唯「あいうえお」

幼唯「ういーおたんじょうびおめでとう、ぷれぜんとだよ〜」

幼憂「わあ、おねえちゃんありがとう♪……これはなあに？」

幼唯「おすとあいうえおのこえがでるぼーどだよ〜」

幼憂「へえ〜」ぴっ

「あ」

幼憂「わあ、すごーい」

幼憂「それっそれっ」ﾋﾟｯﾋﾟｯ

「お」「ね」「え」「ち」「や」「ん」「た」「゛」「い」「す」「き」

幼唯「おお」

幼憂「えへへ〜」ﾆｺｯ

乙！

部室

唯「という思い出の品が昨日物置を掃除してたら出てきまして！」ばん

梓「持ってきたんですね……」

澪「おお、懐かしいな〜、私も似たようなの持ってたなあ……」

律「あーあったあった、あと砂鉄が中に入ってて絵をかけるボードとかもあったよな、よくラクガキしてた」

梓「意外です」

律「なんだと！私は絵心があるんだよ」

「あ」

梓「！？」

「い」「う」「え」「お」

紬「これすごーい♪」ﾋﾟｯﾋﾟｯ


梓(ムギ先輩凄く興味津々！)

書き終わったら起こしてね

紬「ねえねえ、このろくおんってボタンはなにかしら！」きらきら

唯「それを押してからひらがなを押して、その跡にさいせいボタンを押すと押したひらがなを連続して読み上げてくれるんだよ」

紬「すごいわ〜♪」ｷｬｯｷｬｯ

ﾋﾟｯ

「ろくおん　すきなことば　おしてね」

紬「りょうかいしました！！」ｷﾘｯ



律(ムギ、ひょっとしてそれで遊んだこと無いのかな……)ﾋｿﾋｿ

梓(きっと家庭教師がいて必要なかったのでは……)ﾋｿﾋｿ

紬「それ〜♪」ぴっぴっ

「わ」「た」「し」「は」「こ」「と」「゛」「ふ」「き」「つ」「む」「゛」「き」

紬「できた♪さいせい〜♪」ﾋﾟｯ

「わ　た　し　『は』　こ　ど　ふ　き　つ　む　き」

紬「あ……吃音はそのまま『は』になるのね」

唯「そういうときはね、ひらがなの『わ』のボタンを押せばいいんだよ〜」

紬「そうだったの」

澪「ちょっとややこしいよな、あと濁音は濁音を付けたい文字の音に付けなくちゃダメなんだぞ」

紬「奥が深いのね！」

紬「それ〜♪」ぴっぴっ

「わ」「た」「し」「は」「こ」「と」「゛」「ふ」「き」「つ」「む」「゛」「き」

紬「できた♪さいせい〜♪」ﾋﾟｯ

「わ　た　し　『は』　こ　ど　ふ　き　つ　む　き」

紬「あ……発音はそのまま『は』になるのね」

唯「そういうときはね、ひらがなの『わ』のボタンを押せばいいんだよ〜」

紬「そうだったの」

澪「ちょっとややこしいよな、あと濁音は濁音を付けたい文字を押した後に濁音ボタンを押さなくちゃダメなんだぞ」

紬「へえ〜奥が深いのね！」

懐かしすぎて死にたくなった

律「どれ、玩具マスターの私に貸してみなさいな」

紬「りっちゃん頼もしい♪」

梓「そんな分野で頼もしくなくていいです」

律「お手本を見せてやるよ、まずろくおんボタンを押してだな」ぽちっと

「ろくおん　すきなことば　おしてね」

律「次に音量をミュートにしてぽちぽちぽち」

唯「あ〜、これじゃなにを入力したのかわかんないよ？」

律「いいのいいの、さいせいしてからの楽しみって事」

やいのやいの

律「できたー♪」

紬「さいせい！さいせいして！」

律「まーあせるなって♪みーおーちょっとお前もこっちに来い」

澪「なんだよ？」

ﾎﾟﾁｯ

「み　お　の　ば　か　あ　ほ　ま　ぬ　け」

澪「……」


唯「ﾌﾟﾌﾌ……」くすくす

紬「…ｯ」くすくす

梓「これは…ひどいです…ﾌﾟｯ…」くすくす

律「そ〜れ♪さいせいさいせい」ﾎﾟﾁッ


「み　お　の　ば　か　あ　ほ　ま　ぬ　け」

「み　お　の　ば　か　あ　ほ　ま　ぬ　け」

「み　お　の　ば　か　あ　ほ　ま　ぬ　け」


澪「馬鹿なことやってるんじゃない！！」ｺﾞﾝｯ

律「いでー！！」

幼憂が可愛すぎて死にたくなった

澪「貸してみろ！！」ﾊﾞｯ

「ば」「か」「り」「つ」

澪「ばかりつ！」

「ば　か　り　つ」

澪「ばかりつ！」

「ば　か　り　つ」

澪「ばかりつ！」

「ば　か　り　つ」

律「ぐっ……」

唯「おー澪ちゃん、自らの口とあいうえおボード両方からの悪口攻撃だ！」

紬「これは堪えるわね！」

梓(澪先輩もすごく子供だと思う……)

澪「ばかりちゅ……ぁ、りつ！」

梓(噛んでるし……)

懐かしすぎて泣いた

懐かしすぎて壁殴って泣けてきた

律「くそっ！よこせ！」ﾊﾞｯ

澪「ああっ！」


律「それっ」ﾋﾟｯﾋﾟｯ

「み」「お」「わ」「ば」「か」


澪「させるか」ﾊﾞｯ

律「わっ！」

澪「それ！」

「で」「わ」「あ」「り」「ま」「せ」「ん」


律「くそっ！！」

澪「ぐっ」

「あ」「ほ」「で」「す」


梓(二人で妨害しあいながら必死にボタンを押し合ってる……)

紬(これがツイスターゲームは起源なのね……)　梓(違います)

澪「うおおお」ﾋﾟｯ


「これいじょうろくおんできません　さいせいぼたんをおしてね」

澪「あああああああ！！」

律「やったぜ！！」

梓「ひどい事に…」

律「さいせい♪」

「みおわばか　でわありません　あほです　うそです　りつがあほです　というのがうそ」

梓(なんだこの小学生の作文みたいな文章……)

　 　　　*　　　　　　*
　　＊　　　　　＋　　うそです
　 　　 n ∧＿∧　n
　＋　(ﾖ（* ´∀｀）E)
　 　 　 Y 　　　 Y　　　　＊

もし今手元にコレがあったら、とりあえず卑猥な言葉を発音させるんだろうな…
嫌な大人になっちまったよ…

砂鉄のボードは持ってたけど、このおもちゃはわからん

ミッキー「すきな　ことば　を　おしてね　ははっ」

ぜ、全力で保守だー！

律「へっへっへっ」


澪「……」しょぼーん

梓(澪先輩、地味にダメージが大きかった！)

唯「もー、このおもちゃは喧嘩の道具じゃないよー」

紬「おふざけはこれぐらいにして、練習しましょうか」

唯「そうだねー♪」



梓(え……もう練習しちゃうんですか……)

梓(私もちょっと遊びたかった……)

梓「ちょっ……えーとえーと」

唯「んー、あずにゃんどうかしたの？」

梓「ちょっとこのおもちゃは部室にふさわしくないと思います、だからこのおもちゃは没収して生徒会に突き出すですー！！」

唯「！？」

梓「これは部活終了まで預かりますねー！！」ﾀﾞｯ

唯「ああっ勘弁しておくんなましー！」


律「あ、梓……急にどうしたんだ……」

紬「私たちが遊びすぎたのがいけないのかしら」


澪「うぅ……ばかりつ……ばか……りつぅ……」ｳﾙｳﾙ

オカルト研部室

梓(はあ……はあ……ここまでくればきっと追いつけないはず)

梓(えへへ、これでこのおもちゃで遊び放題♪)

梓(それにしてもこの部屋なんの部屋なんだろ、真っ暗……まあ人気がないからどうでもいいんですけどね)

梓「そーれ」ﾋﾟｯﾋﾟｯ

「あ」「す」「゛」「に」「や」「ん」「た」「゛」「い」「す」「き」


梓「さいせい」

「あ　ず　に　ゃ　ん　　だ　い　す　き」

梓「……♥♥」ｿﾞｸｿﾞｸ

懐かしいなー
俺もアンパンマンの持ってたよ
これ見てたら
すげぇ脳内再生されて泣けてきた

俺「あ ず に ゃ ん だ い す き」

梓「えっ！？」

俺「なにやってんだ梓。」

梓「俺君かぁ」

俺「変な事してないで早く帰るぞ」

梓「分かったよ。分かったけど…」

俺「ん？」

梓「もう一回さっきの……言ってもらっていい？」

俺「わぁーったよ。」

俺「大好きだよ。梓」

梓「私も唯先輩の事大好きです！」

梓「……」ぴっ

「あ　ず　に　ゃ　ん　　だ　い　す　き」

梓「そ、そんなにいわれたら照れちゃいますよ///」

梓「……」ぴっ

「あ　ず　に　ゃ　ん　　だ　い　す　き」

梓「もう先輩ったら///」ﾆﾔﾆﾔ



暗くて目立たないオカルト部員(まさか部室でオカルトを見ることになるなんて……)

>>26に騙されるとこだったよ

あずにゃんさんキモイっす

紬「という妄想だったのよ」

梓「なに考えてるんですか……」

紬「>>16からやりなおすわ」

展開ミスった

なにかかまいたちの夜で選択ミスしたところからやりなおす気分

早く続き

中野さん！
こんなときに場所も選ばずごめんなさい、あなたのことがずっと好きでした
付き合ってください！！

唯梓ルートじゃなかったのか

アゲ

再生おしたら　さいせい　するね
とかなかったっけ？

早く

しえ

(σ･∀･)σ