梓「優しい猫の飼い主」　

唯「……」

律「唯、どうしたんだよ？珍しく難しい顔しちゃって」

唯「うん」

律「なになに、悩みがあるなら私が聞いてやるよ」

唯「うん」

律「聞いてんのか、唯」

唯「うん」

律「聞いてねえな……仕方ない。えいっ」ﾎﾟｶｯ

唯「あだっ！」

あずにゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああんんｎ

ちょっとスマンがしばらく保守して下さい

わかったぜ>>1さん！

こんなに面白いSSは初めてだ

うん

スレ立てありがとう>>1さん

それでは書いていく

唯「ううぅ〜痛いよりっちゃん」

律「そんなに強く叩いてないだろ？」

唯「痛かったもん」

律「悪い悪い。それで？さっきからぼけーっとしちゃってどうしたの？」

唯「りっちゃん、私のささやかな悩みを聞いてくれる？」

律「まかせなさい！」

唯「あのね」

律「うんうん」

唯「最近、あずにゃんがなんだかそっけない気がするんだよ」

律「？」

律「どういうこと？」

唯「どういうことって、だからそのまんまだよ」

律「私にもわかるように説明してくれよ」

唯「だからさ、あずにゃん分が欲しくて昨日も抱き着いたのに、反応があんまりなかったし……」

唯「それに、いつもは一緒に帰るのにあずにゃん、昨日は
寄るところがある、って言ったんだ」

唯「だから私もついていくよ、って行ったら唯先輩の迷惑になるからって一人でどこか行っちゃうし」

律「別にいつもどおりじゃん」

唯「そんなことないよっ」

唯「私が抱き着いたら、抱き着かないでください
って照れつつも嬉しそうにするのがあずにゃんの本来のキャラだよ！」

律「そうか？」

唯「そうだよ！」

律「本当にそうか？」

唯「そうだよ」

律「本当に本当に？」

唯「そうだよ？」

律「自信無くしてんじゃん」

唯「とにかく最近のあずにゃんは私にそっけないよ！」

唯「そのわりにトンちゃんには妙に優しいし」

律「おいおい、トンちゃんにジェラシー感じんなよ」

唯「むー」ﾌﾟﾝﾌﾟﾝ

律「まあ、たとえ唯の言うとおりだとしても、そりゃあ、梓だって人間だぜ？」

律「情緒不安定になることぐらいあるよ」

唯「そうかなー？」

律「そうだよ」

唯「うーん」

唯「でもりっちゃんじゃアテにならないから、ムギちゃんと澪ちゃんが来たらこのことについて聞いてみよ」

律「おい」

ガンバレ

五分後！

澪「それで、唯。話したいことってなんだ？」

紬「なにか悩みごと？」

唯「うん、すごい悩みごとだよ！」

澪「どんな悩みなんだ？」

唯「聞いて驚かないでよっ」

紬「うん」ｺﾞｸﾘ

唯「最近あずにゃんが私にそっけないんだよ！」

澪「はい？」

紬「？」

三分後！

唯「……っていうわけなんだ」

澪「いや、別に特に悩みと言うほどのものじゃないと思うんだけど……」

律「だろ？澪もそう思うだろ？」

澪「まあ……」

唯「そんな……澪ちゃんひどいよ！」

唯「もう私、あずにゃんに嫌われたらと思うと……うぅ」

紬「大丈夫よ、唯ちゃん」

紬「梓ちゃんは唯ちゃんのこと大好きだから」

唯「おお、ムギちゃん。アンタ女神やわあ」

紬「そうかいな？」

律「そうそう、明日にはきっと普通の梓に戻ってるって」

澪「律、お前テキトーに言ってるだろ？」

律「そんなこたあない。心をこめて言ってるぞ」

唯「みんな、ありがとう」

唯「えへへ、それじゃ悩みもふとんが吹っ飛んだ、だしティータイムにしよー」

律「さんせー」

紬「じゃあさっそくお茶の用意するわね」

唯「ムギちゃん、今日のお菓子は……」

唯「……」

澪「どうした、唯？」

唯「私はとんでもないことを見逃してたよ！」

律「とんでもないこと？」

言い忘れていた

このSSは梓「優しい猫の飼い方」の続編にあたるSSです
別に見なくてもわかるようにはなってるし、むしろ見ないほうがいいかも

http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1275380780/

唯「とんでもないこと……」

唯「もし仮にさっきの私の話、あずにゃんがここんとこ私にそっけないっていうのが本当だとするよ」

澪「う、うん」

唯「もし、そうだとしたら……」

紬「そうだとしたら？」

唯「あずにゃんはなにか悩みごとを抱えているのかもしれない」

律「な、なんだって！？」

>>16
なんとなく気づいてたから大丈夫

澪「唯には心あたりがあるのか？」

唯「うん、全くない」

律「ないのかよ」

唯「えへへ、ちょっとノリで言ってみただけ」

紬「……」

律「どうしたムギ？」

紬「ううん、もしかしたら唯ちゃんが言った話、本当かもしれないって思って」

唯「え？」

紬「三日前かしら？たまたま梓ちゃんと登校中に会ったんだけどね……」

紬「体調がよくない、とか、量を間違えたのかもとか独り言を呟いてて」

唯「う、うん」

紬「今の今まで気にしてなかったけど、唯ちゃんの話を聞いたら思い出したんだけど」

澪「なんだろうな？量を間違えた、体調がよくないって」

律「うーん、そういや私も一つ心あたりがあるな」

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唯「なに、りっちゃん？」

律「いや、廊下でたまたますれ違ったときにさ」

律「なーんか難しい顔して、どこに行けばいいんだろう、とか」

律「いや自分でなんとかするべきかな、とかなんかボソボソしゃべってたな」

唯「どういうことだろ？」

律「さあ？」

澪「今の二人の話を聞いたら私も思い出したことがある」

唯「澪ちゃんも！？」

澪「たぶん、三日前だったと思う」

澪「ちょうど、唯とムギと律は掃除当番だった日だ」

唯「ふんふん」

澪「私が音楽準備室に入ろうとして、ドアを開けかけたんだ」

澪「そしたらそのとき、梓の唸り声みたいな声が聞こえてさ……」

紬「唸り声？」

律「便秘か？」

澪「バカ律」ﾎﾞｺｯ

律「いっでええ！」

澪「話を戻すぞ。それで梓は薬がどうとか、専門の人がどうとか、純に頼ろうかとか、すごく悩んでたみたいだった」

紬「なんだか、よくわからないけれど」

律「どうやら本当に梓は悩んでるみたいだな」

澪「うーん」

唯「あ、そうだ」

唯「もうすぐ、あずにゃんも来るだろうし、そのときに聞いてみようよ！」

律「まあ、気になるし、本人に聞くほうが私らがアレコレ悩むより早いよな」

紬「にしても梓ちゃん遅くない？」

律「普段ならとっくに来てる時間帯だよな」

唯「きっとあずにゃん、授業中に居眠りして今頃先生に怒られてるんだよ」

澪「いや、お前じゃあるまいし」


ﾐﾅﾄﾉﾖ-ｺﾖ-ｺﾊﾏﾖｺｽｶ-♪


律「あ、私のケータイだ」

律「なになに」

律「今日は用事があるので部活を休みます、だって」


唯「ええーあずにゃん来ないのー！？」

紬「そうみたいね」

唯「あずにゃん分も補給できないし、モヤモヤするよー」

紬「まあまあ。梓ちゃんのことは明日梓ちゃん本人に聞きましょう？」

唯「仕方ないよね」

唯「じゃあ今日はムギちゃん分補給！」ﾃｦｷﾞｭ-

紬「あらあら」


澪「ムギには抱き着かずに、手を握るだけなんだな」

帰り道！

澪「また明日」

律「じゃあなー」

唯「バイバーイ」

紬「さようなら」

唯（今日のご飯はなにかなー？）

唯（昨日は肉じゃがだったから、今日はカレーかな？）

唯（お菓子食べたばっかだけどもうお腹すいちゃったなー）

唯（……）

唯（そう言えばあずにゃん……）

唯（量を間違えた）

唯（体調が悪いみたい）

唯（誰かに相談するべきか？）

唯（薬……）


唯「ま、まさか……！」

ダメ
絶対

塩の量入れ間違えて
お腹が死にそうなんだな

唯の家の夕食！


憂「どうしたのお姉ちゃん？」

唯「んー？」

憂「なんだか悩んでる？」

唯「え？ああ……悩んでるっていうかね」

唯「あずにゃんのことを考えてたんだ」

憂「梓ちゃんのこと？」ﾊﾞｷｯ

唯「最近、あずにゃんの様子どう？」

憂「梓ちゃんの様子？」

唯「うん」

憂「そういえば、ここ二、三日少し様子が変かも」

唯「どんな風に？」

憂「授業中とか落ち着きがなくてね、お話しててもなんだか上の空なことが多かったかな」

唯「他には？」

憂「他に？」

憂「あ、そう言えば」

憂「休み時間に、純に相談するべきだよね、とか、すごく心配だなとか言ってたような……」

唯「やっぱり……」

憂「やっぱり？」

唯「う、ううん、なんでもだよ！」

憂「そう？」

唯「そうだよ！それより、このピカタうまいね！さすが憂！お嫁さんにしたいよ！」

憂「そ、そんな……お姉ちゃんったら。妹をからかうもんじゃありません」ﾒｯ

唯「えへへ」

憂「おかわりはいっぱいあるから、たーんと召し上がれ」

唯「わーい」


唯（やっぱり）

唯（間違いない）

唯（あずにゃんは……）


唯（量を間違えた）

唯（体調がよくない）

唯（誰かに相談するべきか）

唯（……あずにゃんは）


唯（ドラッグをやってるんだ！！）

すまん、ちょっとヌいてくるから保守頼む

>>36
おいww

ふぅ…再開する


ふぅ

次の日！二年教室！


唯「失礼しまーす！」

純「ええと、憂のお姉さんですよね？」

唯「そうだよ」

純「憂なら今、先生に呼ばれて職員室に行きましたよ」

唯「違う違う。憂に用事はないよ。私が用事があるのはあずにゃんなんだ」

純「梓は今日はお休みです」

唯「なんですと？」

純「梓はちょっと事情があって……」

唯「事情？」

唯「……いいや、純ちゃん」

純「はい」

唯「ちょっと聞きたいことがあるんだけど……ここじゃない別の場所で話たいんだ」

純「わかりました」

あ