>86 そうね、"でも"。――たまに、そう、ごくたまに。
人は、現実を越えたものを作り出す。
【肯定しつつも、彼女は否定する】
【そうしてから、彼女は。向きを変えた左足を軸に、相手に背を向けて】
(――多重人格、能力者、どちらかしら。……それとも、別の要因かしら)
【眉を僅かに顰め、そっと、考える】
【相手には背中を向けている、きっと、気付かれることはない】
暴漢、ね。ただの人間ならいいけど……、能力者だったりしたら、厄介よ。
【肩越しにそっと振り返り、くすりと笑う】
【思考の残滓は、塵ほども残さずに】
儚く美しいものは、硝子細工。
たった少しの不注意で、ヒビが入って、壊れてしまう。
だからこそ、人は大事にしたいという。――でも。
ねぇ、"粉々に砕けた硝子も、美しいと思わない?"
//ごめん、続きます
>>95 【くつり、哂い。満月が欠け、現れるのは三日月】
【甘い甘い、どろりとした――劇薬】
泣いて笑って喜んで怒って悲しんで、何もかも、全て。狂気に化ける。
人なんて、結局は狂気の塊。こんな狂った世界で、狂ったまま生きて、狂ったまま死んでいく。
私も、きっと、そうね。
――……それだけじゃないわ、昨日は流れ星の極大。きっと、たくさんの星が今も落ちているわ。
【顔を前に戻してから、彼女はそう紡ぐ】
【表情は見えない、声色も、変わらない】
――……さ、行きましょう? 早くしないと、誰かに取られてしまうわ。
>>94 んーまぁ俺の方針だからねぇ・・・心配の芽は早いうちに摘むってのがさ。
【刀を見ながら言い】
妖刀の類かな・・・実物を見るのは2回目だなぁ・・・
まぁ攻撃しといて何だけど、退いてくれれば追わないけどどうする?
【とりあえずといった感じで問いかける】
>>92 「・・・・やれやれ、諦めてなかったのか」
そう男が呟いた刹那
「じゃあ、仕方ないな」
男は蜘蛛に肉迫していた
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 01:01:41.82 ID:/biNA6uv0
>>95 たまに、たまに……か、クッ、ククフヒハッ!いや、確かに稀ではありますなぁ……
【クスクスと、確かに高笑いしていたハズなのだが、その間もクスクスと上品に笑っていた】
能力者だろうが邪気眼だろうが、所詮はヒト。狂気はヒトを飲み込む―――ク、ククッ
【抑えるように静かに笑う】
ステンドガラス、あれは総じて素晴らしい。見ていると心が洗われるようだ
色使いもそうだが、硝子の持つ独特の透明感が素晴らしいんでしょうなぁ
ああ、アレが粉々に割れて私に降り注いできたら!考えただけで興奮してしまう!
【ヒャハ、ヒャハハ!下卑た笑い声を上げる】
薄皮一枚剥いだ先、其にあるはただただ狂気の塊
さあ狂え狂えヒトビトよ、狂うた先に在るは楽ぞ
【上機嫌に、歌うように言葉を紡ぐ】
さあ、星がまた一つ落ちてしまった
夜が過ぎる前に、星が全て亡くなってしまう前に、この奥へと進みましょうか
まだまだ、光る星は減らぬようですが、ね
【踊るような足取りで、先へと進み始める】
さあ、私の瞳を見ろ♪鮮やかな時間に疲れたモノよ♪
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 01:02:35.27 ID:Y3cCVnaW0
>>98 思考が止まる
今までこうなってからはあとはただ口を突き刺し溶かしすする、それだけだった
だが違う、蜘蛛はここにきて何が起こったのかが理解できず
ただパニックになり腕を振り下ろした
>>98 (この人強いんだなー・・・この人と一緒なら・・・もしかしたら僕が誰か分かるのかな)
…………キシャァ
【鳥類最強の鷹の翼と頭 ライオンの胴体を合わせ持った合成獣<レプレトス>】
【それが今 古城の中を】
【獲物を探すかのごとく移動している】
>>99 魔法使い、なんてのは世の中にたくさん沸いてるけれど。
その中で本物は、そう言う奇跡を生み出せた人。
魔法は奇跡を起こす力、炎を出す? 雷を出す? それはただの魔術師よ。
【どこか、どこか。不機嫌な表情で、彼女は言う】
【所詮、まだ若い少女の自論――、穴はいくつも、あるだろう】
人が狂気を持っているのか、狂気が形を成したものが人なのか。
……あぁ、頭が疲れてきた。難しいお話は、偉い人に任せましょ?
【そう返してから、彼女は唐突に思考を諦めるような発言を】
【そっと右手を頭に当て――、ちょん、と。指先で冠に触れる】
ステンドガラス、神の場所にあるモノ。
神聖で、美しくて、あぁ。そうね、叩き割ったら、気持ちいいかしら?
【くつり、くつり。哂って、首を傾げる】
【瞳は細められ、しかし、笑みとまでは届かない】
――……そうね、では。行きましょう?
一晩限りの王子様、白馬には乗ってないけれど――私をエスコートしてくださいましな。
【身体を、半分だけ振り向かせる】
【そちらを向き、にっこりと笑みながら】
【ローブをちょんと摘み持ち上げ、お嬢様のように礼をしてみせた】
>>100 先程と同じように、男は蜘蛛を指でなぞった
ただそれだけだった
次の瞬間には蜘蛛は漆黒の炎に包まれていた
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 01:21:28.08 ID:/biNA6uv0
>>103 はてさて、かつて火は奇跡であった
ヒトが他の生命より優位に立てたのは何故か?それは火を扱う知識があったから
かつて、火を使う者こそが神だった……奇跡なんてのは、人の価値感で変わる物ですよ
【クック、クックと小刻みに笑う】
全てが狂気に帰結する……それだけですよ
狂気の原初など、それこそ狂気そのものにしか知り得ないことでしょう
【フフッ、と柔らかく、それでいて意味ありげに笑う】
ああ、美しきモノは、儚いからこそ美しいのか、美しいから儚いのか
神とは全てを収めるためにあるのか、それともヒトに壊されるためにあるのか?
……貴女もなかなか面白いことを考える。是非とも今度、お茶でも飲みながら語り明かしたいものですよ
【今度は笑い声をあげず、口元だけを笑みの形にする】
……ふむ、長い廊下だ
このような場所は、ふむ、隠し扉がお約束、といったところですかな?
【コンコン、と壁を叩いた後、「あ、」と思いだしたように声を出し】
そうそう、私を一晩限りの王子と言っていましたが―――
私は物語の王子とは、真逆の場所に居るモノですヨ?
【ニコリと笑ってそう言い、そしてまた壁を叩きだした】
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 01:31:16.26 ID:Y3cCVnaW0
>>104 やはり失敗作は失敗作、何の役にも立たないゴミでしかないということですかねえ
それにしても何も学ぶことがない敗北とはなんというゴミにも劣る下等生物か
そんなことより今問題なのは何故レプレトスが外に出ているかですねえ・・・
【文面とは裏腹に先ほどとは違い今度は逆に冷静に見える】
まあ、いまさらあれがどうなろうとさして重要な案件では無い
対多数の掃討戦のデータは揃ってますが、こういった室内での場所での戦闘データはありませんね
どうせ、後に破棄される「ゴミ」だ、せいぜい役に立ってくださいねえ・・・
【醜悪な笑みを浮かべつつディスプレイに向き直る】
>>105 それは昔のこと、価値観は時間でも変化する。
今時、炎が出せたなんて奇跡にならないわ、なりっこないの。
少なくとも、私の価値観ではそう。本当の奇跡は、もっと、違う。
【相手の言葉を否定しつつ、肯定し】
【かつ、かつと。軽い足音を響かせながら、ゆっくりと歩き始める】
狂気に思考するだけの何かがあれば、の話ね。
何も無ければ、狂気さえも知りえない、故に、誰も知ることが出来ない。
【ゆっくりゆっくり、同じような速度で歩き続ける】
【それは、なんだか。相手に先を譲ろうとしているようでもあり】
//ごめんなさい、また続きます……
>>107 儚くて、すぐ壊れてしまうから、美しい。
美しさは、ほんのちょっとの違いで美しくなくなってしまうから、儚い。
……どちらでも、いいんじゃないかしら?
私としては、前者が好きだけれど……、そうね、どっちでもいいわ。
あら、そう。なら、連絡先でもあげましょうか?
そのときに、それが生きている連絡先かは、分からないけれど。
私、気紛れなの、ずっと同じ場所になんか居ないわ、それでもいい?
【つらつらと流れるように言の葉を紡いでから、くすりと笑い、悪戯めいた瞳を
>>105へと向ける】
【頼めばきっと、連絡先を教えてくれるのだろう――通じるのかは、不明だが】
そうね――、そうね?
何か、あるかもしれないわ。
【壁を叩く相手を見、首を傾げつつも、肯定して】
そう、だったら私はあなたを何と呼べばいいかしら?
魔王様? 魔王様にエスコートされるなんて、それこそ物語みたいだわ。
【楽しげに笑い。それから、そっと、壁に手を当てた】
109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 01:47:21.99 ID:/biNA6uv0
>>107 クックッ、まったくその通り。奇跡は時代で変わる……
奇術師ですら奇跡の体現者だったのに、今は魔術師すら奇跡とは呼ばれなくなった
ああ、悲しい話じゃあないか……
【ヘラヘラと笑いながら言葉を紡ぐ】
そう、狂気が何かを考えるのか?それも狂気しか知らない
……ああ、すまない、私は狂気が思考することを前提として話しているようだ
まったく、このような発見があるから他人と話すのは楽しいのだ
連絡先は、一応貰っておくよ?まあ、無駄になろうとも、知ったということになんらかの意味があるかもしれないからね
【クックッと抑えた笑いを零しながら、歩く】
【何時の間にか、男は少女の少し前を歩いていた】
美しさは罪、という言葉もある
美に対し、ヒトはどうも神経質に考えてしまうようだが……ま、君くらいあっさりしているのもいいかもしれないね
【ははっ、と爽やかに笑いながらクルリと振りむき】
私を、私を呼ぶ時は
『嫌われ者』と呼ぶがいいさ。ああ、私はかつて罪を犯した、嫌われ者―――
【そう言って、堰を切ったかのようにケタケタケタケタと笑いだす】
【ゴンゴン、叩いた壁の音が鈍く響いた】
>>109 奇術師、ね。そう言えばそんなヤツラも、居たわね?
手品とかそう言うのには興味無いから、忘れてたけど……、そうね、確かに居たわね……。
魔術師なんて、大概が他と同じことをしてる。アイデンティティなんて、あったもんじゃないわ……、虫唾が走る。
【至極どうでもよさげに、返し】
【彼女は、あまりそう言う職種の人を好きでは無いのだろう、どこと無く、不愉快げ】
狂気が話せるならば、それはきっと楽しいことね?
一度でいいからお話してみたいわ、どんな声で、どんな表情で、どんなことを話すのかしら?
あらそう……、じゃあ、あげるわ。
【とろんとした、夢を見るような、目】
【ただ、その目は。ごそごそとローブの中を漁り始めた頃には、既に失せていて】
【そのうちに、一枚の紙を差し出すだろう。白紙に、ただ、電話番号と思わしきものと、住所らしき文字列が書かれただけのもの】
//……またです
>>110 それもまた、美しさに嫉妬する、人の狂気。
本当に、人って狂気から逃げられないのね、どこを見ても、どこまで逃げても、追いかけてくるの。
【相手の背をじっと見つめていたが、相手が振り向いたために】
【視線を、相手の顔へと移す】
嫌われ者? ……ああ、そうね。勇者とは真逆だわ。
そうね、それとひとつ。"罪を犯したことの無い人が居ると思って?"
…………、あら、あからさまに怪しい。
【首をそっとかしげ、哂いながら。彼女はそんなことを尋ね――、それから、響く音へと意識を向けた】
112 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 02:17:04.89 ID:/biNA6uv0
>>110 嫌いかな、他と一緒なのは
私は好きなのだがね……他人と自分が一緒で、だが自分が他人と確かに違うと感じられる、あの感覚は
【フフ、とどこか自重したように笑う】
【相変わらず、壁を叩きながら】
ああ、狂気が話せるならば……それはきっと、ヒトと変わらないだろう
何故か?ヒトは、ヒトが理解できる部分しか理解しないからさ
だから彼が何を話しても、ヒトは狂気をヒトとしてとらえてしまう。本質が違っても、感じるのがヒトならば我々にとって変わることは無いのさ
……いや、或いは狂気こそがヒトなのかもしれないが、ね
【クックッと、この話は興がのったのか、なかなかに楽しそうに、スラスラと話す】
【そうして、紙を受け取る】
ふふ、ヒトが狂気なら、本当は逃げていないのかもしれない
追いかけてきているのではなく、常に自分の中にいるのだからね
それでいて、後ろから追いかけてきていると思っているのだから、滑稽な話しだよ
【クスクス、馬鹿にするように嗤う】
嫌われ者。ああ、そうさ。名乗ることすら憚られる、嫌われ者
故に、私が名乗るのは、何時も世界が終る時―――
まあ、君に言っても仕方が無いかもしれないがね、ちょっとした愚痴さ
罪を犯したことが無い人?さあ、居るのかもしれないよ?
言っただろう?私は王子様とは『真逆』だと
【クックッ、静かに笑う】
……おや、ここの壁は薄いかな?
>>113 世界が終わる? ふふ、素敵ね?
ステンドガラスを割るなんかより、ずっとずっと、素敵な響き。
永遠はこの世にほとんど存在しない、それは世界にも当てはまるのかしら。
終わり行く世界を見られるならば、――あぁ、どんなに愉しいかしら?
【相手の言葉、彼女はそこに、強く反応して】
【胸の前で、両手をそっと合わせ、指を絡ませる】
そうね、薄いかもしれないけれど――……、私、ちょっと眠いわ。
至極残念だけれど……今日はここで帰ろうかしら。
>>112 私が私でいる意味が、無いもの。
みんながみんな一緒なら、そこにいるのは誰だって同じよ。
【そう、吐き捨てるように言って】
理解できることしか理解出来ない。狂気が話せたとして、理解を超えていたらば……、何も分からないのかしら。
……なら、話す意味は無いわね、至極つまらないわ。
【ガスマスクの上から、そっと、口に手を当てるような動作をして、眉を顰めた】
【彼女も楽しげではあるのだが、出会った当初に比べれば、何となく、だが眠たそうに見えるかも、しれなくて】
【時刻はそろそろ丑三つ時、これもしょうがないことなのかもしれない】
お月様と同じね、逃げても逃げても、ずっと追いかける。
走っても走っても、どこまでも。……あら、これだと月が私の中に居ることになるわね?
月は案外、人の身体に作用するらしいから……間違えてないのかも、しれないけれど。
【くすりと哂って、天井を仰ぐ】
【見えるのは、古びた天井ばかり。月は見えないが】
//また、です
>>115 世界が終わる? ふふ、素敵ね?
ステンドガラスを割るなんかより、ずっとずっと、素敵な響き。
永遠はこの世にほとんど存在しない、それは世界にも当てはまるのかしら。
終わり行く世界を見られるならば、――あぁ、どんなに愉しいかしら?
【相手の言葉、彼女はそこに、強く反応して】
【胸の前で、両手をそっと合わせ、指を絡ませる】
そうね、薄いかもしれないけれど――……、私、ちょっと眠いわ。
至極残念だけれど……今日はここで帰ろうかしら。
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 02:39:23.88 ID:/biNA6uv0
>>115 そう、誰しもが同じ……同じであるのに、異質なのが面白い。まあ、これは私の考えでしかないが
【くつくつと笑って】
そう、結局ヒトは狂気を理解できない。理解できるならば、それはもうヒトではないということ
【ゴソゴソ、と実に纏う布を少し弄る】
逃げても、何処にでも現れる……
月を心に浮かべたのなら、例え目を潰しても月の輝きから逃げることなど出来なくなる。そういうことですよ
【少し、首元に手をやり、布を緩める】
おや、貴女もここで終わりか
……ふむ、この世界の終焉も近いかな
いやはや、久しぶりに楽しめたものだ
【クスリ、男は笑う】
では、さようならお嬢様
何時か、再び出会うことを信じて
【まるで、友人に挨拶するかのように気軽に手を振る】
では、さようならこの世界
役者の一人は私―――もはや誰もが覚えてはおらぬ過去の遺物、 狂騒 が、務めさせていただきました……
118 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 02:43:50.29 ID:EzjfGphO0
【砂で化粧された、絢爛の古城】
【多くの能力者が城の中で争いや談を行う中、その少女は月を見ていた】
【綺麗な、済んだ蒼の瞳は月の光を受けて輝き】
【白磁のように白い肌は、月光を受けてよりその秀麗さを増す】
【然しその顔は一貫して無表情で、まるで人形のようであった】
【ドレスと戦闘服の中間のような、薄い布がついた服に大きなリボン】
【髪は月光を受けて輝く銀。それは見方によっては白にも、紫にも近い色に見える】
『……何やら、物憂げな顔だな』
【聴こえてきたのは、確かに少女の方にある声であって少女ではない】
【何処か力強いイメージを持たせる男の声。其れは確かに放たれたもの】
【少女からではなく、その腰に付けられた髪と同じ色の細い刀剣からだ】
……気の所為よ、きっとね
【始めて、少女が言葉を紡いだ。瞳と同じように、澄んだ声】
【其れは外見よりも更に、その場には役違いな幼い声だった】
……仕事を、始めましょう
もう、来るのは少し遅かったけれど
【呟くように言って、少女は足元に転がっていた、何かに切り刻まれたような死体を蹴った】
>>117 同じような服、髪型、魔術、そんなのうんざりよ。
つまらない、面白くない、ナンセンスだわ。
【対する少女は、眉を顰め、不機嫌そうで】
【きっと、嫌いなのだろう。そう言うものが――】
人を止めてでも何かを理解するか、それとも。人の枠に収まったまま、何かを理解できずに終わるか。
……そうね、私は。人のまま何かを理解したいかしら。
まあ、でも。あなたの言葉を信じるならば、世界はもう終わるのでしょう? ならば、どうでもいいわ。
世界の終わりを楽しむ方が、楽しそうだもの。
【かつ、と】
【特に意味も無いのだろうが、靴底を一度、鳴らす】
月へ惹かれるのは、月が狂気を抱いているからかしら。
人自体が狂気の塊、それなら、同じものに惹かれてもおかしくは無いでしょうし。
そうね、それがきっと、妥当だわ。
//最後も、また
>>118 【相手の言葉とはどこかズレた、そんなことを呟き】
【抱く雰囲気は、どこと無く独り言のような、そんなもの】
残念だけれどね――、どこか見晴らしのいい丘で眠りながら、最期の時を待つとするわ。
そうね、あなたも良かったらいかが? お茶は無いけれど、お話ならできるかもしれないわ。
【かつ、と。今度は、足の向きを出口へと向けて。首を傾げ、そう尋ねた】
【――そして、彼女は。相手の答えを待たずに、ローブをちょっとつまんで持ち上げ、お嬢様染みた礼をすると】
【かつ、こつ、と。足音を響かせ、出口へと向かう】
【彼女の誘いを受け、ついていくことも、ここで分かれることも、可能だ】