1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
唯「うー 夏休み飽ーきーたー」
開けた窓の外からミンミンと蝉の音が聞こえる
和「唯は軽音部のみんなと随分遊びまわったみたいだしね」
和「私は宿題終えちゃったし、暇っていえば暇よね」
扇風機が怠惰に唯と和に生温い風を送る
8月も半ば、二人は唯の部屋でくつろいでいる
くつろぐというと聞こえはいいが、実際にはなにをするでもなく寝っ転がり、各々携帯電話をいじったり漫画を読んでいるだけなのだが
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/14(水) 03:36:18.07 ID:dRcDZTZM0
唯「和ちゃんなんか楽しいことしようよー」
和「楽しいことって例えばなによ」
唯「……」
会話はそこで途切れ再び扇風機と蝉の音しか聞こえなくなる
この会話もすでに2,3回は繰り返されている
"怠惰"
その二文字が二人の見える全てを塗り潰していた
唯「なんかこう、夏らしいこととかさあ、したいんだよお」
和「例えば?」
唯「……」
またシャブか !!
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/14(水) 03:42:29.85 ID:dRcDZTZM0
長い沈黙を破ったのは和だった
和「唯はぼんやりするの好き?」
唯「普段はすきだけどもうぼんやりやだよー」
和「そう」
唯「……」
和は淡々と漫画のページをめくる
話相手になってくれると思った唯はがっかりし、少しでも気を引こうとごろごろと転がりながら和に近づいていった
そして図々しくも和の大腿に頭を載せ、和を覗き込む
唯「ねーなんでそんなこと聞くの?」
和「別に、大した理由なんてないわよ」
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/14(水) 03:43:37.72 ID:OSdV7dMj0
期待
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/14(水) 03:45:25.91 ID:dRcDZTZM0
唯は知っている
和が嘘を言うときに声が高くなる癖を知っている
唯「和ちゃん嘘ついてるでしょ」
和「嘘なんかついてないわよ ちょっと聞いてみただけ」
和は一向に漫画から目を離さない
唯「えー絶対うそついてるー」
和「ついてないってば」
唯「うーそーだーーー ねー構ってよー」
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/14(水) 03:50:05.10 ID:dRcDZTZM0
大腿の上で頭を揺らされ、和の体もグラグラと動く
観念したのか和は漫画を置いた
和「唯は秘密守れる?」
唯の顔がパァっと明るくなる
何か楽しいことが見つかった、そう直感した
唯「まっもっれっるよー!」
わーいわーいと唯がごろごろと和の足を蹂躙する
はしゃぐ唯の額に優しく手をのせ、和は微笑みながら小さく撫でた
和「絶対に守れるならたのしいこと教えてあげるわよ」
唯「わーいわーい!和ちゃんだいすきー」
和「わかったからそんなにはしゃがないの」
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/14(水) 03:57:04.18 ID:dRcDZTZM0
虫除けスプレーと日焼け止めを塗り、二人は外に出た
こんな暑い日に散歩なんて体に悪いよ、と憂は止めたが唯がにこにことして外出の準備をしていたので強くは止めなかった
唯「ううう、やっぱり外は暑いね…」
憂の渡してくれた麦わら帽子のつばを抑えながら唯はだらだら歩く
隣の和の顔がじんわりと汗ばんでいる
陽炎のコンクリートを歩きながら二人は近くの薬局に向かっていた
あと200メートルくらいでキンキンに冷えた風に当たれる
そう考えても道は果てしなく、眩しい日光はいつまでも二人を照らしていた
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/14(水) 03:57:32.93 ID:3RZv9XxSO
セックスドラッグロックンロール!
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/14(水) 03:58:43.33 ID:BXYjrnQW0
Hu! Hu! Huuuuuuuu!!!!!!!!
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/14(水) 04:01:14.43 ID:dRcDZTZM0
和が買ったのは少し古いデザインのラベルが貼られた風邪薬だった
唯「本当にこれでいいの?こんなのどこにでも売ってるよ?」
薬局に行くと和が言うのでてっきり薬剤師に何かを頼むのかと思っていたが、あまりにもあっけなくレジを通過し、再び灼熱の日差しの元に出る
和「そんな大層な薬かと思ったの?」
ふふふ、と屈託なく唯に笑う
唯「だってよくわかんないもん」
薬局で買ったアイスキャンディを食べながら二人は歩く
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/14(水) 04:06:49.66 ID:dRcDZTZM0
憂におみやげのアイスを渡し、先ほど買った薬の瓶をしゃりしゃりと言わせながら二人は唯の部屋に戻った
唯「ほんとにこれ飲むと楽しくなるのー?」
和「私は楽しくなるわよ」
唯「ふーん」
唯の食べるグレープフルーツ味のアイスキャンディがほのかに香る
和は薬の瓶を開け、ちゃぶ台にザラザラと錠剤を出した
直径1.5センチくらいのそれを白い5個づつにより、こっちは唯の分、と唯のほうにおしやる
唯「こんなに飲むの!?」
和「飲みたくないなら飲まなくてもいいけれど」
唯「うう…」
和は普段のようににこにこと笑っていた
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/14(水) 04:10:22.77 ID:ToRzrgzt0
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´:::::::::::::::::::`丶、_ノ
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. T| 「 / ニン
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/14(水) 04:12:34.71 ID:dRcDZTZM0
唯は押しやられた薬を睨んだ
シミひとつなくツヤツヤときらめく薬はとても潔白そうに見えて、不気味だった
唯が薬とにらめっこしている様子を見て和はふふっとまた笑う
和「じゃあ私は飲むから」
和は唯のほうに押しやった数よりもやや多い錠剤を全てつかみ、口のなかにザラザラと放りこむ
一緒に買ってきたグレープフルーツジュースで全てをごくんと飲み干す様子は何もおかしなところがない
おかしなところがなさすぎて、唯はまた不気味な気持ちになる
和「はい、終わり」
和の笑みは絶えない
にらめっこしていてもなにも変わらないと、唯も錠剤を3つに分け、和のジュースで飲み込んだ
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/14(水) 04:16:29.16 ID:PxiJ8gvSi
和ちゃんから昭和の匂いがするよ
鬱エンドまではいってほしくない
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/14(水) 04:17:44.18 ID:dRcDZTZM0
しばらく経ったがなにも様子は変わらない
階下の憂のことを考えて、秘密のことをしているという罪悪感を少しだけ感じていた唯だったが、段々とその罪悪感は消えていった
消えていったと同時に、秘密を守れる?なんて聞いた和をおかしく思えてくる
唯「なんもかわんないじゃーん」
和の大腿の上で、唯は笑いながらそう言った
唯の髪を撫でながら和も笑っている
和「そうね、まだなんにも変わらないわ」
和「でもね唯、もうちょっと時間が経てば、変わってくるのよ」
唯「普通に売ってる薬だよー?和ちゃん勉強のしすぎで夢と現実が混ざっちゃってるんじゃないのー?」
和「いいから待ってなさいって」
唯「まーつーのーあーきーたー」
和「ふふふ」
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/14(水) 04:25:02.23 ID:dRcDZTZM0
二人が薬を放り込んでから30分くらいが経った
一日の中で、一年の中で、一番暑い時間だ
和「なんか変わってきた?」
小さな体の異変に唯は気がついていた
それは両親からワインを一口もらったときの感覚に似ている
頭がほんの少しだけふわふわとしていて、怠惰な気持ちが若干増えている
和の指摘が気がつくまで暑さに少しやられたのかなと思っていた唯は、その指摘に驚いた
唯「なんか少しだけぼんやりするけど、和ちゃんの言ってたたのしいことってこれ?」
唯「気のせいで済んじゃうくらいだよー」
つまらなそうに頬をふくらませる
和「唯はほんとに待てない子ね」
和「ぼんやりをもっと楽しみなさいよ」
唯「ちぇー」
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/14(水) 04:30:00.19 ID:dRcDZTZM0
和は唯の棚を物色し、音楽を流し始めた
唯「ボアダムス、わたしよくわかんないー」
和「私がすきなのよ」
体の異変は少しずつ大きくなっていた
もともと寝転がっていた唯だったが、立ち上がる気力がない
いや、立ち上がる気力は出そうと思えばすぐでるのだろうが、まったくそんな気持ちにならなかった
和はまだぴんぴんしている
パックジュースをゴクゴクと飲んでいる
そんな和の様子を、唯はぼんやりと眺めていた
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/14(水) 04:34:09.36 ID:OSdV7dMj0
ググったけど、この風邪薬ってブロン錠ってやつか
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/14(水) 04:39:13.33 ID:dRcDZTZM0
唯「和ちゃん…体が動かない…」
和「動かなくったっていいじゃない」
和は唯の髪を撫でる
地球の重力が何倍にもなったような感覚に唯は酔い痴れていた
四肢の関節が、背中が、頭が、ズウンと重くなり力が抜けていく
和の手の感触が遅れて感じられる 流れる音楽が耳に入り、何も残さず通過していく
和がいつもよりもちょっとだけ、愛しく感じられる
味わったことのない感覚に恐怖を感じているのだが、その恐怖すら何も残さず頭から抜けていく
唯「のどかちゃん…」
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/14(水) 04:42:10.45 ID:dRcDZTZM0
欝エンドとか俺が泣くのでしないよ
規制されたらやなので、商品名は明かさないです
それからオーバードーズ、ダメ、ゼッタイ(笑)
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/14(水) 04:43:20.25 ID:uhOMQnKGP
おくすりメンヘラじゃない
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/14(水) 04:45:31.03 ID:/mBsHCxL0
特定の商品なの?
よくしらないけど風邪薬によく入ってる成分じゃないの
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/14(水) 04:48:58.26 ID:dRcDZTZM0
和「なあに?」
和はいつまでも笑っている
の笑みもいつもよりも緩慢な様な気がするが、唯にはそれが実際に緩慢なのか、それとも自分の感覚が鈍っているのかどちらとも判断できなかったし、どうでもいいことだった
唯「和ちゃん…すき…」
とろんとした目で唯は言う
和は眼鏡を机の上に置いた
和の顔が唯に近づく
キリストのことなんてクリスマスにも考えないが、マリア様みたいだと思った
唇に柔らかな感触
ちゅう、と唇が唇にゆっくりと吸い付いた
のどかちゃんのまつげ、長いな
肌、白くてきれいだな
唯は和の閉じられた瞼を眺めていた
多分グレープフルーツジュースで詳しい人はわかっちゃうんだろうな
エロルート行きだったのか
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/14(水) 04:56:51.42 ID:dRcDZTZM0
二人はカーペットに寝転んでいた
和の腕枕に支えられながら、唯は重力に身を任せる
唯「きもちいいね」
焦点をあわせるのが面倒だが、綺麗な顔を見ていたい、ぼんやりとそんなことを思いながら唯は和の顔を眺めていた
蝉の音が遠ざかる
和はずっと微笑んでいたが、アルカイックな笑みだった
何の悪意も、何の緊張も感じられない
唯「和ちゃんがそーゆーふうに笑ってるの、小さいころも…みたことない…」
和ちゃんってそういえば幼稚園のときからしっかりしてたな
いつもきりっとしていて、背筋が伸びてて、かっこよかったな
でも今の和ちゃんの顔も、すっごくすき…
口に出すのが面倒だったが、笑っていれば和に伝わる、そんな気がして唯は和に擦り寄った
「和ちゃん…ほんとにすき…」
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/14(水) 05:02:38.04 ID:dRcDZTZM0
胸に擦り寄る唯の髪を撫でながら、和も笑う
なにも楽しくないのに体中が多幸感に満たされている
見上げる唯の顎を支えながら、何度も唇を合わせた
「きもちいい…」
どちらが言ったのかわからない
柔らかな和の体に触れていたい
流れる音楽が盛り上がるにつれて、唯の気持ちはフラットになっていった
和の指に触れる
やわらかそう
そんなことを考えながら、唯は和の指を口に含んだ
え、そっちの展開なの
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/14(水) 05:10:01.47 ID:ikFV7qCfO
そ、えっち展開なの
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/14(水) 05:11:35.32 ID:dRcDZTZM0
ゆっくりと和の指を舐める
ファーストキスも和に奪われたばかりなのに、ペロペロと少しいやらしく白く細い指を舐める
幼児のような顔をしながら唇を濡らす唯は扇情的で、頽廃的で、和は愛しく感じた
指を舐める唯の唇に唇を合わせる
唇を舐める 自分の指を舐める
唯の歯を舐める
見上げる唯の瞼にもキスする
唯は和の指を舐め続けた
唯「すっごく、おいしい」
にっこりと笑う唯を和は抱きしめた
その腕は力が抜け、ぎゅっと、という訳ではなかったが
33 :
◆TTt1P6HN1I :2010/07/14(水) 05:14:29.68 ID:lbnm/+LS0
そっち
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/14(水) 05:16:40.21 ID:TQlj1KxOO
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/14(水) 05:19:20.36 ID:dRcDZTZM0
二人は長い間互いの体にキスし、舐め、くすくすと笑いあった
和は同性どうしでのセックスの方法を知っていたが、キスだけで充分だった
首すじに吸いつくと唯はすこし顔を伏せた
鎖骨に下を這わすと、口をあけ、ふぅんと鳴いた
唯がしたように指をねぶると唯は和の額にキスをした
くんずほぐれつ、二人は四肢を絡め合い、乾いた唇で露出された肌にキスをした
和が唯の瞼に手を触れた
そのまま瞼を固定し、和は顔を近づける
ぺろっ
唯「ふわあぁ」
和は唯の眼球を優しく舐めた
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/14(水) 05:25:04.02 ID:dRcDZTZM0
角膜を傷つけないように、ゆっくりと眼球を舐める
異物を拒絶するように瞼に力が入るが、和の指に阻まれる
唯「あっ…」
和が舐めるたび、唯の口から思い出したかの様に声が漏れた
他の場所にキスされるよりも全然気持ちよくなどないのだが、唯の心臓はすこしだけ高まった
薬の効果なのか強制的に力を抜けさせられているので、ぼんやりとしか認識できないが、唯の心にもやのかかった劣情が生まれる
眼球を舐め終えた和にしがみつき、和の舌をちょろっと舐めた
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/14(水) 05:27:17.94 ID:c7JiTiaSO
寝ようと思ったのに無駄な精子を出してしまった
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/14(水) 05:32:54.60 ID:dRcDZTZM0
そのまま舌を絡ませる
喋ることも、和の顔を見ることも面倒だった
和「ふぅん…」
鼻から漏れる和の声に、更に劣情は高まる
和の首をゆっくりと撫でる
唯「のどかちゃん…いつもしっかりしてるのに…とってもかわいい…」
和の目の焦点が揺れている
力の抜けた手で鎖骨を撫でると、和の目が細くなる
唯「のどかちゃんのかわいいかお、もっとみたい」
唯は和の耳に顔を寄せ、とぎれとぎれにそう言った
文節ごとに息をしたせいか唯の言葉に合わせて和の体が少しこわばるのを、唯は感じていた
眼球舐めとかそういうプレイあるんだな・・・
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/14(水) 05:42:11.49 ID:dRcDZTZM0
全ては暑さのせいだった
暑さのせいで、頭がやられてしまったのだ
ただそれだけ――
下着姿でベッドで寄り添い合いながら互いの体を絡めあい、二人はくすくすと笑う
自分の体に触れる相手の体が、気持ちいい
―背中に当たる唯の髪が気持ちいい
―和ちゃんのすべすべの背中が気持ちいい
階下の憂が二人の様子を見たら、ぎょっとしただろう
半分だけカーテンを引き、西日の陰でくすくすと笑いながらからみ合う少女たちの様子は倒錯的で美しかった
自由に動かない体で絡み合っているだけで、もやがかかりながらも相手をとても愛しく感じられた
相手への慈しみしか、考えることしかできなかった
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/14(水) 05:42:34.74 ID:8jMBHBwT0
丸尾末広さん何してはるんですか
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/14(水) 05:50:47.50 ID:dRcDZTZM0
和の胸のてっぺんに、唯が吸いつく
それまでに何度も胸を撫で回されていたので、和の胸の先はぷっくりとピンク色にふくれていた
ぺろぺろとミルクを飲む子猫のように、昆布をしゃぶる子供のように、唯は和の胸を弄ぶ
「はぁ…ふぅ…」
粘つきもしないほど乾いた和の唇から甘い吐息が重力にひっぱられてこぼれ落ちる
恥ずかしがる様もなく顔を蒸気させ、唯の指を口に含む
「唯の指、さきっぽのほう、硬いのね」
「のどかちゃんのおっぱいも…すっごくかたくなってよ」
二人は目を合わせ微笑み合う
和に覆いかぶさる唯の秘所から垂れる蜜で、和の膝は濡れていた
>自由に動かない体で絡み合っているだけで、もやがかかりながらも相手をとても愛しく感じられた
俺がVIPに対して感じている愛着は……
こういう事だったのかーー
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/14(水) 05:55:28.36 ID:9XsBTnZuP
お嬢様か!
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/14(水) 05:56:47.01 ID:dRcDZTZM0
みんなよくこんな時間まで起きてるね
お嬢様はミスです 自分で見てワロタw
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/14(水) 05:59:49.81 ID:zouYM6oqO
是非続けてください
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/14(水) 06:01:00.78 ID:dRcDZTZM0
二人の動きは絶えず緩慢だった
体の節目ごとにバラバラに崩れ落ちてしまうのではないかと思うくらい緩慢だった
靭やかさのない動きをする二つの体は、ひとつの出来の悪いカラクリ人形のようだった
二人の喉はカラカラに乾いていたので、和は唯の秘所に口づけた
止めどなく溢れる蜜は海の味
尖らせた舌先で陰唇を辿ると、唯は弛緩させた口からひゃぁあだのにゃぁあだのと鼻声を出す
ゆっくりと動く舌先で唯の体は焦らされ火照ってきていたし、触れられてもいない和の秘所から垂れる蜜で唯のベッドは汚されていった
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/14(水) 06:07:03.14 ID:dRcDZTZM0
「のどかちゃん…」
体は弛緩していたし、性欲なんて微塵も感じていなかったが、唯は自分の頭が追いつかないくらいに自分の体が劣情で燃え上がっているのだなあと理解した
理解したが、依然頭は和への愛しかなかった
ちゅうちゅうと蜜をすすったり、隙間に舌を差し込む和が愛しい
笑いながら和の頭を撫でる
顔を上げた和も同じことを考えていると、何の疑問もなく感じていた
49 :
◆TTt1P6HN1I :2010/07/14(水) 06:08:01.40 ID:lbnm/+LS0
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/14(水) 06:11:12.66 ID:2I2hlB3FI
C
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/14(水) 06:12:26.01 ID:ikFV7qCfO
雲行きが怪しくなったな
>>49 酉つけて宣伝か
てめえの籠ってろ
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/14(水) 06:17:17.35 ID:dRcDZTZM0
唯の指が和の秘所に滑り込む
そこは既にたらたらと涎を垂らしていたので、唯の指はツルリと侵入する
和のぼんやりとした顔を、唯もぼんやりと眺める
ひとりでするときとは勝手が違うが、だらしなく弛緩させる和の顔を見ていたかったので、唯は和のザラザラを探った
体を支えるのが億劫だったので、うつ伏して和の体に伸し掛っている
柔らかな胸に頭を載せ、自分の指を和の唇に押しやった
「ふにゅぅ…にゅぅ…」
意味のある言葉を交わさなくても互いの気持ちを理解できる
和が感じる場所を、硬い指先で怠惰に撫でる
そこをこすり上げれば和はすぐにでも達したのだろうが、体が上手く動かないので、焦らすよう撫でることしかできなかった
やるならこっち側にたどり着いてる感を上手く表現してくれ
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/14(水) 06:24:04.37 ID:dRcDZTZM0
>>53 こっち側にたどり着いてる感ってなにw
53さんてすごく…すごくキメてるひとみたいです///
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/14(水) 06:31:32.49 ID:dRcDZTZM0
日が傾き、カーテンの隙間から太陽が覗いた
汗ばむ二人の体が西日をうけてキラキラと光る
唯はクローゼットから出した冬用のニーハイソックスで和を後ろ手に縛っていた
拘束しなくても和が逃げたり身を捩ることなど絶対にないのだが、和をもっともっとかわいくしたい、そう思った結果だ
唯の予想通り和は後ろ手に縛られると、更に頬を蒸気させ、足の間から蜜をとろとろと零した
喉から漏れる言葉は、すでになにを言っているのかよくわからない
だらりと体を投げ出し悶える和の姿を見て、唯はうれしそうな顔をした
少しだけ激しく、和の感じるところを撫で続ける
「ゆい…ゆいぃ…」
ジリジリと和はのぼり詰めていく
和の耳たぶをぺろぺろと舐める
「のどかちゃん…すっごくかわいくて…すきだよお」
耳元で幼児のように囁かれ、和の隙間はビクビクと痙攣した
「ゆいぃ…わたし…もう…だめぇ」
和はそう言うと、体をガクガクと揺らしながら達した
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/14(水) 06:40:02.88 ID:jXqH8x5tP
最近喘息気味だしなぁ
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/14(水) 06:43:28.96 ID:dRcDZTZM0
「かぁわいいねえ」
和にうつ伏しながら、唯は指をゆっくりと前後させる
「ひゃぁあ…あぁ…あぅ」
唯の指のうごきで、和は続けざまに達してゆく
体を紅色に染め口をあけながら首と背中を揺らす和の姿は、凛とした立ち居振る舞いの副生徒会長とは信じられないほど艶かしかった
くすくす かぁわいぃい
唯は和の横に倒れこんだ
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/14(水) 06:50:39.43 ID:dRcDZTZM0
和の拘束を解き、二人は抱き合った
ときどき目を合わせながらくすくすと笑い合う
互いの胸に頭を撫でこすり、指を絡ませて手を握る
これってセックスじゃないよね
だって和ちゃんが気持ちよさそうにしてるの見たかっただけだし
唯がそんなことを考えながら前後に揺れる焦点で和を見つめる
地球の重力はどんどん強くなり唯の体をひっぱった
音楽はいつの間にか止まっていて、扇風機が首を振る音と、ひぐらしの音しか聞こえなかった
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/14(水) 07:01:03.60 ID:dRcDZTZM0
「ぼんやり…するの…たのしいね」
二人はずっと見つめ合っていた
首を動かすのが面倒だっただけだった
指をからませたまま心の平坦に身を任せ、過ぎてゆく時間に流されていくだけで、心が幸せな気持ちでいっぱいになる
二人の体は、薬を飲んで3時間も経っていたが、どんどん深みに落ちていっていた
無限に掘られた穴のなかにゆっくりと落ちていくような感覚だった
唯は初めての体験に再び恐怖心が湧いたが、その恐怖も自分から剥がされて近くを落ちているような気がした
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/14(水) 07:10:52.71 ID:dRcDZTZM0
残ってたら続きかいたりします 需要ないっぽいけれどナ!
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/14(水) 07:15:22.20 ID:bOaaE1qV0
乙
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/14(水) 07:21:00.56 ID:Ek8dq6iZP
いや、ある
俺も会社だから19時くらいまではスレ残ってて・・・
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/14(水) 09:58:53.74 ID:bOaaE1qV0
☆
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/14(水) 11:08:09.30 ID:9rQKGbBT0
おっきおっき
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/14(水) 12:26:15.34 ID:oYSD8cY1O
オチが気になるー
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/14(水) 13:58:10.81 ID:NWOTi7Kl0
のこれ
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/14(水) 14:18:43.14 ID:pTrbzzGg0
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ヽ ヽ
ヽ ',
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南冲尋定[なんちゅうえろさだ]
(越前国の刀工。生没年不詳。作刀期間1493〜1526年)
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/14(水) 15:11:59.24 ID:ikFV7qCfO
ふぉ
ho
まってる
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/14(水) 17:04:31.84 ID:ikFV7qCfO
ダメ 絶対
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
ほ