聞いてアロエリーナ ちょっと言いにくいんだけど 聞いてアロエリーナ
1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
ごめん やっぱ言えない…
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 01:09:16.21 ID:QGPjoJ+i0
アロエリーナとアリーナに謝っとけカス
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 01:10:01.11 ID:sW9Lt/Qm0
テ ロ テ ア リ ー ナ
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 01:10:22.68 ID:OU6ZwBRSP
_ _
/ ノ /_,.イ
┏━━━┳┳┓ ┏━━━━┓ ∀ { | f´
┗━━┓┣┻┛ ┗━━━┓┃ ┏━━━━━━━ V∧━━ ! | ━━━━━━━┓
┏━┛┃ ┃┃ ┗━━━━━━━━'V \━':l !.━━━━━━━┛
┏┛┏┓┗┓ ┏━━━┛┃ Y 〉 | |
┗━┛┗━┛ ┗━━━ /v/}/ノy! _ト, / // /
/ ィ イ ,ィ | ア!-<`><. /
|\,、 ト| / | /∠∠イ__|_/ > '⌒ヽ V/__
|\、| | ̄ ̄ヽ ,r─ < ̄ _/ ヾヾ \. ノ /三≦ ̄
ヽ_| | ̄ ̄ ̄ ̄ ) ̄ } }/ 〈<三三三三三三ニ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 01:10:29.51 ID:QGPjoJ+i0
アロエリーナ「別に私も聞きたくないし。勿体つけてんじゃねーぞこのブサイク。デブ。ハゲ。死ね。」
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 01:11:39.63 ID:Mw7fLdaB0
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| 聞いてくれてあーりがと うにゅうリーナ♪
\____ __________________
V
, -―- 、
/了 l__〕 〈] ./ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
7| K ノノノ ))))〉,、 | 言いたいこともないならAA貼んなや
l」 |」(l| ( | | ||. !lm \_ _____________
| |ゝリ. ~ lフ/リ lアノ V
| | /\_V〕‐-/`'/ _/l__
. l l | /ヽ/<ノ|>‐-- ' / く
!リl/ /〉、_| | ´ω` |
_〈 // ` ―| | C=' |
. `つノl/〈// l| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
/ \/V| ~|  ̄ ̄ ̄ ;|~
ゝ l | .;;|
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 01:11:46.51 ID:PQIduw7NO
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 01:25:43.04 ID:mSRVfMqI0
エロアリーナはドコですか?(^ω^)
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 01:28:02.06 ID:QGPjoJ+i0
\ /
\ 丶 i. | / ./ /
\ ヽ i. .| / / /
\ ヽ i | / / /
\
-‐
ー
__ わ た し で す --
二 / ̄\ = 二
 ̄ | ^o^ |  ̄
-‐ \_/ ‐-
/
/ ヽ \
/ 丶 \
/ / / | i, 丶 \
/ / / | i, 丶 \
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 01:30:40.40 ID:5iWXeWxw0
┌──┐
│ ::::::|
│ ::::::|
|_______X_┐
/ ━━ |
┌| °°|┐
└| __四__|┘
ノ / / <おーい、グッチさんこのスレどうすんだよぉ。
|  ̄ ̄ /
/::::::\∞/\
/:::::::::::ヽ/::::::::\
|::::|| :::::::::::|\....\
────────────┐
────────────┘
./ ̄\┌┐ ┌┐┌──┐│
| |⌒| | | | | | .└┐┌┘│
| | | | | | | | .| |. │
| |_| | | |_| | .| | │
\_/ \_/ .| | │
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 02:12:01.20 ID:PQIduw7NO
そう、あれは姫様が武闘大会で優勝し、私が病気で倒れるまでのあいだのある一夜であった……
なつかしーなー
AAまだ?
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 02:18:52.00 ID:PQIduw7NO
モンスター「ぐはぁ!」
アリーナ「やったわ!ちょろいちょろい」
アリーナ「次行くわよ次!」
ブライ「姫様、もうMPが……」
クリフト「今日はこの辺にして、宿を探しましょう」
アリーナ「ぶー」
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 02:23:48.62 ID:PQIduw7NO
宿屋の親父「ご宿泊は10Gになります」
アリーナ「はいはい、じゃクリフト、ブライお休み。また明日ね」
クリフトとブライ「お休みなさい、姫様」
クリフト「さて、それでは我々も寝ますか」
ブライ「うむ」
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 02:24:53.36 ID:QGPjoJ+i0
クリフト「アッ・・・・・いやぁーっ!」
ブライ「グヘヘヘ・・・・・・・・・・」
クリフト「いやぁあああああああ・・・・・・・あっ・・・・・・・・あっん・・・・・・・・・」
ブライ「何だかんだ言って感じてるじゃないか・・・・・・・・・・・・」
クリフト「あぁんブライもっとぉー」
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 02:30:43.57 ID:PQIduw7NO
クリフト「うわああぁぁぁぁーっ!!!」
私は悪夢を見た。
ブライどのが私を、私を襲う夢を……(
>>15)
ブライ「どうしたクリフトどの!?」
クリフト「……」
ブライ「悪い夢でも見たか?」
クリフト「…まぁ、そうですね」
しかしその頃姫様はもっと悪質な夢を見ていたことを私はまだ知らなかった
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 02:32:34.47 ID:QGPjoJ+i0
アリーナ「私はアナリーナ!」
クリフト「私はクリトリフト!」
ブライ「私はブラジャー!」
3人「三人そろって・・・・・・」
3人「イヤラシインジャー!とうっ!」
バッ!!!!!!!
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 02:34:06.63 ID:4b8pXo3r0
♪聞いてアロエリーナ ちょっと言いにくいんだけど
聞いてアロエリーナ
聞いてくれてあーりがと アロエリーナ♪
\______ __________/
|/
∧_∧
(○) (∀・ )
ヽ|〃 (∩∩ )
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 02:38:10.93 ID:Vha1JKzNO
あれ変拍子で気持ち悪いんだよ
ポリンキー・ポリンキー・三角形の秘密はね
ポリンキー・ポリンキー・美味しさの秘密はね
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 02:40:36.79 ID:PQIduw7NO
それは呪いであった。
アリーナのエロが見たい
>>8の邪で淫らな願望がアリーナに見せた夢であった……
彼女が見た夢は白く波打つ輝く靄の中に一人佇む夢―
綺麗――
アリーナは始め、その夢を心地よく感じていた
しかし、その靄の何処かからは何か人が歌っている声が微かに聞こえる
「なにかしら…?」
―アリーナは歌声のする方へと歩いて行く
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 02:44:47.63 ID:PQIduw7NO
――聴こえてきた
ーナ…… だけど……
さらに近づく
歌詞がはっきりしてくる
聴こえた
♪聞いてエロアリーナ ちょっと言いにくいんだけど
聞いてエロアリーナ
聞いてくれてあーりがと エロアリーナ♪
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 02:51:14.03 ID:PQIduw7NO
エロアリーナ。
わたし?
目の前にいたのは歌を歌っていた……わたし
大きな石に腰かけて少し屈んでいたわたし
わたしの気配に気付いたわたしは急にわたしに顔をむけ、あっという間にわたしの前に立って一言
わたしあなたの、エロよ
と、言った
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 02:52:19.03 ID:QGPjoJ+i0
わたしあなたの、エロよ
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 02:57:07.91 ID:PQIduw7NO
エロアリーナ。
なによそれ!?叫んだ筈だが声にならなかった
「そうわたしはエロアリーナ」
嫌だ。なんて嫌悪感。この場から立ち去ろうとする、が、足も動かない
「聞いて」
いやよ!
やはり声にならない。が、相手には届いているようだ
目の前のわたしは少し困った顔をしたが、またすぐに話し出す
「わたしはエロアリーナ」
さっき聞いたわよ!
「わたしはあなたのエロ」
それも聞いたわよ!
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 02:58:52.96 ID:QGPjoJ+i0
>>25 たのしすぐるwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 03:06:43.95 ID:PQIduw7NO
エロアリーナ。
あなたは男の子みたいね、やんちゃな王子さまみたい
モンスター相手に格闘技の腕試しをしたり、閉じ込められた部屋の壁を蹴破って飛び出したり
あげくには武闘大会で優勝しちゃうなんて……
でもそれでもあなたは女の子なのよ?だからわたしはあなたのなかにちゃんと居る
わたしはあなたのエロ、エロアリーナ
何回繰り返すのよこのバカ!!
ぶん殴ろうとしたがやはり動けない
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 03:10:43.14 ID:QGPjoJ+i0
だから私は屁をこいた。
プスゥ〜ッ
エロアリーナはしんだ
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 03:13:25.30 ID:PQIduw7NO
……おしまいよ、もう、この夢は…
あなたは目覚めるわ……
よかった!心底よかった!!!!
早くわたしの視界から消えてよ不愉快なわたし!
でも、目覚める前にね
あなたはわたしと交わるの
!?
知ってるわよね、知識だけは
それがわたしの夢、
あなたには悪夢かしら
わたしの夢からさめる方法はわたしと交わること――
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 03:24:36.16 ID:PQIduw7NO
あんた何言ってんのよ!
からだが動いたら最後っ屁かましてからギタギタにしてやるのに!!!
目の前のわたしはわたしに抱擁するように両手を広げながら近づいてくる
うっすらと閉じられたわたしの瞳は本当にわたしの瞳かと思うほど綺麗だった
それだけじゃない、目の前のわたしは何て素敵なわたしなんだろう。鏡で見慣れたわたしの体そのものなのに、どこも違わないのに
とても きれい
……それは最後っ屁じゃないわね
危うくロマンチックになりかけたわたしの心に水を差すような台詞を吐きながら彼女は動かないわたしの体に手をまわそうとする、が、触れない
!?
うふふ、
あなたが「して」って言うまでしてあげない
32 :
天文学者フェンダ- ◆9dvISqYoCo :2010/06/29(火) 03:25:29.54 ID:QUctlEf60
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 03:28:14.70 ID:qKFJpk300
やばいこのスレ懐かしいにほひがする
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 03:31:12.46 ID:PQIduw7NO
……誰が言うもんか
一言でいいのよ?お願い
嫌よ
うふふ
あーもー、まだ醒めないの?この夢は!?
まだ、とかじゃありません。あなたがあなたのエロを受け入れるまで醒めない、そんな夢なんです
馬鹿!
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 03:40:50.39 ID:PQIduw7NO
時間が立つ。延々と
醒めない
いつまでたっても醒めない
アリーナはこの夢の中で一日過ごしたような気になる
ああもう!?
ふふふ
…あんたの言うことはホントなの?
ずっと待ってた、
>>8さんという変態のおかげでわたしはあなたの無意識下の最下層から、意識の最下層であり無意識と交われる夢の中へと昇華したのよ?だから…
質問に答えて!!
あんたと交わらないとこの夢は醒めないってのはホントなの!?
……ええ
なら醒めなくて構わないわ!
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 03:47:57.81 ID:PQIduw7NO
意固地ですね、わたしを、エロをこんなに否定する女性は珍しいわ
それも美しい女性が、あなたのような美しい女性がエロを否定するなんて、わたしには理解できない!
うるさいわね!!
見て、目の前にいるあなたを
美しいでしょう?綺麗でしょう?
これは他でもない貴女なのよ?あなたは美しさに憧れないのかしらね?
…憧れないわよ……
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 03:55:54.16 ID:PQIduw7NO
うふふ、あはは、あーっはっはっはっ!
嘘よ、嘘だわ!美しさに憧れたことのない人間が何処に居るものですか!あは、あは、あはは……
目の前のわたしは下品に笑う。わたしも下品に笑った事はあるが、果たして目の前のわたしのようにどこかに気品があっただろうか?
目の前のわたしはどんなに崩れても品を失わない気がする
むしろ着乱れた中で、ある種の美しさが、煌き始め……
「わかったわ」目の前のわたしが言う 「キスで許してあげる」
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 04:01:03.00 ID:PQIduw7NO
それなら、と一瞬思い、いやダメよ。と思い直そうとした瞬間
「それならいいのね」
唇を、重ねられた
ブライ「姫様まだお休みですか?」ドンドン
クリフト「もうお昼過ぎですよ?」コンコン
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 04:02:15.97 ID:QGPjoJ+i0
アナリーナの受難だ
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 04:09:39.06 ID:PQIduw7NO
わたしがわたしにキスしてる!!!嫌、嫌、嫌、イヤーーー
アリーナ「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
クリフト・ブライ「姫様っっ!?」バターン
アリーナの宿泊部屋の前でたちんぼしていた二人が悲鳴を聞き部屋に飛び込む
アリーナはベッドの上でめちゃくちゃにもがいている
ブライ「クリフトどの、姫様を抑えねば!」
クリフト「はい!」
クリフトとブライがアリーナをおさえる。直後、アリーナは目を覚ました
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 04:14:37.46 ID:PQIduw7NO
クリフト「だ、大丈夫ですか?」
ブライ「ずいぶんとうなされてましたぞ」
……何も言う気にならない、なれない
ブライ「…悪い夢でも見ましたかな?」
アリーナ「ッ!」
アリーナ「…二人とも出てって!しばらく一人にして」
クリフト「しかし、」
アリーナ「いいから出てってよ!一人にして!!」
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 04:28:01.87 ID:PQIduw7NO
二人を追い出してしまった。心配してくれてたのに……
あとで謝ろう
取り敢えず着替えなくちゃ
パサッ
何であんな夢見たんだろう
パサッ
なにがエロアリーナよ、馬鹿
パサッ
―何故だろう?わたしは普段上と下を別々に着替える。つまり上を着替えるときは下をはいているし、下を着替えるときは上を着ている。なのに、いまのわたしは、上も下も脱いでしまって全裸になっている…
イヤらしい。あの夢のせいよ
早く服を着よう。そう思いハンガーの服に手を伸ばしたとき、不意に、横にある姿見に、裸のわたしが、映った
―綺麗―
思考よりも先に脳に直撃した感情、…そして、鏡の中のわたしが あいつの顔になった……
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 04:40:03.57 ID:PQIduw7NO
ブライ「珍しいのう、姫様があんなに取り乱すとは……」
クリフト「少し心配であります……」
自分たちの部屋に戻った二人は、先程のことを反芻している
ブライ「姫様も何か悩まれとるのかのう……」
クリフト「」
その瞬間である、部屋の扉が静かに開いた。そこにいたのは、全裸のアリーナ
クリフト「ひっ、」
ブライ「姫様!?」
アリーナ「………」
止まる二人、アリーナも動かない
全裸で立つアリーナの視線は虚空にとんでいる……
瞬間、アリーナの視点が二人を捉え
いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁー!!!
叫んでアリーナは自分の部屋へ飛び去った
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 04:51:17.37 ID:PQIduw7NO
バターン!!
扉を閉め、急いで服を着る。もぅ、何してたのよ私は!!!嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ
…服を着たものの、次はどうしたら良いのだろう?
…鏡のわたしが笑った時、私はあいつになって、そうだ、二人にこの美術を見せてあげようって思った。
…わたしはいるのにわたしじゃなかった。駄目駄目駄目駄目っていくら思っても体は勝手に動いて、二人の部屋の扉を開けて
固まった二人がわたしを見てるのがたまらなく恥ずかしくて……
さっきよりずっと強く「嫌だ」って思ったら、やっとわたしの体が動いたの
……わたしはあの時確かに夢の中のあいつに乗っ取られていた
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 04:58:13.43 ID:PQIduw7NO
ベッドに腰かけて、思いを巡らせる。
ふと、頭の中であいつが話す
「見とれてたわね」
「あの二人」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ブライ「クリフト」
クリフト「はい」
ブライ「ワシには嫁がおらん」
クリフト「はい」
ブライ「勘違いするなよ、女にモテなかった訳じゃない」
クリフト「はい」
ブライ「若いころ、それこそお前くらいの頃にはブイブイいわせたもんじゃ」
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 05:02:17.61 ID:PQIduw7NO
クリフト「はい」
ブライ「だがな、」
クリフト「はい」
ブライ「」
クリフト「はい」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「あなたの、わたしの、綺麗なからだに」
「見とれてたわ、二人とも」
そんな…
「嬉しいでしょう?」
何言ってんのよ!
「ふふふ」
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 05:13:30.76 ID:PQIduw7NO
「わたしはあなた、あなたはわたし」
「わたしはあなたのエロ」
「幼い頃憧れたクリフト、今もずっと一緒にいるクリフト」
……!
「身分が違う。その事をお父様から言われて」
「その時あなたは、」
だけどそんなのが何なのって、わたし楯突いたわ!
でもお父様は言ったの、お前とクリフトとは兄妹だと思いなさい、兄と妹は幼くから一緒で仲良くして良いが結婚だけは絶対にできない、クリフトはこれからもずっとお前と一緒にいるが、決して愛さない様にと……
「…だから、わたしをとじこめたのね」
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 05:24:37.89 ID:PQIduw7NO
「クリフト」
「幼心だけど愛していた、ずっと一緒だからいずれお父様お母様のように彼と結婚する、と」
…夢見てたわ……
わたし覚えてる。いいえ、忘れない。
クリフトにあの頃聞いたのわたしの事好き?って
「彼は?」
大好きだよって、姫様が一番好きだよって
ああ、これでずっと一緒だと思った。あれは子供の話だけど、わたしには立派なプロポーズだった
…………
「そうね」
「だからあの時、あなたは彼に純潔を捧げた。彼以外愛さないと誓った」
「もちろん純潔といっても『子供の純潔』だけどね」
………
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 05:30:10.11 ID:QGPjoJ+i0
超展開
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 05:34:21.33 ID:PQIduw7NO
「直後それは取り上げられた」
「クリフトは優秀だ。クリフトはお前にもったいない。なんて日頃言ってたお父様に、手放しで喜ばれると思っていた彼との婚約は破棄された」
今なら解るわ、お父様の言うことが正しいってこと
「理屈の上では、ね」
……本心からよ……
「彼にたてた操を全てどこかに捨てることで、全部本心から納得したのよね」
………
「わたしはエロアリーナ」
何回も聞いたわよ!
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 05:40:29.56 ID:PQIduw7NO
あなたが分かってきたわ
「うれしい」
あの頃のわたしのクリフトへの憧れね
「そうよ!」
……もう一度帰って
「いけず」
今のわたしには…、いえ、これからもずっと必要ない存在なの
「ひどい、泣いちゃう」
……泣けば?
「泣くのは、貴女よ?」
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 05:51:32.18 ID:PQIduw7NO
泣かないわよ
「でしょうね」
……
フザケてんの?
「うふふ」
「わたしはエロアリーナ」
しつこいわね
「わたしはあなた、あなたはわたし。わたしが笑えばあなたも笑う、わたしが歌えばあなたも歌う。」
「わたしが泣けば?」
「泣こうか?」
「クリフト、クリフトって」
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 05:53:06.35 ID:QGPjoJ+i0
なんでエロアリーナがここまで広がるんだwwwwwwwwwww
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 05:54:48.47 ID:PQIduw7NO
「クリフト、わたしと一緒にいて」
「今よりもっと近くよ」
やめて
「クリフト、もう一度好きって言って」
「あの時と同じように」
やめて!
「クリフト、わたしを抱き締めて」
「夢の中でしてくれたように」
お願い、やめて!!!
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 05:56:47.81 ID:PQIduw7NO
「……ほーら、泣いてる」
…いや、ぃゃ…、
「わたしも泣いてるよ」
………
「はーっ!」
!?
「スッキリしたわ!」
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 06:04:16.48 ID:PQIduw7NO
「あっはははは!!」
目の前のわたしは快活そうに笑った。先程の下品な笑いよりずっと明るい
先程の下品な笑いの時でも失わなかった美しさは
ずっと映えて見えた。
ただ、綺麗だった
「うん、あのね」
「初めのほうであなたに、ってあたしの事だけど、綺麗、美しいっていったでしょ?」
―ウン
「あれ、お世辞半分だから!」
「本気にしないでね!」
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 06:04:56.98 ID:Nwd95WwgO
ほほう(・∀・)
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 06:11:00.32 ID:PQIduw7NO
「じゃわたしは戻るから」
ちょっと待て!!!
「聞こえないね」
待ちなさい!
「〜♪」
…待ってください。お願いします
「んふふ、何?」
……あの、何しに来たんですか?
「わたしは
>>8の使い。」
「エロアリーナはドコですか?(^ω^)」
「って呼ばれたから来たのよ」
「わたしはエロアリーナ」
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 06:14:30.69 ID:PQIduw7NO
違うわよ!わたしが聞きたいのは……!
「…ん?」
わたしが聞きたいのは……
「具体的に言いなさいな」
…あなたは、…何をしたかったの?
「クリフトと結婚。」
……! いや、そうじゃなくて!!!
「何々〜?」
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 06:19:40.36 ID:PQIduw7NO
「具体的にお願いしますね、わ・た・し」
……わかったわよ、全部言うわよ、急だから、…まとまってないから覚悟しなさいよ…!
「へいへい」
あなたはわたしのクリフトへの憧れね、長いこと押さえつけてたからふとした弾みで飛び出したわたしね
「わたしはエロアリーナ」
黙って聞け!
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 06:33:42.92 ID:PQIduw7NO
わたしはクリフトへの憧れをどこか遠くへ捨て去らなくちゃいけなけなったあの時から
いつも側にクリフトがいたのに憧れから目をそらし続けて
いつも側にいるクリフトへの思いが暴走しそうになる度、それを押さえつけるために次に好きだった格闘技に打ち込み
ようやくわたしは踏ん切りがついたのよ!ついたのに、なんであなたは出てきたの!?
「エロアリーナはドコですか?(^ω^)」「こいつのせいよ」
違うわよ!!出てきた理由じゃなくて出てきて何をしたかったか聞いてるの!!!
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 06:43:46.87 ID:PQIduw7NO
「出てきてなにをしたかったかぁ?」
「それはもちろん……」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
―ブイブイいわせたもんじゃ」
クリフト「はい」
ブライ「だがな、一度去った女は二度と戻って来なかった」
クリフト「はい」
ブライ「それこそ、星の数ほどいた女たちは、誰一人振り返らなかった」
クリフト「………」
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 06:49:55.73 ID:PQIduw7NO
ブライ「……」
クリフト「………」
ブライ「クリフト、」
クリフト「はい」
ブライ「ワシを殴れ」
クリフト「はい」
クリフト「…え?」
ブライ「先程の姫様の奇行、ワシには心当たりがある……」
クリフト「どういうことですか!?」
ブライ「……多分、姫様はお前に見せたかったのだ」
ブライ「同じ部屋にワシが居ることなど考える前に」
ブライ「お前に見せたかったのだ…」
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 06:55:35.52 ID:PQIduw7NO
ブライ「姫様はお前を好いておるのだ」
クリフト「えぇっ!?」
ブライ「そしてお前も姫様を好いとる」
クリフト「………ぅ、いやその、それは臣下として…」
ブライ「ワシにはわかる!」
クリフト「ぇ!?」
ブライ「………」
ブライ「ごめん、ちょっとウソ吐いた、ワシ」
クリフト「はぃ?」
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 07:13:09.88 ID:PQIduw7NO
ブライ「厳密に言うと"わかる"のではない、"知っている"のだ」
クリフト「…………」
ブライ「お前は憶えていないかもしれんな、お前たち二人がずっとずっと幼い頃の話だ」
ブライ「お前は神学校始まって以来の秀才で、たちまち我がサントハイム城のお抱え神官となった…」
ブライ「姫様はというと、幼いのにお転婆でたびたび城から抜け出された」
ブライ「ワシたち世話役はその度方々探しまわったもんじゃ……」
ブライ「毎回どこにいるかわからん姫がいつからか決まって神官屋敷近くで見つかるようになった」
ブライ「…お前と遊ぶのが一番楽しかったようじゃ」
クリフト「……」
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 07:29:57.66 ID:PQIduw7NO
ブライ「年が近いものがお前しかおらんかったせいだろう、いつも姫様はお前と一緒だった」
ブライ「同じ年頃の者がそばに居ないのはお前も同じこと、いくら秀才といえども大人の相手ばかりでは疲れる」
クリフト「はは…」
ブライ「やがて世話役うちで話がまとまった。お前を姫様のおつきにしようと」
ブライ「お前と居れば姫はどこにも行かん。真面目で勤勉なお前は姫様の手本となるにふさわしい」
ブライ「何よりワシら世話役が楽になるからの」
クリフト「はい」
ブライ「あとは大王様のご許可を得るだけだ。どうなるかドキドキしておったが、大王様はすんなりご即決なされた…」
クリフト「はぁ」
ブライ「夢占いをされずに重大事をお決めになるなど、ワシは初めての事に驚…」
クリフト「あのー」
ブライ「なんじゃ、最後まで聞け!」
クリフト「いや、それよりもですね、先程仰られた"知っている"とは?」
ブライ「…おぉ〜、そーじゃったそーじゃった、忘れとったワイ…」
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 07:40:56.12 ID:PQIduw7NO
ブライ「そんなこんなでお前がおつきになってから2、3年たった頃かの…」
その時ワシは席を外しとった。あんまり長い間席を外したので二人がどうしているか心配になって急いで戻ったんじゃ
・
・
・
・
ブライ(議長さんは無駄話が過ぎるよ…。おかげで姫様たちをだいぶほったらかしてしまった)
ブライ(どこかに行ってないだろうな……?)
ワイワイキャッキャッ
ブライ(良かった、居たよ……)
アリーナ「わたしブライだーいっ嫌い!!!」
ブライ(なんですとぉ!?)
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 07:52:15.93 ID:PQIduw7NO
姫様に大嫌いと言われてワシは殴り込んでやろうかと思ったが、こっそり続きを聞き続けてみようと思った。
何故嫌われてるか聞けるかと思ったからじゃ
クリフト「何をいうんですか姫様!ブライ様は姫様の為を思って言いたくないことも口にされているのですよ?」
ブライ(クリフト、お前はいい子や……)
アリーナ「うるっさいもん」
アリーナ「おんなじ事ぐちぐちぐちぐち……」
クリフト「それも姫様が改めないからです」
ブライ(クリフト、お前はいい子や…)
アリーナ「クリフト、ブライの味方すんのーー!?」
クリフト「違いますよ」
アリーナ「ブライの髭に刺されちゃえ」
クリフト「勘弁して下さい」
ブライ(……ヒゲ剃ろうかしら?)
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 08:04:00.61 ID:PQIduw7NO
成る程、少し姫様の気持ちも分かった。今日から姫様を叱る時は口数ではなく一言の重みで叱りつけよう
では早速、人の陰口を叩いたらどうなるかを一言の元に教えてやらねば……。……ええと……
アリーナ「クリフトは嫌いな人いないの?」
クリフト「いません」
アリーナ「ウソだ〜!!」
クリフト「本当にいませんよ。人を憎むのは良くないことですから」
アリーナ「ブライも?」
クリフト「ブライ様には感謝しています。その、姫様のお世話役に推薦して貰ったことに」
クリフト「お役目を頂いた後も色々と指導して頂いたし…」
アリーナ「ふーん」
ブライ(カゲクチはいかんぞう!…う〜ん、)
ブライ(陰口あかんでえー)
ブライ(……あぁ、一言で叱るのって難しい!!)
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 08:15:57.35 ID:PQIduw7NO
アリーナ「クリフト、ブライ好きなんだ」
クリフト「はい」
ブライ(クリフトええ子や……いやいや、今はそうじゃないぞブライ、ここで姫様をきちんと叱り、陰口を言わない立派な女性にするため、その言葉を考えなくては……)
アリーナ「ね」
アリーナ「ねぇ」
クリフト「はい?」
アリーナ「クリフトは他に誰が好きなの?」///
クリフト「ブライ様の他にですか?そうですね…」
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 08:29:40.06 ID:PQIduw7NO
アリーナの問いかけに丁寧に答えていくクリフト。
お父さんお母さんに始まり神学校時代の先生、仲の良かった友達、そしてこのサントハイムの王様……
ブライ(クリフトォォ〜!!わりゃホンマに子供か!?ワイは感動しとるで!ホンマ!!!)
―でも
アリーナ(わたしはそんなこと聞いてないの)
アリーナ(わたしはわたしの事を聞いてるの)
クリフト「サントハイム大王代々のお力で我々サントハイムの民は……」
アリーナ「違う…」ポツリ
クリフト「…?」
クリフト「姫様?どうかなされましたか…?」
アリーナ「ううん、何でもないの」
アリーナ「あのねクリフト、」
クリフト「はい?」
アリーナ「クリフトはわたしの事、好き?」
ブライ(!!!?)
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 08:45:07.36 ID:PQIduw7NO
僕は真っ白になった。
僕は、姫様、アリーナ様が大好きだ。この感情が恋なんじゃないかと小さかった僕も薄々感じていた
でもどうしたら良いのだろう。どう言えば良いんだろう?
間違いなくこの恋は結ばれない。身分がどういうものか僕はわかってる
けど、目の前の少女は、それをきっと分かっていない
僕は一個人としての姫様も大好きだ。だからこの問いかけの答えは「好きだ」以外にあり得ない
が、口に出せば?
彼女はそれを、一個人としての「好きだ」を、きっと女性としての「好きだ」と勘違いしてしまう。
いや、勘違いではないのだが。兎に角その時の僕は答えに窮していた
何と答えようか。いや、どう伝えようか
・
・
・
クリフト「ブライどの、覗いてたんですか…!」
ブライ「なんじゃ、憶えとったか」
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 08:51:02.12 ID:PQIduw7NO
当たり前だ。大好きな人とのあんな時間を忘れるバカは居ない
ブライ「お前はあの頃から姫様が好きだったんじゃろ」
クリフト「覗いてたんですか…!?」
ブライ「顔が真っ赤じゃったわい」
クリフト「どっから覗いてたんですか!?」
ブライ「秘密じゃ」
クリフト「ちくしょう…」
ブライ「ホッホッ、クリフトの悪態を初めて聞いたわ」
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 08:56:50.40 ID:PQIduw7NO
ブライ「しかしお主はやはり記憶力もいいのう。あんな昔の事を憶えとるとは」
クリフト「記憶力の問題じゃないですよ」
ブライ「ワシなんか恋人たちとの睦み合いなんぞほとんど憶えとらんのに」
クリフト「数の問題でしょう」
ブライ「あー、なるほどなるほど」
クリフト(あと、重さの問題もある)
クリフト「とにかくバッチリ憶えてますよ」
ブライ「そーかそーか」
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 09:06:07.57 ID:PQIduw7NO
ブライ「まぁ、あの時は少なくとも互いに好き同士だったのう」
クリフト「今は、その、かつて好きだった人ですよ」
ブライ「お前がか?姫様がか?」
クリフト「私がです」
ブライ「かつて好きだったが今も好きじゃないのか?」
クリフト「諦めてます」
ブライ「ほー」
クリフト「何ですか?」
ブライ「べっつにぃ〜」
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 09:12:17.07 ID:PQIduw7NO
ブライ「お前の今は置いといてだ」
クリフト「…」
ブライ「今の姫様。正確には、先程の姫様!」
ブライ「完全にお前が好きだ」
ブライ「目でわかる」
クリフト「目で?そんなのは信用に足り……」
ブライ「ゴメン、ちょっと嘘吐いた、ワシ。」
クリフト(またですか…)
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 09:19:50.93 ID:PQIduw7NO
ブライ「あんまり言いたくないんだけど、二人とも恥ずかしい思いしてるし、ワシもカミングアウトするね」
ブライ「実はワシくだんの件のとき席外してたでしょ?」
クリフト「覗きの時ですか?」
ブライ「ウン。実はあの時はケッコーヤバかったの」
クリフト「??」
ブライ「ワシちょっと恥ずかしい事で呼び出されてたの」
クリフト「何ですか?」
ブライ「その日の前日、ワシさっきの姫様と同じことしたの」
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
寝る。残ってたら続き書く
お休みなさい