('A`)ネクラ王子と( ・∀・)チャラ王子のようです
1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
代理
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 21:34:51.26 ID:Q+WhiXSa0
代理ありがとうございます
ですが釣りスレなんだよ〜〜んwwwww
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 21:36:20.95 ID:T9iiTDmfP
はいはいIDID
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 21:38:30.56 ID:Px+9c2dy0
1.姫と魔女
あるところに美しいお姫様がおりました。
ξ゚听)ξ「チョッ マァージ アリエナインデスケドー?」
彼女は大国の姫。
大きなお城、大勢の民、巨万の富に、美しい容姿を持っておりました。
ありとあらゆる国に住む、ありとあらゆる王子が、ありとあらゆる手で彼女に求婚しました。
が駄目。
彼女は遊び真っ盛りのアゲアゲガール、結婚など微塵も考えていません。
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 21:41:02.59 ID:Px+9c2dy0
困ったのは王様です。
/ ,' 3「いやマジやべえって大臣。これやべえよ」
(-@∀@)「お気持ちお察ししますキング荒巻。プリンセスツンデレも、今年で24歳。
遊びに精を出すには少々お歳を召されすぎでしょう」
/ ,' 3「やっべえーこれどうっしょーこれ」
(-@∀@)「マザーオブプリンセス、クー様もこう仰っておりました」
川 - )「鬼やべえ―――」
(-@∀@)「―――と」
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 21:42:40.98 ID:s5x6MW/hO
ここの王族の性格どうなってんだよwww支援
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 21:46:54.88 ID:Px+9c2dy0
そんなとき、もっとあり得んティーなことが、彼らの国、ドラスタ王国に起こってしまったのです。
ξ;゚听)ξ「チョチョチョ チョ マジ ヤメッテオマ ヤメッ チョ!」
('、`*川「なにギャーギャー騒いでんのよ。ほら、こっち来なさい」
最果ての大地に住んでいた魔女が、ツンデレ姫をさらってしまったのです。
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 21:51:45.63 ID:Px+9c2dy0
お姫様がさらわれるなんて。
ドラスタ王国は混乱に包まれていました。
特にマザークーの慌てようは凄まじく、荒巻国王は幾度も死にかけました。
/ ,' 3「やべえ。本格的にやべえ。主にワシの命が」
(-;@∀@)「魔女から手紙が送られてきました!」
魔女はドラスタ王国に、こんな要求をしてきました。
「魔女が 案全に暮らせる 国をつくれ」
/ ,' 3「字まちがえてね?」
(-@∀@)「うむむ、どうしましょう」
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 21:54:40.01 ID:+7vgNB9dO
大臣は普通っぽいな
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 21:57:49.16 ID:Px+9c2dy0
魔女の要求を呑まなければ、お姫様の命が危ない。
しかし、かつての大戦の果てに、世界の隅に追いやった魔女に屈しては、王としての面子がありません。
何よりも、かの戦で失った命に、背を向けることになります。
/ ,' 3「討伐しよう。討伐隊を作るのだ」
王様は魔女を討伐することにしました。
(-@∀@)「わたくしも同じことを考えておりました。そこでお話があるのですが」
そこに、悪知恵を働かせた大臣が、こんな提案をしました。
「魔女を討伐すれば、ツンデレ姫と結婚することを許す、というお触れを出すのです」
王様は、目を細めて、格子窓から遠くを見つめていました。
ツンデレ姫のいるであろう、最果ての大地がある方角を。
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 21:59:26.14 ID:+oWc2tLTO
期待支援
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 22:03:06.68 ID:Px+9c2dy0
2.ネクラ
東の果てに、小国があります。
その名をペケジェ王国。
ペケジェ王国は人口700人ほどの小さな国です。
港町にそこそこ近く、この国に吹く風は潮の匂いを含みます。
(*'A`)「やったwwwww俺の勝ちwwwww」
( ^ω^)「さすがはドクオ様ですお! いよ、ゲーム名人!」
('A`)「このゲームにはあるコツがあってな、聞きたいか?」
( ^ω^)「有り難きお言葉」
ゲームに興じる王子、名をドクオ王子といいます。
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 22:04:02.92 ID:5UNxz74m0
個人的にはネクラを応援したいところ
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 22:05:52.69 ID:Px+9c2dy0
小さなお城、少ない家来、あまり恵まれていない容姿を持つ彼は、とてもゲーム好きです。
今も、召使いのブーンと最新型3DTVゲームに興じています。
(;´・_ゝ・)「王子! 大変です!」
('A`)「どったの」
そこに大臣が駆け込んできました。
大臣の手には、あるお触れが書かれた紙が。
そう、ドラスタ王国のツンデレ姫がさらわれ、彼女を助ければ結婚できる、というお触れです。
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 22:06:58.05 ID:diGzUj2JO
チャネラ王子に見えた
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 22:07:46.11 ID:T9iiTDmfP
これはネクラ支援
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 22:08:44.98 ID:JpLfsEjPO
これ腐女子がまんこほじりながら書いてんだろ?
たまげたなあ
面白そう
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 22:09:13.53 ID:Px+9c2dy0
(*'A`)「おお! 齢22にしてドラスタ王国の姫と結婚できるのか!」
(*´・_ゝ・)「そうです! これでペケジェ王国も将来安泰!」
(;'A`)「ってなるかボケ! 魔女狩りなんてできるわけないだろ! さすがに現実見てるっつーの!」
(´・_ゝ・`)「ノリでいきましょ? ね?」
(;'A`)「ノリで死ねるか!」
もしも大国、ドラスタ王国と密な繋がりが生まれれば、小国ペケジェはたちまち大国の仲間入り。
しかしドクオ王子はそれを拒みました。
地位や名誉に興味が無いから、ではなく、命が惜しいからです。
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 22:10:00.94 ID:s5x6MW/hO
ながら投下?
ネクラ側とチャラ側にどれだけの差があるか今からわくてか
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 22:13:02.11 ID:+oWc2tLTO
しえーん
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 22:13:24.60 ID:Px+9c2dy0
そう、魔女は大変恐ろしい存在です。
彼女たちは100年、1000年、いえ、永遠の時を過ごすともいわれ、不死身の肉体を持ちます。
さらに魔法という妖しい術を使うので、まともな勝負になりません。
かつての人間と魔女の戦では、多くの民の命が流れました。
最終的には、魔女は最果ての大地へ逃げ、人間たちの勝利となりましたが、戦の傷跡は今も残っています。
今を生きている者たちは、みな「魔女には関わりたくない」と思っています。
('A`)「―――というわけだ。ノーサンキューじゃあなアバヨお元気で」
(´・_ゝ・`)「もったいない。ツンデレ姫といえば世界一美しいアホということで有名なのですよ」
(;'A`)「そりゃあ知ってるけどさ。命かけてまで、って感じだ」
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 22:15:17.28 ID:+oWc2tLTO
支援よ
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 22:15:20.83 ID:OlgbqlWTO
しえ
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 22:17:10.97 ID:Px+9c2dy0
( ゚ω゚)「王子! 旅に出ましょう!」
(;´・_ゝ・)「うわっ」
(;'A`)「えっなにっ?」
黙って話を聞いていた召使い、ブーンが突如立ち上がり、叫び出しました。
王子も大臣も引いています。
( ゚ω゚)「旅ですお旅! 見渡す限りの地平線! 青い空! 深き森の奥に住むエルフとドワーフ!
襲い来るモンスター! 命からがらのスペクタクル! そして最後に待つのは絶世の美女!」
('A`)「あのなあ」
( ;ω;)「旅に出たいお〜こんなオタク王子の世話で一生を終えるのはいやだお〜」
(#'A`)「あのなあ」
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 22:18:37.51 ID:yDB3e9uP0
面白いな
支援
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 22:20:49.22 ID:Px+9c2dy0
ブーンはとうとう泣いてしまいました。
('A`)「旅って、いってもなあ」
しかしドクオも、同じ気持ちでした。
このままゲームをやって、適当に王の座につき、毎日ふんぞり返るだけの日々を送る。
もしもそのような未来であるとしたら、それは果たして、生きているといえるのか。
「死んでないだけよりは、生きていたいよなあ」
ぼそっと呟いた彼の一言を、大臣は聞き逃しておりませんでした。
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 22:22:17.01 ID:i6naIecn0
しえん!
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 22:22:48.39 ID:+oWc2tLTO
しえしえ
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 22:24:09.15 ID:KI0tTyMSO
支援
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 22:26:41.52 ID:Px+9c2dy0
3.チャラ男
ドラスタ王国から、西にいき山を3つこえたところに、マジェスティ帝国があります。
隅々まで整備が行き届いた、オサレな国でした。
( ・∀・)「魔女を討伐するため、世界の果てに行こうと思っております」
マジェスティ帝国の王子、モララーは、彼の両親に膝をつき、こう言いました。
彼の両親、つまり帝王とその妻は、半ば予想していたらしく、あまり驚く様子もありません。
モララー王子の決心をしかと受け止め、帝王は大きく頷きました。
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 22:29:46.83 ID:Px+9c2dy0
しかし家来や兵士、召使いに執事、メイドたちは大あわて。
「王子! 私を家来に連れて行ってください! 命に代えても王子をお守りします!」
( ・∀・)「足手まといだ。一人でいい」
「王子! 古今東西の医薬品をお集めしました! どうかお役立てに」
( ・∀・)「荷物が多くなる。常備薬だけでいい」
「王子! 危険過ぎます! どうしても行くというのなら、私を倒してからブボバ!」
( ・∀・)「どいてくれ」
「王子! 抱いて!」
( ・∀・)「あとで部屋に来なさい」
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 22:29:50.16 ID:+oWc2tLTO
しえん
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 22:30:50.80 ID:s5x6MW/hO
王子抱いて!にちゃっかり応えんなw
抱くのかwww
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 22:32:44.30 ID:Px+9c2dy0
「王子!」 「王子!」
「王子!」
(#・∀・)「放っておいてくれ!」
王子はあまりの煩わしさに、城中に響き渡るような怒声を張り上げました。
( ・∀・)「伝承の魔女など、恐るるに足らん。この完璧を体現した男の前ではな」
彼は小さい頃から、なにをやっても一番でした。
周りが彼に気を遣っているからでもなく、彼は様々な分野で、天性の能力を見せていました。
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 22:33:32.86 ID:+oWc2tLTO
オサレめ・・・
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 22:33:48.32 ID:i6naIecn0
これはチャラ男なのか…?支援
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 22:33:51.33 ID:g6iu2MYUP
なにこの厨2王子
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 22:34:11.25 ID:juqHiSTOO
これは初めての挫折フラグ
チャラというか世間知らず?
けっこういい子みたいだし
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 22:37:07.46 ID:Px+9c2dy0
それは彼の絶対の自信になっていました。
then、彼はさらなる完璧を求め、ツンデレ王女と結婚しようと決めました。
マジェスティ帝国とドラスタ王国、この二つが繋がったならば、他の国は一切手が出せません。
それが国のため、王である父親のため、そして未来の王、自分のためだと思っていました。
「お、王子…」
(#・∀・)「だから放っておけと言っただろう! まだわからないのか!」
川;д川「あっ…ごめんなさい…!」
( ・∀・)「貞子か。どうした?」
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 22:38:37.91 ID:cmPJZ+fT0
なにこれおもしろそう
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 22:39:55.43 ID:i6naIecn0
しえん
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 22:41:19.20 ID:Vw8OWc8wO
期待&支援。
長編かな?
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 22:41:52.34 ID:g+rpI+IzO
面白い
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 22:41:58.59 ID:T9iiTDmfP
しかし明日まで続きそうだな・・・
読むけど
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 22:42:51.14 ID:Px+9c2dy0
貞子はただのモララーの付き人メイドですが、旧知の仲、少し色気を含めると幼なじみです。
モララーが気の許せる、数少ない相手でもあります。
川д川「お話、聞きました。魔女の討伐にいくと…」
( ・∀・)「そうだ」
川д川「ご出発は……いつ…」
( ・∀・)「明日、日が昇るまえに出発するつもりだ」
川;д川「そうですか……」
貞子は胸の前で手を組み、もじもじとして、なにも喋りません。
彼女はいつもこうでした。
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 22:43:18.27 ID:g6iu2MYUP
はい最強(?)とメンヘラのフラグ入りました〜
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 22:43:38.25 ID:o7BZHffKO
貞子かわいい支援
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 22:44:04.31 ID:2cQKGgqWO
支援
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 22:44:20.43 ID:+oWc2tLTO
シエンタ
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 22:46:47.66 ID:Px+9c2dy0
( ・∀・)「おまえには、小さい頃から世話になった」
川;д川「そんなっ……もったいないおと…お言葉ばば…」
( ・∀・)「いい。普通に話せ。誰も聞いておらん」
ここはモララーの部屋です。
しかし誰も聞いておらんというのは、モララーの油断でした。
貞子が部屋に入っていくのを見ていた帝王、大臣、噂好きのメイド、エロシーンを期待している兵士が
部屋の外で耳を立てていました。
川д川「モララーちゃん…大丈夫なの?」
( ・∀・)「なにが?」
川д川「だって…魔女って、得体が知れないし…」
( ・∀・)「大丈夫に決まってる。なにせ、俺だからな。はんっ」
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 22:47:11.37 ID:i6naIecn0
しえん
家臣wwwwwww
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 22:48:58.52 ID:+oWc2tLTO
どこもかしこもwww
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 22:49:11.69 ID:8/R85zRtO
支援
ネクラでもないしチャラくもなくね…?
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 22:50:25.58 ID:ioXFXWCk0
しえん
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 22:50:30.67 ID:Px+9c2dy0
川*д川「頼もしい…」
( ・∀・)「いずれ俺が国を治めるんだ。
魔女くらい、片手、片足、片目で倒せるくらいにならんといかん」
川д川「そう…」
( ・∀・)「どうした、具合が悪いのか」
川д川「そうじゃないの…そうじゃないんだけど…」
( ・∀・)「だけど、なんだ?」
川д川「やだな…って…思って…」
( ・∀・)「なにが?」
「―――自分」
外にいた兵士がくしゃみをし、帝王と大臣にどつかれた。
彼らはその後、全員モララーにどつかれた。
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 22:53:52.56 ID:g6iu2MYUP
_,,:-ー''" ̄ ̄ ̄ `ヽ、
,r'" `ヽ.
__,,::r'7" ::. ヽ_
゙l | :: ゙) 7
| ヽ`l :: /ノ )
.| ヾミ,l _;;-==ェ;、 ,,,,,,,,,,,,,,,_ ヒ-彡|
〉"l,_l "-ー:ェェヮ;::) f';;_-ェェ-ニ ゙レr-{ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| ヽ"::::''  ̄´.::;i, i `'' ̄ r';' } | 久々にワクテカ
. ゙N l ::. ....:;イ;:' l 、 ,l,フ ノ | こういうス単純な話が一番燃えるんだよな
. |_i"ヽ;:...:::/ ゙'''=-='''´`ヽ. /i l" < 今の話は設定ばかり懲りすぎて
.| ::゙l ::´~===' '===''` ,il" .|'". | 熱さを忘れているから困る
.{ ::| 、 :: `::=====::" , il | \________
/ト、 :|. ゙l;: ,i' ,l' ノト、
/ .| \ゝ、゙l;: ,,/;;,ノ;r'" :| \
'" | `''-、`'ー--─'";;-'''" ,| \_
こんだけフラグ立てといてアホ姫の所に行くとか……
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 22:57:17.05 ID:Px+9c2dy0
4.最果て
最果ての大地に、雨は降りません。
最果ての大地に、風は吹きません。
最果ての大地に、草は生えません。
最果ての大地に、日は当たりません。
ξ;凵G)ξ「チョー カエリタイ ンデスケドー」
('、`*川「たく、泣いてばかりでいいわね楽で。
こちとら、二人分の“転送”でヘトヘトなんだっつの」
最果ての大地に、黒一色の城があります。
なにで作られたのか、どうやって作られたのか、全くわからない城です。
魔女はそこに住んでいました。
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 22:58:12.93 ID:ioXFXWCk0
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 22:58:25.91 ID:+oWc2tLTO
支援だ
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 23:00:40.97 ID:sNgeREO40
ハウルーン
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 23:03:33.96 ID:Px+9c2dy0
魔女には魔女の世界があり、魔女には魔女の歴史があり、魔女には魔女の生活があります。
国というにはあまりにも曖昧な領域に。
人というにはあまりにも妖しげな風貌で。
魔女たちはそこに住んでいました。
ζ(゚ー゚;ζ「は?」
('、`*川「だから、姫を連れて参りました」
ζ(゚ー゚;ζ「なんで?」
('、`*川「え?」
ツンデレ姫をさらった魔女、名をペニサス伊藤といいます。
彼女は魔女の中でも、とても強い力を持っています。
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 23:04:54.11 ID:IOKOg+0Y0
デレデレ支援
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 23:08:18.27 ID:Px+9c2dy0
ペニサスの前には、魔女の女王、デレデレが玉座にちょこんと腰を下ろしています。
デレデレの顔は、困惑で少し歪んでいました。
('、`;川「え? なんでって、いや姫を…え?」
ζ(゚ー゚;ζ「いや、姫をさら…え?」
('、`;川「え? 違いました?」
ζ(゚ー゚;ζ「あぇ? なにが?」
('、`;川「あれ?」
ζ*゚ー゚)ζ ('、`*川
どうやら、彼女たちの間で手違いが起こったようです。
これはwktk
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 23:11:26.36 ID:Px+9c2dy0
説明すると長くなる事情なのですが、原因を局所的に、
かつ事実に手を加えずに表現すると、以下のようになります。
酒の席のお話です。
ζ(^ー^*ζ「アハハハハッッハッハッハ! んじゃあさー、お姫様さらってさぁー、もっかい戦争起こす?」
お分かり頂けただろうか。
ζ(゚ー゚;ζ「お馬鹿! 馬鹿! あんなの、酔ってただけだからね!」
('、`*川「ははあ。それを真に受けてしまった私が、えらいことをしてしまったと」
ζ(^ー^;ζ「なんでそんな冷静なのよぉ!」
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 23:12:14.50 ID:ioXFXWCk0
支援しえんシエンC
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 23:12:20.56 ID:+oWc2tLTO
ふむふむ
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 23:18:27.55 ID:Px+9c2dy0
('、`*川「なるほど。しかし、私にとってはあまり変わらないのです。
結局のところ、人と魔女はわかり合えません。どちらかが滅ぶ定めなのです」
ζ(゚−゚*ζ「ペニサス! あなたは」
('、`*川「女王。決断の時が迫っているのですよ」
不穏な空気を感じた女王は、玉座から立ち上がり、周りにいた魔女たちに目配せしました。
しかしペニサスの反応はとても早かったのです。
ツンデレ姫の首根っこを捕まえると、魔法で空間を引き裂き、その場から姿を消してしまいました。
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 23:18:49.80 ID:MpmR1viIO
面白い
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 23:22:14.56 ID:Px+9c2dy0
ζ(゚、゚;ζ「追って! 捕まえるのです! 人間の姫に手を出させてはいけない!」
周りにいた魔女たちは、急いで部屋から出て、ペニサスたちを探し始めました。
焦燥に肩を震わせているデレデレは、ふと目を落としたとき、ペニサスがいた場所の床に、
ラクガキのような文字が浮かび上がっているのを見つけました。
ζ(゚−゚*ζ「ペニサス―――!」
「この最果ての空は、洗浄にいた頃よりも薄汚れている」
ζ(゚−゚*ζ「―――字まちがえてね?」
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 23:24:27.66 ID:i6naIecn0
これはひどい
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 23:24:30.10 ID:IOKOg+0Y0
誤字ばっかwww
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 23:24:59.81 ID:+oWc2tLTO
戦場?
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 23:25:23.39 ID:Px+9c2dy0
緊張した…!w支援ありがとうございました!
今回は初回ということで多めに、4話やりましたが、次回から1〜2話になります
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 23:26:18.09 ID:ioXFXWCk0
終わりかい!
乙乙。
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 23:26:35.63 ID:o7BZHffKO
乙!
次回も期待してます
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 23:26:44.49 ID:2cQKGgqWO
乙
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 23:27:25.75 ID:TimqI94b0
乙!
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 23:28:05.31 ID:i6naIecn0
おちゅ
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 23:28:28.46 ID:+oWc2tLTO
おつ!
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 23:29:25.50 ID:1yY8zSq90
乙、待ってるぜ!
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 23:30:50.15 ID:s5x6MW/hO
おつー
王道ながら軽いノリで楽しかった
続きも期待してる
乙、面白かった!
乙!面白かった!楽しみが増えたよ!
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 23:45:18.07 ID:BV5qXND1O
これは面白かった!乙でした!
次も楽しみにしてるよ
面白かったよ乙
次も楽しみにしてる
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 00:17:19.93 ID:NRspwGA10
面白いけど、これで多めって・・・
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 00:41:50.12 ID:PkvC6V4zP
乙かれ
でも一回この半分ってちょっと短いと思うよ
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
個人的には長いのをたまに投下より
短いのをちょくちょく投下のほうがうれしい