鏡と言えば今では一般的な道具です
毎日朝顔を洗う時やお出かけ前の身嗜みを整える際
男性なら髭を剃る時、女性ならお化粧なんかにも使うでしょう
そんな日常的に何気なく見ている鏡ですが
古くから不思議な力を持っているとされ
古今東西係らず、呪いや魔術等オカルトな使い方もされていたようです
お祭りなんかにもよく用いられていたようで
神様、あるいは悪魔を呼ぶ際にはその通り道として機能していました
鏡は異世界に繋がる扉なのです
あなたのすぐそばにある鏡は一体何処に繋がっているのでしょう
きょうしつ!
律「…そうして入り口にした鏡を合わせ鏡で防がれたことで、
不思議な力を手にした少女は二度と現実の世界に帰れなくなりました
もう彼女は鏡の世界から出ることはできないのです
そう、永遠に……」
律「おしまいっ!」
澪「ひぃいいいいいいいいいいい!!!」ガクガクブルブル
唯「…りっちゃん、それは澪ちゃんじゃなくても怖いよ…」
紬「…私も…寒気が…」
律「ああ、私も初めて聞いた時は鳥肌がたったよ…」
澪「キコエナイキコエナイキコエナイ……」ガクガク
紬「鏡には色んなお話があるのね」
律「そうだぜ!他にも夜中2時に鏡を見ると自分の死後の顔が映るとか
死後の自分じゃなくて将来の恋人が映るとか、夜中に合わせ鏡をすれば悪魔がやってくるとか、
放課後の誰もいない部屋で1人で鏡を覗くと鏡の写った自分が出てきて鏡の中に引きずりこまれるとか!
ふと背後に視線を感じると鏡に映った自分がこっち見て笑ってる!とか 『紫の鏡』って言葉を20歳まで覚えてると不幸になるとか!」
澪「ひぃいい!!なんでそう言う事言うんだよ!!!!!!!!!」ギュッ
律「ちょっ……澪ぢゃん……苦しっ…」
唯「澪ちゃん、落ち着いて!」
澪「うぅ……ヒック」
律「泣くなよー、悪かったって」
澪「…グスッ」
紬「澪ちゃん、大丈夫よ」
唯「全部作り話だよー」
澪「…うん」
律「苦手な話して悪かった!ごめん!この通り!」
澪「……ううん、私も…ごめん…」
唯「仲直り〜♪」
紬「うふふ」ニコニコ
イエーイWikiの管理人さん見てるー?
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/22(土) 19:54:13.76 ID:jFYMmaTy0
___ /ヽ、
─==フ¨´  ̄| ``'ー- 、
/, / ,ィ'| ヽ ヽ、
// / / /〃 | | | ヽ ヾYニヽ、
/,イ / / 〃/, |│!、 ',. ヽ |:.:.:ヘ:.:.\
/ / ,' / 孑|'" l !| \ } ∨:.:.:.:.:',:.:./
/ i ,'' / j l || ヽ |`i }:.:.:.:.:.:.∨
| / |/{!7メミ、 | _ _土 l| | |:.:.:.:.:.:.:.|
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|/ | │il ヒ辷 {::::::::ソ | | | ̄ ̄ |
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| | | ` 、 r‐┐ '' |/ノ / | きたわよ
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と´r─' _,イヽ、 ,レ'|::::::∧ / イ | |
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7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/22(土) 19:54:40.68 ID:fEWpKYAC0
以下ウルトラマニアックスレ
唯「でもなんでこんな話になったんだっけ…」
律「さっき廊下で聞いて、つい話したくなってさー
なんか最近増えてるじゃん、こういう話」
紬「たぶんこの前の改装で校内に新しい鏡がたくさん設置されたから」
唯「え、そうなの?」
律「部室にも1つ来てただろ…」
唯「あ、アレかぁ!」
律(鏡が増えたから鏡の怪談が流行…なるほど…ん?)
澪「うぅ……」
律(学校中こんな話ばかりじゃ澪も参っちゃうか…あちゃー、やっちまったなぁ…)
律(…よし!)
澪「…」
律「澪、澪ー」
澪「ん?」
律「ヒゲ!」
澪「…」
唯「…」
紬「…」
律「…」
澪「…」
唯「…」
紬「…」
律「あ、アレ?外した?」
澪「プッ」
澪「フフッ…なんだよ、それ…フフ」
律「なっ…!もっと早く反応しろよー!
滑ったみたいだろー!」
澪「いや滑ってただろ」
唯「りっちゃん、また1人だけ…ずるいよ!」
律「へっへーん、唯ちゃんはまだまだですわねー!」
唯「むっ…私も負けないよ! ヒゲ!!」
紬「それじゃあ私も…ヒゲ!」
唯「え!?ムギちゃんも!」
澪「フフ」
律(うん、よし)
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/22(土) 20:04:29.77 ID:vWxYyK/S0
戦わなければ生き残れない!
唯「次は澪ちゃんの番!」
澪「えっ…私は…」
紬「いいからいいから」
唯「澪ちゃんもやろうよー」
澪「えぇ……」
唯紬 キラキラ
澪「う…」
律「みーお」
澪「…し、仕方ないな… 一回だけだぞ…」
澪「ヒゲ!」
ほうかご!
唯「放課後だよ!りっちゃん!部室行こう!」
律「今日はずいぶん元気だなぁ」
唯「だって今日のお菓子は…むふふ」
律「おいおい…」
唯「早く行こう!」
律「あー、この後先生に呼ばれてるんだよ 悪いけど先行っててくれるか」
唯「え、そうなの? じゃあ、澪ちゃん!」
澪「私も…今日日直だから黒板消していかないと」
唯「あれ? ム、ムギちゃん!」
紬「ごめんなさい!私も掃除当番があってその後じゃないと…」
唯「えぇえ」
唯「…じゃあ私1人?そんなぁ〜…」ヘナヘナ
律「そんな大げさな…」
唯「だって〜寂しいよー」グスン
澪「終わったらすぐ行くから…」
唯「それに今日は怖い話も聞いたし…」
澪「あー…」ジロッ
律「う…その…悪かったって」
紬「唯ちゃんもああ言う話は怖いのね」
唯「私だって人並みに怖がるよ!」フンスッ
澪「…そうは見えないけどな」
唯「皆寝静まる真夜中…ふと目が覚める私…
思い出すのは…昼間聞いた鏡の怪談…
ちょっとした好奇心で、合わせ鏡をすると…
そこには居並ぶたくさんの私!」
律「それは普通だ」
紬「大丈夫よ、唯ちゃん」
唯「ムギちゃん…」
紬「お菓子は逃げないから!」
律「あれ?そういう問題?」
唯「ムギちゃん、私頑張るよ!」
律澪「おい」
唯「えへへー」ニコニコ
澪「なんと言うか…」
律「単純だな…」
紬「それに梓ちゃんが先に待ってるかも」
唯「そうだね!あずにゃんいるかなぁ…」
唯「じゃ皆!先行って待ってるからねー!」
タッタッタ…
ろうか!
…タッタッタ
唯「おっ、あの後姿は…」
唯(あずにゃん!)
唯(ムフフ…ゆっくり近づいて驚かせるよ!)ソロリソロリ
…
唯(よし!このくらいの距離なら…)
唯「あっず…」
梓 クルリ
唯「にゃ…」 ピタリ
梓「…」
唯「…」
梓「こんにちは、唯先輩」
唯「はっ!……ど、どうしてわかったの?」
梓「わかりますよ…」
梓「だって…」
梓「他ならぬ唯先輩の事ですから…!」 ウルウル
唯「あ、あずにゃん…!」 キラキラ
梓「唯先輩…!」キラキラ
唯「あずにゃん…!」キラキラ
梓「と言うのは冗談で、いきなり背後の足音が消えたら誰だってわかると思います。」
唯「なっ…私を騙したのね!あずにゃん…!」 イケナイコ…
梓「あとそこの鏡にも映ってましたし、背後から忍び寄る唯先輩が」
鏡 キラリッ
唯「あっ…デヘヘ」
梓「増えましたよね、鏡」 トコトコ
鏡 キラッキラッ
唯「本当だねー、私全然気付かなかったよー」 スタスタ
梓「気付きましょうよ…」 ガクッ
鏡 キラーン
梓「なんでも『学問を勉める淑女たる桜高生徒諸君には
健やかなる学校生活を送るためにも、日々の身嗜みに気をつけて貰いたく
そのためには自分自身の目で自分を見つめて…うんぬん』
って言った意味でこれだけの鏡を設置したそうですよ」
唯「へ、へー」 プスプス…
鏡 キリッ
梓「後、いっぱい鏡を設置したのは反射を利用して先生が生徒を監視しやすくするためだ!
って純が言ってました」
唯「それは怖いね!!」
以下龍騎スレ
唯「死んじゃうよ、20歳になったら死んじゃうよ」
憂「戦え…戦え…」
梓「でも…これだけ多いと純じゃなくてもちょっと異様に思いますよね」
梓「なんとなく誰かから見られてるような気がしますし…」
梓「あ、純と言えば…私、この後ジャズ研の手伝いを頼まれてるんです
だから部活はちょっと遅れます。それじゃあ」
唯「えぇ!!!困るよ!あずにゃん!」 ガシッ
梓「うわっ!」 ヨロッ
唯「あずにゃんまで行っちゃうと、私部室で1人なんだよ!」 ググッ
梓「手伝いって言ってもそんなに時間かかりませんし、後からちゃんと行きますから!」 ギリギリ
唯「知らないの!?あずにゃん!
放課後の誰もいないはずの部屋…
ふと背後に視線を感じると…
そこには鏡に映ったこちらを見る自分の姿が!」
梓「唯先輩、落ち着いてください それは普通です」
梓「怪談ですか」
唯「そう!」
梓「そう言えば純が同じような話してましたっけ」
梓「水に映した将来の相手の顔にカミソリを落としたら、実際に顔に傷が付いてしまうとか
『紫の鏡』の呪いは『水色の鏡』と言う言葉で相殺できるとか」
梓「後、放課後の誰もいない部屋で1人で鏡を覗くと鏡の写った自分が出てきて鏡の中に引きずりこまれるとか」
唯「そう、それだよ!あずにゃん!」
梓「ああ、部室にも鏡がありますから条件満たしちゃいますね」
唯「私怖いよあずにゃーん…お願いだから一緒に来てー」ギュー
梓「えっと…」
唯「うぅ…」ウルウル
梓「う…」
梓「唯先輩!!」
唯「は はい!!」
梓「いいですか、唯先輩」
梓「『幽霊の正体見たり枯れ尾花』」
梓「なんでも怖い怖いと思うから怖く見えちゃうんです」
梓「そんな気持ちでいるからただの枯れたススキを幽霊なんかと見間違えちゃうんですよ」
梓「さっき言った怪談も似たようなものです」
梓「『紫の鏡』を覚えてたら不幸になるとか意味がわかりませんし、
『水色の鏡』で相殺できるなんてわけがわかりません」
梓「『鏡の向こうの自分が笑い出す』なんて言うのも普通の事です
ギャルゲーしててふと画面が暗くなった瞬間に化物が写った!と思ったら
ニヤニヤしてる自分の顔だった!って言うのと同じ現象ですよ」
梓「そんな意味の無い言葉やなんでも無い事を
面白可笑しく脚色して好き勝手に怖がるから怪談なんて生まれるんです!」
梓「ですから!本当は大したことじゃないんですから、怖がる事なんてないんです!」
梓「わかりましたね!」
唯「ふぇ…は、はい!」
梓「良かった、じゃあ私はこれで」スタスタスタスタ
唯「…」ポカーン
唯「…」
唯「…」
唯「はっ!」
唯「勢いに圧倒されてあずにゃんに逃げられちゃった…」グスン
ぶしつ!
ガチャ
唯「まさかあずにゃんが私を裏切るなんて…」 ブツブツ…
唯「酷いよ!あずにゃん」 プンプン
シーン
唯「うぅ、1人だと空しい…」
鏡 キラリン
唯「あ、これかー!りっちゃんが言ってた鏡!」
鏡 キラキラ
唯「うぅ、やっぱりあんな話を聞いた後だとなんだか怪しげだよ…」
唯「はっ!いけないいけない…『幽霊も招待しておやり、カレーのちライス』だよね!」
唯「幽霊だからって怖がって仲間はずれにするのは良くないんだよ!」
鏡 …
鏡 ガタッ
唯「ひっ」 サッ
唯「な、なんか動いたっ!?」
鏡 …
唯「ききき、気のせいだよね!」『気のせいに決まってる!』
唯『「え、え?」』
唯「今の声…」
鏡『私だけじゃ…』
唯「!!」
鏡『!!』
鏡 ピカッ
唯『「わっ!!!」』
唯『「まぶしい!!?」』
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/22(土) 20:56:07.70 ID:cPldAFi5P
これプリキュアスレだよね?
!つしぶ
……
…ゆ…
……
…ゆい
…ゆい!ゆい!…
澪『唯!起きろー、唯!』
唯「ふぇ」
唯「…」ボケーッ
澪『お、起きたか?』
唯「あれ、私…」
唯(確か部室の鏡が急に光って…それで…)
澪『んー、随分抜けた顔だな…寝ぼけてるのかぁ?』
唯「ん…」(…澪…ちゃん…?)
澪『怖い怖い言うから…早めに切り上げてきたのに…』
澪『たっく…床で寝てると風邪引くぞ』
唯(!!)
唯「澪ちゃん!」
澪『うわっ!!いきなりなんだ!?』
唯「なんて格好してるの!風邪引くよ!」
澪『は?』
ぼいーん
澪『ん…? 格好?』 キョロキョロ ユッサユッサ
澪『何か変か?』 ボヨーン
唯「変!」
澪『むっ、何が変なんだよ!』
唯「なんと言うか…」
澪『?』 ボインボイン
唯「胸が…はだけてて…
大胆な…と言うかなんかエッチだよ…」 テレテレ
澪『へ?』
唯(よく見るとキラキラしてる…お化粧してるのかな)
(足もスラッとしてて…本当に私と同じ制服なのかな…?)
(胸は強調されてるのに姿勢はピシッとしてて)
唯「なんだかとてもエロカッコイイよ!」
澪『え、あ、どうも』 ボヨン
澪『しかしなんだ、そんな事か』
澪『いきなり変なんて言うから、びっくりするじゃないか』
澪『まったく…今更だよな!』
唯「え?」
澪『確かに私の胸に見惚れてしまうのも仕方ない!』 ボインッ
澪『スタイルはきっと誰もが羨む事間違いなし!』 ボン キュ ボン
澪『おまけにこの美貌』 キラキラ
澪『この世に振り向かぬ異性、いや!同性だって振り向くに決まってる!』 シュタッ
唯「あの」
澪『エロカッコイイ?今更言われなくとも知っているさ!』
澪『さては唯』
唯「は、はい?」
澪『私に惚れ直したな?』
澪『ははぁん…さてはさっきのは告白のつもりか?
ふふ、遠まわしな言い方だから気付かなかったよ』
澪『でも残念だけど
私は誰か1人の澪ちゃんじゃなくて、皆の澪ちゃんなんだ!
よりたくさんの憧憬、羨望の眼差しを一身に向けられることで私は一層輝くんだ!!』
唯「澪ちゃん」
澪『だからごめんな、唯。
唯の告白は嬉しいけどそれに答えることはできな
唯「なに言ってるの?」
澪『えっ』
唯「ど、どうしたの?澪ちゃん!何か悪いものでも食べちゃったの!?」
澪《あれ?なんか心配されてる…》
鏡 キラッ
唯(あの恥ずかしがり屋の澪ちゃんが…おかしくなっちゃった!)
唯「澪ちゃんに一体何が…」
澪『おーい、まだ寝ぼけてるのかー』
唯(…あれ?)
唯「澪ちゃん、ココは何処?」
澪『よし、寝ぼけてるんだな!
良かった、てっきり私が何か間違えたのかと…』
澪『ココって…そりゃ部室だろ、軽音部室!』
唯「部室…」
唯(でも違和感が…)
澪『大丈夫かー唯、熱でもあるのかー?』
澪『さっきから言ってることもおかしいし…』
唯「!」
唯「違うよ!おかしいのは澪ちゃんだよ!」
澪『…』
澪『…はぁ、わかったわかった』
唯「わかってくれた!?」
澪『寝てれば直るだろ…』
唯「わかってくれてない!!」
澪『私は先にお菓子食べてるから、そこで寝てなよ』 ヒラヒラ
唯(めんどくさそうにあしらわれた!)ガーン
ガチャ
律『こんにち
唯「りっちゃん!!」 グイッ
律『ひっ!』
律『え、えっと、何かな…唯ちゃん』 オソルオソル
唯「澪ちゃんがおかしっくなっちゃったの!」
律『え?澪が?』
澪『いや、別に私は何もしてないぞ
おかしくないはず、いつも通りだ!』 ボリボリッ
律『うーん…』
律《何かおかしいのかなぁ?私にはわからないけど…
でも唯ちゃんの言い分も聞いてみないと…》
律『えっと…唯ちゃん』
唯 ジーッ
律『ひっ!』
唯 ジーッ
律『え え?あ、あの…ゆ、唯ちゃん、どどうしたの…かな?』 アセアセ
唯 ジーッ
律《うぅ…なんでずっとこっち見てるの…?》 アセアセ
唯「りっちゃん…なんで前髪おろしてるの?」
律『え? なんでって…私はいつもこう』
唯「いつもはカチューシャ付けてるよね? こんな感じに…」ソーッ
律『ま、前髪は触らないで!』サッ
唯「えっ」
律『ご、ごめんね…でも私はこうじゃないと…やっぱり恥ずかしいし…』
律《それに前髪下ろしてれば人の目を見ないで済むし…》ボソッ
唯(あ、あの元気一杯だったりっちゃんがなんだかしおらしく…!)
鏡 キラッ
唯「え、えっとごめんね。りっちゃん」
律『ううん…いいよ…唯ちゃん、気にしないで』 ソソクサ
トテトテ
唯(今…りっちゃん、私のこと”唯ちゃん”って言ったよね…)
唯(やっぱり澪ちゃんもりっちゃんも何か変だ…)
唯(…)
唯(あ、もしかしてドッキリとか!?) ピコーン!
唯(でもそんな事で澪ちゃんがあんな格好するかなぁ…)
唯「うーん…」
律『澪、澪』 トテトテ
澪『おっす、律 先生との話って何だったんだ?』 ムシャムシャ
律《大した事じゃないよ、それより唯ちゃん…どうしたのかな?》 ヒソヒソ
澪『なんか私が来てからあの調子なんだよなー』 ボリボリ
律《急に”りっちゃん”なんて呼ばれるからびっくりしたよ》 ヒソヒソ
澪『寝ぼけてるんじゃないの?来た時、なんか床で寝てたし』 ムシャムシャ
律『床で!?』
澪『床で』
律《それはおかしいね…何かあったのかな》 ヒソヒソ
澪『さぁな』 ボリボリ
律『もう…真面目に考えてよ…お菓子ばかり食べてないで』
澪『あぁ…もう、わかったわかった』
澪『つか本人に聞けよ』
律『そ、それは…ちょっと…』 モジモジ
澪『唯!』
律『わわ、澪!』 アセアセ
唯「…」
澪『…唯?』
律『…考え事かな?』
唯「…」
澪『…いや』
律『…』
唯「…ZZZ…デヘヘ…」
澪『寝てる』
律『…』
澪『唯、起きろ!唯!』 ユサユサ
唯「はっ!考え込みすぎて寝ちゃってた!」
澪『…やっぱり寝ぼけてたんじゃないのか』
律『…一応聞いてみようよ』
律『えっと、唯ちゃん 何を考えてたの』
唯「澪ちゃんとりっちゃんがおかしくなった原因を…」
澪『私達からしたら唯の方がおかしいんだけどな』
律『どちらにしても原因は探ったほうがいいよ』
澪『原因って言っても…』
律『唯ちゃん、唯ちゃんはどうして床で寝てたの?』
唯「えっと…」
唯(確かあずにゃんに逃げられて、部室に来て…)
唯(その後…はっ!!)
唯「鏡!!」
澪『鏡?』
律『鏡ってこの部屋の?』
唯「うん!そうだよ!部室で1人でいたら
鏡がガタッって動いて、声が聞こえてきたんだよ…」
律『あれ…こ、怖い系の話?』
澪『じゃないか?それで唯、どうなったんだ』 ワクワク
唯「そしたら鏡がピカッって光って!」
澪『光って?』 ワクワク
唯「何時の間にか寝てた」
律澪 ガクッ
澪『なんだよそれ、怪談話ならもっと上手く話せよな』
唯「えー、だって本当の事だもん、しょうがないよー」
律『お昼の澪の話凄かったもんね…うぅ、思い出すだけで寒気が…』ブルブル
澪『ふふん、まだまだ 私の本気はあんなもんじゃないぞ』 ニヤニヤ
律『ひっ もう、やめてよ…』
唯「澪ちゃんが怪談?」
律『そうだよ、私が鏡の怪談のお話してたら澪が被せてきて…もっと凄い怪談を…』ブルッ
澪『あの時の皆の悲鳴は忘れられないな!』 グッ
唯「…えっと澪ちゃんが悲鳴あげたんじゃなかった?」
澪律『え?』
唯「え?」
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/22(土) 21:54:30.35 ID:hdUKeH9P0
支援
澪律『…』
唯「…」
澪『やっぱり何か変だよな』
唯「うん、なんて言うか…」
律『お互いに話が食い違ってる…のかな?』
澪『さっきの続き! えっと…そこの鏡が光ったんだよな』
唯「うん…って、あれ?鏡ってそっちだったっけ?」
澪『ん…なんだ、今度は知らない間に位置の変わる鏡の話でもするのか?』
唯(位置……? はっ!) ピコン!
唯(わかった!部室の違和感!物の位置が逆なんだ!)
唯(派手で怖いもの好きな澪ちゃん、しおらしいりっちゃん)
唯(そして鏡! これらが示す事はつまり…!)
ガチャ
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/22(土) 22:00:05.63 ID:gKM60GKY0
梓『こんにちは!』
唯「あ、あずにゃ」
梓『皆さん!あずにゃんですよー!ニャンニャン☆』
唯「えっ」
澪『うわぁ…めんどくさいのが来た…』 ゾッ
梓『むむっ!聞き捨てなら無い言葉!めんどくさいだなんて酷いですよぅ!><』
唯「あずにゃん…?」
梓『唯先輩!!こんにちはですぅ!』
梓『あ、さっきは置いていってごめんなさい!…ごめんねですにゃん!☆』 キャピッ
梓『でもでも梓も頼まれた用事があったので仕方無かったのですです…全ては純の奴が悪いのです!』
梓『決して唯先輩のお説教がめんどくさかったとかじゃないんだから!勘違いしないでよね!!』
唯(わ、私のあずにゃんが…ハイテンションだぁ…!)
鏡 キラッ
澪『毎度ながらその演技は一体、何に媚びてるんだ…』
梓『演技じゃないです!天然なんです><』
澪『そんなストレートに自称する天然がいるか!?』
梓『それに媚びてる訳じゃないですよぅ、
と言うかそんな見っとも無い格好してる人には媚びてるなんて言われたくないですぅ』
澪『わ、私が見っとも無いだと!』
梓『あ、怒っちゃ駄目ですよぅ>< あずにゃんこわーい!☆』
澪『…なっ』イラッ
梓『あうあう…眉間に皺よっちゃってますよぅ
あんまり怒るとお肌にも良くないですよ?それに眉間の皺は年を取ると消えにくく…』
澪《うざい…》イライラ
律《どうしよ…どうしよ…》オロオロ
唯(な、なんか険悪な雰囲気…と、止めないと…)
唯「えっと…そ、そう言えばムギちゃんは?!」
澪律梓『…』
唯「…あれ?」
律『ム、ムギちゃん…えっと確か掃除当番だったよね…澪』
澪『掃除当番に指示だししてるから少し遅くなるってさ』
梓『そ、そうなんですかぁ 大変ですねぇ 掃除当番…』
澪『あぁ全く』
律『同情します』
唯「えっ…」
ガチャ
紬『私がどうかしたか?』
澪律梓 !!!
唯「ムギちゃん!」
紬『待たせたな、凡人ども』
唯「えっ」
紬『まったく、ほうきもまともに扱えない無能達の指導は骨が折れる
奴等の頭の中には脳みその代わりにプリンが入ってるんじゃないのか
この私の手をここまで煩わせてくれるとは…これだから下等階級は…』
梓『そ、そうですかぁ…それは大変だったのです、にゃん』
唯「ム、ムギちゃん?」
紬『む? どうした、唯?阿呆みたいな面して…』
唯「あ…あほ…」
紬『? 何も無いなら練習するぞ、いくら琴吹家の優秀な血の流れるこの私が所属してるとは言え
未だにこのバンドの音楽は聞くに堪えぬ雑音のような物だからな』
唯(あの優しかったムギちゃんが……ムギちゃんが…)
鏡 キラッ
唯「……はははは」
澪《あ、なんか壊れた…》
澪『…なあ、ムギ』
紬『どうした、澪 あまりお喋りしてる暇は無いぞ
これからはお楽しみ、地獄の練習時間が
澪『唯の様子がおかしいんだよ』
紬『…おかしい?』
唯「はははは…」
律『唯ちゃん、大丈夫?』
紬『…確かに何時もに比べると…酷いアホ面だが…』
澪『…だ、だろ?』
澪『そう言う訳だからさ、心配だし、今日の練習は無しにしないか?』
紬『…それはお前が練習をサボりたいだけじゃないのか?』 ギロッ
澪『い、嫌だなぁ ハハハ! そんな分けないでしょ ハハハハハ!』
紬『図星か… これだから凡人は… …まあいいだろう
様子が変だと言うのは本当みたいだからな』
澪《よし!きた!ラッキー!!なんだか知らないけどありがとう、唯!》
唯(あずにゃんもムギちゃんも様子が変だった…)
唯(いや、たぶん…ココだと変なのは皆の方じゃなくて私のほうなんだ…)
唯(やっぱりココは…)
紬『おい、唯』
唯「は、はい!?」
紬『一体今日はどうした?やる気が無いのか?』
梓『そう言えばぁ、さっきから何だか様子が変なのです、です♪』
澪『確か、鏡がどうのこうの言ってたよな』
律『唯ちゃん、何があったか…教えてくれる?』
唯「…」
唯「皆笑わないで聞いてね…」
一同『?』
唯「実は、私…」
唯「鏡の世界に来ちゃったみたい!」
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/22(土) 22:28:13.66 ID:gKM60GKY0
澪『…』
律『…』
梓『…』
紬『…』
唯(あれ?笑わない?)
唯(良かったー、皆いい人だよ!!) パァア
律『ど、どうしよ…寝てるときに頭強く打っちゃったのかも…』 アワアワ
澪『いや、もしかすると唯なりのドッキリのつもりかもしれないぞ…』
梓『わ、わーゆいせんぱいすごいですねぇ(棒)』 パチパチパチ
紬『はぁ…これだから凡人は…』
唯(笑われた方がマシだった!) ガーン!
かくかくしかじか
唯「と言うわけなんだよ!」
梓『つまり唯先輩は鏡の向こうのメルヘンワールドから来られたんですかぁ?』
紬『頭が痛くなるな…それは真面目に言っているのか?』
律『じゃ、じゃあ あの怪談本当だったってこと…?』
澪『にわかには信じがたいな…』
唯「本当だよ!部室の形が逆なのも鏡の世界だから!
皆の性格が逆になってるのも鏡の世界だから!
その証拠にホラ!鏡の向こうはいつも通りの部室なんだよ!」 ビシッ
律『えっと…私たちにはこっちがいつも通りなんだけど……』
梓『でもでもそれなら唯先輩の様子がおかしかったのも説明ついちゃいますよぅ?』
澪『いや、だとしたらいつもの唯は何処に言ったんだよ』
唯「え?いつもの?」
律『えっと今の唯ちゃんから見たら、こっちの…今居るこの世界の唯ちゃんだね』
唯「あ、そっか!こっちには私もいるんだよね!」
梓『そうですねぇ、何処行っちゃったんでしょうねぇ』
澪『だいたい常識的に考えれば、鏡の世界なんて有り得ないだろ
まだ唯が寝ぼけてる、あるいは頭打ったって考えるほうが現実的だ』
律《……あれだけノリノリで怪談話してたのに》
唯「え…でも…」
紬『いや…どうやらあながち嘘ではないらしい』
梓『あれれ? 紬先輩信じちゃうんですかー?』
紬『ギター』
律『ギター?』 コテッ
紬『唯の持ってるギターだ、よく見せてみろ』
唯「うん、いいよー」
ヨイショっと
ジーッ ゴソゴソ
唯「ほい」
澪『!!!!!!』
律『…嘘』
梓『これは…』
律梓『右利き!』
唯「え?ど、どういうこと?」 アセアセ
律『唯ちゃんは…左利きなの…』
唯「なんと!」
紬『考えられる可能性としては 鏡写しだから、利き腕も逆になると言う事だろうな』
紬『こっちの唯が左利きなら、向こうの唯は右利きだ』
紬『まさか25万もする…いやライティはもう少し高いか』
唯(ライティて…)
紬『まぁそんなギターをもう一本買ってきた、なんて訳じゃないんだろう』
紬『従ってそれが鏡の向こうから来た証拠と言うわけだ』
梓『本当ですねぇ 右利き用になってる以外はギー太そのままですしぃ』
律『凄い!本当だったんだ…』
唯「エヘン!」 フンスッ
澪『ゆ、唯!!それ触らせて!!』
唯「え、うん ほい」 サッ
澪『ああ…』 ドキドキ
サッ ジャーン
澪『…あはっ』
澪『やっぱりギターでもライティはいいな…』 ジーン
ジャンジャンジャカジャーン
澪『イェーイ!ヤッホー!』 ギュイーン
唯「澪ちゃん…」
律『…なんかごめんね』
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/22(土) 22:51:05.00 ID:4J+q7iJKO
支援
梓『病気の人は放っておいて話を進めませんかぁ
唯先輩の言ってる事も本当だってわかったんですしぃ』
律『病気は…ちょっと言いすぎ…だと…思う…たぶん…』
紬『ああ、アレは病気ではなく馬鹿なだけだ
もっとも病気なら治るからいいが、馬鹿は死んでも治らん』
律『紬ちゃんまで…うぅ…』
澪『俺の歌を聞けぇええ!!』ギュインギュイン
唯「あぁ、私のギー太がぁ」 ウルウル
律《でも私には庇いきれない…澪、ごめんね…》 シクシク
紬『さて、問題は大きく2つ』
唯「えっと…問題?」
紬『1つ、こっちの世界の唯は何処に行ったのか』
律『うん…唯ちゃん大丈夫なのかな…』
紬『2つ、どうやってこの状況を打開するか、だ』
梓『流石にこのままは不味いのですよぅ、にゃん』
唯「なるほど…」
唯「そうだよね!私帰らなきゃまずいよね!」
唯「…あれ?でもどうやって…???」 ハテナ
律『…うーん』
紬『1つ1つ解決していくぞ』
澪『いっくぜぇい!』 ジャーン
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/22(土) 23:00:26.40 ID:gKM60GKY0
紬『まず1つ目だが』
唯「こっちの私だよね!」
律『うん、そう。私たちの世界の唯ちゃん』
唯「わぁあ!ねぇねぇ! 一体どんな感じなのかなぁ!?」
律『えっとね…うーん 普段はクールな感じなんだけど凄い努力家かな』
唯「おぉ…なんだかカッコイイね!!」
唯(あれ?…でもそれって普段私が努力してないって事じゃ…?)
梓『クールって言うかあの人は単純に冷たいですよう><
私に対して向けるあの 興味ないね って感じの冷めた目は最早凶器ですっ!』 プンプン
紬『凡人とは言え、あの直向さだけは見るべきものがあるな
あくまで直向さだけだが』
澪『シャランラシャランラァ』 ジャカジャカ
紬『話が逸れたな、唯の居場所だが概ね予想は付く』
唯「え!どこどこ?」
律『あ…それってもしかして…入れ替わった…とか?』
紬『おそらくはな』
唯「入れ替わった…それって!向こうにいるって事!?」
紬『ああ、先ほど唯は鏡が光る直前に声が聞こえたと言ってただろう
おそらくそれはこっちの唯の声だ』
唯「なんと」
梓『でもでもそれはおかしいですよぅ、怪談だと”引きずりこまれる”じゃないですかぁ〜
”入れ替わる”のはちょっと違うんじゃないですかぁ?』
唯「あ、そっか」
澪『じゃかじゃかじゃんじゃんじゃかじゃん じゃかじゃん!』 クルッ
紬『お互いがお互いに”引きずり込まれた”と考えれば、一応の筋は通る』
律『つまり…こっちの唯ちゃんも鏡を見たって事?』
紬『ああ、話を聞く限りでは性格は違ってもこっち側の唯と向こう側の唯で行動にはあまり違いが無いらしい
”昼間に私たちと怪談話をした” ”1人で軽音部に向かった” この2点で2人の行動は共通している
私たちに関してもそれぞれの用事が同一だった事を考えれば…おそらくは唯の場合と一緒なのだろう
とは言え、幾つかの誤差はあるようだがな』
梓『シンクロニティですねぇ 鏡だから当然っちゃ当然ですよぅ♪』
唯「…???」プスプス
律『えっと…つまり…唯ちゃんがギターを弾いたらもう一人の唯ちゃんもギターを弾くって事かなぁ』
唯「ああ!なるほど!」
澪『ここで必殺技!回転弾き!!』 グルグル ジャンジャン
唯「じゃあこっちの世界の私は、今は私の世界の皆とお話してるのかな!」
紬『そうなるな』
梓『それなら2つ目の問題もスパッと解決ですねぇ』
唯「え?」
律『あ、そっか 2人の行動が一緒ならもう一度怪談の条件をみたせばいいんだよね
入れ替わった状態が、また入れ替わるから…』
梓『元通り万事解決です!ニャンニャン♥』
唯「そっか、そうだよね!あずにゃん頭いい!!」
梓『ニャハ☆ このくらいは朝飯前ですよぉ〜♪』
紬『確証は無いがな、試してみる価値は…
澪『いつもより多めに回って…っと、おっとぉ!!』 グラッ
バンッ
鏡 パリンッ
唯律梓『「あ」』
澪『いけねっ』
唯「鏡が…」
梓『割れて…』
律『澪…』
澪『いやーごめんごめん、ちょっとテンション上げすぎちゃった』
紬『…』
澪『えっと…ムギ?』
紬『…』プルプルプル
澪『紬さん?』
紬『こんのっ!!
大馬鹿物がああああああああああっ!!!!!!!!!』
澪『ひぃっ!助けて律!』
律《ごめん澪、庇いきれない!》
澪『アーッ!』
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/22(土) 23:17:17.41 ID:N27MVjTo0
このムギちゃんは好きだ
!かうろ
唯「ギー太は無事でよかったけど…」 ジャカジャン
唯「…ムギちゃんしばらく入ってくるなって…?」
律『…』
ドア チョウシノリスギマシタ!! オユルシクダサイ!!
ドア エッ イヤ ソレダケハカンベン
ドア ギャァアアアアアアアアアアアアア!!
律『…澪…ごめんね澪』 シクシク
唯「…澪ちゃんに一体何が…」 ゾッ
梓『キツイキツイ御仕置き中なんですよ……ププッ…ババァザマァw』ボソッ
唯「え?…あずにゃん?」
梓『なんですか?☆ ニャン♪』 ニコニコ
唯「…ううん、なんでもない」
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/22(土) 23:20:03.50 ID:NwPsJUuY0
ダーク軽音部とか出てくる展開かと思ったら違ってた
ガチャ
唯「!」律梓『!』
紬『入っていいぞ』
唯律梓「『イ、イエッサー!!』」
!つしぶ
澪『前が見えねぇ』
唯「み、澪ちゃん!」
律『澪…うっ…ごめんね』 ウルッ
澪『大丈夫だよ…気にするな、私も調子乗りすぎたし、ごめんな唯』
唯「はっ、ううん!わ、私は平気だよ!全然!」
梓『…大丈ぶふっ…ですか…ぷぷっ、澪先pぷはっ ぷはははっ』 プギャー
澪『梓お前ちょっと後で体育館裏来いな』
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/22(土) 23:28:02.88 ID:gKM60GKY0
紬『で、どうだった?』
律『あ…えっと、3人で校内の条件を満たせる鏡を探して見たんだけど…』
唯「はい!学校中、歩いて探し回りました!ぐるぐる〜!」
澪『私が地獄を見ている間にそんな事を』
梓『幾つか見つかりましたが、どれもダメダメだったのです><』
唯「いやぁ、面目ない」
紬『同じ鏡からじゃないと帰れないのか… まだ別の条件があるのか…
いずれにしても余計な手間を… これだから馬鹿はっ!』
澪『も、もういいだろ』
唯「そうだよ、可愛そうだよ あまり澪ちゃんを責めないであげて」
澪『唯…』 ジーン
澪『さては私に惚れたな!』 キラリンッ
梓『うわっこいつ反省してねー…じゃなかった…してないですニャン!』
キーンコーンカーンコーン
唯「あ、チャイムが…」
律『もうこんな時間か…どうしよう?』
紬『部活動と言う事で申請すれば まだ居残る事もできるが…
最終下校時刻を過ぎれば、もう放課後と言う時間でもないしな
今日は打ち切るしかないだろう…すまないな、唯 私がいながら申し訳ない…』
唯「ムギちゃん…」
紬『この部屋のこの位置にある事に意味があるのかもしれない、
割れた鏡は家の者に頼んで明日新しい鏡を持ってこさせよう』
澪『なら私は情報収集だな、ネットとかで例の怪談詳しく調べてみるよ』
律『うーん…じゃあ私は校内の噂を調べてみようかなぁ』
梓『私もクラスメイトに聞いてみますのにゃん☆』
唯「みんな…!ありがとう!」 パァア
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/22(土) 23:33:51.24 ID:5tv6Vwlh0
ずーっとSAGEてたんじゃ人は来ないぜ
!ちみりえか
唯(とりあえず今日はこっちの私の家に帰ることになりました!)
スタスタ
澪『? おい、唯 そっちじゃないだろ』
唯「はっ! うぅ…道が反対だと帰り道がわからないよ…」
律『全部が全部鏡写しだと不便そうだね…』
紬『前後が逆か… 鏡の特性を考えるなら 帰るには位置だけじゃなくて向きも重要なのか…?』
唯「ところで澪ちゃん」
澪『ん、なんだ?』
唯「そんな格好で外歩いてて恥ずかしくないの?」
澪『いや全然? むしろ誇らしい!』 ボインボイン
律『少しは羞恥心持とうよ…』
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/22(土) 23:40:04.03 ID:gKM60GKY0
澪『そっちの私は、胸を露出したりしないのか 随分恥ずかしがり屋さんみたいだな』
梓『澪先輩からすれば 常識的な頭した女の子は皆恥ずかしがり屋さんなのです☆』
唯「うん、澪ちゃんはね とっても恥ずかしがり屋さんなんだよ
人前に出たりするのも恥ずかしいみたい、後痛い話とか怖い話が駄目なんだ」
澪『まるで真逆だな』
律『澪…目立ちたがりだし、怖い話大好きだもんね…』
唯「でも澪ちゃんがちゃんと練習しようって言ってくれるから、私達も練習しなきゃって思えるんだよ
それに学園祭も新歓ライブも私が失敗しちゃった時、助けてくれたのは澪ちゃんなんだ」
紬『こっちの面倒くさがりに見習わせてやりたい どうにか爪の垢を煎じて飲ませてやれないだろうか』
澪『うっ、まるで私が駄目人間みたいに…私だってボーカルしてるじゃないか』
律『でも澪の場合はただ目立ちたいだけだよね…』
唯「あ、でも学園祭で転んじゃってパンツが見えちゃったのがトラウマに…」
澪『よし、勝った! 私はその時、最初から下着姿だった!』
梓『もしもし警察ですかぁ ここに変態がいますぅ』
澪『しかしこれだけの美人に生まれたのに恥ずかしがり屋だなんて勿体無いな』
梓『はいはい自画自賛ですねぇ♪おめでたいですぅ☆』
唯「それはりっちゃんもよく言ってるよ!」
律『…え、私?』
唯「うん、”澪はせっかく美人なのに勿体無い”って」
律『へぇ…鏡の向こうの私…どんな子なのかな…」
唯「りっちゃんはね!かっこいい!」
律『かっこいい…!』 パァア
唯「おでこが!」
律『えっ』
律《おでこがかっこいいの…??》ハテナ
唯「りっちゃんは元気印の明るい女の子だよー」
律『そうなんだ…』
律《私は根暗って言われてるみたいだよ…うぅ》シュン
唯「うん!勢い良く皆を引っ張ってくれて
あ、でも細かい所とかにも凄い気付くんだよ!
私、この前 取れかけてたボタン付けて貰っちゃったぁ
やっぱり部長だからかな!凄いよね!」
律《凄く立派な人だ……それに比べて私は》
律《全然駄目で…私も部長なのに…澪や紬ちゃんに頼りきりで…》
律『はぁ…羨ましいな…』
澪『…』
澪『お〜い 部長』
律『ふぇ…』
澪『よしよし そんな泣きそうな顔するなよ』 ナデナデ
律『うぅ…だって…私…不甲斐ないよ』 メソメソ
澪『律は誰にだって優しいだろ、しっかりしてるし…それに約束は絶対に破らない
私が思慮が足りない分、一歩引いた所でちゃんとブレーキかけてくれる』
律『えっ…』
澪『私は 律の良いところたくさん知ってるよ』
律『うん…』
澪『だから、これからもよろしく頼むな、部長』
律『みお〜…!ありがとう…』
澪『よしよし』 ナデナデ
唯「…」 ジーッ
澪『うわっ な、何!?』 アセアセ
唯「ううん、変わらないんだなって思って」
澪律『?』
唯「澪ちゃんとりっちゃんが仲良しなのは!」
澪律『!』
澪『へ、へぇ そ、そうなのか?』
律『なんだか照れくさいね…』
唯「うん!りっちゃん、いつも澪ちゃんを脅かしたり怖がらせたりしてるよ」
澪『律が?私を? て言うかそれは仲がいいのか?』
律『それは凄くうらやましい…』
澪『えっ』
律『私もおでこ出せばいいのかなぁ…』
澪『なんだそれ…』
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 00:01:06.71 ID:gKM60GKY0
紬『…』
紬『唯!』
唯「は、はい!」
紬『嫌に返事がいいな…』
唯「…えっと何だか逆らっちゃいけないような気がして」
紬『むっ……私はそんなに恐ろしいだろうか?』
梓《自覚ねぇのかよ…》ボ゙ソッ
紬『…』ギロッ
梓『なんでもないですニャン☆』
梓《うわ、こえぇ》
紬『…まあいい …唯、向こうの私はどんな人間だ?』
唯「えっ!」
唯「あ、ムギちゃんはね、おっとりぽわぽわのお嬢様!って感じかな!」
梓『あぁ、丁度私みたいな感じですねぇ』キャピッ
澪『何処がだよ、腹の中まっくろくろすけ』
紬『ふむ…なるほどな…』
律『…紬ちゃんも気になるんだね、向こうの自分』 クスッ
紬『ああ』
紬『私は優秀な血統たる琴吹家の一人娘として生まれ、
幼少の頃より英才教育を受け育ってきた…』
澪『いきなり何の話だよ…』
紬『己の才覚に奢る事は無く、血の滲む様な鍛錬にも根をあげず努力してきたつもりだ…
その甲斐あってか、まぁそこそこの人間にはなれたと自分では思っている…』
唯「…」ゴクリ
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 00:06:04.29 ID:GhQcpPB20
もちろん元の世界の話の方もやってくれるんだよな?
>>82 俺も見たいな。何か鏡の唯はED唯のイメージだ。
紬『だが私はいずれ父から琴吹家の後を継ぎ、その背に負う責任ある立場となるだろう
それは今の私程度の人間には到底勤まりはしない…私は琴吹の名に恥じぬ立派な人間になるつもりだ』
唯「すごいね!ムギちゃん!」
紬『…ただの目標だ、口にすれば夢が叶うなんて程世の中は甘くない』
紬『…鏡の向こうの私は、私とは真逆だ…』
紬『なら今の未熟な私に何が足りないのか きっと彼女が知っている』
唯「えっとこっちのムギちゃんの欠点をムギちゃんが知ってるの…?」
紬『そのままの意味じゃない、私には無い良さを彼女は持っている
それを見習えたらいいと思った』
紬『だから彼女の事をもっと教えてくれないか?』
唯「うん!任せといて、ムギちゃん!!」パァア
唯「ムギちゃんはいつもニコニコしてて、皆の事見守ってくれてて」
紬『ふむ』
唯「後ね、とっても力持ちなんだー」
紬『ふむ』
唯「あ、私たちのお菓子はいつもムギちゃんが持ってきてくれるの!」
律『優しそうな人だねー』
唯「うん!ムギちゃんは優しくて暖かくて…あ、お母さんみたいな人だよ!」
紬『…』
澪『傍から聞いてても見習って欲しい所は多々あるな』
梓『澪先輩には言われたくないと思いますぅ』
紬『私としては…コレでも優しいつもりなのだがな』
澪『何処が!?』
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 00:20:07.69 ID:RagE+MyT0
紬『ありがとう唯、 なんとなく私に足りない物がわかった気がするよ』
唯「いえいえ、どういたしましてだよ!」
澪『よし、まずは皆にお菓子持ってきてもらおうか!』
唯「あれ、こっちのお菓子は誰が持ってきてるの?」
梓『各自持参なのです♪』
紬『澪…お仕置きが足りないのか?』
澪『…めっそうもない!』
律『うーん…とりあえずニコニコから始めたらいいんじゃないかな…
紬ちゃんいつもムスッって感じだから』
紬『ニコニコ…難しいな…』
紬『こうか?』 ニヤリ
唯澪律梓(《こわっ》)
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 00:21:25.01 ID:OqDRIEKp0
みてるぞ
スタスタ
律『あ、もうすぐ別れ道だね』
紬『今日は唯のおかげで興味深い話が聞けたな』
澪『ああ!唯、また明日も聞かせてくれよな!』
唯「うん、また明日ねー」
梓『ちょっとぉおおおおおお!!』 ブチッ
澪『…なんだよ』
梓『なんで私の話を聞かないんだよ!!!!! この流れはどう考えても次は私だろうが!!!
つか主役だろうが!!!メインディッシュだろうが!!!! 飛ばしていいような脇役でもモブでもないんだよ!!!
華麗に解散しようとしてんじゃねぇえええええ!!!!』
唯「あ、あずにゃん…!」
澪『地が出てるぞ…』
梓『はっ…ニャン☆ニャン♥』キャピッ
澪『別に聞かなくてもわかるだろ
向こうの梓ちゃんは正直で純粋な可愛い娘だよ?』 ヤレヤレ
梓『ななっ くそっ ババァ いいやがりますねっ!』 クッ
澪『もうキャラ作る気無しかよ…』
梓『ずっとやってたから結構疲れてんだよ!!』
澪『いいけど 唯、引いてるぞ…』
律『えっと…』
唯「………」 ササッ
梓『うっ じょ、冗談ですよぅ!!ア、アメリカンジョークって奴です!ニャン♪』
澪律《苦しい…》
唯「…あめりかん?なんだ、そっかー びっくりしたよ、もう」
澪《納得したぁ!? こいつマジもんの天然か!》
澪《いや、こいつも実は計算なのか!?これだから女は恐ろしい!!》
梓『ニャン☆ニャン!』
梓『それでそれで向こうの私はどんな美少女なのですかニャン!』
唯「うん、あずにゃんはねぇ、ちっちゃくて可愛いんだぁ」
…略中…
唯「それでね、私がギー太に話しかけてたら あずにゃんが嫉妬しちゃって」
梓『へぇ』
唯「もうそれが可愛くて可愛くて!」 ニヘラー
梓『そうなんですかぁ、すごいですねぇ(棒)』
《くそっ、もう他の先輩達とも別れたって言うのに…こいつ 向こうの梓の話止めやがらねぇ…!》
《どんだけ大好きなんだよ! 百合か! 百合なのか!》
《ああ でも 鏡の向こうとは言え 私だもんな…むしろ私みたいな美少女放っとくとか逆に有り得ないもんな》
《そんな美少女あんな冷めた目で見る唯先輩とかマジありえねぇ…そう考えるとおかしいのはこっちか、こっちの世界か》
梓『ちくしょー 向こうの梓になりてぇ』
唯「ん?あずにゃん?」
梓『こっちの話です☆ニャンニャン!』
梓『それじゃあここでお別れですにゃん』
唯「あ、そっかー…ちぇ…せっかくこれから盛り上がる所だったのに!」
梓《結局梓の話しかしてなかったなコイツ》
唯「今日はいろいろあって疲れたやぁ 憂の晩御飯楽しみだなー」
梓《ん、あ?》
梓『唯先輩、鏡の世界の話は憂にしたのですかニャン?』
唯「…あ」
唯「忘れてた!」
梓『あちゃー それは結構まずくね』
梓『ぇですかニャン』
唯「うーん、大丈夫だよーきっと」 エヘヘ
梓『まぁ唯先輩がいいならいいですけどー(めんどうだし) それじゃあ、また明日ですのニャン!』
唯「じゃあねー」
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 00:40:08.61 ID:RagE+MyT0
!家の唯
ガチャ
唯「ただいまー」
シーン
唯「あれ?帰ってないのかなぁ…」
唯「って靴はあるから帰ってるよね?寝てるのかな?」
憂『…』 ジーッ
唯(あ、いた!テレビ見てたんだね!)
唯「憂ー!ただいまー!」
テレビ どっ!
憂『…ゲラゲラ』
唯「ただいま!」
憂『…』 ジーッ
唯「…うい?」
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 00:43:43.66 ID:wvNCu/Wh0
しえん
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 00:45:15.42 ID:HJQlM78G0
こっちは龍騎かと思った
この唯憂は見るのが辛い…。
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 00:52:35.29 ID:OqDRIEKp0
こっちの憂って・・・・
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 00:54:02.52 ID:mKHaLkihP
好き好き大好き
憂『…』 ジーッ
唯「ね、ねぇ うい ういったら」
憂『…』
唯「…お、お姉ちゃん帰ってきたよ!」
憂『…』
唯「うい…?」
憂『…』
憂『…チッ』
唯「!!」
唯(し、舌打ちされた!?) ウルウル
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 01:03:17.32 ID:CF8UNi2j0
唯「…う、うい?」
憂『はいはい おかえりおかえり』
憂『これでいいでしょ?いいから黙っててよ 今テレビ良いところなんだから』
唯「…!」
憂『…』
唯「えっと…その…晩御飯は…」
憂『…』ムカッ
憂『別に私いらないし、作りたいなら勝手に作れば』
唯「う…憂…?」
憂『…』 プイッ
唯「わ、わかったよ!私頑張って作るからね!」
憂『は?頑張らなくていいし』
唯「……うん」 シュン
グツグツ
トントン
唯「…」
グサ
唯「いたっ!うぅ…また失敗しちゃった…」 グスン
唯「えっと絆創膏、絆創膏…どこだっけ?」
唯「憂ー、絆創膏何処ー!?」
憂『私が知るわけ無いじゃん!いい加減にしてよね!』
唯「うぅ…」
唯(鏡の世界だから…)
唯(憂は私の事嫌いなのかな…)
唯「うっ…えっぐ」 シクシク
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 01:17:57.97 ID:CF8UNi2j0
支援
103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 01:18:04.34 ID:RagE+MyT0
テレビ 来週もまた見てくださいね!
憂『あ、終わった』
憂『…てかもうこんな時間じゃん』
憂『…ご飯作るのにどれだけ時間かけてるんだか』
憂『お姉ちゃん!』
シーン
憂『ねー』
シーン
憂『…チッ はいはい、だんまりね』
憂『よっこらせっと』
憂『ったく…何してんだか』
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 01:18:44.35 ID:ZljPrjf10
しえん
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 01:19:22.11 ID:ir/UFl6x0
∧∧
|・ω・`) そ〜〜・・・
|oCo
|―u'
| ∧∧
|(´・ω・`)
|o ヾ
|―u' C <コトッ
| ミ ピャッ!
| C
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 01:19:42.14 ID:ZljPrjf10
おもひろい
しえn
憂『お姉ちゃん、何してんの!?…って』
唯「えっぐ…えっぐ…」グスグス
憂『な、ななんで泣いてるの』
唯「…えっぐ…だっで」 グスッ
唯「りょうり…うまぐいがなぐて…」 グスッ
唯「ういも…わたじのごときらいで…」 グスッ
唯「うわ〜ん…!」
憂『っ なんでそんな事で泣くの!?』
憂《…何時もは私の事なんか興味なさそうに!文句の一言も言わない癖に…!なんで…!》
グツグツ
憂『あ、な…鍋焦がしてるし!もう!』
109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 01:26:52.68 ID:ZljPrjf10
しえん
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 01:29:48.02 ID:D5doMxj/0
これは見るのが辛くなる姉妹…
カチッ シュゥ…
憂『…良し』
憂『……これ、カレー?』
唯「グスッ…」 コク
憂『何時まで泣いてんの…』
憂『…』ペロッ
憂『わっ まずっ』
唯「……うぅ」 グスグス
憂『あぁあ!もう!!今日だけだから!』
唯「ふぇ…?」
憂『今日だけ私が作ってあげるって言ってんの!感謝してよね!』
唯「…うい!」パァア
憂『ふんっ』
唯「いただきます!」
憂『いただきます…』
唯「はむっ!」 ペロリ
憂『…どう』
唯「ふぇ?」 モグモグ
憂『味はどうなのって!二回言わせないで!』
唯「…ん」 ゴクリ
唯「あんまりうまくないね!」
憂《バッサリだぁあ!!》 ガーン
憂『…じゃあもう食べなくていい!』
唯「でも…2人で食べるとおいしいね!」 ニコッ
憂『…!』
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 01:38:09.35 ID:wvNCu/Wh0
ふぅ…
なあ・・・俺なんかニヤニヤが止まらないんだけど病気かな?
115 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 01:39:02.68 ID:ZljPrjf10
ツンデレだあああああああああああ
憂『なにそれ…』
唯「ほぇ?」パクパク
憂『自分は旨くできるからって…!馬鹿にして…』
唯「そんな事無いよ〜、今日だって失敗しちゃったし」 テヘヘ
憂『今日は今日でしょ!いつもは……!』
憂『って あれ?』
憂『お姉ちゃん なんで右でスプーン持って…』
唯「…えっ?」 モグモグ
唯「あ、そうだ! ちゃんと言っておかないと!」
憂『???』
かくかくしかじか
憂『はぁ?鏡の世界ぃ?』
唯「うん、そうだよ〜」 モグモグ
憂『そんなの信じられる訳…』
憂『でも それならお姉ちゃんがなんか変だったのも スプーン逆に持ってたのも説明付くし…』
唯「あ、ギー太も逆なんだって!」
憂『!』
憂《じゃ、じゃあ私 鏡の向こうのお姉ちゃんとは言え
関係ない人に当たり散らしてたって事!?ああぁ、恥ずかしいよ…》 カーッ
憂『……か、鏡のお姉さん…』
唯「ん、何?」 モグモグ
憂『…さっきはごめんなさい』
唯「うん?別にいいよ〜」 ニヘラ
ちょっと待てここで鏡の憂をツンデレにしたらいつもの世界の憂は……
と思ったけど人の性格や心境なんかコロコロ変わるもんだし影響は無いか
119 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 01:48:52.27 ID:ZljPrjf10
和はまだか
120 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 01:50:52.46 ID:ir/UFl6x0
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 01:50:52.87 ID:wvNCu/Wh0
のび太みたいになりそう
122 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 01:51:53.46 ID:ZljPrjf10
なん…だと?
123 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 01:54:46.28 ID:ZljPrjf10
>>118 澪律いつも通りだし慕ってる度は変わらないっぽいよ
唯「ごちそうさま!」
憂『ごちそうさま…』
カチャカチャ
唯「…でも良かった!」
憂『ん…何がですか?』
唯「憂、態度冷たかったから」
憂『う…それはごめんなさい…』
唯「ううん、そうじゃなくて
冷たいのは こっちの私の事嫌いだからなのかなって…」
憂『…』
唯「でも、私が困ってたらちゃんと助けてくれたし…
嫌いな訳じゃないんだよね!」 フンスッ
憂『嫌いですよ』
唯「えっ」
125 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 01:56:04.51 ID:9cJhIp2O0
>>123 そういやけいおん部も存在してるもんな
そんなぎちぎちに正反対ってわけじゃないのか
良かった
憂『鏡のお姉さんには悪いですけど…』
憂
『私は私のお姉ちゃんの事嫌いです』
唯「…」
憂『…すみません』
唯「…なんで…かな?」
憂『それは…』
唯「…」
憂『言えません…』
唯「ひどい!」
憂『えっ』
唯「そうやって…私の事わけも無く嫌うのね!」 プンスカ
憂『えっと、そうじゃなくって…
お姉ちゃんが嫌いだと言うのは鏡のお姉さんが嫌いって事じゃ…』
127 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 01:59:43.15 ID:D5doMxj/0
何故か鏡の世界の唯が想像出来ん
唯「憂…」
唯「私も…お姉ちゃんなんだよ!」
憂『…へ?』
唯「だから憂は私の事も嫌いなんだねっ…!酷いよっ!」ウルウル
憂『うっ だ、だから…その…』
憂『うぅ…わかりました、話しますよ…はぁ』
唯「えへへー」 ニヘラ
憂『っ』
憂《うぅ…お姉ちゃんの顔でこんなに怒ったり泣いたり笑ったりされると…》
憂『調子狂うなぁ…もう!』
憂『えっと…私達の両親は旅行好きで…家にいない時が多いんですよ』
唯「うん、私達の所も一緒だよー」
憂『…だったらわかると思うんですけど…
そうすると小さい頃から2人きりでいること多かったじゃないですか』
しえ
>>127 外見はEDの唯っぽい感じじゃない?
クールらしいし
唯「うん、そうだねぇ
私2人でいる時はずっと憂に頼りきりだったよ〜」 テヘヘ
憂『フフッ…なんとなく想像できます』
唯「でへへ、いやあ面目ない」
憂『…』
憂『こっちでは逆だったんです…』
唯「えっ?」
憂『私の方がお姉ちゃんに頼りきりだったんです』
唯「そうなんだ……」(想像できない!)
憂『…お姉ちゃん要領悪くて不器用なくせに 妹の面倒は姉が見るものだって聞かなくて…
最初の頃は得意の料理も酷かったんですよ、丁度今日みたいに…』
唯「料理が得意…」 ゴクリ
131 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 02:07:26.13 ID:mKHaLkihP
唯「ふーんそうなんだ、私部室行くね」
132 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 02:07:31.28 ID:CF8UNi2j0
支援
憂『でもどんどん料理も掃除も洗濯も上達していって…』
唯(凄い、凄いよ!私!)フンスッ
憂『私は私でそれに甘えちゃってたんですよね…
結局 家事は全部お姉ちゃんがやることになったんです』
唯「えへへ」 ニヘラー
憂『? どうかしましたか?』
唯「いやー、なんか私が褒められてるみたいでー」
憂『…もしかして鏡のお姉さん、掃除も洗濯もできなかったり?』
唯「うっ!鋭い!」
憂『フフッ 駄目ですよ 妹さんばかりにやらせちゃ』
唯「ブー 自分だってお姉ちゃんばかりにやらせてるくせに」
憂『グサッ!痛いところを…』
憂『でもまぁ そんな感じで
なんでもやる姉と ぐうたらな妹って構図が完成したんですが…』
唯「私のところと逆だ…」
憂『ある時から 関係がちょっとおかしくなっちゃったんです』
唯「ある時?」
憂『お姉ちゃんが軽音部に入った』
唯「!」
憂『えっと…軽音部の皆さんの事は知ってます?』
唯「うん!目立ちたがりの澪ちゃんに控えめなりっちゃん!
怖いムギちゃんに変なあずにゃん!」
憂『そんな感じです』 フフッ
136 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 02:19:29.23 ID:9cJhIp2O0
こっちの唯も軽い音楽だと思って入ったのか
それともしっかりと音楽やりたくて入ったのか
137 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 02:21:38.64 ID:ir/UFl6x0
>>136 けいおん部に入ってから変わったって言ってるから
軽い気持ちだろ
憂『軽音部の皆さんは個性的ですけど…とってもいい人達で…
お姉ちゃんもいい仲間を持ったなって思ってたんです、最初は』
唯「…」
憂『でもその時からですね、万年帰宅部員のお姉ちゃんが帰ってくる時間が遅くなっちゃったんですよ
そうするとどうなると思います? 家は散々ですよ、ぐうたらな妹には家事なんてできなかったんですから…』
唯(そこまで…!)
憂『お姉ちゃんが軽音部の皆さんと合宿に行ったときは危なかったですね
あと一日長く宿泊してたら、きっと私病院に運ばれてましたよ』
唯(…どんな状況?)
139 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 02:26:40.01 ID:D5doMxj/0
>>132 それが出来ないから言ってるじゃないか…
普段のぐうたらな唯のイメージが焼きつきすぎて…
140 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 02:29:14.74 ID:CF8UNi2j0
憂『そんな状況を見かねたのか、それからお姉ちゃん今度は早く帰ってくるようになったんですよ』
憂『そこからです、私達の大喧嘩は』
憂『私が帰ってくんなって言っても聞く耳持たなくて』
憂『全く本当に人の事馬鹿にしてますよね』
憂『だって あんな楽しみにしてた部活も早々に切り上げて帰ってくるんですよ?』
憂『妹の私が家の事何も出来ないから…』 ポロ
憂『私の事ちっとも…ちっとも…信頼してくれないんですよ…』 ポロ ポロ
憂『だから 私…言ってやったんです お姉ちゃんの事もう知らないって嫌いだって』 ポロ ポロ
唯「うい…」
憂『だから…私お姉ちゃんの事…嫌いなんです』
唯「…憂…本当は…」
憂『…』
唯「お姉ちゃんのこと…嫌いじゃないよね…」
憂『嫌いですよ』
唯「憂…」
唯「無理しないで…」
憂『無理だなんて…そんな』
唯「だって泣いてた…」ポロ
143 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 02:41:53.65 ID:CF8UNi2j0
支援
憂『なんで…鏡のお姉さんが泣くんですか…』 ポロ
唯「…ご、ごめんね」 ポロ ポロ
憂『謝らないでください…っ!
お姉さんに謝られるとお姉ちゃんが謝ってるみたいで…』グスッ
憂『本当に…悪いのは私なのに…』
唯「……うん、ごめん」 グスッ
憂『だから謝らないで!』
憂『私…私…』
唯憂『「うわ〜ん!!」』
145 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 02:45:47.36 ID:CF8UNi2j0
支援
146 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 02:45:48.49 ID:9cJhIp2O0
しえ
はっきり言わせて貰うけど、スッゲー面白いから頑張れ
憂は鏡の世界でも良い子や。
149 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 02:47:35.64 ID:nUhdkM540
支援
憂『…』ゴシゴシ
憂『えへへ、見苦しい所見せちゃいました…』
唯「ううん、お互い様だよー」ゴシゴシ
憂『…』
唯「…」
憂『ごめんなさい』
唯「え?」
憂『お姉ちゃんの事が嫌いって言うのは嘘です』
憂『だから、ごめんなさい』
唯「うん!」パァア
和む
支援
152 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 02:51:57.15 ID:D5doMxj/0
あずにゃんのキャラに少しイラつきを覚える…
だが支援
憂『…』
唯「…お姉ちゃんと仲直りできる?」
憂『したいです…』
唯「じゃあ!」
憂『…でも無理ですよ』
憂『だって…私あんな酷い事言っちゃったんですよ?』
唯「…」
憂『それに…』
憂『お姉ちゃん、少しも怒らないんです』
唯「えっ?」
憂『酷い事言われて、家事までさせられて』
憂『それで文句の1つも言わないんですよ…信じられますか?』
憂『まるでなんでもない事みたいに……振舞うんです』
唯「…」
憂『たぶんお姉ちゃん…私の事なんて何とも思ってないんです…』
憂『ほら、嫌いな人に嫌いだなんて言われても傷ついたりしないでしょ?』
憂『それですよ』
憂『お姉ちゃんも私に何言われたって怒らないんです 泣きもしないんです』
憂『だから…お姉ちゃんも…私の事嫌いなんですよ……きっと』 ポロ ポロ
憂『当然ですよね ぐうたらで家の事なんて何もしなくて…
かと言って放って置いたらのたれ死にそうで… そうやって…自分の大切な時間を奪っていく妹なんて…
そんな迷惑な妹なんて… 嫌いになって… 当然ですよ…』 グスッ
憂ちゃんは何処の世界でも天使すなぁ
156 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 03:00:03.66 ID:RagE+MyT0
ギュッ
憂『…えっ』
唯「大丈夫だよ…憂」
唯「お姉ちゃん、きっと憂の事嫌いになんてなってないよ」
憂『鏡のお姉さんに何でわかるんですか…?』
憂『嫌いになってないなら!なんで何も言ってくれないんですか!』
憂『何も言わないくらいなら、文句の1つでも言って欲しかった!』
憂『そしたら私も…』
唯「…わかるよ」
憂『…えっ』
唯「だって私もお姉ちゃんだもん」 ニコッ
唯「私だったら大切な妹の事嫌いになったりしないよ」
憂『…それは…鏡の世界だから』
憂『反対なんです…それも…』
唯「ううん、鏡の中だって変わらないよ!」
唯「好きだって気持ちは!」
憂『…』
唯「澪ちゃんとりっちゃんは…こっちでも仲良しだった」
唯「ムギちゃんは優しいか怖いかの違いはあったけど、やっぱり皆の事を一生懸命考えてくれてた」
唯「あずにゃんだってきっと皆の事が好きだから軽音部にいる」
唯「それに…こっちの憂も私の事が好きだったから!」
憂『!』
唯「だから一緒だよ、こっちの私も憂の事が好き!」
憂『…』
唯「憂のお姉ちゃんは不器用なんだね」
憂『…』
唯「怒ったり 文句言ったりしないのは」
唯「きっとお姉ちゃん 憂にどう接していいかわからなくなちゃったんだよ」
憂『…私が…酷い事言ったから…』
唯「ううん、そうじゃないよ…
憂は確かに酷い事を言ったけどそれはお姉ちゃんを思ってたからでしょ
お姉ちゃんに迷惑かけたくなかった…頑張って部活やってる時間を奪いたくなかった」
憂『…』 コクリ
唯「だったら大丈夫…今回のはボタンの掛け間違いみたいなものだよ」
唯「憂が間違ってるとしたらね」
憂『…』
唯「それは”お姉ちゃんが憂の事迷惑に思ってる”だなんて思ってることだよ!!」
憂『…だって…私』
唯「お姉ちゃん何で憂の事放って置かないと思う?」
憂『それは…私が何もできないから…』
唯「ううん、違うよ」
唯「憂の事が大切だからだよ!」
憂『えっ…』
唯「お姉ちゃんにとって部活は大切な時間だけど…」
唯「同じくらい憂と一緒にいる時間も大切なんだよ!」
憂『!』
160 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 03:19:43.78 ID:D5doMxj/0
鏡の世界でも本質的な部分は変わって無いって事か…
「ぶんおいけ」じゃなくて「けいおんぶ」の方も書いてくれ
唯「だから大丈夫…!」
唯「きっと仲直りできるよ!」
憂『…』
憂『…』
憂『ウッ…ウッ…』 ウルウル
憂『お姉ちゃん!!』 グスッ
唯「よーしよしよし、いい子いい子」 ナデナデ
163 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 03:26:14.06 ID:ZljPrjf10
のび太な和ちゃんはまだですか?
唯「まぁ 私も憂には迷惑かけっぱなしなんだけどね」 テヘヘ…
憂『とか言って なんだかんだしっかりお姉ちゃんじゃないですか』
唯「そうかな!」 パァア
憂『ふふっ きっと向こうの憂も鏡のお姉さんの事大好きですよ』
唯「うん!」
憂『私…お姉ちゃんに謝ろうと思います』
憂『許してもらえるかはわかりませんけど…』
憂『そしたら仲直り…できたらいいな…』
唯「きっと許してもらえるよ〜」
憂『お姉さんに言ってもらえると心強いです』
唯「えへへ〜」
憂『…お姉ちゃん…ありがとう』
!さあくよ
梓『なんか綺麗に( ;∀;)イイハナシダナーみたいに片付けてるけど全然だから
まだ鏡の世界とか 根本的な話解決してねぇから 帰るまでが遠足だから
つか憂の奴急に出てきて調子乗りやがって ツンデレかよ 舐めやがって
私の出番取りやがって つか
>>157とか私の話だけ適当じゃね、とって付けたようじゃね ふざけやがって
でもでも!ココからは皆さんお待ちかね!あずにゃんタイムですよー!!ニャンニャン♪♪
憂とかwwwもうお前の出番ねぇからwwwwwwざまぁwwwww
ま、面目躍如と言う事で散々活躍してやりますから!!別に期待してて欲しいわけじゃないんだからね!!』
澪『何やってんだ、お前…』
梓『なんでもないですよぅ><ニャンニャン!』
鏡 ピンピカリン!!
唯「おぉ…」
律『たった一日こんなに綺麗に治せるんだ…凄い…』
166 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 03:38:09.56 ID:ZljPrjf10
どうなってるの…
梓www
紬『…はい……いえ、助かりました……本当に有難うございます…それでは、失礼いたします』
ピッ カチャ
紬『ふぅ…』
唯「あ、ムギちゃん 誰に電話してたの〜?」
紬『あぁ、琴吹家 執事の斉藤だ いつも何かと私の面倒を見てもらっててな…
今回の件にしても鏡を新調する訳でなく、割れた鏡を治せるよう手配してくれたのは斉藤でね、全く彼には頭が上がらないよ』
唯「そうなんだ 凄いね!」
澪《いつもこれくらい腰が低かったらいいのに…》
梓『でも〜位置と向きが重要ってなら、他の鏡をここに持ってきたって良かったんじゃないですかぁ?』
律『それが…そうでもなくて…』
澪『鏡は異世界への扉』
澪『でも全ての鏡が異世界に繋がる訳じゃない、繋がってもそれは別の世界に繋がっている』
澪『だから 元の世界に帰るには来た時と同じ鏡を使わなくちゃ行けないんだ』
澪『これがネットの噂、校内に流れる怪談 両方から導いた結論って所かな』
唯「ほえ〜」
梓『でも…同じ鏡じゃないと駄目ってそんな難しい事じゃないですよねぇ…』 ジロッ
澪『全くだ、何でこんなめんどくさい事に』
紬『めんどくさくしたのは誰だ…』 ギロッ
澪『…過ぎたことを言いあうのは止さないか』
律『ま、まあ…これで帰れるんだし たぶん』
紬『何にせよ 後は放課後を待つばかりか』
唯「…そうだね〜」
澪『それじゃあ、授業行くか』 スタスタ
律『唯ちゃん、用意とかちゃんとできた?前後反対でも大丈夫だった…?』 スタスタ
唯「朝は憂が手伝ってくれたから、大丈夫だったよ〜」 スタスタ
澪『あれ、憂ちゃんとは喧嘩しなかったのか?』 ガチャ
唯「うん!えっとねー…」
梓『…』
梓『あれ?あずにゃんタイムは…?』
170 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 03:49:56.79 ID:ky9bLe7o0
おもしろし
171 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 03:51:52.37 ID:zW4Yi+TK0
追いついた。これは面白いw
!つしうょき
ガラガラ
唯「でねー」
澪『なんだそれ』
アハハ
和『!』
唯「あ、和ちゃん!」
和『…』プイッ
唯「和ちゃーん」
和『…裏切り者』
唯「えっ」
律『和ちゃん…』
和『気安く話しかけないでくれるかしら』
唯「えぇえっ」
173 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 03:55:02.36 ID:ZljPrjf10
和ちゃんキターーーーーーー!!!
唯(み、澪ちゃん…和ちゃんが…)ヒソヒソ
澪『ああ…いつもこんな感じだよ』 ハァ
唯(和ちゃんも私の事嫌いなの?)ウルウル
澪『いやあ…嫌いって言うより…』
和『ふん、軽音部の皆さんとはまた随分仲がいいみたいね』
律『えっとね…和ちゃん』
和『ま!私には関係ないけどね!ふん!』
澪『拗ねてるだけだよ…』
唯「あの真面目な和ちゃんが…」
鏡に中の世界なんてありませんよ・・・
ファンタジーやメルヘンじゃないんですから
つんでれ!
177 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 04:02:07.06 ID:ZljPrjf10
まるでツンデレのバーゲンセールだな
178 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 04:04:29.70 ID:ir/UFl6x0
179 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 04:05:37.80 ID:ZljPrjf10
しかし最近ニヨニヨできる良SS多いな
嬉しくて寝られない
和『ねぇ、唯』
唯「ふぇ?」
和『今からでも遅くないわ、考え直さない?』
唯「え?」 ハテナ
和『部活よ、部活』
和『そんな所にいたら唯は駄目になるわ!』
律『そんな所って…』
唯「だ、駄目になんてならないよ!皆といると楽しいよ?」
和『そんなの今だけよ!』
和『だいたい軽音楽なんてやってても将来プロになれる訳じゃないんだから』
和『音楽なんていくらやったって無駄よ』
律『そ、そんな事は…』
和『いーえ、無駄無駄!そんな物努力したって何の価値も無いわよ!』
澪『おい、和!』
紬『…聞き捨てならないな』
和『何よ! 文句あるの!?』
唯「…」
和『ねぇ、唯…私はあなたの将来の事を考えて
ペチン
和『…えっ?』 ジーン
澪律紬『!』
くそ 俺を寝かせてくれ・・・
183 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 04:15:10.05 ID:ZljPrjf10
殴ったね!!もっと殴ってくれ!!!
和『…ゆ、唯?』
唯「和ちゃん、そんな事言ったら駄目だよ」
和『…』
唯「めっ!」
和『…』
唯「?」
和『ふぇ…』 ウルウル
唯「えっ」
和『ゆ、ゆいぢゃんが……ぶったぁああ!!』 シクシク
和『うぇええええん!!!』
唯「和ちゃん!?」
185 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 04:22:12.27 ID:ZljPrjf10
ちんぽたった
186 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 04:23:26.57 ID:zW4Yi+TK0
凄くニヤニヤしてしまう
和『えっぐ えっぐ』 グズグズ
唯「の、和ちゃん 大丈夫!? やりすぎたよ、ごめんね…」
紬『やれやれ、まるで駄々をこねる子供だな』
澪『あぁ… 唯、放っときなよ』
唯「駄目だよ!可愛そうだよ!」
唯「ほら、和ちゃん泣き止んで…」
和『じゃ、じゃあっ…ぐすっ…ゆい…けいおん部…やめてぐれるっ…?』 グズグズ
唯「それは無理です」
和『ううううう!もう!唯なんてじらない!』 プイッ
唯「…和ちゃん」
律『唯ちゃん、そっとしておいてあげよ…ね?』
唯「…うん ごめんね、和ちゃん」
和『…グス』 グズグズ
188 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 04:27:25.29 ID:ZljPrjf10
そうなんだ、じゃあ私生徒会行かないね
わいわいがやがや
ガラッ
さわ子『…』
唯(さわちゃん!)
さわ子『…静かにしろ!!!!』
シーン
さわ子『全員席に着け』
ガタッ ガタガタッ
シーン
さわ子『…よし』
唯(な、なんだか怖いよ…)
190 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 04:32:16.41 ID:ir/UFl6x0
さわちゃんは余りかわr
おっと誰かきたようだ・・・
さわ子『…』 カツカツ
さわ子『出席を取る』
さわ子『秋山!』
澪『はーい』 ボインボイン
さわ子『また…お前は…』
さわ子『なんだその格好は!学校舐めてるのか!』 カッ!
澪『先生、これが私のフォーマルスタイルです』 ボイン
さわ子『ふざけろ!今すぐ着替えるんだ!』
さわ子『それとトイレに行って化粧も取ってこい!』
澪『いやーん、いけずぅー』
唯「澪ちゃん…」
!昼お
唯「いやぁ、今朝のさわちゃん怖かったねぇ…」 モグモグ
澪『全く、横暴だよな』 ピッチリ
唯「あ、澪ちゃんがピッチリしてる…」
紬『お前の場合は自業自得だろう』
澪『いや、これは若さと美しさへの嫉妬かもしれない!罪深いな、私!』 バッ
唯「そしてすぐ肌蹴た…!」
律『あはは…』
律『でも、厳しいけどさわ子先生は立派な人だよ…』
唯「そうなの?」 モグモグ
紬『誤解されやすいが、あの先生は本当に生徒の事を思ってくれている』
澪『けいおん部の顧問も引き受けてくれたしな…』
律『さわ子先生も音楽やってたから…私達の夢も応援してくれてるんだよ…!』
唯「そうなんだ!」
律『うん…!』
193 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 04:43:35.59 ID:5rOkgnMoO BE:2431174777-2BP(3200)
!!!
がめちゃイケに見えてくる
194 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 04:47:03.98 ID:1ZFAAfIiO
支援
紬『ところで…』
和『…』 チラッ チラッ
紬『さっきから非常に食べにくいんだが…』
律『こっち何度もみてるもんね…』
澪『構ってちゃんか…アイツは』
唯「本当だ…」
唯「…」
唯「ねえ!和ちゃんもお昼誘おう!」
澪『は? おい、唯』
唯「いいじゃん!皆で食べたら楽しいよ!」
律『そうだね…澪』
澪『はぁ…わかったわかった、仕方ないなぁ…』
唯「…和ちゃん!」
和『! な…何よ?』
唯「和ちゃんも一緒に食べよ!」
和『!』 パァア
和『はっ』
和『な、なんで私があんた達と食べないといけないのよ!』 プンスカ
唯「うぅ、嫌かな…」
和『!』
和『で、でも ゆ、唯がどうしてもって一緒に食べてあげない事もないんだから!』
澪『何時の時代のツンデレだ…』
197 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 04:56:33.88 ID:zW4Yi+TK0
やっぱり唯の存在は皆にとって光になるんだな
流石唯。天使、そして俺の嫁
198 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 04:58:29.91 ID:ir/UFl6x0
唯「はい、皆!和ちゃんも一緒だよー!」
律『うん…和ちゃん一緒に食べよっか』
紬『…好きにしろ』
和『!!』パァア
和『べ、別に1人で食べてて寂しかった訳じゃないんだからね!』
澪《寂しかったのか…》
唯「もう皆に酷い事言っちゃ駄目だよー」
和『そ、それは…』
唯「ねっ」
和『…』 コクリ
和『…ごめんなさい』
唯「澪ちゃんもいいよね?」
澪『やれやれ…元々そんなに気にしてないよ』
和『!』パァア
唯「うん!皆、仲良しが一番だよ!」
あんな産廃金払ってでも処分してほしいぐらいなのに
お前ら引き取ってくれるのか
!ごかうほ
梓『ねぇ、澪先輩 あずにゃんタイムは?』
澪『はぁ?』
梓『あずにゃんタイムですよ!あずにゃん!
和とかさわ子とか中途半端なキャラはどうでもいいんだよ!!!!!
今、必要なのはなんですか!あずにゃんでしょ!!美少女あずにゃんでしょうが!!』
澪『何が言いたいんだよ…』
梓『出番欲しい…もっと活躍したい…』
澪『ああそう』
梓『先輩方はいいですよねぇ…出番あって……それに比べて放課後まで放って置かれた私…にゃんにゃん…』
澪《めんどくせぇ》
梓『先輩方がお昼、和と馴れ合っていた間…私あずにゃんは何をしていたかと言うと…』
澪《こいつ!出番欲しいからって回想する気かっ…!》
!想回
憂『ふわぁ…よく寝た』 ノビー
梓『授業中ずっと寝てましたねぇ、そんなだとテストの時にぃ 泣くことになりますよぅ☆』
純『睡眠は労働なくしても神々が与えてくれる…だが、労働すればそれは三倍甘美になる…』 カキカキ
憂『いいの、私は!どうせ授業なんて聞いててもわからないしぃ』 グウタラー
純『学問の価値は習う者の価値によって決まる…』 カキカキ
梓『そんな憂に残念なお知らせが…
実は…次の授業は、なんと抜き打ちテストなのですっ!』
憂『え!?そんな、聞いてない!困るよ!?』 アセアセ
梓『大変残念なのです!にゃん♪』《憂ざまぁwwww》
純『ああ無情…』 カキカキ
憂『うぇえん!』
!了終想回
梓『とまぁ、特に面白みの無い一日でしたよ…』
澪『じゃあ無理して語るなよ…そして憂ちゃん助けてやれ…』
鏡 ピカピカァ
唯「あとは部屋に1人きりで鏡の前に立てばいいんだよね…」
律『…もう帰っちゃうんだね』
唯「うん、向こうで皆も待ってると思うし」
澪『…元に戻るだけとは言え、なんだか寂しくなるな』
紬『唯、向こうの私達にもよろしく言っておいてくれ』
唯「任せといて!こっちの皆の事!ちゃんと伝えておくよ!」
澪『…それじゃ私達は部屋を出て
梓『あぁあ!もう納得行きませーん!!!』
204 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 05:21:20.76 ID:9cJhIp2O0
しえん
205 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 05:22:21.06 ID:zW4Yi+TK0
回想ワロタ
206 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 05:26:54.82 ID:9cJhIp2O0
澪『また騒ぎ出した…』
梓『だってこのまま終われないっしょ!!!!』
梓『オチついてないのに落ち着いてられないっしょ!!』《よし、私上手い事言った!》
梓『あ、そうだ!演奏しましょう!!!』 ピコーン!
澪『また唐突だな…』
律『えっ…でも…』
梓『時間はまだあるのです!!お願いします!』 ペコリ
紬『…』
梓『1曲!1曲だけでいいのです!私に活躍の機会を!!』ザザッ ペコッ ベシィッ
澪《ど、土下座だと!?いくらなんでも形振り構わなすぎだろ!》
紬『…唯、少しだけ…遅刻してもいいか?』
唯「…うん!」
唯「私も…鏡の世界の皆の演奏聴いてみたいな」
梓『よっしゃ来たー!!!』 ピョン!
208 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 05:29:31.70 ID:9cJhIp2O0
>>207 > 梓『オチついてないのに落ち着いてられないっしょ!!』《よし、私上手い事言った!》
不覚にも
澪『ま、せっかくだしな!ヤるからにはとことんヤるか!よし、まずは服を
律『脱がなくていいからねっ!?』
梓『はしたないですぅ><みっともないですぅ><』
澪『な、私の体がはしたないだと!?』
梓『キャー!あずにゃんこわーい!!』
紬『ふざけてないで、早く準備しろ!』
澪梓『はーい』
唯「楽しみだなー」 ワクワク
澪『よし、配置についたな』
唯(澪ちゃんめっちゃ前だ…りっちゃん、ただでも後ろなのに影に隠れて見えないし…)
紬『よし、時間もおしてるからな 早く始めるぞ』
澪『ああ、律 頼む!』
律『うん…』
唯 ドキドキ
律『1,2,3,4』
♪ ♪ ♪
唯(わぁ!)
ジャーン!
律『…』
梓『…』
紬『…』
澪『…』
パチパチパチパチ
澪律紬梓『!』
唯「すごいすごい!」 パチパチパチ
212 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 05:47:22.55 ID:9cJhIp2O0
しえn
澪『ふふっ どうだった?』
唯「あんまり上手くないですね!」
律(ば、ばっさりだ…)ウルウル
紬『正直、私はこの部の演奏はまだまだ人に聞かせられる様な物じゃないと思ってる』
梓『ぶっちゃけ酷いのですぅ☆特にベースが』
澪『おい』
唯「でも皆の演奏、凄く楽しそうだったよ!」
梓『ベースなのに身を弁えずあれだけ前に出て好き勝手に演奏してたらそりゃ楽しいのです><』
澪『おい』
214 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 05:53:18.70 ID:ZljPrjf10
このあずにゃん面白すぎる
215 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 05:54:49.91 ID:9cJhIp2O0
唯「上手くないって言うより…何かちょっと違うって言うか…」
梓『ああ、それはきっと余計な音が多いんですよぅ、ベースがいなければ丁度よくなるはずです☆』
澪『お前マジ後で体育館裏来いな、今日は逃がさないから』
唯「ううん、多いんじゃなくて足りないんだよ!」
律『唯ちゃん…』
唯「えっ?」
律『唯ちゃんのギターが足りないから…』
唯「あ…そっか!」
紬『…そうだな、唯がいれば私達の雑音も少しはマシになるだろう』
梓『唯先輩も含めて私達4人じゃなかった…5人が一体になれば素晴らしい演奏になるのです♥』
澪『おい、今頭の中で私の事メンバーから外しただろ、おい』
唯「そっか…!うん!!」
澪『? 唯?』
唯「私こっちの世界に来て、皆の演奏が聞けて!良かった!」
律『…えっ』
唯「私、最初は不安だったんだぁ いろんな事が逆の鏡の世界で
私とは逆の、もう1人の私は 楽しく過ごせてるのかなって…」
唯「でもね、皆の演奏を聞いて わかったよ!!
鏡の世界の私も皆と一緒に!楽しい音楽が出来てるんだって!」
梓『先輩…』
唯「皆!これからもこっちの世界の私と仲良くしてね!」
紬『ああ、約束しよう』
澪『もちろん…当たり前だろ』
梓『先輩の事も憂の事もこの梓に任せておいてくださいニャン♪』
律『私達と唯ちゃんはずっと友達だよ…!鏡の唯ちゃんもずっと友達だよ…!』
218 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 06:06:34.18 ID:9cJhIp2O0
唯「うん!皆ありがとう!じゃあ私もう行くね!」
澪『ああ…よし、それじゃあ、私達は部屋から出るぞ』
ゾロゾロ
澪『じゃあなー 唯』
律『唯ちゃん、またね!』
梓『機会があったらまた遊びに来てくださいですぅ☆』
紬『感謝している ありがとう』
唯「うん!こっちもありがとう!それじゃあ、またねー!!」
パタン
唯「よし、それじゃあ私早く帰らないとね、こっちはこっちの私の場所だもん!」
鏡 …
鏡 ガタッ
唯「!」
鏡 パァアアアアアアアアアアア
220 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 06:07:50.85 ID:9cJhIp2O0
221 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 06:11:38.57 ID:9cJhIp2O0
222 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 06:12:02.46 ID:zW4Yi+TK0
起床支援
間
唯「…あれ?」
唯『ここは…』
唯「『!!』」
唯「あ、あなたは!」
唯『…もう1人の!』
唯「『私!!』」
唯「本当そっくり!鏡みたい!!」 クルッ キョロ
唯『え、ええ 鏡ですから…』
唯「凄いね!」
唯『そうですね』
225 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 06:15:45.25 ID:ZljPrjf10
まさかの敬語キャラ
226 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 06:19:40.82 ID:9cJhIp2O0
wktk
唯『あなたが鏡の世界の唯ですか?』
唯「鏡の世界はそっちだよー」
唯『あなたから見たらそうなりますね』
唯「あ!ギー太が左利きだ!!」
唯『…… どうぞ』 ヨイショ
唯「わー!!すごいね!」
唯「あ、はい!私のギー太!」 ヨイショ
唯『どうも』
唯「本当すごいよー!」
唯『…』ジーッ
唯「…はっ」
唯『…』ジーッ
228 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 06:23:11.17 ID:zW4Yi+TK0
和んだ
229 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 06:23:55.26 ID:vJUiJeTw0
モーニングショット
唯「ど、どうしたの?」
唯『いえ、聞いていた通りだったので…』
唯「え!も、もしかして皆から…?」
唯『ええ、噂はかねがね』
唯「ど、どんな風に聞いてる?」
唯『天然で、怠け者であんまり練習しなくて
唯「あうぅ」
唯『素直で純粋な可愛らしい娘だと…』
唯「えへへ〜」 テレテレ
231 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 06:28:02.57 ID:9cJhIp2O0
これが終わったら鏡の世界じゃないほうも見てみたいなあ
232 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 06:30:52.51 ID:ZljPrjf10
鏡の世界の和ちゃんはよくあれで生徒会長になれたな
唯『あなたは皆からとても愛されていました…』
唯「いや〜照れますな〜」
唯『少し羨ましいです…』シュン
唯「えっ?」
唯『…私の事はどう聞いてますか?』
唯「クールだけどちょっと不器用な努力家!」
唯『…他には?』
唯「えっと…」
唯『…』
唯『…嫌われてはいませんでしたか?』
234 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 06:37:27.18 ID:9cJhIp2O0
唯「あっ!もしかして憂のこと?」
唯『…そうですね、彼女は私の事…』
唯「嫌いじゃ無かったよ!」
唯『え、憂と話したのですか?』
唯「うん!」
唯『…憂は何か言ってましたか?』
唯「お姉ちゃんと仲直りしたいって!」
唯『!!』
唯『そう、憂がそんな事を…』
唯「…私は…憂と仲直りしたいよね?」
唯『ええ、できる事なら…』
唯「よかった!」
唯『ですが…私の我侭で彼女を傷つけてしまって』
唯「ねえ、私 私は憂の事好き?」
唯『…はい…
大好きですよ』
唯「だったら大丈夫!きっと許してくれるよ〜」
唯『…そうですか…!』
唯「そうだ! 一緒に料理すれば良いよ、きっと喜ぶよ〜」
唯『…やってみます!』
237 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 06:47:22.52 ID:9cJhIp2O0
唯『なんだか不思議ですね…』
唯「そうだねぇ、鏡の世界なんて不思議な事もあるよね〜」
唯『いえ、そうじゃなく あなたが』
唯「えっ、私?」
唯『ええ、あなたと話していると何だか癒されると言うか…』
唯『皆から愛されるのもわかる気がします』
唯『同じ私なのに…』シュン
唯「…」
239 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 06:54:51.61 ID:vJUiJeTw0
どっちの唯ちゃんも愛してるよ
240 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 06:55:04.93 ID:JHoqJDN20
追いついたしぇーん
唯「ねえ、私」
唯『はい…?』
唯「あなたの事、皆心配してたよ!」
唯『えっ』
唯「派手な澪ちゃんも控えめなりっちゃんも、
怖いムギちゃんも変なあずにゃんも、
子供っぽい和ちゃんも、厳しいさわちゃんも
それに憂も!」
唯『!』
唯「あなたにもちゃんといるよ!
あなたの事が好きで、あなたを待っててくれる人たちが!」
242 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 06:59:38.94 ID:9cJhIp2O0
唯『…そうでしたか…皆、心配してくれてたんですね…』
唯「…うん!皆!」
唯『…』
唯「…だから、大丈夫!」
唯『…はい!』
唯「えへへ〜…」ニヘラー
唯『…私、元の世界に帰ります』
唯『 皆が 待ってますから…! 』
唯「!」
唯「うん!私も皆の所に帰るよ!お別れだね!」
唯『…鏡の世界の私』
唯「鏡の世界はそっちだよー」
唯『あなたから見ればそうでしたね』
唯「なにー?」
唯『ありがとう』 ニコッ
鏡 パァア
245 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 07:08:40.62 ID:ZljPrjf10
____ _ -‐:::::::::::::::::‐-‐:;:ニ-‐ :::|
ミャー- 二_:ー:´::::::::::::::::::::::::::::::::::く }::|
ヾ\ /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\ /:/
\ヽ/::::::::::::::/i:::::::::::::::::::iヽ:::::::::::::::ヽ/イ 先輩の事も憂の事もこの梓に
/::::::::::::::/、|:::::::::::::::i::| _ム::::::::::::::::::::}_ 任せておいてくださいニャン♪
.. -l::::::::::::::::′`ヽ::::::::::::ン´ ;:::::::::::::::::{ }⌒丶
/::::::::l:::i:::::::::::| - ミヽ:::::/j, - '::::}:::::i、:::Y::::::::::::\
/::::::::::/|、l:::::::::ト|,z=- 、V , -=ミjイ::::::l ∨ \::::::::::::\
/:::::::::::/_ |/⌒ヽ::::::::: , ::::::::: /:::::::| ノ ':::::::::i\\
/::/  ̄ \;';';';';';';} rv ーヘ /:::::::::l′ i::::::::l, ヘ、
/:/ \ マ_,. く l } l:::::::::::| l:/
':/ ヽ } ヽ:::::l> 、ヽ _,ノ , 1::::::::::L -一 ''´
,::::{ \ }、__ノ ノ:::::|__/ミ 三彡ヘ‐| ::::::: | /
i:; ヘ ヽ.__人_/\:::|` ー-f_二ヽ‐ ´l::::::::/ ...イ
ト、, へー-‐' ノ 、 ソ 弋_{_ノ |:::::/ _.. ''!::::::::|
|:::::::/ \.__ /{ ハ __ __レ' { 7´ l:::::::::|
|::::::' | , /f´ー‐ - 二 ̄-― `ヾ _} l:::::::::|
|:::::i l } /ノ i / __ヽ ノ __ { } l:::::::::|
|:::::l 、 イく⌒ヾ.__/ '´-- ミ:、___{/ \___\ ':::::::::|
l::::::l ヽ.___//、_}=ミ、二ノ´ ̄`ヽ、二__ ノ⌒ト、‐ ミ) /:::::::::;
|::::::l \ |`¨´ ` ̄ | \ } /:::::::::/
ぶしつ!
……
…ゆ…
……
…ゆい
…ゆい!ゆい!…
澪「唯!起きろー、唯!」
唯「ふぇ」
247 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 07:17:35.69 ID:9cJhIp2O0
248 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 07:17:55.76 ID:zW4Yi+TK0
唯「澪ちゃん…!」
律「お、起きたな」
唯「りっちゃん…!」
澪「目冷めたか?」
唯「うん!」
紬「大丈夫、唯ちゃん?怪我してない?」
唯「うん、平気だよ ムギちゃん!」
梓「えっと…間違いなくこっちの世界の唯先輩ですよね?」
唯「そうだよー、あっずにゃーん!」 ダキッ
梓「にゃあ!」ヨロッ
律「おっと、いきなりか」
澪「この様子なら、大丈夫そうだな…」
紬「よかったー!」
唯「こっちには鏡の世界の私が来てたんだよね」
律「そうだぞー、なかなか面白い奴だったな」
紬「不器用だったけど、クールでカッコイイ感じで」
澪「凄く練習熱心だったよな」
梓「そこは唯先輩も見習って欲しいです!」
唯「ちぇー」
律「ま、何はともあれ 無事に戻ってきてくれて良かったよ」
唯「ごめんねー 心配かけてー」
唯(たった1日だったけど いろいろあったなぁ…)
唯「あ、そうだ!」
唯「皆、演奏しようよ!」
律「なんだー? 梓に見習えって言われてやる気になったのか?」
唯「それもあるけど」
唯「向こうで皆の演奏聞いてからずっと皆で演奏するのが楽しみだったの!」
梓「唯先輩…」
澪「そっか…」
紬「うふふ」
律「よぉし!じゃあ一発いっとくかー!!」
唯「おぉー!!」
紬「おぉー!!」
252 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 07:30:36.88 ID:9cJhIp2O0
253 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 07:36:12.59 ID:RagE+MyT0
澪「!」
澪「ちょっと待て!唯、ギター!」
梓「左利きです!」
唯「え? あー!そう言えば鏡の中で交換したままだ!!」
律「あー、もう何やってんだー!」
唯「ご、ごめん!!」
唯「私、鏡の世界に戻って取ってくる!」 ダッ
澪「おい、唯!」
梓「帰ってきて早速Uターンですか…」
唯 クルッ
鏡 キラキラ
唯(振り向いた先の鏡に写る自分の顔は…)
唯(なんとなく笑ってるような気がしました)
鏡 ニコッ
おしまいっ!
254 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 07:39:23.28 ID:vJUiJeTw0
乙
255 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 07:41:46.78 ID:ZljPrjf10
おつううううううううううううううううううううう
!けまお
澪『唯!起きろー、唯!』
唯『む…』
律『あ、起きたのかな…』
澪『目冷めたか?』
唯『ええ、起きてますよ』
紬『全く…騒がせてくれる… これだから凡人は』
唯『…面目ない』
梓『唯先輩!おはようございます☆あなたのあずにゃんですにゃん♪』
唯『はぁ…おはよう』
梓『このまるで何もかもどうでもよさそうな投げやりな返事!まさしくこっちの唯先輩!』
澪『いつもの調子だな…』
律『よかった…』
唯『こちらには鏡の世界の私が来てたそうですが…』
澪『なかなか面白い奴だったな』
律『明るくて可愛い子だったよね』
紬『天然と言うか、阿呆と言うか』
梓『あれは計算ですよ、きっとそうに違いないです!あずにゃん見切ってました!』 キリッ
唯『そうですか』
梓《そ、それだけ!?!? か、鏡の中とは言え自分の事言われてるのに!酷い朴念仁ですぅ》
澪『さて、唯も帰ってきたし 練習するか』
唯『? 珍しいですね、澪』
律『みんなね、唯ちゃんが帰ってくるの待ってたんだよ』
唯『そっか…そうでしたね』
梓『そうですよ、唯先輩がいてくれれば邪魔なベースがいらなくなりますしぃ!☆』
澪『おい』
紬『今は雑音だとしても、私達にはお前のギターが必要だ』
唯『…』
唯『みんな…ありがとう』 ニコッ
澪律梓紬『…!』
259 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 08:05:27.50 ID:9cJhIp2O0
律『唯ちゃんが笑った!?』
澪『鏡の世界のほうの唯じゃないか!?』
梓『天変地異の前触れですよぅ!』
唯《普段の私はどれだけ笑ってないんでしょう…》
紬『早くしろ唯 皆準備終わってるぞ』
唯『あ、はい 今… あっ』
律『ギターが…』
澪『右利きじゃないか』
唯『そう言えば鏡の中で交換して…』
261 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 08:08:02.99 ID:GELABnvq0
ああ、そうかなるほど
鏡の世界だから右利きより左利きのほうが多いのかな
oh・・・yeah
澪『あーあ、唯やってしまったな!』
梓『ご愁傷様なのですぅ♪』
唯『えっ?』
紬『…』ゴゴゴゴ
唯『あ』
唯『いえ あの これは…』
紬『お仕置きだな』 ニヤリ
唯『…い、いい笑顔ですね…』
紬『言い残すことはそれだけか?』
唯『う…あ…』
唯『アーッ!!!!』
ムギひでぇwww
265 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 08:16:18.68 ID:ir/UFl6x0
なんかムギとベジータが被る
266 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 08:17:30.54 ID:GELABnvq0
完全に軍隊の人なイメージ
ぶしつ!
しかじか
唯「と言うわけで鏡の中はこんな感じでした!」
澪「…変態じゃないか…なんでそんな恥ずかしい事に…」
律「鏡の世界の唯がずっと私のおデコを気にしてた理由がわかった気がするよ」
紬「向こうの私はスパルタなのね…!」
梓「なんか私すっごく嫌なキャラじゃないですか…?」
律「でも何か面白そうだな!!」
唯「でしょでしょ!」
律「私も行ってみよっかなー!」
律「特にハレンチな澪はこの目で確認してカメラに収めておきたい」 キリッ
澪「りつー!!」ドカッ
律「いてっ」
澪「ぜっっったいに駄目だからな!」
268 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 08:24:19.16 ID:zW4Yi+TK0
わお。終わったと思ったら始まってた。
なんというお得感
紬「私は向こうのりっちゃんが見てみたいわぁ」 キラキラ
梓「うーん 前髪下ろしてしおらしい律先輩ですか、想像できませんね」
唯「とっても、かわいかったよー!」
律「なっ! それは私が可愛くないって言ってるのか」
唯「ち、違うよー そうだ!りっちゃんも前髪下ろしてみなよー」
律「ダメだダメ! カチューシャは!私のトレードマークですから!」
澪(前髪を下ろしてしおらしい律…)
澪(見てみたい!)ウズウズ ユラユラ クネクネ
唯(澪ちゃんが 妙な動きを…っ!)
律「鏡の向こうのムギはスパルタなんだよな」
紬「うふふ」
唯「こっちは優しいムギちゃんでよかったよー!」
紬「あらあら」
唯「ムギちゃーん!」ダキ
紬「唯ちゃーん」 ヨシヨシ
紬「…!」 ピコーン!
紬「唯ちゃん!」
唯「?」
紬「お仕置きよ!」 キリッ
唯「え、エー!!」 ビクッ
律「な…なんだそのノリ…」
271 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 08:32:18.07 ID:9cJhIp2O0
律「それで梓は…」
梓「なんですか…」
澪「…」
紬「…」
律「ノーコメントで…」
梓「な、なんですか!それ!」 ガタッ
梓「確かにあんまり触れられたくはないですけど…」
唯「どっちのあずにゃんもかわいかったよ!」
梓「なっ」
梓「うぅ…釈然としません…」
!つしぶ
唯『前が見えません…』 ジンジン
律『大丈夫…?唯ちゃん』
唯『ええ、まあ なんとか…
ですが紬…心なしか手加減していたような…』
律『紬ちゃんが?』 《紬ちゃんなりに優しくなったって事かな…?》
唯『それより、律』
律『え、何かな…?』
唯『さっきから気になっていたのですが 何故前髪を上げているのですか?』
律『ああ、これはね…』
律『えへへ…』 ニヘラ
唯『?』
律 チラッ
澪《何やら視線を感じる…!》 ビクッ
274 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 08:44:15.26 ID:9cJhIp2O0
面白い
し
投下も早い
し
素晴らしい
SS
ですね
頑張れ
唯の家!
唯「ただいまー!」
憂「おかえり!!お姉ちゃん!!」
唯「えへへー ただいまー」 ニヘラ
憂「? 今日は早かったんだね」
唯「うん、皆に頼んで早く帰らせて貰ったんだー」
憂「えっ? どうして?」
唯「憂と一緒に過ごしたかったから!」 ブイッ
憂「お姉ちゃん…!」 ジーン
唯「ふふん!」フンスッ
277 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 08:48:15.38 ID:9cJhIp2O0
途中で寝ちゃうかなと思ったけど完走してくれそうで嬉しい
278 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 08:53:04.43 ID:9cJhIp2O0
憂「そうだ、昨日は鏡の世界のお姉ちゃんが来てたんだよ」
唯「あ、そっか どんな感じだった?」
憂「えっとね、家事もいろいろ手伝ってくれて…料理は美味しかったけど…」
回想!
唯『夕食は私に任せてください』
唯『毎日作ってますし、それに妹の面倒は姉が見るものですから』 キリッ
憂「えっとそれじゃあ、悪いですけどお願いします」 ペコッ
…
唯『完成しました… それと すみませんが憂 絆創膏は…』 ボロボロ
憂「お姉ちゃん!?凄い傷だらけだよ!?」 アセアセ
回想終了!
憂「うーん…」(しっかりしてそうで結構危なっかしかったかな…絆創膏だらけになってたし)
唯「?」
唯「憂ー、今日の晩御飯はー?」
憂「まだ出来てないんだー、すぐ作るからちょっと待っててね」
唯「じゃあ一緒につくろうよー」
憂「え、でも…お姉ちゃん…大丈夫?」
唯「むっ、大丈夫だよー!」
憂「本当に?」
唯「うっ…たぶん」
憂「たぶん?」
唯「…も、もー大丈夫だってー」
憂「ふふっ じゃあ、お願いしちゃおっかなぁ」
唯「任せといてよ!」
唯「私は憂のお姉ちゃんだからね!」 フンスッ
281 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 09:02:10.83 ID:gstFETUa0
面白いぞ
282 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 09:04:32.88 ID:9cJhIp2O0
!家の唯
唯『ただいま』
唯《って言っても返事は…》
憂『…おかえり』
唯『!』
唯『今なんて…』
憂『おかえりって言ったの!二回言わせないで!』
唯『…』パァア
唯『うん…ただいま!』 ニコッ
憂『!』
憂《今笑った!? まさかまた私を馬鹿にして…》 ムゥ
憂《っていけないいけない!そうじゃないでしょ憂!》
憂《ちゃんと言わないと…》
憂『お姉ちゃん』
唯『?』
憂『今までごめんね、酷い事言ったりして…』
唯『…憂…そんな…』
唯『私こそ…ごめんなさい』
憂『! お姉ちゃんは悪くないよ!』
唯『ううん』
285 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 09:18:13.33 ID:RagE+MyT0
唯『元はと言えば私の我侭のせいだから…』
憂『お姉ちゃん…』
唯『だから、ごめんね』
憂『うっ ぐすっ お姉ちゃん!』 ウルウル
唯『よしよし』 ナデナデ
唯『これからは憂の事も頼りにしてるから…』
憂『うん…! うん!』
唯『…晩御飯』
憂『?』
唯『一緒に作ろっか』ニコッ
憂『うん!』
!っいましお
286 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 09:28:23.37 ID:gstFETUa0
!れかつお
!つお
288 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 09:30:20.64 ID:RagE+MyT0
終わった 長かった
長らくご清聴有難うございました
途中多くのご支援を頂き誠に感謝しております
思い残す事も多少ありますが、
なんとか完結させる事ができて、私 とても嬉しい
とにかく今は布団の温もりに包まれ一時の休息を満喫しようと思います
※私めは このSSを書く際 古泉「涼w宮wハwルwヒwのw反w転w」や 唯「はんてん!」 等のSSをリスペクトさせて頂いております
両作者様および原作作者様にも心より感謝させていただきます、ありがとうございました
289 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 09:32:00.18 ID:TMpdL6vh0
!つお
290 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 09:32:19.16 ID:9cJhIp2O0
おつかれー
面白かったよ
291 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 09:58:06.15 ID:ky9bLe7o0
乙
乙
けいおんはSSとかしか知らないけど
反転世界の唯は可愛いと思った
293 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 11:01:23.72 ID:GELABnvq0
こんだけすらすら読めるSS久しぶりだったわ
心から乙
294 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 11:49:42.82 ID:PTcZZwP10
乙
いない間に終わってた
乙!
表向きの性格は真逆だけで根本は変わらんのですなぁwww
乙。面白かった
いなもばとこてぎすつお
たしで様れ疲おにトンホ
面白かった!
あ、後ここ最近のけいおん!SSで一番面白かったと感じた
>>表向きの性格は真逆でも根本は変わらない
すごく納得した
301 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 13:45:14.26 ID:OqDRIEKp0
おもしろかった
乙
302 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 14:08:01.96 ID:ulsaaKOOi
303 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 14:09:24.44 ID:wvNCu/Wh0
セリフがジョルノみたい
304 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 14:15:12.67 ID:umT+F5LGP
ザたっちの2人とかダークけいおんぶとか出てくるSSかと思ったら違った
305 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 14:21:25.41 ID:HitV3Gts0
乙
やっべ良作乙乙
sage進行だったのもあって横槍が少なくてサクサク読めた
元の世界に鏡の唯が話は無しですかね
やっと読み終わった乙
たっか白面
るなくたみ読ものういうこはにまた
乙
乙〜、面白かったよ!
乙、面白かった
これは良作
312 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 15:55:29.28 ID:OqDRIEKp0
鏡の唯の話もちょっと気になる・・
皆様おはようございます
多少は期待はしておりましたが
まさかここまで労いの言葉を頂けるとは思ってませんでした
感謝感謝ですよぅ♪
ほぼオリキャラ動かしてるようなもんだったから、受け入れて貰えるかかなり心配でしたが
その辺は寛容な方が多かったみたいで、本当嬉しい限りです
本当はこっちの世界に来た鏡の唯の方も書きたかったのですが、
それは出来ません 気力はこっち書ききるのに全部使い果たしました
今日は、と言うかもうしばらくは療養しないとSS書けないとおもいます
期待していた方がいたなら申し訳ない
まだまだ拙い出来ではありましたが、
皆様方には最後まで見ていただき本当に有難うございました
そこまで言われると気持ち悪いです
315 :
◆Void00Vrcc :2010/05/23(日) 16:09:29.53 ID:fS4Pe4d80
一気に読んだ
おもしろかった
全キャラがいい感じに反転してたな
>>314 おめぇヒデェなwww
しかし丁寧に言われても困る
もっとくだけよーZE
317 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 16:12:00.49 ID:ky9bLe7o0
なんだか澪のポエムを聞いてしまった秋山澪ファンクラブ員の心境だ
318 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 16:18:10.67 ID:RATfZJPG0
お前らここまで舞い上がらせといて手の平返しとかマジ酷いな
320 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 16:19:59.91 ID:H56C+zNw0
お前ら天邪鬼すぎるwwwwwwwwwwwwwww
321 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 16:22:02.64 ID:cSI9g0TH0
気にするなよwww
>>314みたいな意見もあるだろうけどwww
もっと読みたかったと俺は思ってるぜ
ちなみにもし以前に書いたものがあったら教えてくれると嬉しいwwwww
わんさか良作を書いていると予想してるよwwww
るろうに剣心
いか大好き
322 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 16:24:07.42 ID:+A4NQED50
いや普通に面白かったよ?
323 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 16:26:11.43 ID:K5DjpSB00
>>321 どうせならもっと最後までがんばれよwwwwwwwww
『る』で挫折するのはわかるけどwwwwww
324 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 16:26:32.52 ID:ky9bLe7o0
325 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 16:27:56.56 ID:ZljPrjf10
326 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 16:27:56.85 ID:F1v+R5cq0
開いたときミラーワールドかと思った俺って一体
>>321 だってせっかく懇切丁寧に書いたのにこの扱い酷くね?
まえに書いたことあるのは唯「どらくえすりー」ってスレ乗っ取っただけ
れんこん大好き
おつ
>>322 サンクス
だが普通の嬉しい感想もお前らのせいでトラップに見えて仕方ない
うん、凄く面白かったんだけど
>>313で少し幻滅した
何も言わないで去っていったら良かったのに
331 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 16:49:46.95 ID:+lG4MJda0
苦労してSS完結させたらいろいろ語りたくなるものなんだよ
333 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 16:52:47.92 ID:cSI9g0TH0
でも、そのおかげでこのスレの寿命が延びたんだからいいじゃない
世の中には投下し終わったのにもかかわらず
感想も書き込まれずに落ちていくスレもあるんだから
本当は「計画通り」ってほくそ笑んでるんでしょ?
334 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 16:56:00.65 ID:ZljPrjf10
DQのは憂が雑魚滅ぼしちゃってて困る話だったな
そのときも素直な人だなとは思った
ちょっwwwwもう何言ってもダメな流れwwwwwwどうしてこうなったwwwwwww
もう逃げるから!後の事はまかせた、じゃあな
なんかごめんな
337 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 17:04:52.09 ID:ky9bLe7o0
自らの評価を鏡のように反転させることで
このSSに最後のオチをつけたのさ
338 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 17:05:43.53 ID:OqDRIEKp0
おもしろかったのは事実
続きかなんかあれば読む
339 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 17:23:08.47 ID:ZljPrjf10
乙
次回作もすげー期待してる
⊂二二二( ^ω^)二⊃
それでも俺は
>>1を評価するよ
書き溜めて夜中中かけて投下って普通は出来ないからね
良かったよ
あとがきみたいなのは内容に関わらず拒絶する奴が多いから気にするな
342 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 18:17:07.77 ID:79oz9NlC0
よかったよ、乙
343 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 18:31:25.79 ID:ttm0YeY20
元の世界に鏡の唯の話を書いてくれるまで一人で保守してやる
344 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 18:36:58.60 ID:p+WfFcMR0
俺もいるぜ!
345 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 18:47:53.03 ID:r8/wEdpj0
おまえらだけにかっこつけさせるかよ!
346 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 18:50:49.18 ID:zW4Yi+TK0
俺も読みたい
ハルヒの反転世界もシリーズ化されたし(あっちも好き)、反転ものって
じゃあ正世界はどうだったんだ? とか他のキャラが入れ替わったら? とか
色々膨らませられるネタだよね
いや、続きを期待してるわけじゃないけどねw
こういうのは強要して書かせても面白くならないだろうし
348 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/23(日) 19:43:19.52 ID:ttm0YeY20
だが保守
349 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
ドラゴンナイトスレかとおもた