1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
――本当に暑かった。
気温、35度。
湿度、89%で不快度指数は――いや、語るべくもなくその日は暑かった。
昼だけではない。
夜も、朝も、寝ても覚めてもその日は汗をかいた。
どうしようもないくらいに暑くって、他の表現が思いつかないほどだ。
思考が、鈍ったのだから。
今は日は落ち、街は眠りに落ちる時刻。
――日付が変わった。
8月28日の月曜日。夏休みも終わりに近づいてきたその夜の話だ。
唯「――あっつい……」
唯「こんな暑い日にアイスがないなんて、あとで憂はおしりペンペンなんだから!」
唯「……」
唯「夜中なのに、どうしてこんなに暑いんだろ……」
唯「ま、いっか」
唯「コンビニいこっと」
唯「どのコンビニに行こうかな」
1 近所のコンビニ
2 少し離れたコンビニ
>>4
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 18:23:51.14 ID:1r4QKpZrP
〈 ̄ヽ
,、____| |____,、
〈 _________ ヽ,
| | | |
ヽ' 〈^ー―――^ 〉 |/
,、二二二二二_、
〈__ _ __〉
| | | |
/ / | | |\
___/ / | |___| ヽ
\__/ ヽ_____)
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 18:23:58.59 ID:T27ayE3K0
おしりペンペンあるなら加速してやってもいいけどな
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 18:24:55.90 ID:VkYjZCpOO
カナダ
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 18:27:42.26 ID:h/ouuYOnP
終わったwこのスレ終わったw
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 18:29:54.06 ID:72zcxdMs0
唯「……到着。コンビニ『カナダ』」
自動ドアが開き、来店のベルが鳴る。
深夜ということもあってか、客は他にいない。
それどころか、店員の声も、無い。
唯「あれ?」
辺りを見回す。
なにか変わった様子はない。
商品の棚は変わらずに棚だし、冷蔵庫も稼動音を鳴らしている。
それなのに、人の気配が皆無だ。
奥に下がっているという考えも巡らない。それくらいに、この空間には人がいない。
唯「てんいんさーん!」
唯「……あれぇ?」
ふわり、となにかが頬を撫でた。
次いで、鉄の匂い――。
唯「!?」
痛みが走る。
深い痛みではない、鋭い痛み。
?「……」
誰だかも知らない。一人の女性が、入口に立っていた。
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 18:30:09.07 ID:tQ6ut5GzO
面白そうだから1
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 18:32:25.55 ID:tQ6ut5GzO
書くんかい!
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 18:32:53.43 ID:72zcxdMs0
?「……」
唯「ふぇ?」
私は勘が良い方ではない。
むしろ、鈍感という側の人間だ。
故に、私の頬を撫でた何かに気付くまでは些かの時間を要するのであった。
女性の、手にあるもの。
それは――凶器になりうるもの。
唯「ほう――ちょう――?」
?「……!」
女性が私に迫る。
殺意と殺気。それらが入り混じった何かで以て突進してくる。
なにがなんだかわからない。
それでも――この殺意をどうにかするのは動くほかない。
止まっていては――殺される。
唯「でも――どうしよう!」
1 武器になりそうなものを探す
2 精一杯逃げる
3 素手のまま応戦する
>>10
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 18:36:18.19 ID:h/ouuYOnP
じゃあ1で
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 18:37:28.33 ID:Dezbz36y0
ゲームブック的なものか
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 18:40:10.86 ID:72zcxdMs0
唯「武器に、武器になりそうなもの――!」
幸い、ここはコンビニだ。
なにかあの得物に対抗できるものは在る筈だ。
?「――!」
女性の顔は見えない。
マスクとサングラスで覆っていて、女性だと気が付くのはその体格によるものだ。
細い身体。
細い、腕。
それならば問題はない。
武器さえ互角なら、きっと毎日重いギターを背負ってる私は負けない。
唯「でも――」
振り回される刃を、私は避けるのに精いっぱいだ。
選べない。
この無数の品物から、厳選して武器にするなんてことは、できる筈がない。
唯「だったら、これだ!」
適当に、手に取ったもの。
それで、戦わざるを得ない。
1 プロ野球チップス
2 はさみ
3 水(2リットルペットボトル)
>>13
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 18:42:39.50 ID:VkYjZCpOO
1の本マグロで
1
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 18:44:20.90 ID:ui0qfzK+O
唯がこんな冷静に物事を考えてるハズねーだろ…
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 18:46:32.38 ID:G0tYG+5pO
加熱した欲望はついに危険な領域へと突入する
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 18:49:31.58 ID:72zcxdMs0
手にとった。
完全に適当に、
完全に無作為に。
……これは、どうすればいいのだろうか。
私が手に取ったもの。それはなにを隠そう『プロ野球チップス』だった。
唯「ふぇえええええええええ!!!」
?「!」
瞬時に、袋を盾にする。
意味なんてない。ポテトチップスの包装で、包丁の刃を止められるわけがない。
唯「もう!」
不思議だ。
何故、私はこんなにも頭の中がクリアなのだろう。
殺されそうだと、理解している。
だからこそ、どうにかしようとしている。
自分でも、これは在り得ないことだと思う。
それでも――殺されたくないから頭を巡らせた。
唯「そうだ!」
破れた袋から、一枚の紙を取り出す。
――『小笠原道大選手』のカードだった。
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 18:51:16.80 ID:VkYjZCpOO
おい本マグロじゃねーのかよ!!不愉快だ!私は先に部屋へ戻らせてもらう!!
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 18:53:26.29 ID:72zcxdMs0
唯「これなら――って、どうにもならないよ! 助けてういー!」
カードを握りしめて走りだす。
スタッフルームに身体を放り投げる。
唯「えい!」
施錠する。
女性はコンマ何秒の判断で扉を蹴り飛ばし、私を殺害しようとする。
扉が壊されれば、きっと私は――
唯「……」
ぬるり、と厭な感覚。
水のようなものが、手のひらを滑らせた。
鉄の、匂い。これは、私の頬からではない。
唯「あ……あ……」
そう。
そこに、コンビニ店員――立花と名札を付けた死体があった。
唯「うわああああああああああ!!!!!」
扉を、蹴る音をかき消すような悲鳴。
クリアだった思考が、一気にノイズに飲み込まれる。
殺される。
そう、確信してしまった。
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 18:54:48.60 ID:JBIvIL+00
或る日の夏の夜って何だよ
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 18:55:20.33 ID:98K7E+sp0
―――ああ、■体シタイシ体・・・・・・・・・・!
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 18:57:14.28 ID:72zcxdMs0
出口はない。
入口のみが、出口になっている。
たとえ、裏口があったとしても今の私では見付けられない。
?「ああああ!!!!」
扉が壊される。
白い光をさえぎるように、女性は立っている。
殺される。
この、死体と同じように。
この、――と同じように。
それは、厭だ。
なによりも、死ぬのが怖い。
夜は死を意識させる。
あと何回、この夜は来るのだろうと不安に駆りたてる。
この夜は、これで終わりなのかもしれない。
?「――!」
瞬間。女性は吹き飛んだ。
私の目の前から、視界から消えた。
その代わりに、立っていたのは――
1 秋山澪
2 サーヴァント・セイバー
3 ローゼンメイデン第5ドール・真紅
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 18:57:51.45 ID:VkYjZCpOO
梓「お姉様方は頭が固すぎます!」とかなんとか思い出した
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 18:58:05.26 ID:72zcxdMs0
>唯「ふぇえええええええええ!!!」
これはギャグなの?
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 18:58:45.65 ID:ri3/e+kfO
4銀河美少年
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 18:59:10.57 ID:72zcxdMs0
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 18:59:47.15 ID:El53r5BZO
3のキムジョンナムで
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 19:01:10.69 ID:VkYjZCpOO
1の三都主
1
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 19:06:14.28 ID:72zcxdMs0
澪「――ハァハァ……」
目の前で、白い蛍光灯の光を遮るように秋山澪が立っていた。
脚を、がくがくと震えさせて、
肩で、苦しそうに息をして、
私を、助けに来てくれた。
唯「澪ちゃん……?」
澪「唯……よかった。無事で、本当によかった――」
唯「え?」
澪「今夜、この街は日本で一番危ない街になる。だから、見回ってた」
――と。
澪は、意味のわからないことを言った。
その表情は、いつもの……怖がりで恥ずかしがり屋な彼女のそれではなかった。
唯「澪ちゃん、本当に……?」
澪「変なことを聞くな。唯は私が私に見えるんだろ? だったら、私は秋山澪だ」
唯「……そう、だよね」
澪「――と。ちょっと待っててくれ。事情はあとで説明する。今はあの『化物』を退治する」
本当に、意味がわからなかった。
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 19:11:18.13 ID:72zcxdMs0
澪「いくぞ化物」
?「――」
レジの前で、二人は対峙する。
女性の右手には、変わらずに刃渡り20センチほどの包丁が握られている。
対して、澪の手にはなにもない。
――そう。
なにも、なかったのだ。
澪「――」
澪が、一度だけ深呼吸する。
右手を、なにかを握った形にする。
それだけで。
それだけで、澪のなにもなかった右手に『日本刀』が現れた。
澪「――エリザベス」
澪が、そう呟いた刹那――
?「■■■――――!!!????」
女性は――否、醜悪な化物はその五体を失ったのである。
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 19:12:10.35 ID:VkYjZCpOO
化物「ずんぐりむっくりの女子高生はどこかぁぁ!!」
唯「ヒィ!出たぁ!妖怪『マラ抜き』だぁ!」
澪「落ち着け唯!いいか、この妖怪にはこうするんだ」
そう言うと澪は、するりとブラウスを脱ぎ、バッグの中からカスタネットを
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 19:12:56.70 ID:cWI+q2Az0
立花って姫子の事か?
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 19:14:29.42 ID:72zcxdMs0
奇声が聞こえる。
それは、明らかに人のものではない。
聞いたことのない、音だった。
唯「――――」
スタッフルームの、壊れた扉の前で震える。
血を噴き出して、贓物をブチマケて、転がるイキモノを私は知らない。
だから――私よりも怖がりな澪が、それを冷淡に見ているのを信じられない。
これは――夢だ。
だって、おかしいんだもの。
これは――幻だ。
覚めてしまえば、きっといつもの朝だ。
これは――
1 夢
2 現実
>>35
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 19:15:10.53 ID:72zcxdMs0
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 19:22:04.63 ID:VkYjZCpOO
「いいか、カスタネットで奴の気を反らす。そのうちに唯は――」
そこまで言って澪は乳首を忙しなく弄りはじめた。
「うん!『奇跡のカーニバル』を始めればいいんだね」
唯は言うが早いが、おもむろに自転車の荷カゴからニシンのみりん焼きを
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 19:39:58.52 ID:Lkb9DMDUO
トピ主いないなら俺が書いていい?
結構有名な書き手なんだが
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 19:42:53.51 ID:9fOtvGcNO
st
完
続いてくれ、頼むッ
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 20:30:07.60 ID:PZwwnAJ/0
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 20:30:59.54 ID:cWI+q2Az0
飯か?
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 20:34:42.82 ID:9fOtvGcNO
続ける気あるなら再でもいいんじゃね
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 20:41:13.19 ID:72zcxdMs0
非協力的すぎるだろ、お前らw
安価なら2
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 20:48:02.12 ID:fb1KoBG50
2
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 20:56:26.37 ID:PZwwnAJ/0
ksk
ksk
3のガイアメモリの仕業で
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 21:03:07.92 ID:PZwwnAJ/0
ほ
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 21:19:44.61 ID:72zcxdMs0
唯「これは――」
夢、なんだと思い込みたい。
それでも、目の前の状況は変わってくれない。
目が、覚めない。
だから――これは――
澪「夢だと思いたいか? 唯」
唯「……」
澪「無理もないよな。私だって、こんな力はいらなかった」
唯「それは――」
澪「これ? これはエリザベスだよ」
唯「……!?」
嘘だ。
エリザベスは、なにかを傷つける凶いものでは決してない。
故に、私の思うそれはエリザベスでは――ない。
澪「唯が言いたいコト、わかる。これはエリザベスじゃないっていうんだろう? そうだよ。
これは、エリザベスなんかじゃない。これは――」
1 私のアルター能力
2 私の武装錬金
>>55
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 21:34:16.00 ID:cWI+q2Az0
再開したか
KSK
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 21:38:01.36 ID:tQ6ut5GzO
さあ!↓
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 21:39:05.81 ID:fb1KoBG50
1
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 21:50:54.57 ID:72zcxdMs0
このSSつまんない
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 22:10:55.18 ID:PZwwnAJ/0
支援
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 22:49:33.05 ID:LEOQ03pXP
さっさと
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 22:53:37.28 ID:9fOtvGcNO
投げたか
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 22:54:55.90 ID:Lkb9DMDUO
風呂敷をわけわからん方向に広げるからだろw
ニコラーだが書いていい?
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 23:09:35.24 ID:inaY7Ev10
いいよ
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 23:27:00.01 ID:hbVuC24e0
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 23:50:59.21 ID:Lkb9DMDUO
とりま寝るわ
起きたら書いたるw
オヤスミノキワミアーッ
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 23:53:04.20 ID:hbVuC24e0
どう考えてもニコ厨を装ったなにかだろこいつ
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 23:55:32.25 ID:VkYjZCpOO
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 23:57:10.83 ID:VkYjZCpOO
タイトルは
梓「バリウムうめぇwwwwwww」
に決まりました
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
梓「バリウムうめぇwwwwwwwうめぇよwwwwwww」
唯「おっ!あずにゃん、早速やっとるね〜」
梓「うす、早く胃に流し込まないと澪さんに怒られますから」
唯「ご託はいいからさっさと飲みなよ」
梓「うす」