社説:口蹄疫特措法 宮崎の畜産復興を祈る
宮崎県で広がっている口蹄疫(こうていえき)を封じ込めるための特別措置法が成立した。
感染拡大の責任をめぐる論議があるものの、喫緊の課題は、口蹄疫を早期に終息させることだ。
特措法の全会一致での成立を受けて適切な措置がとられ、一刻も早く終息に向かうことを期待したい。
初動段階で機敏な対応ができていれば、ここまで感染が拡大することはなかったと指摘されている。
しかし、これまでの制度に問題があったことも明らかだ。
(中略)
日本は口蹄疫の感染を10年前に経験している。
92年ぶりのことだったが、感染は小規模で終息した。
そのため危機感が定着しなかったのだろう。
大規模な口蹄疫感染が起こった英国などでは防疫体制が強化され、その後の対策に生かされ効果をあげている。
口蹄疫のウイルスは感染力が強く、変異しやすい。初期の段階での診断も難しいという。
また、人やものの移動が激しく、付着してウイルスが運ばれてくる危険性が増している点も考慮が必要だ。にもかかわらず、日本では対策の強化が図られていなかった。
海外の事例があるのに制度面で対策強化がとられてこなかったという点にも問題はあるはずで、
初動段階での対応の不備を指摘するだけでは、十分とは言えない。
(以下略)
http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20100601k0000m070117000c.html こんな社説をよく恥ずかしげもなく掲げたものですね
一刻も早く日本から出ていって下さい。