1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
需要あるなら書く
前に弁当話書いた者です
今回はゆいあず本番なしレズ
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/14(木) 03:42:21.17 ID:2rUytgBH0
あ、ご丁寧にどうも
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/14(木) 03:46:02.51 ID:6gsJ1+Bk0
転載アフィは市ね
ぶしつ!
梓「……はい?」
チューニング中の指がすっぽ抜けた。
慌てて弦を緩めながら、唯先輩の顔をまじまじと見つめる。
唯「だから、にょ・た・い。私、あずにゃんみたいな可愛い女の子の身体に興味が出てき……」
梓「ちょ!? ぜ、全部言わないでもわかります!」
この人は何を言っているんだろう。
いや何となくわからないでもないんだけど。
梓「……で? それがどうかしたんです? 大体、先輩も女の子じゃないですか。自分自身で我慢してください」
唯「いや〜、自分の身体だと、あんまりこうふ……ん、えふんえふん。その……ね? こういう恥ずかしいこと頼めるのは、あずにゃんしかいないかなぁ、って……」
梓「憂がいるじゃないですか! それに、どうして私……に……」
唯「……あずにゃん!」
梓「はっ、はひっ」
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/14(木) 03:48:49.41 ID:6gsJ1+Bk0
珍しく真面目な呼びかけに、思わず声が裏返る。
まさか。まさか、まさか。
唯「今、他の人がいないからだよ! 部室にふたりしかいないからだよ!」
梓「……はぁ。つまり、別に他の先輩方に頼んでもよかった、というわけですか」
ふたりきりなら、誰でもよかったんだ。
っていうか、このテンションなら、家に帰って憂に頼めばいいだろうし。
ちょっとがっかり……って、何を考えてるのかな、私は。
唯「うーん? えっと、何か……その……あずにゃんが、抱き着いた時に一番愛おしい……から?」
梓「いとっ……」
愛おしいとか、そんな言葉を真顔で言われたら、勘違いしちゃうじゃないですか。
唯「これでもちゃんと考えたんだけどね……私、どうせならあずにゃんの女体の神秘を追求したいと思って」
梓「わっ!? わた、私の身体なんて、ぺったんこでつるぺたでひんぬーで、追求するなら澪先輩みたくニョタイニョタイしたナイスボディの方がいいでしょう!?」
唯「え〜? あずにゃんの抱き心地、すっごくいいから……もっとイイことしたいなあ、って思ったんだけど……」
梓「んくっ」
微妙なイントネーションの違い。
ヤバい。顔が真っ赤になってるの、自分でもわかるくらい。
口元に指を当てて小首を傾げながら、私の目をじっと見つめてくる唯先輩。
この人が望んでいること……行為は、多分、私の勘違い、じゃ、ない……と、思う。
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/14(木) 03:52:38.17 ID:xY5aUHfe0
ほうほう
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/14(木) 03:53:04.84 ID:6gsJ1+Bk0
転載アフィは市ね
唯「あずにゃーん、どうしたの? 顔真っ赤だよ?」
梓「ピャ!? い、いえ、何でもないですっ」
唯「それで……どう? わた……お、お姉さんに、貴女の未成熟な身体を弄ばせてくれる気になった?」
大人ぶった口調で、精一杯妖艶な年上を演じてみたんだろう。
けど、それはかなり滑稽で、私に冷静さを取り戻させるには充分だった。
梓「……お断りします。唯先輩のことは嫌いじゃないですが、そういう目で見たことはありませんから」
唯「えー……そんな、あずにゃん冷たい……ぶぅ」
嘘です、唯先輩。時々、『そういう目』で見てます。
でも、でも、でも……それを先輩が知ったら、私を軽蔑するでしょう?
憂にもきっと話すだろうし、そしたら同じクラスでいることが気まずくて、息苦しくて……何より、この部室に来られなくなっちゃいます。
――私は、今のままでいいんです。満足してます。今以上の関係を望んで、みんなでまったり過ごせるこの場所を失ってしまうことが怖いんです。
なぁんて、悪ふざけに何マジ反応してるんだか、私……。
梓「……ふぅ」
小さく溜め息をつく。
切り替えだ、頭を切り替え。
梓「いいですか、女の子同士でエッチなことをするのは間違ってます。普通は考えるだけで、他人に言ったりするのはタブーなんです」
唯「うぅ……」
梓「唯先輩は、同性の私から見ても可愛いですし、ちょっと抜けてるところもありますけど、今まで何回も男の人から告白されたことあるんじゃないですか?」
自分に言い聞かせるように。
自分を突き放すように、そう言ったつもりなんだけども。
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/14(木) 03:54:10.25 ID:6gsJ1+Bk0
唯「……今」
梓「え?」
今、私何か変なこと言った?
唯「今……『エッチなこと』って言った……」
梓「あっ」
唯「私、何も言ってなかったよね!? でも、あずにゃんは『エッチなこと』を考えたんだよね!?」
梓「あ、あっ……」
迂闊……だった。
唯「つまり、あずにゃんは、私とエッチなことをする気でいたんだよね!?」
梓「い、いえ、はっきりとお断りしたじゃないですか」
唯「ん〜? それは先程の発言と矛盾してないかね、あずにゃん君?」
梓「どっ、どこが矛盾してたんですか!? あと、どさくさまぎれに抱き着こうとしないでくむぎゅう!?」
言い終える前に、唯先輩に抱きすくめられてしまった。
私より少し膨らんだ胸の感触、私を苦しがらせないように加減してる優しい腕の力、そして……唯先輩の、とってもいい香り。
……ああ。
こんなに深呼吸したくなることなんて、唯先輩にだきだきされた時しか……いや、今はそんなことを考えている場合じゃない。
唯「あ〜ずにゃ〜ん!」
梓「っは、は、放してください! 今は大事な話をしてるんですよ!」
唯「……私も、大事なことしてるよ」
梓「え?」
唯「いつもはあずにゃんに色んなことしたいのを我慢して、あずにゃん分を補給して、冗談で済むくらいに自分を抑えてるんだよ」
それは、つまり……。
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/14(木) 03:55:50.43 ID:6gsJ1+Bk0
梓「……エッチなこと、したくてしたくて堪らないんですか」
唯「ほら、また『エッチなこと』って言った」
梓「あ」
唯「私、あずにゃんにエッチなことしたいなんて一度も言ってないよ? それなのに……」
梓「ああもう! 離れてくださいっ! じゃないと、もう私に抱き着くの禁止です!」
唯「ええー」
唯先輩。お願いですから、放してください。離れてください。
このままずっと先輩の感触や香りを感じ続けていたら、もしかしたら、私もおかしなことを口走ってしまうかもしれないんです。
唯「んむー、無念なり」
梓「はあ……」
やっと放してくれた。
けど、鼻孔の奥に、まだ唯先輩の香りが残ってる。
少しだけ、おかしな神経が、麻痺……させられたみたい。
唯「でも……いっぺん離れたから、抱き着いてもいいよね?」
梓「えっ? ひゃあ!?」
ぎゅう、と再び抱き締められる。
触れ合っていた場所の冷えかけていた温もりが、また素敵な香りと一緒に戻ってきた。
唯「……あずにゃん。本当はエッチなことしたいんだよね」
梓「なっ、ななな何ですか!? そんなの、そんな……私……」
唯「エッチなこと考えてなきゃ、そういうこと普通は言わないんじゃないかなあ」
そう言われると、私、自分で白状してたのと同じかも……いつも考えてたから、かも。
唯先輩は、それを確かめた上で、またこうやって抱き締めてきたんだろう。
私から跳ね除けることはない、と確信した上で。
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/14(木) 03:56:15.21 ID:RqExcegy0
くっ!この時間に
この素敵なスレを開けてしまった事をお許し下さい!
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/14(木) 03:57:32.59 ID:6gsJ1+Bk0
唯「……あずにゃんの、エッチ」
梓「あぅ……」
唯「部活終わったら、どっちがエッチか比べてみない? 出来れば、あずにゃんのおうちで」
梓「……お、お泊まり……ですか? 今日、金曜日なのに、そんな……」
学校があるから、っていう逃げ口上が使えない。
他の理由を考えていると、耳元で甘いささやき。
唯「うん。今夜からずっと、月曜の朝まであずにゃんと一緒にいるつもりだよ」
鼓動が急に早まる。
今夜、私の部屋で唯先輩と三日三晩も何をするのか、したいのか、出来るのか。
考えただけで、身体が震えそうになる。
梓「んんっ……!」
唯「憂には、もう言ってあるんだ。週末はあずにゃんのおうちにお泊まりするって」
梓「じゃ、じゃあ……も、もしかして……唯先輩……」
……駄目だ。
こんなの、私じゃない。
断れ。断るんだ。唯先輩のおふざけが過ぎてるだけかもしれないのに、一方的に勘違いしちゃ駄目だよ。
梓「……わ、私、本気でお断りします。明日、憂とお買い物に行く約束してて……」
唯「嘘つき」
梓「っ!?」
しまった。
何で憂の名前を出しちゃったんだろう。
他の、唯先輩の知らないクラスメイトだったら、誤魔化せたかもしれないのに……。
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/14(木) 03:58:57.05 ID:6gsJ1+Bk0
唯「憂に聞いてるんだよ? あずにゃんは特に週末の予定はないって」
梓「あ……あの、それは……」
唯「……私のこと、嫌い?」
梓「い、いえ……先輩として、尊敬してますし……」
唯「じゃあ……私とエッチなことするの、嫌?」
梓「っく……」
そんな。
そんな風に聞くの、ズルいです。
唯「あずにゃ〜ん? どうして悩んでるの? 普通の女の子なら即答するんじゃないかな〜?」
梓「ひゃ……あっ、あぅ……耳ぃ、息、やめ……! や、やぁぁん、舐めっ……!?」
不意打ちで耳を襲ってきた刺激に、私は思わず変な声を上げてしまった。
生暖かくて、鼓膜まで届くような吐息。
耳たぶをペロリ、なんて可愛いもんじゃなく、耳孔に直接ねじ込まれた舌先。
梓「んひっ、ひぃ、ああ、あっ、唯せんぱ……ふぁ、ああああああっ」
身体の芯まで、ぞくぞくと震える。
舌が動いて唾液をネチャネチャと粘らせる音が、とってもいやらしく頭の奥まで響く。
……私の脱力する様が全部、唯先輩に、ぴったり密着するくらい強く抱き締めているこの人に、全部伝わっちゃってる。
唯「ぴちゅ、んちゅ……んふふ。ねーえ、あずにゃん? もう一回聞くよ?」
梓「ふぁ、ああ……だっ、駄目です……!」
本当に駄目なんです。
止めてください。
聞かないでください。
お願いだから、今は、せめて耳元から口を離してからにしてください。
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/14(木) 04:00:23.56 ID:6gsJ1+Bk0
唯「私とエッチなことするの、嫌?」
梓「はっ、はぅぅ……」
……正直に答えていいのかな。
ここまでしておいて、挙げ句に『あずにゃんのエッチーぃ!』なんて笑われたら、きっと立ち直れない。
梓「ねっ、念の為に聞きますけどっ……ほ、本気、ですか?」
唯「うん」
梓「わ、私、唯先輩が思ってるより、とってもいやらしい子かもしれませんよ?」
唯「むしろ、私の想像を遙かに上回って欲しいくらいだよぉ?」
耳に息がかかってるけど、ついさっきまでと違って、逆に唾液が乾く気化熱で冷たい。
ちょっと不快で、またすぐに、絶え間なく耳を舐めて欲しくなる感じ……これも、わざとなのかな。
梓「んくっ……じゃ、じゃあ、私のわがままを……聞いてもらえますか……?」
唯「なぁに? 可愛いあずにゃんの頼みなら、何でも聞いちゃうよ〜」
何をして欲しいかわかっているくせに、すりすりと柔らかい頬をこすりつけて、私をいじめる唯先輩。
……だから、そう簡単には思い通りになってあげない。
梓「続きは……わ、私の部屋でお願いします」
唯「え? あれ?」
梓「だっ、だから! 先輩方が来る前に、早くっ……は、離れてください、です……」
唯「そ、そんなぁ、あずにゃん……」
唯先輩は心の底から残念そうに呟きながら、それでも腕を緩めてくれる。
そして温もりの名残が消え、耳をハンカチで拭き終えた頃、他の人達がやってきた。
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/14(木) 04:01:40.65 ID:6gsJ1+Bk0
かえりみち!
唯「それじゃあ私、今日はあずにゃんのおうちに遊びに行くからこっち〜!」
梓「お疲れ様です」
軽く頭を下げて、唯先輩がいること以外は、いつも通りの帰り道。
部屋、片付いてたかな。
夕食はどうしようかな。
お風呂の順番は……どっちが先かな。
唯「ねーねー、あずにゃーん」
考えなきゃいけないことが沢山あるのに、唯先輩が絡んでくる。
唯「練習中、お股がスースーしてたんじゃない?」
梓「なっ……!?」
唯「私、あずにゃんに何しようか考えてたら、パンツが湿ってきちゃって……実は、今もなんだけど、すっごいスースーする」
お気持ちはでっかいわかります。
いや、結構バレないものですね。
唯「……見てみるぅ?」
梓「天下の公道なんですから、それだけは止めてくださいっ」
唯「ちぇー。濡れ濡れスケスケ状態で、結構せくちーだと思うんだけどなぁ」
梓「とりあえず、やらしい発言は控えてください。あとスーパーに寄って帰りますよ、唯先輩の分の食材を買わないと」
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/14(木) 04:02:47.14 ID:6gsJ1+Bk0
本当は、見せてもらいたい。
でも話に乗ったら、この人のことだ。絶対に私のパンツも見ようとするだろう。
さすがに往来で下着を晒す程の勇気は私にはない……というか、そんな真似をしない常識と理性がある。
唯「あずにゃん、私はオムライスをリクエストするよ!」
梓「え? 別にいいですけど」
唯「ケチャップで私とあずにゃんの名前書いて、でっかいハートマークで囲ってね!」
梓「……わかりました」
真顔でそう言われても、その、反応に困るというか。
私は内心の嬉しさを隠しきる自信がなくて、買い物の間もずっと、唯先輩にそっぽを向いたままでいた。
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/14(木) 04:04:00.60 ID:6gsJ1+Bk0
梓のへや!
梓「どうぞ上がってください、狭いですが」
唯「お邪魔しまーす!」
よかった、思ってたより片付いてた。
洗濯物も溜めてないし、うん……よし。
梓「それじゃ、先にご飯作っちゃいます。唯先輩はテレビでも見てくつろいでいてください」
唯「着替えないの?」
梓「え?」
唯「着替えないと、制服が汚れちゃうかもしれないでしょ?」
そういえば、制服のままだった。
いや、帰ってすぐ着替えないこともままあるんだけど、今日は……何だか、気が急いてるのかな。
唯「あっ! ううん、そのままエプロンっていうのもアリ! 全然アリだけど!」
梓「……着替えてきます。ついでにお風呂にお湯張りますけど、遅いとか言って覗いたら叩きますからね」
唯「『殴る』じゃなくて『叩く』? あんまし痛くなさそうな感じ」
梓「そして帰ってもらいます。私にも、その、心の準備とか、雰囲気とか……女の子的な憧れがあるので」
唯「あー、うん。じゃあ私も部屋着持ってきてるから、あずにゃんがお風呂場で悶々としてる間に着替えておくよ……」
梓「悶々しませんっ!」
いじけたように人差し指をくわえて……ああもう、唯先輩ってばそんな上目遣いで見ないでください。
私が抱き着きたくなるなんて、いつもと立場がまるで逆じゃないですか。
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/14(木) 04:04:00.92 ID:i435HHwl0
やだ、よだれが止まらない
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/14(木) 04:05:47.47 ID:6gsJ1+Bk0
おゆうはん!
梓「ど、どうぞ。ケチャ文字、あまり上手く書けませんでしたけど」
唯「ううん、ハートがおっきくてすっごい嬉しいよ!」
梓「てっ……て、手元が狂ったんです。早く食べないと冷めちゃいますよ」
唯「うん! それじゃ、いっただきまーす!」
唯先輩がオムをスプーンですくい、口に運ぶ姿をじっと見つめる。
一応、腕によりをかけてみた、つもりなんだけど、どうかな?
唯「んーっ! おいちー! おいちーよ、あずにゃん!」
梓「……それはどうも」
にこっと可愛らしく微笑んで、子供みたいにがっついて、この人は何て美味しそうに食べてくれるんだろう。
本当に、作った甲斐があるというものだ。
梓「ほら、先輩。オムライスは逃げませんから……ケチャップがほっぺに付いてますよ」
ティッシュを何枚か取って、拭いてあげようとする。
でも、唯先輩はわざとらしく身を引いて、ちょっとにやついた顔付きになった。
唯「ん〜? じゃぁ、舐めて」
梓「はい?」
唯「ケチャップ、ぺろって舐めて取って欲しいよぉ、あーずにゃーん」
梓「…………」
そう言って、キスをねだるように目をつむり、顔を近づけてくる。
これは……これは、駄目、だ。
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/14(木) 04:06:46.69 ID:6gsJ1+Bk0
梓「う、動かないでください、ね……?」
唯「うん」
落ち着け私。
キスじゃない。ただ、唯先輩の唇の近くに付いたケチャップを舐め取るだけ。
だから、こんなに緊張しなくていい、ハズなのに……。
梓「あ……ちゅ、れるっ」
唯「んっ♪」
梓「……はい、取れましたよ」
唯「ありがとー、あずにゃん!」
心なしか、唯先輩の頬が紅潮しているように見える。
もしかして、今のはキスをするべきタイミングだったのかな……。
唯「あずにゃん、あずにゃん」
梓「は、はい?」
唯「ここにもケチャップ付いちゃった。もう一回」
ケチャップが、化粧みたく唇全体に塗り広げられていた。
この人は……本当に何を考えているのかわからない。
梓「……素敵な口紅ですね」
唯「あん、あずにゃんのいけずぅ〜」
さっき、ちゃんと言ったハズなのに。
唯先輩との初キスの味がケチャップだなんて、私そんなの絶対に嫌だし。
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/14(木) 04:07:50.77 ID:6gsJ1+Bk0
おふろ!
梓「お風呂沸きましたね……唯先輩、私は後片付けしますから、先に入っちゃってください」
唯「えぇ〜? 一緒に入って洗いっこしよ?」
梓「んくっ……ちょ、ちょっと、その……私、確かにエッチなこと考えはしますけど、経験はないので……先輩と、した後、なら……」
いきなりハードルが高すぎる。
こんな雰囲気で、こんなテンションで、裸でふたりっきりだなんて……妄想が先走って、どうなるかわかったもんじゃないよ。
唯「そっ、そうだね、初めてはちゃんとしたいしね……じゃあ、後でなら一緒に入ってくれるんだね? あずにゃん」
梓「……はい。まだ約束はしませんけど」
唯「それじゃあ先に入ってくるよ……ううっ、私はあずにゃんのだし汁を飲みたかったのに、逆に飲まれちゃうなんて……」
梓「飲みませんっ! あと変に意識するような言い方しないでください!」
唯「うっふっふー……予言するよ! あずにゃんは絶対に私が入ったお風呂のお湯を味見するにちまいない!」
梓「唯先輩の分の湯上がりのアイス……先に全部食べちゃおうかな」
唯「ああっ!? ごめん、ごめんね!? 前言撤回するから一緒に食べようよ!」
そんなことを言っても、もう騙されない。
きっと、っていうか絶対に、アイスの口紅をするつもりなんだろう。
……それはそれで、甘いキスになっていい感じかもしれないけど。
梓「もう舐め取ってあげませんけど」
唯「い、いいよ、あずにゃんと一緒にアイス食べたいだけなんだもん」
図星を突かれたように、ぷくっと頬を膨らませる。
アイスが大好物だと聞いてはいたけど、湯上がりなんだし、私を待たないで食べてしまえばいいのに。
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/14(木) 04:09:10.52 ID:6gsJ1+Bk0
梓「私のお風呂、覗かないでくれますか」
唯「うん」
梓「お背中流します−、っていうのもナシですよ」
唯「うっ……うん」
梓「やろうとしてたんですね」
唯「し、しない……うん、何もしない、ちゃんと大人しくテレビ見ながら待ってる……本気で約束するよ」
梓「……アイスは先に食べててもいいんですよ」
唯「ううん、あずにゃんと一緒に食べたいから待ってる」
梓「そうですか。じゃあ、早くお風呂入ってきてください。こうしている分だけ時間の無駄です」
唯「わかったよ……全身隅々まで綺麗にしてくる……ね」
梓「……っ!?」
『あずにゃんに見られても恥ずかしくないようにね』。
小さく、だけど確かに私に聞こえるように、唯先輩が呟いた。
唯「洗い物任せちゃってごめんね。あずにゃんのオムライス、とっても美味しかったよ」
梓「は、はい……」
お風呂場へ消える背中を眺めつつ、ほうっと溜め息をつく。
今の唯先輩の表情、ちょっと、下半身の方にぞくっときたから。
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/14(木) 04:10:01.01 ID:c8TROMyS0
暇速ですけど採用しますね^^
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/14(木) 04:10:21.17 ID:6gsJ1+Bk0
おふろのつづき!
唯「ふぃ〜……いいお湯だったよ、あずにゃーん」
梓「そうですか。それじゃ、次は私が入ってきま……」
唯「……変なところのだし汁が出ちゃってるかも」
梓「あ、今日はシャワーで済ませたい気分です」
唯「嘘うそ、冗談だよ、あずにゃーん!」
ほこほこしてる唯先輩。
急いだみたいで、髪がまだ乾ききってなくて、何だか色っぽい。
でも、変なとこのだし汁って、つまり……アレ、だよね……。
梓「ま、まあ? いくら唯先輩でも、お風呂の中でしちゃうとは思ってませんよ」
唯「ふっふっふ、どうかな!?」
梓「……速攻でお湯抜いてお風呂洗わなきゃ」
唯「ああん、あずにゃんのいけず! 意地悪! せめて味見してからにして!」
梓「しませんってば!」
私は逃げるように着替えを抱えて走った。
あの口調だと、多分、唯先輩の……アレ、が、湯船に溶け込んでる。
どうしよう。どうすればいいんだろう。
私、どうしたいんだろう。
梓「…………」
唯「ううっ、あずにゃーん……信じておくれ、湯船の中じゃ本当に変なことしてないんだよぉ」
脱衣場のドア越しに、無実を訴える声が聞こえてくる。
……無実?
本当に、無実?
今、唯先輩は、『湯船の中じゃ』って……言った。
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/14(木) 04:10:35.88 ID:xY5aUHfe0
支援
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/14(木) 04:11:30.28 ID:i435HHwl0
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/14(木) 04:12:19.32 ID:uoJY2b9EP
ゆいあずは、鉄板すぎる。あずにゃん先輩大好きすぎるだろ。
あぁぁ明日もあるのにどうしてくれる
>>21 転載しないと約束しなければ続きは闇の中へ
>>24 書き溜めてあるぜ
>>25 むしろ俺が唯好きすぎる
梓「……静かに待っててください! 落ち着いて入れないじゃないですか!」
少しだけドアを開けて叫ぶ。
恥ずかしすぎる。私の妄想が事実だとしたら、恥ずかしすぎていたたまれない。
けど。
私はドアの向こうに唯先輩が来ないかどうか気にしながら、服を脱いでいった。
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/14(木) 04:15:23.88 ID:6gsJ1+Bk0
ゆあがり!
唯「髪下ろしても可愛いよね、あずにゃんって。ドキがムネムネしちゃう」
変なこと言うと、胸がどきっとするじゃないですか。
梓「知りません。はい、アイス。湯冷めしても知りませんけど」
唯「しないよー! あずにゃんがお風呂でどこから洗うのか、どんな風に洗うのか、悶々してたら身体が火照っちゃって!」
梓「そんなの教えてあげません」
唯「んむー……やっぱし、あずにゃんはいけずだよぉ」
そう言いつつも、早速アイスをぱくつく。
私は小豆アイス。
買う時、『あずきとあずさは字がそっくりだよね!』なんて、からかわれたけども。
唯「あむあむ……ん〜、美味しいね、あずにゃん!」
梓「ええ、まぁ……」
私は気にせず、小豆アイスにかぶりつく。
でも……舌を出して、ぺろぺろと、ねちっこく、私の目を覗き込むようにしながら、唯先輩は。
唯「こういう風に、ちっちゃなお豆を舐めるの……すっごく楽しみだねぇ?」
梓「食欲が失せること言わないでください」
唯「やぁん! じゃ、じゃあ私と交換しよ! ね、ねっ!」
梓「…………」
それはつまり、間接キスしようということですか。
いや、直接する前の心構えが出来るというか、何ていうか、気恥ずかしいんですけど。
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/14(木) 04:16:12.24 ID:6gsJ1+Bk0
唯「はい、あずにゃん。あ〜ん」
梓「あ……あ、あーん……」
はぷ。
唯「……どお? 美味しい?」
梓「普通に普通のアイスの味です」
唯「うわ、あずにゃん冷たい! アイス並に冷たいよ!?」
そんなことないです。
口の中で溶けてく塊に、唯先輩の唇が触れて、あろうことか唾液が混じっているかと思うと……。
梓「……こ、今度はこっちをどうぞ。お返しです」
唯「冷たくなったのは気のせいだったみたいだね」
梓「それこそ気のせいです」
唯先輩は、何だかいやらしい感じで微笑みつつ、私の小豆アイスに口を付ける。
でも、私みたいにかじらない。
てろてろと全体に舌を這わせて、白い霜を溶かして、その上から新しく唯先輩の唾液の霜を作る。
梓「あ……ああ……」
唯「ちゅ、ぺろぺろっ……うん、小豆味も甘くて美味しい……甘ぁいね……♪」
梓「そ、そうですか」
手を引くと、すっかり涎でコーティングされた小豆アイスが戻ってくる。
こんな、ちゃんとする前なのに、これ全部食べちゃったら……まるで、キスみたい。
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/14(木) 04:17:18.58 ID:6gsJ1+Bk0
唯「ところでさ、あずにゃんに聞きたいことがあるんだけど」
梓「はっ!? はい、何でしょう?」
唯「……味見した?」
梓「っ!?」
し、しました。ひと口飲んでみたりもしました。
でも、薄まりすぎてて全然わかりませんでした。
……なんて言ったら、唯先輩、思いっきりにんまりするに決まってる。
梓「ゆっ、湯船には浸かりましたけど、上がる前にシャワーで唯先輩成分は洗い流しました!」
唯「えぇ〜」
唯先輩は至極残念そうに、ぱくっとアイスに口を付ける。
そこ、私が食べたところ……。
唯「れるれるれる……あずにゃんなら、味見してくれると思ったんだけどなぁ」
……ちらっと、私の顔を伺ってくる。
湯上がりだけど、かあっと真っ赤になっているハズの、今の顔を。
梓「はっ、早く食べちゃいましょう! ねっ!」
気にしたら駄目だ。
……でも、気になる。
梓「……あむ」
唯「ねぇ、あずにゃん」
梓「はぷ、ん……何ですか」
唯「美味しい?」
梓「…………」
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/14(木) 04:18:43.27 ID:6gsJ1+Bk0
唯先輩がいやらしく舐めたアイスを頬張る私は、もう何も言い返せない。
どんな言い訳をしても、これはもう、女の子同士のじゃれ合いの範疇を超えているから。
梓「お、美味しい……です……」
唯「よかった」
やっぱり、にんまり。
この人はずるい。
私の気持ちをわかってて、こんな風に誘って、面白がっているんだ。
唯「これで最後のひと口……」
梓「はむ……かぷ……」
気にしない、気にしない。
唯「唇に塗っておいたら、甘ぁ〜いキスが出来るかな?」
梓「……何ですか、そのはちゅこい的な味は」
しまった、噛んだ。
慌ててアイスの残りを口に放り込むけど、もう遅い。
唯「塗っておくね」
梓「……まぁ、ケチャ味じゃないだけマシですけど」
唯「あ、だからさっきキスしてくれなかったんだ?」
梓「ケチャよりは甘い方がいいです!」
唯「うん、私もそう思う。ファーストキスはケチャップの味だったって、誰かに話したら笑われそ……あ」
……『あ』?
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/14(木) 04:20:13.00 ID:6gsJ1+Bk0
唯「何でもありません。今のは忘れてください」
梓「もしかして……こういう緊張した時に何ですが、唯先輩も……その、エッチなこと、初めて……ですか?」
唯「……うん」
その割には、私を随分ともてあそんでくれたような気がする。
だけど、安心した。
そして、嬉しい。
本当の本当に、初めての相手に、私を選んでくれたんだ。
梓「くすっ」
唯「あ、あずにゃん!? 今、私のこと馬鹿にしたでしょ!?」
梓「いえ、ぷ、うく……な、何か、おかしくって」
唯「ううっ……やっぱし馬鹿にされてるよ……」
梓「ちっ、違うんです。唯先輩、経験済みかと思って……その、いわゆるレズ的な、お姉様な雰囲気が時々ありましたから」
唯「私は確かにお姉ちゃんだけど、お姉様じゃないよ!?」
梓「でも、お姉様なことを私にしたいんですよね?」
唯「うっ……」
仕返し。
口の中で溶け残った小豆アイスを出して、ぺろぺろと舐めてみせると、今度は唯先輩が顔を赤くした。
唯「うあ、あぅぅ……あずにゃん……やっぱり、いけずだよぉ……」
自分がどんな真似をしていたのか、全部思い出したみたいに。
うん……こういうのも悪くなさそうだけど、私の望んでいるカタチとは、ちょっと違う。
梓「えと、あの、唯先輩。私も初めてなんです、だから……優しくしてくださいね?」
唯「う、うんっ! 私の精一杯の優しさをあげるよ、あずにゃんっ!」
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/14(木) 04:21:25.45 ID:6gsJ1+Bk0
べっどいん!
唯「ね、あずにゃん……そろそろ始めてもいい、かな?」
梓「……はい」
もう何もすることがなくなって、寝るだけになった頃。
そう答えると、唯先輩は今までにないくらい優しく私を抱き締めながら、ふわっとベッドに押し倒した。
梓「きゃっ」
唯「いざするとなると、結構緊張するね!」
ふんす、といういつもの鼻息も、どこか興奮気味に荒い。
よかった。興奮してるのも緊張してるのも……欲情、してるのも、私だけじゃないんだ。
梓「自分で脱ぎましょうか?」
唯「いやいや、私が押し倒した以上は最後まで責任を持つよ!」
妙な責任感に、今はとってもどきどきする。
って……ええ!?
唯「着ぃ替えたばぁかりぃの……あずにゃんのパンツぅ!」
梓「んっ……そっちが先なんですかっ!?」
唯「ほわぁ……か、可愛い! 可愛すぎるよ!?」
この日の為に……ではないけど、持ってる中で、一番のお気に入りを誉められたのは率直に嬉しい。
でも、唯先輩の手は止まらず、シャツも脱がそうとしてくる。
唯「上はどんなかなぁ〜?」
梓「や、ちょっ……順番が……」
唯「あ、そうだったね」
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/14(木) 04:22:49.41 ID:6gsJ1+Bk0
言いながら、シャツを全部まくり上げてしまう。
ふんす、と明らかに興奮した息をしながら、私の頬を手でさする。
唯「可愛い……ほんとに可愛いよ、あずにゃぁん……脱がせちゃうのが勿体ないくらい似合ってるぅ……」
梓「そ、そりゃ、一応は勝負下着ですから……そう言ってもらえて、嬉しいです……」
身体中に視線が刺さるみたい。
お風呂から上がって、アイスを食べて、すっかり時間が経ったハズなのに……全身が火照って仕方ない。
そんな私の有り様を、唯先輩は嬉しそうに眺めていた。
梓「ゆっ、唯先輩も、脱いでくださいよ……私だけ裸になるんじゃ、不公平です……」
一方的に見られるだけじゃなくて、私も見たい。
先輩の身体を、私のように興奮しきっているのか、確かめたい。
唯「う、うん、そうだね……うん。脱ぐの、恥ずかしいけど……」
梓「私はものすごく恥ずかしい真っ最中ですが」
唯「と、とりあえず脱ぐよ! 私もあずにゃんと同じ、ブラとパンツだけになる!」
ばっ、ばばっと部屋着を脱ぎ捨ててしまう唯先輩。
折角の機会なのに、勢いで奪われてしまった。
梓「あの……私が脱がせてあげたかったんですけども……」
唯「えっ!? あ、ごめん! もっかい着る?」
梓「いえ、もういいです……」
でも。唯先輩の下着も、すごく可愛らしい。
でも。ブラとお揃いのハズのパンツ、ちょっと模様が違う……?
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/14(木) 04:24:19.31 ID:6gsJ1+Bk0
梓「せ、先輩? せめて、下着は私が」
唯「う、うん。ごめんね、あずにゃん。私だけ得した気分になっちゃって」
下着だけでも残ったのが幸いというか。
その、何だか、唯先輩を脱がせて全裸にするところを想像したら……ハナチが出そうになってくる。
どうしてこんなに興奮してるんだろ、私?
やっぱり、エッチな子だから……かな?
唯「ど、どうする? あずにゃんが先? 私が先?」
梓「こういう時、先に脱いだら負けかなと思います」
唯「えへー……じゃ、私が先かな? あずにゃんの魅力にやられて、実は今、頭がくらくらしてるんだよ」
梓「唯先輩っ……ま、マジです……か?」
唯「大マジです」
よくよく見ると、私に覆い被さった先輩の身体が、ゆらゆらと揺れていた。
これが興奮のしすぎのせいなら、この人は、私をどんなにしたいんだろう?
唯「ね、ねえ、脱がせてよ、あずにゃん……それとも、自分で脱ぐ?」
梓「いっ、いえ……是非とも私にっ」
興奮に震えながらも、思わず手が伸びる。
まずは――ブラの方から。
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/14(木) 04:24:58.61 ID:6gsJ1+Bk0
唯「んっ」
梓「あ、あ……はぁ……唯先輩のおっぱい……綺麗ですね……」
唯「えへ、えへへ……合宿の時と違って、すっごく恥ずかちーよ」
梓「はい……ふたりっきり、ですもんね。しかも、今からエッチするんですし……」
唯「改めて言われると余計に興奮しちゃう」
梓「はい」
唯「あ、あれ? さっきまで変なこと言うと怒ってたのに、やけに素直だね」
梓「ふぅ……」
覚悟を決めました。
ここまできたら、するしかないじゃないですか。
梓「いいですか、唯先輩……私はもう、貴女とエッチすることしか考えていません。だから素直も何もないんですよ」
唯「ふくっ……」
唯先輩が生唾を飲んで喉を鳴らす。
本気の本気で、私とエッチしたくて堪らないんだ……。
梓「はっ、はぁ……唯先輩、下……パンツ、脱がせますよ?」
唯「う……ん。どぉぞ、あずにゃぁん……♪」
とっても恥ずかしいハズなのに。
例え女の子同士でも、これからエッチするって宣言してるんだから。
なのに唯先輩は、私が脱がせやすいように腰を突き出しながら微笑んだ。
普段は可愛いと思うその笑みが、綺麗で、いやらしくて……興奮する。
唯「んっ……あ、あはっ、あずにゃんに私の一番恥ずかしいところ、見られちゃってるよぉ……」
梓「ゆ、唯先輩っ……そっちの脚、少しだけ浮かせて……ください……」
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/14(木) 04:26:10.18 ID:6gsJ1+Bk0
クロッチの部分が湿って――ううん。濡れて、糸を引いている。
多分、私も同じなんだろうなぁ、と思いつつ、唯先輩の動きに合わせてパンツを引き抜く。
唯「えへへぇ……好きな人の前で裸になるのって、恥ずかしすぎるね」
梓「ま、まだですよ? 自分だけ恥ずかしくなってないで、私も……裸にしちゃってください……」
ちっちゃく丸まったパンツの中に指を入れると、ぬるっと粘つく感触があった。
梓「ゆ、唯先輩だけじゃなくって……私も、ぬ、濡れちゃってますから……早く脱がしてぇ……」
唯「まっ、まーかせて!」
情けないことに、私は自分から腰を浮かせていた。
それなのに、唯先輩はわざとらしく私を抱き起こして、背中に腕を回す。
唯「んー……えいっ」
ぱちん、とホックが外れた。
すると唯先輩は、カップの真ん中をつまんで、やたらゆっくりと引き上げる。
唯「あずにゃん、乳首立ってる」
梓「唯先輩も同じじゃないですかっ」
唯「んーん、同じだけど同じじゃないよ? 私は攻めで、あずにゃんは受けで興奮してる感じだし!」
梓「うくっ」
唯先輩にこれから何をされるのか、ものすごく興味がある。
この気持ちを受けというなら、私は受けなのかもしれない。
唯「じゃあじゃあ、可愛いおっぱいの乳首を立たせてるあずにゃんのパンツ、今から脱がせちゃうよ〜?」
梓「わっ、わざと恥ずかしい言い方しないでくださいっ」
唯「うん〜? だって、本当のことなんだもん」
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/14(木) 04:26:23.85 ID:HADeMuXLO
素晴らしい
支援
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/14(木) 04:27:11.83 ID:i435HHwl0
俺もマジでハナチが出そう
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/14(木) 04:27:28.72 ID:6gsJ1+Bk0
くっ、とパンツに指がかけられる。
見られる。見られちゃう。
期待で、唯先輩以上に濡れちゃってる大事なところが、見られてしまう。
梓「あ、あうぅ……」
唯「ほ〜れほれ、あずにゃんのアソコ……ごたいめ……ん?」
梓「うく……ひぅ、う……」
唯「あは……あずにゃん、私にこういう風にされるの想像して、気持ちよくなってるんだ?」
梓「ま、まだ、気持ちよくなって……ない……ですっ」
バレちゃった。
唯先輩とエッチしたいって、ずっとずっと思ってたこと。
思うだけじゃなくって、有り得ないハズの『その時』を妄想して、自分でいじって気持ちよくなってたこと。
梓「うぅっ……ふ、ふぅ……ぐす……」
唯「どうして泣いちゃうの、あずにゃん? 私とエッチするの、嫌だった?」
梓「い、いえ、は、恥ずかしくてっ……私がこんなにやらしい子だって知ったら、唯先輩に嫌われると思って……ぅっ、ひうっ」
唯「どおして? 私、今すっごく嬉しいよ?」
梓「ふぇ……?」
唯「だって、私もこういうことしたいと思ってたし、あずにゃんもそう思っててくれたんなら……両想いってことだよね?」
梓「あ……」
その通りだった。
私は今更、何をこだわっていたのかな。
唯「ふふっ……あずにゃんてば、本っ当に可愛いっ!」
ちゅ、ちゅっと、優しく唇で私の目元を何度も吸ってくれる。
とっても塩っ辛いハズなのに。
なのに、唯先輩は、とろけたマシュマロを食べた時みたいにうっとりとしていた。
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/14(木) 04:28:46.60 ID:6gsJ1+Bk0
唯「んむっ、ちゅちゅ……」
梓「唯先輩……んっ、ん、くすぐったい……」
唯「あむ……唯、でいいよ。あずにゃん?」
梓「ゆ、唯……先輩」
まだ……違和感。
やっぱり、唯先輩と呼ぶ方がしっくりくる。
唯「んもー……なぁに、あずにゃん?」
梓「も、もぉ、下着脱がせたんですからっ……き、気持ちよく、して、ください……」
唯「ふふふ、やっと素直になったね?」
どうとでも言ってください。
私は、唯先輩と早くエッチしたくてもう堪らないんですから。
唯「その前に……あずにゃん、ちゅ〜っ」
梓「んむ……ちゅっ、んむむ、ちゅ……」
あ……柔らかい、唇。
初めてなのに、ちょっとだけど舌を入れられてる。
それに、これは……唯先輩の、涎だ。
梓「ん、あっ、あむ、んふ……」
唯「ぷぁ……ごめん。お互い初めてのキスなのに、しょっぱかったね」
梓「……ですね。すみません」
唯「ううん。あずにゃんの涎で薄まったし」
梓「うっ、薄まったのは、唯先輩の涎のせいですっ」
とろける、っていうのは今みたいな心地なんだろう。
キスしただけなのに、こんなに気持ちいいなんて……もっと先に進んだら、一体どうなっちゃうんだろう。
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/14(木) 04:30:01.05 ID:6gsJ1+Bk0
梓「あの、も、もっと……キス、今度は……ディープキスっていうのを……」
唯「え? いいの?」
梓「いいも何も、少し、舌入れてきてたじゃないですか」
唯「う、うん、初めてだし、ふつーのキスを体験するのが順番かなって」
梓「……じゃ、じゃあ、次っ……順番的に、やらしいキス……ですよね?」
唯「え、えへへ……おねだりされちゃ仕方ないなぁ」
もう、おねだりでも何でもいい。
恥ずかしいけど、それ以上に、唯先輩と深く触れ合いたい。
ここが桃源郷か
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/14(木) 04:30:45.45 ID:6gsJ1+Bk0
唯「んー♪」
梓「ん……♪」
唯「んちゅ、ちゅるっ、ちゅう……れるれりゅ、んりゅ、はぷぷ」
梓「はむ……んあ、あっ、あ……あう、りゅぷ、あむっ、んちゅっ」
気持ちいい。とっても気持ちいい。
この感覚を、どんな言葉を使えば唯先輩に伝えられるのか、全然わからない。
こんなに気持ちよくしてくれる感謝を、この感覚を、自分でなく唯先輩が与えてくれる嬉しさを、どうしたら伝えられるんだろう。
唯「は、はあっ、あ、あはぁ……どおしよ、あずにゃぁん……まだキスだけなのに、どっきどきが止まらないよ!?」
梓「は、はい、私もですっ……ちょっと舌を絡ませただけなのに、予想以上っていうか、気持ちよすぎ、です……」
唯「んじゃ、じゃあじゃあ、先に進む前にもっとキスしよっ! キスに飽きたら次はおっぱい!」
飽きることなんて、あるんだろうか。
きっと私は、今みたいなキスを続けられたら、正気を持っていかれてしまう。
……でも。
梓「はい……つっ、続き、お願いします……」
唯「うんっ、あずにゃんっ♪」
梓「ん、んっ……んんっ♪」
この先は、ほとんど覚えてない。
〜終わり〜
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/14(木) 04:34:33.15 ID:i435HHwl0
終わり・・・だと・・・?
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/14(木) 04:38:42.22 ID:6gsJ1+Bk0
>>45 覚えてないんだから仕方ない、けど少し経ったら続きを思い出すかもしれない
っていうかR12〜15に抑える必要なかったかな
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/14(木) 04:49:35.24 ID:eRAOROvv0
どうでもいいけどなんでいきなりまとめサイトに喧嘩売ってんの
アフィは1日でジュース1本買えるくらいしか入らないらしいよ…
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/14(木) 04:58:33.14 ID:IlEqd61eO
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/14(木) 05:00:16.18 ID:6gsJ1+Bk0
>>47 それでも転載するんだからいい根性だよね
っていうかアフィ厨に喧嘩売っても別に損しないし……
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/14(木) 05:04:19.35 ID:6gsJ1+Bk0
>>48 おk書き溜めるよ
今回は何だかんだで約30KBだったから、同じくらい書くなら2・3日後になっちゃうけど見付けてくれ
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/14(木) 05:06:10.62 ID:HADeMuXLO
よろしい
ならば保守しようではないか
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/14(木) 05:08:10.90 ID:IlEqd61eO
今週のお楽しみスレ!
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/14(木) 05:18:45.26 ID:8Pa2HOuWO
なんて恐ろしいスレなんだ
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/14(木) 05:29:39.31 ID:+V/fHTcdP
…ここで抜いたら負けな気がする
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/14(木) 07:37:09.55 ID:XrRB4W29O
これは続きを読みたい
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/14(木) 08:14:16.43 ID:pMQtSV3m0
全力でほすしよう!
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/14(木) 08:25:49.35 ID:5Np/m+YWO
電車で読んでたら勃起して席立てなかったじゃねえか
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/14(木) 09:19:13.88 ID:4h4TIiLi0
くっそ体が反応してやべえ
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/14(木) 09:37:37.61 ID:2SxSkme6O
朝から濃厚な唯梓が見られるとは…
続きも超期待してますよ
これは講義なんて聞いてる場合じゃないな
見つけてくれって事は
また立てて投下するって事だろ
ここ落としていいんじゃない?
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/14(木) 11:48:45.10 ID:IlEqd61eO
うーん
つか2・3日後っていってんだから素直に落としとけよw
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/14(木) 12:34:20.56 ID:GTjZ9zTs0
前みたいに2,3日で落ちるならともかく、今なら保守だろ
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/14(木) 13:59:11.22 ID:kp5sMMxvO
ほ
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/14(木) 14:10:02.62 ID:V+26/WdK0
ほ
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/14(木) 15:13:26.32 ID:HADeMuXLO
ほしゅ
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/14(木) 16:00:30.91 ID:HADeMuXLO
ほ
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/14(木) 17:01:40.96 ID:lCxE0gTWO
う
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/14(木) 17:03:20.87 ID:8nkuNI8D0
アフィブログ最高!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/14(木) 17:29:51.90 ID:nRm4i8CjO
弁当話って何?
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/14(木) 18:06:21.95 ID:lT4zprB90
どうでもいいけどつまんないSSほどアフィブログに転載されるのを嫌うよね
1レスで切られるのに
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/14(木) 18:21:42.19 ID:IOsgcevE0
あずにゃ嗚呼ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああんペロペロ
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/14(木) 18:42:05.87 ID:mBKSYhKj0
>>1で色々自分語りしてる所がなんだかなぁ…
○○の作者ですぅwwとか知らねえよ
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/14(木) 19:40:36.20 ID:lCxE0gTWO
>>74 本編に関係ないんだし気に入らないならスルーしとけや
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/14(木) 20:20:23.24 ID:kPlXkT3b0
血液が下の方に集まってしまった
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/14(木) 20:57:31.92 ID:qNYrHmZG0
ふむ
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/14(木) 21:36:59.57 ID:ebtmeChC0
ほ
>>1の自分語りなんかより保守しちゃってる奴らの方がよっぽどどうかしてる