今週の与太話も来てますたよ
【毎日新聞】中国の体制を激しく批判し、嫌う人ほど「強い体制を」と望む傾向、で、行き着く先は1党独裁?(与良正男)[10/07]
ttp://kamome.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1286490082/ 熱血!与良政談:1党独裁にしないために=与良正男
ふと思い出してスクラップブックをめくったら00年1月のインタビュー記事だった。
自自公政権で小渕恵三氏が首相だったころ。当時、先端を走っていた国内IT企業の代表に、
今後の政治のあり方について私はたずねた。すると、こんな答えが返ってきた。
「2大政党制がいいのか、連立がいいのか、それ以外であるべきか、まだ、分からない」
「2党体制といっても、もはやイデオロギーに基づく対立だとは誰も思わないし、
1党体制の方が効率がいいという論も成り立つ」
若い経済人の中にはこんな発想もあるのか、と驚いたのは「1党体制の方が」のくだりだった。
1党独裁の国・中国を意識した発言だったのは明らかだ。無論、彼もこの10年で中国が、
ここまで急速に経済大国、軍事大国になるとは思っていなかったろうけれど。
連立与党間の調整や国会での与野党対立で政策決定が遅くなり、政策自体も中途半端になりがちな日本。
それに比べ中国のスピーディーなこと。中国共産党内部では今も激しい権力闘争があるといわれるが、
そんな都合の悪い話が中国国内で報じられることもほとんどない。国家を挙げて強引に突き進む姿に、
「これはかなわん」と考える日本人は最近もっと増えているかもしれない。
「小沢問題」で再び揺れる国会。でも、補正予算編成などに関する新しい与野党協議の場ができるかどうか、
大げさなようだが、臨時国会は日本の将来を決定付けることになるかもしれないと思っている。
何度も書いているように、単に賛成か、反対かではなく、国会で与野党が協議して、
よりましな法案に修正していくのは当然のことだ。それもできず、何も決められない国会が続くようでは、
ますます日本は世界の中で後れをとっていくだろう。
(一旦区切ります)