>>284 大リーグにまで行っていた選手の引退を、全く無視するのは酷い話ですよね。
「あなたと違うんです。」で有名になった中国新聞の、コラムで知っただけですが。
天風録 建さん引退 '10/9/30
http://www.chugoku-np.co.jp/Tenpu/Te201009300079.html トレードマークの深呼吸と、右足を高く振り上げる投球フォーム。
「衆人はのどで浅く、(真理を悟った)真人はかかとで深々と呼吸する」。
きのうマツダスタジアムで現役最後のマウンドに立ったカープの高橋建投手の姿に、「荘子」の一文が重なった
▲40歳の昨年、迷うことなく大リーグに挑戦。日本人最年長のメジャーデビューを果たし、孔子の言う「不惑」を実証した人だ。
16年間のプロ生活に区切りを付けたきのうも、ずばり速球を投げ込み、見事に日米通算1089個目の三振を奪った
▲カープ入団時はドラフト4位。球威は群を抜くほどではない。シーズン2けた勝利は2001年の1度きり。
打ちこまれれば「すみません」と反省し、勝つと「ありがとう」。派手なガッツポーズもない
▲そんな優しさと穏やかな笑顔が慕われた建さん。
08年の球宴ではファン投票で投手として史上最年長の39歳で選ばれたように、年を重ねて円熟味が加わった。
成績以上の存在感は、大器晩成タイプのなせる技か
▲「実は自信ある球種はないんです。でも低めに集めれば通用する」。
大リーグ在籍中、淡々とインタビューに答えていた。当たり前の基本をさりげなく貫く。
「かかと呼吸」から繰り出す球は、威力だけでない独特の切れ味を乗せていた。