ドラえもん「澪ちゃーん」

最初に、梓「ジョニーが凱旋するとき」の設定を少しパクッていますが、その作者ではありません。
あと、ドラえもんの原作（１〜３巻ぐらい）が手元に無いと状況が分かりづらいかもしれません。

了解
今amazonで注文した

澪「ムギ…？寝てるのか？」

澪が部室に入ると既に紬が居た。
なぜか律の席に突っ伏している。

澪「！」
「お、起きてるなら何か反応してくれよ！ビックリしたなー」

紬の目は開いていた。その目は熱を持っている。

澪「具合悪いのか？」

紬はむくりと体を起こすと澪をじっと見つめる。

紬「ううん…大丈夫…考え事をしていたの」

澪「考え事…？」

紬の雰囲気がおかしいことに気づいた澪は、早く他の部員が来てほしいと心細くなる。

俺は楽天市場で注文した

じゃあ俺はバリバリで

紬「ええ…聞きたい？」

澪「い、いや…別に言わなくて良いよ」

紬「そう…そうよね。澪ちゃんは聞かない方がいいかも」ニコ

そうやっていつものような微笑みを浮かべると紬はお茶の用意をしようと立ち上がる。

澪「なんだよ聞かない方が良いって」

紬「んー？」スタスタ

澪の問いに曖昧な答えをしながら、ティーセットの方に歩いていく。

澪「ム、ムギ！気になるよ！何だよ！」

不安感から声が大きくなる。

紬「…澪ちゃんってりっちゃんのこと好きなのかなって考えてたの」

澪に背を向けたまま話す紬。

澪「な、好き！？」

振り向く紬。顔は真剣だ。

紬「そう、澪ちゃんはりっちゃんに恋人になってほしい？」

澪「ちょっと待って！なにそれ！？」

紬「どうなの？ハッキリさせて？」

澪「意味分かんないよ！知らない！答えない！」

book OFF に向かうが、律澪なら言ってくれ
ただちに就寝する

澪の答えに紬は呆れたようにため息をつく。

紬「あらあら」
「澪ちゃんがそういう態度なら私がりっちゃんもらうわ」

澪「え？」

紬「私…りっちゃんが好きなの…」

澪「ちょっ！」

ガチャ

唯「おいすー」

紬「あ、唯ちゃん。今紅茶いれるわね」

唯「わーい」

澪「…」

唯「澪ちゃん？顔青いよ？」

澪「大丈夫…」

澪は家に帰るとすぐにベッドに飛び込む。
澪「どうしよう…ムギって律のこと好きだったのか…」
「律が取られる…？やだよ…」

携帯を取り出しメールを打つ

澪「私も律のことが好き！だから取らないで！っと」

メールを打って送信しようとボタンに手をかけたところで、突然後ろから声がした。

？「いやいや澪ちゃんそこは取らせちゃった方がいいよ」

ぎょっとして振り向くとそこには青い物体が立っていた。

澪「！？」
　「な、な、だ、誰！？どこから入ってきたの！？」

？「ぼくドラえもん。そこから入ってきたんだ。」

そう言ってドラえもんと名乗る物体は澪の机を指さす。
といってもその手には指はなく丸い玉のようになっているだけだが。

ドラ「タイムマシンだよ。澪ちゃんの引き出しと繋がったの。」

ドラ「あぁあとねさっきの話だけど、りっちゃんとのことはすっぱりあきらめてよ。」

澪「おかあさーん！部屋に変なのが居る！助けてー！」

ドラ「わぁ！バカ！」

慌てて引き出しの中にもどっていくドラえもん。

澪母「どうしたの、澪？」ガチャ

澪「な、なんか変な青いのが部屋に入ってきた…その引き出しに入っていったの」

澪母「？　なんにもいないわよ。寝ぼけてたのね」

引き出しのなかはいつもどおりだった。

澪「あれ？おかしいなぁ…」

母親が部屋を出て行くと澪はため息をつく。

澪「はぁ…ムギのせいで気が動転して変なもの見ちゃったのかな…」

しょんぼりした顔で椅子に座る。

？「おーい！ドラえもん」

突然引き出しが開き、半透明の少年が顔を出す。

澪「」

？「あれ？ドラえもんは？」

？「君が澪おばあさんか、ドラえもんから話は聞いたろ？」

澪「」

？「見てよこの体。おばあさんがしっかりしてないせいで消えかけてるんだ」

澪「さ、さっきからおばあさんおばあさんて誰のことなんだよ」

？「だれのこと？」

ドラ「やあ、ごめん。」

ドラえもんが引き出しから出てくると、少年のとなりに立つ。

ドラ「ぼくらは未来の者だ。」

？「タイムマシンできたら、出口が机の中に開いちゃってね」

ドラ「セワシくんは君の曾孫」

セワシ「だから君は僕のひいおばあちゃん」

�C

支援！

澪「な！　私はまだ高校生だぞ。高校生に曾孫なんかあるもんか！」

澪の反応にドラえもんとセワシは呆れ顔をする。

ドラ「頭悪いな」

セワシ「な」

セワシ「あのね君もいつかは大人になるだろ」

澪「うん」

セワシ「そしたらお嫁さんになるわけだよ」

澪「そうかしら」

セワシ「なるんだよ将来」

澪「ほんとか！？」

澪「あ、相手は誰なんだ？もしかして律とか？」

セワシ「いや、君が就職する会社の同僚だよ」

澪「なんかリアルだな…」

信代が規格外だったのは未来人だったからなのか……

セワシ「そんながっかりしないでよ。」

ドラ「アルバム見せようか」

セワシ「君の結婚写真」

澪「ふーん、なんか幸せそう。というかなんか私の目の色おかしくないか？」

ドラ「あぁ、澪ちゃんは戦争中にロケット弾の破片で目を無くしちゃって、人工眼球をつけてるんだ」

セワシ「ちゃんと物が見えるからご安心を」

澪「な、戦争！？どういうこと！？」

ドラ「まぁそれは別にどうでもいいんだよ、それより君はまずりっちゃんのことはすっぱり諦めさない」

澪「なんでその話になるんだよ…関係あるのか？」

ドラ「おおありだよ！ほらこの写真を見てよ、変わってきてるでしょ？」

澪と同僚の結婚写真が、澪と律の結婚写真に変わっていく。

松子がまさか死ぬなんて・・・びっくりな展開・・・

あ、言い忘れていましたが、冒頭に書いたとおり
梓「ジョニーが凱旋するとき」の設定を拝借しているので
ネタばれに繋がることがあります。ご注意を。

始めっからトリつけて
〜に作風が似てますが作者ではありませんｷﾘｯ
とかこっちが恥ずかしくなるわｗｗｗ

澪「！　わ、私と律が結婚してる！」

セワシ「ニヤニヤしないでよおばあさん。君が女と結婚したら僕は生まれなくなっちゃうんだよ。」

澪「ふーん、だから半透明なのか。バックトゥザフューチャーみたいだな」

セワシ「ちょっとちょっと！他人事だなぁ！」

必死な反応のセワシをクスっと笑う澪。

澪「だってよく考えたらセワシ君がいなくなっても私困らないし。」

澪「なるほどなるほど、律はムギに取られないのか。あー良かった。安心したら眠くなってきちゃった、おやすみ」

そういうと澪は満足気な顔で布団に潜り込む。

セワシ「ダメだこいつ」

ドラ「しょうがない。りっちゃん殺しにいくか」ヤレヤレ

その言葉にガバっと起き上がる澪。

澪「はぁ！？こ、殺す！？そんなことしていいと思ってんの！？」

ドラ「それが22世紀のやり方さ。言っとくけど僕も伊達にのび太くんと冒険してきたわけじゃないからね」

セワシ「航時法なんざどうとでもなるのさ！」

澪「お願い！それだけはやめて！律のことは諦めるから殺さないで！」

ドラ「口先だけならどうとでも言えるよ澪ちゃん。ほら、写真は澪ちゃんとりっちゃんのままじゃないか」

澪「あ、諦めるのには時間がかかるんだ！だから少し待ってよ！」

のび太ポジションか

薬でもキメてるの？
恥ずかしくないの「設定を拝借しております」とかｗｗ
いっちょまえの作家気取りかよｗｗｗ
二度とVIPにくるなカス

セワシ「まぁ君がそういうだろうと思って、ドラえもんを連れてきたんだよ」

ドラ「澪ちゃんがりっちゃんのこと諦めるまで帰らないからね」

セワシ「それじゃあ、僕はこれからデートだから。監視よろしく頼むよドラえもん」

そういってセワシは引き出しに片足をかける。

ドラ「おう」

片手を上げて返事をするドラえもん。

澪「半透明のままデートするのか？」

セワシ「22世紀ではそんなこと気にしないのさ。じゃあねおばあさん」

そう言ってセワシは引き出しの中に消えていった。

ドラ「ま、そういうことだからよろしく頼むよ澪ちゃん」

澪「よ、よろしく」

ドラ「で、さっそくだけどムギって人に『律をよろしく頼みます』ってメール打っていいかな」

ドラえもんは丸い手で澪の携帯をカチャカチャいじる。

澪「まって！　何勝手なことしてんだよ！」

ドラ「なんでさ、諦めるって決めたんたろ？ムギちゃんにりっちゃんをあげれば渡りに船じゃんか。」

ドラえもんは口を尖らせる。

澪「ドラえもんは全然女心が分かってないな。そんなふうに他人に取られたらもっと執着しちゃうだろ？」

澪「そしたら私はいつもいつも律のことを考えてしまう。」

澪「そんなことをしてたら、いつまで経ってもセワシ君は半透明なままだし、ひょっとしたら本当に律と結婚しちゃうかも。」

ドラ「じゃあどうすればいいのさ」

その質問に澪は待ってました、と胸を張って宣言する。

澪「律に告白します！」

のび太と一緒に過ごした割にはスレてるなぁｗｗｗｗｗ
原作は黒いとは言うけどそれにしても

ドラ「はぁ！？君は今までの話を聞いてたの！？」

澪「まぁまぁ待ってくれドラえもん。どうせ私が律に告白したところで律は私の恋人になってくれないよ…律のことは私が一番分かっている。」

澪「だから私はずっとこの気持ちは胸に秘めておこうと思ってたんだ。」

澪「でも、ムギに取られそうになって思ったんだ、やっぱり律のこと大好きだって。」

澪「だからせめて、律がムギに取られる前にこの気持ちを律に打ち明けるよ。それで玉砕したらすっぱり諦められると思う。」

ドラ「ふーん、それが女心ってやつなのかい？」

澪「そうです！」

ドラ「もしりっちゃんがOKしたら？」

澪「そんときはそんとき！」

ドラ「うーん…僕は女心ってやつは分からないからここは澪ちゃんのいうことに従うか…」

ドラ「じゃあさっそくりっちゃんに告白しよう！」プルルルル

澪「ちょ！なに勝手に電話かけてるんだ！」

律『もしもーし、どうした澪？』

ドラ「あはは、澪ちゃんじゃないよ僕はドラえもんだよ。」

澪「バカ！早くかせ！」

ドラえもんから携帯をひったくって耳に当てる。

律『ドラえもんって誰？』

澪「な、何でもないよ！テレビの音が入っちゃっただけ！」

律『ふーん、てかなんか用？』

澪「いや、用事は無いよ。間違えてかけちゃっただけだから…」

律『ほんとかー？律の声が聞きたくなったのーとかじゃないのか？』ニヒヒ

澪「ば、バカ律！」ピっ

携帯をベッドに放り投げると、澪はドラえもんをにらみつける。

つまりノビスケの嫁＝澪ちゃんってこと？

澪「なんてことするんだポンコツ！突然告白なんかできるわけないだろ！」

ドラ「女ってのはめんどくさいなぁ」

ドラ「それになんで僕のこと隠すのさ、未来から来たロボットだって言ってくれれば良いのに」

澪「そんな電波発言できるか！」

ドラ「で、いつ告白するのさ。」

澪「うーん…1年後くらい…受験が終わったあととか…」

ドラ「1年！？それじゃあ澪ちゃんが告白するまえに戦争が始まっちゃうよ！」

澪「え、そんな早く始まるの！？」

ドラ「そうだよ！戦争が始まったら告白どころじゃないよ！そうしたら僕はいつまでも帰れないじゃないか！」

ドラ「さぁ！今すぐ告白するんだ！」

けいおんをダシにすりゃ釣れると思った？

澪「無理無理！そんなのできないよ！まだ心の準備が…」

ドラ「もうしょうがないなぁ、それじゃあ僕が手伝ってあげるよ…」

澪「本当？」

ドラ「まかせなさい」

澪「ありがとう！ドラえもん！」

澪「でも、今日は疲れたからもう寝るよ」

>>33
確かに釣れたな

翌日！

澪「いってきまーす」

ドラ「ちょっとちょっと澪ちゃん。今日は休日なのになんで制服来て出ていくんだい？」

澪「急に軽音部で部室に集合することになったんだ」

ドラ「ふーん、じゃあ僕は留守番してるよ」

澪「あんまり部屋のものいじくらいないでよ？それじゃあ」スタスタ

ドラ「…うーん、なんか忘れてる気がする…」

ドラ「あ！そうだ！澪ちゃーん！ちょっと待って！」

澪「なに？」

ドラ「今日は外に出たらダメだ！」

澪「なんで？」

ドラ「行ったらこうなるよ！」

ドラえもんが出したアルバムには包帯でぐるぐる巻きになった澪が写っている。
写真の下には『変態に襲われて血まみれ。』と書いてある。

ドラ「学校に良く途中に変質者に襲われて全治3ヶ月！」

澪「えぇ！」ガタガタ

ドラ「それがトラウマで元々悪い目付きが更に悪く…」

澪「ほ、ほんと！？」

ドラ「今日1日家でおとなしくしてな」

澪「うん」

澪「みんなになんて言えばいいかなぁ…変質者に襲われるから行けないだなんて言えないし…」

澪「体調が悪いとか嘘ついても律にはなぜかすぐバレるし…」

澪「めんどくさいから携帯の電源切って、あとで謝ろう」

プルルルル

澪母「りっちゃんから電話よー」

澪「わあ、弱ったなぁ。あいつ家電にかけてきやがった」

ドラ「ぼくがことわってやる」

ドラ「もしもし、たいへん悪いんですが」

ドラ「いや…あのね…　ちょっとぼくにもしゃべらせ…」

ドラ「ほう！おいしい紅茶？」

ドラ「ほうほう、特製のケーキも！」

ドラえもんも原作すごいからなぁ「ぶっころしてやる！」なんて台詞もあるしｗｗあれはアニメだとどうなったんだろ

澪が部屋でソワソワしながら待っていると、ドラえもんが浮かない顔で戻ってきた。

澪「断ってくれた？」

ドラ「すぐ行くって言っちゃった」

澪「ええっ！私が襲われてもいいのか！」

ドラ「でも約束は守ろうよ」

ドラ「ぼくがついてる。気をつければいいんだ」

澪「…」

澪「ちょっとママにあいさつしてくる」

澪「ママ…」

澪母「どうしたの？」

澪「長いあいだお世話になりました」

澪「パパもママも可愛がってくれて私は幸せでした」

澪「でも、ひょっとすると今日でおわかれかもしれない」グス

澪母「へんなこというわね。どこへ行くの？」

澪「学校…」

どこでもドア貸してやれよｗｗ

ドラ「よせよ、大げさすぎるママが笑い転げてるぞ」

ドラ「安心しなさい。今良いものだすから」

ドラ「どこでもドア〜」

澪「どこでもドア？」

ドラ「そう！このドアをくぐればどこにでも一瞬で行けるんだ！」

ドラ「さあさあ、くぐって」ガチャ

澪「便利だな〜」

http://www.youtube.com/watch?v=673XiJkL4Q8&feature=youtu.be

これ思い出した

澪「ん？ちょっと待って？これどういう構造なんだ？」

ドラ「これは、どこでもドアが澪ちゃんの体をスキャンして、目的地に澪ちゃんを新しく作ることによって瞬間移動できるんだ」

澪「そしたら私は2人になってしまうぞ？」

ドラ「それは大丈夫。目的地に澪ちゃんを作るときにこっちの澪ちゃんは分子破壊光線で壊すから問題ないよ」

澪「ひぃ！壊す！？死んじゃうの！？」ガタガタ

ドラ「なーんてね、本当は4次元がどうたらこうたら…って聞いてる？」

澪は部屋の隅で震えている。

澪「シニタクナイシニタクナイ」ガタガタ

>>38

もともと悪い目つきって何だよ
おい
キレるぞ

ドラ「もう！怖がりだなー！」

澪「ドラえもんが悪いんだ！どこでもドアは絶対に使わないぞ！」

ドラ「しょうがないなぁ、タケコプターで空を飛んで移動しよう」

澪「最初っからそっちを出してくれよ」

ドラ「さ、これを頭につけて。行こう！」ブルーン

澪「おー！」ブルーン

ドラ「グヒヒ、澪ちゃんのパンツが丸見え…」

澪「わぁ！何見てるんだ変態！」ボカ

ドラ「いたっ！ごめんごめん…」

澪「もうタケコプターも使わない！」

ドラ「はぁ…しょうがない、歩いて行こうか」

澪「何がしょうがないだ、ドラえもんのせいだからな！」

……

>>47
まぁ原作だと
もともと悪い頭がさらにパーに

って感じのセリフだからな

ドラ「で、どっちの道を行くの？」

澪「こっち、学校がこっちだもん。」

ドラ「慎重に行こう」

ドラ「タイムテレビ〜」

ドラ「これで10秒後のぼくらを出そう。」

タイムテレビが少し先を歩く澪たちを映しだす。

ドラ「いまから10秒たつと、あのへんにいるんだ。」

そのとき、突然道の角から現れた男がタイムテレビの映す澪に襲いかかる。

ドラ「逃げろ！あそこで襲われるんだ！」タタタ

澪「危なかったなあ」ハァハァ

澪「それじゃあ反対方向から遠回りして行けばいいわけだ」

ドラ「そう、もう安心していいよ」

澪たちは今来た方向とは逆に歩き始めた。

澪「それにしても今日は外が騒がしいなぁ」

歩いていると澪に警察官が話しかけてきた。

警察官「お嬢さん！今こっちの方向に変質者が出ていますので、迂回してください！」

澪「ええっ！」

>>49
あぁ


>>1
ごめん

ドラ「まだ危険はさっていないんだ！こっちの道はやめよう！」

澪「そ、そうしよう…」

澪「…」キョロキョロ

ドラ「ちゃんと前を見て歩かないとあぶないよ」

澪は無言で答えて前をしっかり見ながら歩く

ドラ「後ろからくるかもしれない、気をつけろ」

今度は後ろを見ながら歩く。

ドラ「前をみろってのに！」

澪「いっぺんにあちこち見られないよ！」

ドラ「タイムテレビを出そう」

再び10秒後の澪たちが道路上に映し出される。

ドラ「この道は見通しがいいから」

澪「どこから変質者が来てもわかるな」

そんなことを話していると突然民家から男が飛び出してきて10秒後の澪たちに襲いかかった。

澪「逃げろ！」

ドラ「こっちの道だ！」

方向変換した道を走っていくとそこでも10秒後の澪たちが襲われる。

ドラ「こ、こっちだ！」

澪「わぁ！こっちもダメだ！」

ドラ「それならこっちの道に！」

変質者いすぎだろｗｗｗｗ

なにこのヘンタイハザード

……

ドラ「逃げ回っているうちに袋小路に入ってしまった！」

澪「もういやだ、家へ帰ろう！」

ドラ「もう手遅れだよ。帰り道でやられるぞ。」

ドラ「けっきょくこうなる運命だ、あきらめな」

澪「そんな無責任な！！」

澪とドラえもんが言い争いをしていると、少年が近づいてきた。

俺か！
まさかあの時のこととは‥

セワシ「こんなことだと思った、心配だからきてみたんだ」

澪「セワシくん！」

ドラ「助けてくれっ！」

セワシ「ばっかだなぁドラえもんは。こんなことじゃ安心しておばあさんを任せられないよ」

ドラ「バカとはなんだ！」

セワシ「かくれマントつければいいじゃないか」

澪「わ、透明になった！」

ドラ「なるほど！これで変質者には見えなくなるね！」

澪「うん。でも怖いから手繋いでいきたい…」

ドラ「澪ちゃんは怖がりだな〜」ギュ

澪「なんかドラえもんの手って変な感触だね」

ドラ「澪ちゃんの手は冷たくてでかいね」

澪「」ボコ

ドラ「いて！」

しえん

この雰囲気大好き
まさかドロドロの愛憎劇が待ち受けているだなんて少しも想像できない

……

澪「あっさり着いたな」

ドラ「これで一安心だね」

澪は下駄箱で上靴に履き替え、廊下を歩いていく。

澪「さて、部室に行くか。ていうかドラえもんも着いてくるの？」

ドラえもんが後ろから着いてきている。

ドラ「もちろん！」

澪「大騒ぎにならないかな…」

ドラ「まぁ町の人たちも僕を見てもあまり気にしてなかったから問題ないと思うよ」

ドラ「さぁ早く階段を登ろう！」

澪「あぁ、ドラえもんが先に登ってくれ３階だから」

ドラ「ちっ…」

澪「…へんたい」ボソ

ギッギッギ

澪「そこ左」

ドラ「はいはい」ガチャ

律「お！やっと来た！遅いぞー！」

部室に入ると他の４人はすでに来ていた。

澪「悪い悪い。で、なんでムギは梓に抱きついているんだ？」

梓「ふへぇ」プシュー

紬「うふふ。みんなに抱きついてみたかったの〜」

支援

紬「最後は澪ちゃんよ！」ムギュ

澪「うわ！いきなり抱きつくな！」カァ

唯「あ、ムギちゃん鼻血出てるー」

紬「あ！ごめんなさい、興奮しちゃって…」ボトボト

澪「ひあぁ、制服が血まみれだ！」

澪「はぁこれクリーニング出さないと…」

ドラ「良かったなぁ」

澪「良くない！」

ドラ「だってこのアルバムみたいになるはずがその程度で済んだんだからさ」

澪「…」

これ原作だとのび太が車から逃げ回って、
最終的に子供に車のおもちゃぶつけられてケガするんだけど
ドラえもんはその程度で済んで良かったなって言うんだよな

律「ところで、もしかしてそこのタヌキみたいなのがドラえもん？」

ドラ「そう！未来から来たんだ！」

律「へぇ」

梓「未来の人ってビジュアルセンス無いんですね」

ドラ「うるせぇ、ところで特製ケーキはどこ？」

紬「ここにあるわ。ドラちゃんの分もまだ残ってるわよ〜」ニコ

ドラ「やった！ウオー！これはおいしいなぁ！！」ムシャムシャ

澪（なんか普通に受け入れられてる…これがSF（すこしふしぎ）ってやつなのか）

澪「ところで、なんで休日なのに呼び出したんだ？まさかムギの遊びのためか？」

律「そんなんで呼ばないよ！」

澪「じゃあなんだよ」

唯「私とりっちゃん今日の午後から追試なんだ！」

澪「へぇじゃあ勉強しろよ。遊んでる場合じゃないぞ。」

律「うん、だから教えて。そのために呼んだんだ」

梓「私って必要無かったんじゃ…」

唯「癒し担当だよ！」

澪「てかもうあと１時間ちょいしか無いじゃん、教えるもなにもないよ！」

律「酷い！こんなに困ってるのに澪は助けてくれないのか！」

澪「困っているように見えないけどなぁ」

紬「じゃありっちゃんは私が助けてあげる！」

律「マジ？ありがてぇありがてぇ！」

紬「その代わり今度二人で遊ぼうね」

律「おう！」

紬が澪の方を向いてウィンクする。

澪「！」

しえ

澪「おい！ドラえもん！いつまでケーキ食ってるんだ働け！」

ドラ「なんだよ澪ちゃん」

澪「律のためになんか道具出しくれよ」コソ

ドラ「なんで？りっちゃんを助ける義理は無いよ？」

澪「なにいってんだ、このままじゃムギに律を取られちゃうぞ。協力するって言ったよな？」コソ

ドラ「はいはい、しょうがないなぁ」

ドラ「じゃあこの扇風機で…」

澪「助けてくれるの？やっぱりドラえもんは頼りになるなぁ」

ドラ「学校を吹き飛ばせばテストが無くなる…」

澪「そんな乱暴な！！」

ドラ「じゃあこの動物ライトで先生をゴリラに…」

澪「真面目に考えてくれ！」ボカ

ドラ「あた！」

ドラ「アンキパン〜」

ドラ「これをノートに貼りつけて食べれば暗記できるよ」

澪「ふぅ最初っから素直に出せよ」

ドラ「その言い方は無いよ」

澪「律〜これで暗記できるぞ〜」

ドラ「おい、無視か」

律「おぉ！そんなものがあるのか！」

教科書のテスト範囲をどんどん移していく澪と律

律「うへぇ結構な量だな…これじゃ食べきれないよ」

澪「そうは言っても食べないと効果が無いんだ、水で流しこめ！」

律「うっぷ！もうダメ！やっぱムギ教えて！」

紬「はいは〜い♪」

唯「じゃあ私はこのアンキパンを一生懸命１人で食べさせてもらいますね…」

澪「ドラえもん！もっと違う道具出して！」

ドラ「そうは言ってもりっちゃんにやる気が無いからなぁ」

律「はぁ…勉強なんかしないでグダグダしたいよぉ」

紬「うふふ、りっちゃんファイト♪」

律「うーん…」

澪「確かに…あいつはやる気ゼロだ」

ドラ「そうだ！あれがあった！」

澪「なになに？」

ドラ「コベアベ〜」

澪「コベアベ？」

ドラ「この笛から出る音波で神経の働きを変えて、頭で考えてることとは違うことをさせるんだよ」

澪「怪しさ満点だけど、律に使うからいいか。ありがとう！」タタタ

ドラ「あいつ本当にりっちゃんのこと好きなんだろうか…」

律「ちょっと休憩！」

紬「こらーまだ全然やってないよ？」

澪「律が勉強する気になるように笛吹いてあげるよ」

律「う〜ん、さすがにそれは無いよ澪。もう勉強やーめた！」

澪「ぺー♪」

律「あれ？体が勝手に動くぞ！」

律「あれ？あれ？」スラスラ

唯「すごい！りっちゃんが猛スピードで勉強してる！」

１時間後

律「いや〜かなり勉強した！これで追試も完璧だ！」

唯「私もアンキパンせこせこ食べたから大丈夫かな」

律「澪！ありがとうな！」

澪「ふふ、このくらい当然のことだよ」

ドラ「あれ？ぼくのおかげじゃないの？」

律と唯を見送り、４人でティータイムをする。

紬「ふふ、休日ティータイムね」

梓「まぁたまにはこういうのもいいですね」

ドラ「なぁなぁ澪ちゃん」

澪「何だ？」

ドラ「ムギちゃんってもしかして、琴吹グループの社長の娘さん？」

澪「そうだよ、なんで知ってるんだ？」

ドラ「琴吹グループって言ったら、２２世紀では有名だよ。」

澪「へぇ２２世紀でも琴吹グループって繁盛してるんだ」

ドラ「まぁ２２世紀ではグループの名前が違うんだけどね」

ドラ「琴吹グループはこの時代にすでに僕のようなロボットの原型を発明しているんだ」

ドラ「TRITONシリーズって言うんだけど…ムギちゃんの護衛もやってるはずなんだけどなぁ」

澪「TRITONってあのキーボードのこと？」

ドラ「いや、人型のはずなんだけど」

紬「ドラちゃんと澪ちゃんなにおはなししてるの？」

澪「いや、何でもないよ」

ガチャ
律「追試終わったぞ！」

唯「ただいま帰りました！」

澪「ずいぶん早いな」

律「もうスラスラだったよ。いやー私もやればできるんだな」

梓「それじゃあ、ちょっと練習しません？」

澪「そうだな、一応私もベース持ってきてるし」

唯「いや〜、今日はもう疲れたよ。ムギちゃんお茶ー」

律「同感〜」

唯と律はソファに座るとダラダラし始めた。

澪「あーあ、こうなったらもう動かないぞ」

梓「もう！新勧ライブ近いのに！」

ドラ「コベアベ使う？」

紬「かわいそうだから休ませても良いんじゃないかしら？」ナデナデ

澪「ムギ、ちゃっかり律撫でるなよ」

紬「うふふふふ」

……

ドラ「結局今日はりっちゃんに告白しなかったねぇ」

澪「昨日の今日でそんなすぐにできるわけないだろ。もっと時間が必要なんだよ」

ドラ「もっとこう、ドン！バン！ババーン！っていかないもんかな」

澪「女心をわかってない」

ドラ「それも聞きあきたなぁ」

月曜日！

澪「あれ？さわ子先生に呼ばれて職員室に来たのに、当の本人がいない…」

カチャ、ダバー

澪「わ！さわ子先生のPCにコーヒーこぼしちゃった！」

梓「うわ！やっちゃいましたね！」

澪「あ、梓！」

梓「どうするんですか？」

澪「あ、謝ってくる…」

梓「あ〜、さわ子先生カンカンだろうな〜」

梓「お仕置きで恥ずかしい格好をさせられて」

梓「そのうえ拘束なんかされちゃって、それをさわ子先生は忘れて帰っちゃうんだ」

梓「そうして澪先輩は夜の学校に一人残されちゃうんだ。かわいそうに…」

澪「…」ガタガタ

澪「ど、どうしよう！どうしたらいい！？」

梓「黙っててあげましょうか？」

澪「ほ、本当か？」

梓「その代わり…ちょっと着いてきてください」

梓は澪を自分の教室へ連れて行く

梓「みんなー、掃除は私一人でやるから帰っていいよ」

生徒達「ほんと？ありがとー」

梓「じゃ、澪先輩あとはよろしくおねがいしますね」

澪「そういうことか…トホホ」

……

ガチャ

澪「遅れてごめん」

律「遅いぞ！もう新勧ライブ近いのにたるんでる！」

澪「まさかそんな言葉を律に言われる日が来るとはなぁ…」

梓「澪先輩！遅刻した罰としてこのメイド服来て下さい」

澪「な、なんだそのメイド服は！嫌だぞ！」

梓「P・C」

澪「着ます着させてください」

唯「おぉ！澪ちゃんがあっさり衣装を来てくれた！」

紬「PCってなに？」

梓「うーん呪文みたいなもんですね」

梓「澪先輩にPCって唱えればなんでも聞いてくれますよ」

唯「そうなんだ！澪ちゃんケーキちょうだい！」

律「金貸して！」

紬「このネコミミ付けてー」

澪「な、みんななに言うんだ！」

律紬唯「PC」

澪「ひぃ！」

澪「助けてぇ！」ダダダー

梓「あ、トンちゃんの水槽の掃除もよろしくお願いしますね」

……

しえん

ドラ「なんという悪いやつだ！！」

澪「うぅ…私はどうすれば…」

ドラ「まかしとけ！悪いようにはしない」

澪「ああん、ドラえもんだけがたよりだよ…」

ドラ「ぼくにできないことはない」

ドラ「まず学校に行こう」

学校に着いた澪とドラえもんは壊れたPCを復元光線で直した。

澪「良かった！これで安心して明日から部活に出られる…」

ドラ「おいおい！それで良いのか？」

澪「そうだ忘れてた、トンちゃんの世話しないと！」

ドラ「お人好し！あんなことされて腹が立たないのか！」

澪「確かに後輩にあんなことされるのは腹が立つな…」

ドラ「よし！このスパイセットで梓のヤツの弱みを探ろう」

澪「不気味な機械だな…」

ドラえもんがスパイセットのスイッチを押すと機械の目と耳が梓の家の方へ飛んでいった。

ドラ「目で見たものはこのモニターに映しだされるんだ」

澪「お、梓が居た。なにやってるんだ？」

梓『……にゃぁ』

澪「あ、梓がネコミミを付けて猫のマネをしている」クスクス

梓『ネコミミコレクション、たくさん集まったにゃあ』

ドラ「あいつネコミミマニアか、僕への皮肉か？」

澪「お前は関係無いよ。それにしてもこれは良い弱みになるなぁ」フフフ

梓『あ、そうだ勉強しないと！』

梓『めんどくさいなぁ…澪先輩にやってもらおう』

澪「ちっむしのいいやつだ」

ドラ「今に見てろ！」

梓『ぐぅ…』

澪「寝ちゃった…まぁこの映像を見せればアイツも慌てるだろうな」

ドラ「まだまだ！もっと決定的な弱みをにぎるんだ！」

……

澪「グー…」

ドラ「ンガー…」

梓『あ！！』

澪「んお！？どうしたんだ」

梓『う〜またおねしょしちゃったよぉ…』

梓母『もーまたなの？オムツでもしたほうが良いんじゃない？』

澪「これは決定的だ！」

ドラ「これが知れ渡ったらえらいことになるぞ！」ヒヒヒ

梓「もー！ムシャクシャするなぁ！」

梓「澪先輩を家に呼んでいじめてやる！」ピポパ

澪『どうした？梓？』

梓「今からうちに来いです！」

澪『ははは、冗談だろ』

ドラ『おまえこそこっちにこいって言ってやれ。クスクス』

梓「もうPCのこと忘れたんですか！？」

澪「PC？何のことやら？」

梓「くそ！」ピッ

梓「先生に壊れたPCを見せてやる！」

……

梓「あれ？」

梓「PCが直ってる…なんで…」

カチャ、タラー

梓「あ、今度は私がコーヒーこぼしちゃった！」

澪「わお！梓なにやってるんだ？」

梓「こ、これは澪先輩が…」

澪「ネコミミコレクション…」

ドラ「オムツでもしたほうが…」

梓「！！！」

梓「な、なんでもするからいわないでください…」

澪「じゃあ明日うちの教室掃除してくれよ」

梓「なんでそんなこと！」

澪「PC」
ドラ「おむつ」
梓「はいはい！やりますやります！」

……

唯「ねぇういー澪ちゃんねPCっていうとなんでもやってくれるんだ」

憂「ほんとー？」

純「そ、それはちょっと試してみたいかも…」

唯「あ、澪ちゃんと梓ちゃんだ！あとドラえもんもいる！」

トテテテテ

唯「澪ちゃーん！」

澪「おぉ唯」

いくらなんでも
全員キャラ崩壊はないだろ

唯「ねぇ澪ちゃん！このネコミミ付けてにゃあって言って！」

澪「？　なんでそんなことしないといけないんだ？」

唯「PCだよ？PC」

PCという言葉に梓がビクっと反応する

梓「にゃ、にゃー！にゃー！」ビクビク

純「あはは、なんで梓が言う事聞いてるんだよ」

憂「梓ちゃんかわいい〜」


……

ドラ「いや〜傑作だったね！」

澪「今日はありがとう！ドラえもんがいてくれて良かったよ！」

ドラ「ははは、照れるなぁ。でも僕も楽しかったよ、昔を思い出した。」

澪「昔？」

ドラ「そう、僕はここに来る前に何年ものび太っていう子の面倒を見てたんだ」

ドラ「小学生のころは今日みたいなドタバタを毎日したもんだけど、高校生になってから急にデキル男になってねぇ」

ドラ「僕のやることはもう無いんだ」

澪「ふーん。まぁドラえもんのおかげなんじゃない？」

ドラ「そうだと嬉しい」

澪「きっとそうだよ。ふぅ、今日も疲れたなあ、もう寝るよ」

ドラ「おやすみ」

スパイセットこのやろう

原作と連動率高し

ほしゅ

のび公はできる男になったのか…

まさか澪の同僚って……

良い感じに原作のトレースになってきたな

トリトンの複線が怖いが‥‥

保守

酉でググったら前の奴も設定パクリのSSだったみたいで

公言してるしおもしろきゃいい

それより、木下しずかちゃん（ムギの後ろの席の鬼太郎子）のお風呂シーンはまだかね！？

別の日！

ドラ「は〜、２１世紀のテレビ番組はつまらないなぁ」ゴロゴロ

ドラ「澪ちゃんがケーキもって帰ってきてくれるのは嬉しいけど、なんか暇だな」

ドラ「ていうか僕なんでこっちで生活してるんだっけ」

ドラ「未来のテレビでも見るか…」

『緊急速報！緊急速報！』

ドラ「ちぇ！どこもニュースだつまんないの」

『２２世紀時間警察局より緊急速報です！』

『囚人輸送船が強盗に襲われ、旧C国の過激派テロリストがタイムマシンで逃走！』

『これがテロリストNの顔写真です！』

モニターには険しい顔つきのアジア人が写っている

ドラ「物騒だなぁ…」

支援

N……

中野ォ！！！！

私がNです

N「ぼくはチャンピオンをこえる」

梓がスネ夫か……あの生意気さなら有りだな

保守

ドダダダ　ガチャ

澪「ドラえもーん！」

ドラ「ど、どうしの！？」

慌てた澪を見て未来テレビのスイッチを消すドラえもん

澪「ゆ、唯が喉からしちゃって私が来週の新勧ライブのボーカルすることになっちゃった…」ウルウル

ドラ「ほう！良いじゃないか！頑張れ！」

澪「よくなーい！恥ずかしいよ…」

ドラ「おいおい！そんな臆病でどうする！」

ドラ「あ！そういえばいつりっちゃんに告白するの？早く玉砕しなきゃダメだよ」

澪「今そういう関係ない話しないでよ…」

梓はスネ夫ポジションか
さすが汚い汚すぎる
結婚してくれ

支援

なぜ素直にのび太＝唯じゃないんだ？ハマり役だろ

>>116
すでにドラえもん級の妹がいるからだろ

保守

ほ

しゅ

ドラ「関係ある。そういう性格だからいつまでたっても告白できないんだ」

ドラ「もっと積極的にボーカルとかやって克服しないと！」

澪「この性格が治ったら積極的になるよ…」

ドラ「それじゃあいつまで経っても克服できないよ」

澪「そうかねぇ、ダメかね」

ドラ「しょうがないこれでも飲むか？」

ドラ「ソーナルじょうというくすりだ」

澪「なんのくすり？」

ドラ「これを飲むと君が思ったとおりなんでもそうなるんだよ」

澪「ふーん」パクパク

ドラ「さぁここがライブ会場だと思って」

澪「ライブ会場ライブ会場…」

澪「うわぁ！怖い人がたくさんいるクラブのライブ会場だ！」ガタガタ

ドラ「ここは学校の新勧ライブだ！怖い人はいないよ！」

澪「た、助かったあ…」

澪「あれ？怖い人たちが乱入してきて…ひー！レイプされるぅ！」

ドラ「警備員の人が全員追い出したよ！」

澪「あー怖かった…あ、あれ？私ベース家に置いてきちゃった！わぁどうしようどうしよう！」

澪「うわーんみんなごめんよぉ！」グスグス

ドラ「もう！なんでそう余計なことばかり考えるかな！」

のび太みたいなダメダメ澪ちゃん可愛い

ドラ「よし！いっそ武道館のライブってことにしよう！セットは全部スタッフがやってくれた！警備員もたくさんいる！」

澪「す、すごい！こんなにお客さんが来てる…！」

澪「で、でもなんか心細いよ…ドラえもんも一緒に演奏してよ…」

ドラ「無茶言うなよ。そうだ、軽音部全員でソーナルじょう飲んで練習すれば？」

澪「それ良いかも！」

翌日！

ドラ「と、いうことでこれを飲むとだね…」

律「すげぇな！よし！やろうぜ！」

唯「面白そう！」

澪「みんなよろしく頼む」

パクパク

紬「わぁ！すごいすごーい！」

律「これが夢の武道館か！」

梓「夢がこんな手軽に叶っていいんですかね」

律「いいんだよどうせ偽物なんだから」

澪「そ、それじゃあふわふわ時間いくぞ！」

唯「おぉー！」

澪ちゃんﾊｧﾊｧ

♪

澪「すごい…ものすごく盛り上がってる…」

律「やべ…感動して泣けてきた…」ウルウル

梓「泣いてる場合じゃないですよ、アンコールですよ」

唯「あずにゃんだって泣きそうだよ〜」ウルウル

梓「唯先輩だって」ウルウル

紬「どんどんいこー！」

澪「おー！」

……

ドラ「…で、君まで喉からしたらヤバイんじゃないの？」

澪「調子に乗りすぎた…」ガラガラ

澪「まぁこのくらいだったらすぐに治るよ」

ドラ「そう。で、りっちゃんに告白する度胸はできた？」

澪「そ、それは…まだ…」

ドラ「いったいいつまで先延ばしにするつもりなんだ。ビシッといかないと！」

澪「そんなこと言ったって、律に告白しようとすると口が動かなくなっちゃうんだよ…」

ドラ「口で言えないなら手紙にすればいいんじゃないか？」

澪「手紙かぁ。うん、そうだな私の場合は手紙の方が良いかも！」

澪「よし！律への気持ちを書いてそれを渡すよ！」

ドラ「頑張れ！」

別の日

ドラ「ねぇねぇ澪ちゃん。りっちゃんへのラブレターもう書けた？」

澪「いや…それが全く書けないんだ…」

ドラ「えぇ！なんでさ！？」

澪「だってだって！律が読むかと思うと恥ずかしくてダメなんだよぉ…」グスグス

ドラ「え、でもふわふわ時間とかのあのクソ恥ずかしい歌詞って澪ちゃんが書いたんでしょ？」

ドラ「今更恥ずかしがるとか」プークスクス

澪「うるさい！」ボカ

ドラ「いって！」

ドラ「しょうがないなぁ、それじゃこれを使いないよ」

ドラ「返事先取りポスト〜」

澪「返事先取りポスト？」

ドラ「そう！これなら本人に出さなくても手紙の返事がもらえるから気軽に手紙を何度でも出せるよ！」

澪「なるほど、これなら安心して手紙が書ける」

澪「よし、思い切った手紙を書こう」

澪『わたしの律へ…』

澪「ちょっとなれなれしいかな、まぁ試しだからいいか」

澪「ロマンチックに歯の浮くような名文句を、うんと気取ってきざったらしく、ちょっぴりエッチなことも…」

ドラ「どれどれ…うはｗｗｗｗ気持ちわりい、むずむずするｗｗｗｗｗ」

澪「そうかねｗｗｗｗｗ」

ドラ「じゃあ返事先取りポストに入れるよ？」コト

澪「うん」

澪「どんな返事がくるんだろう、ドキドキする…」

ドラ「お、返事がきた」ポト

澪「宛先が書いてないので配達できませんだって」

ドラ「実験でも宛先はちゃんとかかなきゃ」

澪「さ、書いたよ。今度はどうだ」コト

ドラ「あれ？またもどってきた」ポト

澪「切手がはいってないから配達できませんだって？」

ドラ「わりとうるさいポストだな」

澪「切手を買ってくるよ」タタタ

……

澪「ただいま〜」

ドラ「お、切手買ってきた？」

澪「いや、買ってこなかったよ…」

ドラ「なんだ？どこに売ってるか分からなかったのかい？」

澪「いや…買いに行く途中で考えたんだ。いくら機械相手でも、律は律だから…」

澪「気軽に冗談半分で書いた手紙は出せないよ。私の気持ちはそんな軽くない…」

ドラ「ええ！？何機械にマジになっちゃってんだよ！」

澪「もう…ドラえもんは本当に女心が分かってないな。機械か機械じゃないかなんて関係無いんだよ…」

ドラ「いったいいつになったら告白できるのやら…」

なかなかおもしろい

ほ

おもしろい

あっぶね落ちる保守

保守

保守

この澪ちゃんはレイプ願望でもあるのかね

面白い

すごく原作っぽいです
ドラえもんの方のな

セワシがタケコプターで行けってんだろ？

ほ

制服でタケコプターは使えないからね

う

ひ

ひ

ほ

っ

5分や10分間隔で保守とか言ってる奴は馬鹿か？

保守

はやくきて

新勧ライブ当日、早朝

登校時間より何時間も早いなか、校舎で忙しそうに動く人影が幾つか。

ドラ「澪ちゃん！結局新勧ライブまで告白できなかったじゃないか！」

ドラえもんがアンプを抱えながら叫ぶ。

澪「うるさい！てかここでその話をするな！」

律「なんだ〜？告白って」ニヒヒ

澪「いやいや、何でもない！それより早くセットを講堂に運ぶぞ！」

紬「シャランラシャランラ〜♪」

唯「ひぃひぃ、なんでムギちゃんあんな力持ちなんだ…」

……

律「ふぅ…やっとセットが終わったな。ちょっと音合わせするか？」

律「そのためにこんな早く来たんだし」

唯「そうしようか！」

紬「そうね」

澪「って、ムギ！なんか背中に刺さってるぞ！」

紬の背中に小さな針のようなものが刺さっている

紬「あ、あれ…？なんか眠くなってき…」グラ

紬が崩れ落ちる

律「危ない！」

崩れ落ちる紬を支えようと律が駆け寄る

律「！」

が、それよりも先に紬の体を抱き抱える者が

？「ふふふ、このふぬけたのが琴吹紬か…」

律「だ、誰だお前…」

ドラ「お、お前は！」

澪「ドラえもん知っているかのか！？」

ドラ「あいつは、２２世紀で脱走した旧C国の過激派テロリストNだ！」

澪「旧C国？ってC国のことか？２２世紀じゃC国は無くなっちゃうの？」

ドラ「そうだ、このあとすぐに日本とC国のあいだで大きな戦争が起きるんだ」

ドラ「そして、その戦争で日本は勝ち、C国は消滅する」

保守

Nが腕の中で眠る紬を睨みながら口を開く

N「そうだ…日本が開発した忌々しいロボット軍と重力子放射線射出装置によってC国は文字通り穴だらけになってしまった…」

N「そして！その先頭に立っていたのがこの琴吹紬だ！こいつを人質に歴史を変えてやる！」

澪「ム、ムギがC国を穴だらけに…？」

ドラ「あぁ…ムギちゃんはね戦争で傷付いたみんなを見て心を痛めていたんだ、自分自身も戦争で足を無くしてしまっていた…」

ドラ「そして、唯一無事なままだった梓ちゃんも戦争で体をグシャグシャにされてしまったんだ…」

梓「ま、マジすか…」

ドラ「まぁあとでみんな再生技術で元通りになるから安心して。でも、ムギちゃんはその無残な梓ちゃんの姿を見て悲しみが怒りに変わったんだよ」

ドラ「その時にちょうど、ムギちゃんのお父さんが死んでね。琴吹グループの社長にムギちゃんが就任したんだ」

ドラ「戦争で儲かっていた琴吹グループはロボットの開発をしていたのび太エレクトロニクスと東雲研究所を吸収して東亜重工と名前を変えるんだ」

ドラ「その東亜重工の開発した兵器群で圧倒的な力を見せて日本はC国を滅ぼしたんだ」

律「そ、そんなことが…」

N「日本のせいで、我々は２２世紀でも１９世紀のよな暮らしを強いられている…」

N「俺はこいつが憎い！この恨み、今こそ晴らしてやる！」

ゴゴゴゴゴ

そう言ってNはタイムマシンのゲートを開く

ドラ「Nはムギちゃんを連れ去る気だ！そうはさせないぞ！空気砲！」

ドラ「ドカン！ドカン！」

ドラえもんの撃ち出す衝撃波を高速で交わすN

N「ははは！私には加速装置が付いているのだ！そんなものが当たるか！」

ドラ「く、くそ！」

Nは笑いながらタイムマシンに乗り込もうとする

が、その時けたたましいアラーム音が講堂に鳴り響く

その爆音の主は紬のキーボードTRITON　Extremeだ

TRITON『戦闘モード　起動　ヘンケイシマス』

TRITON（戦闘ver）「グオォォォォォォォォオオオオオ！！！！！！！」

雄叫びをあげるとキーボードが人型へ変形する。と、同時に７６個の鍵盤がはがれ、宙に舞う。

N「なに！？すでにTRITONシリーズは実用化されていたのか！」

TRITON「紬お嬢様に手を出す輩には容赦せん！」

宙を舞う鍵盤が４枚ずつ組になり回りだす、その回転がだんだんと早くなっていきまるで花のようになる。

講堂に花が咲き乱れる。

TRITON「この満開の花が貴様の冥土の土産だ！！！」

轟音とともに回転する１９組の鍵盤から一斉にレーザー光線が放たれる。

N「ちっ！」

しかし、Nは加速装置を使い弾幕をギリギリで避けていく。

N「厄介なやつだ！この！」

NはコートからPPSh41を取り出すと、TRITONに向けて連射する。

しかし、その弾もむなしくレーザー光線にはじかれ、マガジンに収められいた弾をすべて放出してもTRITONには傷ひとつ付けられなかった。

ドラ「い、いまのうちにタイムパトロールへ連絡を…！」

N「そうはさせるか！」

Nはレーザー光線の弾幕をかいくぐり、ドラえもんに接近する。

ドラ「ぎゃあ！」

ドラえもんに強烈な飛び膝蹴りを食らわせると同時に空中に飛び上がり、マガジンを交換する。

倒れたドラえもんがエラー音を出し続ける。

そして今度はTRITONではなく澪達の方へ銃口を向ける。

TRITON「！」

Nが引き金を引くよりも早く、Nに向けられていたレーザー光線がNと澪達の間に向けられる。

そしてその一瞬の隙を見てNはTRITONに急接近する。

N「ふん！」

NはTRITONにPPSh41の銃床を食らわせる。

TRITON「グハァ！この！」

TRITONがすかさず回し蹴りを放ち、Nの脇腹にめり込ませる。

N「ぐ！」

NがTRITONから離れる。

TRITON『発電装置　損傷　ダメージ６７％　電力低下』

TRITON「クソ！」

鍵盤がバラバラと地面に落ちていく

超展開…劇場版だな

支援

たしかに超展開

ドラえもんの原作なぞってほのぼの書いてりゃよかったのにどうしてこうなった

保守

フラグはあったが

どうしてこうなった

TRITON「ならば実弾だ！」

TRITONは講堂のステージを叩き破ると、中から機関銃を引っ張り出す。

律「ちょｗいつの間にうちの学校にあんなもの隠していたんだｗ」

TRITON「貴様がPPSh41ならこちらはMG42だ！」

TRITONはMG42を4丁自分の体に取り付けると猛烈に撃ち始めた。

N「実弾なぞ、私に当たると思っているのか？ハハハハ！」

ヒステリックな笑い声を上げ弾幕を避けていくN。

みるみるうちに講堂の床は薬莢で覆われ、硝煙がたちこめる。

凄まじい音に澪達は耳を塞ぐ。

そして、とうとうMG42の最後の弾丸が講堂の壁に吸い込まれた瞬間、NがニヤリとしてTRITONに銃口を向ける。

71発の7.62mm弾がTRITONの体を穴だらけにする。

TRITON「ぐあァァ…！！」

TRITONは叫び声を上げると仰向けに倒れ、沈黙する。

N「それでは、お嬢さんがたさようなら」

そういってタイムマシンのゲートの方へ紬を抱えて歩いていく。

その時、

ズガァン

N「！」

ゲートの中から一発の弾丸が飛び出してきたのを、Nがギリギリのところで避ける。

？「おっとっと外しちゃった、今度は外さないよおじさん」

ゲートの中から、学ランに学生帽という古めかしい格好で少年が出てくる。

ちょうど澪達と同年代ぐらいのその少年は細いからだをしているが、そのメガネの奥の目はギラギラと強い力を放っている。

ドラ「うぐぐ…のび太くん…」

のび太「ドラえもん、助けに来たよ」

こののび太になら掘られてもいい

支援

N「なに！のび太だと！野比のび太か！！貴様も殺してやる！」

そんなNの怒鳴り声を聞いてのび太は呆れ顔をする。

のび太「あ〜あ、こんなに床を薬莢だらけにして、やっぱり機関銃はダメだなぁ」

のび太「僕の銃はこんなに散らかさないよ！」

そう言ったと同時に、のび太は腰からピースメーカーを抜いて1発放つ。

N「そんなもの！」

Nは笑みを浮かべて加速装置で避ける。

N「ぐ！」

が、避けきれなかった。PPSh41に弾丸がめり込み、Nの手から落ちる。

N「な、なに！？」

困惑した表情でのび太を見る。

のび太「僕の弾丸から逃げようなんて不可能なのさ」

続いて、5発を速射し、Nの加速装置を破壊する。

N「ぐああぁ！」

叫び声をあげ倒れこむN。そして、それと同時にサイレンがあたりに鳴り響きタイムパトロールが現れる。

「N！貴様を逮捕する！」

タイムパトロールがNを拘束し、引き上げていくとあたりは静かになった。

のび太「ドラえもん！救難信号を聞いて来たんだ！大丈夫かい！？」

ドラ「だ、大丈夫…助かったよ」

のび太「良かった…それじゃあ、みんなが来る前にこの講堂を復元光線で直そう」

ドラ「うん！」

ドラえもんとのび太があっという間に講堂をもとに戻す。

薬莢もすべて4次元ポケットに集めていく。

のび太「よし！こんなもんかな。さぁドラえもん帰ろう！」

ドラ「ちょっと待って！まだ澪ちゃんの問題を解決してないんだ！」

セワシ「あぁそのことなら問題無いよ」

ドラ「うわ！セワシ君いつの間に！？」

セワシ「のび太君と一緒に来たんだよ」

セワシ「それよりこの体見てよ！元に戻ってるだろ？」

ドラ「本当だ！なんで？だって澪ちゃんはまだ…」

ドラえもんが澪の方を見ると、澪は熱い目で何かを見ていた。

澪の視線の先は…

セワシ「おばあさんはのび太君に惚れたみたいだね」

ドラ「え！でものび太君はしずかちゃんと結婚するんだよ？」

セワシ「まぁ男の子に興味を持つきっかけになるだけだから問題ないよ」

ドラ「そうかぁ。それじゃもう僕がなにかする必要は無いんだね」

セワシ「そういうこと」

ドラ「それじゃあ澪ちゃんにお別れ言ってくるよ」

ドラえもんはのび太を見つめ続ける澪に近づいていく。

ドラ「澪ちゃん澪ちゃん」

澪「ド、ドラえもん！あのメガネかけてる人はだれ？」

ドラ「あの人はのび太君っていってね、セワシくんのおじいさんのおじいさんなんだ」
ドラ「もう恋人がいるんだけどね」

澪「そ、そうなんだ…」ションボリ

ドラ「まぁまぁ、世の中に男はたくさんいるわけだから！」

ドラ「ということで、澪ちゃんぼくはもうこの時代の用事が終わったから帰るよ」

澪「え！もう帰っちゃうの！？もっといてくれても良いのに…」

ドラ「またムギちゃんのケーキが食べたくなったら来るよ、ふふ」

ドラ「じゃあね！」

そう言って、ドラえもんはセワシとのび太の元へ走っていくとタイムマシンに乗り込んで消えていった。

澪「ドラえもん…ありがとうね…」

律「おい！先生たちが来たぞ！」

梓「ムギ先輩起きて！逃げますよ！」

紬「ふへ〜」

……

のび太「あっさりした別れ方だったね。あれで良かったの？」

ドラ「いいのいいの。あんな大きな音出したんだから今ごろあっちは大騒ぎになってるよ」

ドラ「面倒事はきらいだからね」

セワシ「薄情なやつだなぁあはは」

セワシ「まぁどちらにせよ今回のことはひみつ道具で忘れてもらうんだけどね」

ドラ「たくさんネタバレしちゃったからね」

別の日

セワシ「あれ！また体が半透明になってる！なんでだ！」

セワシは慌てて澪の結婚写真を見る。

セワシ「うーん、ちゃんと男と結婚してるしなぁ…」

セワシ「そうだ！TRITONがぶっ壊れたからか！」

ドラミ「どうしたの？セワシくん」

一人で騒いでるセワシを心配してドラミが近づいてくる。

セワシ「『目覚めの日』に澪おばあさんの町を爆撃から守るロボットが壊れたままなんだ！」

ドラミ「たいへん！私が何とかしてくる！」

セワシ「頼んだ！」


…

ドラミ「さて、21世紀に来たわけだけど…ここは澪おばあさんの同級生の家かな？」

ドラミ「あ、あのギターが手頃ね！よーし！」

ガチャガチャ

ドラミ「こんなもんかな」

ドラミはそう言ってタイムマシンに乗り込み帰っていった。

…

セワシ「体が元に戻ったよ！ドラミは仕事が早いなぁ！」

ドラミ「ふふふ、TRITONの代わりになるものを作ってきたわ。ちょっと強すぎるかもだけど」

セワシ「良いんだよ、やりすぎくらいがちょうど良いのさ」

セワシ「さぁこれで安心してデートに行ける。じゃあね」

ドラミ「行ってらっしゃーい」

目覚めの日！


憂「おねちゃーん！夕ごはんできたよー」

憂の呼びかけに反応せずに唯はテレビを見続けている

憂「もう！何かおもしろい番組やってるの？」

憂がテレビに近づいてくると、唯は振り返って憂を見る。

唯「ううん、なんかテレビが変な音出してるの。壊れたのかな？」

テレビは「ボロロロロロロロロロロロロ」と音を出し続けている
（http://www.systemuse.co.jp/EWS_NHK_DAI2_040906.wav）

憂「なにこれ？」

『臨時ニュース！臨時ニュース！先程C国が日本に対して開戦の旨を一方的に宣言しました！』

『その宣言と同時にミサイルが発射されたことが米軍の衛星によって確認されています！』

『この放送を見ている方はすぐに物陰に隠れるなど対策を…』


唯「開戦？ミサイル？どういうこと怖いよ憂…」ガタガタ

憂「分かんない…」ガタガタ

突然のことに涙が出そうになる唯と憂

？「泣くな！お姉ちゃんだろ！唯ちゃん！」

突然大きな声が部屋に響く

唯「こ、この声は松岡修造？」

支援

私怨

？「違う！ぼくだよ！ギー太だよ！」

唯のギターがそう言うと、ガチャガチャと音を立てて人の形になる。

唯「え？ギー太？どういうこと？」

ギー太「今は説明している暇は無い！でも安心して、この町は僕が守るから！」

キイィィィィィィ

部屋にジェットエンジンの音が鳴り響く。

ギー太「怖がっている妹を元気付けるのがお姉ちゃんの役目じゃないか？そうだろ？」

唯「う、うん！」

ギー太「よし！いい目だ！頑張るんだ唯ちゃん！」

唯「はい！頑張ります！」

ギー太は頷いて、窓の方へ歩いていく。

ギー太『接近中の飛行物体を多数確認！』

ギー太「来たな！ギー太！発進！！！」

ギー太は轟音を響かせ夜の空に消えていった。


その日、日本は目覚めた。




おしまい

乙

つまらん

加速装置って手塚作品だっけ？

乙
俺は楽しかったぜ！

グッ

クマ