('A`)ネクラ王子と( ・∀・)チャラ王子のようです
1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 20:39:31.23 ID:CvsfcUNsO
全力で支援する
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 20:40:50.22 ID:7wjwKD7FO
ネクラ王子とチャクラ王子のようですェ…
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 20:41:07.25 ID:tiDB8r1d0
wktkwktk
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 20:41:35.73 ID:gFLAJwlj0
とりあえず1スレ目見れてなかった部分見てきた支援
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 20:44:15.21 ID:QlUSu8z6O
お、支援
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 20:45:49.09 ID:WtKm9y7X0
5.鉄の足
ある日、ペケジェ王国のドクオ王子は、ゲームをしている最中に呼び出されました。
呼び出したのは、ペケジェ王、つまりドクオ王子の父親です。
( "ゞ)「お触れの件は聞いているな?」
ペケジェ王国の王、デルタはドクオに問いました。
('A`)「まあ、聞いてるっちゃ聞いてるけど…」
ドクオの返事はあまり歯切れがよくありません。
彼は父親に呼び出されてから、いやな予感を感じていたのです。
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 20:49:10.59 ID:WtKm9y7X0
( "ゞ)「わしはな、これは運命じゃないかと思ってるんだ」
(;'A`)「いい歳して何いって」
( "ゞ)「まあ聞け。最近のおまえは、よくない。とても! よくない。わかるな?」
(;'A`)「あぁ…」
ドクオは細い体をさらに縮ませて、父親の耳に痛い話を聞いています。
彼にも自覚はありました。
堕落した自分をどうにかしなければいけない、という思いはあったのです。
( "ゞ)「いい機会だと思った。おまえは違うのか」
(;'A`)「だってぇ…いや、まあ…あの」
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 20:52:07.96 ID:WtKm9y7X0
( "ゞ)「どうした。言いたいことがあるなら話せ」
(;'A`)
ドクオは俯いたまま、黙ってしまいました。
しかし、そんな彼に慣れているデルタ王は、同じように黙り、じっと彼の返事を待ちました。
一分、五分、十分、そして三十分が過ぎた頃、ようやくドクオ王子は口を開きました。
(;'A`)「無理………だよ」
( "ゞ)「どうして」
(;'A`)「俺は、だって、こんなだし…」
( "ゞ)「こんな、というのは?」
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 20:52:16.92 ID:tiDB8r1d0
wktkwktk
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 20:56:05.94 ID:WtKm9y7X0
(;'A`)
( "ゞ)
ドクオはズボンのすそをギュッと握りしめて、肩を震わせています。
(;'A`)「俺なんか、闘う以前にさ、逃げることすら出来ないもん。こんな足じゃ…」
( "ゞ)「それは好都合だ。立ち向かうしかないのなら、覚悟は決めやすいだろう」
(;'A`)「と、父ちゃんは俺に死んで欲しいの?」
( "ゞ)「そんな訳があるか! 阿呆!」
ドクオはどうしていいかわからず、足の先をもじもじさせています。
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 20:57:29.13 ID:gFLAJwlj0
『こんな足』?
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 20:59:05.84 ID:WtKm9y7X0
少しの間が空いたあと、デルタ王が口を開きました。
( "ゞ)「昔この国に」
('A`)「え?」
( "ゞ)「ある博士がいた。彼は医療から兵器まで、様々な分野を研究しその成果を上げていた。
名をシャキーン博士という」
('A`)「ああ…知ってる。これを作った人でしょ?」
指先で、太ももの辺りを突っつきました。
( "ゞ)「そうだ。今はもうこの国にはいない。生きているかどうかもわからない」
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 20:59:11.38 ID:vMXJkl0hO
支援
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 21:01:39.00 ID:5GB+xg6K0
義足とな
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 21:04:21.10 ID:vMXJkl0hO
読みやすいなこういう童話っぽいの好き
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 21:05:45.54 ID:WtKm9y7X0
('A`)「シャキーン博士が、どうし…」
( "ゞ)「彼はたくさんのものを開発していた。
中には彼にしかわからないような、用途不明な発明品もある。
研究所では、今も彼が発明したものを使って研究を進めている」
('A`)「へえ。でも、それが…」
( "ゞ)「つい最近のことだ。ある発明品に、“ドクオへ”というメッセージが書かれているのを見つけた」
(;'A`)「俺?」
( "ゞ)「そうだ。だから私は、より強い運命を感じているのだ」
(;'A`)「ちょ、ちょっと意味がわかんないんだけど」
( "ゞ)「彼がおまえの為に作ったのは、その両足だけではないんだよ」
ドクオはズボンのすそをまくり上げ、足のすね辺りに目線を落としました。
人の骨格を模したむき出しの鉄が、室内の照明を受けて、鈍い青色を放っておりました―――。
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 21:06:36.12 ID:WtKm9y7X0
5.は終わりです。
すいません、コインランドリーにランドリー関係の用事が出来ましたので、ちょっといってきますm(_ _)m
用事が済んだらすぐ再開します
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 21:11:38.79 ID:k5GaYmVUO
シャキンが何を残したかわくてか
帰り待ってる支援
王子2人とな?
カエルの為に鐘はなるを思い出した。
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 21:17:27.32 ID:QlUSu8z6O
なんと…
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 21:20:27.67 ID:WtKm9y7X0
お待たせしました。200円が惜しいのでベランダにしました再開します
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 21:21:23.19 ID:QlUSu8z6O
しえん
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 21:23:45.61 ID:WtKm9y7X0
6.初夜
今日から日記をつけようと思う。
マジェスティ王子が栄光を掴むまでの軌跡、と言い換えた方がいいかもしれんがな。
( ・∀・)(旅立ちにはいい朝だ)
今日の朝、俺は城を発った。朝日が昇るまえだったので、外は簿(←?)暗かった。
やや湿り気のある風が心地よく、伝説の始まりを予感させる朝だった。
「お、お待ちください…」
( ・∀・)「ん?」
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 21:27:19.43 ID:QlUSu8z6O
しえ
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 21:27:50.22 ID:WtKm9y7X0
そうそう、正門から出ようとしたときだった。
弱々しい声が俺を引き留めた。
声に聞き覚えあり、振り返ると息を切らせた貞子がそこにいた。
( ・∀・)「貞子、どうしたというのだ」
川;д川「あの……これを」
貞子が渡してきたのは、薄い桜色のお守りだった。
所々、小さなほつれが見える。おそらく手作りなのだろう。
何という罪深き男なのだろうか俺は。
貞子の表情を見て、彼女が夜なべしてこれを作ったのがわかった。
川ー川「いってらっしゃいませ…」
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 21:31:47.28 ID:QlUSu8z6O
しえーん
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 21:31:59.77 ID:WtKm9y7X0
いっそ抱きしめたかったが、近くに警備兵がいたのでぐっと抑えた。
( ・∀・)「ああ。いってくる」
言葉少なに、彼女に背を向けた。
この辺りが俺が男前と言われるゆえんだ。
そう、男は口ではなく背中でものを語るのだ。
今思えば、もう少し彼女の顔を見て、目に焼き付けておけばよかったかもしれないと思っているかもしれない。
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 21:34:20.14 ID:WtKm9y7X0
城を出たあと、数時間は歩き通しだった。
モンスターの脅威を考えていたが、やつらが俺を襲ってくることはなかった。
…
…
途中で旅の商人と出会い、情報を聞き出した。
山には山賊、海には海賊がいて、やつらに気をつけろ、ということらしい。
誰でも知っていることだった。
商人は、この情報を伝えるのが俺の役割なんだよ、と泣きそうな顔で言っていた。
何のことだ。
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 21:35:05.52 ID:QlUSu8z6O
ほう
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 21:37:09.78 ID:WtKm9y7X0
夜になったら、山道の脇道に生えていた大木の側でキャンプをすることにした。
…
…
そして今に至る、訳だ。
正直書くことが無い。
日記というのはとてもつまらないものだ。
果たして続くだろうか。
giguhjko;
ーーーー|||
貞子と一度くらい寝
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 21:41:10.16 ID:WtKm9y7X0
7.サブデビ
どこにあるのか、どうやって行くのか、誰も知らない、知り得ない。
最果ての大地に彼女は住んでいました。
('、`;川「泣くのをやめろっつってんだよ! 殺すぞ!」
ξ;凵G)ξ「ヒィー ヒィー!」
('、`*川「ったぁくよぉー、ガキかっての」
ツンデレ姫をさらった魔女、ペニサスは、魔女の城ではなく、小さなボロ小屋に住んでいました。
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 21:41:50.19 ID:QlUSu8z6O
支援
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 21:46:10.09 ID:WtKm9y7X0
この家はペニサスが魔法で作った家です。
ボロいのは彼女の魔力が低いからではなく、彼女の趣味です。
ξ;凵G)ξ「ヒィー ヒィー オナカスイタ ンデスケドー」
('、`*川「わぁってるわよ。私もそうだし。ビコーズ、ビコーーーーズ!」
ξ;凵G)ξ「フェ?」
彼女が名前を叫ぶと、空間に小さな切れ目ができ、そこから何かが飛び出してきました。
( ∵)「へいへいへいへい! なんだよ!」
小さな口で喋るそれは、まるで生物とは思えないほど綺麗な球体でした。
ナイフのような鋭利な翼を生やし、空をぷかぷかと浮かんでいます。
手のひらに収まる大きさです。
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 21:49:09.53 ID:QlUSu8z6O
しえん
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 21:51:08.33 ID:WtKm9y7X0
ξ*゚听)ξ「チョウ カワイイ ンデスケドー!」
今時のスイーツを体現しているツンデレ姫は、
その小さな生物に飛びつき、手のひらで転がし始めます。
( ∵)「てめえが人間の姫か。運が悪かったな。こいつに目をつけられてよ」
ξ*゚听)ξ「ナンカ シャベッテル ンデスケドー! チョウ ミクロ カワユス!」
彼はペニサスの使い魔です。
手乗りサイズなのは、決してグッズ化を狙っている訳ではなく、魔力を抑えるためです。
元々彼は、人の何十倍も大きいドラゴンです。
ペニサスと契約し、使い魔になってから、このサイズになっただけです。
決してpixivに絵を上げて欲しいからではないのです。
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 21:54:26.56 ID:CvsfcUNsO
絵描きに優しい使い魔wwwww
しえ
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 21:55:38.57 ID:QlUSu8z6O
しえしえ
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 21:56:51.80 ID:WtKm9y7X0
('、`*川「メシ」
( ∵)「あーはいはい。今作るから待っ」
ξ*゚听)ξ「スベスベ ナンデスケドー!」
( ∵)「おまえちょ、離せこら! 俺が本気だしたらおまえなんか消滅させられるんだぞ!」
ξ*゚听)ξ「ツヨガッチャッテ モー」
('、`*川「はよぅ、メシ!」
( ∵)「わかってるって! メシ食いたいなら見てないで助けてくれよぉー!」
ペニサスは、使い魔が面白いことになっているのを放置して、窓から空を見上げました。
('、`*川「誰も“始め”ないのなら、私が“始まり”になればいいのよ―――ねえ、姉さん」
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 21:59:19.90 ID:hi4xyPtC0
よく喋るビコーズ可愛いな
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 22:02:24.29 ID:WtKm9y7X0
彼女の呟きは、黒ずんだ空に消えていきました。
ちょうど同じ頃、魔女の城にいるデレデレも、ベランダに出て空を見上げていました。
とても険しい表情です。
近くにいた付き人の魔女が、彼女に「大丈夫ですか?」と尋ねました。
ζ(゚ー゚*ζ「ええ、大丈夫よ、ただ」
聞こえずとも、デレデレは感じていたのです。
ζ(゚ー゚*ζ「誰かが…誰かが私を呼んだ気がして」
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 22:03:13.82 ID:QlUSu8z6O
ツンのじゃべりはずっとこのままかねwww
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 22:04:29.11 ID:WtKm9y7X0
とりあえずここまで!ありがとうございました。
時間があるときに、時間があるだけ投下していくつもりです。
今週末から時間が取れないかもしれないので、明日と明後日に出来ればまた投下します。
代理の人助かりました。あざすです
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 22:06:05.50 ID:oBMsaUlmO
来てたとは!支援
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 22:06:05.99 ID:gFLAJwlj0
乙!
続き待ってる
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 22:07:22.21 ID:QlUSu8z6O
おつ!楽しみにしてる
なんかテンポ悪くて、いまいちプロット消化できてないんで、次回から少し展開のスピード上げますね
投下の量自体は変わりません
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 22:09:41.44 ID:vMXJkl0hO
必要な文だけ書かれてるから読みやすいなー
次回も楽しみにしてるよ乙
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 22:13:07.26 ID:oBMsaUlmO
終わってしまったか乙でした!
ツンのセリフこのままなのかww
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 22:15:21.67 ID:SRAtUWQU0
乙!
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 22:18:34.20 ID:tiDB8r1d0
乙乙、待ってる!
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 22:18:44.95 ID:bHzo5+NzO
作者はドラッグスターが好きなのか嫌いなのか
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 22:24:22.70 ID:WtKm9y7X0
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 22:24:36.80 ID:m6gJlPB+O
ライダーの俺が支援しようと思ったら終わってた
乙
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 22:37:12.26 ID:PkvC6V4zP
連日乙
読みやすい
乙!
今後の展開にwktkしながら待ってるよ