【マチゴトオオゴト】毎日新聞抗議活動2ch本部327【オママゴト】

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486以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
【特集ワイド:ゆうかんなトーク 新聞と週刊誌 探し続ける読者の「答え」 - 毎日jp(毎日新聞)】
 「ゆうかんなトーク」3回目のお相手は、6日発売号で5000号を迎える「サンデー毎日」の山田道子編集長です。
新聞と週刊誌の視点の違いや、あるべき姿について論じます。【構成・小松やしほ】
 ◇山田道子・サンデー毎日編集長−−スクーププラス読み物 ◇近藤勝重・夕刊編集長−−心がけたい「鋭いミーハー」
(前略)
近藤 売れていますか。山田 減ってはいません。昨年は本格的な政権交代という大イベントがあり、下げ止まりです。
近藤 下げ止まりですか。立派じゃないですか。雑誌低迷の影響は出ていませんか?
山田 サンデー毎日は総合週刊誌です。デパートが苦戦しているように、一つには「総合」というものが難しくなってきているのかなあと感じています。
また、週刊誌はスクープがウリだとされてきましたが、そのスクープはよほどのものでない限り読まれなくなっているのではないかと感じています。
(中略)
。山田 リニューアルした「週刊現代」は著しい勢いで部数を伸ばしています。
理由は、セックス特集だと言われていますが、スクープ路線から脱却して読み物を重視していることが大きいと思う。
(中略)
近藤 記者あるいは新聞社側が考えるニュース価値と、読者が考える価値のズレはどうでしょうか。
例えば、鳩山由紀夫前首相の辞任スピーチですが、私は後半に出てきたヒヨドリのくだりに心が動きました。
「分からないヒヨドリほどは民の声」という前首相批判の川柳もありましたが、なぜヒヨドリなんだと。翌日、目の届く範囲でそれに答えた記事は発見できなかった。
山田 私は政治部も経験しましたが、政治部でヒヨドリについて書くのは、難しいと思います。首相辞任でバタバタの状況ですし、政局の筋を追う方が優先すると思います。
ただ、政治部以外の部署でキャッチすれば、もっと紙面の幅も広がる。さまざまな観点から取材し記事にすることには価値があるし、それは新聞の強みにもなります。
近藤 鳩山さんが辞めるというニュースは大ニュースです。その理由の一端に情緒に触れてくるものがどうもありそうだ、となると、やはり知りたい。
飲み屋街などで「新聞に載ってたんだけど、あのヒヨドリの話……」と話題にしたくなるようなネタではなかったか。
山田 一番難しいのは、読者が何を読みたいのか分からないということです。分かったら、毎週完売です(笑い)。
その先を行って、「自分はこういうものを読みたかったんだ」と読者に思ってもらえるテーマも追求したい。近藤さんが指摘されたヒヨドリはそのたぐいかもしれません。
(中略)
近藤 電子メディアの到来で、今、新聞は変革期にあります。提案はありますか。
山田 週刊誌も同じで、端的に言うとインターネットでは得られない付加価値をつけた記事を提供することに尽きるのではないでしょうか。
読者がもっと知りたいということを的確に把握して、記者が頭と足を使って掘り下げる。文章や記事の構成にも凝る。
今一番気になるのは、ネットを検索しておもしろそうなところをいいとこ取りし、アリバイ証明的に足を運んで書いたような記事が増えていることです。
ネットでは難しいことは何なのか、なぜ記者という仕事が必要なのか考えてほしい。週刊誌の場合はさらに、「新聞もテレビも報じないこと」が大前提になっています。
(以下略)
http://mainichi.jp/select/jiken/archive/news/2010/07/02/20100702dde012040023000c.html