1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
―進路のことも忘れる放課後の軽音部部室!
律「んー!この至福のひととき!」
紬「今日はレアチーズタルトよ」
唯「おおおおおすごいよーこれ」
澪「おお、これあの有名なレアチーズタルトじゃん?」
興奮しまくった唯がフライングしてフォークを刺そうとした時、その空気をぶち壊すかのごとくドアが勢い良く開いた。
さわ子「みんな!使わなくなった物が貰えるわよ!いろいろと!」
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 18:30:57.12 ID:yHkLNcgY0
使わなくなった物ってなんだろう?と、唖然とする一同を前にさわちゃんは言い放つ。
「という訳で!わたしと一緒に行く人!」
梓「いや、行くも何も具体的な説明が全くすっぽ抜けていますけど」
さわ子「ちょっとね。大学時代の知り合いのところで引越しするんだけど、そこのねっ」
澪「そこの?」
梓「え?大学時代の友達からなんか貰おうって魂胆ですか?」
梓が冷ややかにボソッと呟いた。
律「それって粗大ゴミギュ」
さわ子「きっといいことあるわよ!」
さわちゃんは突っ込もうとしたらすかさず私の頬を手で潰した。
そして私を見て得意げにニヤっと笑う。
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 18:31:54.37 ID:yHkLNcgY0
澪「…例えば何があるんですか?」
さわ子「なんでもあるわよ!多分トレーニング器具とかトレーニング器具とか」
梓「それ私達には何もリターンがないじゃないですか」
律「単にさわちゃんが使いたいけど取りに行くの大変だしってことだろ!」
澪「なんて下心丸出しなんだ…」
紬「でもドライブみたいで楽しそうね」
さわ子「という訳で悪いけど。みんな手伝って欲しいな〜」
梓(この人、何を考えてるんだろう)
律「じゃあジャンケンだな」
唯「よし!」
梓「ええっ?(ジャンケン弱いのに)」
「「「「最初はグー!じゃんけん!」」」」
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 18:32:43.71 ID:yHkLNcgY0
さて、誰と誰に行かせようか?
さわちゃんの車に乗れるのは4人!
だけどリアシート一箇所は畳んじゃうしさわちゃんが運転しないとまず行けないので2人だな!
1.梓
2.紬
3. 唯
4.律
5.澪
6.和
7.憂
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 18:34:07.92 ID:5jn1IAGcP
1
6.和
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 18:35:53.26 ID:yHkLNcgY0
「「「「「ぽっ」」」」」
梓「あっ!」
律「なんだー梓かよ」
紬「残念ー!」
さわ子「もう一人いるわよ」
澪「それは適任者が…」
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 18:35:59.33 ID:R1JIpAdT0
5.7
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 18:36:38.28 ID:yHkLNcgY0
ノック。
唯「はーい」
和「ちょっと、律?外部電源等使用許可書って出した?」
律「ベストタイミーング!」
和「え?え?」
梓(え?え?)
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 18:37:50.23 ID:yHkLNcgY0
― 車中
街道を走るさわ子の赤い軽自動車。
梓「そういえば、これから行く場所ってどういうところなんですか」
さわ子「○○大の埋蔵文化財研究センター。昔は寮だかだったみたいだけど、今は考古学関係の資料を集めた研究棟みたいな使い方してるのよ」
和「そんな所に何故わざわざ行くんですか?」
さわ子「あ、いや、別に貰えるもの貰って損はないじゃない?ねぇ?」
和「送ってもらえば楽だったのでは…?」
さわ子「なんか送料かかっちゃったら損でしょ!?損な感じするわよね!?」
和「いえ、手間を考えたら大して差は…」
さわ子「…とにかく!」
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 18:38:54.61 ID:yHkLNcgY0
軽自動車は急坂と急カーブに喘ぎながらどんどん山奥へ走っていく。
最後に見かけた民家からさらに車で15分ほど登った山の上。
急に開けたそこにその建物はあった。
梓「え…」
和「築何年かしら?」
日没の赤い光に照らし出されたところどころツタの巻きついた4階建ての古い建物が2棟あった。
さわ子「…おどろおどろしいわね」
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 18:39:51.46 ID:yHkLNcgY0
錆が浮いた鉄のドア。色はすっかり褪せていてドアに触ったら白い粉が指につく。
<御用の方はインターホンを押してください>
マジックで書かれた手書きの紙がガムテープでドアのガラスに貼られている。
先生がインターホンを押す。
ピンポーンという音がしてしばらくの無音が広がった。
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 18:40:45.42 ID:yHkLNcgY0
梓「本当にここですか?」
さわ子「ちょっと待って」
さわちゃんは妙に真剣にインターホンを見つめる。
?『誰もいませーん』
突然インターホンの向こうがボケた。なんだこいつは。
しかしさわちゃんは動じなかった。
「あ、桜が丘女子の山中です」
『あー!はいはいはいはいはい!今開けまーす!』
今度はやたらハイテンションな返事と共にドアの内側からモーター音がしてドアの鍵が開く。
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 18:41:40.27 ID:yHkLNcgY0
ドアを開けると同時に埃っぽい匂いと湿った匂いが鼻をついた。
蛍光灯に照らされる玄関は元々土足禁止だったのか下駄箱が置かれ、靴脱ぎ場がある形になっている。
しかし今はそれも無視されているようで、見るからに黒々とした床板には所々足跡が付いている。
なので遠慮せず靴を履いたままで上がる。
玄関のところには元々管理室とか受付だったような小窓があるが、真っ暗な曇ガラスの向こう側の部屋に人気はなさそうだ。
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 18:43:39.73 ID:yHkLNcgY0
和「なんか廃墟みたいね」
和先輩が埃を指で揉みながら呟いた。
無人の管理室の横には普通の公衆電話が一個置かれている。
そこまで見回したところで何をもたもたしていたのか最後尾だったさわちゃんがようやく追いついてきた。
「お待たせー」
どうもこの人今日は挙動不審なんですが。
ともなく、さわちゃんが先頭に立ち進んでいく形になった。
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 18:44:55.66 ID:yHkLNcgY0
ここはかなり古いらしく、天井にはなんだかよくわからない配管から電線まで剥きだしで通っていて
ところどころでは白熱灯が蛍光灯に混じって光っている。
窓枠も基本的には木製のものだが、所々アルミサッシも混じっている。
歴史的に貴重な建物でもないのか、昔の姿が残ってるわけでもなく、かといって近代的でもない。
おまけに階段は踏み板が外れそうに軋む。
ところどころに貼られる<埋蔵文化財研究室は三階です>と書かれ道のりが書かれた紙を頼りに進んでいった。
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 18:46:04.17 ID:yHkLNcgY0
―3F 埋蔵文化財研究室
全く電気の点いていなかった二階と違って、三階は一階と同様にある程度電気が付いていた。
それでも「節電」と書かれた紙の影響か、ここも蛍光管が外されている箇所があるようでやはり薄暗い。
電気が付いている部屋はひとつしかなく、研究室はすぐにわかった。
さわちゃんが開きっぱなしのドアをノックすると、目の前のパーティションが勢い良く倒れた。
パーティションが倒れたと同時に直に蛍光灯の白い光が流れ込み、一瞬目の前が真っ白になった錯覚さえ覚える。
倒れたパーティションを踏みながら現れたのは白衣を来た男の人だった。
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 18:48:00.11 ID:yHkLNcgY0
男「いやー山中さん!こんなとこまで来てくれるなんて!」
この人は多分先生と同年代くらいだろう。
白衣はよれて、履いているスリッパはどうみても便所サンダルと称されるベストセラーの茶色なアレだが。
さわ子「いえいえ」
ところがこんな人相手に先生は妙になよなよしている。
男「いやー、大学まだ夏休みだし、1日ぶりに人に会ったよ!」
そう言いながら私達を部屋に招き入れた。
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 18:48:55.01 ID:yHkLNcgY0
ほとんど空になった本棚が並ぶ部屋の中にはダンボールがいくつも積まれていた。
助教授「いやー!座って!座って!あっ?コーヒー飲む?インスタントしか無いけどね!」
部屋の主はそう言いながら私達にパイプ椅子を用意しながら
取ってつけたような流し台の方へ歩いて行き、電気ケトルに水を入れながらこっちを振り向いた。
助教授「あっ、君たちどうする!?あとは緑茶しか無いからコーヒーでいい?」
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 18:49:53.67 ID:5jn1IAGcP
いいペースだな
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 18:51:17.79 ID:yHkLNcgY0
床には土器があったり、錆びついてよくわからない物が入ったダンボールが置かれている。
机の上もほとんど片付いているというより物がないといった感じだ。
あたりを見回していると助教授がお盆にコーヒーを持ってきた。
助教授「殺風景でしょ?もう大方資料は運びだしちゃったからなぁ。あとはガラクタと業者に依頼する大物だけなんだよ」
さわ子「建物は昔と変わっていないのね〜」
助教授「まぁ再来月には取り壊し予定だけどね。今年で築55年だったかなぁ。もう最近は雨漏りもすごいし」
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 18:54:21.64 ID:yHkLNcgY0
「あっ、名乗るの忘れてた。僕、助教授!ここの『ヌシ』兼、○○大の助教授です!」
コーヒーカップを出しながらそのまま自己紹介をしてくる。
横で和先輩が立ち上がって自己紹介を始めた。
「私、桜が丘女子高等学校3年の真鍋和です」
こうなっては仕方ない。私も立ち上がる。
「同じく、桜ヶ丘女子高等学校の2年の中野梓です」
助教授は微妙に興味なさ気に「あっよろしくー」と言って冷蔵庫の扉を開けた。
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 18:56:30.89 ID:yHkLNcgY0
立ち上がったときに気づいたが、確かに天井なんかには何箇所もシミが出来ていたり、天井のパネルが剥がれかけている場所もある。
紬先輩の高級ティーセットとは違い、シブが若干付着したコーヒーカップで飲むコーヒーはほろ苦い。
その助教授もコーヒーを配り終わるとOAチェアに座った。
助教授「いやー、みんなわざわざこんな僻地に来てもらっちゃってー」
助教授は私達の方を見ながら笑う。
さわ子「昔はここもこんなに僻地って感じしなかったんですけどねー」
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 18:57:36.64 ID:yHkLNcgY0
和「あれ、そういえばこちらには今助教授さんだけしかいらっしゃらないんですか?」
和先輩が突然思い出したように尋ねた。
助教授「そうだよ。引越しもあるから人の出入りは日中結構あるけど、今は僕だけだよ」
和「泊まってるんですか?」
助教授「うん。ここ数日帰るの面倒だし片付けもあるからねー」
和「あ、そうなんですか?」
助教授「えっ!いや、お風呂は入ってるよ!?」
和「…」
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 18:59:28.83 ID:yHkLNcgY0
助教授は聞いてもいないことを急に答え始めた。
「今日はまだ行ってないけどここから車で10分くらいのところに温泉があるんだ。そこに行ってるよ」
和「そうですか」
それを聞いた途端和先輩は妙に神妙な面持ちでメガネを直す。
助教授「信じてないね!?」
とはいえこの人はこの埃っぽい建物に着ているよれた白衣、よくよく見ると生えている無精髭のせいかなんとなく衛生的な印象はない。
シャツの襟などを見るとちゃんと白いので多分言うとおりちゃんとはしているのだと思うけど。
さわ子「そういえば―」
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 19:03:17.32 ID:yHkLNcgY0
われながらウザイくらい長い前フリだった―
先生が昔話を始めて、それを黙って聞いていた時だった。
…急にトイレに行きたくなる。
隙間風のせいかさっきから下がり続ける気温のせいなのか、非常に切迫した感じがする。
梓「あの…トイレお借りしたいんですが…」
助教授「あっトイレ?えーと女子トイレはここ出てすぐの角曲がって、
そのまま真っすぐ行った突き当たりを左に曲がったとこのがドアもあるし問題なく使えるよ」
助教授「いやー、もうここボロいからさー。トイレもまともに使えないんだよねー。
あっ、もしドア開かなくなったら壊していいよ。たまになるんだよね。まぁ壊れてるドアのとこもトイレとしては機能するけど。」
―えっ、そんな壊れるトイレなの?
1.ひとりで行く
2.和についてきてもらう
3.やっぱり行かない
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 19:04:09.52 ID:qYMpkTV50
1
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 19:05:46.62 ID:yHkLNcgY0
よし。ひとりで行こう。うん。
研究室を出ると薄暗い廊下を進んでいく。
廊下はなんとなく寒々しい。
窓の外はすっかり暗く沈み、私の顔が映っている。
蛍光灯も進むに連れほとんど蛍光管が抜かれていて、暗くなってくる。
薄緑色に照らされた廊下の奥はまるで100メートルほどあるように見える。
―こんなところで独りにされたら…。
背筋がゾワッとした。
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 19:08:37.34 ID:yHkLNcgY0
―トイレ
なんとか薄暗い廊下を進み、トイレにたどり着く。
手探りでスイッチを探すはめになった。
トイレは一度リフォームされたのか至って普通の水洗トイレだ。
うっ、手洗い石鹸が詰まってる…。
1.隣の洗面台のを使う
2.諦める
1
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 19:15:23.99 ID:yHkLNcgY0
隣の洗面台に移ろう。なんか嫌だし。
最悪だなぁ…。
こちらの手洗い石鹸は問題なく使える。
水音だけがトイレに反響して響き渡った。
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 19:18:28.73 ID:yHkLNcgY0
―― 研究室
助教授「今朝もさ、顔洗おうとして洗面器に水出してそのまま忘れちゃってたんだけど、しばらくしてすごい音がしてさ。
見に行ったら洗面台が落ちて水浸しなんだよー」
さわ子「いやん。まさかっ!」
先生が心持ちおかしいと思うがイマイチ確証がもてない。
モテない女の狂気が肉食系女子を生み出すのだろうか。相手を考えるべきであると思うけど。
とりあえず梓が戻ってきたら確認することにしよう・・・。
助教授「そうそう。昨日は一階の管理室に泊まってるんだけどね、一晩中廊下で足音がねー」
しかし、助教授は先生の様子をあまり気にすることなくまさかの怪談話を始めた。
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 19:20:32.31 ID:yHkLNcgY0
さすがの先生も沈黙した。
澪なんてこれを聞いていたら確実に気絶しているだろう。
助教授「この前もトイレで手洗ってたら視線を感じるから顔あげたら、俺の後ろに変な女が立ってたしね。
もう古いだけあってなんでもありだよねぇ。俺霊感なかったはずなんだけど全くどうなってるんだろうね」
さすがに何を言ってるんだコイツは、という思いもあるけど、やはり恐怖感は拭えない。
室温が急に下がった上に背中には冷たいタオルを入れられた気がした。
「あの?怖くないんですか?」
「だって昔の人の人骨とか掘り出してるワケだからねぇ。僕らみたいなのってある意味墓荒らしだし、慣れだねぇ。きっと」
そんなことを事もなげに言う。
・・・トイレに行く人間がこれを聞いたら大体は行かないだろう。
何人称なんだっ・・・・?!
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 19:24:39.09 ID:yHkLNcgY0
― トイレ
そんな恐ろしい話が研究室で話されている頃、梓は手を洗っている最中だった。
「よく手を洗いましょう」というポスターに書かれた子供の妙にリアルな絵は不気味だし、
かと言って鏡を下手に見るとそれこそ何かが映ってるんじゃないかという恐怖心もある。
ひたすら下を見ながら蛇口を締め、ハンカチで手をぬぐいながら一目散に外に出た。
ドアが背後でバタンと閉まる。
が、重大な過失に気づいた。
と、トイレの電気を消していない・・・
1. 知らないもん!
2. うう、仕方ないよね・・・
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 19:25:54.75 ID:yHkLNcgY0
>>34 最初全員マルチで作ってるのでおかしいかも・・・
基本的に一箇所一名
今はトイレ編が梓、研究室編が和
2
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 19:30:02.97 ID:yHkLNcgY0
うう、仕方ないよね・・・
使った人のマナーですよね・・・。
恐る恐るドアノブを回す。
こういう時ゆっくりドアを開けると反ってドアの鳴りが悪化する、とどっかで聞いた気がするけど・・・
ギギィ・・・
案の定嫌な音を立ててドアが開く。
素早く隙間から手を突っ込みスイッチを押す。
隙間から漏れ出る光がなくなったと同時にドアを力いっぱい引っ張った。
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 19:32:21.56 ID:yHkLNcgY0
バタン!
という音とちょっと臭う風とともにドアが閉まる。
ドアを閉めるというたったこれだけの事になんだかすごく安堵感を覚え、溜め息をついてしまう。
研究室に戻ろう…
しかし薄暗いトイレを出るとまるで別世界のようだった。
さっきまで点いていた電気も消えている。
あ、あれ…?どっちに行くんだっけ?
1.右
2.左
2
和いたの忘れてたwwwwwww
これなんてサイレントヒル
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 19:37:22.38 ID:yHkLNcgY0
・・・さっき来た方向を考えても左だよね
すっかり真っ暗になった廊下。
窓の外から入ってくる月明かりと非常灯が廊下にハイライトを作っている。
おまけに来た時はほとんど軋まなかったのに妙に床が鳴る。
これで背後から何か来てたら・・・
怖いなぁ・・・
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 19:42:40.38 ID:yHkLNcgY0
ようやく角を曲がった向こう側に研究室から漏れる明かりが見えてきた。
どう考えても行く時より時間がかかってるよ・・・
あれ?
角を曲がると壁があった。
・・・違う。防火扉だ。
な、なんで閉まってるの?
手探りで開きそうな部分を探すが取っ掛かりすら見当たらない。
えええええ!!!そんなバカな!!!!!
1. 取りあえずバンバン叩こう!向こう側からなら開けれるかも!
2. どうしよう・・・。ここからじゃなくて他から迂回してみようかな?
2
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 19:53:12.31 ID:yHkLNcgY0
どうしよう・・・。ここからじゃなくて他から迂回してみようかな?
・・・それにしてもなんか最悪だなぁ。
研究室から来たときに思ったけど、
ここってまずメインの二棟が渡り廊下で繋がってるみたいだから
別の階から回ればいいよね?
ということは・・・
1.4階から迂回
2.2階から迂回
3.1階から迂回
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 19:53:59.27 ID:D4UsZHjE0
3
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 19:55:08.04 ID:mIGWqYIJ0
なんですれたいは澪?
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 19:56:36.00 ID:meMXiHgNO
安価だから気にすんな
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 19:57:41.47 ID:yHkLNcgY0
確か1階って来た時にも電気点いてたよね・・・
よし!1階から回って向こう側に行こう!
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
>>47 最初の設定は澪が閉じ込められる脱出系だった名残
ランダムにしたほうが面白いかなと・・・
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 19:58:22.46 ID:yHkLNcgY0
―研究室
和「梓ちゃん、どう考えても遅くありませんか?」
さわ子「そういえばそうね」
助教授「うーん。迷ったかな?」
さわ子「探して来ますね」
助教授「あー、うん。いやまずいな。結構迷うんだよここ。初めての人は」
困っているのか困っていないのかわからないような表情で頭を掻いている。
和「探しに行きます」
助教授「待って待って。僕も行くから。道案内と懐中電灯が要るでしょ」
さわ子「じゃ、じゃあ私は研究室で待ってるわね」
助教授「うん。あ、あと勝手にある物食べていいからね」
こうしてさわ子を研究室を残し、和と助教授は梓を探しに出た。
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 20:01:04.36 ID:FAFzBwq40
助教授って単語、久々に見たな
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 20:02:41.81 ID:yHkLNcgY0
研究室を出てすぐ。渡り廊下の入り口には防火扉が立ちはだかっていた。
助教授「な、なんじゃこりゃ!?」
助教授は慌てて壁にある制御盤のフタを開けてスイッチを切り替える。
しかし防火扉は開きそうにもない。
和「なんで防火扉が?」
助教授は開かない防火扉に蹴りを一発入れると私の方を向いた。
助教授「・・・これ、なんかおかしいわ」
助教授の顔にさっきまでの明るい表情は消えていた。
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 20:05:29.48 ID:1XHqTgyWP
ほむ・・
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 20:09:12.95 ID:yHkLNcgY0
※本当は一応助教授には「林田」という名前が設定してあって、「助教授」はあだ名なんだけど
名前の時に一緒に削除したら助教授になっちゃってた。なんてこと!
―
助教授と共に一階の管理室に向かうことにした。
集中制御盤は管理室に設置されているのでそっち側から解除すればなんとかなるのでは、というのが助教授の考えだ。
あいにく私は梓ちゃんの携帯電話の番号がわからないので、唯に聞こうとしたがここは恐ろしいことに携帯電話の圏外だった。
助教授は機嫌が悪そうに懐中電灯で足元を照らしながら歩いていく。
助教授「君は、オカルトを信じてるかい?」
こちらに顔を向けないまま助教授は尋ねてきた。
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 20:12:52.22 ID:yHkLNcgY0
和「いいえ、あまり…」
信じてはいない。むしろ信じたくない。
説明がつかないことを理知的に捉えようとすると「強がりだ」と一笑に付されることが多い。
そういう事への嫌悪感も少しはあるかも知れない。だけど・・・。
そうこうしているうちに管理室に到着する。
助教授はドアを開けるとすぐに目の前の制御盤に向かった。
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 20:17:06.66 ID:yHkLNcgY0
アラーム音のあと、制御盤のランプが全て点灯する。
「これであれも開くよ」
助教授は懐中電灯を取り上げると隣にあるスチールロッカーを開けた。
「さっきは暗い思いをさせたからね」
私にも懐中電灯が渡された。先端の部分にクリアーレッドのプラスチックが付いた古めかしいものだ。
試しにスイッチを入れてみると問題なく点灯する。
私と助教授は管理室を出た。
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 20:21:04.41 ID:yHkLNcgY0
― 1階 (梓)
なんとか真っ暗な階段を下りたところで、向かい側の建物、ちょうど管理室だろう。
懐中電灯のような光がちらついている。
・・・誰かいる?
そう思うと自然に歩くスピードというのは早くなる。
渡り廊下の段差。それは明るい状況か慎重に進めば容易にクリアできるものだった。
しかし非常灯以外点灯していないところにいる私にとってそれはトラップ同然だった。
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 20:27:27.32 ID:yHkLNcgY0
「いたっ!」
あっ、と思ったときには私はバランスを崩し廊下の床に向かっていた。
咄嗟に手を付いたものの、手の平は痛むし膝も思い切り打った。
あいたた・・・。最悪だ・・・。
立ち上がったときにはチラチラしていた光は既に管理室の中にはなく、
痛いのを我慢して渡り廊下を渡りきり、隔てていた引き戸を開ける。
だが、廊下にはもう誰もいなかった。
久しぶりに薄暗いとはいえまともに電気が点いている場所にたどり着いた。
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 20:31:04.28 ID:yHkLNcgY0
更に明るくなりはしないかとすぐの所にあったスイッチを操作してみる。
しかし、電球なり蛍光管が抜かれているらしくこれ以上明るくなることはなさそうだ。
ヒザ小僧は擦りむいたかと思う痛みだったが、光のもとで見るとどうやら無傷。
ふぅ・・・とりあえずどうしようかな?
1. 管理室横の階段から戻る
2. 管理室を覗いてみる
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 20:31:16.40 ID:+TIywLAEO
しえを
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 20:32:10.46 ID:meMXiHgNO
2
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 20:36:06.16 ID:yHkLNcgY0
管理室。さっきここに来たとき真っ先に気になった場所。
・・・入れるかな?
とりあえずドアを開けてみる。
・・・あっ、開いた!
おじゃましまーす
なんだ・・・中はがらんとしてるよ・・・。
なんか見てみようかな?
1. ロッカー
2. 机
3. 応接セット
4. 制御盤(火災報知集中)
5. 制御盤(警備会社)
6. せっかく入ったけどなんもないや・・・出よう・・・
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 20:37:11.62 ID:+TIywLAEO
2
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 20:43:10.22 ID:yHkLNcgY0
じゃあ、机を見てみよー
スチール製の何の変哲もない机だ。
大引き出しにはボールペンが一本転がっている。
1番上の引き出しにはマッチとホチキス、軍手が入っている。
2番目の引き出しは抜かれていて見当たらない。
3番目の引き出しにはマニュアル類が入ってるみたいだ。
なんだぁ・・・。
1. 引き出しからなんか取り出そうかな?(自由記述(この範囲でね))
2. もう戻ろう・・・
3. 他のところも見てみようかな
マニュアル類を見ながら制御盤を弄って遊んでみる。
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 20:45:46.58 ID:yHkLNcgY0
ごめんちょっと外れる
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 20:47:06.32 ID:+TIywLAEO
俺が無茶な注文をしたばっかりに・・・
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 21:01:24.67 ID:yHkLNcgY0
帰ってきた
・・・こういう時はひとつしかないよね?
いたずらしかないよね?
三段引き出しのマニュアル類を全部取り出す
給湯器
高圧スチーム洗浄機
サーモスタット
トイレの凍結防止装置
火災報知機の制御盤
警備会社のマニュアル
ちゃんと読めそうで何のマニュアルかわかるのはこの6冊だ
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 21:05:11.23 ID:yHkLNcgY0
さぁあずにゃんのいたずら始まるぞー
一人で呟いてみる。
急に恥ずかしくなった・・・。
とりあえず給湯器はどこにあるのかわからない
サーモスタット。これも何のどこにある物なのかわからない
トイレの凍結防止装置。これはトイレに行けば使えそう
高圧スチーム洗浄機。これはなんだか探せば洗浄機自体も出てきそう
警備会社のマニュアルと火災報知機の制御盤はここでいじれそう!
1.制御盤のマニュアル!
2.まずスチーム洗浄機をさがそう!
1
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 21:14:50.03 ID:yHkLNcgY0
制御盤のマニュアルを読んでみよー!
火災報知機の制御盤
どうやらストップなんかは出来るみたいだが任意の発信はできないみたい
ただ火災試験ってボタンがあるからどうだろう・・・
警備会社の制御盤
鍵が挿しっぱなしなので
<警備開始><警備解除><停止><非常発報><非常解除>
の4段階が選べそう。
マニュアルによると
機械警備の開始は警備開始、終了は警備解除、非常発報はアラーム発報で非常事態用、解除はそれの解除みたい。
今は停止になってるよ!
機械警備開始で赤外線センサーと各ドアのロックが作動するみたいだ。非常はパトカーが来るみたい。
非常を使っちゃうと大変なことになりそう・・・
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 21:18:47.92 ID:yHkLNcgY0
あっ!どっちにしよう。でもやっぱりやめようかな・・・?
1. 警備会社
2. 火災報知
3. 今はやめよう
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 21:21:01.62 ID:H9PAqKr/0
3
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 21:24:18.05 ID:yHkLNcgY0
・・・なんかすごく一瞬だけど神になった気がした
うん、こんなことやっちゃいけないよ!唯先輩が悲しむ!
なんだか脱力感が・・・。
1. 更に部屋の中を探そうかな?
2. もう研究室に戻ろう
2
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 21:38:15.59 ID:yHkLNcgY0
よし・・・研究室に戻ろう・・・。
もうさっきみたいに転ぶのは嫌だ。
という訳で片っ端から電気を点けながら研究室に辿りついた。
さっきと違い研究室のドアは閉まっている。
ドアを開ける?
1.開けない
2.開ける
2
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 21:42:02.22 ID:yHkLNcgY0
ドアを開ける。
「あ、戻りましたー」
・・・あれ?
研究室の中には誰もいないみたいだ。
1.研究室の中に入る
2.入らない
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 21:42:55.11 ID:meMXiHgNO
1
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 21:46:04.76 ID:yHkLNcgY0
「あのー。戻りましたけどー」
声を掛けても誰の返事もないし気配もしない。
おかしいな?
「誰もいませんかー?」
恐る恐る覗いたパーティションの向こうにはやはり誰もいなかった。
パイプイスが一脚倒れていて、さっきはなかったテーブルの上にはパーティ開きされたお菓子の袋がある。
誰もいない・・・?
和先輩は?さわ子先生は・・・?助教授は?
とりあえず・・・
1.探しに行く
2.とりあえずここにいよう
1
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 21:50:40.13 ID:yHkLNcgY0
おっかしいなー。
誰もいないなんて・・・。
あっ、そうか!みんなで私を脅かしてドッキリとかする気だな!
とにかく、癪だし探しに行こう。
きっと今日私がここに来ること自体仕組まれてたに違いない。
こんな大掛かりな真似するといえばムギ先輩かな?
とにかく皆を探そう・・・。
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 21:52:03.98 ID:yHkLNcgY0
―― 廊下(和ルート)
助教授「あれ?なんであっちに電気が?」
和「はい?」
助教授の視線の先には確かに電気がついた部屋がある。
「あっちはもうブレーカー落としてた気がするんだけど…」
助教授が呟いたのが耳に入る。誰かに同意して欲しいといった感じだろう。
「僕はあっちを見てくるが君どうする?」
助教授が尋ねてきた。
1.私も一緒に行きますよ
2.じゃあ私は先に研究室に戻ってますね
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 22:02:37.39 ID:meMXiHgNO
2
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 22:07:19.78 ID:yHkLNcgY0
「じゃあ私は先に研究室に戻ってますね」
助教授と別れると私は研究室へ向かう。
さっきは二人で通った廊下もひとりでは少し心細くなる。
でも、そんな事では社会で通用していけるはずがない、そう思い直す。
梓ちゃんはどこへ行ったんだろう。さっきの防火扉が原因で迷ってしまったのは間違いない。
ならどうすれば・・・そこまで考えて私は大問題に気づいた。
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 22:08:09.57 ID:yHkLNcgY0
・・・ここはどこ?
さっきの状態を考えるとここは二階の階段を少し左に進んだ場所だった。
助教授と私は階段を登り切ったときに向かい側の建物の明かりに気づいた。
だから私は建物中央の階段にいるはず・・・。
だけど今立っているのは見覚えのない通路。
考え事をしていた結果階段を通りすぎてしまったらしい。
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 22:10:36.28 ID:yHkLNcgY0
「なんてこと・・・」
まさにミイラ取りがミイラ。二重遭難だわ。
今来た方を振り返るが、真っ暗な状態で懐中電灯の明かり1つでは今ひとつ現在位置を確認できない。
取りあえず最優先事項は今の現在位置を知ること。
そう考えてまずは廊下の突き当たりまで進むことにした。
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 22:15:03.13 ID:yHkLNcgY0
廊下の突き当たり。
本当に突き当たりだった。出口があるわけでもなく、ただ壁がある。
どうやら以前はここには廊下か出口があったようだがすっかりと埋められている。
壁の上部に取り付けられトマソン状態の非常灯がそれを物語っていた。
うーん。どうしようかしら・・・。
1.戻って階段から進む
2.渡り廊下へ行く
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 22:16:20.88 ID:VenAUBj50
1
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 22:21:35.24 ID:yHkLNcgY0
とにかく、ここが端だってハッキリしたって事は。
私は前進していけば階段に再び辿りつけるはず。
よし、もう一度戻ろう。
ギシギシと軋む廊下を進んでいく。
足音と床が軋む音以外音がしない。
ふと窓の外を見る。ひびの入った窓には懐中電灯で照らされた自分が映っている。
よく見ると懐中電灯も点けっ放しだったせいか少しその光が弱った気がする。
早く戻らなきゃ・・・。
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 22:24:14.62 ID:yHkLNcgY0
ようやく階段に着いた。
大した距離じゃなかったはずなのに随分歩いた気がする。
怖い、なんて思うことはなかった。だけど今は、怖い。
懐中電灯で階段を照らす。
丸い光のなかに照らし出される飴色の階段。
私は一段目に足を掛けた。
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 22:27:09.60 ID:yHkLNcgY0
が、右足を階段に掛ける前にいきなり変な感触が左足裏に伝わる。
柔らかい・・・まるで泥沼を踏みいったような・・・。
泥沼に?
ここは木の床よね?
1.足元を見ないでとにかく階段を駆け上るしかない!
2.足元・・・見たくないけど・・・見ないとダメな気がする・・・
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 22:28:38.84 ID:D4UsZHjE0
2
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 22:31:28.27 ID:yHkLNcgY0
脳が無意識に見ることを拒否している気がする。
だけど…見るのよ。見ないと対処のしようもないわ!
見なさい!真鍋和!
恐る恐る下を見る。
懐中電灯で照らすと赤黒い何かが私の足元にある。
何?この赤黒い物体。
物体に沿って懐中電灯を照らしていく。
え?
なにこれ?ナメクジ?
それは床から壁、壁から―
・・・壁から?
1. 天井に・・・
2. き、緊急事態だから逃げるが勝ちよね?
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 22:34:04.57 ID:VenAUBj50
1
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 22:37:30.13 ID:H9PAqKr/0
寝れないじゃないかーっw
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 22:39:01.17 ID:yHkLNcgY0
天井に・・・?
見てはいけない・・・見ていたら・・・
そうは思うのに体は言うことを聞かない。
見上げた天井には巨大な赤黒いナメクジが張り付いていた―
―なにこれ?
和がその正体を知ることはなかった・・・。
和ルート ED
「見ちゃった」 <真鍋 和 ―― 死亡>
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 22:39:47.73 ID:VenAUBj50
えっ
見たらだめだったか
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 22:46:06.36 ID:yHkLNcgY0
研究室を出た途端
ゾゾッ。
音で例えるならそんな感じだろう。
背筋になんだか嫌な悪寒が走った。
なんだろ・・・?
背筋をまるで羽根で撫でられたような悪寒。
今までに経験したことはないような・・・。
とにかく皆を探しに行かなきゃ。
あっ・・・。行くときは気づかなかったが研究室横の柱には常備灯が取り付けられている。
1. 常備灯を抜く
2. 常備灯は放っておく
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 22:46:40.50 ID:yHkLNcgY0
抜けてた
―研究室前 (梓)
103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 22:47:34.94 ID:D4UsZHjE0
1
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 22:50:52.04 ID:yHkLNcgY0
思いの外常備灯はガッチリ嵌っていてなかなか抜けない。
しばらく揺さぶったり叩いたり格闘した末に常備灯はようやく外れた。
頼りない光り方だがなんとか光りはする。
さあ!あずにゃん捜索隊出発だ!
1.さっき来たルートから探す(東棟/管理室)
2.向こう側、閉じ込められたルート(西棟/保管庫)
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 22:51:58.21 ID:D4UsZHjE0
2
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 23:01:31.12 ID:yHkLNcgY0
よし!さっき閉じ込められた側から出発にゃ!
・・・とはいえ階段前までは問題なく到着した。
通った部屋は全部確認したが、どうやら3階の西棟はトイレ以外みんな南京錠で施錠されているみたいだ。
・・・他のとこにしようかな?
1. 1F
2. 2F
3. 3F西棟を更に探索
4. 4F
107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 23:02:43.89 ID:Ig3BjRTI0
3
108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 23:06:27.19 ID:yHkLNcgY0
―もっとここ調べる必要あるかも
トイレに行ったときなんで防火扉が閉まったのかな?
それも不思議だし。あと見取り図みたいなのも欲しいなぁ。
未だにここがどんな構造の建物かわかってないところがあるし
1. 自由記述(探索箇所/可能な範囲で)
2. さっきのトイレって・・・。
3. そういえば鍵がかかってるって言っても開けて試してないなぁ・・・
109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 23:08:38.39 ID:Ig3BjRTI0
3
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 23:12:56.93 ID:yHkLNcgY0
―そういえば鍵がかかってるって言っても開けて試してないなぁ・・・
「でりゃぁっ!」
「くらえええええっ」
声を出しながら全力で引き戸を引っ張る。
これを端から繰り返した。
その結果1304号のドアの南京錠が外れた(壊した)。
<1304 第三実習室>
1. 入る
2. 入らない
111 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 23:14:20.41 ID:Ig3BjRTI0
1
112 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 23:17:46.82 ID:yHkLNcgY0
「フリィィィィィィィィズ!」
懐中電灯を構えながら部屋に突入してみた。
・・・部屋の中は真っ暗だ。
・・・電気のスイッチを点ける。
ここは蛍光管が全部外されているらしく全く点灯しないみたいだ。
常備灯で照らしてみるがめぼしいものは見当たらない。
ここは何も無いみたいだ・・・。
1.更に他の部屋も探そう・・・
2.徹底的に家捜だ!
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 23:18:57.22 ID:Ig3BjRTI0
2
114 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 23:23:47.78 ID:yHkLNcgY0
―徹底的に家捜だ!
天井を照らすと点検口だろうか、蓋が外れている。
それに蛍光管が外されているのがしっかりと確認できた。
床には特に何もなさそうだ。昔は机がたくさんあったみたいだ。
机の位置決め用マーキングがしてある。
黒板は外されていて壁には何も無い。
1. これくらいかなー?
2. 更に調べようかなー?(―場所書いて欲しいなぁ)
115 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 23:25:31.45 ID:Ig3BjRTI0
2
トイレ
116 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 23:30:04.06 ID:yHkLNcgY0
―あっ、トイレ調べてないや。
再びトイレに戻ってきた。
ここのトイレは男女共用らしく男子用の便器も三箇所付いている。
特に設備自体に違和感はないけど・・・。
・・・どうしようかな?
1. 更に調べよー!
2. もうトイレはいいや
3. 取りあえず用を足しておいた方がいいかな?
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 23:36:49.43 ID:Ig3BjRTI0
3
頻尿でござる
119 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 23:42:01.80 ID:yHkLNcgY0
―取りあえずトイレに入った。
ジャーゴボゴボゴボという効果音みたいなトイレの音がした。
・・・ふう
手を洗っているとどこかから妙に風を感じる。
埃っぽい、ジメジメした風だ。
なんだろう。
手を洗うと私は辺りを見回す。
上だ。個室の上にある点検口が半分外れている。
どうやらここから風は出ているようだ。
1. とりあえずこんな壊れた点検口よりみんなを探さないと・・・
2. まさか点検口の中?まさかね?
120 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 23:42:33.31 ID:Ig3BjRTI0
2
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 23:45:15.57 ID:yHkLNcgY0
――
…まさか点検口の中?まさかね?
取りあえず覗いてみよう。
覗いて・・・。
・・・届かない
便器に登れば・・・なんとか・・・
・・・。
・・・・・・。
・・・私じゃ届かないよっ!
>>120!
ううう・・・。
通風口は後にして他のところを探しに行こう・・・。
1.1F
2.2F
3.4F
122 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 23:45:57.85 ID:Ig3BjRTI0
3
123 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 23:49:40.84 ID:yHkLNcgY0
―4F
4階に到着する。今までの階よりカビ臭い・・・。
どうやら雨漏りがひどいみたいだ・・・。
まずは電気のスイッチを入れた。
しかしここに至っては廊下の電気すら点かない。
さてどうしようかな?
1. 各部屋しらみ潰し作戦
2. カビ臭すぎるので撤収
3. 自由記述
124 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 23:50:01.93 ID:Ig3BjRTI0
1
125 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 23:53:54.83 ID:yHkLNcgY0
「どりゃああああああああああああああああ」
カビ臭い。早く次の階に行きたい。
そんな思いは反ってバカ力を発揮する原動力となってしまった。
最初の部屋のドアでいきなり南京錠はネジ鍵ごと外れてしまった。
<1401 ×××(札に水が入ってカビて読めない)>
とりあえず突入することにしよう
126 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 23:54:38.82 ID:Ig3BjRTI0
Let’sGO!
127 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 23:57:10.86 ID:meMXiHgNO
梓は助けよう
128 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 23:57:16.48 ID:yHkLNcgY0
鼻をつくカビ臭さ。
床を見るとぶよぶよになった多分以前は紙だったものや
正体不明の黒い塊が落ちている・・・。
部屋の隅にはパネルが立て掛けてある。
が、黒カビがパネルの裏のボードに生えていてとてもじゃないが触りたくない感じがする・・・
・・・これどうしよう
1. 触る!
2. 諦める!
129 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/09(金) 23:58:07.21 ID:Ig3BjRTI0
1
130 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/10(土) 00:02:19.49 ID:ecq8sVzI0
うっ!どこかで悪魔が「触れ!」って言ったよ・・・。
そうだ。足で倒せばいいじゃん。
という訳でパネルに足を引っ掛けると手前に倒した。
倒れたと同時に凄まじい悪臭が立ち込める。
「うっ!」鼻を抑えながら近づく
パネルには
『1975年11月 ○○大学埋蔵文化財研究センター設置記念』
と書かれ、航空写真が入っている。
ここの写真らしい。
このパネルによってココの構造が判明した。
ちょっと小躍りしたくなる。
131 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/10(土) 00:03:09.40 ID:9ikC6k1d0
踊っちゃおう!
132 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/10(土) 00:04:21.90 ID:9ikC6k1d0
133 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/10(土) 00:09:09.02 ID:ecq8sVzI0
どうやらここは4階建ての2棟、西棟と東棟が平行に並んでいてそれが全フロア渡り廊下で繋がっているらしい。
形状としてはUに近いHみたいだ。
渡り廊下の中央部には四角い建物がある。
今のところ存在を確認していないがどうやら1階と2階廊下からのみアクセス出来るみたいだ。
これで迷う心配はなくなった。
・・・でも、どうしようかな?
1. とりあえず他にも情報収集(4Fで調査継続)
2. 場所もわかったし一旦出直そうかな?(自由記述のポイントへ戻る。概出のポイントだけだけどね)
134 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/10(土) 00:09:09.66 ID:9ikC6k1d0
寝ちゃった?
135 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/10(土) 00:10:52.97 ID:9ikC6k1d0
1
136 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/10(土) 00:15:46.18 ID:ecq8sVzI0
・・・うーん。どうしようかな
1. さらに他の部屋も調べる
2. やっぱりトイレも見たほうがいいかな?
3. そういえばここって屋上に上がれないのかな?
137 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/10(土) 00:16:35.30 ID:9ikC6k1d0
3
138 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/10(土) 00:21:40.34 ID:ecq8sVzI0
・・・そういえば、屋上には上がれないかな?
階段は4階で途切れているので屋上へ上がるのはハシゴだと考えられるけど・・・。
ふと廊下の突き当たりにある非常階段が目に付く。
ドアの窓から覗くと、非常階段からは屋上に上がれるようだ。
・・・でも、非常階段のドアって外側からは鍵がないと開かなかったような・・・。
1. ええい、ままよ!
2. 今、外に出たらどうやって戻れるんだろ?
139 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/10(土) 00:22:10.77 ID:9ikC6k1d0
1
140 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/10(土) 00:26:32.55 ID:ecq8sVzI0
「ええい!ままよ!」
ガチャッ!
「あれ?」
ドアノブが全く回らない。
「でい!」
ドアノブを力任せに回すがうんともすんとも回らない。
ガチャッ!ガチャッ!ガチャッ!ガン!ガン!ガツン!ガキン!
・・・開かない。どうやらドアノブが壊れているらしい。
・・・これ・・・もし火事になったら人死んじゃうよね・・・。
なんとなくやり切れない思いになった。
―屋上はここからは行けないみたい・・・。
1. さらに他の部屋も調べる
2. やっぱりトイレも見たほうがいいかな?
3. カビ臭いしもう嫌だ!4階なんて知らない!
1
142 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/10(土) 00:34:11.22 ID:ecq8sVzI0
・・・気合を入れて望んだだけにかなり調子が外れちゃった。
「そいやっ!」
4階は早々と使われなくなったらしく殆どの部屋がしっかりした南京錠でドアが開かない。
あとはトイレだけ・・・。という訳でトイレに入ってみる。
が、4階のトイレは便器が撤去されて何もなくなっている。
外されたつい立てが端に虚しく置いてある。
・・・一応見てみる?
1.見てみる
2.見ない
1
というか安価いらなくね?
144 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/10(土) 00:42:21.21 ID:ecq8sVzI0
※まぁ予想以上にみんな用意したポイントでことごとく回避してるのは確かで・・・
それでどんどん細分化していくんだけど選択肢バレバレなのかなぁ?
――
・・・もうトイレはいいや!
と一瞬思ったもののやっぱり調べないと気が済まない・・・。
つい立て以外にもドアが混じっている。どこかのドアもここに外されて持ち込まれたみたいだ。
ぐるりと見回すと洗面台の下で鏡の破片を見つけた。
水で洗ってポケットに入れておくことにしよう。
4階はこれぐらいでいいかな・・・。
取りあえず3階に降りよう。
145 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/10(土) 00:47:27.46 ID:ecq8sVzI0
階段を降りながら考える。
そういえば私は全く状況整理をしていない。
時系列順に整理すると。
1.まず、私がトイレに行く
2.トイレから出たら防火扉で締め出されている
3.防火扉を迂回して3階に戻る
4. 戻ったら誰もいない
5. 捜索開始
6.西棟3階の調査完了
7.西棟4階の調査完了
8.鏡の破片入手 ←今ここ
うーん。
146 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/10(土) 00:49:59.10 ID:ecq8sVzI0
そもそも私が今孤立している原因は最初の防火扉な訳だ。
防火扉がどうして閉まるかといえば多分作動したから。
なんで作動したのか・・・?
うーん。今の状況じゃわからない・・・。
とりあえず研究室に戻ろうかな?
もしかしたら誰か戻ってきてるかも・・・。
1.戻る
2.戻らない
147 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/10(土) 00:51:19.59 ID:s3w9yUzaP
戻るのです
148 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/10(土) 00:54:38.26 ID:ecq8sVzI0
―研究室
研究室には相変わらず誰もいない。
そういえば研究室の中自体は特に調べたわけじゃない・・・。
だけど特に調べるべき場所も思い当たらないけど。
辺りを見回すとソファーの上に私と和先輩のスクールバック、先生のバックがある。
1.バックを調べる
2.部屋を調べる
149 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/10(土) 00:55:16.62 ID:s3w9yUzaP
さわ子先生のバッグを調べる
150 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/10(土) 00:57:19.92 ID:9ikC6k1d0
1
151 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/10(土) 01:00:00.49 ID:ecq8sVzI0
・・・バッグ
そういえば部屋から居なくなるのに置きっぱなしなんだ・・・。
ゴメンなさいさわ子先生。
まず先生のハンドバッグを調べてみる。
特にめぼしいものは入っていない。
財布もそのままのようだ・・・。
悪いとは思うけど中を調べてみる。
・・・免許証だ。
昭和r・・・。見なかったことにしよう。
バッグを元に戻した。
152 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/10(土) 01:00:36.41 ID:ecq8sVzI0
同じように和先輩のバッグも調べてみる。和先輩に至っては携帯電話もそのまま入っている。
ただ<圏外>となっているので役には立たそうだ・・・。
どうも貴重品類も置いて行くような事態が起きたと考えても問題なさそうだけど・・・・。
さて、これからどうしようかな?
1.再度出発
2.部屋を更に調べる
153 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/10(土) 01:00:57.12 ID:9ikC6k1d0
2
154 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/10(土) 01:05:00.03 ID:ecq8sVzI0
部屋を更に調べてみる。
助教授の机を開けてみる。書類や文房具が入っている・・・。
机の下にはランタンがある。が、使い方がわからない・・・。
本棚・・・。特別変わった本はない。というより私じゃどれがどういう分野の本なのかわからない・・・。
もっとそういうのに詳しい人がいればいいんだけど・・・。
テーブルの上のコーヒー。すっかり冷めて美味しくなさそうだ。
コーヒーの上には白い綿のようなものが浮いている。
・・・埃?どちらかといえばスポンジみたいな・・・。
155 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/10(土) 01:12:33.23 ID:ecq8sVzI0
思わず上を見上げると天井の一部が壊れている。
・・・あれ?さっき壊れてたっけ?
天井には人が平気で出入りできそうな穴が開いていた。
・・・ただ、今の状態じゃ上に入るのは無理そうだなぁ。
もし登るのならハシゴとか脚立をどこかで探そう・・・・。
研究室はこれくらいみたいだ。
― 単一電池を発見したので常備灯の明かりは完全に回復した。
― 見取り図(2004年)を手に入れた。
とりあえず状況整理したら出発だ。
さて、どこへ行こうかな?
1.西棟2F
2.西棟1F
3.東棟3F
156 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/10(土) 01:12:52.71 ID:9ikC6k1d0
3
157 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/10(土) 01:18:19.41 ID:ecq8sVzI0
・・・東棟3F
東棟3Fのフロアは研究室で構成されている。今ここが2303研究室。
ということで調べていないのは2301から2307の研究室と給湯室、トイレだ。
ただ、トイレはさっきの助教授の話からすると機能していない可能性が高い。
研究室を順々に回っていこう・・・。
158 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/10(土) 01:23:07.57 ID:ecq8sVzI0
・・・各研究室は全部空室になって、特別施錠されていなかった。
部屋の間取りは全部共通でいずれも点検口が付いているようだ。
椅子だけ空しく置いてある部屋からがらんどうになった部屋まで何パターンかあるみたいだ。
設備としては研究室それぞれに流しとIHヒーター台が設置してあるらしい。
・・・3階で特に目新しいことはないみたい。
どうする?
1. 東棟4F
2. 東棟2F
3. 東棟1F
4. 西棟
159 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/10(土) 01:23:39.79 ID:9ikC6k1d0
4
160 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/10(土) 01:24:19.92 ID:ROIYAFOr0
1
161 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/10(土) 01:27:30.49 ID:ecq8sVzI0
・・・西棟2階。
―見取り図によると。ここは実習教室や演習室として使われていた部屋で構成されている。
・・・あれ?
向かい側の棟でぼんやりとだが明かりが見える。
あれは・・・?
1. 見に行こう!
2. まずはこっちを確認しないと・・・。
162 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/10(土) 01:29:01.01 ID:9ikC6k1d0
1
163 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/10(土) 01:32:48.29 ID:ecq8sVzI0
見に行くしかない!
光だ。もしかしたら誰かいるのも!
懐中電灯が照らす足元。暗い廊下を進む私に一筋の光が射した気がした。
ふと空を見上げると、曇っていた空から月が顔をのぞかる
暗い廊下に柔らかい月の光が射し込み、少しだけ明るくなる。
足取りも自然に軽くなり、勢い良く渡り廊下のガラス戸を開けた。
164 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/10(土) 01:36:25.15 ID:ecq8sVzI0
・・・東棟2階
妙な匂いが鼻をくすぐる。
これは・・・鉄臭さとトイレの匂いと、生ごみの匂いだろうか?
臭いのもとと光の正体を探すべく廊下を見回すと前方に懐中電灯が転がっている。
駆け寄ると赤いクリアーレンズの懐中電灯が静かに床を照らしていた。
懐中電灯を拾い上げると辺りを見回した。
165 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/10(土) 01:38:46.38 ID:ecq8sVzI0
懐中電灯で照らした廊下の突き当たり。
よく見ると和先輩が座りこんでいる。
「あれ?和先輩!ここにいたんですか?」
私は近づいていく。
でも和先輩は虚空を見つめたままうんともすんとも言わない。
しかも、動かない。
…何かあった?
166 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/10(土) 01:39:31.54 ID:ecq8sVzI0
梓「和先輩!」
駆け寄った肩を掴んだ瞬間、和先輩は前のめりに倒れた。
ピンク色の何かが視界に入る。
後頭部が無かった。頭の丸みを構成する一部がすっぽりと欠けて抜け落ちている。
ふわっと鼻につく血の匂い。
そしてとてもじゃないが直視できない有様。
167 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/10(土) 01:45:33.80 ID:9ikC6k1d0
支援
168 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/10(土) 01:47:36.98 ID:9ikC6k1d0
もうダメだ
睡魔…
おやすみ
グロすぎるだろ・・・・
寝る
170 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/10(土) 01:55:37.88 ID:oYUNd9FU0
しえn
しえんぬ
172 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/10(土) 02:05:45.59 ID:ecq8sVzI0
完全サルった。クソッタレ
思わず後退ると和先輩はそのまま床に倒れた。
恐る恐る懐中電灯で照らす。
後頭部から頚の後ろにかけて抉られたようになっていて・・・
和先輩の背中には白っぽい何かがが付着していた。
173 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/10(土) 02:06:40.61 ID:ecq8sVzI0
どう考えても、どうポジディブに考えても和先輩はもうこの世の人じゃない。
月の光に和先輩が照らされている。
私は和先輩を抱き起こすとメガネを外す。
見開いた目と半開きの口が不慮の死を思い起こさせる。
優しく顔を撫でた。まぶたくらい閉じてあげてもいい筈だ。
メガネをかけ直させてあげると私はもう一度和先輩を壁に凭れるように座らせ、私のブレザーを掛けた。
174 :
支援いただきましてありがとうございます:2010/07/10(土) 02:11:43.23 ID:ecq8sVzI0
歩き出した私はもう一度和先輩の方を振り返った。
あの聡明な声がもう聞けることはない。幼馴染みの親友は2度と唯先輩と会うこともできなくなった。
唯先輩はもう今日の夕方を最後に和先輩にはもう会えない…。
どうして…あまりにもひど過ぎる…。
そう考えたとき、何故か私の目から涙は出なかった。代わりにどういう訳か2、3度身震いした。
もう私は振り返らない。
175 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/10(土) 02:16:35.44 ID:oay3DAEh0
しえ
176 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/10(土) 02:16:58.33 ID:ecq8sVzI0
…敵は確実にこの建物の何処かに存在している。
だから…だからこそ落ち着くべきだ。私は一度も敵に遭遇していないし
敵がどういう姿をしているかすらわからない。
だからこそどういった敵と対峙してもそれを圧倒することが求められている。
むったん。和先輩。軽音部の先輩たち。私に力をください…。
177 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/10(土) 02:20:44.63 ID:ecq8sVzI0
今私がやるべきことは何?
とりあえず思いついた順にリストアップしていくと…。
無論私が殺られてはいけないのは大前提だ。
さて…どうしてくれようか・・・
1.先生と助教授捜索
2.警察への通報
3.武器調達
4.一旦脱出
178 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/10(土) 02:22:46.25 ID:ecq8sVzI0
1.先生と助教授捜索
― 恐らく和先輩の事態を考えると
先生や助教授にはかなりの危険が迫っているはず
2.警察への通報
― 携帯電話は圏外・・・
どこかに外線電話はなかったかな?
3.武器調達
― 何でもいいかも
拳銃とか欲しいよね
4.一旦脱出
― やっぱり私じゃダメなのかな
・・・生き延びてこの事態を外に知らせる方が?
179 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/10(土) 02:25:12.59 ID:ecq8sVzI0
ダメだごめん眠い撃沈
本当に申し訳ございません
なるべく早く起きます。少々お待ち下さいませ
猿避け。
181 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/10(土) 02:32:42.24 ID:KyrXkCkr0
おやすみ
182 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/10(土) 02:38:09.48 ID:CIHJbvLW0
寝る前に支援おやすみ
183 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/10(土) 02:59:28.43 ID:x7vFXWYa0
寝る前ロマエ
支援砲
184 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/10(土) 03:26:45.56 ID:CIHJbvLW0
暑くて寝れないから支援
保守。
186 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 04:28:09.09 ID:eD/e1zqe0
ほ
187 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 05:25:36.65 ID:0v7UsONC0
ほしゅ
188 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 06:11:24.15 ID:GfPckbAK0
唯「やっぱり海はいいね〜」
紬「あら、梓ちゃん真っ黒っ」
梓「ヒリヒリする・・・」
澪「梓はホントすぐに焼けるな」
律「みおー、シャワー浴びて着替えてくるから100円貸して!」
澪「あっ、あたしも!・・・って100円くらい持ち歩け」
シャー・・・
律「ほら、これでも使えよ!」
澪「ボディーソープとは律にしては準備がいいじゃないか」
律「だろぉー!」
澪「じゃあ遠慮なく」
ゴシゴシ・・・
澪「あれ・・・?」
澪「え・・・開かない!?」
189 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 06:13:58.03 ID:GfPckbAK0
澪「な・・・な、なぁ、律・・・」
律「どうした?覗きでもいたのか?」
澪「違う・・・開かないんだ・・・」
律「ん?キャップきつく締めすぎたか、ほら貸してごらん」
澪「ち、違う・・・キャップはもう開けた・・・」
律「はぁ?じゃあドアがか?」
澪「違うっ!!」
律「じゃあなんだよー!」
澪「・・・あそこが」
澪「あ、あそこがくっついちゃってるんだよっ・・・!!」
律「・・・へ?w」
190 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 06:18:46.46 ID:GfPckbAK0
律「・・・ち、ちょっと待て!そっちいく!!」
澪「や、やめろ来るな!!」
バンッ
律「ダイジョブか、みお!」
澪「大丈夫もなにもっ・・・」
律「あそこって・・・ここ・・・だよな?」
澪「っ・・・」
澪「お、おい、律、なにしてる!!」
律「いやおかしいだろ、なにか引っ付いてるんじゃねえか?」
澪「お、おい、足をあげるな!!」
律「もう隠すような仲じゃないだろ?どれどれ・・・」
くぱぁ
ポケットティッシュ「くぱぁ」
192 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 07:56:41.06 ID:9ikC6k1d0
支援
193 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 08:14:44.89 ID:ecq8sVzI0
・・・寝坊した。
―
・・・どうしようかな?
ここは重要な気がする・・・。
慎重に考えなきゃ。
1.先生と助教授捜索
2.警察への通報
3.武器調達
4.一旦脱出
この時を待っていた!
1
195 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 08:41:31.88 ID:ecq8sVzI0
・・・とにかく先生と助教授を探そう。
もうこの状況じゃ生死をハッキリさせておくべきだと思う。
私は懐中電灯を構えると歩き出す。
…でもどこへ行こうかな?
ただ、大目標は先生と助教授を探すことなのでまぁどこからでもいいかな?
1. 東1F
2. 西棟
3. 見取り図の確認(階指定)
196 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 08:47:33.00 ID:ky5JAxhi0
2
197 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 08:49:47.94 ID:ecq8sVzI0
…もう一度西棟へ行こう。
2階から西棟へ行くにはさっき航空写真で見た元は食堂だった四角い棟を経由することになりそうだ。
渡り廊下に入ると確かに両開きのドアがある。
・・・あれ?
鍵が閉まっている…。
入口のところには消火器が置いてある・・・。
どうしようかな?
1.こわしちゃえ!
2.ううっ、迂回しよう
2
199 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 08:59:28.11 ID:ecq8sVzI0
・・・ううっ、迂回しよう。
・・・これ・・・壊したらあとで怒られるよね・・・。
さっきの探索で壊した南京錠はなんとなくごまかせそうな気がするけど
ガラスを消火器で壊したら全く言い訳が立たない気がする。
仕方ないなぁ。迂回しよっか・・・。
1. 1階から廻る
2. 3階から行こう
人が全くいないようだ
3
201 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 09:41:21.17 ID:ecq8sVzI0
今回は仕様上分岐だらけで選択肢だらけなもので
皆さんのお力で進みます。人がいないと進まない!
―
…3階から回ろう
3階に到着した。
…研究室には寄って行こうかな?
1.寄らなくていいや
2.一応寄ろうかな
1で
203 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 09:44:29.68 ID:ecq8sVzI0
…寄らなくていいや
私はそのまま研究室を素通りし、
渡り廊下を通り抜けると西棟へ向かった。
204 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 09:45:53.86 ID:ecq8sVzI0
…西棟3階
月がまた雲に隠れたらしく急に暗くなってきた。
見上げると黒い雲が月の方に覆いかぶさっていくのが見えた。
なんとなく急に仲間が欠けたような気がして心細くなった。
私は懐中電灯を改めて握り直す。
・・・廊下はまた懐中電灯だけが頼りの暗い迷宮になった。
205 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 09:52:40.87 ID:ecq8sVzI0
そういえば何だろうこの違和感。
思わず立ち止まって東棟の方を見る。
東棟は研究室を除いて真っ暗に沈んでいる。
そういえば…電気って誰が消したの?
引っかかっていた違和感。
そういえば私は研究室に戻る時電気を片っ端から点けるだけ点けてきた。
なのに研究室から再出発したときにはどこも真っ暗だった。
まるで誰かが…点けたのを消して回っている?
206 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 09:55:48.73 ID:ecq8sVzI0
それは助教授か先生の仕業なのだろうか。
話しを聞く限り先生もこの建物に土地勘みたいなものはあるようだった。
でも、電気を消す合理的な解釈ができない。
もし何かあったのならそれこそ電気を点けたほうが安全に決まっている。
そこまで考えた時だった。
ふわりと生ゴミと土と塩辛を混ぜたみたいな匂いが鼻をくすぐった。
ん…?
なんだろうこの匂い…。
塩辛?さっきも似たような匂いを嗅いだ気がするけど…
207 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 09:58:32.37 ID:ecq8sVzI0
ぼたっ。
擬音で表現すればそんな音。
何かが滴り落ちたような音が背後でした。
・・・え?
・・・えええ?
足音はしなかった。誰かが来ているような気配はまるでなかった。
続いて粘液が滴るような怪物を連想させるぬちゃぬちゃという音がする。
208 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 10:00:25.26 ID:ecq8sVzI0
・・・背筋がゾワッとする。
今後ろになんかいる!
絶対なんかいる!
・・・な、何が後ろに?
1.よし!見てやろうじゃねぇか
意を決して振り向く
2.あーあー!きこえない
無視してとにかく進もう!これはヤバいって!
209 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 10:07:30.95 ID:m4exU47e0
2
210 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 10:12:09.13 ID:ecq8sVzI0
・・・見たら死ぬ。絶対死ぬ。
振り返った瞬間ガバッ!とかありそうだし!
さらに変わり果てた和先輩の姿が一瞬脳裏をよぎる。
私は一気に急歩並のスピードで歩き出す。
走って転んだら目も当てられない。
しっかりと懐中電灯で前を照らした。
211 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 10:15:51.82 ID:ecq8sVzI0
どうする?どうする?
どこに逃げよう!?
取りあえず戻ったら確実に死んじゃう!
急歩を通り越しもう駆け足状態で私は廊下を進む。
ど、どこに逃げよう!?
1. 西棟1、2階
2. 西棟4階
212 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 10:17:10.50 ID:m4exU47e0
今他に人いないのか?
1で
213 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 10:17:27.33 ID:xEylR+Dg0
2
214 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 10:21:13.06 ID:wXhQGJBxO
オレも見てる 支援
楽しい平沢家みたいだなあ
216 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 10:25:52.87 ID:ecq8sVzI0
…上に上がったら死んじゃう!
下だ!下に行こう!
…西棟1階 階段
2段飛ばしで階段を駆け下りた。
はぁ…はぁ…。
とりあえず振り切った…。
結局勢い余って1階まで下りちゃった…。
はぁ…はぁ…
こ、これからどうしよう…
1. 東棟へ逃げたほうがいいかな?
2. あの怪物をどうにかすることを考えたほうが?
3. 西棟の何処かに隠れようかな?
217 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 10:30:25.07 ID:wXhQGJBxO
3だ
218 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 10:39:01.48 ID:ecq8sVzI0
とりあえず・・・西棟のどこかに隠れようかな?
もう上には上がれないから…1階の範囲で探そう。
見取り図を調べることにした。
<1F西棟>
電算室、視聴覚室、考古学資料展示室、空き部屋、電気機械室、塵芥室
うーん・・・どうしようかな?選択肢は多いけど・・・。
1. 電算室
2. 視聴覚室
3. 考古学資料展示室
4. 空き部屋
5. 電気機械室
6. 塵芥室
7. やっぱり西棟はやめよう(その他)
219 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 10:41:28.06 ID:xEylR+Dg0
3で
220 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 10:46:59.36 ID:ecq8sVzI0
・・・考古学資料展示室なんてどうだろ。
しかし、展示室のドアは開き戸だ・・・。
鉄製のドアには鍵がかかってどうにも開きそうにない・・・。
ただ、ここに立て篭れればドアを破られる心配はなさそう・・・。
鍵があればドアを開けれられるんだけど・・・。
どうしようかな?
(・・・出入口がドア式の部屋って大体特別な部屋だったよね)
1. 電算室
2. 視聴覚室
3. 空き部屋
4. 電気機械室
5. 塵芥室
6. やっぱり西棟はやめよう(その他選択肢・東棟他)
221 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 10:55:26.26 ID:CIHJbvLW0
1
222 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 10:59:58.04 ID:ecq8sVzI0
・・・電算室
ドアが歪んでいるらしく半開きだ。
「よいしょ」
ドアを押し開けて中に入る。
ここも埃臭い・・・。中学校の頃のパソコン室みたいな匂いがする。
カーペット敷の室内には古いパソコンやサーバー、ケーブル類が無造作に置かれている。
・・・ここに立て篭ろうかな?
1. とりあえずここに立てこもる
2. 使えそうなものを探す
223 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 11:04:42.72 ID:oKsViX5y0
1
224 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 11:05:17.85 ID:xEylR+Dg0
2
225 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 11:09:49.46 ID:ecq8sVzI0
・・・とりあえずここに立てこもろう
引っかかる鉄製のドアをなんとか閉めて鍵をかける。
その辺に転がるOAチェアに座ると思わずため息をついた。
随分ここまで長かった気がする・・・。
数時間前の私はこんな事態を想像していただろうか・・・。
なんで私がこんな目に・・・。
和先輩・・・。涙が滲んでくる。
226 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 11:13:55.51 ID:RIY4fhn20
少しずつ恐ろしいことになりそうな文体だよねこれって
227 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 11:14:23.39 ID:ecq8sVzI0
「あずにゃん、泣いちゃだめだよ〜」
唯先輩の声が聞こえた気がした。
そうだ。まだ私は泣いちゃいけない。
気をしっかり持とう。私は必ず生きて帰るんだ。
よしっ。私は涙を袖で拭う。
・・・今後の行動を考えよう。
228 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 11:18:34.19 ID:ecq8sVzI0
「あずにゃん、泣いちゃだめだよ〜」
唯先輩の声が聞こえた気がした。
そうだ。まだ私は泣いちゃいけない。
気をしっかり持とう。私は必ず生きて帰るんだ。
今後の行動を考えよう。
1.このまま篭城し続けようかな…。朝になれば誰か来るかも?
2.やっぱりここにいても仕方ないよ!安全を確認したら外に出よう!
3.とりあえずやさがしだ!
229 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 11:19:03.74 ID:oKsViX5y0
3
230 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 11:24:27.86 ID:ecq8sVzI0
とにもかくにも。あんなのがいるってことは武器も必要だ。
やさがしすることにしよう。
以外に使えそうなものは少なかった。
1. 6口OAタップ(5メートルくらいのが3つ)
2. LANケーブル(20メートル他多数)
3. CRTモニター
4. よくわからない配線の束、
5. 「おい、これを探せよ!」(神の声・自由記述)
5 無停電装置と電気コード(アメーバを感電死させるのに使う)
232 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 11:35:02.34 ID:ecq8sVzI0
「無停電装置と電気コードを探せ!」
「きゃああああ!?」
え?何?何?何?
何?誰?今の!?
・・・・・・む、無停電装置と電気コード?
電気コードはこのOAタップがあるけど・・・
無停電装置、多分それらしきモノはなさそう・・・
233 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 11:37:43.97 ID:ecq8sVzI0
・・・電気コードはOAタップのコードで代用できそう
でも無停電装置は見当たらなさそうだ・・・。
・・・どうしようかな?
1. 立てこもりを継続する
2. ここじゃ限界もあるし、外に出よう
234 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 11:45:15.47 ID:oKsViX5y0
2
235 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 11:49:33.93 ID:ecq8sVzI0
・・・ここじゃ限界もあるし、外に出よう
ドアに耳を押し当てて様子を伺うが、外に何かがいる気配はない。
私は鍵を開けると歪んだドアを力一杯に引っ張って開ける。
懐中電灯をスタンバイし、肩にOAタップを巻いて引っ掛けると
私はゆっくりと廊下に出る。
懐中電灯で照らし、目を凝らして左右を確認するが、あのネバネバがいる様子はない。
236 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 11:51:55.17 ID:ecq8sVzI0
ふぅ・・・。どうやら廊下は大丈夫みたいだ。
・・・そういえばあの敵はどんな姿形をしているだろう。
ボタッ。
肩に冷たい何かが垂れた。
え?え?
私は思わず上を見上げた。
237 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 11:55:15.90 ID:ecq8sVzI0
私の目には天井いっぱいに張り付く何か黒い大きなシミのような物が見えた。
懐中電灯の光はそれがヌメヌメとしたものだと教えてくれる。
あっ・・・。コレがさっきの・・・。
そう思ったときには私の顔にソレが降りかかった。
死亡ED
「ネバネバ」<中野 梓 ―― 死亡>
238 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 11:57:45.62 ID:ecq8sVzI0
えーと。コンティニューする?
コンティニュー!
240 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 12:05:48.17 ID:ecq8sVzI0
生存へのヒント!
憂 「あの怪物はどうやって移動しているんでしょう?」
澪 「そういえば携帯は圏外だけど・・・普通の電話は繋がってるんじゃないの?」
という訳で死亡ルート手前からリスタート!
241 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 12:06:47.70 ID:ecq8sVzI0
Continue!!
結局勢い余って1階まで下りちゃった…。
はぁ…はぁ…
こ、これからどうしよう…
1. 東棟へ逃げたほうがいいかな?
2. あの怪物をどうにかすることを考えたほうが?
3. 西棟の何処かに隠れようかな?
2
243 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 12:10:02.45 ID:47AjfMiRO
通気口?だったかそんなんが怪しいよな
244 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 12:17:01.97 ID:ecq8sVzI0
・・・あの怪物をどうにかすることを考えたほうが?
よくよく考えると私を追い込んでいるのはあれの存在だ・・・。
おまけに和先輩は十中八九毒牙にかかったに違いない。
やっぱりあれをどうにかしよう!
とはいえ特に作戦も思いつかないや・・・
1. 使えそうなものを探す(西棟)
2. 使えそうなものを探す(東棟)
3. なんか他にやれることは・・・
245 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 12:24:11.66 ID:m4exU47e0
3
246 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 12:30:02.49 ID:ecq8sVzI0
なんか他にやれることは・・・
とりあえず東棟と西棟の見取り図を見てみようかな・・・
…1階の見取り図を再確認する。
<東棟>
玄関、管理室、会議室、空き部屋、機械室の4部屋
<西棟>
電算室、視聴覚室、考古学資料展示室、空き部屋、電気機械室、塵芥室の5部屋
東西どちらもトイレは共通みたいだ・・・。
公衆電話は東棟の管理室前、喫煙所は西棟の塵芥室の隣にあるみたいだ
中央にある食堂へのアクセスはドアを開けたらストレートにアクセスできそう。
あとはなんかあるかな・・・?
247 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 12:32:42.57 ID:oKsViX5y0
通気候を見てみる
248 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 12:40:40.81 ID:ecq8sVzI0
あーごめん選択肢投稿されてなかった
―
・・・通気口。
ずっと気になってはいる。
だけどハシゴか何かがなきゃ
私じゃ中を覗けない・・・。
249 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 12:42:37.34 ID:ecq8sVzI0
うーん。どうしようかな?
1. やっぱり怪物をどうにかするしかない
2. まずは脱出を優先したほうがいいのかな?
250 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 12:45:58.84 ID:mxoUefbZ0
―SSスレにありがちなこと―
・書き手の体調が悪くなる
・馴れ合い厨が沸く
・SS終了してもいつまでもクソみたいな馴れ合い
・なぜかかなり腰低めの書き手だが他のスレじゃキチガイ
・エロを入れたがる奴がいる
・聞いてもないのに「◯◯で再生された」「○○ちゃんでイメージ」とかいうレス
・「嫌なら見るな」とかいう感情論丸出しのレス
・「SS書くの初めてorまだ◯回目だから〜」などと言って進行が遅い事の言い訳をする
・「これは稀に見る良SS」
・「あとは任せた」「こんな感じのを誰か頼む」 と他人任せ立て逃げ
・途中まで面白かったのに安価なんか始めて激しく萎える
・一方的に妨害活動は成功したと宣言する
・書き手が失踪して保守レスを最後にスレが落ちる、もしくは他の奴が代わりに書き始める
251 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 12:51:28.32 ID:oKsViX5y0
2
252 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 12:57:24.36 ID:ecq8sVzI0
・・・まずは脱出を優先したほうがいいのかな?
・・・そもそも勝てる気がしない。私は怪物の姿も見ていないし。
それに先生と助教授を私ひとりで助け出すのは到底無理だ・・・。
1. ここから脱出するしかない!
2. 助けを呼ぼう!
3. いや、私は諦めない!
253 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 12:59:34.32 ID:A4KUohSFO
2
254 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 13:04:01.44 ID:ecq8sVzI0
・・・無力だ。
・・・やっぱり私は無力な女子高生に過ぎなかった。
・・・助けを呼ぼう・・・。もう私にはどうにもできない。
和先輩の敵を討つ事もできない。一瞬でもできると思ってしまったのが恥ずかしい。
・・・。
1. 公衆電話へ向かう
2. 研究室の電話へ向かう
3. 携帯電話を使う
255 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 13:12:21.70 ID:m4exU47e0
2
1
257 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 13:19:18.68 ID:ecq8sVzI0
・・・研究室に行こう。
確か電話があったはずだ。
3階まで慎重に進んで研究室へ戻る。
明るい研究室に入ったとき、三人が待っているのを一瞬期待した。
しかしそれは幻想に過ぎず、研究室には誰もいなかった。
258 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 13:24:03.90 ID:LVmn25AQP
C
259 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 13:24:23.80 ID:ecq8sVzI0
私は机の上にあるビジネスフォンの受話器を取った。
受話器を外すとツーという信号音がする。
良かった・・・。電話はつながるみたいだ・・・。
あ・・・どこに電話しよう・・・。
1. 短縮ダイヤルをとりあえず押して見る
2. 唯先輩
3. 困った時こそ警察で
260 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 13:25:36.55 ID:wXhQGJBxO
1
261 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 13:28:45.78 ID:ecq8sVzI0
・・・短縮ダイヤルを押してみよう。
呼出音は鳴るけど繋がらない。
このビジネスフォン、短縮ダイヤルのボタンに挟みこむ紙が抜かれていて何が何だか・・・
時間の無駄っぽいな・・・。
1. このクソ電話が!
2. 唯先輩
3 警察.
262 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 13:30:17.35 ID:9ikC6k1d0
3
263 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 13:30:31.66 ID:wXhQGJBxO
2
264 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 13:31:23.55 ID:ecq8sVzI0
・・・うん。素直に警察に電話しよう。
受話器を取ると110とプッシュする。
『はい、110番です。どうしましたか?』
コール音が鳴る前に警察官の声が響いた。
265 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 13:34:29.75 ID:ecq8sVzI0
「あ、すみません。建物に閉じ込められています」
『閉じ込められたんですか。あなたの今いる場所を教えてください』
「えーと、○○大学埋蔵文化財研究センターの3階です」
久しぶりの人との会話。そして妙に冷静な自分。
苦笑いしてしまった。
『ちょっと待って下さいね。…場所はわかりました。
○○市東紅葉字弥生、○○大学埋蔵文化財研究センター、ここの中にある電話ですね』
警察官は手際よく対応してくる
266 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 13:35:39.04 ID:ecq8sVzI0
「はい」
『あなたのお名前を教えてください』
「中野、中野梓です」
『ナカノアズサさんですね。私は通信指令室の田丸です。そこには貴方以外に誰かいますか?』
「担任の先生と先輩。ここの職員の人がいます」
『では、あなたを合わせて4人ですか?・・・今、パトカーを向かわせました』
267 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 13:37:19.66 ID:ecq8sVzI0
―無線機『○○管内、東紅葉字弥生、閉じ込められた旨入電中。○○7、どうぞ―』
梓からの通報を受理した警察官はパトカーに指示し、最寄だったパトカーがサイレンを鳴らして一路山の上へ向かった。
―
パトカー…。その単語を聞いた瞬間、急に力が抜ける。
助けが来る…。
しかし改めて受話器を握り直す。今気を抜いちゃいけない。
まだ、まだ油断できない。警察が来るまでは。
268 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 13:41:09.71 ID:ecq8sVzI0
『パトカーは20分ほどで到着できると思います。可能な限り詳しい状況を改めて教えてください』
「ええと、私がトイレに言っている間に―」
ブツッ。
不気味な音と共に通話は切れた。
「も、もしもし?もしもし!?」
もう受話器から何の音も聞こえて来ることはなかった。
急に外の風の音と揺れる葉擦れの音が響き渡る。
切れた・・・。
私は受話器を持って呆然と立ち尽くする。
唯一の外とのライフラインは切断された。
支援。
270 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 13:43:11.40 ID:wXhQGJBxO
支援するぞ!
271 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 13:43:45.42 ID:ecq8sVzI0
状況が理解出来ない。
とりあえず電話は完全に不通になったようだ。
今窮地に陥っているのは私だ。
え、えーと。
ど、どうしよう?
1.そのままここにいよう
2.ここから離れよう
272 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 13:44:14.42 ID:lff6D9/D0
唯に電話したらHTTみんな来て面白そうだったぬん
2
274 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 13:46:26.29 ID:wXhQGJBxO
2
275 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 13:47:07.99 ID:A4KUohSFO
2
276 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 13:50:46.87 ID:ecq8sVzI0
・・・逃げよう。
ここはもう安全じゃない。
安全な場所なんてないんだ・・・。
私は懐中電灯を引っつかむと研究室を飛び出した。
どうする?どこへ逃げよう!?
1. 西棟
2. 東棟
277 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 13:59:27.90 ID:9ikC6k1d0
1
278 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 14:04:13.24 ID:A4KUohSFO
支援
279 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 14:08:20.14 ID:ecq8sVzI0
とりあえず西棟へ!
おまけに廊下に飛び出した途端、あのどこかで嗅いだ臭いが鼻についた。
今はもう例え遭遇しても突っ切るしかない。
渡り廊下を一気に駆け抜け西棟に入る。
西棟だ!どうしよう!?
1. 非常階段へ
2. 階段へ進む(階移動)
3. どこかに立てこもる
4. 迎え撃つ
280 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 14:09:13.12 ID:9ikC6k1d0
4
支援。
282 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 14:11:17.57 ID:ecq8sVzI0
―― 警察・通信指令室
「切れた!?」
通信受理台の警察官は慌てて回線の再接続を試みるが、電話線が物理的に切断された今、もう電話がつながることはなかった。
――
無線機 『―先の閉じ込め救助要請、続報入電中。これにあっては状況、通話途絶。事件性が思案される。
よって近隣、機捜各局、警ら各局は応援出向願いたい。なお、従事局は受傷事故の危険性を視野に入れ、各種防御資機材の活用を最大限に―』
・・・この通信途絶により重大性は外部に十分認識され、無線を受けた圏内のパトカーが一斉に梓の救出へ向かった。
283 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 14:15:32.48 ID:ecq8sVzI0
― 南棟3F
―迎え撃つ
背後からは確実に気配がする。
アイツは今。私という獲物に向かっている。
許さない。私はお前を許さない。
―迎え撃つ。私はここでお前を始末してやる!
私は足を止めた。
284 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 14:18:02.60 ID:ecq8sVzI0
振り向くと2本の懐中電灯を構える。
来た!
二つの光の輪の中に床を這って来る異様な物体が照らし出される。
・・・スライム?
いや・・・アメーバみたいな・・・。もっと・・・。
本当に私がコイツを殺れるの!?
1. 殺れる!
2.
ダメだ・・・逃げるが勝ちだ・・・
285 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 14:20:11.55 ID:LMDa7VP90
2
なんで屋外にでるって選択肢が一回もでないの?
さわちゃんの車で逃げればいいのに
ATなら運転できるだろうし
287 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 14:23:17.56 ID:ecq8sVzI0
ダメだ・・・逃げるが勝ち・・・!
そもそもこんなのにどうやって攻撃すればいいのかわからない!
私は再び走りだす。
どうしよう!?
1. 非常階段へ
2. 階段へ進む(階移動)
3. どこかに立てこもる
288 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 14:23:56.36 ID:A4KUohSFO
2
289 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 14:28:17.39 ID:ecq8sVzI0
>>286 ちなみに梓もチェックしていますがバッグにさわちゃんの車のキーは入っていません。
キーが登場するのはまた別の・・・
―
階段だ!
何階!?
何階に行けばいいの!?
追いついた。最初の梓が行った部屋から警備会社に連絡しちゃえよ!と追ったけど言わないことにしておく
291 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 14:29:01.33 ID:lff6D9/D0
1階だにゃん
292 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 14:31:07.30 ID:lff6D9/D0
>>286 世の中にはATごときでも苦戦してる人が山程いるんだぜ?
293 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 14:32:28.09 ID:ecq8sVzI0
回答選択肢入れ忘れた
1F、2F、4F
―
1階へ行こう!
私は階段をほとんど4段飛ばしで飛び降りた。
・・・一階だ。
はぁ・・・はぁ・・・息が・・・
1.東棟へ
2.西棟、非常口へ
3.とにかく隠れる
294 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 14:34:04.79 ID:A4KUohSFO
2で
295 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 14:38:16.48 ID:ecq8sVzI0
足がもつれる。
それでも私は走った。
緑色の非常灯が弱々しく光っている。
あそこに・・・。あそこへ辿りつければ私は・・・
― 生と死とは紙一重。誰かの声が響く。
私は非常口のドアカバーに懐中電灯を振り下ろした。
バリン。という小気味いい音と同時に破片に構わず私はドアノブを回す。
296 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 14:41:40.10 ID:ecq8sVzI0
ドアが開いた瞬間、猛烈な風が流れ込んだ。
私はドアを押しのけ外に転がるように飛び出す。
その私の目の前には夜景が広がった。
背後ではドアがバタンと閉まる音が響き渡る。
夜景は私を祝福するかのように美しく、輝いていた…。
私はただ、それを見つめた。
ED「たった一人の生存者」
わちゃんと助教授とさわちゃんは犠牲になったのだ・・・
298 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 14:44:45.56 ID:lff6D9/D0
あずにゃんさえ無事ならどうでもいいのにゃん!!
299 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 14:45:54.73 ID:wXhQGJBxO
他のENDも見たい!!
300 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 14:46:11.21 ID:A4KUohSFO
選択肢にエロがないとうまくいくな
トゥルーED目指す展開は?
301 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 14:46:26.33 ID:ObnQAmbTO
なんだか最初に戻ってプレイしたくなるようなムズムズ感に襲われるな。
ゲームブック一時期流行ったよな
懐かしい…
303 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 14:50:22.41 ID:ecq8sVzI0
という訳で生存EDでした・・・
憂「ちなみに警備会社へのアラーム発報は和先輩やさわ子先生を発見して以降なら堂々とできると思います。
そんな事態が起きてたら誤報で済むわけがありませんよね?」
純「窓から脱出できねぇ、の件なんですが、梓は身長がそんなに高くありません。
でも古いこの建物は窓の位置が全体的に高い作りです。
ということはどうしても梓自身も選択肢に入れなくなってしまいます」
おお・・神よコンティニューなさるのか?
304 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 14:51:20.00 ID:XLa3op0I0
コンテュニュ
305 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 14:51:39.23 ID:A4KUohSFO
強くてニューゲーム
306 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 14:54:32.59 ID:wXhQGJBxO
コンティニュー
キャラ選択から?
307 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 14:55:41.11 ID:ecq8sVzI0
よしがんばるぞー
1.ニューゲーム
2.コンティニュー
3.チャプターから
308 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 14:56:00.82 ID:p2FARrSF0
1
先ずはそのままでコンテニュー
310 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 14:58:43.53 ID:ecq8sVzI0
コンティニューは梓/和編でいいかな?
冒頭から?
311 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 15:02:05.86 ID:ecq8sVzI0
序盤はすっ飛ばそう。
―
梓「あの…トイレお借りしたいんですが…」
助教授「あっトイレ?えーと女子トイレはここ出てすぐの角曲がって、
そのまま真っすぐ行った突き当たりを左に曲がったとこのがドアもあるし問題なく使えるよ」
助教授「いやー、もうここボロいからさー。トイレもまともに使えないんだよねー。
あっ、もしドア開かなくなったら壊していいよ。たまになるんだよね。まぁ壊れてるドアのとこもトイレとしては機能するけど。」
1.ひとりで行く
2.唯についてきてもらう
3.やっぱり行かない
312 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 15:03:13.25 ID:A4KUohSFO
3
313 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 15:04:50.35 ID:wXhQGJBxO
あれ、同行者は唯?
314 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 15:08:40.57 ID:ecq8sVzI0
あっやべぇ貼るの間違えた!ゴメン
同行者は和のまま!
―
『トイレもまともに使えない?』
…えっ?トイレどうなってるの?
助教授の顔を思わず見てしまった。おまけにさっきの廊下の薄暗さだ。
トイレはどんな惨状かわからない。
こ、ここは恥を忍んで・・・。私は再び椅子に座りなおす。
「あっ・・・ゴメンね」
そんな私の様子を見て助教授は気の毒そうな顔をするとそのままコーヒーを啜った。
我慢して最終的おもらしするフラグきたー!
316 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 15:19:16.95 ID:wXhQGJBxO
支援
317 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 15:25:35.69 ID:ecq8sVzI0
あれから数時間。
私のトイレに行きたい意思は波を超えたらしく小康状態だ。
和先輩は興味深そうに助教授へ研究について尋ねている。
助教授も好きで研究しているらしく饒舌に和先輩へ話す。
先生はなんとなく不満そうな顔をして会話に混じっている。
318 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 15:26:30.62 ID:ecq8sVzI0
助教授は唐突に私の方をを見たあと助教授はおもむろに立ち上がり、
そのままスチール棚に載っていた箱から何かを取り出した。
「あ、これね、黒曜石なんだ」
そういって見せた手の平には親指大の尖った黒曜石があった。
「せっかくだしこれ、あげるよ」
そう言って私と和先輩に黒曜石を渡した。
「あ、ありがとうございます・・・」
さっき言っていた先生の「お得」ってこれなんだろうか…?
319 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 15:27:07.56 ID:ecq8sVzI0
私に黒曜石を掴ませると助教授はそのまま時計を見た。
私もつられて時計をみると、針は既に午後九時を指していた。
「あっ、もうこんな時間かぁ。ごめんごめん時間取らせちゃって」
「全然いいの」という先生をよそに助教授は部屋を出て行った。
数秒の後噂のトレーニング器具を運んでくる。
「そうそう。言ってたのこれだよ。スーパーバランスルームステッパーX」
「あっ!これよこれ!本当に貰っちゃっていいの?」
支援。
321 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 15:29:41.20 ID:ecq8sVzI0
が、どう見ても粗大ゴミだ。折りたたみ自転車からタイヤをとっぱらって
それに足踏みミシンか何かのペダルを取り付けたような奇怪な物体が登場した。
和先輩はそれを見つめて呆然としている。
私も呆然としたい。こんな訳のわからない物体の為にこんな所に来てトイレまで我慢しているのだろうか・・・。
黒曜石・・・何かに使えそうなアイテムゲットきた
323 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 15:31:45.97 ID:ecq8sVzI0
さわわっ
背骨に沿って羽根で撫でられたような感覚。
尿意が再び襲ってきた。・・・だけど、さっきの話を聞いていたらそんなトイレには行きたくない。
ど、どうしよう?
1. トイレに行く
2. まだ我慢!
3. 和先輩についてきてもらう
4. さわちゃん責任取って付き合えよ怖いんだよ
324 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 15:33:10.21 ID:A4KUohSFO
3で
325 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 15:33:44.65 ID:wXhQGJBxO
4
326 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 15:35:55.72 ID:ecq8sVzI0
「あの・・・和先輩・・・トイレ付いてきてもらえませんか?」
恐ろしい目でステッパーと戯れる先生を睨んでいる和先輩に耳打ちした。
「いいわよ」
そう言うと和先輩は先頭に立ってとっとと歩き出した。
まぁ確かに睨みたくなる気持ちもわかる。片道1時間掛かる山奥で
ワケの分からない人にワケの分からない講義を受け、おまけにガラクタまで運ばされるのだから。
どう考えてもこの時間を受験勉強に充てたいところだと思う。つーか。私だってキレる気がする
327 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 15:37:52.84 ID:ecq8sVzI0
和先輩はどんどん薄暗い廊下を進んでいく。
が、和先輩が急に立ち止まった。
「どうしたんですか?」
「あ、あれ?梓ちゃん。ここどっちへ行くんだっけ?」
・・・この人。方向音痴だったの忘れていました。
328 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 15:40:02.82 ID:ecq8sVzI0
「え、えーと右だったっけ?」
明らかに今の和先輩は動揺し、しきりにメガネを触っている。
「和先輩、トイレは―」
1. 右ですよ!
2. 左ですよ!
2
330 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 15:42:20.46 ID:wXhQGJBxO
2
331 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 15:45:21.49 ID:ecq8sVzI0
「左ですよ!」
「あっ、そうよね!そうだったわよね!」
まるでたった数秒前までこの単純なルートに立ち尽くしていた人とは思えない程
堂々と歩き出す和先輩。
トイレは思ったほど汚くはなかったが、個室のドアは一箇所開かない。
中に誰かいる様子はないので単純に壊れているようだ。
仕方ないので交代でトイレに入ることにした。
「先に梓ちゃんいいわよ」和先輩が言った。
じゃあ・・・。
1.「あ、ありがとうございます」
2.「先輩、お先にどうぞ」
332 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 15:46:40.77 ID:wXhQGJBxO
1!
1
334 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 15:58:40.92 ID:A4KUohSFO
放尿シーンに力いれてるのかww
335 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 15:59:28.01 ID:ecq8sVzI0
というか、サルってた。
―
トイレを済ませ手を洗おうとすると違和感に気づいた。
…ここの洗面台、鏡がない。
痕は残っているので鏡が最初からなかったわけではないだろう。
もう取り壊しも間近だというし、単純に壊れているだけなんだろうか…。
蛇口をひねる。水は普通に出る。ところが手洗い石鹸が出てこない。
半透明のタンクには満タンで石鹸が入っているので空というわけではなさそう。
あー、もう出ない!
1.ノズルの先をつついてみる
2.となりのを使えばいいじゃん!
336 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 16:02:49.95 ID:A4KUohSFO
1
337 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 16:04:21.07 ID:ecq8sVzI0
―ノズルの先をつついてみる。
指でノズルの先をつつくとあっさりと固まっていた石鹸は取れて洗面台の中に落下する。
今度はボタンを押すとしっかりと石鹸が出た。
私は手を洗うとトイレを出た。
338 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 16:06:55.97 ID:ecq8sVzI0
「暗っ!?」
トイレから廊下に出ると電気が消えている。
辺りを見回すと申し訳程度に非常灯の電気が廊下を照らし出している。
これはあんまりだ…そう思っていると和先輩がトイレから出てくる。
「わっ!」
和先輩がトイレの電気を消したおかげで廊下は真っ暗に沈む。
ただ、向こう側で研究室の光が煌々と輝いているおかげで場所を見失うことはなさそうだ。
339 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 16:11:01.55 ID:ecq8sVzI0
渡り廊下を通り研究室のある棟に戻ってきた。
「あれ?静かね」
和先輩が言った。確かにさっきまでは先生がスーパー何とかでステップを踏む
ギョインギョインという作動音が響きわたっていた。
「おかしいわね?もう二人で車に置きに行ったのかしら。あの粗大ゴミを」
最後の方になんとなく憎悪が感じられたのは知らなかったことにしよう・・・。
和先輩は研究室の中にとっとと入ってしまう。
私は…
1.研究室の中に入る
2.入らない
1
341 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 16:15:18.04 ID:ecq8sVzI0
研究室の中は誰もいない。
おまけにさっきのスーパー何とかはスイッチが入ったままそのまま置かれている。
テーブルの上にはパーティ開けされたお菓子の袋がある。
私達がトイレに行っている間に開けられたらしい。
「どこ行ったのかしら?」和先輩が辺りを見回している。
・・・さわちゃん達を
1. 探しに行く
2. とりあえずここにいよう
2
343 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 16:17:40.41 ID:A4KUohSFO
2
344 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 16:18:51.46 ID:ecq8sVzI0
ふと足元を見ると天井の一部が落ちて壊れたのか、正方形の板と破片が落ちている。
え?天井?
カタン。
背後で音がした。
1.見る
2.見ない
1
ごくり・・・
347 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 16:22:27.45 ID:ecq8sVzI0
振り返るとさわちゃんがいた。
「あっ・・・せん・・・」
いや、おかしい。
声をかけようとしたとき、事態に気づいた。
「あ、先生。ちょ・・・」
和先輩の声が背後から聞こえる
さわちゃんは浮いている。
多分今私の身長くらいは浮いている。
ああ、そうか天井からぶら下がる形なんだ、と妙に納得した。
さわちゃんの靴は片方脱げかけていて、ぶら下がっている。
さわちゃんの表情が気になり視線は上にシフトするが、ところがさわちゃんはそれよりも素早く上に上がっていく。
348 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 16:22:38.00 ID:XLa3op0I0
バッドエンドじゃねえか
349 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 16:23:22.47 ID:ecq8sVzI0
それに合わせて私の視線も一緒に進む。
しかし表情を見る間もなくするすると天井の穴にさわちゃんは引っ張り込まれ、闇の中に消える。
少し間を開けて靴が片方落ちてきた。
カッタン。
靴は床に落ちて音を立てた。
「あれ?さわ子先生?」
後ろで和先輩の半笑いのような声が聞こえた。
350 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 16:25:46.46 ID:ecq8sVzI0
私は恐る恐る和先輩の方を振り返る。
口角を上げてまさに引きつった笑いを地で体現している。
私も笑いたい。
何?今の?
・・・ドッキリ?
えーと。どうしようかな?
1. こういう時は落ち着いてコーヒーでも飲もう
2. 事件です!和先輩!どうしましょう?
1
352 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 16:32:58.04 ID:ecq8sVzI0
「和先輩。落ち着きましょう」
私はそう言ってパイプ椅子に腰掛けると冷めたコーヒーに口をつけた。
「ええ・・・。そうね」
そう言って和先輩もパーティー開けされたスナック菓子を口に放り込んでソファーに座った。
さわちゃんが引きずり込まれた頭上の穴を一瞥してから私の方を向いた。
「じゃあ、状況を整理するわよ」
353 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 16:35:02.33 ID:fq6SWFj40
別にもう唯か律の一人称でいいんじゃないの?
やりづらいだろ?
354 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 16:37:27.25 ID:ecq8sVzI0
「先生は今未知の何者かによって天井裏に引きずり込まれました」
「はい」
「私達が救出しようとしても二次災害が起こりうる可能性があります」
「こういう事態が起きた場合、まずはこの物件をよく知る助教授に知らせるべきではないでしょうか」
「はい」
「まずは助教授を探しに行こうと思います。異議はありますか?」
「異議なし」
「では、出発しましょう」
和先輩は部屋にあった懐中電灯を勝手に拝借し、私は研究室のところの廊下に点けられていた常備灯を持った。
355 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 16:44:58.67 ID:SOoJutsE0
冷静になりすぎw
356 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 16:46:24.22 ID:wXhQGJBxO
緊急時の単独行動は危険だ! 支援
357 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 16:48:47.59 ID:A4KUohSFO
二人とも生還させよう
それから性感…
358 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 16:51:04.86 ID:ecq8sVzI0
サルりまくりです。もう無言で20分以上消えたらサルっていると考えて下さい
――
私は和先輩の言われるがままに廊下に出たわけだが…。
今の和先輩は完全にネジが飛んでいる気がする。
いや、それとも私がどうかしているのだろうか?
いや、こういう時こそ自分の心にに尋ねるべきだ。うん。
なんかがおかしい気がする。
やっぱり…?なんかおかしい?
…なんかおかしいよね?
…いや、絶対なんかおかしいよね?
1. おかしい!
2. いや、おかしくない!
359 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 16:54:02.42 ID:SOoJutsE0
2
360 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 16:54:57.00 ID:A4KUohSFO
2
支援してスレ消費するのも勿体無いがさるは困る
361 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 16:54:57.46 ID:ecq8sVzI0
―おかしくない!
いやちょっと待って、絶対おかしい!
梓「ちょ、ちょっと待ってください!」
和「なかのーあずさくんっ!?」
何この国会みたいな呼び方。
おまけに和先輩の視線は若干ぶれている。
どうみても完全に動揺している。
梓「和先輩ごめんなさい!」
パッチーン!
かなり小気味いいビンタの音が廊下に響き渡った。
362 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 16:56:32.30 ID:ecq8sVzI0
和「ああ…実に情けないわ…」
和先輩は真っ赤になった頬を抑えている。
それでもこの人が冷静になっただけでだいぶ事態はマシな方へ進みそうだ。
階段のところに辿りついた。
「さて、どうする?」
1. 下の階を探す
2. 上の階を探す
363 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 17:03:55.35 ID:7/CwKhUU0
2
364 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 17:05:24.95 ID:ecq8sVzI0
―上の階を探す
和「さっき助教授はあの粗大ごみを持ってくるのにしばらく掛かったわ。
もしかしたら粗大ごみは上にあって取りに行ってるのかも知れないわね」
―4F
4Fは真っ暗だった。和先輩はスイッチを見つけるとすかさず電気を点ける。
間引きされた蛍光管のせいで廊下は薄暗いが、それでも懐中電灯の明かりより遥かに心強い。
和「じゃあ、行きましょうか」
365 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 17:08:19.46 ID:p2FARrSF0
猿避け
366 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 17:11:38.63 ID:ecq8sVzI0
先輩と私はひと部屋ずつ誰かいないか確認していく。
しかし、いずれもしっかりと南京錠がかかっていて、開けられたような痕跡も見当たらなさそうだ。
和「うーん。どうしよう。もう4階は切り上げちゃっていいかしら」
梓「えーっと」
1. 更に調べる
2. 切り上げる
3. 向こう側の棟も見ましょう
1
支援
369 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 17:14:29.27 ID:ecq8sVzI0
梓「更に調べませんか?」
和「いいわよ」
部屋じゃなかったら床とか天井、それこそさっきさわちゃんは天井に引っ張りこまれていったっけ。
和「あれ?・・・ちょっと来てもらえる!?」
和先輩のもとに駆け寄ると、床にある点検用の蓋が浮いていた。
和「これ・・・ちょうど研究室の真上あたりよ・・・開ける?」
梓「」
1. 開けましょう
2. 嫌な予感がします、やめませんか?
370 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 17:17:15.93 ID:Rw3OdWPC0
1
371 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 17:17:44.11 ID:wXhQGJBxO
1
372 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 17:18:04.97 ID:A4KUohSFO
1
違ったらごめん
373 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 17:20:58.21 ID:ecq8sVzI0
梓「開けましょう」
和「ええ。行くわよ」
和先輩が思い切り点検蓋を引き上げると私はそれを下から持ち上げた。
蓋を開けるとグラスウールが飛び出してきた。
どうやら充填してあったらしいが・・・。
和「え・・・?なんかおかしいわね?」
和先輩はそのまま躊躇うことなくグラスウールを捲った。
白い布・・・。
グラスウールの下には白い布があった。
374 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 17:23:43.38 ID:ecq8sVzI0
和「こ、これ・・・」
梓「まさか・・・」
そこにあったのは白衣の背だった。
和先輩がそれに恐る恐る触れた。
梓「これって」
和「・・・人だわ」
和先輩がうつむきながら答えた。
375 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 17:26:43.19 ID:ecq8sVzI0
和先輩はそのままグラスウールを廊下の端に寄せ、点検蓋を閉じた。
和「・・・これって・・・完全に事件だわ」
点検蓋を見つめながら呟いた
梓「どうしますか?」
和「警察を呼ぶしかないわね。私達じゃどうにもできないもの」
和「電話ってどこにあったかしら」
1.1Fに公衆電話が
2.研究室に電話ありませんでしたっけ?
3. 携帯電話があるじゃないですか?
3
377 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 17:30:47.99 ID:ecq8sVzI0
梓「携帯電話があるじゃないですか!」
和「梓ちゃん。・・・ここは圏外だって」
梓「えっ」
ポケットの携帯電話を取り出してみると確かに画面には「圏外」という情けない表示が出ている。
和「公衆電話に行きましょう。あるかないか判らない電話より、はっきりとこの目で存在を確認してるものの方がいいわ」
和先輩はそう言うと歩き出した。
378 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 17:36:41.99 ID:ecq8sVzI0
和「それにしても悪夢のようね!」
階段を駆け下りながら和先輩が話しかけてくる。
梓「そうですね!」
実際私も信じられない。これは夢で、目が覚めたら家のベッドの上ならどんなに良いだろう。
恐らく和先輩も同じ気持ちだろう・・・。全く実感がない。まるで・・・。
379 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 17:39:35.87 ID:ecq8sVzI0
和先輩は電話機にたどり着くとすぐに赤ボタンを押して110番する。
和「あ、もしもし。事件です」
特にすることのない私は周辺の警戒に当たる。
ふと玄関の方を照らして気づく。そういえば・・・玄関のドアって鍵がかかってるのかな?
1. 玄関の方へ行く
2. 周りを警戒するだけに留める
380 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 17:39:54.84 ID:oay3DAEh0
サルよけ
2
382 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 17:43:50.42 ID:ecq8sVzI0
・・・周りを警戒するだけにしよう。
確かここは電子ロックみたいな形を取っていた。オートロックで鍵は施錠されていると考えて問題なさそうだ。
そうこうしていると和先輩が受話器を置いた。
和「警察が来るわ。もうあと少しの辛抱だわ」
和先輩は溜息をつくと電話の横のベンチに腰掛ける。
私もその横に並んで座った。
サルサ家
しえん
385 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 17:54:07.06 ID:ecq8sVzI0
ぶっちゃけておく。例のセブンの水12箱買ってましたごめんなさい
―
和「私、本当は恐いんだ」
突然和先輩が呟いた。
梓「それは私もです。今だって、本当は泣きたいんですよ」
和「怖くて当然なのよ…」
梓「そうですよね…」
和「…私はいつも冷静なイメージが付きまとう」
386 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 17:57:03.81 ID:d6cUjn1z0
>>385 あの水は硬水だから、直接飲むのは控えた方がいいですよ
387 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 18:00:18.71 ID:ecq8sVzI0
>>386 えっ。ショック。
あと、サルってます。猛烈にサルってます。ごめんなさい
―
和「みんな私を鉄の女か何かと勘違いしてるの?」
和先輩はメガネを外した。ちょうど射し込んだ光で横顔がシルエットのように浮かび上がった。
和「私だって…私だってさ…」
和先輩の声が急に涙声になった。
普段なら見られないメガネを掛けない和先輩の横顔は見惚れるほど綺麗だ・・・。
梓「和先輩…きr」
私が綺麗ですよを喉もとまで言いかけた時だった。
388 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 18:03:48.60 ID:ecq8sVzI0
窓ガラス越し、向こう側の建物で光がちらついているのが眼に入った。
一瞬自分たちの懐中電灯かと思ったが、明らかに向こうのそれは平行に移動していた。
梓「和先輩!」
和「えっ?えっ?どうしたの!?」
和先輩は大慌てでメガネを掛ける。
梓「向こう側の棟に誰かいます!」
和「…嘘でしょ」
慌てた様子で和先輩も向こうを見る。
光は…渡り廊下の方へ向かって進んでいた。
389 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 18:05:53.81 ID:d6cUjn1z0
390 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 18:07:33.01 ID:ecq8sVzI0
和先輩はしばらく呆然とそれを見ていたが急に振り返る。
和「…どう考えても今私達以外にいる人間なんて味方じゃないわ!」
梓「ど、どうします!?」
和「隠れましょう!」
梓「外に出るとか!?」
ど、どうしよう!?
1.警察が来るまで隠れる
2.接触を試みる!?
3.逃げるしかない!
391 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 18:08:06.95 ID:9ikC6k1d0
2
392 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 18:13:04.92 ID:ecq8sVzI0
―接触を試みる
梓「いいい、いや待ってください、もしかしたらさわちゃんとかかも知れませんよ!?」
和「待って!あんなズルズルと上に引きずり込まれたさわちゃんが生きてると思うの!?」
梓「いー、いや、そうかも知れませんけど!」
和「今この状況で可能性なんて言ってたら死ぬわよ!」
梓「えー―」
えーっと!
1. 絶対行ってみるべきです!何なら私一人でも行きます!
2. す、すみません。そうですよね・・・
393 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 18:14:07.11 ID:9ikC6k1d0
1
394 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 18:16:27.60 ID:ecq8sVzI0
梓「絶対行ってみるべきです!何なら私一人でも行きます!」
和「ダメ!絶対にダメ!梓ちゃんまで何かあったら私はどうすればいいのよっ!?」
和先輩が腕を掴んでくる。
うう・・・それでも行くべきなのかな?
1. いや行くべきだ
2. ここは残ろう・・・
395 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 18:17:03.96 ID:9ikC6k1d0
1
白衣の死体(?)はほんとに助教授なのか?
こっちが助教授な気がする
397 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 18:20:33.09 ID:ecq8sVzI0
私は和先輩の腕を乱暴に振りほどくと渡り廊下に走った。
和「梓ちゃん!」
遠くから和先輩の大声が追いかけてきたが、私はもう振り向かなかった。
渡り廊下の途中にガラス戸があったが、それも一気にドアを開ける。
手探りでスイッチを探して電気を点けると、パチンという音と共に並ぶ蛍光管が一斉に点灯した。
分類番号と思われるシールが貼られた空のスチール棚が並んでいる。四段の中量棚が多そうだ。
ここはさっき言われていた資料保管所として使われていたのだろう。
光の持ち主はちょうど私の向かい側のガラス戸の前で止まったようだ。
人影のような物も見える。
398 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 18:22:10.91 ID:ecq8sVzI0
さ、さて・・・どうしよう・・・?
1. 私からガラス戸の方まで向かって行く
2. い、いや、マトモな人間ならきっと入ってくるはず…。ここからは動かないようにしよう・・・。
399 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 18:23:21.52 ID:9ikC6k1d0
1
>>368 硬水でも直のみで問題ないでしょ
日本は大抵軟水だから飲みなれてないだろうけど
猿避け。
401 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 18:26:56.04 ID:ecq8sVzI0
私は一歩を踏み出した。
まるで未知との遭遇。リノリウムの床を踏みしめる一歩一歩が非常に偉大なものに感じる。
私が近づいていってもガラス戸の向こうの人影はこちらに入ってこようとはしない。
あと、引き戸まで1メートルもない・・・
1. 開けていいよね?うん。
2. いや・・・やっぱり・・・
402 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 18:27:30.80 ID:oay3DAEh0
1
ごくり・・・
404 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 18:31:10.38 ID:ecq8sVzI0
私は引き戸に手を掛ける。
一気に引き戸を開けると、目の前には助教授が立っていた。
「あ、中野さん・・・」
助教授は安堵したような表情を浮かべる。片手にはランタン。
どうやらこれが明かりの正体だったらしいが・・・。
よかった・・・助教授だよ
1. 一体今まで何を
2. ・・・。
405 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 18:31:15.25 ID:Rw3OdWPC0
C
1
407 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 18:31:33.75 ID:9ikC6k1d0
1
今気づいたけど俺選択肢2しかえらんでねーな
409 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 18:32:26.88 ID:c5unobwm0
雫「やなやつ!やなやつ!やなやつ!」
助教授生きてた・・・一人残されたわちゃんはもしかしていやーんな感じに
411 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 18:35:06.91 ID:ecq8sVzI0
梓「今まで一体どこにいらっしゃったんですか?」
助教授「どこにも何も・・・ベンチプレスバイクVを取りに行って戻ってきたら研究室には誰もいないし・・・」
梓「え?」
助教授「おまけに天井は壊れてるし・・・探しに行こうにも懐中電灯は見当たらないしさ・・・
それでランタン取りに行ったんだけど・・・西棟の電気が全く点かないんだよね」
梓「・・・まさか」
助教授「あれ?それで真鍋さんとさわ子ちゃんは?」
412 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 18:38:04.91 ID:ecq8sVzI0
梓「和先輩は向こうにいますけど…先生は…」
助教授「先生は?」
1.「私達も探したんですがどこにも…」
2.「わかりません…」
2
414 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 18:41:33.60 ID:ecq8sVzI0
助教授「わからないって…どっか行っちゃったってこと?」
梓「ええ…」
助教授「と、とにかく探そう!」
助教授はまた振り返るとランタン片手に暗い廊下へ向かった。
…え、付いていったほうが?
1. まずは和先輩のところに
2. これ以上離れ離れはダメだ!助教授と一緒に行こう
2
和ちゃん \(^o^)/
2
まーた後頭部から頸にかけてを抉られることにw
419 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 18:47:19.65 ID:ecq8sVzI0
私は慌てて助教授の後を追う。
助教授は後から追ってくる私に気づくと立ち止まった。
合流して歩き出した途端助教授が尋ねてくる。
助教授「最後にさわ子ちゃんを見た場所は?」
梓「トイレに行く前の研究室です…」
助教授「・・・俺がひとりにしなきゃこんなことには」
助教授の顔はランタンの明かりのせいで黒く沈んで見えた。
なんかすっきりしないなあ
助教授なにか隠してそうだわ
421 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 18:49:40.46 ID:ecq8sVzI0
どうしよう・・・。
・・・助教授に本当のことを言うべきだろうか?
それともどうみてもショックを受けそうな今の状態、控えるべきだろうか?
1. 本当のことを言う
2. 言わないで黙っていおく
1
423 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 18:52:45.03 ID:ecq8sVzI0
梓「あの・・・助教授・・・」
助教「ん?なんだい?トイレ?」
梓「実は・・・先生のことなんですが・・・多分もう生きていません」
助教授「え?なんで?どういうこと?」
梓「トイレから戻ったとき・・・研究室で・・・さわ子先生が天井の中に引きずり込まれていって・・・」
助教授「え?・・・それは・・・それは本当?」
424 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 18:53:17.38 ID:ecq8sVzI0
ごめん夕飯休憩下さい
425 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 18:56:10.94 ID:rC9dXq8g0
しえん
426 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 18:59:03.87 ID:+vwKgKSc0
しねん
夕飯タイム!夕飯タイムじゃー!
428 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 19:05:23.02 ID:Lk+Zsf/50
>>427の夕飯はミートソースのスパゲッティー。おやつにゼリーがつきます。
スパゲッティにゼリーぶっかけて混ぜるの
やけに真っ赤なスパゲッティーにまた鮮やかな赤のゼリーか・・・
431 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 19:10:37.77 ID:ecq8sVzI0
復帰い
432 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 19:11:26.74 ID:zG0A+eDvI
このペースは是非ともSSの規範としたいところだね
433 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 19:13:35.52 ID:ecq8sVzI0
ランタンに照らし出される愕然した表情。
「…さわ子…なんてこった…」
助教授は頭を抱えて座り込んだ。
梓「え、じょ、助教授!?」
助教授「君は今すぐ真鍋さんのところに戻りなさい!急いで!」
1. わ、わかりました!
2. え、どういうことですか?
434 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 19:13:56.22 ID:p2FARrSF0
1
支援。
なんてこったってどういうこった!?
437 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 19:18:26.08 ID:ecq8sVzI0
梓「わ、わかりました!」
助教授「いいか、正面玄関のロックは管理室の警備制御盤の鍵を停止にすれば開く。もし開かないときはそれを試すんだ!行け!」
立ち上がった助教授に最初受けていたあの軽々しく頼りない印象はない。
弾かれるように私は走りだした。
角を曲がるときちらりと見えた助教授はランタンを抱えどこかへ走っていくところだった。
438 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 19:18:50.03 ID:p2FARrSF0
ワッフルワッフル
さわこしえんしえー
440 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 19:20:43.89 ID:ecq8sVzI0
―
和「梓ちゃん・・・」
梓に振りほどかれた後、和は呆然とベンチに座っていた。
・・・遠くからはコーラスのように何台分ものサイレンが聞こえてくる。
もうすぐ警察が来る・・・。そうぼんやりと思った。
441 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 19:24:08.27 ID:ecq8sVzI0
梓「和先輩!」
顔を上げると目の前には梓がいた。
和「梓・・・」
梓「一緒に帰りましょう!」
梓ちゃんは私の腕を掴むと走りだし、そのまま玄関のドアを押し開けた。
しえんー
443 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 19:26:59.40 ID:lff6D9/D0
また真相に近づけないままEDっぽいな
444 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 19:29:19.28 ID:ecq8sVzI0
梓と和が外に飛び出したのと時を同じくして。
通報を受けたパトカーがようやく砂埃をあげながら砂利敷の駐車場に滑りこんだ。
サイレンの残響音が響き渡り、ヘッドライトや赤色灯の光は真っ暗な廊下に差し込んだ。
警察官はパトカーから降りると走って和と梓の元へ向かってくる。
「警察です!大丈夫ですか?」
和「大丈夫です!」
梓「私も大丈夫です」
警察官「中に人は!?」
警察官がそう聞いた時、西棟に火の手が上がった。
しえん
446 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 19:36:24.16 ID:ecq8sVzI0
―燃え盛る炎の中、助教授は立っていた。
ガソリンをばら蒔いた甲斐も有り焔はどんどん室内を舐めっていく。
そしてその中心には赤黒い巨大なモノが鎮座していた。
その生物はは熱さに耐えかねたようにそのぬらぬらした身をよじり続けた。
怨嗟の声を発することはなく、ただ、ただ苦悶し続ける。
それを助教授は黙って見つめている。
(お前は・・・生まれてくる時代を間違えた・・・本当にかわいそうな奴だ・・・)
しかしやがてその動きを止めた。
どういうことだってばよ
さわちゃんが燃え尽きてしまふ
449 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 19:45:32.76 ID:EZd0BvKt0
どうなってんだ
450 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 19:47:09.11 ID:RkJuttlwO
まず最初はさわちゃんを助けなくちゃ駄目なのか…?
さわちゃんはまた犠牲になったのだ・・・
452 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 19:50:34.47 ID:ecq8sVzI0
助教授は火に包まれるそれを見届けるとポケットから拳銃を取り出した。
(すまない・・・本当にみんな・・・すまない)
焼け落ちる焔の中、9ミリ弾が助教授を撃ちぬいた。
支援。
454 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 19:58:26.62 ID:ecq8sVzI0
さわちゃんの遺体は東棟の2階の通気用通路で発見された。
更に4階では事件の3日前に行方不明になっていた院生の遺体も発見された。
焼け落ちた西棟では拳銃で頭を打ち抜いたと思われる助教授の遺体。
結局私たちは無力だ。無力なんだ。
―葬儀の日
棺の中のさわちゃんは真っ白いウエディングドレスに身を包み、それはそれは綺麗なお嫁さんだった。
和「私達・・・もっと何か出来なかったのかしら?」
梓「どうなんでしょう・・・」
出棺のホーンが鳴り響く。
どうすればよかったのだろう。何が一番良かったのだろうか?
自問自答しながらさわちゃんを見送った。
(´;ω;`)ぶわっ
456 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 20:01:24.96 ID:ecq8sVzI0
―○○県警察では助教授による殺人事件として捜査を進めたが、被疑者死亡もあり結局起訴には至らず1年半後、捜査活動を終了する。
ED 「古代のおくりもの」
うーむ・・・怖いな
458 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 20:12:57.74 ID:7qcxgZPz0
和が後頭部砕かれてたけど、さわちゃんは原型をとどめてたのか
459 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 20:15:34.34 ID:ecq8sVzI0
いや改めて見てみたけどサルるねわけだねこりゃ!
我ながら1レスにもっと凝縮できんのかと小一時間
いやお付き合いいただきまして皆さん本当にありがとうございます
>>458 え、ちなみに砕かれておりました
おくりびと、いわゆる納棺師のお力でござった設定です
いやぁーもういいよね?さすがに・・・
ED3つ消費するだけでこんなに苦労するとは思わなんだ・・・
460 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 20:17:56.99 ID:7qcxgZPz0
そうか、部位が同じなら仰向けに寝かせればなんとかなるのかw
乙
え、結局トイレに行かないって選択肢で全員助かったんじゃね?
461 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 20:19:02.46 ID:qfcmLDf3Q
あの白衣はなんだったんだ…?
>>461 >>454 >更に4階では事件の3日前に行方不明になっていた院生の遺体も発見された。
これだろ?
463 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 20:20:36.84 ID:7qcxgZPz0
464 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 20:20:53.90 ID:ecq8sVzI0
もうあと書きだから説明くらいさせて欲しい。
>>460 梓ルートだとそうなんです
ところが紬ルートだと全員生存のEDは他にもあったり
>>461 白衣は院生のだった設定
465 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 20:22:47.63 ID:LVmn25AQP
コンティニュー
つC
466 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 20:25:07.53 ID:ecq8sVzI0
ちなみに当初計画ではEDは20種類近くあったので我ながらアホかと
コンティニューは・・・うーん
本当は律と澪だったしちょっとやりたいんだけど。・・・やるもやらないもとりあえず休憩で・・・
467 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 20:25:58.32 ID:oay3DAEh0
おつ
さて今度はどこからだ
選択肢分含めると大変そうだなあ
おつお
470 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 20:26:59.72 ID:o4f7uGSnO
ニューゲームで支援
471 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 20:27:27.54 ID:p2FARrSF0
>>1乙
まだやってもらいたいがキツいなら無理しないでくれぃ
その代わりまた来週スレ立ててくれよw
472 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 20:31:08.70 ID:wXhQGJBxO
スレ主は「楽しい楽しい平沢家」の人だよね 今回も楽しませてもらいました ゆっくり休憩して下さい
休憩って事は再開するんですよね?
473 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 20:31:28.58 ID:A4KUohSFO
とりあえずおつです
楽しかった
また近い内にやってほしい
謎が解けなきゃこのSSは終われないよ
前回zip落とし損ねたorz
まだ何処かに置いてないかなぁ…
>>475 後日配布とか何処かに書いてあったような…
途中まで見ていたけど、朝起きたらdat落ちしていたので
実際どうなったのかは不明。
不確かでスマソ。
477 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 20:56:43.64 ID:mAgq+2qV0
>>476 「楽しい楽しい平沢家」なら制速にスレ立ってたはず
前見た時はzipまだ無かったが
こっちも気になるが平沢家の続きも気になるぞ
479 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 21:03:46.82 ID:ecq8sVzI0
いや・・・さ
誤解をまねくようで申し訳ない・・・
・・・楽しい楽しい平沢家とか俺もzip欲しいよ?
俺あれが盛り上がってる時まだ梓編書いてたんですよ・・・
別人なんですよ・・・
とりあえず・・・もうちょっとでコンティニューしますね
480 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 21:09:55.54 ID:mAgq+2qV0
>>479 そうだったのか・・なんかすまない
期待して待ってる
481 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 21:12:18.20 ID:ecq8sVzI0
ごめんね!平沢家の作者だと思った人ごめんね!
という訳でジャンケンからコンティニュー!
―――
「「「「最初はグー!じゃんけん!」」」」
さて、誰と誰に行かせようか?
さわちゃんの車に乗れるのは4人!
だけどリアシート一箇所は畳んじゃうしさわちゃんが運転しないとまず行けないので2人だな!
1.梓
2.紬
3. 唯
4.律
5. 澪
6. 和
7.憂
4 5
483 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 21:16:57.40 ID:ecq8sVzI0
という訳で澪律編―ハジマリハジマリー
デキレースみたいになったけど作者がやりやすそうだったから許せw
485 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 21:18:57.87 ID:ecq8sVzI0
― 車中
街道を走るさわちゃんの赤い軽自動車。
澪「そういえば、これから行く場所ってどういうところなんですか」
さわ子「○○大の埋蔵文化財研究センター。昔は寮だかだったみたいだけど、今は考古学関係の資料を集めた研究棟みたいな使い方してるのよ」
律「遠いなー!まだ着かないのかよー」
軽自動車は急坂と急カーブに喘ぎながらどんどん山奥へ走っていく。
最後に見かけた民家からさらに車で15分ほど登った山の上。
急に開けたそこにその建物はあった。
砂利敷の駐車場には既に車が一台停めてある。
486 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 21:19:46.16 ID:ecq8sVzI0
澪「…」
律「な、なんじゃこりゃ」
日没の赤い光に照らし出されたところどころツタの巻きついた4階建ての古い建物が2棟。
さわ子「…おどろおどろしいわね」
錆びが浮いた鉄のドア。色はすっかり褪せていてドアに触れると白い粉がつく。
<御用の方はインターホンを押してください>
マジックで書かれた手書きの紙がガムテープでドアのガラスに貼られている。
さわちゃんがインターホンを押す。
487 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 21:20:28.30 ID:ecq8sVzI0
ピンポーンという音がしてしばらく無音が広がった。
律「こんな所に人なんているのかよー?」
さわ子「ちょっと待って」
さわちゃんは妙に真剣にインターホンを見つめる。
?『誰もいませーん』
突然インターホンの向こうがボケた。なんだこいつは。
しかしさわちゃんは動じなかった。
「あ、桜が丘女子の山中です」
『あー!はいはいはいはいはい!今開けるよー!』
今度はやたらハイテンションな返事と共にドアの内側からモーター音がしてドアの鍵が開く。
488 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 21:21:55.13 ID:ecq8sVzI0
澪「ひ・・・人がいた」
律「きっとフランケンシュタインみたいなのが・・・」
澪「律!」
さわちゃんがドアを開けると同時に埃っぽい匂いと湿った匂いが鼻をついた。
蛍光灯に照らされる玄関ホールは元々土足禁止だったのか下駄箱が置かれ、靴脱ぎ場がある形になっている。
しかし今はそれも無視されているようで、見るからに黒々とした床板には所々足跡が付いていた。
なので遠慮せず靴を履いたままで上がる。
玄関のところには元々管理室とか受付だったような小窓があるが、真っ暗な曇ガラスの向こう側の部屋に人気はなさそうだ。
490 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 21:24:18.44 ID:ecq8sVzI0
管理室の横には普通の公衆電話が一個置かれている。
そこまで見回したところで玄関で化粧チェックを始めてもたもたしていた最後尾だったさわちゃんが追いついてきた。
澪「さわちゃん今日は挙動不審じゃないか?」
律「そうだよなー。絶対なんかおかしい」
律に耳打ちしたところでさわちゃんがようやく先頭に立ち進んでいく形になった。
どうもここはかなりに古いらしく、天井にはスチームの配管から電線まで剥きだしで通っていて
ところどころでは白熱灯が蛍光灯に混じって光っている。
窓枠も基本的には木製のものだが、所々アルミサッシも混じっている。
歴史的に貴重な建物でもないのか、昔の姿が残ってるわけでもなく、かといって近代的でもない。
しえん
492 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 21:25:58.32 ID:ecq8sVzI0
ところどころに貼られる<埋蔵文化財研究室は三階です>と書かれ道のりが書かれた紙を頼りに私たちは進んでいった。
―3F 埋蔵文化財研究室
全く電気の点いていなかった二階と違って、三階は一階と同様にある程度電気が付いていた。
「節電」と書かれた紙の影響か、ここも蛍光管が外されている箇所があるようでやはり薄暗い。
電気が付いている部屋はひとつしかなく、研究室はすぐにわかった。
さわちゃんが開きっぱなしのドアをノックすると、目の前のパーティションが勢い良く倒れた。
パーティションが倒れたと同時に直に蛍光灯の白い光が流れ込み、一瞬目の前が真っ白になった錯覚さえ覚える。
倒れたパーティションを踏みながら現れたのは白衣を来た男の人だった。
男「いやー山中さん!こんなとこまで来てくれるなんて!」
493 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 21:27:52.37 ID:ecq8sVzI0
この人、多分さわちゃんと同年代くらいだろう。
白衣はよれて、履いているスリッパはどうみても便所サンダルと称されるベストセラーの茶色なアレだが。
さわ子「いえいえ」
しかしさわちゃんはと言えばこんな人相手にさわちゃんは妙になよなよしている。
男「いやー、大学まだ夏休みだし、1日ぶりに人に会ったよ!」
そう言いながら私達を部屋に招き入れた。
494 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 21:29:36.57 ID:oay3DAEh0
さよ
495 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 21:31:19.08 ID:A4KUohSFO
始まった
しえん
>>484 見たかったしおkk
これでスレタイ通りになるな。途中くぱぁで補完されてたけどwwwwww
さるか
猿避け。
500 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 21:48:44.54 ID:ecq8sVzI0
サルってました。サルったら最後
>>1はdocomoということもあり無力です
30分うんもすんもなかったら死んだってことです。落としてください><
―
ほとんど空になった本棚が並ぶ部屋の中にはダンボールがいくつも積まれていた。
助教授「いやー!座って!座って!あっ?コーヒー飲む?インスタントしか無いけどね!」
部屋の主はそう言いながら私達にパイプ椅子を用意しながら取ってつけたような流し台の方へ歩いて行く。
そして電気ケトルに水を入れながらこっちを振り向いた。
助教授「あっ、君たちどうする!?あとは緑茶しか無いんだけどコーヒーでいい?」
「あっ、名乗るの忘れてた。僕、林田!ここの『ヌシ』兼、○○大の准教授で、通称助教授です!」
コーヒーカップを出しながらそのまま自己紹介を始める。
501 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 21:50:25.59 ID:rhaYzklq0
しえん
支援。
503 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 21:52:06.16 ID:ecq8sVzI0
まぁ確かに土器が棚の上に載っていたりする辺りや白衣なあたりいかにも考古学の先生って感じがする。
あたりを見回していると助教授がお盆にコーヒーを持ってきた。
助教授「殺風景でしょ?もう大方資料は運びだしちゃったからなぁ。あとはガラクタと業者に依頼する大物だけなんだよ」
さわ子「建物は昔と変わっていないのね〜」
助教授「まぁ再来月には取り壊し予定だけどね。今年で築55年だったかなぁ。もう最近は雨漏りもすごいし」
確かに天井なんかには何箇所もシミが出来ていたり、天井のパネルが剥がれかけている場所もある。
ムギの高級ティーセットとは違い、シブが若干付着したコーヒーカップで飲むコーヒーはほろ苦い。
助教授もコーヒーを配り終わるとOAチェアに座った。
支援。
505 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 21:54:19.96 ID:ecq8sVzI0
さわ子「いやー、林田君と何年ぶりだっけ」
助教授が座ったところでさわちゃんがいきなり切り出した。
助教授「ん?多分半年前じゃない?」
助教授は冷蔵庫に頭を突っ込みながら事もなげに返す。
さわ子「えーまだ半年ぶりだっけ?」
…なんだろう。今日のさわちゃんは、肉食です。
律の方を見るとコーヒーカップで隠した口元は今にも吹き出しそうな有様だった
支援
507 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 21:56:18.69 ID:rC9dXq8g0
しえん
508 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 21:58:47.04 ID:IU8wayQx0
林田ってモヒカンか
さわちゃんそんなにさびしいのかよ
510 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 22:00:28.51 ID:ecq8sVzI0
まるでさわちゃんはハイエナかハゲタカのごとく頻りに助教授に話しかける。
見ててもわかる。この人、助教授を狙ってる。
まだ三十路は遠いと言っていたけど。やっぱり彼氏なしって辛いのだろうか?
そのさわちゃんを生暖かく見守っていると助教授は唐突に立ち上がった。
「あっ、そうそう!今日来てくれたのって例のアレ取りに来たんだもんね!」
そう言うと助教授は慌てて出て行った。
511 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 22:00:59.78 ID:LVmn25AQP
C
なぜか助教授がデュラララの新羅で再生される
支援
513 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 22:05:20.38 ID:ecq8sVzI0
さわちゃんはそれを黙って見送っている。
さわちゃんがこちらを振り向く直前、舌打ちのような音が聞こえたけど聞こえたのはきっと家鳴りの一種だろう
「いやー、あれ大学の時の友達なのよー」
そう言いながら急にソファーでふんぞり返るさわちゃん。
メッキが。メッキが剥がれた!大人って怖い。そう思った。
私はコーヒーに口をつける。
さわ子「あっ!」
じゃあ俺もそうしよう
515 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 22:07:37.02 ID:A4KUohSFO
トイレはないのか
展開早くていいか
支援。
517 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 22:08:55.00 ID:ecq8sVzI0
律「えっ?」
驚いてさわちゃんの方を向くとさわちゃんが携帯の画面をこちらに見せた。
「送受信エラー」、<圏外>の表示。
律もそれを覗き込んだ。
さわ子「遂にここ圏外になったの?」
そう言って唇を尖らせたまま、さっき林田が置いていったポテチをパーティー開けする。
・・・一体この人、何しにここへ来たんだろう?というか、私達を連れてきた理由は何?
そんなふうに思いつつ私もポテチを一枚取った
518 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 22:14:39.27 ID:ecq8sVzI0
研究室の空気はカビ臭さとさわちゃんのケバい香水(さっきから気になっていた)と
ポテチと珈琲の匂いで物理的に混沌としていたのに加え、さわちゃんのメッキの剥がれた場所から漂う肉食系の殺意から
澱みきってた。
「あ、そのチョコレート取って」
「ほい」
私も律も話すわけにもいかず、ましてさわちゃんに話しかけようものなら頚動脈を掻っ切られるのではないかという恐怖心から言葉少なくなった。
そんな空気にいよいよ耐えられなくなった頃
「いやーごめんごめん」
そういって助教授がヘラヘラ笑いながら入ってきた。
「山中さん。言ってたのこれだよ。スーパーバランスルームステッパーX」
助教授が抱えるのは折りたたみ自転車からタイヤを外してオルガンか何かのペダルを取り付けたような器械だった。
さわ子「あっ!これよこれ!本当に貰っちゃっていいの?」
いきなり「ポエっ」と笑顔になれる、これはまさに年の功なのだろう。
さわちゃんのメッキは一瞬で再構築された。
519 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 22:15:13.53 ID:rC9dXq8g0
つづけてつづけて
520 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 22:15:27.10 ID:wXhQGJBxO
展開がちがうのね 支援
521 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 22:21:01.29 ID:ecq8sVzI0
律はいよいよ吹き出しそうに顔が真っ赤だ。
私も今に吹き出すのではないかと思った。
ぞわわっとした感覚・・・。あっ・・・トイレに行きたい・・・。
片やギョインギョインという音を立ててステッパーに興じるさわちゃん。
さわ子「これ面白いわね!」
助教授「でしょ?でしょ?」
・・・なんというかさわちゃんの仮面っぷりも目に余るし、一度外に出たい。
522 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 22:21:46.33 ID:ecq8sVzI0
澪「あの…トイレお借りしたいんですが…」
助教授に耳打ちする。
「あっトイレ?えーと女子トイレはここ出てすぐの角曲がって、
そのまま真っすぐ行った突き当たりを左に曲がったとこのがドアもあるし問題なく使えるよ」
助教授は小声で指さしで道順を示した。
助教授「いやー、もうここボロいからさー。トイレもまともに使えないんだよねー。
あっ、もしドア開かなくなったら壊していいよ。たまになるんだよね。まぁ壊れてるドアのとこもトイレとしては機能するけど」
が、満面の笑顔でとんでもない情報を付け加えた。
523 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 22:23:56.43 ID:ecq8sVzI0
「ボロくてまともに使えない」そんなワードが頭の中でぐるぐる回る。
古いトイレといえば怪談だ。便器から伸びてくる手とか、赤紙青紙とか鏡に写るなんとかとか!
ああああああああああああ!とてもじゃないが行けないよ!
ど、どうしよう。
1.いいトシこいてトイレにも行けないってなぁ
ひとりで行く
2.こういう時こそ連れ立ってトイレだろ
律についてきてもらう
3.やっぱり行かない
524 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 22:24:26.30 ID:9ikC6k1d0
2
525 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 22:27:47.56 ID:ecq8sVzI0
・・・こういう時こそ連れ立ってトイレだよな
律と一緒に行こう
澪「・・・おい律。トイレ行こう」
律「なんだよ澪ー?トイレ怖いのか?」
澪「うるさいな!バカ!」
律「いいよー。ちょうど私もトイレ行きたかったし」
二人でトイレに行くことにした
526 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 22:29:26.51 ID:ecq8sVzI0
研究室を出ると薄暗い廊下を進んでいく。
窓の外はすっかり暗く沈み、私と律が映っていた。
蛍光灯もほとんど蛍光管が間引きされていて、薄暗い。
非常灯と蛍光灯で薄緑色に照らされた廊下の奥はまるで100メートルほどあるように見える。
―こんなところで独りにされたら…。
背筋がゾワッとする。
支援
528 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 22:31:46.18 ID:A4KUohSFO
さるよけ
どうすりゃクリアなんだ。
誰も死なずに怪物の正体見つけてぶっ殺すと終わりか?
トイレ行ってる間に何があったのかわからないとな
530 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 22:32:33.56 ID:ecq8sVzI0
澪「なぁ律」
ん・・・?
ふと横を見ると律がいない。
え?ええ?律!?
?「アーキーヤーマーミーオー」
誰かがおどろおどろしい声で私の名前を呼んだ。
背中に冷たいものが走る。
1. 振り向く
2. 逃げろ!
531 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 22:33:33.05 ID:m4exU47e0
1
1
猿避け。
サル帽子
535 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 22:35:43.93 ID:ecq8sVzI0
・・・振り向こう。この声は律だろ。
律がいた。
どこから手に入れたのか常備灯でその顔は悪趣味にライトアップされている
「お前!」
思いっきり律の頭にゲンコツを食らわせる。
律「イタタタタタ・・・」
律は頭を抱えた。
そのまま二人でトイレに行く。
逃げたらはぐれるフラグだったなw
538 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 22:39:17.33 ID:ecq8sVzI0
澪「はぁ・・・」
律「ふぅ・・・」
二人そろってトイレを出ると研究室に戻る。
さわちゃんはギョインギョインに飽きたのか再びソファーに座っていた。
さわ子「あら、お帰り」
助教授「お?無事帰ってきたね。よかったよかった」
助教授はいたずらっぽく笑うとそのまま研究室を出て行った。
お、さわちゃんいる!
540 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 22:43:36.15 ID:ecq8sVzI0
クソッタレ。また誤爆してきたぞ!オラよりによってSSスレに誤爆してきたでぞ
―
さわ子「そういえばあなた達私と林田君の関係に全く突っ込まないわね」
私がパイプ椅子に座るなりいきなりだ。
律「だってさわちゃんから殺気が出てるんだもん。ありゃ唯だってツッコまないよ〜」
澪「確かに・・・」
さわちゃんは身を乗り出した。
「え?殺気って何?私そんなに今日不自然なのー?」
そのままさわちゃんは頭を抱え込ん俯いた。
なんかブツブツ言い出したようだが無視することにしよう。
541 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 22:44:40.99 ID:+4ERb2370
ミント・ブラマンシュ
542 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 22:47:39.37 ID:+4ERb2370
ミント・ブラマンシュ
543 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 22:48:20.29 ID:ecq8sVzI0
ブツブツと呟くさわちゃんの横で律がおもむろに立ち上がる。
そのまま律は棚に向かっていった。
律「なぁ澪。これなんだろ」
律の指さした先には標本瓶が一本。
中には赤黒いプラナリアとかヒルのような生き物が入っている。
澪「・・・なんか気持ち悪いなぁ」
律「変なもんみせんなよって?」律は戻り際私を小突く。
544 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 22:49:37.19 ID:+4ERb2370
ミント・ブラマンシュ
545 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 22:50:00.44 ID:+4ERb2370
ミント・ブラマンシュ
546 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 22:51:26.59 ID:+4ERb2370
ミント・ブラマンシュ
547 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 22:51:40.14 ID:ecq8sVzI0
その瞬間だった。
目の前が真っ暗になる。
さわ子「えっ!停電!?」
律「うわ!」
口から大事なエクトプラズム的な何か飛び出しそうだ。
猛烈なプレッシャー。うう、怖い怖すぎる。咄嗟に私は律を掴む。
律「え?掴んでるのって澪か!?」
律は暴れている
澪に抱きつかれたい
549 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 22:52:43.91 ID:+4ERb2370
ミント・ブラマンシュ
支援。
551 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 22:53:27.05 ID:+4ERb2370
ミント・ブラマンシュ
552 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 22:54:42.66 ID:ecq8sVzI0
とにかく今律を離すと私の魂も肉体から離れそうだ。
澪「り、律、暴れるなよ!」
律「バカ!いきなり掴むからだ!」
律が言い返してくるがその表情はわからない。
さわ子「でい!」
さわちゃんの気合の入った声と同時に、室内は薄く明るくなった。
携帯電話の画面の光だった。
ID:+4ERb2370を怒ろうと思ったけどサルよけになるからいいやと思い直した俺ガイル
554 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 22:59:18.25 ID:ecq8sVzI0
律「ちょ、ちょっと離せ澪」
律は私を剥がすとソファーの上に放り投げてあった何かを取り上げる。
黄白色の光が広がった。
さっきの常備灯だ。そういえば律はあれを返していた気配がなかった。
律「どうだ!さすが田井中律はひと味違うぞ!」
律は自慢げに胸を張る。
澪「さっきの常備灯じゃないか!」
555 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 23:03:35.12 ID:ecq8sVzI0
さわ子「ぷっ!」
さわちゃんが思わず吹き出した。
律「ええっ!?さわちゃんまで」
さわ子「取りあえず、それ貸してくれる?」
さわちゃんが手を出した。律は常備灯を渡した。
さわ子「私、ちょっとトイレ行ってくるわ〜」
・・・うーん。さわちゃんひとりでトイレって大丈夫かな?
1. さわちゃんはここに来てたことあるらしいし大丈夫だろ
2. なんだかなぁ。付いて行こうかな?
556 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 23:04:34.42 ID:+4ERb2370
ミント・ブラマンシュ
2だよな。まだ何も起きてないが離れるのは危険だと思うんだ
558 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 23:04:39.40 ID:/zdvDZ9G0
2
2
560 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 23:05:18.75 ID:+4ERb2370
やっぱり2
561 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 23:07:42.26 ID:ecq8sVzI0
・・・なんだかなぁ。付いて行こうかな?
澪「先生、私もトイレに」
律「澪、さっき行ったじゃん。頻尿か」
律が突っ込んできた
澪「あ、いや、こんな停電してる状況で単独行動ってのもどうかなって」
律「ふーん。じゃあ私はここで留守番してるよ」
えっ。律が留守番するって言いだした!
1. ころしてでもつれていく
2. じゃあ留守番しててくれ
562 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 23:08:12.11 ID:m4exU47e0
1
563 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 23:08:18.63 ID:+4ERb2370
2
564 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 23:08:28.67 ID:/zdvDZ9G0
1
1でも2でもついていきそうだなw
566 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 23:12:41.47 ID:ecq8sVzI0
澪「律!いいから来い!」
私は律の腕を掴むと強引に連れだした。
さわ子「どうしたの?さっきから。たかがトイレに行くだけじゃないの」
さわちゃんは怪訝そうだ。
律「そうだよ澪。どうしたんだよ!?」
え・・・いや、それは・・・
1. いいから!
2. いや、特に・・・
1
568 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 23:14:02.29 ID:/zdvDZ9G0
1
569 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 23:16:28.03 ID:ecq8sVzI0
澪「いいから!」
さわ子「そんな独りになったらフレディが来るとかじゃないんだから」
律「お前、怖がりにもほどがあるぞ〜」
ううぅ、茶化された
澪「とにかく!今私は単独行動をさせたくないんです!誰にも」
570 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 23:18:10.38 ID:LVmn25AQP
C
律「単独行動って・・・じゃあ林田さんはどうするんだよ?」
澪「えっ?」
さわ子「あっ、そういえば林田君ひとりで行っちゃったわよ?」
澪「あああああああ!?」
・・・確かにこんなのは私の変な直感に過ぎない。
それにそんな事を言っていたらとっくに林田さんは上から殺されて降ってきでもしなければ・・・
そういえば助教授いたなwww
助教授ならきっと・・・きっとまた笑顔で現れてくれるはず
574 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 23:20:36.76 ID:/zdvDZ9G0
まてまて、前回助教授一人でも生きていたから、助教授一人にしても大丈夫じゃないか?
拳銃持ってるしな
探すために何かするのは駄目だ
576 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 23:23:54.40 ID:p2FARrSF0
澪はイージーモードなのか…?
577 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 23:25:07.50 ID:8empx2lCO
みんな真面目だなぁ
やはりエロがないとここまで違うのか
澪「じゃ、じゃあとにかく三人で行動しましょう!林田さんは男だから大丈夫です!」
そう言って律とさわちゃんを進ませる。
停電を検知したのか、真っ暗だった非常灯もそれぞれ蓄電池で点灯し廊下を薄暗く照らし始めた。
さわちゃんをトイレにまでエスコートし、トイレの個室に入ったのを確認する。
・・・なんでここまでしているんだろう。これじゃ変態・・・。一瞬脳裏に嫌な物が浮かんだがすぐに払拭した。
・・・さて。
1. ・・・さすがにトイレの外で待つか
2. ・・・いや、ここは用心に越したことはない。トイレの中で待とう
579 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 23:29:41.29 ID:/zdvDZ9G0
2
580 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 23:30:06.92 ID:7qcxgZPz0
>>576 あずにゃんに比べればけっこうわかりやすい
と見せかけて後半むずくなったりして
581 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 23:30:28.05 ID:LVmn25AQP
C
支援
律「おい!なんでトイレの中で待つんだよ!狭いし臭いじゃんか!」
さわ子『ちょっとー。見守ってくれるのはいいけど騒がないでよ〜』
澪「・・・」
律「おい澪!」
さわ子『静かにしないと出るものも出ないわー。あなた達ずっとトイレにいたいのー?』
さわちゃんと律を守るためとはいえ、トイレの中の空気は最悪です。
臭い的にも雰囲気的な意味でも最悪だな
INA「ジャーゴボゴボゴゴボ」
さわ子「もう!なんなのあなた達は!出るものも出ないじゃない!」
律 「まー、最終的には出たんなら・・・」
澪 「はぁぁ」
思わず溜め息が漏れる。
さわ子「一体なんなの?なんか理由があるんでしょ?」
トイレからの帰り道、さわちゃんが突っ込んでくる
三人でトイレを出ると廊下の電気が復旧していた。
今思ったんだけど、別に3人でいようとあんな化け物ならまとめて引き摺りこめるんj
あれ、脚元が滑ついてるんだが気のせいか……。
さわ子「全く・・・。予感を信じるのもいいけど、もっとスマートにやれないの?」
さわちゃんが背後で文句を言う中。間引き蛍光灯に照らされた渡り廊下を歩く。
ふと、窓の外を見ると渡り廊下から見て右側、一階の一番奥の部屋で光が明滅している。
澪「なぁ、律。あれって」
律「ん?あれ?懐中電灯かな?」
さわ子「え?どれどれ?」
三人で窓を覗いていると、フッとその明かりは消えた。
澪「あれ?消えた」
律「林田さんとかココの誰かだろ?」
さわ子「まず私なんて見えなかったわよ」
口々にその目撃談について言いながら研究室へ戻った。
助教授「あっ、皆お帰りー!」
なぬ?助教授以外に誰かいるのか?
そもそも人間が持ってる人造の光とは限らn
おかしいな、梅雨で雨漏りか?
591 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 23:46:09.07 ID:/zdvDZ9G0
誰かいそうだが、人ではないね。
助教授がさわちゃん(俺の嫁)達に『人に会うの一日ぶり』って言ってたし
なにそれやだこわい
593 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 23:47:25.23 ID:rhaYzklq0
>>591 助教授が隠してる、もしくは潜んでいて知らなかった可能性だってあるだろう。
それかついさっき入ってきたか
部屋のど真ん中にはマシンベンチプレスとレッグカールを足したような変なガラクタが置かれている。
助教授「いやー、これ持ってくるのに手間取っちゃってさー」
さわ子「え・・・なにこれ?」
さすがのさわちゃんもドン引きだ。表情が硬い。
だって私にもどう見ても鉄パイプでいい加減に組み立てたオブジェか何かに見える。
助教授「えーと。『スーパートレーニングZベンチレッグカールマシンDX』だよ」
助教授は若干噛みつつ片手の説明書に書かれた商品名を読み上げた。
夏ですな〜
律 「え、ちょっとこれ使ってみてもいいですか!?」
微妙な空気を撹拌したのは律だった。
助教授「え、いいけど・・・これスカートじゃ無理じゃないかい?」
律「あっ、大丈夫です。ハーフパンツ履いてます」
助教授「あっ、そうなの?ま、僕は一応外に出てるよ〜」
そういうと助教授はOAチェアから立ち上がり外に向かう。
597 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 23:50:44.68 ID:sgxXpkKo0
追いついた
さるよけ支援
598 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 23:51:22.76 ID:/zdvDZ9G0
>>593 それもありだね。
これからの展開に期待。
律はなんとか『スーパートレーニング何とか』に乗り込み、どうもどこに出るのか判らない運動を開始した。
さわ子「なかなか私みたいな運動不足にはハードそうね・・・」
律の物凄い動きを見てさわちゃんが呟いた。
助教授は廊下にいるらしく戻ってこない。
どうしようか・・・?
1. 助教授のところへ行く
2. 律の「スーパーなんとか」をイジる
600 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 23:53:43.01 ID:sgxXpkKo0
1
・・・とりあえず助教授のところへ行こう。
さっきの光の件もあるし。
助教授は窓を開けて外を眺めている。
澪「林田さん?」
助教授は振り向いた。
助教授「お?なんか気になるものでありましたか?」
澪「えっと・・・」
1. さっき一階の方で光が
2. ここって今助教授しかいないんですか?
1
ってかさるってなんだ?去る?
1
604 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 23:56:41.60 ID:sgxXpkKo0
2
一人で連投したらでるアク禁だっけ
>>602 バイバイさるさん
同じ人間が何度も連続で投稿すると発動する規制
顔真っ赤にした人やスクリプトをブロックするのが本来の役目
澪 「さっき一階の方で光が動いてるのを見たんですけど・・・」
助教授 「ん?一階で?いつ?」
澪 「ちょうど私達三人が部屋に戻る直前です」
助教授 「それ、一階のどの辺?どっちの棟?」
能天気な調子で尋ねてきた。
私は窓辺に寄ると、さっき光が動いていた右側、一階の一番奥を指さした。
助教授「一番端の部屋か!?」
澪 「はい」
助教授の表情が変わった。
「僕は一階に行ってないんだよね」
ああすまん、一人「だけ」ではないんだ。kwskは
1.一つのスレに
2.ある時間(H)内に
3.最近の投稿(N)のうち沢山投稿(M回)したら
4.「バイバイさるさん」になる
※H N M は可変で板ごとに違う
609 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 00:05:49.57 ID:9+ijuzo5O
し
「・・・僕ら以外の誰かがいる」
助教授は呻くと窓を閉め、足早に研究室へ入る。
「取りあえず戻ろう」
私もそれに続いた。
研究室に入ると熱気がムワッと襲いかかった。
律は「スーパー」で汗だくになり、
さわちゃんはそれを内輪で仰いでいる。
律のブラウスは汗ですっかり透けてブラが見えている。
今日は水色らしい。
611 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 00:08:01.09 ID:5JgrSPe70
612 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 00:08:45.50 ID:9+ijuzo5O
さるよけ
613 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 00:09:45.49 ID:vDEv+vc70
C
みんな、さわちゃんを守ってあげてくれ…。
支援。
さるくんな
助教授はそんな律に目をくれることもなく引き出しを開けた。
出てきたのは頑丈そうな50センチほどの長さがあるハンドライト。それをベルトに差す。
さらに立て掛けてあったアルミの細長い箱を開ける。
中に入っていたのは刺股だ。箱の蓋には見覚えのある大手警備会社のステッカーが貼られている。
さすがに異様な調子の助教授に気づいたのか、律もさわちゃんも助教授の方を向いた。
さわ子「あれ?どうしたの?」
助教授「誰か侵入したらしい。僕は管理室の様子を見てくる。君は彼女たちを頼む」
刺股を片手にした助教授は若干悲壮な表情でさわちゃんを見ている。
1. 私も行きます
2. 律、お前なら助教授の助けになれる
3. 黙ってここに待機していよう
3
教えてくれた人サンクス
また一つ賢くなったわ
こんな時間にLeft 4 Dead2をイヤホン付けてやるもんじゃないな。怖すぎる
と言っても体験版なんだけどね。でも怖いものは怖いおチャージャー市ね特攻してくんな
619 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 00:20:51.45 ID:vDEv+vc70
>>618 せめてサイレントヒルくらいにとどめておけよ
・・・黙ってここに待機していよう。
助教授「山中さん。ドアの鍵は必ず閉めてくれ。僕は戻ってくるときノックを5回するから。それ以外では開けないでくれ」
「あとは・・・。30分経っても戻らなかったり、何かあったときはすぐに警察に電話してくれ。書類の下に電話機が埋まってるから」
「わかったわ」
「・・・大丈夫だから」
そう言って助教授は私と律に微笑むと刺股片手に出て行った。
621 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 00:22:41.91 ID:Ifh7na7uO
やっと追い付いた〜
さわちゃんは助教授が出ていったと同時に鍵を閉めた。
ガチャン、という音は静まり返った部屋の中に響き渡った。
律「なぁ・・・林田さん大丈夫かな?」
律が不安そうに尋ねてきた
1. 大丈夫
2. どうせ間違いだろうし・・・
1
澪「大丈夫だろ・・・一応男の人だし」
そう言うと律はまたパイプ椅子に座って扇ぎ出す。
さわちゃんは机の上の書類をかき分け電話機を探している。
私はとりあえず置きっぱなしのコーヒーカップを片付けることにした。
625 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 00:33:23.12 ID:hTcCsjIYP
C
VERY EASY?
うわああああああああああん他スレに誤爆しちゃったよう!またやっちゃったよう!
―――
― 東棟 1F 廊下
助教授、こと林田はじっとりと手の平が湿っていくのを感じながら管理室の前に立っている。
今、ここには自分とさわ子とその教え子以外に誰もいない、はずだった。
だが、さっきの秋山さんといっただろうか、さわ子の教え子の言葉は
この山奥の廃墟同然の建物に侵入者が入ったことを表していた。
その目的と正体など全く思い当たらない。意を決して
左手のマグライトを構え直すと、刺股を脇に挟んで林田は管理室のドアを開けた。
さるやめてええ
629 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 00:42:27.08 ID:MkKJ4o2s0
助教授も知らないのか
※澪編はVERYとは言わないけどEASYです
――
― 3F 研究室
林田が行ってから何分経ったのだろうか。
さわちゃんは勝手に本棚に残っていた本を読み
律はソファーでぼうっと上を見つめている。
室内の熱気は発見した扇風機ですっかり収まった。
私はぼんやりと洗ったコーヒーカップを布巾で磨く
631 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 00:43:57.94 ID:XdkStyBeO
誤爆を先に他のSSで見ると自分が間違ったのかと思う
632 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 00:44:02.03 ID:qLkbRAWb0
しえ
支援。
―また時間が経った。
さわちゃんは急に本を置いた。
「・・・もう、30分経つわ」
律が不安気にさわちゃんと私を交互に見る。
私自身も不安な30分だった。そして今、不安は現実に変わろうとしている。
さわちゃんが受話器を上げた。
1. 電話はまだ・・・待ちませんか?
2. これはどう考えても助教授は・・・!
2
2
637 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 00:49:02.83 ID:9+ijuzo5O
さるよけ
どう考えても・・・どういい方向に考えようとも・・・。
助教授の身に何かあった・・・。
さわ子は電話をプッシュしている。
「あ、もしもし?」
「はい・・・はい・・・」
「・・・誰かが侵入したと」
「ええ・・・様子を見に行って・・・」
「はい・・・はい・・・わかりました・・・」
しばらくの通話の後、さわ子は受話器を置いた
OAチェアでくるりと回ったさわちゃんはこちらを向く。
さわ子「警察を呼んだわ。いい?これからパトカーが来て警察官がここのドアを開けるまで
絶対に外へは出られないわ。もしトイレに行きたくなったらこの部屋でするしかないわよ」
私達の目を見ながらさわちゃんは言った。
警察が来るまで・・・ここからは出られない・・・。
640 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 00:53:16.31 ID:hTcCsjIYP
C
641 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 00:53:23.41 ID:9+ijuzo5O
さるよけ
642 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 00:55:40.44 ID:LdG5bYZ90
C
643 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 00:57:56.37 ID:v4YvVd7N0
この展開…
大丈夫か?
・・・私に出来ることはなくなった。
20分後、駆けつけた警察官が私達を部屋から解放した。
そして、私と律は煌々と赤色にライトアップされた世界の中で泣き崩れる女を見た。
澪 生 存 E D <誰 か の 犠 牲 の 上 で>
645 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 01:00:30.06 ID:H8C+/RkI0
あちゃー普通のEDかー
真相が気になってモヤモヤするわ
助教授ェ…
林田さん・・・
現実なら最初から警察呼べばゴールだよね
警察来たらEDってことは化け物が警察倒せるわけじゃなさそうだし
それでも、それでも俺は選択肢を選び続ける
649 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 01:04:56.37 ID:MkKJ4o2s0
安易に警官呼ぶのもダメなのか
全員生存ENDきついなこりゃ
ぶっちゃけ生存1でもいいから真相が知りたいいいいい
気になってスレからはなれられんw
ひんと!
憂 「何度もご指摘を受けている通り、トゥルーエンドを出す条件は
>>1が最初につくっていた原題の関係もあって澪先輩だと比較的楽なんです。
特に視点が変わったからといって、地理条件や建物の構造は一切変わっていません(いない筈?)
例えば、地形条件絡みなんかですと、以前終わらせた話なんかにある情報を踏まえて選択を選んでもらえば楽かもしれません」
純 「
>>1のカスは選択肢を作った張本人だからどれがどう繋がるかわかりますが、選ぶ皆さんはその場の情報で選びます。
ところがこれは情報がいまいちわかりにくいので、やり難いかも知れません。
とにかく全員生存が設定してあるのは確かです。それがどういう形であっても・・・」
653 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 01:11:56.42 ID:H8C+/RkI0
やっぱり通気口?が気になるよな
どっかにはしごとか無いんかな?
ひんと!2
憂 「現実的な考えに基づいた選択肢が必ずハズレかというとそうでもありません。考えてみてください。
非日常的な事態に直面したら、大概は日常へと戻ろうとしませんか?
ですから、泥棒が入ったら110番、みたいな日常の常識を適用することに何ら問題はないはずです
とはいえ・・・
>>1って根性が曲がっていますね・・・」
655 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 01:15:49.51 ID:br0vvjvw0
>>653 覗いた瞬間に眼孔へとアメーバがぬわあああああああああああああ
……と来るかもしれないだろう?
頼む
もう普通にBestエンドを…
サル死ね!
658 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 01:21:42.41 ID:H8C+/RkI0
>>655 紬「女の子は度胸!なんでもどんとこいです♪」
659 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 01:27:14.26 ID:kfxBLyQQO
真実が気になるぜ!!
660 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 01:36:26.66 ID:H8C+/RkI0
さるくらってんのか
しまったさるかよ
662 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 01:41:07.22 ID:XdkStyBeO
疲れてるだろうから今から続けてとは言いづらい
でも近い内にやってほしいな
663 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 01:58:44.29 ID:kfxBLyQQO
まだ落とさないよね?
664 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 02:05:53.89 ID:20H1+jie0
あげとくか
サルきたから寝たか?
665 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 02:06:29.13 ID:pyUAJDI0O
666 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 02:24:46.15 ID:HYm1IdNVO
あー・・・真相が気になるじぇ・・・
誰かノベルゲーみたいにして冬コミ辺りに配布してくれないかな・・・
667 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 02:31:08.13 ID:4Epc3CIN0
668 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 02:35:23.87 ID:HYm1IdNVO
669 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 02:36:21.06 ID:4Epc3CIN0
よし、あとはグラフィッカーとBGM
そして俺が著作権恐怖症を克服する薬が必要だ
670 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 02:38:20.63 ID:6sCe2DZyO
真相が気になるなぁ
ゲーム化とかどーせグダグダになってやめるんだろ?
SS書きより消失しやすいじゃん
気長に待ってるけどさ
グラとかBGMとかいらないから選択分岐だけ欲しいなw
673 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 03:00:09.80 ID:9+ijuzo5O
規制ってどれくらいなの?
674 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 03:05:09.90 ID:HYm1IdNVO
まさか言い出しっぺになってしまうとは・・・
もしガチで制作だったら何か土産持っていくわ・・・
675 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 03:14:17.93 ID:fA0OCXSJ0
おさるさん撃退
おさえるさんは1時間くらいで直るよ
ねたっぽいなー、保守するか落とすかどうする
677 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 03:20:48.45 ID:fA0OCXSJ0
明日(今日)選挙だけどそれよりも続き気になる
678 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 03:32:48.31 ID:fA0OCXSJ0
激しく眠いほしゅ
679 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 03:42:57.85 ID:6sCe2DZyO
保守
680 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 04:03:12.61 ID:fA0OCXSJ0
ほ
681 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 04:08:58.71 ID:o6k6UOYEO
全員生存はあるけど無事ってわけではないようだな
片腕なくすとかだったら泣くんだけど
682 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 04:16:17.04 ID:kfxBLyQQO
保守
683 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 04:25:53.20 ID:XdkStyBeO
この時間ならそう落ちないから保守控え目で
誰か目安表持ってたら貼ってくんないかな
684 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 04:42:50.73 ID:fA0OCXSJ0
?保守時間の目安
?00:00-02:00 60分以内
?02:00-04:00 120分以内
?04:00-09:00 210分以内
?09:00-16:00 120分以内
?16:00-19:00 60分以内
?19:00-00:00 30分以内
ぐぐったらあったわ
すまんかった
685 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 05:45:14.57 ID:QSpBEGc80
寝る前にほす
686 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 06:23:41.92 ID:72rXZfe80
保守
687 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 07:07:18.89 ID:gZwcq0t60
寝ながらほす
688 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 08:12:48.72 ID:HYm1IdNVO
腹痛い捕手
689 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 08:42:50.25 ID:Oepe84hm0
ほしゅ
690 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 09:04:37.35 ID:DSQCeuD+0
選挙だな
ほ
691 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 09:12:35.50 ID:o99O7ceX0
選挙ですね兄さん
ら
692 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 09:31:17.99 ID:8xdcPC3y0
純「純で〜す!」
憂「チョーサクで〜す♪」
梓「えっ、み…三波春夫でございます…////」
純憂梓「保守しま〜す」
693 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 09:36:41.51 ID:e7bSH9WF0
保守
ほ
・・・おはようございます
サルった→八つ当りに書き込む→またサルった、で顔真っ赤になり
ふて寝状態になって朝になってました・・・保守させてすみません
とりあえず朝になってしまったので所要済ませたら再開しますから・・・
696 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 10:30:24.63 ID:kfxBLyQQO
待ってた!!
697 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 10:38:47.53 ID:v4YvVd7N0
ワッフルワッフル!
この時を待っていた!
DEF
700 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 11:51:26.48 ID:XdkStyBeO
真相解明だ
701 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 11:51:40.21 ID:HYTicS3q0
まだ来ないのか
702 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 11:56:56.00 ID:NeWdULl+0
ほーっほっほっ
703 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 12:27:01.44 ID:wkkBsD6n0
所用っつーと選挙か
704 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 12:58:01.09 ID:kfxBLyQQO
よし、保守ついでに投票行ってくる
ほっしゅ
このために期日前投票してきたから保守しておく
707 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 13:31:49.26 ID:liUJxOPJ0
「選挙当日はお出かけですか?」
「いえ、VIPのスレを保守するためです」
「え」
「VIPのスレを保守するためです」
すみません、実は当日は仕事ってウソつきました
保守。
710 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 15:00:22.60 ID:9+ijuzo5O
あ
h
712 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 15:43:06.50 ID:e7bSH9WF0
保守
ほす
714 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 16:03:55.84 ID:fA0OCXSJ0
保守ついでに見つけたから再度貼り
保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 40分以内
02:00-04:00 90分以内
04:00-09:00 180分以内
09:00-16:00 80分以内
16:00-19:00 60分以内
19:00-00:00 30分以内
保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 60分以内
02:00-04:00 120分以内
04:00-09:00 210分以内
09:00-16:00 120分以内
16:00-19:00 60分以内
19:00-00:00 30分以内
715 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 16:10:21.75 ID:Oepe84hm0
出かけてる間に進んでるだろうと思ってたら進んでない・・・だと・・・
716 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 16:48:12.27 ID:33o4ZG800
h
保守
戻ってこれなかったら保守されまくってて気まずい・・・です・・・
コンティニューでござる
ktkr。
コンティニュー
―
「「「「最初はグー!じゃんけん!」」」」
さて、誰と誰に行かせようか?
さわちゃんの車に乗れるのは4人!
だけどリアシート一箇所は畳んじゃうしさわちゃんが運転しないとまず行けないので2人だな!
1.梓
2.紬
3. 唯
4.律
5. 澪
6. 和
7.憂
律「あ、ひとり一票だぜ」
721 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 17:40:03.23 ID:MN5rlYEJ0
2
7
律 「おー、じゃあムギと・・・」
唯 「あー、ムギちゃんばっかり!私も―」
憂 「私が!私が行きます!」
突然の乱入だった。
律 「!?」
唯 「え?ええ?憂!?」
さわ子 「え??ええ?」
憂 「じゃあとっとと行きましょう!」
憂ちゃんはわれ先にとさわちゃんの車に乗り込む。
唯 「うーいー!ずるいよー!」
憂 「ダメ!絶対お姉ちゃんがなんと言おうと私はお姉ちゃんを行かせるわけにはいかないの!」
紬 「じゃあ、先生よろしくお願いします」
さわ子 「じゃあ、行ってくるわね〜」
さわちゃんの赤いワゴンRは薄青い煙を残して走り去った
― 車中
さわ子 「あの、どうして平沢さんが急に?」
憂 「お姉ちゃんのためです!!」
紬 「そういうのってイイわよね〜」
憂 「お姉ちゃんのためなら私は戦車にでも立ち向かいますからね」
さわ子 「・・・ええー」
勝ったな
軽自動車は急坂と急カーブに喘ぎながらどんどん山奥へ走っていく。
最後に見かけた民家からさらに車で15分ほど登った山の上。
急に開けたそこにその建物はあった。
砂利敷の駐車場には既に車が一台停めてある。
憂 「・・・。」
紬 「スゴイわぁ」
日没の赤い光に照らし出されたところどころツタの巻きついた4階建ての古い建物が2棟あった。
さわ子「…こんなおどろおどろしかったかしら?」
728 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 17:53:51.17 ID:t5ZUUPea0
ムギと憂、最強の二人が揃った
これで勝てる!
錆びが浮いた鉄のドア。色はすっかり褪せていてドアに触れると白い粉がつきそう。
<御用の方はインターホンを押してください>
マジックで書かれた手書きの紙がガムテープでドアのガラスに貼られている。
さわ子先生がインターホンを押す。
ピンポーンという音がしてしばらく無音が広がった。
憂「誰もいないんじゃないですか?とっとと帰りましょうよ?」
さわ子「ちょっと待って」
?『誰もいませーん』
突然インターホンの向こうがボケた。なんだこいつは。
しかしさわちゃんは動じなかった。
「あ、桜が丘女子の山中です」
『あー!はいはいはいはいはい!今開けるよー!』
今度はやたらハイテンションな返事と共にドアの内側からモーター音がしてドアの鍵が開く。
ドアを開けると同時に埃っぽい匂いと湿った匂いが鼻をついた。
蛍光灯に照らされる玄関ホールは元々土足禁止だったのか下駄箱が置かれ、靴脱ぎ場がある形になっている。
しかし今はそれも無視されているようで、見るからに黒々とした床板には所々足跡が付いていた。
なので遠慮せず靴を履いたままで上がる。
玄関のところには元々管理室とか受付だったような小窓があるが、真っ暗な曇ガラスの向こう側の部屋に人気はなさそうだ。
紬「なんかお化け屋敷みたいね〜」
紬先輩は楽しそうだ。
732 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 17:57:30.21 ID:kfxBLyQQO
強すぎても真相には辿り着けないのが世の常だぜ 臆病な位が丁度いいんだ 保守
管理室の横には普通の公衆電話が一個置かれている。
一階の非常時の退避ルートを正面玄関と突き当たりの非常口と確認し、更に見回したところで
何をもたもたしていたのか最後尾だったさわ子先生がようやく追いついてきた。
この人は確実に足手まとい、私はそう思った。
さわ子先生が先頭に立ち進んでいく形になった。
ここの経年はかなりのものらしく、天井にはスチームの配管から電線まで剥きだしで通っていて
ところどころでは白熱灯が蛍光灯に混じって光っている。
窓枠も基本的には木製と薄いガラスのものだが、所々には断熱アルミサッシも混じっている。
734 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 18:02:16.25 ID:YIlX9/fS0
憂こえぇw
50年代前半のスタンダードといった所だろうか。昔の姿が残ってるわけでもなく、かといって近代的でもない。
ところどころに貼られる<埋蔵文化財研究室は三階です>と書かれ道のりが書かれた紙を私たちは頼りに進んでいく。
二階の廊下の構造も同じような形で非常階段が北端に設置されていることを確認する。
更に見る限り使われている部屋はなさそうだ。
更に階段を登る。研究室は三階だ。
―3F 埋蔵文化財研究室
全く電気の点いていなかった二階と違って、三階は一階と同様にある程度電気が付いていた。
「節電」と書かれた紙の影響か、ここも蛍光管が外されている箇所があるようでやはり薄暗い。
廊下を見た限り電気が付いている部屋はひとつしかなく、研究室はすぐにわかった。
恐らくこの建物内に人はいないと予想される。私が非常口を確認しているうちに
さわ子先生が開けっ放しのドアをノックしていた。
男「いやー山中さん!こんなとこまで来てくれるなんて!」
出てきた男は多分さわ子先生と同年代くらいだろう。
男はさわ子先生に馴れ馴れしいあいさつをした。
白衣はよれていて、スリッパは便所サンダルという不潔な出で立ちだ。
お姉ちゃんを連れてこなくて正解だ。どんな雑菌と接触させられるかわかったものではない。
さわ子「いえいえ」
男「いやー、大学まだ夏休みだし、1日ぶりに人に会ったよ!」
男はそう言うと私達を部屋に招き入れた。
ほとんど空になった本棚が並ぶ部屋の中にはダンボールがいくつも積まれていた。
空気は若干カビ臭い上に埃っぽい。いよいよ以て私の勘が当たっていたことに確信を深める。
万一お姉ちゃんがマイコプラズマ肺炎にでもなったら私は死んでも死に切れない。
「いやー!座って!座って!あっ?コーヒー飲む?インスタントしか無いけどね!」
男はそう言いながら私達に小汚く古びてクッション性の欠片もなさそうなパイプ椅子を用意しながら
取ってつけたような薄汚いステンレス製の流し台の方へ歩いて行く。
そしていつ洗ったのかと小一時間問いただしたいような電気ケトルに水を入れながらこっちを振り向いた。
助教授「あっ、君たちどうする!?あとは緑茶しか無いんだけどコーヒーでいい?」
「あっ、名乗るの忘れてた。僕、林田!ここの『ヌシ』兼、○○大の准教授で、通称助教授です!」
何処に仕舞ってあったのか、消毒はしたのかと詰問したいようなコーヒーカップを出しながらそのまま自己紹介を始める。
憂黒いww
更に周囲を見回していると助教授が薄汚いシミの付いたお盆にコーヒーを載せて持ってきた。
助教授「殺風景でしょ?もう大方資料は運びだしちゃったからなぁ。あとはガラクタと業者に依頼する大物だけなんだよ」
さわ子「建物は昔と変わっていないのね〜」
助教授「まぁ再来月には取り壊し予定だけどね。今年で築55年だったかなぁ。もう最近は雨漏りもすごいし」
コイツの言うとおり天井にはシミが何箇所もあり、おまけに所々には黒カビが生えている。
大量にクラドスポリウムの胞子が今この空間には犇めいているに違いない。
一回は主人公の唯を連れていきたいな
とうとうコイツに降格したか……。
林田さん生き残れないぞこれは
743 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 18:17:45.26 ID:xjaie/dw0
このスレが埋まるまでに真相にたどり着けるのか
お姉ちゃんがもしアレルギーを持っていて、ここに来ていたとしたら今頃どういう症状に苦しめられるのか。
想像しただけでゾッとする。全く。私が代わりに来て良かった。
更に出されたコーヒーカップにはシブが若干付着している。
コイツはお姉ちゃんが来てもこの薄汚い非衛生極まりない腐れコーヒーを出したに違いない。
私が憐憫に満ちた表情を浮かべてコーヒカップを眺めていると助教授もコーヒーを配り終わったらしく、OAチェアに座った。
さわ子「いやー、林田君と何年ぶりだっけ」
助教授「ん?多分半年前じゃない?」
さわ子先生とコイツもといこの林田は愚にもつかない会話を始める。
片やムギ先輩はまるで博物館に初めて来た小学生のように楽しそうな顔で部屋のあちこちを見て回っている。
私はというと、お姉ちゃんの貴重な時間が空費しなかったことに安堵感を覚えていた。
紬「これは何ですか?」
ムギ先輩は何かを気になるものを見つけたのか、指をさして林田に質問している。
さわ子先生の方を見ると部屋の隅で化粧を直している。
林田「あ」
林田は思い出したように部屋の隅に置かれた薄汚いダンボールを開くと、これまた薄汚れたビニール袋を取り出した。
林田「これは弥生時代後期にかけて―」
ムギ先輩に楽しそうに説明を始めた。
憂黒いなwwwwww
ちょっとごめん。一時離れます
俺の知ってる憂はこんな奴じゃない
>>749 わからんぞ……あの子精神年齢高そうだし。
自分を偽るのくらい簡単だろうw
751 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 18:31:03.40 ID:nhcRme1t0
どちらにせよ嫌だな
紬先輩は目を輝かせて説明に聞き入っている。
憂 「へぇ〜そうなんですか?初めて知りました」
かたや私は冷め切っていた。
林田 「あっ、そうだ。まだ残ってる資料あるからそれ見る?」
紬 「あっ!見たいです!是非!」
林田「平沢さんも行く?」
1. あ、じゃあ私も・・・
2. 結構です
1
猿避け。
さ、サルが・・・
―
憂 「あ、じゃあ私も行きたいです」
仕方ない。無碍に断る訳にもいかないだろう。面倒だが仕方ない。
私に古代の残滓に興味など持てない。興味が持てるとしたらお姉ちゃんただ一つ。
これが平沢唯研究所でお姉ちゃんの生活の痕跡でも見れるなら、私は50万積んで見に行ったって良いのだけど。
林田 「山中さーん。行く?」
林田が急に声を掛けたせいか、さわ子先生は何かやらかしたらしく。顔を隠している。
研究室の鍵を閉め、私達は埃臭く薄暗い廊下を進む。
その薄闇に紛れてさわ子先生が必死に口紅を直していたのを私は見逃さなかった。
階段を一階まで降りて進んだ先には「食堂」と書かれた部屋があった。
林田は掛かっていた鍵と南京錠を開けると、ガラス扉を開け放った。
カビ臭い匂いに混じって食堂独特の香りが広がるなか、林田は食堂の入り口にあったスイッチを入れる。
パチン、という音と共に並ぶ蛍光管が一斉に点灯した。
しかし今は椅子もテーブルもなく、分類番号と思われるシールが貼られた空のスチール棚が並んでいた。四段の中量棚が多そうだ。
林田「昔はここ、倉庫だったんだよね」
とはいえシャッターは閉まっているが厨房のカウンターがあったりするところを見ると倉庫以前は食堂だったようだ
壁に貼られた「食券をお買い求めください」という黄ばんだ紙が哀愁を誘った。
林田は隅に積んであったダンボールを開け、中に入っていた丸めた新聞紙を取り出す。
古臭いダンボール箱には通し番号と何かの記号が書かれている。意味はわからないけど。
林田の講釈が始まった。
ビニール袋に入った黒い潰れたトマトのような物体が漆器だとか、その辺のビー玉と入れ替えればごまかせそうなガラス玉とか
どう見ても錆腐りきった鉄くずが貴重な鉄剣だのという非常にありがたい内容だった。
お姉ちゃんが考古学の道に進めばこれも役立つだろうがあいにくお姉ちゃんの今後については私の手中にある。
それにしてもイラッと来る。不毛だ不毛。まさに現代の不毛地帯。
それをそれはそれは楽しそうに聞くムギ先輩。ブルジョワジーとは往々にして理解不能なのだと身につまされる。
一般人の私に古代のロマンなぞ必要ない。必要なのはお姉ちゃんへの愛情のみ。
そう思いながらさわ子先生の方を振り返ると、さわ子先生はその辺から見つけてきたのか丸椅子に座って
辛うじて、話を聞いているような体裁を保つような姿勢で居眠りをしていた。
759 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 19:20:10.73 ID:Oepe84hm0
さるめ!
さるよけ
憂「ふぅ…」
やっていられない。とっとと家に帰ってお姉ちゃんの夕飯の支度をしたい所だ。
しかもあまりにも急だったせいでお姉ちゃんに夕飯について一切話をしていない。
連絡しないと…。
「うーいーおなかすいたー。おねえちゃんしんじゃうー」
お姉ちゃんの苦しみに充ち満ちた声が聞こえた気がした。
とりあえず冷蔵庫にはスパゲッティがあったはずだ…。
あっ…携帯はカバンの中だ…。持ってきていない…。
1. くっ…諦めよう
2. 根性でもお姉ちゃんに電話してやる!
2
時計を見ると午後7時半。お姉ちゃんはとうに家に帰っている。
私のミスで飢餓に喘ぐなど言語道断、あってはならない。
早急に電話する必要がある。
…電話といえば廊下に公衆電話があった。
今林田はムギ先輩への講義に熱中しているし、研究室に戻って携帯を取るより手っ取り早そうだ。
さて…
1. 研究室を開けてもらう
2. 公衆電話に行こう
僕の知ってる憂ちゃんはこんなに黒いはずがない
ない
1
仕方ない。携帯電話はカバンの中だし研究室を開けてもらおう。
ちょうど林田も喋り尽くしたらしくタイミングは良かった。
憂 「あの、林田さん。家にちょっと連絡したいのですが、私携帯電話を研究室に忘れてきちゃって」
林田 「あ、家に連絡したいの?1時間もここにいたし一旦研究室に戻ろうか」
そう言うと林田はダンボールを片付け始める。
が、取り扱いにムギ先輩が手を出し始めたせいで中途半端に遅い。
1. 私も手伝う
2. これ以上手を出したらもっと遅くなる!
俺の知ってる憂はこんなんじゃない!
こんなんじゃ…
768 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 19:50:12.31 ID:6qYpQ4LQ0
2
769 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 19:51:03.31 ID:fA0OCXSJ0
1
憂ヤンデレな雰囲気だな…
ムギ先輩は恐らく土器入りダンボールが非常に貴重なものに見えて取り扱いに困っているのだろう。
揺らしたら中の物が砕け散るとでも思っているのだろうか。
なら何のために緩衝材が腐るほど詰められているのかと説教してやりたい気分になりながら眺める。
林田 「よーし。戻ろうか!」
さわ子 「なるほど!それはすごいわね!すごいわ!林田君!」
紬 「!?」
憂 「!?」
林田 「!!!?」
どうやら寝ぼけていたらしい。なんて哀れなんだろうこの人。
支援。
さわちゃんwwwwww
さわ子先生は根性で取っていたあのロダンの「考える人」よりも高度な
「考えるさわ子」ポーズを取るその努力を最後の「すごいわ林田くん!」という
バカそのものを具現化したような反応で水泡に帰した。
「うーん。ごめんね。全然構わなくて」
林田は苦笑いしながら食堂の鍵を閉める。
「じゃあとりあえず戻ろうか」
私達はその声をとともに廊下を歩き出した。
さわ子「・・・・っ・・・・で・・・・く・・・・死・・・・」
背後でさわ子先生が呪詛のような言葉をブツブツと唱えている。
紬 「本当に考古学って面白いですね!」
ムギ先輩はまるで小学生のように目を輝かせている。
林田 「大変な道だけど楽しいよー?」
林田も嬉しそうだ。
ところが私は私で、早く電話したくて全く落ち着かない。
なるほど、確かに真っ先に頭を砕かれそうな……
研究室に戻ると私は真っ先にカバンから携帯電話を取り出して部屋の隅に行く。
さわ子先生はまるで燃え尽きたようにパイプ椅子に座り込む。
ムギ先輩は金魚のフンか紙芝居に集る子供のように林田にくっついて机のところへ行くが、
林田はムギ先輩に構う前に机の上を漁っている。
それを横目に私は携帯電話の電源を入れる。
慌てて出てきたせいで授業中切っていた電源を入れ直す暇がなかったのだ。
起動画面。次に少しの間を開けて待ち受け画面が表示される。
普段なら気にならない起動時間すら遅く感じられ、思わずその辺の壁に叩きつけたくなる。
しかも、受信状況を示すアンテナはなかなか圏外表示から変わらない。
「あっ、平沢さーん?電話あったよ?」
振り向くと、林田が書類の間から電話機を引っ張り出していた。
「ここ携帯圏外なんだよねー」
林田が笑顔でこちらを見ている。
私は携帯電話を壁に叩きつけた。
頭から湯気でも出そうだ。
林田は私にビジネスフォンの受話器を渡す。
「はい。これで外に電話できるから」
「あ、ありがとうございます」
「じゃあ、その間に僕は山中さんに渡すトレーニングマシン取りに行ってくるから」
そう言って部屋を出て行こうとする。
1. あっ?先に手伝いますよ?
2. とにかく電話しよう!
支援
2
お姉ちゃんに関する事項は基本的に全て諳んじている。
無論電話番号など当然だ。迷わずお姉ちゃんの携帯の電話番号をプッシュする。
呼出音が鳴りだす。ようやくお姉ちゃんに電話することができた。
私は安堵から溜め息が漏れた。
「おい!誰だお前ら!?」
その安堵は林田の叫び声でぶち破られた。
廊下の方が俄に騒がしくなる。
な、何?
続いてブツりという音が耳に入る。それと同時に受話器が沈黙した。
「林田先生?」
そういうとムギ先輩が廊下を覗こうと向かう。
私は呆然と沈黙した受話器と交互にムギ先輩を見ていると、
ムギ先輩がいきなり研究室を隔てるパーティションの影に消えた。
憂が携帯電話叩きつける所見てみたいわwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
「え?ムギ先輩?」
私が受話器を戻しパーティションの方に一歩を踏み出した時だった。
ムギ先輩がまたパーティションの影から現れた。
そして、その後ろには大男がいた。
「!?」
「お前らも動くな」
ムギ先輩はそのまま私の足元に突き飛ばされて転ぶ。
785 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 20:31:09.03 ID:dQqgjh870
工エエェェ(´д`)ェェエエ工
―
『レインボーよりポンチョ。状況開始』
男の手には銃があった。
男から漂う威圧感、その手にある鉄の塊からBB弾が出てくるとは思えない。
声が出ない・・・。何これ?
視線を男から外すことも出来ないまま私は立ち尽くす。
怖い。
心臓の音が部屋の中に響きわたっているようだ。
・・・お姉ちゃん。
私がお姉ちゃんの顔を思い浮かべた瞬間、乾いた音が響いた。
さるよけ
789 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 20:39:27.54 ID:dQqgjh870
ハハッワロスw
銃声だ。
ようやく私は理解した。
続いて爆発音と共に焦げ臭い何かが燃えるような匂いと火薬の匂い。
私は思わず頭を押さえて座り込む。
激しい音。
更に閃光が走り、私の目の前は真っ白になった。
791 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 20:42:36.57 ID:dQqgjh870
さるくんな
どうなる
猿避け。
さるですか
頭に響くような金属質の音。耳が聞こえない・・・。
やがて霧が晴れるように視界が開けてくる。
「―様!お嬢様!ご無事ですか!?」
目の前には大声を上げる兵士が立っていた。
私は唖然としてムギ先輩に歩み寄る兵士を見る。
兵士は起き上がったムギ先輩の前に膝をつくとヘルメットを外し、脇に挟むと目出し帽をめくった。
「初めまして。お嬢様。我々がお嬢様の警護に従事しております。今回は―」
頭の中に金属質な音が響く中、辛うじてそんな言葉が聞こえた。
さすがムギの家は違うなww
797 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 20:50:47.35 ID:Jtl2GgXw0
このまま何もわからず終わりか
紬/憂編 生存ED
「お姉ちゃん。私は今日凄いものを見ました」
799 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 20:53:53.42 ID:Z5hP2xyp0
終わりか
不完全燃焼感が半端ない
ひんと!でもない・・・あとがき?
憂 「実は紬と憂の組み合わせを、
>>1は想定していなかったんです。
ドス黒憂編とムギの桁違いっぷりが出てくるものはそれぞれ別の話として設定してありましたが、涙目でそれを組み合わせました」
純 「ところで、どうしても真相に近づけないという怒りの声がちらほら聞こえますが、こういうのは自然に任せたほうがいいかな?
という考えで
>>1も今のところ選択肢に手を加えるようなことはしていませんし、誘導もしていません。
でもこのまま行くと不完全燃焼で終わって
>>1も明日から頑張れなくなりそうです」
なんか紬が強すぎて不完全燃焼だ
803 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 20:57:41.04 ID:Jtl2GgXw0
もう選択肢なしでさ、こうすらすらっと。
まあ仕方ないか
というか紬は誰が一番相性がいいんだ?
805 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 20:58:58.62 ID:Z5hP2xyp0
こんてにゅー
806 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 20:59:39.00 ID:dQqgjh870
憂 「不完全燃焼というのは仕立てた
>>1も痛感している次第だそうです。
ただ選択肢なしにするとただのSSになってしまうという葛藤が
>>1にもあるので苦慮しています
紬先輩は持っている価値観や考え方、力がちょっと違います。
それを考えると少なくとも紬先輩を把握しているHTTのメンバーは好ましいでしょう・・・
ちなみに
>>1は律紬で琴吹家警護隊EDを想定していました」
>>806 やっぱそうかな
でも唯と言えば憂だからなー
ふむ姉妹はキツそうだな
さて、そろそろパートスレ催促厨が沸くだろうが
どうすんの?
810 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 21:07:42.90 ID:Z5hP2xyp0
今度は参加してー
>>1「パートスレ、それは絶対に避けたい。てか俺は建てない」(ていうか5円カー負けてショックでショックで・・・)
おお神よ、コンチニューなさるか?
812 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 21:08:04.03 ID:dQqgjh870
YES
813 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 21:08:56.03 ID:5e272WPqO
ひぐらしみたいに解答編は選択肢なしでいいんじゃね。
814 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 21:09:11.92 ID:Z5hP2xyp0
イエス!
・・・・コンティニュー
――
「「「「最初はグー!じゃんけん!」」」」
さて、誰と誰に行かせようか?
さわちゃんの車に乗れるのは4人!
だけどリアシート一箇所は畳んじゃうしさわちゃんが運転しないとまず行けないので2人だな!
1.梓
2.紬
3. 唯
4.律
5. 澪
6. 和
7.憂
816 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 21:10:11.24 ID:5e272WPqO
1
817 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 21:10:47.98 ID:dQqgjh870
3
818 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 21:11:10.39 ID:o99O7ceX0
すまん
いやね、絶対このスレじゃ終わらんだろ
zipか?
唯梓キタ!
820 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 21:12:17.83 ID:Z5hP2xyp0
唯キタ
壁に携帯叩きつける憂糞ワロタwwwwww
822 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 21:13:02.88 ID:v4YvVd7N0
これで勝つる!
梓 「うぅ・・・」
唯 「やったー!あずにゃん!一緒に行こう!」
律 「よし!じゃあ、梓と唯だな」
さわ子 「それじゃあ出発ね!」
紬 「行ってらっしゃーい」
澪 「・・・じゃあ、私たちは帰ろうかな」
824 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 21:16:31.84 ID:dQqgjh870
さるよけ
― 車中
街道を走るさわちゃんの赤い軽自動車。
梓 「そういえば、これから行く場所ってどういうところなんですか」
さわ子 「○○大の埋蔵文化財研究センター。昔は寮だかだったみたいだけど、今は考古学関係の資料を集めた研究棟みたいな使い方してるのよ」
梓 「へぇー。でも、先生と考古学の関係性が見いだせないんですが」
さわ子 「あ、いや、別に貰えるもの貰って損はないじゃない?ねぇ?」
梓 「話が噛みあってませんが・・・」
さわ子 「なんか送料かかっちゃったら損でしょ!?損な感じするわよね!?」
梓 「・・・荷物の話でもいいですけど。送料もガソリン代と手間を足したらってそんなに…」
さわ子 「…とにかく!」
826 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 21:16:55.81 ID:pyUAJDI0O
やったー主人公の唯なら勝てる
さるさるよけよけ
唯 「さわちゃん。酔っちゃった…」
さわ子 「え?ちょっとダメよ!吐いたらダメよ!」
梓 「唯先輩!我慢せずシートに吐ちゃうんです!楽になりますよ!」
さわ子 「ちょっと待って!?何言ってるのやめて!」
軽自動車は急坂と急カーブに喘ぎながらどんどん山奥へ走っていく。
最後に見かけた民家からさらに車で15分ほど登った山の上。
急に開けたそこにその建物はあった。
829 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 21:21:26.30 ID:Z5hP2xyp0
さる
830 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 21:21:28.38 ID:v4YvVd7N0
唯!
俺の口の中に吐くんだ!
駐車場に停めてあった車の横にさわちゃんの車が停まる。
ドアには悪臭を放つ白いドロドロした物体がべっとりと付いている。
唯「うぅ…気持ち悪いよう…」
梓「着いたらトイレ貸してもらってうがいしましょう?」
さわ子「うう…これってどうすればいいのかしら…?」
車から降りると三人は砂利敷の通路を歩いていった。
唯「わー、お化けでそうだね」
梓「え…」
日没の赤い光に照らし出されたところどころツタの巻きついた4階建ての古い建物が2棟あった。
さわ子「…おどろおどろしいわね」
錆びが浮いた鉄のドア。色はすっかり褪せていてドアに触れると白い粉がつく。
<御用の方はインターホンを押してください>
マジックで書かれた手書きの紙がガムテープでドアのガラスに貼られている。
さわちゃんがインターホンを押す。
ピンポーンという音がしてしばらく無音が広がった。
唯「誰もいないのかな?」
さわ子「ちょっと待って」
さわちゃんは妙に真剣にインターホンを見つめる。
?『誰もいませーん』
突然インターホンの向こうがボケた。
唯 「あずにゃん!この人面白いね!?」
さわちゃんは動じなかった。
「あ、桜が丘女子の山中です」
『あー!はいはいはいはいはい!今開けるよー!』
今度はやたらハイテンションな返事と共にドアの内側からモーター音がしてドアの鍵が開いた。
835 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 21:26:10.89 ID:dQqgjh870
さるよけ
ドアを開けると同時に古い建物の埃っぽい匂いと湿った匂いが鼻をついた。
蛍光灯に照らされる玄関ホールは元々土足禁止だったのか下駄箱が置かれ、靴脱ぎ場がある形になっている。
しかし今はそれも無視されているようで、見るからに黒々とした床板には所々足跡が付いていた。
なので遠慮せず靴を履いたままで上がる。
玄関のところには元々管理室とか受付だったような小窓があるが、真っ暗な曇ガラスの向こう側の部屋に人気はなさそうだ。
さわ子「なんか寂しくなったわね」
さわちゃんが呟いた。
管理室の横には普通の公衆電話が一個置かれている。
電話機を見ているとさわちゃんが私達を急かした。
ここはかなり古いらしく、天井にはスチームの配管から電線まで剥きだしで通っていて
ところどころでは白熱灯が蛍光灯に混じって光っている。
窓枠も基本的には木製のものだが、所々アルミサッシも混じっている。
歴史的に貴重な建物でもないのか、昔の姿が残ってるわけでもなく、かといって近代的でもなさそう。
ところどころに貼られる<埋蔵文化財研究室は三階です>と書かれ道のりが書かれた紙を頼りに進んでいった。
猿避け
839 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 21:29:24.95 ID:Z5hP2xyp0
さるよけ
―3F 埋蔵文化財研究室
全く電気の点いていなかった二階と違って、三階は一階と同様にある程度電気が付いている。
「節電」と書かれた紙の影響なのかなんとなく薄暗い。
明るい部屋はひとつしかなく、研究室はすぐにわかった。
さわちゃんが開きっぱなしのドアをノックすると、目の前のパーティションが勢い良く倒れた。
倒れたパーティションを踏みながら現れたのは白衣を来た男の人だった。
男「いやー山中さん!こんなとこまで来てくれるなんて!」
この人多分さわちゃんと同年代くらいだろう。
しぇん
842 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 21:34:25.55 ID:Ifh7na7uO
さるよけ
843 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 21:35:03.53 ID:Z5hP2xyp0
さる
844 :
さるっちゃった:2010/07/11(日) 21:36:19.39 ID:HGtZDpWm0
この人トイレのサンダル履いてるよ…。
そう思っていると私達を部屋に招き入れる。
男「いやー、大学まだ夏休みだし、1日ぶりに人に会ったよ!」
ほとんど空になった本棚が並ぶ部屋の中にはダンボールがたくさん積まれている。
男「いやー!座って!座って!あっ?コーヒー飲む?インスタントしか無いけどね!」
そう言いながら私達にパイプ椅子を用意しながら取ってつけたような流し台の方へ歩いて行く。
電気ケトルに水を入れながらこっちを振り向く。
助教授「あっ、君たちどうする!?あとは緑茶しか無いんだけどコーヒーでいい?」
845 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 21:39:40.14 ID:H8C+/RkI0
さるよけ!
一日ぶり…
まさか院せ
―
うぅ…我慢してたけど…その前にトイレに行きたいなぁ…
さっき吐いちゃったから口の中が気持ち悪いし手も洗いたい…。
1.すみません。おトイレ貸してもらえますか?
2.まだ我慢しよう…。
848 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 21:41:22.90 ID:5sma2Zhh0
本命キター!
849 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 21:41:28.21 ID:Ifh7na7uO
1
850 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 21:43:11.16 ID:Z5hP2xyp0
さる
唯 「・・・すみません。おトイレ貸してもらえますか?」
さわ子 「あっ、そうそう!林田君!唯ちゃんにトイレ貸してあげて!この子来るとき酔っちゃって・・・」
男 「あっ!?そうなの?ゴメン!トイレにみんな鍵してるから・・・」
男 「トイレはここ出てすぐの角曲がって、そのまま真っすぐ行った突き当たりを左に曲がったとこのが使えるよ」
・・・トイレに行こう
1. ひとりで行こうかな?
2. あずにゃん・・・一緒に行こう?
3. さわちゃん・・・一緒に来て!
852 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 21:45:27.14 ID:Z5hP2xyp0
3
3
唯 「さ、さわちゃん先生・・・一緒に来て下さい・・・」
さわちゃんに付き添ってもらおう・・・なんか不安だし・・・
私とさわちゃんは廊下に出た。
さわ子「大丈夫・・・じゃないわね?」
唯「車に吐いちゃってごめんなさい・・・」
さわ子「いいわよ。洗えば大丈夫」
薄暗い廊下をトイレに向かった・・・
INA「ジャジャーゴボゴボゴボ」
トイレでもう一度吐くと大分楽になった・・・
さわ子 「もう大丈夫?」
・・・どうしようかな?
1. 大丈夫
2. まだ、あまり・・・
856 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 21:50:01.16 ID:Z5hP2xyp0
1
唯 「もう大丈夫!」
さわ子「そう?良かった・・・」
研究室に戻ることにした・・・。
薄暗い廊下を再び研究室に向かって進む。
さわちゃんはとても私を心配してくれたみたいだ
1. さわちゃん・・・ゴメンなさい
2. ・・・さわちゃん
858 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 21:55:05.92 ID:Z5hP2xyp0
これはどんな意味があるんだ?
1
860 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 21:55:45.59 ID:40q4onlc0
2
ぴんと!
和「基本的に
>>1は狂ったように細分化して作ってるので無意味な選択肢じゃないわよ。
みんな一見無意味な選択肢だと思って撰んでるかも知れないけど、
意外に他愛のない選択肢で死亡フラグを立ててることが多いわ」
862 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 21:58:14.10 ID:Z5hP2xyp0
なるほど
さわ子 「謝ることないの。誰だって具合が悪くなることはあるの」
さわちゃんは私をじっと見つめて答えた。
唯 「ゴメンなさい。さわちゃん先生」
さわ子 「わかればよろしい!」
さわちゃんが優しく笑った。
もうすぐ研究室だ。部屋の光が見える
864 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 22:00:26.87 ID:Ifh7na7uO
おさる
男「おっ!帰ってきた!大丈夫だった!?」
梓「唯先輩!」
部屋に入ると白衣の人とあずにゃんが立ち上がってこちらにやって来た。
さわ子 「もう良くなったみたいよ」
梓 「良かったです」
唯 「あーずにゃん!」
私はあずにゃんに抱きついた。
しかし、気づいた。
さっき吐いたから私はきっとゲロの匂いがする・・・。
・・・ううっ!
1. あずにゃんから離れる
2. あーずにゃん!
867 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 22:05:42.96 ID:uwbKNgeC0
2
868 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 22:06:59.46 ID:Z5hP2xyp0
これにもフラグが・・・
869 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 22:07:11.18 ID:v4YvVd7N0
梓 「・・・唯先輩」
私に抱きつかれたあずにゃんはモゾモゾと動いた。
ハッとして私はあずにゃんから離れる。
やっぱり臭いみたいだ・・・。
・・・嫌われちゃう
男 「山中さん。あの子も体調よくないだろうし早く帰してあげた方がいいよね?」
さわちゃんに耳打ちする声が聞こえた。
男「僕は例のなんだっけ・・・とにかくあの機械取ってくるから」
そういうと男の人は出て行った。
私の視線に気づくとさわちゃんは慌てて微笑んだ。・
「だから気にしなくていいの!」
さわちゃんは私を抱き寄せると背中を叩いた。
私はあずにゃんが気になった。
872 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 22:12:21.60 ID:Z5hP2xyp0
さる
さわちゃんから私はゆっくりと離れると
部屋の中に沈黙が広がった。
それぞれ手近なソファーや椅子に座った。
あずにゃんは無言で部屋の中を見ている。
さわちゃんは携帯電話をチェックしていた。
なんだか私だけ世界から取り残されている気がした。
しばらくして白衣の人はトレーニングマシンを担いで入ってきた。
男「いやー、なんか埃被ってて・・・だいぶ拭いたんだけど」
さわちゃんはそれを見ると立ち上がった。
さわ子「あっ、ごめん林田君。何でもしてもらっちゃって」
そう言って頭を下げた。
男「いやいや、山中さんには僕もお世話になったじゃん」
そんな会話がつづいている
875 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 22:17:59.35 ID:Z5hP2xyp0
さる
あずにゃんの方を見ると、あずにゃんもそれを見ているようだった。
しかし、私に気づくとプイッと視線を外してしまった・・・。
あずにゃん・・・。
男 「よし、じゃあこれを車に運ぼうか」
さわ子 「あ、ゴメンそこまで・・・」
男 「どうせ運ばせる気じゃないの〜?」
さわちゃんと白衣の人は笑っている。
さわ子 「じゃあちょっと私達車行ってくるわね」
あっ・・・さわちゃん・・・
1. あっ!一緒に行きます
2. ・・・気まずいなぁ
877 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 22:20:57.16 ID:v4YvVd7N0
2
878 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 22:22:10.97 ID:t5ZUUPea0
1
879 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 22:24:05.42 ID:Z5hP2xyp0
さわちゃんと白衣の人は出ていってしまった。
二人の話し声は遠ざかっていく。
部屋には私とあずにゃんだけが残された。
うう・・・気まずい。
あずにゃんの方を振り向く気にはとてもじゃないけどなれない・・・。
どうしようかな・・・?
1. 気まずいよう・・・私臭いみたいだしあずにゃんにこれ以上嫌われたくない
廊下に出る
2. ・・・部屋の中に気を紛らわせるものはないかな?
部屋の中にいる
3. やっぱり私、どっかにゲロとか付いてるのかな?トイレ行こうかな・・・?
トイレに行く
883 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 22:28:12.12 ID:t5ZUUPea0
2
3
885 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 22:30:49.90 ID:Z5hP2xyp0
・・・部屋の中に気を紛らわせるものはないかな?
本棚を見てみよう・・・。
発掘調査の資料を纏めたものばかり・・・。
ううっ・・・残ってる本に読めそうなのが全然ないよ!
1. 何も書いてない大学ノート
2. 札幌の昆虫
3. やめよう・・・。
あずにゃんwww
888 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 22:31:53.48 ID:Jtl2GgXw0
2
「札幌の昆虫(小野田君公著・北海道大学図書刊行会)」
パラパラとめくってみる。
札幌に生息する昆虫がカラー写真で載っているみたいだ・・・
ううっ・・・気持ち悪い虫が載ってる・・・
読むのをやめよう・・・
890 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 22:36:25.71 ID:9+ijuzo5O
さるよけ
本を本棚に戻した。
また気分が悪くなってきた・・・。
あずにゃんはどうしてるんだろう・・・?
・・・振り向いてみようかな?
1. 振り向いてみる
2. 振り向くのはやめておく
892 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 22:36:51.83 ID:Z5hP2xyp0
また気持ち悪くなったwww
893 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 22:37:04.99 ID:uwbKNgeC0
1
894 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 22:37:26.73 ID:Z5hP2xyp0
1
ここ重要な気がする
896 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 22:38:58.44 ID:nFA/1Wam0
俺もそんな希ガス
和 「お前ら死亡フラグ立てるのはいい加減にしろ、と私の後ろで
>>1が喚いているわ。気持ち悪いわね」
――
振り向いてみた。
梓「な、なんですか?」
不機嫌そうにあずにゃんは私の方を見た。
あずにゃんはきっと私のことを気持ち悪いと思ってるんだ・・・
臭い臭い気持ち悪い先輩だと思ってるんだ・・・
で、でも・・・
1. あ、あのね・・・あずにゃん
2. なんでもない・・・。
898 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 22:41:26.53 ID:Jtl2GgXw0
1
はけ
899 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 22:41:42.27 ID:v4YvVd7N0
1
900 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 22:42:08.70 ID:Z5hP2xyp0
どっちだ
唯 「あ・・・あのね・・・・あずにゃん・・・」
・・・謝らないと・・・あずにゃんに謝らないと・・・
唯 「ご、ごめんね・・・私・・・あずにゃんに・・・」
梓 「だから・・・なんです?」
唯 「臭い思いさせて・・・ごめんね・・・だから・・・」
梓 「なんで謝るんですか!?」
あずにゃんが叫んだ。
梓 「どうして唯先輩が謝るんですか!?」
あずにゃんが泣きそうになった。
唯 「だ・・・だから・・・あずにゃん・・・」
梓 「嫌いにならないで!とか言うつもりですか!?」
唯 「うう・・・怒鳴らないで・・・」
梓 「それくらいで・・・嫌いに・・・なんて・・・」
あずにゃんが私に抱きついてきた。
唯 「あ、あずにゃん!?」
梓 「何言ってるんですか!?バカじゃないですか!?」
あずにゃんのいい匂いがする・・・。
梓 「・・・ううっ・・・うっうっ・・・」
904 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 22:48:26.49 ID:v4YvVd7N0
なんぞこの神展開
905 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 22:49:06.90 ID:nFA/1Wam0
唯選んどいて良かった…
あずにゃんも泣き出す。
・・・あずにゃんは・・・私を嫌いじゃなかったの?
唯 「・・・あ、あずにゃん・・・私の・・・こと・・・嫌いじゃないの?」
梓 「嫌いな訳ないです!馬鹿ですか!?もうっ!もうっ!」
あずにゃんが私を叩いた。
良かった・・・あずにゃん・・・私のこと嫌いじゃないって・・・
・・・よかった・・・よかったよう・・・。
907 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 22:51:01.97 ID:Z5hP2xyp0
ここでまさかの二人死亡
908 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 22:52:02.58 ID:kfxBLyQQO
よかったお(^ω^)
なにこのてんかい
―― 梓ルート Start
唯先輩は・・・バカだ・・・。
ホントにバカだ・・・。
今私が抱きついている人は、天然で、かわいくて、ほんとにかわいくて・・・
唯先輩・・・大好きです・・・。
「あずにゃん・・・」
「なんですか先輩?」
「だい・・・すき・・・」
・・・え?・・・あれ?唯先輩?
あっ!ヤバいミスった!
えーと
>>910は削除!お前ら脳内から削除しろ!
大至急削除するんだあああああああああああああああああ
912 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 22:54:35.32 ID:Z5hP2xyp0
おい
おい
あれ?何か俺得展開になってきたぞ?
完了した
915 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 22:55:20.25 ID:v4YvVd7N0
916 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 22:55:30.42 ID:kfxBLyQQO
おお ヤバげな内容だから焦ったぞ
918 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 22:56:24.89 ID:y/oCvq4g0
スレがもたない
和 「
>>1の馬鹿がやらかしたみたいだわ。選挙速報に気を取られて本来貼っちゃいけない部分を貼ったわ
さて・・・どうする?」
1. 選択肢と若干話しが飛んでいるのは多めに見てやる黙って続けろや
2.
>>1は今すぐスレを落としてして獄門晒首の刑
3. 早く元のとこまで巻き戻せや低脳
1
そしてこのスレじゃ終わらないような
921 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 22:58:18.79 ID:Z5hP2xyp0
3
922 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 22:58:19.87 ID:BKYgYln1O
1
923 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 23:00:56.22 ID:nFA/1Wam0
>>920 よく分かってらっしゃる
どうするか。「Part2」とか着けずにVIPに立てるかな
先着順、1で行く。終わったら俺切腹する
――
ふわりと、まるで羽根が地面に落ちるようにゆっくり唯先輩が倒れる。
「ゆ・・・唯先輩?」
冗談ですよね?これ冗談ですよね?
ネタですよね・・・これ・・・。唯先輩?
「唯先輩!?」
私は唯先輩を抱き起こす。
「起きてくださいよ!冗談キツイですよ!?」
「唯先輩!?」
顔を叩いても唯先輩は起きない。それどころか顔色は真っ白だ。
「いやあああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!」
925 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 23:02:35.21 ID:5sma2Zhh0
とりあえず最初の2人は唯と梓でいいようだな
926 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 23:03:00.03 ID:Jtl2GgXw0
死んだwww
927 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 23:03:30.16 ID:Z5hP2xyp0
終わった
超展開ww
何時の間に後頭部抉られたんだ?
930 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 23:03:58.19 ID:v4YvVd7N0
なんでだよw
何故3にしなかった…
932 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 23:04:21.48 ID:pyUAJDI0O
なんてこった
さわ子「どうしたの!?」
林田「大丈夫か!?」
先生と林田さんが入ってきた。
「ゆ・・・唯先輩が・・・」
涙が・・・涙が止まらない。
さわ子「どけて!?」
先生が私から唯先輩を奪い取った。
934 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 23:05:24.12 ID:xjaie/dw0
飛びすぎてわかんねえよ
てっきり許容できる範囲かと思ってたのに
さわ子 「息はしてるわ!」
林田 「あーもしもし!・・・救急です!救急車よこして!」
梓 「先輩!?唯先輩!起きて!起きて下さい!」
そこから先のことはうろ覚えだ・・・。
救急車の車内。人工呼吸器を着けられた唯先輩
憂の泣き顔。先生の怒鳴り声。断片的にしか思い出せない・・・。
936 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 23:07:51.49 ID:kfxBLyQQO
あずにゃんが唯に抱きついてきてそのまま唯が倒れるって結構違和感なく繋がってると思ったが
937 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 23:08:00.91 ID:IEoVnzXtP
>憂 「不完全燃焼というのは仕立てた
>>1も痛感している次第だそうです。
> ただ選択肢なしにするとただのSSになってしまうという葛藤が
>>1にもあるので苦慮しています
>ぴんと!
>和「基本的に
>>1は狂ったように細分化して作ってるので無意味な選択肢じゃないわよ。
> みんな一見無意味な選択肢だと思って撰んでるかも知れないけど、
> 意外に他愛のない選択肢で死亡フラグを立ててることが多いわ」
>和 「お前ら死亡フラグ立てるのはいい加減にしろ、と私の後ろで
>>1が喚いているわ。気持ち悪いわね」
スゲー腹立つんだけど
じゃあそう言う話にするなよって話で
つかいちいちコンテニューするとか聞くなよ、うぜぇ
しねぇって言ったらしねぇのかよ
それで書いたら書いたで「なんで聞くの?」って話しだし
本当に書かなくなったら書かなくなったで話途中で投げ出すのと同じだろうが
進行中にもちょくちょく作者のレス入るし
選択肢とか作っちゃう奴って構ってちゃんと何が違うの?
938 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 23:08:37.73 ID:xjaie/dw0
939 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 23:09:44.91 ID:Z5hP2xyp0
生きてたよ!
940 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 23:09:47.10 ID:v4YvVd7N0
さるよけ
早く元のとこまで巻き戻せや低脳
942 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 23:15:37.80 ID:Z5hP2xyp0
さる
943 :
さるった!:2010/07/11(日) 23:16:15.94 ID:HGtZDpWm0
・・・・・・・
・・・・・
・・・・
―放課後の廊下
「あーずにゃん!」
急に背中に抱きつく誰か。こんな事をするのは一人しかいない。
唯先輩だ。
振り返ると唯先輩の顔があった。
結局、私達は日常に帰ってきた。
いつもの日常。何の変哲もない日常。私達には私達なり相応の日常があるのだろう。
高校生活の貴重な時間は、いつものようにゆるゆると過ぎ去っていく。
「じゃあ、行きましょう。部室に」
944 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 23:20:06.30 ID:piFN1heY0
ん?
945 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 23:21:12.54 ID:Z5hP2xyp0
おつかれ
946 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 23:21:41.50 ID:eEnvetVW0
けいおん見たことないがこれはいい選択式ノベル
947 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 23:26:28.06 ID:EeJ2o+hG0
支援
949 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 23:27:21.00 ID:Z5hP2xyp0
さて重大なもの貼り忘れてトイレ行っちゃったわけだが
― 真 ・ 生 存 E D 「私 達 の 日 常」
空白の部分重要すぎるだろwww
952 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/11(日) 23:29:00.86 ID:eEnvetVW0
あと何ENDくらいあるんだ
953 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/11(日) 23:29:05.66 ID:IEoVnzXtP
954 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/11(日) 23:29:22.38 ID:kfxBLyQQO
唯はなんで倒れたんだ?
955 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/11(日) 23:31:02.06 ID:5e272WPqO
956 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/11(日) 23:34:25.70 ID:KDtiEmi70
>>953 /)
///)
/,.=゙''"/
/ i f ,.r='"-‐'つ____ こまけぇ事はいいんだよ!!
/ / _,.-‐'~/⌒ ⌒\
/ ,i ,二ニ⊃( ●). (●)\
/ ノ il゙フ::::::⌒(__人__)⌒::::: \
,イ「ト、 ,!,!| |r┬-| |
/ iトヾヽ_/ィ"\ `ー'´ /
957 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/11(日) 23:35:19.60 ID:Z5hP2xyp0
もう一回やってほしい
958 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/11(日) 23:35:58.91 ID:bzYRIrmq0
憂「真END「私達の日常」を出せたということは・・・澪「あれ?開かない?」 クリアです。お疲れ様でした」
純 「
>>951-952忘れるって・・・大事ですよ・・・」
>>1 「
>>953 お疲れ様でした。はいそうですか。ご指摘ありがとうございます」
憂 「
>>954 たまたま体調が悪かったんです。あと、『決してそこまで考えてなかったというワケでは・・・』と聞いています」
>>1 「とはいえ、長い間お付き合いいただきありがとうございました。それでは皆さんさようなら」
960 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/11(日) 23:43:40.28 ID:Z5hP2xyp0
支援
乙
962 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/11(日) 23:45:27.15 ID:9+ijuzo5O
おつおつ
963 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/11(日) 23:45:27.43 ID:5e272WPqO
乙
えええw
>>1乙、楽しい土日ですた
よかったら.txtだけでもどっかに上げてほしかったけど……
その気があったらまたやってくれよな!
966 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/11(日) 23:45:49.56 ID:H8C+/RkI0
乙
って言いたいことなんだけど、あそこで何を研究してて何がどうなってあぁなったのかとか
林田の知らない第三者の事とか、さわちゃんの恋の行方とか色々と不完全燃焼なんだけど
967 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/11(日) 23:45:57.64 ID:Z5hP2xyp0
クリアなのかよwww
968 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/11(日) 23:46:05.18 ID:v4YvVd7N0
また来週にでもスレ立ててくれ
乙
969 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/11(日) 23:46:46.81 ID:q0uiUge/O
無いわ
まあ、乙
え?終わり?次スレどーすんのさ
971 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/11(日) 23:49:29.72 ID:xjaie/dw0
結局あの化け物はなんだったのか
972 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/11(日) 23:54:45.23 ID:rtrUHI3a0
すっきりしないね
・・・カッコ悪いけど再登場。
とりあえず今の時点では
>>1は月曜日を無視するとただでさえ脆弱な社会的立場を喪失してしまうので
元々の方針もあるし次スレでやるのは無理です。次スレのこと書くの忘れてた・・・。
次スレ建ててくれた人悪いけど落としてください。ごめんなさい。
もしも、またこんな形でやるとしたらもっとスマートに進められるようにします。
それまでは化物とかセンターのことかは忘れましょう。
さようなら皆さん。さようなら。
とりあえず乙
にしてもすっきりしないな
975 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/12(月) 00:01:33.18 ID:4q3sF6B60
976 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/12(月) 00:04:05.16 ID:JnIH7wzD0
時間できて立てるなら開かない?は入れてほしい
978 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/12(月) 00:04:33.24 ID:kl2ydfo70
>>1 またスレ立てる気があるのかな?それなら楽しみ
とにかく乙
979 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/12(月) 00:05:03.65 ID:fySkCLfIO
とりあえずお疲れ
980 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/12(月) 00:07:49.42 ID:4q3sF6B60
これやっぱり紙かなんかにいろんなルート書いてるんだろうか
981 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/12(月) 00:12:25.91 ID:E26z41aT0
乙
おい、時間返せ馬鹿野郎
983 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/12(月) 00:28:09.50 ID:JnIH7wzD0
面白かったんだけど、どうせやるんなら最後まで責任持ってやって欲しかった
それこそルートやそのルートの分岐をtxtにしてZIPで配布するとかして欲しいよね
984 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/12(月) 00:28:24.20 ID:b8mQK5ni0
一気に糞スレにあんってワロタ
985 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/12(月) 00:37:49.99 ID:4q3sF6B60
また週末かな
>>983 俺も同じ意見だけど、こういうの本気で書いちゃったら匿名で他人に配るの嫌になるわなww
987 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/12(月) 01:02:18.65 ID:JnIH7wzD0
>>986 まぁ愛着もあるだろうしな
だったらコテでも付けて、それでブログなりなんなり作ればいいのに
そしたらまた固定粘着とかが湧いてきてめんどくさいのさ
VIPにスレ建ててSS貼るのってあっさりしてていいよね
また次回があるのを期待して待つさ
金曜夜からチェックすれば十分かしら
990 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/12(月) 01:42:32.56 ID:4q3sF6B60
こういうゲームないかな
>>990 フリゲーなら「消火栓」がこんな感じだと思う
992 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/12(月) 01:51:50.95 ID:4q3sF6B60
>>991サンクス
探してみるわ
それにしてもなかなかおもしろかったな
993 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/12(月) 02:10:48.41 ID:ffctHnD/0
994 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/12(月) 02:18:50.68 ID:s7TBNm0Z0
995 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/12(月) 02:28:18.05 ID:YT9YkZFAO
996 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/12(月) 02:33:07.06 ID:C/4DggY+0
1000なら月用紙帽
997 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/12(月) 02:37:09.07 ID:lY9t/UN20
998 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/12(月) 02:37:42.54 ID:0dedUcN10
_ _ __ __ __
\\ \\ / _ `ヽ / _ `ヽ / _ `ヽ が歴史に残る2get!
\\ \\ | | | | | | | | | | | |
>>1 まあおまえの立てたスレじゃ
>>998まで行かないだろうけどな
\\ \\ | | | | | | | | | | | |
>>3 3とか(笑)
>>998取れよ
\\ \\ | | | | | | | | \丶丿ノ
>>4 おまえおもしろいな。その調子で
>>998まで伸ばせよ
// // \  ̄ .| \  ̄ .| /, ヘ.`ヽ
>>5 書き込むのおせぇよ。これじゃいつまで経っても
>>998いかねぇぞ
// // _  ̄ | | _  ̄.| | | | | |
>>6 >>998のためにもっとkskしろよオラァァ!
// // | | | | | | | | | | | |
>>7お前とか何しにきたか全くわかんねえよ。
>>998まで保守すんのか?
// // ヽ  ̄ ノ. ヽ  ̄ ノ ヽ  ̄ ノ
>>8そうそうそんな感じで1の位が8の時をひたすらスナイプしてろよ。いずれ
>>998が取れるから
 ̄  ̄  ̄ ̄  ̄ ̄  ̄ ̄
>>9おまえ全然やる気無えな。
>>998がどうでもいいなら別に帰ってもいいぞ
>>10-997 おまえたちの誰か一レスでも欠けていたら、
>>998まで行かなかった
>>998がんばったな
>>999遅いわ馬鹿。
>>998取れないとかマジ遅いなお前ありえないほんと意味分からないんですけどなにこれウケル
>>1000 1000取りおめでとう!!!!!!!!!
1000なら即刻続きをかいてくれる
1001 :
1001:
16歳♀暇だから全レスします☆ こちらスネーク 1990年生まれ集まれ〜☆ 安価でお絵描き
中学生 遊戯王 新ジャンル VIPで本格的にRPG作ろうぜ XBOX360
全力で釣られるのがVIPPERだろ!w ポケモン コテデビューする ら
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>>1 そっヵ、残念やわ(´・ω・`)
お 付き合ってくだしあ>< 今から元カノに痛メする
>>3 ウチは高校生だぉ☆
>>9 うはwwこれがVIPクオリティw
∩∩ V I P は ぼ く ら の 時 代 だ !! V∩
>>2 自重しろwwwww Be
ハ (7ヌ) (/ /
>>7 ブラウザゲーやらないか?
ル / / ∧_∧ || モリタポ
ヒ / / ∧_∧ ∧_∧ _( ゚ω゚ ) ∧_∧ || 埼
>>5 2chって有料なんですか?
\ \( ゚ω゚ )―--( ゚ω゚ ) ̄ ⌒ヽ( ゚ω゚ ) // 玉
>>6 え?俺マジ貧乏なんだけど
\ /⌒ ⌒ ̄ヽ ゆとり /~⌒ ⌒ / O
>>8 お母さんに何て言えば
| |ー、 / ̄| //`i構って女/ F 安価で絵描くお
低 | 恋愛 | | 厨房 / (ミ ミ) | | F 14歳♀中学生処女だけど質問ある? ハ
年 | | | | / \ | | ム
齢 | | ) / /\ \| ヽ PCに詳しい人ちょっときて!!! イ ス
化 / ノ | / ヽ ヽ、_/) (\ ) ゝ | 電車男 ミ タ
| | | / /| / レ \`ー ' | | / サーセンwwwwwwwwwwwwwww フ |
ニュー速VIP
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