('A`)には分からないようです

※濃厚なホモスレになる予定でござる
　観覧には注意してください

俺は小さな会社に勤めている。目立った功績の無い会社で、あまり冴えない。
冴えない俺と、冴えない会社。お似合いと言えばお似合いだろう。
小規模な会社だが、社員は中途半端な数でして。
だが、社員の奴らは結構仲がよく、いい会社だ。

一人暮らしの俺は、今日もぼんやりとベッドから降り、出勤準備をする。
会社に行くのは苦ではない。だが、朝だけは慣れない。
寝起きの悪い俺は、気だるい朝が好きではなかった。

('A`)「……23歳なのになあ、俺…」

若くしてこれだ、自分が嫌いで仕方ない。
テレビをつけ、ニュース番組を見る。今日は雨だそうだ。

('A`)「傘どこだっけ」

俺は片付けがあまり得意ではない。でも、部屋はスッキリ片付いている。
置く物が無いのだから当然だが。

そして、続いて自慢ではないが、探し物を見つけるのも得意ではない。
傘を捜すが、玄関に置いておいたはずの傘が見当たらなかった。
でてこーい、など独り言を言ってみる。が、出てくるはずもない。

そんな時、机の上に置いてある携帯の着信音が聞こえた。

('A`)「はいはい出ますよ」

皮肉のような独り言を漏らす。ここ最近、独り言が多くなってしまった。

携帯を開き画面を見ると、「ブーン」の文字があった。なんだブーンか、と電話に出る。

('A`)「もしもし、ブーンか。朝っぱらから何の用だよ」

少し間が空いて、ブーンは口を開いた。

（　＾ω＾）「…いや、特に用は無いお。そっちは上手くやってるかと思ってお」

('A`)「用無ぇのかよ……。まあ、こっちはいい具合だと思うぞ」

ブーンの本名は内藤ホライゾン。
周りから「ブーン」と呼ばれていて、俺も呼んでいた。言い易いからだ。
ブーンは中学校からの親友だが、大学卒業時に、俺は今勤めている会社へ、
ブーンは普通のサラリーマンに、住む場所も違う場所となり、離れてしまった。

('A`)「…というより、それ前にも聞かれた気がするんだが」

（　＾ω＾）「そうかお？」

('A`)「そうだよ」

（ *＾ω＾）「照れるお」

('A`)「…いや褒めてねーよ？」

（ *＾ω＾）「ドクオは照れ屋さんだおなあ」

('A`)「あれ今お前が照れるって言ってたのにおかしいな」

と、少しの間短い会話をし、チラリと時計の方を見た。
長い針は12を、短い針は8を…

(;'A`)「…ってうぉい！8時じゃねーか！」

（；＾ω＾）「…あっちょっと待ってお」

(;'A`)「切るぞ！」

（；＾ω＾）「…えっちょっまだ……」

何か言いたそうな声がしたが、構わない。急いで電話を切ると、携帯は声を出さなくなった。
やべー、なんてまた心の中の声が口に出てしまう。
カバン、その他いるものを持ち、俺は焦りから傘を捜すのも忘れて出勤していった。

全力で駆け出して、全力で地面を蹴り、全力で会社へ向かった。
オフィスのドアを開け、時計を確認する。良かった、ギリギリ間に合ったみたいだ。

('A`)「セーフ」

（　･∀･）「アウトー」

入ってきた俺に向かって、会社の社長が厳しい声を上げる。
社長と言っても、小さい会社なので部長みたいなものだが。

('A`)「モララー社長。アウトとは…？」

（　･∀･）「ごめんその時計さ、5分遅れてるから」

('A`)「なんですと」

頼れるものは時計しか無いのに、時計は嘘を付いたのだ。
人間の手によって作られたものには、どこかしら嘘が付きまとう。
時計にあたっても仕方ないのだが、この時ばかりは少し時計が憎かった。

（　･∀･）b「じゃ、追加の仕事頼むわ」

遅刻をすると罰として仕事が追加されてしまう。

('A`)「容赦ないですね」

仕方の無いことだ。

( <●><●>)「貴方が遅刻をすることは分かってました」

('A`)「俺が遅刻の常習犯みたいに言うなよ」

（　＞＜）「ドクオさんが遅刻って珍しいんです！」

俺の隣は、同期のワカッテマスとビロード、そしてその隣に流石兄弟、ヒッキー、クール、しぃ。
ジョルジュ、ショボン、ギコは遅刻の常習犯のためまだ来ないだろう。
離れた席では、上司のツンとモララーが座っている。

('A`)「ハァ」

じめじめと湿った空気が、オフィスに充満していた。
ふと窓を見ると、雨が降っていることに気が付いた。
小さくだが、ザアザアと耳に心地良い音が聞こえる。
そういえば傘を捜していて、見つけた覚えが無い。ということは、傘は持ってきていない。

('A`)「しまったな…」

（　＞＜）「どうしたんですか？」

('A`)「いや、雨降ってると思ってさ」

（　＞＜）「…そういえば今日は雨だって、お天気おねーさんが言ってたんです」

遅刻組がずぶ濡れでオフィスに入ってきて、社長が三人を成敗していたが、
俺は帰りのことだけを心配していた。
確かこの近くにコンビニがあったはずだと思いつく。そこで傘を買って行こう。
…帰るまでに雨が止んでくれるのが一番いいのだが。

追加された仕事も終わり、さあ帰ろうかという頃。まだ雨は降っていた。

('A`)「…帰り、コンビニ寄るか…」

帰るほどの道のりではないし、そう決断せざるを得なかった。
オフィスのドアを開け、帰りを急ごうとするが、社長に呼び止められた。

（　･∀･）「ドクオ」

('A`)「…はい」

（　･∀･）「忘れちゃいねぇだろうな」

('A`)「何を？」

（　･∀･）「今日飲み会だぞ」

('A`)「………あ」

傘のことを忘れるまいとしていたため、今日が飲み会の日であることをすっかり忘れていた。
飲み会のことを思い出すと、飲み会は何時に終わるんだろうか、
今日も深夜まで飲むのだろうか、早く終わるといいけど、などと考えた。
考えたところで意味は無いが。

いつもの焼肉屋で、いつものように騒がしい飲み会。

（ *´_ゝ`）「弟者、それは俺の肉だ」

（´<_｀* ）「兄者、残念だが早い者勝ちだ」

（ *´_ゝ`）「それは残念だ」

(*<●><●>)「肉が焼けてないということは分かってます」

（ *＞＜）「焼け具合が分かんないんです！」

(*-＿-)「肉焼けましたー」

川*ﾟ -ﾟ)「ご苦労。ではいただこうじゃないか」

(*ﾟーﾟ)( *ﾟДﾟ)「「ｳﾏｰ」」

(*´･ω･`)「…それ僕の肉だよ？」
　 _
( *ﾟ∀ﾟ)「お前のものも俺のもの、俺のものも俺のもの」

(*´･ω･`)「ジャイアニズムやめて」

ξ*ﾟ�听)ξ「モララーさーん、お酒追加ですー」

（ *･∀･）「あいあーい」

いつも思うことだが、あんな静かなオフィスから、どうしてここまで盛り上がれるのか。
お酒、肉、お酒、肉、と繰り返し注文するうち、俺は本当にここにいるのかという
錯覚が起こりそうになる。

（ *･∀･）「ドクオも飲めよー」

('A`)「いや、俺はお酒弱から…」

（ *･∀･）「相変わらずだねぇ」

お酒に強い人がつくづく羨ましいと思った。
飲み会でお酒が飲めないというのは、どれほど辛いことか。
人付き合いの苦手な俺は、嫌半分、嬉しさ半分といったところだが。

ξ*ﾟ�听)ξ「…そういえば社長とドクオ、結構仲いいんですね？」

ツンが気がついたように突然そんなことを言い出した。
まあ、仲いいと言えばいいだろうけど。

（ *･∀･）「アハハ、まあね」

('A`)「社長は昔、俺の学校の先輩だったんだよ」

ξ;ﾟ�听)ξ「ええっ！？そうなの？」

（ *･∀･）「そうだよ。だから、後輩のドクオを会社に入れたんだ。
　　　　　　真面目に働いてくれそうだったしね」

ξ;ﾟ�听)ξ「すごく意外だわ…」

('A`)「そりゃま、それが普通の反応だわな」

こんな冴えない男と、キリリとした男が先輩後輩同士
なんて言われても、普通は想像つかないだろう。
増して、繋がりがあるようにも見えないほど対照的だった。

そしていつの間にか時間は過ぎて行き、やんややんやの飲み会も終わった。
飲み会代は、会社の経費から落ちるらしい。
ぞろぞろと店から社員が出て来る。俺も席を立ち、店の外へ出た。
…まだ、雨は止んでいないようだ。それどころか、雨の降る量が増している。

携帯の時計を見ると、午後11時を過ぎていた。

('A`)「…やっぱ、傘買いに行くか」

雨の音は心地いいを通り越し、うるさいほどになっていた。

（ *･∀･）「傘、持ってきてないんだ」

(;'A`)「うぉおう！？」

突然声をかけられ、吃驚する。

(;'A`)「い、いきなり声かけないでくれッ」

（ *･∀･）「あれ？ちゃんと声かけたけど、聞こえてなかった？」

モララーの声は、うるさい雨の音に掻き消されていたのだろう。

（ *･∀･）「なんか今日酔い具合がいいから、俺の車乗ってけよー」

酔いに良いも悪いも無いと思ったが、本人が言うのならそうなのだろう。

('A`)「いや、家はそんなに遠くないですし」

（ *･∀･）「傘無いんだろ？」

('A`)「…まあ。……じゃあ、お言葉に甘えます」

（ *･∀･）「うへへー俺ってやっさしー！」

('A`)「はいはいありがとうございます社長様」

とりあえず、社長様の車に乗せてもらえることになった。
だが、とあることに気がついた。


('A`)「………あ」

（ *･∀･）「？」

('A`)「飲酒運転……」

（ ；･∀･）「…………あ！！」

これはまずい。

とりあえず、酒を飲んでいない俺が運転することで事は片付いた。
一応免許証は持っているが、車がないので運転できない。
所謂「ペーパー」ってやつだ。

('A`)「とりあえず俺の家に着いたんで、俺は降りますね」

運転席のドアを開け、車を降りる。
正直、うまく運転できるかは不安だったが、なんとか辿り着けた。

('A`)「んじゃ、安全運転で警察に捕まらないように気をつけて」

（ ･∀･）「おう、大分酔いが覚めたから大丈夫だと思うよ」

社長と別れ、俺はマンションの一室へと向かった。

部屋に戻ると、飲み会の疲れでベッドに倒れこんだ。
ああ、早くエロゲやって疲れを癒したい、萌えを見て癒されたいと思ったが、
ふと携帯を手に取った。

('A`)「…ブーンからだ」

携帯を見ると、着信履歴が1件あった。着信してきた時間はついさっきだ。
きっと飲み会の時か、車の中にいるときに電話したんだろう。
もう11時をかなり過ぎているので、掛けなおそうかと一瞬迷ったが、

('A`)「…ま、ついさっきだし起きてるだろ」

掛けなおすことにした。


('A`)「…もしもし、ブーンか？」

（　＾ω＾）「おおドクオー。掛けなおしてきてくれたんだおね」

相変わらずの声が聞こえる。

('A`)「…もしもし、ブーンか？」

（　＾ω＾）「おおドクオー。掛けなおしてきてくれたんだおね」

相変わらずの声が聞こえる。

('A`)「電話掛けてきてたみたいだけど、どうしたんだよ」

メールでもいいのになあと思ったが、電話の方が手っ取り早いこともあるのだろう。

（　＾ω＾）「…朝、僕電話掛けたお」

('A`)「……うん」

（　＾ω＾）「それでお、いい逃したんだけど、今度ドクオん家行ってみたいから
　　　　　　　住所教えて欲しいお」

('A`)「…うん。突然どうした？」

（　＾ω＾）「大学で進路別れてから、ずっと会ってないお。
　　　　　　　ドクオに住所教えてもらう機会も逃したお。
　　　　　　　だから、久々にドクオに会ってみたいんだお」

('A`)「…そっか、俺住所教えてなかったんだよな。教えるからメール見ろ」

（　＾ω＾）「了解だお！」

電話を切り、ブーンにメールで住所を教えた。
ブーンとは電話とかメールだけで、全然会っていなかったことに気がつく。
お互い仕事があるので、遠慮していた部分はあるのだが。

ブーンからメールの返信があり、都合のいい時を聞かれる。
何度かメールを返す内、ブーンと会う明確な日にちが決まった。

('A`)「親友なんだから、な」

久しぶりにたった一人の親友に会うと思うと、少し気分が良くなった。



今日もまた、朝が来る。ラジオ体操が聞こえてきそうなほど、晴快な空だ。
いつものようにダラダラと準備をする。朝に慣れる日はいつ来るのだろうか。

('A`)「ハァ」

また今日も、マンネリの中で過ごすのだろう。
でも、あの会社は俺的に結構好きだ。…俺がどうこう決められるわけじゃないけど。
あそこにいると、気が楽になる。人付き合いの苦手な俺が言うんだ、間違いない。

('A`)「行って来ます」

だれに言うわけでもなく、挨拶をした。
家が「いってらっしゃい」と返してくれた。……ような気がしただけだ。

ためてた分を一気に投下しました
ちょっとミスってるけど気ニシナイノォーヨォーウワァー

支援

ｗｋｔｋしている俺がいる

続くんだよな・・・？

（　･∀･）「やあドクオ君。おはようございましたか？」

('A`)「なに言ってんだこいつ」

会社に着き、いつものようにオフィスに入る。
この流れの中にいれば、マンネリもまんざらじゃないのかもしれない。

（　･∀･）「いや、昨日無事に帰れたから報告をば」

('A`)「…そうなんですか。警察も見る目ないですね」

（ ；･∀･）「アレェーッ！？喜ぶところだよここは！！」

昨日、ツンに先輩後輩だということを話してから、さらに社長と打ち解けた気がする。なんだか、変な気分だ。
そして自分の持ち場に戻ろうと、後ろを振り向いたとき、
黒い目ん玉があった。

( <●><●>)「ドクオさん」

(;'A`)「ぎゃっ！？」

どいつもこいつも驚かすことが好きだな。心臓が張り裂けそうになる。

( <●><●>)「どうやら今日の残業はドクオさんみたいですよ」

('A`)「……げ」

支援ありがとう続きます大丈夫です
ちょっとこっから遅筆になります、すみません

ここから展開するわけか……
自分のペースで書いてくれればいいさ

この会社には、変な習慣のようなものがある。
日替わりで残業当番を変え、無理なくケイカク的に残業をこなすというものだ。
本当、変な会社だと思う。でも、皆はこれを感謝している。もちろん俺も。

('A`)「あー…分かったって。やっとくよ」

（　＞＜）「それでこそ漢なんです！」

('A`)「いや、当番だしな…」

どうやら、今日は早く帰れそうもない。



俺の机の上には、山積みにされた紙が沢山置かれた。
一人でこなせなくもないが、一人でこなすのはキツイ量だ。

（　･∀･）「じゃがんばって」

('A`)「へいへい」

これをこなせば、暫くはまたいつものように帰れるのだ。

('A`)「……ふう」

何故か、ため息が出た。

社員は全員仕事を終え、次々に定時に帰って行った。
そして俺は、ただただ紙を見つめ、こなす、こなす、こなす。
それだけなのに、どうして人間というものは疲れてしまうのだろうか。

('A`)「…あー」

体がとてつもなくダルかった。じっとパソコンと紙を目が行き来し、
ついには眠気まで出てきてしまったようだ。目がシバシバする。

('A`)「……で」

ふいに、俺は一人に目を向ける。

('A`)「なんで社長帰ってないんですか」

（ ；･∀･）「ギクゥッ」

('A`)「擬音を声で出すなって」

社員はとっくに帰っているのに、何故社長が帰っていないのだ。
社長も何か仕事が残っているのだろうか。社長だし。ありえる。社長も大変だ。
そんな中きっと社員の面倒も見つつがんばってくれているのだろう。

（ *･∀･）「えへへ…2chのスレ読んでたら止まらなくなっちゃって…。てへっ」

('A`)「さっきの俺の思考を返せ」

今日の昼まで残っててくれっぇええええい！！俺はもう寝る

（　･∀･）「まーまー、いいじゃありませんか」

('A`)「開き直りやがった」

こいつは本当に社長なのか。いや社長だから社長なんだけども。
こんな社長だから、社内はピリピリせず、平穏なんだろうな、なんて思う。

俺は、また目でパソコンと紙を行き来し、キーボードをカタカタと打つ。
すると、今度は社長の方から話しかけてきた。

（　･∀･）「…ところで」

('A`)「…はい？」

（　･∀･）「ブーン君元気？」

ああそうだった、社長はブーンとも知り合いなんだった。
なんとも奇怪な組み合わせだが、一応俺はブーン経由でモララーと知り合ったのだ。
そしてこの仕事にも就けた。感謝しなければならない。

('A`)「ああ、元気ですよ、多分。俺も最近電話とかばっかだから」

（　･∀･）「ブーン君、俺がこの会社に入れって誘ったのに、断ったからなあ…ちょっと心配で」

('A`)「…ブーンは、やりたいことの為にサラリーマンになったって言ってましたよ」

（　･∀･）「……うん、夢があるって良い事だよね」

('A`)「…そうですね」

そしてまた俺はキーボードを打つ。カタカタとリズミカルな音を立てて、仕事を終わらせていく。

（　･∀･）「……ねえ」

('A`)「…なんですか」

また話しかけてくる。もしかしてこいつ、辺りが静かだと落ち着かないタイプだろうか。
俺は手を休めずにカタカタとキーボードを打つ。

（　･∀･）「…どうして俺が、ドクオをこの会社に入れたか分かる？」

カタ。キーボードを打つ手が止まってしまった。
そういえば社長は、俺がこの会社に入った時妙に手当てを良くしてくれたな。
俺がミスってしまっても、何かとフォローしてくれたり。
当然と言えば当然なんだが、引っかかる部分もある。…気にしないでおこう。
小さな会社は、社員が少ない上社員を育てる余裕が無いしなあ。
そんなことを考えつつ、今の質問の答えを考えてみる。

('A`)「…分かりませんね」

当然だ。

（　･∀･）「……ごめん。今の無し。気にしないで」

('A`)「…りょーかい」

その後、暫くの沈黙が流れた。

しえ

社長に茶々をくらったが、仕事を何とか終え、無事家に帰ることが出来た。

それにしても、いつからだろう、俺がこんなに大人になってしまったのは。
なんて自分で言うのも何だが、子供の頃はこんな大人になることを想像していただろうか。
ただ、ただ、マンネリの中で過ごすことは、子供の頃から想定していた。
でも俺があの会社に行くのは、会社に行く面倒くささを超えた、楽しさなのではないだろうか。
きっと、他の社員もそう思っているはずだ。社員はいつも目がハキハキしているからな。

('A`)「……あー」

とりあえず、エロゲの続きするか。そう思った時、タイミング悪く携帯の着信音が鳴った。

('A`)「…誰だ？」

またブーンだろうか。相変わらず電話とかメールとか好きだな。
そう思いながら携帯の画面を見ると、
社長…モララーからの電話だった。

('A`)「……こりゃまた…珍しいな」

俺はまず、仕事の話だろうか、そうだとしたらめんどくさいな、そう思った。

('A`)「…もしもし」

（　･∀･）「モールスィ〜モールスィ〜Ah〜？元気ー？」

よし切ろう。

（　･∀･）「あははーどう？俺から電話って珍しくね？嬉しくね？凄くﾌﾞﾂｯ」

呆れた。呆れたを通り越して絶望した。…言い過ぎた。
すまん社長。今それどころじゃないんだ。俺はエロゲのあの子に会うためにだな…。

涙をのんで電話を切ったが、どうやらそれが不満だったらしく、切っても切っても電話してくる。
ついに折れた俺は、モララーの電話に出た。

（　；∀；）「ひどい」

('A`)「そのまま返してやるよ」

反省はしていないようだ。俺も反省してないけど。

('A`)「…で、何の用ですか」

（　・∀・）「うーん…特に無い」

('A`)「氏ね」

（　・∀・）「生きる」

ブーンと同じようなこと言ってんなこいつ。
まあそれはいいとして、どうやら本当に用件が無い、という訳ではなさそうだ。

（　・∀・）「…今度さ」

('A`)「はい」

（　・∀・）「時間、空いてる？」

眠くはないのかしら？

支援

('A`)「…今度って、いつですか？」

そう問い返すと、モララーは少し黙り込んだが、すぐに返事を返してくれた。
聞けば、その日はブーンと会う日ではないか。
流石に重なるのはまずいので、俺はその日にちを丁寧にお断りした。

（　・∀・）「…じゃ、その次の日でいいや」

('A`)「…了解」

用件はこれだけのようだが、俺を呼び出す理由をまだ聞いていない。

('A`)「…そういえば何で俺を？」

モララーは少し沈黙してから、こう言った。

（　・∀・）「…さあ……？」

('A`)「なんだそれ」

自分から誘ってきたのに変な奴だ。
暫くして、モララーからの奇怪な電話は終わった。

('A`)「……社長なのに社長らしからぬ」

…とりあえず、エロゲしよ。

眠いです。すごく眠いです。
でもこれ書いてたら眠れない。内容を忘れそうなんダァーッ！
…とりあえずそろそろ寝ますがもうちょい投下していきます

無理すんなよー

(°∀｣(支援)｢∀°)

(*'A`)「おおっこれは…まさかの隠しルートktkr」

パソコンの前に張り付き、夜な夜なエロゲに浸っている。
そんな俺はドクオだ。独身だからドクオなんだ。エロゲして何が悪い。

(*'A`)「おおっ！？おおおっ！？こっ…これはぁッ」

いとしのかのじょがせいてきないみでこちらをみつめている。

(*'A`)「来るかッ！？来るのかあッ！！？」

そんな興奮している最中、またタイミング悪く携帯の着信音が鳴る。
今度は誰だ。俺のお楽しみタイムを邪魔するのは。

('A`)「…ブーン？」

画面を見ると、そこにはブーンの文字が。今日はなんだか電話が多いな。
親友の電話ならば出なければなるまい。俺は通話ボタンを押した。

（　＾ω＾）「……」

('A`)「……よお。どうしたんだ？」

（　＾ω＾）「…やっぱり、明日、会えるかお？」

('A`)「は？」

急に何なんだと思えば、ああそうか、約束していたやつのことかと理解する。

('A`)「…どうしたんだよ急に」

よし寝るぞ寝るんだからね！
起きたらまた書くよー

支援やコメしてくれる人ありがとうございます

俺だったらお楽しみ中はサイレントマナーにして、
気づいたときも気づかなかったフリをしてやり過ごすわ

おやすみー
再開楽しみにしとるよ

ほ

保守

保守しててくれたのか…ありがたい

寝ようとしたけど寝れなかったから、また夜にゆっくり寝ることにするよ
横になって少し楽になったからがんばって投下しますよーするよーるよー

支援やコメしてくれてる人ありがとうございます

　　　　　　＿　 ＿ ＿
　　　　　　＼ ´ﾆ∞ﾆ／
　　　　　　　i　ﾚノﾉ）)）
　　　　　　 ∧il ﾟ ヮﾟ)　　主にコテキャラＡＡで活動する
　　　　 　 　 と}｀Y{つ　　ＡＡ外部板なのです！！
　　　　　　 　 く_ :|_〉　　よろしければお越しください！
　　　　　　　　 UU　　
コテハンＡＡ板　さくらみち
http://jbbs.livedoor.jp/internet/8628/

（　＾ω＾）「いや、別にどうということは無いお」

('A`)「何でだろう、あるように思えるんだが」

俺は明日仕事だ。ブーンも仕事があるはずだが…。

（　＾ω＾）「…僕の仕事、終わったらすぐにいくお」

終わった後、か。

('A`)「分かった。俺も出来るだけ早く帰るよ」

そして俺は、通話終了ボタンを押した。また、携帯は声を出さなくなった。

ふと、モララーの…社長の先程の電話での言葉が思い出される。
『…どうして俺が、ドクオをこの会社に入れたか分かる？』という言葉。
そういえば、飲み会では『そうだよ。だから、後輩のドクオを会社に入れたんだ。
真面目に働いてくれそうだったしね』と言っていた。
…何故今更聞いてきたのだろう？もしかして、本当は違う理由なのか？
人が大勢いる場では話せないことなのか？…分からない。

が、そんなこと気にしていても仕方が無い。社会人になって、こういう考え方が少し身についた。
それはとても良いことなのだが、まるで子供の頃が無かったような気がしてならなかった。

('A`)「…寝るか」

俺は、ベッドに横になり、眠りについた。

きたー

新しい朝が来た。希望の朝だ。なんて、ラジオ体操じゃあるまいし。
どこが希望の朝なのだろう。毎日同じ時間を通っているとしか思えないほど変わりないではないか。
特別爽やかな朝でもなく、いつもと同じ気だるい朝だ。

('A`)「んあー…」

今日も特別変わらない。変わるとしたら、ブーンが来ることくらいか。
学生時代、馬鹿やって、ふざけ合って。それを超える辛さもまたあったのだが、
ブーンとは関係のないことだった。

ただ、俺は親友と呼べる奴はブーンしかいないのだ。友達、と呼べる奴すら少ないのに。

('A`)「…行ってきます」

いってらっしゃい。
やはり、家がそう言ってくれている気がしたが、気のせいだろう。俺は疲れているのだろう。
俺は会社へ急いだ。



（　・∀・）「やあ」

('A`)「やあ」

シュールだ。この挨拶はシュールだ。まずそう思った。
俺は本当にオフィスにいるのか？いや、間違いない。いる。大丈夫だ。

（　・∀・）「ま、今日も今日とて仕事がんばってねー」

読みやすい文章だ
支援

ふじやまってコテは何か思惑があって？

>>49
…？一応自分の名前は／＾o＾＼から取ったんだが、被っている名前とかあったりする？
なんか不安になってきた

しえーーん

頼むから夕方まで残っててくれ支援！

普通誰も自分からコテをつけないんだ。
わざわざ自分の名前を提示する意味がなく
何かの拍子に自己主張ウザイと言われがちだから。
作品を優先に考えるため、名前は初投下作品から取る場合が多い。

そうだ。今日は早く仕事を終わらせて、ブーンと飲む予定だ。
俺はお酒に弱いが、何年も一緒だった親友となら話は別。
ブーンは俺の酒の弱さを知っている。だからこそ安心して飲める。
…俺はお酒に弱いが、飲めないわけじゃない。むしろ結構好きだ。

( <●><●>)「……」

（　＞＜）「……」

('A`)「……え、何？何？」

鋭い目と、何だか表現しがたい目がこちらを見つめている。

( <●><●>)「…ドクオさんが嬉しそうなのは分かっています」

（　＞＜）「僕も思ったんです！」

そうか？俺は今、嬉しそうなのか？傍から見たら分かることなのだろうか。
俺の無表情っぷりには、恥ずかしながら自分でも凄いと思ったのだが。

('A`)「…ま、嬉しいのには変わりないけどな」

周りの観察力は目を疑うものがある。第三者の目は、やはり自分では見れないものを見れるのだろう。
もし、自分を自分じゃない誰かの目で見れるとしたら、それはどれほど不思議な感覚がするだろうか。

ξﾟ�听)ξ「そんなことより早く仕事しなさい」

('A`)「はいはい」

楽しいのには変わりない。

>>53
す、すまない…これ初作品だから俺にも未熟な部分があったんだ
とりあえず「ふじやま」だけ消してみたんだが、これでいいのだろうか…？
意味をはき違えてたらすまん、出来るだけ不快にならないようがんばる

そんなん良いじゃねーか支援

俺も構わない派なんだが、つっかかるヤツはゼロじゃない。
作品が面白いだけに、どうでもいいところで叩きかかるのはいるのよ。

と、言うことだけは伝えておこうかと思って。
失礼、流れを止めた。

さて、やっと仕事が終わった。そろそろ定時だし、家に帰るか。
そう思い席を立ったが、どこかで誰かの叫び声が聞こえる。

（；´_ゝ`）「ヌオオオオオオオオオオオオッ！！？」

兄者か。

（；´_ゝ`）「今日は俺が残業当番だと…！？」

（´<_｀　）「まあそういうことだ。がんばれ兄者」

それを人事のように見ている弟者。仲はいいのだが、仕事のことだと話は別か。

（；´_ゝ`）「薄情者ォォォォォォォーッ！」

（´<_｀　）「さーてエロ画像漁るかー」

（　；_ゝ；）「俺もエロ画像見てぇよおおおおおおおおおお！！」

…見ていて何だかアレだ、そう、「かわいそう」だ。だか俺も今日は手伝う気にはなれない。
さらば兄者。君の事は忘れない。

('A`)「…ブーンはもう来てるかな？」

俺は、家へと足を急いだ。

�C

すまん…
わざわざこのスレ開いてくれたことが嬉しかったからさ…
未熟者だが、がんばるよ

sien

投下中は無駄なことは話さない方がいい
それも叩かれるもとになる
返事はメ欄を使うんだ

支援

支援

しえ

('A`)「…ブーン？」

俺は、珍しくお酒を買って帰った。ブーンはまだ来ていないようだ。

('A`)「そりゃそうか…」

何せ、仕事が終わったとしても、ここへ来るまではかなり時間かかるだろう。
俺はブーンを気長に待つことにしたんだが、なかなか来ない。

ずっと座っているのも疲れるので、俺は床へ体に身を任せた。
そうして待っているうち、突然の眠気に襲われてしまった。
少しくらい、寝てしまってもいいだろう、すぐに起きれば問題ない…。そう思い、眠りについた。



（　＾ω＾）「ドクオー来たおー、起きるおー」

('A`)「ッ！」

ブーンの声がして、はっとする。いつの間に俺は寝ていたのか。

('A`)「うお…ごめん、いつ来たんだ？」

（　＾ω＾）「大丈夫だお、僕もさっき来たばっかりだお」

俺に気を遣わせまいと嘘を言っているのか、はたまた本当か。
そんなことを考える方が、心底どうでもいい。

わざわざ来てくれたのに俺は寝ていたんだ。罪悪感があるが、ブーンが大丈夫と言ってくれている。
俺も、そこまで気にしないことにした。…いや、いやっぱり罪悪感はあるけど。

('A`)「…あ、そうだ。酒だ。酒買ってきたんだよ」

（　＾ω＾）「おっ…おおおおっ！」

今日の帰りに買ってきたお酒を、ブーンに見せる。

（　＾ω＾）「今日は宴だおー！！ワショーイ！」

('A`)「飲めや歌えやワイワイ」

見せただけなのに、テンションが上がっている。つられて俺もテンションが上がった。
俺は、もうほろ酔い気分になっていた。



（ *＾ω＾）「うひひーうひひー楽しおー楽しおー」

(*'A`)「うわあこんな所に俺の嫁が！きっとエロゲから抜け出してきたんだ！」

（ *＾ω＾）「妄想乙ｗｗｗ」

(*'A`)「おまｗｗ見えてるんだから幻覚だろｗｗ」

二人だけで飲み会だなんて寂しいにもほどがあるが、愉快だ。何故か気分が上がり、楽しいのだ。
寂しいからこそ盛り上がれるのか。それとも、ただ単に親友といるから楽しいのか。

(*'A`)「うへへ、俺ブーンが親友でホント良かった」

支援

ホモスレってことは作者は女？

俺は、思ったことを素直に言った。

（　´ω`）「……」

(*'A`)「…どした？」

だが一瞬、ブーンの動きが止まったように見えた。…気のせいだろうか？

（ *＾ω＾）「なんでもないお！ドクオは大切な親友だお！」

(*'A`)「…へへ」

やはり、気のせいだったようだ。ブーンの言葉に少し安堵する。

…ふと、昔ブーンに言われた言葉を思い出す。なんとなくだが、そのことを聞いてみた。

(*'A`)「そう言えばお前、『やりたいことがある』って前に言ってたけど、アレって何？」

（ ；＾ω＾）「！！」

俺の発した言葉に、ブーンはかなり驚いたようだ。そこまで驚くことだろうか。

（ ；＾ω＾）「…まあ、いろいろあるんだお……」

(*'A`)「…ふーん？」

ブーンの言葉をあまり深く受け止めないことにした。

http://2sen.dip.jp/cgi-bin/upgun/up6/source/up1622.jpg
偶然

そんな中、タイミングの悪い携帯がタイミング悪く着信音を鳴らし始めた。
流石は俺の携帯さん、と言ったところか。タイミングの悪い部分を分かっていらっしゃるようで。
…ああそうか、電源切っておけば良かった。

（　＾ω＾）「誰からだお？」

('A`)「…すまん、社長兼先輩からだ」

（　＾ω＾）「…………モララーかお」

('A`)「ちょっと電話出てくる」

（　＾ω＾）「了解だお！」


あまり声が聞こえないようトイレへと向かった。
そして俺は携帯の画面を開き、通話ボタンを押す。

（　･∀･）「ひゃっほおおおおおおおおおおおおおおおおおおうい！」

電話切りたくなった。

('A`)「気のせいでしょうか前よりテンション上がってません？」

（　･∀･）「バレた？」

('A`)「…え？何？隠してたつもり？」

どうしたらいいのだろうか。これは本当に社長なのだろうか。社長の威厳が無くなっていくのが分かる。
だが堅苦しすぎるのよりはマシか。…プライベートはいつもこんな感じなのだろうか。

（　･∀･）「今何してんの？」

('A`)「へ？…ブーンが来てるけど」

（　･∀･）「…………あらそう」

('A`)「あらそう、ってあんた…」

第一声のテンションがおかしかったのに、冷めてきたのか、急にテンションが下がっている。

('A`)「なんか、つられてこっちのキャラもおかしくなりそうだよ」

（　･∀･）「……」

ついに喋らなくなってしまった。俺、どうしたらいいんだろう。
だが、俺は肝心なことを言い忘れていることに気がついた。
…どうして俺は、こんなに人に流されやすいんだろうか。

('A`)「…で、用件は？一言で表して」

（　･∀･）「無理」

('A`)「無理」

（　･∀･）「…無理」

('A`)「…分かった。じゃあ切るわ」

（　；∀；）「無理いいいいいいいいいいいいいいいいいい！！！」

支援

しえ

（　；∀；）「切っちゃだめだって！だめだって！ドクオ！！まだ言ってないことがあﾌﾞﾂｯ」

…これで良かったのだろうか。よく分からないまま電話を切ってしまったが、仕方ない。
ついでに携帯の電源も切ろう。これで大丈夫のはずだ。

俺はトイレからブーンのいる場所へ戻り、時間をとってしまったことを謝った。

（　＾ω＾）「いいおいいお。電話くらい大丈夫だお」

そう言って、ブーンは許してくれた。
だが次に、ブーンは少し悲しそうな顔をして、こう言った。

（　´ω`）「……ドクオは………ドクオは、親友って…どう思うお？」

なんとも簡単な質問だ。そんなの、決まっている。

('A`)「友達より上の、大切な友達だ」

（　´ω`）「…親友は、またその上をいくことはないのかお？」

一瞬、戸惑う。が、すぐに何を言っているのか理解することができた。そう思うだけかもしれないが。
きっと、友達以上恋人未満ってやつだろう。よく聞くものだ。

('A`)「友達以上恋人未満…ってやつか？」

今思ったことを、吐く。

（　´ω`）「……そうなのかもしれないお。でも、分かんないお…」

(；'A`)「…何が分からないのか、俺にもさっぱり分からん」

ちょっとﾌﾞｰﾝの表情がせつないね・・・

しえん

（　´ω`）「…そうだお…。そうだおね…」

ブーンの心の内は俺には分からないが、とにかく悲しんでいることだけは分かった。
ブーンの悲しむ姿なんてめったに見ない。いつもはおふざけで通っていたため、少々困惑した。

(；'A`)「お、おい、どうした…？ブーン…？」

（　；ω；）「…ブーンはきっとオカシイお。変なんだお。人間じゃないんだお。生き物じゃないんだお」

そう言って、ブーンは少し涙を流した。俺は訳が分からないまま、ブーンを慰める。

(；'A`)「おかしくない、変じゃない、人間で、ちゃんと生きてるから大丈夫だ」

本当に、どうしてしまったんだろうブーンは。ちゃんと形もあって、今ここで息をしているというのに。
もしかして…俺か？俺が悪いのか？俺だとしても、思い当たる節が無い…。
急に会う日にちを変更したことに関係あるのか？俺にすぐ会いたかったのか？
…だめだ、俺の脳内の処理速度じゃあ頭がパンクしてしまう…。

（　つω`）「…ごめんお。変なこと言っちゃったお」

少し冷静さを取り戻したのか、少しの涙を手で拭き取る。

('A`)「大丈夫だよ、ブーンはいつだって俺を受け止めてくれたじゃないか。
　　　俺だって、ブーンが悲しかったら耐えられない」

（　つω`）「……ごめんお、ドクオ」

少し、か細い声に聞こえたのは、気のせいだろうか。
それとも、いつまでも俺が気のせいで済ませているだけなのだろうか。

なにこれ…
支援するしかないだろ

しえん

（　＾ω＾）「…ありがとだお、ドクオ。元気でたお！」

('∀`)「そりゃあ良かった」

あんなブーンを見るのは初めてだが、少しでも力になれたようだ。
こんな俺でも、力になれることがあった。それだけで、俺は嬉しかった。

見れば、時計は深夜0時をさしていた。いつのまにこんな時間になってしまったんだろう。

('A`)「…どうするんだ？夜遅いし、俺の家に泊まって行くか？」

（　＾ω＾）「ううん。いいんだお。僕はもう帰るお」

('A`)「…そうか」

（　＾ω＾）「…それに、

（　´ω`）　泊まったら……」

('A`)「？」

また、悲しそうな表情を見せる。俺は、そんなブーンを慰めようとするが、

（　＾ω＾）「…いや、何でもないお」

ブーンは自ら、感情を振り払った。

（　＾ω＾）「ちなみに僕、ここまで走って来たんだお！」

( A )゜゜

仕事行くので最後の支援。
がんばって完結させてくれ。

( A )゜゜「え？ええ？えええ？あの距離を？あ、足だいじょうぶ？いたくないの？へいきなの？
　　　　　でんしゃのってこなかったの？しんかんせんなの？ひこうきなの？やこうばすなの？」

（ ；＾ω＾）「…ごめんお、ちょっとしたジョークのつもりだったんだお…」

きっと、面白いことを言って少しでも負の感情を振り払いたかったのだろう。
そんなブーンの精一杯のジョークを、俺はまともに受けてしまった。

('A`)「いやごめん、間に受けすぎた……」

少し反省する。

（　＾ω＾）「いいんだお！…じゃあ、僕は帰るお」

(*'A`)「ああ、またいつでも来いよ」


それから玄関の扉の開く音と閉まる音が聞こえた後、俺の部屋は静まり返った。

…それにしても、「帰る」って、どうやって帰るんだろうか？
こんな深夜に、電車などは運行していただろうか。…やはり、走って…？いやいや。

('A`)「やっぱり…みんなそれぞれ、あるんだな」

自分では抑えきれない、コントロール不可になってしまった感情が。

gyaaaaaaaaa

支援

いつもの朝。俺は、いつものように会社へ出勤した。いつものようにオフィスのドアを開け、
いつものように社長や社員に挨拶し、いつものように席に座り仕事に取り掛かる。

昨日はいつもと違ったが、今日はいつもと同じ…

（　･∀･） 「…だろうと思ってんだろ？」

('A`)「はいッ？」

…今、読心術を使われたのか？心を読まれた気がする。…そんな気がするだけだが。

（　･∀･） 「……」

('A`)「……」

何故だろう、いつもの社長じゃない気がする。…昨日か？昨日電話を切ったりしたからか？
流石に俺の態度が悪すぎたんだろうか。でも何故だろう、ちっとも反省できないや。
ぐるぐると、変な思考が往復する。

（　･∀･）「…ブーン、何しに来たんだ？」

社長は、少し声が尖っている様子だった。

('A`)「…そりゃ、楽しく飲み会なんてものをしてましたが」

俺は、本当のことを話す。嘘なんてついてないぞ。一部始終を除いて。

（　･∀･）「……」

('A`)「……」

（　･∀･）「……」

('A`)「……」

暫く、長い沈黙が流れる。それを見ていた社員は、あの社長が…珍しいこともあるもんだと
興味津々でこちらを見ている。俺も、予想外に長い沈黙に、少し緊張していた。
だが意外にも沈黙を破ったのは、

（ *･∀･）「ま、いっか☆」

社長だった。
そのあまりにも拍子抜けした言葉に、社員たちは椅子から転げ落ちてしまった。

（ *･∀･）「どうしたのみなさーん！何かあったー？」

('A`)「あなたのせいですよ？」

何故か、ドッと疲れが来たようが感覚がした。何だったのだ、あの長い沈黙は。

（ *･∀･）「うひひー」

(；'A`)「…じゃあ俺仕事するんで」

そう言って俺が席についたとき、何故か、

（　 ∀ ）

社長の顔が、冷たい表情になっていたかのように見えた。
気のせいだと思い、もう一度社長の顔を見る。

（ *･∀･）「ん？」

('A`)「……あ、いえ、なんでもないです…」

やはり気のせいなのだろう。
最近、独り言が多くなったと思えば、気のせいにすることも多くなったような…。

目を逸らしていいものは逸らすが、本当に目を向けなければいけないものにも
目を逸らしてしまっている気がする。
…まただ。「気がする」だ。俺は何が言いたいのだろう。そう思うと、少しため息が出た。

('A`)「……」

ブーンの言葉が、脳の奥からよみがえって来る。
『…ブーンはきっとオカシイお。変なんだお。人間じゃないんだお。生き物じゃないんだお』
その言葉は、俺にまるまる当てはまっているようで、少し怖くなった。

('A`)「…俺、本当に人間だろうか？」

「気がする」だけじゃなくて、「自問自答する」なんてことも増えてきたなあ。
ああ、純粋な頃の俺はどこへ…。そう思ったが、今まで俺に純粋なときなど無かった。それに絶望した。

腐女子きめえ
しかもｖｉｐでコテハンかよ
頭おかしいんじゃねえの

ごめんなんか話が変な方向に逸れてきた
ちょい休憩します

注意書ぐらい読めや

支援

注意書きに書いてあるのはホモスレであることだけであって、それに
「はいホモスレですねそんなん書いちゃう腐女子キモいですね」って言ってるだけじゃねえか
なにも文句言われたくないならvipでやんなｗｗｗｗｗｗｗｗ

お疲れさん

ほしゅすんぜ

バシ、と勢いよく自分の頬を叩く。

(#'A`)「俺は独身男だが変人じゃないぞ！人間だからな！」

変な考えなんて捨ててしまおう。ただ疲れるだけだ。
そうだ。俺はこんな深く考えるような男ではない。マンドクセが代名詞なんだ。

そして、いろいろ捨ててきたドクオは黙々と仕事にとりかかった。


一通り仕事を終え、やっと帰れる時間になった。
俺はオフィスの出入り口のドアを開け、帰ろうとする。

（　･∀･）「…ちょい待ち」

社長が俺を引きとめた。俺は早く帰らしてくれよと念を送ってみるが、どうやら効果はなかったみたいだ。

（　･∀･）「お前居残りなー☆」

そんな明るく言われても、余計不安になるだけで。笑顔の裏には何かあるものだ。
しぶしぶ居残りするが、あまり気は進まない。朝のあの沈黙を体験しているから…だろう。
他の社員はぞろぞろと帰っていくのに、俺だけ…。

('A`)「…仕事のことについて？」

（　･∀･）「ブーンのことについて」

('A`)「思いっきり私生活の方じゃないですか…」

（ *･∀･）「褒めないで」

>>91まぁ百合SSとかたくさんあるんだしたまにはいいんじゃね

('A`)「どこに褒める要素が？」

（　･∀･）「いやあ」

…ところで、何故ブーンのことについて、なのだろうか。


居残りが憂鬱で、自分の席の机にグニャリと横たわる。
初めの内はこの体勢が楽なのだが、あとからあとから体勢が辛くなっていき、ゴロンと違う体勢になる。

（　･∀･）「居残り…ごめんねーなんか学校みたいな響きで」

('A`)「もうなんか突っ込む気力も無い」

誰もいなくなったオフィスは、あのうるさいキーボードの音でさえ恋しくなる。

('A`)「静かだな」

つい、独り言が漏れてしまったが、社長には聞こえていなかったようだ。

（　･∀･）「…でさ、何か問い詰めるようで悪いんだけど」

('A`)「…？」

社長の声が、静かなオフィスに響いていく。
一人のときは多々あったが、この辺はあまり気にしていなかった。

（　･∀･）「ブーンに、何て言われた？」

('A`)「…だから、楽しく飲み会を……」

しえ

すまん何かすごい眠い
起きたら書く　起きなかったらどうしよ
早く完結できたらいいけどまだ濃厚とかそういう部分とかに突入してないから
これから徐々にやるよ！
支援、コメしてくれている人本当にありがとうございます
こんなスレに付き合ってくれて感謝としか言いようがない　あったら教えて

乙ー

ほし

ほ

保守

　　 　　 　　　＿＿＿
　　　　 　　　|　保守 |
　　　　 　 　 |￣￣￣
　　 　　∧＿|_∧
　　　 　(∀д∀)
　　　　　_( ⊂　i
.　　　　└ ー-Ｊ

ほす

ほし

ほっほ

ほしゅ！

今から読む保守

　　／￣￣￣￣￣＼
　 /　　　　　　　丶
　｜ ﾉﾞ￣￣)ｲ)￣""||
　｜｜　　　ｿ　　 ||
　 ﾋ｜ｨ＝＝ｧ　r=＝>|
　f Y　ｨ旬丶　/ｨ旬‖
　|(ｿ 　￣′ ｜`￣‖
　丶_　　　　｜ 　｜
　 |｜　　 ^ー′　/
　 |/丶　`-=＝ｧ　/
_／‖　＼　￣~　/
/　｜丶　＼_ﾉ_／|＼

(°∀｣(支援)｢∀°)

ほ

ヒロジ

さくいぶさいく

しえん

ほしゅ

ほし

ほしゅ

ほし

少し社長の顔が歪んだ。

（　･∀･）「…本当は…相談、受けたんじゃないの？ブーンから」

('A`)「！！」

（　-∀-）「……」

何でなんだ。何でブーンも社長も、そんな悲しい、暗い顔するんだ。
…何で、何でブーンから相談受けたって…分かるんだ？
俺は読心術が本当に存在しているんじゃないかと思った。そんなはずはないのだが。

（　-∀-）「…何で、俺…不良品になっちゃったんだろ」

('A`)「不良…品？」

あの時のブーンと同じ感情が見受けられる。

（　-∀-）「………ブーンの相談を聞いたんなら、俺の相談だって…聞いてくれてもいいんじゃないか」

('A`)「……」

社長は、とても複雑な顔をしていた。

（　-∀-）「子供を作るために男と女がいるのに、それを無視する俺は…動物としての不良品だ」

('A`)「…不良品なんて、そんなこと…」

そう俺が言うと、社長はじりじりとこちらに近づいてきた。
ゆっくり、ゆっくり、何かを恐れるように。

ｷﾃﾀ━━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━━!!!!

きたか

（　･∀･）「…じゃあドクオは……俺を受け入れてくれる、のか？」

(；'A`)「…？」

社長は、涙目で淡々と喋り始めた。

（　；∀；）「そうじゃないんだろ…？きっと、聞いたらドクオは俺を嫌いになる」

（　；∀；）「俺だって…俺だって、普通でいたかったのに」

（　；∀；）「可愛いおにゃのこを好きになりたかったのに」

（　；∀；）「おにゃのことデートだってたくさんしたかったのに」

（　；∀；）「人間として、普通の目で見られたかったのに」

（　；∀；）「俺は女の人を好きになれなかった」

（　；∀；）「でも、もう…隠し通すこともできないくらいに膨れ上がってた」

（　；∀；）「もう嫌だ。辛い。苦しい。助けてよドクオ」

喋るにつれ、社長、モララーの言葉は悲鳴に変わっていった。
そしていつの間にかモララーは目の前にいて、俺の方を掴んだ。
何故だ、モララーは悲しんでいるのに、その奥深くが見えなくて俺はとても怖くなった。

(；'A`)「……あ、あの…」

（　 ∀ ）「………変だよ…な、俺。昔から俺は変だった。でも今の俺はもっと変」

リアルで核心を喋らずに延々とこんな事を垂れ流す奴って自分に酔ってるよな

しえ

……ああ、何か変だと思ったら、それで納得だわ。何か自分でも分かる。
こればっかりは>>121の言うとおりだわ。
書いてる奴がこう言うのもなんだが、変な書き方しすぎてるな。全然話進んでない。
ちょっと話整理して頭冷やしてくる！

無理せずゆっくり書いて下さいな。支援

ほいほいしえん

　　ﾊ,,ﾊ
　（　ﾟω）　　保守承ります
　/<▽>ヽ
　|::::::;;;;::/
　|:と),__｣
　 |::::::::|
　 |:::::::|
　 |:::::::|
　 |::::::|
　 し'_つ

ほ

ほ

っうぇｗｗｗ俺精神弱すぎｗｗワロスｗｗｗｗ俺涙目ｗｗｗｗｗｗｗｗｗワロスｗｗｗｗｗｗ
こんぐらいでｗｗｗｗ落ち込むとかｗｗｗｗｗバロスｗｗｗバロッシュｗｗｗｗパトラッシュｗｗｗｗ

空気悪くしてすまんかった、んで俺の精神が幼稚だということが再確認できた
完結させてから投下したほうがモチベーション上がってたかもしれんねｗｗｗｗ

続きを書ける気がしない＼（＾o＾）／いきなりホモで突撃したのがいかんかった
保守支援かなり嬉しかったよ！でももう落としてもらってかまわないぜ！

そういうと保守したくなる不思議

なんという　寸止め

ほ

>>129
草生やせばいいってものじゃない
死ね

>>130
おいやめろ　やめるんだ

>>131
すまないなんかすごい中途半端になった

>>132
おいやめろ　やめるんだ

>>133
誰が嬉しくて安易に草生やすかﾊﾞｶﾔﾛｰ

誰か続き書ける？……ごめん冗談
落とすぜ超落とすぜ

さぁ早く続きを書く作業に戻るのだ！

>>134
面白かったからまた今度まで期待して待ってるわ

　　.　　　　　　　　　　　　　　　 ＿＿
　　.　 　　＿_＿　　　.　　　　／　　　ヽ
　 .　 　／ ー　-＼ 　　 　　/_ノ ヽ､_　 ヽ
　　 　/ （ ●）　（●）　 　 (●）　（●)　 |　　　
　 . 　|　　　（__人_.）.|　. 　 （__人_.）　　　|
　　　 ＼＿__｀⌒´,ノ 　　　 |｀⌒´　　　 |
　　　／／、　／ /ヽ　 　 　ヽ,_＿_　 _ノ
　　 L二つ二二ノ　 ヽ　　／／，　／ /ヽ
　　 /　/　 人　 ＼　 }　 L二つ二二ノ　 ヽ
　∠'∠_／ ヽヽ､＿.ノ　　/　/　 人　 ＼　 }
　　.　 　　　　　　　　　∠'∠_／ ヽヽ､＿.ノ




　　　　　　　　　　　　 ／￣￣￣￣ヽ　
　　　　　　　　 　 　 　|　　　　　　　　|
　　　　　　　　　　　 　|　　　　　　　　|
　　　　　　　　　　　 　 ヽ,ノ＿_　　_　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　／／，　／ /ヽ
　　　　　　　　　　　　　　L二つ二二ノ　 ヽ
　　　　　　　　　　　　　　/　/　 人　 ＼　 }
　　.　 　　　　　　　　　∠'∠_／ ヽヽ､＿.ノ

早くかけよ息子が風邪引く

続き気になりすぎて寝れないだろうが

>>135
さあ早く落とす作業に戻るのだ！

>>136
…泣くよ？泣いちゃうよ？

>>137
( <●><●>)

>>138
おいやめろ　どっちの息子か知らんが風邪引くなよ

>>139
脳内補完でおｋ


おい、デュエルし……みんな落とそうぜ

冗談はいいから早く続きを書く作業に戻るんだ

昼からのｗｋｔｋをどうしてくれる!

VIPにスレ立てといて何言ってんだ？この>>1
続きを楽しみにしてるやつもいるってのに


早く続きを書きたまえ

このスレ臭い

楽しみにしてたのに……

糞うぜえからこのスレずっと保守しようぜ

ほ

続きを読みたくてしょうがないのに

なんという生殺し

お願いします書いてください

気持ち悪すぎ
死ね

ほしゅ

ほ

シエンタ

保守

ほ

仕事終わるまで楽しみにしてたんだから書いてくれよ・・・。
保守。

期待を裏切らないでくれ保守

続き気になる
ほしゅ

いいとこで止めやがって
ほ

貴様に生き地獄を味あわせてやる

寝る前最後の保守

頼むよBLに目覚めかけてたのに・・・
ほっす

ほおおおおおおおおおおおおっしゅ

続きを書けぇ…書いてください

お願いだよ…

寝る前にほ

何のトリップなの(´･ω･`)
何のコテハンなの(´･ω･`)
何でVIPでやろうと思ったのかｋｗｓｋ（　＾Д＾）m9ｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

くらい訊かないとだめだろｗｗｗｗｗ
>>1はJC？何才？
それ位言ってから逃亡するんだよな？な

残念ながらこのスレは落ちない

保守

ほ
し
ゅ

おいなんぞこれ

残念ながらJCじゃないよ　でも確かに俺精神年齢確実にそれくらいだわ
後で知ったんだがコテハンって俺の予想以上に叩かれてた　んで怖くなった

何よなんなのこの保守
指摘されてからマジで自分でこれ読み返すの怖くなって、自信持てなくなった
頼むから質問攻めにしないでくれよ、ゲロ吐きそうじゃないか





…分かったよ続き書くよ　がんばって書くからそんなに怒らないでくれよ
でもさ、その代わり新しいスレに書いてもいいか？途中からやり直したいんだ
タイトルちゃんと内容に合ったものにして、ちゃんと完結させるから
黙々と書くから　がんばるから

この程度でモチベ下がるとか言っちゃう>>1は
スゲーだの面白いだのしか言われないよなところで活動してたんだろうね

叩かれても見てる側は居るんだからここでちょっとはスルースキル上げとけ
てなわけでほ

ごめんいっつも見る側だからあんま叩かれ慣れてない
スレ立てある意味これが初めてなんだよ
いざ立ててみればこの結果だよ

あー…俺、馬鹿なこと言い過ぎてるわやっぱ
俺もうちょいROM専の方がいいのかもな

…ごめん、ROM専とかそんなこと言ってるんじゃないよな、注意してくれてるんだよな…。
この性格直せそうにないけど、もちっとスルースキルあげれるようにがんばるわ

>>171
ホモを新参腐マンコがコテハン名乗って投下とか
ねーよ。勘違いにもほどがあるだろ

それでも投下すんならさ、覚悟してわきまえてこいよ
その上で投下すんなら好きにすればいいんじゃないの？肝ちっせえ

つまりはおっぱい、そういう事だ

叩くやつもいるがおまえを支援しているやつがいることを忘れんなよ

待ってるから頑張れ

まってるよー

ほ

保守

きみがつづきをかくまでしえんをやめない！

ほっしゅ

ガチで８０１でやれ

>>173
新しくスレ立てた方が良さそうだな

続き気長に待っとるからゆっくりどぞ
お疲れさん

叩く奴も居るが支援してるやつもちゃんといる
俺はコテなんて毛ほども気にならねぇよ

がんばてくれ

ho

ほ

しゅ

ほ

し