1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
唯「お疲れ様でした〜」
バイトが終わり夜の11時間。
家に帰る道を照らすには月明かりじゃ頼りにならない、だから街灯の明かりを頼りに家へ帰る。
何をするにも足を動かすという作業は面倒だ。
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 00:22:46.71 ID:SG8lulnjO
唯「ん……何か落ちてる…」
私は落ちている物を拾う。
鏡だ…何の変哲も無いただの鏡。
だけど…何故か私はこの鏡に不思議な魅力を感じる。
持って帰ろう。
鏡を鞄に入れて私は再び歩く。
あぁ…かったるい…。
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 00:26:30.94 ID:SG8lulnjO
夜道をただひたすらに歩く。
そして、考える今日の事を…。
何も無い一日。
学校には友達もいないし部活もやっていない。
青春を楽しめ?馬鹿馬鹿しい。
学校は勉強さえ出来れば物足りてる。
友達なんていらない。
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 00:32:14.74 ID:SG8lulnjO
朝起きて勉強しバイトで金を稼ぐ。
無駄が無い、そこら辺の人間より無駄が無い生き方だ。
友達何ていたって損をするだけだ。
スムーズに私はスムーズに生きたい。
余計な人間関係なんて邪魔なだけだから。
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 00:34:27.67 ID:SG8lulnjO
唯「おかえり…」
妹が玄関まで向かえに来てくれた。
憂「おかえりお姉ちゃん!」
唯「バイト行く前に私が作ってたご飯は食べた?」
憂「うん!美味しかったよ」
唯「ありがと…」
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 00:36:34.09 ID:1itYMb660
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 00:37:51.31 ID:SG8lulnjO
唯「じゃあ私も食べようかな」
憂「あ…お姉ちゃん…」
唯「なに?」
憂「あの…お母さんが買って来たアイス二つ共食べちゃった…」
どーでもいい。
唯「そーなんだ、じゃご飯食べるから」
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 00:39:06.44 ID:JjWSdqNwO
わたし 遠い未来にあなたとまた出会う〜♪
唯=俺
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 00:43:17.86 ID:SG8lulnjO
唯「はぁ……」
冷蔵庫を開き私が作っておいた夜ご飯を取り出す。
それをレンジに入れて食卓に付く。
憂「ねーねーお姉ちゃんあのね?」
唯「なに?また学校の話し?」
憂「う、うん……」
唯「バイトで疲れたんだ…一人にして」
憂「ごめん……」
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 00:49:34.80 ID:SG8lulnjO
唯「…………」
鞄からさっき拾った鏡を取り出し自分を写す。
目の隈が酷い…最近あまり寝ていない。
私は勉強ばかりやっているからかなぁ…。
電子レンジがチーンと鳴る。
どうやら夜ご飯を温め終わったようだ。
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 00:54:44.78 ID:SG8lulnjO
唯「美味しい……」
自分で言うのも何だが私は料理が上手い。
妹は全然ダメだ、この前なんか簡単なカレー作らせたらいつの間にかシチューになってる。
だが、可愛い妹だ。
あんな冷たい態度を取ってはいるが私は妹が大好きだ。
のほほんとしている。
あの、のほほんとした雰囲気はアルカパだって出せやしない。
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 00:56:15.51 ID:M7LXvQJ7O
これもう姉「」とか妹「」でいいだろ
はげどう
唯「Dirty deeps done dirt cheap(いともたやすく行われるえげつない行為)」
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 01:01:55.62 ID:SG8lulnjO
ご飯を食べ終わり風呂にも入り私はベットに入る。
目覚まし時計は6時にセット。
憂と私の分の弁当を作らなければならない。
唯「おやすみなさい」
誰もいない空間に私はポツリと呟いた。
明日もまた同じような一日が繰り返す。
不安も何も無い……うん、不安なんか無い。
私は瞼を閉じた。
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 01:04:49.72 ID:SG8lulnjO
朝日が私を照らす。
眩しい…私は目覚まし時計を見る。
今日も目覚まし時計より早く起きた…何だか勝った気分。
時計のスイッチを切り私は昨日拾った鏡を見る。
寝癖が無いかチェックだ。
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 01:08:50.70 ID:SG8lulnjO
鏡は自分を写す。
当然、誰もが知っている事だ。
だが…鏡を見ると確かに私が写っている。
うん、これは私だ。
しかし、違和感がある。
鏡に写っている私は寝癖で髪がボサボサ。
パジャマも違うし何より間抜けな顔をしている。
唯『ほぇ?』
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 01:09:58.98 ID:1itYMb660
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j!;:;:;:;:;:;:{ ``''' ー---‐'''゙´. :. : .ミ!
, ヘji!;:;:;:;:;:;'゙ ', .:. ,:' ミj!ハ
/ ハ ゙iト、;:;;′ `ヽ .: .:' ミ /
', ::;;ハj!;ミヽ、__,r'"´``ヾミミゝ;.;.;.:,ィィ''"´ 、 ミ! ,!
', :;;;;ハミ! T. ``''モt弐ミ}L___ k'モテテ'''´〒 ノ
( い:ミ′ ', "~´7!⌒ト、"゙゙´. :. :.,リノ
(ハJj!. ヽ _ _ノ ′ L.:._ __ノ爪_
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イ.:.:.:::::::::::::::::::/./i ト、、、,,, `゙゙゙゙¨´.: ,.ィイ' ハ::::::::::::::::::::::::.\
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:.:::::::::::::::〃ハト、 / / 77'''ハハハ八ヽ\ >'´. : : : :!;:;:;;;;;;;;;;;;;;;;;
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 01:12:41.40 ID:SG8lulnjO
唯「喋った……」
唯『うおっ!鏡の中が喋った!』
何だその反応。
唯「私…だよね…」
唯『ういー!鏡の中の私が喋ってるー!』
これは一体どーいう事?
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 01:17:08.94 ID:SG8lulnjO
きっと夢だ…夢に違い無い…。
こんなの、現実的じゃない。
唯『ういー!まだ寝てるのかなぁ?久しぶりに早起きしたのに!』
唯「……………」
唯『ねーねー私?』
悪い夢だよ本当に…。
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 01:21:05.87 ID:SG8lulnjO
唯「な…何?」
唯『喋ったぁ!』
こっちの台詞だ馬鹿野郎。
いや…私に馬鹿野郎と言ったら自分に馬鹿野郎と言ってる様な物じゃないか?どーでもいいか。
唯「ア…アナタの名前は?」
唯『平沢唯だよ〜』
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 01:25:29.21 ID:SG8lulnjO
唯「わ、私も平沢唯」
唯『知ってるよ!だって私なんだもん!』
本当に夢であって欲しい。
昨日拾った鏡を見るといきなり私が私に話しかけてくる。
これは一体どー言う事?
唯『何で頬っぺたつねってるの?』
唯「何でも無いから…」
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 01:30:41.55 ID:MDwm4G7uO
前に同じような鏡ネタのSSあったな…
期待
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 01:30:55.54 ID:SG8lulnjO
唯『でもびっくりしたよ!昨日拾った鏡に私が写って、しかも喋ってるんだよ!』
唯「アハハ………」
唯『不思議だね〜何でかな?』
唯「知らない……って言うかアナタも鏡を拾ったの?」
唯『うん!』
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 01:35:04.02 ID:SG8lulnjO
唯「……ごめん、少し待って確かめたい事がある」
私は拾った鏡をベットに置いて洗面所に向かう。
そして、鏡を見る。
私が写っている……だがあの鏡みたいに好き勝手喋ったり動いたりしない。
うん…これは私だ…。
あの拾った鏡に…きっと何かあるに違い無い。
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 01:46:32.11 ID:SG8lulnjO
唯『あ!おかえり〜』
唯「うん……」
はぁ……この私は脳天気過ぎる。
妹を見てるみたいだ。
唯『調べたい事って何だったのぉ?』
唯「いや…洗面所の鏡を見たんだよ、そしたら私が写ってたんだけど…勝手に喋ったり動いたりしなかった……」
唯『そーなんだぁ!』
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 01:52:41.08 ID:SG8lulnjO
唯『でも、何だか楽しいよ!私とお喋り出来るんだもん!』
唯「私も最高に楽しいよ…」
唯『えへへ〜…』
皮肉を言ったつもり何だけど気付いてない…。
唯「一緒に考えてよ…何で鏡に写った私が喋るのか」
唯『うん!わかった〜』
唯「あれ?そのパジャマの文字………」
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 01:56:53.71 ID:SG8lulnjO
唯「そのハネムーンってパジャマの文字」
唯『これぇ?』
唯「反転してない…文字が反転してないよ」
唯『そーなの?』
唯「うん…鏡なのに何で反転してないんだろう?」
唯『う〜ん…きっと私達はお互い違う世界の住人なんだよ!』
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 01:58:51.09 ID:feKRI4bqI
しえーん
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 02:04:42.10 ID:SG8lulnjO
唯「違う世界の住人?」
唯『えーっとね〜何だけ…パ、パ…』
唯「パラレルワールド?」
唯『それだよ!きっとこの鏡はパラレルワールドを写す鏡何だよ!』
唯「へ〜…」
何だか少し納得してしまった。
って言うかいつの間にか私はこの事を夢では無いと思ってしまっている。
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 02:11:01.04 ID:SG8lulnjO
唯『その世界の私は何をやってるのぉ?』
いきなりの質問に私は少し固まった。
何をやってるか……私は特に何もやっていない。
唯「別に何もやっていないよ」
唯『えー!何もやってないの?』
唯「あ……バイトやってる」
唯『すごーい!バイトかぁ……』
何だかいちいちリアクションが大袈裟な私だなぁ。
支援
シエンヌ
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 02:13:53.68 ID:SG8lulnjO
唯「ファミレスでバイトしてる」
唯『凄いよ!私もバイトしたいな〜』
アナタじゃ無理そうだね…とは言わなかった。
唯「アナタは何をやってる?」
唯『よくぞ聞いてくれました!バンドやってるんだよ!』
唯「バンド……?」
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 02:16:13.78 ID:SG8lulnjO
唯『放課後ティータイムってバンドだよ』
唯「放課後……何だって?」
唯『放課後ティータイムだよ!』
唯「おかしなバンド名だね……」
唯『うん!さわちゃんが名前付けたんだ!』
唯「さわちゃん?」
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 02:17:26.51 ID:Ez93TRMEO
しえん
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 02:21:28.11 ID:SG8lulnjO
唯『さわ子先生だよ!』
唯「山中先生が付けたんだ…あの熱血な先生がそんな名前付けたんだ…」
唯『熱血先生?』
唯「うん、音楽の先生何だけど凄い熱血なんだ…松岡修三並に熱血…」
唯『想像出来無い…』
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 02:23:26.88 ID:hbj3IxAzO
修造はどっちでも同じなのかよwwwwwwwワロタwwwwwww
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 02:23:41.03 ID:X3PZj2mzO
|∧∧
|・ω・`) そ〜〜・・・
|oCo
|―u'
| ∧∧
|(´・ω・`)
|o ヾ
|―u' C <コトッ
| ミ ピャッ!
| C
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 02:24:25.79 ID:SG8lulnjO
唯『私の世界ではさわちゃんは…えーとメタルバンドやってて面倒臭がりなんだよ!』
唯「うわぁ…想像出来無い……」
部屋のドアが突然開く。
憂が目を擦りながら立っていた。
憂「お姉ちゃんおはよう……」
おやすみ前の支援
朝まで残しといてくれ
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 02:27:26.74 ID:SG8lulnjO
唯「あ…わわっ…」
私は鏡を勢いよくベットの下に隠す。
バレて無いよね?
憂「お姉ちゃん…電話してたの?独り言が部屋まで聞こえたよ」
唯「そ、そうそう…電話だよ電話!友達に電話!」
友達なんかいないけど。
それより…何か忘れてる気がする。
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 02:32:12.77 ID:SG8lulnjO
憂「お姉ちゃん…7時だけどお弁当は?」
唯「そうだった…ごめん忘れてた…」
憂「うーうん…大丈夫だよぉ……今日はパン買うから」
唯「本当にごめん…」
憂「だ、大丈夫だよぉ〜私、制服に着替えるね」
唯「うん……」
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 02:37:49.60 ID:SG8lulnjO
午前8時00分。
私と憂は制服に着替えて家を出た。
あれから鏡はベットの下に隠したまま触っいない。
向こうの私はびっくりしているだろう。
憂「あ…お姉ちゃん昨日の学校であった事話していい?」
唯「………うん」
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 02:50:01.49 ID:SG8lulnjO
憂「あのね〜私の友達が作ったお菓子が美味しかったの〜すっっごく美味しいかった〜」
唯「あまり食べてばかりだと太るよ」
憂「えへへ〜大丈夫だよぉ」
唯「憂もお菓子作って見る?」
憂「えー…私不器用だから!」
高倉建か…と言いたい気持ちをグッと堪えた。
唯「やってみなきゃ分から無いでしょ?今度教えたげる」
憂「ありがとう!」
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 02:53:41.58 ID:SG8lulnjO
唯「着いたね学校」
憂「うん!じゃあ私、教室に行くからね」
唯「バイバイ…」
憂「うん!あ…お姉ちゃん今日はバイト休みだから一緒に帰れる?」
唯「あー…いいよ」
憂「わぁ!やった!!じゃあ教室に行くからね〜バイバイ!」
唯「うん……」
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 03:04:36.93 ID:SG8lulnjO
自分の教室に着いた私は誰とも挨拶せずに席に座った。
私は鞄からナンプレの問題集と筆箱を取り出し集中。
この問題集を解いてハガキそれを送るとDSが貰える。
私の趣味の懸賞とナンプレ、同時に二つの私の趣味が出来る優れたアイテムだ。
まさに一石二鳥って奴だ。
※和はヤンキーになっております。
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 03:11:05.28 ID:SG8lulnjO
紬「平沢さん……」
何の用か知らないけど琴吹紬が私に話しかけて来た。
今は集中してナンプレやってるに…やめて欲しいよ本当に。
唯「どうしたの琴吹さん?」
紬「この前私に貸してくれた小説を……」
そーいえば、貸してたっけなぁ…すっかり忘れてた。
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 03:16:30.90 ID:SG8lulnjO
紬「面白いかった…」
彼女は私に小説を渡し去って行った…じゃなくてまだ私の側で立っていた。
唯「どーしたの?」
紬「ナンプレ…何時もやってるね」
唯「うん、琴吹さんのおかげで悩んでた所を忘れる事が出来たよ」
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 03:19:54.88 ID:SG8lulnjO
紬「そ、そうなんだよかった…」
いや…皮肉何ですけど。
唯「いや…大丈夫だよそれより続きやりたいから」
紬「ごめん……また小説貸してね」
唯「わかったわかった」
彼女は自分の席へと戻っていった。
私怨
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 03:24:30.13 ID:SG8lulnjO
彼女も色々と大変らしい。
家は貧乏でクラスの人達からイジメられている。
私もあんな皮肉を言わなければよかったって少し後悔している。
それより…琴吹さんは綺麗で性格も良くて頭もいいのに何でイジメられるんだろう?
よく分からないなぁ…。
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 03:26:50.32 ID:1itYMb660
ムギいじめkwsk
え…?唯さん、
貧乏だからいじめられているんじゃないの…?
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 03:29:39.20 ID:SG8lulnjO
授業のチャイムが鳴り山中先生が入って来た。
私は机に出ている物を引き出しの中へて入れる。
山中「みんなおはよう!」
クラスのみんながやる気の無い挨拶をする。
山中「声が小さいわ!朝の眠気や勉強したくないと言う気持ちは全て挨拶で吹き飛ぶの!さぁもう一度!」
次は学校全体に聞こえるんじゃないか?ってぐらいの声でクラスのみんなは挨拶した。
暑苦しいなぁ…。
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 03:32:07.21 ID:1itYMb660
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 03:35:00.25 ID:SG8lulnjO
山中先生のHRが終わり1時間目。
唯「はぁ……」
さっそく琴吹さんに消しゴムのカスが投げ付けられている。
何であんな事するかなぁ…。
消しゴム代がもったいないし…琴吹さんが可哀相。
彼女はただ下を向いて我慢していた。
イジメ格好悪い。
随分前にそんなCMがあったのを思い出した。
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 03:41:22.71 ID:SG8lulnjO
2時間目…3時間目4時間目が終わり昼飯。
私は琴吹さんが消しゴムのカスを投げ付けられてるのをただ見ていた。
何かしてあげたいけど…そりゃ無理無理。
次は私がイジメられるもん。
琴吹さんをイジメてる人達は中庭へ昼飯を食べてるからこの時間は安心だろうね琴吹さん。
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 03:46:01.30 ID:SG8lulnjO
和「大丈夫?琴吹さん」
紬「うん……」
真鍋和が琴吹さんに話しかけている。
まぁ…彼女も私と同じ傍観者だけど声をかけるだけ私よりまだマシだね。
そんな事より私はこの幻のチョコパンを味わいたい。
美味しいんだろな…なんてたって幻何だから。
支援しつつ寝る
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 03:52:13.31 ID:SG8lulnjO
律「きゃあっ!」
大きな音がした。
同じクラスの田井中律だ。
彼女は凄いドジっ子だ。
前髪が長くそのせいで足元が見えなくて、いつもこけている。
カチューシャか何かを付ければいいのに。
いや…たまに何も無い所で転んでるから効果は薄いかも。
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 03:56:30.77 ID:SG8lulnjO
昼飯の時間が終わり授業も全て終わった。
やっと帰れる…。
私は教科書を鞄にしまい席を立つ。
紬「あの……」
琴吹さんが話しかけて来た。
唯「なに?」
紬「一緒に帰ろう?」
琴吹さんは服の裾をギュッと掴んできた。
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 03:57:30.69 ID:1itYMb660
ほ、惚れてまうやろーーー!
あれ?
このムギちゃん…かわいい…
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 04:00:44.36 ID:SG8lulnjO
私が男なら彼女に惚れてる。
うん…間違い無い。
特に断る理由も無いし私は頷いた。
紬「ありがと…」
未だに服の裾は掴んだままだ。
また何か忘れてる気がする…まぁいいか。
忘れるって事はそこまで大事な事じゃ無いって事だ。
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 04:03:53.54 ID:SG8lulnjO
唯「じゃあ行こうか」
紬「うん…」
彼女は服の裾を掴んだままついて来る。
唯「裾を離してくれる?」
紬「ご、ごめん…」
唯「いいよ別に…」
紬「ごめん…」
彼女がイジメられる理由がわかった。
妙に子供っぽいし気が小さい。
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 04:07:12.58 ID:SG8lulnjO
唯「あ………憂」
憂「お姉ちゃん!えっーと…その人は?」
紬「……………」
唯「あ…えと同じクラスの琴吹紬さんだよ」
妹に下を向いたままペコリと頭を下げた。
自己紹介ぐらい自分でしなよ。
憂「よろしくお願いします」
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 04:11:31.23 ID:SG8lulnjO
憂「えーと…今日は琴吹さんと帰るんだよね?」
そう言えば…一緒に帰る約束してたっけ…。
唯「三人で帰る?」
憂「だ、大丈夫だよ私少し友達と話してくるからバイバイ」
唯「悪いねバイバイ」
紬「………………」
琴吹さん何か喋ろうよ。
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 04:15:37.33 ID:FSbfu61YO
この唯はEDの唯っぽい
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 04:19:26.07 ID:SG8lulnjO
唯「じゃあ帰ろうか」
紬「うん…」
しばらく二人で歩く。
無言…私達は本当に一緒に帰っているのか?って思う程の無言。
紬「……………」
唯「……………」
紬「…………平沢さん」
唯「え?な、なに?」
紬「助けて…………」
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 04:23:08.90 ID:SG8lulnjO
唯「助けてって……琴吹さんを何から助ければいいのかな?」
紬「……私をイジメてる人達」
唯「無理無理…ぶっちゃけ私が次標的になるって」
紬「ごめんなさい……無理だよね」
唯「うん…ごめん」
紬「…ごめんなさい」
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 04:27:47.52 ID:SG8lulnjO
紬「……………」
唯「……………」
彼女の言葉は深く私の胸に突き刺さった。
助けたい…助けたいんだけど私には無理だ。
そー言うのは友達に頼んだ方が手っ取り早いよそれか先生。
紬「今日はごめんなさい…」
唯「大丈夫だって…」
紬「私こっちだから…さようなら」
唯「さようなら」
私は長い間、琴吹さんの姿を見送っていた。
彼女の背中は小さく震えていた。
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 04:33:20.35 ID:4QFxYHtPO
支援
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 04:34:21.30 ID:DDaiQMM20
ふむ
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 04:35:50.22 ID:SG8lulnjO
唯「はぁ……」
家に帰って来た私は自分の部屋へと向かいベットから鏡を取り出した。
唯『あ!いきなりいなくなるんだもん!びっくりしたよ〜』
唯「ご、ごめんごめん」
唯『どうしたの?』
唯「アナタの世界の琴吹さんってどんな人?」
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 04:39:54.38 ID:SG8lulnjO
唯『ムギちゃんは可愛いくておっとりぽわぽわで力持ち!』
ちょっと良く分からないぞ私。
唯「イジメられたりとかしてない?」
唯『ムギちゃんがイジメられる何てありえないよ!澪ちゃんから聞いた話し怒ったら怖いみたいだよ!』
唯「そっか……」
唯『そっちはイジメられてるみたいだね…ムギちゃん』
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 04:40:07.62 ID:VYYr1Lw+0
どじっこりっちゃん…だと…
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 04:43:58.18 ID:SG8lulnjO
唯「うん…今日一緒に帰ったらイジメてる人から私を助けて欲しいって言ってた」
唯『そうなんだぁ……助けようよ!』
唯「でも…次は私が…」
唯『イジメの標的になるって言うんでしょ〜?』
唯「うん…だから無理」
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 04:49:50.68 ID:SG8lulnjO
唯『でも…友達なんでしょ?』
唯「ち、違うよ!琴吹さんとはただのクラスメイトだから…」
唯『う〜ん…何で友達作りたく無いの?』
唯「だって…友達なんてウザイじゃんお互い気を使ったり…私はもっとスムーズに生きたいから」
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 04:56:35.25 ID:SG8lulnjO
唯『友達はウザくなんか無いよ!それに…私は助けるよ!例え友達じゃなくても!』
唯「口だけなら何とでも言えるよ…じゃあ私やる事あるから」
唯『頑張ってね!』
唯「バイバイ……」
はぁ……向こうの私は考えが幼稚だ。
きっと親に甘えまくってるに違い無い。
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 05:19:42.07 ID:SG8lulnjO
すみません寝ます
起きたら書きます必ず全て終わらせます
今日中な
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 05:30:49.72 ID:6jbZw26W0
ハルヒ反転世界SSは面白かった
何が良いってハルヒがすごく可愛い
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 05:51:27.44 ID:Ez93TRMEO
保守
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 06:19:09.12 ID:gIMZ195g0
続きが気になる…
保守
ほ
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 07:55:16.83 ID:LXs3G0n0O
ほし
>>85 謙虚なハルヒは超可愛い
だが一番可愛いのは貧乏な鶴屋さんな
けいおんならちょっと前に唯「鏡の世界」ってヤツがあった
これはしおらしいりっちゃんがすごく可愛いかった
今回も期待だ
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 08:11:44.44 ID:jZd5c+kX0
和ちゃんは結構そのまんまなんだな。
澪がどうなってるか。
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 08:12:11.12 ID:WNAtQ3GpO
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 08:21:49.45 ID:6akALRZfO
, -────‐- __
<::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::>| iィi
,、/:::::::, ィ ´ ̄ ̄ ̄ ` 、::::::::::! / |
_ //:::::ィ_´..:::´ ̄ ̄ ̄ ̄ `ヽ|::::::::::ヾ___{
| \//イ::::::::::::::::::::::::::::::{::::::::::::::::::ハ:::::::::: |ヽ::::ヘ
| ィ:::::::/:|:::: |::::: |::::::::::ハ:::::::::::::i::::::|:::::::::::| .、\:i
|_イ .|:::::/::::|:::::|:::::::|:::::::::| ∨:::::::|:::/|:::::::::::|、 ヾ、.\
. / ,イ:::/|: ハ:::ハ:::::|,:::::: | ーヽ--W .|::::::::: |'ヘ ハ ヽ \
/ / |:/:::|/ -{‐<{ヽ::::| ヽ/_ |::::::::::| ハ ハ } ',
/ / .〉{::::|、 ___ ` ヽ:| /⌒O.|::::::::リ .}| { | i
. / ./ ハ|:::| ヽO´ ` |::::::::,、ノ::|__,! `ヽ{ ふぇ・・・保守
. }__/ /:::,ィ::::|、::ハ _ |:::::/.|::/|:::::::|
}/.|::/| >!、 (` ̄ ̄´ ) ィ:: / |' |:::::::|
|': :| / `>‐- ニ二 ニ < } |::/ .`i .|::::::′
. ヽ| | ヽ:::∨ /::::::/ }/ | .|/
| ヽ:∨ ./::::::/ j
.} _ イ::::',./::::::/7`ー-- ,-'
!-< {ゝ:: !:::∠/ ,イ
ハ ヘ__`_´_./ / {
}_' ∨ ハ / / ノ
/::} iー:/ /‐='`ヽ
/:::::! .|::f /::::::::::::::::ヽ
__∠__:::::::ヽ__ ノ::::` ー ′____ i
/´ /  ̄ ̄ ̄ヽ`ー7´ ̄ ヽー 、
! { |:::::ハ | ヽ
ヽ、 __ヽ_ ._ノ:::::::::ヽ _____/____ノ
 ̄ ̄¨ ¨` ー ´
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 08:55:58.40 ID:LXs3G0n0O
>>91 「涼w宮wハwルwヒwのw反w転」でググれ
面白いのスレタイが検索しにくいんだよな
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 08:56:46.59 ID:yuBTcmCbO
鏡の世界のりっちゃんはマジやばい
最後まで勃起が収まらなかった
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 09:29:04.06 ID:hbj3IxAzO
>>96 鏡の中のお前がお前を見たら泣くだろうな・・・・・
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 09:50:59.88 ID:gIMZ195g0
ほっしゅ
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 09:55:54.20 ID:yuBTcmCbO
ミラームギちゃん欲しいんだけどどこに行ったらいい?
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 10:28:00.75 ID:yuBTcmCbO
た
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 11:32:36.16 ID:yuBTcmCbO
は
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 11:46:40.93 ID:PRidvPekO
103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 12:11:16.73 ID:SG8lulnjO
憂「お姉ちゃんただいま〜」
憂が帰って来た。
私は玄関まで憂を向かえに行く。
唯「おかえり憂」
憂「うん!…あ、お姉ちゃんあの今日一緒にいた人お友達なの?」
唯「違うよ」
憂「そうなんだ…」
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 12:15:51.40 ID:yuBTcmCbO
再開来たー
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 12:16:04.76 ID:LXs3G0n0O
来たか支援
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 12:18:12.02 ID:SG8lulnjO
憂「あ……今日梓ちゃんって言う人とね一緒にお昼食べたんだ〜」
唯「よかったじゃん…」
うんうん、妹が学校生活を満喫してる。
憂「梓ちゃんってダジャレばっかり言って面白いんだよ〜」
唯「親父っぽいの?」
憂「ううん!とっても可愛いの!」
107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 12:21:34.95 ID:SG8lulnjO
憂「今日も私の名前を聞いた後に初々しいねって言ってたんだぁ〜」
ハハッ渇いた笑いしか出ないなそりゃ。
唯「そっか…あ、今日はカレーだから少し早めに作るね」
憂「私も手伝いたい!」
唯「それはダメ」
秋山さんはヤンキーでしょうか?
登場期待しております。
109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 12:29:51.52 ID:SG8lulnjO
カレーを食べ終わり私達はテレビを見ていた。
憂「辞めちゃったみたいだね…」
唯「次の総理もすぐに辞めるよ」
それより何処も特番組ん出てウザイんだよね。
唯「先に風呂入っていい?」
憂「うん!」
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 12:35:41.27 ID:SG8lulnjO
唯「はぁ………」
温かいお湯が私の体を包む。
唯「助けて…か」
琴吹さんの顔を思い出す。
彼女とは垢の他人なのに…彼女を助けたいを助けたいと言う気持ちで私はいっぱいだった。
その気持ちはこの浴室のお湯みたいに少し動けば溢れてしまいそう。
だけど私にはそんな勇気が無い。
ただ傍観するだけしか出来ない。
111 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 12:38:24.80 ID:RhAEAAfC0
昼休みなのに支援してくれる人減ったな
別の時間にもう一回立て直したほうがいいんじゃね?
>>111 夜は夜で楽しみたいものがあるかららめぇ><
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 12:52:45.27 ID:f5tU0pfNO
>>111 お兄ちゃんのところみたいになったら困るからこのままで良い
114 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 13:00:06.45 ID:SG8lulnjO
翌日の朝。
私は目覚まし時計の音で目を覚ました。
今日は目覚まし時計に勝てなかった…。
ベットの下から鏡を取り出すが真っ暗だ。
きっと向こうの私はまだ寝ているんだろう。
鏡をベットの下に直す。
一回の欠伸、私はベットから離れキッチンに。
憂と私の弁当を作らなきゃ。
小言っぽくてあまり言いたくないが「ベッド」な。
がんばれ、支援。
116 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 13:14:27.55 ID:SG8lulnjO
二つの弁当を作り終え麦茶を飲む。
そろそろ憂が起きる頃だ今日は少し早く学校に行こう。
琴吹さんと少し話しをしたい。
憂「おはよう……」
目を擦りながら憂は現れた。
気付か無かった私は少し体がビクッとなった。
唯「お、おはよう…」
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 13:18:39.01 ID:7q80+hDzO
しえ
118 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 13:21:10.74 ID:SG8lulnjO
唯「あ……今日は私少し早く行くから」
憂「う、うん…」
唯「じゃあ制服に着替えるから…憂はまだ行かなくていいよ」
憂「まだ眠いもん…後から行くねぇ〜」
唯「わかった…弁当はそこにあるからね」
支援
120 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 13:32:07.95 ID:SG8lulnjO
唯「じゃあ行ってくる」
憂「うん!バイバイ〜」
唯「バイバイ」
今日はいい天気だ。
温かく心地良い風が私の髪をなびかせる。
唯「琴吹さんいるかな……」
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 13:39:08.01 ID:SG8lulnjO
学校に着いて教室に行く。
琴吹さんは……いた。
だけど、またイジメられている。
消しゴムのカスを頭にかけられたり…アイツら消しゴムの使い方を知ってんのか?
琴吹さんは私に気付き私の方を少し見る。
そして視線をまた同じ場所に戻す。
ごめん…琴吹さんやっぱ助けられそうに無い。
122 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 13:41:45.01 ID:jZd5c+kX0
ベットはドイツ語で医療関係者がよく使っていたらしくその名残もあるとか
123 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 13:45:34.04 ID:SG8lulnjO
澪「おい!おまえら」
隣のクラスの…名前何だっけ?まぁとにかく黒髪ロングが琴吹さんをイジメている人達に話しかけている
律「琴吹さん、可哀相だからね?やめよ」
でも確かこの黒髪ロングは田井中さんと仲が良かったような気がする。
紬「………………」
124 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 13:49:36.46 ID:vwYG9kNw0
聡「姉ちゃん放してよ!」
律「いいからパンツ脱げよ」
聡「なんでこんな事するんだよ」
律「…これか、これが澪のが中に入ったのか」
聡「やめてくれよっ」
律「おとなしくしろっ私が綺麗にしてやるっ」ハムッ
聡「ううっ…姉ちゃんやめてっ汚いよ」
律「おとなしくしないと食いちぎるからなっ」ハムハムッ
125 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 13:56:57.11 ID:g0jb2GYu0
C
126 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 13:58:11.80 ID:SG8lulnjO
はぁ?ちょーウザイ。
何コイツウザイんですけど〜っと琴吹さんをイジメてる奴らは黒髪ロングと田井中さんを罵っている。
だけど私は知ってる。
この黒髪ロングには色々と伝説がある。
例えば…電車の中でお尻を触って来た男をグーで殴り失神させたり。
セクハラをしてきた教師を一本背負いしたり。
とにかく彼女は気が強いらしい。
確か…合気道も習ってると聞いた事もある。
127 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 14:17:26.44 ID:g0jb2GYu0
書き溜めてないのか
128 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 14:20:15.62 ID:SG8lulnjO
澪「律から聞いたよイジメなんかするな!」
律「可哀相だよ…」
イジメてる人達は少しビビってる。
ざまぁみろだ。
それに、私もここぞと言わんばかりに彼女達に言ってやった。
唯「本当に不愉快何だよねアナタ達がそー言う事やってるのを見ると」
琴吹さんは黙って下を向いているがきっと…ざまぁみろと思ってるに違い無い。
129 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 14:22:19.76 ID:faa+eawDP
おい唯、余計に質悪いぞ
澪「今後一切彼女をイジメるなよ」
唯「そうそう、退屈な時間がさらに退屈になるから」
律「可哀相だからもうしちゃダメだよ?」
イジメてる人達はぶつくさと言ってそれぞれ自分の席へ座っていった。
紬「……………」
唯フラグ立ったな、狙われフラグ。
132 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 14:39:58.65 ID:SG8lulnjO
唯「大丈夫?琴吹さん」
紬「うん……ありがと」
澪「いやいや、いいよまたイジメられたりしたら私に言うんだぞ」
紬「ありがと…」
唯「次は私が標的になるかもだからそん時は私も頼んでいい?」
澪「あぁ、いいよえーと…」
唯「平沢唯だよ」
133 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 14:43:32.32 ID:Pw5Uxm1/O
実際はこの紬みたいな奴はあんま苛められないよな
この唯みたいな奴の方が格好の標的だろ
134 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 14:43:59.50 ID:SG8lulnjO
澪「平沢か…わかった今日はありがとう」
唯「へ?何が?」
律「琴吹さんのイジメを助けてくれた事だよ〜」
唯「ち、違う助けた分けじゃ…ほら、不快だったからさ」
紬「平沢さんありがとう…」
唯「アハハッ……」
実は律と澪はいじめっことつるんでいたという罠
136 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 14:55:34.48 ID:SG8lulnjO
授業が全て終わり私は琴吹さんと一緒に帰っていた。
紬「私ピアノが趣味なんだ…」
唯「へー凄いね」
紬「私のお家貧乏だからお家にあるピアノぐらいしかやる事無くて…」
今日の琴吹さんは妙に饒舌。
イジメから開放された事がよっぽど嬉しいんだろうね。
138 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 15:00:03.42 ID:SG8lulnjO
紬「じゃあ私こっちだから……」
唯「あ…うん、バイバイ」
紬「うん……えと、私達って友達だよね?」
唯「あー…アハハ」
まぁ一人ぐらい友達がいても問題ないよね。
唯「そうだよ…じゃあまたね」
紬「うん!」
140 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 15:03:24.70 ID:SG8lulnjO
唯「ただいまー…」
憂「あ!お姉ちゃんおかえり」
梓「お邪魔してまーす」
唯「えと憂…誰この人?」
梓「中野梓でーすよ」
日本語不自由なのか
143 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 15:09:36.79 ID:YS6K5fRN0
144 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 15:10:40.42 ID:SG8lulnjO
憂「私のお友達だよ」
唯「そ、そうなんだよろしくね」
梓「あはっ!よろしくです」
何だか変な子だな。
梓「先輩もぷよぷよで私と勝負しましょー!」
馴れ馴れしいなこの子…私に抱き着いて来たよ。
146 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 15:12:13.23 ID:faa+eawDP
あれ? 皆反転してる方が可愛いぞ……
147 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 15:15:00.73 ID:SG8lulnjO
唯「きょ…今日は疲れたから大丈夫だよ」
梓「残念…先輩お腹がぷよぷよしてますね〜」
うるさいよ!
唯「アハハ…じ、じゃあ私は部屋に行くから」
梓「えーー!」
私は梓を無理矢理振りほどき自分の部屋に戻った。
馴れ馴れし過ぎるこんな奴見た事ないぞ。
148 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 15:19:56.21 ID:2cs6KWCS0
支援
149 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 15:22:04.44 ID:SG8lulnjO
私はすぐにベッドから鏡を取り出す。
唯『あ!来た来た澪ちゃーん来たよ!』
澪ちゃん?それに鏡に写ってるのは何時もの向こうの私の部屋じゃない。
多分…学校だ。
澪『だから…鏡に写ってる唯が喋る分けないって言ってるだろ…』
唯「秋山さん…?」
澪『しゃ…喋った!』
150 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 15:29:38.40 ID:SG8lulnjO
唯『ほら!鏡の中に澪ちゃん写って無いし私が喋ってる』
律『す、すげー!』
紬『これって…何かの魔法かしら?』
梓『こんな事信じられません…』
唯「ちょ…え?もしかして…喋ったの?」
唯『うん!』
うん!じゃないよ…あぁ頭が急に痛くなってきた。
151 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 15:32:07.69 ID:aL0OOYZO0
これは面白いww支援
当たり前っちゃ当たり前だけど、『』と「」になってて分かり易いな。
152 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 15:34:00.30 ID:cJ01cK/YO
>>142なんでもかんでもゆとり使っちゃいけませんよ屑助さん^^
153 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 15:40:55.08 ID:SG8lulnjO
唯「ど、どうしよう…なんで喋ったの?」
唯『だってそっちの世界の私を見て貰いたかったから!』
この子は考え無しに行動してるよ…。
それに琴吹さんや秋山さん田井中さんや梓ちゃんもいるし…。
紬『そっちの世界の私はどうなの?』
律『いや!先に私が!』
梓『わ、私も知りたいです』
澪『………喋った』
信じてるこの人達もこの人達だよ。
普通SONYか何処かが作った通信機器と思うでしょ…私は思わなかったけど。
154 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 15:42:12.81 ID:7t4+ko8XO
iPadという落ちか
155 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 15:44:43.59 ID:SG8lulnjO
唯「えーと……」
紬『何だかこの唯ちゃんカッコイイわね〜』
律『キリッとしてるな!』
うるさいなぁ…。
梓『そっちの唯先輩はバンドやってるんですか?』
唯「あ…やってないよ梓ちゃん」
梓『あ…梓ちゃん…』
156 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 15:50:29.53 ID:2cs6KWCS0
支援
157 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 15:50:36.39 ID:SG8lulnjO
律『私は?私は?』
この田井中さんは何だかうらさそうだなぁ…。
カチューシャしてるし。
唯「私がって何が?」
律『名前だよ何て呼んでる?』
唯「あぁ…えーと田井中さん」
律『田井中さんだってー!』
唯『田井中隊員!』
さっきのうるさいって思った事をもの凄くうるさいに訂正するよ。
158 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 15:52:51.53 ID:yuBTcmCbO
やっぱり澪は俺の嫁だな
159 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 15:54:13.41 ID:SG8lulnjO
唯『ねーねーキリッってするから見てて〜』
律『わかったわかった』
唯『キリッ!』
紬『わぁ〜凄くカッコイイわ〜』
確かに何だかこの琴吹さんはぽわぽわしてる。
澪『アハハ…喋ってる』
秋山さんは何故か隅っこで震えている。
どうしたんだろう?
160 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 15:59:17.64 ID:yuBTcmCbO
支援ー
投下しながら時々他スレに書き込むとさるさん食らいづらくなるよ
161 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 15:59:50.32 ID:SG8lulnjO
唯『そーいえばムギちゃんはどうなったの?』
紬『私がどうかしたの?』
唯「こっちでは琴吹さんはイジメられてるから…」
紬『そうなの?それは許せ無いわね…』
唯「でももう大丈夫だから…秋山さんと田井中さんが助けた」
澪『わ、私が?』
162 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 16:03:46.04 ID:SG8lulnjO
唯「うん、秋山さんがおまえらやめろぶっ殺すぞって」
澪『そっちの私はそんな性格なのか…』
少し嘘も混じってるけどね。
唯『私は何もしてないの?』
唯「いや…少しだけ言ってやったよ迷惑って」
紬『ありがとうね唯ちゃん』
163 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 16:05:45.00 ID:YydRCAww0
猿支援
164 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 16:06:25.30 ID:lhzz8nRKO
スレ立て頼めませんか?
165 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 16:07:54.88 ID:SG8lulnjO
梓『私はどんな性格ですか?』
唯「今家に来てるよ」
梓『ほ、本当ですか?』
唯「うん…私にいきなり抱き着いて来たからびっくりした」
梓『私が唯先輩に抱き着いたなんて…信じられません』
唯「自分でも抱きしめてればいいのにね」
166 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 16:12:30.36 ID:SG8lulnjO
律『あ…もうこんな時間だな〜』
澪『か、帰ろうか』
うん、それがいいよ。
唯『だね〜じゃあ帰ろうよ!』
紬『そうね〜』
唯『あ…私ちょっと待っててね』
唯「う、うん」
167 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 16:20:34.65 ID:e9U0MStx0
しえん
和はあんまし変わってないのか
168 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 16:23:33.77 ID:faa+eawDP
>>167 性格はそのままでスペックだけ超劣化とか
169 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 16:23:55.74 ID:SG8lulnjO
唯『おまたせ〜』
鏡に写っているのは青空と私。
みんなはもう帰ったらしい。
唯「う、うん…あのさ」
唯『なぁに?』
唯「あの人達は友達?」
唯『うん!それに放課後ティータイムのメンバー何だよ!』
170 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 16:28:37.28 ID:yuBTcmCbO
>>168 そんなののどかじゃない
ってかこのSSだと基本外見は同じなんじゃね
171 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 16:30:32.60 ID:SG8lulnjO
唯「そ、そーなんだ…」
唯『うん!私はバンドやらないの?』
唯「やらないよ…疲れるだけだからね」
唯『えー面白いのに!』
バンドか…いかにも青春って感じ。
何だか向こうの世界の私は凄く楽しそうだ。
何も悩みが無いって感じがする。
172 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 16:31:28.15 ID:faa+eawDP
>>170 いや外見じゃなくて、頭悪くて運動音痴になってるとか
要するに見た目と性格は和で、能力は唯みたいな
けいおんあんま関係なくね
174 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 16:36:27.85 ID:SG8lulnjO
唯「あ……そー言えば私の押し入れの中にギターがあったっけ」
唯『ほ、本当!?』
唯「うん…確か…お父さんが使ってた奴持ってくるね」
唯『うん!』
随分長い間触っ無いから忘れてた。
小さい頃は夢中で練習してたっけなぁ…。
結局、指が届かなくて三日で辞めたんだけど。
175 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 16:40:41.02 ID:vwYG9kNw0
男に頼る和
おまえみたいな奴と付き合っててえ…って顔する唯
176 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 16:42:05.66 ID:SG8lulnjO
唯「あったあった…これだよ」
唯『ギ、ギー太!』
唯「ギー太って誰?」
唯『そのギターの名前だよ!やっぱりギー太はそっちの世界でも受け継がれてるんだね!』
ハハハ…何だそりゃ。
面白い、支援
178 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 16:48:07.28 ID:SG8lulnjO
唯『私も帰ったら見せたい物があるんだ!』
唯「へー何?」
唯『私達が文化祭で演奏したDVDがあるんだ見たい?』
唯「ちょっと見たいかも…」
唯『わかった!家に着いたらすぐ見せるからね!』
179 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 16:53:25.47 ID:SG8lulnjO
それから私達はたわいのない話しをしていた。
主に向こうの私が話して私は適当に頷く。
しっかし…本当にこの私は憂に似てる。
語尾が伸びる話し方も笑い方も性格も似てる。
聞いてなかったけど向こうの世界の憂はどんなんなんだろう?
凄く気になる。
180 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 16:54:14.32 ID:e9U0MStx0
しえ
181 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 16:54:27.63 ID:yuBTcmCbO
支援
182 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 17:02:34.86 ID:SG8lulnjO
唯『着いたよー!』
唯「あ、うん知ってる」
唯『じゃあ私DVD探してくるから待ってて〜』
唯「わかった」
唯『あ…憂ー!こっちに来てー』
憂『なぁにお姉ちゃん?』
唯『私が退屈だと思うから鏡の中の私と話してていいよー』
唯「……………え?」
183 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 17:03:33.65 ID:B0+82yEg0
C
184 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 17:05:27.78 ID:e9U0MStx0
こっちの平沢家も親は留守なんだな
185 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 17:06:04.10 ID:ezIcIdMJO
この唯は憂が自立したら壊れそう
186 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 17:09:40.03 ID:SG8lulnjO
鏡の中には私の妹、憂が写っている。
何だか雰囲気が違うなぁ…。
憂『お姉ちゃんが言ってた事本当なんだ…』
唯「う…憂?」
憂『あ…そっちの世界のお姉ちゃん初めまして平沢憂です』
唯「うん……」
何だかしっかりしてるなぁ…。
187 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 17:16:24.57 ID:SG8lulnjO
唯「こ、こんにちは」
何だか妙に緊張してる。
憂『う、うん…あの、そっちの世界の私って何してるの?』
唯「今は梓って子と遊んでるよ」
憂『そっちの世界でも梓ちゃんと友達何だ…よかった』
どうやら、こっちの世界もあっちの世界も優しいのは変わって無いみたいだ。
よかった…。
188 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 17:18:31.49 ID:ghhZ2+XNO
しえん
189 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 17:21:45.63 ID:MuYyJUBwO
C
190 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 17:22:51.66 ID:SG8lulnjO
唯『DVD見つけたよー』
憂『あ…お姉ちゃん!』
唯『そっちの世界の私はどう?』
憂『うん、優しそうでカッコイイよ』
唯「……………」
唯『そーなんだ!あ…すぐDVD見せるからね〜』
向こうの世界の憂は何か嫌だな。
嫌いって意味じゃない…ただ私はもっと憂の世話がしたい。
191 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 17:28:55.05 ID:SG8lulnjO
唯『じゃあDVD見るからね〜』
唯「うん…」
唯『私達の演奏凄いんだからね〜』
唯「大丈夫期待はしてないから」
唯『酷い!あ…始まるよ』
192 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 17:37:16.11 ID:SG8lulnjO
私は最初はただ見てた。
何も考えずに何と無く見てた。
だけど…いつの間にか私は虜になっていた。
放課後ティータイムの虜に、演奏はただひたすらにカッコよかった。
演奏が終わり私の頭の中にある一つの考えが浮かんだ。
バンドがやりたい。
193 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 17:42:13.90 ID:WNAtQ3GpO
しぇん
194 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 17:46:42.92 ID:SG8lulnjO
唯『どーだった?』
唯「カッコイイよ凄く」
唯『えへへ〜ありがとう!』
唯「ね…ねぇ私も…」
唯『なぁに?』
唯「いや…何でも無い……」
このバンドをやりたいって感情は一時的な感情だ。
すぐに、消えるだろう。
ただ…少し羨ましい私より充実した毎日を向こうの私は過ごしている。
195 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 17:49:51.00 ID:lv83Ds1k0
支援
196 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 17:55:15.30 ID:SG8lulnjO
思えば私は今までずっと同じ毎日を繰り返してた。
小学校でも中学校でも今もそうだ…。
友達なんか今まで出来た事何てなかったし…私はワイワイ騒いでる人間を頭の中で馬鹿にするだけだった。
次第に友達何かいらない…私はそう思うようになっていた。
だけど…さっきのDVDを見て私は確信した。
私はただ友達がいない寂しさを人間を馬鹿にする事で紛らしている。
本当は友達が欲しいんだ私は…。
197 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 18:03:26.32 ID:SG8lulnjO
向こうの世界の私が本当に羨ましい。
唯『おーい!聞いてる〜?』
唯「あ……う、うん」
唯『大丈夫ぅ?何か考えてたみたいだけど…』
唯「いや…何でも無いよ…憂のご飯の支度するからまた明日ね」
唯『うんバイバイ〜』
198 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 18:04:25.36 ID:e9U0MStx0
しええ
199 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 18:05:33.75 ID:Jxi4fabqO
キモヲタワールド
200 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 18:09:49.76 ID:SG8lulnjO
唯「はぁ………」
憂「あ、お姉ちゃんどうしたの?ため息なんかして」
唯「いや…何でも無いよ…えっと梓ちゃんは?」
憂「ついさっき帰ったよ」
唯「そっか…ご飯作るねパスタでいい?」
憂「う、うん」
201 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 18:14:33.81 ID:yuBTcmCbO
試演
しえん
203 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 18:27:15.26 ID:SG8lulnjO
憂「お姉ちゃんアイス食べていい?」
唯「ダメご飯を食べてからならいいよ」
憂「じゃあ我慢する〜」
唯「うん、後もう少しで出来るから待っててね」
憂「うん!」
204 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 18:29:42.92 ID:SG8lulnjO
唯「出来たよ」
憂「わぁ!カニクリームだぁ」
唯「好きだもんね…でも服を汚さ無いように食べてね」
憂「うん!いただきまーす」
唯「いただきます」
しえん
206 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 18:33:16.75 ID:SG8lulnjO
憂「ごちそうさま〜」
唯「美味しかった?」
憂「うん!アイス食べていい?」
唯「いいよ、私の分も食べていいから」
憂「ほ、本当に?」
唯「いいよ」
憂「ありがとう!」
207 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 18:46:23.56 ID:SG8lulnjO
ついさっき見たライブ映像が私の頭の中でぐるぐる。
ライブがやりたい一時的な感情寝れば忘れる。
今日はもう寝よう布団を被りベッドに身を任せる。
しばらく天井を見ながら考え事。
琴吹さんは確かピアノをやっている。
私がギターで琴吹さんがピアノ。
いいや考えるのはよそう。
バンドがやりたい何て考えるのはよそう。
寝れば忘れる。
私は静かに瞼を閉じた。
208 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 18:51:16.72 ID:zW0vYy4u0
いいね
209 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 18:51:37.31 ID:SG8lulnjO
憂「お姉ちゃん起きて」
唯「ん………憂?」
憂「もう7時だよ」
唯「え!ご、ごめん目覚ましは…セットし忘れてる…」
憂「えへへ…今日は私の方が早起きだね」
210 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 18:54:14.27 ID:g+OndPw80
支援
211 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 18:54:52.59 ID:SG8lulnjO
唯「ごめん弁当作れなかった…」
憂「えへへ〜じゃーん!」
憂が私の前に差し出して来た物は一つの弁当箱。
唯「え?……まさか」
憂「うん!…お姉ちゃんのお弁当だよ作るのに二時間掛かっちゃった!」
唯「憂……うぅ…」
212 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 18:58:21.73 ID:SG8lulnjO
涙腺が思わず緩み私は涙を流した。
憂「お、お姉ちゃん何処か痛いの?」
唯「違うよ…嬉しいんだよ」
憂「そうなんだぁ!よかったぁ〜」
唯「ありがとう憂」
213 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 19:04:54.56 ID:SG8lulnjO
唯「制服に着替えるから待っててね」
憂「うん!」
とうとう…一人で弁当作れるようになっちゃったか…。
嬉しいような悲しいような。
こうやって巣立って行くんだなぁ…と思うとまた悲しくなる。
胸に迫るものがあるな
215 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 19:07:53.48 ID:NgrTkJuXi
なんか文章のところどころに書き手の知能障害がみられるんだが
216 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 19:09:52.99 ID:SG8lulnjO
唯「よし…行こうか」
憂「うん!」
家を出て二人で歩く。
鞄には憂が作ったお弁当とあの鏡。
唯「今日のお昼楽しみだよ」
憂「えへへ…味は保証出来なよ!」
唯「大丈夫きっと美味しいよ」
217 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 19:14:23.99 ID:SG8lulnjO
憂「じゃあね!私、教室に行くから」
唯「うん今日はバイトだから先に帰ってるから」
憂「うんバイバイ〜」
憂は早足で二年の教室へ向かった。
私も行こうかな。
218 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 19:17:45.32 ID:gitNWPtfO
支援
219 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 19:22:26.23 ID:SG8lulnjO
紬「おはよ…」
唯「琴吹さんおはよう」
紬「うん…」
はぁ…バンドかぁ。
結局忘れなかったな…しかも昨日より気持ちが強くなってる気がする。
律「きゃあっ!」
また田井中さんがこけたみたい。
220 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 19:25:30.53 ID:gfLAyMZ40
しえん
221 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 19:27:57.05 ID:SG8lulnjO
紬「大丈夫…?」
律「アハハまたこけちゃった」
唯「はぁ……カチューシャか何かすればいいのに」
律「小さい頃はしてたんだ〜カチューシャ」
唯「じゃあ…どうして今はしてないの?」
222 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 19:29:20.34 ID:yuBTcmCbO
支援
223 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 19:33:32.33 ID:SG8lulnjO
律「澪ちゃんからしない方がいいって言われたんだよ〜」
唯「そっかぁ…あれ?田井中さんの鞄の中にある棒みたいな奴って何?」
律「棒じゃないよ〜ドラムスティックだよ」
紬「ドラムスティック?」
唯「田井中さんってドラムやってるの?」
律「うん、ドコドコドンって叩いてるよ」
224 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 19:39:08.71 ID:SG8lulnjO
律「澪ちゃんはベースやってるんだぁ〜カッコイイんだよ」
唯「そ、そーなんだ……バンド組めるね」
紬「バンド…?」
唯「私がギターで琴吹さんがピアノ田井中さんがドラムで秋山さんがベース」
律「なんか面白そうだー!」
唯「冗談のつもりで言ったからあまり真に受けて貰っても困るけどね」
紬「平沢さんギターしてるの…?」
225 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 19:44:34.95 ID:7t4+ko8XO
何もないところでころぶりっちゃん可愛すぎる
226 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 19:45:21.81 ID:SG8lulnjO
唯「してないよ…持ってるけど」
紬「すごい…」
律「バンドやらないの?」
唯「だから冗談だって…」
律「残念だなぁ」
唯『うおっ!真っ暗』
唯「…………え?」
227 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 19:49:03.28 ID:yuBTcmCbO
支援
みんな実況か?
228 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 19:51:33.99 ID:MDwm4G7uO
ずっと見ているお
見てるぞ
230 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 19:54:20.45 ID:NgrTkJuXi
早くかけ
早く早く
232 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 19:59:21.09 ID:SG8lulnjO
唯『いっつもこの時間は真っ暗なんだぁ〜』
紬「え……?」
律「空耳だ!」
律『そっかー』
紬「平沢さん何か聞こえる…」
唯「アハハハそ、空耳だよー!今日は空耳がよく聞こえる日だなぁー」
唯『私の声が聞こえた!』
233 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 19:59:46.20 ID:g+OndPw80
おい
234 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 20:03:00.13 ID:SG8lulnjO
律「平沢さんの鞄の中から聞こえるー!」
紬「………………」
唯『おーい私!おはようー!』
私の馬鹿…大馬鹿野郎。
唯「ちょっと二人共トイレに行こうか」
235 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 20:03:05.56 ID:TdHyVjoEO
支援
236 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 20:04:22.11 ID:NgrTkJuXi
なぜ隠そうとする唯
>>236 面倒事を増やしたくない性格だからじゃない?
238 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 20:09:22.98 ID:SG8lulnjO
律「どーしたの?トイレに私達を誘って」
紬「うん……」
律「鞄まで持って来て何かあるの?アメくれるの?」
唯「違う…えーと、これから言う事は誰にも言ったらダメだよ」
239 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 20:13:55.76 ID:SG8lulnjO
・・・・・・
唯「…と言う分けで」
律「それは嘘だよ〜」
紬「私、信じるよ…」
唯『おーい無視しないでー』
唯「ありがとう…じゃあ鏡見せるからね」
紬「うん…」
240 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 20:14:07.88 ID:faa+eawDP
パラレル状態の方が可愛いのは普段とのギャップだろうか
教えてくれ五飛……
241 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 20:14:44.74 ID:7t4+ko8XO
りっちゃん可愛すぎるる
242 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 20:22:02.03 ID:SG8lulnjO
唯『うおっ!ムギちゃん』
琴吹さんは少し体をビクッとさせた。
紬「おはよ……」
唯『おはよー!えーと…りっちゃん?』
律「本当の本当だったんだ!凄いね!」
唯『前髪下ろしてる!りっちゃん可愛い〜』
243 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 20:24:27.10 ID:ghhZ2+XNO
C
244 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 20:26:00.53 ID:SG8lulnjO
唯『ムギちゃんりっちゃん来て来てー!』
紬「ムギちゃんって誰なのかな?」
唯「琴吹さんの事だよ」
紬「あだ名なんだ…嬉しい」
律「平沢さんこの鏡凄いねー」
唯「はいはいそうだね」
245 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 20:29:21.12 ID:g+OndPw80
支援
246 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 20:30:53.72 ID:lhzz8nRKO
んー支援!
247 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 20:31:58.54 ID:SG8lulnjO
唯『ほらー鏡見て』
紬『何だかドキドキするわね〜』
紬「わ、私だ…」
紬『おはよう私』
紬「おはよ……」
唯「緊張してるの?」
紬「うん……」
248 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 20:36:57.76 ID:9d7nlXTP0
紬のことだから説教でもしそうだな
249 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 20:37:25.48 ID:SG8lulnjO
律「私はいるのー?」
律『いるぞー!うおっカチューシャどうした!』
律「澪ちゃんが外したほうがいいって言ってくれたんだー」
律『そ、そっか…アハハ澪ちゃんか…』
唯『りっちゃん可愛い〜』
律『う、うるさいぞ!』
律「ありがとー!」
250 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 20:41:04.04 ID:SG8lulnjO
唯「ちょっと私!」
唯『なーに?』
唯「いきなり話しかけたらバレちゃうでしょ!」
唯『もうバレてるよ!』
唯「そ、そうだね…」
律「そっちの世界の私達はバンドやってるんだよねーいいなー」
251 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 20:42:26.05 ID:7WsM9a+30
支援
252 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 20:45:49.87 ID:SG8lulnjO
律『そっちの世界の私はドラムやって無いのか?』
律「やってるよドコドコドンッって」
紬『私はキーボードやってるの?』
紬「ううん…ピアノなら出来るよ」
唯『バンド組めばいいじゃん!』
唯「えーと……」
律「さっきやろうって誘われたんだよ」
ヾ(*0w0)ノシ <ドンドコドーン
254 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 20:49:27.41 ID:SG8lulnjO
唯「ち…違うあ、あれは冗談のつもりで…」
紬『やらないの?』
唯「いや、でも…」
紬「私やりたい…」
律「私もやりたい!」
唯「ど、どーしても二人がバンドしたいって言うならやってもいいかな…」
唯『素直じゃないなぁ〜』
255 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 20:55:11.77 ID:SG8lulnjO
律「じゃあ私達でバンド組むの決定ね!」
唯「う、うん…」
唯『あれ?澪ちゃんとあずにゃんは?』
唯「え?三人でいいじゃん」
律『こっちの世界は五人でやってるんだぞ』
紬「五人か……」
律「私が澪ちゃん誘ってみるよ!」
256 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 21:08:46.56 ID:NBQafVoo0
C
257 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 21:15:37.88 ID:yuBTcmCbO
し
258 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 21:17:16.56 ID:SG8lulnjO
唯「もし秋山さんが入ったら四人でやろう」
唯『あずにゃんは?』
唯「あの人はいいや」
紬「いいの……?」
唯「うん、いいや」
律「あ!そろそろ授業始まるよ!」
259 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 21:20:12.95 ID:SG8lulnjO
唯「じゃあ教室に行くけどもう話しかけて来たらダメだから」
唯『うんわかったぁ』
本当にわかってんのかな?
唯「じゃあ…田井中さん琴吹さん行こう」
紬「うん…バイバイ私」
紬『また会いましょうね〜』
律「バイバーイ」
律『あぁ…またな』
梓涙目w
261 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 21:21:36.08 ID:FSbfu61YO
この唯のしゃべり方はレールガンの木山先生っぽい
なんとなく憂がぽちゃってるいめーじ
263 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 21:38:20.11 ID:Pw5Uxm1/O
264 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 21:38:57.45 ID:SG8lulnjO
さわ子「琴吹ぃっ!田井中ぁっ!平沢ぁっ!」
唯「は、はい!」
さわ子「遅いわよ!5分前行動!心にゆとりを持って行動しなさいって何時も言ってるでしょ!」
また始まったよ…。
唯「すみません」
紬「ごめんなさい…」
律「すいませんー」
さわ子「三人共座りなさい授業始めるわよ!」
265 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 21:39:11.12 ID:SLAb3CgBO
唯の外見は姫子に似てそう
こういうクールな唯はEDの唯しかイメージできないな…
267 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/04(金) 21:45:21.09 ID:SG8lulnjO
昼休み。
田井中さんは隣のクラスから秋山さんを連れて来た。
澪「バンドかぁ…」
唯「美味しい…」
今はバンドの話しは正直どーでもいいんだよね。
憂の弁当美味しい過ぎるからこれは誰かと話して食べるもんじゃない。
ゆっくり味わいたい。
澪「確かに私はベースをやってるから入ってもいいかな律の頼みだし」
律「わぁありがとう!」
あー…うるさい静かに食べたいのに。
268 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
紬「五人だね…」
澪「それより律」
律「澪ちゃんなに?」
澪「あの鏡の話しは本当か?」
私は飲んでたお茶を琴吹さんに吹きかけた。
わざとじゃないよ…って言うか喋ったんだ…。
紬「冷たい……」