1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
澪が死んだ
轢き逃げだった
顔も、体も、背負っていたベースも、驚くほど綺麗なままで
通夜も葬式も、梓は来なかった
学校にも来ず、電話にも出ず、一週間が過ぎた頃
放課後の音楽室、ティータイムなんて雰囲気じゃない私たちの前には
梓「ごめん、遅くなって」
髪を解きベースを背負った梓がいた
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 13:03:11.24 ID:Nf6lqgDD0
描き分けが出来てないことを逆手に取ったな
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 13:04:50.85 ID:G8s6/eIP0
なるほど
どうぞ続けろください
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 13:06:32.97 ID:yZQqSuovO
おや
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 13:10:55.17 ID:MDq8/h4EO
なんか前に読んだ事が
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 13:19:59.10 ID:Nf6lqgDD0
死んだのは澪だけではなかった。
彼女の死が、梓の心をも殺してしまった。
梓「今日こそはちゃんと練習するんだからな!」
律「・・・?・・・あずs」
紬「み、澪ちゃんの言うとおりよ!」
いち早く察した紬が律を制した。
まるで澪を模したかのようなその出で立ち、淀んだ瞳・・・。
律と梓にも、梓がどのような状態にあるかがすぐにわかった。
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 13:23:18.90 ID:+MLGADL8O
唯「今日のケーキもフェルマータだねぇ」
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 13:26:52.86 ID:agUWn1k9P
梓はわかってないんじゃね
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 13:28:26.44 ID:ztoeVcUEO BE:727969853-2BP(1001)
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 13:28:46.46 ID:ZIN68aNR0
梓1号と2号がいるだけだ、大丈夫
1号はあずにゃんの格好した澪ちゃん
2号は澪ちゃんの格好したあずにゃん
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 13:29:06.43 ID:9bhtTTt3O
梓…
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 13:30:18.54 ID:f1gJARrNO
梓「ほら、練習するぞ律」
紬「そ、そうね澪ちゃん!」
律「・・・そうだな澪」
唯「え?wwwwwあずにゃんwwでしょwww何言ってんのwwwwww」
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 13:32:00.58 ID:Nf6lqgDD0
律「お、おう・・・練習・・・しない、とな」
梓「なんだよ律、やけに聞き分けが良いわりに歯切れが悪いぞ」
律「そう、かな・・・あはは・・・」
澪は死んだと言ってやればよかった。
しかしそれこそ、彼女の傷付いた心にとって致命傷になりかねない。
どうしていいかわからず、顔を見合わせる律と紬。・・・すると、
ガチャアアン
唯がティーセットもろとも床に倒れこんだ。顔を掻きむしっている。血が滲む。
紬「唯ちゃん!?」
唯「あず・・・なんで・・・うううう・・・いぃ・・嫌あああああああああああ!!」
律「唯!」
梓「唯!?」
粉々に砕け散ったカップとソーサー。それはまるで・・・・。
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 13:33:43.71 ID:OVE+/YlNO
唯「じゃあムギちゃん以外は穴姉妹だね!」
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 13:33:56.28 ID:x+NnzO8X0
池沼大暴れ
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 13:34:27.99 ID:6x2ZnhdVO
唯「8時ちょうどのwwwあずさ2号でwwwwwww私は私はあなたからwwwwwww」
律「たびwwwwwwwwwだちwwwますwwwww」
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 13:37:51.64 ID:fUO3LgoJ0
唯「あ、あず……にゃん……?」
律「お、おい……」
梓「ムギ、私も紅茶もらっていいかな」
紬「え、ええ」
梓「ん?何でカップ5個もあるんだ?」
紬「な、何でって……」
いつもの様に。澪がいた時と同じように
ティーカップは5つ用意してあった
私たちも、澪の死から立ち直れていなかったから
梓「あぁ、先生の分か」
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 13:40:28.95 ID:q7MbM3Dy0
続けなされ
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 13:40:33.96 ID:f1gJARrNO
本当の意味で死んだのはあずにゃんだったか・・・・・
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 13:41:40.20 ID:Nf6lqgDD0
そのまま気絶した唯を保健室に運び、部室に戻ってきた3人。
梓「唯のやつ・・・どうしたんだろう?心配だな」
律「あ・・・ああ・・・(心配なのは唯だけじゃない・・・)」
紬(きっと澪ちゃんのことに加えて・・・梓ちゃんまでこんなになっちゃって・・・)ヒソヒソ
律(ああ・・・耐えられなかったんだろうな・・・無理もないよ、わた、わたしだっ、だって・・・ウグっ・・・)ヒソヒソ
梓「なにヒソヒソ・・・」
バタン!
部室の扉が開いた。唯が立っていた
唯「まーたサボってる!部室はお喋りするための場所じゃないんですよ!」
髪を二つに纏めている。世に言う、ツインテールだ。
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 13:42:39.50 ID:Nf6lqgDD0
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 13:44:20.48 ID:88tzbQ9Z0
唯が
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 13:44:32.90 ID:yZQqSuovO
今日のけいおんSSは良作多いなう
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 13:51:43.34 ID:OwH0tImT0
梓って梓みちよっていうさんまの顔にワイン掛けた
糞ババアのことかと思ったらちがうのな
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 13:52:18.24 ID:fUO3LgoJ0
紬「あ、あのねっ、梓ちゃ……
梓「私はモンブランにするよ」
律「お、おいっ、あず……
梓「そうだ、また詩書いてきたんだ」
唯「あ、あずにゃ
――バンッッッ
唯「っ!!」
梓「もうすぐ文化祭だからな。食べ終わったら練習するぞ」
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 14:01:59.63 ID:fUO3LgoJ0
憂ちゃん経由で唯から聞いた話では、梓は授業には出てないらしい
心配して家を訪ねた憂ちゃんの前に現れた梓は、驚くほど普段通りで
「ちょっと体調が悪いから」
そう言われ、それ以上聞く事は出来なかったようだ
放課後に登校し、音楽室に顔を出す
私達と一緒に下校し、澪の家方面へと帰っていく
そんな生活が、3週間ほど続いた
続きが読みたいです
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 15:28:22.15 ID:Nf6lqgDD0
このままリアルで3週間待たせる気じゃあるまいな
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 15:55:44.13 ID:ah5lvsxmO
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 15:58:57.02 ID:Hf3hBGL30
書かなくていいよ
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 16:03:41.52 ID:j4ux/pz0P
おれは1を待つ、じっと手を見る
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 16:52:46.23 ID:RRMsG0J5O
自分ageていいすか
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 17:44:20.55 ID:nN5bYY7S0
保守
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 18:45:57.91 ID:XkYk4Yn50
ん
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 19:22:28.31 ID:nN5bYY7S0
ほ
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 20:13:10.68 ID:XkYk4Yn50
ねむい
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 20:47:03.02 ID:0DQgaAa90
ほ
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 21:06:57.65 ID:Nwag2yPrO
みてるよ
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 21:41:30.55 ID:alzdiHqmO
待ってる
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 22:14:45.49 ID:XkYk4Yn50
ん
ほ
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 22:49:37.73 ID:APlNhgcq0
律「……もうさ、」
放課後、3人だけが残る教室
律「……廃部にしないか、軽音部」
限界だ。
そう思った
唯「……」
紬「……」
澪が死んで
梓は……私達の知ってる梓は、もういなくて
唯と紬が黙ったままなのも、そうした方がいいって思ってるからなんだろ?
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 22:57:04.70 ID:APlNhgcq0
紬「そう、ね……。もう……」
律「……」
音楽室での梓は、澪そのものだった
見た目も、仕草も、ベースの腕も
似ていれば似ているほど、つらかった
唯「……」
律「……唯は?どうなんだ」
梓を一番可愛がっていたのは唯だ
お前が一番つらいだろ。梓のあんな姿見るのはさ
唯「私は」
唯「やめたくないな。絶対に」
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 22:58:41.27 ID:Nf6lqgDD0
期待
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 23:03:11.74 ID:OZ6gsjwd0
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 23:05:25.82 ID:uyLKKwvp0
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 23:07:14.06 ID:APlNhgcq0
律「!」
唯のこんな表情を見るのは初めてだった
芯の通った、というか、なんというか
唯「音楽室行こう」
紬「え、えぇ」
――
……ひっく………
律「!」
唯「……」
みお……先輩……
扉の中から、
「澪」じゃない。
「梓」の声が聞こえた
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 23:29:12.06 ID:wiasgDXTO
ほ
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/02(土) 00:13:10.27 ID:TihQEw970
ん
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/02(土) 00:22:24.83 ID:CeVEnFK40
ほ
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
う