八刀語 一章 【待刀・害】

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1 ◆weOjYMy7XA :2010/05/25(火) 15:05:18.49 ID:g3DMkrc20
前回のあらすじ http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1274480678/l50
砂丘で知り合った鉋苦内とらざねは落ちていた柔刀・燹を拾い
次の目的地沖縄に到着した

らざね「今日は沖縄の米軍基地に居るマーシャルアーツの達人から刀を奪うぞ」

苦内「おお 俺の虚足流でぶっ倒してやるぜ」

イルガ大佐「ナンダキサマラ オレノカタナガホシイダト?」

らざね&苦内「おおよ!いざ勝負!」イルガ「too easy fight」ファイッ!

イルガ「コノ待刀・害ハシャガミナガラマツコトデシンカヲハッキスル!」

イルガ【必殺!音速の衝撃波!!!】ブオッ!!

らざね「苦内!今こそ柔刀から授かった能力を!」

苦内「おおよ!【必殺!夜牙不敗矢】ブォー 苦内「さらに【必殺!柔参岐路命撮!!】ビヨーン

イルガ「ウオォォ!腕ガノビテ炎ノ玉ト一緒ニセメテクル!オレノ天敵ネー」バタッ

らざね「よくやった苦内!・・・・愛しているぞ//////」ポッ

苦内「ああ 俺も惚れているぜ」

八刀語 これにて一章は終了でござる チェストォー!!
2以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/25(火) 16:47:35.20 ID:4sDhEmcX0
『煮解賭(にげと)』

明朝末期、中國北東部の男達の間で、素麗建(すれたて)なる遊びが流行していた。

先端に話題旗をくくりつけた棒を地面に立て、合図と共に棒に駆け寄りに旗を奪
い合うという、己の機敏さを誇示する遊びであった。

やがてこの遊びにも飽きた者達が、毒草を煮込んだ煮汁を飲み、その解毒剤を旗
代わりにして奪い合うという競技に発展させた。
これのせいで命を落とす者が続出したが、競走に勝利したものは現人神として賞
賛され、朝廷に仕える者を輩出するほどであった。

この、解毒剤を賭けた戦いは「煮解賭」と呼ばれ、時代を左右する勝負の場でも
最も信頼できる、決定権獲得試合として行われてきた。

己の速さを誇示できることの少なくなった現代社会においては、電子掲示板などで
「2ゲットォォ!」と、機会を変えて、現代人が機敏さを争っているのかもしれない。

(民明書房刊 「DNAに刻まれた勝負心 現代人の奇行のルーツを探る」より)
3以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
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