( ^ω^)ブーンとツンは別れるようですξ ゚听)ξ
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◆AoH6mbCY.w :
変わる事なく世界は朝を連れて来る。
太陽が東から昇るように、朝起きたらツンの作ったご飯が用意されているように。
これから先も変わった事なんか何一つなく、こうして過ごして行くんだと密かに思っていた。
そう、思っていた。
ξ ゚听)ξ「ブーン、別れましょう」
そんな当たり前だと思っていた毎日は彼女によって壊された。
始まりあれば終わりあり。明けない夜がなければ終わらない愛もない。
いつかは終わりがくるものだとは分かっていたけれど、こんなにも唐突に来るとは思わなかった。
彼女の、ツンのその言葉は僕の胸に鋭く突き刺さる。
けれどそこに悲しさや寂しさは存在しない。むしろどこか晴れ晴れとしていた。
晴れ晴れといっても決してツンが嫌いだった訳じゃない。
これはそう、愛しているからこそそんな気持ちになったんだと思う。
( ^ω^)「いいお。別れるお」
元気よくおはようと言うように、愛おしそうに大好きだと紡ぐように。
僕はツンの別れの意を飲み込み、そう告げた。
迷いのない僕の声に、ツンは戸惑いを隠せないらしく、目に焦りが見えた。