純「うい…好きだよぉ…あんっ///」

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1以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
トイレ

チョロロロロ…

憂(ふー…あぶないあぶない…)スッキリ

クチュクチュ…アッ…アン…クチュ…

憂(…え!?)

クチュ…クチュ…

ウイ…ァァァ…クチュ…

憂(この声…純ちゃん!?)
2以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/12(月) 19:24:02.20 ID:+veUq/UV0
只今>>1が黒歴史を鋭意製作中でございます。
皆様方におかれましては、>>1が途中で飽きないように励ましの言葉をかけていただけると大変嬉しゅうございます。
作品が完結した暁には、「>>1乙!」、「おもしろかったぜ!」等の言葉をかけ、次回作を作る意欲を持たせてあげましょう。
それでは、引き続き>>1の作品をお楽しみください。
3以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/12(月) 19:27:31.22 ID:GMVnXkf80
がんばれ!
4以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/12(月) 19:32:51.62 ID:GMVnXkf80
え?もう終わり・・・?憂×純は初めてだからマジで期待してたんだが
5以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/12(月) 19:33:25.05 ID:I67awlFbP
がんがれ
6以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/12(月) 19:51:14.84 ID:GMVnXkf80
終了wwwwwww
7以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/12(月) 20:54:57.38 ID:KNFoSdSJ0
初めてだけど書いてみる

純「将来、か」

 高校二年生の夏、十七歳の夏、青春最盛期の夏が緩やかに終わろうとしていた。
 
 頬を撫でる風は涼しくて、少し寒い。橙赤色の夕日は、宵の静寂を一層強調していた。

 カラスの鳴き声が、やけに大きく、閑静な住宅街に響き渡った。

 かあ、かあ、かあ、夕焼けの空から、落ちるように声が聞こえる。
 
 自分達の夕飯を示すかのように、あたりからは今夜の夕飯であろうカレーや秋刀魚の匂いがした。 
 腹の音がぐう、と鳴り、私の顔はあの空みたいに赤くなる。
8以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/12(月) 20:55:27.47 ID:KNFoSdSJ0
うわ誤爆、気にしないで
9以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/12(月) 20:57:16.24 ID:oWBkUDCa0
なん・・・だと・・・?
10以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/12(月) 21:05:05.86 ID:KNFoSdSJ0
何か悪いのですいません、ここに書きます
               *
 今日は8月31日。夏休み最後の日。その日の夕刻、私―――純と、私の親友、憂は一緒に帰路  についていた。
 
 今日は一日中、市民プールで遊んでいたのだ。それを主張するように、私達の手には水着の入った袋が握られていた。
 
 「楽しかったね、憂」私は何か会話しようと口を開いた。
 
 「うん………でも、明日から学校かあ」
 
 「ああ、学校か。やだよね」

 「うん。私もそう思う。学校なんて、無くなればいいのにね」
11以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/12(月) 21:07:48.48 ID:KNFoSdSJ0
短いので、読んでみてください
               *
そうだ。学校なんて、無ければいい。宿題も、読書感想文も、先輩とのいざこざも、大学受験も、将来も、何も考えないで済むのだ。

 天国じゃないか。極楽じゃないか。少なくとも、地獄ではないだろう。
 
 でも、学校はあるから。私達がなくなれと願っても、平然とした顔で、明日になったら校舎という名の口を開いて、私達を食べようとしているのだろうから。私達は、学校に通うことを余儀なくされる。

 将来のためか、いい大学に入るためか、自分のためか、ノートを無駄に消費して、資源を無駄遣いするためなのか判らないけど、私達は学校に行く羽目になってしまうのだ。

 「ねえ」私はふと気になって、憂に聞いてみた。「憂は、どこの大学に行くつもりなの?」
 
 憂はやや躊躇いがちに、でもどこか決意してるような口調で、言った。
 
 「●●大学ってとこにしようかなって、思ってるの」
12以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/12(月) 21:10:46.84 ID:KNFoSdSJ0
 「●●大学ってとこにしようかなって、思ってるの」
 
 私は驚愕した。そう言ってしまっては失礼かもしれないが、憂はまだ行きたい大学すら決めてないと思っていたからだ。
 お姉ちゃんと一緒の大学がいいとか、そんなことを言ってそうだな、と言う先入観が、そうさせたのかもしれない。
 
 「卒業後は?なりたい職業は?」焦り気味の口調が、自分でもわかる。
 
 「あたしね、医者になりたいの」
 
 確かに●●大学は、有名な医大だ。
 
 「へえ」私は感嘆の息を漏らすことしか出来なかった。
13以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/12(月) 21:13:15.22 ID:KNFoSdSJ0
 「純ちゃんは、何になりたいの?」

 「私、私は……」
 
 何故私は躊躇しているのだろうか。
 
 確かに私の志望している大学の偏差値は、憂の●●大学より劣るが、何も低いわけじゃない。む
しろ、高いほうだ。
 
 だが、私のちっぽけで意地汚いプライドが、志望校名を言わせなかった。
 
 何だか、負けた気持ちになっていたのと相成って、私は嘘をついてしまった。

 良心の呵責が、憂と目を合わせることを許さなかったけど。
 
 「まだ、決めてないや」
 
 私は伏し目がちに言った。嘘だとばれませんように、と今はまだ見えない星に願いながら。
 
 憂はそっか、と呟いた。それっきり、私達の間には沈黙が訪れた。
 
14以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/12(月) 21:15:32.85 ID:KNFoSdSJ0
 星はまだ見えず、月も姿を現さないが、空は淡い藍色に支配されつつあった。あと少しで夜になる。

 その後朝が来て、学校が始まる。帰ってきたら、今と同じ色の空を見るだろう。
 
 その繰り返しが何度も何度も続いて、やがて私達は大人になっていくに違いない。
 
 「なんか、むなしいね」憂の呟きに、私はそうだね、と答えた。何かとっても、やるせない。
 
 私の家は、もう近くだった。少し歩いて、十秒と経たずに家の門の前についてしまった。

 ピンポーンとインターホンを押し、「お母さん、開けてー」と言うと、すぐに玄関のドアが開いた。母親が出てきた。
 
 「もう!遅かったじゃない」と言うのをごめーん、と私は棒読み気味に言った。

 いいじゃん、門限なんて無いんだし、夜遊びするような相手なんていないしね、と心の奥底で毒づいた。
 
15以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/12(月) 21:18:39.06 ID:KNFoSdSJ0
 玄関で靴を脱ぎながら、私は思った。多分十年後には、私はこの家を出て行ってしまっているだろう。

 いや、二、三年後にも居なくなってるかもしれない。だって嫌でも、大人になるのだから。

 行きたい大学は、そう自慢できるほどではないし、将来も憂みたいにはっきりしていなくて、曖昧模糊としていて、漠然とし過ぎていて、常時、暗中模索状態だけど。

 だけどそれでもいつかは大人になって、親離れ……巣立ちをしなくちゃいけない時が来るのだろう。
 
 でも今は、高校二年生の今は、まだ、子供でいられるこの時分だけは、友達と遊んでいたいから。

 下らないことでわいわいして、テストどうだったーって見せあいっこして、お祭りに行ったり、現実的なところで、プリクラとったり。
 
 ――――――せめて今、この瞬間は、憂と………親友といられる幸せを、かみしめたいから。

 もうご飯出来てるわよ、という呆れ気味の母の声を背にしながら。
 
 満面の笑顔を浮かべられるよう最善の努力を尽くして、私は語を継いだ。

 「また明日ね。憂」
 
 と、私は憂に顔を向け、言った。

 「―――うん。また、明日」

 と憂も、五月晴れのような笑顔を顔を私に向けて、言った。
16以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/12(月) 21:20:29.91 ID:KNFoSdSJ0
              * * * * * * * * * *
 時計の針は、ちょうど0時を指していた。

 とうとう、終わってしまった。高2の夏休み。

 何となく寝付けなくて、私は自室の窓辺に立って、夜空を見上げていた。

 満点までとは行かないが、90点ぐらいの星空が、漆黒を彩っていた。

 「きれい……」無意識のうちに、口に出ていた。誰かに聞かれてたら恥ずかしい。

 私は頬が赤くなっていくのを感じた。

 静寂を切り裂くように、携帯がぶぅー、ぶぅーと振動した。
17以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/12(月) 21:22:22.55 ID:KNFoSdSJ0
 メールが来たらしい。

 差出人は、中野梓。

 本文は簡潔に一言、『起きてる?』。

 私はすぐに『うん』と返信した。

 そしたらまたすぐに、メールが来た。『今日、何してたのー?』。どうやら梓も眠れないらしい。

 私はプールで憂と遊んでいたことを、本文にして、憂の水着姿を添付し、送信した。

 ついでに、梓は何してたの?付け加えるように、数秒後、送信した。

 2,3分経って、また返信。
 
 どうやら梓は、けいおん部の先輩達と買い物に行ってたらしい。真ん中に『友&愛』とかかれたTシャツを買ったみたいだった。
18以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/12(月) 21:25:32.80 ID:KNFoSdSJ0
それから、私達は眠るまでメールし合った。

 休み明けテストのことや、ジャズ研の先輩のこと。クラスメートの彼氏の噂話。話題の種は尽きなかった。

 私は軽く聞いてみる感じで、送信した。『どこの大学志望してるの?』純粋に聞いてみたかった。

 返信はやや遅めに、『●大』と書かれてあった。

 そこはいわずと知れた国立大学だった。私の志望校よりも、格段に偏差値が高い。

 それを知って、私は少し悲しくなる。

 なんだか、溝を感じたような気がして。

 それから何通かのやり取りをした後、『じゃあ、あたし寝るね』と送られたので、そこでメールするのをやめた。

 きりぎりすが、鳴いていた。

 時計の針は、1時半を示している。

 そろそろ寝ようかな。

 私はそう思い、用を足しにいった。

 自室に戻り、ベッドの中に入り込む。心地のいい暖かさが、私を包んだ。
19以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/12(月) 21:27:00.32 ID:KNFoSdSJ0
意識が深淵に飲み込まれていくのを感じながら、私は思った。
 
 もっと、頑張ろう―――――――――。

 それはどこまでも、あやふやな決意だったけど。

 それは確かに、私をやる気にさせた。

 「将来、か」

 小さな小さな呟きは、私の意識が睡魔にやられると同時に、消えてしまった。
20以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/12(月) 21:29:32.73 ID:KNFoSdSJ0
              * * * * * * * * * *
 9月1日、朝。
 
 小鳥の調べを耳に残しながら、私は昨日、バカみたいに黄昏ていたことを後悔した。

 そして、焦燥に身を駆られていた。

 「あーっ!!宿題やり忘れたー!」

 バッグのなかから出てきたそれは、私の苦手な教科のテキスト。一ページも埋まってない。空白だらけ。

 夏休みまで終わらせろって言われたことを、すっかり忘れていた。

 ため息を大きく吐きながら、頭を抱えた。あーあ。 

 そして、決意を撤回するように、私は憂に答えをみせてもらおう、と思うのだった。

 まあ、明日から頑張ろう。絶対、明日から……。

                            <了>
これで終わりです。スレ汚しすいませんでした
21以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/12(月) 21:59:07.46 ID:GMVnXkf80

いいSSだ
22以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/12(月) 22:07:40.89 ID:KNFoSdSJ0
>>21さん、読んでいただき、ありがとうございます
23以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
test