高町なのは「気がつけばもう３４か……」

ジェイル・スカリエッティ事件によって、なのははミッドチルダ全域に
その名をとどろかせる存在になった。

その原因はやはり実質単騎で聖王のゆりかごを撃墜したことだろう。
そのニュースが全土に放送されると同時に、なのはは「かわいすぎる魔導師」
としてネット上で大人気を博した。救世の英雄であり美少女。
世間がほおっておかないのも無理はなかった。

代理スレ立てありがとう。
書きます

つまんねぇよ、死ね

当時の管理局はJS事件への対応でボロボロ。襲撃を受けた建物の修繕や
数多くの殉職した隊員の遺族への遺族年金などかかる費用は甚大なものだったし、
退職・殉職に伴う人員不足が顕著になる一方で新規入隊希望者も大きく減り
いよいよもって要人警護などの通常業務にまで人手が足りなくなるという状態だった。


新規入隊者の募集に高町なのは人気を利用しようというのだ。
たちまちミッドチルダ全域に新規入隊者募集のなのはポスターが張られた。
ポスターの中央ではなのはがレイジングハート片手に、ガッツポーズをしている。



　　　「この世の悪に、スターライトブレーカー！」

あれ？>>1がはんにゃああああじゃない？

>>5あれは昨日の代理の人が書いた。

なのはＳＳは尻切れ蜻蛉が多いから頑張って欲しい

殉職とか

ちゃんとみてねぇんだろ、殉職者はでてねぇだろうが

このポスターの成功を見るや、管理局はさらに次の一手を考えた。
不足した資金の捻出にも利用しようというのだ。
なのはは管理局の要望に沿いバラエティ番組への出演から
プリティボイスを活かした声優業、歌手デビューなどさまざまなフィールドでの
活動を積極的にこなしていった。


当時を知るスバル・スクライア二等陸佐（旧姓スバル・ナカジマ）はこう語る。
「あのまま普通のタレント路線を突っ切っていけばきっと、こんな結果にはならなかったんじゃない
　かなと思うんですよね。目先のお金を拾いにいったのがまずかったんですよ。
　ただ当時の管理局はそれが必要な状況にあったので、できたかどうかは別の話ですけど」

みてねぇごみがたててんじゃねぇよ、死ね

第９７管理外世界の日本とは違い事務所の取り分や中間搾取が少ない分なのはの上げる収益は
悪いものではなかったが、新人へ支払われる金額は多寡が知れていた。
そんな中で管理局が目をつけたのがオタク産業だった。声優としてヒロインを担当したアニメの
人気が爆発、キャラクターソングなどから得た莫大な収益は他の活動から得られる収益とは
比較にならないものがあり、なのははその路線で売り出されることとなった。

そうなるとオタクではない層のファンが離れるのは早かった。オタク層のファンは順調に増えては
いくものの、その総数では大きく減っていった。


にもかかわらず収益は増え続けていったことが、悲劇を加速させたと言える。

スカが極力殺さないようにーとか言ってただろ


まともに見てない癖に建てるなよ、池沼が

なのは「みんな、今日もなのはのライブに来てくれてありがとぉー！」
　ﾅﾉﾊｰ！　　　　　　　　ｳﾁｭｳｲﾁｶﾜｲｲﾖｰ!
　　　　　　　ﾅﾉﾊﾋﾒｰ!　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾅﾉﾊｰ!
　　　　　ﾅﾉﾊｰ!　　　　　　　　　　　　　　ｶﾜｲｲﾖｰ!　　
　　　　　　　ﾅﾉﾊｰ!　　　　　　ﾕｶﾘｰ!　　　　　　ﾐｯﾄﾞﾁﾙﾀﾞｲﾁｶﾜｲｲﾖｰ!
　　　　　　　　　　　ﾅﾉﾊﾋﾒｰ!　　　　　　　　　ﾅﾉﾊｰ!


なのはとファンたちが構成するその異質な空間は「なのは王国」と呼ばれており、なのはが
３０代半ばに差し掛かった今もなおその人気は衰えるところを知らない。
そしてそこからの収益は最早、管理局運営には欠かすことのできないものになっていた。


なのは「じゃぁ最後の曲、いくよー！「You & Me」!!」

王国民「全宇宙一かわいいよなのはー！！！！！！！！」

ニコニコ(笑)でもやってろ、ゴミが

また、小学校時代からの親友であり、JS事件当時直属の上司であった
はやて・グレアム少将はこう語る。
「あのときなのはちゃんに稼いできてもらう他に選択肢がなかったのは事実やけど、普通に恋愛も
　できずに生きてきたのをみると提案した私としては責任を感じます。２２の時、ユーノ君と
　二人で買い物に行っただけであれだけ騒がれて……。あれからなのはちゃんも何か悟ったみたいで
　恋から遠ざかってしもて。私が結婚した時に、「はやてちゃんはいいね、うらやましいな」と言った
　なのはちゃんの顔はどこか怖かったんよね」　

そもそもなのはがいくら管理局のためとはいえそんなことしねーよ、カス

時空管理局総本部３Fロビー。
なのはとフェイトは久々に二人で昼食をとっていた。

フェイト「あ、なのはのお弁当それヴィヴィオの手作りじゃない？よくできてるわね」

なのは「そうなのよねー、毎日局と王国のお仕事で忙しくて、中々そういうこともできなくて。
　　　　ヴィヴィオには負担かけちゃってるわねぇ」

フェイト「でも支えてくれる家族がいるっていうのはいいよね」

なのは「そうだねー、感謝してるよ。フェイトちゃんのお弁当は手作り？」

フェイト「実はこれ、旦那が作ってくれてるんだ。息子たちの分と毎朝４つも。
　　　　　あ、たまに私も作るんだけどね？やさしいんだー、あの人」

なのは「そうなの……」

なのははフェイトや他の下士官達から家庭での話を聞くたび、心がふさがるような気分になる。
みんな、結婚してしあわせをつかんでいく。はやてちゃんもフェイトちゃんもいい人を見つけた。
エリオとキャロも予想通り、一緒になった。スバルなんて私が想いを寄せていたユーノ君と……。
最も当人はそんなことを知っているのかは定かではないけれど、今となっては言うべきことではない。

私はこんなことを続けていていいのだろうか……。
オタク相手の商売を続け、毎日のようにアフレコだ握手会だと繰り返している
自分との間に大きな差がついているような気がして、
なのはは言い知れない不安から言葉につまった。
もちろん管理局内になのはを悪くいう人はいない。局員の給与の一部は間違いなく、
なのはがそうやって苦労して得てきたものなのだから。

ただ表向き何も批判のようなものがないとしても、毎日局に押し寄せる節操のないなのはファンの
オタクや局内にまで結成されているファンクラブへ向けられる冷たい視線は、自分もそのうちの一つ
として見られているのではないかという恐怖を生み、それゆえなのはは自分が局内で腫れ物のような
扱いを受けているように感じており、それがなによりもなのはの心を傷つけた。

自分が空を飛ぶのが好きで、後輩に強くするためにおしえてるひとがそれをおろそかにするかよ、死ね

フェイト「ヴィヴィオも来年には結婚だったよね。なのはも、早くいい人みつかるといいね」

なのは「結婚は、仕事辞めなきゃ無理な気がするなぁ……。ファンが何かと、ね。
　　　　でも、なんとかがんばってみるよ」

フェイト「……そうそう、この間話してた三課の人、お見合いの話受けてくれるみたいだよ。
　　　　　ただ三課では結構なエリートで、かなり多忙らしくて再来週の水曜日なら何とか
　　　　　あけられるっていうことみたいなんだけど……」

なのは「うーん、水曜日はラジオの、「いたずら白魔王」の収録があるから無理かなぁ」

フェイト「だよね……伝えておくね」

なのは「うん、お願い。じゃぁまたいい話があったら、よろしくね」

フェイト「うん、またね」





なのは「私とフェイトちゃん、どこでちがっちゃったのかなぁ」

見てねぇカスが、死ねよゴミ屑

支援ありがとう！
一人でも読んでくれてる人がいるみたいなので続けますね〜

仕事をおろそかにしてまでそんなことするかよ

事実指摘されても直さない屑

実はJS事件後アイドル業に借り出されたのはなのはだけではなかった。スカリエッティを直接逮捕した
ことで知名度の高かったフェイトもまた様々なメディアに取り上げられなのはと共に活動した。
しかしその中でフェイトの歌唱力は本物だったらしく、ある音楽番組のプロデューサーに見込まれ
本格的に歌手としての活動一本でいくことがきまった。その路線が非常にうまく行ったようで、CDも売れ、
なのはとかわらないくらいの収益を管理局にもたらしている。大晦日の伝統的な音楽番組への出場も果たしており、その人気はなのはとは違った（一般的な）ベクトルで絶大なものになっていた。

なのは「私がフェイトちゃんに勝ててるのって……最大魔力値くらいだなぁ」


その夜なのははいつものように一人パソコンに向かっていた。ニマニマ動画で自分の名前を検索する。

なのは「１３１１HITか。やっぱり私人気あるじゃない……！！」

管理局がそのエースをくだらないことに使うかよ、ごみ

この頃なのははもう現実を直視できなくなっていて、毎晩現実逃避のためニマニマ動画を開き
限られた世界の中での人気に自分を肯定する何かを探していた。でももうそんな作業すらも限界にきていた。

なのは「そういえば試したことなかったけど……フェイトちゃんはどうなんだろう。
　　　　フェイト・テスタロッサ・ハラオウンっと。名前なげーよ……
　　　　ってえええ！？３０６７HIT！？」


なのは「もうだめだ……私生きていけない。日本に帰ろう」

翌日なのはは辞表を提出した。いままでずっと、まさか……とは思いながらも目を背けてきたフェイトの人気
を見て、ガラガラと何かが崩れる思いだった。オタク人気しかとりえのない私が、
ニマニマ動画の動画数で負けていたのだ……。もう心は限界だった。
通常、期末での退職になるところを当日付けで無理やり辞めてきた。
今は誰にも会いたくない。荷物などは後日宅配転送サービスを使えばどうとでもなる。
同僚や友達の誰にも知らせずに着の身着のままでなのはは、
転送装置のあるターミナルまで来ていた。

なのは「大人一枚、９７」
受付「そちらは管理外世界となっておりますので、パスポートがなければ……」
なのは「ああ、どこにしまったかな……ええっと、これです」

今までは管理局の転送装置を使っていたし、何かの都合でターミナルを使うときも
身分証一つで済んでいたためパスポートを見せることもすっかり忘れていた。
そんなやり取りをしていると、後ろからなのはを呼びかける声が聞こえた。


フェイト「なのは！」

なのは「フェイトちゃん！？」

フェイトは肩で息をしている。走ってきてくれたようだった。
でもその心遣いが、想いが、なのはには重かった。

フェイト「聞いたよ、局を辞めたって。……日本に、帰っちゃうの？」

なのは「うん……もう、疲れちゃった」

フェイト「なのはのバカ……どうして限界が来る前に、言ってくれなかったの。
　　　　　一人で抱え込んで。私たち親友でしょ！？」

なのは「……ありがとう、フェイトちゃん。私、実家の手伝いでもすることにしたんだ。
　　　　またいつか、連絡、するね」

ｱﾅｳﾝｽ「第９７管理外世界行きの方、転送しますので３２番ゲートにお越しください」

なのは「もういくよ」

フェイト「なのは……なのはーーー！！！」

死ね

一ヵ月後、海鳴市

それから一ヶ月が経ち久しぶりの日本での生活にも慣れてきた。
何よりなのはにとって、オタクの相手をしなくてすむのはストレスがなく最高だった。
一度フェイトからあった便りによると、なのはを病気療養目的の休職扱いとしてくれている、
とのことだった。心遣いはありがたいと思いながらも返信はしなかった。
二度と局に戻るまいと心に決めていた。


恭也「あれ、小麦粉が切れたな……なのは、買ってきてくれないか？」

なのは「うん。転送魔法は目立つから、車乗ってくねー」

恭也「ああ」



なのは「ふぅー……ラジオでもつけよっかな」

車に乗り込んですぐにつけたラジオからは、どこかで聞いたような……

ラジオ「みなさーんいたずら心わくわくしてますか、いたずら黒うさぎ田村ゆかりです♪」

fin

支援

つまんねぇから首つって死ねよ、カス

>>32すまんちょうど終わったｗ

ID:lAg184pgP含め最後まで読んでくれた人ありがとー！

これ、ただ筆者が田村ゆかりを嫌いなだけの作品だな

え

>>36わりかし田村ゆかりは好きだけどね。
ラジオもたまにきくし

え？もう終わり？

うむ
文章下手だな
重文が多過ぎるのは致命的

>>39反応薄いし終わるよー。
時間帯が悪いのか
文量が少ないのか
書き込みが早すぎるのか

どうもうまくいかないな。個人的にはよくできてる方だと
思ってたんだけども。

三日前に書いたかな恵ちゃんが佐天さんになるやつの方が評判よかったみたいだ

>>40ｸﾞｻｯ

セリフだけの方が読みやすいとは思うんだけどそれだとなんか
ライトすぎる気がしてねー。もうちょっと書き方考えるよ

時間帯が悪いのか　NO!
文量が少ないのか　NO!
書き込みが早すぎるのか NO!

単純につまんね←New!!　YES!

マジレスするともうちょっと話を練ればけっこうよくなる

あと今回のPのレス内容でPが例のキモスレの奴だと確信した
自演してるし

事実を指摘されて直さない頭に問題がある

>>44ありがとう。

まぁPの人はどうでもいいよ、なんだかんだ言いながら最後まで
見て支援してくれたツンデレなんだよきっと