【私にはわからない】毎日新聞抗議活動2ch本部338【馬鹿だもん】

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191以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
【論説】 「頼りない菅と疑問だらけの小沢しか選択肢がない不毛」 〜“剛腕”の先にあるもの…山田孝男(毎日新聞)
ttp://kamome.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1283740388/

いま進行中の民主党代表選挙は、小沢一郎の復権を問う権力闘争である。小沢の応援団はこう問いかけている。
「クリーンで非力な首相と灰色でも剛腕の首相とでは、どちらがマシだろうか」
まさかの出馬表明から10日たち、剛腕待望論がジワジワと広がっている局面だ。

剛腕とは何だろう。議論百出の予算編成に介入し、たとえ公約違反でも、ガソリンの暫定税率維持でまとめてみせる力である。
自治体や業界の陳情窓口を自分に集中し、政策調査会を廃止する力である。

ナンバー2でありながら、気に入らなければナンバー1の面会要請さえ拒み通す傲岸不遜(ごうがんふそん)も加えよう。
菅直人政権の非能率に対する官僚の不満、民衆の失望に乗ずる形で、小沢のそういう資質に好意的な視線が集まり始めている。

だが、その剛腕が、これから先の国政をどう導くかという点は、もう少し注意深く検討されなければなるまい。
たとえば高速道路だ。代表選出馬に合わせて小沢が発表した政権構想には、こんなことが書いてある。
「高速道路の建設は今後、国が建設費を支援して都道府県が自ら行うことのできる仕組みを創設する」

先週の日本記者クラブの討論会(2日)でも、小沢は地域活性化策としてこのアイデアを誇り、
「大手企業ではなく、地方の業者が受注できるようにしたい」と力を込めた。

これをどう読むか。長年「土建政治」を見てきた道路官僚の解説が興味深い。
192以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/06(月) 13:49:08.84 ID:QElEgRBQP
>>191
「昔はゼネコンからの政治献金を(自民党の)派閥の長が集めて議員に配るシステムでしたが、今は難しい。
一方、小選挙区制の下では支持者は地元企業中心です。選挙支援の見返りとして、地元への発注を増やす必要がある。
小沢さん、政治と業界の関係の変化に合わせて、新しい仕組みをつくろうとしているんだと思います」

小沢構想は、民主党の選挙戦略としては「新しい政治」かもしれないが、
田中角栄流の利益誘導政治を継承するという点において「古い政治」そのものというべきだろう。

なるほど、高速道路建設は地域活性化策には違いないが、土建重視の景気刺激で21世紀が開けるか。
それをもって内需主導型成長の希望といえるか。このことこそが問われなければならないと私は思う。
剛腕をふるってムダを省くという小沢の財源論は、案外平凡で説得力に欠ける。先週の論戦を通じてそのことが見えてきた。
普天間の打開に秘策ありと思わせながら、実は白紙だったこともはっきりした。
その点は鳩山由紀夫政権と変わらない。小沢は鳩山体制で幹事長を務め、参院選前、政治資金疑惑への批判に応えて辞任した。
3カ月後の今、「政治とカネはもうおしまい。大事なのは脱官僚だ」と躍り出て、首相に王手をかけている。

天下にケジメを示した幹事長が、アッという間に首相候補に返り咲く不思議。頼りない菅と疑問だらけの小沢しか選択肢がない不毛。
経験不足の新米議員たちが決定権を握っている不安。論戦を素直に聞けない理由がいくつもある。
日本の首相を決める代表選の投票日は14日。有権者(民主党の国会議員、地方議員、党員・サポーター)は、
「剛腕」の意味を、よくよく考え抜いていただきたい。(敬称略) (毎週月曜日掲載)

記事引用元:毎日jp(毎日新聞 2010年9月6日 東京朝刊)
ttp://mainichi.jp/select/seiji/fuchisou/news/20100906ddm002070090000c.html