1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
純「どういうこと!?」
憂「梓ちゃんのパート難しいね〜」ピコピコ
梓「自分でもちょっとできないよ」ピコピコ
純「あのさ!聞いてる!?」
梓「あっ、またミスっちゃった」
憂「やった〜!ギー太クリアできたよ〜!」
純「……グズッ」
梓「ごめん、泣かすつもりはなかった」
憂「どうしたの純ちゃん?」
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 21:36:52.65 ID:GDJnmbe4O
純「だ〜か〜ら〜、私ゲームに出てないじゃん」
梓「そういえばそうだね」
純「そうだね、じゃないよ!せっかく朝イチで買ってきたのに…意味ないじゃん!!」
憂「でもこれはあくまで『けいおん!』のゲームだから…」
梓「そうだよ、純の出番が増えたのは『けいおん!!』からじゃん。だからこのゲームに出れないのはしょうがないよ」
純「わ、私だって一期出てじゃん!」
梓「ほとんどモブだったでしょ」
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 21:37:39.92 ID:WLHM6FqiO
モブにゃん…
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 21:44:13.81 ID:GDJnmbe4O
純「モ…ッ!?」
憂「今で言うと姫子さんやいちごさんみたいなポジションだね」
純「わざわざ言わなくてもいいよ!!」
梓「とにかく諦めなって。どうあがいても純の出る幕はないよ」
純「うあ〜んっ!ちょっとでもいいから出たいー!!」
憂「どうしよっか…」
梓「うーん……そうだ!」
梓「ムギ先輩に頼もう!」
憂「紬さんに?なにを?」
梓「分かんない。でもとりあえずお金持ってるからなんでもできそうじゃん」
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 21:52:31.05 ID:GDJnmbe4O
――軽音部 部室
紬「そう、純ちゃんがゲームに …」
唯「かわいそうな純ちゃん!こっちにおいで、慰めてあげるから」ギュ〜〜ッ
純「くっ…苦し…苦死!?」
唯「うふ〜ん、純ちゃんの髪の毛〜♪」モコモコ
梓「ムギ先輩の財力でなんとかなりませんか?」
紬「そうね〜、なんとかしたいけど〜…」
澪「けどもうゲームは発売されちゃったんだろ?どうしようもないじゃないか」
梓「そこなんですよね」
律「うわっ!?またミスったー!!」ピコピコ
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 21:58:15.14 ID:GDJnmbe4O
憂「純ちゃん、やっぱり諦めるしかないみたい」
純「そ、そんな〜!?」
梓「続編に期待するしかないよ」
純「うぅ…」
紬「そうだわ!」
唯「どうしたのムギちゃん?」
紬「ゲームで思い出したの。みんな今からうちに来てちょうだい」
唯澪律梓憂純「???」
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 22:05:06.73 ID:GDJnmbe4O
――琴吹家
律「うわぁ…ひろっ!!」
唯「すごいね〜、ゾウさん住めるよ〜」
律「澪、迷子になるなよ」
澪「なるか!」
紬「みんなこっちよ」
純「ここは…?」
紬「斎藤」
斎藤「はっ!皆様、こちらの部屋へどうぞ」
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 22:05:35.52 ID:D5GvjRPP0
だってモブキャラだろ
いらんやん
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 22:14:11.81 ID:GDJnmbe4O
ガチャッ――
律「うわっ!?なんだこのデカイ機械!!」
紬「バーチャルリアリティー」
唯「ば、ばーちゃん?」
紬「まるで自分がゲームの世界に入って体感できるシステムよ」
紬「この大きなゲーム機を使えばそれが可能なの」
律「すっげー!!」
紬「ふふ、実はこのゲーム機は琴吹家がゲーム業界に参入する足掛かりなの」
紬「まだ実験段階だけど…サンプルデータも欲しいし、今日はみんなで遊びましょう」
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 22:21:26.64 ID:GDJnmbe4O
唯「やったー!今日はみんなでゲームだー!!」
梓「ムギ先輩、これは…」
紬「ごめんねぇ純ちゃん、PSPのゲームに出演させるのは無理だけど…」
紬「せめてこのゲームの中で楽しんでちょうだい」
純「紬先輩…」
紬「さっきも言った通り、これはゲームの世界を体感できるわ」
紬「このゲームなら純ちゃんだって主役になることも可能なのよ?」
純「私が主役…!」
純「私の時代!!」
憂「よかったね、純ちゃん!」
純「紬先輩、ありがとうございます!」
紬「じゃあ…さっそく遊びましょうか」
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 22:30:17.45 ID:9akGBhuXO
続き早く
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 22:31:44.65 ID:GDJnmbe4O
紬「みんな、このゴーグルとスーツをつけて。」
澪「これは…?」
紬「これはこのゲーム専用のコントローラーよ。これを使ってバーチャルを体感するの」
律「へー」
唯「すごいね!なんか未来人っぽい」
梓「ところでムギ先輩、なんのゲームをやるんですか?」
紬「ソフトは色々あるわよ〜、みんなが好きなやつを選んで」
律「はいはーい!私が選びまーす!!」
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 22:36:17.06 ID:GDJnmbe4O
澪「おい律、あんまり変なの選ぶなよ」
律「任せろって。さーてどれにしようか…」
律「おっ、ホラーゲームがある」
澪「!?」
律「よしこれに決…」
澪「だ、ダメー!!」
律「うおっ!?びっくりした〜」
澪「ホラーゲームなんてできるわけないだろ!!」
律「えぇ〜?しょうがないなぁ…」
律「じゃあこれでいいや、格ゲー」
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 22:44:05.79 ID:GDJnmbe4O
紬「これね、分かったわ」
紬「斎藤、準備を」
斎藤「かしこまりました」
紬「みんな、コントローラーのスイッチを入れて」
――ビュンッ
唯「わっ!すご〜い!!」
唯「格闘技場にいるみた〜い!!」
純「うわ〜、本当にゲームの中に入っちゃってるよ私」
憂「楽しみだね〜」
紬「じゃあ今からこのゲームのルールを説明するわね」
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 22:53:14.45 ID:GDJnmbe4O
紬「このゲームは3対3のチームバトル。勝ち越したチームが優勝よ」
純(優勝?)
律「3対3かぁ…ならチーム分けするか」
紬「私は今回見てるだけでいいわ」
澪「そっか、それならちょうど分けれるな」
唯「じゃあ旧軽音部と新軽音部で分けようよ!」
梓「え?」
唯「えっと、つまり…」
・旧軽音部チーム
平沢 唯
秋山 澪
田井中 律
・新軽音部チーム
中野 梓
平沢 憂
鈴木 純
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 23:08:34.39 ID:GDJnmbe4O
唯「よぉし、決定!」
紬「それじゃあゲームスタート!」
・バトルフィールド
――コロシアム
ウォォオオオ!!
コロセー!!コロセー!!
ワーワー!!
唯「すごい…お客さんがいっぱいだぁ」
澪「ここで私たちが戦うのか…なんか怖いな」
紬『みんな聞いて。みんなは身体能力が向上してる上に、それぞれ異なった特殊能力が追加されてるわ』
梓「特殊能力?」
紬『そう、ただ殴り合うだけじゃ味気ないし力の強い子が勝っちゃうから…ゲームを面白くするためにね』
憂「どんな能力なんですか?」
紬『それは実際遊んでみれば分かるわよ』
紬『さぁ、始めましょうか。各チーム先鋒を決めて』
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 23:08:38.22 ID:yy5xoR8wO
最近純スレ多いよな
いいことだ
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 23:16:14.41 ID:GDJnmbe4O
律「よっしゃー!一番手は私だぜ!!」
唯「りっちゃん頑張って〜!」
純「梓、ファイト!」
梓「え…私!?」
憂「がんばれ〜、梓ちゃーん!」
田井中 律VS中野 梓
READY…Fight!
律「来い梓ぁ!!」
梓「えぇ〜…」
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 23:28:21.38 ID:GDJnmbe4O
試合開始と同時に律は構えた。
梓がどう出るか伺うために。
しかし梓の方はいまだに状況に戸惑っており動けずにいた。
律「どうした中野ぉ!かかってこんかーい!!」
梓「どうしたって言われてもなぁ…」
律「来ないなら…こっちから行くぞ!!」
しびれを切らした律は梓に飛び蹴りを食らわそうと大きくジャンプする。
律「うわっ!!たっけぇ!!」
律「こんな高く飛べるのか!?」
律は約100mぐらい飛び上がった。
予想外の跳躍力に、この時律は自分の身体能力が大きく上がったのだとはっきり自覚し、
他のメンバーもその光景をみて唖然とした。
律「律……キィイイイック!!」
梓「!?」
天高くから迫り来る律。
本能では危機を察知していたが、あまりにありえない姿に梓は動けなかった。
律「もらったぁあああっ!!」
梓(まずい、このままじゃ――)
凄まじい衝撃音。
律の蹴りが梓を直撃した…かに思えた。
律「な、なんだ!?」
梓「これは…!」
蹴りに手応えがない律は驚いた。
なんと梓は自分の頭にあるツインテールでそれを防いでいたのだ。
つまんないな。おわり
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 23:55:45.25 ID:ebtkjHzo0
OI!
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/02(土) 00:04:09.80 ID:Q0ZYecRYO
梓「あぅ、髪がにょきにょきしてきもちわるいです」
律「……」
律「なんていうか、戦うより面白いことがやれそうじゃないか?」
25 :
【緋飛灯刀】刀の刀身をどこでも瞬間移動させられる。さらに1:2010/10/02(土) 00:35:45.46 ID:kK1thgaI0
支援(´∀`)
梓「また思いつきを。だってヒットポイントがなくならないと終わりませんよこれ」
律「梓は、私とふたりきりは嫌か……?」
梓「じゃあお先に出ますね」バタン
純「梓、容赦ないね」
唯「ムギちゃ〜ん、おいしいよぉこのレアチーズケーキも〜」
紬「なんでも食べて食べて〜」
憂(お姉ちゃんうれしそう)
澪「まったく律はぶつぶつ……」
純「混沌としてるね」
梓「なにが?」
純「梓もそっち側なんだね」
梓「むしろ純の側に誰かいるの?」
梓「いるからね」
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/02(土) 01:00:31.16 ID:cFmdBzLLO
はいはいラブデラックス
純(悲しむ私をたのしそうに見てたサディスト梓め……)
純「覚えときなよ!」
梓「純、芋ようかんあーん」
純「あーん」パクッモグモグ
純「もぐもぐ……ふむ、よし!」
梓「わさびが入ってた?」
純「ちがいます。ていうか黙ってロシアンルーレットさせないで!?」
純「この隙にゲームをやります! 主役になる!」
梓「まあ、ほっとけないよね」
純「ふ……そう言うとおもってたよ」
紬「スタンバイいいわよ」
純・梓「はじめようか私たちのゲームを!」
梓「じゃ、レベル上げといて……おやすみ」
純「よしまかせろ〜」
梓「ん〜よく眠れた。いいベッドでした」
紬「おはよう梓ちゃん。朝は和食でいいかしら?」
梓「おはようございますムギ先輩、問題ないです。みなさんは?」
紬「帰ったわ」
梓「ですよね、ごはんいただいたら私も帰り――」
紬「純ちゃん以外」
梓「……あー」
バタン
梓「おはよ純、まったくいい年して徹夜でゲームなんて……」
美少女「おはよう梓」
梓「誰ですか?」
美少女「レベルっていうかステータスをあげてたらこうなったんだよ、ギャルゲーの」
梓「あ、あまりみつめないでください。恥ずかしい」
美少女「……布団敷くね」
にゃんにゃんにゃん♪