澪「あれ？みんなまだ来ないのか？」

―部室―

律「なんか今日はぁ〜私からぁ〜みんなに話さなきゃならないことがあるらしいで〜す…」

梓「なんかって何ですか…」

律「和に「部長会議の内容なんてかったるくていちいち部員に説明してらんないよな〜」って言ったら」

梓「…うわぁ」

律「すごい怒られてちゃんと説明するようにって…」

唯「えぇー！！はやくケーキ食べたいのに〜！」

澪「…」

んー、いらない

律「ちなみに前回・前々回の分も話さなきゃいけないのでめっちゃ長引きます」

唯「えぇ〜…あ！全部聞いたってことにしてごまかしちゃおう！」

律「あとでみんながちゃんと聞いたか確認するって…」

澪「…」

唯「もう！りっちゃんがめんどくさがりだから！」ﾌﾟﾝｽｶ

律「なにおぅ〜私はみんなの楽しいティータイムを邪魔しないようにだなあ…」

梓「それは絶対うそです」

紬「まあまあ、とりあえず聞きましょ？」

梓「そうですね」

律「澪もちゃんと聞いといてくれよ〜？」

澪「………………ん？ああ……………うん」

律「？」

唯「よし！じゃあみんな集中して聞こうね！」

つまんねーよカス

50分後―

律「―――と、というわけどす」

唯「終わったどす！あはは！」

律「なんだ元気じゃん…」

紬「今日のケーキは抹茶風味どすえ〜♪」

唯「ムギちゃんうまーい！どすえ〜！」

律「どすえ〜！あははははは！」

梓「まったくもう…」

澪「…おまえらちょっとうるさい！！」

律＆唯　ビクッ！！

よ〜しボコボコタイムだ

澪「ラジオが聞こえないだろ！今いいとこなんだよ」

唯「あ、ご、ごめんね…」

律「…え!?ていうかおまえいつからラジオ聞いてたんだよ！」

澪「いつからって部室来てからはずっとだぞ？」

律「ずっとって私の話は!?聞いてなかったのか!!?」

澪「だってムツゴロウ王国今日ラジオで復活だぞ？ｗｗｗ聞かずにはいられないだろｗｗｗラジオでどう伝えンだよなｗｗｗ」

律「だったら言えよ！！説明し直しじゃないかよ！！！」

澪「ん？なんか大事な話だったのか？じゃあ先に言えよ〜ｗ」

紬（最近…）

梓（こんなんばっかです…）

唯（澪ちゃん…空気読んでよ！！！！）

こういうやつはいる
そして決まって嫌われてる

…case1

ある日

律「はあーぁなんか今日はいまいちテンション上がりきんねえな…ムギのお茶が無性に飲みたい…」ﾃｸﾃｸ

ｶﾞﾁｬｯ

律「オイ〜ッス…」

唯「…うぅ」

律「よう、唯…ってなにそのカッコ」

唯「落ち着いて聞いてねりっちゃん…ううん…そんなこと無理だよね、ショックだよね」ｼｸｼｸ

律「？いや、なんでスク水を着てるのかと…」

唯「今、この無人島には私たちしか居ません」

律「は？」

唯「今ここには私たちしかいないんです」ﾁﾗﾁﾗ

律「まさか…」

唯「お腹すいたよ〜ひもじいよ〜」ﾁﾗﾁﾗ

律「いつだかの夏合宿の続きをやりたいのか…？」

唯　ｺｸｺｸ「もう私たちしかいないけど…がんばろうね！！」

律「この子、18才ですよね！！！？」

唯「ところでりっちゃん」

律「なんすか？」

唯「そのカッコ…暑くない?」

律「え？暑くないよ、今日はずっとこの服装だったし…」

唯「だよね！この燦々と降り注ぐ日光に晒されて暑くないわけないもんね！！」

律（やばい…）

唯「これを着るといいよ！」

律「何が彼女をここまで駆り立てるのか…」

律「最初にはっきり言っておく！！私はスク水なんて絶対に着ないぞ！！！」

唯「恥すら捨てられないものに生存の道は残されてないよ！りっちゃん！！」

律「私は人間としての尊厳を守れないくらいなら死を選ぶ！！」

唯「遠まわしに私人間じゃないって言われてる…」


唯「りっちゃん…私たちさ…」

律「おう」

唯「軽音部に入って以来、毎日のようにみんなで放課後ここに集まって…楽しい時間を過ごしてさ」

律「…」

唯「澪ちゃんの、ムギちゃんの、あずにゃんの、みんなの笑った顔を…」ﾌﾙﾌﾙ

律「ゆ、唯…」

唯「みんなの…みんなの爆笑を、かっさらってきたわけじゃない!??私たちのコントで！！」

律「ｗｗｗ」

よえん

律「…………忘れてたよ、私の持ち味、私の役割」

唯「りっちゃん！！！」

律「私には、唯のような可愛さも、癒し効果もない。なのに！それなのに！」

律「笑いですら遅れをとってしまったら！もう私に存在意義はない！！そうだろ！唯！！」

唯「そうだよ！！！りっちゃｎ…ち、ちがうよ！そういうことを言いたいんじゃなくて…」

律「そっか！笑いをとってもこのデコは残るかもな！！はははははｈ！！！」ﾍﾟﾁｰﾝ

唯「ま、まずい…変なスイッチを…」

律「今いい音したなぁ！！さあ！唯！叩くんだホラ！！いい音するぞ！！」ﾍﾟﾁﾍﾟﾁ-ﾝ

唯「え？わ、私はいいよぉ…」

律「なんだ!?遠慮してんのか？まあいいや！唯隊員！私のスク水を早く！！」

唯「は、はいこれ…」

律「よし来た！」ﾇｷﾞﾇｷﾞ

律「これｗｗｗ胸ｗｗｗスッｗｗｗカｗｗｗスｗｗｗカｗｗｗ」ｽｶﾍﾟﾁｰﾝ

ｽｶﾍﾟﾁｰﾝwwwwwww

―廊下―

澪「なるほど・ザ・ワールドonlineやってたら遅れてしまった…」

澪「しかしダイヤの６が楠田さんの髪の毛から精製できるとは…」

ｶﾞﾁｬ

澪「ウｲ―ッシュ」ｻｻｯ

律「唯ちゃん！！しっかり！！しっかりするモン☆！！」

唯「う、ううーん…」

唯「あ、あれ！！君は死んだはずのりっちゃん隊員！！？」

律「私は律であって律じゃないモン☆精霊会議によって蘇った“律ダブルツインマーク�Uセカンド”だモン☆」

澪「…」

律「ゆ、唯ちゃん☆！！！」

唯「な、何！律ダブルツインマーク�Uセカンド！（だっけ？）」

律「あれ！食べ物だモン☆！！わかめだモン☆！！！」

唯「え？どれ…ってあれ私のストッキング！！ダメ！！！」

律「何わけわかんないこと言ってるモン☆！！！唯ちゃんが食べないなら……っ☆」

唯「ちょ、ちょっと！！」

律「いくモン☆！！！ﾊﾟｸｯﾍﾞﾛｯ…ﾁｭﾊﾟｯﾍﾟﾛﾍﾟﾛ……ﾝｸﾞｯﾁｭﾊﾟｯ…唯ちゃん！！これ…」

澪「…」

唯「あっ！み、澪ちゃん！！？りっちゃん！！見られてる！澪ちゃんに見られてるよぉ〜！」

澪「…」

律「これ！！！塩味効いてておーいしいモンよォォォーーーッッ☆☆☆☆☆！！！！！！」

澪「それ胸スッカスカ」

律「ちくしょおおおーーーーうゥ！！！！ちくしょおおおおおおあああーーーーーッッ！！！！」

case1完

先が見えねえ

澪がうざい話が続くかと思ったらそんなことはなかったでござる

モン☆

まるで方向性が見えない

指摘されたとおり澪が大してヤな奴じゃないな

もっと、もっとうざく…！！
！！

律が痛すぎるけど律だからしょうがないか

きがくるっとる

…case2

別のある日

―廊下―

紬「ちょっと早く来すぎたかしら…」

ｶﾞﾁｬ

紬「こんにちは〜…やっぱりまだ誰もいな…あ、唯ちゃん」

唯「zzz」

紬「寝ちゃってる…」

紬「ふふ…可愛い♪お茶は…まだいいわね」

唯「zzz」

紬「せっかく２人きりだし、おしゃべりしたいけど…」

唯「…ﾑﾆｬ」

紬「唯ちゃん最近受験勉強がんばってるものね…おこしちゃ悪いね…」

紬「…おしゃべりはできないけど、少しだけ私の話を聞いてくれないかしら…」

唯「ﾌｺﾞｯ」

紬「あら、ありがとう唯ちゃん♪」

紬「私ってさ、私ってね？今更だけど世間離れしてるとこあるでしょ？実は自覚してるのよ」

紬「ちっちゃい頃から話がかみ合わなかったりして、よく不思議に思っていたわ」

紬「でも、中学校までは周りのみんながちやほやしてくれてて、こんな私も浮くこともなく過ごしてこれたの」

紬「でも…みんなが気を遣ってくれてるのはわかってて…それは…さみしかった」

紬「結局ぜいたくな悩みだったのかもしれない…周りには友達と呼べる人がたくさんいて…何不自由ない…学校生活」

しえ

紬「…」

紬「私中学生のころに一度だけお父様とケンカして家を飛び出したことがあるの…」

唯「zzz」ｽﾋﾟｰ

紬「実際は斎藤か誰かが付いてきてたんだと思うんだけどね…」

紬「でも、少なくともあの時の私は…一人きりで夜の街に飛び出したつもりでいた」

紬「お父様とケンカしてしまったショックもあったけど、一人で夜の街を歩くというのはとても魅力的だったわ」

紬「チカチカする街の光の中を自由に見てまわって…私だってこうゆうことができるんだ！って嬉しくて時間も気にせずひたすら歩いたわ」

紬「周りの人もまばらになってきた時、ふと気付いたの、今日はどこに泊まるの？って」

紬「この他人まかせな発想自体私が常識がない証拠よね？寝床はなんとかなるだろうとか、お金さえあればなんとかなるだろう、じゃない。“どこに泊まるの？”だった…」

紬「また幻滅されちゃうかもしれないけど、お金はたくさん持ってたの…ホテルに泊まれるくらい」

紬「最初、ホテルに泊まろうと思った…何度も泊まったことがあったしね…」

紬「でも誰かに連れられていくホテルと、一人でいくホテルは全然違くて結局入れなかった…今思うと中学生一人で泊まれるわけなかったけど」

紬「次に中学校の友達が思い浮かんだわ、誰かの家に泊めてもらえばいいって」

紬「その時はまだ携帯電話を持っていなかったの…必死に友達の家を思い出そうとしたわ…」

紬「でも、でもね…唯ちゃん…」ｷﾞｭｯ

唯「ﾝ〜」

紬「あっ…ごめん唯ちゃん……」

紬「…………でもね、わからなかったの。一人も、友達の家が」

し

紬「そして、その時、頭の悪かった私でもわかった…これは悲しいことで、このままではいけないってことが」

紬「だけど、気付くのが遅すぎた…友情なんて一朝一夕で築けるものじゃないし、なによりどうすれば変われるかわからなかった」

紬「結局私と中学の友達の関係はどうゆうものだったんだろう…ただ単に私が自意識過剰だったのかもしれない…」

紬「でも…親友じゃなかった、そう思う」

唯「zzz」ﾑﾆｬ




ムギの独白飽きてきた　早く唯梓かきたい…

ていうか見てる？

見てる

見てるわけ無いだろ。


紬唯は俺得。

唯紬も唯梓も大好きだよ

にゃんにゃん注意報発令中
唯梓は危険

え

紬「……………」

紬「……私勝手なこと言ってるよね、もしかしたら誰かの気持ちを踏みにじってるかも」

紬「それはわかってる、私が疑ってかかった時点で正当化はできない…」

紬「だけど、そんなこと気にならないくらい……唯ちゃんの笑ってる顔を見てると、私の全てが認められてるみたいでさ…安心できるの」

紬「軽音部のみんなと過ごしてきて、みんなありのままで私と接してくれたことが嬉しかったよ、本当に嬉しかった」

紬「だから、みんなと離ればなれになることが本当に怖い………みんなが認めてくれたありのままの私は…やっていけるのか」

紬「もし…この先私がくじけてしまうことがあったら、みんなに顔向けできないの」

紬「みんなお別れが不安だって思ってるよね…だけどみんなはそのままでいれば絶対、大丈夫」

紬「私は、お別れしても唯ちゃんを頼ってしまいそうなの、ずっと見せないでいた弱い私を、何も持ってない私を晒してしまいそうなの…」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

唯「…」

紬「……………」

澪「え？それ悩み？」

紬「！！！」

紬「澪ちゃん！？いたの！！？い、いつから！？」

澪「急に一人語り始めたあたり？って最初からかｗｗｗ」

紬「ｶｱｱ・・・///」

唯「ん〜」ﾑﾆｬ

澪「そっかあいつもニコニコしてるムギも色々考えてたんだぁ」ﾆﾔﾆﾔ

澪「で？結局どんな話だっけ？中学までぼっちだったけど、高校でやっと友達できて？ぬるーく過ごして最終的に何も学べなかったから、卒業後も寄生させてね♪って話？」

紬「そ、そんな！！ちがうわ！ちがう！」

空気読めｗｗｗ

唯「んーんぅ…う〜あ、おはよ〜」

澪「ちがうか、その大根が足みたいになってきたからダイエットをって話か…」

紬「…澪ちゃん、いくらなんでもひどいよ…ううっ」

ｶﾞﾁｬ　ﾊﾞﾀﾝｯ

唯「え？」

澪「…」ﾆﾔ
case2完


だめだ眠い　唯梓は明日に…

もしよかったら保守を

保守してやろう












支援

掌編集？

ほ

ふむ

誤 こうゆう
正 こういう

ムギュかわいすぎワロタ

しえ

ほ

やっぱムギちゃんは天使やで

オートほしゅ

まだあった保守

保守

保守

む

ぎ

ゅ

ｱｯ-