1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
ニュース『今日未明、vip市内のアパートで火災が発生しました。
出火元はアパートの一室で、その部屋に住む内藤ホライゾンさんが亡くなられました』
('A`)「火事かー、こわいなー」
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/19(土) 21:49:53.76 ID:1hj+rmpF0
おもしろそう
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/19(土) 21:52:22.77 ID:B38uSapc0
完
END
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/19(土) 22:04:16.81 ID:pTi7kuG90
という内容だそうです
シベリア図書館よりの代理
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/19(土) 22:13:29.00 ID:aujnux2NO
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/19(土) 22:34:55.80 ID:pTi7kuG90
('A`)「内藤ホライゾン・・・どこかで聞いたな」
('A`)「まあ、内藤なんて苗字は腐るほどいるからな:
******
俺の名前は欝田ドクオ。専門学校生だ。
だがとうに学校にいくのなど止めて、別のところに通いつめていた。
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/19(土) 22:41:30.06 ID:pTi7kuG90
ついた先はジャズバー。
まだ当然真昼間なので営業などしていないが、俺は構わず戸を開ける。
('A`)「ちわっす」
('A`)「こーんちわっす」
誰もいないのか。
そう思ったが、やがて奥からバタバタとマスターが出てきた。
(=゚ω゚)ノ「おっ、ドクちゃんか
わりいわりい、この通りてんやわんやの騒ぎでさ
まあ、なんていうか、かわいそうだったな」
は?
俺は話が飲み込めずマスターに聞く。
('A`)「なんかあったんすか!?」
(=゚ω゚)ノ「は!? ニュース見てないの?
ブーンが死んだんだよ!」
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/19(土) 22:45:23.29 ID:EccLUNFI0
泣いた
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/19(土) 22:49:28.88 ID:pTi7kuG90
('A`)「ブーンが・・・・死んだ」
俺はようやく思い出した。
ブーンこと、内藤ホライゾンが家事で焼け死んだという報道を。
その男、ブーンと呼ばれており、しがないジャズコンボでピアノを弾いていた。
だが、ドクオには何か感じるものがあった。ジャズどころか、音楽すらろくに聞かなかった
ドクオを音楽に目覚めさせたのは、そのブーンだった。
まだまだ世間の注目を集めてはいないが、いずれ世間に出て行く奴だ。
その時、俺は奴のロードマネージャーになるんだ。
そう思って、学業をおろそかにしてまでブーンに入れ込んでいたのだ。
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/19(土) 22:52:52.49 ID:2k+O4uV9O
乗っ取り支援
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/19(土) 22:56:39.72 ID:1hj+rmpF0
おもしろい
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/19(土) 23:00:11.16 ID:pTi7kuG90
奥からぞろぞろと男たちが出てきて、暗い表情を覗かせた。
コンボのメンバーだ。ベースのギコさん、ドラマーのモナーさんだ。
(,,|||Д)( |||∀)
いつもはこのバーを借りて練習をする時間だった。
しかしブーンはもう二度と練習に参加しない。
(,,|||Д)「あいつがいなくなったら・・・もうバンドなんか続けられねえよ」
( |||∀) 「お先真っ暗だモナー」
二人はベースとドラム。ブーンに比べるとだいぶ年上だが、長年ピアニストに恵まれず、くすぶっていた。
だからこそブーンに寄せる期待は大きかった。
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/19(土) 23:08:37.06 ID:2k+O4uV9O
しえんよ
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/19(土) 23:10:47.65 ID:pTi7kuG90
俺は追憶にふけっていた。俺の高校の文化祭に、このコンボがきた時のことを。
その頃俺は不登校だった。
文化祭などぼっちの俺には何の楽しみもありゃしない。
だが当日、なんとなく気になって、普段着で学校の校門あたりで一般客を装ってうろうろしていた。
その時だ。
耳を突き刺すような鋭いタッチ、重厚な和音、軽やかなメロディの流れが突然、耳に流れ込んできた。
これはただごとではない、本能的にそう感じた。ビリビリくるような痺れる感触。
夢遊病者のように何にも構わず、校門から音のする方向に向かう。
気がつくとそこは体育館だった。
一歩中に入ると、砲弾のような音の塊が、俺の腹を頭を直撃した。
その空間を一言でいいあらわすなら、まさにマグマ溜まりといったところだ。
ごめん体力の限界、寝ます
もしかしたらまた会えるかも
おちゅ
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/19(土) 23:29:55.58 ID:1hj+rmpF0
おつ
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
ほ