1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
サザエ「ふんふんふ〜ん♪部屋の掃除してると心までもが綺麗になっていくみたいだわ。」
(パラッ)
サザエ「…あら?マスオさんのタンスから縦20cm横12cm程の物体が落ちたわ。
これは…離婚届…?」
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/25(火) 16:56:08.81 ID:zkTAJpjh0
具体的
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/25(火) 16:56:27.86 ID:FUYdI7fk0
〜会社の屋上〜
マスオ「あぁ、あの天然パーママジでうぜぇ…。」
アワビ「あらあら、奥さんのことそんな風に言っちゃっていいの?」
マスオ「なんであんな女と結婚したんだろうか…?過去の自分の決断に疑問を抱かずにはいられないね。」
アワビ「もう離婚しちゃいなよ☆それで私と………」
マスオ「あぁ、そのつもりさ。もう離婚届も調達してきた。ただあの天然パーマが承知するかわかんねぇけどな。」
アワビ「かわいそ〜wwwwwでも離婚してくれなかったらどうするの?」
マスオ「その時は…………殺すしか…」
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/25(火) 16:57:45.24 ID:FUYdI7fk0
サザエ「なぜマスオさんが離婚届けなんか…。
………………きっとアナゴさんに頼まれてもらってきたんだわ…。
アナゴさん、夫婦生活が上手くいくような顔じゃないし…」
(ガラガラッ)
タラオ「ママ〜!おやつをよこすです!!」
サザエ「あ………わかったわ。ちょっと待ってて。
(マスオさんにはこの事は触れないでおこう…)」
タラオ「プリンは最高です〜♪五臓六腑に染み渡るです♪」
全然再生されない
もうちょいキャラ把握してから書けよヘタクソ
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/25(火) 16:59:34.06 ID:FUYdI7fk0
(ガラガラ〜)
カツオ「ただいま〜!!」
タラオ「あっ、カツオ兄ちゃんです〜!!学校に行っても何も学んでこないカツオ兄ちゃんが帰ってきたです〜♪」
サザエ「あら、ワカメは一緒じゃなかったの?」
カツオ「あいつなんか用があるとか言ってどっか行ったみたいだよ」
サザエ「あら、そう。珍しいわね、あの子が寄り道するなんて。」
カツオ「やった〜!!プリンだ〜♪」
タラオ「カツオ兄ちゃん嬉しそうです♪なんか腹が立つです♪」
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/25(火) 17:01:22.76 ID:FUYdI7fk0
ー夜ー
マスオ「ただいま…」
サザエ「おかえりなさい。今日も疲れてるみたいね。ご飯の前にお風呂入ったら?」
マスオ「あぁ、そうするかな…」
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/25(火) 17:04:21.69 ID:FUYdI7fk0
〜お風呂〜
マスオ「(どうやって離婚話を持ちかける…?寝室でいきなり切り出すか…?いや、最悪の場合を考えて人気の無いところへ…)」
タラオ「パパどうしたですか?」
マスオ「えっ?…あぁ、なんでも無いよ。パパはお仕事で疲れてるんだよ。」
タラオ「そうなんですか♪万年平社員は苦労するですね〜♪」
マスオ「………………(タラちゃんはどうしようか…。できることなら一緒に暮らしていきたいが…)」
タラオ「タマ、逃げちゃ駄目ですよ〜!!無駄毛処理してあげてるのに、手元が狂っちゃいますよ〜!」
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/25(火) 17:05:06.79 ID:gXoLUwCL0
とりあえずマスオさんの口調は崩しちゃいかんと思う
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/25(火) 17:05:53.44 ID:FUYdI7fk0
波平「うむ、今日のご飯も美味いことこの上ない。母さんの愛がたっぷり詰まっておるわいwww」
フネ「あら、いやですよお父さんったら…。ほらほら、ほっぺたにご飯粒が………」
波平「おっと…。母さん、手じゃなくて口で取ってくれぃwwwww」
フネ「もうしょうがない人………(チュッ)」
波平「ガハハハハハハハ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
タラオ「相変わらず二人とも仲いいです♪できれば目の前から消え失せてほしいです♪」
カツオ「タラちゃんも相変わらず毒舌だな〜。なぁワカメ?」
ワカメ「…………………」
カツオ「どうしたワカメ?」
ワカメ「…えっ?…別になんでもないわ。ごちそうさまでした…」
サザエ「ワカメどうしたのかしら…。」
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/25(火) 17:08:11.84 ID:FUYdI7fk0
〜寝室〜
マスオ「(やはり今日天パーに話すことにしよう。早い方がいい。
だが何かしら離婚を持ち出す理由がいるな。
じゃないと慰謝料をあいつに持っていかれてしまう…。なにかないか…?なにか…)」
(ガラガラ)
ワカメ「マスオさん、話があるの…」
マスオ「………ん?どうしたんだいワカメちゃん?」
ワカメ「私今日の夕方学校が終わったら一人である所に行ってたの」
マスオ「学校帰りに寄り道かい?女の子一人だと危ないな〜」
ワカメ「………どこに行ってたと思う?」
マスオ「見当もつかないな〜。まさか産婦人科かい?(笑)最近の若い子はお盛んだからね〜(爆)」
ワカメ「マスオさんの会社よ」
マスオ「………!!!!!!!!!!!!!」
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/25(火) 17:13:47.47 ID:FUYdI7fk0
ワカメ「前々から疑問を抱いていたの」
マスオ「………………」
ワカメ「マスオさん、夜遅くにこそこそ家の外で誰かとケータイで喋ってるし、休日出勤頑張ってる割には給料が一向に上がってないみたいだし、お姉ちゃんが寂しがって通販でバイブを大量に購入してるし。」
マスオ「………それで?」
ワカメ「一つの仮定を胸に今日こっそり会社での様子を見に行ったわ。デスクの方にはいなかったから屋上へ…」
マスオ「……そこで何を見たんだい?」
ワカメ「マスオさんが楽しそうに喋ってたわ、若い女の人と…」
マスオ「………あれはただの同僚だよ。ワカメちゃんが思っているような関係じゃない」
ワカメ「ただの同僚とキスしたりするの?」
マスオ「…………………(チッ!!)」
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/25(火) 17:15:53.35 ID:gXoLUwCL0
マスオ兄さんじゃなかったか?
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/25(火) 17:18:00.05 ID:FUYdI7fk0
ワカメ「正直に言って!!あの女の人といつからそんなことしてるの!?」
マスオ「…………………」
ワカメ「お姉ちゃんはどうなるの!?愛してるから結婚したんじゃないの!!?」
マスオ「…………………(ガサガサ)」
ワカメ「ねぇなんとか言ってよ!!!このままじゃあお姉ちゃんが可哀想だわ!!!」
マスオ「…………………フ〜……」
ワカメ「……………もういいわ!!私このことをみんなに話してくる!!この事が周りに知れたらあんたの社会的地位も終りね!!!!」
マスオ「………喋り過ぎだガキが………」
ワカメ「はぁ!?なんか言っt……………!!!!!!!(グサッ………ポタッ…ポタッ……)」
マスオ「ったく……てめぇが悪いんだからな。」
タラヲがなんか残念
ていうか残念じゃないキャラがいない
こいつサザエさんみたことねーだろ
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/25(火) 17:23:17.29 ID:J680+JgH0
序盤からいきなりキャラ崩壊しててワロタ
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/25(火) 17:23:58.05 ID:FUYdI7fk0
マスオ「………殺してしまった…。…どうしようか………?
幸い誰にも見られてなかったみたいだ。どこかにこの死体を捨てにいかないと…。
しっかり死体に靴を履かせてと………」
・・・・・・・ズルッ・・・・・・・ズルッ・・・・・・・・・
…
…
…
…
マスオ「ここに埋めよう…。人がほとんど来ない森だ。見つかることはないだろう…。」
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/25(火) 17:27:23.39 ID:FUYdI7fk0
サザエ「あら、マスオさんどこへ行ってたの?」
マスオ「あ、あぁ…。ちょっと散歩にね。月が綺麗だったからね…。」
サザエ「あら珍しいわね。それよりもワカメ見なかった?さっきから家の中を探してもいないのよ。
カツオが言うには思いつめた顔で部屋を出て行ったって言ってたんだけど…。」
マスオ「いや、見てないな〜。お義父さん達には聞いたのかい?」
サザエ「えぇ、でも誰も知らないみたい。どこへ行ったのかしら…。」
マスオ「(良かった…。バレてないみたいだ。)」
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/25(火) 17:30:11.48 ID:FUYdI7fk0
翌日
先生「………というわけで磯野の妹が昨日の夜から行方不明だそうだ。
何か知っている人がいたらどんなささいな事でもいいから先生に教えてほしい。」
〜休み時間〜
中島「大変なことになったな、磯野。」
カツオ「まぁね…。ったく、ワカメの奴一体どこほっつき歩いてるんだか…」
中島「元気出せよ。アニキと違ってワカメちゃんはしっかりしてるからきっとその内戻ってくるよ。」
カツオ「うん、そうだな。お腹が空いたらひょっこりつまみ食いしに帰ってくるに決まってるよ」
中島「あぁそうさ。どうだ?景気づけに学校終わったら野球でもやってくか?」
カツオ「…いや、いいよ…。ちょっと用事ができちゃったんだ。また誘ってくれよ。」
中島「あぁ、わかったよ。」
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/25(火) 17:33:17.77 ID:FUYdI7fk0
〜商店街〜
カツオ「(あの日、学校が終わったらワカメは家に帰らずどこかへ向かった…。
どこに行っていたんだ…?行方不明になった事と関係があるのか…?)」
サザエ「あら、カツオ。ブツブツ言いながらこんなところで何をしてるのよ?」
カツオ「あぁ、姉さんか?そっちこそ何してるのさ?とうとう唇がない事に気づいて探し始めたの?」
サザエ「夕食の買い出しと………ワカメの事を見かけた人がいないかワカメの写真を見せて商店街の人に聞いて回ってるのよ………。」
カツオ「あぁ、そうなんだ。…で、誰か見た人いた?」
サザエ「昨日の夜はもう店もほとんど閉まってたからいなかったわね。でも昨日の昼間ワカメが駅に向かってるのを見た人ならいたわ。」
カツオ「駅?あいつなんでそんなとこに…。」
サザエ「わからない…。今から駅まで行ってみるつもりなんだけど、あんたも行く?」
カツオ「…まぁ何かわかるかもしれないしね。」
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/25(火) 17:36:02.93 ID:FUYdI7fk0
〜駅〜
駅長「あぁ、その写真の子なら昨日電車に乗ってどこかへ行ったね〜。常時パンツ丸出しだったから覚えてるんだ。」
サザエ「どこに行ったか言ってませんでした?」
駅長「『海山商事に行くにはどこで降りたらいいですか?』って聞いてきたから多分そこに行ったんじゃないかな〜。」
サザエ「海山商事…」
カツオ「姉さん、マスオ兄さんの会社だよ!!」
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/25(火) 17:38:08.49 ID:FUYdI7fk0
おぉ・・・思っていた以上の不評だ・・・・・。
めげずに最後までやってく!!
サザエ「どうしてマスオさんの会社なんかに…」
カツオ「マスオ兄さんに用があったのかな?でもマスオ兄さん、昨日はそんなこと一言も…」
サザエ「(家にあった離婚届………昨日に限って夜の散歩に出かけたこと………そして昨日のワカメの行動…。
………マスオさんは何かを隠してるの…?)」
カツオ『姉さん?怖い顔してどうしたのさ?』
サザエ「…いや………何か………何か嫌な予感がする!!
カツオ!!!!この事はまだ誰にも言っちゃダメよ!!!!マスオさんにも余計なこと聞いちゃダメ!!!!約束よ!!!!!!!!」
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/25(火) 17:41:33.64 ID:FUYdI7fk0
〜磯野家前〜
警察「それではまた何かわかりましたらご連絡下さい。
こちらも昨夜少女を見かけた者がいないか引き続き聞き込みを続けますので。」
フネ「…はい。ありがとうございます。」
警察「それでは。」
フネ「ご苦労様です…。
…………ハァッ……………あら?二人とも一緒だったのかい?」
サザエ「え、えぇ。偶然商店街で会ったから」
フネ「そうかい。じゃあ夕飯の支度をしようかね…?」
サザエ「わかったわ。
(いいカツオ?家では普段通りにふるまうのよ。マスオさんにも変な詮索はしないこと。わかったわね?)」
カツオ「(わかったよ姉さん…。)」
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/25(火) 17:45:20.19 ID:FUYdI7fk0
〜カツオ・ワカメの部屋〜
(ガラガラ)
カツオ「やっぱり変だな…。ワカメの靴は無いのに財布はちゃんと机の引き出しに入ってる…。それに、あの時ワカメはパジャマのまま部屋を出て行った…。パジャマのままどこかへ出かけたりするもんか?
………とりあえず今僕がするべきことはおやつを堪能することだな。」
〜居間〜
タラオ「あっ、カツオ兄ちゃん来ちゃったです。
こっそりカツオ兄ちゃんの分まで食べるという僕の完全犯罪は脆くも崩れ去ったです。」
カツオ「うん、まずはその握りしめているヨーグルトをこちらに渡してもらおう。」
タラオ「はいです。」
カツオ「素直でよろしい。」
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/25(火) 17:48:47.49 ID:XDSUqjV10
つづけてみたまえ
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/25(火) 17:49:22.86 ID:txMKHxgs0
つづけれほしす
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/25(火) 17:51:03.66 ID:FUYdI7fk0
〜廊下〜
カツオ「姉さん、やっぱり一度ワカメのことについてみんなで話し合ったほうがいいよ・・・。」
サザエ「話し合うって何を・・・?」
カツオ「あの日のワカメの行動についてだよ。みんなで1から振り返ってみれば何かわかると思うんだ。」
サザエ「ダメよ!!!そんなことしたら・・・・・!!!」
カツオ「そんなことしたら・・・?そんなことしたら一体どうなるって言うんだよ!!!
家族みんなで考えればワカメがどこにいるのかわかるかもしれないじゃないか!!!」
サザエ「そ、それはそうだけど・・・!!でもダメよ!!!」
カツオ「もう姉さんには頼らないよ!!僕一人でワカメを見つけてみせる!!!」
サザエ「カツオ・・・・・・・・・・・・・。」
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/25(火) 17:53:34.54 ID:FUYdI7fk0
〜カツオ・ワカメの部屋〜
カツオ「(よし、よく考えてみよう。あの日、ワカメはパジャマ姿だった。外出するような恰好じゃない。
ということは外ではなく家の中のどこかへ行ったということだ。
トイレじゃない。女の子はウンコなんかする生き物じゃないから。
だとすれば誰かに用があって会いにいったんだ!!
そしてそれを隠している人間が家族の中にいる!!!!)」
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/25(火) 17:57:07.13 ID:FUYdI7fk0
〜台所〜
サザエ「・・・・・・・・・・・・・(トントントントン)」
フネ「・・・・・ねぇサザエ。今日の夕食はワカメが好きだった海藻類のテンプラにしようかね〜?」
サザエ「急にどうしたの母さん?」
フネ「なんだかワカメが今日ひょっこり帰ってくるような気がしてね〜。」
サザエ「母さん・・・・・・・・・・・。
大丈夫よ、心配しなくても。ワカメはきっとここに帰ってくるわよ」
フネ「そうだね。じゃあまずはこのひじきを揚げておくれ。」
サザエ「母さん、それ父さんのカツラよ。」
フネ「あらやだ!!・・・・ふふふ。」
〜居間のテレビ〜
ニュースキャスター『今日未明、東京都の某所にある森で、少女の遺体が偶然通りかかった女性によって発見されました。
腹部にナイフによるものと思われる刺し傷があったことから、警察は殺人事件とみて捜査を進めていくとのことです。
少女の遺体は死後約1日が経過していると推測され、警察は身元の究明を急いでいます。』
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/25(火) 17:58:47.80 ID:ikGzc6Gn0
なんでちょくちょく笑わせようとするんだ・・
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/25(火) 18:03:19.09 ID:LCKKy07Z0
無理矢理笑わせようとして無ければいいSSになったかも知れない
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/25(火) 18:03:52.80 ID:FUYdI7fk0
〜海山商事〜
『・・・・は身元の究明を急いでいます。続いてのニュースです。洗濯バサミで鼻を塞いで罪もないお年寄りを笑わせた・・・』
マスオ(・・・・そ、そ、そんなバカな・・・・・。死体はちゃんと埋めたはず・・・・。)
アナゴ「いや〜フグ田君〜。物騒な事件が起こるもんだね〜。
今朝僕が電車で痴漢したことなんてこれに比べたら取るに足らない程ちっぽけなことだね〜。」
マスオ「ひぇっ!!!?・・・あ、あぁそうだね。」
アナゴ「どうだい?僕の華麗なる痴漢ぶりを祝ってどこかで一杯やっていかないかい?」
マスオ「え・・いや、せっかくだけど遠慮するよ。
今日は早く帰らなきゃ。」
アナゴ「そいつは残念だ〜。それじゃあまた今度誘うとしよう。」
マスオ「あ、あぁ。」
マスオ(死体はしっかり埋めた・・・。誰かが掘り起こしたとしか考えられない・・・。
まさか家族の中の誰かに見られていたのか・・・?)
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/25(火) 18:08:23.59 ID:FUYdI7fk0
(ガラガラ)
マスオ「・・・ただいま・・・。」
サザエ「・・・マスオさん・・・!!ワカメが・・・死・ん・・・だん・ですって・・・・・・・・!!!!」
なん・・で?・・・なんでワカメが死なないといけないの!!!?
マスオ「落ち着けよサザエ。僕もニュースを見てもしやと思って急いで帰って来たんだ。
やっぱりワカメちゃんだったのか・・・。
それで?家族はみんな帰ってきてるのかい?」
サザエ「え、えぇ・・・。父さんもニュースを見てすぐ帰って来たわ。」
マスオ「警察は?」
サザエ「詳しく話を聞くために今日の夜に来るって・・・。」
マスオ「そうかい・・・。」
マスオ(警察が来るまでになんとかしないと。
誰が死体を掘り起こしたのかを調べることが先決だ。)
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/25(火) 18:12:34.50 ID:FUYdI7fk0
〜居間〜
波平「おぉ、マスオ君・・・。おかえり・・・。大変なことになってしまったよ・・・。
なんだか頭の中が真っ白だ・・・・・・・・・・。」
マスオ「僕も信じられません・・・。あのワカメちゃんが死んでしまったなんて・・・。」
波平「あんな子供が死ぬなんて神様は残酷なことをなさるもんだ・・・。
この老いぼれの命でよかったらいくらでも差し出すというのに・・・。」
マスオ「お気持ちわかります。
・・・どうしてワカメちゃんが殺されなければいけなかったんでしょうか・・・?
お義父さんは何か心当たりがありますか?」
波平「・・・心当たり?あんな小さい子供が殺される理由なんぞわからんよ・・・。
あの晩、わしは自分の部屋でいつものように毛をいじっとった・・・。
食欲が無くて様子がおかしかったワカメを気にかけて部屋に見に行っていればもしかしたらワカメは・・・。」
マスオ「余計な事を聞いてしまいましたね・・・。
失礼します。」
(ガラガラ)
マスオ(お義父さんが何かを隠している様子は無い・・・。
次はお義母さんに聞いてみるか・・・。)
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/25(火) 18:14:11.64 ID:5YeycEzD0
サザエさんキャラでSSかけば伸びると思った?
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/25(火) 18:14:42.40 ID:FUYdI7fk0
〜台所〜
フネ「・・・・・・・・(トントントントン)」
マスオ「・・・何を作ってるんです?」
フネ「あら、マスオさん・・・。おかえりなさい・・・。
ワカメが大好きだった天ぷら・・作りかけだったから・・・・・・。
全部作ってあげないとワカメに申し訳ない気がしてね〜・・・・。」
マスオ「ワカメちゃんもきっと喜びますよ・・・。
・・・お義母さんは昨日の夜、何か変わったことはありましたか?」
フネ「変ったことかい・・・?
いいえ・・・。昨日は静かな夜だったからね〜・・・。ヨガに夢中で何もわからなくてね〜・・・。」
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/25(火) 18:19:11.58 ID:FUYdI7fk0
マスオ「そうですか・・・。」
フネ「・・・でも誰かが玄関から出て行くような音を聞いたような・・・。
うん、確かに誰か出て行ったね〜・・・。2回音がしたから2人かね〜。」
マスオ「え・・・?2人・・・?」
フネ「えぇ、そうですよ。1人出て行ったかと思ったら少ししてもう一回玄関が開く音がしたんだよ・・・。
昨日の夜はマスオさんが散歩に行ったみたいだから、もう一人はワカメだったのかね〜・・・?」
マスオ「あ・・・。そうですね。
ありがとうございました。」
マスオ(・・・・・・いたんだ・・・。やっぱり僕の後をつけた人間がいたんだ・・・!!)
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/25(火) 18:26:12.59 ID:FUYdI7fk0
〜寝室〜
マスオ「サザエは昨日のワカメちゃんについてどう思う?」
サザエ「・・・食欲が無かった以外は別に・・・・。
昼間は・・・・・・・・なんにも無いわ。
いつも通り・・帰ってきたわ・・・。そう、いつも通りよ・・・。」
マスオ「そうか・・・。
いや、ありがとう。何か事件のヒントになるようなことがないかと思ってね。
台所でお義母さんの夕食作りを一緒にやってきなよ。少しは気が紛れるだろ?」
サザエ「そ、そうね・・・。」
(ガラガラッ)
マスオ(・・・いつも通りだって・・・?
そんなはずはない。サザエ、お前はどこまで知っているんだ・・・?
まあいい。お前が僕を警察に売るようなことはしないだろう。
それにお前があの晩、僕の後をつけた人間でないことは押し入れに入っていた真新しい使用済みのバイブが物語っている。
・・・となると、あとは・・・カツオ君か・・・。)
がんばってみれ
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/25(火) 18:34:07.00 ID:FUYdI7fk0
〜カツオ・ワカメの部屋〜
カツオ(もうすぐ警察が来るんだ・・・。
僕が勝手な真似をしなくても警察がきっと調べてくれる・・・。
僕はただそれを待っていれば・・・・。
で、でも、もしもマスオ兄さんが犯人だったら・・・・・・)
(ガラガラ)
マスオ「・・・・・カツオ君、ちょっと話したいことがあるんけど、いいかな?」
カツオ「(ビクッ)・・・あ、うん。構わないよマスオ兄さん・・・・・・・・。」
マスオ「すまないね。」
カツオ「・・・・・・・・・・・・・マスオ兄さん。
僕もマスオ兄さんに話があるんだ・・・・。」
マスオ「そうなのかい?
それは・・・・ちょうどよかった・・・・・・・・。
話が長くなりそうだ、外を散歩しながらでもいいかい・・・?」
カツオ「うん・・・。」
カツオ(ごめん・・・姉さん・・・・・・・・。)
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/25(火) 18:38:25.58 ID:FUYdI7fk0
〜近所の河原〜
マスオ「それで?話ってなんだいカツオ君?」
カツオ「あ・・・いや、いいよ。マスオ兄さんからでいいよ・・・。」
マスオ「ありがとう。
・・・昨日の夜、ワカメちゃんが出て行った時カツオ君は何をしていたんだい?」
カツオ「え・・・?・・・何も。寝転がってマンガを読んでたよ・・・。」
マスオ「本当に?」
カツオ「あぁ、それは本当だよ・・・。」
マスオ「『それは』かい?」
カツオ「・・・・・・・・」
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/25(火) 18:44:43.88 ID:FUYdI7fk0
〜磯野家〜
フネ「・・ご苦労様です。」
警察「いえいえ、そちらこそ心中お察しします。」
サザエ「それで?ワカメが・・その・・・ウチの妹が殺されたことについて何かわかりましたか?」
警察「残念ながら・・・。まず目撃者がいなかったことが痛いですな。
ただ現場に残されていた血の量からすると、殺害した場所と死体の発見場所は違うようです。
どこか別のところで殺し、あの森へ運んだと考えるのが妥当です。」
サザエ「そうですか・・・。」
警察「・・大丈夫ですよ。我々警察の威信にかけて、必ず犯人を捕まえてみせます!!」
サザエ「ありがとうございます。心強いですわ・・・。」
警察「それでは私はこれで・・・。」
フネ「ご苦労様でした・・・。」
警察「・・・・・・・・・あ、そうそう。これは事件に関係ないことかもしれませんが1つ気になる事がありましてね。
昨日の夜、お宅のお嬢さんが埋められたと思われる時間に警察に110番をしてきた人がいるんですよ。
それが『DEATH、DEATH!!!』と興奮気味にあちらが一方的に叫んでるだけだったんですが・・・。
どういった意味なのかさっぱりわからなくて・・・まぁ関係ないですね。それでは捜査の方に戻ります。失礼しました。」
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/25(火) 18:47:57.24 ID:FUYdI7fk0
〜近所の河原〜
マスオ「・・・まぁ、いいよ。
カツオ君が見た感じでいいんだけど、昨日のワカメちゃんに変わった様子はなかったかい?」
カツオ「いや、何も・・・。どうしてそんなことを聞くの?」
マスオ「何か知ってるんじゃないかと思ってね・・・。」
カツオ「知らないよ・・・何も・・・。」
マスオ「そうかい。」
カツオ「・・・・・話は終わり?」
マスオ「あぁ、まぁね。」
カツオ「・・・・・・・・・・・・・・言わないんだね・・・。」
マスオ「言う?何をだい?」
カツオ「昨日の昼間、ワカメがマスオ兄さんの会社に行ったことさ・・・。」
マスオ「!!!!
(こいつやっぱり知ってやがったか・・・!!!!)」
oi
心折れんな