女「おや？」

女「男君ではありませんか」

男「ああ、女さん。おはようございます」

女「こんなところにしゃがみこんでどうしたのです？学校に遅れてしまいますよ」

男「ああ、すみません。きれいな花が咲いていたもので」

女「おやおや。これは確かに、きれいな花ですねぇ」

くぱぁ

男「でしょう？思わず見とれていたのです」

女「名残惜しいですが、そろそろ学校に行かないと」

男「ああ、そうですね」

女「……」

男「……もう少しだけ」

女「ふぅ。なんとか間に合いましたね」

男「すみません。僕のせいで」

女「いやいや。美しいものに心奪われるのは、仕方のないことですよ」

男「はぁ。どうもすみません」

男「一限目の授業はなんでしたか？」

女「ふむ。確か世界史だったと思いますよ」

男「ああ、どうもありがとうございます」

女「いえいえ」

なんだこれ
なんだこれ

こういうの書いてる奴って家でなにしてんの？
相当暇だよな
ってか人間的に終わってる

女「もうお昼ですね」

男「ああ、そうですね」

女「おやおや。これはおいしそうなお弁当ですね」

男「ああ、どうもありがとうございます」

女「ふふ、なぜお礼を言うのです？私はただ感想を言っただけですよ」

男「ああ、すみません」

女「ふふ、謝る必要もありませんよ」

女「その卵焼きが特に美味しそうですね」

男「ああ、おひとついかがですか？」

女「おや、よろしいのですか」

男「はい。遠慮なさらずに」

女「では、お言葉に甘えて」

まさかだんだん狂っていくのか

女「ふむ。やはり男君のお弁当は美味しいですねぇ」

男「光栄です」

女「私のお弁当も少しいかがですか？」

男「では、いただきましょう」

女「どうです？」

男「ああ、とても美味しいですよ」

女「ふふ、それは良かった。その煮物は私がつくったんですよ」

男「なんと。さすが女さんですねぇ」

女「ふぅ。美味しかったですねぇ」

男「ええ、とても美味しかったです。女さんがお料理も上手だったとは、驚きました」

女「ふふ、そうですか」

男「ええ、そうです」

女「そろそろ午後の授業が始まりますよ」

男「ああ、そうですか。もう少し余韻に浸っていたかったのですが、残念です」

女「確かに、残念ですねぇ」

男「くー…」

女「おやおや」

女「男君。今は授業中ですよ」

男「んむ…」

女「困りましたねぇ」

ブームくんとブームさんか・・・

女「仕方ありません。少しつねってみましょう」

男「むぎゅ…」

女「起きませんねぇ。では、もう少し強く」

男「んぎっ！」

女「ああ。やっと起きてくれましたか」

女「申し訳ありません。痛い思いをさせた上、先生に叱られてしまいました」

男「いえ、こちらこそ女さんを巻き込んでしまいました」

女「私は別に構いませんよ」

男「ああ、ありがとうございます」

女「今度からは、授業中に寝てしまわないよう気をつけてくださいね」

男「善処しましょう」

女「では、そろそろ帰りましょうか」

男「ああ、そうですね」

書き溜めはあるのかい？