律「梓は思春期なんだ、そっと見守ってやろうな」澪「おい」
1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
唯「おじゃましまーす」ガチャ
梓「あ、唯先輩こんにちはー」
唯「ひっ」ビクッ
梓「ど、どうしたんですか?」
唯「いやぁあぁああああっ!!!」
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 23:01:27.79 ID:B76RHRxs0
ほうかご!
純「へえー…本当にティーセットもあるんだねえ。あ、冷蔵庫ある」ジュルリ
梓「何度も言いたくないけど、友達の家とかでそういうことしてると嫌われるよ…」
純「いいじゃんたまにしか見ないんだし。じゃあセッションやろ」ジュルリ
梓「お願い、せめてお茶会まではそのよだれしまって」
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 23:02:53.70 ID:B76RHRxs0
ミスった\(^o^)/
>>1の続き
唯「あずにゃんが…部室で、そんな、いやらしいことを」ビクッ
梓「えっ…いやらしいことって、ふつうにチューニングしてるだけですよ?!」
律「おーす、おくれたぜー」ガチャ
紬「今日は澪ちゃんがおやすみだk――まあっ!///」
梓「あ、ちょっと唯先輩がおかしいんでs」
紬「梓ちゃん部室でそんな…! はしたないじゃない!」
梓「えっ」
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 23:03:46.31 ID:B76RHRxs0
律「お、おい唯落ちつけって」
唯「だってぇ…部室入ったらあずにゃんが、自分の指で、ひくっ。つまみを、えぐっ、いじくって……」
律「ほらほら、よしよし」ポンポン
唯「あずにゃんが…そんな子に育っちゃうなんて…」
梓「あのー、軽音部のみなさんチューニングって知ってますよね…?」
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 23:04:45.43 ID:ABHVo+HN0
あげ
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 23:06:27.76 ID:B76RHRxs0
紬「み、みんな落ち着いて!チューニングなんて誰にでもあることじゃない!」
梓「そうですよ! ムギ先輩の言うとおり誰でもやってます」
紬「ほ、ほら…みんなも保健の授業で習うでしょ? 年頃の若者はそうやって身体をもてあますって…///」ボタボタ
梓「それ本当にチューニングなんですか?!」
唯「りっちゃあん…私どうしたらいいか…えぐっ」
律「おし、じゃあ私が梓と女同士の話をするから、ちょっと二人っきりにしてくれないか?」
唯「でっでも!あずにゃんが、あずにゃんがぁ…ひっ、えっぐ」
律「心配するな。梓は思春期なんだから、そっと見守ってやるのが一番だぞ」
紬「わかったわ。さ、唯ちゃん行きましょ」
唯「うう…あずにゃんが、あんな子に育つなんて…。」
梓「先輩たちの考えてる私ってなんですか…?」
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 23:10:44.03 ID:pMnIpajtO
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 23:11:22.77 ID:B76RHRxs0
律「こほん。……なあ梓。ムギも顔をまっかにして言ってくれたけど、恥ずかしがるようなことじゃあないぞ」
梓「ムギ先輩の顔は血で染まってたんですけど…」
律「私だって、そりゃあ寝苦しい夜とかにチューニングしてしまうことだって、まあ時々あるさ///」
梓「それ絶対チューニングじゃないですよね」
律「ま、まあチューニングなんて誰でもやってることだから、唯みたいに気にしすぎるのもよくないよな///」
梓「なんでいちいち照れるんですか!」
律「えーっと、その…梓はどうやってチューニングしてるんだ?」
梓「え? 時間ないときはペグ使いますけど、普段は指で…」
律「そ、そうだな。ペグで、こう、挟み込むのは病みつきになるから、ほどほどにな」
梓「なんの話ですかそれ…」
律「そのー…音階、とかはどうやってみてるんだ?」
梓「あー。最近はチューナー使わず音叉でやってます、唯先輩みたく音感つけたいんで」
律「そ、そうか。唯は感度がいいもんな…梓も大人の仲間入りかぁ///」
梓「いちいち照れるなあっ!」
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 23:12:20.33 ID:U7zejQcWO
純ちゃんでるなら支援するほかないな
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 23:13:20.30 ID:B76RHRxs0
つぎのひ!
純「へえ…澪先輩いないときにそんなことがあったんだ…」
梓「なんで純が休んでること知ってるのさ」
純「ま、まあ澪先輩のことだし///」
梓「わかったスルーするね」
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 23:17:27.21 ID:B76RHRxs0
梓「でも昨日は疲れたよ…澪先輩がいないと先輩たち止まらないから」
憂「でもお姉ちゃん昨日もかわいかったよ?」
梓「憂は当てになんない!…先輩たちのせいでなんか私までチューニングが恥ずかしくなってきちゃったよ」
憂「えーでもお姉ちゃんおうちでも自分の部屋でよくチューニングしてるけどなあ」
梓「チューニングって、、その、チューニングだよね?」
純「まあ音楽やってるならチューニングぐらい恥ずかしがってちゃいい演奏できないっしょ」
憂「そ、そうだよね! 私も寝るときとかお姉ちゃんのこと考えてチューニングすると寝付きがよk」
梓「それは絶対ちがう!!///」
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 23:18:59.62 ID:B76RHRxs0
キーンコーン
梓「お昼終わっちゃったよ…」
憂「梓ちゃん、お昼からチューニングの話題はきついよ…」
梓「ごめん、まったく意味がわからないんだけど」
純「あ、そうそう梓。今日って三年遅いよね?」
梓「あー…進路講演会、だっけ?」
純「ジャズ研休みだからさー、せっかくだし軽音部におじゃましてていい?」
梓「ああ、セッションとかいいかもね! って、純にしてはめずらしくやる気だね」
純「なにその失礼な言い方。ひどいなー。じゃあお茶会楽しみにしてるからっ」
梓「やっぱお菓子目当てかい…」
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 23:20:04.52 ID:U7zejQcWO
純ちゃん純ちゃん!
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 23:20:26.87 ID:B76RHRxs0
ほうかご!
純「へえー…本当にティーセットもあるんだねえ。あ、冷蔵庫ある」ジュルリ
梓「何度も言いたくないけど、友達の家とかでそういうことしてると嫌われるよ…」
純「いいじゃんたまにしか見ないんだし。じゃあセッションやろ」ジュルリ
梓「お願い、せめてお茶会まではそのよだれしまって」
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 23:21:34.23 ID:B76RHRxs0
ジャーン♪
梓「うん、いい感じだね」
純「でしょでしょ」
ガチャ
唯「おいーっす…って」
梓「あ、唯先輩こんにちw」
唯「いやぁあぁあああああああっ!!?!?!」
梓「…えっ」
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 23:22:55.01 ID:B76RHRxs0
唯「ぶ、部室で、あずにゃん、な、なにを…///」ガクガク
梓「なにって…セッションですよ! ジャズ研休みだからって純ちゃんとやってたんです!」
紬「ぁああずさちゃんっこkこ、ぶしrつよ?!」
律「こら梓っ! 部室で昼間からセッションなんて……今日という今日は許さないぞ!!」
唯「りっちゃん…あずにゃんがっ、わたしのあずにゃんがあんなアバズレ女と……」
梓(またこの展開ですか!)
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 23:23:30.09 ID:U7zejQcWO
純ちゃん可愛すぎだよ
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 23:24:42.37 ID:B76RHRxs0
梓「ごめん純、昨日から先輩がたあんな感じなんだよ――」
純「へへっ」
梓「じゅ、じゅんさん?」
純「センパイがたになに言われても気にしないですよ、これはアタシとアズサのセッションなんだから」
純「だいたいセッションの一発や二発、JKなら誰でもやるっしょ?」
純「そこのカチューシャさんだって隣の小股の切れあがったナオンと毎晩セッションしちゃってるんじゃないのー?きゃははっ」
梓「誰このひと」
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 23:27:26.40 ID:B76RHRxs0
唯「で、でもりっちゃん、あずにゃんがこの人とセッションしたいって決めた相手なら――」
紬「だめよ唯ちゃん!あの女はジャズ研の先輩ともセッションしてたのよ?!」
律「そうだ梓、お前あのアバズレに遊ばれてんだぞ!」
梓(私は先輩がたに遊ばれてる気がするんですが…)
律「あ、あずさ…っ! ちょっと二人で話そう!!」
純「なにを話したところでムダだよ、アタイのセッションのトリコだからねえその猫娘ちゃんは」
紬「ど、泥棒猫はあなたよっ!」
梓(純って平成生まれだよね…)
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 23:28:16.96 ID:U7zejQcWO
純ちゃんたまんねぇ!その悪ノリが可愛い
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 23:29:02.81 ID:B76RHRxs0
律「まったく…お前が、責任もとれない年でみだりにセッションするような娘だとは思わなかった!」
梓「なんの責任とれっていうんですか…」
律「そ、それは――決まってるだろう、その、曲とかできちゃったら困るじゃないか!」
梓「いや、むしろいいことでしょ、おめでたいじゃないですか」
律「この年でおめでたなんて、学校生活があるだろ?!」
梓(今のは私のミスでした!)
律「だいたい、お前は曲がもしできたら、どうするつもりなんだ。そこまで考えてセッションしていたのか?」
梓「いや……曲できたらいつものように先輩がたとアレンジして、」
律「私たちにアレンジさせるのか! 学生なんだぞ、それに曲作って産みの親がアレンジをしないなんて!」
梓「」
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 23:31:20.30 ID:B76RHRxs0
律「ネグレクトだ!アレンジ放棄だ! ……そんなギタリストに育てた覚えはないぞ、梓」
梓「少なくともギタリストとしては律先輩に育てられてません!」
律「はぁ…まあ、梓の身体は梓のものだ。梓が誰とセッションしようと梓の自由だ」
梓「いちいち身体とか言わないでください」
律「だけどな、一つだけ言っておくぞ」
律「……音漏れには気をつけろよ」
梓「えっ」
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 23:32:36.77 ID:B76RHRxs0
律「ちゃんと、その…防音だけはしとけ、セッションするなとは言わないから」
梓「ま、まあ夏場だし窓開けたりはするかもしれませんけど普通は」
律「あけるのか? あけたら気持ちいいからか!」
梓「風ぐらい感じさせてください!」
律「感じたいのか?!」
梓「…も、もういいですっ!///」
律「あ…行っちゃった」
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 23:33:26.92 ID:48SD4Ccy0
ワロタ もっとやれ
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 23:39:54.82 ID:B76RHRxs0
じゅっぷんご!
澪「……で、ひたすらいやらしいことかのようにふるまい続けたのか」
律「えーでもこのネタは唯が教えたやつだし!」
澪「企画も実行もお前だろ!」グイッ
律「ふはっ!ほっふぇ゛いた゛いよぉ゛ぉ」
唯「ええ〜だってあずにゃんかわいいんだもん!」
澪「唯も唯だ。まったく…私がいない隙に何やってるのかと思ったら」
紬「まぁまぁまぁまぁ。梓ちゃんのうぶな姿が見られただけでも僥倖じゃないの」
唯「ムギちゃん、ぎょうこうってなに?」
紬「いつもの道から外れてちょっとお散歩してみたら、きれいなユリの花をみつけたみたいな幸せのことよ」
澪「さ、スルースルー」
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 23:41:49.51 ID:B76RHRxs0
澪「はぁ…お前ら後で梓に謝るんだぞ」
律「わかってるよ…。ところでみおー」
澪「なっなんだよ」
律「みおしゃんは白馬の王子様とのセッションを夢見て夜な夜なひとりでチューニングを――」
澪「いいかげんにしろ!」ポカッ
律「ぐぎゃ!」
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 23:45:30.11 ID:B76RHRxs0
つぎのひ!
梓「こ…こんにちは…///」
澪「おー。昨日は悪かったな、律たちがまたバカなことやったらしくて」
梓「いえ、いいんです。ところで…澪先輩、お一人ですか?」
澪「ああー、律もムギも掃除当番だし、唯はなんか用事があるらしいよ」
梓「えっと……じゃあちょっと、おはなし…いいですか?」
澪「え? あ、ああ。まあ別にいいけど、そんなにかしこまらなくてもいいのに」
梓「澪先輩……わたしと……………ください」
澪「あ…ごめん、よく聞こえなかった。悪いけどもう一度言って――」
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 23:50:26.74 ID:B76RHRxs0
ガチャ
紬「こんにちはー」
律「おーす!待ったかみお――」
梓「センパイ、わたしと“セッション”してください…っ!///」
澪「…えっ」
紬「」ドサッ
律「お、おいムギ! 血が!」
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 23:51:49.12 ID:48SD4Ccy0
この設定でいくと、絶対音感というものが
とてつもなくいやらしい響きに聞こえてくる
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 23:56:00.75 ID:rneJpGUt0
>>29 この設定だと手使わないでイケるとかその程度かと
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 23:57:30.62 ID:B76RHRxs0
澪「なっ…え。それって、楽器の方だよな?!いやーあずさは練習ねっしんでいn」
梓「わたし、ひとりでもてあましてチューニングするのはもういやなんです!」
澪「え、ええぇ……どうすんだよりつぅ!///」
律「え、ええっと…おしあわせにっ」ダッ
澪「逃げやがった! おいこら待て!」ダッ
梓「あ、せんぱい! ――返事、まってますから!」
梓「…はぁ」
紬「」ドクドク
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 23:57:49.24 ID:48SD4Ccy0
それで充分だ
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 00:01:39.06 ID:B76RHRxs0
梓「せんぱい、行っちゃったなあ」
梓「……ちょっと、走りすぎちゃったかな///」
ガチャ
純「しつれいしゃーっす、このたびは大変不適切な――」
純「って。梓、どしたの?」
梓「う、ううん? なんでもないよっ」ブンブン
純「そうかあ…? アタシとの一回のセッションでとりこn」
梓「うっさい昭和JK」
純「ひど!宝塚意識してたのに!」
紬「」
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 00:08:52.29 ID:najgciL0O
純ちゃん純ちゃん!
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 00:11:14.49 ID:wtUA4z/e0
梓「もう、なんか律先輩より純のがタチわるかった気がしてきたよ」
純「そりゃあ小悪魔系女子目指してますもん!」
梓「私にとってはほんとの悪魔だよ……はぁ…うぅ…」
純「ひっどいなー相変わらず」
梓「みお、せんぱい、わたし……」
梓「…きらわれて、ない、かなっ、ひっく、えぐっ」
純「どしたどした〜? 私の演技に今さら感動しちゃったとかっ? よっタカラジェンヌ!」
純「……ほらハンカチ。制服よごれちゃうよ」
梓「あ、ありがと……ひくっ、えぐっ」
さわ子「きゃ、ちょっとムギちゃんが満面の笑みで血の海に!」
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 00:15:22.80 ID:+3CDN7TG0
\ \
ヽ ヽ
ヽ ',
. | ',
| ,,,、 -‐ '''''" ̄ ̄ }
|__,,、r''" ,,、 -‐''''´ ̄ ̄ヾ
|_,,,,、ィ'''" ',
,r,''ヽ;;;;i′ `'===ュ、 ,ィ'"l´
l l `';;;! '''‐ェ;;ェ、 r'エ〈
ヽヽ.' '' l、 !
. ヽ、_, (ニ、 .,、」 l
,,|. ,.ィ='__ュ、!
/l l '´‐''´ ` /
--i´ ヽヽ ´ .ノ
l ヽヽ `''ー- 、、、r‐<
ヽ ヽヽ /! `iー
. ヽ ヽ \ // |
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 00:16:11.55 ID:wtUA4z/e0
ひらさわけ!
唯「……って、そんなことがあったらしいんだよねーあずにゃんたち」
憂「あはは、梓ちゃんかわいいねぇ」
唯「でも澪ちゃんからメールこないんだけど大丈夫かなあ?」
憂「じつは律先輩なんかとセッションしてたりしてねっ」
唯「まっさかあ〜! ムギちゃんじゃないんだからw」
憂(話聞いてると、一番心配すべきは紬さんって気がするんだけど…)
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 00:20:21.66 ID:AWbrZV1/O
りっちゃんは俺とセッションしてるよ
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 00:20:27.70 ID:wtUA4z/e0
憂「そういえば、純ちゃんもその…梓ちゃんとセッションしてたんだよね?」
唯「うん! かくれて聞いてたんだけど、二人ともうまかった!」
憂「そ…そうだったよね。でもどこで知ったんだろ…?」
唯「りっちゃんと話してたとき、私が純ちゃんもさそったらどうかなって言ったんだよ」
憂「おっお姉ちゃんが純ちゃんさそったの?!」
唯「うん、憂からあずにゃんと仲がいいって聞いてたし、それに知ってる子だもん」
憂「わあ……なんだかお姉ちゃん、キューピッドみたいだね!」
唯「え?」
憂「……あ、ああうんなんでもない」
憂(うーん、純ちゃんには悪いことしちゃったかも…)
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 00:26:13.04 ID:wtUA4z/e0
……
憂『ええっ、梓ちゃんとセッションするの?!』
純『うん……先輩たちから、頼まれてね』
憂『そっかー…でも、純ちゃんなら大丈夫だよ』
純『そうかなあ?』
憂『だって梓ちゃん、純ちゃんのプレイ好きだって言ってたよ…///』
純『えー、私って指づかいとかうまくないからけっこう荒っぽいよ?』
憂『でも肝心なとこで支えてくれるから、安心してプレイできるって言ってたよ』
純『そ、そうなんだ……。まあ私は才女だから当然だよね、演技派女優だし!』
憂『あはは、純ちゃんかわいいっ』
純『なっ私はクールな演技派目指してるんだから!///』
憂『うんっ、純ちゃんだったら大丈夫だよ。がんばってね』
純『そ、そうだね…まあ私のテクで梓をとりこにしてやるんだから!』
……
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 00:30:35.97 ID:wtUA4z/e0
憂(……あのときのお話って、やっぱりそういう意味だったのかな///)
唯「う、うい! 顔あかいよっ、熱あるの?」ユサユサ
憂「――あ、ごめんお姉ちゃん、なんでもないっ」
唯「でもさあ」
憂「?」
唯「あずにゃん本当にチューニングがそういう意味だと思っちゃったのかなあ?」
憂「もう、お姉ちゃんったら。私だってチューニングぐらいするm」
唯「えっ」
憂「……あ///」
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 00:33:32.50 ID:zd1Y5HD2O
憂ちゃんと梓はかわいそうな子…
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 00:34:59.36 ID:vIyE7gwC0
この流れは期待していいのか?
いちじかんまえ!
梓「ごめん、帰りまでなんかつきあわせちゃって」
純「いーっていーって。私の迫真の演技に魅了されちゃったならしょうがないさ」
梓「一言よけいだよ」
純「はー、澪先輩かっこよかったねー」
梓「……そうだね」
純「ぶっちゃけ澪先輩にコクったんでしょ」
梓「いいいいまきくの?!」
純「私も澪先輩とセッションしたいなあー」
梓「だだdだめだよお! 私とセッションするんだもん!!」
純「じょーだんだって。…あー、私も澪先輩みたく凛としてたいなー」
梓「ほんとは恥ずかしがり屋で怖がりさんなんだけどね、ふふっ」
純「澪先輩になりたーい」
梓「ぷふ、純が澪先輩になるなんて想像できないよ…!」
純「わらうなあっ!」
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 00:45:15.64 ID:zd1Y5HD2O
了解
期待してるぞぉ
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 00:48:29.50 ID:wtUA4z/e0
梓「純、あのさ」
純「おほーい、恋の相談は小悪魔系女子の鈴木先生にまかしとけっ」
梓「そうじゃないよ」
純「ええー? せっかく小悪魔系タカラジェンヌの大人のいろけを」
梓「ありがとね、いろいろ」
純「……そ、その笑顔だよっ!」
梓「へ?」
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 00:52:42.57 ID:wtUA4z/e0
純「そんな風に解放されたみたいに、油断したみたいに、でも分かってるってみたいに笑えばイチコロだよ!」
梓「どうしたの? なんか急にテンション変わったね、ふふ」
純「澪先輩もイチコロだといいねっ」
梓「そうだね……決めた。私、がんばる! もう一度ちゃんと告白するよ!」
純「おおっ、思春期だね。青春してるじゃんあずさぁっ!」
梓「えへ、なんかキャラじゃないかもね」
純「そんなことないよ。あっじゃあ青春ということであの夕陽に向かって今から――」
梓「ちょ…やっぱ純のセンスって昭和だねっ」
純「笑うなあ! もう私一人で行ってくるからっ」
梓「あ、純まってよお!」
純(……あっぶないなー私。まったく演技派がすたるっての)
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 01:00:15.54 ID:wtUA4z/e0
りつんち!
ヴーヴー
澪「お、ムギからだ。…あー輸血間に合ったって」
律「そっかーじゃあ明日には学校来れるかな」
澪「……なんかつっこめよ」
律「だっていつものことじゃん、それが私たち桜高軽音部だよ」
澪「いい話にするなっ」
律「ってか音楽室に輸血パック常備って見栄えわるくね?」
澪「なかなかないよな、そんな高校…」
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 01:11:06.61 ID:wtUA4z/e0
澪「まったく…人のベッドで寝てないでちゃんと考えろよな、明日どうするか」
律「えーなるようになるんじゃーん」
澪「でも…………気まずいだろ。その、変にふるまっても」
律「梓も気にしてるだろうし、普通にしてたら合わせてくれるっしょ」
澪「で、でも、あれって――その、」
律「っだあーっ! めんどくせーっ!」
澪「めんどくさいいうな!」
律「だってめんどくせーじゃん、答え決まってるのにあたふたするとか」
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 01:21:15.90 ID:wtUA4z/e0
澪「……きまってなんか、ないよ」
律「私は行き方の話なんかしてない、行き先の話をしてるんだって」
澪「行き先だって…わかんないよ」
律「分かるのが怖いんなら、ずっとそうしてれば」
澪「そういうんじゃなくて…」
律「…なんか私までわかんなくなってくるんだよ、さっきから」
澪「ごめん」
律「嫌いとかそういう意味じゃ、ないけどさ」
澪「思ってないよ、そんなこと。律だもん」
律「……ああもうっ」
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 01:26:17.00 ID:aennC0nPO
追い付いた
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 01:30:03.70 ID:wtUA4z/e0
ドンドン
聡『ねーちゃん? そろそろ部屋開けてくんない?』
律「ああごめんごめん! いっやー私の部屋テレビ壊れちゃってさあ」
聡『ゲームしてないんなら早く部屋返せよ』
律「うっせ! みおーおこしてーだるいーねむいー」
澪「はぁ…律が一番わけわかんないよ」
律「うっせ」
聡『ねえちゃんあけろおー』ドンドン
律「うっせえっての! てめえはチューニングでもしてろっ」
澪「ちょ、りつ!」
聡『はぁ〜?』
律「新しいフォルダ(4)」
聡『なっ!!おいこら開けろ!!』
澪(な、なんの話だろ…)
>>52 姉ちゃんちょっとマジでフォルダ漁るのやめてください
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 01:39:55.32 ID:Ei52KDF30
おもしろい
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 01:47:40.36 ID:aennC0nPO
ねゆ!
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 01:50:53.36 ID:wtUA4z/e0
澪「じゃあ、帰るから」
律「ぅい。まあがんばれ、逃げんじゃねーぞ」
澪「分かってるよ。梓だって本気なんだしな」
律「…じゃ。あした、学校で」
澪「あ、最後にさ」
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 01:57:55.69 ID:wtUA4z/e0
律「んー?なんだよ」
澪「ふふっ。律、勘違いしてるよ」
律「……あー、チューニングって別にエロい隠語じゃないとか?」
澪「……ばかりつ」
律「なっ、私は最初っからわかってたぞ?! あれは唯が――」
澪「はは、じゃあおやすみな」
バタン
律「ったく…なんだよ、最後にいきなり」
律「…見守ってようと思ったのに、むかつくなー」
律「……明日、澪のことちゃんと見てなきゃだよな」
律「ってか、唯ってなんであんなこと言い出したんだろ…?」
聡「うわ!壁紙がおっぱいになってるし!…あれ、直せない?!」
聡「……え? ああーかあちゃんおふろはあとではいるからまってー!!」
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 02:07:00.26 ID:wtUA4z/e0
ゆいのへや!
唯「うう…あの空気は気まずかったよう…」
ヴーヴー
唯「あ、純ちゃんからメールだ」
唯「……そっかあ」
唯「でも、あずにゃんは澪ちゃんのことが好きなんだよね」
唯「うーん、私またよけいなことしちゃったかな…」
唯「でも、あずにゃんと居るとき楽しそうだったからなあ」
唯「はあ……おんなのこ、かあ」
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 02:11:03.62 ID:buPEe/ho0
>>52 聡に一言
zipで圧縮した後でアプリケーションの拡張子をつけてやれば偽装ができるよ
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 02:13:05.00 ID:wtUA4z/e0
唯「私もいつか人をすきになったり、あいされたりするのかなあ」
唯「…おとといは純ちゃんかわいかったし、きのうはあずにゃんかわいかったんだよね」
唯「私って浮気性?!」
唯「…はぁ〜。ダメダメだなあ、気まぐれだもん、私」
ヴーヴー
唯「あ、澪ちゃんからだ」
唯「えーっと……ええっ?!」
唯「で、でもそしたらあずにゃんが…」
唯「あーでもそれだと純ちゃんが…」
唯「……ううぅう」
何だろう
ちょっと切なくなってきた
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 02:21:38.03 ID:wtUA4z/e0
コンコン
憂『お姉ちゃん? おふろわいたよ』
唯「あー…うん、はいるー」
ガチャ
憂「あーまた散らかしてる…だめだよ、ちゃんと食べたものはしまわなきゃ」ガサガサ
唯「はんせいしましゅ…ぅー」
憂「お姉ちゃん、元気ないね。どうしたの」
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 02:23:08.64 ID:wtUA4z/e0
唯「…ねーういー。だれかが絶対つらくなっちゃうときってどうしたらいいのかなあ」
憂「うーん…よくわかんないけど、絶対にそうなっちゃうって決まってるのかな?」
唯「うん、かたっぽの願いごとがかなうともう一人の子が悲しくなっちゃうんだよね」
唯「私、どうしていいかわかんなくなっちゃって…」
憂「…そういうお姉ちゃんのやさしいところ、好きだよ」
唯「やさしくなんかないよ、優柔不断なだけだもん」
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 02:40:48.28 ID:HTLI9jKtO
チューニングの話なのかオナニーの話なのかセッションの話なのかセックスの話なのか分からなくなってきた
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 02:41:05.46 ID:zd1Y5HD2O
どうなるの
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 02:48:01.99 ID:wtUA4z/e0
憂「お姉ちゃんは本当に優しいんだよ。私なんて…自分のことしか考えてないもん」
唯「そんなことないよ! 憂はみんなのこと考えてて、ちゃんとしてて、えっと、その…かわいくて、」
憂「そっそんなにあわてなくていいから!」
唯「もー。憂はみんなのためにいろんなことしてくれてるじゃ〜ん」
憂「だけどそれも……気に入られたい、大事に思われてたいってだけなのかもしれないよ?」
唯「うーん…」
憂「私は、そんな優しくなんかないよ。お姉ちゃんの方が絶対優しいもん」
唯「むぅ…」
唯「えいっ」ポコン
憂「きゃ」
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 02:53:53.36 ID:wtUA4z/e0
憂「お、お姉ちゃん?」
唯「だめだよっ、憂は自分のことも平等に大事にしなくちゃ」
憂「ご、ごめんなさい…」
唯「みんな憂が好きなのに、憂のことちゃんと見えてない人がいたらさみしいよ」
唯「それに、それが憂本人だったら…よけいどうすることもできなくて、」
唯「…いちばん、つらいもん」
憂「……うん。そう、だよね」
唯「そうだよ〜。ほら、おいで」ギュッ
憂「なんか……こうされるの、久しぶりかも」
唯「えへへ〜。よしよし」
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 02:55:22.59 ID:zd1Y5HD2O
笑える話かと思ったが…
楽しみだぁ
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 03:09:10.80 ID:wtUA4z/e0
唯「…ごめんね、ぶったりして」
憂「いいよ。それに、ちょっとうれしかったかも」
唯「え? ぶたれたのがうれしいの?」
憂「そ、そうじゃなくて…その、梓ちゃんや純ちゃんだけじゃなくて、私も見てくれてるんだなって」
唯「あったりまえだよお〜! だいじなたった一人の妹だもんっ」
憂「えへへ///」
憂「あのね、みんな大丈夫だと思うよ」
唯「…え?」
憂「もう、お姉ちゃんは純ちゃんと梓ちゃんの話をしてたんでしょ?」
唯「……あ。わすれてたっ」
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 03:28:49.70 ID:wtUA4z/e0
唯「どどどどどうしよぉ…! 私、どうしていいかわかんなくてっ」
憂「私ね、思ったんだ」
唯「?」
憂「好きな人が好きな人のことは、ちゃんと大事にしようって」
憂「大好きなお姉ちゃんやみんなが私を大事にしてくれる分、私もそうしなきゃって」
唯「そうだねっ」
憂「純ちゃんも梓ちゃんも、たがいにみんなを大事に思ってるよ」
憂「だから…もしかなわなかったとしても、気持ちを伝えられたことで満たされると思う」
憂「大事な人の気持ちだったら、ちゃんと伝わるものだもん」
唯「そう…いう、ものなの…かなあ?」
で、この稀に見るクソSSはいつ終るの?
保守スレ化するに決まってるかwwwwwwwwwww
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 03:30:06.00 ID:wtUA4z/e0
唯「うううーーん…私にはまだわからないや」
憂「もうっ、お姉ちゃんが教えてくれたことなのにっ」
唯「そ、そうだっけ? 私、一人のことしか考えられないからよくわかんないや、えへへ」
憂「ふふ、知ってるよっ」
唯「憂、ありがとね。なんか私もだいじょぶそうな気がしてきた!」
唯「――って、メールの返事忘れてた! どうしようどうしようっ」
憂「もう、お風呂さめちゃうから先はいってねー」
唯「ええぇええぇええ?! どっどれから先にしていいかわかんないよぉっ」
憂「……しょうがないなあ、お姉ちゃんは。ふふっ」
つぎのひ!
律「おはよ」
澪「おはよう」
律「はぁ…どうしてこうなったのかな」
澪「どうもこうも、お前が唯と悪ふざけするからだろ」
律「いや、そうじゃなくて…悪ふざけしてたのに、なぜか重い話になってた」
澪「それは私もすごく思う…」
澪「まあしょうがないよ、どのみちどっかで出てくる話だったんだろ」
律「……あー。そう思うとやぶへびって感じだなー」
澪「たまってたんだろ、いろいろと」
律「そしたらチューニンg」
澪「やめろ、無限ループになりそうで怖い」
おひるやすみ!
純「でさーそのとき梓が」
梓「もうやめてってばっ」
憂「梓ちゃん顔あかくなってるよ?」
梓「う、憂まで…! ちょっとトイレいってくるっ」
純「あ。逃げた!」
梓「あ…ムギ先輩」
紬「梓ちゃん、待ってたの」
梓「えーっと、なんでしょうか…」
紬「この教室空いてるから、ちょっとだけここで話していい?」
梓「あっはい」
梓(……ムギ先輩、変なところでするどいからなあ)
純「梓おっそいなー、どうしたんだろ」
憂「だれかと話してるのかな?」
純「ちょっと行ってくるよ」
憂「うん、だいじょうぶ?」
純「いいじゃんいいじゃん、銀幕デビューして女スパイ役やるときの予行練習だよ!」
憂「う、うん。がんばってね!」
し
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 04:30:40.60 ID:+gQc3Wpc0
かそてる?
焦らなくていいのに
好きなペースで好きなようにやりなよ
外野は無視して構わんよ
見たいから支援する
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 04:58:18.83 ID:+gQc3Wpc0
俺に言ってんのか?
すまんかった しえん
純(あ。いた)
梓「なっ…///」
紬「―――――でしょ?」
梓「…そうです。だから、それだったら…って」
紬「でもそれは―――――」
梓「……でも、やっぱり、」
紬「梓ちゃん、よく聞いて。私は―――――」
純(……なに言ってるんだかぜんっぜん聞き取れないなー)
梓「そう、ですよね」
純(やば!出てきそう)
梓「やっぱり、私、澪先輩にちゃんと気持ち伝えます」
純(……っ!)
きた
おくじょう!
律「ああー、わざとらしいぐらいの青空だぜえーっ」
澪「おい、寝転がると制服汚れるぞ。ってか唯起こさなくていいのか?」
律「今寝かさないと授業中また寝るよ。ってか3限からぶっ続けで寝てたしな…」
澪「4限で先生に指されたときはさすがに笑っちゃったよ」
律「あれだろ? 現代文で和が後ろから“暗中模索!”って耳打ちしたのに」
澪「唯、絶対まだ英語の時間だと思ってたよな!」
唯『あ… Aren't you Mosaku?』
律「ははははは!ww 発音よすぎだろ唯!」
澪「誰だよモサクさん!ww」
律「下手したら唯のあだ名モサクになってるよな、あれ!ww」
澪「唯ってなんであんな絶妙なんだろうな…」
律「ってかさ、なんであんな寝不足だったんだろ」
澪「夜更かしでもしてたんだよ、きっと」
澪(さすがに…言えないよな、昨日のメールのことは)
律「あー、なんかドラマに出てきそうな空だなあ」
澪「ほんとだな」
律「…なんか、うしろめたくなるぐらい青いよな」
澪「うしろめたくなる?」
律「キャラじゃないこと言いそうだからやめとくー」
澪「ったく。キャラとかドラマとか、今さらいいだろ」
律「……なんかつかれたー。みおー。おんぶー」
澪「――えいっ」ピトッ
律「ひゃ?!く、くびつゅめたいっ!」
澪「あはははっ、昔これポカリでやったの律だろ?」
律「わたしそんなひどいことしてないやい!」
きょうしつ!
憂「あ、純ちゃん、ただいま」
純「おかえり…ちょうつかれました」
憂「元気ないね、だいじょうぶ?」
純「へーきだよ、へーきへーき」
憂「うん…」
純「それより。さすらいの女スパイ、鈴木純はただでは帰らなかったぜっ」
憂「えっと、梓ちゃんのこと?」
純「澪先輩にちゃんと告白するんだって」
憂「………そっか」
純「ムギ先輩と話してたよ」
純「ムギ先輩も『澪ちゃんならちゃんと気持ちを受け止めてくれる』ってさ」
憂(無理、してるのかなあ)
純「なーんかセックスだかセッションとかって話からこんなところにつながるなんて思わなかったよ」
純「こんなの小説だったら絶対破綻してるよ」
憂「…してるんだろうね」
純「…ま、まあ美貌の女スパイ鈴木純にはこの流れも読めてたけどねっ」
憂(してるよね…すっごく)
純「憂ー、なんか面白いはなししてー」
憂「…お姉ちゃんのことでも、いい?」
純「いいよ。憂のお姉ちゃん面白いもん」
憂「あのね、昨日――」
梓「ごめん、ただいま」
純「あ……」
憂「お、おそかったね! どうしたの?」
梓「なんでもない、気のせいだよ」
純「…隠してるってことは、さてはトイレだな?!」
梓「ちょ…そんなみっともないこと言うなっ」
純「うわ本当に図星だとは思わなかった…」
梓「ちがうってば!」
憂「あはは…」
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 07:55:40.47 ID:+gQc3Wpc0
しえん
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 07:59:43.67 ID:aennC0nPO
おは
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 09:53:01.83 ID:cdgmomgz0
おおおおおおおおおお
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 10:20:05.48 ID:dmW1u4vbO
一瞬ホスト部みたいな話しに
ガラッ
唯「し、しちゅれいひましゅ!」
憂「お姉ちゃん!!」
梓「唯先輩、なんでここに?!」
唯「ういぃいいー…お弁当、わすれちゃったよう…ううっ」
憂「ええっ?! ごめんね、私も確かめるの忘れちゃってた!」
梓「いつも妹に確かめてもらってるんですか、唯先輩って…」
唯「ういー、ちょっとでいいからわけて? りっちゃんたちいなくてさ〜」
憂「うん、じゃあ残りのお弁当食べていいよ」
梓「先輩、私の分もどうぞ」
純「あ。じゃあ私も私もっ」
唯「うひゃあい! みんなありがとお!」
梓「昼休み、残り10分ですけどね」
唯「はっ?! いつの間に? 時間ドロボーだよあずにゃん!!」
しえん
唯「でもこの間の純ちゃんはおかしかったよ」
純「そ、そうですか? いやあ最近、女優って道も考えてるんですよ〜」
唯「セッションおもしろかったよ! りっちゃんあとで爆笑してたもん」
純「そんなに好評だったんですかっ? じゃあこれからは演技の腕も磨いていきますよ!」
梓「まずベースの腕を磨きなよ」
憂「あははっ、才女だね純ちゃん」
純「憂には負けるけどさー」
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 11:56:08.33 ID:najgciL0O
純ちゃん…梓ちゃんが好きなんだな
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 12:09:46.04 ID:aennC0nPO
はよ食べな昼休憩終わるぞwww
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 12:18:27.57 ID:qlcA7sNNO
何かこんがらがってきた…
誰かわかりやすく流れまとめてくれない?できれば各キャラの心情みたいなのも
>>1が自分に酔いすぎ
俺ぐらいになるとそういうのわかっちゃうんだよね
憂「ほらっ、お姉ちゃん時間ないよ?」
唯「ああっもう3分経っちゃった!」
梓「たべるかしゃべるかどっちかにしてくださいっ」
唯「だ、だって…かはっ けふっごほっ」
憂「おおおお姉ちゃん?!ほら、お水!」
純(見ててあきないなあ、この人…)
唯「め、めんぼくねえです…」
憂「もう…ゼリーとみかんはあとにしてね」
唯「ええ〜?! デザートのために生きてきたのにっ」
梓「悪くなっちゃいますよ。ほら、バランスよく食べなきゃ」
唯「あずにゃんありがと……って、もうじか―」
キーンコーン
唯「予鈴なっちゃった…ううっ」
憂「あはは…」
唯「じゃ、じゃあみんなまたね!お弁当ありがとっ」
憂「うん、お姉ちゃん午後も頑張って!」
唯「あー…そうだ。純ちゃん純ちゃん」
純「なんですか?」
唯「なんか素の純ちゃんもかわいいねっ」ギュッ
純「ふゃっ…?! ……うう///」
梓「そんなことしてる時間あるんですか」
唯「…あずにゃん、しっと?」
梓「なっ違うもん!」
唯「それじゃあみんなもがんばって!」ダッ
憂「行っちゃった…」
純(素のまま…かあ)
律(自然体とかって、逆に難しいんだよな…)
澪「おい律、そろそろ先生来るぞ」
律「ぁ、ああごめん。にしても唯、どこ行ったんだ…」
澪「和は生徒会だし、たぶん憂ちゃんのクラスだよ」
先生「じゃあ席について。授業をh」
ガラッ
唯「おおおおくれてすみません!」
澪「…ほらな」
律「唯っていろんな意味ですげえな…」
ほうかご!
憂「じゃあまたあしたね」
純「あーい」
梓「じゃあね」
純「じゃあ私も行ってくるよ」
梓「ごめ、ちょっと待って」
純「なに?」
梓「……純。いろいろ、ごめんね」
純「別にいいよ…って、なにが?」
梓「わかってるくせに」
純「いいよ別に。ほら、澪先輩にメールしたんでしょ」
梓「…じゃあ、またあとで」
純「あ、だったらどうせだし、告白シーンに付き合わせてよ!」
梓「え、ええっ?」
純「なんかそういうのって憧れるじゃん?ほら、青春っぽいし!
純「あ、ジャズ研の子にメールするから待ってて」
梓「空気よんでよ……別に、いいけどさ」
107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 13:15:43.51 ID:hRqTLsQxO
しえん
ぶしつ!
澪(……さて、ここまできたら覚悟決めるしかないか)
澪(窓の外が気になる…)
澪(まったく、なんで律までついてくるんだよ)
ガサッ
澪「おい律! 物音たてるな!」
澪(…はあ)
109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 14:36:16.27 ID:4DG3A1VQ0
ふむ
澪(…はぁ)
澪(…昨日は唯と話し込んじゃったからなあ)
……
ヴーヴー
澪『あ、唯からか』
《みおちゃんもうねた??》
澪『こんな時間に…珍しいな』
澪『あ、返事きた』
《りっちゃんと純ちゃんって似てるよね!笑》
澪『そ…そうなのか?』
《だって二人ともおもしろいじゃん!》
澪『まあ……悪ノリの感じは似てるかもな』
澪『でも、急にどうしたんだろ』
ヴーヴー
《純ちゃん、あずにゃんのこと好きなんだよ》
澪『え? そ、そうなのか…知らなかった』
111 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 15:13:44.16 ID:aennC0nPO
この世界ではゆりゆりすんの普通なのか?
澪『……そっか。唯が今回のことに純ちゃんを巻き込んだってのは、そういうことだったのか?』
《そうなんだよね。私、よけいなことしちゃった気がしてさ〜》
澪『いや…でも、唯は悪くないだろ。っていうか、誰が悪いとかって話でもないよ』
《だから、純ちゃんのためにもあずにゃんの気持ちはちゃんと受け止めなきゃダメだよ》
澪『…まあ、そうなるよな。』
《それに――》
……
ガチャ
澪(…お。きたか)
――
梓「で、どこで聞いてるつもりなのさ」
純「付きそっちゃダメ?」
梓「だっだめに決まってるでしょ!」
純「うーん…じゃやっぱ女スパイらしく、ここは盗聴機とかで!」
梓「だめ、ムギ先輩いないから用意できないよ」
純「いたら用意できるの?!」
純「あっそうだ。この非常階段ってどっかにつながってないかな?」
梓「あー…ベランダとかなら入れるかも」
純「ベランダなんてあったの?」
梓「うん、エアコンの室外機とか輸血パックとか置いとく物置になってるけど」
純「輸血パックなんてあったの?!」
純「じゃあ、そこで聞いてるよ。がんばって!」
梓「わかった!」
ガチャ
純(えーっと…こっちかな)
純「………あ」
律「………ち、ちーっす」
……
澪「待ってたよ。ムギほどうまくないけど、お茶でも入れようか?」
梓「あ、いいですいいです。そんな気を使わなくって」
梓「あ。先にエアコン切っていいですか?」
澪「あっそうか。って、もしかして…」
梓「…たぶん先輩の考えてる通りですよ」
澪「なんかさ。唯ってすごいよな」
梓「そうですねー」
……
律「よっしゃ室外機止まった!グッジョブ澪!」
純「暑くて死ぬかと思った…」
梓「……えっと。」
梓「私は、澪先輩が――」
澪(……)
梓「好き、でした。」
澪「うん。分かってた」
……
律「あ、あれ」
純「なんか、思ってたのと違いますよね?」
さて
なにがなんだかさっぱりだ
梓「…えと、それって……」
澪「昨日、唯から聞いたんだよ」
梓「どういう…こと、ですか?」
澪「律をけしかけたのも、純ちゃんをあの話に混ぜたのも、全部唯のしわざ」
梓「…そんな」
澪「あいつ、梓と純ちゃん同時に応援しちゃってたらしくて…どうしていいか分かんなくなったって」
梓(…そこまで考えてたなんて)
澪「そうだ。メールみる?」
120 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 16:19:36.46 ID:vIyE7gwC0
唯梓期待
《純ちゃんにいちばんひどいことしたのは私だよ。
私、さいしょ純ちゃんが好きなのはみおちゃんだってカン違いしてて…。
それにあずにゃんも大事な人だから、平等にしなきゃって思ってたら、こんなことになっちゃって。
私、人を特別に好きになったことってないからよく分かんなくてさ
だから、誰かの応援をしたら分かるかなって思ったんだけど…私、最低だだった。
でも純ちゃん最初、全っ然そんなそぶり見せてなかったんだよね
本当に澪先輩ラブって感じだったし!
セッションの後、宝塚みたいだねって言ったらすっごく嬉しそうにしてた…笑》
梓「……最低なのは、私だよ…」
澪「どうして?」
梓「だって、私。純を利用して、唯先輩に迷惑かけて、それに、」
ギュッ
梓「あ」
……
純「メール見えないな…うあ、抱きしめた!」
純「……って、あれ。見ないんですか?」
律「いい。あきた」
律(明日は祝賀会でも開いてやろっかな…はは)
律(…分かってたっつーの。どうせイチャラブ展開でハッピーエンドだろ)
律(…素直に喜べよ、私。澪が好きな子と結ばれるのに)
澪『純ちゃんは、したいことをしただけだよ。気にやむなって』
梓『ぐすっ…えぐっ』
澪『それに、私も梓のちゃんとした気持ちが聞けてうれしかった』
純(私…あぁはストレートになれないなー)
梓『…やっぱり、はなして、ください』
澪『あ、あずさ?』
梓『ダメですよこんなの…私は、ムギ先輩と、忘れるために気持ち伝えるって、やくそく、したのに…』
澪『お、おいあずさ――』
梓『それに…澪先輩の好きな人って、律先輩じゃないですか!!』
純(ちょ…ええっ?!)
純「り、律先輩! ちょっとなんかすごいことに―」
律「…え?」
124 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 17:24:06.30 ID:zfxCwANQO
支援
見てるよ
ところでどうしてageないの?
すいそうがくぶ!
さわ子(あっついわね…)
部員「先生…クーラーつけてもかまいませんか」
さわ子「あ、いいわよ。ごめんなさいね気が付かなくて」
…ブォーー
部員「先生、なんでクーラー切れちゃったんでしょうか?」
さわ子「このクーラー隣の準備室のとつながってるから、隣で間違えて切っちゃったんじゃないかしら」
部員「隣って…軽音部かあ」
さわ子(……はぁ。ムギちゃんいないからティータイムもなし、おまけにクーラーまで切られるなんてなんなのよ!)
部員「せ、せんせい?」
さわ子「あ、ごめんなさいね。じゃあ個別練習をやめて――」
なんですぐ律澪に持ってってしまうん?
……
澪『なっ…そんな、つもりじゃ』
梓『ばればれですよ。気づいてないの、律先輩ぐらいじゃないですか』
澪『そ…そうなのか』
純「ちょっと来てくださいって、律先輩が思ってたのとちが…」
律「だから興味ねーってば!」
純「…す、すいません」
律「…ど、どうせこれからセッションだろ。ムギ見てたらまた鼻血出しそうだな、あははっ」
純(憂にも…バレてたのかな)
律「ほら、女優目指すんならキスシーンでも…見とけって。その、澪…かわいいだろうから」
純「…もう女優とかどうでもいいですよ」
律「純、ちゃ――」
純「さっきので才能思い知りました宝塚の夢はあきらめますだから律先輩は澪先輩のことちゃんと見るべきです!!」
律「わ、わかったわかった。少し、だけ。な?」
梓『もう…これ以上、律先輩を苦しめないでください』
澪『…わかった。ありがとう』
梓『あっでも…ちゃんと、返事がほしいです』
律「………なんだよ、みお。モテモテじゃん」
澪『分かった。梓のことは…好きだよ。熱心だし、年下だけど尊敬できるし、ちゃんと5人全員のことを考えてくれてる』
澪『だけど……ごめん。梓とそういう付き合いは、できない』
律「…え。澪、ふった?」
梓『……ありがとう、ございます』
梓『先輩も…ちゃんと、伝えてくださいね』
澪『…ああ。ごめんな、気を使わせて』
律「……最悪だ、すげえ一人相撲じゃん」
…ブォー
純「うわ、また室外機が! ちょ…ホコリが……げほっこほっ」
sien
133 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 18:29:58.75 ID:Dzz6U0es0
しえん
134 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 18:46:08.49 ID:Dfn0R8WB0
おっおっ
……
澪「あれ、クーラーまた動き出した」
梓「…誰かがつけたんでしょうか?」
澪「ああ、ここのクーラー隣の音楽室と兼用だから――」
澪梓「「…って」」
澪「私ちょっと行ってくるからっ」ダッ
梓「あっ澪せんぱいっ!」
バタン
梓「…はあ」
136 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 18:54:07.22 ID:aennC0nPO
ただいま
137 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 18:55:03.32 ID:cqoPrKTCO
もしもしえん
ガチャリ
梓「…窓、開けちゃった方が早いと思うんだけどな」ガチャッ
純「ふぁあ〜たすかった……」バタン
梓「ちょ…顔真っ赤だし汗すごいよ?! 水持ってくるから待っててっ」
純「あー…いまはいいや。いろいろあって、疲れたし、ちょっと座んなよ」
梓「ほんとに? …じゃあちょっと涼んでって」
純「恩にきるよあずさぁ〜…」ギュッ
梓「きゃ、ちょっといきなり抱きつかないでよ」
純「いいじゃん、私の苦しみをおもいしれっ」
梓「あーわかった、わかったからちょっとおちつこ?」
純「いけずぅ」
139 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 19:29:12.61 ID:rDjE1PFMO
ここから純梓なのか
140 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 20:02:01.08 ID:Dfn0R8WB0
ほ
純「…あずさー」
梓「なに?」
純「どうだったの」
梓「思ってた通りだった」
純「ちがくて」
梓「じゃあなんなの」
純「きもちてきに、どうだったのかなって」
梓「思ってた通り――では、ないかな。さすがに」
純「ふぅん。そっか」
梓「きかないの?」
純「きいてほしいならきく」
梓「…なんか子供みたいだね。きょうの純」
純「…どっちが、ってかんじだよ」クスッ
純「あのさー、」
梓「なにー?」
純「ねごこちわるい。そっちいかせろ」
梓「…ちょ、ひざおもいよ」
純「おもいとか、いうなし」
梓「……まったく」
純「…やなの?」
梓「別にいいよ」
純「ならいっか」
143 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 20:30:59.14 ID:aennC0nPO
あとどん位で終わんの?
純「こないね」
梓「そうだね」
純「あのさー」
梓「なにー?」
純「……」
純「…えっと。私の陰ながらの八面六臂の活躍に、梓はもうイチコロだったっしょ!」キリッ
梓「……」
純「……なんちゃって」
梓「変わんないね」
純「変わりたいよ」
梓「変わんなくていいよ」
純「うざいよ」
梓「別にいいよ」
純「ならいっか」
純「…すずしいね」
梓「そうだね」
純「時が止まったみたい」
梓「うわ、ベタだ」
純「やなの?」
梓「やじゃない」
純「ならいいよね」
純「まだ、すき?」
梓「…どうだろね」
純「どして」
梓「なんか、ぶつけたらおさまりついちゃったのかも」
純「ふぅん」
純「ハッピーエンド?」
梓「あは、まさか」
純「…憂のおねえちゃんって、すごいよね」
梓「すごくないのにすごい人だから」
純「…ほれた?」
梓「どうだろね」
純「ふぅん」
梓「そろそろ、くるかも」
純「そっか」
純「…あのさー」
梓「なにー?」
純「すきだよ」
梓「…ベタだね」
純「やなの?」
梓「やじゃない」
梓「でも。私と、ちがう」
純「ここ、さわってみて」
梓「…どきどきしてる」
純「変わんないでしょ」
梓「変わんないね」
純「…やだった?」
梓「別に、いいんだって」
純「なら…いいよね」
梓「…ごめん」
純「いいって」
149 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 20:51:55.20 ID:+gQc3Wpc0
しえん
梓「あの、返事なんだけど――」
純「いいって」
梓「え?」
純「気持ち決まったら聞かせてよ。不安、なんでしょ?」
梓「……」
純「利用とか依存じゃないってわかったころに、またセッションでもしよ」
梓「そうだね」
純「…あっでもセッションっていうのは音楽の方で、べつn――」
純「やっぱいいや」
梓「無理しなくていいよ」
純「これが素だよ」
梓「無理しないように、無理してるくせに」
純「…えへへ」
きょうしつ!
律「…部室、戻んなくていいの?」
澪「今さら戻りづらいだろ……」
律「はー、あっきれた」
澪「逃げてるとかじゃないってことぐらい分かるだろ」
律「あいあい、さーせんっした」
澪「……まったく」
澪「…律のせいだ」
律「…澪のせいじゃん」
澪「わかってるよ」
律「私だって、分かってるし」
澪「ばかりつ」
律「…うっせーし」
澪「どこまで聞こえてたんだ?」
律「クーラー入るまで」
澪「……」
律「…梓ふったところまで」
澪「本当なのか?」
律「途中聞いてないけど、そこは本当」
澪「聞けよ」
律「悪かったって」
153 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 21:11:43.44 ID:BR3lcXFm0
しえん
律「空…今日晴れてたなー」
澪「そうだな」
律「ちょーあつかった」
澪「自業自得だろ」
律「…唯に言われたんだし」
澪「また唯か」
律「憂ちゃんが、そうしようって言ったんだって」
澪「……人のためにはよく動くよな、二人とも」
律「自分のために動けるのも、いいことだろ」
澪「…まあ、そうだな」
律「今日ってさ、ドラマみたいに晴れてたじゃん」
澪「突き抜けるような空だったな」
律「そういう、まっすぐなもの見ると…引け目感じたりしない?」
澪「する、かもな」
律「ベタとかドラマとか、怖いじゃん」
澪「だからってキャラ作ってもしょうがないだろ」
律「……」
律「…みーおっ」ピト
澪「ひゃぁ!…な、なんだよいきなりぃ!」
律「へっへーん。昼休みの仕返しだよん」
澪「ったく…もう!」ポカッ
律「あいたっ」
澪「さすがにそろそろ大丈夫だろ。帰るぞ」
律「うわ、先いくなよ!」ダッ
澪「あ」
律「どした?」
澪「あれ見て」
律「…うわあ」
澪「……そっとしとこう」
律「分かってるって。梓ちゅわんは思春期だもんな!」
澪「まだそのネタ続くのか!」
澪「…はあ」
律「……ねーみおー」
澪「なんだよ、藪から棒に」
律「私たちも、手ぐらいつなごうぜ。たまには」
澪「なっ…ええっ///」
律「あら、みおしゃんなんか意識しちゃった?やぁ〜ん澪ちゃんまで…お赤飯炊かなきゃねっ」
澪「うるさい馬鹿律!」ガッ
律「いだっ! 今の強いでしょ?!」
律「ああもうキレた。じゃあとりあえずあの夕陽に向かっ――」
澪「あははっベタだな、昭和じゃん!」
律「…今の、わざとだし」
澪「わかってるよ」
律「…うざ」ギュ
澪「いたっ、手つよい!」
ひらさわけ!
唯「ふあ…まだ、ねむい……」
唯「あれ。ここ、どこ?!」
唯「って。なんだぁ私の部屋じゃん」
唯「あれ…でも、教室で寝てたら……」
唯「ええええええっ?!」
160 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 21:57:16.29 ID:zfxCwANQO
紫煙
唯「わ、私テレポーテーションしちゃったのかな?!」
唯「あ。メールきてる」
唯「……なんだあ〜! 憂とムギちゃんが連れていってくれたのかあ」
唯「うーん…放課後に倒れちゃったんだ…。みんなに、心配かけちゃったなあ」
唯「あ。ムギちゃんがみんなには隠してくれたんだ」
唯「…そうだよね、大事な日だったもんね」
唯「みんな…大丈夫だったかな?」
フワッフワ ターイム♪
唯「あ。メールきた」
唯「そっか……あずにゃんたちは大丈夫そうだな」
唯「…よかったね、あずにゃん」
唯「ええっ?! わっわたしそんなすごくないよ!」ブンブン
フワッフワ ターイム♪
唯「こんどは…澪ちゃん?」
唯「……あははっ、りっちゃんセンスふるい! 純ちゃんみたいだねっ」
唯「…だといいなあ。」
唯「えっ? ち、ちがうよ! 今日のは憂のおかげだよっ」
唯「……えへ」
唯「よかったぁ、ほんとに」
グゥー
唯「……ほっとしたらおなかなっちゃった//」
唯「お昼たべられなくてはらぺこだよぉ〜!」
唯「いそがなきゃっ」
唯「ういーおはよおーごh」
ガチャ
憂「おっおおおっっおおねえちゃん?!?!!1!」
唯「……えっと、その…///」
憂「……////」
唯「………ちゅ、ちゅーにんぐだよね。としごろだもんね。ういだってぎたーひけるもんね////」
憂「お…おねえちゃんのばか!!////」
おわり
165 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 22:34:30.36 ID:zfxCwANQO
乙
おつ!!
167 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 22:36:40.56 ID:HoABeYKLO
前半の元ネタはガキの使い『思春期〜溶接編』および『思春期〜手品編』でした
読んでくれてありがとう
それでは
168 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 22:44:55.60 ID:aennC0nPO
おつん
乙
乙
詩的な文章だったよ
171 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
乙!