1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
純「ん? あの後ろ姿は……」
純「澪先輩!」
澪「うひぃ!? あ、な、なあんだ、純か」
純「驚き過ぎですよ先輩」
純(いちいちこんなに驚いてて心臓大丈夫なのかなぁ)
純「先輩お出かけですか」
澪「ああ、唯に勉強を教えにね。テストも近いし。あいつ教えないと全然勉強しないから」
純「ん〜ラブラブですねぇ」
澪「なっ、そ、そういうんじゃないぞ/// 純粋に同級生としてだなぁ」
純(一部で澪先輩と唯先輩のことは有名になってるのは伏せておくか……)
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/20(日) 15:12:33.86 ID:JmpPB8+90
澪「そういう純はどこに行くんだ?」
純「よくぞ聞いてくれました。私も平沢宅に用事があるんです」
澪「憂ちゃん?」
純「はい。今日は憂と梓と一緒に私の家でお泊まり会するんです」
澪「そ、そうなんだ。ということは唯と二人きり……?///」
純「なにか言いました?」
澪「いいいいやなんでもないぞ」アセアセ
澪「それよりも軽音部はどう? もう慣れた?」
純「はい。先輩方が親しみやすい方達ばかりでもうすっかり。それに梓も憂もいますから」
澪「それは良かった。わざわざ転部してもらって居心地悪かったんじゃ申し訳ないしね。あとは部員がもう一人入れば問題無いんだろうけど……」
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/20(日) 15:17:43.15 ID:JmpPB8+90
純「大丈夫ですよ。先輩達が作った軽音部を私たちの代で潰させはしませんよ。そのために入ったんですから」
澪「…………」ウルウル
純「ど、どうしたんですか?」
澪「梓以外にもやっとまともに部活を考えてくれる人間が増えてくれて私は嬉しい……うっうっ」グシグシ
純(えー)
純「えー」
純「あ、声に出ちゃった」
純「それに、軽音部潰したら転部を許してくれたジャズ研のみんなにも顔が立ちませんからね」
澪「そうだよな……」
澪(純には一番酷な選択をさせてしまったのかも……)
純「来年にはムギ先輩のお菓子が食べられなくなると思うと胸が詰まります……」
澪「そうかー」
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/20(日) 15:23:01.73 ID:JmpPB8+90
ピンポーン
憂「はぁい。あ、澪さんいらっしゃい。お姉ちゃん待ってましたよ〜」ガチャ
澪「憂ちゃんこんにちは。おじゃまするね」
唯「澪ちゃ〜ん。いらっしゃ〜い♪」ギュッ
澪「こ、こら唯! 人前でこんな///」
憂「もーお姉ちゃんったら澪さん困らせたらダメだよ」
唯「だぁって待ち遠しかったんだもん///」
バタン
純「おいこら憂! ガン無視かよ!」
ガチャ
憂「冗談だよぉ。純ちゃんいらっしゃい」
純「勘弁してよ憂ー」
憂「もう少し用意に時間かかるから入って待っててね」
純「うん。憂のお部屋拝見だね」
憂「居間から出ないでね♪」
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/20(日) 15:28:12.28 ID:JmpPB8+90
澪「いつも思うんだけどあれはどうなんだ?」
唯「あれはあれで仲がいいんだよぉ。中学からあんな感じだし」
澪「それならいいけど……」
唯「澪ちゃん……ん〜っ……」
澪「だっだからこんなところで///」
唯「こんなところじゃなきゃいいの?」
澪「……うん///」
唯「じゃあお部屋行こお部屋♪」
唯「今日は泊まって行く?」
澪「うっ……。さっき純に聞いたんだけど、憂ちゃん今日は出掛けで泊まりなの?」
唯「そう……///」
澪「着替え持ってきてないんだけど……」
唯「全部貸してあげるよ。下着も///」
澪「……うん///」
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/20(日) 15:33:23.19 ID:JmpPB8+90
憂「はいお茶だよ」
純「ありがと。しかし唯先輩と澪先輩はアレだね。見てて目に毒というかなんというか」
憂「そうだねもう見慣れちゃったよ」
純「…………」
純「そうそう。今日私んちで何やるー? 梓もいるし三人でゲームでもする?」
憂「え、梓ちゃん今日は用事でやっぱりこれないってさっきメールきたよ?」
純「えっ? 私知らないよ」
憂「今さっきだからメール見てみなよ」
純「えっと……、あ、ほんとだ。気付かなかった」
純「梓めぇ。ドタキャンか。今度会ったら覚えておけよ〜」ギリギリ
憂「『今度会ったら覚えておけよ〜ギリギリ。だって。気をつけてね梓ちゃん』っと送信」
純「なにメールしてるの!」
憂「え、だってどうせなら直接伝えたほうがいいと思って……」
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/20(日) 15:35:16.46 ID:JDbd0w/pO
憂純だと…支援だな
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/20(日) 15:38:31.93 ID:JmpPB8+90
プルルルル
純「わぁ梓からだ! もっもしもし?」
梓『純ごめん。でも私予定入るかもって言ったじゃん』
純「あれ? そうだっけ?」
梓『はぁ……純いつもそうだよ。とにかく今日はやっぱり予定外せなかったから行けないよ。また今度誘ってね』
純「あいよ〜。んじゃまたね」
梓『あ、ごめん憂に代わって貰える?」
純「ああうん。憂ー。梓が代わってって」
憂「うん。もしもし梓ちゃん?」
憂「うん、うん。大丈夫だって。うん、それじゃね〜」
純「梓なんだって?」
憂「純ちゃんのお世話よろしくって」
純「どういう立場なんだ私は……」
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/20(日) 15:43:41.85 ID:JmpPB8+90
澪「おじゃましま、あいたっ」
澪「何これ。つまづいちゃったよ。壊れてないかな大丈夫?」
唯「あ、ごめんごめん。グマちゃん片付けるの忘れてたよ」
澪「グマちゃん? なんか物々しい形してるな。何に使うやつ?」
唯「お父さんが海外旅行のお土産でくれたんだぁ。暗号に使う機械だって。確か昔ドイツで使ってたとかなんとか」
唯「そんで一時期暗号解読にハマっちゃって」
澪「それであの手紙だったのか///」
唯「///」
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/20(日) 15:45:11.84 ID:x28RcWh6O
ふぅ・・・
唯澪とは珍しいな
あれこの話もしかして…
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/20(日) 15:47:01.81 ID:AYmJM2AYP
純って良純だよな?
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/20(日) 15:48:53.04 ID:JmpPB8+90
唯「えいっ!」バッ
澪「ひゃっ!?」ドサッ
唯「も〜澪ちゃんが恥ずかしいこと思い出させるから……」
澪「ゆ、唯? 今日は勉強……んっ」
唯「あとでするから……ね?」
澪「も、もう……唯……」
唯「いっぱい汗かいたら、一緒にお風呂入ろ?///」
澪「……うん///」
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/20(日) 15:54:03.19 ID:JmpPB8+90
憂「純ちゃん用意できたよ〜」
純「じゃあ行こうか。その前に唯先輩と澪先輩に挨拶してく」
ガッ
憂「いいよもう私がしてきたから」ニコッ
純「わっわかりましたっ!」ガクガク
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/20(日) 15:56:47.71 ID:ZaIVdvGJO
なぜエニグマ?
憂純は期待してる
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/20(日) 15:59:13.25 ID:JmpPB8+90
純「家行く前にお昼どっかで食べてこうよ。夜はなんか作れるくらいに食材はあるから」
憂「いいよ。どこに行こうか」
純「ん〜。この前は結構値が張るところに行っちゃったからなぁ。安くてお腹にたまる無難にファミレスはどうでしょう?」
憂「ファミレスかぁ。それならジャン・ダルジャンがいいかな」
純「高級レストランじゃないの!」
憂「え〜私お姉ちゃんとそこにしか行ったことないもん」
純「うっうっ……いつの間にか憂が汚れキャラに」シクシク
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/20(日) 16:04:23.62 ID:JmpPB8+90
憂「も〜そんなに嫌だったら公園でハトの餌でも食べる?」
純「すっごい落差だね」
憂「だってほら、これ」
純「わっ、お弁当? わざわざ作ってくれたの!?」
憂「お姉ちゃん達に用意した食事の余り物だけどね」
純「ういーういー」
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/20(日) 16:04:24.89 ID:8+H1xWP/0
髪の毛の続編もしくは番外編か?
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/20(日) 16:09:33.51 ID:JmpPB8+90
公園!
純「いやー晴れて良かったね」
憂「そうだね。空気が美味しいとご飯も美味しくなるね」
憂「はい、どうぞ」
純「えっ、なにこのぼそぼそのパンくずみたいなの」
憂「憂特製ハトの餌だよ」
純「おいしいなぁ」モソモソ
憂「純ちゃんごめんね本当に食べるとは思わなかったから」
純「いいよ分かってるから」モソモソ
憂「本当はこっちだよ、はい」
純「わっ、なんか気合い入ってない?」
憂「そうでもないよ」
純(どうみてもがっつり作ってるお弁当なんですけど……)
純「それではいっただきまーす」
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/20(日) 16:14:42.32 ID:JmpPB8+90
純「うん、美味しいよ。さすが憂」モグモグ
憂「そ、そう。お茶いる?」
純「もぐもぐ」コクコク
憂「一度に食べ過ぎだよぉ」クスッ
純「らっておいしいんらもん。んぐんぐ。レストランで食べるよりおいしいかも」
憂「……もう」
純「パクパク。んがっぐっぐっ!? ん〜!」
憂「純ちゃん? 喉に詰まったの?」
純「」コクコク
憂「だから言ったのに。えいっ」ズパンッ!
純「ゲフッ!」
純「う゛、憂、背骨が、ビリビリ……ずる……」
憂「はいお茶」
純「あ゛り゛がど、ゴクゴク。ふいー背中叩かれたときは死ぬかと思ったよ」
憂「うふふ。どういたしまして」
唯「澪ちゃん髪に何かついてるよ」澪「え、唯取って」
の続編だよねやっぱり
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/20(日) 16:24:45.63 ID:JmpPB8+90
ゲーセン!
憂「純ちゃんこんな蹴るのできるの?」
純「いやー最近キックボクシングの漫画読んでやりたくなっちゃってね」
純「ていっ」
ポスッ
純「ありゃ。全然だめだ。もう一回……ていっ!」
ポスッ
純「あ、さっきよりいった」
憂「純ちゃんすごーい」
純「じゃあ別のやろうよ。憂は何したい?」
憂「クレーンゲームがいいかな。お菓子のやつ」
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/20(日) 16:30:02.22 ID:JmpPB8+90
純「クレーンはあっちかな」テクテク
カップル女「なにあれダッサー。ねえ男君やってみてよ。ゲラゲラ」
カップル男「ガキがコレやってもしょうがねえってのな。ギャハハ」
憂「…………」
憂「あれ、もう一回残ってるや。えいっ」
ドゴンッ! ヴィー! ヴィー!
カップル男女「…………」
純「ういー。お菓子のクレーンあったよー」
憂「今行くー」
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/20(日) 16:35:22.09 ID:JmpPB8+90
純「ん〜……おっしゃ!」
カタン
憂「やったぁ。純ちゃんうまいね」
純「これくらいはねー。今までつぎ込んだお金は伊達じゃない!」
純「はい、憂。このプッキーあげるよ」
憂「わぁ。ありがとう純ちゃん。お姉ちゃん喜ぶよ」
純「ダメだよ」
憂「え?」
純「これは憂にあげたんだから、唯先輩にあげるのはダメ」
憂「う〜……わかったよ」
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/20(日) 16:40:32.52 ID:JmpPB8+90
服飾屋!
純「これなんかどうかな?」
憂「純ちゃん似合うよ〜」
純「そうかな。じゃあこれは?」
憂「純ちゃん似合うよ〜」
純「やっぱこっちにしようかなぁ」
憂「純ちゃん似合うよ〜」
純「憂テキトーに言ってるでしょ?」
憂「そんなこと……ないよ……」
純「あからさまに言い淀まないでよ憂」
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/20(日) 16:45:42.29 ID:JmpPB8+90
純「じゃあ憂の服選ぼうよ」
憂「私はいいよ。百着くらい持ってるから」
純「どうして私にだけそういう分かりやすい嘘つくのかな」
純「ほら、これなんてどう? 憂らしくて可愛いよ」
憂「え、そ、そうかなぁ」
純「憂ちゃん似合うよ〜」
バキッメキャッ
憂「あれ、ここの床腐ってたのかな。敷石割れちゃった」
純「大変お似合いでございます」
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/20(日) 16:49:16.65 ID:Et3ZaE4+0
憂純が思ったより可愛い
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/20(日) 16:50:52.49 ID:JmpPB8+90
CD屋
純「良い新譜出てないかな」
憂「あ、純ちゃんごめんお姉ちゃんから電話だ。ちょっとお店の外で話してくるね」
純「うんわかった」
憂「もしもしお姉ちゃん? え、お醤油とか調味料の場所? お醤油は冷蔵庫の中に入れてるよ。あと他の調味料は――」
憂「それでガス使うときは気をつけてね。もしよかったら澪さんに手伝って貰って――」
憂「お風呂はもう洗ってあるからお湯入れるだけだよ。給湯スイッチ押すだけだからね――」
純「憂おっそいなぁ」
憂「うん、うん、あ、携帯の電池切れそう。それじゃあね。あ、今日は帰らないから戸締まり気をつけて――」
プッ
憂「あ〜切れちゃった。純ちゃんち行ったら充電借りよう」
憂「って話ながら歩いちゃった。戻らなきゃ」
zock onかと
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/20(日) 16:56:09.28 ID:JmpPB8+90
純「待っててもこないし、店の中にはいないし、外にもいない……」
純「まーたお姉ちゃんの用事で帰っちゃったのかなぁ」
純「…………」
純「電話もメールも来ないし帰ったのは確定かな。私も帰ってから憂に電話するか」
〜♪
憂「あれ、純ちゃんいない……?」
憂「店の中にも外の近くにもいなさそう」
憂「ちょっと近くに行っただけかもしれないし、動くとまた擦れ違うかもしれないから待ってようかな」
憂「…………」
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/20(日) 17:01:22.33 ID:JmpPB8+90
〜♪
純の家!
純「あ〜あ。せっかく今日のお泊まり会楽しみにしてたのになぁ」
純「一言憂に文句言ってやらないと気が済まないな」
オキャクサマノデンワハ デンパノトドカナイバショカ...
純「あれ、繋がらない。おっかしいなぁ。途中で切られるのは普通だけど繋がらないなんてこと無いのに」
純「もう少し時間置いてからかけ直すか。少し一眠り……」グゥグゥ
〜♪
憂「…………」
憂「…………」
憂「…………」
憂「……純ちゃん遅いな」
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/20(日) 17:06:33.33 ID:JmpPB8+90
〜♪
純「ふぁ……。そろそろ憂の用事も終わったかなぁ。かけてみるか」
オキャクサマノデンワハ デンパノトドカナイバショカ...
純「…………」
純「」ダッ
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/20(日) 17:11:42.26 ID:JmpPB8+90
〜♪
平沢家!
ピンポーン
純「電気点いてない……? 誰もいないのかな」
ピンポーンピンポーンピンポーンピポピポピポ
純「あ、上の部屋の電気が点いた。あそこって唯先輩の部屋かな?」
ガチャ
唯「はいはいごめんなさいよぉどちらさま? って純ちゃん? どしたの?」
純「えっ!?」
純(えっえっ? ゆ、唯先輩……? なんだか雰囲気が全然違う……)
純(髪ぼさぼさで妙に顔が上気して目も潤んでてちょっと汗ばんでるし、気怠げに着たパジャマみたいな服も着崩して肩が、ってノーブラですか?)
純(なんだかすごく色っぽい……ちょっと甘い匂いもしてくるし)
純「え、あの、憂、帰ってきてないですか」
唯「ほえ? 今日は純ちゃんちでお泊まりじゃないの? 帰ってきて……ないと思うけど。気付かなかっただけかな?」
唯「ちょっと憂の部屋見てくるね」
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/20(日) 17:16:52.18 ID:JmpPB8+90
澪「ゆいー? どうしたの?」
純(わひっ! 澪先輩もシャツ、うっ上だけ!? 唯先輩と同じ感じになっちゃってなんか、なんか……わ〜すっごく色っぽい!)
唯「今憂の部屋見てきたけど、やっぱりいないみたいだよぉ」
純「そ、そうですか。ありがとうございます」
澪「わっ! じゅ、純!? ちょ、唯ちょっとこの格好じゃ……///」
純「ちっくしょーっ! 勉強って二人して保健の勉強かよーっ! うわーん!」ダッ!
澪「ひぇ! じゅ、じゅーん! このことは……行っちゃった」
澪「こっこれは絶対誤解されてる……。今日は帰ってこないっていうから安心してたのにぃ」
唯「誤解じゃないし、いいじゃん純ちゃんなら///」
澪「お前はもっと恥じらいを持て///」
澪「大体今来たのが知らない男だったらどうするんだ。危ないんだぞ」
唯「その時は澪ちゃんに守ってもらうもん」
澪「もぅ……。唯が危ない目に遭うのがダメなんだ」
唯「えへへ。み〜おちゃん……んっ」
澪「ゆぃ……んっ。へ、部屋で……あっ」
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/20(日) 17:22:33.11 ID:JmpPB8+90
〜♪
純(憂どこ行っちゃったんだろ)タッタッタ
純(家に帰ってないってことは、もしかして擦れ違って私んちにもう行ってるかも)タッタッタ
純の家!
純「いないしー! ちくしょー!」
純「いまだに電話も繋がらない……。あぁ……唯先輩にもっと詳しく話しておくんだったアホか私は」
純「かといって今先輩に電話したら恐ろしいことになってそうだし……」
純「ええい! とにかく今日行ったとこに戻ろう! ううっ寒くなってきたな。はぁ、はぁ」ダッ
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/20(日) 17:28:38.16 ID:JmpPB8+90
〜♪
CD屋!
憂「……寒いなぁ。純ちゃんどうしたんだろう」フルフル
純「憂ー!」
純「よかったぁ……。なに、してんの……、こんなとこで! はぁ、はぁ……」
憂「なにって、純ちゃん中にいないんだもん」
憂「私電話してたらここから離れちゃって擦れ違ったみたいだから、待ってたほうがいいなって思って」フルフル
純「寒くて震えてんじゃん! 携帯は?」
憂「えへへ、お姉ちゃんと話してたら電池切れちゃって。近くに公衆電話もなくて」
憂「純ちゃんち行ったら充電器貸して貰える?」
純「…………」
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/20(日) 17:33:42.86 ID:JmpPB8+90
純「私が探しに来なかったらどうするつもりだったの!」
憂「待ってたら必ず来てくれるかなぁって」
純「…………」
憂「純ちゃんは私にぞっこんだもんね」
純「はぁ?」
純「そんなことより風邪ひくよ! ほら、早くうちに行って暖まろ!」グイ
憂「うん」
純「あ、これ薄いけど無いよりマシだろうから」ファサ
憂「いいよ純ちゃんが寒いくなっちゃうよ」
純「私は今は暑いくらいだからいいの。黙って着る!」
憂「……うん」
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/20(日) 17:38:13.90 ID:Et3ZaE4+0
唯澪がラブラブみたいで何より
そしてスレタイきた
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/20(日) 17:39:15.27 ID:JmpPB8+90
純の家!
憂「お風呂いただいたよ〜」
純「…………」グーグー
憂「純ちゃん」ブスッ
純「いでっ! う、憂? お風呂出たの」
憂「うん、次どうぞ」
純「んあー、行ってくるわ……」フラフラ
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/20(日) 17:44:22.26 ID:JmpPB8+90
純「電気消すよー」
憂「うん。ベッド借りてごめんね」
純「お客さんだもん。私のときも憂のベッド借りたしね」
純「結局、夜ご飯は全部憂に作ってもらっちゃったね。悪いね」
憂「ううん。今日のお詫びみたいなものだよ」
純「具合はだいじょ、ぶ?」
憂「うん、大丈夫みたい」
純「寒いのに、な、なんで家に帰らなかった……の」ウツラウツラ
憂「お姉ちゃんと澪さんの邪魔したくなかったし、純ちゃんとお泊まりの約束してたから」
純「おばか……」
憂「そだね」
純「…………」グーグー
憂「ごめんね、ありがとう。探しに来てくれて」キュッ
憂「…………」クゥクゥ
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/20(日) 17:49:32.26 ID:JmpPB8+90
チュンチュン
純「う……ん。ふわぁ〜あ。……朝か」
純「……朝ご飯食べよう」
憂「純ちゃんおはよう」
純「わっ!? なんで憂がここに?」
憂「おはよう純ちゃん。キッチン借りてたよ。朝ご飯どうぞ」
純「おはよう憂。あ、そうか。昨日はお母さん達いなくて憂が泊まりに来たんだった」
純「わぁ朝から豪華なご飯だね」
憂「あ、それダメ、あずにゃん二号のご飯なんだから」
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/20(日) 17:54:43.66 ID:JmpPB8+90
純「え、どう見ても普通にテーブルの上にのってる人間のご飯ぽいけど」
純「っていうかあずにゃん二号の名前は本当は違うんだけど」
憂「純ちゃんのご飯はこっちだよ」
純「わぁ猫皿に書いてある名前が”純”にわざわざ書き換えてある」
純「ふやけたキャットフードおいしいなぁ」モソモソ
憂「純ちゃんごめんね本当に食べるとは思わなかったから」
純「いいよ分かってるから」モソモソ
憂「あとさすがにそれはキャットフードじゃなくて普通の食材で似せて作ったんだ」
純「朝から無駄に凝ったことするんだね」
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/20(日) 17:59:51.78 ID:JmpPB8+90
純「ごちそうさまぁ。食べた食べたぁ」
憂「お粗末様でした」
純「食器片付けるか」
憂「いいよ私がやるから」
純「ご飯作ってもらったんだから私がやるよ」
憂「じゃあ一緒にやろうよ」
純「そうだね」
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/20(日) 18:04:33.15 ID:8+H1xWP/0
さるよけ支援
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/20(日) 18:05:01.84 ID:JmpPB8+90
純「今からなにする?」
憂「漫画でも読んでようか」
純「そうするか」
純「…………」ウツラウツラ
憂「純ちゃん眠いの?」
純「いや……」
憂「膝枕してあげるよ」
純「うん……」
純「…………」グゥグゥ
憂「この漫画面白いなぁ」
憂「次の巻……う、動けない」
追いついちまった
しえん
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/20(日) 18:10:27.40 ID:JmpPB8+90
純「ふわぁ〜。よく寝た」
憂「純ちゃん私そろそろ帰るね」
純「あれ、もうそんな時間? 送っていくよ」
憂「大丈夫だよまだ暗くないし」
純「いいからいいから」
純(もし憂があの場面に遭遇したら憂を身を挺して止められるのは私だけだ……)
純(お母さんお父さん先立つ純をお許しください……)
純「さて行こうか」
憂「うん。お世話になりました」
純「苦しゅうない」
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/20(日) 18:15:31.89 ID:JmpPB8+90
平沢家!
純「」ゴクリ
憂「ただいまぁ」ガチャ
唯「おかえり〜ういー」
澪「おかえり、憂ちゃん」
純(ほっ、いたって普通だった……。心なしか二人ともツヤツヤしてる気がする……)
憂「ただいま。お姉ちゃん、澪さん」
憂「純ちゃんなにか飲んで行く?」
純「いいよ。今日は帰るね」
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/20(日) 18:20:15.96 ID:/JXOLs/BO
なんという俺得スレ
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/20(日) 18:20:42.06 ID:JmpPB8+90
憂「そう。じゃあまた明日ね」
純「うん、ばいばい」
憂「…………」
憂「純ちゃん」
純「なに?」
憂「…………」ギュッ
純「なになに? 手握って」
憂「また遊ぼうね」
純「うん。分かってるよ」
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/20(日) 18:25:51.87 ID:JmpPB8+90
澪「唯の言う通りあの二人仲がいいんだな」
唯「そりゃ中学からの友達だもん」
澪「私と律みたいなもんか」
唯「ぶー。私と澪ちゃんみたいって言ってよぉ」
澪「えっ、それじゃまさか……///」
唯「そうじゃないよ」
澪「なんだ、びっくりした。だったら唯と和みたいな感じか」
唯「まあそうかなー」
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/20(日) 18:31:01.83 ID:JmpPB8+90
澪「なんだよ唯、機嫌悪くなって」
唯「澪ちゃんが悪いんだー」
澪「もう、ほら」ナデナデ
唯「えへへ……」ギュゥ
澪「憂ちゃんも帰ってきたし、おじゃまになるから私ももう帰るよ」
唯「えーもう少しいようよぉ。まだ早いってばぁ」
澪「やれやれ。じゃあもう少しだけだからな……」
唯「うん!」
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/20(日) 18:34:12.71 ID:Et3ZaE4+0
この空気はやっぱり憂は居づらいんじゃないか?wwww
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/20(日) 18:36:35.13 ID:JmpPB8+90
〜♪
唯「ういーなに食べてるのー」
憂「プッキーだよ」ポリポリ
唯「私にも少しちょーだい」スリスリ
憂「ごめんね、これはお姉ちゃんにはあげられないんだぁ」
唯「えー、憂のケチケチぃ」
憂「ごめんねお姉ちゃん。でもお姉ちゃんお土産にアイス買って来たよ〜」
唯「やったぁ!」
憂「プッキーおいしいなぁ」ポリポリ
おわり。
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/20(日) 18:38:52.42 ID:szpWHG1P0
新たな刺激を求めて3(ry
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/20(日) 18:39:40.00 ID:szpWHG1P0
コ・イバ・ナ終・わ・り!いぇいwwwwwwwwwwwwwwwww
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/20(日) 18:42:54.06 ID:JmpPB8+90
58 :
◆K0q.U2ezqM0x :2010/06/20(日) 18:43:50.40 ID:JmpPB8+90
最後トリップ付けるの忘れてた。んでは。
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/20(日) 18:56:19.85 ID:6Tb+MQ07O
乙!
憂純いいな
憂純もいいな
おつ!!
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/20(日) 19:22:12.03 ID:Et3ZaE4+0
乙。新しい何かを開拓されそうだw
憂純以外と良かった
次は梓紬か?
乙
紬梓はいいよね