1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
―卒業式の帰り道―
スタスタ
唯「なんかトイレ行きたくなっちゃった」
和「お茶の飲みすぎよ」
唯「ごめんちょっと行ってくるね!かばんとギー太お願い!」タタッ
和「あ……もう」
公園のトイレに駆けていく唯
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/05(火) 01:40:18.51 ID:y0T6vFi80
ブリブリブリブリブブブブブリイイイィ!!
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/05(火) 01:40:47.37 ID:U6NU/vqkP
バイバイ(ToT)/~~~
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/05(火) 01:44:27.86 ID:bmR1H3gzO
トスッ
公園のベンチに腰をかけて唯を待つ和
公園をなんとなく見渡す
和(幼稚園と小学生の頃は、ここでよく唯と遊んだっけ)
和(子供の頃はあんなに大きく感じてたのに、今は狭く感じるわね)
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/05(火) 01:50:47.09 ID:bmR1H3gzO
唯「和ちゃーん!お待たせー!」タタタッ
和「おかえり」
唯「スッキリしたー」
濡れた手をパタパタさせる唯
和「ハンカチないの?」
唯「アイロンまではかけたんだけど忘れちゃったんだよね、あはは」
和「唯らしい。はいハンカチ」
唯「ありがとー」ふきふき
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/05(火) 01:53:10.29 ID:bmR1H3gzO
ふきふき
唯「洗って返すねー」
和「いいわよ」
唯「ダメだよ、今日洗えば明日には返せるから」
和「明日はもう学校ないけど?」
唯「あ、そうだったね」
和「……」
唯「和ちゃん?」
和「卒業したのよね、私達」
唯「うん」
ほう
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/05(火) 01:55:41.41 ID:bmR1H3gzO
和「唯と一緒に帰るのもこれで最後ね」
唯「そうなるね」
和「……」
唯「……」
唯「もう少しここにいよっか」
和「うん……」
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/05(火) 02:02:18.02 ID:bmR1H3gzO
(♪あの日の夢)
―公園の砂場―
唯母「唯そろそろおうちに帰るわよー」
唯「えーまだのどたたんとあそぶー」
唯母「だーめ。もう夕方よ、また明日にしなさい」
唯「えー」
唯「のどたたんももっとあそびたいよね?」
和「……」
唯「ねっ?ねっ?」
和「う、うん……」
唯母「こーら、和ちゃんを困らせないの。和ちゃんにバイバイして」
唯「うー……」
唯母「ほーら」
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/05(火) 02:03:44.25 ID:bmR1H3gzO
唯「のどたたん、バイバイっ!」
和「ゆいちゃんばいばい」
唯「またあしたね!」
和「うん、またあした」
唯母「さようならー」
和母「さようならー」
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/05(火) 02:06:58.23 ID:bmR1H3gzO
唯「……ぼけーっ」
和「……そろそろ帰らない?」
唯「そだね」
荷物を持ってベンチから立ち上がる2人
公園から出る
和「じゃあここで」
唯「うん」
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/05(火) 02:09:32.83 ID:bmR1H3gzO
唯「和ちゃんばいばい」
和「ばいばい唯」
唯「また明日ね!」
和「ふふっ。もう卒業したから明日は会わないわよ」
唯「あ、そっかー。えへへ」
唯「じゃあなんて言えばいいのかな」
和「……また今度?」
唯「なるほど」
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/05(火) 02:10:41.46 ID:bmR1H3gzO
唯「和ちゃんばいばーい」
和「ばいばい唯」
唯「また今度ねー」
和「うん、また今度」
背を向けて遠ざかる2人
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/05(火) 02:18:31.50 ID:XfeMmJPlO
唯和シエンタ
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/05(火) 02:20:21.56 ID:7gd5brrhO
C
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/05(火) 02:30:50.77 ID:D7IYUQcrO
支援
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/05(火) 02:32:22.95 ID:bmR1H3gzO
一応これで区切りはついたんですが……
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/05(火) 02:38:07.98 ID:D7IYUQcrO
ちょっと胸が苦しいんだけど
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/05(火) 03:05:00.00 ID:cjPekZqJO
唯「…和ちゃん!」
和の家の前、唯が息をきらせて走って来た
和「ど、どうしたの唯っ」
振り返った和の目には涙が浮かんでいた
唯は思いきり和を抱き寄せた
唯「…ずっと、ずっと親友だよ?」
和「…あたり前じゃない、ばか」
そう口にした瞬間、涙が流れた。
和「寂しくなんかっ…ないよ…」
唯の胸に顔を埋めて、和は途切れ途切れに、声にもならない声でそう言った。
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/05(火) 03:07:39.62 ID:P/dArcTXO
支援
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/05(火) 03:27:37.78 ID:cjPekZqJO
唯がやさしく和の頭を撫でる
唯「もっと甘えたっていいんだよ?」
和は顔を上げて涙をハンカチで涙を拭った
和「…ばか」
唯の声や表情、唯の匂いがとてもやさしく感じられて
和は自分が唯よりずっと幼くて弱いような気がした
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/05(火) 03:38:13.62 ID:cjPekZqJO
唯「…そうだ、和ちゃん今日ウチに泊まりに来なよ!」
和「え、急にそんな…」
唯「いいじゃん、憂だって喜ぶよぉ」
全然、“最後”なんかじゃない。
「バイバイ」なんて口にしても
あたしと唯はいつでもいっしょなんだ
いつまでも親友だから
いつでも、いつまでも
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/05(火) 03:45:03.30 ID:P/dArcTXO
支援
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/05(火) 03:49:20.20 ID:cjPekZqJO
和が一泊分の着替えや洗面具を用意するまで、唯は待っていてくれた
和「おまたせ」
唯は何も言わずに和に手を差し出した
和がその手をそっと握ると、唯はやさしく握り返した
(おしまい)
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/05(火) 07:57:04.48 ID:7gd5brrhO
リレーになったのか
乙!
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/05(火) 10:44:05.38 ID:bmR1H3gzO
ちょっと何してはるんすか……
スパッと別れて終わりだったのに……
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/05(火) 10:49:36.41 ID:tTqYjG0c0
忙しい人向けSS
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/05(火) 10:53:59.56 ID:+hitT5IhO
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/05(火) 11:01:58.59 ID:b9fBj74IO
短いがよかった乙
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/05(火) 11:08:14.65 ID:MceVmW86O
短いけど良いSS
乙
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/05(火) 11:36:58.17 ID:ypIX8/6iO
喧嘩すんなよ
のどたたんハァハァ
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/05(火) 13:12:19.78 ID:mRs6v9kmO
不満があるなら書き直すんだ
早急に
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/05(火) 14:35:25.54 ID:/ZmlLZtzi
和ちゃんはベタベタしない
けど、平沢姉妹がベタベタしてくるのを本気で嫌がったりもしない
まあ、幼馴染なんて10年会ってなくても、顔を合わせたら昔の空気に戻れるもの
この2人+憂には心配なんていらない
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
幼唯「のーどたたーん あーそびーまちょー」