1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
律「この人、澪だよな?」
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1285854017/ の続編(律編)です。
軽音部がゲームプレイ部になっていますがその経緯は上のスレを参照して下さい。
※ここから本文です。
部員全員がゲームにのめり込み軽音部はゲームプレイ部と化していた。
律「さてと、(ギャルゲの)フラグも立てたことだしそろそろ帰るか」
紬「そうね、そうしましょう」
律「澪達もそろそろ切り上げた方がいいんじゃないか?」
唯澪梓は携帯のオンラインゲームに夢中になっている。
唯「もう少しだけだから」
梓「今いいところなんですよ」
澪「私たちはもうしばらく時間が掛りそうだから。律とムギは先に帰っててくれ」
律「澪達もあまり遅くならないようにな」
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 03:08:35.15 ID:DTDILD+F0
紬「ちょっと、ラボに寄っていかない?」
律「ラボ?なんだそれは」
紬「和ちゃんが生徒会権限で学校の地下に作ったのよ。
よかったら遊びに来てって言われてたから」
律「じゃあ行って見るか」
地下のラボへと向かう二人
律「ここが、ラボか」
和「いらっしゃい。ようこそラボへ」
律「それにしても凄いギャルゲの数だな」
紬「18禁エロゲまであるわね」
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 03:16:07.27 ID:DTDILD+F0
律「さすがに18禁エロゲを学校に持ち込むのはどうなんだろう?」
和「大丈夫よ、山中先生には許可を取ってあるから」
律「さわちゃんは最近乙女ゲーにはまってるみたいだからな
生徒にあまりきつくは言えないんだろうね」
和「実はこのラボには他にも秘密があるのよ」
律「なんだよ、秘密って?」
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 03:17:56.26 ID:DTDILD+F0
紬「琴吹エンタテイメントとゲームメーカー大手満点堂が共同開発した。
ゲーム具現化装置がここにあるのよ」
律「ゲーム具現化装置?」
和「簡単に言うと現実の世界にゲームの設定を織り交ぜることができるのよ
自分の好みの設定にカスタマイズすることも可能になってるわ」
律「しかし、なんでこんな大層な機械がこんなところにあるのさ」
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 03:29:45.71 ID:5driQpmDO
紬「私、みんなを苦しめるのが夢だったの〜」
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 03:32:57.07 ID:DTDILD+F0
紬「それはね、機密を守る為なのよ
満点堂の研究所に置いとくよりもここに置いておいたほうが安全だっていう
上層部の判断があって置かせてもらってるのよ。
まさか、学校の地下にこんなものがあるだなんて誰も思わないでしょう?」
律「なるほど。そういうことか」
紬「そこで、りっちゃんに頼みがあるんだけど…」
律「なんだよ?頼みって」
紬「りっちゃんにこの装置を使って貰いたいのよ」
律「まだ、開発段階のものだろう?
脳に変な影響とかでたら嫌だよ」
紬「大丈夫よ。もう、開発は最終段階で脳への影響はないことが確認されてるから」
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 03:38:12.73 ID:DTDILD+F0
律「ていうか、なんで私なんだよ! ムギがやればいいじゃないか」
紬「私はデータを取らなきゃいけないから
りっちゃんは機械工学とかわからないでしょう?
和ちゃんにもアシスタントとして協力して貰ってるのよ」
律「確かにわからないけど。 でもなぁ・・・」
紬「このラボには協力費として月10万円が満点堂から支給されてるの
これ全額りっちゃんにあげるから」
律「本当か?」
紬「ええ、もちろん」
律「ちょうど今月ピンチだったんだよな。
安全性は証明されてるみたいだし。いっちょやってみるかぁ」
紬「ありがとうりっちゃん感謝するわ」
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 03:39:58.21 ID:3f9yxoS90
ふむ
悪くない。
続けたもれ。
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 03:41:00.56 ID:DTDILD+F0
和「じゃあ、まずはこのカプセルを飲んでちょうだい」
律「これを飲めばいいんだな」
和「確か律のお気に入りはドキドキメモリアルだったわね」
律「当然だろう! ドキメモを超えるゲームは今後でないだろうからな」
和「このゲームのディスクを具現化装置のデッキにセットして
スイッチを押せばゲームスタートよ」
紬「行くよ。りっちゃん」
律「私もスタンバイOKだ」
紬「それじゃあ和ちゃんお願い」
和「わかったわ。スタートスイッチON!
これでゲームが開始されたわ」
紬「楽しんでね、りっちゃん」
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 03:44:15.47 ID:FBxs6xDk0
このスレタイじゃ律「この人、澪だよな?」の続編だって分からないぞ
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 03:47:06.80 ID:DTDILD+F0
>>10 確かにそうだw
SSの内容にスレタイを合わせたらこうなってしまった。
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 03:51:31.19 ID:DTDILD+F0
律「別になにも変わらないようだけど…」
紬「あの琴吹財閥のお役に立てるんだからありがたく思いなさい!」
律「財閥って…。突然なにを言い出すんだムギ」
紬「なによ?なにか文句でもあるわけ?」
律「文句じゃないけど、なんか言い方おかしくないか?」
紬「あなたにおかしいとか言われたくありませんわ!」
律「はぁ…」
和「軽音部はろくに活動もせずにお茶会ばかりしてるらしいわね」
律「そう言われても仕方ないが。今更なんだよ」
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 03:52:25.70 ID:3f9yxoS90
ムwwムギュ様wwwがわいいいwwwwコポォ
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 03:54:49.44 ID:DTDILD+F0
和「お茶会といえば(音楽準備室の)食器棚の件はどうなってるのかしらね?」
律「それについては話はついてるはずだぞ」
和「たとえ、山中先生が認めても私は認めないわよ。あんなもの校則違反もいいところよ」
律「昨日までなにも言ってなかったじゃん」
和「私は日ごろから軽音部の問題点について指摘してるのだけど
どうやらあなたの心にはそれが伝わっていないみたいね」
律「だから、昨日までそんなこと言ってないだろうが!」
和「これ以上あなたと話してても時間の無駄ね私はこれで失礼するわ」
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 03:56:04.86 ID:DTDILD+F0
紬「ちょっと!お待ちなさい!和さん」
和「なによ、私生徒会の用事があるんだけど」
紬「軽音部に対する侮辱はよろしくなくてよ」
和「侮辱もなにも私は軽音部の問題点を言ったまでよ」
紬「軽音部員にとってあのお茶会がどれほど大切なものがあなたにおわかりですか?」
和「別にそんなものわかりたくないわよ」
紬「無理に理解せよとは言いませんが。生徒会だろうとなんだろうと軽音部と
その部員に対する侮辱は謹んでいただきたいと申し上げてるのです」
和「別に侮辱してるわけじゃないわよ」
紬「ならば、こちらに誠意を示しなさい」
支援
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 04:15:07.79 ID:DTDILD+F0
和「じゃあ、謝ればいいのかしら?
どうもすいませんでしたぁー(棒読み)」
紬「そんなの謝ったことになりませんわ!」
律「まぁまぁ。これ位にしとけって…」
紬「律さん! そもそもあなた達がだらしないから
生徒会に目をつけられるんですわ」
和「じゃあ私、生徒会室行くわね」
紬「和さん!まだ、話は済んでいませんのよ!
律さんのせいで和さんに逃げられたじゃありませんか!
どうして下さるのかしら?」
律「もういいだろう。和も一応謝ってたんだしさ
そんなにヒステリックになるなんてムギらしくないぞ」
紬「誰がヒステリックですって! 失礼な!」
律「はいはい、悪かったよ。気晴らしになんかうまいものでも
食べに行こうぜ。ほら、早く来いよムギ」
紬「まったくなんだって私の周りはしょうもない人ばかりなのかしら」
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 04:20:16.08 ID:DTDILD+F0
ラボの外に出る律と紬
梓に気がつく律。
律「おーい、梓」
梓「ああ、律さんムギさん。こんにちは」
律「なに改まってるんだよ。さっきも会ったじゃないか」
梓「いえ、今日はまだ律さんとは会っていませんけど?」
律「なにふざけてるんだよ。先輩をからかうもんじゃないぞ」
梓「別にからかってませんけど…。」
律「それよりどうしたんだよ?深刻そうな顔してるけど」
梓「また、バカ姉貴が行方不明になっちゃって…」
律「あれ? 梓にお姉さんなんていたっけ?」
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 04:31:59.90 ID:DTDILD+F0
梓「なにとぼけてるんですか? バカ姉貴こと律さんの同級生の平沢唯ですよ」
律「唯が梓のお姉さんだって言うのか?」
梓「何度も同じこと言わせないでくださいよ」
律「そ、そうなのかムギ?」
紬「今更、当たり前のことを聞かないで欲しいですわ」
律「さては、みんなして私を騙そうとしてるんだろう?」
梓「なに言ってるんですか律さん? さっきから変ですよ」
紬「こんなわけのわからない人は放っておいて。さっさと唯さんを探しますわよ」
梓「すみません、バカ姉貴がまた迷惑掛けて…」
紬「まったくですわ! 唯さんにはきつくお灸を据える必要がありますわね」
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 04:49:38.42 ID:DTDILD+F0
律「おいおい、一体どうなってるんだ?
もしかしてゲーム具現化装置の効果が現れたのか?
だとすると今はギャルゲの世界と現実の世界がリンクしてるわけか
ゲームの設定に合わせて現実の設定が変化してると考えれば
これまでのことは説明がつくな」
澪「あ、あの…」
律「わーびっくりした!
なんだ澪か、脅かすなよ」
澪「ご、ごめんなさい…」
律「別に謝ることはないけどさ」
澪「唯ちゃん…」
律(澪が唯をちゃん付けで呼ぶなんて珍しいな。これもゲームの設定になってるってことか
それなら梓が私をさん付けで呼んでたのも説明がつくな)
「唯がどうしたって?」
澪「みんな探してるから…りっちゃんも…」
律(澪がりっちゃんって呼ぶと凄い違和感が…)
「なんだ? よく聞こえないんだけど」
澪「りっちゃんも探してあげて欲しいの」
律「要するに唯が行方不明だから私にも探すのを協力して欲しいってことか」
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 05:06:42.89 ID:DTDILD+F0
澪「うん…」
律「そういうことなら協力するぜ!」
澪「ありがとう…」
律「それで、唯の居場所についてなにか手掛かりはあるのか?」
澪「梓ちゃんが言うには学校のどこかにはいるはずだって…」
律「学校のどこかって言っても広いからな…
とりあえずムギ達と合流しよう」
澪「うん」
紬「まったく、これだけ探してもいないとは一体どこに隠れていらっしゃるのかしら」
梓「別に隠れているわけじゃないと思いますけど」
律「おーい! ムギ、梓!」
紬「律さんあなた今まで一体どこにいらしゃったの!」
律「ごめんごめん。ちょっと考え事しててさ。
どうだなにかわかったか?」
梓「それが学校中探してみたんですけど、全然見つからなくて」
紬「まったく、どこの世界に妹に心配かける姉がいるんですの
本当に唯さんには呆れますわ」
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 05:14:50.84 ID:DTDILD+F0
律「もしかして、もう家に帰ったとか?」
梓「家に電話掛けてみたんですけど誰もでないんですよ。
姉貴の携帯は留守番電話になってて何回もメッセージ入れてるんですけど
反応がなくて…」
澪「誘拐…」
律「なに縁起でもないこと言ってんだよ澪」
澪「私…昨日見たの誘拐されるテレビ…」
律「ああ、あの映画か…」
澪「だから唯ちゃんも同じようなことに…」
梓「バカ言わないでよね!」
澪「ヒィィィィィー!」
紬「澪さんはたまにろくでもないことをおっしゃりますわね」
梓「でも、現実問題もし姉貴になにかあったら私…」
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 05:27:37.22 ID:DTDILD+F0
律「大丈夫だよ、きっと唯は見つかるよ」
梓「本当ですか?」
律「と、当然だろう!」
(手がかりもないのについかっこつけてしまった)
純「こんなところでなにやってるのよ梓」
梓「あのさ、バカ姉…じゃなくて唯見なかった?」
純「唯さんならさっき体育館の裏のほうにいくのを見たけど」
梓「わかった、体育館の裏だね。」
律「よし、行ってみよう」
紬「唯さんったらあんなところでなにをしようと言うのかしら」
澪「ま、待って下さい!」
純「唯さんまたなにかやらかしたのかな?」
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 06:17:25.72 ID:DTDILD+F0
その頃、唯は体育館裏で猫と戯れていた。
唯「ほら、猫ちゃんよしよし。」
律「なんだよ、こんな所にいたのか」
唯「どうしたの?みんなお揃いで」
紬「あなたが行方不明だって言うからみんなで探してたんですのよ
まったく手間ばかり掛けさせてあなたと言う人は…」
梓「もう! 心配したんだからバカ姉貴!」
唯「ごめんごめん。あずにゃんと一緒に帰る約束すっかり忘れてたよ」
梓「だから、あずにゃんって呼ぶのやめろって言ってるだろう!」
唯「えー、なんで? いいじゃんせっかくかわいいあだ名なのに…」
梓「全然よくないし!」
律「なにはともあれ見つかってよかったじゃないか」
澪「うん…良かった…」
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 06:38:36.85 ID:uEhUGous0
こんどこそ
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 06:54:23.55 ID:DTDILD+F0
律「それじゃあ、また明日な!」
唯「バイバーイ」
梓「もうみんなに迷惑掛けたら駄目だからね」
唯「わかってるよ」
律「まったくこれじゃあどっちがお姉さんなんだかわからないな」
自宅に戻る律。
律「ただいまー」
「おかえりなさい」
律「あれ、なんで女の子の声がするんだろう? 聡の友達かな?」
憂「いま、ご飯作ってるから ちょっとまっててね」
律「えっ? なんで憂ちゃんがうちにいるのさ?」
憂「なんでって言われてもここ私の家だし…変なお姉ちゃん」
律「お、お姉ちゃんって…憂ちゃんの姉は唯だろう?」
憂「なに言ってるの? 唯さんの妹は梓ちゃんだよ」
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 06:59:47.68 ID:DTDILD+F0
律(あっそうか。ひょっとしてこれもゲームの設定なのか
憂ちゃんが私の妹で梓が唯の妹か…。だとしたら聡はどうなってるんだ?)
憂「お姉ちゃん、もうすぐご飯できるからお皿並べて置いて」
律「あ、あのさ、また変なこと聞くけど。聡…君はどうなってるのかな?」
憂「どうなってるもなにも聡君は澪さんの弟だよ? お姉ちゃんも知ってるでしょう」
律「ああ、そういえばそうだったな」
律のおでこに手を当てる憂。
律「な、なにしてんだよ憂ちゃん」
憂「熱はないみたいだね。」
律「ね、熱なんてあるわけないだろう」
憂「だってさっきからお姉ちゃんが変なことばかり言うから心配で」
律「ちょっと確認しただけだから。心配することないよ」
憂「なら、いいんだけど…」
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 07:33:30.59 ID:DTDILD+F0
ちょっと、中断します。
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 07:59:43.97 ID:DTDILD+F0
書き込みテスト
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 09:12:24.99 ID:FBxs6xDk0
ほ
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 09:59:11.30 ID:DTDILD+F0
再開します
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 10:19:44.33 ID:DTDILD+F0
律「どうやら、具現化装置の効果で軽音部員の家族が入れ替わってるみたいだな
元ネタはドキドキメモリアルだったよな。
私が主人公だとすると、唯が天然系の果穂子、梓はツンデレ系の里穂子
澪がロリ系のたずさ、紬がお嬢様系のレイナってところか。
まぁ、それはそれで悪くないかな…エヘヘ」
そして、翌朝
律「ん?もう朝か…昨日の夜はニヤニヤが止まらなかったな」
憂「おはようお姉ちゃん」
律「ああ、おはよう。今日のメニューは和食か
いついも悪いね憂ちゃん」
憂「ちゃん付けなんてしなくていいよ姉妹なんだから」
律「それもそうだな」
澪「ご、ごめん下さい…」
憂「あっ、澪さんだ」
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 10:20:32.59 ID:/osfONyNO
見てるよ
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 10:23:30.23 ID:DTDILD+F0
律「澪が朝迎えにくるなんて珍しいな」
憂「なに言ってるのいつも迎えに来てるじゃない」
律「そ、そうみたいだね。ハハハ…」
憂「本当昨日から変だよお姉ちゃん。」
律「いや、なんでもないって」
澪「りっちゃん…早くしないと遅刻…」
律「おっと急がなくちゃな。憂も早くしないと遅刻するぞ」
憂「今行くよ。」
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 10:42:41.77 ID:DTDILD+F0
放課後
律「さぁー、授業も終わったし部室にいってギャルゲやるか」
ジャカジャカジャンジャン〜♪
軽音部の部室から練習している音が聞こえている
律「あれ? 珍しく練習してるな…」
紬「唯さんはもう少し落ち着いたほうがよろしくてよ…」
律「オーッス! 珍しく練習してるようだけど。
ゲームはどうしたんだよゲームは。もしかして私待ちだったとか?」
唯「ゲームってなんの話?」
律「おいおいあんなに夢中になってたじゃないか。忘れたとは言わせないぞ」
唯「私ゲームなんてしてたっけ?」
梓「私に聞くなよ。」
律「ほら、イナズマオンラインだよ。梓は知ってるよな?」
梓「さぁー? なんのことですか?」
律「おいおい本当に忘れてるのか?」
梓「忘れるもなにも私ネトゲなんてやっていませんし…」
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 10:50:49.89 ID:DTDILD+F0
律「嘘だろう!? じゃあ、ムギはわかるよな?」
紬「なにがですの?」
律「ドキドキメモリアルだよ。里穂子最高だよな?」
紬「そんなもの知りませんわ」
律「なに言ってるんだよ!確かに一緒にやっただろう?ドキドキメモリアル」
紬「あなたがどんな趣味を持とうが勝手ですけどわたくしを巻き込むのは
やめていただけるかしら」
律「こ、こんなことって…」
(もしかしてこれも具現化装置の影響かな?
唯達のキャラはゲーム好きって設定がないから、ゲームのことを忘れてるのかも)
梓「そんなことより早く練習始めましょうよ」
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 11:05:56.43 ID:DTDILD+F0
唯「えー、もうちょっと休憩しようよ」
紬「もう十分休憩はとったじゃありませんの。文化祭ライブも近いことですし
さっさと始めますわよ」
唯「ちぇ〜」
梓「律さんも早く準備して下さい」
律「え? 私もやるのか?」
梓「当たり前じゃないですか!」
律「いきなりやれと言われてもこの頃練習してなかったからな…」
紬「それじゃあ始めますわよ」
律「…」
唯「り、りっちゃん…」
律「なんだよ唯?」
梓「律さん、早くリズムとって下さいよ!」
律「リズム?踊りでもするのか?」
紬「なにをなさってるの!早くなさい!」
律「だから、リズムってどういうことをやってたっけ?って思って」
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 11:11:30.99 ID:DTDILD+F0
梓「まさか昨日までやってたことを忘れたんですか?」
律「昨日どころじゃなくてここ3カ月位全然練習してなかったからさ
梓達だってそうだろう?」
梓「いえ、律さんも含めて私たちずっと練習してましたけど…」
唯「まぁ、ほとんどお茶会だったんだけどね」
梓「余計こと言うな!バカ姉貴」
律(どうやらゲーム設定の中の私はギャルゲなどやらずにずっと練習してたみたいだな)
梓「なんか変ですよ今日の律さん」
紬「少し頭を冷やしたほうがよろしくてよ」
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 11:28:16.92 ID:DTDILD+F0
律(リズムって確か最初に言うワンツースリーってやつだよな)
「今、思い出したから。早速始めようか」
梓「しっかりして下さいよ律さん」
紬「まったく唯さんだけでも持て余してるというのに…」
律「それじゃあー、始めるぞ!
ワンツースリー!」
ジャカジャカジャンジャン〜♪
澪「キ、キミをみっみてるとハートドギマギ〜♪」
紬「ちょっとタイムですわ!」
梓「また、澪さんですか…」
唯「澪ちゃんは恥ずかしがり屋だからね」
紬「いくらバンドが完璧でもこんな歌じゃ人前には出せませんわ!」
梓「何回やっても失敗しますね。バンドは律さん以外ほぼ完ぺきなのに…」
律(うわぁー、前以上に恥ずかしがり屋が酷くなってるし
そもそもなんで澪をボーカルに選んだんだろう…)
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 11:37:18.87 ID:DTDILD+F0
律「あ、あのさ澪には申し訳ないけど。ボーカルは他の人がやったほうがいいんじゃないかな?」
唯「それができたら」
梓「とっくにそうしてますよ」
紬「律さん、あなたわかっててそう言ってるでしょう?」
律「なにか問題でもあるのか?」
紬「おおありです!(グスンッ)」
半べそ状態の紬。
律「なんで泣いてるんだよ」
紬「泣いてなんていませんわ!」
律「いや、明らかに泣いてるだろう?」
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 12:27:09.79 ID:DTDILD+F0
一旦中断します
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 12:44:09.80 ID:YIJvgoK30
待ってる
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 12:53:36.28 ID:DTDILD+F0
梓「実は私たち救いようがない位、歌が下手なんです」
唯「学園祭ライブで歌うなんてとてもじゃないけどできないよ」
律「そんなことはないだろう?…いや、待てよもしかしてまたゲームの設定が
絡んでるのかもしれないな」
紬「ブツブツ言ってないでさっさと始めますわよ。
今更ボーカルを変えるなんてできるわけありませんわ!」
律「でも、このままじゃライブが成立しないだろう」
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 13:52:26.78 ID:DTDILD+F0
あとは頼んだ
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 14:01:59.60 ID:DTDILD+F0
すまん、誤爆した
また、来ます。
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 14:37:12.20 ID:DTDILD+F0
確認
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 15:36:29.21 ID:E+AjEo0pO
保守
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 15:40:48.32 ID:G1Jk7N7rO
1落ち着け
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 16:38:42.72 ID:x28d245IO
☆
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 17:20:29.15 ID:FBxs6xDk0
ほ
ほ
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 18:44:19.69 ID:5GjOmkpXO
ほ
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 19:39:16.55 ID:uEhUGous0
ほ
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 19:51:09.86 ID:P8mIMQpw0
働け
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 20:22:27.60 ID:uEhUGous0
ほ
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 20:47:08.47 ID:uEhUGous0
ほ
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 20:49:15.34 ID:Ptvu3lvg0
てs
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 21:14:06.02 ID:uEhUGous0
ふおお
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 21:41:39.65 ID:uEhUGous0
いつまで保守すれば
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 21:45:37.79 ID:DTDILD+F0
保守してくれた方々ありがとうございます
再開したいと思います
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 21:49:07.20 ID:uEhUGous0
シャーオラードンナモンジャーイ
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 22:00:00.29 ID:DTDILD+F0
梓「じゃあ、律さんがボーカルをやるっていうのはどうでしょうか?」
律「わ、私がか? 無理無理無理!練習もしてないのに」
唯「練習なんてしなくても私たちよりはましだから大丈夫だよ」
律「ましってどういう意味だよ!」
紬「そのままの意味ですわ。悔しいですけどけどここは律さんにやってもらうほかありませんわね」
澪「わ、私からも…」
律「まぁーそこまで言うならやってもいいけど」
紬「じゃあ、ボーカルは律さんに変更ですわね」
唯「はい、りっちゃん」
律「なんだよこの紙は?」
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 22:10:36.57 ID:DTDILD+F0
唯「新しい歌の作詞してみたんだよ」
律「新しい歌って…ライブではふわふわ時間を歌うんじゃなかったのか?」
唯「りっちゃんに歌って貰ろうと思って。ずっと前から作ってあったんだよ」
梓「バカ姉貴ったらまた勝手なことをして」
紬「いまから曲を変えるなんて無謀ですわ」
律「まぁまぁ、せっかく作ってくれたんだしとりあえず
どんな歌かだけでも見てみようぜ」
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 22:20:00.74 ID:DTDILD+F0
律「タイトルは『メイドさんLOVE』・・・っか」
唯「この間あずにゃんとメイド喫茶に行ったときに思いついたんだよ」
梓「そのことは誰にも言うなって言っただろうが! バカ姉貴!」
唯「はっ! つい口が滑ってしまった。ごめんあずにゃん」
梓「まったくもー」
律「『今日もご主人様にご奉仕メイド〜♪ 明日もあさってもずっとご奉仕〜♪』
…ってこれを私に歌えと?」
唯「うん、そうだよ」
梓「なんかキモイ…」
唯「キモクなんかないよ!これはメイドさんのご主人様に対する愛を歌たった
純愛歌なんだよ」
律「純愛歌ね…」
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 22:35:18.62 ID:VwHESGBo0
しえん
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 22:49:11.48 ID:uEhUGous0
ほsy
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 23:01:14.76 ID:uEhUGous0
ほ
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
ほ