唯憂「大好きだから!」の律澪部分のオマケ
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 01:33:03.50 ID:c2M9eHTu0
律澪きたな
〜秋山家〜
澪「ただいま〜」
律「おじゃましま〜す」
…
律「あれ?誰も居ないのか?」
澪「ああ、今日は家に誰も居ないんだ」
澪「律と…2人きりだな」
律(2人きり…///)
澪「私は飲み物を用意するから、先に部屋へ行っててくれ」
律(…///)
澪「どうした?律」
律「…」
律「あ…う、うん。何でもないぞ?」
〜澪の部屋〜
律(…///)
律(…)
律(…ん?待て待て、澪と2人きりになるなんて何時もの事じゃないのか?)
律(さっきから澪のペースに乗せられっぱなしじゃんかよ…)
律(…)
律(やっと落ち着いて来たな…よしっ!少しは反撃してやるぞ!)
ガチャッ
澪「待たせたな」
澪「とりあえず紅茶を淹れてみた。ムギの様にはいかないが…」
律「いや、澪が淹れてくれたものなら…」
律「そう、例え水道水でも世界一の美味しさだよ」
澪「そうか…じゃあ勿体無いから律の分は水道水で良いよな」
律「…」
澪「冗談だよ」フフフ
澪「」コクコク
律「」ズズー
澪「そう言えば…」
澪「ムギと梓はどうなったかな…?」
律(今度こそ!)
律「そうだな〜、でも今は折角2人で居るんだから」
律「澪にはあたしの事だけを考えて欲しいなぁ〜」
律(これならどうだ!)チラッ
澪「…そうだな。うん、悪かったよ」
律「へ?」
澪「今は律の事だけを考える」
澪「いや、何時も律の事だけしか考えてないんだけどな…」アハハ
律「…」
律(じ、自爆した…///)
澪(私もこの3年間で随分と鍛えられたからな…フフフ)
律「…」
澪「悪かったよ、機嫌直せ」
澪(律はみんなの前ではわざとガサツに振舞ってるからな)
澪(可愛い所を知ってるのは私だけだから…ついつい苛めたくなるんだよ)
律「まあ良いんだけどな…」
律「それにしても澪、さっきからちょっと変じゃないか?」
澪「それは…当たり前だろ」
澪「私の大好きな律と明日までずっと一緒に居られるんだぞ」
澪「少しは変になるさ」
律「…」
律「ま、またそうやってすぐにからかうのかよ!」
澪「違うよ…ほんとなんだ」
澪「律、私もこんな事で冗談は言わないよ…」
律「あ、ああ…///」
律「いや、ちょっと待て!今さらっと『明日まで』って言わなかったか?」
澪「何言ってるんだ、今日は泊まっていくんだろ?」
律(待て待て、どうしていきなりそんな話になってるんだ…)
澪「とりあえず私は冷蔵庫を見て買い物に行ってくるから…」
律(家には他に誰も居ない…大好き…一緒に居たい…泊っていけって事は…)
澪「…を頼むな」
律(や、やっぱりこの後でそういう事をするんだよな///)
澪「じゃあ、始めてくれ」
律(え?そんないきなり!?)
律「い、いやでも…澪、あたしも初めてだからどうして良いか分かんないぞ…」
澪「ん?律は初めてなのか?意外だな…」
律(意外って…澪以外に誰とそんな事するんだよ!)
律「と、とりあえず…脱ぐのか?」
澪「そうだな…別にそのままでも良いんじゃないか?」
律(着たままでするの!?)
澪「いや、上着は皺になるからハンガーにかけておいた方が良いな」
律(皺になる…///)
澪「靴下も脱いでおいた方が良いぞ、濡れると困るだろ」
律(靴下まで濡れるって…///)
律「シャ、シャツとスカートは…何時脱ぐんだ?///」
澪「いや、流石にそこまでは脱がなくても良いと思うが…」
律(そ、そうだよな…やっぱり脱がせて貰うんだよな…)
澪「じゃあ」
律「あ、あの…優しくするから…いや、してくれ…なのかな…」
澪「優しく?そうだな、優しく洗っておいてくれよ」
律「へ?」
澪「いや、だから風呂掃除。優しく丁寧に頼むな」
律「」
澪「どうした?律」
律「何でもない…そう、何でも無いんだよ…」
澪「冷蔵庫の中は確認したから、私は買い物に行ってくるよ」
律「…」
律「待てよ澪、泊まるにしても着替えとかどうすんだよ?」
澪「私のを使えば良いじゃないか。何なら下着も貸してやるぞ?」
律「澪、そろそろあたしの反応で楽しむのは止めないか…泣くぞ?」
澪(泣いてる律も見てみたいな…可愛いから)
澪(なんて言ったらどう反応するかな…フフフ)
澪「分かった分かった」
澪「お風呂は私が用意しておくから、律は買い物に行ってくれるか?途中で…」
律「家に寄れば良いって事か?」
澪「ああ、そうだな」
律「分かった、じゃあ行って来る」
…
律「しまった、何を買ってくるのか聞いてないぞ…」
律「まあ…適当で良いかな…」
〜田井中家〜
律「ただいま〜」
律「まだ誰も帰ってないのか…まあ泊まりに行く事は後で電話すれば良いかな」
律「澪の家に泊まるなら何も言われないだろうし…」
律「いや、そもそも何時の間に泊まる事が決定してたんだ?」
律「そりゃあたしも澪とはずっと一緒に居たいけど…///」
聡「姉ちゃん、さっきから何ブツブツ言ってんだ?」
律「どわっ!さ、聡居たのかよ!」
聡「泊まるとか何とか言ってたけど」
聡「何?もしかして男の家にでも泊まりに行くのか?」
律「そんな訳ないだろ…って、自分で言ってて虚しいな」ハハハ
聡「あ、そうか!姉ちゃんは男だからな、泊まりに行くなら女の家だよな?」
律「」ギクッ
律「ま、まあそうだな…うん、まあ、その、ちょっと行って来るな…」
聡「え?あ、ああ…」
〜再び秋山家〜
律「ただいま〜」
澪「お帰り」
律「何を買ってくるのか聞いてなかったら、適当に買ってきたぞ」
澪「良いさ」
律「とりあえず買って来たのは…」
澪「律、私はハンバーグが良いな」
律「ハンバーグ?いや、ひき肉は買ってないぞ…」
澪「実はひき肉と玉ねぎは買ってあるんだ」
律「…」
律「先に言えよ!」
澪「他は材料を見て私が作る」
澪「律のハンバーグは美味しいから…私だけの為に作ってくれると嬉しいな…」
律「…」
律「…分かったよ///」
…
…
…
律「ごちそうさま。うまかったな」
澪「ごちそうさま。美味しかったよ」
澪「特に律のハンバーグが…」
律「」ジロッ
澪「何だよ、美味しいものは美味しいんだから素直に褒めさせてくれよ」
律「…分かったよ、ありがとな」
澪「明日は朝練だったよな…早いけどもうお風呂に入って寝ようか?」
律「そうだな…じゃあ洗い物はあたしがやっておくよ」
澪「悪いな、先に入って来る」
律「ああ」
律「…」
律(『一緒に入るか?』って言うかと思ったよ…)ドキドキドキ
カチャカチャ…ジャー…キュッキュッ
律「よし、洗い物終了!」
律「…」
律「はぁ…」
律「さっき澪は『私の大好きな律』って言ってたよな…」
律「私も澪の事は大好きさ…友達とかそういうレベルじゃない」
律「言わなくてもその辺はお互い分かってるんだろうけど…」
律「あたしも…澪に好きだってはっきり言った方が良いのかな…」
律「今日はこの後…アレをするんだろうしな///」
律「やっぱり…お互いの気持ちを確かめ合ってからじゃないと…」
澪「そうだな、私も一度は言って欲しいぞ」
律「み、澪!」
律「い、何時からそこに居たんだよ!」アセアセ
澪「洗い物終了って辺りかな」
律「最初からかよ…」トホホ
澪「律、好きだぞ…」
律(って、いきなりかい!)
澪「」ジー
律「澪…」
律「あ、あたしも…澪の事は好き…だぞ?」ボソボソ
澪「」ジー
律「わ、分かったよ!やり直せば良いんだろ!」
スーハースーハー
律「よしっ!」
律「澪〜!大好きだぞ〜!!」
澪「律、そんなに大声で言ったら隣の家まで聞こえるじゃないか…」
律「…あ」
澪「でも…嬉しいよ律///」
律「…」
律「…そうだな、あたしも嬉しい///」
〜風呂〜
律「ふぅ…」
…
…
…
律「とりあえず、体は念入りに洗っておいたけど…」
律「まさかこのまま寝るだけって事は無いよ…な?」
律「この後…澪と…///」
律「…」
律「何をするんだ?」
律「全く想像が付かない…」
律「澪は…経験があるのかな…」
律「あるはずない…よな?」
律「だから…そう、一緒に頑張れば良いんだ」
律「よしっ!」
〜澪の部屋〜
ガチャッ
律「ふぅ〜良いお湯だったな〜」
律「あれ?布団敷いたの…か?」
澪「ああ、律は布団で寝てくれ」
律「…」
澪「どうした?ベッドの方が良ければ私が布団でも良いけど…」
律「…いや、布団で良いよ」
…
澪「じゃあ、明日は5時起きって事で良いよな」
律「あ、ああ…」
澪「電気消すぞ…おやすみ」
律「おやすみ…」
律(…)
律(全部…あたしの勘違いなのか?)
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 01:50:33.42 ID:KlIMw2Sg0
支援
律(一緒に居たい…大好き…泊まっていけって言われたら…)
律(普通は何かあるって思うだろ?)
律(下着も…とっておきのやつに替えておいたのに///)
律(…)
律(はぁ…何かもう疲れたな…寝よ寝よ…)
律(…って、眠れる訳無いだろ…どうしてくれるんだよ…)
…
澪「リツ…」
律「…」
澪「り〜つ〜」
律「…」
澪「もう寝たのか?」
律「…」
律「…何だよ?」
澪「どうした?何か怒ってないか?」
律「怒ってないよ!」
澪「あのな…律」
澪「折角一緒に居るんだから…こっち側を向いて寝てくれよ」
澪「律の寝顔が見れないと…寂しいじゃないか」
律「ど、どっち側を向いてても良いだろ!」
律「あたしはこっち側を下にしないと眠れないんだよ!」
澪「…」
モゾモゾ…モゾモゾ…
律(ん?何だ?)
ギュッ
律「!」
律「ちょ、ちょっと待て、何でいきなり抱き付いて来るんだよ!暑いだろ!」
澪「まあ良いじゃないか…眠くなるまではこのままで」
律「ま、まあ…良いけどよ…///」
律「って何だよ!全然良く無いよ!」
澪「眠れないんだろ?私も眠れないんだよ」
澪「だったら少し位話をしてても良いじゃないか…」
律「だからって、何でこの体勢なんだ…」
律「いや、もう良い…あたしは疲れたよ」
律「話がしたいんだろ?何か話題を振ってくれ」
澪「そうだな…」
澪「なあ、律」
律「何だ?」
澪「律は…キスってした事あるか?」
律(これは…あれか?とうとう来たのか!?)
律(もう今日は何も無いんだって思ってたのに、こんな不意打ちは無いぞ…)
律「…」
律「無いよ…悪かったな…」
澪「悪くはないだろ…むしろ良い事じゃないか?」
律「…何でだよ?」
澪「言っても良いのか?」
律「いや…悪い予感がするから聞かない」
澪「そうか…」
澪「…」
澪「なあ、律」
律「何だよ…」
澪「私には聞いてくれないのか?」
律「…」
律「…なあ、澪」
澪「何だ?」
律「澪は…キスってした事あるか?」
澪「ある訳無いだろ?」
澪「律がしてないんだから私もしてないに決まってるじゃないか」
澪「何でそんな事を聞くんだ?」フフフ
律「…///」
澪(…)
澪(律、ごめんな…今日はずっとからかってばっかりで…)
澪(こんな風にふざけながらじゃないと…私も勇気が出ないんだよ)
澪(律がそんなに可愛く反応してくれるから…私も頑張れるんだ)
澪(だから…もう少し付き合ってくれよな?)
澪「…なあ、律」
律「何だ?」
澪「明日もう1回聞いても良いか?」
律「え?」
澪「その時に…あるって答えたくないか?」
律「…」
律「ああ…答えたいな///」
澪「じゃあ…こっちを向いて貰うぞ」グイッ
律「澪…」
澪「律…」
…
…チュッ
…
澪「…」
律「…」
澪「感想は…どうだ?」
律「澪は…どうなんだ?」
澪「い、いや、意外と…」
律「な、何とも思わないかな…」
澪「…」
律「…」
律(やせ我慢しやがって…この暗さでも分かる位に顔真っ赤じゃんかよ)
チラッ
律(よし…今までの借りを今こそ返してやる!)
律「なあ、澪」
澪「…何だ?」
律「澪はキスってした事あるか?」
澪「え?」
澪「ああ、もちろんあるさ!(まだ1回だけど…///)」
律「ほ〜、それは今日の事か?」
澪「え?ああ、もちろん今日の事だ。律だって同じだろ?」
律「実はな澪、残念なお知らせがあるんだ」
澪「え?」
律「あたしはな、昨日経験済みなんだよ」
澪「昨日?」
澪(あ、でも唯やムギ辺りならじゃれてる内に偶然って事も…)
律「ちなみにな…その相手とは相思相愛なんだ」
澪「う、嘘だろ…」
律「本当だぞ、あたしはもうそいつの事しか考えられない位だ…」
澪「そ、そんな…」ガーン
澪(さっきお互いを好きって言ったのは…何だったんだよ…)
澪「こんなの…嘘だ…悪い夢に決まってる」
澪「そうだよ、もう私は寝ちゃったんだ…」
澪「目が覚めたら…こんな事全部忘れてるんだよ…」
律「駄目だぞ〜、澪」
律「こんな大事な事、忘れられちゃ困るんだよな〜」
澪「いや…嘘だ…これは…悪い夢なんだ…」
律(そろそろ可哀想になって来たな…この位にしておくか)
律「なあ澪」
澪「…何だよ」
律「時計を見てみろよ、今何時だ?」
澪「0時10分…」
律「あたし達がキスしたのは…昨日だよな?」
澪「…」
澪「律…」
律「何だ?」
澪「その時計、30分ほど進んでると言ったらどうする?」
律「…」
律「いや、その…すまん…」
澪「…」
澪「律…」
律「は、はい、何でございましょう?」アセアセ
澪「ふふっ、時計はちゃんと合ってるよ」
律「え?」
澪「でも私は今日の事だって言ってしまったからな…嘘はつきたくないぞ?」
律「…わ、分かったよ///」
澪「じゃあ今度こそ…おやすみ、律」
律「おやすみ…澪」
〜朝〜
チュンチュン…チュンチュン…
…
律「ミ…オ…ミオ…」
律「お〜い!みお〜!はやく起きろ〜!」
澪「…ん、んん〜」
澪「ん…りつ…律か、おはよう」
律「やっと起きたか澪、おはよう」
律「もう5時半だぞ。今日は朝練なんだから、早く起きろよ」
澪「ああ…でもまだ眠いな…」
律「そうか…」
律「じゃあ、早速だが澪が嘘つきにならない為にな…」
律「目が覚める事、してやろうか?///」」
澪「…」
澪「ああ、頼む///」
…
…チュッ
…
律「…」
澪「…」
律「正直に言う、これは凄く照れるな…///」
澪「ああ、照れるな…///」
律「でもこの程度で照れてちゃ…先に進めないだろ?」
律「昨日は…澪はもっと先まで考えてるのかと…///」
澪「もっと先…何の事だ?」
律「いや…その…何ていうかだな…え?」
澪「お互いに好きだって言った、キスもした」
澪「一緒に寝て…一夜を明かしたんだ」
澪「これでもう私達は立派な恋人同士だろ?」
律「え?あ、まあ…確かにそうなんだが…(あれ?)」
律(やっぱりあたしの勘違いなのか?妄想の空回りってやつなのか?)
澪「そうだ…律」
律「何だ?」
澪「今度泊まる時にはな、下着は別に何時ものままでも良いんだぞ?」
律「…」
律「…は?」
澪「昨日みたいに、そんなに気合を入れなくても良いんだぞってな」
律「…!」
律「な、何で知ってるんだよ!///」
澪「いや、冗談で言ってみただけだ」
律「」
澪「しかしそうか…律はそんな事まで考えてたのか…えっちだな〜」
律「だ、だって…普通はそう思うじゃんかよ…///」
澪「…」
澪「律…」
律「何だよ!」
澪「私だけしか知らない律のそういう可愛い所、大好きなんだ」
澪「律の可愛い所を見てると、勇気が貰えるんだ…」
律「な、何急にそんな恥ずかしい事言ってんだよ!///」
澪「私だって…律が思ってる様な事はしてみたいって思う」
澪「でも昨日は…キスより先に進むにはちょっと勇気が足りなかった」
澪「まあ律があんな事を言い出すから、どちらにしろ駄目だったと思うけどな…」アハハ
律「…」
律「…なあ、澪」
澪「何だ?」
律「あたしはどうすれば…もっと可愛く見えるんだ?///」
澪「…」
澪「ふふっ」
律「え?」
澪「今そうやって頑張ってる律、最高に可愛いと思うぞ?」
律「…ば、バカ!何でそんなに恥ずかしい事が何回も言えるんだよ!///」
澪(律は本当に可愛いな…)
澪(何時かきっと…もっと先に進めるよ)
おしまい
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最後まで読んで頂いた方、ありがとうございます
1人にでも喜んで頂ければ嬉しい限りです
つまらなかったと思われた方はごめんなさい
次はもっと頑張ります
では、おやすみなさい
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 02:11:11.43 ID:KlIMw2Sg0
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 03:45:37.02 ID:mA79zza4O
グフフ……乙です!
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 06:44:41.98 ID:MKltvPOT0
今日も一日頑張って寝るか
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 09:39:37.39 ID:bEpfdAEsO
ふぅ
乙
今日やる奴。