1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
憂「人生相談があるんだけど」
ないです
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 00:41:38.41 ID:QRWOwXF4O
憂ちゃんかわいい
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 00:41:45.55 ID:9spnzUrK0
へ、__ , , , . − '"/
,. - '. : : : : : : : : ̄:`.く、ゞ、, : : -='、
/: : : ; : i: : : : : : : : : : : : : :`ヽヽヽ; : : : :丶
/: : : : : :i: ハ: :ハ; : 、: : : : :i : : : : ヽヽヽ;.: : : : i
/: : : :.i: : : |: i:::.`; :|弋: 丶: : : : i : : : : : ',`, `;.;.: : i:|
/: :i: : :.|: : : ハ;::::::::.'.:| ::\: :.i:.i:::i: ||: :,ノ: : ハ `, i::::. ::i:|
,': /|:.i: :.|: : :i !i::::::::::::::i;=ニゞ、!: : i:|ソ: : :ノ::| |:i .i|: ::. :|
ノノ i|: :ハ: : | ,!=、:::::::: "殺ミ,ヾ,y; : |: ://::::i, u ノi:ハ,: !
ノ |: i:::i: :.|i!行i} ::::::::. {刺ツ,ノソi,:.rニ;'::::::ハ:丶':i| ヾ
|: i:::::i: ハ`込' `- ' i 'ソ .}::.ノ! .レ'ソ
!:|i:::::i:.! i ,,, ' ''' ,、// | !
___ !| V 'i i 弋フ ノ;/" `' 人生相談があるんだけど
i-- 、 /:::r'γつ`丶、 `\ / tっ,
|:.: ヽ;:::}' / /っ::::::::::ソ ` ソヾ" ,/"::::::`ゞ,、
. |:.:. ソ, ',/っ:::::::::i、 ,/" / /.:: :: : //_'ゞ、
. |:.: `. Y:::::::::i|::| ,バ":: ::i:/-,/:: ::,//:/¨ ¨ :ヾ
i.::. `.,.|:::::::::::':::|ハ:'. `. ::/=/:: :://.:/ :.|
/.';.:. `、::::::::::;>! i::`ソ、ツ.//.::/ :|
i:::::::`、:: 丶/y y `、`,!r/_'" ;. , .:|
. |:::::::::|:`、:: ヽ!. /,./`'r⌒,," \ !:: i .::|
. |::::::::|:::.!`、:: ,/'丶」_ 〃ゞソヽ、 / !:| i :::|
|::::::::|::::.i, `、;メ"丶,. -` ヽノ.
. |:::::::::i:::::i!, (,_ 》: ::ヾミ`ソ_._ | :|
|:::::::::|:::::'| 丶 { _ /:: :.ソ ソ丶 \ ̄ ヽ, .:|
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 00:50:39.23 ID:IVUGl2y10
律「あたしの弟がこんなに可愛いわけがない」
聡「人生相談があるんだけど」
ありません
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 00:52:21.63 ID:jcjeAXXKO
うーーーーーーーーーーーーーーーーーーいーーーーーーーーーーーー!!!!
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 00:52:26.51 ID:IVUGl2y10
澪「私の幼馴染がこんなに可愛いわけがない」
律「人生相談があるんだけど」
ないですね
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 00:53:30.89 ID:IVUGl2y10
梓「私の友達がこんなに可愛いわけがない」
純「人生相談があるんだけど」
ありそう
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 00:54:23.22 ID:5f/gnYtJ0
あの文化祭のネコミミ云々会話は必死で我慢してたんですね
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 00:54:50.23 ID:7CU/VsZY0
唯憂SSじゃねーのかよ!
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 00:55:16.46 ID:IVUGl2y10
紬「私の私がこんなに可愛いわけがない」
紬「人生相談があるんだけど……」
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 00:58:16.74 ID:plD+flUsO
唯「私の隣の子がこんなに可愛いわけがない」
姫子「人生相談があるんだけど」
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 00:59:23.31 ID:IVUGl2y10
続けて
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 01:07:48.56 ID:IVUGl2y10
かきふらい「僕のけいおん!がこんなに売れるわけがない」
オタク「人生相談があるんだけど」
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 01:08:01.49 ID:G3QnUZ/DO
憂「私のお姉ちゃん可愛すぎワロタ」
唯「シスコンなんだけど」
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 01:37:07.44 ID:hxBT38ONO
おい
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 01:41:04.00 ID:4ax2830gO
俺の妹は
ブス
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 01:43:42.34 ID:QcVTlssZO
唯「私の妹が・・・」
唯「爆発した」
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 01:51:47.46 ID:IVUGl2y10
唯「私の妹がたいして可愛くない」
ブサ憂「人生に疲れたよ」
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 02:20:19.21 ID:lYdx4kbnO
斎藤「私のお嬢様がこんなに可愛いわけがない」
紬「人生相談があるんだけど……」
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 02:46:29.30 ID:t0YEeKdGO
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 04:21:09.98 ID:IVUGl2y10
保守
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 04:22:57.27 ID:W4oM69yYO
憂「私の姉がこんなに池沼なわけない」
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 04:47:14.29 ID:bSztGd89O
澪「私の親友がこんなに敏感なわけがない」
律「ほ、ほんとに壊れちゃうよぉ…」
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 07:09:59.01 ID:biZZpla30
俺妹って面白い?
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 10:41:52.56 ID:vPkdNPes0
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 10:43:06.98 ID:AhHEpeDU0
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 12:45:04.26 ID:biZZpla30
どうやら見なくてもよさそうだな
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 12:46:29.14 ID:D3rSlwB+O
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 12:48:35.10 ID:C/l6SHtXO
>>13 オタク「けいおんが終わると生きていけない」
かきふらい「次回作をよろしくお願いします」
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 13:20:15.73 ID:IVUGl2y10
保守
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 13:24:21.04 ID:F2gOTxV0O
トンちゃん「俺の飼い主がry」
あずにゃん「人生相談が」
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 13:48:24.68 ID:MMPAec3bO
さわ子「私の教え子がこんなに可愛いわけがない」
唯「進路相談があるんだけど」
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 15:35:49.18 ID:8qCkA/3uO
唯「軽音部のキーボードがこんなに可愛いわけがない」
唯「……」
唯「と、思ったけれどよく見たらそんなに可愛くないね」
紬「え……」
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 15:44:24.02 ID:8qCkA/3uO
梓「あの…律先輩、こう言っちゃなんですけどムギ先輩って軽音部の中ではルックスのレベルがだいぶ低いですよね…」
律「梓、本人には言うなよ、あれで色々助かってるんだからな、お菓子とか別荘とか」
梓「でも、昨日友達に言われちゃいましたよ…軽音部って美人揃いの中でキーボードだけ浮いてるよねって」
梓「私なんだか恥ずかしかったです」
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 15:51:12.41 ID:8qCkA/3uO
唯「ムギちゃんお菓子〜」
紬「は〜い、今日はケーキを持ってきたね」ニコニコ
唯「ひゃっほ〜」
澪「ムギ、いつも悪いな」
紬「いいのよ、家に置いておいても食べきれなくて悪くするだけだから」
律「ほら、お茶が入ったぞ、梓も食べようぜ」
梓「…はい」
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 16:01:08.17 ID:2Uu0JeKf0
あずにゃんってssだとビッチだったり性格わるかったりオタクだったりろくな役回りがないな
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 16:14:49.69 ID:8qCkA/3uO
唯「おいひ〜」モグモグ
梓「…じー」
紬「あの、梓ちゃん、顔に何かついてるかな?」
梓「いえ…別に」プイ
紬「?」
梓(見れば見るほど不細工な顔です…)
この眉毛は何なのだろう?女子高生なのに眉毛手入れ1つできないのか
よくみたら結構太っている、そのくせ胸があまりないからみっともない、まるでペンギンのような体型だ
梓(お菓子を持ってくるからお情けで居させてもらってる癖に…)
梓は紬の一挙手一投足を見るにつけ苛立ちが募って仕方がなかった。
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 16:18:33.13 ID:MGzwRxd/0
支援
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 16:36:37.51 ID:8qCkA/3uO
その日はいつものように長々とお茶会をし、少しだけ練習をしてから解散となった。
唯「それじゃあまたね、あずにゃん」
梓「はい、明日はもっと練習しましょうね」
唯「ほ〜い」
澪「じゃあな梓、気をつけて帰れよ」
梓「はい、澪先輩も気をつけて」
律「じゃあな梓〜」
梓「はい、律先輩それではまた」
紬「あの…梓ちゃんまた明日ね」
梓「……はい」ツーン
紬「あ…」
律「……」
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 16:58:15.54 ID:8qCkA/3uO
その日の夜、梓はなかなか寝つけずにいた。
眠ろうと努力をするも、昼間のムギの笑顔が脳裏をちらつきどうにも目が冴えてしまうのだ。
締まりのない笑顔に太い眉毛、ぽっちゃりとした体つき
どれもこれも梓を苛立たせる要素であったが、では何故これらが自分を苛立たせるのかいくら考えてても根本的な原因は分からなかった。
梓(でも、私はムギ先輩が嫌い…これだけは間違いなくハッキリしていることだよ)
ギャルな憂がヲタ趣味を唯にだけ話すSSじゃないのかよ
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 17:59:57.77 ID:qYNBVUPgO
兄「俺の妹がけいおんSSなんて、書いてる訳がない。」
妹「今シリーズ4作目を書いてるんだけど、スランプで困っちゃうよ、全く。」
兄「シリーズ…だ…と!?」
妹「極北の憂梓物語なんだけどさぁ。ちょっとネタがさぁ。」
兄「…まさか、あれはお前が!?」
妹「ねぇ、お兄ちゃん。女の子にキスする時って、どんな風にせまるの?」
兄「そんな恥ずかしい事、一人で出来るかっ!」
妹「じゃあ、私を相手役に見立てて実践して見せてよ。」
兄「…え?」
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 18:03:01.35 ID:sbq/sIN50
は?なに妹スレにしようとしてんの?
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 18:09:56.71 ID:8qCkA/3uO
唯「ムギちゃんのお尻の穴がこんなに綺麗なわけがない!」
紬「え…唯ちゃんどういう意味?」
明らかに唯憂なスレタイなのに何で紬梓になってんだよ
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 18:18:58.97 ID:8qCkA/3uO
唯「どういうもこういうも無いよ!」
唯「ムギちゃんは私達の期待を裏切ったんだよ!」
梓「ぐす…あんまりですよぉ」
こらえきれずに梓は泣き出してしまった。
唯「お〜ぉ、あずにゃん、泣かないでムギちゃんにはキツく言っておくからね」
唯は梓を慰めつつ
さらなる怒りを紬に向ける。
唯「ムギちゃん!昨日の夜何をしたのか、正直に言って!」
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 18:26:30.21 ID:qYNBVUPgO
妹「私のお兄ちゃんが童貞な訳ないです。」
兄「ギクッ」ダラダラ
妹「お兄ちゃん?…ま…まさか?」
兄「…何も言わないでくれ、頼む」ショボーン
妹「どんな初体験を夢見てるのか聞かせてよ。」
兄「俺をけいおんSSのネタにするつもりか…」クツジョク
妹「これも書き手魂だもん。私で実践して見せてよ。」
兄「…え?」
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 18:26:42.20 ID:8qCkA/3uO
紬「昨日は…」
紬「別に普段通りよ、ご飯を食べて宿題をしてお風呂に入って寝たわ」
紬「普段通りよ、特別なことは何もなかったわ!」
唯「嘘だ!!!!」
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 18:34:51.75 ID:qYNBVUPgO
妹「私がお兄ちゃんの子供を妊娠しない訳がない。」
兄「俺がコンドームを着けない訳がない。」キッパリ
妹「私がゴムに穴を空けない訳がない。」アッサリ
兄「…え?」
妹「責任取ってね、お兄ちゃん♪」
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 18:39:16.14 ID:qYNBVUPgO
妹「私がお兄ちゃんの子供を産まない訳がない。」
兄「俺が妹に堕胎を迫らない訳がない。」
妹「…なによ。結局私の身体だけが目当てだったのね!こんなの酷いよっ!お兄ちゃんのばか!!」ウワーンポカポカ
兄「俺が妹の泣き落としに今更動じる訳がない。」
せめて唯憂を書けよ
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 18:45:58.96 ID:qYNBVUPgO
憂「私のお姉ちゃんにおちんぽが生えない訳がない」チチンプイプイヘソノゴマッ
唯「う、うい〜。おちんぽが生えちゃったよぉ〜。ど〜しよぉ〜。」オロオロ
憂「私が喜ばない訳がない。」エヘヘ
唯「あぁ〜。なんかおっきくなってきたよぉ〜。こわいよぉ〜うい〜。」アタフタ
憂「私が舌なめずりしない訳がない。」ジュルリ
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 18:48:02.84 ID:sbq/sIN50
紬ちゃんいじめの続きまだぁ〜?
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 18:55:31.97 ID:qYNBVUPgO
唯「うい〜なんかへんなきぶんになってきちゃったよぉ〜。うい〜。」ピクピク
憂「私がお姉ちゃんのおちんぽを咥えない訳がない。」カポッジュルジュル
唯「はぁ〜ん。うい〜らめらよぉ〜。うい〜。」ピコーン
憂「私が裏筋を舐めない訳がない。」チロチロ
唯「あひぃ〜うい〜。らめ〜なんかくるよぉ〜うい〜。」ビクビクッ
憂「私がお姉ちゃんの玉を吸わない訳がない。」チュパチュパ
唯「いやぁ〜きちゃうよぉ〜うい〜。」ノケゾリッ
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 19:05:53.49 ID:qYNBVUPgO
憂「私がお姉ちゃんのお尻の穴に指を入れない訳がない。」ホジホジ
唯「いやぁ〜おしりのあなはやらぁ〜うい〜。」クネクネ
憂「私がお姉ちゃんの尿導管を責めない訳がない。」ヌチヌチ
唯「はぁ〜それいやらぁ〜いっちゃうよぉ〜うい〜。」サキバシリッ
憂「私がお姉ちゃんの精子を飲まない訳がない。」チュルチュル
唯「うい〜。」ドピュドピュ
憂「私が美味しく飲み干さない訳がない。」ゴックン
唯「うい〜。」ガクッ
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 19:19:20.67 ID:EOxMpuHK0
なんという神話
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 19:21:20.58 ID:8qCkA/3uO
紬「私、トラックで唯ちゃんをひき殺すのが夢だったの〜」シャランラ〜
ブロロロ!
唯「ひえ〜お助け〜」
紬「逃げても無駄よ〜地獄の底まで追いかけてやるわ〜」
唯「びえええん、ムギちゃん酷いよおお」
紬「うふふ、無駄口叩いてる場合じゃないわよ〜、ほらもうこんな近くまで♪」
唯「ひゃあ!大変だ!」
唯「ひ〜んひ〜ん」エッホエッホ
紬「うふふ、走りなさい、走って走って限界まで走って、疲れきって動けなくなった所をジワジワと踏み潰してあげるわ」
紬は次第に高まってくる興奮を自覚しつつアクセルペダルに添えた足に力を込めた。
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 19:27:48.16 ID:IVUGl2y10
んん?
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 19:31:48.97 ID:eA2/yePr0
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 19:32:13.18 ID:8qCkA/3uO
翌朝
梓(結局昨日はムギ先輩の事を考えて一睡もできませんでした…)
梓(あんな人大嫌いなのに…おかしいですよ)
梓「しかた無いちょっと早いけど学校に行こう…」
空は雲一つ無い快晴だった。朝の日差しが寝不足の目に染みて痛い。梓は目を細めつつ人がまばらな通学路を進んだ。
梓「は〜今日は部活に出るのちょっと嫌かも」
ブロロロ!
梓「ん?」
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 19:36:32.31 ID:qYNBVUPgO
憂「私がこの程度で満足する訳がない。」ニヤリ
唯「ええ〜。もうゆるして〜うい〜。」グッタリ
憂「私のお姉ちゃんのおちんぽが無くならない訳がない。」ヒューマンサインクルクルー
唯「ああ〜もとにもどったよぉ〜。ありがと〜うい〜。」バンザイ
憂「私におちんぽが生えない訳がない。」ピピルマピピルマプリリンパッ
唯「えぇ〜!ういにおとなおちんぽがはえちゃったよぉ〜!」キョウガクッ
憂「私がお姉ちゃんを犯さない訳がない。」オシタオシッ
唯「いやらぁ〜。そんなおっきいのらめらよぉ〜。こわれちゃうよ〜うい〜。」ジタバタッ
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 19:41:40.55 ID:u/S/PQGZ0
擬音どうなってんだwwwww
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 19:42:22.81 ID:qYNBVUPgO
憂「私が無理矢理お姉ちゃんのお股を開かない訳がない。」パックリ
唯「いやぁ〜みないれぇ〜。やらぁ〜うい〜。」クネクネリ
憂「私がお姉ちゃんのおまんこにサキッチョを入れない訳がない。」ヌプッ
唯「ひい〜。おなかがへんなかんじらよぉ〜うい〜。」クハッ
憂「私が更に奥に入れない訳がない。」グイッヌプヌプ
唯「うはぁ〜。なんかはいってくるよぉ〜うい〜。」カハッ
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 19:50:24.64 ID:qYNBVUPgO
憂「私がお姉ちゃんの処女膜を破らない訳がない。」ズプッ
唯「いやぁ〜。いたいよぉ〜うい〜。」ビクンビクン
憂「私が亀頭で子宮を突かない訳がない。」ツンツン
唯「おなかがわれちゃうよぉ〜うい〜。」ガクガクン
憂「私がおちんぽをゆっくり出し入れしない訳がない。」ニュルズプズプッ
唯「らめぇ〜うごかないれ〜うい〜。」イヤイヤン
憂「私が徐々に激しく動かない訳がない。」スパムスパム
唯「あひゃ〜いたいよぉ〜らめらよぉ〜うい〜。」リョウアシピーン
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 19:59:33.27 ID:qYNBVUPgO
憂「私が絶頂に達しない訳がない。」ビクッビックン
唯「ひぃ〜な、なかはやらぁ〜そとにらしてぇ〜うい〜。」オネガイッ
憂「それでも私が腟内に射精しない訳がない。」ドピュドピュドッピューン
唯「あう〜おなかのなかがあついよぉ〜うい〜。」ピキーン
憂「私がぬかはちな訳がない」ムクムクッ
唯「ひぃ〜またおっきくなったぁ〜。もうゆるして〜うい〜。」コワレルッ
憂「その後、私が腟内に7回射精しない訳がない。」マンゾクッ
唯「うい〜。」ガックリ
憂「私がこれから毎晩、お姉ちゃんを可愛がらない訳がない。」カイシンノエガオッ
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 20:05:22.51 ID:qYNBVUPgO
>>65 憂「私が間違いを訂正しない訳がない。」
×憂「私がぬかはちな訳がない。」
〇憂「私がぬかはちじゃない訳がない。」
憂「私が恥ずかしくない訳がない。」テレテレ
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 20:14:38.90 ID:u/S/PQGZ0
これからもこの路線で池
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 20:21:30.19 ID:qYNBVUPgO
憂「私が新しいキャラクターを手に入れない訳がない。」ゴマンエツッ
憂「私がこれからもこの路線で行かない訳がない。」フンゾリカエリッ
憂「私が調子に乗ると叩かれるので消えない訳がない。」ドロン
おしまいじゃない訳がない
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 21:09:53.42 ID:IVUGl2y10
次
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 21:34:12.75 ID:fiD8wHKp0
――じんわりと寒さを帯びてきた風を浴びながら、朝の道をゆっくりと歩いていると声をかけられた。
憂「ね、お姉ちゃん」
今、傍らで私を見つめるこの子の名前は平沢憂。
私の、一つ下の妹。
唯「んー?」
声のする方、隣へと顔を向けると、私よりも少し柔らかな、くりくりとした目を向けられていた。
なぜだか、胸の辺りが脈打つ。
憂「あのね…その、」
しどろもどろに話す妹は、次第に目を伏せて恥ずかしそうに爪先で地面を突っついている。
憂「……手、繋いでもいいかな…?」
唯「へ?」
いつもならこんなふうに言わないのに。
照れながらも私を見つめるその妹は、いかにも女の子といった空気を纏っている。
憂「…だめ?」
こんな、こんな上目遣いをされてしまったら…
唯「も、もちろんいいよ」
断ることなんて、絶対に出来るわけがない。
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 21:37:56.30 ID:u/S/PQGZ0
有効利用いいねえ
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 21:42:47.57 ID:I0t8hCSKO
おい書けよ
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 21:44:05.43 ID:IVUGl2y10
聡「俺の姉ちゃんがこんなに可愛いわけがない」
で誰か書いてくれよ
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 21:47:30.71 ID:fiD8wHKp0
憂「えへへ、ありがと」
そっと触れてくる妹の手は、とてもやわらかくて、あったかい。
唯「うん」
高鳴る心臓を悟られないように、目線を再び前へと向けた。
夕暮れの帰路を、とぼとぼと歩く。街中は閑散としていて川の流れが聞こえるくらい。
その日の学校は、いつも以上に身が入らなかった。
どうにも朝の妹が頭から離れず、考えるたびに顔が熱くなったから。
思えば妹は、昨日の晩から一気に、その……かわいくなった。
もちろん今までだってかわいい妹だった。
妹に敵うものなんて私の中では存在しなかったし、だから私も精一杯に妹を愛でた。
しかし、昨日の晩からはどうにも今までとは違う。
目を合わせるのがなんだか恥ずかしくて、でもずっと考えていたくなってしまう。
まるで私は恋する乙女のように、悶々とした思考に囚われてしまっていた。
なんだかこんなにまでなってしまった自分を認めたくなくて、もう一度妹に会って確かめてみることにした。
家へと歩く足は、次第に早くなる。
――早く、憂に会いたい。
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 21:57:26.67 ID:u/S/PQGZ0
これは良さそうなのがきたな
支援
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 21:58:45.60 ID:fiD8wHKp0
扉の前に立つと、十年以上馴染んできた取っ手を取るのに少しだけ体が緊張してしまった。
この扉を開ければ、妹はいつものように迎えに来てくれるのだろう。
今までは、どんな顔を私は向けていたのだろう。
気にしてしまうとそればかりが気になって、取っ手を握っては離すを繰り返す。
唯「えいっ!」
両頬を両手で叩いて気合を入れる。
どうして、なんて聞かれても分からない。
ただ、体が強ばって顔も熱くなってきたから。
そして私は、勢いのまま思いっきり扉を引いた。
唯「たっ、ただいまー!」
少し噛んでしまったけれど、なんとか声をひねり出した。
拍子を置いて、聞こえてくるスリッパの音。
憂「おかえりー」
唯「た…ただいま」
エプロン姿の妹は、すっかり見慣れているはずなのに私は直視をできない。
挙動不審な私を、妹は首を傾げて不思議そうに眺めている。
駄目だ、目を向けられない。体が、動かなくなる。
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 22:03:35.16 ID:zcIvRIM10
ほうほう
憂ちゃん可愛い
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 22:11:55.79 ID:fiD8wHKp0
〜〜〜
昨日の部室。
ぐだぐだと紅茶を啜り、ケーキを貪る私に向かって、ふと漏らされた一言。
律「唯の話、憂ちゃんのことばっかりだなー」
唯「えっ?」
思わず声が出た。
私は、そんなこと考えずにただ好きなことを話していたから。
唯「そんなこと……ない、よ」
律「いーや、今だって憂ちゃんのこと話してたじゃん」
そうだ。
憂は、私の自慢の妹だから。
だから気づかないうちにいっぱい話してしまうんだ。
唯「で、でも!ちゃんと学校の話だってするし!」
何故か分からないけれど意地になって反発した。
梓「ちゃんとってなんですか」
唯「えっと…つまり!憂のことばっかりじゃないよ!」
別に指摘されたのが嫌だったわけじゃない。
でも、心が乱されて前が見えなくなってしまいそうだった。
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 22:22:08.02 ID:fiD8wHKp0
澪「いいなー唯は。私も憂ちゃんみたいな妹がほしい」
唯「なっ、やっ…ダメだよ!」
冗談だって分かっているのに、信じられないくらい私は焦ってしまった。
紬「二人とも仲いいから羨ましいわぁ」
唯「う、うん…」
仲がいい。
そう言われて渦巻いたのは、正とも負とも言えない複雑な感情。
嬉しい、とか嫌だ、とかいろいろな感情が一緒に流れてきて、整理もつかないまま立ち上がった席に座る。
嬉しい、はもちろん分かる。
でも、嫌だ、と思ったの分からない。
唯「あっ、りっちゃんの苺もーらいっ!」
律「あーっ!」
けれども私はその話を続けているのが嫌で、無理やり苺を口に押し込んだ。
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 22:22:13.59 ID:hPLCJdjGO
支援
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 22:38:27.72 ID:zcIvRIM10
これはリレーとかじゃない?
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 22:46:27.15 ID:fiD8wHKp0
憂「お姉ちゃん?」
唯「へっ?」
気がつくと、妹が下から俯いた私を覗き込んでいた。
その距離があまりにも近くて、私は思わず後ずさる。
憂「大丈夫?」
唯「あ、うん、平気!」
そうだ、昨日のあの後からだ。
私が妹をこんなにも意識するようになったのは。
妹は至って普段どおりなのに、変に気を回してしまう私が恥ずかしくなる。
憂「そっか、じゃあ着替えてきてね」
そう言ってあっという間に階段を登っていってしまう。
その背中に、いつもは名残惜しさを感じていたのかは、思い出したくない。
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 22:46:37.34 ID:u/S/PQGZ0
どうしたんだ
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 22:52:30.04 ID:fiD8wHKp0
憂「おねえちゃーん、お風呂湧いたよー」
ひょっこりと妹が洗面所から顔を出した。
唯「うんー」
べったりと張り付いていたソファから体を剥がし、顔をそちらに向ける。
憂「私はお姉ちゃんのあとに入るから」
するとそこには、いつも私のために家事をこなしてくれる妹。
唯「…ね、ねぇ」
昨日の夜からずっと、逸る気持ちを抑えられなくて私は妹に尋ねた。
憂「なあに?」
もっと、憂と近づきたい。
唯「お風呂…一緒に入る?」
憂「へ?」
後悔するのは遅すぎた。
ぽかんと妹が口を開けたまま、時計の針の音だけが部屋に響く。
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 23:04:26.47 ID:fiD8wHKp0
憂「え、えっと……」
ようやく口を開いてくれたのは、暫く経ってからのこと。
私はなんとか訂正の言葉を探して頭を探った。
唯「ご、ごめんね!今のは…その…」
ぐるぐると頭が回って何を言えばいいのかわからない。
すると、
憂「……お姉ちゃん、」
唯「…え?な、なに?」
憂「お、お姉ちゃんがいいなら…」
高鳴る胸が、さらに跳ねて私の心を暴れさせる。
憂「……一緒に、入りたい」
一瞬、言葉に詰まる。
しかし、答えなんてもう決まっている。
唯「……うん、入ろ」
こんな誘惑に、敵う人間なんていやしない。
こっからエロで誰か頼む
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 23:11:33.87 ID:u/S/PQGZ0
ほのぼのでお前が書けば世界が幸せ
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 23:14:05.31 ID:zcIvRIM10
エロはちょっと気分じゃないから
別のでなら書く
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 23:15:58.93 ID:I0t8hCSKO
どうぞ
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 23:22:23.73 ID:zcIvRIM10
朝、目覚めて最初に見るのは憂の顔。
毎日毎日私を起こしてくれる。
いつもと変わらない声。
いつもと変わらない顔。
いつもと変わらない起こし方。
いつもと変わらない憂の暖かい手。
憂に引っ張られて勢いよく目覚める私。
憂「おはよう。お姉ちゃん」
唯「おはよう。うい」
笑顔が眩しく、とても可愛かった。
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 23:30:55.79 ID:zcIvRIM10
憂が可愛い。そう思った。
自分とたいした違いが無い顔だけど
憂の顔はとても可愛く思った。
でも自分の顔は可愛いと思わない。
今、鏡で見る顔はとても変に見えた。
髪の毛はボサボサ、目も半開き、口から涎が垂れていた。
こんな女の子は可愛くないよね?
――あれ?じゃあ同じ顔の憂も?
顔を洗ってる隣でタオルを持っている憂をチラリと見た。
――やっぱり、可愛い!
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 23:36:03.49 ID:u/S/PQGZ0
おおまたなんか始まったwwww支援
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 23:39:18.73 ID:zcIvRIM10
憂「どうしたの?お姉ちゃん?」
唯「な、何でもないよーー」
憂「ふふ、変なお姉ちゃん」
唯「あははは……」
うーん。変なのかな。やっぱり。
私と憂。どこがどう違うのだろう。
どうしたら憂みたいに可愛くなれるのかな。
鏡の前でにらみっ子。
ふくれっ面に睨みつけたり、アッチョンブリケもしてみた。
うーん。やっぱり変……。
憂「も〜。お姉ちゃん動いちゃ髪の毛、梳かせないよぉ」
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 23:46:01.58 ID:zcIvRIM10
憂が毎日髪の毛を梳かしてくれる。
毎朝必要以上に跳ねる髪の毛は、私一人では太刀打ち出来なかった。
私一人じゃあ時間がかかってしまうので憂にも手伝ってもらう。
憂が櫛を使い、私の髪の毛を梳かす。
スッと撫でる様に梳かす。
櫛が髪の毛を通るだび、心地よさが私を包んでくれる。
唯「えへへ。ごめんねー」
憂「いいよ」
ニコッと笑顔になる憂。
やっぱり可愛くて、目が離せない。
ついつい頭を撫でてしまった。
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 23:50:55.83 ID:IVUGl2y10
支援
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/18(月) 23:53:39.90 ID:zcIvRIM10
唯「よしよし」
憂「わっ、どうしたの?」
唯「ううん。憂がね――」
憂「ん?」
唯「なーんでもないよ〜」
可愛いと言うのは止めとこう。
簡単に言っちゃうともったいないから。
でも――その怒った顔も可愛いよ。
憂「もう!言ってよ」
唯「えへへ、ひーみつっ!」
憂「あっ、お姉ちゃん」
私はちょっとテレてリビングへ下りていった。
後ろから待ってー、と憂が言うけど待たないよ。
今はちょっと顔が紅いから恥ずかしいな。
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 00:00:05.43 ID:1cDqNwv70
憂「もう、朝から変なお姉ちゃん」
唯「そうかな。それよりお腹すいちゃったよ」
憂「あっ。そうだね。ご飯作るね」
唯「わーい。憂のごーはーんーー」
憂「うん。すぐ出来るからまっててね」
憂のご飯は世界一!
他にこんなに美味しいご飯は知らないよ。
こんなに美味しいご飯を毎日食べられる私は幸せだね。
エプロンを着た憂は新婚の奥さんを思い浮かべる姿だった。
思わず目を奪われた。
それからご飯を作ってる間ずっとゴロゴロしながら見詰める。
憂の一挙一動全てを頭の中に入れて、記憶しておきたかった。
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 00:09:15.40 ID:1cDqNwv70
憂「どうしたの?そんなにこっち見て」
唯「んー内緒だよー」
憂「またぁ」
ちょっと呆れ気味の憂。
やっぱりそんな顔も可愛いね。
どうしてかな。そんなに可愛いのは。
――頭が良いから?
――料理が上手だから?
――しっかりしているから?
なんか全部私が持ってないもの。
私も全部手に入れれば憂みたいに可愛くなれるのかなぁ。
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 00:15:41.90 ID:1cDqNwv70
憂「はい。ご飯できたよ」
憂「お姉ちゃん?」
唯「あっ、ごめんごめん、ぼーっとしてた。今行くよ」
ちょっと物思いにふけっていた。
頭が混乱する感じだ。
でも憂に心配をかけちゃいけない、そう思い無理に笑顔になる。
大丈夫。憂の笑顔を見れば悩みなんて吹き飛ぶから。
憂「うん?食べよっか?」
唯「うん!いただきます!」
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 00:22:13.18 ID:1cDqNwv70
唯「おいしいねーー!」
憂「えへへ、お姉ちゃん毎朝そればっかー」
唯「本当に美味しいもんー」
身体がジワジワと温かくなり心が充たされる感じだった。
――美味しいご飯をありがとう。
私にはこんな言葉しか言えないけど、精一杯の感謝を伝えているよ。
憂はちょっとビックリした顔して私を見る。
顔はちょっと紅かった。
――紅い顔でも可愛いね。
憂「もうっ……やっぱりお姉ちゃん今日、変だね」
唯「ふふふ……」
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 00:25:32.54 ID:FIFdW2czO
この姉妹可愛すぎ
103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 00:30:49.52 ID:1cDqNwv70
俯いて足をブラブラさせて、恥ずかしさを隠そう。
はやく治まらないかな。
憂「お姉ちゃん?風邪ひいてるの?」
唯「ふぇ?」
トコトコと私の隣へ移動してきた。
そして自分のおでこを私のおでこにくっつける。
冷やりと冷たいおでこ。
目の前には憂だけ。憂しか見えなかった。
憂「うーん。熱はないかな」
憂……近いよ。
目が近い。
頬が近い。
鼻が近い。
――唇が近い。
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 00:36:52.30 ID:1cDqNwv70
ドキドキと高鳴る鼓動。
憂を見ると心臓が暴れる。
自分では抑えきれないようだった。
憂――私を静めて。
唯「うい……」
憂「ど、どうしたの?」
唯「いたいの」
憂「いたい?どこ?お腹いたいの?」
違うよ。痛いのは――。
唯「ここがいたいの」
そう言って私は憂の手を取り自分の胸に押し付けた。
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 00:39:11.31 ID:LV2iG5Eg0
きた
きたぞ
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 00:42:39.78 ID:1cDqNwv70
憂「へ……あっ」
唯「……」
憂「お、お姉ちゃん?」
憂の手が胸に触れた瞬間、私の中にある箍が外れた気がした。
唯「ういー……」
憂の顔が段々近づく。
私の唇は吸い込まれるように憂の唇を目指していった。
憂「あっ、ちょっ、ちかっ……んっ」
憂の唇を奪ってしまった。
しえん
108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 00:48:44.54 ID:1cDqNwv70
そのままゆっくり押し倒し、憂にまたがった。
憂は顔を背けるが頬を両手で押さえる。
ただただ憂の唇が欲しかった。
憂「あっダメっ。おねえちゃ……」
憂の言葉は聞こえるけど身体は止まらなかった。
震える手で押さえ、血走った目をする私は
憂からどう見えているのだろうか。
怖がっているのかな。
でも自分の欲求のが勝っていて、この行為が止めれなかった。
唯「はぁっ……うい……」
憂「ダメーーっ!」
ほう
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 00:54:05.18 ID:1cDqNwv70
――ドンッ!
唯「あいたっ」
憂に思いっきり突き飛ばされてしまった。
テーブルに頭をぶつけ、目から星が出た。
憂「あっ、ごめんね、ごめんなさい」
頭を押さえる私に必死に謝り一生懸命頭を撫でてくれた。
唯「もう……大丈夫」
そう言い、憂を見る。
憂はちょっとビクッと身体が振るえた。
憂「あっ、私今日、日直だったの!先に行くね!!」
唯「あ……うい……」
これ即興かよw
すごいよね
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 01:02:00.59 ID:1cDqNwv70
――やってしまった。そう思った。
バカか私は。何をやっているんだ。
後悔の念が襲うが時はすでに遅い。
溜め息が漏れた。
唯「ごめんね」
誰も居ないリビングでつぶやいた。
114 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 01:02:13.13 ID:LV2iG5Eg0
レベルも高い
作者の実体験と見た
116 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 01:07:46.31 ID:1cDqNwv70
それから食器を片付け登校の準備をする。
一人の準備はつまらない。
「お姉ちゃん、早くー」と言う言葉も聞こえなかった。
リップクリームを塗るために鏡を見た。
酷い顔だった。
こんな酷い顔の私には憂のお姉ちゃんの資格なんかないのだろう。
双子と間違われるくらいそっくりな私達。
でも鏡に映る私は、いつも見る憂とは違っていた。
私の妹はこんなに変な顔じゃない。
いつもキレイで私を見ていてくれるのに
鏡の中の憂は酷い有様だった。
私はそっと鏡を伏せる。
――学校行こう。
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 01:14:34.92 ID:1cDqNwv70
唯「いってきまーす」
返事の無い出発はとても寂しかった。
学校へ行く足取りも重かった。
唯「はぁ……」
また溜め息が漏れた。
溜め息を繰り返すと必要以上に心が重くなる。
早く元気になろう。そう思った。
唯「みんなーおはようー」
律「おーっす」
紬「おはよう唯ちゃん」
澪「おはよう唯」
教室では元気な私を演じるんだ。
みんなに気を使っちゃいけないからね。
118 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 01:24:17.47 ID:1cDqNwv70
今日はいつも以上に授業に身が入らなかった。
頭の中は憂でいっぱいだったから。
憂は今何をやってるのかな。
勉強しているかな。
怒っているかな。
そして二時限目、三時限目と時間は進む。
憂のこと以外頭に入れたくない授業は苦痛だった。
そんな中校庭から声が聞こえた。
聞くと心地よい、お姉ちゃんと呼ぶ声が気持ち良い憂の声が。
憂はあずにゃんと純ちゃんと一緒に並んで歩いていた。
遠目だけど、元気そうかな。
違った、やっぱり顔は曇っていた。
なんとなく分かる。
119 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 01:27:28.43 ID:gxdfpNkaO
支援
120 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 01:31:57.62 ID:1cDqNwv70
ばつが悪くなったので手帳を取り出し
中に挟まっている憂の写真を見た。
ちょっと無表情に近いけど、どことなく笑っていた。
――可愛い。
その後の授業は全部憂の写真を見て過ごした。
先生に注意されるけど笑ってごまかした。
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 01:35:52.95 ID:1cDqNwv70
お昼時。みんなでご飯を食べる。
でもふと気付いた。お弁当が無い。
忘れちゃったかな。多分憂も。
律「ゆいーご飯どうしたんだー」
唯「忘れちゃったみたい、えへへ」
澪「相変わらず唯はおっちょこちょいだな」
紬「唯ちゃん、私の分けてあげる」
唯「わーい、ありがとう!」
ぎゅっとムギちゃんに抱きついた。
ふわりと良い香りが漂う。
ムギちゃんも可愛い。
澪ちゃんも可愛い。
りっちゃんだって可愛い。
もちろんあずにゃんも可愛い。
でも憂の可愛いとはどこか違っていた。
憂の可愛いは特別だ。
122 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 01:40:34.90 ID:1cDqNwv70
唯「もうお腹いっぱいですー」
紬「お粗末さま」
律「ムギが沢山ご飯持ってて助かったな。唯は」
唯「ムギちゃんは天使だよー」
紬「あら、そうかな」
残りのお昼休みをみんなと談笑して過ごした。
とても楽しいひとときだ。
みんなの笑顔が見れる。
笑顔を見れば私にも笑顔が戻った。
123 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 01:47:09.23 ID:1cDqNwv70
そして午後の授業。
午前中みたいに憂の写真を横に置きながら過ごした。
憂はお昼ご飯どうしたんだろう。
購買で何か買ったのかな。
あずにゃんに何か聞かれたかな。
あの子は友達思いだし、案外鋭いからね。
いつもと違う様子と思われる憂を心配しているかな。
うん。そうだね。謝らないと。憂に。
部活を終わらせて、早く憂に会おう!
会ってあやまらなきゃ……!
124 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 01:52:17.07 ID:1cDqNwv70
――キーンコーンカーンコーン
終わりの鐘が鳴った。
唯「よし!部活行こう!」
澪「お、何だずいぶんとやる気だな」
律「唯からやる気のオーラが出てやがる」
澪「良いことじゃないか。よし今日は目一杯練習するか!」
律「ええーーー。お茶しようぜお茶に」
紬「あら、たまにはいいんじゃない?お茶なら後でもできるし」
澪「そういうこと」
律「がーーん!」
125 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 01:56:44.43 ID:1cDqNwv70
そんなみんなのやり取りを見て私は笑った。
この高鳴る気分を維持して憂に会おう。
いつまでもウジウジしてちゃいけないしね。
そしてみんなと一緒に教室を出て
廊下を歩き、階段を上り、音楽準備室の前まで来た。
その扉の前に一人の少女。
私よりちっちゃくて、真っ黒いツインテールで
可愛い私の後輩。
唯「あー、あずにゃ――」
梓「唯先輩、ちょっと来てください」
梓「ちょっと先輩をお借りしますね」
律「あ、ああ」
126 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 01:59:02.81 ID:UP5WSMDX0
うんうん
127 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 02:00:09.51 ID:1cDqNwv70
あずにゃんに手を引っ張られ人気の居ない教室へ。
何か怒っているような、呆れてるような、そんな顔だった。
梓「唯先輩。どうしてここに連れてこられたか分かりますか?」
唯「えっと……。お説教?」
梓「まあ、お説教ですね」
唯「私……何か悪いことしたかな――」
嘘。本当は分かっているくせに。
あずにゃんがここにつれてきた理由。怒っている理由を。
でも、ちょっとこわかった。
憂のこと聞くのも、聞かれるのも。
あずにゃんに――みんなに私が憂に抱いている想いを聞かれるのが。
128 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 02:06:50.52 ID:1cDqNwv70
梓「はぁー。やっぱり唯先輩はバカですよ」
呆れ顔で物を言った。少しぐさりと胸に突き刺さった。
唯「うぅ……」
梓「分かっていますよね。憂のことですよ」
唯「…………うん」
梓「まったく、朝から様子がおかしいから……」
梓「お昼休みに事情を聞きましたよ」
ドキッと心臓が跳ねる。
唯「ご、ごめんね」
目から涙が溢れ、ぽろぽろと床に零れていった。
梓「私に謝ってどうするんですか」
梓「しっかりしてくださいよ」
唯「うん、うん……」
すごくいいな
130 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 02:14:18.28 ID:1cDqNwv70
梓「別に憂は怒ってなんかいませんよ」
唯「ほ、ホント?」
梓「ええ、落ち込んでたのは別の理由です」
唯「別の?」
梓「はい」
唯「それって……?」
梓「後は本人に聞いてください」
そう言い、あずにゃんは私の後ろを目をやった。
憂が少し俯きながら立っていた。
131 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 02:18:28.00 ID:1cDqNwv70
唯「あ……、うい……」
憂「……」
梓「それでは私はこれで」
あずにゃんは私の横をすり抜け憂の隣に行った。
そして少し背伸びをして憂に耳打ちをした。
何を言ってるのかな。気になるけど聞ける雰囲気じゃない。
そして教室を出て行った。
出る直前に少し振り向き、ちょっと笑っていた気がした。
憂「……」
唯「……」
132 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 02:20:48.35 ID:EbKqzjQXP
133 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 02:22:54.08 ID:1cDqNwv70
教室に沈黙が流れる。
声が出なかった。
聞こえるのは部活中の人達の声と
自分の心臓から伝わる鼓動だけだった。
唯「うい」
憂「お姉ちゃん」
ほぼ同時に言った。
唯「あ……」
憂「あ……」
唯「ういからどうぞ……」
憂「お姉ちゃんから……」
また同時だった。
134 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 02:28:23.20 ID:1cDqNwv70
唯「……ふふふ」
憂「……えへへ」
何だかおかしくて笑いが出てしまった。
少しの間教室にこだまする私達の笑い声。
緊張もほぐれたと思う。私も憂も。
唯「私から言うね」
こくりと憂は頷く。
よしいくよ。
深く深呼吸して気持ちを一新させた。
唯「うい。ごめんね!」
135 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 02:32:52.14 ID:1cDqNwv70
返事が無かった。
嫌な汗が出るのが分かった。
やっぱり嫌われたのだろうか。
少し気持ち悪くなってくる。
嫌だ。自分が嫌だった。こんなことした自分が。
憂「なんで……」
唯「え?」
憂「何であやまるの?」
唯「だって……私、今朝ういに」
憂「うん。びっくりした」
憂「お姉ちゃんの顔、ちょっとこわくて」
こわいと言う言葉が胸に刺さる。
憂が私を怖がらせたことなど一度も無いのに。
お姉ちゃんの私が怖がらせて本当に――バカだ。
136 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 02:36:52.13 ID:1cDqNwv70
唯「うん、ごめんねごめんね」
またぽろぽろと涙が零れた。
妹の前でこんなに子どもみたいに泣いて。
情けなかった。
憂「泣かないでお姉ちゃん」
憂はハンカチで頬を伝う涙を、目に溜まる涙をキレイに拭いてくれた。
――そして頬にキスをしてくれた。
唯「……え」
憂「えへへ、昔、泣いていたお姉ちゃんにお母さんがやってたことだよ」
憂「ほら、お姉ちゃん泣きやんだ」
いつの間にか私は泣き止んでいた。
そんな私を見て憂はクスクスと笑った。
137 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 02:38:38.48 ID:EbKqzjQXP
138 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 02:41:43.11 ID:1cDqNwv70
憂「私ね。嫌じゃないよ。お姉ちゃんにキスされたの」
唯「ふぇ」
憂「ただ……急にだったからちょっとビックリしちゃって」
憂「顔もね、いつものお姉ちゃんじゃ……なかった……から……」
だんだんと声が暗くなっていき最後には憂の目から涙が溢れていた。
唯「うい……ないちゃダメだよ……」
泣く憂の頭を優しく撫でて、ハンカチで憂と同じ様に拭いてあげた。
――そして同じ様に頬にキスをした。
139 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 02:45:33.20 ID:1cDqNwv70
唯「泣き止んでくれた」
憂「うん……お姉ちゃんのおかげ」
憂は満面の笑みで言う。
その笑顔は薄暗くなってきた教室を照らしてくれるようだった。
唯「えと、ちょっと聞きたいことが」
憂「うん?」
唯「えと、ね。さっきの嫌じゃないってのは……?」
憂「あ……」
ドンドン紅くなる憂の顔。
目は落ち着かずキョロキョロと動いている。
手や足をもじもじさせて私を上目遣いで見詰めた。
140 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 02:46:08.57 ID:UP5WSMDX0
支援
141 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 03:00:33.59 ID:1cDqNwv70
憂「えとね……」
唯「うん、落ち着いて」
憂「ふー」
憂「その、昔から……お姉ちゃんといつかキス、出来たら……いいなぁって思ってたから」
私は耳を疑った。
私とキス?昔から??本当に???
少し足元がくらくらと揺らいだ。
顔も混乱で固まっているだろう。
けど、そう言った憂の顔は私とは違い今日一番の紅い顔をしていた。
さっきからその上目遣いが艶かしく
けど、キレイで目が離せなくて私の胸の鼓動を早くするばかりだった。
そして私は知らず知らずのうちにアノ言葉を発していた。
唯「可愛い」
142 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 03:03:39.13 ID:1cDqNwv70
憂「えっ」
唯「あっ」
はっと顔を上げた憂は目が点になっていた。
そして頭から湯気が出そうなくらいに顔を真っ赤に染めた。
憂「かっ、か、かわ……ぃぃって……」
そう言うと顔を両手で覆ってしまう。
――ダメ。私に見せて。
私は憂の顔を覆う両手を解いた。
憂「あっ……」
唯「うい……」
この顔が。この可愛い顔が私を動かした。
激しい情動に呑まれるが今度は大丈夫。
憂を泣かせない、怖がらせないと誓ったから。
143 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 03:10:03.58 ID:1cDqNwv70
唯「うい……キスしたい……ういにキスしたい」
憂「おねぇ……ちゃん」
唯「いい……?」
憂「……いいよ」
憂を強く抱きしめた。
柔らかく、良い匂いがして、とてもあったかかった。
今朝のような震えはもう無い。
今度は優しく上手にやろう。
憂「私ね。今朝のがファーストキスだったんだ」
憂「でも、あんな無理矢理は嫌」
憂「忘れさせて。今朝のこと忘れるくらいのキスを……ください……」
憂「本当のファーストキスを……」
そう言い憂は目を閉じた。
144 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 03:11:39.37 ID:kKlsrL/jO
これはいい
145 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 03:15:00.38 ID:UP5WSMDX0
えん
146 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 03:15:30.02 ID:1cDqNwv70
ファーストキス。憂のファーストキス。
女の子にとって、とっても大事な初めてのキスを無理矢理奪ってしまった。
けど、後悔の念より
憂の気持ちに応えるべくやる気となったこの気持ちのが勝っていた。
私は小さく息を吐いた。
そして憂の肩に手を置く。
憂の顔。
頬を紅く染め、少し顔を上に上げ、唇は薄く開いている。
緊張のためか、手は胸の前でぎゅっと握られていた。
――怖がらないで、緊張しないで。
――ほぐしてあげる。
――後はお姉ちゃんに任せて。
そして私は憂の頬に手を添え、優しく口付けをした。
147 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 03:16:33.80 ID:lls10Asv0
さてこれから放課後の学校で濃厚レズセックスか…支援だな。
エロなくても唯憂なら支援だな。
148 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 03:19:33.71 ID:1cDqNwv70
少し夕日が差し込むこの教室で。
私達は唇を通じて一つになった。
今度こそ憂にとって本当のファーストキスだ。
それも私も同じだった。
私達は長い間口付けを交わす。
今はただ優しく触れるだけだ。
これでいい。今はこれでいい。
この優しく甘いキスが私達のファーストキス。
この上ない幸せが私達を包んでくれた気がした。
憂……大好きだよ。
149 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 03:20:43.84 ID:EDDGWcXkO
し
150 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 03:23:57.11 ID:1cDqNwv70
唯「ふぁ……」
憂「んん……」
長い長い口付けを終え、顔を離す。
憂「よかった……」
唯「……よかった」
唯「ういー」
力強く抱いた。
腕に再び残る憂のぬくもり。
それはいつでも、どんな時でも心地よかった。
憂「さっ、お姉ちゃん帰ろう」
憂「今日は記念日。何か美味しいもの作るから」
唯「あっ。まだ部活が……」
憂「えへへ……部活はいいの」
憂はニコッと笑う。
部活――ああ、あずにゃんが何か言ってるかな。
そして私達は手をつないで家へと向かった。
夕日が眩しく私達を紅く染める。
それは手をつないで、少し頬が紅くなっているのを隠すように染めてくれた。
やはり百合は文化の極み
152 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 03:27:15.03 ID:1cDqNwv70
憂「お姉ちゃん、今日は何が食べたい?」
唯「んー憂の好きな物!」
憂「じゃあ、お姉ちゃんの好きな物だね」
唯「うん、そうだねー」
私達は笑いあった。
今日笑いあえたから、明日も笑いあえる。その次の日も。
私達だから笑いあえるんだ。
だって、私の妹はこんなにも可愛いから。
誰だって笑顔になるよ。
そして私は特別に笑顔になるんだ。
だって憂のことが好きだから。
憂もだよね。
唯「うーいー」
憂「なーにー」
唯「可愛いよ」
憂「お姉ちゃんも」
おしまい
いい話だった
おつ!!!
154 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 06:36:11.67 ID:mA62l3TMO
いいね
オツ
155 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 07:20:05.55 ID:T8YETWZ/0
すごくよかった乙
156 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 07:41:31.33 ID:UP5WSMDX0
乙!
はいはい神スレ神スレ
ホントにね神スレだわ
158 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 07:56:04.85 ID:gxdfpNkaO
すばらしい
ありがとうありがとう
159 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 09:10:26.32 ID:UzyPBvb50
すばらしいの一言に尽きる
よくやった
本当によくやった
161 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 10:30:14.84 ID:EbKqzjQXP
ありがとう
ありがとう
唯憂は最高
163 :
唯「憂がかわいすぎてもうペロペロ」:2010/10/19(火) 14:39:37.12 ID:f9qch6Io0
――妹のことが好きです。
毎晩のように妹に強請るアイスクリームよりも、周りにいるどんな人よりも。
でも、そんなことを伝えられないこの立ち位置が、どうしようもなくもどかしい。
姉妹、そんな言葉がいつだって私たちには付き纏います。
小さい頃から、私たちは仲がいい姉妹とよく言われてきました。
妹はそれをただ純粋に喜び、私はただ子どもだったが故に喜んでいました。
しかし、今ではその言葉も私に現実という壁を叩きつける重く辛い宣告でしかなくなり、
言われる度に、私は耳に泥水を流しこんでも塞いでしまいたい衝動に駆られるのです。
辛い、とっても辛いのです。
この気持ちを、誰か、妹でなくて良いからぶちまけてしまいたい。
でもそれさえも私には許されないのです。
ただ同じ母親から生まれてきた、その事実が一生立ち塞がり消えることはありません。
年齢を重ね、次第に現実感を帯びる私の届かない想いは、何度枕を濡らしたか分かりません。
この気持ちはいっそのことなくなってしまえばいいのに。
そんな考えだって何度したか分かりません。
でも、妹の声を聞くたび、笑顔を見るたびにその気持ちは大きくなる一方なのです。
ただ、安心できるのは側にいる時だけ。
妹の隣は、まるでそれらのどうでもいいことからは隔絶されたような、ゆっくりとした時間が流れるのです。
せめて、この時間だけは許してほしい。
誰に向かってでもなく、私は少しの罪悪感に苛まれながら横の温かさを確かめます。
164 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 14:56:31.42 ID:f9qch6Io0
「お姉ちゃん?」
聴き馴染んだ、未だに聴くに慣れない妹の声が向けられます。
心配させてしまうなんて、全く以てダメな姉です。
「なーに?」
ソファの上で妹に寄り添いながら、気取られないように答えます。
「今、なにか考えてたでしょ」
人の心情の変化に聡い妹は、たったこれだけの事にも勘づいてしまいます。
心配は掛けたくないのに。
「……憂には隠せないね」
甘えてしまう私。
「うん。お姉ちゃんのことだもん」
飛び上がるほど嬉しいその言葉に、また抱いてはいけない甘えと恋慕の気持ちが大きくなります。
私の妹は、私のことを誰よりも分かっていてくれる。
そう思っただけで、どんどん顔が熱くなってきて、遂には見られないように伏せてしまいました。
「……教えてくれる?」
優しさから向けられるその言葉と、晒してしまいたい誘惑に、私は堪らなくなって憂へと振り向きました。
165 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 14:59:57.82 ID:EDDGWcXkO
よし
166 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 15:10:41.44 ID:f9qch6Io0
言ってはいけない。
だから少しでもこの気持ちに気づいてもらえたら、と私は一抹の期待をかけ、そんな目で憂の目を見据えます。
「……お姉ちゃん?」
すぐに妹は、その目線に含まれたものがあると感づき、少しばかり思案を始めます。
もし気づいて貰えたら、私はどうしたらいいのかな。
期待するのは僅か、でもその希望に心の大半を占められて私の体は強ばるばかり。
「……憂?」
気がつくと、憂は私を見返してまた何かを伝えるように目線を送っています。
意味が解らない私は、その目に込められた意図を読みあぐんでいました。
――その時までの私は、きっと逃げていたから。
綺麗なままの憂の丸い目に見つめられて、
――だから気づいていないふりばかりが上手くなって、ずっと憂に期待を向けていただけ。
私は恥ずかしさのあまり目線を逸らしてしまいます。
――苦しんで苦しみ抜いたというのも、自分は何もしなかったから、その言い訳をしただけ。
でも憂は私を見つめたまま、
――本当に苦しかったのは、私なんかじゃない。
私に言葉を求めるように、じっと、その場を動きません。
167 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 15:22:18.60 ID:f9qch6Io0
言わなければいけない言葉は分かっていました。
きっと、憂も同じ気持ちだと分かっていました。
だけど、自信も勇気もない私には、それだけを知って逃げることしかしませんでした。
憂はなんでも出来る自慢の妹だから。
だからいずれ憂から、なんて甘い考えを何時までも持ち続けていたのです。
いざという時は、お姉ちゃんが。
なんてそんな考えは、都合よく何処かへ追いやったまま。
でも、今はもう逃げることは出来ません。
憂が、大好きな憂が私に期待していてくれるから。
例え常識が駄目だと言ったところで、私にとって憂は全てなのです。
憂を失望させてしまいたくないから、憂にいよいよこの気持ちを伝えなくてはならないから、
私は暗澹たる心の淵から、どうにか勇気と言うものを振り絞りました。
「…う、憂」
「なあに、お姉ちゃん」
「言いたいこと、あるから。…聞いて欲しい」
「…うん」
168 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 15:29:36.37 ID:f9qch6Io0
何回も気休めにしかならない深呼吸をして、どうにか暴れまわる心臓を抑えます。
優しい憂はそんなことに何も言わずに待っていてくれて、それが私の緊張を煽ります。
いよいよ静かになるリビング。
「仲の良い姉妹」にとっては、些か不自然な雰囲気かもしれません。
そして私は、
「…私ね」
世界で一番大切な人に、
「うん」
逸る心臓に負けてしまいそうな声で、
「……憂のこと、すき」
告白、をしました。
169 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 15:40:01.37 ID:f9qch6Io0
「そっか」
分かっていたかのように呟く声は、少しばかり私を不安にさせます。
「……うん」
憂の表情を確認しようとしても、上を向いてしまって見えません。
私の中には、たった今の言葉が反芻して今にも消えてしまいたくなってしまいます。
言ってもよかったのかなんて、そんなことは未だに見当もつかないまま。
「お姉ちゃん」
同じく上を仰いで、その隙に漏れる妹の言葉。
「えっ…」
振り向く間もなく、私の頬には柔らかい感触が広がります。
「あっ……」
そのまま動けなくなってしまった私は、僅かに感じる吐息に更に体を強ばらせて。
「これが……返事?」
たった一つ、尋ねました。
170 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 15:49:19.15 ID:f9qch6Io0
「分からない?」
頭の良い私ではないから、素直に返事を返します。
「うん」
すると憂は、ちょっぴり困った顔をして、私の頬を両手で抑えました。
「えっ?」
「しーっ」
子どもを窘めるように囁く憂は、私の体から力を奪います。
「これなら……分かるよね?」
そして、触れ合ったのは唇どうし。
初めてのその感触は、私の視界から憂意外を全部取り払ってしまいます。
目の前に映るのは、想いを告げた私の妹。
意識が飛んでしまいそうな感覚を、なんとか頬の温もりだけで留めます。
離れてしまう唇がとっても名残り惜しく、
それでも、私はもうこの幸せを手放すことはありません。
おしまい。
171 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 15:49:59.31 ID:f9qch6Io0
次はエロで誰か頼む
172 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 16:34:15.30 ID:T8YETWZ/0
最高すぎる、何だこの神スレ
はいはい神スレ神スレ
次は誰が書くんだ、え?
174 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 17:49:40.13 ID:gxdfpNkaO
おつ
次こい!
175 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 19:08:15.33 ID:UzyPBvb50
まあこれでおしまいでもいいさ
2人とも乙
176 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 19:27:40.37 ID:LV2iG5Eg0
いいねえいいねえGJです!
今日は素晴らしい。
178 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 21:41:14.69 ID:/vFkwOGRO
乙
179 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 22:32:04.02 ID:Uig0aVxyP
いつの間にか良スレになってた、乙
180 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 22:56:13.70 ID:6jWtGIi6O
帰るまで保守
181 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 23:48:31.44 ID:EbKqzjQXP
おつ
心が洗われる
182 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 00:48:24.18 ID:8kPXEtaiP
おつ
183 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 01:59:29.90 ID:o3Gtm5Ap0
次
次?
185 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 02:23:15.95 ID:7LFuKSxjO
次が来てくれるまで落とさないんだから
186 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 02:52:55.60 ID:ZU34p8O2P
平沢家!
憂「ただいま…っと」ガチャ
憂「…」トテトテトテトテ
憂「…」ポスッ
憂「…ふう」ストン
憂「…」
憂「…さてt」
唯「うーいー!お帰りー!」ガバッ
憂「きゃああああ!?」ガッターン
187 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 02:55:05.35 ID:36UgAVrJO
中の人が残念
188 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 02:55:05.75 ID:9CogX+uI0
これはきたということでいんですか?
189 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 03:00:01.59 ID:gD1bfLenP
始まった?
190 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 03:01:26.74 ID:ZU34p8O2P
憂「かかか…帰ってたんだ!?」ドッキドッキ
唯「う、うん、大丈夫?痛くない?」ナデナデ
憂「だ、大丈夫…///」ズッキズッキ
唯「びっくりさせてごめんね?」
憂「ううん」
唯「憂、おかえり。」
憂「ただいま。」
191 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 03:05:41.36 ID:ZU34p8O2P
憂「ところで今日は早かったね。」
唯「うん。ワックスがけで部室が使えなかったから。」
憂「そういえばそうだね。」
唯「憂はこの時間まで何してたの?買い物じゃないみたいだけど。」
憂「えっ」
唯「えっ」
192 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 03:13:42.58 ID:ZU34p8O2P
憂「…」
唯「…」
憂「…」
唯「…」
憂「…冷蔵庫にあいすあるよ?」
唯「わーいあいすー!」
唯「うまうま」シャリシャリ
憂「ふふっ♪(良かったごまかせた)」
唯「おいしー♪(はぐらかされた…)」
193 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 03:23:39.69 ID:ZU34p8O2P
よくじつ!
律「お茶ー!」
澪「練習だろ!」ゴチン
律「あいたっ!?」
紬「ふふ♪」
唯「お茶にしようよー」ブーブー
梓「練習しましょうよ…昨日も部室が使えなかったわけですし。」
唯「あずにゃんぶん補給ー」ギュー
梓「にゃあ!?」
紬「あらあら♪」
憂ちゃん可愛い
195 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 03:32:24.81 ID:ZU34p8O2P
澪「まったく、昨日楽器屋行ってスティック一緒に選んでやったのに…」ブツブツ
律「いいじゃんいいじゃん♪」
紬「あらあら、昨日は二人ででかけてたの?」
澪「べっ…べつにデートとかそんなんじゃないからな!?」アセアセ
律「久しぶりに二人の時間を過ごしたわけじゃないからな!?」アセアセ
紬「あらあらあらあら♪」ツヤツヤ
唯「おおお!(りっちゃん澪ちゃん、付き合ってたんだ!)」
梓「(澪センパイ!?そんな…律センパイと…)」ガーン
196 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 03:39:17.05 ID:ZU34p8O2P
律「あっそういえば!」
紬「何?何?」
律「昨日あの楽器屋の近くで憂ちゃん見かけたんだ。」
澪「そういえば。」
唯「え?憂?」
澪「見かけたは良いけど、なんかそわそわしてたし、ちょっと声かけづらかったんだよな。」
律「うんうん。周りの目を気にしてたっていうか。」
律「って、唯なにか知らないの?」
唯「うん…。」
197 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 03:45:30.89 ID:ZU34p8O2P
唯「昨日出掛けてたみたいだけど、聞いたらはぐらかされちゃって…。」
澪「憂ちゃんがはぐらかしたのか?なんかめずらしいな。」
梓「私も何も知りませんけど。」
紬「なんだったのかしら?」
律「うーん…」
律「…男、かもな。」
唯「」
唯「…えっ?」
198 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 03:52:54.21 ID:ZU34p8O2P
梓「(そんな…憂…!)」ガーン
澪「それはあるかもしれないな。」
律「憂ちゃんみたいな娘が彼女だったら男は幸せだろうな。」ウンウン
紬「お…お…お…」ゴゴゴゴ
梓「?」
紬「オトコォオオオオオ!?」
澪「ひいっ!?」ビクゥ
199 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 03:59:18.59 ID:ZU34p8O2P
紬「あんな物ねっ、ただヤリたいだけの猿よ!?殺しましょう!今斉藤にヒットマンの手配をさせるわ!?」ズゴゴゴ
律「ムギ!?」
梓「む、ムギセンパイ、殺すのはマズイです!」
澪「みえないきこえない」ガクブル
唯「」
200 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 04:03:19.71 ID:ZU34p8O2P
紬「じゃあ去勢よ!憂ちゃんが汚される前にキ◯タマえぐり出して一個ずつ食わせてやるわ!その後殺す!」ズゴゴゴ
律「ムギ!?」
梓「ダメだこの人(でも去勢には賛成)」
唯「」
201 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 04:15:37.67 ID:mUeW0+6r0
202 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 04:17:05.35 ID:ZU34p8O2P
梓「まあ、男の人と決まったわけではないですから…」
紬「フーッフーッ!」
唯「…」
律「唯、どうした?妹に先越されてショックか?」
澪「だから決まったわけでは…」
唯「…分かんない。」
唯(憂…好きな人が出来たなら相談してくれても良かったのに…)
唯(でも…なんだろうこの感じ…胸の奥が締め付けられる…)
唯「…」
律「…」
律「唯、今日はもう部活は終わりにして、私の家でちょっと料理の練習でもしよう。」
梓「ええ?練習は?」
律「唯がこんなんじゃ練習にならないよ。」
ふむ
204 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 04:26:07.71 ID:ZU34p8O2P
澪「でもなんで料理?」
律「憂ちゃんが部活もせずに家事をしてるのは唯の部活のためだし、そのために憂ちゃん自信の時間が持てないのは部長として申し訳ない。」
律「それに大学受かったら唯も一人暮らしだろ?だから今から少しでも練習しといても損はないはずだ。」
律「簡単なやつならわたしも教えれるからさ。」
205 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 04:32:38.06 ID:ZU34p8O2P
紬「そういうことなら私も協力するわ。」
梓「律センパイもたまにはマトモなこといいますね。」
律「おいこらたまにってなんだ中野」
澪(普段おちゃらけてるけどこういうとこちゃんとしてるんだよな、律は。)
律「それでいいだろ?唯。」
唯「…うん。」
梓(…唯センパイ…?)
206 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 04:38:21.24 ID:ZU34p8O2P
琴吹家キッチン!
梓「すげえ…」
澪「広い…」
律「よ、よ、良かったのか?急な思いつきのためにこんなん使わしてもらって…」ビクビク
紬「いいのよ♪」
唯「ありがとう、ムギちゃん。」
紬「いいえ♪」
律「じゃあ早速始めようか…」
207 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 04:39:33.89 ID:mUeW0+6r0
むぎは語尾に♪ついててかわいい
208 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 04:41:40.51 ID:ZU34p8O2P
唯「うおお…!」ジュー
唯「ぬおお…!」ガッターン
唯「ふおお…!」ガッチャーン
唯「るおお…!」ドグチュア
…
…
…
209 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 04:42:58.35 ID:o3Gtm5Ap0
支援ぬ
210 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 04:49:58.40 ID:ZU34p8O2P
鍋「ズゴゴゴ」プシューブシュー
皿「オオオーン」ボシュッボシュゥー
唯「…」
律「ま、まあ慣れないうちはこんなもんだよ…」
澪「…ど、独創的でいいと思うよ…」
梓「いや流石にこれはねーよ」
紬「皆で料理たのしかったわ!」
211 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 04:58:08.30 ID:ZU34p8O2P
唯「私…」
律「ん?」
唯「私いつもこんな重労働を憂一人にやらせてたんだね…」
唯(憂…)
梓(唯センパイ…もしや…)
律「まあ何度も言うけど慣れだと思うよ。」
澪「そうだな。律も最初の方はアレだったしな。」
律「澪ちゅわーん。そういうことは私より上手くなってから言いましょうね。」
澪「うっ…それは言わないで…」
紬「あらあら♪」ニヤニヤ
212 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 05:07:12.35 ID:ZU34p8O2P
律「唯や憂ちゃんが嫁に行ったりしてからじゃ遅いからな。今から少しずつでもこうやって練習しよう。」
唯「!」
唯「…」
唯「…だよ」ボソッ
律「?」
唯「やだよ…」
澪「唯?」
唯「どんな美味しいご飯も一人じゃやだよ…」ポロポロ
紬「唯ちゃん?」
唯「どんなに美味しくても、隣で憂が笑ってくれないとやだよ…」ポロポロ
213 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 05:15:42.91 ID:ZU34p8O2P
梓「唯センパイ…もしかして憂のこと…」
唯「分かんない…」
唯「でも…憂のことならなんでも知ってるって思ってたのに…」
唯「私の知らない所でこんなに苦労してたり…」
唯「昨日だって私の知らない所で何やってたんだろうって…」
214 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 05:16:14.37 ID:wXAHazlIO
おうおう
215 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 05:22:31.21 ID:ZU34p8O2P
唯「憂が私の知らないうちに変わっていっちゃうのがさみしくて…」
唯「私が先に置いて行っちゃったからなのかな…」
唯「憂のことで頭がいっぱいで…」
梓「唯センパイ…」
216 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 05:26:28.39 ID:ZU34p8O2P
唯「女の子同士だし…それに妹にこんな感情持つなんて…」
澪「…」
唯「りっちゃん…澪ちゃんと付き合う前はりっちゃんも辛かったの…?」
律「ああ…。」
217 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 05:33:02.60 ID:ZU34p8O2P
律「でも唯、辛そうにしている唯に敢えて苦言を呈するが、」
律「少なくとも私と澪がこうして付き合ってるから、じゃあ私もいいのかな…みたいな考えは捨てて欲しい。」
律「幸いにも私達はこうしてお互い想い合うことができてるわだけど、」
律「想いを伝えるためには相当な覚悟が必要だった。」
218 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 05:39:47.18 ID:ZU34p8O2P
律「澪との関係が壊れるかもしれないし、澪を傷つけてしまうかもしれない。」
律「それに女の子同士で付き合うなんて世間では認められてないことだし、外の世界に出れば風当たりも強くなるかもしれない」
律「澪とはずっと一緒に居たいけど、お互いの自分の家族にすら打ち明けられないでいる。」
律「自分の一方的な感情で澪を巻き込んでしまっている…」
澪「律…」
219 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 05:45:48.57 ID:ZU34p8O2P
律「まして憂ちゃんは妹だ。下手したら一生ものの傷ができるかもしれない。」
律「だから唯がどんなにくる苦しくても、私はこれ以上唯の力にはなれない…」
唯「…うん…」
律「もちろん相談があれば全力で応えるよ。」
律「でも想いを伝えるのか、しまっとくのか、結局は唯が自分で決めるしかない。」
220 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 05:51:36.78 ID:ZU34p8O2P
唯「うん…。」
澪「辛いかもしれないけど、憂ちゃんが大事なら精一杯悩め。苦しんだだけ強くなれるはずだ。」
紬「でもね…唯ちゃん…」
唯「それでも辛くてどうしようもなくなったら…」
紬「私達が一緒に泣いてあげるから…」ポロポロ
紬「だって私達…友達でしょ?」ポロポロ
221 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 05:53:21.11 ID:ZU34p8O2P
訂正
×唯「それでも辛くてどうしようもなくなったら…」
◯紬「それでも辛くてどうしようもなくなったら…」
222 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 05:59:10.28 ID:ZU34p8O2P
唯「ムギちゃん…」ポロポロ
律「ああ…私達もだ…」ポロポロ
澪「辛くなったら遠慮なく言ってくれ」ポロポロ
唯「みんなぁ…ありがとう…」ポロポロ
梓(私も軽音部の一人として一緒にやってきたけど…)
梓(センパイ方の間には目にみえない絆みたいなのがあったんですね…。)
梓(わたしもまだまだです…)グスッ
223 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 06:07:36.57 ID:ZU34p8O2P
梓(それにしてもムギセンパイは…)
律「まあもう遅いしそろそろ帰ろう。」
澪「唯。あんまり憂ちゃんに心配かけないようにな。」
唯「うん。」
紬「みんな、斉藤が車で送って行ってくれるそうよ。」
梓「うおリムジンだ」
224 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 06:13:21.23 ID:ZU34p8O2P
平沢家!
唯「ただいま…」
憂「お姉ちゃん!遅かったね、遅くなるなら連絡してほしかったのに!めっ!」
唯「ごっごめん…///」
唯(まともに顔見れない…)
憂(…?)
225 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 06:17:26.57 ID:ZU34p8O2P
翌日!
唯「ういーっす…」ヌラリ
律「すごいクマだな…」
唯「眠れなくて…」
澪「憂ちゃんのことか…」
唯「うん…」
紬「あんまり無理しちゃダメよ?」
唯「うん…」
梓(そういうムギセンパイにもクマが…やっぱり…)
226 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 06:20:44.80 ID:ZU34p8O2P
律「みんな揃ったことだしお茶にしよう。」
梓「練習は?」
唯「わーいお菓子ー!」
澪「まあしょうがないよな。」
紬「はいはい♪ちよっと待ってね。」
227 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 06:22:51.98 ID:ZU34p8O2P
唯「じゃあ練習しよう!」
梓「!」
梓「大丈夫なんですか?」
唯「うん。」
228 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 06:31:48.87 ID:ZU34p8O2P
唯「私決めたんだ。憂に気持ちを伝えるよ。」
律「…そうか。」
唯「憂にはすでに彼氏がいるのかもしれないし、ダメだったとしても家族として一生付き合って行かないといけないけど、」
唯「でもやっぱり想いを伝えたい。」
唯「憂は本当にいい女の子だし、好きになって良かったって思えるようになれるはずだもん。」
唯「もう決めたんだ。だからもうクヨクヨしないよ。」
229 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 06:35:30.23 ID:ZU34p8O2P
律「なら私がいうことはもうないな。唯、上手く行くといいな!」
唯「うん!」
澪「唯、つよくなったな。」
唯「?」
澪「なんでもない。」
梓(恋は女の人を強くするんですね。)
紬「…」
230 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 06:38:06.64 ID:1em9Nj3yO
支援
231 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 06:41:02.96 ID:ZU34p8O2P
律「ふぃ〜つかれた〜」
澪「今日はまあまあだったな。」
唯「今日は真っ直ぐ帰るよ!」
律「ひょっとして今日決行するの?」
唯「うん。」
澪「ずいぶん早いな。」
唯「思い立ったら吉原ってね。」
澪「吉日な。」
232 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 06:45:51.84 ID:ZU34p8O2P
紬「みんな、私はちよっとやる事があるから先に帰ってて。」
律「…分かった。じゃあ帰ろうか。」
澪「ムギ、また明日。」
唯「ムギちゃん、バイバイ!」
梓「ムギセンパイ、また明日。」
紬「みんな、さようなら。」
233 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 06:49:26.27 ID:ZU34p8O2P
昇降口!
梓「…やっぱり私もやる事があったのでちよっと残ります。」
律「…そうか。」
澪「夜も遅いから気をつけてな。」
唯「あずにゃんバイバイ。」
梓「皆さんまた明日。」
234 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 06:52:18.59 ID:ZU34p8O2P
音楽準備室!
梓「…失礼します。」
紬「…梓ちゃん?」
梓「ムギセンパイ…泣いてるんですか?」
紬「…ええ。」
梓「ムギセンパイ…唯センパイのことが…」
235 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 06:55:48.39 ID:7LFuKSxjO
支援
236 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 07:39:39.34 ID:ZU34p8O2P
紬「…」
梓「やっぱり…」
紬「…梓ちゃんも唯ちゃんのことがすきだったんでしょ?」
梓「…はい。」
紬「…だったら分かるでしょう。一人にしてちょうだい。」
梓「…」
237 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 07:48:01.13 ID:ZU34p8O2P
梓「唯センパイのこと好きでしたが、ムギセンパイだって大好きです。」
紬「…」
梓「そんなムギセンパイが辛くてどうしようもなくなったら…」
梓「私が一緒に泣いてあげますから…」
紬「!」
紬「あずさちゃ…うっ…ひっぐ…!」
梓「ムギセンパイ…ぐすっ…ぐすっ…!」
唯「ムギちゃん…あずにゃん…ごめんね…」
律「…」
澪「…」
238 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 07:53:03.23 ID:ZU34p8O2P
平沢家!
唯「うーいーただいまー」
憂「おかえりお姉ちゃん!」
唯「憂、あのね、よく聞いてほしいんだ…」ジッ
憂「ど、どうしたのお姉ちゃん…」
唯「私…憂が…」
憂「!」
憂「そうだ!」
憂「お姉ちゃんちょっと待ってて!」
唯「へっ?」
239 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 08:06:32.57 ID:ZU34p8O2P
憂「お姉ちゃんこれ受け取ってくれる?」
唯「これ…ギターのピックとストラップ?」
憂「あ、あのね、使い易さとかよく分からないからさ、使ってくれなくてもいいんだ。」
憂「演奏してる時のお姉ちゃんはかっこよくてすごい輝いてるし」
憂「きっと軽音部の皆さんと一緒だから楽しいんだって」
憂「きっとそこに私の入る隙間はないと思うけど」
憂「軽音部のお姉ちゃんのファン一号としてお姉ちゃんにもらってほしいんだ。」
憂「一昨日みんなに内緒でお姉ちゃんを驚かそうと思って楽器屋さん行ってみたんだけど」
憂「どれにしていいか分からなくて帰るのが遅くなっちゃったんだ。」
240 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 08:10:02.58 ID:SLi6VKfc0
万民の神「万民の神これ受け取ってくれる?」
万民の神「これ…ギターのピックとストラップ?」
万民の神「あ、あのね、使い易さとかよく分からないからさ、使ってくれなくてもいいんだ。」
万民の神「演奏してる時の万民の神はかっこよくてすごい輝いてるし」
万民の神「きっと軽音部の皆さんと一緒だから楽しいんだって」
万民の神「きっとそこに俺の入る隙間はないと思うけど」
万民の神「軽音部の万民の神のファン一号として万民の神にもらってほしいんだ。」
万民の神「一昨日みんなに内緒で万民の神を驚かそうと思って楽器屋さん行ってみたんだけど」
万民の神「どれにしていいか分からなくて帰るのが遅くなっちゃったんだ。」
241 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 08:12:34.72 ID:ZU34p8O2P
唯「憂…」ポロポロ
憂「お、お姉ちゃん!?」オロオロ
唯「ありがとう…だいじにするよ…」
憂「う…うん…。」
憂「ご飯もうすぐ出来るからちよっと待っててね。」
唯「憂」
憂「え?」
唯「私…憂のことが…」
242 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 08:14:45.82 ID:SLi6VKfc0
万民の神「万民の神…」ポロポロ
万民の神「ば、万民の神!?」オロオロ
万民の神「ありがとう…だいじにするよ…」
万民の神「う…うん…。」
万民の神「ご飯もうすぐ出来るからちよっと待っててね。」
万民の神万民の神」
万民の神「え?」
万民の神「俺…万民の神のことが…」
243 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 08:20:56.15 ID:ZU34p8O2P
>>240 モンスターエンジンの神々の遊びを思い出してニヤけちゃったじゃねいか
街中!
唯「ハアハア…!」タッタッタッタッ
唯「憂…私が好きだって言ったら急に家を飛び出して…!」
唯「いったいどこに…」
唯「!」
唯「あそこは…小さい頃憂と一緒によく遊びに来た公園…」
唯「もしかして…」
唯「!」
唯「憂!」
憂「!」
244 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 08:24:13.47 ID:SLi6VKfc0
>>243 モンスターエンジンの神々の遊びを思い出してニヤけちゃったじゃねいか
街中!
万民の神「ハアハア…!」タッタッタッタッ
万民の神「万民の神…俺が好きだって言ったら急に家を飛び出して…!」
万民の神「いったいどこに…」
万民の神「!」
万民の神「あそこは…小さい頃万民の神と一緒によく遊びに来た公園…」
万民の神「もしかして…」
万民の神「!」
万民の神「万民の神!」
万民の神「!」
245 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 08:25:15.97 ID:ZU34p8O2P
唯「ハアハア…憂…こんな時間に一人でこんな所にいたら…」
憂「お姉ちゃん…」
唯「急に好きだって言われてどうしていいか分からなかったのかもしれないけど…」
唯「べつに応えは急がなくてもいいんだから…」
憂「…」
246 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 08:29:51.09 ID:SLi6VKfc0
万民の神「ハアハア…万民の神…こんな時間に一人でこんな所にいたら…」
万民の神万民の神…」
万民の神「急に好きだって言われてどうしていいか分からなかったのかもしれないけど…」
万民の神「べつに応えは急がなくてもいいんだから…」
万民の神「…」
247 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 08:33:14.72 ID:ZU34p8O2P
>>244 やwwwwめwwwwれwwww
辛くなってくるから
憂「私はずっとずっと前からお姉ちゃんのことが好きだった…」
憂「でもこの気持ちは心の中にしまっておこうと決めてたの…」
憂「それに…お姉ちゃんが大学に合格したら距離をおけるし…」
憂「それで諦めもつくと思ってたの距離」グスッ
唯「憂…」
憂「今になって…そんな…」ヒック
248 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 08:38:21.47 ID:SLi6VKfc0
>>247 やwwwwめwwwwれwwww
辛くなってくるから
万民の神「俺はずっとずっと前から万民の神のことが好きだった…」
万民の神「でもこの気持ちは心の中にしまっておこうと決めてたの…」
万民の神「それに…万民の神が大学に合格したら距離をおけるし…」
万民の神「それで諦めもつくと思ってたの距離」グスッ
万民の神「万民の神…」
万民の神「今になって…そんな…」ヒック
249 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 08:41:15.24 ID:ZU34p8O2P
>>246 俺が投下するのを待ち構えててすかさず改編する姿を想像してにやけた
唯「憂…置いて行っちゃってごめんね。」
唯「でも…私は憂のこと待ってるから。」
唯「憂がいないと私…」グスッ
憂「お姉ちゃん…」グスッ
唯「憂…」
憂「お姉ちゃん…大好きだよ…」
唯「うん…」
憂「帰ろう!」
唯「うん…!」
250 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 08:44:42.03 ID:SLi6VKfc0
>>249が投下するのを待ち構えててすかさず改編する姿を想像してにやけた
万民の神「万民の神…置いて行っちゃってごめんね。」
万民の神「でも…俺は万民の神のこと待ってるから。」
万民の神「万民の神がいないと俺…」グスッ
万民の神「万民の神…」グスッ
万民の神「万民の神…」
万民の神「万民の神…大好きだよ…」
万民の神「うん…」
万民の神「帰ろう!」
万民の神「うん…!」
251 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 08:47:17.85 ID:ZU34p8O2P
>>248 ミスった所まで再現しないでくれよ
平沢家!
唯「お腹空いたー!」
憂「ご飯冷めちゃったね。」
唯「ついでに体も冷えたー」ギュー
憂「もう…///」
唯「あったかあったか!」
憂「あったかあったか!」
唯「…恋人どうしになっちゃったんだね、私達…///」
憂「…うん…///」
唯「でもこうしてるといつもと変わらない気が…」
うん「そ、そうだね…」
252 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 08:50:58.35 ID:SLi6VKfc0
>>251 ミスった所まで再現しないでくれよ
万民家!
万民の神「お腹空いたー!」
万民の神「ご飯冷めちゃったね。」
万民の神「ついでに体も冷えたー」ギュー
万民の神「もう…///」
万民の神「あったかあったか!」
万民の神「あったかあったか!」
万民の神「…恋人どうしになっちゃったんだね、俺達…///」
万民の神「…うん…///」
万民の神「でもこうしてるといつもと変わらない気が…」
うん「そ、そうだね…」
253 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 08:59:09.52 ID:GM1BpqUYO
自動支援機能つきか
うらやましい
254 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 09:00:17.83 ID:ZU34p8O2P
×うん「そ、そうだね…」
◯憂「そ、そうだね…」
唯「じゃ…じゃあ…キス…なんぞを…///」
憂「えっ?///」
唯「ちう〜」ムチウー
憂「お姉ちゃん…その顔でキスはちょっと…」
唯「どーせへんな顔ですよ!」プンスカ
唯「知らない!」プイッ
憂「もう…」
255 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 09:03:09.75 ID:SLi6VKfc0
×うん「そ、そうだね…」
◯万民の神「そ、そうだね…」
万民の神「じゃ…じゃあ…キス…なんぞを…///」
万民の神「えっ?///」
万民の神「ちう〜」ムチウー
万民の神「万民の神…その顔でキスはちょっと…」
万民の神「どーせへんな顔ですよ!」プンスカ
万民の神「知らない!」プイッ
万民の神「もう…」
256 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 09:04:11.43 ID:ZU34p8O2P
>>253 えっ?これそういうシステムなの?
唯「…」
憂「…」
唯「…」
憂「…顔に何かついてるよ?」
唯「えっ?」クルッ
チュッ
唯「あっ…///」
憂「料理あっためないと///」スタスタスタ
唯「ういー!」
唯「ずるいよ!」
完
257 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 09:06:34.10 ID:SLi6VKfc0
>>256 えっ?これそういうシステムなの?
万民の神「…」
万民の神「…」
万民の神「…」
万民の神「…顔に何かついてるよ?」
万民の神「えっ?」クルッ
チュッ
万民の神「あっ…///」
万民の神「料理あっためないと///」スタスタスタ
万民の神「万民の神ー!」
万民の神「ずるいよ!」
完
258 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 09:12:56.27 ID:ZU34p8O2P
なんか書いてるうちにスレタイから大きくズレてしまうししかもがっつりスレ使っちゃうし
集中力切れて誤字脱字も凄い多いし、なんか話もグダグダだし途中さるさんくらって書き込めなくなる
やっぱりSS職人は凄いんだなと思いました。
支援してくれた人、読んでくれた人感謝!
唯憂スレの職人さん達、俺に生きる希望を与えてくれてありがとう!
最後に改編の人、支援感謝!
別なもっと面白いSSの職人さんのことも是非支えてあげてください
皆さん本当にありがとうございました。
259 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 09:36:45.60 ID:o3Gtm5Ap0
乙
GJ!面白かったよー。改変の人のも面白かったww
261 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 10:32:58.64 ID:gD1bfLenP
乙
262 :
>>73:2010/10/20(水) 11:41:33.53 ID:xgI71Sge0
俺の姉―田井中律は、ハッキリ言って可愛くない
ルックスが、という訳じゃない。むしろ見た目は、弟の贔屓目をぬいてもいい方だと思う。
しかし、その性格や生活は少々ガサツだ。
律「聡ぃ!わたしのケーキ食べただろ!」ゴツンッ
第一に、言葉と一緒に拳が出てくる。
律「へ?わたしが帰ってきて来てから、すぐに食べてた?」
律「そうだっけ?うぅ〜ん・・・・・・おぉっ!そうだったぁ!!」
第二に、バカだ。
律「いや〜スマンスマン」
律「え?もっと反省しろ?弟のくせに、姉に偉そうにするな〜!!」
第三に、理不尽だ。
姉の友人は「りっちゃんは男前だね〜♪」などと言っていた。
どうやら外でもそのガサツさを隠してはいないらしい。
いや、むしろ「男前」だけで済んでいるのなら、外では大人しくしている方なのか?
―とにかく
聡「姉ちゃん、少しは女らしくしろよ!!!」
そんな姉を女として意識し始めたのは、あの冬の日に
聡「姉ちゃん、いい加減持っていった漫画を返さない習慣なおせよな〜」
ブツブツと愚痴を言いながら姉の部屋に入ったときに見つけた、ベッドの上においてあった紙
聡「これ・・・この前、郵便受けに入っていた紙だ」
聡「手紙かな?・・・・・・・日頃の恨みだ・・・読んでしまおうか、な」
その紙、田井中律へのラブレターを読んでからだった。
冬の日 どんなに寒くても 僕は幸せ
白い吐息 弾ませて駆けてく君を見てると 切り揃えた髪がとても似合っている
でも 前髪をおろした君の姿も見てみたい
聡「こ、これは・・・ララ、ラブレターじゃないか!?」
あの姉にラブレターを出すなどという酔狂な輩がいることに驚愕しながら、もう一度その事実を反芻する。
ただの紙・・・しかし、それは数日前に郵便受けに入っていたのを覚えている。
実際にその紙を持った訳ではないが、あの朝に姉が郵便受けからその紙を取り出すところを見た。
そして、文面の幾つかが姉の容姿に符合する。
間違いない、これは姉に宛てたラブレターだ!
はじめてラブレターを見たという興奮。
何故あんな姉に?という、たくさんの疑問。
―そして、一抹の・・・不安と寂しさを感じる。
色々な感情が押し寄せる中で俺の口からでるのは、ただ溜め息だけだった。
265 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 12:47:14.01 ID:HFYF1O3U0
唯「あずにゃんの可愛さを100としたら憂の可愛さは53万だよ!!」
律「こぉおおらぁあああ!!!!」
声のした方を見ると、開けたままにしていた部屋のドアから、姉が拳を振り上げて迫ってきていた。
聡「ちょっ、これは、姉ちゃn」
律「勝手に部屋に入るなっていつも言ってr・・・!!!」
聡「?」
不意に姉の説教と拳が止まる。その視線は俺の手に握られたあのラブレターを捕らえていた。
聡「あの、姉ちゃん?」
律「聡。正座」
いつもの鉄拳制裁と違う、静かな声は感じたことのない気迫を帯びていた。
情けなくも言われるがままに正座をした。
言い訳などできる状況でもなかったし、ラブレターを読んだ罪悪感もあった。
律「聡」
姉は俺の前に正座しなおして、また静かな声で名前を呼んだ。
聡「は、はい」
今までにない姉の態度。
多分、これからされる説教や制裁も今までにないものになるだろう。
聡とか…スレタイよめ
律「ど、どう思う?」
聡「へ?」
姉の口から出たのは憤怒や侮蔑の言葉ではなかった。
色々と覚悟をしていた俺は、突然の問いかけに間の抜けた声で答えてしまう
聡「どう、思うって?」
律「そ、その紙!読んだんだろ!?」
律「その紙、どう思う?」
姉はじっと俺の目を見て改めて訊いてきた。
そのまっすぐな目にすら罪悪感を感じて、思わず目を背ける。
聡「紙って、これ。ラブレター・・・だよね?」
恐る恐る、姉の期待しているであろう答えを言ってみる。
ガサツな姉のことだ。
今にもドヤ顔で自分がいかに素晴らしい女か、卑しくも姉の手紙を盗み見た情けない弟に
勝ち誇った声で自慢してくるだろう。
しかし、そんな俺の予想と反して姉は
律「―――っ////」
真っ赤な顔で固まっていた。
270 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 13:13:47.36 ID:109IJ2MIO
いや続けてくれよ
いや、続けなくていいよ。不快だ
272 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 13:54:42.37 ID:oPudyZHsO
私は続きが気になるから書いて欲しい
273 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 14:06:56.19 ID:o3Gtm5Ap0
274 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 14:09:24.91 ID:wXAHazlIO
続きはよ
さすがに聡は別スレ立ててお願いします
別スレでやれ聡厨
277 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 14:56:47.00 ID:o3Gtm5Ap0
スレ立てた俺がいいって言ってるんだからいいだろ
278 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 15:07:49.83 ID:L5PRhTV+O
勝手にやりゃあいいと思うが
スレタイと内容がかけ離れてる以上、誰も読まないぞ
叩かれるだけだから、別スレ立てるほうがよほど賢い
279 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 15:08:31.17 ID:8kPXEtaiP
立て逃げ野郎に発言権があると思ってんの?
280 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 15:14:40.20 ID:GM1BpqUYO
281 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 15:15:01.02 ID:o3Gtm5Ap0
屋外で通信切れてちょくちょくID変わるけど
>>73みて書き始めた
反省してる
別スレでやるわ
283 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 15:24:32.31 ID:o3Gtm5Ap0
別スレでやるならID変えて支援するよ
スレが立てられなかったら言ってくれれば立てる
284 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 16:29:24.15 ID:I8eC7H4DO
唯「うーいーあいすー」
憂「ちょっと待っててね。今用意するからっ」
唯「ホント!?わぁい!憂、大好きっ!」ぎゅう…
憂「わっ!…えへへ」
憂「(私のお姉ちゃんはどうしてこんなにかわいいのだろうか)」
285 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 16:34:29.10 ID:I8eC7H4DO
憂「(平沢唯。私のお姉ちゃん)」
憂「(小さな頃からずっと一緒)」
憂「(私たちは同じお母さんから生まれた血の繋がった姉妹)」
憂「(姉妹だからずっと一緒にいられることが嬉しい)」
憂「(私はお姉ちゃんが大好きです)」
憂「(そんなお姉ちゃんのことを誰よりも大切に想っています)」
憂「(だから…)」
唯「人生相談があるのっ!」
憂「ええっ!?」
憂「(こんなこと言われたら焦ります)」
286 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 16:38:36.89 ID:I8eC7H4DO
憂「な、なにっ!?どうしたの!?」
唯「あー…その…実は…ね…」
憂「(な、なんだろう…深刻なのかな…)」
憂「(ま、まさかイジメとか!?)」
憂「(そんなのヤダ!優しいお姉ちゃんをいじめないでっ…!)」うるうる…
唯「ど、どしたの憂…?」
287 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 16:43:17.16 ID:I8eC7H4DO
憂「あっ…ご、ごめっ…」
唯「大丈夫?なんかあった?お姉ちゃんに言ってみれ?」ナデナデ
憂「あっ…」
憂「(やっぱりお姉ちゃんは底抜けに優しいです。自分の相談もそっちのけで慰めてくれる…)」
憂「(そんなお姉ちゃんが悩んでるだなんて…)」うるうる…
唯「……」
唯「(私の妹がこんなにかわいいのがつらい…)」
288 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 16:47:29.63 ID:I8eC7H4DO
唯「(ここ最近、私の妹がこんなにかわいいわけがないっ!って自分に言い聞かせてきたけど…)」
唯「(やっぱり、ういはかわいいよ…)」
唯「(がまんできないや…)」
唯「う、ういっ!聞いて!」
憂「は、はいっ!?」
唯「人生相談があるのっ!」
唯「姉が実の妹に恋愛感情を抱いてしまったらどうすればいいのかな!?」
憂「……」
憂「…えっ?」
289 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 16:50:06.47 ID:DdHP5zvS0
逆かよwでも支援
290 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 16:50:32.98 ID:I8eC7H4DO
憂「えと…」
唯「……」
憂「…お姉ちゃんの人生相談…?」
唯「私の人生相談!」フンス
憂「妹…って…」
唯「……」
唯「…それ、言わせれるの?///」
憂「(むっはぁ!!!)」
憂ちゃん可愛い
292 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 16:53:57.15 ID:I8eC7H4DO
憂「(そ…そんなことって…)」
唯「…やっぱり、ヘンだよね…女の子が自分の妹に恋愛感情なんて…」
唯「ご、ごめんね憂!今の…」
憂「お姉ちゃん!!」
唯「ひゃ、ひゃい!?」
憂「人生相談があるのっ!」
293 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 16:56:52.11 ID:I8eC7H4DO
唯「…えっ?」
憂「大好きな実のお姉ちゃんが実は私のことも好きだった!」
憂「こういう時、どうやって返事したら良いかわからないの!教えて!」
唯「えっ…それって…?」
憂「……」
憂「…もう言わせないで///」
唯「(むっはぁ!!!)」
294 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 16:59:08.78 ID:DdHP5zvS0
むっはぁ!!!
295 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 17:00:50.05 ID:I8eC7H4DO
唯「いいの!今のでもう充分!極上の返事だよっ!」
憂「えっ…?」
唯「…うい〜!!」ぎゅうっ…!
憂「わぁっ…!」
唯「…ういっ///」
憂「…///」
憂「(えへへ…あったかい///)」
憂「お姉ちゃんだぁい好きっ!!」
唯「私も憂、だぁい好きっ!これからもずぅっと一緒にいようねっ!」
憂「うんっ!」
おわる
296 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 17:06:45.65 ID:DdHP5zvS0
よかったよー乙
297 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 17:11:07.27 ID:1em9Nj3yO
乙
おつ!!
299 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 17:14:15.28 ID:jKjwALYUO
携帯からだと
>>287の右端が
自
慰
ってなってて反応した
お疲れ〜
300 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 18:09:32.86 ID:GM1BpqUYO
じゃあ次いこうか
301 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 19:09:24.16 ID:9CogX+uI0
GJ
やるじゃん
302 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 20:08:08.28 ID:QaNjh1Nv0
唯憂は最高
303 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 20:17:47.91 ID:EtkG94vn0
唯「何かの間違いだ」
律「へ?」
唯「……」
律「唯、今なんて…」
そう、これは何かの間違いだ。
我が妹の平沢憂。
辛うじて凡才と呼べる少々間の抜けた私の妹。
幸いなことにこの私の唯一の誉れ。
それが平沢憂の存在だった。
しかし、それはまた私と血が繋がっていることを否定出来ないということ。
であるからしてありえないのだ。
私の妹である憂が、そんなにかわいい筈など。
律「ゆいー?」
304 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 20:27:16.15 ID:EtkG94vn0
唯「ありえないよ……うぅ」
律「ゆ、唯?大丈夫か…?」
しかし妹は奇しくも私を苦悶の時間へと誘う。
その見紛う程の可憐さによって。
だから私の頭はこんがらがってしまう。
父と母の間で何か人前で言えないような事があって、それで腹違いだとか父親が別だとかならまだいい。
まだいいのだ。
けれども、私たちの顔は自分たちで自負しているほど似通っている。
髪型を同じにしてしまえば、判別出来る箇所は辛うじて目、雰囲気、更には、まあ胸程度だ。
これは私たちの血の繋がりを示す事実に他ならない。
なぜこんな姉のもと、あんな容姿端麗な妹が生まれたのか。
これはあの有名な謎群に加えて世界八不思議としてもいいくらいなのである。
唯「よし!」
勢い良く立ち上がり、私は高らかに声を上げる。
唯「憂に会ってこよう!」
今、正面からその美貌を拝めばなんとか分かるような気がしたのだ。
律「……そ、そうか」
305 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 20:28:38.80 ID:9CogX+uI0
おおはじまったか!
306 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 20:35:36.65 ID:EtkG94vn0
昼休み。人も疎らな廊下を走る。
私の妹は化学調味料満載の購買の怪しい小麦粉製品など食べず、
一切手作りの栄養満点健康第一のお弁当と愛情込めて日々私にまで作ってくれるから教室にいる筈だ。
一直線に、時には廊下を曲がりながら私は走る。
見えた。
あの妹のおかげで一際陽の光が差し込む教室が、我が妹の教室だ。
扉に手を掛け、その姿を探した。
唯「ういーっ!」
かわいい妹は、直ぐ様私を見つけて席を立ち上がる。
憂「お姉ちゃん?どうしたの?」
やや駆け足で私に近づいてくる間に、私はその全貌を舐めるように確認する。
唯「……ふむ」
やはり私の目に狂いはない。
しかしそれが問題なのだった。
憂「え?なあに?」
きょとん、と首を傾げる妹もまた風情なもの。
とはいっても私にはそんな暇はないのだ。
307 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 20:36:06.90 ID:DdHP5zvS0
支援
308 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 20:39:32.41 ID:8kPXEtaiP
期待支援
309 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 20:46:35.73 ID:EtkG94vn0
憂「?」
次第に頭に漂わせる疑問符を増やしていく妹と見つめ、その肩に手を掛けた。
唯「うい…」
憂「へ?」
それにしてもその容貌はむしろ以前にも増して私の心を鷲掴みにする。
このままではこちらがやられてしまう。
そう訳の分からない結論を下した私は、より観察へと目を強くした。
唯「ほほー……」
憂「え、な、なに?」
突然狼狽える妹。
私は更に顔を近づける。
憂「お、お姉ちゃん…みんな見てるから……」
ぼそぼそと教室の喧騒に消される程の声で妹が呟く。
しかしその一連の動作は私の妹属性、もとい知的好奇心を活発にさせるだけだった。
唯「むふー、ふー……」
何故だか口元から気分の悪い鼻息が聞こえてきた事に私は僅かに顔を歪めた。
310 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 20:53:32.03 ID:EtkG94vn0
気がつくと私の視界の範疇の九分九厘は妹で占められていた。
しかしそれでも構わない。
憂「ちょっと…ちか…ぃ」
微小な抵抗を私の肩に加える妹だったが、そんなことでは私を抑えることはできない。
唯「はぁ、はぁ」
そして、その時。
憂「あっ……」
ばたん!
妹が倒れてしまった。
憂「うぅ……」
それまで呆然と立ち尽くしていた私は、本分を思い出し無防備な妹に覆い被さる。
憂「お、お姉ちゃん、ってうわぁっ」
唯「はあはあ」
教室の酸素濃度が低いのか、次第に呼吸が荒くなってしまう。
しかしそれさえお構いなしに私は妹に迫る。
311 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 20:55:01.08 ID:DdHP5zvS0
唯ちゃん大胆
312 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 21:04:32.53 ID:EtkG94vn0
憂「お姉ちゃんっ!」
唯「はっ!」
妹の喝で私は目を覚ました。
目の前には涙目の妹。
そのか弱さは紫外線からも守ってあげたくなる程だ。
憂「……もー、」
唯「ご、ごめんね」
ふと気がついて辺りを見回すと、興が冷めたかのように散り散りになっていく生徒達。
どうやら私達は好奇の目をこれでもかと向けられていたようだ。
呆れたように立ち上がって、制服の埃を落とす妹。
暫しその姿に見惚れながら、私もはっとして立ち上がる。
憂「…それで、どうしたの?」
何時ものように清廉さを取り戻し、妹が私に問いかける。
唯「あ…えと……」
理由も言えない私は、口笛を吹くことでなんとか場を凌ぐ。
憂「お姉ちゃん」
唯「はい…ごめんなさい…」
いいねいいねかわいいね
314 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 21:15:13.26 ID:EtkG94vn0
そしてその後、のそのそと寄ってきた妹の友人二名に問いただされ、私はしどろもどろに得意の達弁で誤魔化した。
怪しい目で見る妹一派三人を尻目に、私はそろそろと教室に帰ることとした。
勿論、妹のその弾けるような可憐さの秘密を探る、という目的は達した。
私は悟ったのだ。
妹はその通り美しい。それはまごう事無き真実だ。
そして、それだけでいい。
私が彼女の姉だとか、そんなことはどうでもいい。
ただ、私の妹がかわいい、それだけで私には何ら問題はない。
私は変わらず妹を愛で、全身全霊を懸けて愛情を注ぐのみ。
律「お、帰ってきた」
結論は、
唯「憂はかわいい!」
律「わっ!」
以上!
315 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 21:16:04.47 ID:EtkG94vn0
次、エロ頼む
316 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 21:18:21.91 ID:9CogX+uI0
お前かwwwありがとよ!
来ないエロを待ちながらほのぼのを書き続けてくれ
317 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 21:20:07.39 ID:DdHP5zvS0
憂ちゃんかわいい、乙
318 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 22:03:45.72 ID:GM1BpqUYO
このスレ楽しいなwwww
319 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 22:24:07.28 ID:cZYD+A1Q0
エロはちょっと気分じゃないから
別のでなら書く
320 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 22:35:09.06 ID:cZYD+A1Q0
憂の顔を見よう。
何でかって?
だってほら、こんなにも可愛いから。
怠け者でいい加減な私だから
そんな私の妹がこんなに可愛いわけがない。
一度は思ったそんな言葉。
だけどね、無理だよ。やっぱり可愛いもん。
可愛いから見よう。ずっと見よう。
今日も一日憂を見ていよう。
321 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 22:35:14.77 ID:9CogX+uI0
おねがいします
322 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 22:42:49.75 ID:cZYD+A1Q0
憂「お姉ちゃん。こっちばっか見てたら着替え出来ないよ」
唯「うーん」
朝から憂の顔を頭に叩き入れる。
昨日と今日では違っちゃうかもしれない。
そんなバカなことを思うから。
たまにちっちゃいニキビを発見する。
ほら、今日も発見した。
ストレスでも溜まってるのかな。
唯「うい、ニキビできてるよ」
憂「えっ?ホント?」
憂「やだなぁ。栄養バランス考えてご飯作っているのに」
憂「お姉ちゃんは出来てないかな」
そう言って私に近づいて顔をじっと見詰めた。
323 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 22:51:29.88 ID:cZYD+A1Q0
憂の目はキョロキョロと動いて私を見据えた。
今はどこを見ているのかな。
目かな。目は憂のがちょっと垂れてるかな。
鼻かな。鼻は殆ど一緒かな。
口かな。口も殆ど一緒かな。
憂があんまりにも近づくからこっちは緊張しちゃうよ。
憂「うん!お姉ちゃんはニキビ一個もないね。キレイな肌だよ」
唯「えへへ。ありがとう。うい」
憂にキレイって言われた。憂もキレイだよって言いたいな。
でもニキビ気にしちゃってるから言いづらいんだ。
代わりにオロナインでも塗ってあげよう。
324 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 22:53:48.58 ID:DdHP5zvS0
しえん
325 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 22:58:00.19 ID:cZYD+A1Q0
唯「うい。こっちにおいで。オロナイン塗ってあげる」
憂「あ、本当?ありがとう」
オロナインはどこだったかな。リビングだっけ。
二階へ下りて、リビングへ行った。
私の後をトコトコ付いてくる憂。
微妙に視線を感じ、あったかかった。
途中で振り向き憂を確認した。
憂は頭にクエスチョンマークが出たが笑ってごまかした。
あの顔が身震いするほど可愛かった。
326 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 23:06:17.65 ID:cZYD+A1Q0
唯「オロナインどこー?」
棚を探すが見当たらない。
いつもは憂にまかせっきりだから無理もなかった。
いつまでも待たせちゃ悪いよね。
もっとしっかりしなきゃ、私!
憂「ここだよ、お姉ちゃん」
苦笑いで言われた。
憂「もう。お姉ちゃんったら」
唯「あはは、ごめんね」
327 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 23:11:16.20 ID:8kPXEtaiP
しえ
328 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 23:12:15.65 ID:cZYD+A1Q0
唯「さあ、ういは私の膝の上に頭をのっけて!」
私はこたつの横に座り、膝に憂を招く構えをした。
憂はうん、と言い頭を乗せ、横になった。
髪が太ももを触り、くすぐったいけど、心地よかった。
憂の髪の毛はサラサラでいい匂いがして、ついつい撫でたくなった。
唯「ういー朝から髪の毛キレイだねぇ」
憂「そうかな……。お姉ちゃんは……凄いハネてるね」
唯「うん、髪の毛乾かしたんだけどなぁ」
憂「怒髪天みたいだよ。後でキレイにしてあげるね」
唯「わーい。ありがとう」
329 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 23:16:29.70 ID:cZYD+A1Q0
唯「おっと、その前に憂のニキビに薬をつけないとね」
憂「ありがとうね。お姉ちゃん」
唯「いやいやー」
私はちょっとテレながらオロナインの蓋を開けた。
ちょっと臭いような独特の匂いだ。あんまり好きではない。
こんなのを顔に付けると近い分一段と匂いがきつくなるのではないか。
そう思うがニキビが早く治るならしかたない。
手に少量取り、憂のニキビにちょんとつけた。
唯「いたくなーい?」
憂「だいじょうぶだよー」
つぶさないように、優しく丁寧につけた。
330 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 23:20:45.07 ID:cZYD+A1Q0
今思ったが、わざわざ膝に乗せる必要がなかった気がする。
首を少し曲げなければいけないし、少し痛い。
でもいっか。見上げる憂の顔は可愛いし。
太ももも気持ちいいから。
唯「塗り終わりー」
憂「ありがとう。お姉ちゃん」
起きようとする憂を止めた。
もっとこうしていたかったから。
もっとこの時間を一緒にいたかったから。
憂「少しだけだよ。あんまり時間ないし」
唯「うん」
憂ちゃん可愛い
332 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 23:26:48.85 ID:cZYD+A1Q0
楽しかった。憂と一緒に居るだけで。
何か、魂みたいなのを共有している気分になって
心が温まる、そんな感じだった。
こうやって頭を撫でているだけでも楽しかった。
憂の笑顔が見えるから楽しかった。
ニッコリ笑って、口から歯が少し見えて
そんな憂の可愛い顔が見えるのが楽しくて仕方なかった。
ついつい悪戯もしたくなる。
ほっぺたをつんつんつっついてみた。
憂「うぅ……」
唯「えへへ」
333 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 23:29:15.73 ID:cZYD+A1Q0
唯「柔らかくていい弾力だね、ういのほっぺたは」
憂「あんまりつっついちゃダメだよ」
唯「だって気持ちいいもん」
憂「ニキビにあたっちゃうよぉ」
そうだった。ニキビにあたるといけない。
刺激を与えたら悪化しちゃうから。
慌てて手を引っ込める。
ごめんね、と誤りちょっとテレ笑い。
憂「もーお姉ちゃんったら」
唯「えへへ、代わりに私のほっぺたをつっついていいよ」
334 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 23:31:43.68 ID:DdHP5zvS0
いい空気
335 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 23:32:21.54 ID:cZYD+A1Q0
唯「私はニキビないからね。いくらつっついても平気!」
憂「うー、嫌味っぽい」
唯「あ、ちがうよー」
憂「うそうそ。ちょっと意地悪しちゃった」
唯「もう、ひどいなぁ」
憂「ごめんね、もう言わないから触らして?」
唯「ふふふ、いーよっ」
私達は笑いながら言いあった。
どちらも本気で言ってないから、笑いながら言えた。
そんな私達のスキンシップだった。
そして顔を少し下げて憂に近づける。
憂の指が近づき、そっと私の頬に触れた。
336 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 23:35:42.97 ID:cZYD+A1Q0
憂「お姉ちゃん、すべすべ」
唯「うん。つっつかないの?」
憂「つっつくよ」
憂の人差し指が動く。
私の頬を押し、ぷにっとへこんだ。
弾力を確かめるようにゆっくりゆっくり押している。
小さな子どもが見たことない物をつっつく様で
可笑しいけど、可愛く見えた。
憂「いいなーお姉ちゃんニキビなくて」
唯「ういも明日には治るよ。オロナイン塗ったし」
憂「そうだよね、お姉ちゃんが塗ってくれたしね」
337 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 23:37:54.71 ID:cZYD+A1Q0
憂はつっついてた手を引っ込めた。
ニキビが嫌なのか溜め息を吐く。
大丈夫だよ、と言いながら私は憂の頭を撫でる。
何だか赤ん坊をあやしている気分だった。
……いつもなら逆かな。
私が憂に面倒を見てもらっている。
だけど今は私が母親みたいだった。
一度そう思うと心まで母親になったみたいだ。
そんな気持ちで憂の頭を撫でた。
優しく優しく、何度も何度も撫でた。
338 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 23:39:26.20 ID:cZYD+A1Q0
そうしているうちに憂の目はいつの間にか閉じている。
眠ってしまったのだろうか。
――疲れているんだよね。
私の膝の上でスヤスヤと心地良さそうに眠る憂。
軽い寝息も聞こえてきた。
――ゆっくりお休み。
――私が付いているから。
憂が眠ってしまっても構わず頭を撫で続ける。
自然と顔に笑みが浮かんだ。
339 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/20(水) 23:39:43.61 ID:DdHP5zvS0
かわいすぎるぞこの二人
340 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 00:00:07.53 ID:j/IPxzRA0
寝ている憂の顔は、可愛いという言葉以外なかった。
ついつい目を奪われる。
撫でる手を止めてずっと顔を見詰めた。
口の中に溜まる唾を飲み喉を鳴らす。
身体が自然と動いた。
――ダメだよ。
でも止まることはない。
――ダメだってば。
だって……憂が。
――私の妹がこんなに可愛いから。
だから――。
341 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 00:01:41.33 ID:cZYD+A1Q0
――ぐうううぅぅぅっ!
瞬時に身体が反応し、身を引っ込めた。
リビングに響くのは私のお腹の音。でかかった。
顔が熱くなる。真っ赤になっているかな。
憂「ん……今の音……何」
憂が起きてしまった。
というか聞かれてしまった!
とてつもなく恥ずかしかった。
唯「わたしの……おなかの音」
憂「……ぷっ……あははは」
唯「ううぅ。笑わないでよーー!」
憂「あはは。ごめんねあんまりにもでかいから……ふふふ」
342 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 00:05:00.13 ID:j/IPxzRA0
もう耳まで熱かった。
憂に恥ずかしい音聞かれて羞恥心で潰されそうだった。
ちょっと涙目になる。
そんな私を憂はごめんね、と言いながら頭を優しく撫でる。
憂に撫でてもらえば、嫌な気分だって吹き飛ぶ。
撫でられた瞬間には笑顔が戻っていた。
唯「いいよ」
憂「うん。じゃあご飯作っちゃうね」
唯「私も手伝う!」
憂「えっ?でも……」
唯「平気だよ。私だって出来るよ」
憂「じゃあお願いしようかなー」
唯「任せてください!」
343 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 00:05:32.83 ID:zVlI4PyZ0
支援
344 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 00:07:45.32 ID:j/IPxzRA0
今日は朝から良い気分だ。良いことがあったからね。
こんな良いことがもっと起こるように憂を見続けよう。
憂の近くに居て、目を離さないようにして、見続けるんだ。
憂に笑顔がある限り私も笑顔になる。
可愛い可愛い私の憂。
私の妹はこんなに可愛いよ、とみんなに自慢したくなる。
そうだしちゃおう、りっちゃんにムギちゃんに澪ちゃんに
あずにゃんにも言っちゃおう。
毎日言ってあげよう。
――私の妹はこんなにも可愛いいんだから。
そうだよね?憂。
おしまい
345 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 00:11:37.84 ID:XE6skasXO
今日もここにいればいいのか
支援
346 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 00:13:54.08 ID:zVlI4PyZ0
乙、最高
よかった
おつ!!
348 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 00:26:57.43 ID:eJ5y/nswP
おつ
平沢姉妹かわいすぎる
349 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 00:40:05.21 ID:HmCelOue0
おつ!平沢姉妹最高すぎる
今のほどクオリティはないけどせっかくだから自分も書き溜めたやつ投下する
350 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 00:42:29.87 ID:HmCelOue0
憂「お姉ちゃん、迷惑かけてごめんね?」
唯「迷惑だなんて思ってないよ!」
妹が風邪をひいてしまいました
心配で心配で傍を離れることが出来ません
憂「うん、でも試験も近いしお姉ちゃん勉強しないと……」
唯「そんなことより憂が大事だよぅ……」
憂「えへへ、お姉ちゃんありがと」
唯「気にしないでよ! あっお薬まだ飲んでなかったね!」
憂「あ、そういえばそうだね」
唯「私持ってくるよ!」
お薬といえば私も最近毎日服用しているお薬があります
その効用とは……恋の病を抑えるものなんです
実は私、妹である憂に恋してるんです
351 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 00:43:59.59 ID:HmCelOue0
憂「お姉ちゃんやさしい…大好き」
これです、天使のような笑顔でサラリと言ってのけるんです
私が妹に夢中になってしまうのも無理ありません
憂「こういう時おねえちゃんが一番近くにいてくれるとすごく安心するんだぁ」
唯「憂……」
そ、そろそろ私もお薬の時間のようです
手遅れになる前にさっさと服用しちゃいましょう
では……
『私の妹がこんなに可愛いわけがない!』
ごくごく
唯「ふぅ」
憂「おねえちゃん?」
唯「あ、ううん。なんでもないよ」
352 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 00:45:30.60 ID:HmCelOue0
えへへ、これが私のお薬なんです
妹にときめいてどうしようもない時はいつもこうやって自分に言い聞かせるんです
なぜかって?
いつもボーっと生きてる私にも妹に恋愛感情を持つ事が認められないって事くらい分かるからです
大好きな妹の為にも私はこの気持ちを隠し通さなければいけません
憂「ふふ、変なのっ」
憂「あっ、くちゅん!」
唯「わわっ、憂だいじょうぶ?」
『私の妹がこんなに可愛いわけがない!』
むぅ、今のくしゃみは反則ですかわいすぎます
こういう不意打ちがあるからすっかり常備薬になってしまいました
さて、それよりも妹の風邪が心配です
唯「うい、やっぱり安静にしてなきゃ駄目だよ!」
憂「う、うん……」
353 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 00:45:44.60 ID:XE6skasXO
よっしゃあまた始まった
支援支援
ほう
355 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 00:46:55.15 ID:HmCelOue0
唯「私、お薬と水持ってくるからね!」
唯「ちゃんとお薬飲めば絶対治るから安心だよ!」
妹の頭を撫でながら自分にも言い聞かせるように言います
早速お薬を取りにいこうとリビングに向かおうとした時、妹に手を掴まれてしまいました
唯「……え?」
予想外の行動に驚いて妹の顔を覗き込みます
熱のせいかちょっとうつろな表情をしています
憂「ごめんね、今はちょっと離れたくないんだ」
憂「心細いから……」
私の妹はかわいいです
でも同時にとても強いんです
私が放課後部活で楽しんでいる時、妹は私の為に家事をしてくれます
寂しく感じる時もあるでしょう、それでも私の帰りを笑顔で出迎えてくれるんです
そんな妹が熱のせいもあるとはいえ、私に弱さを見せてくれました
356 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 00:48:33.88 ID:HmCelOue0
私の妹はとても強いです
でも同時にすごく甘えんぼです
普段は強がってるからこそ甘えられるとどうしようもなく守ってあげたくなるんです
でもこのままだと私の病を抑える事が出来なくなってしまいます
このままではまずいです
『私の妹がこんなに可愛いわけがない!!』
憂「あっ、ご、ごめんなさい! お薬お願いっ!」
唯「私、憂の傍を離れないよ」
握られた手を両手で包み込み横になっている憂の顔の近くに寄ります
憂「わ、私何言っちゃったんだろ……恥ずかしい……」
さっき甘えられた時の胸のドキドキが一向に収まりません
握り締めた掌からいつも以上に妹の温もりが感じられます
このまま抱きしめたい衝動に駆られます
357 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 00:49:54.25 ID:HmCelOue0
唯「いつでも甘えていいんだよ」
唯「だって……」
憂「?」
唯「だって、私は憂のお姉ちゃんなんだから……」
憂「お姉ちゃん……ありがとう……」
そうです、私はお姉ちゃんだからこんな時くらいは頼ってもらわなきゃ困ります
でも、どうしてこんなに辛いんでしょうか?
どうして妹に愛してると言ってはいけないんでしょうか?
私はこんなに妹を愛してるのに
唯「どうして私は憂のお姉ちゃんなんだろうね?」
『私の妹がこんなに可愛いわけがない!!!』
だめだよ、とまって!
憂「お姉ちゃん?」
358 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 00:51:36.51 ID:HmCelOue0
唯「どうして同じお母さんから生まれてきちゃったんだろうね?」
『私の妹がこんなに可愛いわけがない!!!!』
とまらない!とまらない!
唯「憂のお姉ちゃんに生まれてこなければ良かった……」
憂「えっ……」
唯「憂が将来結婚する相手に生まれたかった!!」
『私の妹がこんなに可愛いわけがない!!!!!!!!!』
唯「私、憂の事が好き」
私の妹なのにどうしてこんなにかわいいの?
もう誤魔化せません
さようなら、憂
唯「憂を愛してるんだ」
憂「……」
359 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 00:52:31.15 ID:zVlI4PyZ0
wktk
360 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 00:53:25.24 ID:HmCelOue0
終わった……
私は私を抑える事が出来ませんでした
憂「いやだよそんなの」
唯「……だよね」
妹のはっきりとした拒絶
こればっかりは生まれて初めてかもしれません
そしてこれからはこの悲しみを毎日体感することになるのでしょう
だってもう私たちの姉妹関係は壊れてしまったんですから
憂「お姉ちゃんがお姉ちゃんじゃないなんてやだよ」
唯「……え?」
憂「私だって、お姉ちゃんの事愛してるもん」
唯「うい……」
憂「お姉ちゃんだから愛してるんだもん……」
361 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 00:55:06.90 ID:HmCelOue0
憂「お姉ちゃんだから愛してるんだもん……」
さっきのは拒絶ではなかったようです
ポロポロ涙をこぼしながら妹は言ってくれました
お姉ちゃんだから愛してる、と
唯「泣かないで、憂」
繋いだ手をさらに強く握り締めます
思えば、妹が涙を流すのはいつぶりでしょうか
そうそう、あれは妹が初めて夕ご飯を作ってくれた時です
焦げたハンバーグの前でポロポロと涙を流す妹を思い出します
憂『ごめんね、私上手に作れなくて……』
唯『大丈夫だよ泣かないで憂、私もごめんね』
私も一緒になって涙を流してました
ホント情けないお姉ちゃんですね
362 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 01:01:00.73 ID:HmCelOue0
でも妹は何でも出来る子です
それからしばらくすると食卓には美味しそうな料理が並ぶようになりました
唯『憂の料理はホントに美味しいね〜』
憂『えへへ、お姉ちゃんの為なら余裕だよっ』
でも私には見えていたんです
必死で隠してる妹の絆創膏だらけの指が
私に心配されないように誤魔化してたんだよね
妹は小さい頃から本当に健気なんです
小さい頃からずっと……かわいいんです
唯「あ、そっか……」
唯「あのね、わたし憂の事、好き」
363 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 01:02:58.59 ID:HmCelOue0
憂「……それはさっき聞いたよぉ」
いつのまにか布団で顔を隠している妹がちょっと呆れた様に言います
唯「さっきとは違うよ」
憂「え?」
唯「妹だから好き」
そうでした、なんでこんな簡単な事に気付かなかったんでしょう
私は妹を愛しています
妹のすべてを愛しています
それはよく所謂バカップルが惚気て言う「全部を愛してる」とは違います
私は本当に妹のすべてを知ってるんです
生まれた時から今日までのすべてを知ってるんです
その上で、妹のすべてを愛してるんです
364 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 01:04:31.05 ID:HmCelOue0
だってずっと一緒に暮らしてきたんですから
姉妹だから一緒に生きてこられたんですから
妹だからこんなにも愛しているんです
唯「私間違ってたよ」
唯「憂のお姉ちゃんじゃなかったら、こんなに憂の事愛せてなかった」
憂「うん、私も妹じゃなかったらこんなに愛してないと思う……」
唯「ずっと一緒だったからこんなに好きになれたのに……」
唯「ひどいこと言ってごめん……」
憂「ううん、今のお姉ちゃんの言葉すごく嬉しいから、大丈夫だよ」
唯「えへへ、愛してるよ、憂」
憂「お姉ちゃん、私も愛してるよ」
365 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 01:06:40.15 ID:HmCelOue0
妹にちゃんと想いを伝えることが出来ました
『私の妹がこんなに可愛いわけがない!』
もう私にこのお薬は必要ありません
唯「これからもずっと一緒にいようね!」
憂「うん、私もずっと一緒にいたい!」
でも結局私が妹に望む事は変わらないみたいです
唯「じゃあそろそろ顔出してよぉ〜」
憂「今、すごくニヤけてるからダメだよ〜」
そう言いながらも妹は口から下だけ隠してヒョッコリと顔を出してくれました
唯「なんだかんだでお願い聞いてくれる憂、大好き!」
憂「も〜、調子いいんだから!」
そう言って笑う妹のウルウルした瞳も、ほんのり染まった頬も、きっと熱のせいではないんでしょう
あれ?熱?
366 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 01:08:39.77 ID:HmCelOue0
唯「あーーっ!!」
憂「?」
唯「憂のお薬持ってこなくちゃ!」
てっきり忘れてました!
私のお薬はもう必要ありませんが妹の風邪のお薬は必要です
慌ててリビングに向かおうとする私の手がまた掴まれました
唯「えっ……?」
憂「えへへ、やっぱりもうちょっと傍にいて?」
唯「おぉやっぱり……」
やっぱり私の妹は最高にかわいいです!
367 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 01:11:44.17 ID:HmCelOue0
おわり
上のSS読みながら書き散らしたSSなんで矛盾してるとことかあっても勘弁してくれ
明日も早いので高速で吐き出しました
では
368 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 01:14:28.53 ID:1bsUcQFVO
乙
おつ!!
370 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 01:18:42.99 ID:IIKR9qXxO
姉妹だからこそってか
おつ唯憂最高
371 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 01:22:00.03 ID:zVlI4PyZ0
おつ
スレタイみてちょっと敬遠しそうになったが
読んで良かった
>>1乙
373 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 01:55:52.54 ID:5fTJjdh5O
おうつ
素晴らしい
375 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 02:12:02.35 ID:eJ5y/nswP
おつ
生きる活力になる
376 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 04:12:03.38 ID:xQ/Y1UXHO
ほ
377 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 04:36:33.32 ID:+64ZwUtdO
くっそー皆投下しすぎで読むのが追いつかないぞ 素晴らしい
378 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 07:16:19.48 ID:5fTJjdh5O
ふ
379 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 08:17:33.70 ID:IIKR9qXxO
また投下こい!
こいこーい!
381 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 10:15:12.25 ID:q3H2HOhiO
いいね
382 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 10:47:18.75 ID:5fTJjdh5O
ほあう
383 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 11:16:21.38 ID:eJ5y/nswP
おほう
見事な壊れっぷりですねww
387 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 13:54:11.01 ID:IIKR9qXxO
憂「おねーちゃーん」
388 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 15:25:11.50 ID:+64ZwUtdO
梓「今唯先輩は私と取り込み中だから」
唯「さてあずにゃん!!憂の可愛さについて語ろうか!!」
梓「はい唯先輩!!」
390 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 16:04:22.13 ID:0iNy18pe0
391 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 17:48:41.58 ID:C/Vzzfmd0
憂「早く寝ないと…」並に人がきてるな
まだー?
393 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 18:51:02.37 ID:5fTJjdh5O
ふむふむ
394 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 19:49:38.24 ID:+64ZwUtdO
私の唯先輩がこんなに可愛いわけがない
395 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 20:38:14.05 ID:zB1TvWXM0
唯「憂はかわいくないなぁ」
憂「へ?」
今、私の膝の上に収まっているのは私の妹。
唯「ういはかわいくないって言ってるの!」
憂「なんだそっか〜」
ただただ純粋なまん丸な目をこちらに向けている。
唯「なんとも思わないのー?」
憂「うん」
なんとも嫌なやつだ。
私の敵意たっぷりの攻撃をものともしやしない。
唯「このー!」
憂「わわっ」
少しでもこの憂さを晴らすために、妹の脳細胞を死滅させるべく頭をガシガシと引っ掻いてやった。
憂「くすぐったいよ〜!」
しかし妹ときたら飴玉を転がしたような透き通った声を楽しそうに響かせるのみ。
腹がたって私は、腹に手を回して思い切り締め付ける。
396 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 20:39:27.72 ID:HmCelOue0
帰ってきたら神が降臨していたでござる
397 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 20:48:11.00 ID:zB1TvWXM0
憂「う〜、苦しーい」
それでも笑顔の妹。
堪らず私は尋ねた。
唯「憂、怒ってないの?」
花びらを振りまくようにシャンプーの香りを漂わせる妹は、少々不意を付かれたような表情で私を見つめる。
憂「どうして?」
唯「だって、私ひどいこと言ったし…」
憂「そんなのなんでもないよー。それにお姉ちゃんのほうがかわいいのはわかってるし」
唐突に妹の口から漏れる言葉を、私は挑戦状と受け取った。
唯「えぇっ?私なんかより…」
おっと危ない。
思わず心にも無いことを言ってしまいそうになった。
何も言えなくなった私は、前でふさふさと揺れる妹の髪に顔をうずめた。
唯「……憂の髪、いい匂い」
憂「ありがとー」
恥ずかしそうに声をすぼめながらも、なんとか私の精神攻撃を堪える妹。
私は更にその芳香を吸いとってやった。
398 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 20:56:11.93 ID:hFJcyreb0
いいぞ、続けて
399 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 20:57:27.35 ID:Ce8IliEK0
憂ちゃん可愛い
400 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 20:58:19.95 ID:zB1TvWXM0
唯「ねぇ、うい」
如何にも深刻そうに冷たい口調で私は話す。
憂「なーにー?」
しかし妹はその余裕っぷりを見せつけるように返す。
唯「好きなひと、出来たりしないよね…?」
私が心配しているのはかわいくない妹の相手をさせられる人間に対してだ。
憂「うーん……」
妹は思案顔を見せる。そしてそれが私の動揺を誘う。
唯「えっ!?も、もしかして、いる…の?」
そんなことがあってはならない。
妹のかわいくなさを世間に出してはいけないのだ。
憂「いるかも、」
その瞬間、私の目に映るものは全て白色に色落ちし、妹の声すらも聾するように耳は意識との繋がりを絶った。
唯「……やだ」
憂「え?」
唯「だめ!憂は他の人のところに行っちゃいけないの!」
401 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 21:00:36.44 ID:29BHK2KZP
好きな人はお姉ちゃん!
402 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 21:07:20.64 ID:hFJcyreb0
支援
403 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 21:11:29.41 ID:zB1TvWXM0
私はよりその締め付ける腕の力を強くする。
唯「…だめだから」
腕の中の妹は、少しの間目を丸くして驚いていたが、何呼吸か置いた後ゆっくりと口を開いた。
憂「……お姉ちゃん」
相手を微睡わせるようなその声には、私の鋼の心も敵わない。
ほんの少しだけ、腕を緩めてしまった。
唯「憂は、私のところにいなきゃだめ…」
妹は、困ったように静かに息を吐き、腹にある私の手に掌を重ねあわせる。
しかし私も折れない。
どれもこれも、全ては妹の為。
憂「お姉ちゃん。私は、お姉ちゃんと一緒にいたいな」
唯「へっ?」
うっかり出てしまったその声が、あまりにも間が抜けていて、妹はふふ、と優しく声を漏らした。
憂「お姉ちゃんは、私のこと、どう思ってる?」
そんなの決まっている。こんなにもにっくき妹など、勿論。
唯「…私は、憂のこと…好きだよ」
404 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 21:22:55.53 ID:HmCelOue0
支援
405 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 21:24:26.71 ID:zB1TvWXM0
妹は私の手に添えた掌を、ぎゅっ、と握る。
憂「私もだよ」
唯「えっ、それってどういう…」
憂「んー?」
言った後、妹が僅かに体重を私へと傾けて、私は何も言えなくなってしまった。
急に顔が熱くなってしまったのだ。
かわいくない妹は、滅多に見せない意地悪げな表情を覗かせている。
ほら、やっぱりそうだ。
こんな手間の掛かる妹の相手など、誰も面倒臭がってしないだろう。
唯「…じゃあ、ちゃんと言ってよ」
間を置いて少々腹を立てた私は、ささやかな反撃を試みる。
憂「お姉ちゃんのこと、好き」
唯「えっ…」
しかし妹は、なんてことなくその言葉を言ってみせた。
こんな妹など、私しか相手してやれないだろう。
私の妹は、私が一番かわいさを分かっているのだから。
おしまい。
406 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 21:25:06.15 ID:zB1TvWXM0
誰か、えっちなのをお願いしますマジで
407 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 21:28:03.33 ID:hFJcyreb0
乙乙、えっちなのお願いしてるのは全部同じ人ってことでいいのか?どれもよかったよ
408 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 21:31:45.70 ID:HmCelOue0
>>406 お前のほのぼのの後にエロ展開を考えようと思えないwwww
GJ!かわいいな、ふたりとも。唯憂はやはり最高。
410 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 22:12:55.38 ID:j/IPxzRA0
エロはきぶ(ry
411 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 22:19:47.11 ID:j/IPxzRA0
唯「憂は私のことどう思う?」
そんな突然の一言から始まった。
憂は夕飯の準備で少し忙しそうにしていた手を止め
目が点になりながらこちらを振り向いた。
憂「どう……て、どうなのかな」
唯「うーん、私は憂のこと好きだよ」
憂「わ、私もだよ。お姉ちゃん」
唯「そっかあ、よかった」
分かりきっていた答えだ。
一々確認するまでもない。
だけど不安だった。
周りから仲の良い姉妹と言われ続けていたが
私の中の感情はただの仲の良い姉妹どころじゃなかった。
明らかな恋心。
胸が熱く痛かった。
はじまた
413 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 22:24:52.14 ID:HmCelOue0
うおお始まったかwwww
支援
414 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 22:27:50.59 ID:j/IPxzRA0
料理中の憂の後ろへ、そーっと移動する。
憂は包丁を持ってリズムよく野菜を切っている。
そこへそーっと抱きついてみた。
憂「きゃっ。……ってお姉ちゃん、危ないよ!」
怒られた。
いや、当たり前である。
包丁を持った人に抱きつけばそう言われるのは当然だ。
でも抱きつきたかった。
見ているだけだと寂しかったから。
ごめんね、と舌を出して誤る。
気をつけてね、と苦笑いで言われた。
そのまま料理をする憂を眺め続けた。
忙しそうにしている憂だった。
415 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 22:28:09.83 ID:hFJcyreb0
またこのコンボかwwwwいいぞもっとやれwww
416 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 22:36:14.34 ID:j/IPxzRA0
唯「うい、手伝うよ」
憂「えっ。そんないいのに。もう直ぐできるし」
唯「あう……。何か出来ることないかな」
憂「うーん、お皿だしお願いできるかな」
憂「あ、お茶碗にご飯よそうのもお願いできるかな」
唯「ガッテン承知!」
憂のお手伝いが出来たのが嬉しかった。
いつもいつも出来るといいんだけど、たまに忘れてしまう。
家に居るとついつい憂に甘えてしまうから。
憂はお姉ちゃん可愛いね、と言いながら笑顔を向けてくれる。
そんな憂も物凄く可愛いから。
私は憂が好きになってしまった。
憂は私のことどう思っているんだろう。
冒頭の問いを頭で繰り返す。
好きと言われたが――どういう好き?
ライクだろうか?ラブだろうか?
私は断然――ラブだ。
417 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 22:48:32.02 ID:j/IPxzRA0
唯「あちゃっ!」
考え事しながらご飯をよそっていたらうっかり蒸気に触れてしまった。
熱く、少しヒリヒリしてきた。
憂「お姉ちゃん?大丈夫?!」
唯「うん、ちょっと触れちゃっただけだよ」
憂「ダメっ。すぐ冷やさないと。こっち来て」
ぐいっと引っ張られ流しの水で冷やしてくれた。
憂「もー気をつけないといけないよ」
唯「えへへ、ごめんね」
憂「念のために手当てしとくね」
ちょっと大げさだなぁと思いつつも
手当てをしてくれる憂の手は暖かく気持ちよかった。
だから触ってみたかった。
ぎゅっと触れる憂の手を。
気持ち良い憂の手に触れていたかった。
418 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 22:54:55.92 ID:j/IPxzRA0
唯「うーい」
憂「ん?」
唯「ういの手はあったかいねぇ」
憂「私もお姉ちゃんの手、あったかく感じるよ!」
唯「もっと強く握ってみて」
憂「うーん、いたくないかな」
唯「平気だよーー」
419 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 22:56:26.09 ID:hFJcyreb0
支援
420 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 22:58:36.77 ID:j/IPxzRA0
憂はそれじゃあ、と言い手に力を込める。
ぎゅっと憂の温かい心が、手に凝縮されていくようだった。
ますます温かくなる私の手と心。
胸の内から温かくなって心が充たされた。
唯「ありがとう、うい」
憂「ん?うん」
憂「あっ、ご飯食べなきゃ」
唯「そうだね、ういの美味しいご飯冷めちゃうよ」
421 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 23:08:18.10 ID:j/IPxzRA0
今日も相変わらず両親は居ない。
でももうなれた。憂と二人っきりの食事、生活。
最初は不安でも、いつしか楽しいものとなり
一時期は親なんか居なければいいと思ったほどだ。
でも両親が居ないと私も憂も生まれてこなかったし感謝しないとね。
そしてこんな風に二人っきりで過ごせる時間をくれる両親に感謝?
でもたまには帰ってきて欲しいなぁ、そう思った。
私も、憂も、お父さん達が居ないと寂しいからね。
二人っきりのリビングで食事を取る私達。
対面して食べている。このほうが話しやすくなるから。
隣で食べると近い分憂を感じられるけど、今はこれでいいかな。
憂の顔を見ながらご飯を食べる。
笑顔でいっぱいの憂だ。
表情もコロコロ変わり私を楽しませてくれる。
422 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 23:12:25.47 ID:j/IPxzRA0
憂「お姉ちゃんご飯粒ほっぺたにくっついてる」
そう言いながら人差し指でご飯粒と取ってくれた。
そしてパクっと食べた。
憂「おいしーー」
ニコっと満面の笑顔だった。
ああ、天使が居る。目の前に天使が。
その光景に目を奪われ、心も奪われる感じだった。
唯「うい……」
憂「ん?」
唯「可愛すぎ」
憂「…………」
423 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 23:14:45.12 ID:hFJcyreb0
ストレートだなww
424 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 23:18:52.75 ID:j/IPxzRA0
口をあんぐりと開け固まってしまった。
唯「?」
暫く反応がない。
憂の目の前で手を振ってみた。
憂「はっ!」
気付いた憂は私に目をやり、また固まる。
そして次第に顔が、頬が紅くなっていった。
目の前で凄く紅くなっていく様は私の胸を高鳴らせた。
可愛い、と云う思いでいっぱいになった。
憂「何を……いきなり言うのかな……お姉ちゃんは」
唯「だって可愛いもん」
憂ちゃん可愛い
426 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 23:24:19.96 ID:j/IPxzRA0
憂「もうーお姉ちゃん早く食べちゃって」
唯「えー、まだ憂の顔見ていたいのに」
憂「早く早く!」
憂にせかされて急ぎ足でご飯を平らげた。
お皿を片付けようとしたら
お風呂先に入っていいよと言われ、リビングから追い出されてしまった。
あんなに真っ赤になっちゃって、言いすぎたのかな。
でも事実だから仕方ない。
一日一回は言わないと気がすまなかった。
さあお風呂入っちゃおう。
427 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 23:28:03.12 ID:j/IPxzRA0
お風呂は良い。気分が一新される。
身も心もキレイになれる時間だ。
歌を歌うのにも打って付けだった。
惜しむのはここに憂が居ないということだけだった。
今呼んでも確実に一緒に入ってくれないだろう。
一緒に入りたかった。
入って背中を洗いっこして、一緒に笑いあいたかった。
ここ暫く一緒に入っていないことが苦痛だった。
明日は一緒に入りたいなぁ。そう思った。
428 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 23:33:48.39 ID:j/IPxzRA0
ただぼんやりしながら過ごした後、お風呂から出た。
適当に髪の毛を乾かし、リビングでゴロゴロした。
私と替わりにお風呂に入った憂が待ち遠しい。
一人だとすることがない。
あ、ギー太とおしゃべりがあるけど、今日も沢山したからいいよね。
だから今日は憂といっぱい喋るんだ。
早く憂出てきてください。
そう思いながらゴロゴロ転がった。
憂「ふー良いお湯だった。気持ち良い」
そう言いながら憂は出てきた。
髪が濡れ、火照ったような顔。
うん、色っぽい。
429 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 23:36:24.12 ID:hFJcyreb0
支援
430 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 23:38:54.10 ID:j/IPxzRA0
唯「うい、うい。こっちおいで」
ちょいちょいと手招きをした。
憂はちょっと首をかしげこちらに向かう。
唯「さあ、ここに座って。髪の毛拭いてあげる」
憂「わっ、ありがとう」
ゆっくり座る憂からはシャンプーの甘い匂いと
ボディソープの柔らかい匂いがした。
無意識のうちに抱きついてしまっていた。
憂「あう、お、お姉ちゃん?」
唯「はっ!あ、何でもないよ、違うよー」
何もしていません、と両手を広げてテレながらアピールした。
憂はもーっといつもの様な苦笑いだった。
431 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 23:42:34.44 ID:j/IPxzRA0
唯「あつくなーい?」
憂「ぜーんぜん。気持ちいいよぉ」
唯「ホント?よかったぁ」
唯「ういはいつも私にやってくれるからね、今日はお返し」
憂「お姉ちゃん……今日はいつもと違うかも」
いつもと違う私。憂にはそう見えているみたいだ。
私自身はそんなに変わっていないと思うけど
私のことを一番見ている憂だから些細な変化に気付いたんだろうか。
どっちがいいかな。聞いてみよう。
唯「ういはどっちのお姉ちゃんが好き?」
憂「んー難しい質問……どっちだろう。いつものお姉ちゃんもいいし……」
そう言うと俯いてぶつぶつ考えこんでしまった。
そんなに悩む質問だったのか。
それだけ私のこと想っていてくれている、そう考えればいいのだろうか。
なかなか答えを出さない憂にちょっと強く言ってみた。
唯「はい、後五秒で答えてね!」
支援
433 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 23:45:13.71 ID:j/IPxzRA0
唯「はい、いーち、にーい、さーん――」
憂「あ、わわわっ。んーーと、じゃあじゃあ」
憂「今日みたいなお姉ちゃん!」
唯「――しーい……」
憂「……えへ」
……そんな顔して、可愛いよ。凝視できないよ。
しかし今日みたいなお姉ちゃんか。
今日はご飯の準備手伝ったり、憂の髪の毛乾かすの手伝ったくらいだけど
アレだろうか、世間一般的な優しい頼れるお姉ちゃんなのだろうか。
普段私が甘えているから。
そうだたまには憂に思いっきり甘えさせてみよう。
憂はよく出来た子と言っても妹だもんね。
私より一つ年下だし。寂しいこともあるだろう。
そうだそうしよう。私はニヤッと笑って憂を見詰めた。
434 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 23:49:27.50 ID:j/IPxzRA0
唯「ういー」
ちょいちょいと手招きをする。
そして少し近づいてきた憂に思いっきり抱きついた。
憂「わっ!」
唯「ういったら……可愛い!!」
再び力を込めて抱きつく。
憂は最初はだらんとさせてた手をゆっくり私の背中へ回してきた。
憂「もう……」
困った様な言い方だが、顔は困っていなかった。
紅潮させた頬はもうリンゴじゃないかと疑うくらいだ。
――食べたい。
別に直接的ではない。だから代わりにほっぺたにキスをした。
憂「!!??」
435 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 00:02:15.68 ID:4H0PBSXX0
憂「あっ、ええ?な、なにをぉお??」
唯「うーいー!」
憂「んん??」
唯「もっと私に甘えてもいいんだよ」
憂「……」
唯「私は憂のお姉ちゃんだからね」
唯「ほら胸にどーんとぶつかっても大丈夫だよ」
そい言うと憂は私の胸に頭を押し付けた。
押し付けたままじっと固まる。そしてぐりぐりと頭を動かした。
そんな憂の頭を撫でた。これでもかというくらい撫でた。
憂「もう……お姉ちゃんはずるいよ。急にさ」
唯「そうかな」
436 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 00:04:37.36 ID:4H0PBSXX0
憂「じゃあ……今日だけ甘えようかな……」
唯「今日と言わずに毎日でも」
憂「えへへ、考えとくね」
そんないつもと同じ様な可愛い笑顔を憂は見せてくれた。
ちょっぴり目に涙を溜めて。
唯「さあ、甘えん坊なういちゃんには私がベッドまで運んであげるね」
そう言い、憂を持ち上げる。お姫様だっこだ。
ちょっとキツイけど。頑張れ私。良いところを見せるんだ。
憂「わぁ、もう寝るの?まだ少し早いかな」
唯「ううん、お布団で寝ながらお喋りしよう」
唯「二人で寝ればあったかあったかだよ」
憂「そう……だよね、うん!」
437 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 00:05:50.12 ID:FTKePQ/QP
支援
438 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 00:06:36.51 ID:ZvgCNUEl0
いい
439 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 00:11:24.36 ID:4H0PBSXX0
そう言った憂の顔は今日一番輝いていた。
そんな憂に私も一番の笑顔で返す。
そしてベッドまで一緒に向かう。
落ちないように憂はぎゅっと私にすがりついていた。
お姉ちゃん大丈夫?そう憂は言った。
大丈夫だよ、これくらい。憂は私が支えてあげるから。
お布団の中では向かいあって寝た。
お互いの顔がよく見え、テレてしまう。
でも手をつないで一緒に寝よう。
お互いのぬくもりを感じながら寝よう。
ああ、憂と喋ってて思い出した。
冒頭の問い。真実が判明していなかった。
でもどっちでもいっかぁ。
今こうして一緒に居られて、楽しく過ごせて
笑いあっていけるから。憂と一緒に居られるから。
そんな私は憂の手を握りながら眠りへと落ちていった。
おやすみなさい。憂。
また明日も可愛い笑顔でね。
おしまい
440 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 00:14:41.59 ID:4zZ74cUI0
甘える憂ちゃん最高
おつ!!
441 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 00:20:26.71 ID:ZvgCNUEl0
乙、おやすみ!
442 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 00:21:32.43 ID:FTKePQ/QP
おつ
このスレには幸せが詰まってる
この姉妹かわいすぎる
444 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 01:49:11.39 ID:CjX2/SQxO
今北
もう終わってまうん?
そうかも
446 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 02:21:05.96 ID:ajnkHPSl0
(ここで終わるのは)アカン
447 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 02:25:33.01 ID:Ur5e7SS40
お姉ちゃんな唯ちゃんも甘える憂ちゃんもかわいい!
どんどん続けよお前ら
448 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 03:08:42.68 ID:FTKePQ/QP
休日になれば書けるのだが・・・
449 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 03:22:57.25 ID:wfd7AcT+O
支援だ
450 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 05:04:12.36 ID:cWJA+yjG0
ほ
451 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 07:29:16.17 ID:plBz6yPLO
このテーマの短編は書きやすいのかもね
平日短編かくのにちょうどいいスレ
452 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 08:20:50.47 ID:wfd7AcT+O
補修
453 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 08:42:29.67 ID:LAUNtof+0
スレタイ見て
憂の結婚式前夜、急に寂しくなる唯って設定で書こうかと思ったけど
このスレに求められているのは百合だな
454 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 08:47:19.06 ID:XIO/AzrPO
う〜ん・・・
456 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 09:11:20.25 ID:wfd7AcT+O
このスレはなんでもウェルカムです
ご自由にどうぞ
我々はただ支援をするだけです
そのうち別スレたてて
そっちでやるわ
そっか、楽しみにしてるよ
459 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 10:21:42.02 ID:plBz6yPLO
その時はちゃんと夢オチ唯憂ラブラブで頼むわ
ほ
461 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 11:47:57.12 ID:ajnkHPSl0
>>453 oi
ミス
おいふざけるな
憂の結婚相手は唯だろ
おい紀伊店のか
まあまあ
ほ
464 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 14:36:51.38 ID:wfd7AcT+O
し
ko
?
467 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 16:29:56.45 ID:wfd7AcT+O
!
☆
469 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 18:31:51.62 ID:cgtISOygO
唯憂〜
470 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 18:46:41.72 ID:ajnkHPSl0
レ
471 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 19:15:52.84 ID:CjX2/SQxO
ズ
472 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 19:24:43.94 ID:ajnkHPSl0
セ
「うい、寝ちゃった?」
「……………」
「……大好きだよ、うい」
「……………」
「いつも、いつも…何から何まで。本当に…ありがとうね、うい」
「……………」
「……可愛いうい♪おやすみー…」
「……//////」キュウン
☆
475 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 20:29:01.39 ID:DhI9ASk+0
唯「ういはかーわいいなぁもー」ナデナデ
憂「zzz…」
唯「もー」
憂「うん……」モゾ
唯「あ、ごめんね」ボソ
憂「んぅ……」
唯「…はぁ、この子ったらどうしてこんなにかわいいの…」
唯「…」
唯「一緒に寝ちゃおう」
モゾモゾ
唯「えへへー」
憂「…」スヤスヤ
唯「あー幸せ」
憂「zzz…」
唯「んふふー」スリスリ
476 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 20:33:59.69 ID:DhI9ASk+0
憂「……ん」
唯「!」
憂「お姉…ちゃ……」
唯(今お姉ちゃんって言った!言ったあああ!)
唯(わああああああ憂が寝言でお姉ちゃんって言ったよおおおおお!!)
唯「ふー!むふーっ!」
唯「」ハアハア
憂「zzz……」
唯「はぁ……はぁ…」
唯「……」
唯(疲れた…)
477 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 20:35:27.90 ID:ZvgCNUEl0
きたか…!!
( ゚д゚ ) ガタッ
.r ヾ
__|_| / ̄ ̄ ̄/_
\/ /
478 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 20:39:58.65 ID:DhI9ASk+0
唯「…寝よ」
憂「ん…?」
憂「お…姉ちゃん…?」ムクリ
唯「あっ…zzz」
憂「?」
唯「ネテマスヨー」
憂「お姉ちゃん」
唯「ごめんなさい…」ムクリ
憂「何してたの?」
唯「えっと…その、」
唯(どうしよ…憂の顔眺めてフンフンしてたなんて言えないよ…)
憂「お姉ちゃん?」
唯「え、えと……憂を襲いに来ました!」フンス!
憂「へ?」
唯(しまった…)
479 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 20:45:48.16 ID:DhI9ASk+0
唯「……」
憂「……」
唯(やばー…これじゃただの変態だよ…)
唯「今のは…」
憂「お姉ちゃん…」
唯「えっ?」
憂「……いいよ」
唯「へぇっ?」
憂「お姉ちゃんなら……」
唯「えーと……」
憂「…//」モジモジ
唯(これは……)
憂「お、お姉ちゃん…」ジッ
唯「!」
唯「いただきまーすっ!」
終わり。
何がしたかったのか分からんけど取り敢えずエロが見たくてしょうがないってことです
481 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 20:57:47.92 ID:ZvgCNUEl0
乙、俺はエロが見たいっていうか
>>86の続きが見たい
482 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 21:07:25.41 ID:DhI9ASk+0
我が家の三階。
一人の部屋で、ブツブツと何かを呟く声がする。
憂「ゴンザレス〜ふふっ」
「……」
至福の気持ちをこれでもかと表して、跳ねるように喋るのは私の妹。
今、ベッドの上で亀のぬいぐるみを抱きしめて、信じられないくらいの笑顔を見せる。
憂「今日はねぇー、純ちゃんに玉子焼き食べてもらったんだよー」
「……」
気付かれないように、扉の隙間からこっそり覗くのは私。
憂「純ちゃんなんて言ってくれたと思うー?」
「……」
私の目の前には、依然として現実を疑う光景が広がる。
憂「『おいしい!』だって〜ぇ、えへへー」
「……まさか」
私は呟くように声を出す。
まさか、まさかあの憂が。
ぬいぐるみに「ゴンザレス」と名づけ、それに向かって幸せそうに話しかけている。
あ、駄目だコレ
484 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 21:20:18.77 ID:DhI9ASk+0
「うーい、ちゅー」
「うん」
憂は私のしてほしいことはなんでもしてくれます。
抱き締めたいと言えば、すぐに来てくれるし、キスをしたいと言えば目を閉じてくれるし、
きっと、私が体の関係を迫っても断ることはないのでしょう。
「お姉ちゃんからしてね」
「うん、わかってるよ」
ベッドに腰掛け、寄り添うように顔を合わせる私たち。
私の目に映るのは、たった一人、私が恋した女の子。
「ん……」
ゆっくりと唇を重ねると、温かい憂の感触が広がります。
もう何度目かわからない、未だに胸が脈打つ憂とのキス。
私は今感じる幸福だけに身を任せ、憂に倣って目を瞑ります。
485 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 21:31:08.95 ID:DhI9ASk+0
〜〜
いつの日だったか、初めて私が憂にキスをした時。
強引に唇を奪った私を払い除け、憂は次第に目を赤くしていきました。
「お姉ちゃんに…そんなことしてほしくなかった……」
そんな言葉を漏らしながら。
その時の私は、あまりの衝撃に吐き気を催し、立っていられないほどでした。。
ただ、憂のその台詞が激しく心を傷つけて、信じられないほどの後悔が襲ったのが記憶に残っています。
憂は、それから涙を流すばかりで、その光景だけが鮮明に思い出されます。
私は、憂のことが好きでした。
その、ずっとずっと前から。
爆発しそうな気持ちに負けて、私は恣に憂に接吻したのです。
嗚咽を上げる憂の背中を撫でてあげようと近づいたら、憂は今までに見せたことのない敵意を込めた目で私を睨みました。
「こないで……」
「う、うい……」
漸く己の愚かさに気づいた私は、謝罪の言葉も見つからずそこに立ち尽くすだけでした。
486 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 21:39:19.52 ID:DhI9ASk+0
〜〜
それから数日、憂は家にいるときは部屋に閉じこもったまま出てきませんでした。
もちろん私などとは声も交わさず、私は底のない罪悪感に苛まれていくばかり。
そんな時、唐突に部屋の扉が叩かれました。
「お姉ちゃん……」
「へっ?」
「お話、あるから……入るね」
「う、うん」
いきなりの出来事に体を鋼鉄のように固まらせた私は、扉を見たまま動けずにいました。
「……」
ゆっくりと入ってきたのは、目を真っ赤にして髪も纏まっていない憂。
掛ける言葉も見つからないで、ただ私は目を丸くしてしまいました。
「この間の、こと」
「え、えと……」
「…どうしてあんなことしたの?」
それはまるで、問う相手が見つからないような口調で、私は言葉につまってました。
487 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 21:42:53.09 ID:X7ffI5+PP
しえん
488 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 21:48:47.36 ID:DhI9ASk+0
「あの時のお姉ちゃん、とっても怖かった」
「ご、ごめんなさい!」
やっと私の口から出たのは、どうにか謝罪の言葉でした。
「お姉ちゃんに……」
言いかけて、憂はゆっくり呼吸を置きます。
「お姉ちゃんにあんなことされて、とっても悲しかった」
辛そうに告げられる言葉は、私より憂の心を苦しめているのが分かりました。
それでも私は、自分が泣きたい気持ちを抑えられなくて依然として無口のまま。
「……私ね」
少しでも元気に振舞おうとする憂を見ていられませんでした。
「私、お姉ちゃんのこと好きだよ」
だから、そんな言葉もこの時は耳を通り抜けていきました。
「でも、今は分からない」
聞くことしか出来なかった私は、とうとう憂の顔も見れなくなって目線を落とします。
「ずっと部屋で考えてたけど、分かんなくなっちゃった」
憂に分からなくさせたのは、私。私に分かるのはそのことだけでした。
489 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 21:54:39.09 ID:CjX2/SQxO
支援
490 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 21:57:00.52 ID:DhI9ASk+0
「……ごめんなさい」
憂は返事をしないまま、私はぽつぽつと呟きます。
「私、憂のこと好きで…それで周りが見えなくなっちゃって…」
「……」
「憂のことも考えずに、あんなこと……」
整理もつかないうちに声に出す言葉は、私をどんどん不安にさせます。
「私っ…」
「お姉ちゃん」
あと一歩で崩れ落ちそうだった私を、憂が引き止めてくれました。
「お姉ちゃんは泣いちゃだめだよ」
しかし、紡がれるのは冷たい言葉。
「私も、我慢してるよ」
「…うん」
ゴシゴシと目を擦ると、憂はいつの間にかへたり込んでいました。
そんな憂が、どうしようもなく弱々しく、それでも私の頭に浮かぶのは、ただただ焦りの気持ちだけ。
491 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 22:03:13.61 ID:DhI9ASk+0
「……おねえちゃん…」
ゆらゆらと揺れる憂の声。
私を余計に悲しくさせます。
「…なあに」
「お願い、聞いて」
「うん」
目元を袖で拭いながら憂の言葉は私に向けられます。
「……抱きしめて」
「…うん」
そして私は、憂を傷つけてしまわないように、優しく優しく抱きしめました。
「…ごめんね」
「もう…いいよ」
震える声を押し殺すように、憂は無理して答えます。
だから私は、言葉を変えて、また謝りました。
「…ありがと」
声を出さないまま、憂はゆっくりと頷きました。
492 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 22:07:45.92 ID:X7ffI5+PP
支援
493 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 22:09:49.83 ID:Ur5e7SS40
かなりよいよ
494 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 22:13:16.27 ID:DhI9ASk+0
「…分からないから…」
憂は、まだ俯いたままでした。
「え?」
「もう一回、」
やっと顔を上げたときには、涙目で、私の顔を見て、答えを望む視線と一緒に。
「どういうこと?」
訳がわからない私は、憂に問い返しました。
「……もう一回で、確かめるから…」
「…へ?」
憂が言っているのは、きっとそういうことなのでしょう。
しかし、愚かで情けない私は、おろおろとするばかり。
「お姉ちゃん」
真剣な眼差しを向けられて、とうとう逃げられなくなりました。
「でも……」
「私なら…平気だから」
支援
496 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 22:22:40.75 ID:DhI9ASk+0
それでも臆病な私は動けません。
「そんなことして、また嫌われたくない……」
ほとんどわがままのその台詞に、心配されているのは私のことだけでした。
言ってから気づいた私は、更に肩を小さくしてしまいます。
「そんなことないから」
私よりずっと辛いはずの憂は、それでも強く口を開きます。
「だから……お姉ちゃん」
「……うん」
憂の姿にあてられて、なんとか勇気を絞りました。
なけなしの根性は直ぐ様消え去ってしまいそうで、それを無くさないように頭を空っぽにしてしまいました。
「じゃ、じゃあ…」
「うん」
憂が目を閉じたのを見て、私も目を瞑ります。
でも、すぐにそれではできないことに気がついて、焦るように目を開けます。
一呼吸、二呼吸。閉じこんだ部屋の空気で、どうにか胸を落ち着かせます。
そして、ゆっくり、ゆっくりと、私は唇を重ね合わせました。
497 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 22:25:01.18 ID:ZvgCNUEl0
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : /^ヽ
: : : : : : : :/: : : : : : : : : : : : : :/: : : :/ } : : ヽ二ニ :_‐-
: : : : : : :/: : : : : : : / : :// : : /: : : /: : :i : '; : : : : : \: `丶.__
: : : : : :/ : : : /: : /: : : ∧\ : :/ : : :/: : : :| : :}: : :ヽ : : : \: : :\: : :`
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: : : : ': : : : :l : : | : : : : / /' : / `ト !: : : /:| : : :V: : : : : : : :'; : : : :ヽ
: : : :l: : : : : |: : : : : : : :|/l/ / l: |: :〃ト!、: : l: : : : : : : : :l: : : : : :
: : : :|: : : :}: |: : : : : : : :|,:ィ'´ ー=ミレ'!: /__|从\ |: : : : : : : : :|: : : : : :
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^ヽ : ハ: : : :} : ハ : : :|:! ノ } : : |: : : 〃:/l/ : : :
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::::::::::::::::::::::::::::\ヾ:::: ハ l:::/:::::l |ベ/ /:::!:::::::::::::::::::::::::
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、::::::::::::::::::::::::::ヾ:::`ヽ::::ヽ 〉ヽ:::::lj//| |:::::ノ!::::::::::::::::::::::::
::ヽ::::::::::::::::::::::::::::\:::::::::::} {:::}::::):://| |::〈::::|::::::::::::::::::::::::
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ぃいやほぉおおおおぃ
499 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 22:32:18.41 ID:DhI9ASk+0
それから何針か時計が進んで、すぅ、と息が漏れました。
私にとって、二度目のキス。
憂にとっては、初めてのキス。
その感触は、記憶にあるものよりも遥かに神秘的なものに包まれていて、私は思わず声を漏らしてしまいました。
「ん……」
目を開けると、そこには確かに憂がいました。
静かに、確かめるように唇を合わせる憂は、どこか悲しそうにも見えて、少し胸が痛みます。
ふと、憂が私の背中に手を回して、抱きしめてくれました。
私にはそのことが堪らなく嬉しくて、憂に確認するように手を回します。
なにも言わない憂を見て、ゆっくり力を加えました。
一番大切な人に伝わるように。
そんなふうに、思いながら。
500 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 22:41:17.77 ID:DhI9ASk+0
それから暫くして、どちらからともなく唇を離しました。
見合わせる憂の顔をみて、私は何を言えばいいのか分からず目線を逸らしてしまいました。
「……えへ」
ずっと前に聞いたような気がする明るい憂の声を聞いて、私はそちらに顔を向けました。
「その……」
「お姉ちゃん、ありがとね」
「いや、えっと…」
「分かったよ」
その言葉に、体がぴくりと反応してしまいます。
聞いてみたいけど、聞くのが怖いその答えに。
「…どう、だった?」
でも、私のために頑張ってくれた憂に、しっかり聞きました。
耳を塞いでしまいたい衝動を、僅かな意地だけで抑えます。
501 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 22:41:52.70 ID:ZvgCNUEl0
支援
502 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 22:48:23.14 ID:DhI9ASk+0
「やっぱりね、お姉ちゃんのこと嫌いになれないよ」
「…うん」
「ううん、それだけじゃない」
「…」
「…私も、お姉ちゃんのこと、好き」
「……うん」
「だめかな?」
「そんなこと、ないよ」
「よかった」
「…でも、それでも憂はいいの?」
「なにが?」
「私なんかを好きになっちゃ、きっと幸せにはなれないよ」
「そんなことないよ」
「どうしてわかるの?」
「だって……私のお姉ちゃんだから」
503 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 22:59:34.18 ID:DhI9ASk+0
――
――――
憂は、笑顔を見せてくれます。
「お姉ちゃんといるからだよ」
なんて、そんな事を言いながら。
キスだって、憂から求めてくれるようになりました。
私はその度に、大切な憂を壊してしまわないように口づけをします。
そして、大事なものを離さないように、強く、ゆっくり抱きしめるのです。
そうすると憂も抱きしめ返してくれて、そこで顔を見合わせて微笑みます。
私は、そんな憂を見ながら、揺蕩うようなその感覚に身を任せます。
目の前で笑う女の子。
とっても眩しく、私の鼓動を速くさせるその女の子。
私の妹がこんなに可愛いわけがありません。
その女の子、平沢憂は、私が世界で一番愛する、
恋人、なんですから。
おしまい。
次こそは、濃厚なエロが拝めますように…
>>481 エロ次第ということで…
505 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 23:02:04.00 ID:Ur5e7SS40
おつううううううううううう最高によかったわ
500突破したなwwww
506 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 23:05:12.94 ID:ZvgCNUEl0
507 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 23:06:46.03 ID:Ur5e7SS40
こいつは何日も前からエロを交換条件に唯憂百合SSを書き続けているんだ
つまり平たく言えばエロを誰も書かなければこいつは唯憂百合SSを書き続けるということだ
またお願いします
508 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 23:24:48.22 ID:CjX2/SQxO
>>504 おつ、おつ
かなりよかったよ
こういう話は本当に、何度読んでも飽きないな
切なくて、甘酸っぱい・・・良い唯憂でした。GJ!
510 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 00:01:05.46 ID:f57U9QrpO
次はまだかしら
511 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 00:04:17.36 ID:4H0PBSXX0
人には限界というものがある。
それが朝から爆発寸前だった。
そして登校中も授業中も部活中だって頭がいっぱいだった。
家でゴロゴロしててもいっぱいでどうしようもなかった。
憂の――
――ご飯を食べるその口が。
――シャツを盛り上げて主張するその胸が。
――ミニスカートからチラつかせるその太ももが。
――そして短く結ったそのポニーテールとうなじが。
全てが色っぽくて魅力的で頭から離れなかった。
お皿を洗う憂を見詰める。
可愛い。
私は鼻息が荒くなる。鼓動も早くなる。
血の巡りが速くなり体中を駆け巡る。
つまりは限界寸前だった。
――憂を抱きたい。そう思った。
おお、次こそはエロなのかな?支援
513 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 00:16:21.07 ID:rI0CZ3810
そもそも朝がいけなかった。
珍しく早起きして憂をビックリさせようとしたのが運の尽き。
勢いよく開けた扉の先では憂がベッドに入っているとばかり思っていた。
けどそこでは憂は寝てはおらず、着替えの途中だった。
ズボンを下まで下げ、パンツが丸見えの下半身。
脱ぎかけの状態でブラが見える上半身。
憂の顔は固まっていた。
甲高い悲鳴と共に部屋の外へ追いやれらた。
怒る憂に必死に謝った。
でも心の奥では「いいものが見れた」そう思っていた。
514 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 00:19:31.82 ID:DeiHiD3q0
ついにエロが来たのか?胸熱
515 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 00:26:18.78 ID:rI0CZ3810
しかし、その姿はいつまでたっても頭から離れない。
いつでもどんな時でも頭に纏わり付いてくる。
頭を振って追い出そうとしてもダメだった。
けど、いつでも憂のアノ姿が見れる嬉しさもあった。
上の空で授業をこなし、部活をこなし、帰宅する。
出迎えるのはもちろん服を着た憂だった。
頭の中で朝見た裸体を再生する。
いいよ……憂。最高だよ。
516 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 00:34:40.71 ID:uuGzS6QzP
/|∧_∧|
||. (・ω・´| 平沢姉妹はここにいましたか
||oと. U|
|| |(__)J|
||/彡 ̄ ガチャ
517 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 00:34:42.61 ID:rI0CZ3810
そしてお夕飯が出来るまで、リビングで待機した。
料理する憂を遠めでじっくり見た。
上から舐め回すようにじっくり堪能していった。
憂は何故あんなにも短いスカートを穿いているんだろう。
私を誘っているんじゃないか、そう思ってしまう。
太ももがいやらしく思えた。
視線に気付くのか、時折こちらを向いてどうしたの?と聞いてくる。
そのたびに何でもないよと生返事した。
もう本当に限界だった。
今日やろう。今やりたいけどあと少し待つ。
お風呂入った後が決行の時だ。
――そうして今に至る。
518 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 00:43:31.51 ID:rI0CZ3810
憂「お姉ちゃんそろそろお風呂沸いたから入っていいよ」
お風呂か。身体をキレイに出来て身体もあったまるし最高だ。
本来なら私が先に入っているが今日は憂に譲ろう。
先にキレイになってもらいたい、そんな気がしたから。
唯「ういが先に入っていいよぉ。お皿私が拭いておくから!」
憂「え……でも」
唯「ほらほら、たまには一番風呂入ってね。気持ちいいよ」
憂「そっかぁ。じゃあたまには一番に入ろうかな」
憂「お皿、ありがとうね。気をつけてね」
唯「はいっ!」
トコトコ三階へ上がる憂を見送った。
519 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 00:52:26.85 ID:rI0CZ3810
さっさとお皿を片付け、ゆっくり脱衣場へと向かう。
耳を澄ませば水のはじける音と、憂の柔らかい歌声。
いいよ憂。姿が見えなくても想像できる。
この後あの裸体をじっくり堪能できる
そう考えると、どんどん高まっていく鼓動だった。
扉の前で悶えていると、憂が湯船から上がったようだ。
私はあわてて二階へ下りた。
暫く待っていると、少し髪を濡らした憂が下りてくる。
すごく堪らない。
何故そこまで色っぽさが滲み出ているのか聞きたいくらいだった。
520 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 00:54:20.12 ID:f57U9QrpO
はじまってた
wktk
521 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 00:59:14.07 ID:rI0CZ3810
唯「うい……」
憂「ん?どうしたの?」
唯「今日……一緒に寝よう!久しぶりにさっ」
憂「う、うんっ。いいよ……声でかいね」
よし、これで第一段階はオッケーだ。
部屋まで一緒に入ってしまえば後はこっちのものだ。
唯「ありがとう。お風呂入ってくるから憂は部屋に居てね」
憂「うん。ってまだ早いような気が」
唯「お部屋でお話しよう!」
憂「うん、分かったよぉ。待ってるね」
満面の笑顔を見せてくれた憂だった。
この笑顔すら私をそそった。
522 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 01:05:12.57 ID:rI0CZ3810
私はタオルを持ち脱衣場へ急いだ。
早く早くと自分の中に居るもう一人の自分にせかされて。
鏡に映る自分は憂とは違っていた。
胸もでかくなければお尻も大きくない。
憂が羨ましかった。
でも今日はそんな憂の身体をたっぷり堪能しよう。
身体をキレイにして、ゆっくりお湯に浸かる。
自分を静めるためだ。
もう直ぐ、もう直ぐだ。
心が高鳴るのを感じた。
どきどき・・
524 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 01:14:07.37 ID:rI0CZ3810
暫くしてからお風呂を出た。
髪を乾かし、お水を一杯飲む。
さあ、行こう。
ちょっとドキドキして、手の平から汗が出ていて
足取りはちょっとだけ重い。
水を飲んだのに直ぐ乾いている感じだ。
でも行かなきゃ。憂が待っている。
そして憂の部屋の前へ行き、扉を叩いた。
唯「憂、お待たせー。入るよー」
憂「うん、いいよー」
525 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 01:22:08.56 ID:rI0CZ3810
憂は勉強机に座っていた。
宿題でもしているのだろうか。
相変わらず良い子だ。出来た子だ。
唯「お布団で寝ながらしゃべろっか」
憂「うん、いいよ」
そして並んで寝そべった。
二人して笑顔で談笑した。
でも私の胸は穏やかじゃなかった。
もう一人の自分が今かと今かと待ち構えていた。
そろそろかな。そう思う。
唯「そろそろ寝る?」
憂「うーんそうだね。もう眠たいかな」
唯「うん、ちょっとだけ」
憂「そっか。じゃあ電気消すね」
526 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 01:27:42.53 ID:DeiHiD3q0
支援
527 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 01:28:32.05 ID:rI0CZ3810
フッと真っ暗になる憂の部屋。
憂「お姉ちゃんと久しぶりに一緒に寝るね」
そう言い憂がベッドに近づく。
私は潜り込もうとした憂の手を引っ張り
自分の胸に収める。そしてぎゅっと強く抱きついた。
憂「えっ。おねえちゃん……?」
憂「どう……したの?急に」
唯「うい」
憂「ん?」
唯「ういは私のこと好き?」
憂「それは、もちろんだよお姉ちゃん」
528 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 01:36:45.70 ID:rI0CZ3810
憂は私のことが好き。
よかった。第二段階クリアだ。
嫌いと言われたらどうしようと思っていた。
普段の言動から考えるとその可能性は少ないが。
唯「やった。ありがとう」
憂「ふふ、じゃあ寝ようか」
憂「離してくれないと寝れない……かな?」
いつまでも離さない私に憂は少しうろたえた。
唯「うい……私のことが好きなら……いいよね?」
憂「え?」
そう言うと私は憂をゆっくり押し倒し、馬乗りになった。
どきどき
530 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 01:41:12.78 ID:rI0CZ3810
憂「お、お姉ちゃん……?」
戸惑う憂を尻目に私はひたすら笑顔を向けた。
憂は少し目に涙を浮かべる。
私は優しく指で拭った。
唯「うい、どうして泣くの?」
憂「だって……お姉ちゃんが……」
嗚咽を混じりながら喋った。
そんな憂を優しく撫でる。
唯「私は怒っていないよ」
憂「う、うん……でも、ちょっと――」
――こわい。
憂はそう言った。
531 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 01:45:06.45 ID:rI0CZ3810
憂に顔を近づけ私は言う。
唯「ういは私のこと好きなんだよね。私もういのことだーいすき」
憂「……うん、わたしも大好き」
唯「じゃあ、今からやるのは好きな人だからやる、好きな人同士だからやることなの」
憂「好きだから……?」
唯「そう。だからうい――」
――こわがらないで。
そう言って私は憂の目を見詰めた。
532 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 01:53:07.50 ID:rI0CZ3810
唯「大丈夫だよ憂。優しくするから、ね?」
憂「……う、うん」
小さく頷いた。可愛い。とっても可愛い。
顔は少し赤みを帯びてその表情がいじらしかった。
そんな表情を見ると私の胸は高鳴った。
唾液を飲み喉を鳴らす。
唯「憂、最初はキスからだよ」
唯「大丈夫、私が付いているから。私に任せて」
そう言うと憂はぎゅっと目を瞑る。
私は憂の頬に手を添えた。とても温かい。
そしてそのまま憂の唇に私の唇をそっと重ねた。
しえん
534 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 01:59:02.45 ID:rI0CZ3810
重なると憂の身体が少し震えた。
初めて唇から伝わる感触に戸惑いがあるのだろう。
私も一緒だった。
柔らかい。ただ重ねただけなのに、非常に柔らかく感じた。
互いの口の隙間から息が漏れる。
私は憂の唇を自分のそれで優しくついばんだ。
憂「んんっ……おね……ちゃん」
目を閉じながら私の名前を呼ぶ。
唇だけでも感じてくれているのだろうか。嬉しい。
そのままちゅっちゅっと音を立てながら憂の唇を求めた。
唇を舐め回したり、ひたすら甘くついばんだ。
そうすると、少しカサついていた憂の唇は潤いを取り戻していった。
535 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 02:06:20.70 ID:rI0CZ3810
私はゆっくり顔を上げる。
鏡が無く自分が見えないが
恍惚の表情を浮かべているのではないか。
口角が上がった口からそんな気がした。
唯「うい……」
憂「んっ……あっ」
次はそのままゆっくり首筋へ吸い付いた。
先程より強く唇で挟み、吸う。
ちゅーっと音が出るくらい吸った。
憂「んんっ!」
憂はくぐもった声を漏らしつつ身体をよがらせた。
いいよ憂。その顔。その表情。
羞恥に押しつぶされそうなその顔。
私の身体はもう止まることを知らなかった。
536 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 02:17:09.94 ID:rI0CZ3810
吸い付くのを止め、今度は憂の首を舐める。
下を這わせ、上下にゆっくり動かした。
キメの細かい憂の肌が気持ちよく
皮がふやけるくらい舐めれそうだ。
憂「ぁああっ、なめちゃ……ダメ……」
憂「汚いよぉ……」
そんな憂にかまわずひたすら舐め続けた。
唯「ういは……キレイだよ」
憂「うぅう、はぅ……はぁ」
そしてそのまま舌を顎を伝い、憂の耳まで移動した。
憂の耳。とても可愛らしい。
そんな耳の穴に舌を突っ込んだ。
憂「あぁああっ。耳……ダメっ……!」
ちゅぱちゅぱと音を立て、舐め上げる。
憂「おねえひゃ……みみ……だめなのぉぉ……ああぁあ!」
いいよ憂。その声がどんどん私を動かすんだ。
537 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 02:25:57.44 ID:rI0CZ3810
舐めているだけじゃ飽き足らず耳たぶも甘噛みした。
柔らかい。
挟んだ唇でくりくりと動かすように噛む。
憂「んんっ」
暫く耳を堪能した後、顔を上げて憂を見下ろした。
憂は薄目を開け、少し肩で息をしている状態だ。
唯「気持ちいい?憂?」
憂はこくりと小さく頷く。
よかった。じゃあ次は――。
手の平を憂の胸へ置く。また身体が震えた。
やはりデカイ。服の上からでも分かるデカさだった。
538 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 02:26:46.11 ID:DeiHiD3q0
ゴクリ
539 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 02:30:52.81 ID:rI0CZ3810
そのまま服の上から揉んだ。
両手を使い、優しく包み込む様に。
憂の嬌声は少し高くなり私の耳へ届く。
服の上でこれなら――。
憂「あっ……」
そっと拭くの下へ手を潜り込ませ直接憂の胸に触れた。
両手に収まらないほどの大きな胸。
ゆっくり揉む。
憂「んぁぁあ……」
薄く開いた口から憂の甘い声が漏れる。
胸の先は少し硬くとがっているようだった。
指でくりくりとつまむ。
憂「あぁぁあ……だめ……ちくびぃ……」
片方の乳房は揉み続け、もう片方は乳首をこねくり回し続けた。
憂「はぁぁ……おねえちゃんだめ……だよ……ああぁあぁ!」
憂は小刻みに身体を震わせ大きく息を吐いた。
540 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 02:37:31.76 ID:rI0CZ3810
肩で息をする憂。目はトロンと潤ませていた。
唯「うい……イった?」
憂「……わかんない」
唯「ふふふ。可愛い憂」
そう言って憂にキスをする。
今度は舌を入れた。
憂「ん……んんっ!」
そのまま憂の舌と絡ませ
ぴちゃぴちゃといやらしい水音を奏でる。
唯「うい……はぁ……ちゅっ。可愛い」
憂「ちゅぱ……んんっ」
541 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 02:43:13.04 ID:rI0CZ3810
しっかりと憂の舌を堪能して顔を上げると
憂の唇から私の唇へとつながる透明な糸が出来上がった。
憂は恥ずかしそうに顔を背ける。
その糸を舐め取り、憂の頬へキスをする。
憂「お姉ちゃん……」
何て可愛い顔をするんだろうか。
堪らない。本当に堪らなかった。
愛しすぎて胸が痛い。
唯「はぁっ……うい。ここ、触るね」
指差すのは憂の秘所。
ズボンの上からではまだ変化が見られない。
憂「う、うん。やさしく……ね」
こくっと頷き、私はそっと右手を秘所に触れた。
542 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 02:49:04.94 ID:rI0CZ3810
そこは少し熱くなっているようだった、
ズボンの上からすりすりと擦る。
憂「んっぁぁあ……」
唯「うい……気持ち良い?」
憂「……はぁはぁ……たぶん……」
多分……。私にはテクニックと言うものが無いから
憂を満足させられないかもしれない。
でも、一生懸命やるしかなかった。
愛情を込めて精一杯やるだけだ。
唯「うい、ズボン脱がすね」
憂「う……ん……」
ズボンをゆっくりと下げる。
憂の白い太ももと、下着が露になった。
543 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 02:55:56.52 ID:rI0CZ3810
キレイだ。そう思った。
パンツをじっと見ると少し濡れてるようだ。
唯「ういー、ういのパンツえっちな液で濡れてるよ」
憂「うん……わかってる…………言わないでぇ……」
震える声で言った。
顔は恥ずかしさで真っ赤になっている。
ああ、その顔がすごく堪らない。
唯「うい……パンツも下ろすね」
こくりと頷いた。
そして両手をパンツにかけするするとゆっくり脱がした。
露になる憂の秘部。薄い恥毛に覆われている。
私とそう違いが無い……はずだ。
そんな秘部からパンツへと糸が出来ていた。
憂は多少なりとも感じていてくれたのだろう。嬉しく思う。
私はそれを取り憂に見せた。
544 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 02:56:03.47 ID:jUfH/jLsO
ういうい
545 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 03:00:33.44 ID:rI0CZ3810
唯「ほら、ういのここ、こんな風になってる……」
憂「わかってるよぉお……みせないで……」
顔を背ける憂はもう耳まで真っ赤だった。
意地悪しすぎたので「ごめんね」と謝る。
唯「じゃあ憂。ここ触るよ……」
憂「……うん……」
唯「大丈夫、痛くしないよ」
憂は小さく頷き目をぎゅっと瞑った。
そして私は憂の割れ目にそっと触れる。
憂「あっ!」
他所と感度は段違いなのだろう。身体の震えも一段と大きかった。
そのままゆっくり割れ目にそって上下に動かした。
憂「あぁぁあ……だめっ……んっ」
546 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 03:06:15.64 ID:rI0CZ3810
憂の声にかまわずすりすりと擦る。
緩急をつけて擦った。
憂「んんぁぁあぁ……いやぁあ……」
快楽を与えたためか、膣から少し液が垂れる。
その液を手に付け秘部全体に塗りたくるように擦った。
憂「はぁはぁ……おねえちゃ……アソコ……あつい……」
唯「うん、指、入れるね」
憂「指……?」
唯「そう、あついのも吹き飛ぶ……はず」
憂「うん……とばしてぇお姉ちゃんの手で…………」
547 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 03:12:01.76 ID:Ytp1SLDqO
548 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 03:12:37.13 ID:rI0CZ3810
正直私自身も自分のに入れたことはない。
だけど自然と指が動き、入れるべき場所へと手をあてがっていた。
ここは大切な部分だから。気をつけないと。そう頭で思う。
そしてゆっくり慎重に指を挿入していった。
憂「あぁぁ……はぁはぁ……ん」
唯「憂……いたくない?」
憂「へい……きだよ。お姉ちゃん……」
中は凄くきつかった。私の指をがっちり銜え込んで離さないようだった。
第二関節の途中までしか入ってないのにこれ以上進む気がしなかった。
憂はシーツを握り締め痛みに耐えているようだった。
そんな憂を私は優しく抱いた。
右手は秘所とつながっているけど左手を背中に回しぎゅっと抱きしめた。
憂「おねえちゃ……ん」
唯「うい……ちゅーだよ」
憂「んっ……ちゅ……ちゅ」
身体を預け、キスをすることで憂のぬくもりが感じられた。
549 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 03:18:45.35 ID:rI0CZ3810
右手を再び動かす。その間憂はぎゅっと私に抱きついている。
憂「ああぁぁ……おねえちゃん……いい……かもしれない……はぁはぁ」
憂の手も、膣もがっちり掴んで離さなかった。
ああ、私達はこれで一つになっているんだ。
そう思うと私の胸は熱くなるばかりだった。
右手のピストンは次第に早くなり、いやらしい音を響かせてきた。
憂「はあぁぁぁおねえちゃん……なんかあついよぉお……あぁぁあ」
憂は時折身体をビクつかせよがる。
嬌声は止むことなく響かせ、顔は上気し、息遣いは荒くなる一方だった。
憂「あぁっぁあおねえちゃん、おねえちゃんんっ!!」
唯「うい……いいよ……イってもいいよ……」
550 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 03:27:42.53 ID:uuGzS6QzP
ゆいうい!
551 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 03:28:40.36 ID:rI0CZ3810
憂「あぁぁあぁあ!もう……だめぇえ……ああっぁあんんんっ!!」
身体を大きくビクつかせ、歯を食いしばる。
膣もぎゅっと締め付け憂は絶頂を迎えた。
憂「あぁぁ……はぁはぁ……ぁぁぁ」
暫く私にしがみつき身体を震わせている。
汗が伝うその表情はとても艶かしく見えた。
唯「うい……イッちゃったね」
憂「うん……んっ……おねえちゃんがぁあ…………はあはあ」
唯「憂。がんばったね」
そう言うと私は再び憂にキスをした。
キスで始まりキスで終わるこの行為は私にとって至上の物となった。
もっとも無理矢理に近いのはまずかったのかもしれない。
でも憂は私で感じてくれたから。そう思うと罪悪感も少しは薄れた。
次の機会はちゃんと自然と歩み寄れてからにしよう。
552 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 03:38:59.45 ID:rI0CZ3810
憂「はぁ……」
唯「ちゅ…………」
唯「よしよし」
憂の頭を撫でる。小さな子どもをあやすように撫でた。
憂「お姉ちゃん……よかった……」
そう呟いた。恥ずかしそうに俯いて、頬も赤い。
そうだ、やっぱりこの顔は可愛い。
この顔、この表情を見てるだけど胸がときめく。
明日も見たい。ずっと見たい。
唯「うい……明日も、やる……?」
憂は身体をもじもじとさせ、目を逸らしながら「うん」と言った。
いいよ憂。明日でも明後日でもいつでもしてあげるから。
553 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 03:43:58.48 ID:rI0CZ3810
唯「ふふふ……じゃあ明日のためにも今日はもう寝ちゃおうっか」
憂「……うん。お姉ちゃん、抱きついて寝てもいい?」
唯「もちろん。おいで……憂」
憂「お姉ちゃんあったかい」
唯「うん、もっと強く抱きしめてもいいんだよ」
憂「うん…………」
こうして今日の楽しい時間は終わった。
憂を感じられ、一つになった喜びを噛み締め
私達は眠りへと落ちて行く。
明日も頑張ろう。そう思った。
おしまい
554 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 03:45:27.50 ID:rI0CZ3810
限界。エロ_
誰かもっとエロイ人来てぇ
555 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 03:57:45.21 ID:Ytp1SLDqO
おつおつ
これ以上エロくなったら耐え切れません
556 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 03:58:17.35 ID:uuGzS6QzP
おつすぎ
557 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 04:21:18.91 ID:jUfH/jLsO
おおおおつつつつつ
558 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 06:51:08.36 ID:Yhe2t3v40
エロもなかなかいいものだな
ほのぼのとギャグはまだですか?
559 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 08:18:58.92 ID:rBZQ022H0
ID:rI0CZ3810はすごいな
書き溜めなのか、即興なのか
俺だと遅筆過ぎてムリぽ
560 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 08:41:30.86 ID:rI0CZ3810
無論即興
エロくなくてごめんね
以前台本でエロかいたらほのぼの言われた私にはこれが限界だわ
乙!
エロが、遂にエロが来てる…
それも素晴らしい……
これで成仏出来ますかきふらいさん…
563 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 10:19:38.50 ID:jUfH/jLsO
次の人生相談はどなたですか?
次の唯憂を書く方はどなたですか?
唯「ういー」ごろごろ
憂「おねーちゃーん」ごろごろ
566 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 12:18:39.63 ID:rI0CZ3810
懺悔です。
ごめんなさいお父さんお母さん。
仲の良い姉妹の枠を越え、私は憂を愛してしまいました。
可愛いというだけだったのに
いつしか愛という芽が芽生え憂に夢中になっていました。
世間一般的にはこんなのは許されないことなのでしょう。
でも、無理なのです。
憂を見てると胸が痛く、動悸は激しくなり自分を見失ってしまいそうです。
思わず深い溜め息が漏れます。
それでもモヤモヤしたわだかまりが解けることはありません。
ただ胸の内にひっそりと収めるよりは
いっそ想いを打ち明けたほうがいいのでしょうか。
私にはどうすればいいかわかりません――。
あー幸せ
さあさあ頑張ってくれ
568 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 12:27:37.78 ID:rI0CZ3810
今日も憂と一緒に登校します。
手をつないで、一つのマフラーを二人で首に巻く姿は
とても仲の良い姉妹に見えるでしょう。
憂の手からはじんじんと熱が伝わり私を温めてくれます。
ついつい手を強く握ってしまいます。
唯「憂の手はあったかいねーー」
憂「お姉ちゃんこそ」
そう言いながら手の甲をすりすりと擦ってくれます。
その可愛い笑顔が私を魅了しました。
薄っすらと肌寒くなってきたこの季節でも
私の身体が熱くなるのを感じます。
憂の……顔が、笑顔が原因だよね。
569 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 12:37:23.49 ID:DeiHiD3q0
ID:rI0CZ3810頑張りすぎwいいぞもっとやれ
おお、始まってる。支援
571 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 12:38:07.61 ID:rI0CZ3810
登校時間は十数分という短い時間ですが
私にとって、とても大切な時間です。
部活に入ってからというもの
憂と一緒の時間はめっきり減ってしまいました。
とても寂しく思います。
憂はお姉ちゃんが生き生きしてて嬉しい、と言いますが
それは表面上だけで胸の奥に浸透しているのは
ただただ寂しいという想いだけでした。
もちろん何かしたくて部活に入ったのですが。
ギー太を触れば胸が躍るほど楽しさが増し
りっちゃん達と出会えたのも喜ばしいことでしょう。
良い友達が出来た。そう思います
でも私に必要不可欠だったのは憂のぬくもりでした。
足りない。圧倒的に足りませんでした。
憂成分とも云うべき私の欲するそれは
憂に抱きつき、頬擦りし、憂と会話しないと得られない物です。
572 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 12:45:57.76 ID:rI0CZ3810
憂が欲しい――そんな感情でいっぱいでした。
学校へ着けば暫くのお別れです。
憂の手がするりと抜け、また寂しさが襲ってきました。
無理に作った笑顔で別れの挨拶をしました。
唯「バイバイ、またね」
教室へ行くとすでに部活のみんなは来ていました。
いつも私が最後のような気がします。
唯「おはようみんな」
みんなに笑顔で挨拶をし、席へ着きました。
そうするとみんなは私の方へぞろぞろと集まってきます。
律「今日も遅いぞー唯」
澪「また寝坊か」
紬「あんまり憂ちゃんに迷惑掛けちゃダメよ」
唯「へへへ、ごめんね」
573 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 12:53:43.26 ID:rI0CZ3810
迷惑ですか。やはり憂は迷惑でもしているのでしょうか。
毎朝起こしてもらって朝ご飯も作ってもらって
私はお姉ちゃんらしいこと何一つ出来てはいないのでしょうか。
でも憂はそんな私を可愛いと言い、愛でくれている気がします。
だからついつい甘えてしまいます。
だからいつしか好きになっていました。
この関係が変わると私達ではなくなる、そんな気がしました。
唯「がんばるよ、私!」
気合を入れ、声を高らかにあげました
574 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 12:56:50.44 ID:DeiHiD3q0
支援
575 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 12:59:06.52 ID:rI0CZ3810
鐘が鳴り、みんなは自分の席へ着きます。
今日もつまらない授業の始まりです。
受験生だからしっかり勉強しろと思われますが
頭の中は憂でいっぱいでそれどころじゃありません。
早くどうにかしないと生活に支障が出来そうでした。
寝ても覚めても憂。そんな状況になりつつあります。
それでもいいなと思いますが周りから止められそうでした。
世知辛い世の中ですよ。本当。
ただ好きなだけなのに、変な好奇の目で見られそうな感じです。
576 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 13:06:04.42 ID:rI0CZ3810
再び鐘が鳴ります。
ここ最近は休み時間のたびに憂の教室へ出向きます。
憂と話がしたかったからです。
教室の入り口からちょっと甘くうわずった声で「うーいー」と呼びます。
憂は直ぐに反応してくれて私に笑顔を向けてくれました。
憂「お姉ちゃん!」
そしてトコトコと私の所まで来てくれます。
そんな憂を勢いよく抱きしめるのが恒例となっていました。
教室からはくすくすと笑いが漏れ、誰かは「まただね」とも言っていました。
抱き合う私達を少し呆れ気味で見ている後輩のあずにゃんとその友達の純ちゃん。
でもそんなのも気になりません。憂を抱きしめるこのぬくもりが私を夢中にさせます。
憂「お、お姉ちゃん。今日は……ちょっと力が強いよ」
577 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 13:13:56.21 ID:rI0CZ3810
ハッとして腕に込める力を緩めました。
唯「あぅ、ごめんね、つい」
憂「ううん、へいきだよー」
温かい眼差しと笑顔を向けてそう言ってくれました。
そして暫く入り口付近でちょっとしたお喋りを始めます。
いつものように他愛も無いお話。
ただ憂と喋っているだけでよかったのですから。
過度とも呼べるスキンシップで憂を味わった私は胸が高鳴るばかりでした。
憂の手に触れれば手の細胞が
頬擦りをすれば頬の細胞が活気を取り戻す様な感じでした。
凄くいい。そんな表現がぴったりです。
578 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 13:21:09.00 ID:rI0CZ3810
十分という短い時間が終わり、私は教室へ戻ることを余儀なくされました。
憂の手は再び私の手からするりと抜けていきます。
手に感触を残しつつ憂の教室を後にしました。
そしてお昼休み。あんまり食欲が進みません。
ご飯をつっつくだけで箸は止まっています。
恋煩いによる食欲低下でしょうか。小さく溜め息が漏れました。
律「ゆいー玉子焼きもーらい!」
あっという間にお弁当箱から一つ玉子焼きが消えました。
私はそれを食べるりっちゃんをただ眺めていました。
澪「こらっ律!勝手に人の食べ物取るな!」
ゴンと勢いよく澪ちゃんがりっちゃんの頭を叩きました。
律「あいたーーっ!」
そんなやり取りをただじっと見詰めました。
律「唯?」
澪「どうした?玉子焼き取られてショックか」
唯「あ、いや……」
いいね、いいね
580 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 13:27:23.36 ID:rI0CZ3810
――なんでもないよ。ちょっとぼーっとしてただけだから。
そう苦笑いで返事をします。
ちょっと空気が重くなりますがいつもの笑顔で笑い飛ばしました。
唯「ちょっと最近太っちゃてさー。あはは」
律「太らない体質だったんじゃないのかよっ」
唯「だったんだけどねー。ダメだねー」
お弁当を残すと憂に悪いので無理矢理食べました。
とても美味しいけど、どこか胸がいっぱいでした。
581 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 13:34:38.50 ID:rI0CZ3810
それからお昼休みも終わり、午後の授業もこなし
私達は部活の時間を残すだけになりました。
律「さあ部活の時間だぞ」
澪「よし行くか」
紬「今日はロールケーキよ」
唯「わーい大好き」
その後部室であずにゃん交えてお茶会が開かれました。
今日も練習することなくただ談笑をするだけでした。
みんな笑顔です。もちろん私も。そのはずです。
気付けば外の日は落ちかけ、部屋はオレンジ色で充たされていました。
律「今日はもう帰るか」
澪「また今日も練習しなかった」
梓「まったくです!」
紬「まあまあまあまあ」
582 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 13:39:44.48 ID:rI0CZ3810
あずにゃんと澪ちゃんはしぶしぶ帰り支度をします。
私も鞄とギー太を肩にかけました。
そんな私にムギちゃんが声をかけました。
紬「唯ちゃん、ちょっと残ってくれる?お話があるの」
紬「みんなは先に帰ってて」
律「そっか、じゃあ戸締りたのんだぞー」
澪「それじゃあまた明日」
梓「お先です、唯先輩、ムギ先輩」
何でムギちゃんに引き止められたのか分かりません。
困惑をよそにムギちゃんはニコニコの笑顔です。
583 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 13:43:47.67 ID:rI0CZ3810
唯「な、何かなムギちゃん」
紬「んー唯ちゃんがね苦しそうだからね。ちょっと気になって」
唯「くるしい……?」
紬「そう最近ずーっとよ。思い悩んでるのね」
紬「原因は――憂ちゃんかしら」
ムギちゃんに気付かれてしまいました。
まあ素晴らしいくらいの友達思いなムギちゃんのことですから
いつ気付かれても不思議ではありませんでしたが。
ムギちゃんなら、私の迷える心を真っ直ぐに導いてくれるのかも
そんなわらにもすがる気持ちでムギちゃんに言いました。
唯「ムギちゃん……私どうすればいいのかな」
584 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 13:45:33.97 ID:DeiHiD3q0
しえ
585 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 13:50:53.51 ID:rI0CZ3810
紬「唯ちゃんはどうしたいの。先にそれよ」
唯「どうしたい……。それは憂が好きだから……想いを伝えたい」
紬「ならするしかないじゃない、我慢は身体に禁物よ」
唯「しても……いいのかな」
紬「もちろん!ダメって言う法律や規則なんか無いわ」
紬「ダメって言う人なんか私がけちょんけちょんにしちゃうから!」
紬「それに想いは伝えないと先に進めないよ」
なんとも頼もしい言葉です。
自分でも出していた答えを人から言われると何故かすっきりします。
それがムギちゃんだからか尚更嬉しく思いました。
ムギちゃんの言葉は私を後押ししてくれました。
胸の中で渦巻いていたわだかまりが徐々に消えていくようでした。
とても胸が軽くなります。
支援支援
587 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 13:57:19.20 ID:rI0CZ3810
唯「ムギちゃん……」
紬「ん?」
唯「ありがとう」
紬「どういたしまして」
紬「私はね、唯ちゃんたちの味方だから。何があってもね」
紬「それにりっちゃんたちもよ。……がんばってね」
そう言いムギちゃんは私の頭を撫でてくれます。
うん、頑張るよ。ありがとうムギちゃん。
ムギちゃんに力強く抱きつきました。
憂とは違った温かいぬくもり。それが私に勇気を与えてくれるようでした。
唯「行ってくるよ私。憂に伝えるから!」
勢いよく部室を飛び出す私をムギちゃんは笑顔で見送ってくれました。
ムギちゃんいい子
589 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 14:05:50.65 ID:rI0CZ3810
私は走りました。いつかのギー太を忘れたアノ日のように。
急がなくても憂は家にいるけど、足が勝手に動きます。
緊張と酸素が足りないためか
破裂しそうなくらいに心臓はドクドクと脈打ちます。
家につく頃には軽い汗が私の頬を伝っていました。
少し寒い風がそんな私を冷やしてくれるようでした。
身震いがします。寒いのか、怖いのかそれとも緊張のためなのか。
落ち着くためにドアの前で少し呼吸を整えます。
暫くしてからドアを開けました。
少し震える足を押さえつつ二階へ上がります。
途中から美味しそうないい匂いが漂ってきました。
今日はカレーかな、そう思いながら上がります。
そしてエプロンを着た憂が見えたので私は思い切って声をかけました。
唯「ういー!」
590 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 14:13:16.06 ID:rI0CZ3810
憂「ひゃっ!」
憂「お、お姉ちゃん?いつのまに。ちゃんとただいまって言ってよね」
唯「憂。言いたいことあるの……こっち来て」
私はこたつの横に座り憂を呼びます。
憂は火を一旦消して私の前に座りました。
面を向かい合わせるととても緊張します。
頭の中はごちゃごちゃしています。
憂「お姉ちゃん、すごい汗。拭いてあげる」
唯「んっ……」
ポケットからサイフを取り出し、私の頬や首筋を優しく拭いてくれました。
汗が引くと同時に緊張も多少ほぐれた気がします。
憂「それで、お話はなあに?」
591 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 14:20:26.13 ID:rI0CZ3810
そうだよね、言わないとね。
ムギちゃんからも勇気をもらったんだ。
後は私が勇気を出すだけ。頑張れ私。信じて。
意を決して私は憂に告白をしました。
唯「憂……私、憂が大好き!!誰よりも憂が好き!愛してる!!」
目を瞑りながら勢いよく憂に想いをぶつけました。
返事がありません。
私は目をそーっと開けると、頬を赤くしている憂の顔が目に飛び込みました。
その可愛らしい顔に目を奪われ、私も頬を赤くしてしまいます。
憂「お姉ちゃん……急だよぉ」
唯「う、うん。でも我慢できなくて……」
唯「憂が好きだから、ずっと胸が苦しくて切なくて耐えれなかった」
唯「憂は……私のことどう思う?嫌い?好き?」
592 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 14:25:54.06 ID:rI0CZ3810
憂「……もちろん……大好きだよ」
唯「ほ、ほんと?じゃあ――」
憂「でも!お姉ちゃんの言うような好きかはわかんない」
唯「あ……」
私は少し目を伏せ困惑の表情を浮かべました。
もしかしたら憂も――そう考えてた私は浅はかでした。
先走った自分を悔やみます。
同じ家でずっと暮らす相手から振られると
気まずくてしょうがないのではないでしょうか。
なんか涙が出てきそうです。視界が薄っすらぼやけてきました。
憂「お姉ちゃん。私わからないから教えて欲しいの」
憂「お姉ちゃんが私のことどれだけ好きなのか証明して。私に答えを教えて」
そう言うと憂はゆっくり目を瞑り顎を少しだけ上げました。
紅潮させた頬は色っぽさをまとい、薄く開いた唇が私に矛先を向けているようでした
この二人可愛すぎる
594 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 14:33:29.60 ID:rI0CZ3810
一旦思考が停止します。
あれですか。これは――キスをしろということでしょうか。
目を閉じてキスを今かと待ち構えるこの光景は
少女漫画のワンシーンを思い浮かべました。
これは私が男役で、引っ張っていく役目。
私は憂のお姉ちゃんだから頼れるお姉ちゃんになるべきなのでしょう。
わかったよ憂。やるよ。
でも私も始めてやるんだからちょっと心の準備が欲しいな。
深く深呼吸して体中に酸素を廻らせました。
脳に行き渡った酸素が私を活性化させます。
もう大丈夫。心の準備は万端です。
いつまでも憂を待たせるわけには行きません。
ああ、可愛い憂。これが答えだよ。私の唯一つの答え。
ゆっくりと伸ばした手が憂の頬に触れます。
そしてそのまま顔を近づけ私は憂に口づけをしました。
595 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 14:38:32.76 ID:rI0CZ3810
重なり合う憂と私の唇。
リップクリームの少し甘い味がしました。
……いつ離せばいいのでしょうか。
タイミングが見つかりません。
でも私はこの触れる感触が気持ちいいからずっとやっていたかったのです。
離したくない。そんな気持ちでいっぱいでした。
そのまま一分くらいつながっていたような気がします。
憂は次第に身体が振るえだしました。そして離れる私達の唇。
憂「はっ……はぁはぁ」
唯「う、うい大丈夫?」
憂「うん、ちょっと息止めてただけだから……」
憂の息が落ち着くまで待ちました。
596 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 14:44:41.02 ID:rI0CZ3810
唯「憂……。さっきのが私の答えだよ」
憂「うん……わかってる」
唯「返事。聞きたいなぁ」
憂「返事?」
憂はそう言うと優しい眼差しで私を見ました。
その意図が私にはわかりませんでした。
憂「わからない?もうニブイなぁ」
憂「そもそもノーだったら始めからこんなこと言ってないのに……」
ゴニョゴニョと最後のほうは口ごもった憂でした。
とてもいじらしく思い、抱きしめたい衝動にかられます。
これはオッケーってことでいいんだよね?
これで憂と恋人になれたってことでいいんだよね?
嬉しさが込み上げ憂に力強く抱きつきました。
唯「ういーー!!」
唯「きゃっ」
597 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 14:48:25.87 ID:rI0CZ3810
唯「憂!私達恋人。恋人だよね?!」
憂「うん……そうだよお姉ちゃん」
唯「嬉しい……」
私は感極まり目から涙が零れました。
そんな涙を憂が指で拭ってくれます。
憂「お姉ちゃん、ないちゃダメだよ」
憂「嬉しいことがあったら笑わないと……」
唯「うん……そうだね」
自分の袖で涙を拭いました。鼻水も思いっきりすすいます。
ずるずると云う音がリビングに響いたので恥ずかしくなりました。
598 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 14:50:44.70 ID:TcMtABcZ0
憂ちゃん可愛い
599 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 14:51:47.80 ID:DeiHiD3q0
しえん
600 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 14:55:01.60 ID:rI0CZ3810
恥ずかしい気持ちを笑顔で吹き飛ばします。
唯「ありがとう憂!私これから頑張るよ!」
唯「頑張って頑張って憂の頼れるお姉ちゃん――恋人として!!」
憂「うん、お姉ちゃん。私嬉しいなぁ」
そして私はもう一度憂に抱きつきました。
一生残るくらいのぬくもりを感じたくて。
こうして私達は相思相愛の恋人となりました。
でも壁はまだいくつもあります。
まずは部員のみんなに言います。
――この人が私の恋人です!
そう憂を紹介しよう。
その次は両親かな。親に言うのはまだ怖いけど、いつかは言います。
怒られても私が憂を守ります。守り抜いてみせます。
それが恋人としての役目な気がするから。
心が晴々とした気持ちです。想いを伝えてよかった。
ありがとうムギちゃん。感謝しているよ。
さぁ、頑張ろう私。もっともっと今までよりずっと。
憂のために。そして自分のために。
おしまい
601 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 15:00:53.95 ID:pO2Ovsce0
素敵ですよ全く!
乙!よかったよー
おつ!!
604 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 15:17:58.18 ID:FPwPZ932P
ほんと乙だ
605 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 15:21:24.17 ID:jUfH/jLsO
うふふふふふ
次はどんな唯憂が来るのかなー?
607 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 15:36:15.95 ID:pO2Ovsce0
――切り取ったような、夕暮れの日が差し込む教室。
憂はまるでその絵画の一部のように窓辺に佇んでいました。
その透き通るような輪郭に見惚れて、私は声を掛けるのを忘れてしまいます。
「あ……お姉ちゃん」
私に気づいた憂は、体重を預けていた壁からゆっくりと離れ優しく微笑んで見せました。
知らずのうちに私の心臓は速くなって、誤魔化すように憂へと近づきます。
「今日は部活ないんだ」
「そっか」
「一緒に帰ろ」
「うん」
その短く交わした言葉の中に、憂と私の近さを感じられて思わず笑みが零れます。
憂も私のそんな顔を見て微笑んでくれて、胸は、とっても温かいもので満たされました。
「あ、ちょっとまって」
「なあに?」
「少し、ここにいてもいい?」
一年下の教室が懐かしく、窓に近づく私に憂は何も言わずに着いてきてくれました。
608 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 15:36:58.69 ID:pO2Ovsce0
「久しぶりだー」
「お姉ちゃんは二組だったでしょ?」
「うん、でもなんだかなつかしいんだ」
窓を覗くと、私の後ろに映る憂と目があって、二人ともくすりと笑ってしまいました。
「そうだ、憂はどうして教室にいたの?」
「んー、なんとなく」
「そっか」
何てこと無い会話を交わして、このまま告白しても平気かな、なんて思ったり。
「お姉ちゃんは?」
「え?」
「どうして私の教室にきたの?」
「んーと、なんでだろね」
なあにそれー、なんて笑いながら、憂は教室を見回しました。
どうしてここに来たのか、なんて言えるはずもありません。
もし憂がいたら、そんな期待に胸を膨らませ駆けてきた私。
憂が知ったら、どう思うかな。
609 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 15:37:39.24 ID:pO2Ovsce0
私も憂も、そのゆったりとした雰囲気に浸るように口を閉ざしました。
私はすぐ隣の憂が気になって少し挙動が怪しくなってしまったかもしれません。
憂は後ろで手を組んで、上履きの爪先をとんとんと鳴らしています。
「……きれいだね」
「えっ?」
憂のその言葉に、思わず私は体を反応させてしまいます。
「空、とってもきれい」
「あ……そうだね」
少しだけ感じてしまった恥ずかしさを隠すように、また窓の外に目をやりました。
教室には、私と憂の二人だけ。
610 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 15:38:21.34 ID:pO2Ovsce0
どれほど時間が経ったか、森閑とした雰囲気の中で私は分かりません。
ただ、太陽は全部沈みきっていないのでそれほど長くは経っていないのでしょう。
少しの孤独感を紛らわすために、傍らの憂を見つめました。
「帰ろっか」
「そうだね」
前を歩いて教室を出ようとした私の手に、すっ、と憂の手が滑り込みました。
振り向くと、そこには笑顔の憂。
「えへへ、ご飯どうしよっか」
心を乱された私は、開き直るように手を握り返します。
「帰りながら決めようよ」
「うん、わかった」
浮かび上がるような感覚の中で、僅かに香る甘い匂いを胸に吸い込みます。
やわらかい憂の香りは、いつだって優しい気持ちにさせてくれます。
611 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 15:38:49.49 ID:DeiHiD3q0
続けて
612 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 15:39:01.53 ID:pO2Ovsce0
「一緒に帰れてよかった」
煩わしい言葉など一切込めず、純粋なだけのその台詞に私は子供じみた幸せを感じます。
そして、どうにか聞こえるくらいの声でうん、とだけ答えました。
憂がいてよかった。
その台詞は、聞こえないように。
「ん〜?」
下を見ていた私の視界には、いつの間にか憂が入り込んでいました。
憂ときたら、意味深げな口で笑っていて、私にはなんのことやら分かりません。
戸惑う私の目を引いて、憂はまた歩き出します。
気になって、尋ねようとした私の耳に、
わたしもね、と囁くような声が聞こえたのは、誰の耳にも秘密です。
おしまい。
なんなんだこのスレは
萌え死んでしまう
614 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 15:47:38.64 ID:DeiHiD3q0
乙、よかった
この姉妹はもはや奇跡だな。素晴らしすぎる
616 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 16:24:07.29 ID:71A7JgumO
いつからだろう
妹の依存しなくなったのは−−−
ゆい「今度合宿行くんだぁ〜」
うい「うわぁ〜いいなぁ」
ゆい「えへへ〜」
きっと他に打ち込めるものがあるからだろう
高校に入ってから私はギターを始めた
きらめく青春がしたかった訳ではない
私はどうする事も出来ない何かから逃げたかったのだ
子供なりの逃避と言うやつだ
ごまかす何かが欲しかっただけに過ぎない
それでも何時しか私はギターの虜になっていった
別のなにかを愛するように
なにかを誤魔化すように
支援ー
618 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 16:32:17.31 ID:71A7JgumO
小学生の頃、私達姉妹は双子のように意思疎通だった
私の一部みたいなものだった
ご飯を食べるのも、音楽を聞くのも、見る風景や感じる空気さえも同じように感じているのだと思っていた
中学に入って何かが変わっていった
最初は気付きもしなかった
何が起きているのか、何がズレていっているのか
私の世界はあまりにも狭すぎたのだ
全てが妹を中心に廻っていた世界が私の思考を蝕んでいたのだ
私達は意思疎通などしていなかった
それどころか私達は余りにも違い過ぎたのだ
619 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 16:41:01.97 ID:71A7JgumO
妹は勉強もスポーツもほどなくこなした
それなのに彼女は努力を惜しまない人間だった
面倒見も良く、料理や家事も出来たし、控えめで慎ましい子だった
きっと同級生達も同じような印象を持っているに違いない
それなのに私は彼女とは正反対の人間で、頭も良くなく、運動音痴で、努力が嫌いな人間だった
めんどくさがり屋で、家ではゴロゴロするのが好きな人間で彼女とは意思疎通どころか、同じ姉妹なのか自分で疑いたくなるほどだった
620 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 16:51:30.14 ID:71A7JgumO
そんな妹を親は良く出来た子だと誉め、ういに家と私を任せて2人で良く家を空けるようになったのは、私が中学3年生の頃だった
私達姉妹を知っている中学の先生も、凸凹姉妹だとネタにしたのももう懐かしい記憶だ
私は妹が好きだった
いや、まだ好きなのかもしれない
私の心の奥底に押し込めているだけで…
小学生の時は朝起きる時から寝る時までひとつの部屋でずっと一緒だった
寝る前は二段ベッドで良く話したものだ
今思うに、私が中学に上がってから別々の部屋になった時から少しづつ変化が現れたのだろう
私が中学生になった時、私は早くういに会いたくて部活をしなかった
学校を終えた私達は良くふたりで遊んだ
ういが中学に上がるまでは−−−
621 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 17:02:30.19 ID:71A7JgumO
ういが中学に上がって3ヶ月もした頃だろうか
新入生が学校に慣れ、私達2、3年生が新入生の真新しい制服を見慣れた頃
私達姉妹は凸凹姉妹と言われる様になった
小学生の頃は良く、近所のおばあちゃんなんかに双子のような姉妹だと言われていた私にとって、それは衝撃的なものだった
私達が凸凹?こんなにも似ているのに?
最初はそう思っていた
何を言っているんだろう?そう思っていた
でも、梅雨が明け、夏休みに心踊らせ始めた学生のごとく季節もそれに答えるかの様に時期
私は気が付いてしまった
私達姉妹のあからさまな違いに
どうして今まで気が付かなかったか不思議なくらいに
そしてそれは、私の心を引き裂く様な、私の小さい世界を作り替えてしまうような
残酷な現実だったのです
新しい展開だね、支援
623 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 17:19:20.63 ID:71A7JgumO
それは私が中学2年生の夏休みの時だった
ういが友達とお祭りに行くと言ったのだ
私はてっきり今年も2人で行くものだと思っていた
「お姉ちゃんも友達と行っておいでよ」
夏休みをういと過ごす為に開けておいた私に、ういは悪びれる様子ももなく、そう告げた
私は何かが壊れていってしまうような気持ちをこらえて
「うん、そうするよ〜」
思考を鈍らせたまま、自分を誤魔化すように答えた
私は自分の部屋に籠もって、状況を理解しようと努めた
しかし、私の思考を支配するものは変わって行く妹の姿と理由だった
考えるだけ考えて疲れた私は、いつしか眠りに着き、目覚めた頃には少しだけ私の思考は回復していた
その頭で出た答えは、ういと過ごす為に明けておいた予定のない夏休みと、私には友達が少ないと言う事だ
624 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 17:30:02.95 ID:FPwPZ932P
支援
625 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 17:31:35.41 ID:71A7JgumO
中学3年生の時には、休日に良く友人と遊びに出掛けるようになったのが当たり前になっていた
その時には諦めか、慣れなのか、私もその現実を受け止め、幼なじみと今まで以上に無駄に時間を過ごすようになっていた
ういは家事の出来ない私の為か、親に任された責任からか、夜遅くなる事もなく家に帰って来て、私にご飯を作ってくれた
そういう事だけは変わらなかった
中学3年生の冬、私は自分の気持ちに気が付いてしまった
それはういが男子生徒とふたりで話しているのを、偶然見てしまった時だ
私は体が痺れて、血液が逆流するような、お腹が熱くなるような感覚を覚えた
体を動かす事を忘れて、自分がそこに居ないような、テレビを見ているかのごとく人事の様に思えた
現実だと理解出来なかった
626 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 17:42:38.25 ID:71A7JgumO
その日の夜、私は勇気を出して、それとなく聞いてみた
結果は私の勘違いだったのだが、ういは私と同じような笑顔を他の人に見せる事があるのだと、この時知った
いや、知りたくなかっただけなのかもしれない
それは当たり前の事だったし、思えば私は2年生の時からういの教室に行く事もなくなっていた
私は自分が妹を取られたくないと、独り占めしたいと思った
私の意思とは関係なく体を汚される様な感覚になった
ういは私はのものだ
一番理解してあるし、理解出来る存在なのだ
ういは私の一部なのだから
きっと、双子に産まれきたはずなのだ
それほど瓜二つなのだ、私達は
私はういであって、ういは私なのだ
627 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 17:50:47.22 ID:71A7JgumO
私達姉妹には他の誰にも分からない繋がりがあるのだ
切っても切れない
血の繋がりと細胞の繋がりだ
私達は同じ粘土から作られた同じ人形なのだ
そう、私は妹として、意中の相手として好きなどでは足りないのだ
他の人間には到底理解など出来ない、言葉に出来ない
愛なのだ
私と妹はひとつになるべきなのだ
体と意思が別々になってしまった生き物なのだ
同じ個体が別々の人生を生きて行くなんておかしいに決まっている
私達はひとつであるべきなのに、世間が世界が私達を汚していく
私達を引き裂いて行くのだ
やばい、この展開はやばい
629 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 17:52:39.07 ID:DeiHiD3q0
ヤン唯…だと
630 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 17:59:44.95 ID:71A7JgumO
しかし、15才の私には到底世界に抗う術もなく汚されて行くしかない
私にはどうする事も出来なかった
わかりきっていた
世間、親、友人、私の願いが許される訳がなかった
そして、妹も許してくれる訳がなかった
だから私は、この気持ちを胸の奥に秘める事にした
いつか、私達が体も意思も別々の個体になってしまう時まで−−−
私はういを置いて一足先に高校に上がった
全てを新しくする為に
私の世界を作り変える為に
別の個体になる為に
631 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 18:07:04.06 ID:DeiHiD3q0
よかったカニバじゃなかった
632 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 18:12:25.27 ID:71A7JgumO
高校に入って何かを始めようと思った
何かする事で、気を紛らわせたかった
新しい世界を見つける事で新しい、知らない自分を見つけたかった
いや、忘れたかった
ういと2人だけの世界に生きて来た私は、初めは何をすればいいのかわからなかった
けど、目まぐるしいほどの部活の勧誘を受けた私はこれだと思った
単純な私は部活の事でいっぱいになった
なんの部活かを決めるだけだったけど…
でも障害だらけだった
私は苦手なものが多過ぎたし、2人の世界に引き籠もっていた私は経験がなかった
何をやっても上手くいく気がしなかった
気が付いたら2週間が経っていた
633 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 18:26:25.03 ID:71A7JgumO
私は軽音部に入部した
何か、心に響いたからだ
乾いた地面に水が吸い込んで行くように、私の心を潤した
そして、軽音部の人達が良くしてくれたからだ
暖かかった
心が落ち着いた
私はギターをする事になった
でも、5万はいるらしかった
意味なく数ある貯金箱の中身は悲惨だった
私はういに軽音部に入部した事を告げた
ういは喜んでくれた
そして、お小遣いの前借りの説得に協力してくれた
私は何か居心地が悪かった−−−
ギターを格安で手に入れた
赤いレスポールだ
ういが協力してくれたお金で手に入れた
軽音部のみんなもとっても協力してくれた
ほとんど紬ちゃんのおかげだけど
大好きな人達の愛がこもったギターが愛おしく感じた
そして、何かこのギターはういを連想させた
私は来る日も来る日も家でギターを弾いていた
634 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 18:37:50.39 ID:jUfH/jLsO
しえん
635 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 18:40:38.90 ID:71A7JgumO
私はギターに名前を付けた
ギー太だ
学校も部活も登校も下校も寝る時もご飯の時も私はギー太と一緒にいた
まるで、私の恋人だった
ういの変わりだった。私がギー太に触れるとギー太は綺麗な音で答えてくれた
それは、かつて2人の世界に置いてけぼりにされた私に元気をくれた−−−
ギターを弾くのも楽しかったし、何より部活の仲間といるのが楽しかった
こんなに日々は素晴らしいものなんだと思った
私はういの変わりと新しい日常、いつも待ってくれている仲間達に私の世界は塗り替えられていった
私達は別々の個体になり初めていた−−−
夏が来た
高校初めての夏休みだ
私は降り注ぐ太陽に反射してキラキラ光る木々や街並み、空の様に、ウキウキしていた
今年の夏は予定で埋まっていた
636 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 18:51:37.00 ID:71A7JgumO
それはいつだったか、澪ちゃんが言い出した
合宿に行くと
なんでも、まだ一度もみんなで合わせた事がない事に不満と不安があるらしかった
私は少し、ドキドキした
みんなが奏でる音がひとつになる事が
それに夏休みが終わってすぐに文化祭があるらしい
楽しみだ。ライブが出来るなんて
私は音楽が楽しくて仕方なかった−−−
日々が楽しくて仕方なかった
ゆい「今度合宿行くんだぁ〜」
うい「うわぁ〜いいなぁ」
ゆい「えへへ〜」
私は家を空ける事を伝えた
そして、私はういと離れてももう寂しいと感じる事はなかった
637 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 19:04:16.08 ID:71A7JgumO
いつだったか、お姉ちゃんは私に依存しなくなりました
飛び立つ我が子を見守る様な、親の気持ちです
少し複雑です…
それは高校に入って部活を始めた頃からでしょうか
昔はあんなに私にべったりだったお姉ちゃん
最近は家に帰って来るのは夜の7時くらいでしょうか
でも、めんどくさがり屋さんな所とか、今も変わっていない所もあります
昔から私はお姉ちゃんをもう1人の自分だと思っていました
でも、少し違うかもしれません
影のようにくっ付いていて当たり前のような、そんな感じです
そう、ひとつになどなれない存在なのです−−−−−
憂視点ktkr
ういちゃんマジかわうい
639 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 19:18:29.26 ID:71A7JgumO
小学生の時はいつも2人でいました
惹かれ合う磁石のように私達はどんな時も一緒にいたのです
ある日、小学生の私は姉に対する気持ちに気が付きました
姉という存在がまったく違う意思をもった生き物だと気が付いたという事
小さい時、私は姉の存在になんの疑問も持ちませんでした
私がいて、同じ姿形をした愛しい生き物がいつも側にいるといった認識程度でした
しかし、成長するにつれある疑問が浮かび上がりました
なぜ、この人は私であって、私でないのだろうと
私なのに、私の思い通りに動く事もない、その生き物を疑問に思ったのです
何か引っかかりがあり、歯痒い思いをしたのです
不思議な気分でした
何かを思い出せそうで、そうでない気持ち悪さに似た感情でした
しかし、小さな時から共にいる存在にその答えを見つける事など、到底無理であったのですが、ふっとした時に思うのです
一瞬ですが、この人は誰だろうと−−−−
640 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 19:24:33.01 ID:71A7JgumO
そして、その感情をはっきり認識する事がありました
姉が私以外の人間と仲良く、楽しそうに笑っていた事です
なぜ、私は笑っているのだろうと思いました
私であって私のはずの人間が、私は楽しくもないのに笑っている
不思議な気持ちが湧いて来た後すぐに、不快な気持ちが湧いてきました
そして、私は自分以外の人間に自分が汚されるのが堪らなく我慢出来なかったのです
だから私は姉を一瞬たりとも離しませんでした
それは2人の世界の構築の時でした
641 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 19:33:58.43 ID:Yhe2t3v40
おおいいね
スレタイの趣旨さえあってればどんな展開でもいいね
ここ以外でも唯憂スレ見たいから早く誰か立ててくれよ
642 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 19:52:58.37 ID:71A7JgumO
しかし、中学に入り、私の目的は変わりました
誰とでも気軽に話す姉
誰とでも簡単に打ち解ける姉
私にはない才能
気にいりませんでした
私の一部が誰とでも簡単に打ち解ける事が、私を汚しているようで
一部である姉を汚しているようで
だからは私は姉をあの世界に閉じ込めたかったのです
それは私が中学の初めての夏休みの事でした
私は姉に今年は友達とお祭りに行くと伝えたのです
643 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 20:10:56.43 ID:jUfH/jLsO
う
644 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 20:15:05.77 ID:71A7JgumO
うい「あのね、お姉ちゃん」
ゆい「なに〜?ういー」
うい「私、今年は友達とお祭り行くんだ」
ゆい「え…?」
うい「お姉ちゃんも友達と行っておいでよ」
ゆい「うん、そうするよ〜」
姉の顔は引きつっていました
笑い声は乾いていました
今、どんな気持ちだろう?
毎年、2人で行っていたお祭り、今年は違う人と行く
死刑宣告を受け渡すような、その発言に姉の心はどう形を壊すのか?
私は楽しみで仕方なかった
その、お腹が熱くなるような快感は、自分の大切なもの壊す快感は、私の存在を確認させるのに十分なものでした
私は姉をペットのように飼いたかった
姉は良く1人でいた
目は死んでいた
高校に入って、姉は蘇生し始めた
私は考えた
そろそろ私達は別々の個体だと認めなければいけないのではないか?
姉の幸せを願うべきなのではないか?
その決断は私の罪を軽くしてくれた気がした
意外だったのは、私に我が子を見守る様な、親の気持ちがあった事です。
少し複雑です。
645 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 20:23:31.39 ID:71A7JgumO
合宿から帰って来た姉は何か、違う人間に思えました
何か姉を変える出来事があったのでしょうか?
姉は日を増す事に私に依存しなくなりました
いつしか私が姉の帰りを待つようになり、姉を出迎えるのが日常になりました
私の心にはぽっかり穴が開いてしまったようです
私は姉と一緒な学校に行く事にしました
本当はもっといい高校に行ける学力があるのですが、姉と一緒にいたかったのです
姉の心から私が消えてしまう事が怖かったのです
sien
647 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 20:35:45.41 ID:71A7JgumO
ういが私と同じ学校に入学して来た
結果発表の時はついバカみたいに喜んでしまった
彼女はもっとレベルの高い学校に行くのかと思っていたけど、初めて澪ちゃんや紬ちゃんを家に呼んだ時にそう言ってくれた時、内心嬉しかったけれど戸惑いもあった
ういと同じ時間を過ごす度に、気持ちが蘇りそうな気がしてならなかった
無理やり蓋をした気持ちは、意図も簡単に溢れ出すからだ
私はまた、ういに溺れてしまうのだろうか?
こんな異常な愛など、どうする事も出来ないのに
好きだと伝えられないのに
648 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 20:37:26.19 ID:DeiHiD3q0
しえん
649 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 20:54:56.27 ID:71A7JgumO
ういが軽音部に新入生を入部してくれるように努力してくれている
近いうち新入生歓迎会でライブをする
私は音楽をしている時が一番楽しい
それに私達のライブを見て、新入生が入部してくれると嬉しい
ライブは楽しかった
そして、入部希望者も来た
黒髪でツインテールの可愛らしい子だ
私は可愛いものが好きだ
ギターも凄く上手い
ギターの話しを出来る人が出来て嬉しい
私はもっと軽音部が楽しくなった
日が経つにつれ、私は梓と仲良くなった
普通の妹はこういう感覚なのだろう
愛らしいと感じる
良く抱きついたりして、怒られたりするがそのやり取りも楽しい
きっと姉妹とはこういうものなんだろう
私のういに対する想いが浮き彫りになった気がする
650 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 21:17:38.50 ID:71A7JgumO
私が恐れていたほど、ういに対する気持ちは湧き上がらなかった
それは音楽のおかげなのか、軽音部の仲間達のおかげなのか、梓ちゃんみたいな妹が出来たからなのか
それでも、ういを見る度に時々胸が苦しくなる
それは、世界が終わってしまったような、世界の色がなくなってしまったような
それも何かで紛らわせる事で、なんとか誤魔化す事が出来た
ういと一緒に登下校出来る。
ういが作ってくれたご飯を食べる事が出来る
ういと一緒に生きていける
それで満足しなければいけないのだ
それだけで幸せだと思わなければならないのだ
ういが生きている
ういが息をしている
その心臓が鼓動を打っている
胸が酸素を供給する度に上下する
うい、生きていてくれてありがとう
愛おしいよ。うい
651 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 21:30:06.39 ID:71A7JgumO
私は高校に入学しました
今日からお姉ちゃんと一緒な高校生です
やっと追いついた感じがします
焦りから来る落ち着かないような気持ちからも、やっと解放されました
姉が軽音部に新入生が入部してこないと愚痴っていました
私は仲良くなったクラスメートに軽音部をそれとなく勧めてみたのですが、うまくいきません
ある日、軽音部にお邪魔させてもらう時があったのですが、私はなんだか寂しくもあり、焦りにも似た感情に支配されていました
なぜなら、軽音部の皆さんといる姉は私が見たこともないくらい楽しそうだったからです
少し変わった人達だったけど、姉は笑顔を絶やす事なく幸せそうでした
姉が幸せならそれでいいはずなのですが、私は姉がもう自分のものだけではないと思うとたまらなく悔しかったのです
652 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 21:42:50.41 ID:71A7JgumO
新入生歓迎会がある日、クラスメートを誘ってお姉ちゃんのライブを見に行きました
その子はギターをしていて、ジャズ部に入るか悩んでいると言う話しを小耳に挟んだからです
音楽をしているなら、もしかするともしかする可能性もあります
なぜ私が、こんなにも自分に関係ない事に必要以上に首を突っ込むのかと聞かれたら、姉の喜んだ顔を見たいと言う理由もあるのだけど、一番は姉との繋がりが欲しかったのです
私自身が軽音部に入ってしまえばいいのだろうけど、あの空間には私の居場所などないのです
そして、姉が作り上げたあの空間は私を拒んでいるような気がしてならないのです
姉の演奏はとても素晴らしく、とても愛らしいものでした
姉が輝いて見え、私が知っている姉とは違う人に見えました
それが嬉しくもあり、反面悲しくもありました
そして、とても遠くに感じました
一年という期間はこうも人を変えるのだなと、帰る道すがら私を思いました
653 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 21:57:10.01 ID:71A7JgumO
私が誘ったクラスメートは軽音部に入部する事にしたそうです
姉が嬉しそうに話しているのを見て、私も嬉しくなりました
月日は経ち、私が学校の間取りを完全に把握し始めて、それも当たり前になった夏、姉は今年も合宿に行くと言いました
私は1人がこんなにも寂しいものだと、この時初めて気が付きました
姉は中学の時、一体どれほどの寂しさを感じていたのでしょう
私は自分が許せない気持ちと、姉の残留意識に触れたような気がして愛おしい気持ちが後から後から湧いて来て、その2つの感情が混ざった感情は私の気持ちを気付かせるのに充分でした
私は死ぬほど姉に会いたかった
きっとこれが因果応報というものなのだろう
654 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 22:02:12.15 ID:DeiHiD3q0
支援
655 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 22:13:44.51 ID:71A7JgumO
姉が帰って来る日、私は腕によりをかけて料理を沢山作りました
姉が喜ぶ顔を見て、姉がいなかった時の寂しさなど吹き飛びました
不思議なものです
つい昨日まで、寂しさで死んでしまうんじゃないかというほど、衰弱していた私の心は姉の笑顔ですぐ元気を取り戻したのです
次の日、姉と同じ部活であり、同じクラスメートだという事で仲良くなった梓ちゃんとファーストフード点に行きました
梓ちゃんの口から出て来る、私の知らない姉に私は気が狂いおかしくなりそうでした
姉はどうも、梓ちゃんにベッタリなようです
確かに姉は良く私に抱きついたりしましたが、同い年のクラスメートに同じ様に抱きついたりするのは、私には耐え難いものがありました。
がんばって
657 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 22:45:53.15 ID:71A7JgumO
季節は秋になった
もうすぐ文化祭だ
三回目のライブだ
澪ちゃんとりっちゃんが喧嘩したりしたけど、なんとか仲直りしたようだ
みんなでライブ成功させたいから良かった
私は嬉しくて、さわちゃんが作った着物を家でも来ていたら風邪を引いた
ういが可愛いと言ってくれたからつい調子に乗ってしまった
私は風邪を引いた事がなかった
元気だけが取り柄の私は風邪の辛さを知らない
風邪がこんなにも辛いものだなんて
意識が朦朧とする
ああ、ライブが近いのに
みんなでライブをしたいのに
練習しないといけないのに
風邪を引いた事がない私をういが必要以上に心配している
ういの手がおでこに触れる
冷たくて気持ちいい
柔らかくて気持ちいい
ういの手はぷにぷにだね
658 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 22:47:21.75 ID:Yhe2t3v40
支援支援
支援。
660 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 23:00:51.26 ID:71A7JgumO
私はハッキリさない意識の中で目覚めたり、意識を失うように眠るを繰り返していた
目が覚めればういの心配そうな顔が何度も浮かんだ
私の髪を撫でたり、おでこに触れたり
酷く苦しい中で私の熱い顔は、更に熱くなり、目元は風邪でなのか、嬉しさなのか、懐かしさなのか、別の生き物のように熱を持っていた
どうしてそんなに泣きそうな顔をしているのか、私には解らなかった
今にも私が死んでしまいそうな顔をしているように見えた
ただの風邪なのに
私はういの頬に手を添えて、笑顔で大丈夫だよと伝えた
だって、目が覚めれば好きな人がいるだもん
大丈夫に決まってるよ
それは突然だった−−−
なにか、優しく柔らかいものが、私に触れた
私はびっくりして、瞬きを繰り返してピントを合わせようとした
ハッキリしない視覚がまどろっこしかった
ピントがあった時、私の視覚に映るのは大好きな人の心配そうな顔だけだった
661 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 23:16:10.48 ID:71A7JgumO
私は一瞬で状況が理解出来なくて、ういに「なに?」と言葉を吐いていた
ういは、心配とも、切なそうとも、愛おしそうとも、言えるような表情で私に大好きだよと言った
私は涙が気が付かない内に流れていた事を、ういが涙を拭ってくれてから気が付いた
私は嬉しくて笑った気がする
私の思考はういでいっぱいだったし、視覚はういの顔でいっぱいだった
自分の五感に鈍くなっていた
私はういになった気がした
「うい〜うい〜大好きだよ〜うい〜」
私はそれに気が付いて、それから一気に思考は爆発した
感情の波が壁を押し流して溢れ出た
私はういの名前を何度も呼んだ
離れたくなかった
ういに溶けてしまいたかった
思考も細胞もういに飲み込まれてしまいたかった
ういの血管の中を溶けて流れたかった
だから、私はういに強く抱きついた
ういの中に入って行きたくて
体を強くういにくっつけた
ういは私が名前を呼ぶ度に「お姉ちゃん」と答えてくれた
強い抱擁と共に
662 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 23:26:17.79 ID:DeiHiD3q0
支援
663 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 23:37:33.30 ID:71A7JgumO
お姉ちゃんが風邪を引きました
家でずっとライブ用の浴衣でいたからでしょう
姉は風邪を引いた事がない
きっと辛いだろう
私は姉の看病に付きっきりだった
熱が思ったより高くなったから
今まで溜まりたまったものが一気に来たようだった
人生でこんな高熱を出す事は数回しかないだろう
私は姉がひどく心配だった
風邪とはいえ、死んでしまう事だってあるのだから
世界でたった1人、私の分身
私と同じ肉と血で出来た人
唯一無二の存在が消失してしまう事ほど今の私にとって恐ろしいものはなかった
しかし、嬉しい事もあった
姉が私の手の中にいる事だ
最近、フラフラどこかに飛んでいってしまう蝶々のような姉が、私の側にいる
だから、私は一時も離れず姉の側にいた
童貞キモオタの気持ち悪い妄想爆発w
665 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 23:52:39.08 ID:71A7JgumO
熱を計る為におでこに触れた
久しぶりに姉の顔に触れた気がした
その感触はぴったりと引っ付くように、私の手に馴染んだ
やっぱり私達は同じ肉体なんだと改めて認識した
嬉しくて笑ってしまった
そう言えば、姉の寝顔も久しぶりに見る
おでこの上で指の先を遊ばせていると、だんだん欲が湧いて来て、私は姉の頬にも触れた
何度も何度も愛おしいくて、顔の輪郭をなぞった
髪に指を通すとそれはまるで私だった
私は姉の髪一本、どこかに行くのが嫌だった
どじ込めてしまいたかった
例えば、手のひらに姉を凝縮して私の胸に強く押し付けて、取り込んでしまいたいと何度も思考した
そうやって姉の顔を見ていると時間が過ぎるのが、恐らく早かった
私は自分の食事も忘れて、姉の看病と思考を続けた
666 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 00:08:31.16 ID:sOMH6aitO
家を出なくいいように、バカみたいに買い置きしたゼリーをたまに姉の口に運んだ
食べ物を運ぶ動きをする唇はとても妖艶に見えた
私はなぜか、舐めてみたくなった
味を確かめたくなった
私は五感の全てで姉を認識した事がある気でいたが、良く考えてみれば味覚で認識した事はなかった
きっと、だからだろう
気が付いてからは、その衝動を抑える葛藤になった
しかし、そんな無駄な抵抗も虚しく、私の理性は簡単に崩れさった
姉の顔の隣に手をつき唇を見つめた
私と良く似た唇だった
姉の顔を見て逡巡したあとに、私は唇をペロリと舐めてみた
味はしなかった
なにか生き物の匂いがした
姉の生々しい匂いだった
私はなにか、内臓の奥から突き上げるようなものが込み上げてきて、体が熱くなった
そしてすぐに体がぞくぞくした
もっと確認したい−−−
もっと認識したい−−−
667 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 00:10:10.68 ID:xNCurYNA0
ぞくぞくする
668 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 00:33:54.20 ID:+kf3xgeCO
ぬ
669 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 00:37:22.72 ID:sOMH6aitO
私が姉の唇に酔いしれていると、姉は苦しいそうな声を出した
私は姉の頬に手を当てて、姉の様子を見守った
姉は薄く瞼を開き、私の顔を眺めているようだった
しばらく眺めるとにっこりと微笑んだ
私はたまらなくなり、姉にキスをした
衝動的な行動だった
すぐに身を引き剥がし、姉の様子を探ると姉は朦朧とした目つきで私を見たあと何度も瞬きを繰り返した
きっと、視覚もぼやけてしまっているのだろう
姉はピントが合ってきたのだろうか、私を見て、少し驚いたような声で「なに?」と言った
私はめまぐるしく変わる姉の表情に胸が張り裂けそうなほど締め付けられて、思わず「大好きだよ」と呟いてしまった
きっと、締め付けられ過ぎて押し出されてしまったのだろう
姉は私の名前を呼んだ
そして姉も好きだと言ってくれた
強く抱きついてきた
私も強く抱きしめ返した
私も何度も「お姉ちゃん」と呼び返した
670 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 00:50:02.11 ID:sOMH6aitO
もう正直どうしていいかわかんない。一応収集ついてるはず
終わる
何も考えずそっこうで書いて設定もオチも考えずに書いたけど、かなり話しがズレてたりしてるな
字間違えまくりだし、書き込み速度を重視に書いたこんなオナニーに付き合ってくれてありがとう
もうこんなうんこみたいなのひねり出すのは無理だ
あったかく見守ってくれてありがとう
オタクってこんなキモいこと考えて生きてんだな…
そら恥ずかしくて部屋から出れなくなるわな。
672 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 01:00:31.60 ID:cRTN+2Yi0
わかるわかる
適当に書き出すと途中で訳分からんくなったり展開困ったりするんだよなあ
だから俺は断然書き溜め派だわ
でもおつ!
間違いなく面白かったぞ
673 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 01:09:12.86 ID:xNCurYNA0
おつ
674 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 02:16:44.39 ID:6hiIpWrG0
おつ
675 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 03:00:07.85 ID:+kf3xgeCO
い
676 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 03:31:05.65 ID:8ldVoLsN0
いまから投下して遅筆の俺が間に合うかな
スレが落ちる期限って1週間だよな?
677 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 04:34:30.30 ID:y7CwXeywP
期限ってあったっけ?
書くなら支援します
書くなら支援するよ
わたしが目を覚ますとそこは真っ白な天井だった。
体中の鈍い痛み。
そして閃光のように走る、頭と足に走った痛み。
男「―っ! ―意識がもどった!」
側で見ている男が叫んでいる。
天井から目線を下げる。
自分の周りは皆、白衣を着ている。
あぁ、ここはきっと病院で、この男は医者なのか。
自分の両足が吊り下げられている。
「(あぁ、折れてるのかな、これ)」
意識がはっきりして状況を確認する。
周りの雑音が、人の会話だと認識できる。
男「外の家族に伝えて。―平沢さん、大丈夫ですか?」
不意に質問される。答えなきゃ。
「……平沢? ……だれ、それ?」
看護婦「ご家族の方。平沢さん、意識を取り戻しましたよ」
病院の待合室でベンチに座っていた少女はその言葉を聞いて、立ち上がり、駆けていく。
病室の少女が目を覚まして数分後。
病室の前で、駆けつけた方の少女に医者は告げる。
男「意識は戻りました。ただ、記憶に混乱が見られます。」
男「ひらたく言うと、記憶喪失。記憶はいつ戻るか・・・・・・」
男「今はまだ、自分のことすら覚えていません。ご両親は?」
少女は動揺し驚愕した表情を浮かべ、小さく震ている。
「お父さんと、お母さんは、、、今は、仕事で海外に・・・・・・」
医者は気の毒そうな声で、この少女を慰めるように言う。
男「―支えに、なってあげて下さい。」
少女の震えが止まる。
「はい」
その目は、決意に燃えていた。
病室の外から、話し声がする。
そして、静かにドアを開いて1人の少女が入ってきた。
―わたしは、少女に問う。
「あなたは、誰?」
入ってきた少女は、少し悲しそうな顔をした後に笑顔で答える。
「わたしの名前は平沢 憂。よろしくね、お姉ちゃん!」
わたしは混乱した。記憶にない。わたしには、記憶がない。
そして、告げられた単語の中から推測される重大な事実に、狼狽する。
目の前の平沢憂と名乗る少女に恐怖すら感じながらも、つぶやくように聞き返す。
「お、姉ちゃん?」
憂「そう、あなたの名前は平沢 唯」
そして憂はわたしの手を握り、その額に当てて祈るような姿勢になる。
憂「わたしの、たった一人。大切な姉妹……」
平沢 唯
わたしの……名前?
自分でも思い出せないわたしの名を、この初めて会った少女が与えてくれる。
その状況に激しい違和感を感じる。同時に平沢 憂を警戒する。
自分が何者なのか、自分の妹と名乗るこの少女は本物なのか。
記憶をたどることすらできない自分に、イライラしてきた。
もう一度、平沢 憂を見て自分の気持ちを整理する。
恐怖、不安、違和感。そして……気付いた。
自分の中の、この少女をどうしようもなく愛おしいと思う気持ち。
記憶のないはずのわたしが漠然とした『それ』を感じたとき、「あぁ、だぶんこの女の子は自分の家族なんだ」と確信した。
と同時に「わたしは、平沢 唯なんだ」と納得した。
わたしは憂を信じて警戒を解いたが、そこで新たに妙な罪悪感が生まれる。
先ほどからずっと祈るような姿勢の憂。
「(きっと憂……も不安なんだ。何か、何か言ってあげないと!)」
色々と感情を制御できない自分の中で、もう1つこの状況に不謹慎な感情に気付く。
先ほど警戒を解いたばかりで、しかし尚混乱している わたしの口から、不意にその想いがこぼれ落ちる。
「私の妹はこんなにも可愛いのか……」
唐突なわたしの言葉に、憂は驚いた顔で唯を見る。
見つめ合い、静止した時間。
くすぐったい気持ちに絶えられず、わたしは笑顔になる。
どちらからでもなく病室の2人は笑い声をあげた。
あれから一ヶ月
―わたしの記憶は未だに戻っていなかった。
この一ヶ月間、毎日憂は わたしの病室に来ている。
食事、着る物、暇つぶしの遊び相手。
看護婦も感心するほど、憂は甲斐甲斐しく わたしの世話をしてくれていた。
その間両親は一度も病室に来ていなかった。
なんでも海外での仕事が丁度立て込んでいて、どうしても都合がつかないらしい。
正直、そんな薄情な両親に憤りを感じてはいたが、憂に見せてもらったアルバムから自分が両親に愛されていることが充分に理解できた。
両親は子供の わたし達ですら恥ずかしがるほど仲が良くて、いつも わたし達をほったらかして旅行に行っていたらしい。
話の中の両親に、若干苦笑するが、なぜだか和やかな気持ちになる。
今となっては記憶にない、アルバムの中の両親に会うことが楽しみだ。
両親の件をはじめ、憂は記憶のリハビリにも協力してくれている。
買い物の思い出。
食事の思い出。
旅行の思い出。
幼馴染との思い出。
―そして、学校の思い出。
特に高校に入学してから入ったという、軽音部の話は胸を躍らせた。
唯は中学までは部活をしていなかったらしい。
高校生になってから、軽音部に入って少々アグレッシブになったようだ。
唯が軽音部に入って変ったことが嬉しいのか、憂は特に軽音部の話を楽しそうに話した。
本当に、楽しそうに唯の思い出を聞かせてくれる憂。
きっと憂は唯のことが大好きだったのだろう。
はやくわたしに記憶が戻って欲しいのだろう。
それなら、せめてわたしは精一杯、平沢 唯になろう。
記憶の補完も順調。混乱は、もうない。精神も……安定している。
わたしは日に日に元気になっていき、性格も明るくなっていった。
――それが、憂の前のわたし。
687 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 07:12:01.42 ID:+kf3xgeCO
っし
憂「それじゃあ、また明日ね?おねえちゃん!」
そういって、憂は今日も笑顔で手を振って病室を後にする。
「うん!また明日っ!」
そういって、わたしは今日も憂に負けない笑顔で送り出す。
そして最後に、1人残された病室で わたしは今日も大きな溜め息をつく。
ハッキリと、胸を焼くような、大きな罪悪感がわたしを襲う。
今日も憂が楽しそうに話してくれた唯の思い出を反芻して、自問自答する。
しかし、わたしは何も思い出せない。
今病院のベッドにいるわたしは、憂の中にいる唯ではない。
それならば、憂の中にいる唯は……死んだの?
失った記憶が、かつての唯の魂であるかのように錯覚する。
今いるわたしは憂にとってのなんだろう?
憂は笑いかけてくれる。しかし、その笑顔は唯に向けられたもの。
憂の中にある唯を想うと、わたしのアイデンティティが保てなくなる。
それでも、憂の笑顔を思い出すと気持ちが温かくなる。ずっと一緒にいたくなる。
―とても愛しい、憂。
――わたしの、可愛い妹。
「憂……つらいよ……寂しいよ」
「わたしは、憂が…・・・大好き、だよ」
そういって、本当のわたしは今日も、1人涙を流すしかなかった。
とりあえず書き溜めここまで
朝飯食って、もっかい書き溜める
図々しいですが、できれば保守おねがいします
>そして閃光のように走る、頭と足に走った痛み。
なんだこれ
このように文章中の変なところや誤字脱字は
各自補完して大目に見てやってください
693 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 10:24:06.56 ID:xNCurYNA0
ほ
694 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 11:21:00.72 ID:cRTN+2Yi0
おおおおお
相当面白そうなのがきてるじゃねえか
保守
更に半月が経った
ギブスがとれて、病室もリハビリ病棟に移るころ。
―わたしの病室に嬉しい客が来た。
「おっっす!!!! 」
元気な声で、勢いよく病室のドアを開けたのは
カチューシャで前髪をあげた少女、田井中 律。
「声が大きいぞ、律っ! 他の病室の患者に迷惑だろうが!」
そういって、先ほどの元気な少女の頭を諌めるように小突いている
長い黒髪が綺麗な少女、秋山 澪。
「おじゃましま〜す♪」
ふわふわした声と雰囲気で入ってきたのは
眉毛が特徴的な、琴吹 紬。
「……お邪魔します」
ふわふわ少女とは対極に、緊張しながら入ってきた
小柄なツインテールの少女は、中野 梓。
軽音部の面々だ。
「見舞いに来るのが遅れてごめんなさいね、唯」
「……やっぱり、この人数は少し多すぎかしらね」
彼女達の後に続いて
落ち着いた声で、気を遣いながら病室に入ってくる
メガネの少女は、わたしと憂の幼馴染の真鍋 和。
697 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 12:44:54.38 ID:xNCurYNA0
ID変わってるけどID:8ldVoLsN0ってことでいいのか?
わたしは今日のメンバーのことを知っている。
憂が今まで彼女達の話をきかせしてくれたり、写真を見せてくれたりしてきた。
(集まった少女達は皆、写真や伝え聞いたとおりの容姿をしていたので安心した。)
それに加えて、実はわたしは彼女達と前に、電話で直接話をしている。
彼女達は、今日の見舞いのアポをとるために、憂に電話をかけてきていた。
そのときに少し会話をさせてもらったのだ。
彼女達は、唯に会いたいのを今まで我慢していたらしい。
この時期まで、「記憶と精神状態が混乱する」と家族(実際は憂1人)意外の面会を医者に止められていたのだ。
「だから最初は大人数で乗り込んでいくぞっ!!」と電話でわたしにも了承をとりにきた。
>>697 すみません
あの後に急に用事ができて屋外のモバイルPCから繋いでます
だからIDも通信が切れる度にかわっちゃいます
暇ができたので、今のところ書き溜めた分を投下しちゃいます
憂「えへへ、いらっしゃ〜い♪」
そういって、憂は満面の笑みで彼女達を出迎える。
憂も楽しそうで、わたしも嬉しい。
わたしは深呼吸をして、入ってきた面々に挨拶をする。
「えっと……お久しぶりですね、かな?」
わたしが硬い表情なのは、混乱しているからではなかった。
知らない仲じゃない。
それでも
「なんだか、緊張……しますね?」
いざ顔を合わせると、話しかける言葉もたどたどしくなる。
なんだかくすぐったい気持ち。
意識を取り戻した夜、憂と見つめ合ったときみたい。
律「うぉっおぃ!! 唯が! 唯が敬語だ! 初々しいぞ!」
大げさな身振りで、律はリアクションをとる。
律「いや、むしろ『憂い憂いしい』 ! 敬語が、憂ちゃんっぽいって意味で!」
さらにたたみ掛ける。自信満々の顔をして、律はわたしを見た。
楽しい人だなぁ。
澪「変な造語つくるな!」
澪はすかさずツッコミを入れる。
まるで夫婦漫才だ。
憂「なんですか〜、それ」
憂も笑ってる。
病室の中の空気も緊張感がなくなり、少し明るくなる。
わたしも、自然と笑みがこぼれる。
気が楽になった。
「相変わらずなんですね、律さんは」
気が緩んだ瞬間、不意にでた わたしの言葉に病室の中の全員が動きを止めた。
702 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 12:57:36.31 ID:xNCurYNA0
把握、支援
『相変わらず―』
紬「唯ちゃん、まさか」
梓「覚えているんですか!?」
2人はわたしの側に来て、まっすぐとわたしの目を見て訊いてきた。
「ごめん」
紬と梓の期待が宿る目
その2人の目と、目を合わせるることができずに瞼を閉じる。
「ごめんね。思い出せないや」
やっぱり、わたしの頭の中にあるのは、憂との予習で得た知識としての思い出だけだった
自分でも、この人達に直接会ったなら、もしかして記憶が戻るようなことがあるかも……という小さな希望はあった。
その小さな希望が、あさっり無くなったことに、失望する。
でも、なぜだろう。
さっき不意に出た言葉の理由は―。
自然と口から言葉が出る。
「……でもね、なんだか懐かしいんです」
そうだ。
なんとなく、ただ懐かしい。
みんなが周りに居ると懐かしく感じる。
「だから、さっきまでみたいに今までどおりに接してください」
わたしはさっきと同じ笑顔でそう言った。
「梓ちゃんも! そんな泣きそうな顔しないで、ね?」
少し、この後輩をからかってみる。
梓「うっ、な、泣きそうな顔なんてしてません!!」
入ってくるときは緊張でガチガチだったくせに。生真面目なコなんだね。
律「いつもどおりか〜。いや、さっきのは緊張のあまり ちょっととばしすぎてたんだけどな?」
律は照れくさそうに笑っている。
澪「そうか?律はいつもあんな感じだぞ」
和「そうね。律は案外いつもああね。」
澪と和が律に厳しいツッコミを入れられる。
律「おぉい! 唯、違うぞ! これはこいつらの策略だからな!?」
「どうなんですか?紬さん?」
懇願するような目の律を受け流し、側にいた紬にフッてみる。
紬「ふふふ、皆いつもどおりね〜」
頬に手を添えながら、紬は柔らかい笑顔で答える。
律「っムギぃ〜〜〜!!! わたしは本当はこんなキャラじゃなぁああい!!!」
しばらく、病室に笑い声が響く。
わたしはなんとなく気になって、憂の方を見る。
憂も楽しそう。
この感じ、やっぱり懐かしいな。
紬「ときに、唯ちゃん?」
笑い声の中、紬が思い出したかのようにわたしに話しかけてきた。
「なぁに?」
わたしも、自然と敬語じゃなくなっていた。
紬は小さく先払いをした後、まるで幼子に言い聞かせるような柔らかく、ハッキリした声で言う。
紬「これからm、これからは……わたしのこと、『紬さん』じゃなくて『ムギちゃん』って呼んでね?」
「ムギちゃん?」
紬「そう、約束してねっ!」
紬は、さっきと同様の期待を宿した目で、わたしの目をまっすぐ見ている。
そうか、あだ名か。
「うん! わかったよ、ムギちゃん!」
今度は、その目を逸らさずに答える。
なんだか、誇らしい。
やっと記憶の中の友達に出会った気がした。
そのやり取りを聞いていた皆も次々と名乗りを上げる。
律「わたしのことは『律さん』じゃなく『りっちゃん』って呼ぶんだぞ!」
澪「私は普通に『澪ちゃん』でいいよ」
和「私も普通に『和ちゃん』って呼ばれていたから、これからもそう呼んでね?」
それから
―憂は満面の笑みで梓の肩を掴んでいる。
なるほど。
「梓ちゃんは?」
わたしも憂と同じくらいの笑顔で梓に聞いてみる。
梓「え、えとえと」
顔が真っ赤だ。
周りの皆も悪戯っぽく笑っている。
「?」
梓「〜〜〜〜〜っっ!!!」
目が合うと、反らし、また目を合わせて。
遂に決心したかのように、梓は真っ赤な顔で言った。
梓「あ、ああ、わたしのことは『梓ちゃん』じゃなく、……『あずにゃん』と呼んで下さいぃ!!」
そのとき
半ばヤケになったような、梓の叫びは、病院中に響いたとか。響いてないとか。
710 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 13:33:18.19 ID:Ii6N6vizP
支援
711 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 13:38:22.23 ID:y7CwXeywP
支援
その日の夜
みんなが帰った後、いつものように、今日得た唯の思い出を反芻する。
「楽しかったなぁ」
1人になって静かになった病室で、なんとなく声をだしてみる。
みんな、聞いていたとおりの楽しい人たちだった。
ちょっと賑やか過ぎる気がしたが。
「ふふっ」
もう一度、今度は1人で笑い声を上げてみる。
さっきまでの賑やかさを確かめるように。
「ふふふっ」
思い出し笑いが止まらない。
まるで、修学旅行での旅先での夜みたい。
その日の夜、わたしは1人、笑いながら眠りについた。
―でも
―今日はいつもより、憂とあまり話すことができなかったなぁ……。
ということでキリのいいところで、また書き溜めに戻ります
少々急ぎ足でしたが、しかたがない
また夕方あたりまで保守お願いします
714 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 14:45:41.19 ID:xNCurYNA0
ほ
715 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 15:08:01.97 ID:JxT4r6yF0
はい
716 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 16:03:03.01 ID:y7CwXeywP
ハイパー支援モード
ほ
719 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 18:00:51.31 ID:y7CwXeywP
マダー?
721 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 19:00:35.60 ID:KUuzrrkj0
ほ
帰宅
結局あの後、書き溜めなんてできなかった
こんな日曜日にまで呼び出されるなんて
もうダメぽ
遅筆だけど
即興で書いてく
許して欲しい
更に一月が経った。
目が覚めた頃の季節はまだ秋になりたてだった。
今では病室の窓からみえる景色も、空気の臭いもすっかり冬になっている。
憂「おねえちゃん。今日は寒くなってきたから、毛糸の腹巻持って来たよ♪」
相変わらず憂は毎日病室に来て、わたしの世話をしてくれている。
「ありがと〜、憂♪」
憂からもらう、少し気の抜けたプレゼント。
嬉しい。
リハビリ病棟に移ってからは、両足のリハビリに励むことになった。
妙な言い方になるが、わたしの両足はかなりキレイに折れていたらしい。
骨の回復もはやく、わたしの足は順調に治っていた。
これだとリハビリの頑張りしだいでは、今年中には退院できると医者は言う。
それでもリハビリを始めた当初は、激しい痛みと倦怠感との闘いだった。
725 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 19:52:23.23 ID:xNCurYNA0
支援
自分は特別不幸な存在だと言い訳をして、この苦痛から逃げ出したくなる。
自分には、両足で立って歩いていた記憶などない。
それならいっそ一生車椅子でも、いいんじゃないか?と自分に言い訳する。
そういって挫けそうになるとき、憂は何度も側にきて支えてくれた。
自分に言い訳はできても、憂にだけは言い訳はできない。
あの日、目が覚めたときに、憂のつぶやいた言葉を思い出す。
「わたしの、たった一人。大切な姉妹……」
愛しい憂。わたしの可愛い妹。
リハビリ生活を通じて、わたしの憂に対する想いは大きくなっていった。
そして、支えてくれているのは憂だけではない。
軽音部のみんなと和。
面会が許可されてから、彼女達は数日に1回のペースで会いに来てくれている。
毎度のことながら、彼女達は病室で賑やかに雑談する。
そして、たまにリハビリの手伝いもしてくれた。
彼女達の賑やかさには救われる。
楽しくて、余計なことを考えずに済む。
なにより彼女達は
きっと今までも、平沢 唯はこうしてみんなの助けを得て生きてきたのだろう。
「ふふふっ」
まるで、かつての平沢 唯になったかのような感覚に、自然と笑い声がでる。
728 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 20:14:58.28 ID:+kf3xgeCO
支援
729 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 20:19:15.76 ID:cRTN+2Yi0
平沢姉妹の愛情表現はたまらんなホント
―リハビリは順調に進んでいった。
男「立ち上がってみて」
「はい」
車椅子を支えに、わたしはなんとか立ち上がる。
男「うん。いや、すごいな」
医者は素直にわたしのリハビリの成果に感心する。
男「歩いてみてくれる?」
ゆっくりと、わたしは自分の足で、一歩、足を前に出そうとする。
「あっ」
しかし、片足を前に踏み出しせるほどには、腰と足の感覚はまだ戻ってなかった。
わたしはバランスを崩して倒れそうになる。
憂「おねぇちゃん!!!」
憂がわたしの肩を支えて、姿勢を元に戻してくれる。
男「まだ、日常生活を送るには松葉杖は必要か」
そう つぶやいた医者は腕を組んで唸り声をあげる。
憂「あ、あの……お姉ちゃんは、どこか深刻なんでしょうか?」
震えた声で医者にたずねる。
今にも泣きそうな顔をしている憂を見て、わたしも泣きそうになる。
男「あぁ、いやいや。逆だよ」
医者はあっけらかんと答える。
男「そろそろ、退院の時期も具体的に考えないとね」
そういって医者はカルテになにか難しそうな言葉を書き始める。
男「入院生活や生活態度を見ると、君の記憶障害は、日常生活をおくるのに、問題は、なさそうだけどね」
もったいぶった話し方をしながら、カルテを見つめ、溜め息をつく。
男「まぁ、記憶障害の件は専門の先生の意見もきかないといけないが」
男「2、3歩。歩けるようになったら、ていうのを……当面の退院の目安にするか」
そういって、医者はわたし達に笑顔を向けた。
732 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 20:52:53.65 ID:xNCurYNA0
支援
既に溢れんばかりの笑顔だったわたしに向かって
男「退院とはいっても、しばらくは自宅から通院してもらうよ?」
医者は笑顔で釘をさす。
診察室をでた後。
そこで、わたしは遂に我慢できずに声をあげて喜んでしまう。
「やったー!!!」
そうだ!わたしが歩けるようになれば!
これからは、憂と一緒の家に帰ることができる!
これからは、みんなと同じ学校に通うことができる!
そして、もしかしたら自宅に帰ることによって記憶が戻るかもしれない!
「やったね!憂!」
わたしはこれまでにない誇らしい気持ちだった。
「やったね!お姉ちゃん!」
憂もまた、満面の笑みをわたしに向ける。
その目にはうっすらと涙がにじんでいた。
734 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 21:13:31.33 ID:Ii6N6vizP
しえん
「もう!憂ってば泣くのはまだ早いよ?」
わたしは憂の目尻の涙を拭いながら言う。
憂「そうだね、まだ早いよね……」
憂は少し落ち込んだ顔になる。
その表情にわたしは狼狽する。
「ちょっ、ちょっと憂。そんなに落ち込まないで!」
憂はいまだに下を向いたままだ。
「わ、わたし頑張るからね!すぐに家に帰れるように、わたし頑張るから!」
憂「違うの」
憂はもう、さっきの笑顔になっている。
憂「また、2人で、家に帰って、学校いって。いままでみたいに一緒に過ごせるんだと思うと」
憂「ただ、嬉しくて……」
736 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 21:35:49.87 ID:y7CwXeywP
支援
『いままでみたいに』
憂のその言葉で、わたしが忘れかけていた黒い罪悪感が蘇る。
憂がいっしょに家に帰りたいのは、『わたし』なのか?
憂「おねえちゃ〜ん?」
慰めるように、若干甘い声で憂が声をかけてくる。
気付けば、わたしの目にも涙が溜まっている。
憂「ふふふ、おねえちゃんも今から泣いてるよ?」
憂はそう言って わたしが憂にしたのと同じように、わたしの目尻の涙を拭ってくれる。
その行為で、逆にわたしは涙が止まらなくなる。
―憂が側にいてくれるだけで、わたしは頑張ることができる
―憂が笑ってくれるだけで、わたしは幸せになる
「ゴメン、ゴメンね?わたし、頑張るから……頑張るからね?」
このとき、遂にわたしは心に決めた。
わたしのこの足で歩けるようになったなら……憂に、この想いを告白しよう。
738 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 21:51:25.28 ID:aLlrjt7q0
これって唯と憂の結婚式目前で起きた悲劇なんだよな?
739 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 21:54:01.13 ID:cRTN+2Yi0
>>738 生まれた時に結婚してるはずだからそれはない
記憶のない、わたし。
今までの、平沢 唯じゃないわたしだけど、貴方が好きですって伝えよう。
「……頑張るからね!」
わたしは、最後に強く憂いった。
憂「……」
憂は黙っている。
もしかしたら、わたしの決意が、想いが、伝わってしまったのかも。
憂は少ししてつぶやく。
憂「あんまり、頑張って、早く退院されるのも困るかも……」
「え?」
憂、なにを言ってるの?
憂「実は、あまり家の掃除してなくて」
憂「けっこう散らかってる……かな?えへへ」
憂は悪戯っぽく笑った。
741 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 21:55:52.29 ID:xNCurYNA0
よく考えたら苗字同じだしな
742 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 22:00:29.83 ID:cRTN+2Yi0
うおおおおお憂かっわえええええ
それから数日後
―わたしは、眠る間も惜しんで、リハビリをしていた。
今日もまた、リハビリルームで1人、黙々と屈伸をしている。
憂はまだきていない。
リハビリに熱心になりすぎて、着替えの服を忘れていたのだ。
憂「汗、かきすぎて、風邪をひかないようにね?」
そう言い残し、憂は家に着替えを取りに行っている。
そこに、軽音部のみんながやってきた。
律「よっ、頑張ってるな!」
初めて病室に入ってきたときとは違って、あっさりとした挨拶。
「りっちゃん」
澪「憂ちゃんに聞いたぞ?歩くことができたら、退院なんだって?」
いつも律にいれるツッコミとは違って、優しい声で話しかけてくる。
「澪ちゃん」
紬「はい、唯ちゃん、すごい汗かいてるわよ?」
そういって、ふわふわのタオルをだしてくる。
「ムギちゃん」
梓「わたし達も手伝わせてください!」
ふふふ、やっぱり生真面目なコなんだね。
「あずにゃん」
745 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 22:30:34.86 ID:xNCurYNA0
支援
和「まったく、着替えの服くらい電話くれればとってくるのに」
なんだか、いってることがお母さんみたいだよ?
「和ちゃん」
みんな、憂と一緒にわたしのことを支えてくれた。
そうだ。みんなにも、わたしの決意を伝えておかなきゃ。
「ねぇ、みんな。聞いてくれるかな?」
―わたしは問う。
「わたし、記憶を失くして、前と変った?」
軽音部の面々は、少し困ったような顔をした後に笑顔で答える。
律「少しだけ、雰囲気がちがうな」
澪「あぁ、記憶を失くす前より落ち着きがある……かな」
紬「そうねぇ〜大人しくなったかも」
梓「以前よりしっかりしてます!」
和「……胸が大きくなったわね」
澪「和……」
和「あら?」
748 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 22:52:37.52 ID:Ii6N6vizP
わちゃん…
749 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 22:55:03.58 ID:y7CwXeywP
わ…
750 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 23:17:58.41 ID:cRTN+2Yi0
まだかーーー間に合わなくなっても知らんぞーーー
おいおい
これだけ占領しといてそりゃないだろ
……そうか、やっぱり平沢 唯にはなれなかったか。
「そう、わたしは、もう記憶を失くす前の平沢 唯じゃないの」
「記憶を失くして、自分を失くして」
「空っぽの人間だった」
「でも、そんなわたしでもこの2ヶ月の間にいろんなこと考えて、耐えて、経験して」
「みんなとも、友達になって」
「そして、人を好きになったの」
また、自然と涙が溢れてくる。
「わたしね、憂が、あのコのことが大好きなの」
「わたしが歩けるようになったらね、この気持ちを伝えようと思うの」
「この気持ちはこの2ヶ月間で得た『わたし』だけのもの」
こんな告白聞かされたら欝な気分になる自信がある
『自分は、もう記憶を失くす前の平沢 唯じゃない』といった。
みんなの記憶の中の平沢 唯は、もうどこにもいないのだと。
そう言ったのだ。
その事実に、軽音部の面々はショックを隠し切れないようだ。
当たり前か。
わたしはずっと騙してきたのだ。
それで、支えてもらっていたのだ。
「ごめんなさい。平沢 唯じゃなくて」
「ごめんなさい。平沢 唯になれなくて」
しかし、決めたのだ。この想いを伝えると。
これ以上、『わたし』の友達を騙したくない。
これ以上、『わたし』が大好きになった人たちに嘘をつき続けたくない。
伝えなきゃ。
全てを告白すると。
755 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 23:53:54.61 ID:xNCurYNA0
記憶が戻った時この気持はどうなるのか
平沢 唯がいなくなり、『わたし』がかわりになったことを。
きっとあのコは許さないだろう。
それでも、もし。
もし、許してくれるなら。
『わたし』はあのコを愛していると。
全ての事実を告白するんだ。
自分でも狂気じみていると思う。
自分よがりな、自己中心的な考えだと思う。
この2ヶ月間、支えてくれた友達を無為に傷つけた。
これからわたしは、最愛の人を傷つける。
その先にあるかもしれない。
あの、黒い罪悪感の無い、真実の愛を手にするために。
憂が『わたし』を許したとき。
憂が『わたし』を愛したとき。
憂はそのとき、妹じゃなくなる。
憂はそのとき、恋人になる。
そうだ、きっと憂は恋人になるよ。
きっと妹じゃなくなる。
「だって、わたしの妹がこんなに可愛いわけがないもの」
―あ、歩けた
=終わり=
最後走っちゃったよ。
ほんとはもっと猟奇的ひどいバッドエンドにするつもりだった。
そのために伏線針まくったのに
あれ?落ちない……
あと40分あんじゃん!!
760 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 00:04:11.02 ID:j1/k2KMJ0
・・・はい?
死にたい
12時丁度にスレ落ちるとおもった
修正おk?
762 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 00:08:46.83 ID:8NwYBY48P
ここまでやったなら満足いくようにやればいいと思う
763 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 00:10:57.73 ID:4NnkJ7WsO
どうぞ
764 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 00:35:22.84 ID:3S+xhd880
今は八日で落ちるんじゃなかったっけ
書き溜めてるけど
間に合わんポイ
だめぽ
今日仕事が入りさえしなければ
ならスレ立てて
読みに行く
というか一週間経ったのか
767 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 00:56:22.42 ID:j1/k2KMJ0
まあ他にも書きたいって言ってた人いるのにこれじゃさすがになあ
768 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 02:14:25.56 ID:9lBV76SRP
次待ち
769 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 03:03:30.44 ID:yZVmfKRo0
あ
hey
771 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 05:59:53.57 ID:Bei9MxnzO
かいてかいえ
772 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 07:41:11.54 ID:3S+xhd880
保守
773 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 09:49:29.91 ID:xLHMK/87O
落ちたらスレたてするのは確定的に明らか
774 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 10:27:04.21 ID:i/vQNpCTO
唯「おー、何やら憂宛てに荷物が届いたよ〜、何何…PC部品?なんだろ?」
ダダダダダッ
憂「お、お姉ちゃんっ!」
唯「あ、憂〜、なんか届いてるよ」
憂「あああ、ありがと…」
唯「憂?」
こんな感じかい?
775 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 10:39:35.74 ID:9lBV76SRP
顔色を伺わなくていいから書きなさい
776 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 10:54:28.45 ID:Bei9MxnzO
ううう
777 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 11:39:06.48 ID:hsciNohhO
いいい
778 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 12:46:07.28 ID:fP1ZY8FM0
落ちるのは今日の深夜くらいか
779 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 13:21:57.20 ID:i/vQNpCTO
>>775 ごめん、昨日の唯澪SSで力尽きてるんだw
憂「あ、危なかった…姉物エロゲーなんて買ってるのお姉ちゃんに知られたら嫌われちゃうよぉ…」
780 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 13:42:45.92 ID:aDOhE68xO
そろそろ次のテーマとスレタイ考えるか
参加したいし
781 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 14:00:09.41 ID:fP1ZY8FM0
憂「私のお姉ちゃんがこんなに可愛いわけがない」とか
まだー?
日本人「在日がこんなに可愛いわけがない」
在日「人生相談があるニダ」
いやだ
784 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 17:03:17.80 ID:s7+6srbX0
和「私の唯がこんなに可愛いわけがない」
785 :
マジレス1IX91w ◆MAJI1IX91w :2010/10/25(月) 17:35:46.08 ID:xOZXS+Rq0 BE:3242803469-2BP(8893)
あー読むノめんどくせー
786 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 17:54:38.26 ID:Bei9MxnzO
んん?
787 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 18:17:46.71 ID:/yrIZTvoO
よし
788 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 19:38:52.09 ID:fP1ZY8FM0
789 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 19:38:52.94 ID:IZ4BOPaj0
憂ちゃん可愛い
790 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 19:42:22.34 ID:ipsnbE7D0
そろそろ落ちるか
しかしいっぱいSSが投下されたスレだな
791 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 20:05:54.06 ID:mferrjVW0
名残惜しくもある
792 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 20:55:33.27 ID:gL7S1YKPO
お姉ちゃんには好きな人がいるらしい。始めてそれを聞いた時、凄くショックだった。お姉ちゃんが、大好きなお姉ちゃんが遠くにいっちゃうような気がして。
憂「お姉ちゃんが好きな人ってどんな人なの?」
思わず聞いてみた。いつもは大好きなお姉ちゃんの蕩けるような柔らかい笑顔が今は胸に痛い。
唯「すっごく可愛い人」
憂「え?」
唯「んでね、今、私の目の前にいるの」
憂、だーいすきっ!て抱きついてきたお姉ちゃん。顔を少し赤くして笑顔で私を抱き締めてくれるお姉ちゃんの方が可愛く見えて、私、思わず言っちゃった。
憂「私の好きな人もね、目の前にいて、とても可愛い人なんだよ!」
end
793 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 20:58:54.26 ID:gL7S1YKPO
名残惜しさのあまり思わず書いてしまった……。どのSSも面白かった、唯憂最高!
794 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 21:12:08.94 ID:Bei9MxnzO
落ちません
795 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 22:06:38.41 ID:YHYIo1o7O
最後まで酔おうじゃないか
憂「あのね...
人生相談があるの... 」
あと2,3時間持つと思うけど最後に誰か書かないかな
今日で最後か
799 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 22:35:43.01 ID:5crHp3p70
お姉ちゃんが好きです。
いつもいつも笑顔で優しくて元気いっぱいで
あたたかいお姉ちゃんが好きです。
たまにお姉ちゃんは
憂は私の妹でよかったの?と言います。
お姉ちゃんは私なんか頭悪いし運動オンチだし
ドジだしいいところなんかないよ、と言います。
そんなことありません。
ドジだろが運動オンチだろうが
笑顔で優しくて元気いっぱいであたたかいお姉ちゃんが好きだから。
私はお姉ちゃんの妹じゃないといけません。
生まれたときからなかよしで
お姉ちゃんを大好きでいつづけます。
800 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 22:37:22.70 ID:j1/k2KMJ0
あるじゃねえか
とっておきの唯憂がよぉ
801 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 22:43:52.08 ID:5crHp3p70
私の一日はお姉ちゃんのためにあると言ってもいいかも知れません。
毎朝起こすのが日課です。
寝ぼけ眼で大きなあくびをするお姉ちゃんがかわいすぎて堪りません。
お姉ちゃんのお世話をするのが私の生きがいとなっています。
お姉ちゃんのそばにいつづければ常にかわいいお姉ちゃんが見続けられ
笑顔を貰うことが出来ます。
お姉ちゃんの視線を感じると胸が温かくなり私まで笑顔になります。
ドキドキと鼓動が高まっていき気分が良くなるのです。
そして朝からハイテンションですね。
802 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 22:44:54.43 ID:8NwYBY48P
きたか!支援
803 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 22:50:31.45 ID:5crHp3p70
お姉ちゃんのかわいいところはそれだけではありません。
このボサボサの髪の毛もかわいいと言えます。
逆立った髪の毛は何故かお姉ちゃんにピッタリと言うほど似合ってます。
かわいいです。本当にかわいい……。
でもお姉ちゃんはイヤみたいなので髪の毛をキレイにします。
一人だと大変なので私も手伝ってあげます。
ちょっとクセッ毛だけどキレイでサラサラしているお姉ちゃんの髪の毛が大好きです。
昨日のシャンプーの香りが漂い、私を魅了してきます。
なのでついつい撫ででしまいます。
そうするとお姉ちゃんは凄い笑顔になって私の頭も撫でてくれます。
804 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 22:57:22.97 ID:5crHp3p70
唯「ういは朝から甘えん坊さん?」
憂「んー……かな?」
唯「そうなら私がもっともっと頭撫でであげる」
そう言うと私をお姉ちゃんの胸に引き寄せ
もうこれでもかと言うほど頭を撫でてくれます。
頭からお姉ちゃんの温かい手が伝わり脳に直接刺激して
何ともいえない心地よさに包まれます。
憂「気持ちいい……」
その気持ちよさが私を二度寝へと誘ってくるようでした。
目を瞑ればお姉ちゃんに抱きついて揺りかごに乗っている自分が浮かびます。
ゆらゆらと揺れるけどお姉ちゃんが支えてくれて私を包んでくれます。
波の上に居る様にゆらゆら揺れる揺りかご。
お姉ちゃんと一緒に居るだけで私は幸せなのです。
805 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 23:01:06.02 ID:fP1ZY8FM0
支援
806 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 23:06:38.99 ID:5crHp3p70
唯「ういー?寝ちゃダメだよぉ。学校遅刻するよー」
お姉ちゃんの揺さぶられる感覚で目が覚めます。
もったいない。もっと一緒に抱きついていたい。
心からそう思います。
学校がたまに行くのがイヤになります。
お姉ちゃんと登校できるのは非常に嬉しいのですが
クラスが、学年が違うせいで一緒に居られる時間が殆どありません。
――寂しい。
この感情が私を襲い続けます。
授業中でも梓ちゃん達と喋っていても頭に、心に纏わり付いてきます。
振り払えたらどんなに良いことでしょうか。
多分、私の心が強くならないと出来ないことなのでしょう……。
まだまだ強がっても、周りから良い子、出来た子と言われても私は子どもなのです。
お姉ちゃんっ子で、お姉ちゃんが居ないと自我を保てない気がします。
807 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 23:12:14.48 ID:5crHp3p70
強い子になればいいのでしょうが、どうすればいいのでしょうか。
私はお姉ちゃんと離れることなど毛頭ありません。
いつか梓ちゃんは言ってました。
姉離れしなきゃ――と。
しなければいけないのでしょうか。
私はしたくありません。離れると寂しさで死んでしまいそうです。
ウサギじゃないけど私にはお姉ちゃんが必要不可欠なのですから。
お姉ちゃんを見続けないと自分を見失ってしまいそうです。
だから私はお姉ちゃんと一緒に居続けます。
お姉ちゃんもそう望む限り……。
808 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 23:16:45.02 ID:8NwYBY48P
支援
809 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 23:16:57.58 ID:5crHp3p70
いつものように朝ご飯の準備です。
サラダを盛りつけ、トーストを焼き、飲み物の準備です。
――チンッ!
その音が合図で朝食のスタートです。
ニコニコ笑顔でトーストに大量のイチゴジャムをつけるお姉ちゃん。
付けすぎだよー、と私が言っても
おいしいからいいの、と笑っています。
このいつもの光景が楽しくいつも和みます。
幸せすぎて涙も薄っすらと出てきそうです。
唯「ういー?」
憂「ん?」
唯「ご飯おいしい?」
憂「うん。とーっても」
810 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 23:20:59.24 ID:5crHp3p70
ご飯も食べ後片付けもすんだら登校の準備です。
憂「お姉ちゃん早くー」
唯「まってーもう少し」
憂「遅刻しちゃうよー」
唯「もう少しもう少し」
ドタドタと慌しく階段を駆け下り靴を履きます。
いつも変わりありません。
もう慣れた光景です。
唯「おまたせーー。行こう!」
憂「うん。いってきまーーす」
唯「いってきまーす!」
811 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 23:22:01.13 ID:fP1ZY8FM0
支援しえん
812 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 23:26:27.57 ID:5crHp3p70
二人でピッタリ肩を寄せ、仲良く登校します。
私達は磁石のように引き寄せられ
吐息がかかる位の近さでお喋りをします。
時折お姉ちゃんの笑いで私の頬をくすぐります。
そしてお姉ちゃんの甘い息が鼻腔を刺激します。
甘くて極上のスイーツを思わせるお姉ちゃんの吐息。
思わず笑みが零れます。
唯「ういは朝から笑顔いっぱいだねぇ」
憂「うん!お姉ちゃんと一緒だから!」
唯「わぁ嬉しい。お姉ちゃんはいつでも一緒だからねーー!」
そしてぎゅっと抱きつかれました。
ふわりとお姉ちゃんからいい匂いが漂い
これもまた私を夢中にさせます。
憂「えへへ〜」
813 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 23:30:20.29 ID:5crHp3p70
短い登校時間を終え、私達は学校に着きます。
暫くの別れ。名残惜しいです。
でもまた会えます。
学校終わったら一緒に帰る約束をしました。
今日は部活が無いそうですから。
久しぶりに一緒に帰れます。
……嬉しい……本当に。
教室で梓ちゃん達とお喋りをしると予鈴が鳴ります。
家で復習をしないためにも授業をしっかり聞く必要があります。
家ではお姉ちゃんに集中したいからです。
814 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 23:32:46.86 ID:+bMpOezY0
(;´Д`)ハアハア・・・(;´▽`)ハアハアハアハア・・・うい・・・、ういっ・・・・(;´・`)ウッ!・・・・(;_ _)プシユ−
815 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 23:32:48.10 ID:fP1ZY8FM0
さすが憂ちゃんだ
816 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 23:36:22.05 ID:5crHp3p70
四時限目を終え、お昼ご飯の時間です。
純ちゃんの所に集まりご飯を一緒に食べます。
梓「憂さ、今日唯先輩と一緒に帰るの?」
憂「うん。梓ちゃんは?」
梓「んー、止めとこう」
梓「たまには二人で帰ってもいいかもね」
憂「……うん、ありがとう」
気を使ってくれたのでしょうか……。
友達想いの良い親友です。
……最近お姉ちゃんと一緒に居られないって喋っちゃのが原因かな。
でも……ありがとう。
そんなこんなでお昼も終わり、後は午後の授業だけです。
あと少しで帰れます。
そうすればお姉ちゃんと一緒に居られます。
手をつないで、一緒に帰ろう。そう思います。
手をつなげばそこからお姉ちゃんの温かい想いが伝ってくる
そんな気がしてなりません……。
手を伝い、心臓まで辿り着くとそこから身体全体を温めてくれます。
そんなお姉ちゃんの手が大好きです。
妹が完全上位互換ってどういうこと
818 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 23:40:57.75 ID:5crHp3p70
さあ一生懸命授業を聞いて放課後を迎えよう。
あと少しだよ――がんばれ私。
ノートを取り先生の話に耳を傾け、集中すること50分。
終了の鐘が鳴ります。
来た!と心の中で思い、鼓動が早くなるのを感じます。
まだかなまだかなと急かす気持ちを抑え、HRが終わるのを待ちました。
「それじゃあ、今日はこれまで。来週今日やったところ小テストやるからなー」
クラスメイトがええーって嫌そうな感じで声をあげますが
今日の授業バッチリ頭に入っている私には問題ありません。
早くお姉ちゃんと一緒に帰りたい、そう思うばかりです。
819 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 23:50:24.02 ID:5crHp3p70
憂「それじゃあ、私お姉ちゃんと帰るから。また明日ねっ!」
梓「うん、またねー。明日は部活あるからね。唯先輩にそう言ってね」
憂「うん!またねっ!」
純「おーまたね。気をつけて帰りー」
挨拶を済ませ、早歩きでお姉ちゃんの教室へ。
周りは上級生ばかりで少し緊張してしまいます。
少し胸がドキドキ。
あ、お姉ちゃんの教室発見。
入り口からそーっと中を覗きます。
……寝ていました。机に突っ伏して。
授業も終わったばかりなのに直ぐ寝るとは流石お姉ちゃんです。
ゆっくり近づいて、お姉ちゃんの前の席に着きました。
そして頭を撫でます。
良い夢を見ているのでしょうか。寝息も軽く聞こえ、心地よさそうです。
私は暫くそのままでいました。
820 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 23:55:27.20 ID:5crHp3p70
そして日も傾き、部活動の生徒以外居なくなりました。
お姉ちゃんは起きません。
でもいいんです。お姉ちゃんが幸せそうだから。
そんなお姉ちゃんの頭をただただ撫でるのが私の幸せなのですから。
憂「えへへ。寝ているお姉ちゃん可愛い」
唯「んっ……あふ」
憂「あっ、起きちゃった?」
唯「ふぇ?私寝ちゃってた?」
憂「お姉ちゃん気持ちよさそうだったよ」
唯「外は……ああもう夕方だね」
唯「ごめんね、早く帰るはずだったのに」
憂「ううん、気にしないで、私はお姉ちゃんとここに居たかったから」
憂「寝ているお姉ちゃん可愛かった!」
唯「あははは」
821 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 23:55:27.95 ID:8NwYBY48P
かわいいね
822 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/26(火) 00:00:33.10 ID:tLwSpfps0
唯「ふぁぁぁあ」
今朝にも負け劣らず大きなあくびです。
目に涙を溜めるお姉ちゃんが可愛らしいけど
ハンカチで目元を拭いてあげました。
唯「ありがとうーういー」
憂「どういたしまして」
唯「さあ、帰ろう。ういのおいしいご飯を食べにねー」
憂「うん!今日も腕を振るって作るよ」
憂「楽しみにしててね!」
唯「わーーーい!」
憂「でも、先にお買い物からかな?」
唯「お供します!荷物いっぱい持つよ」
憂「ありがとう……お姉ちゃん……!」
823 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/26(火) 00:01:57.24 ID:tLwSpfps0
唯「さぁ、いこう」
そう言うとお姉ちゃんは手を差し伸べました。
私も意識する前に自然と手が出ていてお姉ちゃんの手を握ります。
――やっぱり温かい。
こうやって手をつなげばお姉ちゃんを感じられて
私は胸の高鳴りを感じられずにいられません。
胸が高鳴るのはお姉ちゃんが大好きだからでしょう。
お姉ちゃんだから大好きなんだと思います。
私が妹でお姉ちゃんがお姉ちゃん。
私はお姉ちゃんの妹で本当に良かったと思います。
ずっと一緒に居よう。
そうすれば好きなお姉ちゃんのぬくもりが感じられますから。
大好きなお姉ちゃんと一緒に居るだけで幸せを感じられるから。
――好き!好き!!大好き!!!お姉ちゃん大好き!!!!
おしまい
824 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/26(火) 00:02:27.67 ID:sIgWc8yt0
支援
825 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/26(火) 00:03:19.17 ID:tLwSpfps0
日付変わる前に終わろうと思ったけど
さるくらっちゃった
もうこのスレも落ちるかな
826 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/26(火) 00:04:21.35 ID:sIgWc8yt0
おつ〜
このスレみたいなスレまた立ってほしいな
唯憂ならどんなテーマでも余裕でかけそう
827 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/26(火) 00:06:11.26 ID:M7wuXZ6TO
乙、乙
とてもよかったぜ
828 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/26(火) 00:06:33.49 ID:bxtSWjNUP
乙!良かったよ
このスレが落ちても第2第3の唯憂スレが立つであろう…
829 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/26(火) 00:12:08.15 ID:I+sWbwML0
すごいよかったよ乙
830 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/26(火) 00:13:04.54 ID:M7wuXZ6TO
いやーもう唯憂お腹一杯…
いや立ったらなお読むんだけど
よかった!
おつ!!
お腹一杯になっても読みたくなる
それが唯憂
833 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/26(火) 00:20:35.05 ID:I+sWbwML0
唯憂は別腹
834 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/26(火) 00:27:40.40 ID:sIgWc8yt0
だなwww
唯憂はマジで別腹
どの話も全部おいしく読めるわ
835 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/26(火) 01:00:48.06 ID:bxtSWjNUP
なかなか落ちないな
836 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/26(火) 01:01:45.82 ID:sIgWc8yt0
さわ子「落とせないじゃない・・・」
837 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/26(火) 01:05:21.57 ID:NLGrjytwP
おつかれさまー
唯憂は至高
最後までいるぜ
唯憂は至高