愛国者「俺が……選ばれし聖戦士?」

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1稚拙で不快なSSです 閲覧注意
俺はテレビの尖閣諸島関連のニュースをぼんやりと眺めていた。
反日マスゴミの、おそらく在日であろう目のつり上がったアナウンサーが
民民党を擁護するような口調でニュースを伝えている。
街角でインタビューを受けているチョン丸出しのババアは、
「中国と仲良くしよう」というようなセリフをテロップ付きで吐いていた。
多くの馬鹿共(こくみん)がこうやって反日マスゴミに騙されていくのだろう。

俺は嫌気がさして、テレビのチャンネルを変えた。
子供向けのヒーロー番組をやっていた。
改造人間の主人公が、日本を裏から支配しようとする悪の秘密結社と
戦う陳腐なお話だった。
2以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 02:12:01.61 ID:RCu5VWq/0
その番組のヒーローは、太陽のエネルギーを力の源にしていた。
おそらく太陽とは日の本の国である日本のメタファーであり、
現実に日本を裏から支配している支那朝鮮人に立ち向かえるヒーローは居ない――。
『ネットde真実』に辿り着いた情報強者の俺は、そんな制作者の皮肉を感じた。

そう、ヒーローは居ない。
コリアナイズされたこの国で、俺たち憂国の士が日の目を見ることはない。
高いリテラシーを持った優秀な人間の言論が抑圧され、世に出る機会さえ与えられない。
世が世なら、国家から三顧の礼で迎えられたであろうこの俺でさえ、
現在は無職ニートという不遇に身を置いている。
だが、人々は心のどこかでヒーローを求めている。
民民党と支那朝鮮人の支配からの救世を欲しているのだ。
3以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 02:13:49.27 ID:5u5iAQrD0 BE:4712083889-2BP(0)
4以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 02:17:56.37 ID:RCu5VWq/0
そんなことを考えていると、電話が鳴った。
この電話が鳴ることは滅多に無い。
掛かってくるのは、殆どが在日大家からの滞納家賃の催促だ。
取るべきか、無視するべきか。もし在日大家なら、朝鮮人特有のネチネチとしつこい
嫌味で家賃の支払いを迫るのは確実だ。まるで朝鮮サラ金のように客を客とも思わない
陰湿で高圧的な態度に、俺の精神はずたぼろにされてしまうであろう。

だが、この時俺は『虫の知らせ』のようなものを感じた。
鳴り響く電子音が、俺に「早く出ろ」と言っているように思えた。
俺は深呼吸したあと、電話に出た。
5以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 02:20:36.43 ID:RCu5VWq/0
「もしもし――」

「おう、おめえが木下守か?」

いきなりのべらんめえ口調のダミ声に、俺は焦る。

「そうですけど……どなたですか?」

「麻田太助っていやあわかるか?」

「はっ?」

「だから麻田太助だよ、自自党の。テレビで見たことあんだろ」

馬鹿な。あの元総理の愛国政治家、『ローゼン麻田』こと麻田太助閣下が
俺などに用があるはずがない。くだらないいたずら電話だろう……。

「いやあの、いたずら電話ですか」

「とりあえずよ、話はあとだ。今から迎えにいかせるから待ってろ」

「えっ、あの、ちょっと……」
6以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 02:24:12.27 ID:RCu5VWq/0
電話が切れた直後に、アパートの階段を駆け上がる足音が聞こえてくる。
そして俺の部屋のドアが勢い良く開かれ、黒服にサングラスの男たちが
部屋に上がりこんでくる。

「木下守さんですね。ご同行願えますか」

「えっ、えっ、なんなんですかいきなり、ちょ、やめてくださいよ
神輿やないんやから、ちょっと!」

黒服に両脇を抱えられ、外に連れていかれる。なんだ、なんだ!?
警察? 児童ポルノ所持でお縄……? いや、違う。きっとさっきの電話が原因だ。
元総理の麻田太助を騙る電話、そして拉致――チョンの仕業か!?
俺のネット愛国活動が目障りになって、俺を攫ったのだろうか。
だとしたら、殺される。だが、この状況ではどうにもならない。
車に乗せられた俺の両隣は、黒服ががっちりガードしている。
7以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 02:35:00.89 ID:RCu5VWq/0
「あ、あの……どこに連れていかれるんですか」

問いかけても、返事は無い。もしかして日本語が通じないのだろうか。

「あ、アニョハセヨー」「パンニハムハサムニダ」「ヨクチョンギレルハサミダ」
「ニーハオ」「ツーイーソー」「ソーハンイーガーコーテルリャンナーホー」

……。
韓国語と中国語っぽいものを喋ってみたが何の反応も無い。
が、しばらくして車が止まったかと思うと、黒服は日本語を口にした。

「着きました。おりてください」

「は、はひぃっ!」

震える体で車の外に出ると、地下駐車場のような空間であった。
ここで殺すのだろうか。殺す? 誰を……? 俺だ。

「あ、あの! 命だけは! えっ、ちょっ、やめ、助けて!」

俺はまたも両脇を抱えられ、エレベーターに乗せられた。
小便をちびりそうだ。歯がガチガチと鳴っている。
8以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 02:36:38.95 ID:sGOxDhBcO
お前ら今すぐ「オンドリ音頭」でググれ
9以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 02:42:44.29 ID:RCu5VWq/0
エレベーターのドアが開き、通路を進むと大きな扉が見えた。
ここが処刑場だろうか。俺は半ば放心状態で引きずられるように
その扉の向こうへと連行されていく。

「おう、連れてきたか」

さきほど電話で聞いたダミ声がする。朝鮮総聯か、それとも民団の幹部か。
こんな秘密の処刑場のようなものを作って俺たち愛国者を始末しているのかと
思うと、朝鮮人共の組織力に背筋が寒くなった。

「おい、顔上げろ」

「あの……俺殺されるんですか」

「あのまま家に居たらそうなってただろうな。なんせおめえは反日連中にとって、
殺したくて仕方ない『ネトウヨ』だ。だがここに来たら安心だ、おめえを死なせるわけにはいかねえ」

「え……?」
10以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 02:50:25.60 ID:RCu5VWq/0
男の顔を見る。麻田……太助!?

「あ……あなたは……」

「麻田だ。よろしくな」

元内閣総理大臣、愛国者の中の愛国者であり、反日勢力により志半ばで
総理の座を追われた、麻田太助閣下がそこにいた。

「本物の……麻田閣下ですか?」

「こんなひょっとこみてえな口をした奴が他にいるか?」

麻田さんはそういってニヤリと口を歪めた。

「麻田さん、彼が例の?」

「ああ、なかなか見込みのありそうな憂国の士だぜ」

「あ、阿部さん!?」

同じく自自党の元総理、阿部孝三氏までもが姿を表した。
日本の愛国政治家のトップ2を前にして、俺は頭がくらくらした。
11以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 02:53:35.00 ID:JlTFNbowO
聖戦士なんかなのるな
名乗っていいのはダンバインかビルバインだけだ
>>1が座間将なら赦すが
12以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 02:57:03.74 ID:RCu5VWq/0
「ど、どうして、麻田閣下と阿部さんが……」

「反日共に追いやられて、こんな地下に逃げ込んでるわけよ。
ここは皇室用の核シェルターでな。少々の核ミサイルぐらいじゃ
びくともしねえ」

「核……シェルター? 反日ってどういうことですか!?」

「日本は既に支那朝鮮人に支配されているんだよ」

阿部さんがそう言って目を伏せた。民民党が支那朝鮮の傀儡だということは
知っていたが、もはやそんな段階まで支那朝鮮の計画は進んでいたというのか。

「そんな……そんなことって……」

「おい守、お前日本を救いたくねえか?」

「それはもちろん……でも、俺にはそんな力は……」

「おめえの2ちゃんの書き込み、シビれたぜ。おめえのレスからは本物の大和魂を
感じた。今の日本人が忘れちまった和の精神をよ」

「え……2ちゃん、ですか?」
13以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 03:01:19.39 ID:RCu5VWq/0
「我々のネット工作機関、J-NSC(自自党ネットサポーターズクラブ)が、密かに
君の内定を行っていたのだよ。君は2ちゃんねるで多大な戦果をあげ、
撃退したネトウヨ連呼厨は数しれない。君ほどの愛国者はそうそういないよ」

「いえ……そんな。俺はただ日本が好きで、反日のやつらが許せないだけで……」

「その信念があれば、おめえは日本の救世主になれるぜ」

「ですが、俺にできることといえば……」

「おめえに会わせたい方がいる。ついてきな」

「は、はい」


麻田閣下の後をついて、地下施設の奥へと進んでいく。
やがて菊の御紋が刻まれた、重々しい扉の前に辿りつく。
ここは皇室の核シェルターと言っていたな。それじゃ、まさか……。
14以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 03:03:50.61 ID:17V03lbG0
おいそれはさすがにまずいぞ
15以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 03:05:41.04 ID:RCu5VWq/0
「陛下にお会いしてえんだが」

「はっ、麻田閣下」

門番の者が扉を開く。赤じゅうたんの続く先には、玉座に座した人物。

「陛下、例の者をお連れいたしました」

麻田さんが深々と頭を下げる。

「よくおいでくださいました、木下守さん。お話は伺っております」

柔和で気品のある老人、皇帝陛下が俺を見て微笑んでいた。

「あ……あ……あ……」

俺はその場にひれ伏していた。神に等しい存在である皇帝陛下を前にして、
日本人としての本能がそうさせた。世界最古の王朝であり、世界で最も尊い元首。
自然に涙が溢れた。皇帝は直視できない眩い太陽のようだった。
16以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 03:07:04.95 ID:bgJHulzdO
愛国者って聞くとMGSしか思い付かない
17以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 03:08:23.94 ID:nlM0kB3yO
続けて
18以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 03:12:04.08 ID:RCu5VWq/0
「木下守さん、あなたのような素晴らしい若者が国を思うお気持ち、皇帝として
頼もしく思います。私たちは、あなたのような国士を欲しております。
今は国難の時。特定アジアの悪しき思想に染まった逆賊どもが日の本を滅ぼそうと
しているのです……そして、私たちは為仁と魔沙子により宮殿を追われ、
国を救うことができません……」

「為仁皇子と魔夜子妃が……?」

「はい……。彼らは支那朝鮮の傀儡と成り果ててしまい、謀反を起こしました。
皇后美依子は、魔夜子の凶刃により、この世を去りました……」

「え……美依子……さまが……そんな!!」

「美依子は懸命に私を庇い、力尽きました……。
そして私は分仁により救いだされ、命からがら宮殿から脱出し、
この核シェルターに身を隠しているのです」

「そ、そんな……」

「為仁は……優しい良き兄だった。だが、今では心まで邪に染まってしまった。
あの魔夜子が妃になってから、何もかもがおかしくなったのだ……」

気がつけば、第二皇子である明石宮秋仁殿下が姿を表していた。
悔しそうに唇を噛むその顔は、心労からか幾分老けこんだように見える
19以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 03:17:13.72 ID:RCu5VWq/0
「木下守くん、だったね。君には聖戦士としての素質がある。
日本のために戦って欲しい、力を貸してくれないか」

真剣な表情で俺を見つめる秋仁殿下の懇願。だが俺は返答に窮した。
俺が聖戦士? 聖戦士とはなんだ? 俺に何が出来るというのだ。

「ええと、その……。国を愛する気持ちは誰にも負けません。
ですが、俺にそんな能力は……」

「私は、あなたが選ばれし聖戦士だと確信しております。
あなたほど多くのホロン部を倒した者はいない。国を思い、職にも就かず
雨の日も風の日も部屋に篭って2ちゃんねるで戦い続けた生きた伝説です。
私もあなたのレスを見て、何度勇気付けられたことか……」

「陛下が、俺なんかのカキコを……? 身に余る光栄でございます……」

「木下守さん、あなたなら出来る。私に代わって邪を払い、日の本に光を……!」

「陛下……もったいなお言葉でございます。微力ながら、俺が陛下と日本を必ずや
お守りいたします!」
20以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 03:22:20.30 ID:RCu5VWq/0
「よく言ってくれました……。ありがとう」

陛下は目に涙を浮かべ、俺の手を握りしめてくださった。
そして、侍従に命じ何かを運ばせ、それを手にした。

「この剣を、あなたに託します」

「これは……」

「我が家に伝わる三種の神器の一つ、クサ薙の剣です」

「これが……クサ薙の剣!? 実在して……いたのですね」

「この剣が、なぜクサ薙の剣と呼ばれるか御存知ですか?」

「えっ、いいえ……不勉強ですいません」

「クサとはキムチ臭い朝鮮人のことです。クサを薙ぐ、すなわち朝鮮人の
首を刎ねるために作られたものです。かつてこの刀を手にしていた
トマトタケルは、朝鮮人を狩る者だったと言われています。
そして、クサ薙の剣にはもう一つ呼び名があります……それは
『妖刀・チョン斬り丸』」

「チョン……斬り丸……」
21以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 03:23:22.00 ID:hDeLzm2uO
MGSかと思ったのに…

らりるれろ!
22以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 03:25:56.12 ID:RCu5VWq/0
「かつて朝鮮人に命を狙われた皇帝が、この剣のおかげで朝鮮人を切り伏せ
窮地を救われたという逸話が残っています」

「で、でもそんな大事な剣を俺が……」

「あなたのような真の国士こそ、この剣を持つに相応しい者なのです。
それに反日の者共は手強い。しかし、チョン斬り丸の力があれば
必ずや打ち倒せるでしょう」

「わかりました……陛下、お預かりいたします」

俺はチョン斬り丸を陛下から賜った。それは、反日支那朝鮮人共との
過酷な戦いを意味するものだった。だが、俺は陛下を、日本を、
愛する故郷を反日の魔の手から守るのだと心に誓った。
23以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 03:26:34.79 ID:bGLM003vO
俺性戦士になりたい
24以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 03:31:42.58 ID:RCu5VWq/0
「おう、これでおめえも俺たちの仲間だな。期待してるぜ」

「は、はい、頑張ります!」

俺は陛下への拝謁を終え、核シェルター内にある作戦室で一息ついていた。
まだ胸の鼓動が収まらない。自分の置かれてる状況が信じられないぐらいだ。

「これから反日バスターズの一員として、どんどんお国のために働いて貰うからよ。
あ、給料はあんまり期待すんなよ。奉仕の精神で、な」

「は、反日バスターズ?」

「俺たちの組織名だ。やることは、そうだな……反日勢力の撃退やら愛国活動だ」

愛国活動といわれても具体的に何をするのか分からないのだが……。
宮殿を奪還するとかそういうことはしないのだろうか。
このようなシェルターに追いやられている陛下が気の毒でならない。

「あ、あの……」

「おめえの言いたいことはわかる、どうして今すぐ宮殿に攻めこんで
皇子と魔夜子、逆賊共に天誅を下さないのか、だろ?」

「いえ、それは……」
25以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 03:35:50.80 ID:RCu5VWq/0
「今の俺たちにそんな力は……ねえんだ。今や永田町は反日勢力だらけ、
自自党の内部にさえ支那朝鮮の手先がゴロゴロいやがる。
警察も自衛隊も、民民党と支那朝鮮の手の内だからよ」

「そう……なんですか」

「それに、保守だって一枚岩じゃねえ。いろいろとしがらみがあってな。
このシェルターにいる俺たち尊皇派も、ざっと100名足らずってとこだな」

「100名……? たった、それだけですか? 皇帝を支持する人間が
たった100名……」

「これでも最初に比べたら増えたんだぜ。なんせ宮殿には『ニセ皇帝』がいる。
みんなその偽者を崇めていやがるからな」

「な……ニセ皇帝!?」

26以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 03:41:33.09 ID:RCu5VWq/0
「いくら反日マスコミ共が印象操作を行なおうと、皇帝は多くの日本人に
敬愛されてる。皇帝を追い出したなんて知れたら、民衆は怒り狂うぜ。
だから奴らは偽者に皇帝の振りをさせているってわけだ。この間、皇帝が
『韓国とのゆかりを感じる』って言ったの、ニュースで流れたろ?」

「ええ、見ました。とても残念な気持ちにな……あっ、そうか……!」

「そうだ、ニセ皇帝に言わせたってことだ。そうやって徐々に皇帝に
反日的な発言をさせていき、最終的には支那朝鮮の属国になることを
宣言するだろうな」

「なんてことだ……じゃ、じゃあ、ここにいる陛下に、本物だと宣言して
いただくとかってできないんですか!?」

「駄目だ。なんせ偽者は皇帝のソックリさんだ。マスコミも抑えられてるし、
インターネットを使うにしても、ニコ生で皇帝が『私が本物の皇帝だ』と
言ったところで誰が信じる? 反日マスコミのネット叩きで、ネットは信頼
出来ないメディアだってイメージが国民に植え付けられてる。
それに、皇帝の居場所を知られるとまずい。
奴らは皇帝を殺そうと、今も必死に皇帝の所在を嗅ぎまわってやがる」
27以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 03:47:20.90 ID:RCu5VWq/0
「じゃ、じゃあどうすれば……」

「そのために、俺たち反日バスターズがいるんだぜ。反日勢力を弱体化させて、
保守たちが一つになれば、必ず日本を変えることができる。今はとにかく
味方が足りねえんだ。ここまで支那朝鮮が日本に入りこんじまったのは
俺たち自自党が不甲斐なかったのも原因のひとつだ……陛下に申し訳が立たねえ」

「俺、麻田さんは出来るだけのことをやってくれたと思ってますよ!
麻田さんが総理になってなかったら、完全に日本が支那朝鮮化してたと思います……」

「そう言ってくれるとありがてえぜ、よし守、ちょっくら仕事に向かうぞ。
おめえの初任務だ」

「え、仕事って一体……」

「なあに、簡単だ。今他の連中は出払ってっから、俺たち二人で
出来る楽な仕事だぜ。よし、いくぞほら」

「は、はぁ……お供します」
28以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 03:55:01.54 ID:RCu5VWq/0
麻田さんの運転する車に乗り込み、地下駐車場から外に出る。
入るときは怯えていて外を見る余裕も無かったが、なるほど、山中の奥深くに
巧妙に偽装された入り口からこの地下シェルターに入ってきたらしい。
これならそうそう発見されることは無いだろう。
一時間ほど車を走らせ着いた場所は、とある役所だった。

「○×市役所……。あの、ここで一体何を?」

「まあ付いて来い。とりあえず見てるだけでいいぜ」

「はぁ……わかりました」

麻田さんの後ろをついて、市役所の中に入る。
受付の男性職員に麻田さんは小声でささやいた。

「よう、例のアレ、頼むわ」

「あ、閣下。用意できております」

「おう、ありがとよ」

麻田さんはロビー備え付けの椅子に腰掛け、職員から受け取った封筒の
中身の書類を取り出し、目を通し始めた。
29以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 03:58:59.07 ID:RCu5VWq/0
「あの……これは……」

「こりゃあ在日の生活保護受給者のリストだ。あの職員は俺たちの
協力者でな」

「生活保護って……まさか不正受給者の?」

「そうだ。この市に住む在日韓国朝鮮人は約400世帯。
その全てが生活保護を不正受給してやがる」

「全てって……なんでそんなに簡単に生活保護を受けさせているんですか!?
役人にも責任はありますよ!」

「みんな、怖いんだよ朝鮮人が。奴らはヤクザ、民団、総聯、草加、何かしらの
圧力をかけて保護を受けにくる。断ったら何をされるかわからねえってな」

「くそっ……朝鮮人め……」

「よし、特に悪質なやつの目星は付けた。行くぞ」

「え、は、はいっ」
30以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 04:02:50.14 ID:dpE3zreRO
オーラロードが開かれた
31以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 04:06:22.36 ID:RCu5VWq/0
麻田さんと車に乗り込む。次はどこへ向かうというのだろうか。

「今から受給者の家回って、生活保護を辞退させにいくからよ、
火病を起こした奴が暴れるかもしれねえから、覚悟しておけよ」

「え……麻田さん自らですか?」

「ああ、これまで何度もやってるぜ」

「……あ、あの、お言葉ですが……」

「なんだ?」

「……元総理が、麻田太助ともあろうものが、たかが不正受給の在日の家を
回るだなんて、時間の無駄では無いですか……? 今も日本人は反日勢力に
虐げられています、陛下も苦しまれています、なのに、こんなこと……。
もっと他にやることがあるんじゃないですか?」

「あぁ?」

「い、いえあの、すいません!」

急ブレーキで車が停止する、俺は麻田さんに胸ぐらを掴まれ、体をドアに
押し当てられていた。麻田さんはすごい剣幕で怒鳴る。

「ばっきゃろう! たかが不正受給だと? 他にやることがあるだと!? てめえに何がわかる!」
32以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 04:07:08.81 ID:P+4hJpHd0
しょうもない版権SSよりは笑える
33以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 04:12:15.85 ID:RCu5VWq/0
「あ、ああああ、あの、ほんとすいません!」

「いいかよく聞け、日本の生活保護受給者は今年中にも200万人を超える勢いだ、
それに掛かる費用はおよそ4兆円。4兆円だぞ! 国防費に匹敵する金で
受給者を養ってんだ! そしてその多くが支那朝鮮人、草加学会員、同和
といった反日連中だ。日本にダニみてえに取り憑いて、血税を啜ってやがんだよ!」

「は、は、はいぃ!」

「このままじゃ国がもたねえ。民民党が反日の連中に大事な大事な国民の
金を垂れ流して、日本人の弱体化を目論んでやがる。たかられて悔しくねえのか!
日本人が汗水たらして働いた尊い金だ、そうだろう!」

「そそ、その通りです!」

「だからおりゃあ、不正受給してる朝鮮人共が許せねえ、たとえ小さな不正だって、
つもりつもりば大事になる。だから地道で報われなくても、一つ一つ潰していかなきゃ
いけねえんだ! おりゃあ、筋の通らねえことが大嫌いなんだよ!」

「よ、よくわかります、仰る通りです!」
34以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 04:14:54.09 ID:RCu5VWq/0
「とまあ、感情的にはそうなんだがよ。別にそれだけで動いてるわけじゃねえ」

麻田さんはそう言うとひょっとこ口を歪めて手を離し、煙草を取り出して火を付けた。
ああ、怖かった……。

「あそこの職員は常々在日共の暴虐ぶりにうんざりしててな、トップの
市長も困り果ててる。この案件は市長からの内々の依頼だ」

「そうなんですか……市長の……」

「不正受給者の数を減らす見返りに、反日バスターズに協力してもらうことになってる。
元々市長は保守思想の持ち主なんだが、在日の脅しを恐れて中々踏ん切りがつかなくてな。
○×市から在日を駆逐できれば、在日に苦しめられてきた議会や市職員、住民達の
意識も変わる。保守の砦としての愛国市政が誕生するだろうよ」

「な……なるほど……」

俺は熱い情熱だけではなく、計算高さと行動力を持ち合わせた麻田さんに
一層の尊敬の念を抱いた。この人は真の憂国の士だ、そう感じると共に
俺の中の愛国心が、メラメラと燃え上がった。
35以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 04:22:27.37 ID:RCu5VWq/0
麻田さんの運転する車は、薄汚れた市営住宅の前に止まった。
駐車場には、ベンツやBMWなどの高級外車がずらりと並んでいる。

「どうして……こんな所にこんな高級外車が……」

「俺たちの税金がこんなもんに化けてんだよ。おう、刀忘れんなよ」

「は、はい」

俺はチョン斬り丸を帯剣し、ライフルを抱えた麻田さんの後をついて市営住宅に
足を踏み入れる。不潔な生活臭とニンニク臭が鼻をつく。
まさかそのライフルを使う気じゃあないだろうな、と思うとゾっとした。
そんな事態にならないことを祈りながら、不衛生な市営住宅内の階段を登る。

「おう、ここだ。おめえは見ておけ。だけど油断すんなよ」

麻田さんは『金村』という表札の掛かった部屋のインターホンを押し、
「市役所のものですが」と告げるとしばらくの後に、40代ぐらいの
髪を茶色に染めた、不機嫌そうな顔の中年女性が顔を出した。
36以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 04:23:29.62 ID:NCrJuAAp0
戸梶啓太とかあの辺の小説思い出した
37以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 04:29:32.87 ID:RCu5VWq/0
「なんやの、なんか用か」

「あのよ、あんたんとこ生活保護を不正に受給してるよな。
ほれ、これが証拠だ。隠し口座だろ、これ?」

証拠を突きつけられた中年女性の顔が、みるみる青ざめていく。

「な、な、な、知らん! そんなん知らん!
帰ってよ! はよ帰って!!」

「これはよ、犯罪だ。当然受給停止だぜ。
ま、俺たちも鬼じゃねえ。保護費を耳揃えて返還するってんなら
事件にしねえでおいてやるけどよ」

「か、帰って! うわぁーー! 差別やあああっ!
差別やでええぇ!! 助けてええええええっ!!」

「差別じゃねえ。あんたらが法に反してるだけだ。
そもそも外国人に生活保護を受ける権利はねえんだ。
『在日特権』にあやかっておきながら何を言いやがる。
差別されてんのは俺たち日本国民だ!」
38以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 04:30:45.07 ID:tXaY55x7O
なんつうぶっとんだSSだ
39以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 04:34:43.16 ID:RCu5VWq/0
「差別やあっ! うわああああっ!!
お父ちゃん、お父ちゃああああん!! 助けてええええっ!!」

「ああっ!? 誰じゃあ! 殺したるぞこらあ!!」

部屋の中からドスドスと足音を立て、肉体労働者風の中年男性が
顔を出した。手には包丁が握られていた。えっ、包丁――!?

「麻田さん、あぶな――!」

男が突き出す包丁を、麻田さんは軽々とかわす。
そして腕をとり、背後に回ってライフルの銃口を男の頭に付きつけた。

「火病はよくねえなあ」

――破裂音。男の頭部が、弾けた。

「えっ……」

「ぎゃあああああああああっ!!」

半狂乱で叫ぶ女。
人を殺した、殺した……!
40以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 04:38:18.43 ID:ienQNNQI0
これはおもしろい・・・よくできてる
41以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 04:40:27.05 ID:RCu5VWq/0
「な、なんで、麻田さん、なんで!!」

「そりゃあおめえ……」

「あっ――」

女が包丁を手に、麻田さんに斬りつけようとしている――。
だが――刃が届く前に女の頭は弾けた。

「殺るなら殺られる覚悟でねえとな。俺たちを殺そうとした、
だからこいつらは死んだ。それだけのことだ」

「で、でも……うっ……おえええっ!!」

散乱する脳漿と頭が半分になったふたつの死体、その凄惨な光景に、
胃の中のものがこみ上げてくる。

「死体なんてそのうち見慣れるぜ。チョウセンヒトモドキの
死体なんて虫けらの死骸みてーなもんだ」

「うっ……いくら朝鮮人だからって、ころ、殺すことは……」
42以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 04:46:08.17 ID:RCu5VWq/0
そう言った直後、麻田さんは俺の胸ぐらをつかみ思いきり顔を近づけて
ドスの利いた声で言った。

「おう、おめえは綺麗事保守か? それとも左翼か?」

「さ、左翼だなんてそんな……!」

「おめえが2ちゃんに書き込んでたことは嘘か?
『反日朝鮮人は殺せ』って何度も書いてたよな!?
惚れ惚れするような切れ味のレスだったぜ。なあ、お前は口だけか!?」

「い、いえ……でも……」

「でもじゃねえ! チッ、どうやら俺はお前を買いかぶりすぎてたようだな」

麻田さんはそう吐き捨てて手を離し、俺は尻餅をつく。
麻田さんに左翼と呼ばれたことがショックで、何も考えられずにいた。

「おい、さっさと立て。車に戻るぞ」

俺は無言で頷き、よろよろと階段を降り助手席に乗り込む。
43以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 04:51:38.16 ID:RCu5VWq/0
車が走りだしてしばらくして、麻田さんが口を開いた。

「支那朝鮮人共との戦いは命懸けだ。奴らは人殺しなんてなんとも
思っちゃいねえ。油断してたらこっちが殺られる。
さっきだって俺が撃たなかったら……」

「……ええ、わかります……」

「わかってねえよ! あのな、おめえみてえに綺麗事を言って、支那朝鮮人に
いいようにされてきた結果が、この国の現状だ。奴らは人間じゃねえ。
対話なんてできねえんだ。支那朝鮮人を同じ生き物だと思うな」

頭では分かっている。俺は今浅田さんが言ったようなことを何度も
2ちゃんに書き込んだ。朝鮮人が死ぬニュースを見ると嬉しくてたまらなかった。
だけど、それでも、目の前で朝鮮人が死ぬ――ましてや自分が相手を殺すだなんて、
俺には……。
44以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 04:57:03.32 ID:RCu5VWq/0
「おう、次はここだ」

車は木造のボロアパートの前に停まる。
また在日が『火病』を起こしたら、俺はどうすれば……。
そんな考えを見透かすように麻田さんは言った。

「殺るのが嫌ならそうすりゃあいい。だが、それで死んだらおめえは
それまでの人間ってことだ。おめえの好きにしろ」

殺るか殺られるか――国を護るってことがこんなに過酷だったなんて――!

「それとも……やめるか? 嫌なら帰っていいぞ」

「……うっ」

「帰って部屋に篭ってネットで戦えばいいんじゃねえか。
人には適材適所ってものがあるからよ。別に構わねえぜ」

「や……やれます! 帰りません、やらせてください!」

俺は声を振り絞っていったが、膝は震えていた。
そんな膝にちらりと視線をやって、麻田さんは言った。

「ようし、よく言った。期待してるぜ」
45以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 05:02:10.55 ID:RCu5VWq/0
麻田さんは『高』と書かれたアパートの一室をノックする。
俺の体に緊張が走る。が、反応はない。

「電気のメーターからすると、留守だな。こりゃあ十中八九
パチンコだろうな」

何故か安堵してしまった自分の情けない気持ちを振り払い、
再び車に乗って俺と麻田さんはパチンコ店へと向かった。

「やっぱりあったぜ。高井の車だ。ガキを車において
パチンコしてやがるな、糞ヤローめ」

「あの、中の子供、ちょっと苦しそうじゃないですか?」

ワゴン車内に置き去りにされた赤ん坊の表情が幾分苦しそうだった。
今日は蒸し暑い。車内に日差しが注いで温度が上がっているのだろう。

「ああ、朝鮮名物朝鮮蒸しだ。よくあることだ」

そう言って麻田さんはパチンコ店に入っていく。

「え、ほっといていいんですか? あ、まって下さい」
46以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 05:07:26.54 ID:3vyg505r0
嫌いじゃないw
47以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 05:11:37.65 ID:RCu5VWq/0
チョン顔の人々が狂ったような表情でパチンコを打つ店内を進む。
台をガンガンと叩く凶暴そうな朝鮮人夫婦を見つけた麻田さんは
ひょっとこ口を歪めて言った。

「高さん、あんた生活保護貰ってる身分でよくパチンコなんて出来るな。
ギャンブルは禁止されてるだろ?」

「あぁ? ……なんやお前。殺すど!」

男のほうが立ち上がり、麻田さんの胸ぐらをつかむ。女も目を吊り上げ
何やら喚いている。

「あんた、収入ごまかしてるよな? 不正受給は犯罪だぜ。
今までの保護費、全額返済してもらわねえとな」

「そうか、ほな返したるわ。受け取れや!」

危ない――そう声に出る前に男は麻田さんにナイフを突き立てていた。
刺された。麻田さんが刺された――。
48以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 05:17:19.47 ID:ienQNNQI0
!?
49以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 05:22:39.08 ID:RCu5VWq/0
「て……めえ……」

「ええ気味やで! ぎゃはははは!」

女が狂ったように笑い出す。こいつら、人間じゃない……!
俺はチョン斬り丸に手をやった。こいつら殺して、殺して――!

「チョンめ……殺してやる……」

「守、そんな朝鮮人みてえなセリフ吐いてんじゃねえよかっこわりい。
もっと大和男児らしくだな」

「えっ……?」

見ると、ナイフは麻田さんの体に届いていなかった。
ライフルのストックで刃先を受け止めていたのだ。

「国家に仇なす反日朝鮮人! 皇帝陛下の名の下に天誅を下す!
ってな感じでよ」

言い終わる前に、男の頭ははじけ飛んでいた。
続いて悲鳴をあげる女の頭も、同じように。
50以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 05:25:46.13 ID:8gzWpw0b0
麻生こいつにずいぶん愛されてんなw
51以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 05:29:10.64 ID:RCu5VWq/0
「おめえの活躍を見たかったけどよ、また次ってことでな」

「は……はい……」

なるべく死体を見ないようにしてその場から離れる。
もし麻田さんが撃たなかったら、俺ははたして奴らを斬れただろうか……。

「おい、けえるぞ」

人が死んだというのに何事も無くパチンコを打ち続ける客たちに
恐怖を覚えながら、店外に出ようとしたその時、

「ぐあっ!!」

麻田さん体が吹っ飛んで、壁に叩きつけられる。

「あ、麻田さん!」

振り返ると――半分の顔の死んだはずの男が
格闘ゲームのキャラみたいに腕を伸ばして、麻田さんを殴りつけている。
そして、新たな頭部としてムクムクと生えてくる『<丶`∀´>』の顔。
異形の怪物――。馬鹿な、俺は夢でも見ているのか!?
52以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 05:31:09.27 ID:P+4hJpHd0
そっちにいってしまったか
53以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 05:32:46.39 ID:ienQNNQI0
スレタイや冒頭からも想像付くと思うがな
54以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 05:35:00.88 ID:RCu5VWq/0
「野郎、トクアリアンか……!」

苦しげな表情の麻田さんが、怪物の腕に何発も弾を撃ち込む。
怪物は「ニダァ!」と呻いて腕を引っ込める。

「あ、麻田さん、なんなんですか……なんであんなのが! なんで!!」

「落ち着け馬鹿野郎! ありゃあトクアリアンって言ってよ……。
特定アジア特有のウイルスが……なんだったか、とにかく
支那朝鮮人の中にゃあああいう化物に変身するのがいるんだよ!
おめえ今まで不思議に思わなかったか? 何故優秀な日本人が支那朝鮮人に
支配されるのか……。奴らは人間じゃねえんだよ!」

「そ……そんなことって!」

「おい、来るぞ! おめえ覚悟は出来てるよな!」

怪物が腕を振り回しながらジリジリと俺たちに迫る。
夢中でハンドルを握る客たちの体が血に染まっていく。
一般人……いや、パチンカスだが、どうせ殆ど朝鮮人だが、
罪もない人々の犠牲が出てしまう……! いや、パチンカスの
時点で死んでいいのかもしれないけどとにかく犠牲が犠牲が――。
55以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 05:39:48.27 ID:RCu5VWq/0
「おい! なにボケっとしてんだ! さっさと刀を抜け!」

麻田さんはライフルを怪物めがけ乱射する、だが怪物はパチンカスを
持ち上げ弾除けにする。確変が当たってガッツポーズしたままの
パチンカスが肉片へと変わっていく。

「ちいっ、RPG-7でも持ってくりゃ良かったぜ! おい守!
おめえは腰抜けか! ブルってんじゃねえぞ!」

体が動かない。チョン斬り丸を抜けない。
朝鮮人が、この怪物が憎い。けど、こんなのに、
こんな恐ろしい化物に、俺が何をできるというんだ!

「ウンダラハランダ!」

怪物が吠え、ミンチになったパチンカスを麻田さんに投げつける。
飛び退いて避けた麻田さんの腹に、怪物の伸びた腕がめり込む。

「ぐふっ……!」

「麻田さん!!」
56以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 05:45:21.45 ID:RCu5VWq/0
苦痛の表情を浮かべる麻田さんへ、怪物はさらに追撃を行う。
血しぶきが俺の頬にかかる。

「ぐっ……!」

「あ……あ……」

このままでは麻田さんが死んでしまう。
尊敬する麻田閣下が、2ちゃんのヒーローローゼン麻田が、
朝鮮人に殺されてしまう……!

「チョン……汚らわしい……チョンが……
許せん……許せねええええええ!! うわああああああああああ!!」

俺は怒りを爆発させ、陛下から賜った神器、チョン斬り丸を抜刀した――。
その瞬間、俺は『聖戦士』として目覚めた。
57以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 05:50:10.13 ID:RCu5VWq/0
みなぎる大和魂の力、日本SUGEEEという誇らしさ、
チョンざまあwwwという優越感、ニュー速+民の熱き血潮。
それらが一体となり体中を駆け巡る。
すごい一体感を感じる。今までにない何か熱い一体感を。
風……なんだろう吹いてきてる確実に!!

「アイゴオオオオオオオオオッ!!」

「ハイパー……憂国斬り!」

断末魔の叫びをあげ、真っ二つになった怪物が崩れ落ちる。
俺は一瞬にして怪物を両断した自分の力に、驚きを覚えた。

「この力は……一体……」
58以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 05:54:45.78 ID:RDI3bvy8P
ブラスミンTUEEEEEEE
59以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 05:55:30.79 ID:RCu5VWq/0
「やるじゃねえか、守。まあ、チョン斬り丸のおかげだけどよ」

「麻田さん、大丈夫ですか!?」

慌てて麻田さんに駆け寄る。だが、麻田さんはケロっとした顔で
立ち上がりひょっとこ口を歪めて笑った。

「あの程度のトクアリアンに殴られるぐれえ、なんでもねえよ。
半分、いや7分ぐれえ芝居だ」

「じゃあ……もしかして……」

呆れた。ひょっとしてあの在日がトクアリアンだということを分かっていて、
俺にチョン斬り丸を抜かせるために……。

「まったく、政治家ってのは腹黒いですね」

「けっ、雑魚を倒したぐれえで偉そうな口を聞きやがるぜ。
って、いててて……」

「本当に芝居ですか?」

「あたりめーだろ! バッキャロー!」
60以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 05:57:35.78 ID:RDI3bvy8P
いいコンビだw
61以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 06:00:53.76 ID:RCu5VWq/0
麻田さんは肩を怒らせてパチンコ店を出て行く。

「あ35番台のお客様、あフィーバースタアトでごおざいます。
ジャンジャンバリバリ。ジャンジャンバリバリ。あ本日も全台大開放で
営業いたしてえ、おります」

さっきの怪物に比べれば、よっぽど日常的に見える
何事も無かったかのように商売に励むパチンコ店員に
苦笑しながら、俺は麻田さんの後を追った。

「おうい、さっさとけえるぞ」

「あ……そういえばさっきの子供……」

俺はさっきのワゴン車の元に駆け寄る。
赤ん坊が、白目をむいて口から泡を吹いていた――。
ドアを開けようとするが、施錠されていて開かない!
62以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 06:05:43.35 ID:RCu5VWq/0
「麻田さん!! 大変です……子供が、赤ん坊が!!」

「それが……どうかしたか?」

「えっ……」

「朝鮮人のガキが一匹死んだところで、何か問題あんのか?
どうせあんな親から生まれたガキだ。そのうち死ぬ運命だったんだよ」

「で、でも子供に罪は……!」

「おめえ、さっきのトクアリアンを見ただろ。朝鮮人は人間じゃねえんだ。
このガキだって、いつああなるかわからねえ。愛国者なら『国益』を
第一に考えろ」

「麻田さん……」

麻田さんの言うことは正しいのかもしれない……でも、
ここでこの赤ん坊を見捨てたら、俺は何か大切なものを失ってしまうかも
しれない――!
63以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 06:10:08.99 ID:RCu5VWq/0
「麻田さん……すいません!」

俺は地面の石を拾い上げ、ワゴン車の窓ガラスに叩きつけた。
そしてドアを開き、赤ん坊を救い出す。

「守、てめえ……」

「麻田さん、俺……この子を見捨てることなんてできません。
綺麗事っていうならその通りかもしれません、けど……!」

「……」

麻田さんは煙草を取り出し、火を付け吸いだした。
俺と目を合わせようとしない。

「……俺、この子を病院に連れていきます!」

「やめとけ」

「どうしてですか!! 朝鮮人だからって、罪の無い子供が死んでも
いいっていうんですか!? そんなの、そんなのっておかしいですよ!!」
64以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 06:12:07.79 ID:RCu5VWq/0
「ほら、迎えが。来たぞ。ったく、朝鮮人には救急車なんて贅沢だぜ。
なんてえ税金の無駄だ」

「えっ……?」

サイレンを鳴らして近づいてきた救急車が近くに止まる。
救急隊員が駆け寄ってくる。

「その子が通報の赤ん坊ですか!」

「えっ、あの……」

「至急搬送します! あなたご家族ですか?」

「え、ち、違いますけど……」

「ご家族の方に、○×病院に搬送するとお伝え下さい!」

「は、はい……」

救急隊員は赤ん坊を救急車に乗せ、けたたましくサイレンを鳴らして
走っていった。一体なぜ……誰が呼んだんだ!?

「麻田さん……まさか……」
65以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 06:14:01.12 ID:RDI3bvy8P
しえん
66以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 06:14:20.94 ID:RCu5VWq/0
「いいか、俺たち愛国者はうすぎたねえ反日共との戦いが常に付きまとう。
殴りあうだけじゃねえ。人間のきたねえ部分を沢山目にすることになる。
だから心が荒む。でも、これだけは覚えておけ……、
どんなになっても、朝鮮人と同じにはなるな。自分の子供さえ平気で
殺す朝鮮人みてえにな」

「麻田さん……」

「ガキを救いたいと思ったその気持ち、それが日本人の心だ。忘れんな」

「は……はい!」


こうして俺は、反日バスターズとしての初仕事を終えた。
麻田さんには日本人として大切なことを、これからも教えてもらおうと思う。
反日支那朝鮮人から、日本の未来を守るために。




――つづく。
67以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 06:15:36.12 ID:K8XbnEkHP
ここまで狂ったSSも久しぶりだ
68以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 06:20:26.18 ID:RCu5VWq/0

※このSSはフィクションです。実在の人物、団体、事件とは一切関係がありません。


多分すぐ落ちるけどまたそのうち続き書くかもしれません。
非常に不快な内容なのに読んでくださった方、ありがとうございました。
ちなみにまとめブログには載せないほうがいいです。どうなってもしりません、マジで。
69以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 06:21:11.37 ID:K8XbnEkHP
すげー笑った
つづき期待してるわw
70以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 06:44:08.19 ID:8/SCNrhn0
ID:RCu5VWq/0 [46/46]
71以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 07:32:03.48 ID:hPSnS5uI0
近くに腕のいい医者がいるんだけど紹介するぞ
72以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
徳仁「愛子くさっ」