1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
代理
>>1 代理ありがとうございます!
日付が変わってしまいましたが、ゆっくり投下します。
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 00:05:35.05 ID:PeLMPUaV0
(#゚;;-゚)
こんにちは、猫村でぃです
先週、私は色々ありまして、生徒会へ入ることになりました
いっぱいいっぱい泣いて、喚いて、そうやって痴態を晒しながら
ゆっくりゆっくり自分も『ハインちゃん』もいっぽを踏み出しました
知らない場所は凄く怖くて
寂しくて
仲良しな生徒会の皆さんを見ていると
余計に自分の惨めが浮き彫りになった気がして
悔しくて
悲しくて
余計に自分の『独り』が明確になった気がして
私は涙と敗北感にまみれながな逃げようとしてしまいました
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 00:06:24.13 ID:PeLMPUaV0
でも
ホントは
独りじゃなくて
独りじゃなくなって
私は、私達は
スタートラインを超えたんです
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 00:06:43.36 ID:vopBYQFZ0
支援
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 00:07:27.25 ID:PeLMPUaV0
(#゚;;-゚)「はじめのいっぽのようです」
第”廻「逃走あるいは闘争」
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 00:09:07.65 ID:creDSn7u0
(#゚;;-゚)「はじめのいっぽのようです」
第”廻「逃走あるいは闘争」
8 :
>>7ミス 無視してください:2010/10/23(土) 00:10:17.75 ID:creDSn7u0
※お昼休み
――美府学園三階廊下
キーンコーンカーンコーン
(#゚;;-゚)「お昼休み、かぁ」
私はお昼休みが好きではありません
中学校の頃、イジメられていた時
学校生活の中で一番悲惨な時間はお昼休みでした
髪を掴まれ、引き倒され、蹴られ、殴られ、引き裂かれ
【妖怪だから、死なない】
薄ら笑い顔にを貼り付けた同級生が
口々にそういいます
代わる代わる暴力を振るいます
9 :
>>7ミス 無視してください:2010/10/23(土) 00:12:01.48 ID:creDSn7u0
高校生になって。【妖霊指定都市】に来て、妖怪が、幽霊が当たり前の日常に溶け込んで
それでも私の心の奥底にはあの頃の日々がヘドロのように沈殿しています
もう遠い昔のように感じているのに、今はもう状況が違うというのに
……でも、これもゆっくり治していきましょう
はじめのいっぽはもう踏み出したのだから
私は未だ引っ込み思案が治っていないので、ご飯を一緒に食べる友達がいません
そんなクラス中が和気藹々とご飯を食べている中で独りでご飯を食べていると
とても陰惨な気持ちになるのです
言ってしまえばくだらない嫉妬心。やはり私は根本的に醜い生き物なのでしょう
……だめだめ。マイナス思考は連鎖するものです。これ以上憂鬱なことを考えてもいいことないでしょう
ともかく、今日も元気にご飯を食べないとイケマセン
いつもは独りで食べるお弁当
(#゚;;-゚)「でも、今日は」
そう、今日はちょっと違います
あれは、火曜日のことでした
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 00:13:51.03 ID:0dASouMPI
支援!!
12 :
>>10 まとめ様がついていたなんて・・・:2010/10/23(土) 00:13:54.07 ID:creDSn7u0
―――――――――――――――――――――
――――――――――――――
―――――――
(゚、゚トソン「ご飯、ですか」
(#゚;;-゚)「は、はい。恥ずかしながらまだ独りで食べている現状です……」
(゚、゚トソン「別に無理して誰かと食べなければならない訳ではないでしょう?」
(゚、゚トソン。o(じゃあ私と食べ比べしようよ! でぃたんのぷっくりヘビイチゴペロペロさせてほしいよ!!
あ、あれ? こんなところにちみっこお豆たんがあるなぁ。
ここもクリクリクッリクリクリイイイイイ!!)
(#゚;;-゚)「でも私、ちょっとづつ変わっていきたくて。まずは苦手なお昼休みをどうにかしようかと……」
(゚、゚トソン「でぃさんは一年生ですよね。同じ一年生のドクオくんやミセリちゃんはどうなんですか?」
(#゚;;-゚)「クラスが違うので声を掛けに行きづらいというか、他のクラスが怖いというか」
(゚、゚トソン「……それじゃ何も変わりませんよ? 受身では中々人は変われません」
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 00:14:39.19 ID:creDSn7u0
(#゚;;-゚)「す、すみません」
(゚、゚トソン「ああ、いや。怒ってるわけではないのです。
ただ、あれやこれやと状況選り好みしていると
どうしても牛歩になりがちになってしまうと私は考えます」
(#゚;;-゚)「そ、そうですよね……なにごとも、いっぽめはじぶんで、じぶんで」
(゚、゚トソン「……では、お昼休みは生徒会室でご飯を食べたらどうですか?
邪魔な人はいませんし、ゆっくりご飯を食べられますよ?」
(#゚;;-゚)「え、いいんですか?」
(゚、゚トソン「基本的に生徒会メンバーはいつでも出入り自由です。鍵も基本かかってないですしね」
(#゚;;-゚)「じゃあ……そうしてみようかな……」
(゚、゚トソン「待ってますよ」
(#゚;;-゚)「は、はいっ」
―――――――
――――――――――――――
―――――――――――――――――――――
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 00:15:51.92 ID:Uz9PKW0GO
お、続きか支援だ
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 00:15:54.78 ID:creDSn7u0
と、いうわけで今日は生徒会でご飯を食べることになりました
わたしはお弁当箱の入った手提げ袋を抱え、ちょっとドキドキしながら廊下を歩きます
実はまだ私が生徒会に入ったことは誰にも知らされてないので、特に周りの目を気にすることなく歩けます
もし、全校生徒に私が生徒会メンバーに入ったことが知れたら、
今のようにいてもいなくてもいいよな空気のような存在ではいられなくなるんだろうか
それは
それは少し興味があって
でも
でも凄く怖いことのように感じます
(#゚;;-゚)「ともかく、今日は生徒会のみなさんとご飯をたべるんです」
(#゚;;-゚)「人生初グループお昼ですね……」
(#゚;;-゚)「ふ、ふふ……」
言っててちょっと消え去りたくなりました
支援!
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 00:17:35.39 ID:creDSn7u0
と、ともかく!
今日はちょっぴち張り切ってお弁当も作ったんです
(#゚;;-゚)「おかず交換とか……」
(#゚;;-゚)「ふ、ふふふ……」
さぁ、これも一つの『はじめのいっぽ』ということで
生徒会の仕事も最近やっと覚えてきました
生徒会の主な活動は学校行事関係の資料をまとめたり、各部活と相談して部費を決めたり、備品を整えたり
それと生徒達が抱える問題の解決
会長さん曰く、自分が会長である限りは特にここに力を入れていきたいとのこと
だから放課後は誰でも生徒会室に入ってこれるようになってます
しかしお昼休みは違います。基本的に生徒会メンバーしか入れません
なので今日生徒会室でお昼を食べようとしている私は、なんだか本当に生徒会の一員になったんだなと
漠然とした現実感と、ちょっぴりの気恥ずかしさを覚えます
さぁ、さっそく生徒会室に急ぎます
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 00:18:39.21 ID:creDSn7u0
トコトコトコトコトコトコトコトコ
――生徒会室
カラララ
(#゚;;-゚)「し、失礼します」
(#゚;;-゚)「……」 キョロキョロ
(#゚;;-゚)「あ、あれ? 誰もいない……」
(#゚;;-゚)「早く着すぎちゃったかな?」
(#゚;;-゚)「ちょっとまってみよう」
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 00:19:25.23 ID:creDSn7u0
カッチッコッチ
(#゚;;-゚)「……」 三分経過
カッチッコッチ
(#゚;;-゚)「……」五分経過
カッチッコッチ
(#゚;;-゚)「……ふぁ」十分経過
(# ;;- )「誰も……来ない……です」
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 00:20:57.81 ID:creDSn7u0
どういうことでしょう
お昼休みの六分の一を消費したというのにメンバーの誰も来ません
これは……
(#゚;;-゚)「……」
何故だれも来ないのでしょう?
あの時トソ先輩はこう言ってたはずです
【……では、お昼休みは生徒会室でご飯を食べたらどうですか?
邪魔な人はいませんし、ゆっくりご飯を食べられますよ?】
……もしかしてこれは何か違う意味が含まれているのでしょうか
トソ先輩を疑うわけではありませんが、現状が現状なので
私が何か勘違いしてしまってはいないで……
(#゚;;-゚)「っは!!」
もしやこれは『生徒会メンバー』含む他の【邪魔な人】がいないということなのでしょうか
これで気兼ねなく独りご飯が楽しめる……と
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 00:22:40.30 ID:Uz9PKW0GO
しえしえ
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 00:23:19.99 ID:creDSn7u0
(#゚;;-゚)「は……はは……」
い、いや、もし仮にそうだったとしても、
教室で陰惨な思いをしながら食べるご飯よりはおいしいご飯が食べれるはずです!
(#゚;;-゚)「……」
――訂正。ちょっと泣きそうかもです
※
――生徒会室天井裏トソン特別スペース
(゚、゚トソン。o(うひょおおおおおおおおお、独りでご飯食べようとしてるでぃたんかわいいよおおおお)
(゚、゚トソン。o(涙をこらえながら、ゆっくりとお弁当箱を開いて『あーあ、じょうずに出来たのにな……』って顔してるでぃたんの顔ペロペロ!)
(゚、゚トソン。o(はぁん! 上手に出来てるね! おねぇさんも食べたいよ! お弁当もでぃたんもまるっとモグモグモグリンチョ!!
でぃちゃんのクリを狩りたいよ! 大収穫祭! でぃたんの未発達ボディを収穫しちゃうぞ〜☆)
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 00:23:57.14 ID:6SJYZ3H0O
でぃちゃん支援!
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 00:24:31.82 ID:creDSn7u0
※
――生徒会室
(#゚;;-゚)「……たべよう」 ゴソゴソ
(#゚;;-゚)「からあげ、上手にできたのにな……」
(#゚;;-゚)「おいしい」 モグモグ
(#゚;;-゚)「……」 モグモグ
いつもの環境よりは絶対にマシなはずなのに、なぜかいつもより心が痛みます
やはり変に期待していた分落差というものがあるのでしょうね
(#゚;;-゚)「……」 モシャモシャ
(#゚;;-゚)「……っ!!」 モサリンチョ!!
(#゚;;-゚)「そうだ……ここには誰もいないんだし……」
(#゚;;-゚)「……分離っ」
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 00:25:12.88 ID:Uz9PKW0GO
自主規制なしかwww
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 00:25:13.88 ID:creDSn7u0
W(#゚;;-゚)W「これで」 バサバサ
W(#゚;;-゚)W「……ハインちゃーん……」
从 -∀从『……』
W(#゚;;-゚)W「おきてー……」
从 ゚∀从『ふ、あぁあ〜。お〜おはようでぃ〜』
W(#゚;;-゚)W「おはよーハインちゃん」
从 ゚∀从『どうしたんだ? 今お昼か?』
W(#゚;;-゚)W「うん、お昼、食べてるとこ」
从 ゚∀从『それで、なんであたしを呼んだんだ?』
W(#゚;;-゚)W「え、え〜っと……」
从 ゚∀从『なんだよ〜、遠慮してんなよ〜』
W(#゚;;-゚)W「その、ご飯……」
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 00:25:59.25 ID:creDSn7u0
从 ゚∀从『ごはん?』
W(#゚;;-゚)W「たっ、食べ、食べる」
从 ゚∀从『おお、食え食え。ただでさえちっこいんだからいっぱい食わなきゃな』
W(#゚;;-゚)W「そ、そうじゃなくて、ハインちゃんと」
从;゚∀从『あ、あたしと!? ってー言われてもあたし口がないぜ? 基本的に栄養は共用だろ?』
W(#゚;;-゚)W「じ、じゃあ……あーんとか……」
从;゚∀从『……は?』
W(#゚;;-゚)W「こ、これじゃ箸もてないから、あーんしてもらわなきゃ……」 バサバサ
从;゚∀从『なに? 今日はそういう日なの? 幼児退行プレイ?』
W(;#゚;;-゚)W「ち、違う! 今日は、誰かとご飯、したかったの!」
从 ゚∀从『うーん、まぁ、いいぜ。あーんくらいしてやるよ』
W(#゚;;-゚)W「うん…じゃあ……よろしくお願いします」
从 ゚∀从『こちらこそ……ってなんだこのやりとり……まあいいや、いっぱい食えよー』
支援
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 00:27:12.36 ID:creDSn7u0
W(; ゚;;ワ゚)W「あ、あー」 パクパク
从 ゚∀从『はいあーん』
W(#゚;;-゚)W「お、おいひい」 モシャモシャ
从 ゚∀从『自画自賛か?』
W(#゚;;-゚)W「うん。おいしい」 モグモグ
从 ゚∀从『でも、むなしいな……』
W(#゚;;-゚)W「……うん」
ガチャ
('A`)「……」
('A`)。o(応接室で授業サボって寝過ごして、
飯のいい匂いがするから起きてみたら、生首が首なし人間に餌付けされてる……)
('A`)。o(なにこれおもしれェ)
('A`)。o(写メっとこ……)
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 00:28:25.56 ID:Uz9PKW0GO
しえんしえん!
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 00:30:00.05 ID:6SJYZ3H0O
しえー
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 00:30:17.76 ID:creDSn7u0
カシャリンコ〜♪
W(#゚;;-゚)W「にゃっ!?」
从 ゚∀从『なにもの!?』
(;'A`)「やべッ、音でた」
W(#゚;;-゚)W「あ、ドクオさん……」
从 ゚∀从『どもー』 ノシ
(;'A`)「お、おゥ」
W(;#゚;;-゚)W「み、見てました?」
(;'A`)「な、何を」
W(#゚;;-゚)W「あ」
W(#;;//-/)W「あーんって……」
从 ゚∀从『見られちゃヤダったの?』
W(;#゚;;-゚)W「や、やだよ……友達いないみたいだし……」
从;゚∀从。o(いや、いないからこんなことになってるんじゃ……)
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 00:32:51.64 ID:Uz9PKW0GO
支援
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 00:33:01.85 ID:creDSn7u0
(;'A`)「うん、まぁ……みた……」
W(;#゚;;-゚)W「あうう」
(;'A`)「写メもとっちゃった……」
W(;#゚;;-゚)W「ひえぇえええ! 消して! 消してください!」 ガタガタ
('A`)「消し方わかんねェ」
W(;#゚;;-゚)W「嘘です! 消してえ〜」
从 ゚∀从『なにこの状況おもしれぇ』
W(;#゚;;-゚)W「も、もう普通に食べますっ。ハインちゃん、合体!」
从 ゚∀从『はいはい、あたしももう一眠りしたかったしなぁ』
W(#゚;;-゚)W「あ、まだ眠かったの……ごめんね」
从 ゚∀从『いいって。困ったときはいつでも呼べよな〜』
W(#゚;;-゚)W「それじゃあ」 バサバサ
ホワワワワワワ〜
(#゚;;-゚)「……ん」
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 00:35:12.02 ID:6SJYZ3H0O
支援ー
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 00:35:42.64 ID:creDSn7u0
('A`)。o(ん? トソ先輩からメールだ……『今すぐその写メを寄越せへちゃむくれ』……
何で知ってるんだこの人……でも怖いから、へいへい、送りますよっと)
(#゚;;-゚)「おとなしくご飯たべよ……」
('A`)「俺も飯くうかなァ……隣いいかィ?」
(#゚;;-゚)「はひっ!?」
('A`)「ワザワザはなれて喰うのも嫌な感じだろ」
(#゚;;-゚)「あ、もう、全然、大っ丈っ夫! です……」
('A`)「そうかィ」
(#゚;;-゚)「……」 モッチモッチ
('A`)「さて、と、今日の飯はなにかなァっと」 パカッ
(#゚;;-゚)「……」 モッサモッサ
('A`)「日の丸じゃねーか……」
(#゚;;-゚)「……」 チラッ
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 00:35:45.41 ID:Uz9PKW0GO
しえ
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 00:37:22.19 ID:creDSn7u0
(*'∀`)「……わ〜あ! 日の丸だぁ〜!! 俺日の丸弁当大好き!
ごま塩も振ってあるし今日は豪華だな〜ァ!!
お、梅干の下のご飯は綺麗に紅く染まってる! やっぱ日の丸はこうじゃなきゃな!!」
(#゚;;-゚)「……」 チラチラ
(*'∀`)「こうやって梅干を少しかじって」 カリッ
(#゚;;-゚)「……」 ジー
(*'μ`)「白飯をかっこむ!!」 ガッガッ
(#゚;;-゚)「……」 ジロジロ
(*'∀`)「っかーうめぇwwwwwwwwwwww」
(#゚;;-゚)「……」 モグモグ
('A`)「……うめぇ。うめぇもん。あーうめ……」
(#゚;;-゚)「あ、あの……」
('A`)「……何だァ?」
(#゚;;-゚)「も、もしよかったら、からあげ、食べます?」
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 00:39:01.35 ID:creDSn7u0
('A`)「……ふーん、からあげ……ね。うん、まぁ、別に俺は日の丸でも十分だけどね
いや、嘘とかじゃなけど全然、うん、強がりとかじゃなくて本当に梅干大好きだし……
でも、ね、うん、どうしてもって言うならね……も、貰ってあげようかからあげ」 チラ、チラチラ、チラチラチラ
(;#゚;;-゚)「あ、もし迷惑だったら……」
(*'∀`)「いや! 迷惑とかじゃ! ……ないけど……そういうチャラついたオカズとかね、
ちょっと俺のポリシーに反してるっていうか、まぁウチの家庭は精進料理しか認められてないっていうか
なまぐさは原則禁止っていうか……ねェ……でもまぁそんなもの俺は気にしないっていうか
むしろオールオッケーみたいな? からあげって素敵な響きっていうか? 俺はマジパネェからあげフリークっつーか?」チラ、チラチラ、チラチラチラ
(;#゚;;-゚)「でも……なんか……」
(*'∀`)「いやいやいやwww どうしたのでぃちゃーん? そんなチャンスじゃーんww
からあげ食べてもらえるんだよ? たしかに俺は別に全然まったく食べたくないけど
頼めば全然嫌な顔一つせずモグリンチョッ!!ってなもんよwww だからそんな無理して迷わなくてええやんwww
な? な? な? な? ホント全然そんなチャラチャラしたおかず食いたくないけど、積極的に食べるよ俺!!」
(;#゚;;-゚)「いや、ホント迷惑だったら……」
(#'A`)「なんで! なんでそういうこと言うの!? あともうちょっとじゃん! もう少しで食べてもらえるじゃん!!
そんなだといつまでたっても友達出来ないよ! 同じなんだよ友達もからあげも!
友達になってください!って言えば誰だって友達になってくれるように、
からあげだって食べてくださいって言えば食べるんだよ!! あきらめんなよ簡単に!
さ、言お! いますぐ言おう! ね、ほら、言えよおおおお!!!!」
(;#゚;;ワ゚)「は、はい!! 友達になってください!!!!」
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 00:40:06.52 ID:creDSn7u0
('A`)「えっ?」
(#゚;;-゚)「えっ?」
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 00:40:47.78 ID:Uz9PKW0GO
かわいそう
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 00:41:45.16 ID:creDSn7u0
('A`)「え、いや……」
(#゚;;-゚)「と、友達……駄目ですか?」
('A`)「いや、駄目じゃないけど……」
(#゚;;ワ゚)「ぃやった! 友達出来た!」
('A`)「で、あ、あの……か、」
(*#゚;;-゚)「じゃあからあげ、どうぞ! これも、これも、これもどうぞ!!」 ヒョイヒョイ
(;'A`)「お、おう……」
(*#゚;;-゚)「た、食べてみてくださいっ。全部私が作ったんです」
(;'A`)「わ、分かったからせかすなって」 モグモグ
(*#゚;;-゚)「どうですか……?」
('A`)「うっ!」
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 00:43:25.13 ID:creDSn7u0
(;#>;;-<)「ほぎゃあ! なんか駄目でした!? お口に合いませんでしたか?」
(*'∀`)「うめえええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!」
(*#゚;;-゚)「は、はは、よ、よかったぁ〜」
(*'∀`)「うめえ、うめえよ! やっぱ肉最高だよね!
何が精進料理だふざけんな今は二十一世紀だぜ!
なにが草食系男子だ、肉食え、肉を喰え!!
あー命いただいてます鶏さん! 全てが俺の糧になってます!!
このアスパラのベーコン巻きもうめえぇえええ!!
しゃきしゃきのアスパラとこんがりカリカリベーコン!!
ポテトサラダも濃い目のマヨ味で俺好み!!
ファッキンベジタリアン!! 俺今日から肉しか喰わねぇ!!」 モグモグモグモグモグモグモグ
(*#゚;;-゚)「あ、あの……」
(*'μ`)「ふぁふぃ(何)?」 モグモグモグモグモグモグモグ
(*#゚;;-゚)「も、もしドクオさんがよかったら、その……お弁当作ってきましょうか?」
(*'∀`)「え?」
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 00:44:07.93 ID:creDSn7u0
(#゚;;-゚)「迷惑ですか? やっぱりお家の方針が精進料理だから駄目ですか?」
(*'∀`)「そ、そんなもん糞くらえだ! 肉、肉が喰いたい!!」
(#゚;;-゚)「じゃあ、お肉たっぷりのお弁当っ」
(*'∀`)「喰う! 喰うぜェ!! ありがとうございます女神さま!!」
(;#゚;;-゚)「め、女神はやめて……」
(*'μ`)「あーうめぇよぉ……からあげうめぇ……」 モグモグモグモグモグモグモグ
(*#゚;;-゚)「フフフ……」
/ドンッ!!\
(;#゚;;-゚)「な、何の音ですか?」
(*'μ`)「天井にねずみでもいるかなァ」
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 00:44:28.38 ID:Uz9PKW0GO
なんと…
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 00:45:09.32 ID:creDSn7u0
※
――生徒会室天井裏トソン特別スペース
(゚、゚トソン。o(ドクオてめええええ!! なんだお弁当作ってもらえるって! そんな素敵イベントあるなんて聞いてねぇぞ!!
くそおおお!! こんなことだったらはじめっからでぃちゃんの困り顔みたいがためにいぢわるしないで
素直に一緒にご飯食べればよかったちくちょおおおおおおお!!)
(゚、゚トソン。o(とりあえずドクオボコして胃の中の内容物全部奪いつくしてやる!! それにしてもでぃたん可愛かったなぁ。
友達なってくださぁいなんて叫んじゃって、ふふ、とっくに生徒会メンバーはでぃたんのことを友達だって思ってたのにね!
でもそんな自分に自信が持てなくて、今でも色々葛藤してるでぃたんが好き! 抱きしめて【自主規制】したい!!)
(゚、゚トソン。o(やべっ! 鼻血出てきた! ティッシュどこ!? ティッシュ!!)
※
(;'A`)「うォ! 天井から紅い汁が!」
(;#゚;;-゚)「妖怪ですか!?」
('A`)「……さァ。でもまぁ害はないみたいだからほっとこう」
(;#゚;;-゚)「気持ち悪いですけど……ところでドクオさん」
('A`)「あァ?」
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 00:45:57.96 ID:creDSn7u0
(#゚;;-゚)「なんでドクオさんは……その……女の子の着物を着てるんですか?」
('A`)「あー……お前って意外と図太い性格してる?」
(;#゚;;-゚)「え!? いや、聞かれたくないことでしたかっ?」
('A`)「いや、別に俺はかまわねェんだけど、普段他の奴らはビビッて聞いてこないからなァ」
(#゚;;-゚)「そうなんですか?」
('A`)「ツインテールで女物の着物を着てる男に、何その格好? なんて聞ける奴はそうそういねェよ」
(;#゚;;-゚)「あ、あうあう……」
('A`)「だから別に気にしてねェからそう脅えんなよ。……お前犬塚信乃って知ってるかァ?」
(;#゚;;-゚)「え、い、いえ……」
('A`)「南総里美八犬伝って昔の小説の主人公なんだけどなァ、こいつは小さい頃母親に女として育てられてたんだ」
(#゚;;-゚)「どうしてですか?」
('A`)「まぁ、パラノイアの母親に死んだ姉の代わりにされてたとか、色々言われてるけど、魔除け的な意味合いが強かったらしい」
(#゚;;-゚)「魔除け?」
('A`)「俺の場合もそんな感じでなァ。まぁ魔除けのためにこんな格好をさせられてるんだよ。精進料理うんぬんもそうさ」
トソン良いキャラしてるなぁ
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 00:47:29.61 ID:creDSn7u0
(#゚;;-゚)「ご家族の方がそうしたほうがいいって?」
('A`)「……そうだなァ。そうかもな。俺は……そうなのかもなァ」
(;#゚;;-゚)「……?」
('A`)「まぁ、お前の弁当から、変わっていくさ。肉、喰うし」
(#゚;;-゚)「……??」
('∀`)「ハハッ、何言ってるのかわかんねーって顔してる」
(;#゚;;-゚)「わ、わかんないですもんっ。なんか勝手に納得して、ずるいです」
('A`)「いんだよ、それで。まァお互いゆっくり理解してこうや。まだまだお前も生徒会に入ったばっかりなんだからなァ」
(#゚;;-゚)「……むー」
('∀`)「ハハッ」
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 00:48:51.20 ID:creDSn7u0
※
――放課後:生徒会室
( ・∀・)「今日は人数が少ないねぇ」
ξ゚听)ξ「ドクオとミセリは用事があるそうです」
( ・∀・)「トソンくんは?」
( ^ω^)「分からないですお。メールも返ってきませんお」
( ・∀・)「うーむ。今日は武闘派がいないから、そっち系の問題は舞い込んできて欲しくないねぇ」
(#゚;;-゚)「武闘派?」
( ^ω^)「トソ先輩とミセリちゃんくらいなんだお、生徒会で強いのは」
( ・∀・)「だから喧嘩とか、そんな問題が起こったときの処理は基本的にその二人に任せているんだ」
ξ゚听)ξ「はぁー男が二人もいるのに情けないわねー。まぁそんな問題が起こっても私が何とかしてやるわよ!」
( ^ω^)「ツン……あんまり危ないことは……」
ξ゚听)ξ「うっさいわねー。あんたと会長が情けないから私が頑張るって言ってるんでしょ?」
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 00:49:50.36 ID:Uz9PKW0GO
しえんよ
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 00:50:05.67 ID:creDSn7u0
( ・∀・)「まぁ、今日は平和に終わってくれる事を祈りながら文化祭実行委員会の会議で使う資料でもホッチキろうか」
(#゚;;-゚)「じゃあ道具用意しますね」 テコテコ
( ・∀・)「ああ、頼むよでぃくん」
( ^ω^)「じゃあ今日は僕がトソ先輩の代わりにお茶でも入れますお」
ξ゚听)ξ「じゃあ私は……お菓子用意します」
( ・∀・)「はっはっは、私が動かなくても全ての状況が整っていく! 素晴らしい!」
ξ゚听)ξ「そんなだからトソ先輩に置物会長って言われるんですよ」
( ・∀・)「手厳しいねぇ。ねぇ、でぃくん。でぃくんはトソンくんやツンくんみたいにならないでね」
(;#゚;;-゚)「はへ!?」
ξ゚听)ξ「どーいう意味ですか」
( ^ω^)「口うるさいってことだお……」
ξ゚听)ξ「殴るわよ」 ドゲシッ
(#)ω^)「蹴ってるお」
支援
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 00:51:39.82 ID:creDSn7u0
(#゚;;-゚)「はい、みなさん資料とホッチキスです。番号を間違えないようにしましょうね」 クバリクバリ
ξ゚听)ξ「というか、もう文化祭の会議とかするのねー」 パチン
( ・∀・)「実際に文化祭が行われるのは夏休み後だがね、我が学園の文化祭は規模が大きいからこうして六月頃から準備をするのさ」 パチン
( ^ω^)「確かに去年の文化祭は凄かったですおー。まさか校舎が巨大ロボに変形するとは……」 パチン
(;#゚;;-゚)「え?……え?」 パチン
ξ゚听)ξ「そして体育館が巨大怪獣に変身して、ロボと死闘を繰り広げるなんてねー」 パチン
(;#゚;;-゚)「え……ちょ……文化祭ですよね?」 パチン
( ・∀・)「ああ、でぃくんは一年生だからこれが初めての文化祭になるのか。まぁ楽しみにしていてくれたまえよ。ははは」 パチン
ξ゚听)ξ「今年は死傷者も行方不明者も出ないといいですねー」 パチン
( ・∀・)「ははは、一応全員復活はさせたじゃないか」 パチン
( ^ω^)「まさかたまたま来ていた泰山府君に丸く治めて貰えるなんて思いもしませんでしたおー」 パチン
( ・∀・)( ^ω^)ξ゚听)ξ「「「はははははは」」」」 パチン
(;#゚;;-゚)「あ、あの……冗談ですよね?」 パチン
( ・∀・)( ^ω^)ξ゚听)ξ「「「え?」」」 パチン
(#゚;;-゚)。o(文化祭はお休みしようかな……) パチン
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 00:52:23.23 ID:creDSn7u0
( ^ω^)「そういえば……」
ξ゚听)ξ「なによ」
(* ^ω^)「今日凄い美人さんをみたんだお!」
( ・∀・)「へぇ、ウチの生徒かい?」
(* ^ω^)「だお! トソ先輩で美人には耐性が出来てると思ったけど、もうホントに目が覚めるような美人さんだったお!」
(#゚;;-゚)「トソ先輩より美人さんですかー。見てみたいですねー」
(* ^ω^)「僕ももう一度見たいおー。あれ? どうしたんだおツン、おまんじゅうみたいな顔して」
ξ#゚H゚)ξ
ξ#゚听)ξ「うっさい! あんたの方がまんじゅう顔じゃない!」
(#)ω゚゚)「ぐほぉ! な、なんで僕殴られたんだお!?」
( ・∀・)「ははは、女心と秋の空だねぇ」
(#゚;;-゚)「会長さん、今梅雨です」
ξ#゚听)ξ「ふんっ」
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 00:54:15.17 ID:creDSn7u0
(#゚;;-゚)「でも、津出先輩もやっぱり結構強いんじゃないですか?」
( ・∀・)「なんでだい?」
(#゚;;-゚)「だって、結構重そうな内藤先輩をふっ飛ばしてますし」
ξ#゚听)ξ「最近の男子が情けなさ過ぎるだけよ。まったく頼りにならないわ」
( ^ω^)「おっお、面目ないお!」
( ・∀・)「はっはっは、まったくだ」
ξ--)ξ「はぁ、これだから生徒会男子は……」
ドタドタドタドタドタ……
ドドドドドドドドドドド
( ・∀・)「ん? お客さんかな?」
(#゚;;-゚)「ずいぶんとあわてた足音ですけど……」
ガラガラ!!
バッ!!
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 00:54:34.97 ID:Uz9PKW0GO
しえーん
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 00:55:49.91 ID:creDSn7u0
从;'ー'从「ほぇえ〜!! た、たすけてほしいんです〜!!」
( ・∀・)「ようこそ生徒会へ。どうしたんだいそんなに慌てて。ともかく名前をまず頼むよ」
从;'ー'从「わ、渡辺っていいます〜。あ、あのぶ、武道館が大変なんです〜!
大戦争なんです、柔道部と剣道部が血みどろの殺し合いなんです〜!」
(#゚;;-゚)「あの……お茶です。これ飲んでちょっと落ち着いてください」
从'ー'从「あ、ありがとぉ〜」
ξ゚听)ξ「で、どういうことなの? ちょっと詳しく話しなさいよ」
从'ー'从「あ、お茶菓子とかありますぅ〜?」
( ^ω^)「ぼんち揚げならあるお!」
ξ;゚听)ξ「ちょっと! のんきしてて良い訳!?」
从;'ー'从「は、はわわぁ〜! そうでしたぁ〜! お茶があまりにおいしくてついのほほん病が……」
( ^ω^)「のほほん病?」
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 00:56:34.38 ID:creDSn7u0
从;'ー'从「そうなんです。私どんな状況でも一度落ち着いてしまうとずーっとのほほ〜んとしてしまうんです〜!!」
( ^ω^)「……ぼんち揚げですお」
从'ー'从「あ、ありがとうございます〜」
从'ー'从「あーおいしー」
( ^ω^)。o(おもしろいお……)
ξ#゚听)ξ「ちょっとブーン! ふざけてんじゃないわよ!! あんたも、早く用件を言いなさい!!」 ベキィッ
(#)ω゚゚)「べぼぉ!!」
从;'ー'从「は、はひぃ!!」
( ・∀・)「まぁツンくん。鬼ババみたいに脅しても相手が萎縮してしまうだけだよ」
ξ#゚゚益゚゚)ξ「鬼ババ!?」
( ・∀・)「 」←気絶中
(;#゚;;-゚)「ま、まぁまぁ津出先輩。まずは落ち着いてお話を聞きましょう?」
ξ#゚゚益゚゚)ξ「だからこの子は落ち着くと話進まないんでしょうがあああ!!!」
(;#゚;;-゚)「にゃひ!」
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 00:57:34.17 ID:Uz9PKW0GO
おにぎりせんべい食べたくなった
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 00:57:48.63 ID:creDSn7u0
( ^ω^)「……もう一枚ぼんち揚げですお」
从'ー'从「あ、ありがと〜」
ξ゚゚益゚゚)ξ「殺すぞ」
(#)ω(;;,)「ずびばぜん」
从;Д;从「わ、私なんでも喋ります! だからあの肉饅頭みたいにするのだけは……」
ξ゚゚益゚゚)ξ「喋れ」
从;'ー'从「え、えと、私、柔道部のマネージャーをやってるんですけど、
今日急に剣道部が文句を言ってきて、大喧嘩になっちゃったんです〜」
( ・∀・)「どんな文句を言ってきたんだい?」←起きた
从'ー'从「えっと武道館は三階建てで、二階が剣道場、一階が柔道場なんですけど、
剣道部の部長さんが防具をいちいち二階に持ていくのが面倒くさいから場所を交換しろっていいだして……」
ξ;゚听)ξ「め、メチャクチャね」
(; ^ω^)「武芸者としてあるまじき発言だお……」
このモララー地味に好き
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 00:58:57.15 ID:creDSn7u0
从'ー'从「で、実はウチの柔道部と、剣道部の部長は双子の兄弟で、いつの間にか兄弟喧嘩になっていっちゃったんです」
ξ;゚听)ξ「何その兄弟!? めっちゃ迷惑じゃない!」
( ^ω^)「えーっと、あ、部費の資料から名前分かったお。なになに、剣道部部長が埴野ギコ、柔道部部長が埴野フサだお」
( ・∀・)「私は知ってたけどね!」
ξ゚听)ξ「うるさいです会長。ちょっと黙っててください」
( ・∀・)「……聞いてよでぃくん。私後輩から嫌われてるみたいなんだぁ」
(;#゚;;-゚)「わ、私は好きですよ会長さんのこと」
( ・∀・)「ありがとう……私もうちょっと頑張る……」
从;'ー'从「そ、それでもう部員まで巻き込んで、最後まで部員が残ってたほうが一階二階両方のフロアを占領するとかお互い言い出して
いままさに、柔道VS剣道の戦争が始まってるんですぅ〜! それで、生徒会に何とかしてもらおうと思ってぇ!」
ξ--)ξ「大体分かったわ、くだらなさというか、頭の悪さというか、そういうのが」
( ・∀・)「しかし困ったねぇ。私も生徒間のいざこざは是が非でも解決していきたいのだが、
喧嘩やら暴力系の仲裁となると、今丁度そういうのを得意にしてるメンバーがみんないないからねぇ……」
( ^ω^)「おー……ともかく話を聞きに行くくらいは大丈夫だと思うお……」
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 01:00:15.98 ID:creDSn7u0
从'ー'从「あ、今武道館に踏み入った者は問答無用で叩き潰すとか言ってました」
( ^ω^)「……時間が解決してくれることもあると思うお」
( ・∀・)「……あ、でぃくーん。私もお茶飲みたいなー」
(;#゚;;-゚)「会長さん……」
ξ#゚听)ξ「ああ、もうウチの男子は役立たずばっかり!! もういい! 私がいったるわよ!!」 ダッ!!
(; ^ω^)「あ、ちょ、ツン!?」
(;#゚;;-゚)「津出先輩!」
( ・∀・)「あらら……参ったことになったねぇ」
(; ^ω^)「ぼ、僕追いますお!」 ダダダッ!!
(;#゚;;-゚)「内藤先輩……。会長さーん……」
( ・∀・)「まぁ、こうなってしまっては仕方ないね。私も行こうか」
(#゚;;-゚)「私も行きます。津出先輩が心配ですし」
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 01:01:01.34 ID:creDSn7u0
( ・∀・)「……いい子だね。じゃあ一緒に行こうか」
(#゚;;-゚)「はいっ」
( ・∀・)「君は、どうする?」
从'ー'从「ぼんち揚げ食べ終わってから行きます〜」
( ・∀・)「はぁ、じゃあ鍵はかけなくていいからね。さぁ行くよでぃくん」 ダダッ!!
(#゚;;-゚)「わかりましたっ」 トテトテッ!!
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 01:02:04.20 ID:Uz9PKW0GO
しえんしえん
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 01:03:52.42 ID:rnWAxXLP0
※
――二階渡り廊下
(;#゚;;-゚)「はぁはぁ、走ってみて分かるんですけど、この学園広いですね」
( ・∀・)「まぁ、一応妖霊指定都市唯一の高等学校だしね。中等部もあるし、武道館以外にも施設は一通り揃ってるからねぇ」
(;#゚;;-゚)「私、まだ一年生で学園全部回ったことなくて、迷子になっちゃいそうです」
( ・∀・)「ははは、ちゃんとついてきてくれたまえよ」
(;#゚;;-゚)「はいっ……津出先輩大丈夫ですかね」
( ・∀・)「……駄目だろうね」
(;#゚;;-゚)「えっ? 津出先輩、そこそこ強いイメージがあるんですけど……」
( ・∀・)「どこからそのイメージが湧いたんだい?」
(;#゚;;-゚)「えーっと、言いたいことをはっきり言えたり、内藤先輩をいつも吹っ飛ばしたりしてて、なんとなく強そうだなぁと」
( ・∀・)「それはね、ブーンくんが強いんだよ」
(;#゚;;-゚)「え?」
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 01:04:44.40 ID:Uz9PKW0GO
しえん
支援
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 01:06:20.40 ID:rnWAxXLP0
( ・∀・)「まぁ彼らの関係に対して私はどこまで踏み込んだ言葉で表現していいのか分からないけど、
あの二人はお互い守りあっているのさ。それが本人達の自覚ありなしかはわからないけどね」
(;#゚;;-゚)「はぁ……」
( ・∀・)「ともかく、ツンくんはでぃくんが思ってるよりも全然か弱い。普通の女の子で」
( ・∀・)「そしてブーンくんはナイトだなのよ」
( ・∀・)「でもね、ナイトは耐える者だからね。今回の件に関しては向いてないかな」
(;#゚;;-゚)「じゃあ」
( ・∀・)「ともかく、終了条件は見えているよ。後は整うまで時間稼ぎをするまでさ」
( ・∀・)「存外僕もナイト気質なんでね!」
(
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 01:07:07.40 ID:rnWAxXLP0
(#゚;;-゚)「会長さん……」
( ・∀・)「なんだい!? もしかして惚れたかい!?」
(#゚;;-゚)「前、見た方が」
( ・∀・)「え?」
ドッゴオッ!!!!!
ギニャアアアア!!!
カイチョーサーン!!
カ、カベツエエ……
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 01:07:50.72 ID:rnWAxXLP0
※
――武道館一階:柔道場
(,,#゚Д゚)「大体お前はいつも俺のおさがりだったじゃねえか! 武道館の二階も俺のおさがりで丁度いいだろゴルァ!!」
ミ,,#゚Д゚彡「本当はいつも我慢してたから!! 今日こそ兄貴の言いなりにはならないから!!」
(,,#゚Д゚)「何!? お前五歳のときに近所の野良犬から守ってやった恩をあだで返すのか!?」
ミ,,#゚Д゚彡「兄貴だって六歳のときのおねしょ俺のせいにしたの俺知ってるんだから!!」
(,,#゚Д゚)「こまけぇこといちいち覚えてんじゃねぇよ女々しいな!」
ミ,,#゚Д゚彡「兄貴も人のこと言えないから!」
(,,#゚Д゚)「フサの全自動妊婦粉砕機!」
ミ,,#゚Д゚彡「兄貴の透明電気ナマズ!!」
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 01:08:42.73 ID:rnWAxXLP0
柔A「お前のところの部長悪口が独特だな」
剣A「お前のところなんてゴミみたいな悪口じゃねぇか」
柔A「「うぉおおおおおおおお〜!!」」剣A ガキンガキン
柔B「や、やめろ! 俺はお前と争いたくない!」
剣B「はっ! いまさら友情ごっこかぁ!? 俺はなぁ……俺はなぁ……前からお前は気に食わなかったんだ!!」
柔B「どうしてだよ! 俺達の二次ロリ同盟はこんなことで崩れちまうのかよ!?」
剣B「俺は……俺は本当は三次巨乳派なんだよおおお!!」
柔B「「ほきょおおおおおお〜!!!!」」剣B ガキンガキン
柔C「ウバ、メポポルクモッソ!!」
剣C「チェバ! チェバルボボボリッチ!!」
柔C「「ゾモルバァアアアアア!!!!」」剣C ガキンガキン
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 01:09:53.63 ID:Uz9PKW0GO
しえしえ
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 01:10:06.92 ID:rnWAxXLP0
(,,#゚Д゚)「バカ! フサのば〜か!! 防具ってめちゃくちゃ重いんだぞ! 遠征行った後いちいち二階の剣道場まで持ってくの大変なんだよ!」
ミ,,#゚Д゚彡「柔道場には畳がしいてあるから! 二階には畳がないじゃん!」
(,,#゚Д゚)「んなもん剥がして二階持ってけよ!」
ミ,,#゚Д゚彡「出来るわけないから!! ちょっとは考えて物言えよ脳筋兄貴!」
(,,#;Д;)「うわぁああああ!!」 ポコポコ
ミ,,#;Д;彡「うえええええええ!!」 パカパカ
ドドドドドドド……
ξ#゚听)ξ「どっせーい!!」
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 01:10:48.11 ID:rnWAxXLP0
───────── ― - --
─── /⌒ヽ, ─────────
 ̄ ̄ / ,ヘ ヽ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ , ” ' ‐ ,
 ̄ ̄ i .i \ ξ#゚听)ξヽ, ___,, __ _ ,, - _―" ’. ' ・, ’・ , /∧_∧
── ヽ勿 ヽ,__ j i~"" _ ― _: i ∴”_ ∵, ))<ぎゃぼおおおおおお!!!
______ ヽ,, / / __,,, -- "" ─ "ー ・, ; ; - 、・ r=-,/⌒ ~ヽ~,
─────── ヽノ ノ,イ ─── ― - i y ノ' ノi j |
─────── / /,. ヽ, ── i,,___ノ //
______ 丿 ノ ヽ,__,ノ ___ _ _ _ ,' ゝi
j i / y ノ
_____ 巛i~ ____ _ / /~/
i < /
─────── _ _ ヽ, \
// | | 巛 / ヽ_ )
──── // | | ===┐ i (~_ノ
// | | | | ノ /
~ ~ | | ノ /
===┘ (~ ソ
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 01:11:22.99 ID:kHmHQrLPO
誰ひとりまともな奴がいねぇwwwwwwwwwwww
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 01:11:41.06 ID:rnWAxXLP0
ミ,,#;Д;彡「あ、兄貴いいいいいいいいいいいいいいい!!!!」
ξ;゚听)ξ「っは!? なんかあまりにも低次元かつ気持ち悪い喧嘩で思わず蹴りが……」
ξ#゚听)ξ「ともかくあんた達! この騒ぎをとっととやめなさい!」
柔A「うるせぇブス! 俺達のパトスはもうとまらねぇんだよ!!」
ξ#゚゚益゚゚)ξ「あ゛?」
柔A「はいすんませんすぐやめます」
ミ,,#;Д;彡「ちくしょー!! よくも兄貴を!!」
ξ゚听)ξ「はぁ、喧嘩したり庇ったり、仲良しねあんたら」
ミ,,#;Д;彡「うるせー! おいお前ら! この女ぶっ飛ばすから!」
柔A「いや、争いはなんの解決も生みません」
柔B「こいつと決着をつけるまで待ってください主将!!」
剣B「三次巨乳なんて……大っ嫌いだああ!!!」
柔C「プルルルン!!」
ミ,,#;Д;彡「お前らのばーか!! いいもん、俺独りでやるから!」
ξ゚听)ξ「うるさいっ!」
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 01:12:38.42 ID:rnWAxXLP0
_ _ .' , .. ∧_∧
ξ゚听)ξ_ - ― = ̄  ̄`:, .∴ ' 彡 ミ <ごばあああ!!!
ヽ-'' ̄ __――=', ・,‘ r⌒> _/ /
/ ,,-―  ̄ ̄  ̄"'" . ’ | y'⌒ ⌒i
/ ノ\\ . | / ノ |
/ / \\ , ー' /´ヾ_ノ
レ ノ ヽ_つ / , ノ
/ / ./ / /
/ /| / / ,'
( ( 、 / /| |
| |、 \ !、_/ / 〉
. | / \ ⌒l |_/
| | ) /
ノ ) し'
(_/ -==≡≡≡===-
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 01:13:25.03 ID:rnWAxXLP0
ξ゚听)ξ「っふぅ。これで両大将とも沈んだわよ! ほら、あんたたちも解散しなさーい」
ミ,,#゚Д゚彡「……だれが、沈んだって?」
ξ゚听)ξ「えっ」
ミ,,゚Д゚彡「イテテ……不意打ちだから食らったけど、俺は柔道部、半端な打撃は効かないから」
(,,゚Д゚)「俺も、もう復活したぜ」
ミ,,゚Д゚彡「あ、兄貴!」
(,,゚Д゚)「とりあえずこの喧嘩、目の前のブスたたんでから再開すっぞ」
ミ,,゚Д゚彡「応!」
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 01:14:09.43 ID:rnWAxXLP0
ξ;゚听)ξ「ちょ、ちょっと、あんた達無理しないで寝てていいのよ?」
ミ,,゚Д゚彡「寝てていいのはそっちだから。調子のってる女は一番嫌いだから
(,,゚Д゚)「女は清楚で芯が通ってるに限るな!」
ξ;゚听)ξ「な、なによ! さっきは手加減したけど、今度は本気でやるわよ!」
(,,゚Д゚)「いいぜ、今度はその本気とやらを見せてみろよ」
ミ,,゚Д゚彡「どうせハッタリだからwww」
ξ;゚听)ξ「っく」
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 01:14:17.92 ID:kHmHQrLPO
ツンTUEEEEEEEEE
84 :
ここから投下がゆっくりになります:2010/10/23(土) 01:15:36.57 ID:rnWAxXLP0
……ンー
ツーンー……
ツーン!!
(; ^ω^)「ツーン!!!」 ドタタッ!!
ξ;゚听)ξ「ちょ、なに追いかけてきてんのよ! あんたなんて役立たずなんだから!」
(# ^ω^)「ん馬鹿!」
ξ;゚听)ξ「なっ」
(# ^ω^)「馬鹿! 馬鹿ツン!」
ξ#゚听)ξ「な、なんなのよ、馬鹿馬鹿言わないでよ!」
(# ^ω^)「いーや、今日は言うお。言わせて貰うお! 馬鹿馬鹿、ツンの馬鹿!」
ξ#゚听)ξ「っふ、ふざけないでよ!」
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 01:16:25.00 ID:Uz9PKW0GO
しえん
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 01:18:11.80 ID:rnWAxXLP0
∩
ξ#゚听)ξ (^ω^ #)
ブンッ! ミ パシッ
ξ#゚听)ξつ⊂(^ω^ #)
ξ゚听)ξつ⊂(^ω^ #)
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 01:19:47.47 ID:Uz9PKW0GO
了解ゆっくりやってくれ
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 01:20:07.00 ID:6SJYZ3H0O
しえっ
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 01:20:59.42 ID:qWSyisbV0
支援
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 01:21:09.59 ID:rnWAxXLP0
ξ;゚听)ξ「え……」
(# ^ω^)「馬鹿! 君は女の子なんだお! 普通の、女の子なんだお!」
ξ;゚听)ξ「だ、だって!」
( ω )「……僕にも、責任はあるお。いつもポコポコ殴られても、何にも言わなかったから、勘違いしちゃったんだおね」
ξ#゚听)ξ「なに!? 何がいいたいのよ!」
( ω )「いつの間にかすり替わって……そうやって大きくなっちゃったんだお、僕ら」
ξ#゚听)ξ「なに、何の話してんのよ!!」
( ω )「もういいお、ツン」
( ω )「これからは、僕が」
ミ,,゚Д゚彡「おまんじゅうくん、急に現れてかっこつけてくれてるところ悪いけど、俺達その女に用があるから」
(,,゚Д゚)「どいてくれぇねか」
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 01:22:19.54 ID:Uz9PKW0GO
支援
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 01:23:59.72 ID:rnWAxXLP0
( ω )「……駄目だお。どけないお」
(,,゚Д゚)「じゃああんたが代りに殴られてくれるわけ?」
( ω )「……いいお。好きなだけ殴ってくれお」
ξ#゚听)ξ「ちょっと、さっきから何なのよ! なんで勝手に自分で納得して、自分で、そうやっていつも自分でっ」
ξ゚听)ξ。o(いつも? いつもって……いつ……?)
ミ,,゚Д゚彡「もう女は消えていいから」
(,,゚Д゚)「とにかくこのイライラが収まるまでサンドバッグでいてもらうぜっ!」 シュッ!!
ドコッ
(; ω )「ぐ……」
(,,゚Д゚)「おりゃ!」 シャッ!!
バキッ
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 01:27:59.00 ID:rnWAxXLP0
(; ω )「っおお……」
ξ#゚听)ξ「ちょ、やめなさいよ!」
(# ω )「ツン! 前に出るなお!」
ξ;゚听)ξ「だ、だって……」
(; ω )「いいから……またやり直すお……」
ミ,,゚Д゚彡「喋ってると、舌かむから!!」 ヒュッ!!
メキッ
(; ω )「ぅう……」
ξ;゚听)ξ「や、やめてよ! もうやめてよ!」
ξ;゚听)ξ「あ、謝るから!」
ξ;听)ξ「あやまるからぁ……」
ξ;凵G)ξ「もうやめてよぉ……」
(; ω )。o(結局また、同じ泣き方するんだおね……)
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 01:29:50.00 ID:rnWAxXLP0
ドタドタドタ
トコトコトコ
(; ・∀・)「はぁ、はぁ、やっと着いたね」
(;#゚;;-゚)「な、なんですかこの状況。喧嘩だらけじゃ……って会長さん!!」
(; ・∀・)「ああ、あの真ん中で二人の男にタコ殴りにあってるのは」
(; ・∀・)「「ブーンくん!!(内藤先輩!!)」」(;#゚;;-゚)
(;#゚;;-゚)「た、助けに行きましょう!」
( ・∀・)「ああ、もちろん。だが君はここで待っていてくれ」
(;#゚;;-゚)「でもっ」
( ・∀・)「君になにができる?」
(;#゚;;-゚)「……っ」
( ・∀・)「すまないね。でも君にはやって欲しい事があるんだ」
しえん
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 01:30:42.52 ID:Uz9PKW0GO
しえん
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 01:34:16.04 ID:Uf983To5O
しえぬ
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 01:46:13.69 ID:Uf983To5O
さる?
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 01:49:14.42 ID:MO46tdVE0
(#゚;;-゚)「……なんですか?」
( ・∀・)「そこの窓から、この女性が来るのを見ていて欲しい」 ピラッ
(#゚;;-゚)「この写真の女の人がここにくるんですか」
( ・∀・)「ああ。その人が来たのが見えたら、ここまで連れて来てくれ
それでこの問題の終了条件は整うんだ」
(#゚;;-゚)「……わかりました」
( ・∀・)「あと、その辺に転がってるけが人の手当ても頼むよナイチンゲール」
(#゚;;ー゚)「はいっ」
( ・∀・)「さて、じゃあ私はナイトくんのナイトになりにいこうかな」
(#゚;;-゚)「会長さん」
( ・∀・)「……なんだい」
(#゚;;-゚)「あんまり絆創膏もってきてないです……だから……」
( ・∀・)「ははっ、努力するよ」
100 :
さるった・・・:2010/10/23(土) 01:49:57.17 ID:MO46tdVE0
トコトコトコトコ
(#゚;;-゚)「……何もできないなぁ」
(# ;;- )「……悔しいなぁ」
( ・∀・)「諸君! 我が生徒会メンバーを虐げるのはその辺で止めにしてくれないかい?」
(,,゚Д゚)「ん? あんたは……」
ミ,,゚Д゚彡「生徒会長だから」
( ・∀・)「ははは、いやはや、中々防御力が高いようでなによりだブーンくん」
(; ω )「おー……お……おっお……お肉が……厚いからですお……」
( ・∀・)「だが、そろそろバトンタッチの時間だよ」
ξ;凵G)ξ「か、かいちょー」
( ・∀・)「ツンくん。今日の行いで何か得たかい?」
ξ;凵G)ξ「なにも……むしろ……」
( ・∀・)「失った? まぁいずれにせよ君も退場だ。ブーンくんを連れてあそこにいるでぃくんのところに行きたまえ」