( ^ω^)ブーンとツンは別れるようですξ ゚听)ξ
25 :
◆AoH6mbCY.w :
本能が叫ぶ。危険だと早鐘を打つ。
何が起きたのか分からず、ただ立っているツンの手を引っ張ると、僕は足早に駆け出した。
ξ;゚听)ξ「ちょっとブーン、そっちは違うわよ」
( ^ω^)「いいからこっちに行くお」
不安そうなツンの声が聞こえる。けれど振り返る暇はない。
たまにこの街を荒らす悪い奴らが暴れ出したのかと思ったけど、それとも違う。
走る。走る。目的もなくただ走る。
恐怖に似た何か、この胸のざわめきは何だろう。
こんな感覚は初めてだった。
人の合間を抜けて、誰よりも早く走る。
足には自信がある。除々に背中から感じる恐怖から離れて行くのを感じる。
けれど、どんなに走っても安心できなかった。
このまま走っても逃げ切れない。そんな気がした。